JP2000304521A - 角度計及びそれを用いた旋光計 - Google Patents

角度計及びそれを用いた旋光計

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JP2000304521A
JP2000304521A JP11115131A JP11513199A JP2000304521A JP 2000304521 A JP2000304521 A JP 2000304521A JP 11115131 A JP11115131 A JP 11115131A JP 11513199 A JP11513199 A JP 11513199A JP 2000304521 A JP2000304521 A JP 2000304521A
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rotating body
rotation angle
mirror
goniometer
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Kazuhiro Kawasaki
一弘 川崎
Takeo Kawaguchi
武夫 川口
Mutsumi Senuma
睦 瀬沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、例えばウォームギア等の
回転体の機械的な精度に拘わらず、その回転角を高精度
に測定することのできる角度計及びそれを用いた旋光計
を提供することにある。 【解決手段】 回転体138の回転に伴って被検光路長
X1を変化させ、被検光L3と参照光L2との干渉光L
4を得る干渉計142と、該干渉光L4の強度変化を光
電変換する光検出器144と、該光検出器144により
得られた干渉光L4の強度変化より、回転体138の回
転角βに応じた該被検光路長X1の変化量情報を求める
計数手段146と、該被検光路長X1の変化量情報よ
り、該回転体138の回転角βを求める変換手段148
と、を備えたことを特徴とする角度計。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は角度計及びそれを用
いた旋光計、特に干渉計による回転角測定に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種部材を角度調節するのに、
例えばウォームとウォームホイールとを組み合わせたウ
ォームギア等の回転体が用いられる。例えばウォームホ
イールのほぼ中心部に角度調節する部材を固定すると、
ウォームを回転させることによりウォームホイールが回
転するので、該部材を該ウォームホイールの回転と一体
的に回転させることができる。
【0003】このような角度調節を適正に行うために
は、ウォームホイール等の回転体の回転角を正確に把握
したうえで、角度調節する必要がある。ここで、前記ウ
ォームとウォームホイールの機械的な精度は、別個独立
に測定されているため、従来、このようなウォームとウ
ォームホイールを組み合わせて得られる回転角は、それ
ぞれの機械精度より推測するしないが、特に微小角を高
精度に測定するには、角度標準用プリズムとオートコリ
メータとを組み合わせた角度標準器により補正値を求
め、該補正値により前記回転角の推測値を校正する方法
が用いられる。
【0004】ところで、各種有機物質は、直線偏光の偏
光面を回転させる性質を持っており、この旋光角を測定
することにより、物質の同定、あるいは光学異性体の識
別等を行うことができる。図1にはこのような旋光角を
測定する旋光計の一般的な概略構成が示されている。
【0005】ナトリウム(Na)ランプ10の発光方向
前方には、レンズ12が設置され、レンズ12によって
平行光線となった光束は、レンズ12の前方に設置され
た偏光子14を通過する。偏光子14を通過した光束は
所定の振動方向の直線偏光となる。そして、さらに前方
に設置されたファラデーセル16を通過する。ファラデ
ーセル16は、何層にも巻かれたコイルにて形成されて
おり、このコイルに交流電流を流す発振回路が設置され
ている。
【0006】上記直線偏光は、このファラデーセル16
によってその偏向方向が変調される。このファラデーセ
ル16を出た光束は、試料の充填されたフローセル20
に入り、その充填試料を透過した後、さらに前方に設置
された検光子22を通過する。この検光子22を通過し
た光束が光学系の最終段の部材である検出器24に入射
される。この検出器24は、例えばフォトマルチプライ
ヤで構成されている。検出器24で得た電気信号に基づ
いて旋光角を求めるための電気系統部分として、前記増
幅器26、fHz増幅器28、同期整流回路30、電圧
指示計32が用いられる。
【0007】なお、前記旋光計では、偏光子14の偏光
方向と検光子22の透過軸方向とが直交するように、検
光子22を角度調節して設置されるが、このような角度
調整についても、例えば前記ウォームギア等の回転体が
用いられる。例えば図2に示すように、ウォーム36に
より回転されるウォームホイール38のほぼ中心の穴
に、検光子22が固定される。そして、このような旋光
計においても、旋光角の測定精度を向上させるために
は、検光子22の角度調節をいかに適正に行えるかが重
要な課題となる。
【0008】このために、特に検光子22の回転角βの
測定には、非常に高精度が要求されるが、従来は、検光
子22の回転角を測定するのに、ウォーム36を回転さ
せるパルスモータ40のパルス数をカウントし、該カウ
ント値より検光子22の回転角を換算し、得られた回転
角に基づいて検光子22の角度調節をしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の角度測定にあっては、ウォームホイール38の回転
角の測定精度は、ウォーム36とウォームホイール38
の機械的な精度に強く依存している。特に前記従来の角
度計では、検出される旋光角信号が微弱であるため、ウ
ォーム36とウォームホイール38の機械的な誤差が旋
光角の測定値に直接影響する。
【0010】例えば測定正確さは、ウォームホイール3
8の機械的な誤差、及び測定再現性を考慮し、ウォーム
ホイール38の直径を100mmとした場合には、 ±0.002°(±1°以下)、±0.2%(±1°以
上) と非常に高精度が要求される。また、ウォームホイール
38の仕様は、例えば、 ±0.001°(±1.8°以下)、α±0.1%(±
1.8°以上) と非常に高精度が要求される。
【0011】このように、旋光角の測定をより高精度に
行うには、ウォームギア等の回転体の仕様に、より高精
度が要求されるが、前記回転体の機械的な精度を向上さ
せることにより回転角の測定精度を向上させる手法で
は、もはや技術的にも、コスト的にも限界に達してい
た。
【0012】このように従来より、回転角をより高精度
に測定できる技術の開発が強く望まれていたものの、前
記回転体の機械的な精度を向上させることにより、測定
精度を向上させる手法を用いていたのでは、前述した理
由から事実上不可能であった。本発明は前記従来技術の
課題に鑑みなされたものであり、その目的は例えばウォ
ームギア等の回転体の機械的な精度に拘わらず、その回
転角を高精度に測定することのできる角度計及びそれを
用いた旋光計を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、光の干渉を利用
し、光の波長を基準に回転角を測定することにより、す
なわち、回転体の回転角に応じた移動鏡の移動距離を干
渉計により測定し、該移動鏡の移動距離より回転角を求
めることにより、従来極めて困難であった、ウォームギ
ア等の回転体の機械的な精度に拘わらず、測定精度を大
幅に向上させることができることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0014】すなわち、本発明にかかる角度計は、干渉
計と、光検出器と、計数手段と、変換手段と、を備え、
回転体の回転角に応じた被検光路長の変化量を干渉計に
より測定し、該被検光路長の変化量より回転角を求める
ことを特徴とする。ここで、前記干渉計は、前記回転体
の回転に伴って被検光路長を変化させ、該被検光路から
の被検光と参照光路からの参照光との干渉光を得る。ま
た、前記光検出器は、前記干渉計により得られた干渉光
の強度変化を光電変換する。
【0015】前記計数手段は、前記光検出器により得ら
れた干渉光の強度変化より、該被検光路長の変化量情報
を得る。前記変換手段は、前記計数手段により得られた
被検光路長の変化量情報より、前記回転体の回転角を求
める。なお、前記角度計において、前記計数手段は、前
記光検出器により前記干渉光の強度変化を光電検知して
得られた干渉縞の縞数に相当する明度信号数を計数する
ことにより、前記被検光路長の変化量情報を得ることが
好適である。
【0016】また、前記角度計において、前記回転体
は、一方の回転体により他方の回転体を回転させること
が好適である。また、前記角度計において、前記回転体
は、各回転軸が互いにほぼ直角をなすウォーム、及びウ
ォームホイールよりなるウォームギアであり、該ウォー
ムホイールの回転角を測定することも好適である。
【0017】また、前記角度計において、前記干渉計
は、光源と、分割手段と、固定鏡と、移動鏡と、合成手
段と、ワイヤ巻取軸と、ワイヤと、を含み、前記回転体
の回転に伴って前記ワイヤ巻取軸が前記ワイヤを巻取り
又は巻戻すことにより、前記移動鏡を、前記回転体の回
転角に応じた距離だけ移動させることが好適である。こ
こで、前記光源は、可干渉光を出射する。
【0018】また、前記分割手段は、前記光源からの可
干渉光を二分割する。前記固定鏡は、前記参照光路上に
固定され、前記分割手段からの一方の分割光を受光す
る。前記移動鏡は、前記被検光路上を移動可能に設けら
れ、前記分割手段からの他方の分割光を受光し、前記参
照光路との間に光路差を得る。前記合成手段は、前記固
定鏡からの反射光と前記移動鏡からの反射光とを合成し
て干渉光を得る。
【0019】前記ワイヤ巻取軸は、前記回転体の同心円
上に設けられる。前記ワイヤは、一端が前記ワイヤ巻取
軸に設けられ、他端が前記移動鏡に設けられる。また、
前記角度計において、前記干渉計は、前記光源と、前記
分割手段と、前記固定鏡と、前記移動鏡と、前記合成手
段と、アームと、を含み、前記回転体の回転に伴って前
記アームの移動鏡側が、該回転体と同心円上を回転する
ことにより、該移動鏡を、該回転体の回転角に応じた距
離だけ移動させることも好適である。
【0020】ここで、前記アームは、一端側が前記ウォ
ームホイールに設けられ、他端側が移動鏡に設けられ
る。また、前記角度計において、前記固定鏡及び/又は
移動鏡は、コーナーキューブミラーであることも好適で
ある。また、前記角度計において、角度情報取得手段
と、比較手段と、を備えることも好適である。
【0021】ここで、前記角度情報取得手段は、前記一
方の回転体の回転軸の一端側に設けられ、該回転体の回
転角情報を得る。また、前記比較手段は、前記角度情報
取得手段により得られた一方の回転体の回転角情報と、
前記変換手段により得られた他方の回転体の回転角情報
とを比較する。本発明の角度情報取得手段としては、例
えば光電式ロータリーエンコーダ等を用いることができ
る。
【0022】また、前記角度計において、前記回転体の
回転軸の前記角度情報採取手段に対し他端側に設けら
れ、該回転体を回転可能な駆動手段を備えることも好適
である。本発明の駆動手段としては、例えばステッピン
グモータ等のモータ等を用いることができる。また、前
記目的を達成するために本発明にかかる旋光計は、前述
のような本発明の角度計において、前記回転体の同心円
上に検光子を固定したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の好適
な一実施形態を説明する。第1実施形態 図3には本発明の第1実施形態にかかる角度計の概略構
成が示されている。なお、本実施形態においては、回転
体として各回転軸O´、Oが互いに直角をなすウォーム
136とウォームホイール138よりなるウォームギア
を想定し、該ウォームホイール138のほぼ中心部の穴
に固定された旋光計の検光子(図示省略)の傾き角βを
求める場合について説明する。前記従来技術と対応する
部分には符号100を加えて示し説明を省略する。
【0024】同図において、本実施形態にかかる角度計
は、干渉計142と、光検出器144と、計数手段14
6と、変換手段と、を含む。前記光検出器144は、前
記干渉計142からの干渉光L4の強度変化を光電変換
する。前記計数手段146は、例えばフリンジカウンタ
等よりなり、前記光検出器144により得られた干渉光
の強度変化より、被検光路長X1の変化量情報を得る。
【0025】本実施形態では、被検光路長X1の変化量
情報を得るために、計数手段146により、前記干渉光
L4の強度変化を光電検知して得られた干渉縞の縞数に
相当する明度信号数を計数することにより、前記被検光
路長X1の変化量情報を得ている。ここで、本実施形態
では、回転角βが0°のときに、被検光路長X1と参照
光路長X2とが同じ光路長となるような場合を基準にし
ているため、前記被検光路長X1の変化量情報として
は、前記被検光路長X1と前記参照光路長X2との光路
差(X1−X2)情報を用いている。
【0026】前記変換手段は、例えばCPU148等よ
りなり、前記計数手段146により得られた光路差(X
1−X2)情報より、ウォームホイール152の回転角
βを求める。これにより、検光子の傾き角βを求めるこ
とができる。また、本実施形態では、前記干渉計142
として、ウォームホイール138の同心円上に、ワイヤ
巻取軸としての回転プーリ152を設け、該回転プーリ
152にワイヤ154の一端を固定し、該回転プーリ1
52が回転してワイヤ154を巻き取るようにしてい
る。
【0027】また、ワイヤ154の他端を直線運動する
スライダ(図示省略)に固定し、該スライダに、移動鏡
162を固定している。このため、ウォームホイール1
38の回転に伴って、回転プーリ152が回転すると、
ワイヤ154を巻き取り又は巻き戻すことにより、移動
鏡162がスライダに沿って図中左右方向に、ウォーム
ホイール138の回転角βに応じた距離だけ移動する。
【0028】本実施形態では、移動鏡162の移動距離
を光路差(X1−X2)として得ている。すなわち、光
源156より出射した可干渉光であるレーザ光束L1
は、分割手段、及び合成手段であるビームスプリッタ1
58により固定鏡160に進行する光束L2と、移動鏡
162に進行する光束L3とに分割される。光束L2
は、固定鏡160により入反射され、再度ビームスプリ
ッタ158に入射する。光束L3は、移動鏡162によ
り入反射され、再度ビームスプリッタ158に入射す
る。
【0029】ビームスプリッタ158では、固定鏡16
0からの反射光束L2と、移動鏡162からの反射光束
L3とが合成され、干渉される。ここで、このようにし
て得られた干渉光L4は、ウォームホイール138を回
転させ、移動鏡162を移動させると、正弦波状に明暗
を繰り返す。このような干渉光L4の強度変化を光検出
器144により光電検出して、計数手段146により干
渉縞の縞数に相当する明度信号数を計数することによ
り、光路差(X1−X2)情報、すなわちウォームホイ
ールの回転角に応じた移動鏡162の移動距離を求める
ことができる。
【0030】CPU148は、計数手段146により得
られた光路差(X1−X2)情報を基に、ウォームホイ
ール138の回転角βを求める。このように本実施形態
では、ウォーム136を回転軸O´を中心として回転さ
せると、ウォームホイール138が回転軸Oを中心とし
て回転する。すると、ウォームホイール152の回転角
βに応じた距離だけ、移動鏡162がスライダに沿って
移動し、固定鏡160との間に光路差(X1−X2)が
生じる。この光路差情報を、前述のようにして光検出器
144、計数手段146等により得る。
【0031】したがって、例えば図4に示すような、光
路差(X1−X2)とウォームホイール138の回転角
β°との関係を示す参照情報163を、あらかじめCP
U148等に得ておけば、前述のようにして干渉光L4
の強度変化を光検出器144により光電検出して、計数
手段146により干渉縞の縞数(例えば明部分に対応す
る高いパルス信号等)を計数することにより光路差(X
1−X2)情報を得ることにより、このような参照情報
163を基に、回転角βをCPU148により求めるこ
とができる。
【0032】以上のように本実施形態にかかる角度計に
よれば、ウォームホイール138の回転角に応じた移動
鏡162の移動距離を干渉計142により測定し、該移
動鏡162の移動距離より、ウォームホイール138の
回転角βを求めることとしたので、ウォームギア等の回
転体の機械的な精度に拘わらず、検光子の傾き角βを高
精度に測定することができる。すなわち、光の干渉を利
用し、光の波長を基準に回転角を求めることとしたの
で、機械的な精度が従来程、高くないウォームホイール
等の回転体の回転角についても、高精度に測定すること
ができるので、被測定物に対する汎用性が向上される。
【0033】なお、前記構成では、固定鏡160及び移
動鏡162として平面鏡を用いた例について説明した
が、本発明の角度計は、これに限られるものではなく、
コーナーキューブミラー等の他の反射鏡を用いることが
できる。
【0034】第2実施形態 図5には、本発明の第2実施形態にかかる角度計の概略
構成が示されている。なお、前記図3と対応する部分に
は符号100を加えて示し説明を省略する。本実施形態
では、前記図3に示した構成に加えて、図5に示すよう
に、ウォーム236の一端側に、例えば光電式ロータリ
ーエンコーダ等の角度情報取得手段264を接続してい
る。
【0035】そして、角度情報取得手段264からのパ
ルス数を、計数手段246により計数し、該計数値を基
に、CPU248等によりウォーム236の回転角情報
を得ることができる。したがって、このようにして得ら
れたウォーム236の回転角情報と、前述のようにして
得られたウォームホイール238の回転角情報βとを、
例えばCPU248等の比較手段により比較することに
より、ウォーム236の回転に対するウォームホイール
238の回転精度を直接測定することが可能となる。
【0036】ここで、ウォーム236の他端に、ステッ
ピングモータ等の駆動手段240を設けることにより、
前記ウォーム236の回転に対するウォームホイール2
38の回転精度を、連続的に自動測定することが可能と
なる。これにより、本実施形態では、前記第1実施形態
に比較し、さらにウォーム236とウォームホイール2
38の機械精度と回転精度の相関の検証が容易となる。
なお、前記構成では、固定鏡260及び移動鏡262と
して平面鏡を用いた例について説明したが、本発明の角
度計は、これに限られるものではなく、コーナーキュー
ブミラー等の他の反射鏡を用いることができる。
【0037】第3実施形態 図6には、本発明の第3実施形態にかかる角度計の概略
構成が示されている。なお、前記本発明の第1、2実施
形態と対応する部分には符号100を加えて示し、説明
を省略する。また、本実施形態では、固定鏡360及び
移動鏡362としてコーナーキューブミラーを用いてい
る。
【0038】図6において、本実施形態にかかる角度計
は、ウォームホイール338の面にコーナーキューブミ
ラーからなる移動鏡362を、回転中心OからRだけ離
れた位置に取り付けている。このために本実施形態で
は、ウォームホイール338の面に、長手方向に長さR
を持つアーム366の一端側を設け、他端側に移動鏡3
62を設けている。
【0039】そして、本実施形態では、ウォームホイー
ル338を回転させると、該回転に伴って移動鏡362
が、回転軸Oを中心としたR上を移動する。この移動鏡
362の移動距離を、前記第1実施形態と同様に、前記
光検出器344、計数手段346等により求め、求めら
れた移動鏡362の移動距離を基に、CPU348によ
り回転角βを求めることができる。
【0040】ここで、本実施形態では、アーム366に
より移動鏡362を、ウォームホイール338の回転軸
Oを中心とするR上を移動させているが、移動鏡として
一般的な平面鏡を用いたのでは、鏡面の向きが各R上で
異なるので、該移動鏡からの反射光をビームスプリッタ
358に返光できない場合がある。また、単にコーナー
キューブミラーを用いただけでは、分割光L3の移動鏡
362への入射位置が異なると、入射位置によって、中
心部より少しずれた部分に入射する。
【0041】そこで、本実施形態では、入射光L3の移
動鏡362への入射位置に拘わらず、反射光L3をビー
ムスプリッタ358に返光することができるように、固
定鏡360及び移動鏡362として、コーナーキューブ
ミラーを用い、且つ、これらのコーナーキューブミラー
の後段に、それぞれ反射鏡368、反射鏡370を設け
ているのである。
【0042】以上のように本実施形態にかかる角度計に
よれば、前記第1実施形態と同様、ウォームホイール3
38の回転角に応じた移動鏡362の移動距離を干渉計
342により測定し、該移動距離より、ウォームホイー
ル338の回転角βを求めることとしたので、ウォーム
ギア等の回転体の機械的な精度に拘わらず、検光子の傾
き角を高精度に測定することができる。
【0043】また、本実施形態によれば、第1実施形態
のような回転プーリとワイヤに代えて、アーム366の
みで移動鏡を移動させることとしたので、第1実施形態
に比較し、部品数を減らすことができる。これにより、
長時間使用による構成部品の接続部分の不具合の発生等
についても、大幅に低減することができる。
【0044】第4実施形態 図7には、本発明の第2実施形態にかかる角度計の概略
構成が示されている。なお、前記図6と対応する部分に
は符号100を加えて示し説明を省略する。また、本実
施形態では、固定鏡460及び移動鏡462としてコー
ナーキューブミラーを用いている。本実施形態では、前
記図6に示した構成に加えて、図7に示すようにウォー
ム436の一端側に、例えば光電式ロータリーエンコー
ダ等の角度情報取得手段464を接続している。
【0045】そして、光電式ロータリーエンコーダ等の
角度情報取得手段464からのパルス数を、計数手段4
46により計数し、該計数値を基に、CPU448等に
よりウォーム436の回転角情報を得ることができる。
したがって、このようにして得られたウォーム436の
回転角情報と、前述のようにして得られたウォームホイ
ール438の回転角情報βとを、CPU448等の比較
手段により比較することにより、ウォーム436の回転
に対するウォームホイール438の回転精度を直接測定
することが可能となる。
【0046】ここで、ウォーム436の他端に、ステッ
ピングモータ等の駆動手段440を設けることにより、
ウォーム436の回転に対するウォームホイール438
の回転角を連続的に自動測定することが可能となる。こ
れにより、本実施形態では、前記第3実施形態に比較
し、さらに、ウォーム436とウォームホイール438
の機械精度と回転精度の相関の検証が容易となる。
【0047】以上のように本実施形態にかかる角度計に
よれば、ウォームホイールの回転角に応じた移動鏡の移
動距離を干渉計により測定し、該移動距離情報よりウォ
ームホイールの回転角を求めることとしたので、ウォー
ムギアの機械的な精度に拘わらず、該ウォームホイール
の同心円上に設けられた検光子の傾き角βを高精度に測
定することができる。
【0048】したがって、バイオテクノロジや天然化合
物等の微小試料の旋光度を高感度測定する場合に、狭い
角度範囲(例えば±15°等)を測定した場合であって
も、検光子の回転角βを干渉計により直接、測定するこ
とができるので、測定正確さを向上させることができ
る。これにより、ウォームギアの機械的な誤差が測定値
に影響せず、例えばウォームホイールの直径が100m
m程度であれば、0.00018°の最小検知角度が可
能となる。すなわち、測定再現性を0°と仮定すると、
測定正確さは±0.00018°(±15°以下)とな
る。
【0049】このように、本実施形態では、回転体の回
転に伴って、正弦波状に明暗を繰り返す干渉光の強度変
化を光電検出して得られた干渉縞の縞数に相当する明度
信号数を計数することにより回転体の回転角を求めるこ
ととしたので、縞1個を角度に換算すると、±0.00
018°であることから、これより、精度が悪化するこ
とはなく、従来に比較し、例えば約1桁という大幅な精
度改善をすることができる。また、本実施形態では、ウ
ォームギアの精度には従来程、高精度が要求されないの
で、被測定物に対する汎用性が向上される。
【0050】また、本実施形態では、ウォームの回転軸
に、例えば光電式ロータリーエンコーダ等の角度情報取
得手段を接続することにより、ウォームの回転に対する
ウォームホイールの回転精度を直接、測定することが可
能となる。ここで、ウォーム回転軸の他端側に、モータ
等の駆動手段を接続することにより、ウォームの回転に
対するウォームホイールの回転角を連続的に自動測定す
ることが可能となる。これにより、ウォームとウォーム
ホイールの機械精度と回転精度の相関の検証が容易とな
る。
【0051】なお、本発明の角度計としては前記各構成
に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々
の変形が可能である。例えば、前記各構成では、回転体
としてウォームとウォームホイールよりなるウォームギ
アを用いた例について説明したが、本発明は、これに限
られるものではなく、他の回転体にも適用することがで
きる。
【0052】また、前記各構成では、旋光計の検光子
を、ウォームホイールの中心の穴に設け、該検光子の傾
き角を測定した例について説明したが、本発明は、これ
に限られるものではなく、回転体の同心円上に回転角を
測定したい部材を固定すれば、他の部材の角度測定にも
適用することができる。また、本発明の第3、4実施形
態では、移動鏡及び固定鏡としてコーナーキューブミラ
ーを用いることが好適であるものの、本発明の角度計
は、これに限られるものではなく、干渉光を適正に得ら
れるのであれば、例えば平面鏡等の他の反射鏡を用いる
ことができる。
【0053】また、前記実施形態では、例えばCPU等
の比較手段を設けた例について説明したが、これに限ら
れるものではなく、使用者が比較手段と同様の処理をし
てもよい。さらに、前記各構成では、回転角が0°のと
き、被検光路長と参照光路長が同じ光路長であるような
場合を基準としたため、回転体の回転角に応じた移動鏡
の移動距離として、被検光路長と参照光路長との光路差
を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、前記状態とは異なる干渉状態を基準
にしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる角度
計によれば、ウォームホイール等の回転体の回転角の応
じた被検光路長の変化量を干渉計により測定し、該被検
光路長の変化量情報より回転角を求めることとしたの
で、回転体の機械的な精度の影響を受けることなく、回
転角を直接的に測定することができる。これにより、回
転体の機械的な精度に拘わらず、測定値の信頼性が向上
される。特に人工的に製作されたスケール等により測定
する従来のものとは異なり、光の干渉を利用し、光の波
長を基準に回転角を測定するため、絶対的な測定に近い
ものとなる。また、本発明にかかる角度計によれば、ウ
ォーム回転軸の一端側に駆動手段を、他端側に角度情報
取得手段を設けることにより、ウォームの回転に対する
ウォームホイールの回転角を、連続的に自動測定するこ
とが可能となる。これにより、ウォームとウォームホイ
ールの機械精度と回転精度の相関の検証が容易となる。
さらに、本発明にかかる旋光計によれば、ウォームホイ
ール等の回転体の同心円上に固定された検光子の傾き角
を測定するのに、前述のような本発明にかかる角度計を
用いることにより、検光子の微小な傾き角についても、
高精度に測定することができるので、該測定値に基づい
て検光子の角度調節をより適正に行うことができる。こ
れにより、そのような工夫のないものに比較し、旋光角
をより高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な旋光計の概略構成の説明図である。
【図2】検光子の一般的な設置状態の説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる角度計の概略構
成の説明図である。
【図4】前記図3に示した装置により得られた被検光路
と参照光路との光路差と、ウォームホイールの回転角と
の関係を示す一例である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる角度計の概略構
成の説明図である。
【図6】本発明の第3実施形態にかかる角度計の概略構
成の説明図である。
【図7】本発明の第4実施形態にかかる角度計の概略構
成の説明図である。
【符号の説明】
122…検光子 136,236,336,436…ウォーム(回転体) 138,238,338,438…ウォームホイール
(回転体) 142,242,342,442…干渉計 144,244,344,444…光検出器 146、246,346,446…計数手段 148,248,348,448…CPU(変換手段) 160,260,360,460…固定鏡 162,262,362,462…移動鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬沼 睦 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA39 BB16 CC05 DD03 FF52 GG04 JJ15 LL12 LL17 LL46 QQ51 2G059 AA10 EE05 EE09 GG01 HH02 JJ13 JJ19 JJ22 KK01 KK02 MM14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回転軸を中心として回転可能な回
    転体の回転角を干渉計により測定する角度計であって、 前記回転体の回転に伴って被検光路長を変化させ、該被
    検光路からの被検光と参照光路からの参照光との干渉光
    を得る干渉計と、前記干渉計により得られた干渉光の強
    度変化を光電変換する光検出器と、前記光検出器により
    得られた干渉光の強度変化より、前記回転体の回転角に
    応じた、前記被検光路長の変化量情報を求める計数手段
    と、前記計数手段により得られた被検光路長の変化量情
    報より、前記回転体の回転角を求める変換手段と、を備
    え、前記回転体の回転角に応じた被検光路長の変化量を
    干渉計により測定することにより、該回転体の回転角を
    求めることを特徴とする角度計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の角度計において、前記計
    数手段は、前記光検出器により前記干渉光の強度変化を
    光電検知して得られた干渉縞の縞数に相当する明度信号
    数を計数することにより、前記被検光路長の変化量情報
    を得ることを特徴とする角度計。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の角度計において、
    前記回転体は、一方の回転体により他方の回転体を回転
    させることを特徴とする角度計。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の角度計において、前記回
    転体は、各回転軸が互いにほぼ直角をなすウォーム、及
    びウォームホイールよりなるウォームギアであり、該ウ
    ォームホイールの回転角を測定することを特徴とする角
    度計。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の角度計
    において、前記干渉計は、可干渉光を出射する光源と、 前記光源からの可干渉光を二分割する分割手段と、前記
    参照光路上に固定され、前記分割手段からの一方の分割
    光を受光する固定鏡と、前記被検光路上を移動可能に設
    けられ、前記分割手段からの他方の分割光を受光し、前
    記参照光路との間に光路差を生じさせる移動鏡と、前記
    固定鏡からの反射光と前記移動鏡からの反射光を合成し
    て干渉光を得る合成手段と、前記回転体の同心円上に設
    けられたワイヤ巻取軸と、一端が前記ワイヤ巻取軸に設
    けられ、他端が移動鏡に設けられたワイヤと、を含み、
    前記回転体の回転に伴って前記ワイヤ巻取軸が前記ワイ
    ヤを巻取り又は巻戻すことにより、前記移動鏡を、該回
    転体の回転角に応じた距離だけ移動させることを特徴と
    する角度計。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の角度計
    において、前記干渉計は、可干渉光を出射する光源と、 前記光源からの可干渉光を二分割する分割手段と、前記
    参照光路上に固定され、前記分割手段からの一方の分割
    光を受光する固定鏡と、前記被検光路上を移動可能に設
    けられ、前記分割手段からの他方の分割光を受光し、前
    記参照光路との間に光路差を生じさせる移動鏡と、一端
    が前記回転体に設けられ、他端が移動鏡に設けられたア
    ームと、前記固定鏡からの反射光と前記移動鏡からの反
    射光とを合成して干渉光を得る合成手段と、を含み、前
    記回転体の回転に伴って前記アームの移動鏡側が、該回
    転体と同心円上を回転することにより、該移動鏡を、該
    回転体の回転角に応じた距離だけ移動させることを特徴
    とする角度計。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の角度計
    において、前記固定鏡及び/又は移動鏡は、コーナーキ
    ューブミラーであることを特徴とする角度計。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の角度計
    において、前記一方の回転体の回転軸の一端側に設けら
    れ、該回転体の回転角情報を得る角度情報取得手段と、
    前記角度情報取得手段により得られた一方の回転体の回
    転角情報と、前記変換手段により得られた他方の回転体
    の回転角情報とを比較する比較手段と、を備えたことを
    特徴とする角度計。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の角度計において、前記一
    方の回転体回転軸の前記角度情報取得手段に対し他端側
    に設けられ、該回転体を回転可能な駆動手段を備えたこ
    とを特徴とする角度計。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載のいずれかに記載の
    角度計において、前記回転体の同心円上に検光子を固定
    したことを特徴とする旋光計。
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