JP2000303615A - プレキャスト部材およびそれを用いた構造物 - Google Patents
プレキャスト部材およびそれを用いた構造物Info
- Publication number
- JP2000303615A JP2000303615A JP11114235A JP11423599A JP2000303615A JP 2000303615 A JP2000303615 A JP 2000303615A JP 11114235 A JP11114235 A JP 11114235A JP 11423599 A JP11423599 A JP 11423599A JP 2000303615 A JP2000303615 A JP 2000303615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- precast
- fiber
- panel
- concrete
- intermediate layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製作が容易で、しかも薄型とすることがで
き、さらに高強度、高耐久性を有したプレキャスト部材
およびそれを用いた構造物を提供することを課題として
いる。 【解決手段】 構造物を、複数枚のパネル状のプレキャ
ストパネル10で構成するようにし、各プレキャストパ
ネル10を、モルタル/コンクリート等の自硬性材料に
よって形成された中間層11と、その両面側に形成され
た表面層12とからなるサンドイッチ構造とし、中間層
11は、例えばコンパクト強化複合材のような鋼繊維補
強超高強度モルタル/コンクリートで形成する構成とし
た。
き、さらに高強度、高耐久性を有したプレキャスト部材
およびそれを用いた構造物を提供することを課題として
いる。 【解決手段】 構造物を、複数枚のパネル状のプレキャ
ストパネル10で構成するようにし、各プレキャストパ
ネル10を、モルタル/コンクリート等の自硬性材料に
よって形成された中間層11と、その両面側に形成され
た表面層12とからなるサンドイッチ構造とし、中間層
11は、例えばコンパクト強化複合材のような鋼繊維補
強超高強度モルタル/コンクリートで形成する構成とし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種土木・建築構
造物を構築するに際して用いて好適なプレキャスト部材
およびそれを用いた構造物に関するものである。
造物を構築するに際して用いて好適なプレキャスト部材
およびそれを用いた構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビルやトンネル、その他各種
土木・建築構造物を構築する場合に、プレキャストコン
クリートパネルを用いることがある。図4に示すよう
に、従来のプレキャストコンクリート製のパネル1は、
補強のための内部に鉄筋2が埋め込まれている。この鉄
筋2には、パネル製作の容易化を図るため、籠状あるい
はメッシュ状等に組み立てられた、いわゆる鉄筋籠が用
いられている。
土木・建築構造物を構築する場合に、プレキャストコン
クリートパネルを用いることがある。図4に示すよう
に、従来のプレキャストコンクリート製のパネル1は、
補強のための内部に鉄筋2が埋め込まれている。この鉄
筋2には、パネル製作の容易化を図るため、籠状あるい
はメッシュ状等に組み立てられた、いわゆる鉄筋籠が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プレキャストコンクリート製のパネルでは、以下のよう
な問題が存在する。一般に、鉄筋2を埋め込む場合、鉄
筋2を確実に定着させるため、その端部には、例えばU
字状のフック部3が形成されている。ところが、パネル
1の一方の面と他方の面とにそれぞれ鉄筋2を配筋する
ときに、双方の端部のフック部3どうしが干渉し、また
コンクリート4の「かぶり」を確保しなければならない
ため、パネル1をある程度以上薄くすることができない
という問題がある。
プレキャストコンクリート製のパネルでは、以下のよう
な問題が存在する。一般に、鉄筋2を埋め込む場合、鉄
筋2を確実に定着させるため、その端部には、例えばU
字状のフック部3が形成されている。ところが、パネル
1の一方の面と他方の面とにそれぞれ鉄筋2を配筋する
ときに、双方の端部のフック部3どうしが干渉し、また
コンクリート4の「かぶり」を確保しなければならない
ため、パネル1をある程度以上薄くすることができない
という問題がある。
【0004】加えて、このようなパネル1においては、
より高い強度と耐久性が常に要求され続けている。
より高い強度と耐久性が常に要求され続けている。
【0005】本発明は以上のような点を考慮してなされ
たもので、製作が容易で、しかも薄型とすることがで
き、さらに高強度、高耐久性を有したプレキャスト部材
およびそれを用いた構造物を提供することを課題として
いる。
たもので、製作が容易で、しかも薄型とすることがで
き、さらに高強度、高耐久性を有したプレキャスト部材
およびそれを用いた構造物を提供することを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
土木・建築構造物を構成するパネル状のプレキャスト部
材であって、モルタル/コンクリート等の自硬性材料に
よって形成された中間層と、該中間層の両面側に形成さ
れて、補強繊維および線状の補強材料を含む繊維補強硬
化材料からなる表面層とから構成されていることを特徴
としている。
土木・建築構造物を構成するパネル状のプレキャスト部
材であって、モルタル/コンクリート等の自硬性材料に
よって形成された中間層と、該中間層の両面側に形成さ
れて、補強繊維および線状の補強材料を含む繊維補強硬
化材料からなる表面層とから構成されていることを特徴
としている。
【0007】プレキャスト部材の表面が繊維補強硬化材
料で形成されているので、その表面層が高靭性および高
強度を有したものとなる。これにより、この表面層がプ
レキャスト部材の補強要素として機能することになり、
鉄筋が不要となる。
料で形成されているので、その表面層が高靭性および高
強度を有したものとなる。これにより、この表面層がプ
レキャスト部材の補強要素として機能することになり、
鉄筋が不要となる。
【0008】請求項2に係る発明は、土木・建築構造物
が、複数のプレキャスト部材が組み合わされることによ
って構成され、前記各プレキャスト部材が、モルタル/
コンクリート等の自硬性材料によって形成された中間層
と、その両面側に形成されて、補強繊維および線状の補
強材料を含む繊維補強硬化材料からなる表面層とから構
成されたサンドイッチ構造であることを特徴としてい
る。
が、複数のプレキャスト部材が組み合わされることによ
って構成され、前記各プレキャスト部材が、モルタル/
コンクリート等の自硬性材料によって形成された中間層
と、その両面側に形成されて、補強繊維および線状の補
強材料を含む繊維補強硬化材料からなる表面層とから構
成されたサンドイッチ構造であることを特徴としてい
る。
【0009】このようなプレキャスト部材を組み合わせ
て構成された土木・建築構造物は、その全体が高強度お
よび高靭性を備えたものとなる。
て構成された土木・建築構造物は、その全体が高強度お
よび高靭性を備えたものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプレキャスト
部材およびそれを用いた構造物の実施の形態の一例を、
図1ないし図3を参照して説明する。
部材およびそれを用いた構造物の実施の形態の一例を、
図1ないし図3を参照して説明する。
【0011】図1に示すように、プレキャストパネル
(プレキャスト部材)10はパネル状で、モルタル/コ
ンクリート等の自硬性材料によって形成された中間層1
1と、その両面側に形成された表面層12とから形成さ
れている。
(プレキャスト部材)10はパネル状で、モルタル/コ
ンクリート等の自硬性材料によって形成された中間層1
1と、その両面側に形成された表面層12とから形成さ
れている。
【0012】この表面層12は、例えば繊維補強モルタ
ル/コンクリート等の繊維補強硬化材料で形成されてい
る。このような繊維補強硬化材料としては、特に、特公
平8−32583号公報に開示されたコンパクト強化複
合材のような鋼繊維補強超高強度モルタル/コンクリー
トを用いるのが好ましい。前記公報に開示されているコ
ンパクト強化複合材(「CRC」とも称されている)
は、非常に高い内部一体性を維持したまま、非常に高い
強度および剛性を併せ持ったもので、補強用物体で強化
されたベースマトリックスを含むマトリックスに、補強
材が埋め込まれた構成のものである。ここで、補強物体
としては、例えばガラス繊維、ポリプロピレン繊維、炭
素繊維、酸化アルミニウム繊維、窒化ケイ素繊維及び炭
化ケイ素繊維を含めたセラミック繊維、鋼繊維等からな
る繊維状のものが用いられる。また、ベースマトリック
スとしては、例えば、ポルトランドセメントまたは耐火
セメントに基づくセメントペースト、モルタルまたはコ
ンクリート等が用いられる。さらに、補強材としては、
異形棒やプレストレスワイヤ及びケーブル等を含むコン
クリート補強用の鋼補強材や、繊維−ポリマー複合補強
材等が用いられる。
ル/コンクリート等の繊維補強硬化材料で形成されてい
る。このような繊維補強硬化材料としては、特に、特公
平8−32583号公報に開示されたコンパクト強化複
合材のような鋼繊維補強超高強度モルタル/コンクリー
トを用いるのが好ましい。前記公報に開示されているコ
ンパクト強化複合材(「CRC」とも称されている)
は、非常に高い内部一体性を維持したまま、非常に高い
強度および剛性を併せ持ったもので、補強用物体で強化
されたベースマトリックスを含むマトリックスに、補強
材が埋め込まれた構成のものである。ここで、補強物体
としては、例えばガラス繊維、ポリプロピレン繊維、炭
素繊維、酸化アルミニウム繊維、窒化ケイ素繊維及び炭
化ケイ素繊維を含めたセラミック繊維、鋼繊維等からな
る繊維状のものが用いられる。また、ベースマトリック
スとしては、例えば、ポルトランドセメントまたは耐火
セメントに基づくセメントペースト、モルタルまたはコ
ンクリート等が用いられる。さらに、補強材としては、
異形棒やプレストレスワイヤ及びケーブル等を含むコン
クリート補強用の鋼補強材や、繊維−ポリマー複合補強
材等が用いられる。
【0013】以下に、繊維補強硬化材料の、より具体的
な一例を示す。結合材としては、セメント、マイクロシ
リカ、およびナフタレン系の高性能減水剤(粉体)をプ
レミックスしたものである。細骨材には、石英質であ
り、粒径の異なる3種類の細骨材を所定の割合で混合し
て使用する。粒径は、例えば0〜0.25mm、0.2
5〜1mm、1〜4mmである。また、補強材としては
鋼繊維を用いる。例えば直径0.4mm程度で、長さが
12mm(アスペクト比40)のストレート形状のスチ
ールファイバー等が用いられ、その混入率は例えば3〜
9%程度である。
な一例を示す。結合材としては、セメント、マイクロシ
リカ、およびナフタレン系の高性能減水剤(粉体)をプ
レミックスしたものである。細骨材には、石英質であ
り、粒径の異なる3種類の細骨材を所定の割合で混合し
て使用する。粒径は、例えば0〜0.25mm、0.2
5〜1mm、1〜4mmである。また、補強材としては
鋼繊維を用いる。例えば直径0.4mm程度で、長さが
12mm(アスペクト比40)のストレート形状のスチ
ールファイバー等が用いられ、その混入率は例えば3〜
9%程度である。
【0014】上記材料の配合を、例えば水結合材比:
0.16、砂結合材比:1.29、単位水量:150k
g/m3、結合材:957kg/m3、細骨材:1186
kg/m3、鋼繊維混入率:477kg/m3(6vol
%)とした場合、スランプ:13.7cm、温度:2
5.0℃で、材齢28日(7日)では、圧縮強度:12
9(100)N/mm2、単位容積質量:2.75
(2.75)t/m3、ヤング係数:49.1kN/m
m2、曲げ強度:20.9N/mm2、換算曲げ強度:1
4.0N/mm2、となる。
0.16、砂結合材比:1.29、単位水量:150k
g/m3、結合材:957kg/m3、細骨材:1186
kg/m3、鋼繊維混入率:477kg/m3(6vol
%)とした場合、スランプ:13.7cm、温度:2
5.0℃で、材齢28日(7日)では、圧縮強度:12
9(100)N/mm2、単位容積質量:2.75
(2.75)t/m3、ヤング係数:49.1kN/m
m2、曲げ強度:20.9N/mm2、換算曲げ強度:1
4.0N/mm2、となる。
【0015】もちろん、上記コンパクト強化複合材の配
合比や、用いる繊維の種類、骨材の大きさと種類を変更
(アレンジ)したものを採用することも可能であるし、
上記コンパクト強化複合材以外の、他の繊維補強モルタ
ル/コンクリート等や高強度コンクリート等の材料を用
いることも可能である。
合比や、用いる繊維の種類、骨材の大きさと種類を変更
(アレンジ)したものを採用することも可能であるし、
上記コンパクト強化複合材以外の、他の繊維補強モルタ
ル/コンクリート等や高強度コンクリート等の材料を用
いることも可能である。
【0016】なお、上記これら中間層11および表面層
12のそれぞれの厚さは、プレキャストパネル10に要
求される強度、厚さ等に応じて適宜設定すればよい。
12のそれぞれの厚さは、プレキャストパネル10に要
求される強度、厚さ等に応じて適宜設定すればよい。
【0017】このようにして、プレキャストパネル10
は、自硬性材料からなる中間層11が、その両面を、例
えばコンパクト強化複合材のような鋼繊維補強超高強度
モルタル/コンクリート等の繊維補強硬化材料からなる
表面層12で挟み込まれたサンドイッチ構造となってい
る。このようなプレキャストパネル10は、工場あるい
は現場付近に設けたヤード等で予め所定の形状に製作さ
れ、現場に搬入されるものである。
は、自硬性材料からなる中間層11が、その両面を、例
えばコンパクト強化複合材のような鋼繊維補強超高強度
モルタル/コンクリート等の繊維補強硬化材料からなる
表面層12で挟み込まれたサンドイッチ構造となってい
る。このようなプレキャストパネル10は、工場あるい
は現場付近に設けたヤード等で予め所定の形状に製作さ
れ、現場に搬入されるものである。
【0018】図2に示すものは、このようなプレキャス
トパネル10を用いて構成する構造物の一例を示すもの
である。この構造物Aは、いわゆるドーム状であり、略
三角形の平板状に形成されたプレキャストパネル10を
多数組み合わせることにより構成されている。
トパネル10を用いて構成する構造物の一例を示すもの
である。この構造物Aは、いわゆるドーム状であり、略
三角形の平板状に形成されたプレキャストパネル10を
多数組み合わせることにより構成されている。
【0019】図3に示すように、各プレキャストパネル
10は、上記に示したように、中間層11とその両面の
表面層12とからなるサンドイッチ構造であり、その周
囲三辺の側面には、キー15およびキー溝16が形成さ
れている。そして、プレキャストパネル10を他のプレ
キャストパネル10に接合するときには、これらキー1
5およびキー溝16を互いに結合させるようになってい
る。
10は、上記に示したように、中間層11とその両面の
表面層12とからなるサンドイッチ構造であり、その周
囲三辺の側面には、キー15およびキー溝16が形成さ
れている。そして、プレキャストパネル10を他のプレ
キャストパネル10に接合するときには、これらキー1
5およびキー溝16を互いに結合させるようになってい
る。
【0020】図2に示したように、このようなプレキャ
ストパネル10でその外周面が形成された構造物Aにお
いて、各プレキャストパネル10自体の重量は鉛直下方
に作用するが、ドーム状の構造物Aを鉛直断面視すれ
ば、これらプレキャストパネル10はアーチ状に組み上
げられており、したがって、各プレキャストパネル10
の重量は隣接する他のプレキャストパネル10に作用す
る。その結果、構造物A全体で見ると、各プレキャスト
パネル10の重量は構造物Aの円周方向へと分散される
ことになり、各プレキャストパネル10には、各パネル
表面に沿った方向の圧縮力のみが作用する。したがっ
て、このような構造物Aはその構造自体が強靭な耐久力
を発揮するものとなる。
ストパネル10でその外周面が形成された構造物Aにお
いて、各プレキャストパネル10自体の重量は鉛直下方
に作用するが、ドーム状の構造物Aを鉛直断面視すれ
ば、これらプレキャストパネル10はアーチ状に組み上
げられており、したがって、各プレキャストパネル10
の重量は隣接する他のプレキャストパネル10に作用す
る。その結果、構造物A全体で見ると、各プレキャスト
パネル10の重量は構造物Aの円周方向へと分散される
ことになり、各プレキャストパネル10には、各パネル
表面に沿った方向の圧縮力のみが作用する。したがっ
て、このような構造物Aはその構造自体が強靭な耐久力
を発揮するものとなる。
【0021】上述したようなプレキャストパネル10で
は、その表面層12が、例えばコンパクト強化複合材の
ような鋼繊維補強超高強度モルタル/コンクリート等の
繊維補強硬化材料で形成されているので、プレキャスト
パネル10の圧縮および引張に対する強度が非常に高
く、また、靭性も高くなっている。さらに、表面層12
がプレキャストパネル10の補強要素として機能するた
め、従来のような鉄筋が不要となり、その製作に際して
も配筋作業が不要となり、製作を効率良く、かつ容易に
行うことが可能となる。また、鉄筋の端部どうしの干渉
やかぶり等を考慮する必要がなくなるので、プレキャス
トパネル10を薄く形成することが可能となる。加え
て、この表面層12によりいわば被膜が形成されたよう
な構成となり、プレキャストパネル10が高耐久性、耐
摩耗性、耐凍害性、高耐火性等を備えたものとなる。
は、その表面層12が、例えばコンパクト強化複合材の
ような鋼繊維補強超高強度モルタル/コンクリート等の
繊維補強硬化材料で形成されているので、プレキャスト
パネル10の圧縮および引張に対する強度が非常に高
く、また、靭性も高くなっている。さらに、表面層12
がプレキャストパネル10の補強要素として機能するた
め、従来のような鉄筋が不要となり、その製作に際して
も配筋作業が不要となり、製作を効率良く、かつ容易に
行うことが可能となる。また、鉄筋の端部どうしの干渉
やかぶり等を考慮する必要がなくなるので、プレキャス
トパネル10を薄く形成することが可能となる。加え
て、この表面層12によりいわば被膜が形成されたよう
な構成となり、プレキャストパネル10が高耐久性、耐
摩耗性、耐凍害性、高耐火性等を備えたものとなる。
【0022】そして、ドーム状の構造物Aは、それ自体
が構造的に高い耐久力を備えているが、それに加え、プ
レキャストパネル10を用いることにより、より高い強
度、靭性、耐久性等を備えたものとなる。
が構造的に高い耐久力を備えているが、それに加え、プ
レキャストパネル10を用いることにより、より高い強
度、靭性、耐久性等を備えたものとなる。
【0023】さらに、例えばコンパクト強化複合材のよ
うな鋼繊維補強超高強度モルタル/コンクリート等の繊
維補強硬化材料からなる表面層12は、その靭性に比較
して軽量であるため、各プレキャストパネル10が軽量
なものとなり、したがってその取り扱いが容易になり、
また構造物A全体の軽量化を図ることも可能である。こ
のとき、プレキャストパネル10の厚さ方向における表
面層12の厚さの比率を高くすればするほど、プレキャ
ストパネル10自体の重さが軽くなり、上記効果がより
顕著なものとなる。
うな鋼繊維補強超高強度モルタル/コンクリート等の繊
維補強硬化材料からなる表面層12は、その靭性に比較
して軽量であるため、各プレキャストパネル10が軽量
なものとなり、したがってその取り扱いが容易になり、
また構造物A全体の軽量化を図ることも可能である。こ
のとき、プレキャストパネル10の厚さ方向における表
面層12の厚さの比率を高くすればするほど、プレキャ
ストパネル10自体の重さが軽くなり、上記効果がより
顕著なものとなる。
【0024】また、略三角形のプレキャストパネル10
には、その外周面にキー15とキー溝16を形成するよ
うにしたので、これらを用いて、隣接するプレキャスト
パネル10どうしを容易かつ強固に結合することができ
る。
には、その外周面にキー15とキー溝16を形成するよ
うにしたので、これらを用いて、隣接するプレキャスト
パネル10どうしを容易かつ強固に結合することができ
る。
【0025】なお、上記の実施の形態において、プレキ
ャストパネル10でドーム状の構造物Aを構成する例を
挙げたが、もちろんこれに限るものではなく、例えば蒲
鉾状の構造物や、トンネルを構成するセグメント等とし
て、あるいは地下シェル等、その他の様々な構造物に適
用することが可能である。当然、プレキャストパネル1
0の形状を略三角形とする例を挙げたが、これについて
も、構成すべき構造物に合わせた形状とすればよいので
あって、例えば四角形、あるいはそれ以上の多角形等、
いかなる形状(断面形状を含む)のものであってもよ
い。
ャストパネル10でドーム状の構造物Aを構成する例を
挙げたが、もちろんこれに限るものではなく、例えば蒲
鉾状の構造物や、トンネルを構成するセグメント等とし
て、あるいは地下シェル等、その他の様々な構造物に適
用することが可能である。当然、プレキャストパネル1
0の形状を略三角形とする例を挙げたが、これについて
も、構成すべき構造物に合わせた形状とすればよいので
あって、例えば四角形、あるいはそれ以上の多角形等、
いかなる形状(断面形状を含む)のものであってもよ
い。
【0026】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るプ
レキャスト部材によれば、プレキャスト部材の表面が繊
維補強硬化材料で形成されているので、その表面層が非
常に高靭性および高強度を有したものとなる。その結
果、プレキャスト部材が圧縮および引張の双方に対し、
非常に高い強度と靭性とを有したものとなる。さらに、
この表面層がプレキャスト部材の補強要素として機能す
るので、鉄筋の配筋作業が不要となる。したがって、そ
の製作を効率良く、かつ容易に行うことができ、また、
鉄筋のかぶりが不要となるのでパネルを薄型とすること
も可能となる。加えて、繊維補強硬化材料からなる表面
層によって、プレキャスト部材を、高耐久性、耐摩耗
性、耐凍害性、高耐火性等を備えたものとすることがで
きる。
レキャスト部材によれば、プレキャスト部材の表面が繊
維補強硬化材料で形成されているので、その表面層が非
常に高靭性および高強度を有したものとなる。その結
果、プレキャスト部材が圧縮および引張の双方に対し、
非常に高い強度と靭性とを有したものとなる。さらに、
この表面層がプレキャスト部材の補強要素として機能す
るので、鉄筋の配筋作業が不要となる。したがって、そ
の製作を効率良く、かつ容易に行うことができ、また、
鉄筋のかぶりが不要となるのでパネルを薄型とすること
も可能となる。加えて、繊維補強硬化材料からなる表面
層によって、プレキャスト部材を、高耐久性、耐摩耗
性、耐凍害性、高耐火性等を備えたものとすることがで
きる。
【0028】請求項2に係る構造物によれば、上記プレ
キャスト部材を組み合わせて構成された土木・建築構造
物は、その全体が高強度および高靭性を備え、さらに高
耐久性、耐摩耗性、耐凍害性、高耐火性を備えたものと
なる。
キャスト部材を組み合わせて構成された土木・建築構造
物は、その全体が高強度および高靭性を備え、さらに高
耐久性、耐摩耗性、耐凍害性、高耐火性を備えたものと
なる。
【図1】 本発明に係るプレキャスト部材およびそれを
用いた構造物の実施の形態を示す図であって、前記プレ
キャスト部材の断面図である。
用いた構造物の実施の形態を示す図であって、前記プレ
キャスト部材の断面図である。
【図2】 同、前記プレキャスト部材で構成した構造物
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図3】 同プレキャスト部材を示す斜視図である。
【図4】 従来のプレキャストコンクリート製のパネル
を示す断面図である。
を示す断面図である。
10 プレキャストパネル(プレキャスト部材) 11 中間層 12 表面層 A 構造物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩屋 俊幸 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2E162 AA02 CA11 CA12 FA01 FA14 FA19 FA20 FB07 FB08 FD06
Claims (2)
- 【請求項1】 土木・建築構造物を構成するパネル状の
プレキャスト部材であって、モルタル/コンクリート等
の自硬性材料によって形成された中間層と、該中間層の
両面側に形成されて、補強繊維および線状の補強材料を
含む繊維補強硬化材料からなる表面層とから構成されて
いることを特徴とするプレキャスト部材。 - 【請求項2】 土木・建築構造物が、複数のパネル状の
プレキャスト部材が組み合わされることによって構成さ
れ、 前記各プレキャスト部材が、モルタル/コンクリート等
の自硬性材料によって形成された中間層と、その両面側
に形成されて、補強繊維および線状の補強材料を含む繊
維補強硬化材料からなる表面層とから構成されたサンド
イッチ構造であることを特徴とする構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11114235A JP2000303615A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | プレキャスト部材およびそれを用いた構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11114235A JP2000303615A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | プレキャスト部材およびそれを用いた構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000303615A true JP2000303615A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14632654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11114235A Withdrawn JP2000303615A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | プレキャスト部材およびそれを用いた構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000303615A (ja) |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11114235A patent/JP2000303615A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100217439B1 (ko) | 콘크리트 부재를 성형하기 위한 금속 섬유 조성물, 생성된 부재 및 열 양생 방법 | |
| KR101304548B1 (ko) | 고인성 무시멘트 알칼리 활성 모르터 복합체 및 상기 모르터 복합체로 제조된 모르터 제품 | |
| JP6802219B2 (ja) | プレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造 | |
| JP2004156242A (ja) | トンネル補強工法 | |
| JP6626539B2 (ja) | 高強度繊維補強モルタルの製造方法 | |
| JP2009007925A (ja) | 鋼橋用床版 | |
| JP2000291134A (ja) | プレキャスト部材のジョイント構造 | |
| JP4058554B2 (ja) | 複合コンクリート構造体 | |
| JP3048343B2 (ja) | 中空鉄筋コンクリート杭 | |
| CN116670364A (zh) | 带纤维的后张混凝土长条带 | |
| JP2000303615A (ja) | プレキャスト部材およびそれを用いた構造物 | |
| JP2558100B2 (ja) | ハイブリツド型繊維補強軽量コンクリ−ト構造物 | |
| JP2005226248A (ja) | 合成部材 | |
| JPH0575708B2 (ja) | ||
| US20240376709A1 (en) | Post-tensioned expanding concrete with fibers for slabs | |
| JP2011121832A (ja) | 耐せん断破断性に優れたセメント複合材料用の混練物並びに複合材料および橋梁部材 | |
| EP0165222A2 (en) | Concrete element for structural floor | |
| JPH0639826B2 (ja) | 繊維補強コンクリ−ト構造物 | |
| JP2004256317A (ja) | 補強コンクリート | |
| JP2000291145A (ja) | コンポジット構造部材およびそれを用いた躯体構造 | |
| CN116420000A (zh) | 用于支撑件上的板的具有纤维的后张混凝土 | |
| JP2000291131A (ja) | 柱と梁または床との接合構造 | |
| CN114517563A (zh) | 新型桁架结构 | |
| JP3848557B2 (ja) | プレストレストコンクリートの定着部の構造 | |
| JP2001262773A (ja) | スチールフレーム付セメント系外装用パネル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |