JP2000304585A - 流量計測装置 - Google Patents
流量計測装置Info
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Abstract
けやすいセンサエレメントを採用した流量計測装置の長
期信頼性を向上する。 【解決手段】ルーバー11と、当該ルーバーに対して所
定の角度をなすガイド12と、当該ルーバーと当該ガイ
ドとの組み合わせによりろ過された汚染物質を排除する
排除口13とを組み合わせた流れ方向変換手段を使っ
て、流量検出部20に清浄な流体が流れるようにする。
Description
を計測する流量計測装置に係わる。また、自動車エンジ
ンにおいて、吸入空気量を計測し、その結果に基づいて
燃料噴射量を決める燃焼制御システムに係わる。
る。ここでは自動車の吸入空気量計測を例に説明する。
代表的な空気流量計測装置として、ホットワイヤエアフ
ローセンサ、中でも巻き線式エアフローセンサと呼ばれ
るものがある。当該センサの流量検出部は白金素線を小
型のアルミナボビンに巻き付けたもので、電流を流し、
発熱させて使用する。発熱した流量検出部に空気が当る
と、空気中の分子は流量検出部から熱を奪うので、当該
流量検出部の温度は低下し、白金素線の電気抵抗値が変
化する。当該電気抵抗値の変化を、例えばホイートスト
ンブリッジ回路を応用して計測する。当該電気抵抗値の
変化は、流量検出部の温度変化をもたらした気体分子の
数、即ち吸入空気の質量流量に相関する。従って巻き線
式エアフローセンサを使うと、気体の体積流量ではな
く、エンジンの燃焼制御に必要な質量流量を直接計測で
きる。
線をそのままではなく、アルミナボビンに巻くことで、
流量検出部に塵や液滴がぶつかっても断線しにくい構造
になっている。自動車エンジンの吸入空気量計測では、
吸気管上流部に設けたエアフィルタを通過した微細な塵
や液滴が流量検出部にぶつかることがあるが、上記ホッ
トワイヤ式エアフローセンサによると、信頼性の高い計
測を長期にわたって実現できる。
ローセンサより応答性がよく、小型かつ高機能なシリコ
ンエレメントを使ったエアフローセンサが注目されてい
る。これを簡単のためシリコンエアフローセンサと呼ぶ
ことにする。シリコンエアフローセンサにも幾つかの種
類があるが、計測原理の基本は上記巻き線式エアフロー
センサと変らない。流量検出部は、シリコン基板上に設
けた小型ダイヤフラムとその上にパターニングした抵抗
線から構成される。当該抵抗線の抵抗値変化を基に空気
流量を計測する。前記ダイヤフラムの寸法は、一例とし
て、面積数ミリ角以下、厚さは1ミクロン程と極小型
で、通常はエッチングなどのシリコンマイクロマシーニ
ング技術を駆使して作られる。薄いダイヤフラム上の抵
抗線は周囲から熱的にほぼ絶縁された状態にあり、また
熱容量も小さいため、センサとして例えば1ミリ秒とい
った高い応答性を確保できる。また、小型センサであり
ながら、上記抵抗線のパターンを変更することで、例え
ばエンジン燃焼室からの逆流検知といった機能を付加す
ることも容易である。
ンの吸入空気量を応答遅れなく正確に捉えることができ
るので、多気筒エンジンの場合、当該センサを通過した
空気がどの気筒に流れ込むかの判断が容易になる。この
ため、気筒別の空気量を正確に求めることができる。こ
れによると、エンジンの燃焼制御において気筒毎の吸入
空気量を正確に測定し、その結果に基づき、燃料噴射量
を気筒別に最適制御できる。
リコンエアフローセンサには長期信頼性の確保の点で課
題が残されていた。具体的には、上記エアクリーナを通
過した計測流体に含まれる微細な塵や液滴など汚染物質
が、エンジン回転数高い状態で上記小型ダイヤフラムに
激しくぶつかると、ダイヤフラムに機械的な損傷を与え
る場合がある。エアクリーナ通過後の汚染物質は例えば
粒径が10ミクロン程度と極めて小さいので、エンジン
本来の機能に影響することはないが、厚さ1ミクロンの
ダイヤフラムを有する上記シリコンエアフローセンサへ
の影響は考慮する必要がある。これに対する対策例とし
て、エンジン吸気管のセンサ上流部に、通常のエアクリ
ーナとは別の網目状のフィルタを設ける方法が採られて
いるが、吸気管のエアクリーナを通過する塵の大きさは
上記の如く極めて小さいので、これらを充分取り除こう
とすると当該フィルタでの圧損が大きくなり、エンジン
としての機能に支障きたすという問題があった。
に晒して流量を測定する一般の工業計測用エアフローセ
ンサについても指摘されている。この場合、白金素線を
アルミナボビンに巻くことなく、流量検出部の熱容量を
小さく抑えているので、高い応答性を得ることができる
が、塵や水滴などの汚染物質の衝突により当該白金素線
が断線し、センサの交換が頻繁に必要になる場合があ
る。
方法を変えることなく上記課題を解決するには、粒径1
0ミクロン程度の汚染物質の除去が可能で、流れに対す
る圧損が少なく、且つ通常のエアフィルタと同様に実装
容易なフィルタ手段があればよい。これに最も近いもの
が、慣性フィルタといわれるもので、その基本構造を図
11に示す。塵や水滴などの汚染物質を含む汚染空気の
流れは、羽根によりその流れが急反転する。この際、汚
染物質はその慣性により空気の流れに追従できず、排気
ダクト側にろ過され、送風機により通路外に除去され
る。流れの方向変化を利用したフィルタであるので、圧
損は少ない。一方、図11の慣性フィルタでは、下流側
に清浄空気を送るために排気ダクト系が必須である。従
って、このままではエンジンなど既存のシステムへの実
装は困難であるが、上記課題を解決するには、流量計測
装置の流量検出部を流れる空気のみ清浄にできればよい
ので工夫の余地がある。自動車エンジンの例でみると、
吸気管内の空気は既に通常のエアクリーナを通過したも
のであるから、そこに含まれる汚染物質は、流量計測装
置に悪影響を与えても、エンジン本来の機能に影響を与
えるものではない。従って、上記排気ダクト系のない慣
性フィルタを構成すればよい。排気ダクト系のない慣性
フィルタ構造と高性能エアフローセンサとを組み合わせ
ることで、エンジンなど既存のシステムを大きく改造す
ることなく高精度に流量計測のできる流量計測装置を提
供できる。本発明は、流れに含まれる汚染物質がシステ
ム本来の機能に影響を与えないが、高性能な流量検出部
の信頼性に影響する場合に広く適用できる。
であり、その手段は、流量計測の対象とする主流から流
量検出部に流入する流体の運動(速さや方向)を所望の状
態にする流れ制御手段を備えた流量計測装置であって、
前記流れ制御手段は、計測の妨げとなる汚染物質を除去
する慣性フィルタとして機能する流れ方向変換手段を有
し、且つ前記流量検出部を当該流れ方向変換手段通過後
の清浄な流れの中に配置するようにしたことを特徴とす
る流量計測装置であり、また、流量計測装置の上流側
に、上記流れ方向変換手段とは異なる第二の流体浄化手
段(フィルタ)を設け、上記流量検出部を通過した清浄
な流体と、上記流れ方向変換手段がろ過した汚染物質と
を、流量検出部よりも下流で再び合流させるようにした
ことを特徴とする流量計測装置である。ここで第二の流
体浄化手段とは、システム本来の機能に影響する流体中
の汚染物質を除去するための流体浄化手段である。
羽根を角度θ傾けて間隔Pで並べたルーバーと、当該ル
ーバーに対して角度δをなすガイドと、当該ルーバーと
当該ガイドとの組み合わせによりろ過された汚染物質を
排除する排除口とを有するようにしたことを特徴とする
流量計測装置であり、更に、これらの流量計測装置を用
いて吸入空気量を計測し、燃料噴射量を制御する自動車
エンジンの燃焼制御システムである。
細に説明する。以下同じ数字は同じあるいは同類の対象
を示すものとする。
測装置の説明図を示す。計測の対象は、自動車エンジン
の吸入空気量である。
する。11は複数の羽根を並べたルーバーを、12は当
該ルーバーに対して一定の角度をなす流れのガイドを、
13は当該ルーバーと当該ガイドとの組み合わせにより
ろ過された塵や水滴などの汚染物質を排除する排除口を
示す。ルーバー11,ガイド12、および排除口13を
組み合わせて、慣性フィルタとして機能する流れ方向変
換手段を構成している。20は流量検出部を、30は当
該流量検出部の保護管を、また40は検出された流量信
号を補正処理するための信号処理手段を各々示す。流量
検出部20,保護管30、および信号処理手段40を合
わせて通常のエアフローセンサを構成している。シリコ
ンエアフローセンサの場合、流量検出部20はシリコン
を加工して製造されたセンサエレメントである。50は
エンジン吸気配管の一部を、51はその接続手段を示
す。60はエンジン吸気管上流部に設けたエアクリーナ
を示す。図11では、塵や水滴などの汚染物質を分かり
やすく白丸で示しているが、実際の大きさは例えば粒径
10ミクロン程度の小さい汚染物質が対象となる。粒径
のより大きな汚染物質は、エアクリーナ60で既にろ過
されている。エアクリーナ60を通過した汚染物質は、
エンジン本来の機能に影響するものではないが、当該汚
染物質がエンジン高速回転時にシリコンエアフローセン
サの流量検出部に勢いよくぶつかると、当該流量検出部
に機械的な損傷を与える場合がある。
しているが、例えば吸気管50の図上半分を通過する空
気が両者の間を通過するよう、ルーバー11は金属や耐
熱樹脂製の板を吸気管内に収まるようにブラインド状に
並べて、ガイド12は吸気管の長手方向に板を置いて構
成できる。ルーバー11とガイド12は、吸気管に後か
ら挿入してもよいが、図の断面で二分割した吸気管を成
型し、予めルーバー11とガイド12の構造を同時成型
しておけば、二つの分割した部材を組み合わせるだけ
で、流れ方向変換手段を内蔵した吸気管を構成できる。
各々の部材は、金属材料やセラミックス,耐熱性を有す
る樹脂などを使って成型できる。
エアクリーナ60を通過した空気の一部は、ルーバー1
1とガイド12の間に流れ込む。流れはルーバー11を
通過する際に方向反転するが、流体中の汚染物質はその
慣性により方向転換に追従できずに取り残される。ろ過
された汚染物質は排除口13の方に押しやられる。ここ
で、排除口13の内側の流れより外側の流れ(主流)の
方が一般に速いため、汚染物質は排除口13から差圧に
よって外へ引き出され、再び主流と合流し、流量検出部
20よりも下流へと流される。これに対し、流量検出部
20を通過する流れはルーバー11を通過した清浄な流
れであるので、当該流量検出部が汚染物質に晒されるこ
とはない。保護管30は、燃焼室側からの吹き返しから
流量検出部20を守るための手段であるが、ルーバー1
1を通過した流れが乱れている場合、その乱れを低減す
る役目も果たす。流量検出部20で検出された流量は、
計測対象である主流の流量と相関するが、そのものでは
ない。信号処理手段40においてこれを補正し、センサ
の出力とする。信号の補正には、予め実験的に求めた補
正関数を使ったり、あるいはセンサ毎に調整したデータ
マップの値を信号に応じて補間処理して出力することが
できる。
する。図2には図1と同様に断面のみを示す。流れ方向
変換手段は、長さLの羽根を角度θ傾けて間隔Pで並べ
たルーバー11と、ルーバー11に対して角度δをなす
ガイド12と、ルーバー11とガイド12との組み合わ
せによりろ過された汚染物質を排除する排除口13とを
有する。ここで角度δは、場所によって変えてもよい。
それぞれのパラメータを変更すると集塵効率が変化す
る。図11に示した従来慣性フィルタの集塵効率につい
ては、日立評論VOL.52No.10(1970)に岡
田らの研究報告がある。それによると、車両用慣性分離
形集じん器の場合、羽根の長さLと間隔Pを等しく採
り、具体的には20mmとし、羽根の傾斜角度θを20°
以下とし、また角度δを4°とする場合に、粒径10ミ
クロンの粉塵粒子で約80%の集塵効率が実験確認され
ている。本発明の流れ方向変換手段は上記車両用慣性分
離形集じん器とは大きさが異なる。しかし、慣性フィル
タとして機能する流れを再現するため上記パラメータの
選定を参考にするなら、羽根の長さLと間隔Pを等しく
とること、吸気管内の流れは必ずしも管に平行ではない
ので羽根の傾斜角度θを10°から30°の範囲とし、
望ましくは20°近傍とすること、また集塵効率を維持
したまま全体寸法を小さくするため角度δを少なくとも
排除口13の近くで10°以下とし、望ましくは4°近
傍とすることが設定の一つの基準となる。ここで車両用
慣性分離形集じん器で採用された羽根の長さLと間隔P
の寸法20mmは装置サイズに依存した値であるから、本
発明の流れ方向変換手段には適当でない。羽根の長さL
と間隔Pは装置毎の調整パラメータとすることができ
る。
影響する。流速が遅くなれば慣性効果は低減し、よい集
塵効率は得られない。しかし、我々の目的は、速い速度
で流量検出部にぶつかる汚染物質を効果的に除去するこ
とにあるので、低速の吸入空気流中に汚染物質が残留
し、浮遊していても問題ない。
測装置の説明図を示す。本実施例は、上記本発明第1の
実施例で説明した流れ方向変換手段を吸気管全体に適用
した場合を示す。この場合、流れは必ずルーバー11を
通過するので、流量検出部20を通過する流れの主流に
対する割合、つまり分流比率の変化を、計測する流速範
囲に亘って小さく抑えることができる。このため、信号
処理手段40の補正処理が容易になる。
測装置の説明図を示す。本実施例は、上記本発明第1の
実施例で説明した流れ方向変換手段を、計測すべき主流
の順流方向とその逆流方向とについて対称にした場合を
示す。本実施例によると、流量検出部を通過する順流と
逆流の流れを同じにできるので、流量検出部20に順流
のみでなく逆流も検知可能なセンサエレメントを採用す
れば、順流逆流の何れをも正確に検知することができ
る。従って、エンジンの吸入空気の流れに脈動がある場
合でも、各気筒への吸入空気量を正確に計測できる。ま
た、図4の70は、流量検出部と流れ方向変換手段を含
み、且つ吸入配管部に着脱可能な吸気管一体構造モジュ
ールを構成している。当該モジュールを採用するとエン
ジンへの実装が容易になる。
測装置の説明図を示す。本実施例は、上記本発明第1の
実施例で説明した流れ方向変換手段を、流量検出部20
に付属する副通路90内に実装した場合を示す。短い管
路で流れ方向を変換するので、流量検出部20を通過し
た流れが乱されないよう、ルーバー11の近傍の清浄な
流体側に整流羽根14を設け、流れを整えるようにして
いる。また汚染物質の排除口13では、外部の流れによ
って生じる圧力変化を利用して汚染物質の排除を促すよ
うにしている。排除口13の構造は、内側が広く外側が
狭い通路構造にしている。これにより外部から逆に空気
が流入するのを抑制できる。また、排除口13の出口側
には突起15を設け、外部の流れと共に排除口13の出
口側に圧力の低い部分が効果的に発生するようにしてい
る。80は外部への電気的な接続端子を示す。
量計測装置のAA断面図を示す。副通路90を流れる空
気は、通路のくびれ構造91によって効果的に流量検出
部20に集められる。これにより流れの乱れを抑制でき
るので、流量検出部20においてS/N比のよい流量検
出ができる。図5と図6に示す副通路90は、例えば図
6のBとCのように二つの部材に分けて製造し、流量検
出部20を挟み込むように組み合わせて構成できる。二
つに分けた部品それぞれに、ルーバー11や整流羽根1
4の部分を一体成型しておけば、これらを組み合わせる
だけで、所望の流れ方向変換手段を得ることができる。
もちろんそれぞれの部材への分け方は一通りでなはな
く、例えば一方の部材に種々の構造を成型し、他方を蓋
のようにしてもよい。流れ方向変換手段を含む副通路9
0は、金属材料やセラミックス,耐熱性を有する樹脂な
どを使って成型できる。
測装置の説明図を示す。本実施例は、上記本発明第1の
実施例で説明した流れ方向変換手段を、流量検出部20
に付属する副通路90内に実装した別の構造を示す。ル
ーバー11,ガイド12,排除口13から構成される流
れ方向変換手段を通過した空気は、ルーバーの方向にそ
のまま流れ、流量検出部20を通過した後、副通路90
の側面に設けたルーバー16から外部へ流れ出るように
している。上記本発明第4の実施例と比べると、図7の
構造は、過剰な空気が流入した場合、複数のパスに流れ
を逃がすことができるので、例えば高流量域で非線形と
なる特性を有するセンサエレメントを流量検出部20を
使う場合、流量の検出範囲を広げることができる。この
場合も、流量検出部20の出力と主流の流れとに一対一
の対応があれば、信号処理手段40で流量信号を補正で
きる。
量計測装置のAA断面図を示す。図7に矢印で示す副通
路内の流れを効果的に実現するため、副通路90の側面
に設けたルーバの羽根はくの字形にされている。また副
通路の外壁には突起15が設けられている。これらは順
流と逆流それぞれの方向に対称な構造を採っており、流
量検出部20で両方の流れを同じ感度で検出できるよう
にしている。
量計測装置の流れ方向手段の拡大図を示す。図9では、
上記本発明第4の実施例のように整流羽根14を設けた
場合を示している。また、汚染物質の排除口13も同様
に、内側が広く外側が狭い通路構造を採用している。
がシリコンを加工して製造されたセンサエレメントであ
る場合を例に図を示したが、白金抵抗素線をそのまま用
いた流量検出部のように、流体中の汚染物質によって機
械的ダメージを受けやすい流量検出部に対しても、流量
検出装置の信頼性を同様に向上できる。
ジン燃焼制御システムの説明図を示す。100は本発明
に係わる流量計測装置を、101は燃料噴射手段を、1
02は排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素濃度測定手
段を、103はエンジン制御のための電子制御ユニット
を、104は吸気管のスロットルを、105は燃焼室を
各々示す。また信号Saはその他センサや外部装置から
の入力を、信号Sbはその他センサや外部装置への出力
を示す。上記燃焼制御システムでは、流量計測装置10
0により吸入空気量を計測し、フィードフォワード制御
のための信号を電子制御ユニット103に出力する。ま
た、酸素濃度測定手段102は、フィードバック制御の
ための信号を電子制御ユニット103に出力する。両者
の測定結果を基に電子制御ユニット103は適正な燃料
噴射量を計算し、燃料噴射手段101に必要な燃料噴射
時間とタイミングを与えるパルス信号を出力する。燃料
噴射量とタイミングを計算する際には、エンジンの回転
数や燃焼気筒の判別に必要となるクランク角度センサの
出力などを信号Saとして参照する。上記本発明に係わ
る流量計測装置100は、流量検出部20に高い検出精
度を有するセンサエレメントを用いながら、長期に亘る
信頼性を確保できるので、システムとしての精度と信頼
性を向上できる。上記流量計測装置100は、例えば図
4に示した吸気管一体構造モジュールや図5,図6に示
した副通路構造を採ることで、エンジンへの実装が容易
である。吸気管一体構造モジュールの場合、スロットル
104をその一部に含むようにしてもよい。この場合、信
号処理手段40でスロットル開度が分かるよう、スロッ
トル開度信号を入力しておくと、各スロットル開度に応
じた正確な流量補正をすることもできる。逆に電子制御
スロットルに対し開度制御をすることもできる。この場
合、吸気管一体構造モジュールに別途電子制御ユニット
を設け、その中で流量信号の補正をするようにしてもよ
い。
性フィルタ機能を有する流れ方向変換手段によって、小
さな圧力損失で、微細な塵や水滴など計測の妨げとなる
汚染物質を効率的にろ過できる。
方向変換手段とは異なる第二の流体浄化手段を設け、上
記流量検出部を通過した清浄な流体と、上記流れ方向変
換手段がろ過した汚染物質とを、流量検出部よりも下流
で再び合流させることによって、被計測システムへの当
該流量計測装置の実装を容易にできる。ここで第二の流
体浄化手段とは、システム本来の機能に影響する流体中
の汚染物質を除去するための流体浄化手段である。エン
ジンの吸入空気量計測の場合、上記第二の流体浄化手段
として通常のエアクリーナを用いれば、吸気配管の一部
を本発明に係わる吸気管一体モジュールで置き換えると
いう簡単な方法で、流量計測装置のエンジン実装ができ
る。
Lの羽根を角度θ傾けて間隔Pで並べたルーバーと、当
該ルーバーに対して角度δをなすガイドと、当該ルーバ
ーと当該ガイドとの組み合わせによりろ過された汚染物
質を排除する排除口とを用いることで、実装に有利な簡
単な構造でありながら、粒径10ミクロン程の微細な汚
染物質をろ過できる。
空気量を計測し、燃料噴射量を制御する自動車エンジン
の燃焼制御システムでは、正確な空気量計測を長期に亘
って確実にできるので、システムとしての精度と信頼性
を向上できる。
シリコン製のセンサエレメントや、白金抵抗素線を直接
流体中に張って高い応答性を得るようにした流量検出部
など、高性能である反面壊れやすい構造のセンサエレメ
ントとを組み合わせれば、汚染物質による流量検出部の
機械的損傷を低減し、流量計測装置及びそれを含むシス
テムの精度と信頼性を長期に亘って確保できる。
明図。
明図。
明図。
明図。
A断面図。
明図。
A断面図。
れ方向変換手段の拡大図。
説明図。
換手段のガイド、13…流れ方向変換手段の汚染物質排
除口、14…流れ方向変換手段の整流羽根、15…流れ
の中に圧力の低い部分を作るための突起状構造体、16
…副通路側面に設けたルーバー、20…流量検出部、3
0…保護管、40…信号処理手段、50…吸気管(被計
測流体の流れる配管)、51…吸気管(配管)の接続手
段、60…エアクリーナ、70…吸気管一体構造モジュ
ール、80…電気的接続端子、90…副通路、91…通
路のくびれ構造、100…本発明に係わる流量計測装
置、101…燃料噴射手段、102…酸素濃度測定手
段、103…エンジンの電子制御ユニット、104…ス
ロットル、105…燃焼室。
Claims (14)
- 【請求項1】流量を検出する検出部と、 前記検出部に流入する流体の流れを制御する流れ制御手
段とを備えた流量計測装置であって、 前記流れ制御手段は前記流体の中の汚染物質を除去する
慣性フィルタとして機能し、前記検出部の近傍に設けら
れたことを特徴とする流量計測装置。 - 【請求項2】請求項1において、 上流側に前記流れ方向変換手段とは別の第二の流体浄化
手段を設け、 前記流量検出部を通過した清浄な流体と、前記流れ方向
変換手段がろ過した汚染物質とを、前記流量検出部より
も下流で再び合流させることを特徴とする流量計測装
置。 - 【請求項3】請求項1または2において、 前記流れ方向変換手段は、長さLの羽根を角度θ傾けて
間隔Pで並べたルーバーと、前記ルーバーに対して角度
δをなすガイドと、前記ルーバーと前記ガイドとの組み
合わせによりろ過された汚染物質を排除する排除口とを
有することを特徴とする流量計測装置。 - 【請求項4】請求項3において、 前記羽根の長さLと前記間隔Pとを同じ長さにすること
を特徴とする流量計測装置。 - 【請求項5】請求項3において、 前記角度θを10°から30°の範囲にすることを特徴
とする流量計測装置。 - 【請求項6】請求項3において、 前記角度δを少なくとも前記排除口近傍で10°以下に
することを特徴とする流量計測装置。 - 【請求項7】請求項3から6のいずれかにおいて、 前記ルーバー近傍の清浄な流体側に整流羽根を設けるこ
とを特徴とする流量計測装置。 - 【請求項8】請求項3から7のいずれかにおいて、 前記排除口は、内側が広く外側が狭い通路構造をなすこ
とを特徴とする流量計測装置。 - 【請求項9】請求項1から8のいずれかにおいて、 前記流れ方向変換手段を、前記主流の順流方向とその逆
流方向とについて対称な構造とすることを特徴とする流
量計測装置。 - 【請求項10】請求項1から9のいずれかにおいて、 前記流量検出部は、シリコンを加工して製造されたセン
サエレメントであることを特徴とする流量計測装置。 - 【請求項11】請求項1から9のいずれかにおいて、 前記流量検出部は、白金抵抗素線であることを特徴とす
る流量計測装置。 - 【請求項12】請求項1から11のいずれかにおいて、 前記流れの方向変換手段を、前記流量検出部と一体に構
成した副通路内に設けたことを特徴とする流量計測装
置。 - 【請求項13】請求項12において、 前記流れ方向変換手段を具備した副通路を、予め成型さ
れた少なくとも二つの部材を組み合わせて構成すること
を特徴とする流量計測装置。 - 【請求項14】請求項1から13のいずれかに記載の流
量計測装置を用いて吸入空気量を計測し、燃料噴射量を
制御する自動車エンジンの燃焼制御システム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11594899A JP3950578B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 流量計測装置 |
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