JP2000301732A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプ等の数を増やすことなく、簡単な機構
により、記録ヘッドに接続されたインクタンク内に溜ま
った気体を排気する。 【解決手段】 キャリッジ3には、吐出口6からインク
を吐出して記録媒体(不図示)に記録を行う記録ヘッド
1と、記録ヘッド1に接続されたサブタンク2とが搭載
されている。サブタンク2は供給チューブ5を介してメ
インタンク4に接続されている。キャリッジ3によって
所定の位置に移動された記録ヘッド1およびサブタンク
2の下方には、記録ヘッド1の吐出口6からインクを吸
引する吸引手段を構成する吸引キャップユニット41お
よびチューブポンプ50が備えられている。吸引手段4
1,50は、サブタンク2の下部に設けられた空気抜き
穴19からサブタンク2内の空気を外部に排気させるこ
とができるように構成されている。
により、記録ヘッドに接続されたインクタンク内に溜ま
った気体を排気する。 【解決手段】 キャリッジ3には、吐出口6からインク
を吐出して記録媒体(不図示)に記録を行う記録ヘッド
1と、記録ヘッド1に接続されたサブタンク2とが搭載
されている。サブタンク2は供給チューブ5を介してメ
インタンク4に接続されている。キャリッジ3によって
所定の位置に移動された記録ヘッド1およびサブタンク
2の下方には、記録ヘッド1の吐出口6からインクを吸
引する吸引手段を構成する吸引キャップユニット41お
よびチューブポンプ50が備えられている。吸引手段4
1,50は、サブタンク2の下部に設けられた空気抜き
穴19からサブタンク2内の空気を外部に排気させるこ
とができるように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に、大容量のインクを保持するメイン
タンクからサブタンクを介して記録ヘッドにインクを供
給するインクジェット記録装置に関する。
録装置に関し、特に、大容量のインクを保持するメイン
タンクからサブタンクを介して記録ヘッドにインクを供
給するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータのプリン
ターや複写機として、インクを用いて記録するインクジ
ェット記録装置が普及してきている。インクジェット記
録装置は、安価でフルカラーの記録が可能であるため、
その需要はますます大きくなっている。
ターや複写機として、インクを用いて記録するインクジ
ェット記録装置が普及してきている。インクジェット記
録装置は、安価でフルカラーの記録が可能であるため、
その需要はますます大きくなっている。
【0003】そして、最近ではA1版やA0版のような
大判のシートに写真調の画像を記録するようなプロッタ
ーにまで、インクジェット記録装置が使用されてきてい
る。
大判のシートに写真調の画像を記録するようなプロッタ
ーにまで、インクジェット記録装置が使用されてきてい
る。
【0004】また、X線フィルムやCTスキャン画像の
ような医療用の多階調画像記録にもインクジェット記録
が応用されようとしている。このような医療画像用記録
装置では、異なる濃度を有する複数種類のインクを組み
合わせ、インクを2回、3回と重ねて記録することによ
ってインクの種類数よりはるかに多い階調を表現するこ
とが可能である。
ような医療用の多階調画像記録にもインクジェット記録
が応用されようとしている。このような医療画像用記録
装置では、異なる濃度を有する複数種類のインクを組み
合わせ、インクを2回、3回と重ねて記録することによ
ってインクの種類数よりはるかに多い階調を表現するこ
とが可能である。
【0005】しかし、上述のプロッターや医療画像用記
録装置では、多量のインクを使用するため、インクタン
クを記録ヘッドとともにキャリッジ上に搭載すると、頻
繁にインクタンクの交換を行わなければならず不便であ
る。
録装置では、多量のインクを使用するため、インクタン
クを記録ヘッドとともにキャリッジ上に搭載すると、頻
繁にインクタンクの交換を行わなければならず不便であ
る。
【0006】そこで、このように大量のインクを消費す
るインクジェット記録装置には、一般に、図7に示すよ
うなインク供給系が用いられている。図7は、従来のイ
ンクジェット記録装置におけるインク供給系の概略構成
を示す図である。
るインクジェット記録装置には、一般に、図7に示すよ
うなインク供給系が用いられている。図7は、従来のイ
ンクジェット記録装置におけるインク供給系の概略構成
を示す図である。
【0007】図7に示すように、記録ヘッド301は装
置本体に対して移動可能なキャリッジ302に搭載され
ている。符号303は装置本体に固定されたメインタン
クを示す。インクが少なくなったときには、インクタン
ク303へインクを補給する。記録ヘッド301とメイ
ンタンク303とはチューブおよび継手等で構成された
インク流路304によって連結されている。キャリッジ
302は、印字時には往復移動するが、インク流路30
4の少なくとも一部に柔軟性のあるチューブ(例えばシ
リコンチューブ、ポリエチレンチューブ等)を用いるこ
とで、キャリッジ302の移動が妨げられることはな
い。メインタンク303には大気連通孔305が設けら
れ、メインタンク303の内部は大気中に連通されてい
る。したがって、記録ヘッド301からインクが吐出さ
れると、インクはメインタンク303からインク流路3
04を経て、記録ヘッド301に補給されていく。記録
ヘッド301内の圧力は、吐出口306よりインクが漏
れ出してこないように負圧状態に保たなければならな
い。記録ヘッド301内の圧力はメインタンク303の
インクレベルH1によって決まり、H1は記録ヘッド3
01の吐出口306の高さH0よりも20〜100mm
程度低い位置に設けることが好ましい。
置本体に対して移動可能なキャリッジ302に搭載され
ている。符号303は装置本体に固定されたメインタン
クを示す。インクが少なくなったときには、インクタン
ク303へインクを補給する。記録ヘッド301とメイ
ンタンク303とはチューブおよび継手等で構成された
インク流路304によって連結されている。キャリッジ
302は、印字時には往復移動するが、インク流路30
4の少なくとも一部に柔軟性のあるチューブ(例えばシ
リコンチューブ、ポリエチレンチューブ等)を用いるこ
とで、キャリッジ302の移動が妨げられることはな
い。メインタンク303には大気連通孔305が設けら
れ、メインタンク303の内部は大気中に連通されてい
る。したがって、記録ヘッド301からインクが吐出さ
れると、インクはメインタンク303からインク流路3
04を経て、記録ヘッド301に補給されていく。記録
ヘッド301内の圧力は、吐出口306よりインクが漏
れ出してこないように負圧状態に保たなければならな
い。記録ヘッド301内の圧力はメインタンク303の
インクレベルH1によって決まり、H1は記録ヘッド3
01の吐出口306の高さH0よりも20〜100mm
程度低い位置に設けることが好ましい。
【0008】この方法を用いると、非常に簡単な構成に
よってインク供給を実現できるが、インク流路304に
用いている柔軟性のあるチューブは、ゴム製、樹脂製の
ものを用いるため若干のガス透過性を有する。チューブ
内も記録ヘッド301内と同様に負圧になっているた
め、チューブ内には大気からチューブ壁を通して少しず
つ空気が侵入し、気泡が発生する。その気泡が記録ヘッ
ド301内に流れ込むと、正常なインク滴を吐出できな
くなり、印字不良が発生する。一方、気泡の発生を少し
でも減少させるためにH1をH0に近づけると、気温の
変化、衝撃、振動などで記録ヘッド301の吐出口30
6からインクが漏れやすくなってしまう。また、仮に大
気からチューブ壁を通して少しずつ空気が侵入すること
を防止できたとしても、インクに溶存した空気がチュー
ブ内、サブタンク内で気泡に成長することもあり得る。
そこで、気泡が発生してもその気泡が記録ヘッド301
内に入り込まないように、図8に示すようなインク供給
系が提案されている。
よってインク供給を実現できるが、インク流路304に
用いている柔軟性のあるチューブは、ゴム製、樹脂製の
ものを用いるため若干のガス透過性を有する。チューブ
内も記録ヘッド301内と同様に負圧になっているた
め、チューブ内には大気からチューブ壁を通して少しず
つ空気が侵入し、気泡が発生する。その気泡が記録ヘッ
ド301内に流れ込むと、正常なインク滴を吐出できな
くなり、印字不良が発生する。一方、気泡の発生を少し
でも減少させるためにH1をH0に近づけると、気温の
変化、衝撃、振動などで記録ヘッド301の吐出口30
6からインクが漏れやすくなってしまう。また、仮に大
気からチューブ壁を通して少しずつ空気が侵入すること
を防止できたとしても、インクに溶存した空気がチュー
ブ内、サブタンク内で気泡に成長することもあり得る。
そこで、気泡が発生してもその気泡が記録ヘッド301
内に入り込まないように、図8に示すようなインク供給
系が提案されている。
【0009】図8は、従来のインクジェット記録装置に
おける他のインク供給系の概略構成を示す図である。
おける他のインク供給系の概略構成を示す図である。
【0010】図8において、符号201は記録ヘッドを
示し、符号202は記録ヘッド201へ供給するインク
を貯蔵するサブタンクを示す。記録ヘッド201および
サブタンク202は、装置本体に対して移動可能なキャ
リッジ203に搭載されている。符号204は装置本体
に固定されたメインタンクを示す。インクが少なくなっ
たときには、メインタンク204へインクを補給する。
サブタンク202とメインタンク204とはチューブお
よび継手等で構成された2本のインク流路205,20
6によって連結されている。第1のインク流路205は
メインタンク204に収容されたインクをサブタンク2
02へ送り、逆に第2のインク流路206はサブタンク
202に収容されたインクをメインタンク204へ戻
す。第2のインク流路206の途中には、いわゆるピス
トンタイプのポンプ207が設けられている。サブタン
ク202内のインクは、ポンプ207によってメインタ
ンク204に移送される。メインタンク204には大気
連通孔208が設けられており、メインタンク204の
内部は大気中に連通されているが、サブタンク202は
密閉構造になっているためサブタンク202の内部は大
気中に連通されていない。
示し、符号202は記録ヘッド201へ供給するインク
を貯蔵するサブタンクを示す。記録ヘッド201および
サブタンク202は、装置本体に対して移動可能なキャ
リッジ203に搭載されている。符号204は装置本体
に固定されたメインタンクを示す。インクが少なくなっ
たときには、メインタンク204へインクを補給する。
サブタンク202とメインタンク204とはチューブお
よび継手等で構成された2本のインク流路205,20
6によって連結されている。第1のインク流路205は
メインタンク204に収容されたインクをサブタンク2
02へ送り、逆に第2のインク流路206はサブタンク
202に収容されたインクをメインタンク204へ戻
す。第2のインク流路206の途中には、いわゆるピス
トンタイプのポンプ207が設けられている。サブタン
ク202内のインクは、ポンプ207によってメインタ
ンク204に移送される。メインタンク204には大気
連通孔208が設けられており、メインタンク204の
内部は大気中に連通されているが、サブタンク202は
密閉構造になっているためサブタンク202の内部は大
気中に連通されていない。
【0011】したがって、ポンプ207を駆動すると、
サブタンク202内のインクが第2のインク流路206
を通ってメインタンク204に送られるとともに、メイ
ンタンク204内のインクが第1のインク流路205を
通ってサブタンク202に吸引される。このようにし
て、サブタンク202とメインタンク204との間でイ
ンクの循環が行われる。
サブタンク202内のインクが第2のインク流路206
を通ってメインタンク204に送られるとともに、メイ
ンタンク204内のインクが第1のインク流路205を
通ってサブタンク202に吸引される。このようにし
て、サブタンク202とメインタンク204との間でイ
ンクの循環が行われる。
【0012】サブタンク202内の圧力は、記録ヘッド
201の吐出口からインクが漏れ出してこないように負
圧状態に保たなければならない。サブタンク202内の
圧力はメインタンク204のインクレベルH1によって
決まり、H1は記録ヘッド201のチップ面(吐出口
面)の高さH0よりも20〜100mm程度低い位置に
設けることが好ましい。符号209はメインタンク20
4の内部に設けられた液面センサを示す。インクレベル
が液面センサ209の位置以下になったことをこのセン
サによって検知すると、不図示の表示LEDなどによっ
て、使用者にインクの補給を促す。
201の吐出口からインクが漏れ出してこないように負
圧状態に保たなければならない。サブタンク202内の
圧力はメインタンク204のインクレベルH1によって
決まり、H1は記録ヘッド201のチップ面(吐出口
面)の高さH0よりも20〜100mm程度低い位置に
設けることが好ましい。符号209はメインタンク20
4の内部に設けられた液面センサを示す。インクレベル
が液面センサ209の位置以下になったことをこのセン
サによって検知すると、不図示の表示LEDなどによっ
て、使用者にインクの補給を促す。
【0013】このような構成によれば、第1のインク流
路205の中では、図7に示した従来技術と同様に気泡
が発生するが、その気泡は一旦サブタンク202内に入
った後、第2のインク流路206を通ってメインタンク
204内に排出されてしまう。したがって、途中で発生
した気泡は記録ヘッド201内部には入っていかず、印
字不良が発生することが防止されている。
路205の中では、図7に示した従来技術と同様に気泡
が発生するが、その気泡は一旦サブタンク202内に入
った後、第2のインク流路206を通ってメインタンク
204内に排出されてしまう。したがって、途中で発生
した気泡は記録ヘッド201内部には入っていかず、印
字不良が発生することが防止されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たプロッターや医療画像用記録装置では、より複雑な階
調表現を実現するためにインクの種類が増えていく傾向
がある。例えば、写真調のカラープロッターでは通常の
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの他にも濃度の
薄いシアン、マゼンタを加えるなど、6色以上のインク
を用いることが提案されている。医療画像用記録装置に
おいても、X線画像のように1000階調以上の階調表
現を必要とする画像を出すためには、少なくとも濃淡6
色のブラックインクが必要である。例えば、6種類のイ
ンクを用いる場合には6系統のインク供給系が必要にな
り、サブタンクとメインタンクとの間に、6×2=12
本のインク流路が必要になる。
たプロッターや医療画像用記録装置では、より複雑な階
調表現を実現するためにインクの種類が増えていく傾向
がある。例えば、写真調のカラープロッターでは通常の
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの他にも濃度の
薄いシアン、マゼンタを加えるなど、6色以上のインク
を用いることが提案されている。医療画像用記録装置に
おいても、X線画像のように1000階調以上の階調表
現を必要とする画像を出すためには、少なくとも濃淡6
色のブラックインクが必要である。例えば、6種類のイ
ンクを用いる場合には6系統のインク供給系が必要にな
り、サブタンクとメインタンクとの間に、6×2=12
本のインク流路が必要になる。
【0015】一方、上記ではチューブ内に外部から空気
が侵入することを説明したが、逆にインク中の水分や溶
剤がチューブ壁を通して外部へ蒸発してしまうことも確
認されている。したがって、サブタンクとメインタンク
との間のインク流路の数が多ければ、それだけ蒸発する
水分や溶剤の量も多くなり、インクの濃度が変化してし
まう。多階調画像、特に1000階調以上の画像では、
個々のインクの濃度が変化すると正確な階調表現ができ
なくなる。
が侵入することを説明したが、逆にインク中の水分や溶
剤がチューブ壁を通して外部へ蒸発してしまうことも確
認されている。したがって、サブタンクとメインタンク
との間のインク流路の数が多ければ、それだけ蒸発する
水分や溶剤の量も多くなり、インクの濃度が変化してし
まう。多階調画像、特に1000階調以上の画像では、
個々のインクの濃度が変化すると正確な階調表現ができ
なくなる。
【0016】また、ピストン型ポンプやギアポンプを用
いれば、各色1個ずつ、計6個のポンプが必要になる。
ポンプについては、複数のローラでチューブを扱くこと
により送液するいわゆるチューブポンプを用いれば、1
台のポンプで複数色のインクを循環させることも可能で
あるが、チューブの同じ箇所を扱くわけであるから、長
期にわたって使用すると、チューブの内部のけずり粉や
チューブ素材に含まれた油脂成分がどうしても析出する
ことになり、そのような不純物がインクに混ざって記録
ヘッドの吐出口を詰まらせ、印字不良を起こしてしま
う。
いれば、各色1個ずつ、計6個のポンプが必要になる。
ポンプについては、複数のローラでチューブを扱くこと
により送液するいわゆるチューブポンプを用いれば、1
台のポンプで複数色のインクを循環させることも可能で
あるが、チューブの同じ箇所を扱くわけであるから、長
期にわたって使用すると、チューブの内部のけずり粉や
チューブ素材に含まれた油脂成分がどうしても析出する
ことになり、そのような不純物がインクに混ざって記録
ヘッドの吐出口を詰まらせ、印字不良を起こしてしま
う。
【0017】そこで、本発明者は、特願平10−128
959号において、記録ヘッドに接続されたインクタン
ク内に溜まった気体を、キャリッジがホームポジション
に位置したときに吸引ポンプによって排気することを提
案している。この発明によって、インク流路の本数を増
やすことなく、インク流路内で発生した気泡が記録ヘッ
ド内部に入っていかないようにするとともに、インク流
路内にポンプを配置しないインク供給系を提供すること
が可能になった。
959号において、記録ヘッドに接続されたインクタン
ク内に溜まった気体を、キャリッジがホームポジション
に位置したときに吸引ポンプによって排気することを提
案している。この発明によって、インク流路の本数を増
やすことなく、インク流路内で発生した気泡が記録ヘッ
ド内部に入っていかないようにするとともに、インク流
路内にポンプを配置しないインク供給系を提供すること
が可能になった。
【0018】ところが、上記出願において提案された発
明では、記録ヘッドに接続されたインクタンクから排気
を行うための吸引ポンプや、インクタンクに吸引ポンプ
の接合部を当接させたり退避させるための機構が必要と
なる。したがって、部品点数の増大によるコストの上
昇、装置の大型化、消費電力の増大などの問題が顕在化
していた。なお、インクジェット装置には、記録ヘッド
のインク吐出口の目詰まりを解消するために、インク吐
出口からインクを強制的に排出させる回復手段が一般的
に備えられている。この回復手段によるインク排出動作
は、通常、ポンプによる吸引動作を用いて行われる。
明では、記録ヘッドに接続されたインクタンクから排気
を行うための吸引ポンプや、インクタンクに吸引ポンプ
の接合部を当接させたり退避させるための機構が必要と
なる。したがって、部品点数の増大によるコストの上
昇、装置の大型化、消費電力の増大などの問題が顕在化
していた。なお、インクジェット装置には、記録ヘッド
のインク吐出口の目詰まりを解消するために、インク吐
出口からインクを強制的に排出させる回復手段が一般的
に備えられている。この回復手段によるインク排出動作
は、通常、ポンプによる吸引動作を用いて行われる。
【0019】上記に鑑み、本発明は、ポンプ等の数を増
やすことなく、簡単な機構により、記録ヘッドに接続さ
れたインクタンク内に溜まった気体を排気するインクジ
ェット記録装置を提供することを第1の目的とする。
やすことなく、簡単な機構により、記録ヘッドに接続さ
れたインクタンク内に溜まった気体を排気するインクジ
ェット記録装置を提供することを第1の目的とする。
【0020】本発明の第2の目的は、他の機構や手段を
備えなくても、ヘッド回復動作と記録ヘッドに接続され
たインクタンク内の排気動作との切り換えを行うことが
できるインクジェット記録装置を提供することである。
備えなくても、ヘッド回復動作と記録ヘッドに接続され
たインクタンク内の排気動作との切り換えを行うことが
できるインクジェット記録装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクジェット記録装置は、吐出口からイ
ンクを吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前
記記録ヘッドに接続された第1のインクタンクと、チュ
ーブを介して前記第1のインクタンクに接続された第2
のインクタンクと、前記記録ヘッドの吐出口からインク
を吸引する吸引手段とを有し、前記第1のインクタンク
には前記第1のインクタンク内の気体を外部に排気させ
るための排気孔が設けられているインクジェット記録装
置であって、前記吸引手段によって前記排気孔から前記
第1のインクタンク内の気体を外部に排気させるように
構成されていることを特徴とする。
め、本発明のインクジェット記録装置は、吐出口からイ
ンクを吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前
記記録ヘッドに接続された第1のインクタンクと、チュ
ーブを介して前記第1のインクタンクに接続された第2
のインクタンクと、前記記録ヘッドの吐出口からインク
を吸引する吸引手段とを有し、前記第1のインクタンク
には前記第1のインクタンク内の気体を外部に排気させ
るための排気孔が設けられているインクジェット記録装
置であって、前記吸引手段によって前記排気孔から前記
第1のインクタンク内の気体を外部に排気させるように
構成されていることを特徴とする。
【0022】第1のインクタンクと第2のインクタンク
とを接続するチューブ内には、チューブの壁を通して外
部から空気が侵入し、気泡が発生する。その気泡もイン
クと共に第1のインクタンク内に流れ込むため、第1の
インクタンク内のインク液面は次第に低下していく。そ
こで、吸引手段を用いて排気孔から第1のインクタンク
内の気体を外部に排気させることにより、排気した気体
の容積分のインクが第2のインクタンクから第1のイン
クタンク内に補充され、第1のインクタンク内のインク
液面が当初の高さに戻る。このように、本発明によれ
ば、記録ヘッドの吐出口からインクを吸引する吸引手段
を用いて第1のインクタンク内の気体が排出されるた
め、ポンプ等の数を増やすことなく、簡単な機構によ
り、記録ヘッドに接続されたインクタンク内に溜まった
気体を排気することが可能となる。
とを接続するチューブ内には、チューブの壁を通して外
部から空気が侵入し、気泡が発生する。その気泡もイン
クと共に第1のインクタンク内に流れ込むため、第1の
インクタンク内のインク液面は次第に低下していく。そ
こで、吸引手段を用いて排気孔から第1のインクタンク
内の気体を外部に排気させることにより、排気した気体
の容積分のインクが第2のインクタンクから第1のイン
クタンク内に補充され、第1のインクタンク内のインク
液面が当初の高さに戻る。このように、本発明によれ
ば、記録ヘッドの吐出口からインクを吸引する吸引手段
を用いて第1のインクタンク内の気体が排出されるた
め、ポンプ等の数を増やすことなく、簡単な機構によ
り、記録ヘッドに接続されたインクタンク内に溜まった
気体を排気することが可能となる。
【0023】さらに、前記排気孔には、前記吸引手段に
よって前記排気孔からの前記気体の吸引動作が開始され
ると開く弁機構が備えられている構成としてもよい。
よって前記排気孔からの前記気体の吸引動作が開始され
ると開く弁機構が備えられている構成としてもよい。
【0024】また、前記記録ヘッドおよび前記第1のイ
ンクタンクは前記記録媒体の幅方向に走査されるキャリ
ッジに搭載され、前記吐出口と前記排気孔の開口部とが
前記キャリッジの走査方向に沿って互いに隣接した状態
に配置されている構成とすることにより、キャリッジの
移動距離を制御することによって、他の機構や手段を備
えなくても、吸引手段による記録ヘッドの回復動作とイ
ンクタンクの排気孔からの排気動作との切り換えを行う
ことが可能となる。
ンクタンクは前記記録媒体の幅方向に走査されるキャリ
ッジに搭載され、前記吐出口と前記排気孔の開口部とが
前記キャリッジの走査方向に沿って互いに隣接した状態
に配置されている構成とすることにより、キャリッジの
移動距離を制御することによって、他の機構や手段を備
えなくても、吸引手段による記録ヘッドの回復動作とイ
ンクタンクの排気孔からの排気動作との切り換えを行う
ことが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明のインクジェット記録装置
の一実施形態を示す概略上面図である。図2は、図1に
示したインクジェット記録装置の、1つの記録ヘッドに
ついてのインク供給路、および吸引手段を説明するため
の図である。
の一実施形態を示す概略上面図である。図2は、図1に
示したインクジェット記録装置の、1つの記録ヘッドに
ついてのインク供給路、および吸引手段を説明するため
の図である。
【0027】図1において、互いに間隔をおいて配置さ
れた2つの側板30a,30bに支持されたガイドレー
ル31には、キャリッジ3が図示矢印A方向に摺動可能
に設けられている。キャリッジ3の移動機構について
は、一般的な記録装置に用いられるものと同様でよいの
で、その説明は省略する。キャリッジ3には、図2に示
すように、インクを吐出する記録ヘッド1と、記録ヘッ
ド1に供給するインクを保持する第1のインクタンクと
してのサブタンク2とが搭載されている。これら記録ヘ
ッド1およびサブタンク2は、チューブを介さずに直接
に接続され、キャリッジ3にそれぞれ6個ずつ搭載され
ている。
れた2つの側板30a,30bに支持されたガイドレー
ル31には、キャリッジ3が図示矢印A方向に摺動可能
に設けられている。キャリッジ3の移動機構について
は、一般的な記録装置に用いられるものと同様でよいの
で、その説明は省略する。キャリッジ3には、図2に示
すように、インクを吐出する記録ヘッド1と、記録ヘッ
ド1に供給するインクを保持する第1のインクタンクと
してのサブタンク2とが搭載されている。これら記録ヘ
ッド1およびサブタンク2は、チューブを介さずに直接
に接続され、キャリッジ3にそれぞれ6個ずつ搭載され
ている。
【0028】各記録ヘッド1は、インクを吐出する吐出
口6が開口したノズルと、ノズル内のインクを加熱して
ノズル内部のインクを膜沸騰させるための発熱素子(不
図示)とをそれぞれ有している。発熱素子を駆動してノ
ズル内のインクを膜沸騰させると、ノズル内に気泡が生
じ、その気泡の成長に伴う圧力により吐出口6からイン
クが吐出される。
口6が開口したノズルと、ノズル内のインクを加熱して
ノズル内部のインクを膜沸騰させるための発熱素子(不
図示)とをそれぞれ有している。発熱素子を駆動してノ
ズル内のインクを膜沸騰させると、ノズル内に気泡が生
じ、その気泡の成長に伴う圧力により吐出口6からイン
クが吐出される。
【0029】記録ヘッド1によって記録が行われる記録
媒体は、記録媒体搬送機構60により、吐出口6に対向
する位置に搬送される。
媒体は、記録媒体搬送機構60により、吐出口6に対向
する位置に搬送される。
【0030】サブタンク2は柔軟性を有する供給チュー
ブ5によって第2のインクタンクとしてのメインタンク
4と連結されている。各供給チューブ5は、柔軟性を有
するカバー部材33によって束ねられ、保護されてい
る。したがって、キャリッジ3は記録動作時にはガイド
レール31に沿って往復移動されるが、供給チューブ5
は柔軟性を有するためその移動の妨げとなることはな
い。
ブ5によって第2のインクタンクとしてのメインタンク
4と連結されている。各供給チューブ5は、柔軟性を有
するカバー部材33によって束ねられ、保護されてい
る。したがって、キャリッジ3は記録動作時にはガイド
レール31に沿って往復移動されるが、供給チューブ5
は柔軟性を有するためその移動の妨げとなることはな
い。
【0031】メインタンク4は本体に固定されており、
メインタンク4の内容量はサブタンク2の内容量よりも
十分に大きい。サブタンク2内のインクが消費されて
も、メインタンク4よりインクが自動的に補充されるた
め、サブタンク2を小型化することが可能である。
メインタンク4の内容量はサブタンク2の内容量よりも
十分に大きい。サブタンク2内のインクが消費されて
も、メインタンク4よりインクが自動的に補充されるた
め、サブタンク2を小型化することが可能である。
【0032】メインタンク4に収容されたインクは、サ
ブタンク2に一時的に保持され、記録ヘッド1に供給さ
れる。そして、記録媒体搬送機構60によるキャリッジ
3の移動方向に対して垂直な方向(記録媒体の幅方向)
への記録媒体の所定ピッチでの搬送と、キャリッジ3の
往復運動とを繰り返しながら、記録装置本体の制御部
(不図示)から送られる記録信号に基づき記録ヘッド1
の発熱素子を駆動することで、記録ヘッド1からインク
が吐出され、記録媒体に記録が行われる。各メインタン
ク4にそれぞれ異なる色のインクを収容すればカラー記
録が可能であり、濃度の異なるインクを収容すれば階調
記録が可能である。なお、記録に伴いメインタンク4内
のインク残量が少なくなったら、メインタンク4にイン
クを補給することが可能である。
ブタンク2に一時的に保持され、記録ヘッド1に供給さ
れる。そして、記録媒体搬送機構60によるキャリッジ
3の移動方向に対して垂直な方向(記録媒体の幅方向)
への記録媒体の所定ピッチでの搬送と、キャリッジ3の
往復運動とを繰り返しながら、記録装置本体の制御部
(不図示)から送られる記録信号に基づき記録ヘッド1
の発熱素子を駆動することで、記録ヘッド1からインク
が吐出され、記録媒体に記録が行われる。各メインタン
ク4にそれぞれ異なる色のインクを収容すればカラー記
録が可能であり、濃度の異なるインクを収容すれば階調
記録が可能である。なお、記録に伴いメインタンク4内
のインク残量が少なくなったら、メインタンク4にイン
クを補給することが可能である。
【0033】また、本実施形態のインクジェット記録装
置には、記録ヘッド1の吐出性能を維持するための吸引
手段であるヘッド回復ユニット40が備えられている。
ヘッド回復ユニット40は、キャリッジ3の移動範囲内
で、かつ、記録動作時のキャリッジの往復動作範囲外
の、最も記録媒体搬送機構60に近い、記録ヘッド1と
対向する位置に設置されている。このヘッド回復ユニッ
ト40は、記録ヘッド1の吐出口からインクを吸引する
ための吸引キャップユニット41、その吸引力を発生す
るポンプ50、その他の記録ヘッド1の吐出口が目詰ま
りするのを防止する保護キャップ45、記録ヘッド1の
インクの吐出面を払拭するワイパーブレード(不図示)
などから構成されている。吸引キャップユニット41お
よび保護キャップ45は、非動作時にキャリッジ3の移
動の妨げにならないように、不図示の機構により退避可
能な構成となっている。
置には、記録ヘッド1の吐出性能を維持するための吸引
手段であるヘッド回復ユニット40が備えられている。
ヘッド回復ユニット40は、キャリッジ3の移動範囲内
で、かつ、記録動作時のキャリッジの往復動作範囲外
の、最も記録媒体搬送機構60に近い、記録ヘッド1と
対向する位置に設置されている。このヘッド回復ユニッ
ト40は、記録ヘッド1の吐出口からインクを吸引する
ための吸引キャップユニット41、その吸引力を発生す
るポンプ50、その他の記録ヘッド1の吐出口が目詰ま
りするのを防止する保護キャップ45、記録ヘッド1の
インクの吐出面を払拭するワイパーブレード(不図示)
などから構成されている。吸引キャップユニット41お
よび保護キャップ45は、非動作時にキャリッジ3の移
動の妨げにならないように、不図示の機構により退避可
能な構成となっている。
【0034】次に、メインタンク4から記録ヘッド1ま
でのインク供給経路、およびヘッド回復ユニット40に
ついて、図2を参照して説明する。
でのインク供給経路、およびヘッド回復ユニット40に
ついて、図2を参照して説明する。
【0035】メインタンク4には大気連通孔7が設けら
れており、メインタンク4の内部は大気中に連通されて
いる。また、サブタンク2の内部は、供給チューブ5の
接続部、記録ヘッド1との接続部および後述する逆止弁
9との接続部を除いて密閉されており、実質的な密閉空
間が形成されている。したがって、記録ヘッド1からイ
ンクが吐出されると、インクはメインタンク4から供給
チューブ(インク流路)5を経て、サブタンク2に補給
されていく。
れており、メインタンク4の内部は大気中に連通されて
いる。また、サブタンク2の内部は、供給チューブ5の
接続部、記録ヘッド1との接続部および後述する逆止弁
9との接続部を除いて密閉されており、実質的な密閉空
間が形成されている。したがって、記録ヘッド1からイ
ンクが吐出されると、インクはメインタンク4から供給
チューブ(インク流路)5を経て、サブタンク2に補給
されていく。
【0036】記録ヘッド1内の圧力は、従来技術と同様
に、メインタンク4のインクレベルH1を記録ヘッド1
の吐出口6の高さH0よりも20〜100mm程度低い
位置に設けることで、負圧状態に保たれている。メイン
タンク4の内部には液面センサ8が設けられている。液
面センサ8でインクレベルがこのセンサ8の位置以下に
なったことを検知すると、記録装置は不図示の表示LE
D等によって使用者にインクの補給を促す。
に、メインタンク4のインクレベルH1を記録ヘッド1
の吐出口6の高さH0よりも20〜100mm程度低い
位置に設けることで、負圧状態に保たれている。メイン
タンク4の内部には液面センサ8が設けられている。液
面センサ8でインクレベルがこのセンサ8の位置以下に
なったことを検知すると、記録装置は不図示の表示LE
D等によって使用者にインクの補給を促す。
【0037】サブタンク2の内部には、2つの液面セン
サ12,13が設けられている。下方の液面センサ12
はサブタンク2内のインクの液面が下がりすぎたことを
検出するために設けられ、上方の液面センサ13はイン
クの液面が上がりすぎたことを検出するために設けられ
ている。一方、サブタンク2の下部には、サブタンク2
内の空気を外部に排出する向きにのみ空気を流す逆流防
止弁、いわゆる逆止弁9が設けられている。
サ12,13が設けられている。下方の液面センサ12
はサブタンク2内のインクの液面が下がりすぎたことを
検出するために設けられ、上方の液面センサ13はイン
クの液面が上がりすぎたことを検出するために設けられ
ている。一方、サブタンク2の下部には、サブタンク2
内の空気を外部に排出する向きにのみ空気を流す逆流防
止弁、いわゆる逆止弁9が設けられている。
【0038】ヘッド回復ユニット40における吸引キャ
ップユニット41の吸引力を発生するポンプはいわゆる
チューブポンプ50であり、吸引キャップユニット41
に接続されたチューブ57をローラ51によって扱き、
吸引キャップユニット41に負圧を発生させるように構
成されている。
ップユニット41の吸引力を発生するポンプはいわゆる
チューブポンプ50であり、吸引キャップユニット41
に接続されたチューブ57をローラ51によって扱き、
吸引キャップユニット41に負圧を発生させるように構
成されている。
【0039】また、チューブポンプ50は、不図示のポ
ンプ駆動源によって回転軸53を中心に回転されるロー
ラホルダ52と、ローラホルダ52に同心円状に並べら
れ、ローラ回転軸54を中心に自在に回転するように設
けられた6つのローラ51と、ローラ51との間でチュ
ーブ57を押し潰すために圧縮ばね56によりローラ5
1に向けて付勢された付勢部材55とを有している。
ンプ駆動源によって回転軸53を中心に回転されるロー
ラホルダ52と、ローラホルダ52に同心円状に並べら
れ、ローラ回転軸54を中心に自在に回転するように設
けられた6つのローラ51と、ローラ51との間でチュ
ーブ57を押し潰すために圧縮ばね56によりローラ5
1に向けて付勢された付勢部材55とを有している。
【0040】ポンプ駆動源(モータ)によりローラホル
ダ52を図示矢印B方向に回転させると、ローラ51の
公転運動によりチューブ57が扱かれてチューブ57内
が負圧になり、後述するように吸引キャップユニット4
1からインクまたは大気が吸引される。
ダ52を図示矢印B方向に回転させると、ローラ51の
公転運動によりチューブ57が扱かれてチューブ57内
が負圧になり、後述するように吸引キャップユニット4
1からインクまたは大気が吸引される。
【0041】次に、吸引キャップユニット41の詳細に
ついて、図3および図4を参照して説明する。図3は、
図2に示した記録ヘッド、サブタンクおよび吸引キャッ
プユニットを、吸引キャップが記録ヘッドの吐出口に密
着された状態で示す図、図4は、図2に示した記録ヘッ
ド、サブタンクおよび吸引キャップユニットを、吸引キ
ャップが記録ヘッドの吐出口から離された状態で示す図
である。
ついて、図3および図4を参照して説明する。図3は、
図2に示した記録ヘッド、サブタンクおよび吸引キャッ
プユニットを、吸引キャップが記録ヘッドの吐出口に密
着された状態で示す図、図4は、図2に示した記録ヘッ
ド、サブタンクおよび吸引キャップユニットを、吸引キ
ャップが記録ヘッドの吐出口から離された状態で示す図
である。
【0042】吸引キャップユニット41は、ゴム製の吸
引キャップ42、密閉キャップ43、および吸引キャッ
プ42と密閉キャップ43とを保持するキャップホルダ
44によって構成されている。キャップホルダ44はチ
ューブ57を介してチューブポンプ50(図2参照)に
接続されており、キャップホルダ44の貫通孔は、吸引
キャップ42内の空間とチューブ57の内部とを連通さ
せている。また、吸引キャップ42内には気体、液体と
も通過可能な吸収体46が設けられている。
引キャップ42、密閉キャップ43、および吸引キャッ
プ42と密閉キャップ43とを保持するキャップホルダ
44によって構成されている。キャップホルダ44はチ
ューブ57を介してチューブポンプ50(図2参照)に
接続されており、キャップホルダ44の貫通孔は、吸引
キャップ42内の空間とチューブ57の内部とを連通さ
せている。また、吸引キャップ42内には気体、液体と
も通過可能な吸収体46が設けられている。
【0043】続いて、吸引キャップユニット41によっ
て記録ヘッド1の吐出口6からインクを吸引する動作
を、図3および図4を参照して説明する。
て記録ヘッド1の吐出口6からインクを吸引する動作
を、図3および図4を参照して説明する。
【0044】吸引キャップユニット41は、不図示の機
構により図示矢印C方向に移動可能であり、図3に示す
位置においては記録ヘッド1の吐出口6からのインク吸
引が行われる。また、図4に示す位置は退避位置であり
キャリッジ3(図2等参照)の移動を妨げない。図3に
示す状態では、吸引キャップ42は吐出口6を完全に覆
い、吸引キャップ42の全周が記録ヘッド1に押しつけ
られている。したがって、この状態でポンプ50を動作
させると吸引キャップ42内の負圧が次第に大きくな
り、吐出口6からインクが吸引され、吐出口6の目詰ま
りの解消および防止が行われる。このとき、逆止弁9は
閉じているので、サブタンク2から吸引されたインクと
同量のインクがメインタンク4からサブタンク2に補充
される。
構により図示矢印C方向に移動可能であり、図3に示す
位置においては記録ヘッド1の吐出口6からのインク吸
引が行われる。また、図4に示す位置は退避位置であり
キャリッジ3(図2等参照)の移動を妨げない。図3に
示す状態では、吸引キャップ42は吐出口6を完全に覆
い、吸引キャップ42の全周が記録ヘッド1に押しつけ
られている。したがって、この状態でポンプ50を動作
させると吸引キャップ42内の負圧が次第に大きくな
り、吐出口6からインクが吸引され、吐出口6の目詰ま
りの解消および防止が行われる。このとき、逆止弁9は
閉じているので、サブタンク2から吸引されたインクと
同量のインクがメインタンク4からサブタンク2に補充
される。
【0045】次に、逆止弁9の詳細を図5を参照して説
明する。図5は、図2に示した逆止弁の拡大図である。
明する。図5は、図2に示した逆止弁の拡大図である。
【0046】逆止弁9はサブタンク2(図2参照)の排
気通路21に連通した空気抜き穴14を塞ぐように設け
られており、サブタンク2(図2参照)と一体になった
ハウジング15、ゴム製の弁16、弁16と一体に動く
弁ホルダ17、弁16、および弁ホルダ17を上方に付
勢する圧縮ばね18から構成されている。ハウジング1
5にも空気抜き穴19が設けられており、弁ホルダ17
の一部にはハウジング15の内部を図中の上下に連通さ
せるための穴20a,20bがあけられている。なお、
これら排気通路21、逆止弁9および空気抜き穴19に
よって、サブタンク2内の空気を外部に排気させるため
の排気孔が構成されている。
気通路21に連通した空気抜き穴14を塞ぐように設け
られており、サブタンク2(図2参照)と一体になった
ハウジング15、ゴム製の弁16、弁16と一体に動く
弁ホルダ17、弁16、および弁ホルダ17を上方に付
勢する圧縮ばね18から構成されている。ハウジング1
5にも空気抜き穴19が設けられており、弁ホルダ17
の一部にはハウジング15の内部を図中の上下に連通さ
せるための穴20a,20bがあけられている。なお、
これら排気通路21、逆止弁9および空気抜き穴19に
よって、サブタンク2内の空気を外部に排気させるため
の排気孔が構成されている。
【0047】続いて、図5および図6を参照して、サブ
タンク2の排気動作を説明する。図6は、図2に示した
記録ヘッド、サブタンクおよび吸引キャップユニット
を、吸引キャップが逆止弁の空気抜き穴に密着された状
態で示す図である。
タンク2の排気動作を説明する。図6は、図2に示した
記録ヘッド、サブタンクおよび吸引キャップユニット
を、吸引キャップが逆止弁の空気抜き穴に密着された状
態で示す図である。
【0048】当初の状態では、サブタンク2内にはイン
クが液面センサ13の位置まで満ちている。そして、印
字を行う都度、メインタンク4から供給チューブ5を経
てサブタンク2内にインクが補給されていく。しかし、
供給チューブ5内には流路壁を通して少しずつ空気が侵
入し、気泡が発生する。その気泡もインクと共にサブタ
ンク2内に流れ込むので、サブタンク2内のインク液面
は次第に下がってくる。インク液面が液面センサ12の
ところまで下がったことを検知すると、キャリッジ3
は、一連の印字動作を終了した後、ホームポジションへ
一旦移動する。その直後に、キャリッジ3が距離Dだけ
装置中央側に移動し、吸引キャップユニット41が上昇
すると、図6に示すように、吸引キャップ42が逆止弁
6の空気抜き穴19に密着された状態になる。
クが液面センサ13の位置まで満ちている。そして、印
字を行う都度、メインタンク4から供給チューブ5を経
てサブタンク2内にインクが補給されていく。しかし、
供給チューブ5内には流路壁を通して少しずつ空気が侵
入し、気泡が発生する。その気泡もインクと共にサブタ
ンク2内に流れ込むので、サブタンク2内のインク液面
は次第に下がってくる。インク液面が液面センサ12の
ところまで下がったことを検知すると、キャリッジ3
は、一連の印字動作を終了した後、ホームポジションへ
一旦移動する。その直後に、キャリッジ3が距離Dだけ
装置中央側に移動し、吸引キャップユニット41が上昇
すると、図6に示すように、吸引キャップ42が逆止弁
6の空気抜き穴19に密着された状態になる。
【0049】次に、チューブポンプ50(図2参照)を
作動させると、逆止弁9のハウジング15内の空気が少
しずつ吸引され、ハウジング15内は負圧になってい
く。最初のうちは、ハウジング15内の負圧の力よりも
圧縮ばね18の押圧力の方が大きいために弁16は開か
ない。しかし、次第に負圧による力が大きくなり圧縮ば
ね18の押圧力に勝ると、弁16が開き、サブタンク2
内の空気は、図5中の矢印に示すように、排気通路2
1、弁ホルダ17の穴20a,20b、および空気抜き
穴19を経て吸引キャップ42から大気中に排気されて
いく。このとき、図6に示すように、記録ヘッド1のイ
ンク吐出口6は密閉キャップ43によって塞がれている
ので、サブタンク2内の空気が排気されていくとその容
積分のインクがメインタンク4からサブタンク2に補充
されていく。サブタンク2内のインク液面が液面センサ
13のところまでくると、チューブポンプ50は停止
し、吸引キャップユニット41は不図示の退避機構によ
り下方に移動して記録ヘッド1から離れ、逆止弁9は再
び塞がれる。
作動させると、逆止弁9のハウジング15内の空気が少
しずつ吸引され、ハウジング15内は負圧になってい
く。最初のうちは、ハウジング15内の負圧の力よりも
圧縮ばね18の押圧力の方が大きいために弁16は開か
ない。しかし、次第に負圧による力が大きくなり圧縮ば
ね18の押圧力に勝ると、弁16が開き、サブタンク2
内の空気は、図5中の矢印に示すように、排気通路2
1、弁ホルダ17の穴20a,20b、および空気抜き
穴19を経て吸引キャップ42から大気中に排気されて
いく。このとき、図6に示すように、記録ヘッド1のイ
ンク吐出口6は密閉キャップ43によって塞がれている
ので、サブタンク2内の空気が排気されていくとその容
積分のインクがメインタンク4からサブタンク2に補充
されていく。サブタンク2内のインク液面が液面センサ
13のところまでくると、チューブポンプ50は停止
し、吸引キャップユニット41は不図示の退避機構によ
り下方に移動して記録ヘッド1から離れ、逆止弁9は再
び塞がれる。
【0050】このように、本実施形態のインクジェット
記録装置によれば、記録ヘッド1の吐出口6からインク
を吸引するヘッド回復ユニット40を用いてサブタンク
2内の空気が排気されるため、ポンプ等の数を増やすこ
となく、簡単な機構により、記録ヘッド1に接続された
サブタンク2内に溜まった気体を排気することができ
る。
記録装置によれば、記録ヘッド1の吐出口6からインク
を吸引するヘッド回復ユニット40を用いてサブタンク
2内の空気が排気されるため、ポンプ等の数を増やすこ
となく、簡単な機構により、記録ヘッド1に接続された
サブタンク2内に溜まった気体を排気することができ
る。
【0051】なお、図2および図6に示すように、記録
ヘッド1の吐出口6とサブタンク2の空気抜き穴19
(排気孔の開口部)とは、キャリッジ3の走査方向に沿
って互いに隣接した状態に配置されているので、本実施
形態のインクジェット記録装置は、キャリッジ3の移動
距離を制御することにより、他の機構や手段を備えなく
ても、吸引手段による記録ヘッド1の回復動作とサブタ
ンク2の排気動作との切り換えを行うことができるよう
になっている。
ヘッド1の吐出口6とサブタンク2の空気抜き穴19
(排気孔の開口部)とは、キャリッジ3の走査方向に沿
って互いに隣接した状態に配置されているので、本実施
形態のインクジェット記録装置は、キャリッジ3の移動
距離を制御することにより、他の機構や手段を備えなく
ても、吸引手段による記録ヘッド1の回復動作とサブタ
ンク2の排気動作との切り換えを行うことができるよう
になっている。
【0052】6つすべてのサブタンク2の排気を行う場
合には、まずホームポジションから距離Dだけ装置中央
側に移動してサブタンク2の排気を行い、それが終了す
ると吸引キャップユニット41を記録ヘッド1から一旦
離し、キャリッジ3をサブタンク1個分の距離だけ図示
左側に移動させ、同様の手順で各サブタンク2の排気を
順次行う。もちろん、インク液面の低下が検知されたサ
ブタンク2の排気だけを行うというシーケンスにしても
よいし、1つのサブタンク2のみに液面低下が検知され
た場合であっても全てのサブタンク2の排気を行うとい
うシーケンスにしてもよい。
合には、まずホームポジションから距離Dだけ装置中央
側に移動してサブタンク2の排気を行い、それが終了す
ると吸引キャップユニット41を記録ヘッド1から一旦
離し、キャリッジ3をサブタンク1個分の距離だけ図示
左側に移動させ、同様の手順で各サブタンク2の排気を
順次行う。もちろん、インク液面の低下が検知されたサ
ブタンク2の排気だけを行うというシーケンスにしても
よいし、1つのサブタンク2のみに液面低下が検知され
た場合であっても全てのサブタンク2の排気を行うとい
うシーケンスにしてもよい。
【0053】また、排気のための時間を短縮するため
に、吸引キャップユニット41を複数個設けて複数個の
サブタンク2の排気を同時に行ってもよい。
に、吸引キャップユニット41を複数個設けて複数個の
サブタンク2の排気を同時に行ってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置は、記録ヘッドの吐出口からインクを吸
引する吸引手段によって、第1のインクタンクに設けら
れた排気孔から第1のインクタンク内の気体を外部に排
気させるように構成されているので、ポンプ等の数を増
やすことなく、簡単な機構により、記録ヘッドに接続さ
れたインクタンク内に溜まった気体を排気することがで
きる。
ェット記録装置は、記録ヘッドの吐出口からインクを吸
引する吸引手段によって、第1のインクタンクに設けら
れた排気孔から第1のインクタンク内の気体を外部に排
気させるように構成されているので、ポンプ等の数を増
やすことなく、簡単な機構により、記録ヘッドに接続さ
れたインクタンク内に溜まった気体を排気することがで
きる。
【0055】また、記録ヘッドおよび第1のインクタン
クを記録媒体の幅方向に走査されるキャリッジに搭載
し、吐出口と排気孔とをキャリッジの走査方向に沿って
互いに隣接した状態に配置することにより、他の機構や
手段を備えなくても、吸引手段による記録ヘッドの回復
動作とインクタンクの排気孔からの排気動作との切り換
えを行うことができる。
クを記録媒体の幅方向に走査されるキャリッジに搭載
し、吐出口と排気孔とをキャリッジの走査方向に沿って
互いに隣接した状態に配置することにより、他の機構や
手段を備えなくても、吸引手段による記録ヘッドの回復
動作とインクタンクの排気孔からの排気動作との切り換
えを行うことができる。
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施形態
を示す概略上面図である。
を示す概略上面図である。
【図2】図1に示したインクジェット記録装置の、1つ
の記録ヘッドについてのインク供給路、および吸引手段
を説明するための図である。
の記録ヘッドについてのインク供給路、および吸引手段
を説明するための図である。
【図3】図2に示した記録ヘッド、サブタンクおよび吸
引キャップユニットを、吸引キャップが記録ヘッドの吐
出口に密着された状態で示す図である。
引キャップユニットを、吸引キャップが記録ヘッドの吐
出口に密着された状態で示す図である。
【図4】図2に示した記録ヘッド、サブタンクおよび吸
引キャップユニットを、吸引キャップが記録ヘッドの吐
出口から離された状態で示す図である。
引キャップユニットを、吸引キャップが記録ヘッドの吐
出口から離された状態で示す図である。
【図5】図2に示した逆止弁の拡大図である。
【図6】図2に示した記録ヘッド、サブタンクおよび吸
引キャップユニットを、吸引キャップが逆止弁の空気抜
き穴に密着された状態で示す図である。
引キャップユニットを、吸引キャップが逆止弁の空気抜
き穴に密着された状態で示す図である。
【図7】従来のインクジェット記録装置におけるインク
供給系の概略構成を示す図である。
供給系の概略構成を示す図である。
【図8】従来のインクジェット記録装置における他のイ
ンク供給系の概略構成を示す図である。
ンク供給系の概略構成を示す図である。
1 記録ヘッド 2 サブタンク 3 キャリッジ 4 メインタンク 5 供給チューブ 6 吐出口 7 大気連通口 8,12,13 液面センサ 9 逆止弁 14,19 空気抜き穴 15 ハウジング 16 弁 17 弁ホルダ 18,56 圧縮ばね 20a,20b 穴 21 排気通路 30a,30b 側板 31 ガイドレール 33 カバー部材 40 ヘッド回復ユニット 41 吸引キャップユニット 42 吸引キャップ 43 密閉キャップ 44 キャップホルダ 45 保護キャップ 46 吸収体 50 チューブポンプ 51 ローラ 52 ローラホルダ 53 回転軸 54 ローラ回転軸 55 付勢部材 57 チューブ
Claims (3)
- 【請求項1】 吐出口からインクを吐出して記録媒体に
記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドに接続された
第1のインクタンクと、チューブを介して前記第1のイ
ンクタンクに接続された第2のインクタンクと、前記記
録ヘッドの吐出口からインクを吸引する吸引手段とを有
し、前記第1のインクタンクには前記第1のインクタン
ク内の気体を外部に排気させるための排気孔が設けられ
ているインクジェット記録装置であって、 前記吸引手段によって前記排気孔から前記第1のインク
タンク内の気体を外部に排気させるように構成されてい
ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記排気孔には、前記吸引手段によって
前記排気孔からの前記気体の吸引動作が開始されると開
く弁機構が備えられている請求項1に記載のインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項3】 前記記録ヘッドおよび前記第1のインク
タンクは前記記録媒体の幅方向に走査されるキャリッジ
に搭載され、前記吐出口と前記排気孔の開口部とが前記
キャリッジの走査方向に沿って互いに隣接した状態に配
置されている請求項1または2に記載のインクジェット
記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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