JP2000301809A - 記録情報処理装置、記録装置、及びテストパターン形成方法 - Google Patents

記録情報処理装置、記録装置、及びテストパターン形成方法

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JP2000301809A
JP2000301809A JP11111495A JP11149599A JP2000301809A JP 2000301809 A JP2000301809 A JP 2000301809A JP 11111495 A JP11111495 A JP 11111495A JP 11149599 A JP11149599 A JP 11149599A JP 2000301809 A JP2000301809 A JP 2000301809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常色材間の濃度バランスだけでなく、特別
色材間の濃度バランス及び通常色材と特別色材との間の
濃度バランスも適正に判断できるようにする。 【解決手段】 少なくとも1つの通常色材と、この通常
色材による色再現範囲に属する色を有する特別色とを具
備する記録手段によって記録動作を行うに際し、記録手
段に具備される色材の中の少なくとも1つの色材からな
るテスト領域を階調を変化させて複数個形成すると共
に、前記複数のテスト領域に用いられる色材における色
再現可能範囲内の所定の単一色からなるリファレンス領
域を、前記各テスト領域との隣接位置に形成することに
よってパッチを形成し、両パターンの少なくとも一方を
特別色材を含んだものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色の色材を用
いて記録動作を行なう記録システム、特にキャリブレー
ション機能を備えた記録システムにおいて、各色の出力
濃度バランスなどの記録特性を検査するために検査パタ
ーンを形成し得るようにした記録システム、及びこれに
用いる記録情報処理装置並びに記録装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやOA機器の普
及、並びに通信技術の進展などによってマルチメディア
化が進む今日、カラー画像の出力を要求される機会は増
大する傾向にある。カラー画像の出力機器としては、例
えばインクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式な
ど種々の記録方式が開発されているが、写真調のカラー
画像の出力が頻繁に行われる現在の記録装置では、一般
的にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の
3色の有彩色の色材、あるいはそれらにブラック(K)
を加えた4色の色材でカラー画像の印字を行なうが、各
記録色材を記録する記録ヘッドの出力特性(反射濃度や
明度、彩度、色相など)のバランスは、全ての機器で必
ずしも適正になっているとは限らない。
【0003】例えば、インクジェット記録装置ではイン
クを吐出させる発熱ヒータの発熱量(膜厚)のバラツキや
インクを吐出するノズルの口径のバラツキなどが原因と
なって、ヘッド毎の吐出量に個体差が生じ、その個体差
が各カラー記録部分の色ずれ(濃度のずれ)となる場合
があり、その場合には、所望の画像品質が得られないと
いう問題が生じる。そこで、上記のような色ずれを補正
すべく、記録装置には、γ補正などをはじめとする種々
の色ずれを補正するキャリブレーション機能が設けられ
ている。
【0004】このキャリブレーションでは、実際に所定
の記録媒体に検査パターンを印刷し、その印刷結果に基
づき色ずれを検査し、それをキャリブレーションのため
の補正データとして用いている。こうした装置の個体差
による色ずれ検査方法としては、前述の検査パターンを
スキャナーなどの検査機器を用いて検査する方法と、目
視によって検査する方法の2通りの方法が実施されてい
る。ここで、上記各色ずれ検査方法の概要について述べ
る。スキャナーなどの入力機器を用いる方法では、例え
ば特許番号第2661917号にあるように、C,M,
Y,Kの各色材毎に検査パターンを印字し、それぞれの
検査パターンをスキャナーで読み取り、その読み取り値
と各検査パターンの期待値とのずれを検査し、そのずれ
に基づいてγ値などの色味を補正する方法が開示されて
いる。この時、色ずれを検査する検査パターンとして
は、C,M,Y,K各要素色のべたパターンと共に各要
素色毎のグラデーションパターンを印字し、単一階調の
色ずれだけでなく、中間調の出力特性も検査して色ずれ
の検査精度を向上させる方法や、C,M,Y,Kをそれ
ぞれ組み合わせた2次色、3次色のパッチパターンの印
字を行って検査補正精度を向上させる方法などが知られ
ている。
【0005】一方、目視による方法では、各要素色それ
ぞれの出力特性の絶対値を検査することは困難であるの
で、専らC,M,Yの3色材を混ぜ合わせた3次色の検
査パターンを印刷し、これから色ずれを検査方法が採ら
れている。すなわち平均的な吐出量の記録ヘッドであれ
ば無彩色になると期待される比率で混合されたC,M,
Yの3次色によって形成される印字パターンを中心に、
各色材の印字比率を僅かづつ変えた略灰色の検査パター
ンを複数印字し、その複数の検査パターンの中から最も
無彩色に近いパターンを目視で選択することによって、
C,M,Y各要素色の色材の出力特性を検査する方法が
開示されている。つまり、C,M,Y各要素色の出力特
性の僅かなバランスのずれによって、灰色パターンは出
力特性の強い色の影響が現れ無彩色でなくなることを利
用したものであり、これによれば、目視であっても容易
に色ずれを検査することができる。
【0006】この目視により色ずれ検査を行なう場合の
検査パターンの一例を図11を用いて説明する。図11
において、ここに示す検査パターンPCは、互いに接す
る上下一対の枠とにより構成される一組のパッチ(パタ
ーンセット)を横一列に複数個(ここでは5個)配列し
たものとなっており、P(1,1)〜P(5,5)とか
らなる。図中、各パッチの中の上枠および下枠の中に記
載した4つの数字は、上からC,M,Y,Kの多値階調
レベルを表している。また、前記上枠は有彩色C,M,
Yを有する色材を混合してなるプロセスブラック(PC
Bk)のパッチパターンであり、また下側のパッチパタ
ーンは無彩色であるブラック(K)色材のみのパッチパ
ターンとなっている。上側のPCBkはYが128レベ
ルで固定されており、右側のパッチほどCの階調値が大
き<(濃度が高く)、下側のパッチほどMの階調値が大
きくなるように配置されている。
【0007】上記のように、上記の検査パターンでは、
PCBkのパッチパターンとBkのパッチパターンとを
配置することにより、目視による検査精度を大幅に向上
させることが可能となる。これは、複数の物体が隣接し
ている時には、小さな色ずれであっても判別可能となる
人間の視覚特性を利用した検査方法であり、以下、この
比較法を隣接比較法と称す。この隣接比較法によれば、
色差が0.8〜1.6の十分小さいレベルであっても色
差が感じられることが知られており、複数のPCBkパ
ッチの中から無彩色に最も近いパッチを漠然と選択させ
る場合に比べて大幅に検査精度を向上させることがで
き、例えば、色差が0.8〜1.6の十分に小さいレベ
ルであっても、検査者は確実にその色差を認識すること
ができる。そして、最もブラックKに近い検査パターン
を形成する各色材の階調値に基づいて得た補正データを
入力することにより、キャリブレーションが行われ、色
ずれのない適性な画像が得られるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにキャリブ
レーションによって装置個体の色ずれを補正し得る記録
装置にあっては、キャリブレーションに用いる補正デー
タの適否が記録画像の品質を決定する重要な要因とな
る。そして、その検査にスキャナーなどの検査装置を用
いれば、高精度な色ずれ検査が可能となって適正な補正
データを得ることが可能となることは推測できるが、こ
れはあくまでユーザが検査装置を持っていることが前提
となる。しかしながら、現実には全てのユーザがスキャ
ナーなどの検査装置を持っている訳ではなく、また、ス
キャナーとしても多種多様なものがあり、それぞれ、能
力、特性等に等に差があるため、使用する機器によって
得られる検査結果に不一致が生じる可能性もあり、必ず
しも適正なキャリブレーションが行なわれるとは限らな
い。
【0009】これに対し、目視による色ずれ補正は、ス
キャナによる検査に比べてやや安定性などにおいて劣る
ものの、上記のような隣接比較法を採用することによっ
てかなりの検査精度を期待することができる。
【0010】ところが、近年の記録装置、特にカラーイ
ンクを用いたインクジェットプリンタにあっては、画質
向上を目的として、通常の濃度を有するY,M,Cのイ
ンク(濃インク)と、これらのインクと色相が同一であ
りかつ濃度が低いインク(淡インク)LY,LM,LC
を用いて粒状感を低減するようにした記録方式も実施さ
れている。この場合、従来の隣接比較法では、同色のイ
ンクをまとめて色ずれの検査を行なっていたため、濃イ
ンクと淡インクの吐出量のバランスがずれれば、色ずれ
の補正は成り立たないという問題が生じていた。すなわ
ち、濃淡インクを使用する場合には、異なる色相を有す
るインク間の濃度バランスだけでなく、濃淡インク間に
おける濃度バランスも勘案する必要があり、従来はこの
点が全く考慮されておらず適正な補正データを得ること
ができないことがあった。
【0011】また、Y,M,C,K以外のインク、例え
ばR,G,Bを代表とする他のインク(特色インク)を
用いて画質の向上を図る記録方式も実施されているが、
こうした記録装置についての色ずれ補正は殆ど実施され
ておらず、特に上記のような隣接比較法を適用した色ず
れ検査にあっては全く存在していないのが現状である。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決し、同色の
色材に対して複数の濃度のを用いた場合や、C,M,
Y,Kの色材にさらに他の色材を用いた場合にも各色材
間の濃度バランスの適正化を図ることができ、色ずれの
内記録を可能とすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題に基
づき本発明は、次のような構成を有する。
【0014】すなわち、本発明は、記録装置で用いる少
なくとも1つの通常色材及びこの通常色材による色再現
可能範囲に属する色を有する特別色材それぞれの記録特
性を所定のものとして当該記録装置における色ずれを補
正する処理に用いられるテストパターンを記録するため
の処理を行う記録情報処理装置であって、前記テストパ
ターンの形成に用いられる色材における色再現可能範囲
内の所定の単一色からなるリファレンス領域と、前記少
なくとも1つの色材を用いて形成されるテスト領域とを
隣接位置に形成してなる複数のパッチを前記記録装置に
記録させる手段と、を備え、前記複数のパッチは、当該
リファレンス領域とテスト領域の少なくとも一方が、前
記特別色材を含んだ領域であるパッチを含むことを特徴
とするものである。
【0015】また、前記記録装置によって複数のパッチ
を記録させる手段は、前記記録装置に具備される色材の
中の複数種の色材の組合わせからなる第1の色材群を用
いて形成される第1のテスト領域を、第1の色材群の中
の少なくとも1種類の色材の階調を変化させて複数個形
成するための第1のテスト領域情報を発生させる第1の
テスト領域情報発生手段と、前記記録装置に具備される
複数の色材の中の第1の色材群に属する色材以外の色材
の組合わせからなる第2の色材群を用いて形成される第
2のテスト領域を、第2の色材群の中の少なくとも1種
類の色材の階調を変化させて複数個形成するための第2
のテスト領域情報を発生させる第2のテスト領域情報発
生手段と、前記第1の色材群による色再現可能範囲内の
所定の単一色を用いて形成される第1のリファレンス領
域を前記第1のテスト領域との隣接位置に形成するため
の第1のリファレンス領域情報を発生させる第1のリフ
ァレンス領域情報発生手段と、前記第2の色材群による
色再現可能範囲内の所定の単一色を用いて形成される第
2のリファレンス領域を前記第2のテスト領域との隣接
位置に形成するための第2のリファレンス領域情報を発
生させる第2のリファレンス領域情報発生手段と、前記
第2の色材群に属すると共に、前記第3のテスト領域を
形成する色材と同一の色相を有しかつ濃度の異なる色材
を用いて形成される第3のテスト領域を階調を変化させ
て複数個形成するための第3のテスト領域情報を発生さ
せる第3のテスト領域情報発生手段と、前記第1の色材
群の中の1つの色材を用いて形成される第3のリファレ
ンス領域を前記第3のテスト領域との隣接位置に形成す
るための第3のリファレンス領域情報を発生させる第3
のリファレンス領域情報発生手段と、を備えたことを特
徴とするものとすることが考えられる。
【0016】また、前記記録装置は、シアン(C),マ
ゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)等の色
を有する通常色材と、前記C,M,Yの淡色であるL
C,LM,LY等の色を有する特別色材を有し、前記第
1の色材群は、前記通常色材によって構成され、第2の
色材群は前記特別色材によって構成されるものとするこ
とが可能である。
【0017】さらに、前記記録装置によって複数のパッ
チを記録させるための手段は、前記記録手段に具備され
る色材の中の複数種の色材の組合わせからなる第1の色
材群によって形成される第1のテスト領域を、第1の色
材群の中の少なくとも1種類の色材の階調を変化させて
複数個形成するための第1のテスト領域情報を発生させ
る第1のテスト領域情報発生手段と、前記記録手段に具
備される複数の色材の中の第1の色材群に属する色材以
外の色材と第1の色材群に属する少なくとも1種類の色
材との組合わせからなる第2の色材群を用いて形成され
る第2のテスト領域を、第2の色材群の中の少なくとも
1種類の色材の階調を変化させて複数個形成するための
第2のテスト領域情報を発生させる第2のテスト領域情
報発生手段と、前記第1の色材群による色再現可能範囲
内の所定の単一色からなる第1のリファレンス領域を前
記第1のテスト領域との隣接位置に形成するための第1
のリファレンス領域情報を発生させる第1のリファレン
ス領域情報発生手段と、前記第2の色材群による色再現
可能範囲内の所定の単一色からなる第2のリファレンス
領域を前記第2のテスト領域との隣接位置に形成するた
めの第2のリファレンス領域情報を発生させる第2のリ
ファレンス領域情報発生手段と、を備えることを特徴と
するものである。
【0018】前記通常色材としては、例えばシアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(K)等の色を有する通常色材と、前記C,M,Yの淡
色であるLC,LM,LY等の特別色の中の少なくとも
2色を有し、前記第1の色材群は、前記通常色材によっ
て構成され、第2の色材群は前記特別色材の中の2色
と、前記通常色材に含まれる1色によって構成されるも
のとすることが考えられる。
【0019】また、前記記録装置によって複数のパッチ
を記録させるための手段は、前記記録手段に具備される
色材の中の複数種の色材の組合わせからなる色材群によ
って形成されるテスト領域を、前記色材群の中の少なく
とも1種類の色材の階調を変化させて複数個形成するた
めのテスト領域情報を発生させるテスト領域情報発生手
段と、前記色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
色からなるリファレンス領域を前記テスト領域との隣接
位置に形成するためのリファレンス領域情報を発生させ
るリファレンス領域情報発生手段と、を備え、前記色材
群が、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)
等の色を有する通常色材の中の少なくとも2色によって
構成されると共に、リファレンスパターン情報発生手段
は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の中
の1色によって構成されるものとすることが可能であ
る。
【0020】さらに、前記複数のパッチのそれぞれにお
いて、前記テスト領域と前記リファレンス領域とを交互
に繰り返し配列することが考えられる。
【0021】このように、本発明では、テスト領域とリ
ファレンス領域とが隣接位置に形成されるため、リファ
レンス領域とテスト領域との比較は、隣接比較法による
良好な検査結果を得ることができると共に、いずれか一
方のパターンに特別色材が含まれるため、色材の中に使
用頻度が低いとされる特別色材等が含まれていたとして
も、その特別色材とそれ以外の通常色材との間の濃度バ
ランスなども検査することができ、全ての色材において
適正な濃度バランスを設定することができる。従って、
例えば同色の色材に対して複数の濃度のを用いた場合
や、C,M,Y,K等の通常のインクに、CL,CM等
の淡インクを用いた場合にもそれら全てのインクにおい
て適正な濃度バランスを設定することができ、色ずれの
発生を未然に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
の第1ないし第3の実施形態を図面に基づき詳細に説明
する。
【0023】<記録装置概要>まず、本発明の各実施形
態に適用する記録装置の概要を説明する。この実施形態
における記録装置200は、インクジェット方式を採る
カラー記録装置であって、その要部は、図1に示すよう
な構造の記録手段200aを有している。図1におい
て、1は紙或いはプラスチックシートよりなる記録シー
トであって、カセット等に複数枚積層された状態で収納
されており,その積層シート1の一面に接する給紙ロー
ラ(不図示)が回転することによってカセットから記録シ
ートが一枚ずつ供給され、一定間隔を隔ててプラテンに
配置される。そして、プラテンに配置された記録シート
1は、それぞれ個々のステッピングモータ(図示せず)に
よって駆動する一対の第1搬送ローラ3,3及び一対の
第2搬送ローラ4,4によって矢印A方向に搬送される
ようになっている。
【0024】5は前記記録シート1に記録を行うための
インクジェット方式の記録ヘッドであり、この記録ヘッ
ド5には不図示のインクカートリッジよりインクが供給
され、そのインクが記録ヘッドに配設されている複数の
ノズルから画信号に応じて吐出される。この記録ヘッド
5及びインクカートリッジはキャリッジ6に搭載され、
このキャリッジ6にはべルト7及びプーリ8a,8bを
介してキャリッジモータ23が連結されている。従っ
て、前記キャリッジモータ23が駆動されることによリ
前記キャリッジ6はガイドシャフト9に沿って往復動作
を行ない、主走査を行う。本実施例の記録ヘッド5は、
通常の4色記録時に用いられる通常の濃度を有するK,
C,M,Yの4色のインクの他に、濃度の低いLC,L
M,LYの3色のインクを加えた合計7色のインクを吐
出して、写真に近いより高品質な記録を行い得るように
なっている。なお、タンクおよびヘッドの構成について
はここでは詳しく述べないが、公知の手段を用いれば良
い。
【0025】上記構成において、記録ヘッド5は、主走
査方向(矢印B方向)に移動しながら画信号に応じてイ
ンクを記録シート1に吐出してインク画像を形成する。
そして、必要に応じて記録ヘッド5はホームポジショシ
に戻り、インク回復装置によってノズルの目詰まりを解
消すると共に、一対の搬送ローラ3,4の駆動によって
記録シート1を矢印A方向へ1行分搬送する。これを繰
リ返すことによって記録シート1には、所定の記録が行
われる。
【0026】次に、前記記録装置の各部材の駆動を制御
するための制御系について説明する。この制御系は図2
に示すように、例えばマイクロプロセッサ等のCPU2
0cによって実行される制御プログラムや各種データを
格納しているROM20b、及びCPU20aのワーク
エリアとして使用されると共に記録画像データなどの各
種データの一時記憶等を行うRAM20b等を有する演
算制御部20が設けられ、この演算制御部20にはイン
ターフェイス21、操作パネル22、各モータ(キャリ
ッジモータ23、給紙モータ24、第1搬送ローラ駆動
モータ25、第2搬送ローラ駆動モータ26)を駆動す
るためのドライバー27、及び記録ヘッド駆動用のドラ
イバー28が接続されている。
【0027】上記演算制御部20はインターフェイス2
1を介して後述のホスト201からの各種情報(例えば
文字ピッチ、文字種類等)や、外部装置との画信号など
の入出力(情報の入出力)を行う。また前配制御部20は
インターフェイス21を介して各モータ23〜26を駆
動させるためのON,OFF信号、及び画信号を出力
し、その画信号によって各部の駆動を行なう。
【0028】<画像処理装置概要>次に、前記記録装置
200にて記録動作を実行させるための記録データを生
成する記録情報処理装置について説明する。
【0029】図3は本発明の各実施形態における情報処
理装置としてのホストコンピュータ(以下、単にホスト
と称す)である。図において、ホスト201はCPU2
02と、メモリ204(記録情報発生手段)と、外部記
憶203と、入力部205と、記録装置202とのイン
ターフェイス206とを備えている。CPU202は、
メモリ204に格納されたプログラムを実行することで
後述する色処理、量子化処理の手順などを実現する。こ
のプログラム及び記録情報は外部記憶装置203に記憶
されており、ここから読み出されてCPU202に供給
され、一旦メモリ204に格納される。ホスト201は
インターフェイス206を介して前記記録装置202と
接続されており、色処理を施した画像データを記録装置
202に送信して記録動作を実行させるようになってい
る。
【0030】また、図4は前記ホスト201によって実
現される画像処理部230の機能を説明する機能ブロッ
ク図である。この画像処理部230は、入力されるR,
G,B各色8ビット(256階調)の画像データをC,
M,Y,K,LC,LM,LY各色1ビットデータとし
て出力するものとなっており,色処理部210と量子化
部220とからなる。前記色処理部210は、色空間変
換処理部211と、色変換処理部212と,出力γ処理
部213とからなる。このうち,前記色空間変換処理部
211及び色変換処理部212は、3次元LUT(ルッ
クアップテーブル)によって構成され、出力γ処理部2
13は1次元LUT(ルックアップテーブル)によって
構成されている。なお、前記各LUTは、ホストコンピ
ュータ201における前記メモリ204に格納されてい
る。
【0031】以上の構成を有する画像処理部230にお
いて、外部記憶装置203から読み出されるR,G,B
各色ビットデータは、まず3次元のルックアップテーブ
ルによりR'、G'、B'各色8ビットデータに変換され
る。この処理は色空間変換処理(前段色処理)と称し、入
力画像の色空聞(カラースペース)と出力装置の再現色空
間の差を補正するための変換処理となっている。この色
空間変換処理を施されたR',G',B'各色8ビットデ
ータは次の3次元LUTによりC,M,Y,K,LC,
LM,LY各色8ビットデータに変換される。この色変
換処理は後段色処理と称し、入力画像の色空間(カラー
スペース)と出力装置の再現色空間の差を補正するため
の変換処理となっている。
【0032】また、前段色処理を施されたR',G',
B'各色8ビットデータは、次の色変換処理部212を
構成する3次元LUTによりC,M,Y,K,LC,L
M,LY各色8ビットデータに変換される。この色変換
処理は後段色処理と称し、入力系のRGB系カラーから
出力系のC,M,Y,K(LC,LM,LY)系カラー
に変換する処理となっている。なお、入力される画像デ
ータは、ディスプレイなど発光体の加法混色の3原色
(R,G,B)であることが多いが、プリンターなど光
の反射で色を表現する場合は減法混色の3原色系(C,
M,Y)の色材が用いられるので前記色変換処が必要と
なる。
【0033】前段色処理に用いられる3次元LUTや後
段色処理に用いられる3次元LUTは離散的にデータを
保持しており、保持しているデータ間は補間処理で求め
るが、その補間処理は公知の技術であるので、ここでは
前記保管処理に関する詳細な説明は省略する。
【0034】この後、後段色処理が施されたC,M,
Y,K,LC,LM,LY各色8ビットデータは、前記
出力γ処理部213を構成する1次元LUTによって出
力γ補正が施される。単位面積当たりの印字ドット数と
出力特性(反射濃度など)の関係は多くの場合に線形関係
とはならないので、出力γ補正を施すことでC,M,
Y,K,LC,M,LY8ビットの入力レベルと、その
時の出力特性との線形関係とを保証する。後述の色ずれ
検査手段により検査した各色材を記録する記録ヘッドの
出力特性の個体差は、その出力γ処理の1次LUTを変
更することで実現される。例えばC色材を記録する記録
ヘッドの出力特性が期待値よりも大きい場合、後に詳述
するように、1次LUTの入出力関係を変更して期待値
通りの階調再現がされるように補正し、これによって機
器毎の個体差補正を実現する。
【0035】以上が画像処理部201の概略説明であ
り、入力R,G,B各色8ビットのデータは記録装置の
有するインクC,M,Y,K,LC,LM,LY各色8
ビットのデータに変換される。本案施形態におけるカラ
ー記録装置は2値記録装置であるので上記C,M,Y,
K,LC,LM,LY各色8ビットのデータは、次段の
量子化処理部221においてC,M,Y,K,LC,L
M,LY各色1ビットのデータに量子化処理される。本
案施形態では、写真調の中間調画像を2値記録装置で滑
らかに表現させることが可能な誤差拡散法による量子化
法を用いる。誤差拡散法によって前記C,M,Y,K,
LC,LM,LY各色の8ビットデータをC,M,Y,
K,LC,LM,LY各色の1ビットの印字データに量
子化される。
【0036】なお、この誤差拡散法を用いた量子化方法
の詳細は「日経エレクトロニクス1978年5月号P5
0-P65」を始めとして既に様々な文献や論文が発表
されており公知の技術であるので詳細な説明は省略す
る。
【0037】<色ずれ検査・補正方法>次に本実施形態
におけるホスト201及び記録装置200による色ずれ
の検査方法及び補正方法を説明する。ホスト201で
は、記録装置200に対して文字や図形等、通常の記録
動作を実行させる通常モードと、色ずれの検査及び補正
を行う後述の検査、補正モードの2種類のモードのうち
いずれか一方のモードを選択し得るものとなっている
が、電源投入時の初期状態においては、通常モードが設
定される。そして、この記録モードにおいて,記録動作
を指示すると、前記メモリ204に格納されている通常
の記録データが読み出され、前記画像処理部200によ
って処理されたデータが記録装置202に送られて画像
が形成される。
【0038】また、形成される画像に色ずれ等が生じ,
画像品質の低下が認められた場合には、その画像品質の
低下を改善すべく、前記補正モードを選択し、色ずれ検
査及び補正を行う。このモードの選択は、不図示のプリ
ンタードライバーのUI(USER INTERFACE)画面上から
ユーザがこのモードの選択操作を行なうことにより実行
される。
【0039】図5は色ずれ検査及び補正を行う場合の処
理動作手順を示したフローチャートである。いま、プリ
ンターに対して色ずれ検査・補正モードが選択されると
(ステップ100)図5のフローチャートに示す動作及
び処理が順次行なわれる。
【0040】すなわち、ステップ110では、まず、色
ずれの検査パターンデータをメモリ204から読み出
し、これに前記画像処理を施して、そのデータを前記図
3に示すホスト201のインターフェース206を介し
て前記記録装置230に送り、検査パターンの記録が行
われる。
【0041】この実施形態においては、メモリ204よ
り3種類の検査パターンデータが読み出され、各検査パ
ターンデータに基づき,図6(a),(b),(c)に
示すような3種類の検査パターンPA,PB,PCが形
成される。
【0042】すなわち、図6(a)に示す検査パターン
PAは、C,M,Y,Kの濃インク群(第1の色材群)
を用いたの色ずれ検査パターン、同図(b)に示す検査
パターンPBは、LC,LM,LY,Kの淡インク群
(第2の色材群)を用いた色ずれ検査パターン、(C)
に示す検査パターン(第3のテストパターン)は、前記
両色材群の中の同一の色相を有する濃インクと淡インク
とからなる第3の色材群を用いた色ずれ検査パターンで
ある。
【0043】図6(a),(b)に検査パターンは、互
いに接する上下一対の枠によって構成される一組のパッ
チ(パターンセット)を、マトリクス状をなすよう縦、
横に複数個(ここでは縦、横に5個ずつ)配列したもの
となっている。ここで、各検出パターンの縦、横両側部
に沿って付されている数字(1)〜(5)は、各検査パ
ターンにおける各パッチの縦方向及び横方向における位
置を示す番号であり、前記検査パターンPAはPA
(1,1)〜PA(5,5)のパッチを備え、PBはP
B(1,1)〜PB(5,5)のパッチを備えている。
【0044】また、前記検査パターンPA及びPBの上
側の枠PA1,PB1はパッチの色味(色ずれ)を判断
する第1,第2のテストパターン領域をそれぞれ構成し
ており、第1のテスト領域PA1は、C,M,Y(通常
色材)等を混合することによってほぼ無彩色であるプロ
セスブロック(PCBk)を形成し、第2のテスト領域
PB1は、LC,LM,LY(特別色材)等を混合する
ことによってほぼ無彩色である灰色(PCBk)を形成
している。また、前記検査パターンPA,PBの下側の
枠PA2,PB2は、単一色の無彩色であるK色材のみ
によって形成されるリファレンス領域となっている。
【0045】そして、この検査パターンPA及びPBの
各テスト領域PA1,PB1及びリファレン領域PA
2,PB2のそれぞれの枠内に記載された4つの数字
は、上からC,M,Y,K及び、LC,LM,LY,K
の多値階調レベルを示している。
【0046】また、図6(c)に示す検査パターンPC
は、互いに接する上下一対の枠PC1,PC2によって
構成される一組のパッチ(パターンセット)を横一列に
複数個(ここでは5個)配置したものとなっており、P
C(0)〜PC(5)を備える。そして、この検査パタ
ーンPCにおいても、各パッチの上枠PC1がテスト領
域、下枠PC2がリファレンス領域となっており、テス
ト領域PC1のLCの値が各パターン毎に変化し、リフ
ァレンス領域PC2の値が一定となっている。
【0047】以上のような3種類の検査パターンが印刷
されると、次にユーザーは各検査パターンPA,PB,
PCに基づき、色ずれ検査を行なう。
【0048】この色ずれ検査は、各検査パターンPA,
PB,PCのそれぞれにおいて、テスト領域の色がリフ
ァレンス領域の色に最も近いパッチ(色ずれの少ないパ
ッチ)を選択することによって行なう、いわゆる隣接比
較法を用いた検査となっている。このうち、前記検査パ
ターンPAにおいては、リファレンス領域の階調値が1
28となっており、また、検査パターンPBにおいては
階調値が64となっているため、濃度に差はあるがいず
れも無彩色となっている。従って、両検査パターンP
A,PBにおける色ずれの検査は、テスト領域がいかに
無彩色に近いかを判断することによって行なうこととな
る。
【0049】一方、前記検査パターンPCにおいても、
リファレンス領域とテスト領域とを比較する隣接比較法
による検査であるが、ここではリファレンス領域及びテ
スト領域が共に同一の色相を有する有彩色であり、有彩
色同士の濃度比較を行なうこととなる。
【0050】上記のようにして、各検査パターンPA,
PB,PCの中のパッチ選択を行なった後、次のステッ
プ120,130,140では、選択した前パッチのパ
ッチ番号をホスト201のUI画面上から入力する。こ
こで、本実施形態におけるC,M,Yの色材では、各色
材を記録する記録ヘッドが中心的な吐出量(最大吐出量
×1/2)のヘッドであれば図6(a)の中央のパッチ
PA(3,3)のテストパターン(C=M=Y=128)
が最も無彩色であると選択されるように構成されてい
る。しかしその他のパッチのテスト領域が選択された場
合、その検査パターンを印刷した記録装置は、C,M,
Yの色材を吐出する各記録ヘッドにおける出力特性のバ
ランスがずれている(色ずれしている)ことになる。ここ
で検査されるパッチの選択肢は25通りであり、記録ヘ
ッドの記録特性のバランスがどの程度ずれているかは、
どのパッチが最も無彩色となっているかの検査情報で判
断可能である。すなわち、γテーブルはパッチに対応し
て各色毎に5種類用意されていて、ここでは説明の簡略
化のために各色1〜5の番号を付け、中心吐出量に相当
するものをNO.3として、各パッチの中で多値レベル
の小さいものから大きいものに対応して、テーブル番号
が1から5に増えるよう番号付けを行なっている。従っ
て、図6(a)の左上のパッチPA(1,1)が選択さ
れれば、各色材C,M,Y毎に5種類ずつ容易されたγ
テーブルにおいて、CについてはNO.3、Mについて
はNO.1、YについてはNO.1のγテーブルがそれ
ぞれ選択されることとなる。
【0051】図6(b)においても同様で、中央のパッ
チPB(3,3)のテスト領域(LC=LM=LY=1
28)が各色材を記録する記録ヘッドが中心的な吐出量
(最大吐出量×1/2)のヘッドであれば最も無彩色で
あるように構成されている。また各色材のγテーブルに
NO.1〜5の番号付けがなされている点も同様であ
る。
【0052】また図6(c)に対してはC,LCの各色
材を記録する記録ヘッドが中心的な吐出量のヘッドであ
れば、5つのパッチの中で中央のパッチにおけるテスト
領域(LC=128)とリファレンス領域(C=64)
が最も濃度が近くなるように構成されている。リファレ
ンスのCのテーブルNO.3に相当し、テスト領域はL
Cの多値階調レベルが少ない順にNO.1〜NO.5に
対応している。
【0053】そして、オペレータが前記各検査パターン
PA,PB,PC毎に選択したパッチ番号を入力部20
5から入力すると(ステップ140〜160)、CPU
202は、入力されたパッチ番号に対応するテスト領域
の各色のテーブル番号(NO.1からNO.5)を読み
出し、そのテーブル番号に基づき実際に画像処理で用い
る出力γの組合わせを後述の演算によって決定し(ステ
ップ170)、出力γテーブルの更新(キャリブレーシ
ョン)を行う(ステップ180)。
【0054】この時のγ補正において、C,M,Yの3
色のバランスと、LC,LM,LYの3色のバランスは各
々図6(a),(b)のみで判定できるが、これだけで
は、濃インクと淡インクとのバランスが判定できず、
濃、淡両インクの相関が得られないこととなるため十分
な画質が得られない可能性がある。
【0055】このため、本実施形態では、濃、淡両イン
クのキャリブレーションに際し、濃、淡両インクの濃度
バランス、つまり、Cに対するLCの濃度バランスを検
査することによりCに対するLの吐出量のバランスを維
持し、その吐出量バランスを勘案したキャリブレーショ
ンを実施し得るようになっている。すなわち、C,M,
Yの3色の濃度バランスとLC,LM,LYの3色の濃
度バランスにオフセットをかける形で補正することによ
り、結果としてC,M,Y,LC,LM,LYの6色の濃
度バランスが得られ、1次LUT(出力γテーブル)の
組み合わせが決定される。図7はその組み合わせの例を
示したものである。
【0056】同図中、C,M,Y間の濃度バランス、L
C,LM,LY間の濃度バランス、及びC,LC間の濃
度バランスは、それぞれ図6(a),(b),(c)の
検査パターンに基づく判定結果によって決まる出力γの
テーブル番号を示している。オフセット量はC,LC間
の濃度バランスより決まる値で、Cに対してLCのγテ
ーブル番号が大きければLC,LM,LY側に、小さけ
ればC,M,Y側に、CとLCのγテーブル番号の差分
をオフセット量として与えている(他方はオフセット量
=0)。このオフセット量をC,M,Yバランス、L
C,LM,LYバランスのテーブル番号に加算した演算
結果が、最終的に用いられるテーブル番号となり、C,
M,Y,LC,LM,LY各色のバランスが整えられる。
以上の処理で色ずれの検査・補正が完了する。なお、出
方γテーブルの更新は使用するテーブルのアドレス情報
を変更するような方式を採っても良いし、予め決められ
たメモリー領域にアクティブな出力γテーブルをコピー
して用いる方式を採り、新しく選択された出力γテーブ
ルを前記メモリ領域にコピーすることで更新するように
しても良く、本発明は、出力γの更新の方式に限定され
るものではない。
【0057】さらに、本案施形態では、図6で説明した
ように検査パターンデータをC,M,Y,K,LC,LM,L
Y各色8ビットの情報としているため、その多値データ
を1次LUT213で変換(出力γ処理)した後、2値化
処理以後の画像処理を施して記録装置に印字情報として
出力しているが、1次LUT213を介さずに2値化処
理及び画像処理を施すようにしても良いし、ユーザ画像
を処理する前記画像処理ルーチンとは別に検査パターン
をC,M,Y,K,LC,LM,LY各色1ビットの印字デ
ータに変換する個別のルーチンを実行させるようにして
も良い。また、上記実施形態においては、濃インクと淡
インクのバランス検査において、LCとCの組み合わせ
を用いたが、LMとM、あるいはLYとYの組み合わせ
によって濃、淡両インクのバランスを検査するようにし
ても良い。さらに、上記実施形態では、濃インク(C,
M,Y)のみからなるテストパターンを有する検査パタ
ーン、及び淡インクのみからなるテスト領域を有する検
査パターンを用いたが、これら検査パターンに替えて、
濃インクと淡インクとが混在する検査パターンを用いる
ことも可能である。例えば、(LC,M,Y)と(C,
M,LY)とからなる検査パターンを用いるようにして
も良い。勿論この場合にも同一の色相を有する濃、淡両
インクを隣接比較する検査パターン、すなわちLC,C
等から構成されるパッチを複数備えた検査パターン、を
設ける必要があることは言うまでもない。
【0058】また、図6(c)に示すような検査パター
ンを用いれば、同一の色相で濃度の高いインクと、濃度
の低いインクとの吐出量のバランスを補正することが可
能である。従って、無彩色で濃度の異なるインクを補正
することも可能であり、無彩色の階調の補正にも本発明
は適用可能となる。
【0059】[第2の実施形態]次に本発明の第2の実
施形態を説明する。
【0060】この第2の実施形態は、C,M,Y,K,
LC,LMの6色のインクを用いるインクジェット記録
装置に対し、情報処理装置としてのホストから前記各イ
ンクに応じた検査パターンを形成するための情報を供給
するものとなっている。近年、インクジェットプリンタ
では、前記6色の記録方式が増えている。これは、Yの
インクでの粒状性が目立たないため、LYを必要としな
いためである。
【0061】そして、この第2の実施形態においては、
図8(a),(b)の2種類の検査パターンを形成する
ための検査パターンデータがメモリ204(図3参照)
内に格納されており、補正モードにおいて適宜そのデー
タを読み出し、記録装置202にて前記検査パターンを
形成させるものとなっている。なお、前記記録装置及び
情報処理装置の基本的構成は、前記第1の実施形態と同
様に図1ないし図4に示す構成を有するものとなってい
る。
【0062】すなわち、ここで形成される検査パターン
PD,PEは、C,M,Yの濃インクからなる第1の色
材群を用いた色ずれ検査パターンであり、検査パターン
PDはLC,LM,等の淡インク(特色インク)とYイ
ンクとからなる第2の色材群を用いた色ずれ検査パター
ンである。前記両検査パターンPD、PEは、互いに接
する上下一対の枠PD1とPD2、PE1とPE2によ
って構成される一組のパッチ(パターンセット)を、マ
トリクス状をなすよう縦、横に複数個(ここでは縦、横
に5個ずつ)配列したものとなっており、PDは、PD
(1,1)〜PD(5,5)のパッチによって構成さ
れ、PEは、PE(1,1)〜PE(5,5)のパッチ
によって構成されている。また、検査パターンPD、P
Eの各パッチにおいて、それらを構成する上枠(第1の
テストパターン領域)PD1及び第2のテストパターン
領域PE1は、C,M,Y及びLC,LM,Yの有彩色
の色材を混合してなる混合色(PCBk)によって形成
されており、全パッチの第1のテスト領域PD1によっ
て第1のテストパターンが形成され,第2のテスト領域
によって第2のテスト領域が形成されている。また、前
記検査パターンPD、PEの各パッチにおいて、下枠
(第1のリファレンス領域)PD2、PE2(第2のリ
ファレンす領域)は、いずれも無彩色であるK色材のみ
によって形成され、これらによってリファレンスパター
ンが形成されている。
【0063】そして、この検査パターンPD及びPEに
おいて、各テストパターンPD1,PD2及びリファレ
ンスパターンPD1,PE1に記載された4つの数字
は、上からC,M,Y,K及びLC,LM,Y,Kの多
値階調レベルを示している。
【0064】以上のような2種類の検査パターンが印刷
されると、ユーザはこの検査パターンを用いて目視によ
り色ずれの検査を行なう。本実施形態では、各色材を記
録する記録ヘッドが中心的な吐出量のヘッドであれば検
査パターンPDの中の中央のパッチPD(3,3)のテ
スト領域PD1(C=M=Y:128)が最も無彩色と
なるように構成されている。しかし検査パターンの中の
その他のパッチが選択された場合には、その検査パター
ンを形成した記録装置は、C,M,Yの各記録ヘッドに
おける出力特性のバランスがずれている(すなわち色ず
れしている)ことになる。記録ヘッドの記録特性のバラ
ンスがどの程度ずれているかは、どのパッチが無彩色と
なっているかの検査情報で判断可能である。
【0065】また、他方の検査パターンPEについても
同様で、各色材を記録する記録ヘッドが中心的な吐出量
のヘッドであれば、中央のパッチPE(3,3)のテス
トパターンPE1(LC=LM=128、Y=64)が
最も無彩色であると選択されるよう構成されている。
【0066】そして、入力されたパッチ番号の情報に従
って出力γの中から画像処理で実際に用いる出力γの組
み合わせを演算して決定し、出力γテーブルの更新を行
う点は上記第1の実施形態の場合と同様である。
【0067】ここで、C,M,Yの3色のバランスとL
C,LM,Yの3色のバランスはそれぞれ前記検査パタ
ーンPD,PEの検査結果に基づいて適宜設定すること
ができる。そしてまた、各検査パターンPD,PEでは
共にYインクを用いているため、YインクとC,Mイン
クとの濃度バランス、YインクとLC,LMインクとの
濃度バランスをそれぞれ設定することができるため、こ
れらのバランス関係によれば、C,MとLC,LMの各
インクのバランス関係,すなわち濃、淡両インクの関係
も必然的に設定することができる。
【0068】従って、この第2の実施形態においては、
第1の実施形態における図6(c)に示すような検査パ
ターンの作成を必要とせず、目視による検査作業、及び
検査結果の入力操作などを軽減することができ、良好な
作業能率を得ることができると共に、検査パターンデー
タの格納に要する容量の削減、及び演算処理動作の低減
などを図ることができる。なお、その他の構成、及び作
用効果は前記実施形態と同様であるので詳細な説明は省
略する。
【0069】ところで、本実施形態では、図8(a),
(b)の双方のパターンでYインクの階調値を固定した
が、他のインクの階調値を固定して行なうことも可能で
ある。但し、その場合には、第1の実施形態にて行なっ
たオフセット量の計算が必要となるため、本実施形態に
比し、やや演算処理が複雑化する。
【0070】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の本実施形態を説明する。
【0071】この第3の実施形態における情報処理装置
(ホスト)は、C,M,Y,Kの通常色材の他にさらに
他の色の色材(特別色材)を用いた記録装置において、そ
の色ずれ補正を行うための検査パターンを形成し得るよ
うにしたものとなっている。
【0072】一般に、C,M,Yの3色のインクを用い
れば所望の特色を基本的には全部もしくは一部の領域で
再現することができるため、この第3の実施形態では、
C,M,Yインクを用いて特別色と同様の色を形成し、
その混合色と特別色との間で隣接比較を行うことにより
特別色による色ずれの検査、補正を行ない得るようにな
っている。
【0073】すなわち、この実施形態におけるホストの
メモリには、前記第1の実施形態において示した検査パ
ターンを形成するためのデータの他に、特別色インクを
含んだ検査パターンを形成するためのデータが格納され
ており、キャリブレーション(γ補正)を行なう補正モ
ード時には、前記両検査パターンが記録装置によって形
成され、ユーザーがこれら検査パターンに基づき色ずれ
を判断するようになっている。
【0074】図9にこの実施形態において形成される特
有の検査パターンを示す。なお、ここでは通常色材とし
てC,M,Yを用いると共に、他の特色色材としてB
(青)インクを用いている。図において、検査パターン
は、上下に隣接する一対の枠、即ちテスト領域PF1,
リファレンス領域PF2からなるパッチを、縦、横両方
向に沿ってマトリクス状に複数個(ここでは5個)配設
したものとなっており、各パッチ中の4つの数字は上か
らC,M,Y,Bの多値階調レベルを示している。各パ
ッチの上側の枠PF1はパッチの色味を判断するテスト
領域であり、これはC,M,Yの混合色からなる青色の
パターンとなっている。このテスト領域は、C,Mの値
がその位置によって変化している。また、下側の枠PF
2は単色のBインクのみを用いたリファレンス領域であ
り、このリファレンス領域のBの値は一定となってい
る。
【0075】検査パターンが記録された後、ユーザは上
下の枠の色が最も近いパッチを目視によって選択する。
ここで、この実施形態におけるC,M,Y,Bの色材で
は、各色材を記録する記録ヘッドが中心的な吐出量のヘ
ッドであれば、図9の中央のパッチPF(3,3)のテ
スト領域(C=M=128,Y=0)とリファレンス領
域(B=128)が最も近い色であると選択されるよう
に構成されている。しかしテスト領域の中のその他のパ
ッチが選択された場合、その検査パターンの記録を行っ
た記録装置では、C,M,Y,Bの記録ヘッドの出力特
性のバランスがずれている(すなわち色ずれしている)こ
とになる。従って、記録ヘッドの記録特性のバランスが
どの程度ずれているかは、どのパッチが最も近い色とな
っているかの情報で判断可能である。以上のように、B
とC,M,Yとのバランス(色ずれ)を判断することに
より、C,M,Y,Bのバランス(色ずれ)をも判断す
ることができ、その色ずれ検査結果に基づいて各色のγ
テーブルを補正をすることにより、C,M,Y,Bの各
色の色ずれを補正することができる。なお、この実施形
態では、図4に示す色処理部210において、色変換処
理部212がR',G',B' C,M,Y,K,Bの変
換を行なう必要があるが、これは、公知の技術によって
実行可能であるため、ここではその説明を省略する。
【0076】[第4の実施形態]図10は本発明の第4
の実施形態で記録するテストパターンを示す図である。
【0077】この実施形態のテスト領域は、図6(c)
に示したテスト領域とリファレンス領域の一対からなる
1セットの領域を、図中、縦方向に2回繰り返してなる
構成を1つのパッチとするものである。すなわち、各パ
ッチにおいて、1番目及び3番目の領域がテスト領域で
あり、2番目及び4番目の領域が、比較の基準となるリ
ファレンス領域である。そして、図に閉めパッチパター
ンのそれぞれのテスト領域の各色材の階調は、図中、右
方向にLCが16ずつ5段階で増える。
【0078】なお、それぞれのテストパターン、すなわ
ち、繰り返しの数や繰り返す方向などは、その装置に用
いる色材などに応じて適切なものが設定され、図11に
示すようなパターンに限られないことは勿論である。た
とえば、1つのパッチにおいて一方向に繰り返しの回数
を増したものでも良い。
【0079】そして、この第4の実施形態のテストパタ
ーンによれば、隣接比較法において一対のテスト領域と
リファレンス領域とを比較した場合には、相互の領域で
色が近いと認識されるパッチを特定できない場合であっ
ても、リファレンス領域とテスト領域のストライプ状の
ものを交互に繰り返すパッチとすることにより、各色記
録ヘッドの出力特性(吐出量など)の変化の幅に応じた
補正量の関係からリファレンス領域の色にテスト領域の
色が近いと判断しても差し支えないパッチをそのパター
ン全体が均一感を呈するものとして特定することができ
る。すなわち、人の知覚特性において、上記ストライプ
の周波数を大きくするほど各ストライプ間の色の違いを
認識しがたくなると言う作用があり、この実施形態はこ
れを利用し、隣接比較の検出制度と補正精度(補正幅)
のバランスをとるものである。
【0080】ただし、高周波数化がすぎると、逆にどの
パッチも均一感を呈することになり、逆に判断が難しく
なる。ストライプの周期をどのようにするかは、前述し
たようにその記録装置で用いる記録ヘッドやインク、記
録媒体などによって異なり設計事項に依存するものであ
る。
【0081】[その他]上記第3の実施の形態ではC,
M,Y,Kの各色材に、さらに特別色の色材としてB
(青)インクを用いる場合の色ずれ補正について述べた
が、本発明は、その他の特色インクに対しても適用可能
である。
【0082】すなわち、基本的には特色はC,M,Yイ
ンクを用いて全部もしくは一部の領域で再現可能である
ことは先に述べたが、特色に対する補色もまたC,M,
Yインクにより全部もしくは一部の領域で再現可能であ
る。そこで、特色インクと補色成分構成するC,M,Y
インクの組み合わせにより、無彩色を形成し、この無彩
色とKとの比較を行っても色ずれを検査することができ
る。なお、この場合の検査パタ一ンや、補正方法につい
てはこれまで説明したものと同様であるため、ここでは
その説明を省略する。
【0083】さらに本発明は、複数の特色インクを使用
して記録動作を行う場合、例えば、G,Rの特色を用い
る場合にも適用可能である。また特色インク同士で無彩
色の再現が可能であれば、通常のインクC,M,Y間の
色ずれと、特色インク間の色ずれとをそれぞれ検査し、
かつ通常のインクと特色インクとのバランスを第3の実
施形態で述べた方法により検査し、濃度の異なるインク
の際に用いたオフセット演算の考え方を用いて、各一色
間の補正を行なうことも可能である。
【0084】また、上記実施の形態においては、インク
ジェット記録方式を用いた記録装置を例に採り説明した
が、本発明はインクジェット記録方式以外の記録装置に
も適用可能である。
【0085】また、本発明は上述のように、複数の機器
(たとえばホスト及びプリンタ等)から構成される記録
システムに適用しても良いが、一つの機器(たとえば複
写機、ファクシミリ装置及び単独のプリンタ)からなる
記録装置に適用しても良い。
【0086】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアの
プログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置
のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納された
プログラムに従って前記各種デバイスを動作させること
によって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0087】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0088】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0089】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0090】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明において
は、少なくとも1つの通常色材と、この通常色材による
色再現範囲に属する色を有する特別色とを具備する記録
手段によって記録動作を行うに際し、前記記録手段に具
備される色材の中の少なくとも1つの色材からなるテス
ト領域を階調を変化させて複数個形成することによりテ
ストパターンを形成すると共に、前記テストパターンに
用いられる色材における色再現可能範囲内の所定の単一
色からなるリファレンス領域を、前記各テスト領域との
隣接位置に形成することによってパッチを形成し、両パ
ターンの少なくとも一方を特別色材を含んだものとした
ため、色材として通常色材だけでなく特別色材などが用
いられる場合にも、リファレンス領域がテスト領域によ
る色再現範囲内にある色材である限り、通常色材間の濃
度バランスだけでなく、特別色材間の濃度バランス及び
通常色材と特別色材との間の濃度バランスも適正に判断
することができ、色ずれの発生を未然に防ぐことができ
る。
【0092】従って、画像の粒状感軽減などを図るべく
C,M,Yなどの他に、濃度の低い淡インクや、R,
G,Bなどの色材を用いた場合にあっても、確実に各色
材間の濃度バランスを適正なものとすることができ、所
望の高品位な画像形成を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態における記録装置の要部機
構を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示した記録装置の制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施形態における記録情報処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における画像処理部の概略構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における色ずれ検査及
び補正の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態において形成される検
査パターンを示す説明図であり、(a)は色材C,M,
Yによって形成される検査パターンを、(b)は色材L
C,LY,LYによって形成される検査パターンを、
(c)は色材LC及びCによって形成される検査パター
ンをそれぞれ示している。
【図7】図6に示す検査パターンに基づきキャリブレー
ションを行なう場合の補正データの設定方法例を示す図
である。
【図8】本発明の第2の実施形態において形成される色
ずれ検査パターンを示す説明図であり、(a)は色材
C,M,Yによって形成される検査パターンを、(b)
は色材LC,LY,Yによって形成される検査パターン
をそれぞれ示している。
【図9】本発明の第3の実施形態において形成される色
ずれ検査パターンを示す説明図である。
【図10】本発明の第4の実施形態において形勢される
色ずれ検査パターンを示す側面図である。
【図11】従来の検査パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
5 記録ヘッド 200 記録装置 200a 記録手段 202 CPU(記録情報補正手段) 204 メモリ(記録情報発生手段) PA C,M,Y,Kの検査パターン PA(1,1)〜PA(5,5) パッチ PA1 第1のテスト領域 PA2 第1のリファレンス領域 PB LC,LM,LYの検査パターン PB(1,1)〜PB(5,5) パッチ PB1 第2のテスト領域 PB2 第2のリファレンス領域 PC LC,Cの検査パターン PC(1)〜PB(5) パッチ PC1 第1のテスト領域 PC2 第2のリファレンス領域 PD C,M,Y,Kの検査パターン PD(1,1)〜PD(5,5) パッチ PD1 第1のテスト領域 PD2 第1のリファレンス領域 PE LC,LM,Yの検査パターン PE(1,1)〜PE(5,5) パッチ PE1 第2のテスト領域 PE2 第2のリファレンス領域 PF LC,LM,Bの検査パターン PF(1,1)〜PF(5,5) パッチ PF1 テスト領域 PF2 リファレンス領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 美乃子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小野 光洋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA11 EB27 EB41 EC75 EC76 ED07 EE02 EE18 FA03 FA10 FB01 HA38 2C061 AP03 AP04 AQ05 AR01 AS02 AS11 KK04 KK13 KK18 KK22 KK25 KK27 KK32

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置で用いる少なくとも1つの通常
    色材及びこの通常色材による色再現可能範囲に属する色
    を有する特別色材それぞれの記録特性を所定のものとし
    て当該記録装置における色ずれを補正する処理に用いら
    れるテストパターンを記録するための処理を行う記録情
    報処理装置であって、 前記テストパターンの形成に用いられる色材における色
    再現可能範囲内の所定の単一色からなるリファレンス領
    域と、前記少なくとも1つの色材を用いて形成されるテ
    スト領域とを隣接位置に形成してなる複数のパッチを前
    記記録装置に記録させる手段と、を備え、 前記複数のパッチは、当該リファレンス領域とテスト領
    域の少なくとも一方が、前記特別色材を含んだ領域であ
    るパッチを含むことを特徴とする記録情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置によって複数のパッチを記
    録させる手段は、 前記記録装置に具備される色材の中の複数種の色材の組
    合わせからなる第1の色材群を用いて形成される第1の
    テスト領域を、第1の色材群の中の少なくとも1種類の
    色材の階調を変化させて複数個形成するための第1のテ
    スト領域情報を発生させる第1のテスト領域情報発生手
    段と、 前記記録装置に具備される複数の色材の中の第1の色材
    群に属する色材以外の色材の組合わせからなる第2の色
    材群を用いて形成される第2のテスト領域を、第2の色
    材群の中の少なくとも1種類の色材の階調を変化させて
    複数個形成するための第2のテスト領域情報を発生させ
    る第2のテスト領域情報発生手段と、 前記第1の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色を用いて形成される第1のリファレンス領域を前記第
    1のテスト領域との隣接位置に形成するための第1のリ
    ファレンス領域情報を発生させる第1のリファレンス領
    域情報発生手段と、 前記第2の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色を用いて形成される第2のリファレンス領域を前記第
    2のテスト領域との隣接位置に形成するための第2のリ
    ファレンス領域情報を発生させる第2のリファレンス領
    域情報発生手段と、 前記第2の色材群に属すると共に、前記第3のテスト領
    域を形成する色材と同一の色相を有しかつ濃度の異なる
    色材を用いて形成される第3のテスト領域を階調を変化
    させて複数個形成するための第3のテスト領域情報を発
    生させる第3のテスト領域情報発生手段と、 前記第1の色材群の中の1つの色材を用いて形成される
    第3のリファレンス領域を前記第3のテスト領域との隣
    接位置に形成するための第3のリファレンス領域情報を
    発生させる第3のリファレンス領域情報発生手段と、を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の記録情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 記録装置は、シアン(C),マゼンタ
    (M),イエロー(Y),ブラック(K)等の色を有す
    る通常色材と、前記C,M,Yの淡色であるLC,L
    M,LY等の色を有する特別色材を有し、 前記第1の色材群は、前記通常色材によって構成され、 第2の色材群は前記特別色材によって構成されることを
    特徴とする請求項1記載の記録情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置によって複数のパッチを記
    録させるための手段は、 前記記録手段に具備される色材の中の複数種の色材の組
    合わせからなる第1の色材群によって形成される第1の
    テスト領域を、第1の色材群の中の少なくとも1種類の
    色材の階調を変化させて複数個形成するための第1のテ
    スト領域情報を発生させる第1のテスト領域情報発生手
    段と、 前記記録手段に具備される複数の色材の中の第1の色材
    群に属する色材以外の色材と第1の色材群に属する少な
    くとも1種類の色材との組合わせからなる第2の色材群
    を用いて形成される第2のテスト領域を、第2の色材群
    の中の少なくとも1種類の色材の階調を変化させて複数
    個形成するための第2のテスト領域情報を発生させる第
    2のテスト領域情報発生手段と、 前記第1の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色からなる第1のリファレンス領域を前記第1のテスト
    領域との隣接位置に形成するための第1のリファレンス
    領域情報を発生させる第1のリファレンス領域情報発生
    手段と、 前記第2の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色からなる第2のリファレンス領域を前記第2のテスト
    領域との隣接位置に形成するための第2のリファレンス
    領域情報を発生させる第2のリファレンス領域情報発生
    手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の記録
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 記録装置は、シアン(C),マゼンタ
    (M),イエロー(Y),ブラック(K)等の色を有す
    る通常色材と、前記C,M,Yの淡色であるLC,L
    M,LY等の特別色材の中の少なくとも2つの色材を有
    し、 前記第1の色材群は、前記通常色材によって構成され、 第2の色材群は前記特別色材の中の2色と、前記通常色
    材に含まれる1色によって構成されることを特徴とする
    請求項4記載の記録情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記記録装置によって複数のパッチを記
    録させるための手段は、 前記記録装置に具備される色材の中の複数種の色材の組
    合わせからなる色材群によって形成されるテスト領域
    を、前記色材群の中の少なくとも1種類の色材の階調を
    変化させて複数個形成するためのテスト領域情報を発生
    させるテスト領域情報発生手段と、 前記色材群による色再現可能範囲内の所定の単一色から
    なるリファレンス領域を前記テスト領域との隣接位置に
    形成するためのリファレンス領域情報を発生させるリフ
    ァレンス領域情報発生手段と、を備え、 前記色材群は、シアン(C),マゼンタ(M),イエロ
    ー(Y)等の色を有する通常色材の中の少なくとも2色
    によって構成されると共に、リファレンスパターン情報
    発生手段は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー
    (B)の中の1色によって構成されることを特徴とする
    請求項1記載の記録情報処理装置。
  7. 【請求項7】 複数のパッチのそれぞれにおいて、前記
    テスト領域と前記リファレンス領域とを交互に繰り返し
    配列したことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記
    載の記録情報処理装置。
  8. 【請求項8】 記録装置は、熱エネルギーを利用してイ
    ンクに気泡を生じさせ、その気泡の圧力によってインク
    をノズルから吐出させることを特徴とする請求項1ない
    し7いずれか記載の記録情報処理装置。
  9. 【請求項9】 記録手段によって少なくとも1つの通常
    色材及びこの通常色材による色再現可能範囲に属する色
    を有する特別色材それぞれの記録特性を所定のものとし
    て色ずれを補正する処理に用いられるテストパターンを
    記録することができる記録装置であって、 前記テストパターンの形成に用いられる色材における色
    再現可能範囲内の所定の単一色からなるリファレンス領
    域と、前記少なくとも1つの色材を用いて形成されるテ
    スト領域とを隣接位置に形成してなる複数のパッチを前
    記記録手段によって記録させる手段と、を備え、 前記複数のパッチは、当該リファレンス領域とテスト領
    域の少なくとも一方が、前記特別色材を含んだ領域であ
    るパッチを含むことを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段によって複数のパッチを
    記録させる手段は、 前記記録装置に具備される色材の中の複数種の色材の組
    合わせからなる第1の色材群を用いて形成される第1の
    テスト領域を、第1の色材群の中の少なくとも1種類の
    色材の階調を変化させて複数個形成するための第1のテ
    スト領域情報を発生させる第1のテスト領域情報発生手
    段と、 前記記録装置に具備される複数の色材の中の第1の色材
    群に属する色材以外の色材の組合わせからなる第2の色
    材群を用いて形成される第2のテスト領域を、第2の色
    材群の中の少なくとも1種類の色材の階調を変化させて
    複数個形成するための第2のテスト領域情報を発生させ
    る第2のテスト領域情報発生手段と、 前記第1の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色を用いて形成される第1のリファレンス領域を前記第
    1のテスト領域との隣接位置に形成するための第1のリ
    ファレンス領域情報を発生させる第1のリファレンス領
    域情報発生手段と、 前記第2の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色を用いて形成される第2のリファレンス領域を前記第
    2のテスト領域との隣接位置に形成するための第2のリ
    ファレンス領域情報を発生させる第2のリファレンス領
    域情報発生手段と、 前記第2の色材群に属すると共に、前記第3のテスト領
    域を形成する色材と同一の色相を有しかつ濃度の異なる
    色材を用いて形成される第3のテスト領域を階調を変化
    させて複数個形成するための第3のテスト領域情報を発
    生させる第3のテスト領域情報発生手段と、 前記第1の色材群の中の1つの色材を用いて形成される
    第3のリファレンス領域を前記第3のテスト領域との隣
    接位置に形成するための第3のリファレンス領域情報を
    発生させる第3のリファレンス領域情報発生手段と、を
    備えたことを特徴とする請求項9記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 記録手段は、シアン(C),マゼンタ
    (M),イエロー(Y),ブラック(K)等の色を有す
    る通常色材と、前記C,M,Yの淡色であるLC,L
    M,LY等の色を有する特別色材を有し、 前記第1の色材群は、前記通常色材によって構成され、 第2の色材群は前記特別色材によって構成されることを
    特徴とする請求項9記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録手段によって複数のパッチを
    記録させるための手段は、 前記記録手段に具備される色材の中の複数種の色材の組
    合わせからなる第1の色材群によって形成される第1の
    テスト領域を、第1の色材群の中の少なくとも1種類の
    色材の階調を変化させて複数個形成するための第1のテ
    スト領域情報を発生させる第1のテスト領域情報発生手
    段と、 前記記録手段に具備される複数の色材の中の第1の色材
    群に属する色材以外の色材と第1の色材群に属する少な
    くとも1種類の色材との組合わせからなる第2の色材群
    を用いて形成される第2のテスト領域を、第2の色材群
    の中の少なくとも1種類の色材の階調を変化させて複数
    個形成するための第2のテスト領域情報を発生させる第
    2のテスト領域情報発生手段と、 前記第1の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色からなる第1のリファレンス領域を前記第1のテスト
    領域との隣接位置に形成するための第1のリファレンス
    領域情報を発生させる第1のリファレンス領域情報発生
    手段と、 前記第2の色材群による色再現可能範囲内の所定の単一
    色からなる第2のリファレンス領域を前記第2のテスト
    領域との隣接位置に形成するための第2のリファレンス
    領域情報を発生させる第2のリファレンス領域情報発生
    手段と、を備えることを特徴とする請求項9記載の記録
    装置。
  13. 【請求項13】 記録手段は、シアン(C),マゼンタ
    (M),イエロー(Y),ブラック(K)等の色を有す
    る通常色材と、前記C,M,Yの淡色であるLC,L
    M,LY等の特別色の中の少なくとも2色を有し、 前記第1の色材群は、前記通常色材によって構成され、 第2の色材群は前記特別色材の中の2色と、前記通常色
    材に含まれる1色によって構成されることを特徴とする
    請求項12記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録手段によって複数のパッチを
    記録させるための手段は、 前記記録手段に具備される色材の中の複数種の色材の組
    合わせからなる色材群によって形成されるテスト領域
    を、前記色材群の中の少なくとも1種類の色材の階調を
    変化させて複数個形成するためのテスト領域情報を発生
    させるテスト領域情報発生手段と、 前記色材群による色再現可能範囲内の所定の単一色から
    なるリファレンス領域を前記テスト領域との隣接位置に
    形成するためのリファレンス領域情報を発生させるリフ
    ァレンス領域情報発生手段と、を備え、 前記色材群は、シアン(C),マゼンタ(M),イエロ
    ー(Y)等の色を有する通常色材の中の少なくとも2色
    によって構成されると共に、リファレンスパターン情報
    発生手段は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー
    (B)の中の1色によって構成されることを特徴とする
    請求項9記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のパッチのそれぞれにおい
    て、前記テスト領域と前記リファレンス領域とを交互に
    繰り返し配列したことを特徴とする請求項9ないし14
    いずれか記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録手段は、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を生じさせ、その気泡の圧力によって
    インクをノズルから吐出させることを特徴とする請求項
    9ないし15いずれか記載の記録装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも1つの通常色材及びこの通
    常色材による色再現可能範囲に属する色を有する特別色
    材それぞれの記録特性を所定のものとして当該記録装置
    における色ずれを補正する処理に用いられるテストパタ
    ーンを記録するテストパターン形成方法であって、 前記テストパターンの形成に用いられる色材における色
    再現可能範囲内の所定の単一色からなるリファレンス領
    域と、前記少なくとも1つの色材を用いて形成されるテ
    スト領域とを隣接位置に形成してなる複数のパッチを記
    録するステップを有し、 前記複数のパッチは、当該リファレンス領域とテスト領
    域の少なくとも一方が、前記特別色材を含んだ領域であ
    るパッチを含むことを特徴とするテストパターン形成方
    法。
  18. 【請求項18】 複数のパッチのそれぞれにおいて、前
    記テスト領域と前記リファレンス領域とを交互に繰り返
    し配列したことを特徴とする請求項17記載のテストパ
    ターン形成方法。
  19. 【請求項19】 情報処理装置によって読み取り可能に
    プログラムを格納した記憶媒体であって、該プログラム
    は、 少なくとも1つの通常色材及びこの通常色材による色再
    現可能範囲に属する色を有する特別色材それぞれの記録
    特性を所定のものとして当該記録装置における色ずれを
    補正する処理に用いられるテストパターンを記録するた
    めの処理であって、 前記テストパターンの形成に用いられる色材における色
    再現可能範囲内の所定の単一色からなるリファレンス領
    域と、前記少なくとも1つの色材を用いて形成されるテ
    スト領域とを隣接位置に形成してなる複数のパッチを記
    録するステップを有し、 前記複数のパッチは、当該リファレンス領域とテスト領
    域の少なくとも一方が、前記特別色材を含んだ領域であ
    るパッチを含むことを特徴とする記憶媒体。
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