JP2000303400A - パルプモールド成形体の製造方法 - Google Patents

パルプモールド成形体の製造方法

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JP2000303400A
JP2000303400A JP2000016132A JP2000016132A JP2000303400A JP 2000303400 A JP2000303400 A JP 2000303400A JP 2000016132 A JP2000016132 A JP 2000016132A JP 2000016132 A JP2000016132 A JP 2000016132A JP 2000303400 A JP2000303400 A JP 2000303400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部の横断面積が小さい中空状の成形体を
容易に製造し得るパルプモールド成形体の製造方法を提
供すること。 【解決手段】 中子81とコア82とを備え、中子81
がコア82に捻回されている状態の押圧部材8を、パル
プ層7が形成された金型1のキャビティ4内に挿入し、
中子81内に加圧流体を供給し、中子81によってパル
プ層7をキャビティ4の内面に押圧するパルプモールド
成形体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプモールド成
形体の製造方法に関し、詳しくは開口部の横断面積が小
さい中空成形体の製造に特に好適なパルプモールド成形
体の製造方法及び該製造方法に用いる押圧部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パルプ
モールド成形体の製造には、雄型と雌型とからなる一対
の割型を用い、両割型間にパルプスラリーを導入し、該
パルプスラリーを脱水して、浅底のトレーや皿等を製造
する方法や、同じく一対の割型を用いて割り子を成形
し、二つの割り子を貼り合わせることでボトル等の中空
状の成形体を製造する方法が知られている。
【0003】しかし、雄型及び雌型を用いる方法では、
いわゆるアンダーカット部を有するような複雑な形状の
成形体を製造することが容易でなく、また貼り合わせ法
では、表面に貼り合わせによるつなぎ目が生じ、強度や
外観を損ねてしまい、更に、開口部の横断面積が小さい
中空状の成形体を製造することが容易でない。例えば、
パルプを押圧して、開口部が小さなパルプ成形体を製造
する場合、開口部より小さな中子を挿入して流体を流し
込み、膨張させて押圧することが考えられる。しかし、
小さな中子を用いた場合には、膨張過多により中子の耐
久性に問題があった。特に、乾燥工程では中子が高温と
なるため、著しく耐久性が低下していた。また、小さな
中子を膨張させた場合、中子の膨張過程におけるパルプ
表面でのずりにより、パルプが破断したり、しわが発生
したりする問題もあった。
【0004】従って、本発明は、複雑な形状、特に、開
口部の横断面積が小さい中空状の成形体を、表面に貼り
合わせによるつなぎ目を生じさせることなく、容易に製
造し得るパルプモールド成形体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、上記本発明のパルプ
モールド成形体の製造方法に好適に用いられる押圧部材
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型のキャビ
ティ内面にパルプ層を形成し、該パルプ層を乾燥させて
開口部を有するパルプモールド成形体を得るパルプモー
ルド成形体の製造方法であって、予め、拡縮自在で且つ
中空状をなす中子を、上記パルプ層における上記開口部
に対応する部分の横断面形状よりも小さな横断面形状と
なるように小さくしておき、上記パルプ層の形成後、小
さくなった状態の上記中子を上記キャビティ内に挿入
し、挿入された該中子内に加圧流体を供給して該中子に
よって上記パルプ層を上記キャビティの内面に押圧する
パルプモールド成形体の製造方法を提供することにより
上記目的を達成したものである。また、本発明は、請求
項2〜請求項6のいずれか1項記載のパルプモールド成
形体の製造方法に用いられ、前記パルプ層を前記キャビ
ティの内面に押圧する押圧部材であって、拡縮自在で且
つ中空状をなし内部に供給された加圧流体により該パル
プ層に当接する中子と、該中子内に挿入されたコアとを
具備しており、該中子が該コアの挿入状態において該コ
アの周りに捻回自在に配設されてなる押圧部材を提供す
ることにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明のパルプモールド成形
体の製造方法を、その好ましい実施形態に基づき図面を
参照しながら説明する。本実施形態のパルプモールド製
造方法は、開口部を有する中空状の成形体を製造する例
であり、図1には斯かる製造工程のうちの抄紙工程が示
されている。図1中、(a)は抄紙工程、(b)は押圧
部材挿入工程、(c)は加圧・脱水工程、(d)は抄紙
用金型を開き、成形体の中間体を取り出す工程である。
【0007】先ず、図1(a)に示すように、一対の割
型2,3を突き合わせることにより所定形状のキャビテ
ィ4が形成される抄紙用金型1を用意する。両割型2,
3を突き合わせた状態では、図1(a)に示すように、
抄紙用金型1の上部に外側面よりキャビティ4に通じる
口部5が形成される。各割型2,3には、外部とキャビ
ティ4とを連通する複数の連通孔6がそれぞれ設けられ
ている。また、各割型2,3の内面は、所定の大きさの
網目を有するネット(図示せず)によってそれぞれ被覆
されている。
【0008】次に、口部5を通じてキャビティ4内にパ
ルプスラリーを注入する。これと共に連通孔6を通じて
割型2,3を外側から吸引してキャビティ4内を減圧
し、パルプスラリー中の水分を吸引すると共にパルプ繊
維をキャビティ4の内面を被覆する上記ネット上に堆積
させる。その結果、上記ネット上には、パルプ繊維が堆
積されたパルプ層7が形成される。このパルプ層7に
は、成形される成形体における開口部に対応する部分
(以下、この部分を開口部対応部という)7aが、抄紙
用金型1の口部5付近に形成されている。開口部対応部
7aの横断面形状は円形となっている。
【0009】所定量のパルプスラリーがキャビティ4内
に注入されたら、パルプスラリーの注入を停止しキャビ
ティ4内を完全に吸引・脱水する。引き続き、図1
(b)に示すように、キャビティ4内を吸引・減圧する
と共に、押圧部材8を、抄紙用金型1の口部5を通じて
キャビティ4内に挿入する。
【0010】押圧部材8は、拡縮自在で且つ中空状をな
し内部に供給された加圧流体により上記パルプ層7の内
面に当接する中子81と、中子81内に挿入されたコア
82とを具備している。中子81はコア82の挿入状態
においてコア82の周りに捻回自在に配設されてなる。
そして、予め、中子81をコア82に捻回し、押圧部材
8の横断面形状を開口部対応部7aの横断面形状よりも
小さくした状態(以下、この状態を捻回状態という)に
しておき、該捻回状態の押圧部材8がキャビティ4内に
挿入される。
【0011】図2(a)及び(b)には押圧部材8の側
面図及び要部拡大縦断面図が示されている。中子81
は、その開口部にフランジ81’が形成されている。そ
して、フランジ81’が上部固定板9aと下部固定板9
bとの間に挟持されることで中子81がこれらの固定板
に固定される。本実施形態で用いられる中子81は、弾
性を有し膨張収縮自在な材料から形成されている。例え
ば、引張強度、反発弾性及び伸縮性等に優れたウレタ
ン、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー
等の材料から形成されている。また、これらの材料を伸
縮性を有する布等にコーティングして形成することもで
きる。
【0012】コア82は円筒状のパイプから構成されて
いる。コア82の側面には図2(a)及び(b)に示す
ように多数の開孔部83が形成されている。このパイプ
からなるコア82には多数の環状空転リング84が外嵌
されている。コア82と空転リング84との間には所定
のクリアランスがあり、これにより空転リング84が回
動可能になされている。
【0013】図2(a)に示すように、コア82の下端
部82’は開口しており、この下端部82’に、中子8
1の下端部内面に形成された所定形状の突起81”が嵌
挿されることで、下端部82’が中子81に固定されて
いる。突起81”の横断面形状は、円形よりも楕円形や
多角形等の方が回転トルクを大きくさせることができる
ことから好ましい。また、コア82の上端部も同様に開
口している。この上端部は、上部固定板9aにボールベ
アリング(図示せず)を介して固定された管状のジョイ
ント部9cの一端に接続されている。ジョイント部9c
はモータ等の駆動手段(図示せず)に接続されており、
該駆動手段によってジョイント部9cはその中心軸の周
りに回動可能になされている。また、ジョイント部9c
の他端は、後述する加圧流体の供給に用いられる接続部
9dにボールベアリング(図示せず)を介して接続され
ている。これにより、接続部9dからジョイント部9c
及びコア82の内部を経て開孔部83に至る加圧流体供
給用の連通路が形成される。
【0014】中子81をコア82に捻回させるには、上
記駆動手段によってジョイント部9cを回転させる。コ
ア82にはジョイント部9cに直接接続されているの
で、ジョイント部9cの回転と共にコア82も回転す
る。しかし、接続部9dは、ボールベアリングを介して
ジョイント部9cに接続されているので回転しない。一
方、中子81は、その開口部のフランジ81’が上下部
固定板9a,9bによって挟持・固定されていると共に
その下端部内面がコア82の下端部82’に固定されて
いるので、この状態下にコア82が回転することによっ
て次第に捻回されていく。コア82には空転リング84
が外嵌されているので、中子81は空転リング84の表
面に沿って捻回される。この場合、空転リング84は回
動可能になされているので、コア82の回転と共に回転
せず空回りする。その結果、中子81は、コア82との
固定点を起点として極めて円滑に捻回する。中子81及
びコア82の形状等にもよるが、コア82を約2〜2.
5回転させて中子81をコア82に捻回する。
【0015】中子81がコア82に捻回されることで、
押圧部材8の横断面形状は開口部対応部7aの横断面形
状よりも小さくなる。更に好ましくは、コア82に設け
た多数の開孔部83を通じて中子81内を減圧吸引する
ことで、ほぼ均一且つ素早く脱気でき、仮に一つの開口
部83が塞がった場合でも他の開口部83から脱気でき
るため、押圧部材8の捻回状態を更に小さくすることが
できる。従って、押圧部材8は、開口部対応部7aに接
触すること無くキャビティ4内に挿入され、開口部対応
部7aのパルプの剥落が防止されるほか、高速での操業
が可能となる。また、中子81の形状(捻回されていな
い状態での形状)は、キャビティ4の形状と略同形状で
あるか又はそれよりも大きいことが、中子8の拡張倍率
を小さくでき、その耐久性を向上させ得ることから好ま
しい。
【0016】再び図1に戻ると、図1(c)に示すよう
に、押圧部材8をキャビティ4内に挿入し且つ下部固定
板9bによって口部5を閉塞した状態下に、ジョイント
部9cを逆回転させて中子81の捻回状態を解放する。
この操作と共に、接続部9dを通じて、加圧流体の供給
源から所定の加圧流体をコア82内に供給する。供給さ
れた加圧流体は、コア82の側面に形成された開孔部8
3を経由し、更にコア82と空転リング(図示せず)と
のクリアランス、及び二つの空転リング間の空隙を通じ
て中子81の内部に供給される。また加圧流体の供給と
共に割型2,3を外部から吸引する。これにより中子8
1を膨張させ、膨張した中子8によってパルプ層7をキ
ャビティ4の内面に押圧する。また、コア82の側面に
多数の開孔部83を形成することで、中子81が全体的
に且つ同時に膨張し、パルプ層7をキャビティ4の内面
に均一に押圧することができ好ましい。膨張した中子8
1は、キャビティ4の形状と相似形となる。中子81を
膨張させるために用いられる加圧流体としては、例えば
圧縮空気(加熱空気)、油(加熱油)、その他各種の液
が使用される。加圧流体の供給圧力は、0.01〜5M
Pa、特に0.1〜3MPaとすることが好ましい。
【0017】中子81による押圧によって、パルプ層7
にキャビティ4の内面形状が転写されると共に脱水が更
に進行する。このように、キャビティ4の内部からパル
プ層7がキャビティ4の内面に押し付けられるために、
キャビティ4の内面の形状が複雑であっても、精度良く
キャビティ4の内面の形状がパルプ層7に転写される。
更に、上述の通り膨張した中子81の形状はキャビティ
4の形状と相似形なので、パルプ層7はその何れの部位
においてもほぼ同じ圧力で押圧される。その結果、パル
プ層7の肉厚が均一となる。その上、従来の製造方法と
異なり、貼り合わせ工程を用いる必要が無いので、得ら
れる成形体には貼り合わせによるつなぎ目及び肉厚部は
存在しない。その結果、得られるパルプモールド成形体
の強度が高まると共に外観の印象が良好となる。
【0018】パルプ層7にキャビティ4の内面の形状が
十分に転写され且つパルプ層7を所定の含水率まで脱水
できたら、図1(d)に示すように、中子8内の加圧流
体を抜く。この操作と共に、ジョイント部9cを回転さ
せてコア82を回転させ、中子81をコア82の周囲に
捻回する。その結果、中子81が挿入前の捻回状態に戻
る。次いで押圧部材8をキャビティ4内より取り出す。
押圧部材8は、キャビティ4に挿入される前の大きさと
同じになっているので、開口部対応部7aに接触するこ
と無くキャビティ4内から取り出され、開口部対応部7
aのパルプの剥落が防止される。次いで押圧部材8の取
り出しと共に抄紙用金型1を開いて所定の含水率を有す
る湿潤した状態のパルプモールド成形体の中間体7’を
取り出す。
【0019】取り出された中間体7’は次に加熱・乾燥
工程に付される。加熱・乾燥工程では、抄紙・脱水を行
わず、加熱された状態の加熱用金型を用いること以外
は、図1に示す抄紙工程とほぼ同様の操作が行われる。
即ち、先ず、一対の割型を突き合わせることにより成形
すべきパルプモールド成形体の外形に対応した形状のキ
ャビティが形成される加熱用金型を所定温度に加熱す
る。そして加熱された状態の加熱用金型のキャビティ内
に湿潤した状態の上記中間体を装填し、上記押圧部材8
と同様の押圧部材を、同様の捻回状態下に用いて上記中
間体を押圧し加熱乾燥させた後、成形されたパルプモー
ルド成形体を取り出す。なお、上記加熱・乾燥後、成形
体内から中子を取り出す際に、該中子と成形体のパルプ
層とが接触してもその成形性に影響が出ない程度に当該
パルプ層に高い強度が得られている場合には、成形体内
で中子を挿入前の捻回状態にせずに、吸引によるのみで
小さくして中子を取り出すこともできる。
【0020】このようにして得られたパルプモールド成
形体20は図1(e)に示すように開口部21、胴部2
2及び底部23を有し、開口部21の横断面積が胴部2
2の横断面積よりも小さい円筒ボトル状の中空体であ
り、種々の内容物の収容に好適な中空容器として用いら
れる。またこのパルプモールド成形体20においては、
底部23の接地面と胴部22の側壁の外面とのなす角が
略90°となっている。また高さが50mm以上、好ま
しくは100mm以上となっている。このように深底の
容器であり且つ開口部21の横断面積が小さいにもかか
わらず、上記の方法で製造されているので、この成形体
20には、開口部21の内壁にパルプの剥落がなく、胴
部22に貼り合わせによるつなぎ目が存在していない。
また、その外面及び内面が平滑になっている。特に、中
心線平均粗さ(Ra)が50μm以下(JIS B 0
601に準拠して測定された値)で、且つ最大高さ(R
y)が500μm以下(JIS B 0601に準拠し
て測定された値)となる。表面粗さの測定にはサーフコ
ム120A〔(株)東京精密社製〕を用い、測定条件
は、カットオフ:0.8mm、測定長さ:10mm、フ
ィルタ:2CR、測定倍率:500、傾斜補正:直線、
極性:標準とした。
【0021】本発明は上述した実施形態に制限されず、
例えば、本発明の製造方法は、開口部の横断面積が、胴
部の横断面積よりも小さいボトル状の成形体の製造に好
適であるが、それ以外の形状の成形体、例えば広い開口
部を有する箱形のカートン状成形体の製造に適用しても
よい。また、広い開口部を有し、中子81の拡縮をあま
り必要としない形状の成形体を成形する場合には、中子
81には拡縮可能な可撓性があればよく、弾性(膨張収
縮性)は要しない。そのような材料としては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。また、抄
紙工程と加熱乾燥工程でそれぞれ用いられる押圧部材
(中子及びコア等)は、互いに異なる形状、材質のもの
を用いてもよい。また、成形体20の成形後、その外面
及び/又は内面にプラスチック層や塗工層等を設け、成
形体20の強度を一層高めたり、内容物の漏れ出し等を
効果的に防止したり、或いは加飾を施してもよい。ま
た、成形体20の使用に際して負荷がかかる部分、例え
ば開口部21や底部23にプラスチック等からなる補強
部材を配して、成形体20の耐久性を向上させるように
してもよい。また、これらの部分の一部をプラスチック
等から形成してもよい。また、成形体20の開口部21
を多角形としてもよい。また、本発明の製造方法を、内
容物の収容に用いられる中空体(中空容器)の製造方法
以外に、置物等のオブジェ等の製造方法に適用してもよ
い。また、本発明に係る押圧部材における中子は、上記
実施形態におけるように、その開口部を固定板で固定す
るとともに、その下端部の内部に突起を設けてコアの下
端部に嵌挿させて固定することにより、当該中子をコア
のまわり捻回自在にとなるように配設することが好まし
いが、例えば、中子内を減圧吸引する場合には、当該吸
引力により中子の下端部をコアの下端部に吸引して固定
し、当該中子をコアのまわり捻回自在にとなるように配
設してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明のパルプモールド成形体の製造方
法によれば、複雑な形状の成形体を、表面に貼り合わせ
によるつなぎ目を生じさせることなく製造することがで
きる。特に、本発明の製造方法は、開口部の横断面積が
小さい中空状の成形体を製造する場合に開口部のパルプ
を脱落させることなく中子を挿入させ、パルプを押圧し
且つ中子の耐久性も高くできるので、特に有効である。
また、本発明の押圧部材によれば、上記本発明のパルプ
モールド成形体の製造方法を好適に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の製造工程うちの抄紙工程
を示す模式図である。
【図2】図2(a)は押圧部材の側面図であり、図2
(b)は図2(a)における要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 金型 2,3 割型 4 キャビティ 5 口部 6 連通孔 7 パルプ層 8 押圧部材 81 中子 82 コア 83 開孔部 84 空転リング 9c ジョイント部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月14日(2000.7.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 上記中子を上記コアに捻回し且つ該中子
内を減圧吸引した後、これらを上記キャビティ内に挿入
する請求項記載のパルプモールド成形体の製造方法。
【請求項】 上記コアが、側面に多数の開孔部を有す
る中空体からなり、該コアの内部から該開孔部を通じて
上記中子内に上記加圧流体が供給される請求項1又は2
記載のパルプモールド成形体の製造方法。
【請求項】 上記コアが円筒状のパイプからなり且つ
該パイプに多数の環状空転リングが回動可能に外嵌され
ており、該コアの下端部が上記中子に固定された状態下
に該コアが回転することによって該中子が該コアに捻回
されている請求項1〜3の何れかに記載のパルプモール
ド成形体の製造方法。
【請求項】 上記中子の下端内面に所定形状の突起が
形成されており、該突起が上記コアの下端部に嵌挿され
ている請求項1〜4の何れかに記載のパルプモールド成
形体の製造方法。
【請求項】 請求項〜請求項のいずれか1項記載
のパルプモールド成形体の製造方法に用いられ、前記パ
ルプ層を前記キャビティの内面に押圧する押圧部材であ
って、拡縮自在で且つ中空状をなし内部に供給された加
圧流体により該パルプ層に当接する中子と、該中子内に
挿入されたコアとを具備しており、該中子が該コアの挿
入状態において該コアの周りに捻回自在に配設されてな
る押圧部材。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型のキャビ
ティ内面にパルプ層を形成し、該パルプ層を乾燥させて
開口部を有するパルプモールド成形体を得るパルプモー
ルド成形体の製造方法であって、 予め、拡縮自在で且つ中空状をなし、内部にコアの挿入
された中子を、該コアの周りに捻回して、上記パルプ層
における上記開口部に対応する部分の横断面形状よりも
小さな横断面形状となるように小さくしておき、 上記パルプ層の形成後、小さくなった状態の上記中子を
上記キャビティ内に挿入し、挿入された該中子内に加圧
流体を供給して該中子によって上記パルプ層を上記キャ
ビティの内面に押圧するパルプモールド成形体の製造方
法を提供することにより上記目的を達成したものであ
る。また、本発明は、請求項〜請求項のいずれか1
項記載のパルプモールド成形体の製造方法に用いられ、
前記パルプ層を前記キャビティの内面に押圧する押圧部
材であって、拡縮自在で且つ中空状をなし内部に供給さ
れた加圧流体により該パルプ層に当接する中子と、該中
子内に挿入されたコアとを具備しており、該中子が該コ
アの挿入状態において該コアの周りに捻回自在に配設さ
れてなる押圧部材を提供することにより、上記目的を達
成したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津浦 徳雄 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3E033 AA01 BA10 DB01 DD01 FA03 FA04 FA10 4L055 CJ10 FA22 FA30 GA50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型のキャビティ内面にパルプ層を形成
    し、該パルプ層を乾燥させて開口部を有するパルプモー
    ルド成形体を得るパルプモールド成形体の製造方法であ
    って、 予め、拡縮自在で且つ中空状をなす中子を、上記パルプ
    層における上記開口部に対応する部分の横断面形状より
    も小さな横断面形状となるように小さくしておき、 上記パルプ層の形成後、小さくなった状態の上記中子を
    上記キャビティ内に挿入し、挿入された該中子内に加圧
    流体を供給して該中子によって上記パルプ層を上記キャ
    ビティの内面に押圧するパルプモールド成形体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上記中子を、該中子内に挿入されたコア
    の周りに捻回して小さくしておく請求項1記載のパルプ
    モールド成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記中子を上記コアに捻回し且つ該中子
    内を減圧吸引した後、これらを上記キャビティ内に挿入
    する請求項2記載のパルプモールド成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記コアが、側面に多数の開孔部を有す
    る中空体からなり、該コアの内部から該開孔部を通じて
    上記中子内に上記加圧流体が供給される請求項2又は3
    記載のパルプモールド成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記コアが円筒状のパイプからなり且つ
    該パイプに多数の環状空転リングが回動可能に外嵌され
    ており、該コアの下端部が上記中子に固定された状態下
    に該コアが回転することによって該中子が該コアに捻回
    されている請求項2〜4の何れかに記載のパルプモール
    ド成形体の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記中子の下端内面に所定形状の突起が
    形成されており、該突起が上記コアの下端部に嵌挿され
    ている請求項2〜5の何れかに記載のパルプモールド成
    形体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2〜請求項6のいずれか1項記載
    のパルプモールド成形体の製造方法に用いられ、前記パ
    ルプ層を前記キャビティの内面に押圧する押圧部材であ
    って、拡縮自在で且つ中空状をなし内部に供給された加
    圧流体により該パルプ層に当接する中子と、該中子内に
    挿入されたコアとを具備しており、該中子が該コアの挿
    入状態において該コアの周りに捻回自在に配設されてな
    る押圧部材。
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