JP2000301448A - ラッピングマシン、ロウツール及びラッピング方法 - Google Patents
ラッピングマシン、ロウツール及びラッピング方法Info
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Abstract
グマシン及びロウツールに関し、加工精度を高めること
が主な課題である。 【解決手段】 本発明は複数のヘッドスライダを有する
ロウバーを研磨するためのラッピングマシンに関連して
いる。ラッピングマシンは、ラッピング面14Aを提供
するラップ定盤14と、ロウバーをラッピング面に抗し
て押し付けるワーク面を有するロウツール32と、与え
られた圧力分布がロウバーとラッピング面との間に生じ
るようにロウツールに作用するメカニズムとを備えてい
る。ロウツールはワーク面に沿って配列される複数の穴
を有している。メカニズムは、各々穴内にてワーク面と
垂直な方向の力をロウツールに与える作用点を有する複
数のリンク36,38を含む。複数のリンクの各々は、
その回転中心となる支点と、ワーク面と概ね平行な方向
に力を受ける力点とを有している。作用点及び支点間の
距離と力点及び支点間の距離の比はほぼ一定である。こ
の構成によると、ロウツールの穴の間隔を狭めるのが容
易であり、加工精度が高まる。
Description
をラップ加工するためのラッピングマシン及びロウツー
ルに関し、更に詳しくは、均質な磁気ヘッドを大量生産
するのに適したラッピングマシン及びロウツールに関す
る。
て、磁気ヘッド薄膜を基板上に形成した後、磁気ヘッド
薄膜をラップ加工することが行なわれている。このラッ
プ加工によって、磁気ヘッド薄膜の磁気抵抗層やギャッ
プの高さが一定にされる。磁気抵抗層やギャップの高さ
には、サブミクロン単位の精度が要求されている。この
ため、ラッピングマシンにも、高い精度でワークを加工
することが求められている。
ドの説明図である。複合型磁気ヘッドは、図1の(A)
に示されるように、基板1上に形成された磁気抵抗素子
2と、書き込み素子5とを有する。磁気抵抗素子2は、
図1の(B)に示されるように、磁気抵抗膜3と、磁気
抵抗膜3の両端に接続される一対の導体膜4とからな
る。磁気抵抗素子2は、外部磁界によりその抵抗値が変
化する素子である。従って、磁気抵抗素子2を用いるこ
とによって、例えば磁気ディスクのトラックTの磁化に
応じた大きさの電流を出力することができ、磁気ディス
クに記録されたデータを読み取ることができる。
とができるので、書き込みが必要である場合には書き込
み素子が別に設けられる。ここでは、書き込み素子5は
インダクティブヘッドからなる。書き込み素子5は、下
部磁極6と、下部磁極6とギャップを持って対向する上
部磁極8とを有する。これら磁極6及び8間には、磁極
6及び8を励磁するコイル7が設けられている。コイル
7の周囲には非磁性絶縁層9が設けられている。
磁気抵抗素子2の磁気抵抗膜3の抵抗値が各ヘッドで一
定であることが望ましい。しかし、磁気ヘッドの薄膜製
造工程のみによって抵抗値を一定にするのは困難であ
る。このため、磁気ヘッドの薄膜が形成された後、磁気
抵抗膜3の高さ(幅)hが一定になるように加工するこ
とによって、一定の抵抗値を得ている。
(D)は複合型磁気ヘッドの製造工程を説明する図であ
る。
によりウエハー10上に多数の複合型磁気ヘッド11が
形成される。次に、図2の(B)に示されるように、ウ
エハー10を短冊状にカットすることによって、ロウバ
ー11が作製される。ロウバー11は、1列の磁気ヘッ
ド12からなる。また、ロウバー11の例えば左端、中
央及び右端には加工モニタ用の抵抗素子12aが設けら
れている。
抗膜3の高さが一定になるようにラップ加工される。し
かし、ロウバー11は極めて薄く、例えばその厚みは
0.3mm程度である。このため、ロウバー11をラッ
ピングマシンに直接取り付けることが困難であり、ロウ
バー11は、図2の(C)に示されるように、一旦ロウ
ツール13に熱溶融性ワックスにより接着される。
ロウツール13に接着されたロウバー11はラップ定盤
14上でラップ加工される。このとき、特開平2−12
4262号公報(米国特許5023991)や特開平5
−123960号公報等で知られているように、ロウバ
ー11の加工モニタ用抵抗素子12aの抵抗値は、ラッ
プ加工中常時測定される。そして、測定された抵抗値に
より、磁気ヘッド12の磁気抵抗膜が目標の高さになっ
たか否かが検出される。
さまで加工されたことが検出されると、ラップ加工は停
止される。その後、図3の(B)に示されるように、ロ
ウバー11の下面11−1にスライダが形成される。
ウバー11はロウツール13に接着されたまま複数の磁
気ヘッド12にカットされる。そして、図3の(D)に
示されるように、ロウツール13を加熱して熱溶融性ワ
ックスを溶かしながら、各磁気ヘッド12が取り出され
る。
らなるロウバー11を作製して、ロウバー11毎にラッ
プ加工を行なうため、多数の磁気ヘッド12の磁気抵抗
膜を一度にラップ加工することができる。
内の個々の磁気ヘッドの磁気抵抗膜3の高さにあって
は、貼り付け精度や成膜の精度等によりサブミクロンの
オーダーではばらつきが存在する。従って、均一な特性
の磁気ヘッドを大量生産するためには、この種のばらつ
きを矯正しながらラッピングを行なう必要がある。
ロウバー11が接着されるワーク面の近傍にてロウツー
ル13を貫通する穴を設けておき、この穴を介してアク
チュエータからの力をロウツール13に作用させて、ロ
ウバー11とラップ定盤14のラッピング面との間に所
望の圧力分布が生じるようにされていた。しかし、穴が
1つであるとすると、種々のばらつきに対応することが
できず、高精度な加工精度を得るのが困難であるという
問題があった。
07,340号のようにロウツール13に複数の穴を形
成し、各穴を介してアクチュエータの力をロウツール1
3に作用させることが提案されている。しかし、所望の
圧力分布を得るためには、各アクチュエータに比較的大
きな力を印加する能力が要求されるので、このような複
数の作用点に作用するためのアクチュエータの製造上の
困難性から作用点(穴)の間隔をさほど小さくすること
ができず、やはり加工精度を高めるのが困難であるとい
う問題がある。
るのに適したラッピングマシン、ロウツール及びラッピ
ング方法を提供することである。
ると、複数のヘッドスライダを得るためのロウバーを研
磨するためのラッピングマシンが提供される。ラッピン
グマシンは、ラッピング面を提供するラップ定盤と、ロ
ウバーをラッピング面に抗して押し付けるワーク面を有
するロウツールと、与えられた圧力分布がロウバーとラ
ッピング面との間に生じるようにロウツールに作用する
メカニズムとを備えている。ロウツールはワーク面に沿
って配列される複数の穴を有している。メカニズムは、
各々穴内にてワーク面と垂直な方向の力をロウツールに
与える作用点を有する複数のリンクを含む。複数のリン
クの各々は、その回転中心となる支点と、ワーク面と概
ね平行な方向に力を受ける力点とを有している。作用点
及び支点間の第1の距離と力点及び支点間の第2の距離
の比はほぼ一定である。
に配列され且つ力点が交互にずれて配置される場合であ
っても力点から作用点に至る力の伝搬効率を一定に保つ
ことができるので、作用点の間隔を小さくするのが容易
になり、ロウバーとラッピング面との間に所望の圧力分
布を生じさせることができるようになる。その結果、加
工精度が向上し、本発明の目的が達成される。
ドスライダを得るためのロウバーを研磨するために使用
されるロウツールが提供される。ロウツールは、ロウバ
ーをラッピング面に抗して押し付けるワーク面と、ワー
ク面に沿って配列される複数の穴と、その各々は各穴を
囲むように形成されワーク面に向かって開いた概ねC字
形状を有する複数の第1のスリットと、その各々は隣り
合う2つの第1のスリットの端部を囲むように形成され
ワーク面と反対側に向かって開いた概ねC字形状を有す
る複数の第2のスリットとを有する。
ドスライダを得るためのロウバーを研磨するためのラッ
ピングマシンが提供される。ラッピングマシンは、ラッ
ピング面を提供するラップ定盤と、ロウバーをラッピン
グ面に抗して押し付けるワーク面を有するロウツール
と、与えられた圧力分布がロウバーとラッピング面との
間に生じるようにロウツールに作用するメカニズムとを
備えている。ロウツールは、本発明の第2の側面に従う
ロウツールである。また、メカニズムは、各々穴内にて
ワーク面と垂直な方向の力をロウツールに与える複数の
リンクを含む。
ドスライダが形成されたロウバーを研磨するラッピング
方法において、支点を中心に回動するリンクの一端をラ
ップ定盤に平行な方向に押圧し、該リンクの他端にて前
記ロウバーを支持するロウツールを前記ラップ定盤と垂
直な方向に加圧するステップと、前記ラップ定盤と前記
ロウツールとを相対移動させて前記ロウバーを研磨する
ステップと、を有することを特徴とするラッピング方法
が提供される。
ドスライダが形成されたロウバーを支持するロウツール
をラップ定盤方向に押圧し、該ロウバーを研磨するラッ
ピング方法において、前記ロウツールのラップ定盤と平
行な方向に複数配列され、該ラップ定盤と反対側の周囲
にスリットが形成された穴に前記ラップ定盤と垂直な方
向の力を与えるステップと、前記ラップ定盤と前記ロウ
ツールとを相対移動させて前記ロウバーを研磨するステ
ップと、を有することを特徴とするラッピング方法が提
供される。
態を詳細に説明する。
ングマシンの実施形態を示す平面図、部分破断側面図及
び部分破断正面図である。
14Aを提供するラップ定盤14は、図示しないモータ
により矢印A方向に回転される。このラッピングマシン
に固定された回転軸20には、アーム22を介してラッ
プベース24が支持されており、ラッピングに際して
は、図示しない駆動機構によって、ラップベース24は
回転軸20を中心に矢印B方向に揺動する。
に固定されたボール28によりアダプタ26が点支持さ
れている。ラップベース24の下面には複数の(例えば
4つの)座面30が設けられており、座面30はラッピ
ング面14A上で摺動する。アダプタ26の下部にはロ
ウツール32が装着される。
は、ロウツール32をアダプタ26に装着するための一
対の穴321と、後述するメカニズムによりロウツール
32を弾性変形させるための複数の(ここでは7つの)
穴322と、ロウバー11が例えば熱溶融性ワックスに
より接着されるワーク面323とを有している。ワーク
面323には、ロウツール11をダイシングするときの
ために複数の溝324が形成されている。穴322はワ
ーク面323に沿って配列され、ここでは等間隔であ
る。
は、アダプタ26に設けられた一対の突起34がロウツ
ール32の穴321に挿入されることによって、アダプ
タ26に装着される。アダプタ26はボール28により
点支持されているので、ロウバー11はロウツール32
のワーク面323によってラッピング面14Aに抗して
押しつけられる。与えられた圧力分布をロウバー11と
ラッピング面14Aとの間に生じさせるために、この実
施形態では、4つの短リンク36と3つの長リンク38
とエアシリンダ40とが用いられている。リンク36及
び38の各々は、コネクタ42によりエアシリンダ40
のシリンダロッド44に接続されている。
作を説明するための図である。短リンク36及び長リン
ク38の各々は、シリンダロッド44によってワーク面
14Aと概ね平行な方向に力を受ける力点P1と、回転
中心となる支点P2と、穴322内にてワーク面14A
と概ね垂直な方向の力をロウツール32に与える作用点
P3とを有している。例えば、シリンダロッド44が押
し出されて力点P1が図8において右方向に変位する
と、作用点P3は同下方向に変位し、ロウバー11をラ
ッピング面14Aに抗して押し付ける力が増大する。一
方、シリンダロッド44が引き込まれて力点P1が同左
方向に変位すると、作用点P3は同上方向に変位し、ロ
ウバー11をラッピング面14Aに抗して押し付ける力
が減少する。
長リンク38は交互に配列される。短リンク36の支点
P2は短リンク36を回転可能に支えるシャフト46に
よって提供される。また、長リンク38の支点P2は、
長リンク38を回転可能に支えるシャフト48によって
提供される。短リンク36における支点P2及び作用点
P3間の距離は長リンク38における同距離よりも短い
ので、シャフト46はシャフト48と作用点P3との間
に位置している。各短リンク36はシャフト48が遊貫
される穴50を有しており、同様に、長リンク38はシ
ャフト46が遊貫される図示しない穴を有している。シ
ャフト46及び48はアダプタ26に固定されている。
ンク38及び短リンク36の設計例を示す図である。図
10の(A)に示されるように、長リンク38にあって
は、支点P2及び作用点P3間の距離はL1に設定さ
れ、支点P2及び力点P1間の距離はL2に設定され
る。図10の(B)に示されるように、短リンク36に
あっては、支点P2及び作用点P3間の距離はL3(L
3<L1)に設定され、支点P2及び力点P1間の距離
はL4に設定される。
=L4/L3が満足される。
リンク38の組み合わせによると、短リンク36の4つ
の力点P1が沿う直線と長リンク38の3つの力点P1
が沿う直線とは異なるので、図11に示されるようにシ
リンダロッド44が互い違いに配列されてなるエアシリ
ンダ40の適用が可能になる。各シリンダロッド44は
一対のエアチューブ50及び52によって制御される。
エアチューブ50側を正圧にしエアチューブ52側を負
圧にした場合には、シリンダロッド44はエアシリンダ
40内に引き込まれ、これとは逆に、エアチューブ50
側を負圧にしエアチューブ52側を正圧にした場合に
は、シリンダロッド44はエアシリンダ40から押し出
される。
式が満足されていることにより、短リンク36と長リン
ク38とで作用点P3に同じ大きさの力を生じさせるた
めに力点P1に必要とされる力を同じにすることができ
る。また、図11に示されるようにシリンダロッド44
を互い違いに配置することによって、各シリンダロッド
44によって与えられる力を十分大きくしつつ短リンク
36及び長リンク38の間隔を小さくすることができる
ので、加工精度が高くなる。
に固定されたテーブル54には加圧シリンダ56と一対
のバランスシリンダ58及び60とが設けられている。
加圧シリンダ56は、ロウツール32に一様な押圧力を
与えるために、アダプタ26の概ね中央部を押し付け
る。加圧シリンダ56を用いることによって、エアシリ
ンダ40は必要な圧力分布における偏差を生じさせる程
度の能力を有していれば足りるようになり、エアシリン
ダ40の容量を小さくすることができる。
ール32に与えられる押圧力のロウツール32長手方向
のバランスを補正するために、それぞれ図6におけるア
ダプタ26の上面の左端と右端とを押し付ける。バラン
スシリンダ58及び60を用いることによっても、加圧
シリンダ56を用いた場合と同様に、エアシリンダ40
の容量を小さくすることができる。
は、複数の磁気ヘッド12と、加工モニタ用抵抗素子
(ELG素子(ELGはElectical Lapp
ingGuideの略))12aとを有している。ここ
では、ELG素子12aは、ロウバー11の左端、中央
及び右端の3ヶ所に設けられている。
aは、アナログ抵抗12−1及びデジタル抵抗12−2
からなる。アナログ抵抗12−1は抵抗膜の減少に応じ
て抵抗値が上昇していくパターンを有する。デジタル抵
抗12−2は抵抗膜が一定値まで減少するとオフするパ
ターンを有する。
14の(A)に示されるようになり、アナログ抵抗12
−1は可変抵抗で示される。そして、図14の(B)に
示されるように、ELG素子12aの高さの減少につれ
て、抵抗値は上昇する。デジタル抵抗12−2の等価回
路は、図14の(A)に示されるように、5つのスイッ
チ抵抗で示される。そして、図14の(B)に示される
ように、抵抗のオフ位置で折れ線状の変化を示す。
2aの高さを示す。アナログ抵抗12−1の抵抗値Ra
とELG素子12aの高さhとの関係は次式で近似され
る。
により求めることができる。しかし、この特性は各ウエ
ハーのプロセス条件等により変化する。デジタル抵抗1
2−2はこれを補うために設けられる。デジタル抵抗1
2−2のオフ位置h1〜h5は予め判っている。デジタ
ル抵抗12−2のオフを検出して、そのときの測定抵抗
値とオフ位置とを上式に代入する。デジタル抵抗12−
2の2点のオフを検出すれば、上式の係数a及びbが得
られる。
G素子12aの高さhに換算する。このように、ELG
素子12aの測定値を測定することにより、ELG素子
12aの高さを得ることができる。従って、ELG素子
12aの高さが目標値に達したか否かを判定することが
できる。ELG素子12aの高さが目標値に達すると、
ラッピング加工は停止される。
は、3つのELG素子12aが図示されているが、本実
施形態のように7つのリンク36及び38を用いてこれ
らを独立に制御するためには、より多くのELG素子1
2a(例えば31個)を用いることが望ましい。ラッピ
ングに際しては、これらのELG素子12aの抵抗値が
均等になるように、ロウバー11とラッピング面14A
との間に生じるように圧力分布が設定される。このよう
な圧力分布の設定は、各ELG素子12aの抵抗測定値
に基づきリンク36及び38の各々をフィードバック制
御することにより可能である。あるいはまた、ELG素
子12aの抵抗値に基づき計算によりリンク36及び3
8の各々の操作量を求め、フィードフォワード制御によ
りロウバー11とラッピング面Aとの間の圧力分布を設
定してもよい。更にまた、加圧シリンダ56並びにバラ
ンスシリンダ58及び60の加圧量の制御に関しても、
ELG素子12aの抵抗測定値に基づきフィードバック
制御又はフィードフォワード制御により行なうことがで
きる。
は一般的には金属から形成されているので、ワーク面3
23を変形させるために穴322だけが用いられている
と、ワーク面323を単位変形させるための力が大きく
なってしまう。また、1つの穴322に力を作用させた
ときに、その力によるワーク面323の変形が広範囲に
渡ってしまい、各穴322による独立した制御が困難に
なることがある。この点を改良したロウツールの実施形
態を以下に説明する。
ル32´の正面図である。ロウツール32´は図7に示
されるロウツール32と対比して、複数の(図では7つ
の)第1のスリット325及び複数の(図では6つの)
第2のスリット326とを更に有している点で特徴付け
られる。各第1のスリット325は、各穴322を囲む
ように形成され、ワーク面323に向かって開いた概ね
C字形状を有している。各第2のスリット326は、隣
り合う2つの第1のスリット325の端部を囲むように
形成され、ワーク面323と反対側に向かって開いた概
ねC字形状を有している。この実施形態では、両端の2
つの穴322を他の穴322と同様の性質にするため
に、両端の2つの穴322の近傍にはそれぞれL字形状
の第3のスリット327が形成されている。
り形成することができる。図15において各スリットの
端部又は途中の膨らんだ部分は、この種のワイヤー放電
加工の初期設定を行なうために予め形成された小穴に対
応している。
5に示されるロウツール32´の変形を有限要素法によ
り解析したモデルを示す図である。図16の(A)は、
右から2番目の穴322に下に向けて荷重をかけた場合
の変形の解析モデルを示し、図16の(B)は同じ穴3
22に上に向けて荷重をかけた場合の変形の解析モデル
を示している。
2のスリット325及び326を形成していることによ
り、第1に、ワーク面323を単位変形するために必要
な各穴322への荷重が図7に示されるロウツール32
と比較して十分小さくなっていることが明らかであり、
第2に、1つの穴322に荷重をかけた場合にワーク面
323の変形が広範囲に及ばないことが明らかである。
従って、このロウツール32´は、ロウバー11とラッ
ピング面14aとの間の圧力分布をきめこまやかに設定
するのに適しており、加工精度を高めることができる。
´の各穴322に単位荷重をかけた場合におけるワーク
面323の変位とワーク面323上の位置との関係を示
すグラフである。
gの荷重を上方向及び下方向にかけた場合におけるワー
ク面323の変位量が示されている。スリット325及
び326を形成したことにより、上方向及び下方向に関
してほぼ対象な変形が可能になっており、しかも、1つ
の穴322に荷重をかけた場合におけるワーク面323
の変形の範囲が狭くなっていることがわかる。前者の特
長により、ELG素子12aの抵抗測定値に基づく制御
が容易になるという効果が生じ、後者の特長により各穴
322について独立した制御が可能になるという効果が
生じる。
´の隣り合う2つの穴322に同じ方向で単位荷重をか
けた場合におけるワーク面323の変位とワーク面32
3上の位置との関係を示すグラフである。具体的には、
右から2番目と3番目の穴322にそれぞれ1kgの荷
重を上方向及び下方向にかけた場合におけるワーク面3
23の変位とワーク面323上の位置との関係が示され
ている。
スリットが形成されていない場合、2つの穴322に同
じ方向で荷重をかけると、図18に示されるカーブに対
応するカーブにおいては頂点が2つ生じてしまうことが
ある。この場合、ELG素子12aの抵抗測定値に基づ
く制御が困難になることがある。これに対して、図15
に示されるロウツール32´にあっては、スリット32
5及び326が形成されていることから、図18に示さ
れる各カーブの頂点が1つとなり、制御不能になること
はない。これは2点以上の場合であっても同様であり、
ロウバー11とラッピング面14Aとの間の圧力分布を
きめこまやかに設定することが可能になる。
ツール32″の正面図である。ロウツール32″は、図
15に示されるロウツール32´と対比して、更に多い
15個の穴322と、更に多い15個の第1のスリット
325と、更に多い14個の第2のスリット326とが
形成されている点で特徴付けられる。このように多くの
穴322が形成される場合、穴322の間隔は例えば数
mmと小さくなるので、例えば図9に示されるような本
発明の第1の側面に従うメカニズムと組み合わせてラッ
ピングマシンを提供することによって、極めて高精度な
加工が可能になる。
クチュエータとしてエアシリンダを含むものを例示した
が、ソレノイド及び圧電素子等の他の駆動部分を含むア
クチュエータが採用されてもよい。
加工精度を高めるのに適したラッピングマシン、ロウツ
ール及びラッピング方法の提供が可能になるという効果
が生じる。本発明の特定の実施形態により得られる効果
は以上説明した通りであるので、その説明を省略する。
説明図である。
ヘッドの製造工程の説明図(その1)である。
合型磁気ヘッドの製造工程の説明図(その2)である。
平面図である。
破断側面図である。
破断正面図である。
である。
動作の説明図である。
斜視図である。
長リンク及び短リンクの設計例を示す図である。
図である。
図である。
図である。
るELG素子の説明図である。
の正面図である。
るロウツールの変形の解析モデルを示す図である。
に単位荷重をかけた場合におけるワーク面の変位とワー
ク面上の位置との関係を示すグラフである。
合う2つの穴に同じ方向で単位荷重をかけた場合におけ
るワーク面の変位とワーク面上の位置との関係を示すグ
ラフである。
ールの正面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のヘッドスライダを得るためのロウ
バーを研磨するためのラッピングマシンであって、 ラッピング面を提供するラップ定盤と、 上記ロウバーを上記ラッピング面に抗して押し付けるワ
ーク面を有するロウツールと、 与えられた圧力分布が上記ロウバーと上記ラッピング面
との間に生じるように上記ロウツールに作用するメカニ
ズムとを備え、 上記ロウツールは上記ワーク面に沿って配列される複数
の穴を有し、 上記メカニズムは、各々上記穴内にて上記ワーク面と垂
直な方向の力を上記ロウツールに与える作用点を有する
複数のリンクを含み、 該複数のリンクの各々は、その回転中心となる支点と、
上記ワーク面と概ね平行な方向に力を受ける力点とを有
し、 上記作用点及び上記支点間の第1の距離と上記力点及び
上記支点間の第2の距離の比はほぼ一定であるラッピン
グマシン。 - 【請求項2】 請求項1に記載のラッピングマシンであ
って、 上記複数のリンクは交互に配列される複数の第1のリン
クと複数の第2のリンクとを含み、 上記各第1のリンクの上記第1の距離は上記各第2のリ
ンクの上記第1の距離よりも長く、 上記各第1のリンクの上記支点は上記第1の複数のリン
クを回転可能に支える第1のシャフトによって提供さ
れ、 上記各第2のリンクの上記支点は上記第2の複数のリン
クを回転可能に支える第2のシャフトによって提供さ
れ、該第2のシャフトは上記第1のシャフトと上記作用
点の間に位置し、 上記各第1のリンクは上記第2のシャフトが遊貫される
穴を有し、 上記各第2のリンクは上記第1のシャフトが遊貫される
穴を有しているラッピングマシン。 - 【請求項3】 請求項1に記載のラッピングマシンであ
って、 上記ロウバーは、その各々は上記各穴を囲むように形成
され上記ワーク面に向かって開いた概ねC字形状を有す
る複数の第1のスリットと、その各々は隣り合う2つの
上記第1のスリットの端部を囲むように形成され上記ワ
ーク面と反対側に向かって開いた概ねC字形状を有する
複数の第2のスリットとを有するラッピングマシン。 - 【請求項4】 複数のヘッドスライダを得るためのロウ
バーを研磨するために使用されるロウツールであって、 上記ロウバーをラッピング面に抗して押し付けるワーク
面と、 上記ワーク面に沿って配列される複数の穴と、 その各々は上記各穴を囲むように形成され上記ワーク面
に向かって開いた概ねC字形状を有する複数の第1のス
リットと、 その各々は隣り合う2つの上記第1のスリットの端部を
囲むように形成され上記ワーク面と反対側に向かって開
いた概ねC字形状を有する複数の第2のスリットとを有
するロウツール。 - 【請求項5】 複数のヘッドスライダを得るためのロウ
バーを研磨するためのラッピングマシンであって、 ラッピング面を提供するラップ定盤と、 上記ロウバーを上記ラッピング面に抗して押し付けるワ
ーク面を有するロウツールと、 与えられた圧力分布が上記ロウバーと上記ラッピング面
との間に生じるように上記ロウツールに作用するメカニ
ズムとを備え、 上記ロウツールは、 上記ワーク面に沿って配列される複数の穴と、 その各々は上記各穴を囲むように形成され上記ワーク面
に向かって開いた概ねC字形状を有する複数の第1のス
リットと、 その各々は隣り合う2つの上記第1のスリットの端部を
囲むように形成され上記ワーク面と反対側に向かって開
いた概ねC字形状を有する複数の第2のスリットとを有
し、 上記メカニズムは、各々上記穴内にて上記ワーク面と垂
直な方向の力を上記ロウツールに与える複数のリンクを
含むラッピングマシン。 - 【請求項6】 請求項5に記載のラッピングマシンであ
って、 上記複数のリンクの各々は、上記各穴内にて上記ロウツ
ールに接触する作用点と、当該リンクの回転中心となる
支点と、上記ワーク面と概ね平行な方向に力を受ける力
点とを有し、 上記作用点及び上記支点間の第1の距離と上記力点及び
上記支点間の第2の距離の比はほぼ一定であるラッピン
グマシン。 - 【請求項7】 請求項6に記載のラッピングマシンであ
って、 上記複数のリンクは交互に配列される複数の第1のリン
クと複数の第2のリンクとを含み、 上記各第1のリンクの上記第1の距離は上記各第2のリ
ンクの上記第1の距離よりも長く、 上記各第1のリンクの上記支点は上記第1の複数のリン
クを回転可能に支える第1のシャフトによって提供さ
れ、 上記各第2のリンクの上記支点は上記第2の複数のリン
クを回転可能に支える第2のシャフトによって提供さ
れ、該第2のシャフトは上記第1のシャフトと上記作用
点の間に位置し、 上記各第1のリンクは上記第2のシャフトが遊貫される
穴を有し、 上記各第2のリンクは上記第1のシャフトが遊貫される
穴を有しているラッピングマシン。 - 【請求項8】 複数のヘッドスライダが形成されたロウ
バーを研磨するラッピング方法において、 支点を中心に回動するリンクの一端をラップ定盤に平行
な方向に押圧し、該リンクの他端にて前記ロウバーを支
持するロウツールを前記ラップ定盤と垂直な方向に加圧
するステップと、 前記ラップ定盤と前記ロウツールとを相対移動させて前
記ロウバーを研磨するステップと、 を有することを特徴とするラッピング方法。 - 【請求項9】 複数のヘッドスライダが形成されたロウ
バーを支持するロウツールをラップ定盤方向に押圧し、
該ロウバーを研磨するラッピング方法において、 前記ロウツールのラップ定盤と平行な方向に複数配列さ
れ、該ラップ定盤と反対側の周囲にスリットが形成され
た穴に前記ラップ定盤と垂直な方向の力を与えるステッ
プと、 前記ラップ定盤と前記ロウツールとを相対移動させて前
記ロウバーを研磨するステップと、を有することを特徴
とするラッピング方法。
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| JP11303799A JP3638815B2 (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | ロウツール及び該ロウツールを使用したラッピングマシン |
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