JP2000301338A - レーザ光によるアーク誘導溶接方法及び装置 - Google Patents
レーザ光によるアーク誘導溶接方法及び装置Info
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Abstract
の位置に正確に行え、アーク放電を安定化する事ができ
るレーザ光によるアーク誘導溶接方法を実現する。 【解決手段】アーク放電電圧をパルス状又は交流にして
アーク放電の誘導幅を正確に広げ、かつ、安定して誘導
できるようになる。初期状態においてはアーク放電によ
るプラズマ5は発生しておらず、アーク放電はレーザ光
16の照射位置に誘導される。その後、アーク放電によ
りプラズマ5が発生し溶接が始まり、パルス状に放電電
圧が印加され放電電圧が下がりプラズマ5の発生が弱め
られる。次に、アーク電圧を上げて、レーザ光16の照
射位置に放電4を誘導することが可能となる。
Description
溶接するレーザ光によるアーク誘導溶接方法及び装置に
関する。
t gas)溶接、MIG(metal inert
gas)溶接、C02溶接、MAG(metal ac
tive gas)溶接等を用いる溶接の場合は、図1
5に示すように、トーチ1を移動することによりウィー
ビングを行い、フィラー電極3と被加工物である母材2
との間に発生するアーク放電4により溶接を行う。さら
に、狭開先溶接を行う場合、トーチ1を開先内に挿入し
溶接するが、トーチ1をウィービングすることが出来な
いために、例えば、特開平5−146877号公報に記
載されているような方法により溶接が行われる。
曲ギア6により送給されるワイヤーを屈曲させて、開先
内の母材2間に溶接ビードを形成して溶接を行う。な
お、8は裏あて用治具である。また、図17に示すよう
に、偏心したチップをモータ9及びベルト10により回
転させ、フィラー供給ホース11から供給されるフィラ
ーを回転させながら行う事により放電4の方向を制御す
る方法等がある。
来技術にあっては、狭開先溶接の場合にアーク放電電極
(フィラー電極)3が母材2の側壁に接近すると、図1
8及び図19に示すように、電極3と母材2の側壁との
間にアーク放電が発生し、溶接が安定して出来ない等の
問題が発生する。なお、5はアーク放電によるプラズマ
である。
イヤ方式、偏心トーチ回転方式等いずれも溶接位置に正
確に誘導するものでないため、アーク放電の位置がワー
ク形状や電界の影響で溶接予定位置とは違う場所に放電
し安定した溶接が出来ない等の問題がある。
できないため、図18に示すA部が未溶着部となり、溶
接欠陥となってしまう等の問題がある。
材2の側壁との距離αが、電極3と母材2の開先底部と
の距離βより小の関係の場合は、アーク溶接時に、アー
ク放電プラズマ5が側壁に発生してしまう。そのため、
図21に示すように、開先側壁は溶着金属30により溶
着されるが、開先底部が未溶着部31となってしまう。
するためには、開先角を45度から90度程度まで拡張
することが考えられるが、このようにすると、溶着すべ
き部分が膨大となり、溶接時間が長くなってしまう。さ
らに、溶融するフィラー材も大量に消費しなければなら
ず、溶接コストが増加してしまう。
未溶着部をガウジングし、再度、裏面から溶接すること
が考えられる。しかしながら、この方法では、ガウジン
グや再度の溶接に時間が必要であり、コストも増加して
しまう。さらに、裏面からのガウジング自体が困難であ
る場合も考えられる。
クを誘導する例が、特開昭62−263869号公報に
記載されているが、必ずしも確実に正確な位置にアーク
を誘導するに十分なものではない。つまり、レーザ光に
より、アークが所望の部分に発生した後、発生したアー
クによるプラズマが作用し、図20に示した現象が起こ
るからである。
集(’97−4)の「CO2レーザによるアークの揺
動」に記載されているように、TIGアークのレーザ誘
導により高速の表面処理を行ったものがある。しかし、
この場合、TIGの電極とワークとのギャップが広く、
移動速度が高速であり、TIGアーク単体で溶接できる
領域ではなく、TIGアークの指向性が母材付近で失わ
れる領域である。そのため、TIGアークの正確な誘導
は困難である。
したアーク溶接を狭開先内の底部及び角部の位置に正確
に行う事が可能であり、かつ、アーク放電を安定化する
事ができるレーザによるアーク誘導溶接方法及び装置を
実現することである。
め、本発明は次のように構成される。 (1)レーザ光によるアーク誘導溶接方法において、ア
ーク電極と被溶接物との間に、パルス状又は交流の電圧
を印加し、アーク溶接を行う際に、レーザ光を上記被溶
接物の溶接予定位置に照射してプラズマ及び金属蒸気を
発生させ、アーク放電を上記レーザ光を照射した溶接予
定位置に誘導しアーク溶接を行う。
上記被溶接物は狭開先内の溶接予定部である。
いて、上記レーザ光は、上記溶接予定位置に対して揺動
すること。
において、アーク電極と被溶接物との間に、パルス状又
は交流の電圧を印加する電圧印加手段と、アーク溶接を
行う際に、レーザ光を上記被溶接物の狭開先内の溶接予
定部に照射するレーザ照射手段と、上記電圧印加手段及
びレーザ照射手段の動作を制御する制御手段とを備え、
レーザ光を上記被溶接物の溶接予定部に照射してプラズ
マ及び金属蒸気を発生させ、アーク放電を上記レーザ光
を照射した上記溶接予定部に誘導しアーク溶接を行う。
において、アーク電極と被溶接物との間に、パルス状又
は交流の電圧を印加する電圧印加手段と、アーク溶接を
行う際に、レーザ光を上記被溶接物の溶接予定位置に照
射するレーザ照射手段と、上記レーザ光を上記被溶接物
の溶接予定位置に対して揺動する揺動手段と、上記電圧
印加手段、レーザ照射手段及び揺動手段の動作を制御す
る制御手段とを備え、レーザ光を上記被溶接物の溶接予
定位置に照射してプラズマ及び金属蒸気を発生させ、ア
ーク放電を上記レーザ光を照射した上記溶接予定位置部
に誘導しアーク溶接を行う。
め、レーザ光に誘導されて、このレーザ光の照射位置に
アーク放電の発生が開始された後、アーク放電によるプ
ラズマでアークがレーザ光の照射位置とは異なる位置に
誘導される前に、アーク放電電圧が低下され、アーク放
電によるプラズマが消失又は弱められる。そして、アー
ク放電によるプラズマが消失した後、アーク電圧が上昇
され、レーザ光の照射位置でのアーク溶接が継続され
る。
する。図1は、TIG溶接の場合におけるレーザ光によ
るアーク放電の誘導を説明する図である。図1におい
て、溶接用トーチ1はTIG溶接用のトーチであり、放
電電極12には、母材2に接続された母材電極14によ
り、母材2との間に交流もしくはパルス状の電圧が印加
されている。
されている。このとき、母材2の溶接予定位置にレーザ
16集光レンズ15を介して照射すると、照射されたレ
ーザ16によりプラズマ13が溶接母材2の上記予定位
置に発生させられる。
高く、電極12と母材2との電位差により、電極12が
マイナスの場合はプラズマ13の方向にアーク放電し、
レーザ照射位置に誘導される。電極12がプラスの場合
はレーザ照射点からアーク放電し、プラズマ13の領域
を通って電極12に放電する。
電圧が交流の場合は、電極12と母材2の極性が交互に
変化するため、上記の現象が交互に発生し、放電され
る。このとき、母材2がマイナスの場合に、レーザスポ
ットを起点にアーク放電が発生するが、これはレーザ照
射により母材2が局所的に加熱され、熱電子が放出され
やすい状態になっているためである。また、このアーク
放電は、レーザ16によりプラズマ13が発生させられ
ているため、母材2の状態や電極12の状態に関わらず
安定したアーク放電を可能にする。
ザ誘導溶接の原理を説明する図であり、図4及び図5
は、本発明の原理を説明する図である。図2の(a)、
図3の(a)において、アークの出力が一定電圧である
場合、レーザ16によりプラズマ13が発生した後、ア
ーク電極3と母材2との間の電圧によりアーク放電の発
生が開始される。
すように、アーク放電により周囲にプラズマ5が発生す
る。これにより、レーザ16によるプラズマ13のアー
ク誘導効果が薄れる。このため、図2の(c)、図3の
(c)に示すように、アーク放電が、電極3と母材2と
の間の近い位置に移動してしまい、所望の部分への溶接
が困難となる。
び図5に示すように、アーク放電電圧をパルス状もしく
は、交流にすることにより、アーク放電の誘導幅を正確
に広げることができ、かつ、安定して誘導できるように
なる。
すように、初期状態において、アーク放電によるプラズ
マ5は発生しておらず、この状態では、アーク放電はレ
ーザ16によりプラズマ13が発生しているレーザ16
照射位置に誘導されている。
すように、アーク放電によりプラズマ5が発生し溶接が
始まる。そして、パルス状に放電電圧が印加されるた
め、放電電圧が下がり、プラズマ5の発生が弱められ
る。その後、図4の(c)、図5の(c)に示すよう
に、アーク電圧を上げることにより、レーザ16の照射
位置に放電4を誘導することが可能となる。この現象は
アーク電圧が交流の場合も同様である。
電電圧を、パルス状又は交流とするため、レーザ光に誘
導されて、このレーザ光の照射位置にアーク放電の発生
が開始された後、アーク放電によるプラズマでアークが
レーザ光の照射位置とは異なる位置に誘導される前に、
アーク放電電圧が低下され、アーク放電によるプラズマ
が消失又は弱められる。そして、アーク放電によるプラ
ズマが消失又は弱められた後、アーク電圧が上昇され、
レーザ光の照射位置でのアーク溶接が継続される。
狭開先の底部を溶接する場合には、この底部にレーザ光
16を照射して、アーク放電を誘導し、その後、アーク
によるプラズマが電極3と側壁との間に発生し、アーク
が電極3と側壁との間に発生する前に、アーク放電電圧
を低下するように構成すれば、狭開先底部を溶着金属1
9により確実に溶接することができる。
接方法を実施する場合には、図8、図9、図10に示す
ように、レーザ16の照射位置にアーク放電を誘導し、
電極3とワーク(母材)2との間にアーク放電を発生さ
せ、狭開先溶接を行う。さらに、開先内でレーザ16の
スポットを揺動(ウェービング)させる事により、アー
クを開先内で誘導する事ができ、安定して狭開先内の底
部に向けアーク放電を発生させることができる。
ーザ光16自体を移動させる方法の他に、図11に示す
ように、レンズ15を移動する方法がある。また、図1
2に示すように、レーザ光16をミラー17に反射させ
て、反射させたレーザ光16を集光レンズ15を介して
母材2に照射させ、ミラー17を回動させ、レーザ光1
6を移動させる方法がある。
5の上部にヴェッジ基板18を配置し、このヴェッジ基
板18を回転させることでレーザ光16を移動する方法
がある。
照射位置を開先内で移動することで、側壁に放電するこ
となしに安定して開先底部のアーク溶接が可能となる。
また、これにより、図15、図16及び図17に示した
ように、ワイヤーを屈曲させたり、電極3を移動させた
りする必要無しに、かつ、ワーク2の形状に影響を受け
ること無く、安定して正確にアーク溶接を行うことが可
能となる。
溶接を狭開先内の底部及び角部の位置に正確に行う事が
可能であり、かつ、アーク放電を安定化する事ができる
レーザ光によるアーク誘導溶接方法を実現することがで
きる。
誘導溶接方法を実施するためのアーク誘導溶接装置の概
略構成図である。図14において、アーク電源29から
のアーク電圧は、電極ケーブル23を介して溶接用トー
チ1に供給されるとともに、電極ケーブル24を介して
テーブル22上に配置されたワーク2に供給される。ま
た、レーザ電源27に接続されたレーザ発振器26から
発生されるレーザ光16は、光ファイバー21及び集光
ユニット19を介してワーク2に照射される。
ートユニット20により移動され、レーザ光16がワー
ク2上で移動される。
レートユニット20は、溶接用ロボット25に取り付け
られている。そして、コントロールユニット28によ
り、オシレートユニット20、テーブル22、ロボット
25、レーザ電源27、アーク電源29の動作が制御さ
れる。
り、上述した本発明のレーザ光によるアーク誘導溶接方
法が実行される。まず、コントロールユニット28は、
ロボット25を動作せるとともに、テーブル22を移動
させてレーザ光16がワーク2の所望の位置に照射され
る位置にワーク2を移動させる。続いて、コントロール
ユニット28は、アーク電源29を制御してトーチ1の
電極とワーク2との間に、パルス状又は交流電圧のアー
ク放電電圧の印加を開始させる。
ザ電源27を制御して、レーザ発振器26からのレーザ
光16をワーク2に照射させる。この場合、コントロー
ルユニット28は、オシレートユニット20を動作さ
せ、レーザ光16のウェービングを行う。そして、コン
トロールユニット20は、ロボット25、テーブル22
の動作を制御して、ワーク2を所望の溶接線に沿って溶
接させる。
溶接を狭開先内の底部及び角部の位置に正確に行う事が
可能であり、かつ、アーク放電を安定化する事ができる
レーザ光によるアーク誘導溶接装置を実現することがで
きる。
間隔は、アーク放電プラズマが消失若しくは弱くなるの
に必要な時間、例えば、約コンマ数ms以上であればよ
い。
狭開先内の底部及び角部の位置に正確に行う事が可能で
あり、かつ、アーク放電を安定化する事ができるレーザ
によるアーク誘導溶接方法及び装置を実現することがで
きる。
ク放電の誘導を説明する図である。
明する図である。
明する図である。
状態の説明図である。
を示す図である。
の誘導作用によりウェービングをする様子を示す図であ
る。
の誘導作用によりウェービングをする様子を示す図であ
る。
ザの誘導作用によりウェービングをする様子を示す図で
ある。
図である。
す図である。
例を示す図である。
溶接装置の概略構成図である。
ービングのようすを示す図である。
ワイヤーを用いたウェービングのようすを示す図であ
る。
チ回転方式を用いたウェービングのようすを示す図であ
る。
溶接を行う場合において、アーク放電が側壁に発生する
状態を示す図である。
溶接を行う場合において、アーク放電が側壁に発生する
状態を示す図である。
において、アーク放電が側壁に発生する状態を示す図で
ある。
において、狭開先底部が溶接されていない状態の説明図
である。
Claims (5)
- 【請求項1】レーザ光によるアーク誘導溶接方法におい
て、 アーク電極と被溶接物との間に、パルス状又は交流の電
圧を印加し、アーク溶接を行う際に、レーザ光を上記被
溶接物の溶接予定位置に照射してプラズマ及び金属蒸気
を発生させ、アーク放電を上記レーザ光を照射した溶接
予定位置に誘導しアーク溶接を行うことを特徴とするレ
ーザ光によるアーク誘導溶接方法。 - 【請求項2】請求項1記載のレーザ光によるアーク誘導
溶接方法において、上記被溶接物は狭開先内の溶接予定
部であることを特徴とするレーザ光によるアーク誘導溶
接方法。 - 【請求項3】請求項1記載のレーザ光によるアーク誘導
溶接方法において、上記レーザ光は、上記溶接予定位置
に対して揺動することを特徴とするレーザ光によるアー
ク誘導溶接方法。 - 【請求項4】レーザ光によるアーク誘導溶接装置におい
て、 アーク電極と被溶接物との間に、パルス状又は交流の電
圧を印加する電圧印加手段と、 アーク溶接を行う際に、レーザ光を上記被溶接物の狭開
先内の溶接予定部に照射するレーザ照射手段と、 上記電圧印加手段及びレーザ照射手段の動作を制御する
制御手段と、 を備え、レーザ光を上記被溶接物の溶接予定部に照射し
てプラズマ及び金属蒸気を発生させ、アーク放電を上記
レーザ光を照射した上記溶接予定部に誘導しアーク溶接
を行うことを特徴とするレーザ光によるアーク誘導溶接
装置。 - 【請求項5】レーザ光によるアーク誘導溶接装置におい
て、 アーク電極と被溶接物との間に、パルス状又は交流の電
圧を印加する電圧印加手段と、 アーク溶接を行う際に、レーザ光を上記被溶接物の溶接
予定位置に照射するレーザ照射手段と、 上記レーザ光を上記被溶接物の溶接予定位置に対して揺
動する揺動手段と、 上記電圧印加手段、レーザ照射手段及び揺動手段の動作
を制御する制御手段と、 を備え、レーザ光を上記被溶接物の溶接予定位置に照射
してプラズマ及び金属蒸気を発生させ、アーク放電を上
記レーザ光を照射した上記溶接予定位置部に誘導しアー
ク溶接を行うことを特徴とするレーザ光によるアーク誘
導溶接装置。
Priority Applications (7)
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|---|---|---|---|
| JP11564399A JP3392072B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | レーザ光によるアーク誘導溶接方法及び装置 |
| US09/700,408 US6596969B1 (en) | 1999-03-16 | 2000-03-15 | Method for guiding arc by laser, and arc guiding welding and device by the method |
| CNB008003173A CN1193857C (zh) | 1999-03-16 | 2000-03-15 | 激光的电弧感生方法以及用此方法进行的电弧感生焊接方法与设备 |
| KR10-2000-7012122A KR100468810B1 (ko) | 1999-03-16 | 2000-03-15 | 레이저에 의한 아크유도방법 및 그것을 사용한 아크유도용접 및 장치 |
| DE60013397T DE60013397T2 (de) | 1999-03-16 | 2000-03-15 | Verfahren zu führen eines lichtbogen mittels laser, schweissung mittels lichtbogenführung und vorrichtung zur durchführung dieser schweissung |
| PCT/JP2000/001565 WO2000054923A1 (en) | 1999-03-16 | 2000-03-15 | Method for guiding arc by laser, and arc guiding welding and device by the method |
| EP00909642A EP1136167B1 (en) | 1999-03-16 | 2000-03-15 | Method for guiding arc by laser, and arc guiding welding and device by the method |
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