JP2000300081A - 立体的植栽用布及び立体的植栽方法 - Google Patents
立体的植栽用布及び立体的植栽方法Info
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Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 草花を立体的に植栽し、ベランダや外壁や室
内等を手軽に飾ることのできる立体的植栽用布を提供す
ることである。 【解決手段】 周囲を一重織り部分14で囲まれた二重
織り部分12が局所的に配設された織物10とされるこ
とである。また特に好ましくは、ポケット状に開口した
二重織り部分12とされたり、熱融着糸や吸水性繊維が
織り込まれた二重織り部分12とされたり、浮織りや模
斜織りされた二重織り部分12とされたり、一重織り部
分14の一部が浮織りや模斜織りやすだれ織りされた
り、また、無地様や柄様に彩色されたりすることであ
る。
内等を手軽に飾ることのできる立体的植栽用布を提供す
ることである。 【解決手段】 周囲を一重織り部分14で囲まれた二重
織り部分12が局所的に配設された織物10とされるこ
とである。また特に好ましくは、ポケット状に開口した
二重織り部分12とされたり、熱融着糸や吸水性繊維が
織り込まれた二重織り部分12とされたり、浮織りや模
斜織りされた二重織り部分12とされたり、一重織り部
分14の一部が浮織りや模斜織りやすだれ織りされた
り、また、無地様や柄様に彩色されたりすることであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植栽資材に関し、さ
らに詳しくは、植生用土や植木鉢やポットを収納するた
めのポケットを備え、立体的に植栽することのできる布
に関する。
らに詳しくは、植生用土や植木鉢やポットを収納するた
めのポケットを備え、立体的に植栽することのできる布
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、園芸やガーデニ
ングが盛んになるにつれ、種々の園芸資材が開発され利
用されるようになった。新しいデザインや材質の鉢、プ
ランター、バスケット等々が市販されており、利用者の
好みや草花の性状にあった容器を自由に選択して飾りつ
けることが容易になっている。しかしながら、日本の家
屋事情では広い植栽場所を得ることが難しく、狭い庭や
ベランダ等を有効に利用できる園芸資材の開発が特に望
まれている。
ングが盛んになるにつれ、種々の園芸資材が開発され利
用されるようになった。新しいデザインや材質の鉢、プ
ランター、バスケット等々が市販されており、利用者の
好みや草花の性状にあった容器を自由に選択して飾りつ
けることが容易になっている。しかしながら、日本の家
屋事情では広い植栽場所を得ることが難しく、狭い庭や
ベランダ等を有効に利用できる園芸資材の開発が特に望
まれている。
【0003】狭い場所を有効に利用するには、立体的に
高さ方向を活用しなければならない。吊り鉢やハンギン
グバスケット等の利用もその一手段であるが、吊り下げ
るためには適当な天井やポール等が必要であり、周囲に
ある程度広い空間が要るので、立体的利用方法としては
十分満足できるものではない。
高さ方向を活用しなければならない。吊り鉢やハンギン
グバスケット等の利用もその一手段であるが、吊り下げ
るためには適当な天井やポール等が必要であり、周囲に
ある程度広い空間が要るので、立体的利用方法としては
十分満足できるものではない。
【0004】現在最も活用すべきは壁面である。ベラン
ダを囲む壁や、敷地を区切る外壁等は、現在殆ど利用さ
れないままにある。従来、壁面を飾るための園芸資材に
はラティス等が利用されてきたが、鉢やプランターの形
状や大きさが制限されたり、鉢やプランターを固定する
ための特別の吊り具が別に必要である等の問題があっ
た。また、トレリス等も立体的植栽の一方法として利用
されているが同様の問題がある。
ダを囲む壁や、敷地を区切る外壁等は、現在殆ど利用さ
れないままにある。従来、壁面を飾るための園芸資材に
はラティス等が利用されてきたが、鉢やプランターの形
状や大きさが制限されたり、鉢やプランターを固定する
ための特別の吊り具が別に必要である等の問題があっ
た。また、トレリス等も立体的植栽の一方法として利用
されているが同様の問題がある。
【0005】一方、苺栽培等でも、立体的に植栽して栽
培面積当たりの苗本数を増やし、収穫量を高めることが
検討されている。立体的に植栽されていれば、収穫等の
作業性も改善されるメリットがあるが、性能的及びコス
ト的に十分満足できる立体的栽培用の植栽資材は未だ開
発されていない。
培面積当たりの苗本数を増やし、収穫量を高めることが
検討されている。立体的に植栽されていれば、収穫等の
作業性も改善されるメリットがあるが、性能的及びコス
ト的に十分満足できる立体的栽培用の植栽資材は未だ開
発されていない。
【0006】そこで本発明者等は、ベランダ回りの壁面
や外壁面を利用し、簡便に自由な配置で草花を飾ること
ができ、苺の立体的栽培等にも使用できる立体的植栽用
布について、鋭意研究を重ねた結果本発明に至ったので
ある。
や外壁面を利用し、簡便に自由な配置で草花を飾ること
ができ、苺の立体的栽培等にも使用できる立体的植栽用
布について、鋭意研究を重ねた結果本発明に至ったので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る立体的植栽
用布の要旨とするところは、周囲を一重織り部分で囲ま
れた二重織り部分が、局所的に配設されてなる織物とさ
れたことにある。
用布の要旨とするところは、周囲を一重織り部分で囲ま
れた二重織り部分が、局所的に配設されてなる織物とさ
れたことにある。
【0008】さらに、かかる立体的植栽用布において、
二重織り部分の一辺が開口されてポケット状とされたこ
とにある。
二重織り部分の一辺が開口されてポケット状とされたこ
とにある。
【0009】あるいは、かかる立体的植栽用布におい
て、二重織り部分に熱融着糸が織り込まれたことにあ
る。
て、二重織り部分に熱融着糸が織り込まれたことにあ
る。
【0010】さらに、これら立体的植栽用布において、
二重織り部分に吸水性繊維又は吸湿性繊維が織り込まれ
たことにある。
二重織り部分に吸水性繊維又は吸湿性繊維が織り込まれ
たことにある。
【0011】さらにまた、これら立体的植栽用布におい
て、二重織り部分の一部又は全部が、浮織り又は模斜織
りされたことにある。
て、二重織り部分の一部又は全部が、浮織り又は模斜織
りされたことにある。
【0012】さらにまた、これら立体的植栽用布におい
て、一重織り部分の一部が、浮織り又は模斜織り又はす
だれ織りされたことにある。
て、一重織り部分の一部が、浮織り又は模斜織り又はす
だれ織りされたことにある。
【0013】さらに、これら立体的植栽用布が彩色され
たことにある。
たことにある。
【0014】またさらに、これら立体的植栽用布の少な
くとも一辺に沿って、筒状の二重織り部分が設けられた
ことにある。
くとも一辺に沿って、筒状の二重織り部分が設けられた
ことにある。
【0015】あるいは、本発明に係る立体的植栽用布の
別の要旨とするところは、植生用土を収容するためのポ
ケットが備えられた織物であって、この織物の、ポケッ
トの開口部側の端部に給水部材が備えられたことにあ
る。
別の要旨とするところは、植生用土を収容するためのポ
ケットが備えられた織物であって、この織物の、ポケッ
トの開口部側の端部に給水部材が備えられたことにあ
る。
【0016】また、本発明に係る立体的植栽方法の要旨
とするところは、周囲を一重織り部分で囲まれた二重織
り部分が局所的に配設されてなる織物を用い、二重織り
部分の一辺を開口してポケット状とし、織物を吊り下げ
て二重織り部分に植生用土を充填、又は、植木鉢やポッ
トを収容して植栽することにある。
とするところは、周囲を一重織り部分で囲まれた二重織
り部分が局所的に配設されてなる織物を用い、二重織り
部分の一辺を開口してポケット状とし、織物を吊り下げ
て二重織り部分に植生用土を充填、又は、植木鉢やポッ
トを収容して植栽することにある。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る立体的植栽用
布及び立体的植栽方法の実施の形態を図面に基づいて詳
しく説明する。
布及び立体的植栽方法の実施の形態を図面に基づいて詳
しく説明する。
【0018】図1、図2は、二重織り部分がいわゆる千
鳥配列で15個配設された立体的植栽用布の例を示して
いる。すなわち、方形の二重織り部分12と方形の一重
織り部分14とが縦方向(L)にも横方向(C)にも交
互に並べられて、全体として格子状柄の立体的植栽用布
10となっている。二重織り部分12は、図2に示され
るように、経方向にも緯方向にも開口部が設けられてい
ないで四囲が一重織り部分14で囲まれて閉じられてい
る。また、立体的植栽用布10の上辺と下辺には、それ
ぞれ筒状の二重織り部分16、18が設けられている。
二重織り部分16は、立体的植栽用布10を吊り下げる
ための棒材20を挿入するためのものであり、二重織り
部分18は、重りの棒材22を挿入するためのものであ
る。
鳥配列で15個配設された立体的植栽用布の例を示して
いる。すなわち、方形の二重織り部分12と方形の一重
織り部分14とが縦方向(L)にも横方向(C)にも交
互に並べられて、全体として格子状柄の立体的植栽用布
10となっている。二重織り部分12は、図2に示され
るように、経方向にも緯方向にも開口部が設けられてい
ないで四囲が一重織り部分14で囲まれて閉じられてい
る。また、立体的植栽用布10の上辺と下辺には、それ
ぞれ筒状の二重織り部分16、18が設けられている。
二重織り部分16は、立体的植栽用布10を吊り下げる
ための棒材20を挿入するためのものであり、二重織り
部分18は、重りの棒材22を挿入するためのものであ
る。
【0019】立体的植栽用布10は次のように利用され
る。まず、二重織り部分12の表側シート24の上辺部
を横に切り開いてポケット状にする。図3で説明すれ
ば、表側シート24と裏側シート26とで挟まれ、切開
部24を開口部としたポケット状収容部28が形成され
る。次に、立体的植栽用布10を壁面に吊り下げ、収容
部28に植生用土を充填し草花を植え付ける。あるい
は、鉢やポット付きのまま収容部28に収容することに
よって、壁面を草花で飾ることができる。あるいは、切
り花や造花を入れて飾ることもできる。
る。まず、二重織り部分12の表側シート24の上辺部
を横に切り開いてポケット状にする。図3で説明すれ
ば、表側シート24と裏側シート26とで挟まれ、切開
部24を開口部としたポケット状収容部28が形成され
る。次に、立体的植栽用布10を壁面に吊り下げ、収容
部28に植生用土を充填し草花を植え付ける。あるい
は、鉢やポット付きのまま収容部28に収容することに
よって、壁面を草花で飾ることができる。あるいは、切
り花や造花を入れて飾ることもできる。
【0020】図4は、略垂直な壁面に利用された立体的
植栽用布10の状態を示しており、棒材20を介し、S
字型の吊り下げ部材30を壁32の上端に引っかけるこ
とにより、壁面に沿って吊り下げられている。しかしな
がら、吊り下げる方法は本例に限定されず、釘、ボル
ト、フック等々を利用したり、種々の吊り下げ部材を用
いたリ、粘着固定したりしてもよい。また本例では、二
重織り部分12の全てに草花40が収容されているが、
利用される二重織り部分12の数は、草花の種類や大き
さによって適当に調節されるものである。
植栽用布10の状態を示しており、棒材20を介し、S
字型の吊り下げ部材30を壁32の上端に引っかけるこ
とにより、壁面に沿って吊り下げられている。しかしな
がら、吊り下げる方法は本例に限定されず、釘、ボル
ト、フック等々を利用したり、種々の吊り下げ部材を用
いたリ、粘着固定したりしてもよい。また本例では、二
重織り部分12の全てに草花40が収容されているが、
利用される二重織り部分12の数は、草花の種類や大き
さによって適当に調節されるものである。
【0021】本発明の立体的植栽用布10は、本例のよ
うに略垂直に吊り下げて使用されるだけでなく、斜面に
沿って敷かれて利用されることもできる。角度を適当に
選べば日光を最大限に受けることができるので苺の栽培
等に適している。あるいはまた、支持フレームから吊り
下げ、衝立やパーティションボードのようにして使用
し、室内の壁面を飾ったり仕切ったりすることも可能で
ある。仕切りとして利用する場合には、表側シート24
に開口部を備えた二重織り部分12と、裏側シート26
に開口部を備えた二重織り部分12とを適切に混ぜて配
設することにより、仕切りの両側から草花が鑑賞できる
ようになる。垂直吊り下げられても、斜めに吊り下げら
れても、立体的植栽用布10には植栽物の重みが強く掛
かる。本発明の立体的植栽用布10は織物からなるため
伸長しにくく、植栽物の重みに十分耐えられる。
うに略垂直に吊り下げて使用されるだけでなく、斜面に
沿って敷かれて利用されることもできる。角度を適当に
選べば日光を最大限に受けることができるので苺の栽培
等に適している。あるいはまた、支持フレームから吊り
下げ、衝立やパーティションボードのようにして使用
し、室内の壁面を飾ったり仕切ったりすることも可能で
ある。仕切りとして利用する場合には、表側シート24
に開口部を備えた二重織り部分12と、裏側シート26
に開口部を備えた二重織り部分12とを適切に混ぜて配
設することにより、仕切りの両側から草花が鑑賞できる
ようになる。垂直吊り下げられても、斜めに吊り下げら
れても、立体的植栽用布10には植栽物の重みが強く掛
かる。本発明の立体的植栽用布10は織物からなるため
伸長しにくく、植栽物の重みに十分耐えられる。
【0022】図1に示される立体的植栽用布10では、
二重織り部分12は千鳥に配列されていたが、本発明は
本例に限定されず、任意の配置で二重織り部分12を設
けることができる。例えば、図5に示される立体的植栽
用布10では、20個の二重織り部分12が全面にわた
り密に配設されている。本例の立体的植栽用布10は、
比較的小さな苗を密集して植え付け、壁面全面を早期に
カバーする利用方法や、部分的に密集して植え付け、ア
クセントを付けて植栽する利用方法等に適している。
二重織り部分12は千鳥に配列されていたが、本発明は
本例に限定されず、任意の配置で二重織り部分12を設
けることができる。例えば、図5に示される立体的植栽
用布10では、20個の二重織り部分12が全面にわた
り密に配設されている。本例の立体的植栽用布10は、
比較的小さな苗を密集して植え付け、壁面全面を早期に
カバーする利用方法や、部分的に密集して植え付け、ア
クセントを付けて植栽する利用方法等に適している。
【0023】二重織り部分12の形状は方形や菱形、あ
るいは方形の下方を丸くした形状等々とされるが、これ
らの例に限定されるものではなく、その周囲が一重織り
部分14で囲まれておりさえすればよい。またその大き
さは、横方向(C)の長さが10cmから40cm位と
されるのが好ましく、さらに好ましくは15cmから3
0cm位とされる。横方向(C)の長さはポケット状収
容部28の開口部幅に関係し、短すぎれば鉢やポットを
入れられなくなるので好ましくなく、長すぎれば開口部
の縁が弛んで草花の収容状態が不安定になるので好まし
くない。また、縦方向(L)の長さは10cmから50
cm位が好ましい。
るいは方形の下方を丸くした形状等々とされるが、これ
らの例に限定されるものではなく、その周囲が一重織り
部分14で囲まれておりさえすればよい。またその大き
さは、横方向(C)の長さが10cmから40cm位と
されるのが好ましく、さらに好ましくは15cmから3
0cm位とされる。横方向(C)の長さはポケット状収
容部28の開口部幅に関係し、短すぎれば鉢やポットを
入れられなくなるので好ましくなく、長すぎれば開口部
の縁が弛んで草花の収容状態が不安定になるので好まし
くない。また、縦方向(L)の長さは10cmから50
cm位が好ましい。
【0024】本発明の立体的植栽用布10には、平織、
綾織、朱子織、模斜織、すだれ織等々の織物が用いられ
るがこれらの例に限定されない。草花を収容する二重織
り部分12には、適度の通気性と通水性が要請されるの
で、比較的粗い組織とされるのが好ましく、例えば、平
織では10本/インチ〜40本/インチ位、模斜織では
6本/インチ〜36本/インチ位の密度とされる。した
がって、一重織り部分14では、平織で20本/インチ
〜80本/インチ、模斜織で12本/インチ〜72本/
インチ位の密度とされる。二重織り部分12の表側シー
ト24と裏側シート26との組織は必ずしも同一である
必要はなく、例えば、表側シート24を粗に裏側シート
26を密に構成し、シート強力を維持しながら通気性や
通水性を高めることができる。また、二重織り部分12
の緯糸の密度も必ずしも均一である必要はない。例え
ば、開口部付近を密にしてポケット形状の崩れを防いだ
り、底部付近を密にして通水性や通気性を制限し、植生
用土の水持ちを長くさせたりできる。また、立体的植栽
用布には植栽物の重みに耐える強力が必要とされるの
で、200g/m2 〜800g/m2 位の目付とされる
のが好ましい。
綾織、朱子織、模斜織、すだれ織等々の織物が用いられ
るがこれらの例に限定されない。草花を収容する二重織
り部分12には、適度の通気性と通水性が要請されるの
で、比較的粗い組織とされるのが好ましく、例えば、平
織では10本/インチ〜40本/インチ位、模斜織では
6本/インチ〜36本/インチ位の密度とされる。した
がって、一重織り部分14では、平織で20本/インチ
〜80本/インチ、模斜織で12本/インチ〜72本/
インチ位の密度とされる。二重織り部分12の表側シー
ト24と裏側シート26との組織は必ずしも同一である
必要はなく、例えば、表側シート24を粗に裏側シート
26を密に構成し、シート強力を維持しながら通気性や
通水性を高めることができる。また、二重織り部分12
の緯糸の密度も必ずしも均一である必要はない。例え
ば、開口部付近を密にしてポケット形状の崩れを防いだ
り、底部付近を密にして通水性や通気性を制限し、植生
用土の水持ちを長くさせたりできる。また、立体的植栽
用布には植栽物の重みに耐える強力が必要とされるの
で、200g/m2 〜800g/m2 位の目付とされる
のが好ましい。
【0025】本発明の立体的植栽用布10の材質は特に
限定されず、綿や麻や羊毛等の天然繊維、レーヨン等の
化学繊維、ポリエステルやポリアミドやポリプロピレン
やポリエチレン等の合成繊維等々が用いられる。また、
経糸34や緯糸36は紡績糸でもフィラメントでも、い
わゆるフラットヤーンでもよく、その太さは、20番手
より太く、または、250デニールから3000デニー
ルの範囲とされるのが好ましい。また、材質、太さ、親
水性、色等々の異なる繊維を組み合わせ、通水性、通気
性、柄、色等々が局所的に異なる立体的植栽用布とする
こともできる。
限定されず、綿や麻や羊毛等の天然繊維、レーヨン等の
化学繊維、ポリエステルやポリアミドやポリプロピレン
やポリエチレン等の合成繊維等々が用いられる。また、
経糸34や緯糸36は紡績糸でもフィラメントでも、い
わゆるフラットヤーンでもよく、その太さは、20番手
より太く、または、250デニールから3000デニー
ルの範囲とされるのが好ましい。また、材質、太さ、親
水性、色等々の異なる繊維を組み合わせ、通水性、通気
性、柄、色等々が局所的に異なる立体的植栽用布とする
こともできる。
【0026】上述したように、製織されたままでは閉じ
られた状態の二重織り部分12は、その表側シート24
の上辺を横に切開しポケット状の収容部28を形成して
から使用される。図3に示される例では、二重織り部分
12のほぼ全幅にわたって切開されているが、必ずしも
全幅にわたる必要はなく、植生用土や鉢やポットを挿入
できるだけの長さで切開されればよい。切開された開口
部の端部はほつれやすいため、縫製や接着や結束や熱溶
着等の何らかのほつれ止めを施す必要がある。
られた状態の二重織り部分12は、その表側シート24
の上辺を横に切開しポケット状の収容部28を形成して
から使用される。図3に示される例では、二重織り部分
12のほぼ全幅にわたって切開されているが、必ずしも
全幅にわたる必要はなく、植生用土や鉢やポットを挿入
できるだけの長さで切開されればよい。切開された開口
部の端部はほつれやすいため、縫製や接着や結束や熱溶
着等の何らかのほつれ止めを施す必要がある。
【0027】立体的植栽用布10の利用者は、予め二重
織り部分12の上辺が切開されてポケット状の収容部2
8が形成され、ほつれ止めされた立体的植栽用布10を
入手して使用できる。切開やほつれ止めを工場で行え
ば、低コストの立体的植栽用布10が供給可能となり、
利用者は手軽に立体的植栽用布10を利用できるので大
変便利である。
織り部分12の上辺が切開されてポケット状の収容部2
8が形成され、ほつれ止めされた立体的植栽用布10を
入手して使用できる。切開やほつれ止めを工場で行え
ば、低コストの立体的植栽用布10が供給可能となり、
利用者は手軽に立体的植栽用布10を利用できるので大
変便利である。
【0028】一方、製織されたままで二重織り部分12
が閉じられた状態の立体的植栽用布10を入手する利用
者は、自分で切開やほつれ止めをしなければならない
が、使用予定のない二重織り部分12は閉じたまま残し
ておけるので、不要のポケット部が露出しない外観とす
ることができる。このため、手間はかかるが自分の気に
入った飾り付けができることになる。
が閉じられた状態の立体的植栽用布10を入手する利用
者は、自分で切開やほつれ止めをしなければならない
が、使用予定のない二重織り部分12は閉じたまま残し
ておけるので、不要のポケット部が露出しない外観とす
ることができる。このため、手間はかかるが自分の気に
入った飾り付けができることになる。
【0029】熱融着糸が二重織り部分12に織り込まれ
た立体的植栽用布10であれば、利用者が自分でほつれ
止めするのに大変便利である。すなわち、アイロンを当
てて熱融着糸を軟化溶融させ、繊維間を固着させること
により切開部端部を容易にほつれ止めできる。離型紙を
介してアイロンを当てればアイロンの汚れを回避でき
る。熱融着糸としては共重合ポリアミドからなる市販の
フィラメント等を用いることができ、二重織り部分12
の上辺付近に選択的に織り込むことにより、シート強力
を維持しコストを節減することが可能となる。
た立体的植栽用布10であれば、利用者が自分でほつれ
止めするのに大変便利である。すなわち、アイロンを当
てて熱融着糸を軟化溶融させ、繊維間を固着させること
により切開部端部を容易にほつれ止めできる。離型紙を
介してアイロンを当てればアイロンの汚れを回避でき
る。熱融着糸としては共重合ポリアミドからなる市販の
フィラメント等を用いることができ、二重織り部分12
の上辺付近に選択的に織り込むことにより、シート強力
を維持しコストを節減することが可能となる。
【0030】また、二重織り部分12に吸水性繊維又は
吸湿性繊維が織り込まれた立体的植栽用布10とされれ
ば、二重織り部分12に収容された植栽用土が乾燥しに
くくなり、水やり回数を減らすことができるし、植栽草
花が枯死するのも防げる効果がある。吸水性繊維又は吸
湿性繊維としては、例えば、ポリアクリル酸系繊維等が
用いられる。
吸湿性繊維が織り込まれた立体的植栽用布10とされれ
ば、二重織り部分12に収容された植栽用土が乾燥しに
くくなり、水やり回数を減らすことができるし、植栽草
花が枯死するのも防げる効果がある。吸水性繊維又は吸
湿性繊維としては、例えば、ポリアクリル酸系繊維等が
用いられる。
【0031】また、本発明の特に有用な実施態様では、
二重織り部分の一部又は全部が、浮織又はすだれ織され
る。浮織りとは、図6に示されるように、経糸34と緯
糸36とが交錯されないまま残される織方であり、経糸
34が平行に並ぶ面と、緯糸36が平行に並ぶ面とが重
なる構造が形成される。したがって、経糸34と緯糸3
6は、両端が固定されて直線上に伸びた状態にあり、横
向きに力が加わると容易に曲げられるが、その力から開
放されるとまた元の直線状に戻る。
二重織り部分の一部又は全部が、浮織又はすだれ織され
る。浮織りとは、図6に示されるように、経糸34と緯
糸36とが交錯されないまま残される織方であり、経糸
34が平行に並ぶ面と、緯糸36が平行に並ぶ面とが重
なる構造が形成される。したがって、経糸34と緯糸3
6は、両端が固定されて直線上に伸びた状態にあり、横
向きに力が加わると容易に曲げられるが、その力から開
放されるとまた元の直線状に戻る。
【0032】図7は、経糸34と緯糸36とで形成され
る間隙を押し広げポット苗の根元部38を二重織り部分
12内に挿入する様子を模式的に説明するものであり、
図9は、ポット苗の根元部38が挿入された後の、経糸
34と緯糸36とが直線状に戻って、ポット苗の根元部
38を蓋するように包み込んだ状態を示している。実際
には、図9に示されるように、ポット苗や鉢植え苗は斜
めに立てて二重織り部分12に収容される。浮織り部分
37では任意の箇所に草花や苗木を挿入できるので、ハ
ンギングバスケットと同様に、下方まで一様に覆って植
栽することもできる。例えば、図10に示される例で
は、高さ方向を3ヶ所に分けて植え付けられ、二重織り
部分12の全面が草花40で覆われている。
る間隙を押し広げポット苗の根元部38を二重織り部分
12内に挿入する様子を模式的に説明するものであり、
図9は、ポット苗の根元部38が挿入された後の、経糸
34と緯糸36とが直線状に戻って、ポット苗の根元部
38を蓋するように包み込んだ状態を示している。実際
には、図9に示されるように、ポット苗や鉢植え苗は斜
めに立てて二重織り部分12に収容される。浮織り部分
37では任意の箇所に草花や苗木を挿入できるので、ハ
ンギングバスケットと同様に、下方まで一様に覆って植
栽することもできる。例えば、図10に示される例で
は、高さ方向を3ヶ所に分けて植え付けられ、二重織り
部分12の全面が草花40で覆われている。
【0033】浮織りされた二重織り部分12では、その
一辺を切開して開口部を形成する必要がないので大変便
利である。また、浮織り部分37は通気性や通水性に優
れているので草花の栽培に好適である。また、浮織り部
分37は、立体的植栽用布全体の中で“柄”として機能
し美しい外観を形成する。したがって、草花が収容され
ていなくても、タペストリーとして壁面を飾ることがで
きる。浮織りされる部分は、二重織り部分12の両面に
設けられてもよいし片面だけに設けられてもよい。ま
た、それぞれの面全部であってもよいしその一部分であ
ってもよい。例えば、両側辺と下辺近くを残して浮織り
すれば、植生培土や鉢やポットを把持する力を十分維持
しながら優れた通気性や通水性を確保できる。
一辺を切開して開口部を形成する必要がないので大変便
利である。また、浮織り部分37は通気性や通水性に優
れているので草花の栽培に好適である。また、浮織り部
分37は、立体的植栽用布全体の中で“柄”として機能
し美しい外観を形成する。したがって、草花が収容され
ていなくても、タペストリーとして壁面を飾ることがで
きる。浮織りされる部分は、二重織り部分12の両面に
設けられてもよいし片面だけに設けられてもよい。ま
た、それぞれの面全部であってもよいしその一部分であ
ってもよい。例えば、両側辺と下辺近くを残して浮織り
すれば、植生培土や鉢やポットを把持する力を十分維持
しながら優れた通気性や通水性を確保できる。
【0034】同様に、模斜織された二重織り部分12
は、織り目が粗いので通気性や通水性に優れ、立体的植
栽用布全体の中で“柄”として機能し美しい外観を呈す
るので、本発明の好ましい実施態様である。
は、織り目が粗いので通気性や通水性に優れ、立体的植
栽用布全体の中で“柄”として機能し美しい外観を呈す
るので、本発明の好ましい実施態様である。
【0035】また、一重織り部分の一部が、浮織又は模
斜織又はすだれ織とされれば、衝立やパーティションと
しての利用性が高まる。すなわち、これらの使用方法で
は、表裏の両面から見られるため、表裏両面の外観・デ
ザインが特に重要とされる。一重織り部分に浮織又は模
斜織又はすだれ織を“柄”として取り入れれば、表裏両
面の外観・デザインを同時に向上させることができる。
また、浮織又は模斜織又はすだれ織とされた部分は織り
目が粗いため、通気性や透視性が向上し、パーティショ
ンとしての利用範囲が拡がる効果がある。
斜織又はすだれ織とされれば、衝立やパーティションと
しての利用性が高まる。すなわち、これらの使用方法で
は、表裏の両面から見られるため、表裏両面の外観・デ
ザインが特に重要とされる。一重織り部分に浮織又は模
斜織又はすだれ織を“柄”として取り入れれば、表裏両
面の外観・デザインを同時に向上させることができる。
また、浮織又は模斜織又はすだれ織とされた部分は織り
目が粗いため、通気性や透視性が向上し、パーティショ
ンとしての利用範囲が拡がる効果がある。
【0036】また、無地様または柄様に彩色された立体
的植栽用布10とされれば、外観が格別に向上する。植
栽される草花と調和すること、土汚れが目立たないこと
等を考慮して配色されるが、例えば、緑やベージュや茶
等をベースとした色調が選ばれる。彩色の方法は、染色
糸を用いる先染でもよいし、プリント捺染等による後染
でもよい。
的植栽用布10とされれば、外観が格別に向上する。植
栽される草花と調和すること、土汚れが目立たないこと
等を考慮して配色されるが、例えば、緑やベージュや茶
等をベースとした色調が選ばれる。彩色の方法は、染色
糸を用いる先染でもよいし、プリント捺染等による後染
でもよい。
【0037】上述したように、立体的植栽用布10は、
吊り具や釘やボルト等々を用いて適当な方法で壁面に吊
り下げられる。立体的植栽用布10は柔軟で変形しやす
いので、予め枠や棒材等で補強されていることが好まし
い。特に、植生用土の重みがかかる上辺には棒状補強材
を配する必要がある。棒状補強材を立体的植栽用布10
に取り付ける方法は限定されないが、図1、図2、図4
に例示されるように、上辺に筒状の二重織り部分を設
け、これに棒状補強材を挿入する方法が特に好ましい。
立体的植栽用布10を製織する時に同時に筒状の二重織
り部分を設けることができるので手間が省け、棒状補強
材を、両端が開放された筒状の二重織り部分に挿入する
作業が容易であり、織り込まれた筒部が丈夫で破損の恐
れがなく安定に補強できるからである。立体的植栽用布
10の側辺や下辺にも筒状の二重織り部分を設け、棒材
を挿入して補強することができる
吊り具や釘やボルト等々を用いて適当な方法で壁面に吊
り下げられる。立体的植栽用布10は柔軟で変形しやす
いので、予め枠や棒材等で補強されていることが好まし
い。特に、植生用土の重みがかかる上辺には棒状補強材
を配する必要がある。棒状補強材を立体的植栽用布10
に取り付ける方法は限定されないが、図1、図2、図4
に例示されるように、上辺に筒状の二重織り部分を設
け、これに棒状補強材を挿入する方法が特に好ましい。
立体的植栽用布10を製織する時に同時に筒状の二重織
り部分を設けることができるので手間が省け、棒状補強
材を、両端が開放された筒状の二重織り部分に挿入する
作業が容易であり、織り込まれた筒部が丈夫で破損の恐
れがなく安定に補強できるからである。立体的植栽用布
10の側辺や下辺にも筒状の二重織り部分を設け、棒材
を挿入して補強することができる
【0038】請求項7は給水の工夫に関し、植生用土を
収容するためのポケットが備えられた織物であって、こ
の織物の、ポケットの開口部側の端部に給水部材が備え
られる。本請求項に係わる立体的植栽用布10は、例え
ば図11に示されるように、給水部材42を上にして吊
り下げて用いられる。図1における棒材20を孔開きパ
イプからなる給水管の給水部材42とし、棒材22を樋
状排水部材44とすれば、ポンプ等を介して給水部材4
2に給水することにより、立体的植栽用布10を伝い落
ちる水が二重織り部分12に収容された植生用土を潤す
ことができる。上方の二重織り部分12が十分に給水さ
れれば、順次下方の二重織り部分12に給水され、やが
て、樋状排水部材44に至り排水される。
収容するためのポケットが備えられた織物であって、こ
の織物の、ポケットの開口部側の端部に給水部材が備え
られる。本請求項に係わる立体的植栽用布10は、例え
ば図11に示されるように、給水部材42を上にして吊
り下げて用いられる。図1における棒材20を孔開きパ
イプからなる給水管の給水部材42とし、棒材22を樋
状排水部材44とすれば、ポンプ等を介して給水部材4
2に給水することにより、立体的植栽用布10を伝い落
ちる水が二重織り部分12に収容された植生用土を潤す
ことができる。上方の二重織り部分12が十分に給水さ
れれば、順次下方の二重織り部分12に給水され、やが
て、樋状排水部材44に至り排水される。
【0039】本実施態様によれば、高所に植栽された草
花への水やりが容易にできる。また、立体的植栽用布を
ゆっくり伝いながらポケットに収容された植生用土に給
水されるので、過剰の水が滴り落ちて床を汚すことがな
い。特に、下方に樋状の排水部材が備えられれば、床を
濡らすことなく所定の排水箇所に導くことができる。本
請求項に係わる立体的植栽用布は、二重織り部分12を
備えた織物に限定されず、植生用土を収容するためのポ
ケットが備えられた織物であればよく、例えば、ポケッ
トが縫製や接着により付加された織物であってもよい。
花への水やりが容易にできる。また、立体的植栽用布を
ゆっくり伝いながらポケットに収容された植生用土に給
水されるので、過剰の水が滴り落ちて床を汚すことがな
い。特に、下方に樋状の排水部材が備えられれば、床を
濡らすことなく所定の排水箇所に導くことができる。本
請求項に係わる立体的植栽用布は、二重織り部分12を
備えた織物に限定されず、植生用土を収容するためのポ
ケットが備えられた織物であればよく、例えば、ポケッ
トが縫製や接着により付加された織物であってもよい。
【0040】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲内で、立体的植栽用布の材質や織物組織や大きさや形
状、二重織り部分の大きさや形状や配置、立体的植栽用
布の補強方法や吊り下げ方法等につき、当業者の知識に
基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施し
得るものである。
囲内で、立体的植栽用布の材質や織物組織や大きさや形
状、二重織り部分の大きさや形状や配置、立体的植栽用
布の補強方法や吊り下げ方法等につき、当業者の知識に
基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施し
得るものである。
【0041】本発明の実施例を以下に詳しく説明する。
【0042】実施例1 図1に示されるのと同様の立体的植栽用布10を製作し
た。10番手/4本の綿糸からなる経糸と緯糸を用い、
二重織り部分12の表側シート24と裏側シート26と
は同一の織り組織としたが、その織り密度は経糸で27
本/インチ、緯糸で28本/インチであった。また、立
体的植栽用布10の目付は500g/m 2 であった。二
重織り部分12と一重織り部分14とは同じ大きさで縦
14cm×横14cmとされ縦横共に交互に配列してい
て、二重織り部分12は全部で15個設けられている。
立体的植栽用布10の大きさは略縦96cm×横70c
mであり、その上辺と下辺には幅4cmの筒状二重織り
部分16、18が設けられている。本例の立体的植栽用
布10は製織されてから柿渋によって茶色に染色されて
いる。
た。10番手/4本の綿糸からなる経糸と緯糸を用い、
二重織り部分12の表側シート24と裏側シート26と
は同一の織り組織としたが、その織り密度は経糸で27
本/インチ、緯糸で28本/インチであった。また、立
体的植栽用布10の目付は500g/m 2 であった。二
重織り部分12と一重織り部分14とは同じ大きさで縦
14cm×横14cmとされ縦横共に交互に配列してい
て、二重織り部分12は全部で15個設けられている。
立体的植栽用布10の大きさは略縦96cm×横70c
mであり、その上辺と下辺には幅4cmの筒状二重織り
部分16、18が設けられている。本例の立体的植栽用
布10は製織されてから柿渋によって茶色に染色されて
いる。
【0043】実施例2 実施例1で製作した立体的植栽用布10を用いてベラン
ダの側壁に植栽を試みた。まず、それぞれの二重織り部
分12の上辺に沿って表側シート24を切開してポケッ
ト状の収容部28を形成し、結束により端部のほつれ止
めを施した。次に、筒状の二重織り部分16に、直径
2.5cmの竹からなる棒材20を挿入し、この両端に
S字型の吊り下げ部材30を掛けて側壁の上端から吊り
下げた。園芸店から購入したパンジーやペチュニア等の
ポット苗を、ポケット状の収容部28に入れて植栽し、
ベランダを美しく飾ることができた。
ダの側壁に植栽を試みた。まず、それぞれの二重織り部
分12の上辺に沿って表側シート24を切開してポケッ
ト状の収容部28を形成し、結束により端部のほつれ止
めを施した。次に、筒状の二重織り部分16に、直径
2.5cmの竹からなる棒材20を挿入し、この両端に
S字型の吊り下げ部材30を掛けて側壁の上端から吊り
下げた。園芸店から購入したパンジーやペチュニア等の
ポット苗を、ポケット状の収容部28に入れて植栽し、
ベランダを美しく飾ることができた。
【0044】実施例3 二重織り部分12の表側シート24の上辺に沿って、市
販の熱融着糸(ユニチカ株式会社製、エスポランE10
0M10)を緯糸36に混ぜて織り込んで立体的植栽用
布10を製作した。他の製作条件は実施例1と同一であ
る。本例の立体的植栽用布10では、二重織り部分12
の切開した端部を、アイロンにより簡単にほつれ止めす
ることができた。
販の熱融着糸(ユニチカ株式会社製、エスポランE10
0M10)を緯糸36に混ぜて織り込んで立体的植栽用
布10を製作した。他の製作条件は実施例1と同一であ
る。本例の立体的植栽用布10では、二重織り部分12
の切開した端部を、アイロンにより簡単にほつれ止めす
ることができた。
【0045】実施例4 二重織り部分12の表側シート24を浮織りした立体的
植栽用布10を製作した。表側シート24の織り密度
は、経糸34が27本/インチ、緯糸36が28本/イ
ンチであり、裏側シート26では、経糸34が35本/
インチ、緯糸36が36本/インチとされた。他の製作
条件は実施例1と同一である。
植栽用布10を製作した。表側シート24の織り密度
は、経糸34が27本/インチ、緯糸36が28本/イ
ンチであり、裏側シート26では、経糸34が35本/
インチ、緯糸36が36本/インチとされた。他の製作
条件は実施例1と同一である。
【0046】実施例5 図5に示されるのと同様の立体的植栽用布10を製作し
た。それぞれ2500デニール、600デニールのポリ
プロピレン・フラットヤーンからなる経糸と緯糸を用
い、二重織り部分12の表側シート24と裏側シート2
6とを、それぞれ、経糸16本/インチ、緯糸20本/
インチの織り密度で製織した。二重織り部分12は縦1
7cm×横14cmとされ、上下左右を2cm幅の一重
織り部分14で区切られて20個が格子状に配列されて
いる。目付は300g/m2 であった。本例の立体的植
栽用布10は、原着色されたフラットヤーンを使用する
ことにより緑色に着色されている。
た。それぞれ2500デニール、600デニールのポリ
プロピレン・フラットヤーンからなる経糸と緯糸を用
い、二重織り部分12の表側シート24と裏側シート2
6とを、それぞれ、経糸16本/インチ、緯糸20本/
インチの織り密度で製織した。二重織り部分12は縦1
7cm×横14cmとされ、上下左右を2cm幅の一重
織り部分14で区切られて20個が格子状に配列されて
いる。目付は300g/m2 であった。本例の立体的植
栽用布10は、原着色されたフラットヤーンを使用する
ことにより緑色に着色されている。
【0047】
【発明の効果】本発明の立体的植栽用布によれば、柔ら
かいシート状なので、垂直面や斜面に滑らかに沿わした
り吊り下げたりして使用でき、立体的に沢山の草花を配
して飾ることができる。このため、壁面を覆って利用し
たり、衝立状に利用したりして、狭い場所でも園芸やガ
ーデニングを十分に楽しむことができるようになる。ま
た、苺栽培等では、土地面積当たりの苗本数を増やし、
日光をより多く受けるようにして収量を高めることがで
きる。
かいシート状なので、垂直面や斜面に滑らかに沿わした
り吊り下げたりして使用でき、立体的に沢山の草花を配
して飾ることができる。このため、壁面を覆って利用し
たり、衝立状に利用したりして、狭い場所でも園芸やガ
ーデニングを十分に楽しむことができるようになる。ま
た、苺栽培等では、土地面積当たりの苗本数を増やし、
日光をより多く受けるようにして収量を高めることがで
きる。
【0048】また、本発明の立体的植栽用布は織物であ
り伸びにくく強いので、植栽物の重みに十分耐えられ、
破損したり伸長したりしない。また、二重織り部分を備
えた立体的植栽用布は製織の一工程だけで製作されるの
で、品質が安定しコストが軽減される。また、植生用土
や鉢やポットを収容するための二重織り部分が一体的に
予め備えられているので、容器や吊り具等々の特別の資
材を必要とせず、市販の草花を簡単に植栽できる。ま
た、二重織り部分を任意のパターンで配設できるので、
植栽する草花の性状や用途に適切に対応できる。
り伸びにくく強いので、植栽物の重みに十分耐えられ、
破損したり伸長したりしない。また、二重織り部分を備
えた立体的植栽用布は製織の一工程だけで製作されるの
で、品質が安定しコストが軽減される。また、植生用土
や鉢やポットを収容するための二重織り部分が一体的に
予め備えられているので、容器や吊り具等々の特別の資
材を必要とせず、市販の草花を簡単に植栽できる。ま
た、二重織り部分を任意のパターンで配設できるので、
植栽する草花の性状や用途に適切に対応できる。
【0049】さらに、二重織り部分の表側シートが予め
切開されてポケット状とされていれば、利用者は切開や
ほつれ止めの手間が省けて大変便利になる。
切開されてポケット状とされていれば、利用者は切開や
ほつれ止めの手間が省けて大変便利になる。
【0050】あるいはさらに、利用者が二重織り部分を
切開しほつれ止めする利用方法において、切開部分に予
め熱融着糸が織り込まれていれば、アイロンを当てるだ
けで簡単にほつれ止めできるようになる。
切開しほつれ止めする利用方法において、切開部分に予
め熱融着糸が織り込まれていれば、アイロンを当てるだ
けで簡単にほつれ止めできるようになる。
【0051】あるいはさらに、二重織り部分に吸水性繊
維又は吸湿性繊維が織り込まれた立体的植栽用布とされ
れば、植栽用土が乾燥しにくくなり、水やり回数を減ら
すことができるし、植栽草花が枯死するのを防ぐことが
できる。
維又は吸湿性繊維が織り込まれた立体的植栽用布とされ
れば、植栽用土が乾燥しにくくなり、水やり回数を減ら
すことができるし、植栽草花が枯死するのを防ぐことが
できる。
【0052】あるいはさらに、二重織り部分が浮織りさ
れれば、経糸と緯糸を押し拡げて開口し二重織り部分に
植栽物を押し込めるようになり、常時開口してる部分が
不要になって切開やほつれ止めの手間が省け大変便利に
なる。また、浮織り部分では、何処でも何箇所でも開口
できるのでハンギングバスケットに似た全面にわたる使
い方が可能となる。また、浮織り部分は通気性や通水性
に優れているので草花の栽培に好適である。また、浮織
り部分は立体的植栽用布全体の中で“柄”として機能し
美しい外観が形成される。したがって、草花が収容され
ていなくてもタペストリーとして壁面を飾ることができ
る。
れれば、経糸と緯糸を押し拡げて開口し二重織り部分に
植栽物を押し込めるようになり、常時開口してる部分が
不要になって切開やほつれ止めの手間が省け大変便利に
なる。また、浮織り部分では、何処でも何箇所でも開口
できるのでハンギングバスケットに似た全面にわたる使
い方が可能となる。また、浮織り部分は通気性や通水性
に優れているので草花の栽培に好適である。また、浮織
り部分は立体的植栽用布全体の中で“柄”として機能し
美しい外観が形成される。したがって、草花が収容され
ていなくてもタペストリーとして壁面を飾ることができ
る。
【0053】あるいはさらに、二重織り部分が模斜織り
されれば、二重織り部分の通気性や通水性が向上し草花
の栽培にさらに適すると共に、模斜織り部分が“柄”と
して機能し優れた外観が得られる。
されれば、二重織り部分の通気性や通水性が向上し草花
の栽培にさらに適すると共に、模斜織り部分が“柄”と
して機能し優れた外観が得られる。
【0054】さらにまた、一重織り部分の一部が、浮織
又は模斜織又はすだれ織とされれば、表裏両面の外観・
デザインが共に向上し、また、通気性や透視性が向上す
るので、衝立やパーティションとしての利用性が格別に
高まる。
又は模斜織又はすだれ織とされれば、表裏両面の外観・
デザインが共に向上し、また、通気性や透視性が向上す
るので、衝立やパーティションとしての利用性が格別に
高まる。
【0055】さらにまた、これらの立体的植栽用布にお
いて、織物の少なくとも一辺に沿って筒状の二重織り部
分が設けられれば、この二重織り部分に棒状補強材を挿
入し、適当な吊り下げ部材を用いることにより、壁面に
沿って容易に吊り下げ固定できる。二重織り部分は立体
的植栽用布を製織する時に同時に形成できるので、工程
が簡略化されるとともに破損の恐れがない丈夫な筒部が
得られる。
いて、織物の少なくとも一辺に沿って筒状の二重織り部
分が設けられれば、この二重織り部分に棒状補強材を挿
入し、適当な吊り下げ部材を用いることにより、壁面に
沿って容易に吊り下げ固定できる。二重織り部分は立体
的植栽用布を製織する時に同時に形成できるので、工程
が簡略化されるとともに破損の恐れがない丈夫な筒部が
得られる。
【0056】さらに、これらの立体的植栽用布が無地様
又は柄様に彩色されれば、植栽された草花と調和して優
れた外観の植栽面が提供される。
又は柄様に彩色されれば、植栽された草花と調和して優
れた外観の植栽面が提供される。
【0057】あるいはまた、植生用土を収容するための
ポケットが備えられた織物であって、この織物の、ポケ
ットの開口部側の端部に給水部材が備えられた立体的植
栽用布とされれば、この給水部材にポンプなどを介して
給水することにより、高所に植栽された草花への水やり
が容易になり、立体的植栽用布をゆっくり伝いながらポ
ケットに収容された植生用土に給水されるので、過剰の
水が滴り落ちて床を汚すことがなくなる。
ポケットが備えられた織物であって、この織物の、ポケ
ットの開口部側の端部に給水部材が備えられた立体的植
栽用布とされれば、この給水部材にポンプなどを介して
給水することにより、高所に植栽された草花への水やり
が容易になり、立体的植栽用布をゆっくり伝いながらポ
ケットに収容された植生用土に給水されるので、過剰の
水が滴り落ちて床を汚すことがなくなる。
【図1】本発明に係る立体的植栽用布の一例を示す正面
図である。
図である。
【図2】本発明に係り、同図(a)は図1に示される立
体的植栽用布のA−A断面図、同図(b)はB−B断面
図である。
体的植栽用布のA−A断面図、同図(b)はB−B断面
図である。
【図3】本発明に係り、二重織り部分を拡大して示す説
明図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は側方断
面図である。
明図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は側方断
面図である。
【図4】本発明に係り、立体的植栽用布の利用状態の一
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図5】本発明に係る立体的植栽用布の他の一例を示す
正面図である。
正面図である。
【図6】本発明に係り、浮織り部を拡大して模式的に示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】本発明に係り、浮織り部が拡げられた状態を模
式的に示す斜視図である。
式的に示す斜視図である。
【図8】本発明に係り、浮織り部にポット苗が収容され
た状態を模式的に示す斜視図である。
た状態を模式的に示す斜視図である。
【図9】本発明に係り、浮織り部に草花が植栽された状
態の一例を模式的に示す側方断面図である。
態の一例を模式的に示す側方断面図である。
【図10】本発明に係り、浮織り部に草花が植栽された
状態の他の一例を模式的に示す側方断面図である。
状態の他の一例を模式的に示す側方断面図である。
【図11】本発明に係り、立体的植栽用布の利用状態の
他の一例を示す正面図である。
他の一例を示す正面図である。
10:立体的植栽用布 12、16、18:二重織り部分 14:一重織り部分 20、22:棒材 24:表側シート 26:裏側シート 28:収容部 30:吊り下げ部材 32:壁 34:経糸 36:緯糸 37:浮織り部分 38:ポット苗の根元部 40:草花 41:植生用土 42:給水部材 44:樋状排水部材 L:縦方向 C:横方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 9/02 A01G 9/02 F 1/00 303 1/00 303A E02D 17/20 102 E02D 17/20 102B Fターム(参考) 2B022 AB04 AB06 AB08 BA02 2B027 NC02 NC36 NC39 NC54 NC56 NE07 NE08 UA18 UA22 2D044 DA12
Claims (10)
- 【請求項1】 周囲を一重織り部分で囲まれた二重織り
部分が、局所的に配設されてなる織物であることを特徴
とする立体的植栽用布。 - 【請求項2】 前記二重織り部分の一辺が開口されてポ
ケット状とされたことを特徴とする請求項1に記載する
立体的植栽用布。 - 【請求項3】 前記二重織り部分に熱融着糸が織り込ま
れたことを特徴とする請求項1に記載する立体的植栽用
布。 - 【請求項4】 前記二重織り部分に吸水性繊維又は吸湿
性繊維が織り込まれたことを特徴とする請求項1乃至請
求項3に記載する立体的植栽用布。 - 【請求項5】 前記二重織り部分の一部又は全部が、浮
織り又は模斜織りされたことを特徴とする請求項1乃至
請求項4に記載する立体的植栽用布。 - 【請求項6】 前記一重織り部分の一部が浮織り又は模
斜織り又はすだれ織りされたことを特徴とする請求項1
乃至請求項5に記載する立体的植栽用布。 - 【請求項7】 彩色されたことを特徴とする請求項1乃
至請求項6に記載する立体的植栽用布。 - 【請求項8】 前記織物の少なくとも一辺に沿って筒状
の二重織り部分が設けられたことを特徴とする請求項1
乃至請求項7に記載する立体的植栽用布。 - 【請求項9】 植生用土を収容するためのポケットが備
えられた織物であって、この織物の該ポケットの開口部
側の端部に、給水部材が備えられたことを特徴とする立
体的植栽用布。 - 【請求項10】 周囲を一重織り部分で囲まれた二重織
り部分が、局所的に配設されてなる織物を用い、該二重
織り部分の一辺を開口してポケット状とし、該織物を吊
り下げて前記二重織り部分に植生用土を充填、又は、植
木鉢やポットを収容して植栽することを特徴とする立体
的植栽方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108772A JP2000300081A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 立体的植栽用布及び立体的植栽方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108772A JP2000300081A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 立体的植栽用布及び立体的植栽方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000300081A true JP2000300081A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14493105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11108772A Withdrawn JP2000300081A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 立体的植栽用布及び立体的植栽方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000300081A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006006209A1 (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | Teruo Ookawa | 作物栽培装置及び栽培ポット |
| WO2006038388A1 (ja) * | 2004-09-16 | 2006-04-13 | Japan Exlan Company Limited | 切り花用鮮度保持材 |
| JP2007306810A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Ishikawa Pref Gov | 緑化資材 |
| JP2009268371A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Union Tire Cord Kk | 薬剤担持体 |
| NL2019894B1 (nl) * | 2017-11-13 | 2019-05-17 | De Vries Hugo | Meerlaags doek met daarin gevormde buidels en werkwijze voor het vervaardigen daarvan |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP11108772A patent/JP2000300081A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006006209A1 (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | Teruo Ookawa | 作物栽培装置及び栽培ポット |
| WO2006038388A1 (ja) * | 2004-09-16 | 2006-04-13 | Japan Exlan Company Limited | 切り花用鮮度保持材 |
| JPWO2006038388A1 (ja) * | 2004-09-16 | 2008-05-15 | 日本エクスラン工業株式会社 | 切り花用鮮度保持材 |
| JP2007306810A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Ishikawa Pref Gov | 緑化資材 |
| JP2009268371A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Union Tire Cord Kk | 薬剤担持体 |
| NL2019894B1 (nl) * | 2017-11-13 | 2019-05-17 | De Vries Hugo | Meerlaags doek met daarin gevormde buidels en werkwijze voor het vervaardigen daarvan |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |