JP2000303686A - 壁式ラーメン構造の建築工法 - Google Patents
壁式ラーメン構造の建築工法Info
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- JP2000303686A JP2000303686A JP11111293A JP11129399A JP2000303686A JP 2000303686 A JP2000303686 A JP 2000303686A JP 11111293 A JP11111293 A JP 11111293A JP 11129399 A JP11129399 A JP 11129399A JP 2000303686 A JP2000303686 A JP 2000303686A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】壁式ラーメン構造の建築物を短工期かつ低コス
トで構築する。 【解決手段】室2の4隅の柱と、室の1面側の開口部4
と、室の他の3面側の壁と、室の床および天井のスラブ
と、前記開口部側の柱間及びこれに対向する柱間に天井
スラブより下方に突出する梁とを有し、複数の室を複数
階にわたって構築する壁式ラーメン構造の建築工法にお
いて、床スラブ6上に柱および壁の立ち上がり部3a、
5aを構築する工程と、前記立ち上がり部の内側に沿っ
て複数の鋼製内側型枠10を設置する工程と、前記立ち
上がり部の外側に沿って複数の鋼製外側型枠11、1
2、13、16を設置する工程と、前記鋼製内側型枠と
鋼製外側型枠の間に鉄筋を配筋した後、コンクリートを
打設する工程と、前記鋼製内側型枠内に加熱装置を設置
しコンクリートを加熱、養生する工程と、コンクリート
養生後、鋼製内側型枠を縮めて前記開口部4から撤去す
る工程とからなる。
トで構築する。 【解決手段】室2の4隅の柱と、室の1面側の開口部4
と、室の他の3面側の壁と、室の床および天井のスラブ
と、前記開口部側の柱間及びこれに対向する柱間に天井
スラブより下方に突出する梁とを有し、複数の室を複数
階にわたって構築する壁式ラーメン構造の建築工法にお
いて、床スラブ6上に柱および壁の立ち上がり部3a、
5aを構築する工程と、前記立ち上がり部の内側に沿っ
て複数の鋼製内側型枠10を設置する工程と、前記立ち
上がり部の外側に沿って複数の鋼製外側型枠11、1
2、13、16を設置する工程と、前記鋼製内側型枠と
鋼製外側型枠の間に鉄筋を配筋した後、コンクリートを
打設する工程と、前記鋼製内側型枠内に加熱装置を設置
しコンクリートを加熱、養生する工程と、コンクリート
養生後、鋼製内側型枠を縮めて前記開口部4から撤去す
る工程とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁式ラーメン構造
の建築工法の技術分野に属する。
の建築工法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来のRC工法では型枠がベニヤ製のた
め、2〜3回の使用に耐えるのみで、その後は廃棄物に
なってしまう。そして、鉄筋工が鉄筋を組み、型枠工が
型枠を組立てコンクリートを打設、養生して上階のフロ
アーに移るのはスタートから3〜5週間を要していた。
また、型枠にベニヤを使用するために、弛みが生じ易く
固化後のコンクリートの表面は波打ち面となり易く、型
枠パネルの継ぎ目に不陸が生じるため補修工事が必要に
なる。さらに、窓、ダクト等の開口部も過大なクリアラ
ンスが必要となり、サッシ等の取付に時間がかかるとい
う欠点を有している。
め、2〜3回の使用に耐えるのみで、その後は廃棄物に
なってしまう。そして、鉄筋工が鉄筋を組み、型枠工が
型枠を組立てコンクリートを打設、養生して上階のフロ
アーに移るのはスタートから3〜5週間を要していた。
また、型枠にベニヤを使用するために、弛みが生じ易く
固化後のコンクリートの表面は波打ち面となり易く、型
枠パネルの継ぎ目に不陸が生じるため補修工事が必要に
なる。さらに、窓、ダクト等の開口部も過大なクリアラ
ンスが必要となり、サッシ等の取付に時間がかかるとい
う欠点を有している。
【0003】これを解決するために、例えば、米国特許
4,439,064号においては、1階スラブ上に一対
の逆L字型の鋼製型枠を設置して室空間を形成したもの
を複数組設置し、隣接する鋼製型枠の間と鋼製型枠の上
部に鉄筋コンクリートを配筋、打設して壁および2階ス
ラブを構築し、コンクリートの養生後、鋼製型枠を取り
外してその鋼製型枠を2階スラブに設置し、次々に上階
フロアーの壁、スラブを構築していく工法が開示されて
いる。この工法は、鋼製型枠を組み付ける工法のため工
期が短縮されると共に、型枠が鋼製のため数百回以上の
再使用ができるため、イニシャルコストは若干かかる
が、1回当たりの型枠コストは、従来型枠の1/10〜
1/15に下がり、また、高精度な加工精度を持たせて
あるため、平滑面であって弛みや波打ち、目地等の不陸
がなく、精度の高い内外装仕上げシステムを提供するこ
とができる。
4,439,064号においては、1階スラブ上に一対
の逆L字型の鋼製型枠を設置して室空間を形成したもの
を複数組設置し、隣接する鋼製型枠の間と鋼製型枠の上
部に鉄筋コンクリートを配筋、打設して壁および2階ス
ラブを構築し、コンクリートの養生後、鋼製型枠を取り
外してその鋼製型枠を2階スラブに設置し、次々に上階
フロアーの壁、スラブを構築していく工法が開示されて
いる。この工法は、鋼製型枠を組み付ける工法のため工
期が短縮されると共に、型枠が鋼製のため数百回以上の
再使用ができるため、イニシャルコストは若干かかる
が、1回当たりの型枠コストは、従来型枠の1/10〜
1/15に下がり、また、高精度な加工精度を持たせて
あるため、平滑面であって弛みや波打ち、目地等の不陸
がなく、精度の高い内外装仕上げシステムを提供するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記米
国特許4,439,064号の方式は、柱や梁がない壁
式構造の建築物に適用したものであって、柱や梁を有す
る壁式ラーメン構造の建築物においては、鋼製型枠の取
り外しに柱や梁が邪魔をするため、この型枠を採用する
ことはできない。
国特許4,439,064号の方式は、柱や梁がない壁
式構造の建築物に適用したものであって、柱や梁を有す
る壁式ラーメン構造の建築物においては、鋼製型枠の取
り外しに柱や梁が邪魔をするため、この型枠を採用する
ことはできない。
【0005】また、コンクリートの養生期間は依然とし
て3〜4週間程度必要とし、工期短縮のネックとなって
いる。コンクリートの養生期間を短縮する方法として
は、特開平7−139170号公報において、型枠パネ
ルの裏面に面状発熱体を取り付け、コンクリートを加熱
する方法が提案されているが、型枠パネルにその都度、
発熱体を取り付けるため作業が繁雑となり、また、外気
温、風、直射日光の影響を補償するための温度管理が困
難であるという問題を有している。
て3〜4週間程度必要とし、工期短縮のネックとなって
いる。コンクリートの養生期間を短縮する方法として
は、特開平7−139170号公報において、型枠パネ
ルの裏面に面状発熱体を取り付け、コンクリートを加熱
する方法が提案されているが、型枠パネルにその都度、
発熱体を取り付けるため作業が繁雑となり、また、外気
温、風、直射日光の影響を補償するための温度管理が困
難であるという問題を有している。
【0006】この問題を解決するために、本発明者は、
特開平10−238112号公報により、建物の基礎及
び1階スラブを構築する工程と、建物の周囲を覆う仮設
ハウスを構築する工程と、前記スラブ上に複数の鋼製型
枠を設置し組み立てる工程と、前記鋼製型枠間に鉄筋を
配筋しコンクリートを打設する工程と、構築される室に
対応する鋼製型枠内に加熱装置を設置し、コンクリート
を加熱、養生する工程と、コンクリート養生後、鋼製型
枠を撤去し、これを上階スラブ上に設置し組み立てる工
程とを有し、前記工程を繰り返すことにより、複数の室
を複数階にわたって構築する壁式ラーメン構造の建物の
建築工法であって、前記鋼製型枠は、上下方向に伸縮自
在であり、室の4隅の柱と、室の1面側の開口部と、室
の他の3面側の壁と、室の上面のスラブと、前記開口部
側の柱間及びこれに対向する柱間に前記スラブより下方
に突出する大梁とが形成されるように組み立てられ、鋼
製型枠の撤去時には、鋼製型枠を縮めて前記開口部から
撤去することを特徴とする鋼製型枠を用いた建築工法を
提案している。
特開平10−238112号公報により、建物の基礎及
び1階スラブを構築する工程と、建物の周囲を覆う仮設
ハウスを構築する工程と、前記スラブ上に複数の鋼製型
枠を設置し組み立てる工程と、前記鋼製型枠間に鉄筋を
配筋しコンクリートを打設する工程と、構築される室に
対応する鋼製型枠内に加熱装置を設置し、コンクリート
を加熱、養生する工程と、コンクリート養生後、鋼製型
枠を撤去し、これを上階スラブ上に設置し組み立てる工
程とを有し、前記工程を繰り返すことにより、複数の室
を複数階にわたって構築する壁式ラーメン構造の建物の
建築工法であって、前記鋼製型枠は、上下方向に伸縮自
在であり、室の4隅の柱と、室の1面側の開口部と、室
の他の3面側の壁と、室の上面のスラブと、前記開口部
側の柱間及びこれに対向する柱間に前記スラブより下方
に突出する大梁とが形成されるように組み立てられ、鋼
製型枠の撤去時には、鋼製型枠を縮めて前記開口部から
撤去することを特徴とする鋼製型枠を用いた建築工法を
提案している。
【0007】この発明によれば、建築しようとする建物
全体を仮設ハウスで覆って作業を行うため、天候に左右
されずに工事を進行させることができると共に、鋼製型
枠の内部からコンクリートを均一に加熱することによ
り、コンクリートを所望の強度に12〜16時間程度と
いう短時間に養生することができ、壁式ラーメン構造の
建築物を鋼製型枠を用いて短工期かつ低コストで構築す
ることができる。また、コンクリートの加熱の際、建物
が仮設ハウスで覆われているため、外気温、風、直射日
光の影響をなくすことができ、温度管理を容易にして短
時間で所定のコンクリート強度を得ることができる。
全体を仮設ハウスで覆って作業を行うため、天候に左右
されずに工事を進行させることができると共に、鋼製型
枠の内部からコンクリートを均一に加熱することによ
り、コンクリートを所望の強度に12〜16時間程度と
いう短時間に養生することができ、壁式ラーメン構造の
建築物を鋼製型枠を用いて短工期かつ低コストで構築す
ることができる。また、コンクリートの加熱の際、建物
が仮設ハウスで覆われているため、外気温、風、直射日
光の影響をなくすことができ、温度管理を容易にして短
時間で所定のコンクリート強度を得ることができる。
【0008】しかしながら、上記発明は基本的な建築工
法を提案したものであって、短工期かつ低コストで構築
するための、鋼製型枠の具体的な構造や、加熱手段、建
築工法の改良に解決しなければならない多くの課題をか
かえている。
法を提案したものであって、短工期かつ低コストで構築
するための、鋼製型枠の具体的な構造や、加熱手段、建
築工法の改良に解決しなければならない多くの課題をか
かえている。
【0009】本発明は、上記課題を解決するものであっ
て、短工期かつ低コストで構築することができる壁式ラ
ーメン構造の建築工法を提供することを目的とする。
て、短工期かつ低コストで構築することができる壁式ラ
ーメン構造の建築工法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1記載の壁式ラーメン構造の建築工法
は、室2の4隅の柱3と、室の1面側の開口部4と、室
の他の3面側の壁5と、室の床および天井のスラブ6
と、前記開口部側の柱間及びこれに対向する柱間に天井
スラブより下方に突出する梁7とを有し、複数の室を複
数階にわたって構築する壁式ラーメン構造の建築工法に
おいて、床スラブ6上に柱および壁の立ち上がり部3
a、5aを構築する工程と、前記立ち上がり部の内側に
沿って複数の鋼製内側型枠10を設置する工程と、前記
立ち上がり部の外側に沿って複数の鋼製外側型枠11、
12、13、16を設置する工程と、前記鋼製内側型枠
と鋼製外側型枠の間に鉄筋を配筋した後、コンクリート
を打設する工程と、前記鋼製内側型枠内に加熱装置21
を設置しコンクリートを加熱、養生する工程と、コンク
リート養生後、鋼製内側型枠を縮めて前記開口部4から
撤去する工程とからなることを特徴とし、請求項2記載
の発明は、請求項1において、前記鋼製内側型枠は水平
パネル19と垂直パネル17を有し、該垂直パネルの高
さは、鋼製内側型枠が伸びた状態で前記立ち上がり部よ
り下方に位置するように構成されていることを特徴と
し、する請求項1記載の壁式ラーメン構造の建築工法。
に本発明の請求項1記載の壁式ラーメン構造の建築工法
は、室2の4隅の柱3と、室の1面側の開口部4と、室
の他の3面側の壁5と、室の床および天井のスラブ6
と、前記開口部側の柱間及びこれに対向する柱間に天井
スラブより下方に突出する梁7とを有し、複数の室を複
数階にわたって構築する壁式ラーメン構造の建築工法に
おいて、床スラブ6上に柱および壁の立ち上がり部3
a、5aを構築する工程と、前記立ち上がり部の内側に
沿って複数の鋼製内側型枠10を設置する工程と、前記
立ち上がり部の外側に沿って複数の鋼製外側型枠11、
12、13、16を設置する工程と、前記鋼製内側型枠
と鋼製外側型枠の間に鉄筋を配筋した後、コンクリート
を打設する工程と、前記鋼製内側型枠内に加熱装置21
を設置しコンクリートを加熱、養生する工程と、コンク
リート養生後、鋼製内側型枠を縮めて前記開口部4から
撤去する工程とからなることを特徴とし、請求項2記載
の発明は、請求項1において、前記鋼製内側型枠は水平
パネル19と垂直パネル17を有し、該垂直パネルの高
さは、鋼製内側型枠が伸びた状態で前記立ち上がり部よ
り下方に位置するように構成されていることを特徴と
し、する請求項1記載の壁式ラーメン構造の建築工法。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、前記スラブはフラットスラブであり、スラブ内には
複数のボイド部材25が埋設され、該ボイド部材には貫
通穴25aが形成されていることを特徴とする。なお、
上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にする
ために図面と対比させるもので、これにより本発明が何
ら限定されるものではない。
て、前記スラブはフラットスラブであり、スラブ内には
複数のボイド部材25が埋設され、該ボイド部材には貫
通穴25aが形成されていることを特徴とする。なお、
上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にする
ために図面と対比させるもので、これにより本発明が何
ら限定されるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図9は、壁式ラーメン構
造の建築工法の1実施形態を示してる。なお、本実施形
態においては、3階建ての集合住宅の例について説明し
ているが、用途、階数はこれに限定されるものではな
い。
を参照しつつ説明する。図1〜図9は、壁式ラーメン構
造の建築工法の1実施形態を示してる。なお、本実施形
態においては、3階建ての集合住宅の例について説明し
ているが、用途、階数はこれに限定されるものではな
い。
【0013】図1は、本発明により構築される壁式ラー
メン構造の建物を示し、図(A)は縦断面図、図(B)
は水平断面図である。建物1は、室2の4隅に形成され
る柱3と、室2の1面側に形成される開口部4と、室の
他の3面側に形成される壁5と、室2の床および天井に
形成されるスラブ6と、前記開口部4側の柱3間及び開
口部4と対向する柱3間に前記スラブ6より下方に突出
する梁7と、室2の外側に形成されるベランダ8および
廊下9を備え、各階ごとに複数の室2が構築される。
メン構造の建物を示し、図(A)は縦断面図、図(B)
は水平断面図である。建物1は、室2の4隅に形成され
る柱3と、室2の1面側に形成される開口部4と、室の
他の3面側に形成される壁5と、室2の床および天井に
形成されるスラブ6と、前記開口部4側の柱3間及び開
口部4と対向する柱3間に前記スラブ6より下方に突出
する梁7と、室2の外側に形成されるベランダ8および
廊下9を備え、各階ごとに複数の室2が構築される。
【0014】図2は、1階の床スラブ上に組み立てられ
る鋼製型枠の分解斜視図である。先ず、床スラブ6上に
各室2を形成するための柱3及び壁5の立ち上がり部3
a、5aを構築する。これは、後述するように、室2を
構築するための鋼製内側型枠10を伸縮可能にしてお
り、鋼製内側型枠10を伸ばした状態で鋼製内側型枠1
0の下部に隙間が生じるために、予め立ち上がり部3
a、5aを予め構築する。その後、立ち上がり部3a、
5aの内側に沿って鋼製内側型枠10を設置し、立ち上
がり部3a、5aの外側に沿って鋼製外側型枠11、1
2、13、16を設置する。
る鋼製型枠の分解斜視図である。先ず、床スラブ6上に
各室2を形成するための柱3及び壁5の立ち上がり部3
a、5aを構築する。これは、後述するように、室2を
構築するための鋼製内側型枠10を伸縮可能にしてお
り、鋼製内側型枠10を伸ばした状態で鋼製内側型枠1
0の下部に隙間が生じるために、予め立ち上がり部3
a、5aを予め構築する。その後、立ち上がり部3a、
5aの内側に沿って鋼製内側型枠10を設置し、立ち上
がり部3a、5aの外側に沿って鋼製外側型枠11、1
2、13、16を設置する。
【0015】鋼製内側型枠10は、1つの室2毎に複数
(図では12台)に分割されており、両側の側部型枠1
0a1〜10a4及び10b1〜10b4と、中央の中央型枠1
0c1〜10c4からなる。図で前側の側部型枠10a1、1
0b1および中央型枠10c1には、梁、柱及び開口部4を
形成するための垂直プレート14が一体に設けられ、開
口部4には、柱・梁用鋼製外側型枠11およびベランダ
側の鋼製外側型枠12が設置され、後側の側部型枠10
a4、10b4および中央型枠10c4には、廊下側の鋼製外
側型枠13が設置される。また、建物の端部の側部型枠
10b1〜10b4に対して立ち上がり部5aに沿って端部
鋼製外側型枠16が設置される。なお、図では型枠を1
2分割しているが、室の大きさに応じて適宜の数に分割
される。
(図では12台)に分割されており、両側の側部型枠1
0a1〜10a4及び10b1〜10b4と、中央の中央型枠1
0c1〜10c4からなる。図で前側の側部型枠10a1、1
0b1および中央型枠10c1には、梁、柱及び開口部4を
形成するための垂直プレート14が一体に設けられ、開
口部4には、柱・梁用鋼製外側型枠11およびベランダ
側の鋼製外側型枠12が設置され、後側の側部型枠10
a4、10b4および中央型枠10c4には、廊下側の鋼製外
側型枠13が設置される。また、建物の端部の側部型枠
10b1〜10b4に対して立ち上がり部5aに沿って端部
鋼製外側型枠16が設置される。なお、図では型枠を1
2分割しているが、室の大きさに応じて適宜の数に分割
される。
【0016】柱・梁用鋼製外側型枠11は、梁の底面を
受ける水平プレート11aと柱の側面を形成する垂直プ
レート11bからなり、支柱15により支持される。ま
た、ベランダ側の鋼製外側型枠12は、スラブを形成す
るための水平プレート12aと、柱の側面を形成するた
めに水平プレート12aの両側に設けられた垂直プレー
ト12bと、大梁の側面を形成するための垂直プレート
12cからなり、柱・梁用鋼製外側型枠11に当接する
ように設置される。また、廊下側の鋼製外側型枠13
は、スラブを形成するための水平プレート13aと、柱
及び梁の側面を形成するための垂直プレート13bから
なり、さらに、壁及び梁形成用の型枠13cがボルトに
より固定され、また、型枠13cに出入口形成用の開口
部型枠13dと窓形成用の開口部型枠13eがボルトに
より固定され、廊下側の鋼製外側型枠13は、鋼製内側
型枠10に当接するように設置される。なお、出入口形
成用の開口部型枠13dを側部型枠10a1〜10a4、1
0b1〜10b4の間に設け、隣接する室2同士を連通させ
るようにしてもよい。
受ける水平プレート11aと柱の側面を形成する垂直プ
レート11bからなり、支柱15により支持される。ま
た、ベランダ側の鋼製外側型枠12は、スラブを形成す
るための水平プレート12aと、柱の側面を形成するた
めに水平プレート12aの両側に設けられた垂直プレー
ト12bと、大梁の側面を形成するための垂直プレート
12cからなり、柱・梁用鋼製外側型枠11に当接する
ように設置される。また、廊下側の鋼製外側型枠13
は、スラブを形成するための水平プレート13aと、柱
及び梁の側面を形成するための垂直プレート13bから
なり、さらに、壁及び梁形成用の型枠13cがボルトに
より固定され、また、型枠13cに出入口形成用の開口
部型枠13dと窓形成用の開口部型枠13eがボルトに
より固定され、廊下側の鋼製外側型枠13は、鋼製内側
型枠10に当接するように設置される。なお、出入口形
成用の開口部型枠13dを側部型枠10a1〜10a4、1
0b1〜10b4の間に設け、隣接する室2同士を連通させ
るようにしてもよい。
【0017】図3は、図2の側部型枠の模式図である。
ここでは側部型枠10a1〜10a4を例にして説明する。
各側部型枠10a1〜10a4は、隣室との壁又は外壁を形
成するための垂直パネル17とスラブを形成するための
水平パネル19が一体に形成されている。また、垂直パ
ネル17には、スペーサ用ボルトを貫通させるための多
数のボルト穴(図示せず)が設けられている。ベランダ
側の側部型枠10a1には、梁および柱を形成するための
逆L字形状の垂直プレート14が一体に設けられ、ま
た、廊下側の側部型枠10a4には廊下側の大梁、柱及び
壁を形成するための垂直パネル20が一体に設けられて
いる。なお、対向する側部型枠10b1〜10b4は、側部
型枠10a1〜10a4と対称形に構成されている。
ここでは側部型枠10a1〜10a4を例にして説明する。
各側部型枠10a1〜10a4は、隣室との壁又は外壁を形
成するための垂直パネル17とスラブを形成するための
水平パネル19が一体に形成されている。また、垂直パ
ネル17には、スペーサ用ボルトを貫通させるための多
数のボルト穴(図示せず)が設けられている。ベランダ
側の側部型枠10a1には、梁および柱を形成するための
逆L字形状の垂直プレート14が一体に設けられ、ま
た、廊下側の側部型枠10a4には廊下側の大梁、柱及び
壁を形成するための垂直パネル20が一体に設けられて
いる。なお、対向する側部型枠10b1〜10b4は、側部
型枠10a1〜10a4と対称形に構成されている。
【0018】図4は、図3の側部型枠10a2の具体的構
造を示し、図(A)は側面図、図(B)は図(A)のB
−B線で切断し矢印方向に見た断面図、図(C)は正面
図である。側部型枠10a2は、水平に配置された支持台
50と、支持台50の両端に連結パイプ51により連結
された支持台52と、支持台50、52の下面に取り付
けられた自在車輪53および調整脚54を備えている。
支持台50には、2本の支柱55が立設され、各支柱5
5の上部は補強パイプ56により連結されると共に、補
強パイプ56と支持台52間には2本のサポート部材5
7が取り付けられている。各支柱55の外周には伸縮パ
イプ59が伸縮自在に嵌合され、支柱55と伸縮パイプ
59は、着脱自在の固定用ピン60により固定されてい
る。
造を示し、図(A)は側面図、図(B)は図(A)のB
−B線で切断し矢印方向に見た断面図、図(C)は正面
図である。側部型枠10a2は、水平に配置された支持台
50と、支持台50の両端に連結パイプ51により連結
された支持台52と、支持台50、52の下面に取り付
けられた自在車輪53および調整脚54を備えている。
支持台50には、2本の支柱55が立設され、各支柱5
5の上部は補強パイプ56により連結されると共に、補
強パイプ56と支持台52間には2本のサポート部材5
7が取り付けられている。各支柱55の外周には伸縮パ
イプ59が伸縮自在に嵌合され、支柱55と伸縮パイプ
59は、着脱自在の固定用ピン60により固定されてい
る。
【0019】一方、垂直パネル17の下部にはブラケッ
ト61が設けられ、ブラケット61はボルト62により
伸縮パイプ59の下部に取り付けられている。また、垂
直パネル17には蝶番68を介して水平パネル19が回
動自在に取り付けられており、いる垂直パネル17の下
部と水平パネル19の間には、2本のサポート部材63
がピン64により着脱自在に連結されている。2本の伸
縮パイプ59の上端には水平支持部材65が固定され、
また、支持台52上には油圧(又は水圧)シリンダ66
が設置され、油圧シリンダ66の先端と水平支持部材6
5の下面は連結ピン67により連結されている。なお、
油圧シリンダ66は、型枠の撤去時に設置するもので、
周知の逆止弁付のタイプであり、図示しないレバーの操
作により逆止弁を作動させ伸縮するように構成されてい
る。垂直パネル17の高さは、伸縮パイプ59が伸びた
状態で、壁の立ち上がり部5aより若干下方に位置する
ようにされている。
ト61が設けられ、ブラケット61はボルト62により
伸縮パイプ59の下部に取り付けられている。また、垂
直パネル17には蝶番68を介して水平パネル19が回
動自在に取り付けられており、いる垂直パネル17の下
部と水平パネル19の間には、2本のサポート部材63
がピン64により着脱自在に連結されている。2本の伸
縮パイプ59の上端には水平支持部材65が固定され、
また、支持台52上には油圧(又は水圧)シリンダ66
が設置され、油圧シリンダ66の先端と水平支持部材6
5の下面は連結ピン67により連結されている。なお、
油圧シリンダ66は、型枠の撤去時に設置するもので、
周知の逆止弁付のタイプであり、図示しないレバーの操
作により逆止弁を作動させ伸縮するように構成されてい
る。垂直パネル17の高さは、伸縮パイプ59が伸びた
状態で、壁の立ち上がり部5aより若干下方に位置する
ようにされている。
【0020】図5は、図3の中央型枠10c2、10c3の
具体的構造を示し、図(A)は正面図、図(B)は図
(A)のB方向から見た図である。なお、図4と同一の
構成については同一番号を付けて説明を省略する。中央
型枠の水平パネル19は、4本の支柱55と伸縮パイプ
59で支持されている。なお、ベランダ側の中央型枠1
0c1、図3の垂直プレート14の梁部14aを備え、廊
下側の中央型枠10c4は図3の垂直パネル20を備えて
いる。
具体的構造を示し、図(A)は正面図、図(B)は図
(A)のB方向から見た図である。なお、図4と同一の
構成については同一番号を付けて説明を省略する。中央
型枠の水平パネル19は、4本の支柱55と伸縮パイプ
59で支持されている。なお、ベランダ側の中央型枠1
0c1、図3の垂直プレート14の梁部14aを備え、廊
下側の中央型枠10c4は図3の垂直パネル20を備えて
いる。
【0021】上記鋼製内側型枠10の設置及び撤去方法
について説明する。クレーン等により水平パネル19を
把持してリフトアップし所定階のスラブまで搬送する。
このとき鋼製内側型枠10の伸縮パイプ59は伸びた状
態となって固定用ピン60により固定されている。スラ
ブ上では車輪53により鋼製内側型枠10を移動させ所
定の位置にセットし、調整脚54を伸ばして鋼製内側型
枠10をスラブ上に設置する。鋼製内側型枠10を撤去
する際には、支持台52上に油圧シリンダ66を設置
し、油圧シリンダ66の先端と水平支持部材65の下面
を連結ピン67により連結した後、固定用ピン60及び
サポート部材63を取り外し、油圧シリンダ64を縮め
ていき、水平パネル19が所定の位置まで下がったとき
に、調整脚54を縮めて車輪53により鋼製内側型枠1
0を支持し、鋼製内側型枠10を開口部4から移動して
撤去する。
について説明する。クレーン等により水平パネル19を
把持してリフトアップし所定階のスラブまで搬送する。
このとき鋼製内側型枠10の伸縮パイプ59は伸びた状
態となって固定用ピン60により固定されている。スラ
ブ上では車輪53により鋼製内側型枠10を移動させ所
定の位置にセットし、調整脚54を伸ばして鋼製内側型
枠10をスラブ上に設置する。鋼製内側型枠10を撤去
する際には、支持台52上に油圧シリンダ66を設置
し、油圧シリンダ66の先端と水平支持部材65の下面
を連結ピン67により連結した後、固定用ピン60及び
サポート部材63を取り外し、油圧シリンダ64を縮め
ていき、水平パネル19が所定の位置まで下がったとき
に、調整脚54を縮めて車輪53により鋼製内側型枠1
0を支持し、鋼製内側型枠10を開口部4から移動して
撤去する。
【0022】図6は、鋼製型枠を組み立てた状態を示す
平面図である。隣接する室の側部型枠10a1〜10a4と
10b1〜10b4との間には、壁用の空間5bが形成され
るように、側部型枠10a1〜10a4と10b1〜10b4が
スペーサ用ボルト(図示せず)で固定され、ベランダ側
の鋼製外側型枠12、柱・梁用鋼製外側型枠11と側部
型枠10a1、10b1及び中央型枠10c1との間には、柱
用の空間3b及び梁用の空間7aが形成され、廊下側の
鋼製外側型枠13と側部型枠10a4、10b4及び中央型
枠10c4との間には、柱用の空間3b、梁用の空間7a
及び壁用の空間5bが形成されている。
平面図である。隣接する室の側部型枠10a1〜10a4と
10b1〜10b4との間には、壁用の空間5bが形成され
るように、側部型枠10a1〜10a4と10b1〜10b4が
スペーサ用ボルト(図示せず)で固定され、ベランダ側
の鋼製外側型枠12、柱・梁用鋼製外側型枠11と側部
型枠10a1、10b1及び中央型枠10c1との間には、柱
用の空間3b及び梁用の空間7aが形成され、廊下側の
鋼製外側型枠13と側部型枠10a4、10b4及び中央型
枠10c4との間には、柱用の空間3b、梁用の空間7a
及び壁用の空間5bが形成されている。
【0023】図7は、図6の鋼製型枠にコンクリートを
打設する工程を示し、図(A)は図6のA−A線に沿う
断面図、図(B)は図(A)のB部の拡大断面図、図
(C)は図(B)のC−C線に沿う平面図である。
打設する工程を示し、図(A)は図6のA−A線に沿う
断面図、図(B)は図(A)のB部の拡大断面図、図
(C)は図(B)のC−C線に沿う平面図である。
【0024】上記のようにして鋼製型枠の組立が終了す
ると、鋼製型枠上に上階の壁及び柱の立ち上がり部(図
2)用の鋼製型枠22を設置し、隣接する鋼製型枠内に
壁、梁、柱及びスラブの配筋を施工した後、全ての鋼製
型枠同士をスペーサ用ボルトにより固定する。そして、
電気ヒータからなる加熱装置21を鋼製内側型枠10の
水平パネル19の下方に設置する。その後、鋼製型枠内
にコンクリートを打設し、壁5、柱3、梁7及びスラブ
6からなる1階部分を構築する。
ると、鋼製型枠上に上階の壁及び柱の立ち上がり部(図
2)用の鋼製型枠22を設置し、隣接する鋼製型枠内に
壁、梁、柱及びスラブの配筋を施工した後、全ての鋼製
型枠同士をスペーサ用ボルトにより固定する。そして、
電気ヒータからなる加熱装置21を鋼製内側型枠10の
水平パネル19の下方に設置する。その後、鋼製型枠内
にコンクリートを打設し、壁5、柱3、梁7及びスラブ
6からなる1階部分を構築する。
【0025】なお、本発明におけるスラブ6は、フラッ
トスラブ且つボイドスラブで構築される。図(B)、図
(C)に示すように、水平パネル19上には、スラブ配
筋23が敷設され、スラブ配筋23上に発泡スチロール
等からなるボイド部材25が間隔をあけて列状に配設さ
れ、ボイド部材25上に更にスラブ配筋23が敷設され
る。ボイド部材25は、直方体で制作され、複数の貫通
穴25aが開けられている。本発明においては、スラブ
6内には多数のボイド部材25が埋設されるため、その
分だけコンクリートの使用量を低減させると共に、スラ
ブの軽量化を図ることができ、また、ボイド部材25の
貫通穴25aの存在により、コンクリートをボイド部材
25の下面に回り込み易くさせることができると共に、
加熱装置21による熱を貫通穴25aを経てコンクリー
トに伝達させ、コンクリートを早期に養生することがで
きる。
トスラブ且つボイドスラブで構築される。図(B)、図
(C)に示すように、水平パネル19上には、スラブ配
筋23が敷設され、スラブ配筋23上に発泡スチロール
等からなるボイド部材25が間隔をあけて列状に配設さ
れ、ボイド部材25上に更にスラブ配筋23が敷設され
る。ボイド部材25は、直方体で制作され、複数の貫通
穴25aが開けられている。本発明においては、スラブ
6内には多数のボイド部材25が埋設されるため、その
分だけコンクリートの使用量を低減させると共に、スラ
ブの軽量化を図ることができ、また、ボイド部材25の
貫通穴25aの存在により、コンクリートをボイド部材
25の下面に回り込み易くさせることができると共に、
加熱装置21による熱を貫通穴25aを経てコンクリー
トに伝達させ、コンクリートを早期に養生することがで
きる。
【0026】コンクリートは、加熱装置21により加
熱、養生される。コンクリートの加熱は、異常乾燥を防
ぐために低温から始め、1時間当たり10〜20℃で徐
々に温度を増加させていき、コンクリートがある程度の
圧力に耐えられるようになるまでの温度は35℃以下に
なるようにし、その後は35〜50℃を維持し、コンク
リートの温度が70℃を越えないようにする。スラブは
表面に水を濡らした後、PVCなどの不浸透性の膜で覆
い、湿気をスラブの回りに保つことにより異常乾燥を防
止する。外気が5℃以下の場合には、スラブを耐寒性の
毛布等で覆い、これにより梁の底面とスラブの上面の温
度差を調節する。
熱、養生される。コンクリートの加熱は、異常乾燥を防
ぐために低温から始め、1時間当たり10〜20℃で徐
々に温度を増加させていき、コンクリートがある程度の
圧力に耐えられるようになるまでの温度は35℃以下に
なるようにし、その後は35〜50℃を維持し、コンク
リートの温度が70℃を越えないようにする。スラブは
表面に水を濡らした後、PVCなどの不浸透性の膜で覆
い、湿気をスラブの回りに保つことにより異常乾燥を防
止する。外気が5℃以下の場合には、スラブを耐寒性の
毛布等で覆い、これにより梁の底面とスラブの上面の温
度差を調節する。
【0027】コンクリートの養生後、テストピースの強
度試験を行い所定の強度が得られていれば、鋼製型枠を
撤去する。これを図2及び図8により説明する。先ず、
室内の中央型枠10c1〜10c4について、油圧シリンダ
66(図4(C))を操作し、中央型枠10c1〜10c4
の天端高さが梁7の下端より低くなるように縮め、中央
型枠10c1〜10c4を順次、開口部4より搬送、撤去す
る(図8(A))。次に、側部型枠10a1〜10a4につ
いて、同様に、油圧シリンダ66を操作し、型枠の天端
高さが梁7の下端より低くなるように縮めた後、柱3を
回避するために、中央型枠10c1〜10c4があった位置
に移動させ、順次、開口部4より搬送、撤去する(図8
(B))。側部型枠10b1〜10b4についても同様であ
る。最後に、柱・梁用鋼製外側型枠11、ベランダ側の
鋼製外側型枠12、廊下側の鋼製外側型枠13を撤去す
る。
度試験を行い所定の強度が得られていれば、鋼製型枠を
撤去する。これを図2及び図8により説明する。先ず、
室内の中央型枠10c1〜10c4について、油圧シリンダ
66(図4(C))を操作し、中央型枠10c1〜10c4
の天端高さが梁7の下端より低くなるように縮め、中央
型枠10c1〜10c4を順次、開口部4より搬送、撤去す
る(図8(A))。次に、側部型枠10a1〜10a4につ
いて、同様に、油圧シリンダ66を操作し、型枠の天端
高さが梁7の下端より低くなるように縮めた後、柱3を
回避するために、中央型枠10c1〜10c4があった位置
に移動させ、順次、開口部4より搬送、撤去する(図8
(B))。側部型枠10b1〜10b4についても同様であ
る。最後に、柱・梁用鋼製外側型枠11、ベランダ側の
鋼製外側型枠12、廊下側の鋼製外側型枠13を撤去す
る。
【0028】これら型枠の撤去が終了すると、2階のス
ラブ6上に、撤去した型枠を前述と同様に設置して組み
立て、以下同様に、配筋、コンクリート打設、コンクリ
ート加熱、型枠撤去の工程を繰り返し、順次、上方階を
構築していく。
ラブ6上に、撤去した型枠を前述と同様に設置して組み
立て、以下同様に、配筋、コンクリート打設、コンクリ
ート加熱、型枠撤去の工程を繰り返し、順次、上方階を
構築していく。
【0029】図9は、本発明の鋼製型枠を用いた建築工
法の全工程を示すフロー図である。本工法で特徴とする
点は、型枠組立、配筋、コンクリートの打設、加熱、型
枠撤去を含む躯体工事が、3階分で従来の約50日と比
較して、6日という極めて短工期で完了するという点で
ある。これは、鋼製型枠内に加熱装置を配設してコンク
リートを加熱、養生し、短時間で所定のコンクリート強
度を得ることができ、さらに、壁式ラーメン構造にもか
かわらず鋼製型枠を短時間で組立および撤去することが
できるためである。
法の全工程を示すフロー図である。本工法で特徴とする
点は、型枠組立、配筋、コンクリートの打設、加熱、型
枠撤去を含む躯体工事が、3階分で従来の約50日と比
較して、6日という極めて短工期で完了するという点で
ある。これは、鋼製型枠内に加熱装置を配設してコンク
リートを加熱、養生し、短時間で所定のコンクリート強
度を得ることができ、さらに、壁式ラーメン構造にもか
かわらず鋼製型枠を短時間で組立および撤去することが
できるためである。
【0030】また、鋼製型枠による連続一体型の構築工
法のため、コンクリート仕上げ面が平滑面であって弛み
や波打ち、目地等の不連続面がなく、精度の高い内外装
仕上げシステムを提供することができる。また、大工、
型枠工、内装工、サッシ工、場合によっては石・タイル
などの工事でさえ、たった一職種で十分可能になる。し
かも、従来は熟練工を必要としていた仕事が、女性でも
可能な程わずかな技能しか持たない人間でも可能とな
る。また、型枠が鋼製のため500回以上の再使用がで
きるため、イニシャルコストは若干かかるが、1回当た
りの型枠損料は、従来の型枠の1/10〜1/15に下
がる。また、高精度な加工精度を持たせてあるため、工
場での高生産性を建築現場に取り入れられるようにな
る。
法のため、コンクリート仕上げ面が平滑面であって弛み
や波打ち、目地等の不連続面がなく、精度の高い内外装
仕上げシステムを提供することができる。また、大工、
型枠工、内装工、サッシ工、場合によっては石・タイル
などの工事でさえ、たった一職種で十分可能になる。し
かも、従来は熟練工を必要としていた仕事が、女性でも
可能な程わずかな技能しか持たない人間でも可能とな
る。また、型枠が鋼製のため500回以上の再使用がで
きるため、イニシャルコストは若干かかるが、1回当た
りの型枠損料は、従来の型枠の1/10〜1/15に下
がる。また、高精度な加工精度を持たせてあるため、工
場での高生産性を建築現場に取り入れられるようにな
る。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、壁式ラーメン構造の建築物において、室内を
構築するための鋼製内側型枠を上下方向に伸縮可能に
し、柱及び梁を回避して室の開口部から型枠を撤去可能
にしたため、型枠の設置及び撤去を短工期かつ低コスト
で構築することができる。
によれば、壁式ラーメン構造の建築物において、室内を
構築するための鋼製内側型枠を上下方向に伸縮可能に
し、柱及び梁を回避して室の開口部から型枠を撤去可能
にしたため、型枠の設置及び撤去を短工期かつ低コスト
で構築することができる。
【図1】本発明により構築される壁式ラーメン構造の建
物を示し、図(A)は縦断面図、図(B)は水平断面図
である。
物を示し、図(A)は縦断面図、図(B)は水平断面図
である。
【図2】本発明における1階のスラブ6a上に組み立て
られる鋼製型枠の分解斜視図である。
られる鋼製型枠の分解斜視図である。
【図3】図2の側部型枠10a1〜10a4の模式図であ
る。
る。
【図4】図3の側部型枠10a2の具体的構造を示し、図
(A)は側面図、図(B)は図(A)のB−B線で切断
し矢印方向に見た断面図、図(C)は正面図である。
(A)は側面図、図(B)は図(A)のB−B線で切断
し矢印方向に見た断面図、図(C)は正面図である。
【図5】図3の中央型枠10c1〜10c4の具体的構造を
示し、図(A)は正面図、図(B)は図(A)のB方向
から見た図である。
示し、図(A)は正面図、図(B)は図(A)のB方向
から見た図である。
【図6】図2の鋼製型枠を組み立てた状態を示す平面図
である。
である。
【図7】図6の鋼製型枠にコンクリートを打設する工程
を示し、図(A)は図6のA−A線に沿う断面図、図
(B)は図(A)のB部の拡大断面図、図(C)は図
(B)のC−C線に沿う平面図である。
を示し、図(A)は図6のA−A線に沿う断面図、図
(B)は図(A)のB部の拡大断面図、図(C)は図
(B)のC−C線に沿う平面図である。
【図8】本発明に係わる型枠の撤去を説明するための模
式図である。
式図である。
【図9】本発明による建築工法の全工程を示すフロー図
である。
である。
3…柱、3a…立ち上がり部 4…開口部 5…壁、5a…立ち上がり部 6…スラブ 7…梁 10…鋼製内側型枠 11…柱・梁用鋼製外側型枠 12、13、16…鋼製外側型枠 21…加熱装置 25…ボイド部材、25a…貫通穴
Claims (3)
- 【請求項1】室の4隅の柱と、室の1面側の開口部と、
室の他の3面側の壁と、室の床および天井のスラブと、
前記開口部側の柱間及びこれに対向する柱間に天井スラ
ブより下方に突出する梁とを有し、複数の室を複数階に
わたって構築する壁式ラーメン構造の建築工法におい
て、 床スラブ上に柱および壁の立ち上がり部を構築する工程
と、 前記立ち上がり部の内側に沿って複数の鋼製内側型枠を
設置する工程と、 前記立ち上がり部の外側に沿って複数の鋼製外側型枠を
設置する工程と、 前記鋼製内側型枠と鋼製外側型枠の間に鉄筋を配筋した
後、コンクリートを打設する工程と、 前記鋼製内側型枠内に加熱装置を設置しコンクリートを
加熱、養生する工程と、 コンクリート養生後、鋼製内側型枠を縮めて前記開口部
から撤去する工程とからなることを特徴とする壁式ラー
メン構造の建築工法。 - 【請求項2】前記鋼製内側型枠は水平パネルと垂直パネ
ルを有し、該垂直パネルの高さは、鋼製内側型枠が伸び
た状態で前記立ち上がり部より下方に位置するように構
成されていることを特徴とする請求項1記載の壁式ラー
メン構造の建築工法。 - 【請求項3】前記スラブはフラットスラブであり、スラ
ブ内には複数のボイド部材が埋設され、該ボイド部材に
は貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1記
載の壁式ラーメン構造の建築工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11111293A JP2000303686A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 壁式ラーメン構造の建築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11111293A JP2000303686A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 壁式ラーメン構造の建築工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000303686A true JP2000303686A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14557558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11111293A Pending JP2000303686A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 壁式ラーメン構造の建築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000303686A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013527351A (ja) * | 2010-05-31 | 2013-06-27 | ロペス,フランシスコ メドラン | 建設のための小型モジュールの製造工法 |
-
1999
- 1999-04-19 JP JP11111293A patent/JP2000303686A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013527351A (ja) * | 2010-05-31 | 2013-06-27 | ロペス,フランシスコ メドラン | 建設のための小型モジュールの製造工法 |
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