JP2000303567A - 接着系アンカーボルトの埋設方法およびその回転治具 - Google Patents
接着系アンカーボルトの埋設方法およびその回転治具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少なくとも上端部に外ネジが形成された接着
系アンカーボルトの上端部に容易かつ迅速に取り付ける
ことができる回転治具、およびそれを用いた接着系アン
カーボルトの埋設方法の提供。 【解決手段】 回転治具は、ナット6と、そのナット6
のネジ孔の軸方向の一端部に螺着される閉塞体9とを有
する。その閉塞体9は、一端に螺回工具嵌着部7または
螺回工具把持面8が設けられ、その軸部11の長さがナッ
ト6のネジ孔長さより小である。そして、そのナット6
のネジ孔の一方側に、アンカーボルト3の後端を螺着す
ると共に、ナット6のネジ孔の他端側に閉塞体9を螺着
する。そして、ナット6に回転工具4の先端部を嵌着
し、アンカーボルト3を孔2内に挿入し、カプセル型固
着材を混合してアンカーボルト3と孔2との間に保持さ
せる。次いで、閉塞体9をナット6から緩めると共に、
ナット6をアンカーボルト3から取り外す。
系アンカーボルトの上端部に容易かつ迅速に取り付ける
ことができる回転治具、およびそれを用いた接着系アン
カーボルトの埋設方法の提供。 【解決手段】 回転治具は、ナット6と、そのナット6
のネジ孔の軸方向の一端部に螺着される閉塞体9とを有
する。その閉塞体9は、一端に螺回工具嵌着部7または
螺回工具把持面8が設けられ、その軸部11の長さがナッ
ト6のネジ孔長さより小である。そして、そのナット6
のネジ孔の一方側に、アンカーボルト3の後端を螺着す
ると共に、ナット6のネジ孔の他端側に閉塞体9を螺着
する。そして、ナット6に回転工具4の先端部を嵌着
し、アンカーボルト3を孔2内に挿入し、カプセル型固
着材を混合してアンカーボルト3と孔2との間に保持さ
せる。次いで、閉塞体9をナット6から緩めると共に、
ナット6をアンカーボルト3から取り外す。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着系アンカーボ
ルトを穿設孔に迅速かつ容易に埋設固定できる方法およ
びその方法に用いる回転治具に関する。
ルトを穿設孔に迅速かつ容易に埋設固定できる方法およ
びその方法に用いる回転治具に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの穿設孔に接着系アンカー
ボルトを埋設するには、次のようにして行っていた。先
ず、コンクリート表面にドリルビットを使用し、孔あけ
を行う。次いでその孔内を念入り清掃し、カプセル型固
着剤を孔内に挿入する。このカプセルの第1の例は、二
重容器からなり、内部カプセルに硬化剤が収納され、外
部カプセル内に主剤が収納され、夫々が互いに独立して
密封されるタイプである。また第2の例として、紙製カ
プセル内にセメントが封入され、それを水に浸して、セ
メントに吸水させるタイプのもの、その他が存在する
(以下、これらを総称して、単にカプセル型固着剤とい
う)。通常、カプセルはガラス、紙、プラスチック等の
破壊容易な容器からなる。
ボルトを埋設するには、次のようにして行っていた。先
ず、コンクリート表面にドリルビットを使用し、孔あけ
を行う。次いでその孔内を念入り清掃し、カプセル型固
着剤を孔内に挿入する。このカプセルの第1の例は、二
重容器からなり、内部カプセルに硬化剤が収納され、外
部カプセル内に主剤が収納され、夫々が互いに独立して
密封されるタイプである。また第2の例として、紙製カ
プセル内にセメントが封入され、それを水に浸して、セ
メントに吸水させるタイプのもの、その他が存在する
(以下、これらを総称して、単にカプセル型固着剤とい
う)。通常、カプセルはガラス、紙、プラスチック等の
破壊容易な容器からなる。
【0003】次に、先端が斜めに切断された全ネジ型ア
ンカーボルト、または後端部に外ネジが形成された異形
アンカーボルトの後端部にダブルナットを螺着締結す
る。次いで、その先端部を図8の如く、孔2内に挿入す
ると共に、ダブルナットにソケットを介して、ハンマー
ドリル等の連動型回転工具を接続する。そして、アンカ
ーボルト3を回転すると共に、軸方向の打撃を加えてカ
プセルを破壊し、アンカーボルト3と孔2との間に二液
が混合された接着剤を介在させる。そして、その硬化を
待ち、その後ダブルナットを取り外す。このとき二つの
スパナーを使用し、両者の共回りを防ぐ必要がある。つ
いで図9の如く、アンカーボルト3の後端に、被締結材
14の孔を整合してコンクリート15の平面にそれを当接す
る。そして、アンカーボルト3の後端にナット13を締結
し、被締結部材14をコンクリート15面に締結固定するも
のである。
ンカーボルト、または後端部に外ネジが形成された異形
アンカーボルトの後端部にダブルナットを螺着締結す
る。次いで、その先端部を図8の如く、孔2内に挿入す
ると共に、ダブルナットにソケットを介して、ハンマー
ドリル等の連動型回転工具を接続する。そして、アンカ
ーボルト3を回転すると共に、軸方向の打撃を加えてカ
プセルを破壊し、アンカーボルト3と孔2との間に二液
が混合された接着剤を介在させる。そして、その硬化を
待ち、その後ダブルナットを取り外す。このとき二つの
スパナーを使用し、両者の共回りを防ぐ必要がある。つ
いで図9の如く、アンカーボルト3の後端に、被締結材
14の孔を整合してコンクリート15の平面にそれを当接す
る。そして、アンカーボルト3の後端にナット13を締結
し、被締結部材14をコンクリート15面に締結固定するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の接着系アンカー
ボルトの埋設方法は、アンカーボルト3の後端部にダブ
ルナットを締結および、その取外しをする必要があるた
め、工具によるその螺回作業が極めて面倒であった。と
くに、天井にアンカーボルトを取付る場合、アンカー取
付後に高所で二つのスパナを両手に持ち、夫々を各ナッ
ト6に嵌着し、一方を固定して他方を螺回する必要があ
り、危険を伴うことがあった。またコンクリート15の平
面からアンカーボルト3を少なくともダブルナット分、
突出させる必要があった。しかしながら、アンカーボル
ト3の突出長さを短くする必要のある場合には、アンカ
ーボルトの埋設後にそれを切断する作業が別個に必要で
あった。そこで本発明は、係る課題を解決する為、次の
構成をとる。
ボルトの埋設方法は、アンカーボルト3の後端部にダブ
ルナットを締結および、その取外しをする必要があるた
め、工具によるその螺回作業が極めて面倒であった。と
くに、天井にアンカーボルトを取付る場合、アンカー取
付後に高所で二つのスパナを両手に持ち、夫々を各ナッ
ト6に嵌着し、一方を固定して他方を螺回する必要があ
り、危険を伴うことがあった。またコンクリート15の平
面からアンカーボルト3を少なくともダブルナット分、
突出させる必要があった。しかしながら、アンカーボル
ト3の突出長さを短くする必要のある場合には、アンカ
ーボルトの埋設後にそれを切断する作業が別個に必要で
あった。そこで本発明は、係る課題を解決する為、次の
構成をとる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、破壊容易なカプセル型固着剤を孔2内に挿入すると
共に、少なくとも一端部に外ネジが形成されたアンカー
ボルト3の他端部側をその孔2内に挿入し、そのアンカ
ーボルト3を回転工具4で回転しつつカプセル1を破壊
して接着剤をアンカーボルト3と孔2内面との間に介在
させることにより、そのアンカーボルト3の少なくとも
一部を孔2内に埋設固定する方法において、外面に工具
把持面5が形成されたナット6のネジ孔の一方側に、前
記アンカーボルト3の後端を螺着すると共に、そのナッ
ト6のネジ孔の他方側に、螺回工具嵌着部7または螺回
工具把持面8が設けられた閉塞体9を螺着する工程と、
そのナット6の外周を回転工具4により把持して、前記
アンカーボルト3を回転し、前記カプセル1を破壊する
工程と、接着剤の硬化後に、前記閉塞体9を前記ナット
6に対して緩めると共に、そのナット6をアンカーボル
ト3の後端から取り外す工程とを有することを特徴とす
る接着系アンカーボルトの埋設方法である。
は、破壊容易なカプセル型固着剤を孔2内に挿入すると
共に、少なくとも一端部に外ネジが形成されたアンカー
ボルト3の他端部側をその孔2内に挿入し、そのアンカ
ーボルト3を回転工具4で回転しつつカプセル1を破壊
して接着剤をアンカーボルト3と孔2内面との間に介在
させることにより、そのアンカーボルト3の少なくとも
一部を孔2内に埋設固定する方法において、外面に工具
把持面5が形成されたナット6のネジ孔の一方側に、前
記アンカーボルト3の後端を螺着すると共に、そのナッ
ト6のネジ孔の他方側に、螺回工具嵌着部7または螺回
工具把持面8が設けられた閉塞体9を螺着する工程と、
そのナット6の外周を回転工具4により把持して、前記
アンカーボルト3を回転し、前記カプセル1を破壊する
工程と、接着剤の硬化後に、前記閉塞体9を前記ナット
6に対して緩めると共に、そのナット6をアンカーボル
ト3の後端から取り外す工程とを有することを特徴とす
る接着系アンカーボルトの埋設方法である。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1にお
いて、前記閉塞体9の軸部11の先端は、その縁部が面取
りされているか又は、中心部が周縁より突出されてなる
ものを用いる接着系アンカーボルトの埋設方法である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の方法に用
いられる回転治具であって、外面に工具把持面5が形成
されたナット6と、そのナット6のネジ孔の軸方向の一
端部に螺着され、一端に螺回工具嵌着部7または螺回工
具把持面8が設けられ、その軸部11の長さがネジ孔の長
さよりも小である閉塞体9と、を具備する接着系アンカ
ーボルトの回転治具である。請求項4に記載の本発明
は、請求項3において、前記閉塞体9の軸部11の先端
は、その縁部が面取りされているか又は、中心部が周縁
より突出されてなる接着系アンカーボルトの回転治具で
ある。
いて、前記閉塞体9の軸部11の先端は、その縁部が面取
りされているか又は、中心部が周縁より突出されてなる
ものを用いる接着系アンカーボルトの埋設方法である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の方法に用
いられる回転治具であって、外面に工具把持面5が形成
されたナット6と、そのナット6のネジ孔の軸方向の一
端部に螺着され、一端に螺回工具嵌着部7または螺回工
具把持面8が設けられ、その軸部11の長さがネジ孔の長
さよりも小である閉塞体9と、を具備する接着系アンカ
ーボルトの回転治具である。請求項4に記載の本発明
は、請求項3において、前記閉塞体9の軸部11の先端
は、その縁部が面取りされているか又は、中心部が周縁
より突出されてなる接着系アンカーボルトの回転治具で
ある。
【0007】請求項5に記載の本発明は、請求項3また
は請求項4において、閉塞体9が頭部10を有し、その頭
部10の軸方向端面に螺回工具嵌着部7が凹陥された接着
系アンカーボルトの回転治具である。請求項6に記載の
本発明は、請求項3または請求項4において、閉塞体9
に頭部10を有し、その頭部10の外周面の軸直角横断面が
六角に形成された接着系アンカーボルトの回転治具であ
る。請求項7に記載の本発明は、請求項3において、前
記閉塞体9が、互いに独立した軸11aとその一端部に螺
着される頭10aとからなり、その軸11aの後端面に螺回
工具嵌着部7が凹陥された接着系アンカーボルトの回転
治具である。
は請求項4において、閉塞体9が頭部10を有し、その頭
部10の軸方向端面に螺回工具嵌着部7が凹陥された接着
系アンカーボルトの回転治具である。請求項6に記載の
本発明は、請求項3または請求項4において、閉塞体9
に頭部10を有し、その頭部10の外周面の軸直角横断面が
六角に形成された接着系アンカーボルトの回転治具であ
る。請求項7に記載の本発明は、請求項3において、前
記閉塞体9が、互いに独立した軸11aとその一端部に螺
着される頭10aとからなり、その軸11aの後端面に螺回
工具嵌着部7が凹陥された接着系アンカーボルトの回転
治具である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の各
実施の形態につき説明する。図1は本発明の接着系アン
カーボルトの回転治具を用いて、アンカーボルトを埋設
する説明図であり、図2は同回転治具の分解図、図3は
その閉塞体9の他の例を示し、図4は本発明の治具の更
に他の例を示す。また、図5は図3における閉塞体9と
ナットとアンカーボルトとの取付状態を示す他の例であ
る。図6は他の同回転治具の分解図である。この接着系
アンカーボルトの回転治具は、全ネジアンカーボルトの
後端部または、後端部に外ネジが形成された異形アンカ
ーボルトに螺着して、そのアンカーボルトに仮の頭部を
形成し、その頭部に電動の回転工具のソケットを嵌着
し、接着剤のカプセルを破壊しつつ、アンカーボルトを
孔内に接着固定するものである。そのためにその回転治
具は、このナット6と閉塞体9とを有し、そのナット6
はアンカーボルト3の外ネジに整合する内ネジを有し、
外周が六角形に形成された通常のナットである。
実施の形態につき説明する。図1は本発明の接着系アン
カーボルトの回転治具を用いて、アンカーボルトを埋設
する説明図であり、図2は同回転治具の分解図、図3は
その閉塞体9の他の例を示し、図4は本発明の治具の更
に他の例を示す。また、図5は図3における閉塞体9と
ナットとアンカーボルトとの取付状態を示す他の例であ
る。図6は他の同回転治具の分解図である。この接着系
アンカーボルトの回転治具は、全ネジアンカーボルトの
後端部または、後端部に外ネジが形成された異形アンカ
ーボルトに螺着して、そのアンカーボルトに仮の頭部を
形成し、その頭部に電動の回転工具のソケットを嵌着
し、接着剤のカプセルを破壊しつつ、アンカーボルトを
孔内に接着固定するものである。そのためにその回転治
具は、このナット6と閉塞体9とを有し、そのナット6
はアンカーボルト3の外ネジに整合する内ネジを有し、
外周が六角形に形成された通常のナットである。
【0009】次に、閉塞体9はナット6の内ネジに整合
する軸部11とその後端に設けられた頭部10とからなり、
軸部11の軸方向長さはナット6のそれの半分程度となっ
ている。そして、その閉塞体9の先端周縁部は、斜めに
面取りされ、その先端中央部が突出している。これは、
アンカーボルト3の縁部と軸部11の縁部とが圧着された
とき、両者が咬着しないようにするものである。次に頭
部10は、その上面にマイナスドライバー嵌着用の螺回工
具嵌着部7が凹陥されている。次に、図3は閉塞体9の
他の例であって、頭部10の外周が六角に形成され、その
外周面を螺回工具把持面8としたものである。図5は、
この閉塞体9をナット6の一方側に螺着すると共に、他
方側にアンカーボルト3を螺着し、閉塞体9の先端とア
ンカーボルト3の後端とを圧着した状態を示す。この例
では、閉塞体9の頭部10とナット6の一端との間に隙間
が形成されている。このような隙間が存在した状態で
も、電動型回転工具によりアンカーボルト3を回転する
ことができる。
する軸部11とその後端に設けられた頭部10とからなり、
軸部11の軸方向長さはナット6のそれの半分程度となっ
ている。そして、その閉塞体9の先端周縁部は、斜めに
面取りされ、その先端中央部が突出している。これは、
アンカーボルト3の縁部と軸部11の縁部とが圧着された
とき、両者が咬着しないようにするものである。次に頭
部10は、その上面にマイナスドライバー嵌着用の螺回工
具嵌着部7が凹陥されている。次に、図3は閉塞体9の
他の例であって、頭部10の外周が六角に形成され、その
外周面を螺回工具把持面8としたものである。図5は、
この閉塞体9をナット6の一方側に螺着すると共に、他
方側にアンカーボルト3を螺着し、閉塞体9の先端とア
ンカーボルト3の後端とを圧着した状態を示す。この例
では、閉塞体9の頭部10とナット6の一端との間に隙間
が形成されている。このような隙間が存在した状態で
も、電動型回転工具によりアンカーボルト3を回転する
ことができる。
【0010】次に、図4の例は、閉塞体9が全ネジ型の
軸11aとその一端に螺着される頭10aとからなり、軸11
aの一端に螺回工具嵌着部7が凹陥されたものである。
次に、図6の例は、閉塞体9の先端面が平坦に形成さ
れ、アンカーボルト3の後端面が鈍角の略円錐状に形成
されたものであり、それらの端面が互いに圧着しても、
ネジ部が互いに咬着しないようにしたものである。
軸11aとその一端に螺着される頭10aとからなり、軸11
aの一端に螺回工具嵌着部7が凹陥されたものである。
次に、図6の例は、閉塞体9の先端面が平坦に形成さ
れ、アンカーボルト3の後端面が鈍角の略円錐状に形成
されたものであり、それらの端面が互いに圧着しても、
ネジ部が互いに咬着しないようにしたものである。
【0011】
【使用方法】次に、前記回転治具を用いてアンカーボル
トを埋設固定する順序につき、説明する。先ず、図1に
示すに如く、コンクリート15のアンカー設置場所にコン
クリートドリルを用いて、孔2を穿設する。次いで孔2
内を清掃し、そこにカプセル型固着剤のカプセル1を挿
入する。このカプセル1は通常ガラスの二重容器からな
り、内側の容器に硬化剤が、外側の容器に主剤が封入さ
れた公知のものを用いる。次に、アンカーボルト3の後
端にナット6の軸方向長さの半分程を螺着する。次い
で、ナット6に閉塞体9を螺着し、その軸部11先端がア
ンカーボルト3の後端に当接するようにする。
トを埋設固定する順序につき、説明する。先ず、図1に
示すに如く、コンクリート15のアンカー設置場所にコン
クリートドリルを用いて、孔2を穿設する。次いで孔2
内を清掃し、そこにカプセル型固着剤のカプセル1を挿
入する。このカプセル1は通常ガラスの二重容器からな
り、内側の容器に硬化剤が、外側の容器に主剤が封入さ
れた公知のものを用いる。次に、アンカーボルト3の後
端にナット6の軸方向長さの半分程を螺着する。次い
で、ナット6に閉塞体9を螺着し、その軸部11先端がア
ンカーボルト3の後端に当接するようにする。
【0012】次いで、そのアンカーボルト3を孔2に挿
入すると共に、ナット6の外周に回転工具4のソケット
12を嵌着する。そして、電動型の回転工具4を駆動し、
アンカーボルト3を回転すると共に、軸方向衝撃力を加
えてカプセル1を破壊し、内部に封入された主剤と硬化
剤とを混合しつつ、アンカーボルト3外周と孔2内周面
との間にその接着剤を介在させる。この時、電動の回転
工具4の回転に伴い、アンカーボルト3の後端面と閉塞
体9の先端面とが圧着される。なお、図7の例は、電動
の回転工具4のソケット12の嵌着部長さがナット6と閉
塞体9の頭部10の高さの和より深い場合に、ストッパ4
aを介在させたものである。それにより、工具回転時に
ナット6が、閉塞体9およびアンカーボルト3に対して
相対回転することを防止するものである。
入すると共に、ナット6の外周に回転工具4のソケット
12を嵌着する。そして、電動型の回転工具4を駆動し、
アンカーボルト3を回転すると共に、軸方向衝撃力を加
えてカプセル1を破壊し、内部に封入された主剤と硬化
剤とを混合しつつ、アンカーボルト3外周と孔2内周面
との間にその接着剤を介在させる。この時、電動の回転
工具4の回転に伴い、アンカーボルト3の後端面と閉塞
体9の先端面とが圧着される。なお、図7の例は、電動
の回転工具4のソケット12の嵌着部長さがナット6と閉
塞体9の頭部10の高さの和より深い場合に、ストッパ4
aを介在させたものである。それにより、工具回転時に
ナット6が、閉塞体9およびアンカーボルト3に対して
相対回転することを防止するものである。
【0013】次いで接着剤の硬化を待ち、硬化後に閉塞
体9をナット6に対して緩める。その際、図1ではマイ
ナスドライバーの先端を螺回工具嵌着部7に嵌着し、螺
回すればよい。すると、アンカーボルト3と閉塞体9と
の圧接がなくなる。そこで、ナット6を閉塞体9と共に
アンカーボルト3から取り外し、アンカーボルト3の取
り付け作業が完了する。また、図3の閉塞体9の場合に
は、その締結または緩める際に、スパナ等の把持工具が
用いられる。図4の例において閉塞体9をナット6に締
結および緩める場合には、軸11aの螺回工具嵌着部7
に、六角レンチ等を嵌着し軸11aを螺回すれば良い。
体9をナット6に対して緩める。その際、図1ではマイ
ナスドライバーの先端を螺回工具嵌着部7に嵌着し、螺
回すればよい。すると、アンカーボルト3と閉塞体9と
の圧接がなくなる。そこで、ナット6を閉塞体9と共に
アンカーボルト3から取り外し、アンカーボルト3の取
り付け作業が完了する。また、図3の閉塞体9の場合に
は、その締結または緩める際に、スパナ等の把持工具が
用いられる。図4の例において閉塞体9をナット6に締
結および緩める場合には、軸11aの螺回工具嵌着部7
に、六角レンチ等を嵌着し軸11aを螺回すれば良い。
【0014】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の発明によれば、
いわゆる全ネジのアンカーボルト3の後端を、閉塞体9
を有するナット6を螺着することで、アンカーボルト3
の後端に回転工具4の把持面を迅速かつ確実に設けるこ
とができ、接着系アンカーボルトの埋設を迅速かつ容易
に行える。また、接着剤の硬化後に先ず閉塞体9を緩
め、次いで閉塞体付きナット6をアンカーボルト3の後
端から容易に取り外すことができる。それにより、従来
のダブルナット構造のものに比べて、その取付け取外し
のための螺回作業が少なくて済み、特に高所作業での危
険性を軽減できる。請求項2に記載の本発明は、閉塞体
9の軸部11の先端は、その端部が面取りされているかま
たは、中心部が周縁より突出されてなるため、アンカー
ボルト3の後端と周縁部と閉塞体9の先端縁部とが咬み
合うことがなく、閉塞体9の緩め作業がより容易にな
る。
いわゆる全ネジのアンカーボルト3の後端を、閉塞体9
を有するナット6を螺着することで、アンカーボルト3
の後端に回転工具4の把持面を迅速かつ確実に設けるこ
とができ、接着系アンカーボルトの埋設を迅速かつ容易
に行える。また、接着剤の硬化後に先ず閉塞体9を緩
め、次いで閉塞体付きナット6をアンカーボルト3の後
端から容易に取り外すことができる。それにより、従来
のダブルナット構造のものに比べて、その取付け取外し
のための螺回作業が少なくて済み、特に高所作業での危
険性を軽減できる。請求項2に記載の本発明は、閉塞体
9の軸部11の先端は、その端部が面取りされているかま
たは、中心部が周縁より突出されてなるため、アンカー
ボルト3の後端と周縁部と閉塞体9の先端縁部とが咬み
合うことがなく、閉塞体9の緩め作業がより容易にな
る。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば、いわゆ
る全ネジのアンカーボルト3の後端に回転工具嵌着用の
頭部10を容易に取り付けられると共に、その取り外しも
容易となる。請求項4に記載の発明によれば、閉塞体9
の緩め作業が更に容易となる。請求項5に記載の発明に
よれば、閉塞体9の緩め作業を頭部10の凹陥した螺回工
具嵌着部7に回転工具4を嵌着することにより、容易に
行える。請求項6に記載の発明によれば、閉塞体9の緩
め作業が、その頭部10の外周面を回転工具4で把持する
ことにより、容易に行える。請求項7に記載の発明によ
れば、閉塞体9が互いに独立した軸11aと頭10aという
単純化された要素からなり、数量が小ロットでも製造し
易く安価に提供できる回転治具となり得る。
る全ネジのアンカーボルト3の後端に回転工具嵌着用の
頭部10を容易に取り付けられると共に、その取り外しも
容易となる。請求項4に記載の発明によれば、閉塞体9
の緩め作業が更に容易となる。請求項5に記載の発明に
よれば、閉塞体9の緩め作業を頭部10の凹陥した螺回工
具嵌着部7に回転工具4を嵌着することにより、容易に
行える。請求項6に記載の発明によれば、閉塞体9の緩
め作業が、その頭部10の外周面を回転工具4で把持する
ことにより、容易に行える。請求項7に記載の発明によ
れば、閉塞体9が互いに独立した軸11aと頭10aという
単純化された要素からなり、数量が小ロットでも製造し
易く安価に提供できる回転治具となり得る。
【図1】本発明の接着系アンカーボルトの回転治具を用
いて、アンカーボルトを埋設する説明図。
いて、アンカーボルトを埋設する説明図。
【図2】同転治具の分解図。
【図3】同治具の閉塞体9の他の例を示した図。
【図4】本発明の治具の更に他の例を示した図。
【図5】本発明の治具の更に他の例を示した図。
【図6】本発明の治具の更に他の例を示した図。
【図7】本発明の接着系アンカーボルトの回転治具を用
いて、アンカーボルトを埋設する他の説明図。
いて、アンカーボルトを埋設する他の説明図。
【図8】従来のアンカーボルトの埋設方法を示す説明
図。
図。
【図9】同アンカーボルトにより被締結部材をコンクリ
ート面に固定した断面図。
ート面に固定した断面図。
1 カプセル 2 孔 3 アンカーボルト 4 回転工具 4a ストッパ 5 工具把持面 6 ナット 7 螺回工具嵌着部 8 螺回工具把持面 9 閉塞体 10 頭部 11 軸部 10a 頭 11a 軸 12 ソケット 13 締結用ナット 14 被締結材 15 コンクリート
Claims (7)
- 【請求項1】 破壊容易なカプセル型固着剤を孔2内に
挿入すると共に、少なくとも一端部に外ネジが形成され
たアンカーボルト3の他端部側をその孔2内に挿入し、
そのアンカーボルト3を回転工具4で回転しつつカプセ
ル1を破壊して接着剤をアンカーボルト3と孔2内面と
の間に介在させることにより、そのアンカーボルト3の
少なくとも一部を孔2内に埋設固定する方法において、 外面に工具把持面5が形成されたナット6のネジ孔の一
方側に、前記アンカーボルト3の後端を螺着すると共
に、そのナット6のネジ孔の他方側に、螺回工具嵌着部
7または螺回工具把持面8が設けられた閉塞体9を螺着
する工程と、 そのナット6の外周を回転工具4により把持して、前記
アンカーボルト3を回転し、前記カプセル1を破壊する
工程と、 接着剤の硬化後に、前記閉塞体9を前記ナット6に対し
て緩めると共に、そのナット6をアンカーボルト3の後
端から取り外す工程とを有することを特徴とする接着系
アンカーボルトの埋設方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記閉塞体9の軸部11の先端は、その縁部が面取りされ
ているか又は、中心部が周縁より突出されてなるものを
用いる接着系アンカーボルトの埋設方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法に用いられる回転
治具であって、 外面に工具把持面5が形成されたナット6と、 そのナット6のネジ孔の軸方向の一端部に螺着され、一
端に螺回工具嵌着部7または螺回工具把持面8が設けら
れ、その軸部11の長さがネジ孔の長さよりも小である閉
塞体9と、 を具備する接着系アンカーボルトの回転治具。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記閉塞体9の軸部11の先端は、その縁部が面取りされ
ているか又は、中心部が周縁より突出されてなる接着系
アンカーボルトの回転治具。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4において、 閉塞体9が頭部10を有し、その頭部10の軸方向端面に螺
回工具嵌着部7が凹陥された接着系アンカーボルトの回
転治具。 - 【請求項6】 請求項3または請求項4において、 閉塞体9に頭部10を有し、その頭部10の外周面の軸直角
横断面が六角に形成された接着系アンカーボルトの回転
治具。 - 【請求項7】 請求項3において、 前記閉塞体9が、互いに独立した軸11aとその一端部に
螺着される頭10aとからり、その軸11aの後端面に螺回
工具嵌着部7が凹陥された接着系アンカーボルトの回転
治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109981A JP2000303567A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 接着系アンカーボルトの埋設方法およびその回転治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109981A JP2000303567A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 接着系アンカーボルトの埋設方法およびその回転治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000303567A true JP2000303567A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14524065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11109981A Pending JP2000303567A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 接着系アンカーボルトの埋設方法およびその回転治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000303567A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN114458681A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-05-10 | 北京中科科仪股份有限公司 | 防松螺钉、防松组件及分子泵 |
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-
1999
- 1999-04-16 JP JP11109981A patent/JP2000303567A/ja active Pending
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| JP2023150621A (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-16 | 大和ハウス工業株式会社 | ボルト取り外し治具及びボルト取り外し方法 |
| JP7834539B2 (ja) | 2022-03-31 | 2026-03-24 | 大和ハウス工業株式会社 | ボルト取り外し治具及びボルト取り外し方法 |
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