JP2000299850A - 監視カメラシステム - Google Patents

監視カメラシステム

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JP2000299850A
JP2000299850A JP11107058A JP10705899A JP2000299850A JP 2000299850 A JP2000299850 A JP 2000299850A JP 11107058 A JP11107058 A JP 11107058A JP 10705899 A JP10705899 A JP 10705899A JP 2000299850 A JP2000299850 A JP 2000299850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視カメラが布等で覆われる等の異常事態を
即座に検知する。 【解決手段】 輝度検出部4は、監視カメラ1から出力
される映像信号を基に、監視対象エリアの明るさに応じ
た輝度検出信号VC を生成し、判断部5に入力する。一
方、光量検出部6は、光量センサ2の出力信号から、監
視対象エリアの明るさに応じた光量検出信号VS を生成
し、判断部5に入力する。判断部5は、各検出信号VC
及びVS の各電圧レベルと、予め定めた基準電圧VRC、
VRSとを比較して、輝度検出信号VC の電圧レベルがそ
の基準電圧VRCよりも低く、かつ、光量検出信号VS の
電圧レベルがその基準電圧VRS以上であるときにのみ、
監視カメラ2が布等で覆われる等の異常が生じたものと
判断し、警報器7を作動させると共に、その旨の警告を
表示部8に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視用のカメラを
備えた監視カメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記監視カメラシステムは、例えば銀行
やコンビニエンス・ストア等において、窃盗や強盗等の
犯罪行為等を監視する手段として広く使用されている。
しかし、近年では、犯罪者が、監視カメラのレンズ部
分、詳しくはレンズの前面部分を、布や不透明なテープ
等で覆うことによって、監視カメラの映像入力を断ち、
その上で犯行に及ぶケースが増えている。
【0003】このような巧妙な手口に対して、迅速に対
応する必要があるが、従来の、例えばモニタ映像を監視
するだけのシステムにおいては、監視者側が常にモニタ
映像を注視しているとは限らず、監視カメラの異常に気
付くのが遅れてしまうことがしばしばあった。また、監
視カメラで捉えた映像をビデオテープレコーダ等による
随時録画するシステムもあるが、このシステムでも、録
画動作とは別に、常時、モニタ映像を注視していなけれ
ば、上記のような監視カメラの異常に即座に気付くこと
はできない。
【0004】更に、監視カメラで捉えた映像の変化を基
に犯罪者等の有無を自動的に検知するという所謂モーシ
ョン・デテクタ技術を利用したシステムも知られてい
る。しかし、このシステムによれば、例えば監視対象エ
リア内の照明をOFFすることによって監視映像(明る
さ)が暗くなったときに、これを監視カメラの前面が覆
われたものと誤認識することがある。よって、このシス
テムでは、監視カメラの前面が覆われたことを自動的に
検知するのは難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明が解決し
ようとする問題点は、上記各従来技術によれば、犯罪者
等によって監視カメラの前面が覆われるという異常事態
に対して、迅速な対応を取ることができないという点で
ある。これでは、監視カメラシステムとしての機能を果
たせず、犯罪者の犯罪行為を見逃し兼ねない。
【0006】そこで、本発明は、上記のように監視カメ
ラの前面が覆われるという巧妙な犯行手口に対し迅速に
対応できる監視カメラシステムを提供することを目的と
する。また、このようなシステムを、比較的に簡単かつ
安価な構成で実現できるようにすることも、本発明の目
的とするところである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、監視対象
エリアを監視する監視カメラと、この監視カメラから出
力される映像信号に基づいて上記監視対象エリア内の視
覚的な明るさに対応する第1の検出信号を生成して出力
する第1の検出部と、上記監視カメラのレンズ部分から
離れた位置に設けられ、上記監視対象エリアの視覚的な
明るさを検出し、この検出して得た明るさに対応する第
2の検出信号を生成して出力する第2の検出部と、上記
第1の検出信号と上記第2の検出信号とが入力され、こ
れら各検出信号に基づいて上記監視カメラの異常の有無
を判断する判断部と、を具備するものである。
【0008】なお、ここで言う上記第1の検出部とは、
例えば、監視カメラから得られる映像信号の平均的な電
圧レベル(所謂輝度レベル)を捉え、そのレベルに応じ
た、例えば略比例する電圧の直流信号を上記第1の検出
信号として生成し出力するもので、比較的に簡単かつ安
価な電気回路で構成できる。一方、第2の検出部とは、
例えば一般に知られているホト・ダイオードやホト・ト
ランジスタ等の光−電気変換素子を備え、この素子によ
り変換して得た電気信号に応じた、例えばそのレベルに
略比例する電圧の直流信号を上記第2の検出信号として
生成し出力するもので、比較的に簡単かつ安価な電気回
路で構成できる。
【0009】本請求項1に記載の発明によれば、監視カ
メラは、監視対象エリアを監視するというそれ本来の機
能を果たすと同時に、第1の検出部との組み合わせによ
り、監視対象エリア内の明るさを検出するという所謂明
るさ検出手段としても機能する。そして、これとは別
に、監視対象エリアの明るさをそれ専用に検出するため
の第2の検出部を、監視カメラのレンズ部分、詳しくは
レンズの前面部分から離れた位置に設けている。これら
各検出部がそれぞれ出力する第1及び第2の各検出信号
は、共に、判断部に入力される。
【0010】例えば、今、監視対象エリア内が比較的に
明るく、かつ、監視カメラ(詳しくはレンズの前面部
分)及び第2の検出部(詳しくは上記光−電気変換素子
等の光検出部分)が布等で覆われていない所謂正常な状
態にあるとする。この場合、第1及び第2の各検出信号
の各電圧レベルは、共に、ある程度のレベルとなる。こ
の状態で、例えば監視カメラが布等で覆われたとする。
すると、第1の検出信号の電圧レベルが、極端に減少す
る。一方、第2の検出部が布等で覆われた場合には、第
2の検出信号の電圧レベルが、極端に減少する。そし
て、監視対象エリア内の照明をOFFする等により、監
視対象エリア内を暗くした場合には、監視カメラ及び第
2の検出部が布等で覆われているか否か等にさほど関係
なく、第1及び第2の各検出信号の各電圧レベルは、共
に、減少する。
【0011】従って、判断部は、これに入力される第1
及び第2の各検出信号の各電圧レベルから、監視対象エ
リア内が明るいか暗いか、及び監視カメラが布等で覆わ
れていないか等を、判断できる。なお、監視カメラと第
2の検出部とは、それぞれ離れた位置に設けられるの
で、これら両者が同時に覆われて、これを監視対象エリ
ア内の照明がOFFされたものと誤認識する可能性は少
ない。また、例えば監視カメラの出力ケーブルを切断し
た場合にも、監視カメラを布等で覆った場合と略同様の
状況となるので、このような犯行手口にも十分に対応で
きる。
【0012】更に、監視カメラを布等で覆うのではな
く、これとは反対に、例えば監視カメラに強烈な光を照
射することにより、その監視機能を阻害しようとする犯
行手口等も考えられる。この場合、第1の検出信号の電
圧レベルが極端に増大する。勿論、第2の検出部に強烈
な光が照射された場合にも、同様に、第2の検出信号の
電圧レベルが増大する。従って、このような光の照射を
利用する犯行手口にも、十分に対応できる。
【0013】なお、判断部は、監視カメラが布等で覆わ
れるか、若しくは監視カメラに対して強烈な光が照射さ
れたものと判断した場合には、その旨を表す警告信号を
生成して出力するよう構成できる。このような判断部
は、例えば純粋なハードウェア構成のみの電気回路によ
って実現できる。また、第1及び第2の各検出信号を例
えばディジタル変換し、このディジタル化して得たデー
タをCPU(中央演算処理装置)等によりソフトウェア
的に処理することによっても、上記判断部を実現でき
る。基本的に、判断部は、上記各検出信号の各電圧レベ
ルを比較対照して、その結果に応じて上記警告信号を生
成して出力するだけのものなので、比較的に簡単かつ安
価な構成で実現できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の監視カメラシステムにおいて、上記判断部が、
上記第1の検出信号の電圧レベルと予め定めた第1の基
準レベルとを比較すると共に、上記第2の検出信号の電
圧レベルと予め定めた第2の基準レベルとを比較して、
少なくとも、上記第1の検出信号の電圧レベルが上記第
1の基準レベルよりも低く、かつ、上記第2の検出信号
の電圧レベルが上記第2の基準レベル以上であるとき
に、監視カメラに異常が生じていると判断するものであ
る。
【0015】なお、ここで言う上記第1の基準レベルと
は、例えば、第1の検出信号の電圧レベルを基に、監視
対象エリア内の照明のON/OFF状態を判断する際の
基準となる電圧レベルのことを言う。即ち、監視カメラ
を布等で覆わない状態で、監視対象エリア内の照明をO
NしたときとOFFしたときとの各第1の検出信号の各
電圧レベルの略中間を、上記第1の基準レベルとして設
定すればよい。一方、上記第2の基準レベルとは、例え
ば、第2の検出信号の電圧レベルを基に、監視対象エリ
ア内の照明のON/OFF状態を判断する際の基準とな
る電圧レベルのことを言う。即ち、第2の検出部を布等
で覆わない状態で、監視対象エリア内の照明をONした
ときとOFFしたときとの各第2の検出信号の各電圧レ
ベルの略中間を、上記第2の基準レベルとして設定すれ
ばよい。
【0016】即ち、本請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明の監視カメラシステムにおける判断部の
構成を具体化したものである。具体的には、第2の検出
信号の電圧レベルが第2の基準レベル以上である、即ち
監視対象エリア内の照明がONされている、にも係わら
ず、第1の検出信号の電圧レベルが第1の基準レベルよ
りも低い、即ち監視カメラの映像入力が暗いときは、監
視カメラが布等で覆われているものと判断する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の監視カメラシステムにおいて、上記判断部が、
上記第1の検出信号の電圧レベルと上記第2の検出信号
の電圧レベルとを比較して、上記第1の検出信号の電圧
レベルが上記第2の検出信号の電圧レベルよりも低いと
きに、上記監視カメラに異常が生じていると判断するも
のである。なお、監視カメラ及び第2の検出部が、共
に、布等で覆われていない所謂正常な状態にあるとき、
第1及び第2の各検出信号の各電圧レベルは、略同等の
レベルであるとする。
【0018】本請求項3に記載の発明も、請求項1に記
載の発明の監視カメラシステムにおける判断部の構成を
具体化したものである。即ち、監視カメラ及び第2の検
出部が共に正常なとき、第1及び第2の各検出信号の各
電圧レベルは、略同等でなければならない。これに対し
て、少なくとも、第1の検出信号の電圧レベルが、第2
の検出信号の電圧レベルよりも低いときは、監視カメラ
が布等で覆われているものと判断する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の監視カメラシステムにおいて、上記判断部が、
上記第1の検出信号の電圧レベルに所定の電圧レベルを
足して得た合成電圧レベルと、上記第2の検出信号の電
圧レベルと、を比較して、上記合成電圧レベルが上記第
2の検出信号の電圧レベルよりも低いときに、上記監視
カメラに異常が生じていると判断するものである。
【0020】即ち、本請求項4に記載の発明も、上記請
求項3に記載の発明の監視カメラシステムと同様に、第
1及び第2の各検出信号の各電圧レベルを比較するもの
である。ただし、本請求項4に記載の発明では、上記各
電圧レベルを比較する際、第1の検出信号に上記所定の
電圧レベルという有余(マージン)レベルを足して、こ
の足して得た合成電圧レベルと第2の検出信号の電圧レ
ベルとを比較する。このようにすれば、監視カメラが正
常である(即ち布等で覆われていない)と見なすことの
できる範囲を緩和できる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の監視カメラシステムにおいて、上記判断部が、
上記第1の検出信号の電圧レベルと上記第2の検出信号
の電圧レベルとを比較してこれら両電圧レベルの差を求
め、その差の絶対値が所定の値以上のときに、上記監視
カメラに異常が生じていると判断するものである。
【0022】本請求項5に記載の発明も、請求項1に記
載の発明の監視カメラシステムにおける判断部の構成を
具体化したものである。即ち、監視カメラ及び第2の検
出部が共に正常なとき、第1及び第2の各検出信号の各
電圧レベルは、略同等でなければならない。これに対し
て、各電圧レベルに差異が生じ、その差異の絶対値が所
定の値以上、例えば誤差範囲内であると見なすことので
きる範囲を越えた場合には、監視カメラ及び第2の検出
部のうちのどちらか一方が布等で覆われるか、若しくは
強烈な光が照射されているものと判断することができ
る。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の監視カメラシステムにおいて、上記判断部が、
上記第1の検出信号の電圧レベルと上記第2の検出信号
の電圧レベルとを比較してこれら両電圧レベルの差を求
めると共に、第2の検出信号の電圧レベルと予め定めた
第3の基準レベルとを比較して、上記両電圧レベルの差
の絶対値が所定の値以上であり、かつ、上記第2の検出
信号の電圧レベルが上記第3の電圧レベル以上であると
きに、上記監視カメラに異常が生じていると判断するも
のである。
【0024】なお、ここで言う上記第3の基準レベルと
は、上記請求項2に記載の発明における第2の基準レベ
ルと同様のものである。
【0025】即ち、本請求項6に記載の発明も、上記請
求項5に記載の発明の監視カメラシステムと同様に、第
1及び第2の各検出信号の各電圧レベルの差を求め、こ
の差の絶対値が所定の値以上のときに監視カメラ及び第
2の検出部のいずれかに異常が生じていると判断するも
のである。ただし、本来、異常の有無を知りたいのは、
監視カメラについてのみであって、第2の検出部につい
ての異常の有無は、監視上、あまり問題にはならない。
そこで、本請求項6に記載の発明のように、上記各電圧
レベルの差の絶対値が所定の値以上であり、かつ、第2
の検出信号の電圧レベルが第3の電圧レベル以上である
ときにのみ、監視カメラに異常が生じているものと判断
すれば、第2の検出部の異常を無視(排除)できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に係る監視カメラシステム
の第1の実施の形態について、図1を参照して説明す
る。
【0027】図1に本第1の実施の形態の概略を示す。
同図(a)に示すように、本第1の実施の形態では、監
視カメラ1の他に、光量センサ2を備えている。監視カ
メラ1は、例えば一般に知られているCCD(電荷結合
素子)を用いたもので、その監視対象エリア側にレンズ
1aを向けた状態で、取付具1bを介して天井3に固定
されている。一方、光量センサ2は、監視カメラ1の監
視対象エリアの明るさ(光量)を検出するためのもの
で、例えばホト・ダイオード等の光−電気変換素子を内
蔵しており、天井3の監視カメラ1が取り付けられてい
る場所から少し離れた場所に固定されている。なお、光
量センサ2の設置場所は、少なくとも監視カメラ1のレ
ンズ1a部分から離れた場所であればよく、極端には、
監視カメラ1の筐体、例えば後部(レンズ1aとは反対
側の部分)等に設けてもよい。
【0028】上記監視カメラ1から出力される映像信号
は、同図(b)に示すように、例えば監視室内にある輝
度検出部4に入力される。輝度検出部4は、上記映像信
号の電圧レベル、即ち輝度レベルを検出し、この検出し
て得たレベルの単位時間当たりの平均値に比例する正の
直流電圧VC を有する輝度検出信号を生成し、これを後
述する判断部5に入力する。この輝度検出部4が、特許
請求の範囲に記載の第1の検出部に対応し、輝度検出信
号VC が、特許請求の範囲に記載の第1の検出信号に対
応する。なお、上記映像信号は、図示しないモニタテレ
ビ等にも入力され、そのモニタ映像により、監視カメラ
1で捉えた映像を確認できる。
【0029】一方、光量センサ2の出力信号は、上記監
視室内にある光量検出部6に入力される。光量検出部6
は、上記光量センサ2の出力信号の電圧レベルを検出
し、この検出して得たレベルの単位時間当たりの平均値
に比例する正の直流電圧VS を有する光量検出信号を生
成し、これを上記判断部5に入力する。この光量検出部
6と上記光量センサ2とが、特許請求の範囲に記載の第
2の検出部に対応し、光量検出信号VS が、特許請求の
範囲に記載の第2の検出信号に対応する。
【0030】なお、上記輝度検出部4及び光量検出部6
は、監視カメラ1及び光量センサ2がそれぞれ同じ明る
さの環境下にあるとき、上記輝度検出信号VC 及び光量
検出信号VS として、それぞれ略同じ電圧レベルの直流
電圧を生成して出力する。
【0031】ところで、判断部5は、同図(c)に示す
ような構成とされている。即ち、2つの片電源コンパレ
ータ回路(OPアンプ回路)51、52を備えており、
このうちの一方51の陽極側入力端子(+)に上記輝度
検出信号VC が入力され、他方52の陽極入力端子に光
量検出信号VS が入力されている。そして、これら各コ
ンパレータ回路51、52の各陰極側入力端子(−)に
は、それぞれ正の直流電圧VRC、VRSを生成する基準電
圧生成回路53、54が接地電位との間に接続されてい
る。これら各直流電圧、所謂基準電圧VRC、VRSが、そ
れぞれ特許請求の範囲に記載の第1及び第2の各基準レ
ベルに対応し、任意に調整可能とされている。なお、こ
こでは、基準電圧VRCについては、監視対象エリア内の
照明をONしたときとOFFしたときとの輝度検出信号
VC の各電圧レベルの略中間程度のレベルに調整してい
る。これと同様に、基準電圧VRSについても、監視対象
エリア内の照明をONしたときとOFFしたときとの光
量検出信号VS の各電圧レベルの略中間程度のレベルに
調整している。
【0032】上記コンパレータ回路51の出力端子は、
NOR回路55の入力端子に接続されており、一方のコ
ンパレータ回路52の出力端子は、NOT回路56を介
して、上記NOR回路55の別の入力端子に接続されて
いる。そして、このNOR回路55の出力端子は、例え
ばベルやブザー構成の警報器7と、発光ダイオード(L
ED)や液晶パネル(LCD)構成の表示部8に接続さ
れている。これら警報器7及び表示部8は、NOR回路
55の出力がHレベルになったときにのみ、警報を発す
ると共に警告表示を行う。
【0033】上記のような構成において、例えば、今、
監視対象エリア内の照明がONされており、監視カメラ
1及び光量センサ2共に、正常な状態、即ち布等で覆わ
れていない状態にあるとする。この状態においては、輝
度検出信号VC 及び光量検出信号VS の各電圧レベル
が、共に、上記基準電圧VRC及びVRS以上であるので、
上記NOR回路55の出力は、Lレベルとなる。
【0034】ここで、監視カメラ1のみが布等で覆われ
たとする。この場合、輝度検出信号VC の電圧レベル
が、その基準電圧VRCよりも小さくなるので、NOR回
路55の出力がHレベルとなって、警報器7が警報を発
すると共に、表示部8に警告表示が成される。従って、
この警報及び警告表示により、監視者側は、監視カメラ
1が布等で覆われたことを即座に検知することができ
る。よって、このような異常事態に迅速に対応できる。
【0035】一方、光量センサ2のみが布等で覆われた
場合には、光量検出信号VS の電圧レベルが、その基準
電圧VRSよりも小さくなる。しかし、この場合、上記輝
度検出信号VC の電圧レベルが基準電圧VRC以上である
限り、NOR回路55の出力はHレベルにはならないの
で、上記警報が発せられたり、警告表示が成されること
はない。即ち、本第1の実施の形態で異常の有無を知り
たいのは、監視カメラ1についてであって、光量センサ
2が布等で覆われる等しても、監視上、あまり問題には
ならない。また、犯罪行為においては、光量センサ2の
みが布等で覆われるようなことは考え難い。よって、本
第1の実施の形態では、光量センサ2のみが布等で覆わ
れたときには、異常事態と見なさないようにしている。
【0036】そして、監視対象エリア内の照明がOFF
された場合には、輝度検出信号VC及び光量検出信号V
S の各電圧レベル共に、それぞれの基準電圧VRC、VRS
よりも小さくなる。従って、この場合にも、NOR回路
55の出力は、Hレベルとならず、警報が発せられた
り、警告表示が成されることはない。よって、上述した
モーション・デテクタ技術を利用した監視カメラシステ
ムとは異なり、監視カメラ1に異常が生じたとか、或い
は監視対象エリア内の照明がOFFされたのかを、確実
に認識できる。
【0037】このように、本第1の実施の形態によれ
ば、監視カメラ1から得られる映像信号を基に生成され
た輝度検出信号VC と、監視カメラ1とは離れた場所に
設けられた光量センサ2から得られる光量検出信号VS
の各電圧レベルを比較対照することにより、監視カメラ
1の異常の有無を判断する。従って、監視カメラ1が布
等で覆われたときに、これを即座に認識することがで
き、このような犯行手口に対して迅速な対応を取ること
ができる。また、監視カメラ1の出力ケーブルが切断さ
れた場合にも、監視カメラ1を布等で覆ったのと同様な
状況となるので、このような事態にも対応できる。
【0038】なお、本第1の実施の形態では、監視カメ
ラ1及び光量センサ2を天井3に取り付けたが、このう
ちの一方または両方を壁面等の他の場所に取り付けても
よい。また、判断部5内において、輝度検出信号VC 及
び光量検出信号VS をそれぞれ電圧という形態で処理し
たが、電流等の他の形態に基づいて処理してもよい。そ
して、判断部5を純粋なハードウェア構成としたが、例
えば上記輝度検出信号VC 及び光量検出信号VS をそれ
ぞれディジタルデータに変換し、この変換して得たデー
タをCPU等によりソフトウェア的に処理することによ
り、本第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する
よう構成してもよい。
【0039】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
図で、上記第1の実施の形態における判断部5のみを変
更したものである。なお、他の部分については、省略し
ている。
【0040】同図に示すように、本第2の実施の形態で
は、判断部5内に1つの片電源コンパレータ回路8のみ
を設けている。そして、このコンパレータ回路9の陰極
側入力端子に輝度検出信号VC を入力し、陽極側入力端
子に光量検出信号VS を入力する。そして、このコンパ
レータ回路9の出力端子を、上述した警報器7及び表示
部8にそれぞれ接続する。
【0041】この構成によれば、輝度検出信号VC の電
圧レベルが、光量検出信号VS の電圧レベルよりも低い
とき(即ちVC <VS のとき)にのみ、判断部5の出力
がHレベルとなって、警報器7から警報が発せられると
共に、表示部8により警告表示が成され、即ち、上記第
1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0042】なお、同図に点線の矢印で示すように、輝
度検出信号VC に所定の直流電圧ΔVを加算して、この
加算して得た電圧〔VC +ΔV〕と光量検出信号VS と
の各電圧レベルを比較してもよい。このようにすれば、
輝度検出信号VC の電圧レベルが、布等で覆われる以外
の何らかの原因により光量検出信号VS の電圧レベルよ
りも低くなったとしても、その低下分が上記直流電圧Δ
Vよりも小さい場合には、判断部5の出力はHレベルに
維持され、即ち、上記何らかの原因により、監視カメラ
1に異常が生じたと誤認識する傾向を抑制できる。な
お、上記所定の直流電圧ΔVが、特許請求の範囲に記載
の所定のレベルに対応する。
【0043】図3は、本発明の第3の実施の形態を示す
図で、これも、上記判断部5のみを変更したものであ
る。
【0044】同図に示すように、本3の実施の形態で
は、判断部5内に差分回路101を設け、この差分回路
81により輝度検出信号VC と光量検出信号VS との各
電圧レベルの差分〔VC −VS 〕を求める。この差分回
路101は、一般に知られている差動増幅器等により構
成できる。
【0045】そして、上記差分回路101で求めた差分
〔VC −VS 〕を絶対値回路(全波整流回路)102に
より絶対値〔|VC −VS |〕に変換し、この絶対値
〔|V C −VS |〕を片電源コンパレータ回路103の
陽極側入力端子に入力する。このコンパレータ回路10
3の陰極側入力端子には、正の直流電圧VR を生成する
基準電圧生成回路104が接地電位との間に接続されて
いる。この直流電圧VRが、特許請求の範囲に記載の所
定の値に対応し、任意に調整可能とされている。なお、
ここでは、直流電圧VR を、上記差分の絶対値〔|VC
−VS |〕が監視カメラ1または光量センサ2の異常に
よるものと見なせるか否かの目安となる程度の電圧値と
する。そして、コンパレータ回路103の出力端子を、
警報器7及び表示部8にそれぞれ接続する。
【0046】この構成によれば、輝度検出信号VC 及び
光量検出信号VS の各電圧レベルの差分の絶対値〔|V
C −VS |〕が、上記直流電圧VR 以上であるとき(即
ち|VC −VS |≦VR のとき)にのみ、判断部5の出
力がHレベルとなって、警報器7から警報が発せられる
と共に、表示部8により警告表示が成される。更に、監
視カメラ1または光量センサ2に強烈な光が照射され、
これによって上記差分の絶対値〔|VC −VS |〕が上
記直流電圧VR 以上となったときにも、警報が発せられ
ると共に警告表示が成される。よって、監視カメラ1ま
たは光量センサ2が布等で覆われるという異常事態以外
に、これらに強烈な光が照射されるというような異常事
態にも十分に対応できる。
【0047】図4は、本発明の第4の実施の形態を示す
図である。同図に示すように、これは、上記図3に示す
第3の実施の形態の判断部5に対して、上記図1(c)
に示す第1の実施の形態の判断部5におけるコンパレー
タ52回路及び基準電圧生成回路54と同様の回路10
5、106を付加したものである。そして、2つのコン
パレータ回路103、105の出力を、AND回路10
7により論理積演算し、このAND回路107の出力端
子を、警報器7及び表示部8にそれぞれ接続したもので
ある。なお、上記基準電圧生成回路54と同様の回路1
06の基準電圧VRSが、特許請求の範囲に記載の第3の
基準レベルに対応する。
【0048】この構成によれば、上記差分の絶対値〔|
VC −VS |〕が、上記直流電圧V R 以上であるとして
も、光量検出信号VS の電圧レベルが基準電圧VRSより
も小さい場合には、即ち、上記差分の絶対値〔|VC −
VS |〕が直流電圧VR 以上となった原因が光量センサ
2の異常によるものである場合には、上記AND回路1
07の出力はHレベルにならない。よって、本第4の実
施の形態によれば、光量センサ2のみの異常により、警
報が発生されたり警告表示が成されることはない。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、監視カ
メラから得られる映像信号を基に監視対象エリア内の明
るさを検出すると共に、監視カメラのレンズ部分から離
れた位置にある第2の検出部により別個に監視対象エリ
アの明るさを検出する。そして、それぞれで検出して得
た各明るさレベルを比較対照することにより、監視カメ
ラ等に異常が生じていないかどうかや、監視対象エリア
内の照明のON/OFF等を、自動的に判断する。従っ
て、上述した各従来技術とは異なり、監視カメラを布等
で覆う等という巧妙な犯行手口に対して、迅速かつ確実
な対応を取ることができる。そして、このような信頼性
の高いシステムを、比較的に簡単かつ安価な構成で実現
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)
は、監視カメラと光量センサとの取付状況を示す図、
(b)は、システム全体の概略構成を示すブロック図、
(c)は、(b)における判断部の詳細な構成を示す電
気回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図で、上記判
断部の別の実現例を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図で、上記判
断部の図1及び図2とは別の実現例を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す図で、上記判
断部の図1、図2及び図3とは別の実現例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 監視カメラ 2 光量センサ 4 輝度検出部 5 判断部 6 光量検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA01 AB03 AC18 AC42 AC69 5C054 AA05 CA04 CC03 CE04 CE16 CH01 EA05 ED08 FA09 FC04 FE28 FF00 HA18 5C084 AA02 AA08 AA13 BB04 CC19 DD12 DD33 EE01 GG07 GG09 GG20 GG37 GG42 GG43 GG55 GG56 GG57 GG63 HH03 HH08 HH10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象エリアを監視する監視カメラ
    と、 この監視カメラから出力される映像信号に基づいて上記
    監視対象エリア内の明るさに対応する第1の検出信号を
    生成して出力する第1の検出部と、 上記監視カメラのレンズ部分から離れた位置に設けら
    れ、上記監視対象エリアの明るさを検出し、この検出し
    て得た明るさに対応する第2の検出信号を生成して出力
    する第2の検出部と、 上記第1の検出信号と上記第2の検出信号とが入力さ
    れ、これら各検出信号に基づいて上記監視カメラの異常
    の有無を判断する判断部と、を具備する監視カメラシス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記判断部が、上記第1の検出信号に対
    応する明るさレベルと予め定めた第1の基準レベルとを
    比較すると共に、上記第2の検出信号に対応する明るさ
    レベルと予め定めた第2の基準レベルとを比較して、少
    なくとも、上記第1の検出信号に対応する明るさレベル
    が上記第1の基準レベルよりも低く、かつ、上記第2の
    検出信号に対応する明るさレベルが上記第2の基準レベ
    ル以上であるときに、上記監視カメラに異常が生じてい
    るものと判断する請求項1に記載の監視カメラシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記判断部が、上記第1の検出信号に対
    応する明るさレベルと上記第2の検出信号に対応する明
    るさレベルとを比較して、上記第1の検出信号に対応す
    る明るさレベルが上記第2の検出信号に対応する明るさ
    レベルよりも低いときに、上記監視カメラに異常が生じ
    ているものと判断する請求項1に記載の監視カメラシス
    テム。
  4. 【請求項4】 上記判断部が、上記第1の検出信号に対
    応する明るさレベルに所定のレベルを足して得た合成レ
    ベルと、上記第2の検出信号に対応する明るさレベル
    と、を比較して、上記合成レベルが上記第2の検出信号
    に対応する明るさレベルよりも低いときに、上記監視カ
    メラに異常が生じているものと判断する請求項1に記載
    の監視カメラシステム。
  5. 【請求項5】 上記判断部が、上記第1の検出信号に対
    応する明るさレベルと上記第2の検出信号に対応する明
    るさレベルとを比較してこれら両レベルの差を求め、そ
    の差の絶対値が所定の値以上のときに、上記監視カメラ
    に異常が生じているものと判断する請求項1に記載の監
    視カメラシステム。
  6. 【請求項6】 上記判断部が、上記第1の検出信号に対
    応する明るさレベルと上記第2の検出信号に対応する明
    るさレベルとを比較してこれら両レベルの差を求めると
    共に、第2の検出信号に対応する明るさレベルと予め定
    めた第3の基準レベルとを比較して、上記両レベルの差
    の絶対値が所定の値以上であり、かつ、上記第2の検出
    信号に対応する明るさレベルが上記第3の基準レベル以
    上であるときに、上記監視カメラに異常が生じているも
    のと判断する請求項1に記載の監視カメラシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100658403B1 (ko) 2004-12-20 2006-12-19 (주)씨티전자 씨씨티브이 카메라를 이용한 조도제어 시스템
JP2011211557A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Secom Co Ltd 監視カメラ
CN112929487A (zh) * 2021-01-21 2021-06-08 北京金山云网络技术有限公司 智能报警方法、装置、电子设备及存储介质

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