JP2000299929A - 配線用遮断器 - Google Patents
配線用遮断器Info
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Abstract
能を向上させた配線用遮断器を得ることを課題とする。 【解決手段】定格電流を超える電流値では、長限時引き
外し手段1として、バイメタルが通電による発熱で湾曲
し、係合を引き外し、接点開閉機構に連動する接点12
を開とし、定格電流の約3倍以上の電流値では、短限時
引き外し手段として、電圧発生部1の両端の電圧が、ト
リガ電圧を超えたとき、第1のサイリスタ5がON動作
し、閉じた時間だけコンデンサ8に充電を行い,また,
前記コンデンサ8の充電電圧がトリガ電圧を超えたと
き、第2のサイリスタ9がON動作し、ダイオード11
より電源の供給を受けたトリップコイル10の吸引動作
により係合を引き外し、接点開閉機構に連動する接点1
2を開とし、定格電流の10倍以上の電流値では、瞬時
引き外し手段13として、電磁コイルが働いて、係合を
引き外し、開閉機構に連動する接点12を開とする。
Description
係り、特にプラグやコードからの出火の防止を目的とし
た配線用遮断器に関する。
や短絡の検出、遮断にバイメタルを使用していた(以下
熱動型とする)。図1は、その配線用遮断器の遮断特性
(電流−遮断時間特性)の一例である。
イメタルと電磁コイルを併用したものがある(以下熱動
電磁型とする)。これは電磁コイルにより、バイメタル
による電流検出では大電流短絡時の応答時間が長いとい
う欠点を補おうというものであり、図2にその遮断特性
(電流−遮断時間特性)を示す。図2のAの部分の特性
はバイメタル、Bの部分の特性は電磁コイルにより得ら
れており電磁コイルの動作領域(Bの特性の部分)で
は、バイメタルに比べ、遮断動作時間が格段に短くなる
ことが分かる。
断器は図3のような、白熱電灯点灯時の越流電流やその
他負荷機器での突入電流での誤動作を避けるため、電磁
コイルでの引き外し動作電流を、越流電流値や突入電流
値(定格電流の約10倍)よりも小さくすることができ
なかった。
は、図4のような正弦波波形の短絡電流では、その配線
用遮断器の遮断特性(電流−遮断時間特性)どおりに動
作するが、短絡事故点がコンセントより負荷側の場合、
コンセントに接続されるコードの通電許容エネルギー
(電流時間積)は、先の配線用遮断器の遮断特性の電流
時間積より小さく、コードの被覆の温度が上がり出火す
ることがあった。
よる被覆の溶融による絶縁物を介した短絡の場合は、図
5のような非連続で間欠的な放電状の短絡電流(以下短
絡放電とする)となり、バイメタルを動作させるだけの
電流エネルギー(電流時間積)が足りず、熱動型配線用
遮断器を動作させることができなかったり、遮断までに
時間がかかったりしていたため、短絡部分から出火、火
災に至ることがあった。
電流の10倍以上の電流値では、電磁コイルにより電流
を検知し、コードの通電許容エネルギー以下で瞬時に遮
断することができる。しかし、電磁コイルが検出しない
先のコンセントより負荷側での短絡のような小電流域の
短絡では、熱動型配線用遮断器と同様の遮断状況とな
り、プラグやコードから出火し、火災に至る可能性があ
った。
用遮断器は、定格電流が20Aであり、熱動電磁型配線
用遮断器の電磁コイルでの引き外し電流は200A程度
に選定される。しかしながら、コンセントより負荷側で
の短絡では、その状況に応 じ、200A以下でしか電
流が流れない場合が多々あり、その場合では前述のよう
に、熱動電磁型配線用遮断器でもプラグやコードからの
出火を保護できない場合があった。
コンセントを分岐に持つような配線用遮断器の通常の過
電流等、定格電流を超える電流値で、遮断動作時間をそ
れほど速くしなくてよい電流領域では、長限時引き外し
手段であるバイメタルで電流を検知、遮断し、定格電流
の約3倍以上の電流値では、後述する短限時引き外し手
段で電流を検知し、白熱電灯点灯時の越流電流やその他
負荷機器での突入電流で誤動作することなく、且つ、バ
イメタルによる長限時引き外し手段より速く、ある時延
を持って遮断し、定格電流の10倍以上の電流値では、
瞬時引き外し手段として、電磁コイルにより電流を検知
し、瞬時に遮断することができる配線用遮断器を提供し
ようとするものである。
持った配線用遮断器を提供しようとするものである。
め本件発明では、第1に請求項1では、手動開閉が可能
であり、係合を引き外すことで手動閉状態でも開閉機構
に連動する接点を開とすることができる20A定格の2
極配線用遮断器において、定格電流を超える電流値で
は、長限時引き外し手段として、バイメタルが通電によ
る発熱で湾曲し、前記係合を引き外し、開閉機構に連動
する接点を開とし、約60A以上の電流値では、短限時
引き外し手段が2〜5サイクル程度の時延で前記係合を
引き外して、開閉機構に連動する接点を開とし、200
A以上の電流値では、瞬時引き外し手段として、電磁コ
イルが働いて、係合を引き外し、開閉機構に連動する接
点を開とするようにしたものである。
り、係合を引き外すことで手動閉状態でも開閉機構に連
動する接点を開とすることができる2極配線用遮断器に
おいて、定格電流を超える電流値では、長限時引き外し
手段として、バイメタルが通電による発熱で湾曲し、前
記係合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開と
し、定格電流の約3倍以上の電流値では、短限時引き外
し手段として、2極遮断器の一方の主導体に設けた、通
電電流に比例する電圧発生部1の電源端子側に第1のサ
イリスタ5のカソードを、前記電圧発生部1の負荷端子
側に第1のサイリスタ5のゲートを接続し、第1のサイ
リスタ5のアノードと遮断器の他方の主導体の間には、
ダイオード11とトリップコイル10と第2のサイリス
タ9のアノードとカソードを直列的に、且つ、第1のサ
イリスタ5のアノード−カソード間の順方向電流を阻止
しない方向に接続し、第2のサイリスタ9のゲート−カ
ソード間には、コンデンサ8と第1のサイリスタ5がO
N動作した時にコンデンサ8に充電する充電回路を設
け、第1のサイリスタ5がON動作した時間だけコンデ
ンサ8に充電を行い、前記コンデンサ8の充電電圧が第
2のサイリスタ9のトリガ電圧を超えたとき、第2のサ
イリスタ9がON動作し、ダイオード11から電源の供
給を受けたトリップコイル10を吸引させて係合を引き
外し、開閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の1
0倍以上の電流値では、瞬時引き外し手段として、電磁
コイルが働いて、係合を引き外し、開閉機構に連動する
接点を開とするようにしたものである。
り、係合を引き外すことで手動閉状態でも開閉機構に連
動する接点を開とすることができる2極配線用遮断器に
おいて、定格電流を超える電流値では、長限時引き外し
手段として、バイメタルが通電による発熱で湾曲し、前
記係合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開と
し、定格電流の約3倍以上の電流値では、短限時引き外
し手段として、2極遮断器の2つの主導体の各々には電
流に比例する電圧発生部14、25を設け、電圧発生部
14、25の各々の電源端子部側には、アノード同士を
接続した第1、第2のサイリスタ18、29のそれぞれ
のカソードを接続し、電圧発生部14、25の各々の負
荷端子部側には、電圧発生部14、25の各々の電源端
子部側にカソードを接続した第1または第2のサイリス
タ18、29の各々のゲートを接続し、2つの主導体の
間には、カソード同士を接続した第1、第2のダイオー
ド30、24の各々のアノードを接続し、第1、第2の
ダイオード30、24の接続点と、第1、第2のサイリ
スタ18、29の接続点の間には、トリップコイル23
と第3のサイリスタ22のアノード−カソード間の直列
回路を、第3のサイリスタ22のアノードからカソード
への順方向が、第1、第2のダイオード30、24の接
続点から、第1、第2のサイリスタ18、29の接続点
に向かう向きに接続し、第3のサイリスタ22のゲート
−カソード間にはコンデンサ21を設 け、第1、第2
のサイリスタ18、29のいずれか一方がON動作した
時、前記コンデンサ21に充電する充電回路を設け、第
1または第2のサイリスタ18、29がON動作した時
間だけコンデンサ21に充電を行い、前記コンデンサ2
1の充電電圧が第3のサイリスタ22のトリガ電圧を超
えたとき、第3のサイリスタ22がON動作し、電源の
供給を受けたトリップコイル23を吸引させて係合を引
き外し、開閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の
10倍以上の電流値では、瞬時引き外し手段として、電
磁コイルが働いて、係合を引き外し、開閉機構に連動す
る接点を開とするようにしたものである。
り、係合を引き外すことで手動閉状態でも開閉機構に連
動する接点を開とすることができる2極配線用遮断器に
おいて、定格電流を超える電流値では、長限時引き外し
手段として、バイメタルが通電による発熱で湾曲し、前
記係合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開と
し、定格電流の約3倍以上の電流値では、短限時引き外
し手段として、2極遮断器の一方の極の主導体には通電
電流に比例する電圧発生部32を設け、該電圧発生部3
2の両端には、第1のサイリスタ36と第2のサイリス
タ46のそれぞれのゲート、カソードを互い違いに接続
するとともに、該第1、第2のサイリスタ36、46の
アノード同士の接続点と、他方の極の主導体の間には、
ダイオード42とトリップコイル41と第3のサイリス
タ40のアノードとカソードを直列的に、且つ、第1、
第2のサイリスタ36、46のアノード−カソード間の
順方向電流を阻止しない方向に接続し、第3のサイリス
タ40のゲート−カソード間には、コンデンサ39と第
1または第2のサイリスタ36、46がON動作した時
に、コンデンサ39に充電する充電回路を設け、第1ま
たは第2のサイリスタ36、46がON動作した時間だ
けコンデンサ39に充電を行い、前記コンデンサ39の
充電電圧が第3のサイリスタ40のトリガ電圧を超えた
とき、第3のサイリスタ40がON動作し、ダイオード
42から電源の供給を受けたトリップコイル41を吸引
させて係合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開と
し、定格電流の10倍以上の電流値では、瞬時引き外し
手段として、電磁コイルが働い て、係合を引き外し、
開閉機構に連動する接点を開とするようにしたものであ
る。
り、係合を引き外すことで手動閉状態でも開閉機構に連
動する接点を開とすることができる2極配線用遮断器に
おいて、定格電流を超える電流値では、長限時引き外し
手段として、バイメタルが通電による発熱で湾曲し、前
記係合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開と
し、定格電流の約3倍以上の電流値では、短限時引き外
し手段として、2極遮断器の2つの主導体に各々通電電
流に比例する電圧発生部14、25を設け、該各々の電
圧発生部14、25の両端には、各々の電圧発生部1
4、25毎にサイリスタ18、46または29、51の
ゲート、カソードを互い違いに接続し、4つのサイリス
タ18、46、29、51のアノード同士を接続すると
ともに、2極遮断器の2つの主導体の間には、カソード
同士を接続した2つのダイオード3 0、24の各々の
アノードを接続し、4つのサイリスタ18、46、2
9、51のアノード同士の接続点と2つのダイオード3
0、24のカソードの接続点の間に は、トリップコイ
ル23と第5のサイリスタ22のアノード−カソード間
の直列回路を、第5のサイリスタ22のアノードからカ
ソードへの順方向が、2つのダイオード30、24の接
続点から、4つのサイリスタ18、46、29、51の
接続点に向かう向きに接続し、第5のサイリスタ22の
ゲート−カソード間にはコンデンサ21を設け、4つの
サイリスタ18、46、29、51のいずれかがON動
作した時、前記コンデンサ21に充電する充電回路を設
け、4つのサイリスタ18、46、29、51のいずれ
かがON動作した時間だけコンデンサ21に充電を行
い、前記コンデンサ21の充電電圧が第5のサイリスタ
22のトリガ電圧を超えたとき、第5のサイリスタ22
がON動作し、電源の供給を受けたトリップコイル23
を吸引させて係合を引き外し、開閉機構に連動する接点
を開とし、定格電流の10倍以上の電流値では、瞬時引
き外し手段として、電磁コイルが働いて、係合を引き外
し、開閉機構に連動する接点を開とするようにしたもの
である。
たは4または5の配線用遮断器の、前記電圧発生部に、
バイメタルのインピーダンスを用いたものである。
たは4または5または6の配線用遮断器において、前記
定格電流は20Aであり、最後にトリップコイルに係合
引き外しを行わせるサイリスタの、ゲート−カソード間
に接続されたコンデンサを充電する充電回路と、コンデ
ンサの充電の時定数を、短絡電流が定格電流の約3倍以
上のとき、商用周波数の2〜5サイクル程度の時間で、
該コンデンサの充電電圧が前記サイリスタのトリガ電圧
を超えるように設定したものである。
5サイクル程度の時延で動作する短限時引き外し手段を
備えたので、短絡電流が200A以下であるような、コ
ンセント以後の負荷側で発生した短絡事故でも、回路を
遮断し、プラグやコードの部分的過熱による火災の発生
を極力防止することができる配線用遮断器を得られる。
等、定格電流を超える電流値で、動作時間をそれほど速
くしなくてよい電流領域では、長限時引き外し手段であ
るバイメタルで電流を検知、遮断し、定格電流の約3倍
以上の電流値では、短限時引き外し手段で電流を検知
し、白熱電灯点灯時の越流電流やその他負荷機器での突
入電流で誤動作することのないように、時延を持って遮
断し、定格電流の10倍以上の電流値では、瞬時引き外
し手段として、電磁コイルにより電流を検知し、瞬時に
遮断することができ、且つ、短限時引き外し手段を、サ
イリスタやダイオード等を用いて簡単な回路構成で、最
もコストを安くできるような配線用遮断器を得られる。
の作用に加え、図5a、b、どちらの極性の過電流もし
くは短絡電流についても検出可能となり、aから始まる
波形の電流であっても、bから始まる波形の短絡電流で
あっても、充電用コンデンサの充電時定数を任意に設定
することで、短絡の発生時点から、時定数で定められた
時間で確実に遮断することができ、且つ、短限時引き外
し手段を、サイリスタやダイオード等を用いて簡単な回
路構成で、コストを安くできる配線用遮断器を得られ
る。
の作用に加え、回路への接続の際に電源、負荷側の区別
なく接続でき、且つ、短限時引き外し手段を、サイリス
タやダイオード等を用いて簡単な回路構成で、コストを
安くできる配線用遮断器を得られる。
4の発明の作用を合わせ持ち、且 つ、短限時引き外し
手段を、サイリスタやダイオード等を用いて簡単な回路
構成で、コストを安くできる配線用遮断器を得られる。
配線用遮断器の過電流および短絡電流検出素子であるバ
イメタルを利用でき、前記電圧発生部に、別途に抵抗等
を用いることなく構成を単純化することができ、製造コ
ストの低減につながる請求項2、3、4、5の配線用遮
断器を得られる。
絡電流で、2〜5サイクル程度で回路を遮断可能な短限
時引き外し手段を有する、請求項2、3、4、5、6の
発明の配線用遮断器を得られる。
細に説明する。
成例の図である。長限時引き外し手段と短限時引き外し
手段および瞬時引き外し手段により、係合を引き外し、
開閉機構に連動する図示しない接点を開とする。また図
9は、本件発明の配線用遮断器の遮断特性(電流−遮断
時間特性)である。
と長限時引き外し特性、および、瞬時引き外し手段と瞬
時引き外し特性は、従来の熱動電磁型20A定格の配線
用遮断器と同一である。短限時引き外し特性は、定格電
流20Aの約3倍の60A以上で、商用周波数の2〜5
サイクル程度の時間で係合を引き外す。したがって、従
来の熱動電磁型配線用遮断器の瞬時引き外し手段で動作
しない200A以下 の、例えば、コンセント以後の負
荷側で起こった短絡事故の場合でも長限時引き外し手段
の引き外し特性より速く遮断を完了し、プラグやコード
からの出火の危険性を小さくすることができる。
図である。
単には、遮断器導電部の内部インピーダンスで通電電流
に比例した電圧を発生する。
に対する電圧発生部1の電圧の配分を調整するための抵
抗であり、例えば炭素皮膜抵抗を2本用い、ゲート−カ
ソード間の抵抗の両端に目的の電圧を発生する。3はサ
イリスタ5のゲート−カソード間の過電圧保護用のダイ
オードである。
ンデンサである。
電圧をサイリスタ9のゲート−カソード間に分圧するた
めの抵抗であり、例えば炭素皮膜抵抗を2本用い、ゲー
ト−カソード間の抵抗の両端に目的の電圧を発生する。
サ8に一定電圧で充電を行う。例えば、ツェナーダイオ
ードまたは定電流素子等の組み合わせにより構成する。
な お、6、7、8はそれぞれの素子の定数を定めるこ
とにより、コンデンサ8の充電時定数を定めることがで
きる。
の両端に発生した通電による遮断器の内部インピーダン
スに比例した電圧を、第1のサイリスタ5のゲート−カ
ソード間に印加し、その電圧が第1のサイリスタ5のト
リガ電圧を超えた場合、アノード−カソード間をショー
トし、第1のサイリスタ5がON動作し、コンデンサ8
に定電圧回路7により、第1のサイリスタ5がON動作
した時間だけ充電を行う。コンデンサ8の両端の電圧が
前述の充電時定数に定められた充電により、第2のサイ
リスタ9のトリガ電圧を超えた時点で、アノード−カソ
ード間をショートし、第2のサイリスタ9がON動作
し、トリップコイル10の両端に、ダイオード11によ
って整流された遮断器の両端の電圧が印加され、トリッ
プコイル10の吸引動作により図示しない接点開閉機構
により接点12を開とする。なお、ダイオード11とサ
イリスタ9のアノード−カソード間の方向は、サイリス
タ5と同一となる方向に接続されている。
イリスタ9のトリガ電圧に達する時間を、抵抗6と定電
圧回路7とコンデンサ8の容量による充電時定数を調整
することで、遮断器を流れる電流が定格電流の3倍の電
流値の時に、商用周波数で2〜5サイクル程度かかるよ
うに設定することができる。
手段が得られ、従来から存在するバイメタルによる電流
検出遮断方法と電磁コイルによる瞬時遮断方法とを組み
合わせることにより、本件発明の配線用遮断器となる。
来の配線用遮断器の熱動引外し素子であるバイメタルの
インピーダンスを用いることができる。例えば、通常2
0A定格の熱動型配線用遮断器の熱動引き外し素子に用
いられるバイメタルの通電部のインピーダンスは、約5
mΩ内外であり、このインピーダンスに、約60A以上
の実効値の過電流もしくは短絡電流が流れた場合、バイ
メタルの通電部のインピーダンスの両端にはピーク値で
0.4V以上の電圧が発生するので、第1のサイリスタ
5のゲート−カソード間に印加したとき分圧抵抗2の比
の調整により、第1のサイリスタ5はON動作が可能と
なって、第1のサイリスタ5のON動作により、コンデ
ンサ8に定電圧回路7から充電を行う。この動作を2〜
5サイクル程度行えば、コンデンサ8の両端の電圧が第
2のサイリスタ9のトリガ電圧を超え、第2のサイリス
タ9がON動作し、トリップコイル10の両端に、ダイ
オード11によって整流された遮断器の両端の電圧が印
加され、トリップコイル10の吸引動作により図示しな
い接点開閉機構により接点12を開とすることが可能と
なる。
あり、電源および電流の極性に関係なく、電流が一定値
を超えると働き、係合を引き外し、図示しない接点開閉
機構により接点12を開とする。
イル10を動作させることのできる電源および電流極性
は、図10のA側が電源側で、且つ、図10のアの方向
に電流が流れたときのみであって、A側が電源側で、矢
印アとは逆方向(イの方向)に電流が流れた場合は、電
圧発生部1のA側がプラス、B側がマイナスとなっ
て、第1のサイリスタ5のゲートがカソードに対して順
電圧(トリガ電圧が高い状態)にならないためON動作
しない。
流のaの波形が、図10のアの方向の短絡電流である場
合、aの波形で短絡を検知し、第1のサイリスタ5はO
N動作し、コンデンサ8に充電を開始するが、bの波形
ではアの方向の短絡電流方向とは逆となるので、第1の
サイリスタ5はON動作せず、コンデンサ8に充電は開
始されない。言い換えると短絡電流が、b方向の波形で
始まる短絡では、電流方向が次のa方向に変わるまで待
たなければコンデンサ8の充電を開始せず、接点12が
開になるまで約半波分の時間遅れが生じることになる。
図10のアの方向に電流が流れた場合は、図10の*1
の極がプラス極で、*2の極がマイナス極であるので、
第1のサイリスタ5は、アノードがカソードに対して電
源電圧が順電圧(アノード電圧が高い状態)にならない
ためON動作しない。また、A側とは逆側(B側)が電
源側で、図10のイの方向に電流が流れた場合は、電圧
発生部1のA側がプラスで、B側がマイナスとなって、
第1のサイリスタ5のゲートがカソードに対して順電圧
(トリガ電圧が高い状態)にならないためON動作しな
い。より簡単に説明すれば、図10のA側が電源の場
合、図10のアの方向に流れた過電流もしくは短絡電流
を検知し、接点12は開動作するが、B側が電源の場
合、短限時引き外し手段は接点12を開動作できない。
図である。14の電圧発生部は図10の1と、15のト
リガ電圧調整用抵抗は図10の2と、16の過電圧保護
用ダイオードは図10の3と、17のノイズ除去コンデ
ンサは図10の4と、18のサイリスタは図10の5
と、19の分圧抵抗は図10の6と、20の定電圧回路
は図10の7と、21の充電用コンデンサは図10の8
と、22のサイリスタは図10の9と、23のトリップ
コイルは図10の10と、24の整流用ダイオードは図
10の11と、それぞれ同等のものである。そして新た
に電圧発生部2 5、トリガ電圧調整用抵抗26、過電
圧保護用ダイオード27、ノイズ除去コンデンサ28、
サイリスタ29、整流用ダイオード30を図のように付
加したものであり、電圧発生部14、25の各々の電源
端子部側には、アノード同士を接続した第1、第2のサ
イリスタ18、29のそれぞれのカソードを接続し、電
圧発生部14、25の各々の負荷端子部側には、電圧発
生部14、25の各々の電源端子部側にカソードを接続
した第1または第2のサイリスタ18、29の各々のゲ
ートを接続し、2つの主導体の間には、カソード同士を
接続した第1、第2のダイオード30、24の各々のア
ノードを接続し、第1、第2のダイオード3 0、24
の接続点と、第1、第2のサイリスタ18、29の接続
点の間には、トリップコイル23と第3のサイリスタ2
2のアノード−カソード間の直列回路 を、第3のサイ
リスタ22のアノードからカソードへの順方向が、第
1、第2のダイオード30、24の接続点から、第1、
第2のサイリスタ18、29の接続点に向かう向きに接
続し、第3のサイリスタ22のゲート−カソード間には
コンデンサ21を設け、第1、第2のサイリスタ18、
29のいずれか一方がON動作した時、前記コンデンサ
21に充電する充電回路を設け、第1または第2のサイ
リスタ18、29がON動作した時間だけコンデンサ2
1に充電を行い、前記コンデンサ21の充電電圧が第3
のサイリスタ22のトリガ電圧を超えたとき、第3のサ
イリスタ22がON動作し、電源の供給を受けたトリッ
プコイル23を吸引させて係合を引き外すようにしたも
のである。
のアの方向の電流が流れた場合は、電圧発生部14の両
端の電圧が第1のサイリスタ18のトリガ電圧を超える
と、図10と同様に、第1のサイリスタ18のアノード
−カソード間をショートし、第1のサイリスタ18がO
N動作し、コンデンサ21に定電圧回路20により、第
1のサイリスタ18がON動作した時間だけ充電を行
う。コンデンサ21の両端の電圧が第3のサイリスタ2
2のトリガ電圧を超えた時点で、アノード−カソード間
をショートし、第3のサイリスタ22がON動作し、ト
リップコイル23の両端に、ダイオード24によって整
流された遮断器の両端の電圧が印加され、トリップコイ
ル23の吸引動作により図示しない接点開閉機構により
接点31を開とする。この際、第2のサイリスタ29
は、電圧検出部25のC側がプラス、D側がマイナスと
なるので、ゲートがカソードに対して順電圧(トリガ電
圧が高い状態)にならないためON動作しない。
向に電流が流れた場合は、電圧発生部14のC側がプラ
ス、D側がマイナスとなり、第1のサイリスタ18は、
ゲートがカソードに対して順電圧(トリガ電圧が高い状
態)にならないためON動作しない。しかし、図11中
の電圧発生部25、トリガ電圧調整用抵抗26、過電圧
保護用ダイオード27、ノイズ除去コンデンサ28、サ
イリスタ29、整流用ダイオード30により、図11の
イの方向の電流が流れた場合は、電圧発生部25の両端
の電圧が第2のサイリスタ29のトリガ電圧を超える
と、第2のサイリスタ29のアノード−カソード間をシ
ョートし、第2のサイリスタ29がON動作し、コンデ
ンサ21に定電圧回路20により、第2のサイリスタ2
9がON動作した時間だけ充電を行う。コンデンサ21
の両端の電圧が第3のサイリスタ22のトリガ電圧を超
えた時点で、アノード−カソード間をショートし、第3
のサイリスタ22がON動作し、トリップコイル23の
両端に、ダイオード30によって整流された遮断器の両
端の電圧が印加され、トリップコイル23の吸引動作に
より図示しない接点開閉機構により接点31を開とす
る。
は逆側(D側)が電源側で、図11のアの方向に電流が
流れた場合は、図11の*3の極がプラス極で、*4の
極がマイナス極となるので、第1のサイリスタ18は、
アノードがカソードに対して順電圧(アノード電圧が高
い状態)にならないためON動作しない。第2のサイリ
スタ29もまた、電圧発生部25のC側がプラス、D側
がマイナスとなるの で、ゲートがカソードに対して順
電圧(トリガ電圧が高い状態)にならないためON動作
しない。
図11のイの方向に電流が流れた場合は、電圧発生部1
4のC側がプラスで、D側がマイナスとなるので、第1
のサイリスタ18は、ゲートがカソードに対して順電圧
(トリガ電圧が高い状態)にならないためON動作しな
い。第2のサイリスタ29もまた、図11の*3の極が
マイナス極で、*4の極がプラス極となるので、アノー
ドがカソードに対して順電圧(アノード電圧が高い状
態)にならないためON動作しない。
源の場合、ア、イどちらの方向に流れた電流でも検知
し、接点12を開動作できるが、D側が電源の場合、短
限時引き外し手段は接点12を開動作できない。
ンスは図10の例と同様、従来の熱動引き外し素子とし
てバイメタルのインピーダンスを用いることができる。
時引き外し手段である。
図である。32の電圧発生部は図10の1と、33のト
リガ電圧調整用抵抗は図10の2と、34の過電圧保護
用ダイオードは図10の3と、35のノイズ除去コンデ
ンサは図10の4と、36のサイリスタは図10の5
と、37の分圧抵抗は図10の6と、38の定電圧回路
は図10の7と、39の充電用コンデンサは図10の8
と、40のサイリスタは図10の9と、41のトリップ
コイルは図10の10と、42の整流用ダイオードは図
10の11と、それぞれ同等のものである。そして新た
にトリガ電圧調整用抵抗43、過電圧保護用ダイオード
44、ノイズ除去コンデンサ45、サイリスタ46の回
路を付加したものであり、電圧発生部32の両端には、
第1のサイリスタ36と第2のサイリスタ46のそれぞ
れのゲート、カソードを互い違いに接続するとともに、
該第1、第2のサイリスタ36、46のアノード同士の
接続点と、他方の極の主導体の間には、ダイオード42
とトリップコイル41と第3のサイリスタ40のアノー
ドとカソードを直列的に、且つ、第1、第2のサイリス
タ36、46のアノード−カソード間の順方向電流を阻
止しない方向に接続 し、第3のサイリスタ40のゲー
ト−カソード間には、コンデンサ39と第1または第2
のサイリスタ36、46がON動作した時に、コンデン
サ39に充電する充電回路を設け、第1または第2のサ
イリスタ36、46がON動作した時間だけコンデンサ
39に充電を行い、前記コンデンサ39の充電電圧が第
3のサイリスタ40のトリガ電圧を超えたとき、第3の
サイリスタ40がON動作するようにしたものである。
E側が電源側で(図10のA側)、図12のアの方向の
電流が流れた場合は、電圧発生部32のE側がマイナス
で、F側がプラスとなるので、図10と同様に、電圧発
生部32の両端の電圧が第1のサイリスタ36のトリガ
電圧を超えると、第1のサイリスタ36のアノード−カ
ソード間をショートし、第1のサイリスタ36がON動
作し、コンデンサ39に定電圧回路38により、第1の
サイリスタ36がON動作した時間だけ充電を行う。コ
ンデンサ39の両端の電圧が第3のサイリスタ40のト
リガ電圧を超えた時点で、アノード−カソード間をショ
ートし、第3のサイリスタ40がON動作し、トリップ
コイル41の両端に、ダイオード42によって整流され
た遮断器の両端の電圧が印加され、トリップコイル41
の吸引動作により図示しない接点開閉機構により接点4
7を開とする。この際、第2のサイリスタ46は、ゲー
トがカソードに対して順電圧(トリガ電圧が高い状態)
にならないためON動作しない。
イの方向に電流が流れた場合は、図12の電圧発生部3
2のE側がプラスとなり、F側がマイナスとなるので、
第1のサイリスタ36は、ゲートがカソードに対して順
電圧(トリガ電圧が高い状態)にならないためON動作
しない。また、第2のサイリスタ46は、*5の極がプ
ラスで、*6の極がマイナスとなるので、アノードがカ
ソードに対して順電圧(アノード電圧が高い状態)にな
らないためON動作しない。
向に電流が流れた場合は、図12の*5の極がプラス極
で、*6の極がマイナス極となるので、第1のサイリス
タ36は、アノードがカソードに対して順電圧(アノー
ド電圧が高い状態)にならないためON動作しない。第
2のサイリスタ46もまた、電圧発生部32のE側がマ
イナスで、F側がプラスなるので、ゲートがカソードに
対して順電圧(トリガ電圧が高い状態)にならないため
ON動作しない。
イの方向に電流が流れた場合は、図12の電圧発生部3
2のE側がプラスで、F側がマイナスとなり、第1のサ
イリスタ36は、ゲートがカソードに対して順電圧(ア
ノード電圧が高い状態)にならないためON動作しな
い。しかし、図12中のトリガ電圧調整用抵抗43、過
電圧保護用ダイオード44、ノイズ除去コンデンサ4
5、サイリスタ46によ り、図10と同様に、電圧発
生部32の電圧が第2のサイリスタ46のトリガ電圧を
超えると、第2のサイリスタ46のアノード−カソード
間をショートし、第2のサイリスタ46がON動作し、
コンデンサ39に定電圧回路38により、第2のサイリ
スタ46がON動作した時間だけ充電を行う。コンデン
サ39の両端の電圧が第3のサイリスタ40のトリガ電
圧を超えた時点で、アノード−カソード間をショート
し、第3のサイリスタ40がON動作し、トリップコイ
ル41の両端に、ダイオード42によって整流された遮
断器の両端の電圧が印加され、トリップコイル41の吸
引動作により図示しない接点開閉機構により接点47を
開とする。
流のaの波形が、図12のアの方向の短絡電流である場
合、E側が電源側のときは、aの波形で短絡を検知し、
第1のサイリスタ36がON動作し、コンデンサ39に
充電を開始し、トリップコイル41が動作する。F側が
電源側のときは、bの波形で短絡を検知し、第2のサイ
リスタ46がON動作し、コンデンサ39に充電を開始
し、トリップコイル41が動作する。言い換えると、E
側が電源側の場合はa方向の電流を検知し、F側が電源
側の時はb方向の電流を検知し、接点12を開とする。
図10の例と同様、従来の熱動引き外し素子としてバイ
メタルのインピーダンスを用いることができる。
時引き外し手段である。
図である。図13の回路では図11の回路に新たにトリ
ガ電圧調整用抵抗43、48、過電圧保護用ダイオード
4 4、49、ノイズ除去コンデンサ45、50、サイ
リスタ46、51の回路を付加したものであり、電圧発
生部14、25の両端には、各々の電圧発生部14、2
5毎にサイリスタ18、46または29、51のゲー
ト、カソードを互い違いに接続し、4つのサイリスタ1
8、46、29、51のアノード同士を接続するととも
に、2極遮断器の2つの主導体の間には、カソード同士
を接続した2つのダイオード30、24の各々のアノー
ドを接続し、4つのサイリスタ18、4 6、29、5
1のアノード同士の接続点と2つのダイオード30、2
4のカソードの接続点の間には、トリップコイル23と
第5のサイリスタ22のアノード−カソード間の直列回
路を、第5のサイリスタ22のアノードからカソードへ
の順方向が、2つのダイオード30、24の接続点か
ら、4つのサイリスタ18、46、29、51の接続点
に向かう向きに接続し、第5のサイリスタ22のゲート
−カソード間にはコンデンサ21を設け、4つのサイリ
スタ18、46、29、51のいずれかがON動作した
時、前記コンデンサ21に充電する充電回路を設け、4
つのサイリスタ18、46、29、51のいずれかがO
N動作した時間だけコンデンサ21に充電を行い、前記
コンデンサ21の充電電圧が第5のサイリスタ22のト
リガ電圧を超えたとき、第5のサイリスタ22がON動
作し、電源の供給を受けたトリップコイル23を吸引さ
せて係合を引き外すようにしたものである。
アの方向に流れた場合は、図10と同様に、電圧発生部
14の電圧が第1のサイリスタ18のトリガ電圧を超え
る と、第1のサイリスタ18のアノード−カソード間
をショートし、第1のサイリスタ18がON動作し、コ
ンデンサ21に定電圧回路20により、第1のサイリス
タ18がON動作した時間だけ充電を行う。コンデンサ
21の両端の電圧が、第5のサイリスタ22のトリガ電
圧を超えた時点で、アノード−カソード間をショート
し、第5のサイリスタ22がON動作し、トリップコイ
ル23の両端に、ダイオード24によって整流された遮
断器の両端の電圧が印加され、トリップコイル23の吸
引動作により図示しない接点開閉機構により接点31を
開とする。この際、第2のサイリスタ29、第3のサイ
リスタ46は、ゲートがカソードに対して順電圧(トリ
ガ電圧が高い状態)にならないためON動作しない。第
4のサイリスタ51は、アノードがカソードに対して順
電圧(アノード電圧が高い状態)にならないためON動
作しない。
イの方向に流れた場合は、図11と同様に、電圧発生部
25の電圧が第2のサイリスタ29のトリガ電圧を超え
る と、第2のサイリスタ29のアノード−カソード間
をショートし、第2のサイリスタ29がON動作し、コ
ンデンサ21に定電圧回路20により、第2のサイリス
タがON動作した時間だけ充電を行う。コンデンサ21
の両端の電圧が第5のサイリスタ22のトリガ電圧を超
えた時点で、アノード−カソード間をショートし、第5
のサイリスタ22がON動作し、トリップコイル23の
両端に、ダイオード30によって整流された遮断器の両
端の電圧が印加され、トリップコイル23の吸引動作に
より図示しない接点開閉機構により接点31を開とす
る。この際、第1のサイリスタ18、第4のサイリスタ
51は、ゲートがカソードに対して順電圧(トリガ電圧
が高い状態)にならないためON動作しない。第3のサ
イリスタ46は、アノードがカソードに対して順電圧
(アノード電圧が高い状態)にならないためON動作し
ない。
アの方向に流れた場合は、図11と同様に、電圧発生部
25の電圧が第4のサイリスタ51のトリガ電圧を超え
る と、第4のサイリスタ51のアノード−カソード間
をショートし、第4のサイリスタ51がON動作し、コ
ンデンサ21に定電圧回路20により、第4のサイリス
タ51がON動作した時間だけ充電を行う。コンデンサ
21の両端の電圧が第5のサイリスタ22のトリガ電圧
を超えた時点で、アノード−カソード間をショートし、
第5のサイリスタ22がON動作し、トリップコイル2
3の両端に、ダイオード30によって整流された遮断器
の両端の電圧が印加され、トリップコイル23の吸引動
作により図示しない接点開閉機構により接点31を開と
する。この 際、第2のサイリスタ29、第3のサイリ
スタ46は、ゲートがカソードに対して順電圧(トリガ
電圧が高い状態)にならないためON動作しない。第1
のサイリスタ18は、アノードがカソードに対して順電
圧(アノード電圧が高い状態)にならないためON動作
しない。
イの方向に流れた場合は、電圧発生部14の電圧が第3
のサイリスタ46のトリガ電圧を超えると、第3のサイ
リスタ46のアノード−カソード間をショートし、第3
のサイリスタ46がON動作 し、コンデンサ21に定
電圧回路20により、第3のサイリスタがON動作した
時間だけ充電を行う。コンデンサ21の両端の電圧が第
5のサイリスタ22のトリガ電圧を超えた時点で、アノ
ード−カソード間をショートし、第5のサイリスタ22
がON動作し、トリップコイル23の両端に、ダイオー
ド24によって整流された遮断器の両端の電圧が印加さ
れ、トリップコイル23の吸引動作により図示しない接
点開閉機構により接点31を開とする。この際、第1の
サイリスタ18、第4のサイリスタ51は、ゲートがカ
ソードに対して順電圧(トリガ電圧が高い状態)になら
ないためON動作しない。第2のサイリスタ29は、ア
ノードがカソードに対して順電圧(アノード電圧が高い
状態)にならないためON動作しない。
が流れた場合は、電圧発生部14、25で電圧が第3の
サイリスタ46と第4のサイリスタ51のトリガ電圧を
超えると、第3のサイリスタ46と第4のサイリスタ5
1が電流の向きによって交互にON動作し、コンデンサ
21に定電圧回路20により、第3のサイリスタ46と
第4のサイリスタ51がON動作した時間だけ充電を行
う。コンデンサ21の両端の電圧が第5のサイリスタ2
2のトリガ電圧を超えた時点で、アノード−カソード間
をショートし、第5のサイリスタ22がON動作し、ト
リップコイル23の両端に、ダイオード24またはダイ
オード30によって整流された遮断器の両端の電圧が印
加され、トリップコイル23の吸引動作により図示しな
い接点開閉機構により接点31を開とする。よって、抵
抗19と定電圧回路20と充電用コンデンサ21の容量
による充電時定数を任意に設定することで、任意の時延
を持って遮断することができる。
側のどちらであっても、電流極性に関係なく検知し、時
延を持って遮断することができる。
ンスは図11、12の例と同様、従来の熱動引き外し素
子としてバイメタルのインピーダンスを用いることがで
き る。
時引き外し手段である。なお、図10、11、12、1
3のいずれも、定格電流20Aの配線用遮断器で、分圧
抵抗やコンデンサ、定電圧回路等の調整により、遮断器
の通電電流が60Aのとき、商用周波数の2〜5サイク
ルでトリップコイルを吸引させることは容易に行え
る。
ば、60A以上で、2〜5サイクル程度の時延で動作す
る短限時引き外し手段を備えたので、短絡電流が200
A以下であるような、コンセント以後の負荷側で発生し
た短絡事故でも、回路を遮断し、プラグやコードの部分
的過熱による火災の発生を極力防止することができる配
線用遮断器を得られる効果がある。
等、定格電流を超える電流値で、動作時間をそれほど速
くしなくてよい電流領域では、長限時引き外し手段であ
るバイメタルで電流を検知、遮断し、定格電流の約3倍
以上の電流値では、短限時引き外し手段で電流を検知
し、白熱電灯点灯時の越流電流やその他負荷機器での突
入電流で誤動作することのないように、時延を持って遮
断し、定格電流の10倍以上の電流値では、瞬時引き外
し手段として、電磁コイルにより電流を検知し、瞬時に
遮断することができ、且つ、短限時引き外し手段を、サ
イリスタやダイオード等を用いて簡単な回路構成で、最
もコストを安くできるような配線用遮断器を得られる効
果がある。
の作用に加え、図5a、b、どちらの極性の過電流もし
くは短絡電流についても検出可能となり、aから始まる
波形の電流であっても、bから始まる波形の短絡電流で
あっても、充電用コンデンサの充電時定数を任意に設定
することで、短絡の発生時点から、時定数で定められた
時間で確実に遮断することができ、且つ、短限時引き外
し手段を、サイリスタやダイオード等を用いて簡単な回
路構成で、コストを安くできる配線用遮断器を得られる
効果がある。
の作用に加え、回路への接続の際に電源、負荷側の区別
なく接続でき、且つ、短限時引き外し手段を、サイリス
タやダイオード等を用いて簡単な回路構成で、コストを
安くできる配線用遮断器を得られる効果がある。
4の発明の作用を合わせ持ち、且つ、短限時引き外し手
段を、サイリスタやダイオード等を用いて簡単な回路構
成で、コストを安くできる配線用遮断器を得られる効果
がある。
配線用遮断器の過電流および短絡電流検出素子であるバ
イメタルを利用でき、前記電圧発生部に、別途に抵抗等
を用いることなく構成を単純化することができ、製造コ
ストの低減につながる請求項2、3、4、5の配線用遮
断器を得られる効果がある。
絡電流で、2〜5サイクル程度で回路を遮断可能な短限
時引き外し手段を有する、請求項2、3、4、5、6の
発明の配線用遮断器を得られる効果がある。
したものの遮断特性例(電流−遮断時間特性)
コイルを使用したものの遮断特性例(電流−遮断時間特
性)
の例
の例
−遮断時間特性)
Claims (7)
- 【請求項1】 手動開閉が可能であり、係合を引き外す
ことで手動閉状態でも開閉機構に連動する接点を開とす
ることができる2極配線用遮断器において、定格電流を
超える電流値では、長限時引き外し手段として、バイメ
タルが通電による発熱で湾曲し、前記係合を引き外し、
開閉機構に連動する接点を開とし、約60A以上の電流
値では、短限時引き外し手段が2〜5サイクル程度の時
延で前記係合を引き外して、開閉機構に連動する接点を
開とし、200A以上の電流値では、瞬時引き外し手段
として、電磁コイルが働いて、係合を引き外し、開閉機
構に連動する接点を開とすることを特徴とする20A定
格の配線用遮断器。 - 【請求項2】 手動開閉が可能であり、係合を引き外す
ことで手動閉状態でも開閉機構に連動する接点を開とす
ることができる2極配線用遮断器において、定格電流を
超える電流値では、長限時引き外し手段として、バイメ
タルが通電による発熱で湾曲し、前記係合を引き外し、
開閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の約3倍以
上の電流値では、短限時引き外し手段として、2極遮断
器の一方の主導体に設けた、通電電流に比例する電圧発
生部1の電源端子側に第1のサイリスタ5のカソード
を、前記電圧発生部1の負荷端子側に第1のサイリスタ
5のゲートを接続し、第1のサイリスタ5のアノードと
遮断器の他方の主導体の間には、ダイオード11とトリ
ップコイル10と第2のサイリスタ9のアノードとカソ
ードを直列的に、且つ、第1のサイリスタ5のアノード
−カソード間の順方向電流を阻止しない方向に接続し、
第2のサイリスタ9のゲート−カソード間には、コンデ
ンサ8と第1のサイリスタ5がON動作した時にコンデ
ンサ8に充電する充電回路を設け、第1のサイリスタ5
がON動作した時間だけコンデンサ8に充電を行い、前
記コンデンサ8の充電電圧が第2のサイリスタ9のトリ
ガ電圧を超えたとき、第2のサイリスタ9がON動作
し、ダイオード11から電源の供給を受けたトリップコ
イル10を吸引させて係合を引き外し、開閉機構に連動
する接点を開とし、定格電流の10倍以上の電流値で
は、瞬時引き外し手段として、電磁コイルが働いて、係
合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開とすること
を特徴とする配線用遮断器。 - 【請求項3】 手動開閉が可能であり、係合を引き外す
ことで手動閉状態でも開閉機構に連動する接点を開とす
ることができる2極配線用遮断器において、定格電流を
超える電流値では、長限時引き外し手段として、バイメ
タルが通電による発熱で湾曲し、前記係合を引き外し、
開閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の約3倍以
上の電流値では、短限時引き外し手段として、2極遮断
器の2つの主導体の各々には電流に比例する電圧発生部
14、25を設け、電圧発生部14、25の各々の電源
端子部側には、アノード同士を接続した第1、第2のサ
イリスタ18、29のそれぞれのカソードを接続し、電
圧発生部14、25の各々の負荷端子部側には、前記電
圧発生部14、25の各々の電源端子部側にカソードを
接続した第1または第2のサイリスタ18、29の各々
のゲートを接続し、2つの主導体の間には、カソード同
士を接続した第1、第2のダイオード30、24の各々
のアノードを接続し、第1、第2のダイオード30、2
4の接続点と、第1、第2のサイリスタ18、29の接
続点の間には、トリップコイル23と第3のサイリスタ
22のアノード−カソード間の直列回路を、第3のサイ
リスタ22のアノードからカソードへの順方向が、第
1、第2のダイオード30、24の接続点から、第1、
第2のサイリスタ18、29の接続点に向かう向きに接
続 し、第3のサイリスタ22のゲート−カソード間に
はコンデンサ21を設け、第1、第2のサイリスタ1
8、29のいずれか一方がON動作した時、前記コンデ
ンサ21に充電する充電回路を設け、第1または第2の
サイリスタ18、29がON動作した時間だけコンデン
サ21に充電を行い、前記コンデンサ21の充電電圧が
第3のサイリスタ22のトリガ電圧を超えたとき、第3
のサイリスタ22がON動作し、電源の供給を受けたト
リップコイル23を吸引させて係合を引き外し、開閉機
構に連動する接点を開とし、定格電流の10倍以上の電
流値では、瞬時引き外し手段として、電磁コイルが働い
て、係合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開とす
ることを特徴とする配線用遮断器。 - 【請求項4】 手動開閉が可能であり、係合を引き外す
ことで手動閉状態でも開閉機構に連動する接点を開とす
ることができる2極配線用遮断器において、定格電流を
超える電流値では、長限時引き外し手段として、バイメ
タルが通電による発熱で湾曲し、前記係合を引き外し、
開閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の約3倍以
上の電流値では、短限時引き外し手段として、2極遮断
器の一方の極の主導体には通電電流に比例する電圧発生
部32を設け、該電圧発生部32の両端には、第1のサ
イリスタ36と第2のサイリスタ46のそれぞれのゲー
ト、カソードを互い違いに接続するとともに、該第1、
第2のサイリスタ36、46のアノード同士の接続点
と、他方の極の主導体の間には、ダイオード42とトリ
ップコイル41と第3のサイリスタ40のアノードとカ
ソードを直列的に、且つ、第1、第2のサイリスタ3
6、46のアノード−カソード間の順方向電流を阻止し
ない方向に接続し、第3のサイリスタ40のゲート−カ
ソード間には、コンデンサ39と第1または第2のサイ
リスタ36、46がON動作した時に、コンデンサ39
に充電する充電回路を設け、第1または第2のサイリス
タ36、46がON動作した時間だけコンデンサ39に
充電を行い、前記コンデンサ39の充電電圧が第3のサ
イリスタ40のトリガ電圧を超えたとき、第3のサイリ
スタ40がON動作し、ダイオード42から電源の供給
を受けたトリップコイル41を吸引させて係合を引き外
し、開閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の10
倍以上の電流値では、瞬時引き外し手段として、電磁コ
イルが働いて、係合を引き外し、開閉機構に連動する接
点を開とすることを特徴とする配線用遮断器。 - 【請求項5】 手動開閉が可能であり、係合を引き外す
ことで手動閉状態でも開閉機構に連動する接点を開とす
ることができる2極配線用遮断器において、定格電流を
超える電流値では、長限時引き外し手段として、バイメ
タルが通電による発熱で湾曲し、前記係合を引き外し、
開閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の約3倍以
上の電流値では、短限時引き外し手段として、2極遮断
器の2つの主導体に各々通電電流に比例する電圧発生部
14、25を設け、該各々の電圧発生部14、25の両
端には、各々の電圧発生部14、25毎にサイリスタ1
8、46または29、51のゲート、カソードを互い違
いに接続し、4つのサイリスタ18、46、29、51
のアノード同士を接続するとともに、2極遮断器の2つ
の主導体の間には、カソード同士を接続した2つのダイ
オード30、24の各々のアノードを接続し、4つのサ
イリスタ18、46、29、51のアノード同士の接続
点と2つのダイオード30、24のカソードの接続点の
間には、トリップコイル23と第5のサイリスタ22の
アノード−カソード間の直列回路を、第5のサイリスタ
22のアノードからカソードへの順方向が、2つのダイ
オード30、24の接続点から、4つのサイリスタ1
8、46、29、51の接続点に向かう向きに接続し、
第5のサイリスタ22のゲート−カソード間にはコンデ
ンサ21を設け、4つのサイリスタ18、46、29、
51のいずれかがON動作した時、前記コンデンサ21
に充電する充電回路を設け、4つのサイリスタ18、4
6、29、51のいずれかがON動作した時間だけコン
デンサ21に充電を行い、前記コンデンサ21の充電電
圧が第5のサイリスタ22のトリガ電圧を超えたとき、
第5のサイリスタ22がON動作し、電源の供給を受け
たトリップコイル23を吸引させて係合を引き外し、開
閉機構に連動する接点を開とし、定格電流の10倍以上
の電流値では、瞬時引き外し手段として、電磁コイルが
働いて、係合を引き外し、開閉機構に連動する接点を開
とすることを特徴とする配線用遮断器。 - 【請求項6】 前記電圧発生部が、遮断器の構成部品の
1つで、従来の過電流および短絡電流検出素子である、
バイメタルであることを特徴とする請求項2または3ま
たは4または5の配線用遮断器。 - 【請求項7】 前記定格電流は20Aであり、最後にト
リップコイルに係合引き外しを行わせるサイリスタの、
ゲート−カソード間に接続されたコンデンサを充電する
充電回路と、コンデンサの充電の時定数は、短絡電流が
定格電流の約3倍以上のとき、商用周波数の2〜5サイ
クル程度の時間で、該コンデンサの充電電圧が前記サイ
リスタのトリガ電圧を超えるように設定されたことを特
徴とする、請求項2または3または4または5または6
の配線用遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10275099A JP3973005B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 配線用遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10275099A JP3973005B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 配線用遮断器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000299929A true JP2000299929A (ja) | 2000-10-24 |
| JP3973005B2 JP3973005B2 (ja) | 2007-09-05 |
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ID=14335906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10275099A Expired - Fee Related JP3973005B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 配線用遮断器 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3973005B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110350502A (zh) * | 2019-07-24 | 2019-10-18 | 镇江大全赛雪龙牵引电气有限公司 | 一种钢轨电位限制装置 |
| CN110880439A (zh) * | 2018-09-06 | 2020-03-13 | 天津市中力神盾电子科技有限公司 | 一种微型断路器 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10275099A patent/JP3973005B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110880439A (zh) * | 2018-09-06 | 2020-03-13 | 天津市中力神盾电子科技有限公司 | 一种微型断路器 |
| CN110350502A (zh) * | 2019-07-24 | 2019-10-18 | 镇江大全赛雪龙牵引电气有限公司 | 一种钢轨电位限制装置 |
| CN110350502B (zh) * | 2019-07-24 | 2024-05-07 | 镇江大全赛雪龙牵引电气有限公司 | 一种钢轨电位限制装置 |
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|---|---|
| JP3973005B2 (ja) | 2007-09-05 |
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