JP2000300151A - 白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装置を備える建物 - Google Patents
白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装置を備える建物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薬剤を使用しないで白蟻を有効に駆除する。
人体に全く無害な状態で白蟻を有効に駆除する。 【解決手段】 白蟻の駆除装置は、建物の基礎材料1
に、一定の間隔だけ離して、互いに絶縁して配設される
一対の対向電極2と、この対向電極2に高電圧を印加す
る高圧電源3とを備える。高圧電源3は、対向電極2の
間に強電界をかけて、白蟻の通過を阻止する。
人体に全く無害な状態で白蟻を有効に駆除する。 【解決手段】 白蟻の駆除装置は、建物の基礎材料1
に、一定の間隔だけ離して、互いに絶縁して配設される
一対の対向電極2と、この対向電極2に高電圧を印加す
る高圧電源3とを備える。高圧電源3は、対向電極2の
間に強電界をかけて、白蟻の通過を阻止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤を使用しない
で白蟻を駆除できる装置とこの駆除装置を備える建物に
関する。
で白蟻を駆除できる装置とこの駆除装置を備える建物に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、白蟻駆除には薬剤を使用してい
る。白蟻を確実に駆除できる有効な薬剤、は、人体にも
悪い影響を与える傾向がある。白蟻を有効に駆除して、
人体に全く無害な薬剤の開発は極めて難しい。このた
め、できるかぎり薬害の少ない薬剤が使用される。この
薬剤は耐用年数が短いので、たとえば、5〜10年に1
回の割合で、薬剤処理する必要がある。頻繁に薬剤処理
する従来の方法は、白蟻駆除の経費を高くする。また、
薬剤処理した直後における、薬害も心配される。
る。白蟻を確実に駆除できる有効な薬剤、は、人体にも
悪い影響を与える傾向がある。白蟻を有効に駆除して、
人体に全く無害な薬剤の開発は極めて難しい。このた
め、できるかぎり薬害の少ない薬剤が使用される。この
薬剤は耐用年数が短いので、たとえば、5〜10年に1
回の割合で、薬剤処理する必要がある。頻繁に薬剤処理
する従来の方法は、白蟻駆除の経費を高くする。また、
薬剤処理した直後における、薬害も心配される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この欠点を
解決することを目的に開発されたものである。本発明の
重要な目的は、薬剤を使用しないで白蟻を有効に駆除で
きる白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装置を備える建物を提
供することにある。
解決することを目的に開発されたものである。本発明の
重要な目的は、薬剤を使用しないで白蟻を有効に駆除で
きる白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装置を備える建物を提
供することにある。
【0004】また、本発明の他の大切な目的は、人体に
全く無害な状態で白蟻を有効に駆除できる白蟻の駆除装
置と白蟻の駆除装置を備える建物を提供することにあ
る。
全く無害な状態で白蟻を有効に駆除できる白蟻の駆除装
置と白蟻の駆除装置を備える建物を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の白蟻の駆除装置
は、建物の基礎材料1に、一定の間隔だけ離して、互い
に絶縁して配設される一対の対向電極2と、この対向電
極2に高電圧を印加する高圧電源3とを備える。本明細
書において建物の「基礎材料」とは、コンクリート製の
基礎、この基礎の上に固定される土台、さらに土台に固
定される柱等を意味するものとする。
は、建物の基礎材料1に、一定の間隔だけ離して、互い
に絶縁して配設される一対の対向電極2と、この対向電
極2に高電圧を印加する高圧電源3とを備える。本明細
書において建物の「基礎材料」とは、コンクリート製の
基礎、この基礎の上に固定される土台、さらに土台に固
定される柱等を意味するものとする。
【0006】高圧電源3は、対向電極2の間に強電界を
かけて、白蟻の通過を阻止する。白蟻は強電界な領域を
避ける性質がある。白蟻が強電界の領域を通過すると、
無数にある体毛や触角が電界に引っ張られて立つ。白蟻
はこの状態になるとパニックになるので、強電界の領域
を通過しない。
かけて、白蟻の通過を阻止する。白蟻は強電界な領域を
避ける性質がある。白蟻が強電界の領域を通過すると、
無数にある体毛や触角が電界に引っ張られて立つ。白蟻
はこの状態になるとパニックになるので、強電界の領域
を通過しない。
【0007】本発明の請求項2の白蟻の駆除装置は、表
面を絶縁材で被覆した金属線または金属板を対向電極2
とする。表面を絶縁材で被覆している対向電極2は、基
礎材料1に安全に、しかも簡単に固定できる。それは、
表面に接触しても感電しないからである。また、絶縁材
を使用しないで、基礎材料1に固定できるので、簡単な
構造で固定できる。
面を絶縁材で被覆した金属線または金属板を対向電極2
とする。表面を絶縁材で被覆している対向電極2は、基
礎材料1に安全に、しかも簡単に固定できる。それは、
表面に接触しても感電しないからである。また、絶縁材
を使用しないで、基礎材料1に固定できるので、簡単な
構造で固定できる。
【0008】本発明の請求項3の白蟻の駆除装置は、基
礎1Aと土台1Bとの間に金属板2Aを配設して、この
金属板2Aを一方の対向電極2とする。他方の対向電極
2を土台1Bに沿って固定して、一対の対向電極2とす
る。
礎1Aと土台1Bとの間に金属板2Aを配設して、この
金属板2Aを一方の対向電極2とする。他方の対向電極
2を土台1Bに沿って固定して、一対の対向電極2とす
る。
【0009】本発明の請求項4の白蟻の駆除装置は、土
台1Bに沿って固定している絶縁被覆導線2Bを一方の
対向電極2とする。
台1Bに沿って固定している絶縁被覆導線2Bを一方の
対向電極2とする。
【0010】さらに、本発明の請求項5の白蟻の駆除装
置は、高圧電源3が高電圧のパルス電圧または交流電圧
を出力する。パルス電圧を出力する高圧電源3は、消費
電力を相当に小さくできる。
置は、高圧電源3が高電圧のパルス電圧または交流電圧
を出力する。パルス電圧を出力する高圧電源3は、消費
電力を相当に小さくできる。
【0011】さらに、本発明の請求項6の白蟻の駆除装
置は、高圧電源3が、漏電すると出力電圧を遮断する漏
電ブレーカ回路を内蔵している。この装置は、漏電する
と漏電ブレーカ回路が出力を遮断するのでより安全に使
用できる。
置は、高圧電源3が、漏電すると出力電圧を遮断する漏
電ブレーカ回路を内蔵している。この装置は、漏電する
と漏電ブレーカ回路が出力を遮断するのでより安全に使
用できる。
【0012】さらに、本発明の請求項7の白蟻の駆除装
置を備える建物は、基礎材料1に、一定の間隔だけ離し
て、互いに絶縁して配設している一対の対向電極2と、
この対向電極2に高電圧を印加する高圧電源3とを備え
る。高圧電源3は、対向電極2の間に強電界をかけて、
白蟻の通過を阻止する。
置を備える建物は、基礎材料1に、一定の間隔だけ離し
て、互いに絶縁して配設している一対の対向電極2と、
この対向電極2に高電圧を印加する高圧電源3とを備え
る。高圧電源3は、対向電極2の間に強電界をかけて、
白蟻の通過を阻止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための白蟻の駆除装置と白蟻の
駆除装置を備える建物を例示するものであって、本発明
は駆除装置と建物を下記のものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための白蟻の駆除装置と白蟻の
駆除装置を備える建物を例示するものであって、本発明
は駆除装置と建物を下記のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0015】図1に示す白蟻の駆除装置は、基礎材料1
に一対の対向電極2を固定して、この対向電極2を高圧
電源3に接続している。一対の対向電極2は、電極間を
高電界として、電極間に白蟻が侵入するのを阻止する。
したがって、一対の対向電極2は、白蟻が通過する通路
を横切る状態、いいかえると、白蟻の通路が電極間の高
電界な領域となるように、基礎材料1に固定される。
に一対の対向電極2を固定して、この対向電極2を高圧
電源3に接続している。一対の対向電極2は、電極間を
高電界として、電極間に白蟻が侵入するのを阻止する。
したがって、一対の対向電極2は、白蟻が通過する通路
を横切る状態、いいかえると、白蟻の通路が電極間の高
電界な領域となるように、基礎材料1に固定される。
【0016】基礎材料1は、コンクリート製の基礎1
A、基礎1Aの上に固定される土台1B、土台1Bに垂
直に固定される柱1Cである。したがって、対向電極2
は、基礎1A、土台1B、柱1Cのいずれかに固定さ
れ、あるいは、これ等の基礎材料1の複数部分に固定さ
れる。
A、基礎1Aの上に固定される土台1B、土台1Bに垂
直に固定される柱1Cである。したがって、対向電極2
は、基礎1A、土台1B、柱1Cのいずれかに固定さ
れ、あるいは、これ等の基礎材料1の複数部分に固定さ
れる。
【0017】図1に示す駆除装置は、基礎1Aと土台1
Bの間に一方の電極を挟着して固定している。この電極
は溝型に折曲している金属板2Aで、基礎1Aの上面を
被うように挟着して固定される。基礎1Aと土台1Bと
の間に挟着される金属板2Aは、基礎1Aから土台1B
に水分が移行するの阻止する。このため、土台1Bが吸
湿して白蟻が好む環境となるのを防止して、白蟻駆除を
より有効にできる。さらに、土台1Bが吸湿しないの
で、仮に一対の対向電極2が土台1Bに接触しても、漏
電を有効に防止できる特長がある。土台1Bは吸湿する
と電気抵抗が低下するからである。
Bの間に一方の電極を挟着して固定している。この電極
は溝型に折曲している金属板2Aで、基礎1Aの上面を
被うように挟着して固定される。基礎1Aと土台1Bと
の間に挟着される金属板2Aは、基礎1Aから土台1B
に水分が移行するの阻止する。このため、土台1Bが吸
湿して白蟻が好む環境となるのを防止して、白蟻駆除を
より有効にできる。さらに、土台1Bが吸湿しないの
で、仮に一対の対向電極2が土台1Bに接触しても、漏
電を有効に防止できる特長がある。土台1Bは吸湿する
と電気抵抗が低下するからである。
【0018】高電圧を印加する一対の対向電極2は、少
なくとも一方を絶縁する必要がある。人が触ったとき
に、感電するからである。図1に示す対向電極2は、金
属板2Aの電極を絶縁しないで、土台1Bに固定してい
る電極線を絶縁している。金属板2Aの電極はアースに
接続している。このため、間違って金属板2Aの電極に
人が触っても感電することはない。
なくとも一方を絶縁する必要がある。人が触ったとき
に、感電するからである。図1に示す対向電極2は、金
属板2Aの電極を絶縁しないで、土台1Bに固定してい
る電極線を絶縁している。金属板2Aの電極はアースに
接続している。このため、間違って金属板2Aの電極に
人が触っても感電することはない。
【0019】図1は、土台1Bの表面に高電界を印加す
るために、土台1Bの上縁に沿って絶縁被覆導線2Bの
電極を固定している。絶縁被覆導線2Bは、できるかぎ
り土台1Bの上縁に接近して固定される。一対の電極間
隔を広くして、強電界領域の幅を広くできるからであ
る。ただ、対向電極に印加する電圧が低いときには、絶
縁被覆導線を金属板に接近させて、たとえば、土台の上
下の中間に固定することもできる。
るために、土台1Bの上縁に沿って絶縁被覆導線2Bの
電極を固定している。絶縁被覆導線2Bは、できるかぎ
り土台1Bの上縁に接近して固定される。一対の電極間
隔を広くして、強電界領域の幅を広くできるからであ
る。ただ、対向電極に印加する電圧が低いときには、絶
縁被覆導線を金属板に接近させて、たとえば、土台の上
下の中間に固定することもできる。
【0020】絶縁被覆導線2Bは、金属製の芯線の表面
を絶縁材で被覆している。絶縁材は導電率の小さい、い
いかえると電気抵抗の大きいプラスチック、たとえば、
シリコンやポリエチレン等の合成樹脂が使用される。絶
縁材には、セラミックも使用できる。セラミック製の絶
縁材は耐久性があって、長期間にわたって劣化しない特
長がある。
を絶縁材で被覆している。絶縁材は導電率の小さい、い
いかえると電気抵抗の大きいプラスチック、たとえば、
シリコンやポリエチレン等の合成樹脂が使用される。絶
縁材には、セラミックも使用できる。セラミック製の絶
縁材は耐久性があって、長期間にわたって劣化しない特
長がある。
【0021】絶縁被覆導線2Bは、図2の拡大断面図に
示すように、固定具4を介して土台1Bに固定され、あ
るいは接着して土台に固定される。さらに、図示しない
が、土台の両面に絶縁被覆導線を嵌入する縦溝を設け、
この縦溝に絶縁被覆導線を入れて固定することもでき
る。縦溝に入れた絶縁被覆導線は、固定具でさらに固定
され、あるいは接着して、より確実に固定される。図の
固定具4は、太い金属線をU曲したものである。この固
定具4は、U曲した間に絶縁被覆導線2Bを入れて、両
端を土台1Bに打ち込んで、絶縁被覆導線2Bを土台1
Bに固定できる。
示すように、固定具4を介して土台1Bに固定され、あ
るいは接着して土台に固定される。さらに、図示しない
が、土台の両面に絶縁被覆導線を嵌入する縦溝を設け、
この縦溝に絶縁被覆導線を入れて固定することもでき
る。縦溝に入れた絶縁被覆導線は、固定具でさらに固定
され、あるいは接着して、より確実に固定される。図の
固定具4は、太い金属線をU曲したものである。この固
定具4は、U曲した間に絶縁被覆導線2Bを入れて、両
端を土台1Bに打ち込んで、絶縁被覆導線2Bを土台1
Bに固定できる。
【0022】さらに、固定具4は、図3に示すように、
土台1Bから絶縁被覆導線2Bを離して固定することも
できる。この固定具4は、絶縁被覆導線2Bを挿通する
リング部4Aと、このリング部4Aに連結された挿入部
4Bとを有し、リング部4Aに絶縁被覆導線2Bを入れ
て、挿入部4Bを土台1Bに打ち込んで絶縁被覆導線2
Bを固定する。この固定具4は、絶縁被覆導線2Bを土
台1Bから離して固定するので、絶縁被覆導線2Bの絶
縁性が低下したときに、土台1Bを介して漏電すること
がない。
土台1Bから絶縁被覆導線2Bを離して固定することも
できる。この固定具4は、絶縁被覆導線2Bを挿通する
リング部4Aと、このリング部4Aに連結された挿入部
4Bとを有し、リング部4Aに絶縁被覆導線2Bを入れ
て、挿入部4Bを土台1Bに打ち込んで絶縁被覆導線2
Bを固定する。この固定具4は、絶縁被覆導線2Bを土
台1Bから離して固定するので、絶縁被覆導線2Bの絶
縁性が低下したときに、土台1Bを介して漏電すること
がない。
【0023】土台1Bには、図4に示すように、上下縁
に沿って一対の絶縁被覆導線2Bを平行に固定すること
もできる。この構造は、基礎1Aと土台1Bとの間に金
属板を挟着する必要がなく、土台1Bを基礎1Aに固定
した状態で、対向電極2を固定できる。この建物は、基
礎1Aの上面全体に土台1Bを固定する。この構造の駆
除装置は、既設の建物であっても、簡単に対向電極2を
配設して、白蟻駆除できる特長がある。
に沿って一対の絶縁被覆導線2Bを平行に固定すること
もできる。この構造は、基礎1Aと土台1Bとの間に金
属板を挟着する必要がなく、土台1Bを基礎1Aに固定
した状態で、対向電極2を固定できる。この建物は、基
礎1Aの上面全体に土台1Bを固定する。この構造の駆
除装置は、既設の建物であっても、簡単に対向電極2を
配設して、白蟻駆除できる特長がある。
【0024】図5は柱1Cに一対の対向電極2を固定す
る構造を示す。この対向電極2は、柱1Cの下端部に、
上下に離して、2本の金属線を水平に巻き付けたもので
ある。金属線には絶縁被覆導線2Bを使用できる。絶縁
被覆導線2Bは、土台と同じ構造で柱1Cに固定でき
る。
る構造を示す。この対向電極2は、柱1Cの下端部に、
上下に離して、2本の金属線を水平に巻き付けたもので
ある。金属線には絶縁被覆導線2Bを使用できる。絶縁
被覆導線2Bは、土台と同じ構造で柱1Cに固定でき
る。
【0025】さらに、図6に示す駆除装置は、一方の電
極を土台1Bに固定し、他の電極を大地に接続してアー
スとしている。図に示す駆除装置は、土台1Bに沿って
絶縁被覆導線2Bの電極を固定している。この駆除装置
は、絶縁被覆導線2Bとアースとで一対の対向電極を構
成している。図示しないが、絶縁被覆導線は、基礎に沿
って固定することもできる。この駆除装置は、絶縁被覆
導線2Bと大地との間に高電界を発生させて白蟻を駆除
する。この構造の駆除装置は、土台1Bや基礎1Aの周
辺だけでなく、基礎1Aの周辺の地面にも電界を発生さ
せて、地中に棲息する害虫も駆除できる特長がある。
極を土台1Bに固定し、他の電極を大地に接続してアー
スとしている。図に示す駆除装置は、土台1Bに沿って
絶縁被覆導線2Bの電極を固定している。この駆除装置
は、絶縁被覆導線2Bとアースとで一対の対向電極を構
成している。図示しないが、絶縁被覆導線は、基礎に沿
って固定することもできる。この駆除装置は、絶縁被覆
導線2Bと大地との間に高電界を発生させて白蟻を駆除
する。この構造の駆除装置は、土台1Bや基礎1Aの周
辺だけでなく、基礎1Aの周辺の地面にも電界を発生さ
せて、地中に棲息する害虫も駆除できる特長がある。
【0026】高圧電源3は、一対の対向電極2に、直
流、交流、またはパルスの高電圧を印加する。高圧電源
3の出力電圧は、対向電極2の間隔で最適値に設定され
るが、たとえば、対向電極2の間隔を5〜10cmとす
るとき、1000V〜50000V、好ましくは200
0V〜30000V、より好ましくは約10000Vに
設定される。高圧電源3の出力電圧を高くすると、対向
電極2の間の電界は強くなる。対向電極2の間の電界強
度が、対向電極2の間隔に反比例して、電圧に比例する
からである。白蟻は、電界強度を500V/cm以上に
する領域を通過しない。白蟻を有効に駆除することから
すると、高圧電源3の出力電圧は高くするのが良い。し
かしながら、高圧電源3の出力電圧を高くすると、高圧
電源3の消費電力が大きくなり、また、絶縁も難しくな
る。さらに、漏電しやすくなって、安全に使用するのが
難しくなる。したがって、高圧電源3の出力電圧は、こ
れ等のことを考慮して前述の範囲に設定される。
流、交流、またはパルスの高電圧を印加する。高圧電源
3の出力電圧は、対向電極2の間隔で最適値に設定され
るが、たとえば、対向電極2の間隔を5〜10cmとす
るとき、1000V〜50000V、好ましくは200
0V〜30000V、より好ましくは約10000Vに
設定される。高圧電源3の出力電圧を高くすると、対向
電極2の間の電界は強くなる。対向電極2の間の電界強
度が、対向電極2の間隔に反比例して、電圧に比例する
からである。白蟻は、電界強度を500V/cm以上に
する領域を通過しない。白蟻を有効に駆除することから
すると、高圧電源3の出力電圧は高くするのが良い。し
かしながら、高圧電源3の出力電圧を高くすると、高圧
電源3の消費電力が大きくなり、また、絶縁も難しくな
る。さらに、漏電しやすくなって、安全に使用するのが
難しくなる。したがって、高圧電源3の出力電圧は、こ
れ等のことを考慮して前述の範囲に設定される。
【0027】高圧電源3は、直流、または、図7に示す
ように高電圧のパルス電圧を出力することができる。パ
ルス電圧を出力する高圧電源3は、消費電力を極めて小
さくして、白蟻を有効に駆除できる。パルス電圧は、休
止時間に対する出力時間の比率、すなわち、デューティ
ーを小さくして、消費電力をより小さくできる。デュー
ティーは例えば、1〜50%とする。パルス電圧の周期
は、たとえば、数秒〜数百マイクロ秒とすることができ
る。高圧電源3は、パルスの周期を短くして、出力側に
コンデンサーを接続すると、出力電圧が鎖線で示すよう
に、パルス電圧から次第に低下するように変化する。し
たがって、出力電圧の平均値を高くできる。
ように高電圧のパルス電圧を出力することができる。パ
ルス電圧を出力する高圧電源3は、消費電力を極めて小
さくして、白蟻を有効に駆除できる。パルス電圧は、休
止時間に対する出力時間の比率、すなわち、デューティ
ーを小さくして、消費電力をより小さくできる。デュー
ティーは例えば、1〜50%とする。パルス電圧の周期
は、たとえば、数秒〜数百マイクロ秒とすることができ
る。高圧電源3は、パルスの周期を短くして、出力側に
コンデンサーを接続すると、出力電圧が鎖線で示すよう
に、パルス電圧から次第に低下するように変化する。し
たがって、出力電圧の平均値を高くできる。
【0028】さらに、高圧電源3は、図8に示すよう
に、電圧が時間的に+−に変化する高電圧のパルス電圧
を出力することもできる。この高圧電源3も、デューテ
ィーを小さくして消費電力をより小さくできる。さら
に、+−に変化する高電圧を印加することによって、極
性の違う電界を発生させて、より効果的に白蟻を駆除で
きる。さらに、高圧電源は、出力電圧をサイン波とする
交流電圧を出力することもできる。
に、電圧が時間的に+−に変化する高電圧のパルス電圧
を出力することもできる。この高圧電源3も、デューテ
ィーを小さくして消費電力をより小さくできる。さら
に、+−に変化する高電圧を印加することによって、極
性の違う電界を発生させて、より効果的に白蟻を駆除で
きる。さらに、高圧電源は、出力電圧をサイン波とする
交流電圧を出力することもできる。
【0029】高圧電源3は、漏電すると出力電圧を遮断
する漏電ブレーカ回路を内蔵させて、より安全に使用で
きる。漏電ブレーカ回路は、対向電極2に流れる電流を
検出して、漏電と判定する。漏電ブレーカ回路は、たと
えば1〜10mAの電流が流れるときに、漏電と判定し
て出力を遮断する。図9に示す高圧電源3は、複数の出
力端子5を有し、それぞれの出力端子5に漏電ブレーカ
回路の遮断リレー6を接続している。漏電ブレーカ回路
は、各々の出力端子5に接続しているいずれかの対向電
極2が漏電して、対向電極2に漏電電流が流れるように
なると、漏電した端子に接続している遮断リレー6をオ
フにして出力を遮断する。たとえば、出力端子Aに接続
している対向電極2が漏電すると、出力端子Aに接続し
ている遮断リレーaをオフにして、出力端子Aの出力を
遮断して出力電圧を0Vにする。そして、漏電ブレーカ
回路は出力を遮断した状態を、たとえばLED等のパイ
ロットランプで表示する。
する漏電ブレーカ回路を内蔵させて、より安全に使用で
きる。漏電ブレーカ回路は、対向電極2に流れる電流を
検出して、漏電と判定する。漏電ブレーカ回路は、たと
えば1〜10mAの電流が流れるときに、漏電と判定し
て出力を遮断する。図9に示す高圧電源3は、複数の出
力端子5を有し、それぞれの出力端子5に漏電ブレーカ
回路の遮断リレー6を接続している。漏電ブレーカ回路
は、各々の出力端子5に接続しているいずれかの対向電
極2が漏電して、対向電極2に漏電電流が流れるように
なると、漏電した端子に接続している遮断リレー6をオ
フにして出力を遮断する。たとえば、出力端子Aに接続
している対向電極2が漏電すると、出力端子Aに接続し
ている遮断リレーaをオフにして、出力端子Aの出力を
遮断して出力電圧を0Vにする。そして、漏電ブレーカ
回路は出力を遮断した状態を、たとえばLED等のパイ
ロットランプで表示する。
【0030】高圧電源3の複数の出力端子5は、複数に
区画された対向電極2に接続される。たとえば、図10
の平面図に示すように、建物の基礎材料1に固定される
対向電極2をA〜Dの4組に区画し、4組の対向電極2
を高圧電源3の4つの出力端子5に接続する。4組の対
向電極2は、互いに電気的に接続しない状態で、建物に
固定される。ただし、4組の対向電極は、必ずしも+−
両方の電極を電気的に接続しない状態とする必要はな
い。たとえば、図1に示すように、基礎1Aと土台1B
との間に接続する金属板2Aである−側の電極を共通に
して互いに接続した構造とし、土台1Bの表面に固定さ
れる絶縁被覆導線2Bを電気的に接続しない構造とし
て、絶縁被覆導線2Bを高圧電源3の+側の出力端子5
に接続する。
区画された対向電極2に接続される。たとえば、図10
の平面図に示すように、建物の基礎材料1に固定される
対向電極2をA〜Dの4組に区画し、4組の対向電極2
を高圧電源3の4つの出力端子5に接続する。4組の対
向電極2は、互いに電気的に接続しない状態で、建物に
固定される。ただし、4組の対向電極は、必ずしも+−
両方の電極を電気的に接続しない状態とする必要はな
い。たとえば、図1に示すように、基礎1Aと土台1B
との間に接続する金属板2Aである−側の電極を共通に
して互いに接続した構造とし、土台1Bの表面に固定さ
れる絶縁被覆導線2Bを電気的に接続しない構造とし
て、絶縁被覆導線2Bを高圧電源3の+側の出力端子5
に接続する。
【0031】さらに、本発明の白蟻の駆除装置は、建物
の基礎部分に空気を送風する通気ファンと併用して、さ
らに効率よく白蟻を駆除することができる。通気ファン
には、一般に市販されているものが使用できる。通気フ
ァンは、たとえば、縁の下等の建物の基礎部分に配設さ
れて、この部分に空気を送風して建物の基礎部分が吸湿
するのを防止する。このように、通気ファンによって基
礎部分が乾燥状態に保持される建物は、土台等が白蟻の
好む環境となるのを防止して効果的に白蟻駆除できるこ
とに加えて、基礎部分が吸湿して電気抵抗が低下するの
を防止して、漏電を有効に防止できる特長がある。
の基礎部分に空気を送風する通気ファンと併用して、さ
らに効率よく白蟻を駆除することができる。通気ファン
には、一般に市販されているものが使用できる。通気フ
ァンは、たとえば、縁の下等の建物の基礎部分に配設さ
れて、この部分に空気を送風して建物の基礎部分が吸湿
するのを防止する。このように、通気ファンによって基
礎部分が乾燥状態に保持される建物は、土台等が白蟻の
好む環境となるのを防止して効果的に白蟻駆除できるこ
とに加えて、基礎部分が吸湿して電気抵抗が低下するの
を防止して、漏電を有効に防止できる特長がある。
【0032】
【発明の効果】本発明の白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装
置を備える建物は、薬剤を使用しないで白蟻を有効に駆
除できる特長がある。それは、本発明の白蟻の駆除装置
が、建物の基礎材料に、一定の間隔だけ離して、互いに
絶縁して配設される一対の対向電極と、この対向電極に
高電圧を印加する高圧電源とを備え、高圧電源が、対向
電極の間に強電界をかけて、白蟻の通過を阻止している
からである。本発明の白蟻の駆除装置は、白蟻が強電界
な領域を避ける性質を巧みに利用して白蟻を駆除する。
すなわち、対向電極で基礎材料に強電界をかけて、白蟻
がこの領域を通過するのを阻止している。このように、
薬剤を使用することなく白蟻を駆除する本発明の駆除装
置と建物は、人体に全く無害な状態で白蟻を有効に駆除
できる優れた特長が実現できる。
置を備える建物は、薬剤を使用しないで白蟻を有効に駆
除できる特長がある。それは、本発明の白蟻の駆除装置
が、建物の基礎材料に、一定の間隔だけ離して、互いに
絶縁して配設される一対の対向電極と、この対向電極に
高電圧を印加する高圧電源とを備え、高圧電源が、対向
電極の間に強電界をかけて、白蟻の通過を阻止している
からである。本発明の白蟻の駆除装置は、白蟻が強電界
な領域を避ける性質を巧みに利用して白蟻を駆除する。
すなわち、対向電極で基礎材料に強電界をかけて、白蟻
がこの領域を通過するのを阻止している。このように、
薬剤を使用することなく白蟻を駆除する本発明の駆除装
置と建物は、人体に全く無害な状態で白蟻を有効に駆除
できる優れた特長が実現できる。
【図1】本発明の実施例の白蟻の駆除装置を備える建物
の基礎部分を示す一部断面斜視図
の基礎部分を示す一部断面斜視図
【図2】図1に示す基礎部分の拡大垂直断面図
【図3】固定具の他の一例を示す断面図
【図4】本発明の他の実施例の白蟻の駆除装置を備える
建物の基礎部分を示す断面図
建物の基礎部分を示す断面図
【図5】本発明の他の実施例の白蟻の駆除装置を備える
建物の柱部分を示す一部断面斜視図
建物の柱部分を示す一部断面斜視図
【図6】本発明の他の実施例の白蟻の駆除装置を備える
建物の基礎部分を示す断面図
建物の基礎部分を示す断面図
【図7】高圧電源の出力電圧を示すグラフ
【図8】高圧電源の出力電圧の他の一例を示すグラフ
【図9】漏電ブレーカ回路を内蔵する高圧電源の回路図
【図10】建物の基礎材料に対向電極を区画して配設す
る状態を示す平面図
る状態を示す平面図
1…基礎材料 1A…基礎 1
B…土台 1C…柱 2…対向電極 2A…金属板 2
B…絶縁被覆導線 3…高圧電源 4…固定具 4A…リング部 4
B…挿入部 5…出力端子 6…遮断リレー
B…土台 1C…柱 2…対向電極 2A…金属板 2
B…絶縁被覆導線 3…高圧電源 4…固定具 4A…リング部 4
B…挿入部 5…出力端子 6…遮断リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 晋司 徳島県徳島市国府町日開字中815番地の1 コロナ工業株式会社内 Fターム(参考) 2B121 AA16 BB28 BB32 DA06 DA08 EA05 EA22 FA12 2E001 DH14 FA21 GA77 HA04 HB01
Claims (7)
- 【請求項1】 建物の基礎材料(1)に、一定の間隔だけ
離して、互いに絶縁して配設される一対の対向電極(2)
と、この対向電極(2)に高電圧を印加する高圧電源(3)と
を備え、高圧電源(3)でもって対向電極(2)の間に強電界
をかけて、白蟻の通過を阻止するようにしてなる白蟻の
駆除装置。 - 【請求項2】 対向電極(2)が、表面を絶縁材で被覆し
た金属線または金属板である請求項1に記載される白蟻
の駆除装置。 - 【請求項3】 基礎(1A)と土台(1B)との間に配設される
金属板(2A)を一方の対向電極(2)とし、他方の対向電極
(2)を土台(1B)に沿って固定する請求項1に記載される
白蟻の駆除装置。 - 【請求項4】 土台(1B)に沿って固定される絶縁被覆導
線(2B)を一方の対向電極(2)とする請求項1に記載され
る白蟻の駆除装置。 - 【請求項5】 高圧電源(3)が、高電圧のパルス電圧ま
たは交流電圧を出力する請求項1に記載される白蟻の駆
除装置。 - 【請求項6】 高圧電源(3)が、漏電すると出力電圧を
遮断する漏電ブレーカ回路を内蔵している請求項1に記
載される白蟻の駆除装置。 - 【請求項7】 基礎材料(1)に、一定の間隔だけ離し
て、互いに絶縁して配設している一対の対向電極(2)
と、この対向電極(2)に高電圧を印加する高圧電源(3)と
を備え、高圧電源(3)でもって対向電極(2)の間に強電界
をかけて、白蟻の通過を阻止するようにしてなる白蟻の
駆除装置を備える建物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11114264A JP2000300151A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装置を備える建物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11114264A JP2000300151A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装置を備える建物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000300151A true JP2000300151A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14633455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11114264A Pending JP2000300151A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 白蟻の駆除装置と白蟻の駆除装置を備える建物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000300151A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10241122A1 (de) * | 2002-09-03 | 2004-03-18 | Walter Pollmann | Vorrichtung zum Vertreiben von sich am Boden fortbewegenden Insekten |
| JP2007274954A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Yamaguchi Univ | シロアリ等の防除撃退装置及び方法 |
| JP2017193954A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 国立大学法人 熊本大学 | 水生付着生物除去方法および水生付着生物除去装置 |
| US11291199B2 (en) * | 2014-11-19 | 2022-04-05 | Engineered Materials, Inc. | Insect barrier |
| JP2022093880A (ja) * | 2020-12-14 | 2022-06-24 | 積水ハウス株式会社 | Aeセンサを有する構造体 |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11114264A patent/JP2000300151A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10241122A1 (de) * | 2002-09-03 | 2004-03-18 | Walter Pollmann | Vorrichtung zum Vertreiben von sich am Boden fortbewegenden Insekten |
| JP2007274954A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Yamaguchi Univ | シロアリ等の防除撃退装置及び方法 |
| US11291199B2 (en) * | 2014-11-19 | 2022-04-05 | Engineered Materials, Inc. | Insect barrier |
| US12207644B2 (en) | 2014-11-19 | 2025-01-28 | Engineered Materials, Inc. | Insect barrier |
| JP2017193954A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 国立大学法人 熊本大学 | 水生付着生物除去方法および水生付着生物除去装置 |
| JP2022093880A (ja) * | 2020-12-14 | 2022-06-24 | 積水ハウス株式会社 | Aeセンサを有する構造体 |
| JP7602748B2 (ja) | 2020-12-14 | 2024-12-19 | 積水ハウス株式会社 | Aeセンサを有する構造体 |
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