JP2000304732A - ガス濃度センサ - Google Patents
ガス濃度センサInfo
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Abstract
ス濃度センサを提供すること。 【解決手段】 反射面34における測定室32の側壁と
接する縁部に、底面が反射面34と略平行となるよう凹
部34aを形成し、反射面34の縁部と超音波素子33
との距離を、反射面34の中央部と超音波素子33との
距離より長くする。この結果、測定室32の側壁に斜め
に入射し、測定室32の側壁に沿って伝播する異経路波
は、凹部34aの底面に反射されて伝播する。即ち、反
射面34が平面の場合に比べ、この異経路波の伝播距離
は長くなるので、この異経路波が直波の変調点付近で合
成されることはない。つまり、直波の変調点の検出を正
確に行うことができるので、送受信波の変調点間の時間
を超音波の伝播時間として測定することができ、精度の
高いガス濃度の測定が可能となる。
Description
エンジンの吸気管へ供給される例えば吸入空気中の蒸発
燃料等の可燃性ガスのガス濃度、又は、燃料電池の燃料
ガス中若しくは排出ガス中のガス成分のガス濃度を測定
するガス濃度センサに関する。
り、燃料タンクからエンジンへの燃料の供給系として
は、燃料タンクからフューエルポンプにより汲み上げた
燃料を、燃料配管を介してインジェクタへ送る第1の供
給系がある。
する蒸発燃料をキャニスタで一時的に吸着し、このキャ
ニスタに溜まった燃料をパージして、パージガスとして
吸気管へ送る第2の供給系がある。従って、エンジンで
は、インジェクタからの噴射燃料に加えて、パージガス
等の蒸発燃料(以下単にパージガスと記す)を、シリン
ダ内で燃焼させるようになっている。
エンジンに供給することにより、燃焼制御において空燃
比が理論空燃比からズレてしまうと、触媒のCO,H
C,NOxの浄化能力が激減することになり、その結
果、排出ガス中のCO、HC、NOx等が増加してしま
う。
媒不活性時において、燃焼用主燃料系としてパージガス
を使用するためには、パージガスの濃度を高精度で測定
し、且つその供給量を最適に制御することが極めて重要
である。パージガスの測定用センサとしては、例えば超
音波を利用したもの(超音波センサ)が考えられ、その
開発が進められているが、必ずしも十分ではない。
波素子に変調点を有する超音波を送受信させ、送受信波
の変調点間の時間(つまり、超音波の伝播時間)に基づ
いてパージガスの濃度を検出するものがあるが、超音波
素子にて実際に受信される超音波は、音圧が最も高く、
最短経路を辿って伝播する成分(直波)と、音圧が比較
的低く、直波より伝播距離が長い成分(異経路波)との
合成波となる。
波が、直波の変調点付近で合成され、測定対象である直
波の変調点の検出が困難となり、直波の伝播時間を正確
に測定できないという問題があった。従って、パージガ
スの濃度の測定結果に基づいて、パージガスの濃度の制
御を精度良く行なうことが極めて難しいという問題があ
った。
力源として燃料電池の開発が盛んに行われている。この
燃料電池には溶融炭酸塩型やリン酸型等の方式がある
が、起動・停止の容易さや高出力密度、小型軽量である
等の利点を有する高分子電解質型(PEFC)が特に注
目されている。
とするが、この水素はメタノールの改質ガスとして改質
機を通して得るのが一般的手法とされている。この際、
より効率的な発電のためにこの改質ガス中の水素濃度を
測定することは極めて重要である。この水素濃度を測定
するガス濃度センサは、可燃ガス中での使用が前提とさ
れるため、その作動温度が低いことが望まれている。こ
のような例としては、特公平7−31153号公報にプ
ロトン導電体膜を用いたセンサ等が開示されているが、
完全に非加熱なものではない。また、ナフィオンを電解
質とした電流測定方式のセンサ等も提案されているが、
燃料始動時に大量に発生するCOにより電極が被毒し、
また湿度依存も大きい等の問題がある。
検知し、雑ガス成分による被毒や湿度依存を減じる方法
として、上記エンジンに使用したような超音波センサを
利用する手法も提案されている。しかしながら、特に水
素ガスのように分子量の小さいガス成分を検出対象とす
る場合には音速が極めて高速となり、異経路波が直波に
重なる可能性が高いため変調点を検出することが困難と
なり、伝播時間測定の困難性が一層顕在化してくるとい
う問題が生じた。
に際しては、超音波の送信時に発生したコントローラの
スイッチングノイズや超音波の残響までもが、反射面か
ら返ってきた受信波に重なり、受波が妨げられるという
問題があった。本発明は前記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、直波の伝播時間を正確
に測定することができ、例えばパージガスのような特定
ガス、あるいは燃料電池に使用される特定ガス等のガス
濃度を高精度に測定することができるガス濃度センサを
提供することである。
するための請求項1の発明は、被測定ガスを流入出させ
る流入孔及び流出孔を備えた測定室と、該測定室内で互
いに対向する2カ所の壁面の内の一方に設けられ、他方
の壁面に向けて超音波を送信すると共に、該壁面を反射
面として反射してくる超音波の反射波を受信可能な超音
波素子と、該超音波素子に対して、少なくとも一つの変
調点を有する超音波を送信させると共に前記反射波を受
信させ、前記超音波の送信時から前記反射波の受信まで
の伝播時間を前記変調点を利用して計測し、該伝播時間
に基づいて、前記被測定ガス中の特定ガスのガス濃度を
検出するガス濃度検出手段と、を備えるガス濃度センサ
において、前記測定室を、前記反射面の縁部と前記超音
波素子との距離が、前記反射面の中央部と前記超音波素
子との距離より長くなるよう形成したことを特徴とする
ガス濃度センサを要旨とする。
サでは、反射面の縁部と超音波素子との距離を、反射面
の中央部と超音波素子との距離より長くしている。これ
により、測定室の側壁に沿って伝播する異経路波の伝播
距離は長くなるので、異経路波が、直波の変調点付近で
合成されることをなくすことができる。
ことができるので、正確な伝播時間の測定ができ、精度
の高いガス濃度の測定が可能となる。そして、この高い
精度の測定結果に基づいて、精密にガス濃度を調節する
ことにより、例えば、空燃比制御等を好適に行うことが
できる。
入出させる流入孔及び流出孔を備えた測定室と、該測定
室内で互いに対向する2カ所の壁面の内の一方に設けら
れ、他方の壁面に向けて超音波を送信すると共に、該壁
面を反射面として反射してくる超音波の反射波を受信可
能な超音波素子と、該超音波素子に対して、少なくとも
一つの変調点を有する超音波を送信させると共に前記反
射波を受信させ、前記超音波の送信時から前記反射波の
受信までの伝播時間を前記変調点を利用して計測し、該
伝播時間に基づいて、前記被測定ガス中の特定ガスのガ
ス濃度を検出するガス濃度検出手段と、を備えるガス濃
度センサにおいて、前記測定室の前記反射面の面積を、
前記超音波素子の開口面の面積以上にしたことを特徴と
するガス濃度センサを要旨とする。
サでは、測定室の反射面の面積を、超音波素子の開口面
の面積(詳しくは、超音波を送受信する部分の面積)と
少なくとも等しく、好ましくはより大きくしている。そ
のため、直波と平行に送信された超音波成分中に、測定
室の側壁に入射する成分はなくなるので、直波の伝播時
間に極めて近い時間で伝播する異経路波成分はなくな
る。従って、直波の変調点の検出を正確に行うことがで
きるので、正確な伝播時間の測定ができ、精度の高いガ
ス濃度の測定が可能となる。そして、この高い精度の測
定結果に基づいて、精密にガス濃度を調節することによ
り、例えば、空燃比制御等を好適に行うことができる。
面の面積と等しい場合は、例えば、反射面近傍にて測定
室の側壁に入射する異経路波が問題になる場合がある。
つまり、この成分は、測定室の側壁に入射した後、反射
面と超音波素子との間をこの側壁に沿って直波と平行に
伝播するため、直波の伝播時間に比較的近い時間で伝播
するのである。
超音波素子の開口面の面積より大きくすれば良い。この
場合、測定室の側壁に入射する異経路波は、測定室の側
壁に入射後、反射面と超音波素子との間をこの側壁に沿
って伝播する。そのため、直波の伝播時間は、この異経
路波に比べ、十分に短くなるため、直波の変調点の検出
を一層正確に行うことができ、伝播時間の測定を正しく
行うことができる。
おける反射面の縁部と超音波素子との距離を、請求項1
のように、反射面の中央部と超音波素子との距離より長
くすれば、前記の異経路波の伝播時間はさらに長くな
り、直波の変調点の検出精度をさらに向上することがで
きる。
出手段は、前記超音波素子に、少なくとも1回の周波数
変調を伴った超音波を送受信させ、前記超音波の変調点
を利用して求めた伝播時間に基づいて、前記特定ガスの
ガス濃度を検出するものであることを特徴とする請求項
1または2に記載のガス濃度センサを要旨とする。
項1または2の発明を例示したものである。例えば、周
波数をF1からF2に1回だけ変調した超音波を送信す
ると、受信波にも、その周波数変化が反映される。従っ
て、例えば、直波における周波数の切換点(つまり、送
信波−反射波の各々の変調点)間の時間を測定すれば、
伝播時間が判る。つまり、信号の強弱にかかわらず、正
確に超音波の伝播時間を測定することができる。
出手段は、前記超音波素子に、少なくとも1点の逆位相
成分を入れた超音波を送受信させ、前記超音波の変調点
を利用して求めた伝播時間に基づいて、前記特定ガスの
ガス濃度を検出するものであることを特徴とする請求項
1または2に記載のガス濃度センサを要旨とする。
項1または2の発明を例示したものである。例えば、1
点の逆位相成分(180度)を導入した超音波を送信す
れば、送信波の逆位相ポイントには、信号波形が表れな
い。そして、この逆位相ポイントは受信波である反射波
にも反映され、信号波形がない箇所が表れる。従って、
例えば、直波における逆位相ポイント(つまり、送信波
−反射波の各々の信号波形がない箇所)間の時間を測定
すれば、伝播時間が判る。つまり、信号の強弱にかかわ
らず、正確に超音波の伝播時間を測定することができ
る。
一般的な位相変調による位相の切換点であっても良い。
つまり、超音波素子に送信させる超音波の波形に少なく
とも1箇所の位相切換点(例えば、位相をθ度から(θ
+180)度に切換えた点)を導入すれば、受信波にも
この位相切換点が反映されて表れる。従って、例えば、
直波における位相切換点(つまり、送信波−反射波の各
々の位相切換点)間の時間を測定すれば、伝播時間が判
る。つまり、信号の強弱にかかわらず、正確に超音波の
伝播時間を測定することができる。
出手段は、前記超音波素子より超音波を送信させ、該超
音波を前記反射面にて反射させた後、前記超音波素子側
にて反射させて再度反射面にて反射させ、最初の反射波
より後の反射波の受信までの伝播時間を計測し、該伝播
時間に基づいて、前記特定ガスのガス濃度を検出するも
のであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載のガス濃度センサを要旨とする。
項1〜4のいずれかの発明において、超音波の伝播時間
をより高精度に測定するものである。例えば、経時劣化
等により超音波素子の例えばモールド材の特性が変化し
た場合には、劣化品において最初の反射波(第1反射
波)の伝播時間は、新品の第1反射波の伝播時間と比べ
て長くなるので、新品の第1反射波の伝播時間に基づい
て、特定ガスのガス濃度を測定すると、正確にガス濃度
を検出できない。一方、最初の反射波より後の反射波
(例えば第2反射波)は、単に超音波素子の表面で反射
するだけであり素子内部の構造に影響されないので、図
9に図示する様に、センサが劣化した場合でも、その伝
播時間の変動は少なく、劣化の影響が少ない。
では、劣化の影響を受け易い最初の反射波(第1反射
波)ではなく、劣化の影響を受け難い第2反射波以降の
反射波の伝播時間に基づいて、特定ガスのガス濃度を検
出するものである。これにより、精度の高いガス濃度の
測定ができ、よって、この高い精度の測定結果に基づい
て、精密にガス濃度を調節することにより、例えば空燃
比制御等を好適に行うことができる。
が、内燃機関用エンジンの蒸発燃料であることを特徴と
する前記請求項1〜5のいずれかに記載のガス濃度セン
サを要旨とする。請求項6に記載のガス濃度センサは、
ガス濃度センサの測定対象の特定ガスの種類を例示した
ものである。ここでは、特定ガスとして、パージガス等
の蒸発燃料を測定対象としている。これにより、燃料ガ
スのガス濃度を正確に測定できるので、空燃比制御等を
好適に行うことができる。
に示すように、その波形成分として直波、異経路波の他
にも、送信時に発生したコントローラのスイッチングノ
イズや超音波の残響等が現れる。図21(a)に示すよ
うに音速が十分に小さい場合には、これらの各波形成分
が一定の間隔をもって表れるため、各々の波形位置を明
瞭に把握することができる。このため、直波を基準とし
た伝播時間を正確に測定することができる。
に、音速が特に大きいような場合には、残響成分が十分
に収束しないうちに直波が受信されてしまうため、直波
の前半部が残響成分と重なってしまう場合がある。ま
た、直波と異経路波との伝播時間の差を十分にとること
ができないため、直波の後半部に異経路波が重なってし
まう場合がある。このような場合には、送信波の特定の
波形位置に対応する直波の波形位置を検出することが困
難となるため、伝播時間の正確な測定が困難となる。
具体的構成として、請求項7に記載された発明は、被測
定ガスを流入出させる流入孔及び流出孔を備えた測定室
と、該測定室内で互いに対向する2カ所の壁面の内の一
方に設けられ、他方の壁面に向けて超音波を送信すると
共に、該他方の壁面を反射面として反射してくる超音波
の反射波を受信可能な超音波素子と、該超音波素子に対
して、超音波を送信させると共に前記反射波を受信さ
せ、前記超音波の送信時から前記反射波の受信までの伝
播時間を、前記超音波の波形の特定位置を検出すること
により計測し、該伝播時間に基づいて、前記被測定ガス
中の特定ガスのガス濃度を検出するガス濃度検出手段と
を備えるガス濃度センサにおいて、前記測定室を、前記
反射面の中央部と前記超音波素子との距離が60mm以
上となるように形成したことを特徴とするガス濃度セン
サを要旨とする。
分子量が小さいガス成分の濃度を超音波センサにより測
定する場合を想定している。つまり、ガス濃度の測定の
際に音速が極めて大きくなるような場合においても、当
該ガス濃度を有効に検出することができるように、超音
波素子と反射面との距離を具体的に規定したものであ
る。
る実験結果より得られたものであるが、このように距離
を規定すると、反射波の伝播時間を十分にとることがで
きるため、送信波の残響成分が収束した後に反射波が超
音波素子に到達するようになる。この結果、残響成分が
反射波に重なることによる受波の妨害を回避することが
でき、反射波の到達を正確に検知することができる。こ
のことは、特に直波の先頭位置を基準として伝播時間を
測定する場合に都合がよい。
と超音波素子との距離を規定するだけでは、反射波(直
波)と残響成分との重なりの問題は解決できても、直波
と異経路波との重なりの問題は解決できない。このこと
は、伝播時間の測定を直波の先頭位置を基準に行う場合
には問題とならないが、直波の変調点を基準に行う場合
には、異経路波の重なりにより当該変調点を正確に検知
できないため問題となる。
十分に小さい場合には、各波形成分が一定の間隔をもっ
て表れるため、波形位置を明瞭に把握することができ
る。このため、伝播時間を正確に測定することができ
る。なお、この場合、請求項7記載の構成により、反射
面の中央部と超音波素子との距離が十分にとらえている
ため、伝播時間は図21(a)のときよりも長くなる。
音速が特に大きいような場合には、上記請求項7記載の
構成により、直波の前半部が残響成分と重なるという問
題が解消されても、直波と異経路波との伝播時間の差に
ついては何ら変わらないため、直波の後半部に異経路波
が重なる問題は解消されない。このため、伝播時間の測
定を直波の変調点を基準に行う場合には、送信波の特定
の波形位置に対応する直波の波形位置を検出することが
困難となり、伝播時間の測定が困難となる。
室が、前記反射面の縁部に、該反射面に平行な底面を有
する凹部が設けられ、該凹部の底面と前記超音波素子と
の距離が、前記反射面の中央部と前記超音波素子との距
離より18mm以上長くなるように形成されたことを特
徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガス濃度セン
サを要旨とする。
面に形成した凹部の底面と超音波素子との距離を具体的
に規定したものであり、上記請求項7と同様、ガス濃度
の測定の際に音速が極めて大きくなるような場合におい
ても、当該ガス濃度を有効に検出できる構成を具体的に
示したものである。
果により得られたものであり、このように距離を規定す
ると、直波の伝播距離と異経路波の伝播距離との差を十
分にとることができるため、直波が到達し終わった後に
異経路波が到達するようになる。この結果、異経路波が
直波に重なることによる受波の妨害を回避することがで
き、反射波の到達を正確に検知することができる。
成を採用した場合の受信波形が、図17に示されてい
る。このように、音速が大きい場合においても各波形成
分が一定の間隔をもって表れるため、各々の波形位置を
明瞭に把握することができる。このため、直波を基準と
した伝播時間を正確に測定することができる。
水素ガスであることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
かに記載のガス濃度センサを要旨とする。請求項9に記
載のガス濃度センサは、ガス濃度センサの測定対象の特
定ガスの種類を示したものであり、特に請求項7及び請
求項8のガス濃度センサがその有効性を顕著に発揮でき
る特定ガスとして示したものである。水素ガスは分子量
が小さく、その混合比が大きくなるに従い、ガス濃度測
定の際の音速が極めて大きくなるガスの一つである。こ
の水素ガスを測定対象としたものとしては、例えば燃料
電池等が挙げられる。
実施の形態の例(実施例)を、図面を参照して説明す
る。 (実施例1)本実施例は、超音波を利用したガス濃度セ
ンサにより、蒸発燃料のガス濃度を測定するものであ
る。
明する。図1はガス濃度センサを含むシステム構成図で
ある。図1に示す様に、本実施例では、エンジン1の吸
気管2には、その上流側より、吸入空気量を調節するス
ロットルバルブ3、パージガスのガス濃度を検出する第
4ガス濃度センサ24、燃料を噴射するインジェクタ6
が配置されている。
より、排ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ(全領
域空燃比センサ)8、排ガスを浄化する3元触媒9が配
置されている。また、エンジン1に燃料を供給する経路
として、液体の燃料を供給する第1の供給系と、気体
(ガス)の燃料を供給する第2の供給系を備えている。
11は、第1供給路12及び燃料ポンプ15を介して、
インジェクタ6に接続されている。従って、燃料は、ガ
ソリンタンク11から、燃料ポンプ15により、第1供
給路12を介してインジェクタ6に供給され、インジェ
クタ6から吸気管2内に噴射供給される。
ク11は、第2供給路13を介してキャニスタ14に接
続され、キャニスタ14は、第3供給路16及びパージ
バルブ17を介して、スロットルバルブ3と第4ガス濃
度センサ24との間の吸気管2に接続されている。
3、キャニスタ14、キャニスタ14からパージバルブ
17の間の第3供給路16には、各々蒸発燃料のガス濃
度を検出する第1ガス濃度センサ21、第2ガス濃度セ
ンサ22、第3ガス濃度センサ23が配置されている。
これら第1〜第3ガス濃度センサ21〜23は、いずれ
か1つを配置しても良い。尚、蒸発燃料のうち、キャニ
スタ14からパージ(蒸発による排出)されたものをパ
ージガスと称する。
燃料は、一旦キャニスタ14にて吸着され、このキャニ
スタ14で適宜外気が導入されて、燃料のパージが行わ
れる。そして、パージにより発生した蒸発燃料(パージ
ガス)は、パージバルブ17にてガス流量を調節され
て、スロットルバルブ3と第4ガス濃度センサ24との
間の吸気管2に供給される。
給量の制御や空燃比の制御などを、電子制御装置(EC
U)26で行なっている。このECU26には、第1〜
第4ガス濃度センサ21〜24(以下ガス濃度センサ2
5と総称する)、酸素センサ8、エアフロメータ10等
の各種のセンサからの信号が入力するとともに、パージ
バルブ17、スロットルバルブ3、インジェクタ6等の
各種のアクチュエータに制御信号を出力する。尚、EC
U26は、ガス濃度センサ25に対しても、そのオン・
オフ等の制御信号も出力する。
造及びその基本原理について説明する。まず、ガス濃度
センサ25の構造を説明する。本実施例のガス濃度セン
サ25は、圧電素子を利用して超音波を発生する超音波
式のガス濃度センサであり、特に超音波の送信と受信と
が兼用の超音波送受信素子(素子ASSY)を用いる。
ンサ25は、駆動・演算用回路31と、蒸発燃料を含む
吸入空気が導入される測定室32と、測定室32内で対
向する2箇所の端部の一方に設けられた超音波送受信素
子(以下単に超音波素子とも記す)33と、測定室32
内にて超音波を反射させるため、超音波素子33が設け
られた端部に対向する他方の端部に所定の距離Lだけ離
れて設けられた反射面34と、吸入空気が流入・流出す
る流入孔36及び流出孔37(図中には、入口36,出
口37とも記す)と、から成る。なお、反射面34にお
ける測定室32の側壁と接する縁部には、底面が反射面
34と略平行となるよう凹部34aが形成されている。
そのため、凹部34aの底面と超音波素子33との距離
は、反射面34の中央部と超音波素子33との距離よ
り、L’だけ長くなっている。
素子38の測定室32側の端面に接着された整合層39
と、圧電素子38からのセンサ出力を取り出すよう圧電
素子38より引き出された出力取り出しリード41と、
圧電素子38、整合層39及び出力取り出しリード41
の圧電素子38側の端部をモールド材42にて内部で固
定する素子ケース43と、から成る。なお、整合層39
の測定室32側の端面は、素子ケース41の測定室32
側の端面とほぼ一致するよう配置されている。また、前
記整合層39及び素子ケース43の測定室32側の端面
には、耐油性及び耐熱性に優れた樹脂薄膜が接着されて
いる。
るガス濃度センサ25の駆動・演算用回路31の構成を
説明する。図3のブロック図に示す様に、ガス濃度セン
サ25の駆動及び演算には、CPU(マイコン)51を
用いる。超音波の送信及び受信は、送受信切り換えスイ
ッチ(SW)52a,52bを用いて切り換える。
超音波素子33へ電圧を印加し、超音波の送信を行な
う。一方、受信時には、超音波素子33にて得られた受
信波形は、アンプ(増幅AMP)53で所定の増幅が施
され、コンパレータ54を通して整形された波形の信号
は、CPU51内部に導入される。CPU51では、タ
イマーを用いて伝播時間を測定し、この測定結果をマッ
プに参照して濃度に換算し、その濃度を例えば図示しな
い表示装置等に出力する。
いて説明する。なお、図4では、説明のために、送信部
25bと受信部25aとを別体に示しているが、本実施
例では、送信と受信との兼用素子を用いる。図4に示す
様に、ガス濃度センサ25を用いて濃度測定を行なう場
合には、送信部25bから超音波を送信し、その超音波
を受信部25aにより受信する。このとき、送信波形と
受信波形との間には、例えば吸入空気中のパージガスの
ガス濃度に応じて伝播時間のズレがある。例えば図4
(a)に示す様に、パージガスのガス濃度が低い場合に
は、送信波形と受信波形とのズレである伝播時間T1は
小さく、一方、図4(b)に示す様に、パージガスのガ
ス濃度が高い場合には、伝播時間T2は大きい。従っ
て、この伝播時間に対応したセンサ出力を取り出すこと
により、ガス濃度を検出することができる。
いて測定した場合には、センサ出力とブタンのガス濃度
との間には、図5に示すように、ほぼ比例関係がある。
従って、センサ出力が得られれば、そのセンサ出力か
ら、パージガスの濃度を検出することができる。
基本原理を用いて、実際に蒸発燃料(パージガス)のガ
ス濃度を測定する方法を説明する。まず、超音波の伝播
時間からガス濃度を算出するための演算式の例について
説明する。
音波の送信波に、F1とF2という2種類の周波数成分
を含めて送信を行う。即ち、送信周波数をF1からF2
に変調する。その場合には、受信波にも、その周波数変
化が反映されるので、受信波において変調点が出現する
時間を到達時間とする。つまり、周波数の切換点(例え
ば送信波−反射波の各々の変調点)間の時間を測定すれ
ば、その伝播時間が判る。
から、ガス濃度を示す超音波の音速Cを、下記式(1)
から算出する。つまり、図6(b)に示す様に、超音波
素子33の外表面(整合層39から樹脂薄膜を隔てたの
表面)と反射面34との距離Lが既知であることから、
その距離Lを1往復する時間である伝播時間Tを測定
し、前記距離L及び伝播時間Tを、下記式(1)に当て
はめて、音速Cを算出する。
度Xkを用いて蒸発燃料のガス濃度を測定する場合は、
下記式(2)の関係を用いて、前記式(1)で得られた
音速Cより蒸発燃料のガス濃度(つまり、ブタンのガス
濃度Xk)に変換する。
蒸発燃料を含んだ吸入空気の温度、Cpnは吸入空気に
含まれる第n成分のガスの定圧比熱、Cvnは第n成分
のガスの定積比熱、Mnは第n成分のガスの分子量、X
nは第n成分のガスの混合比(換言すれば、第n成分の
ガスのガス濃度)を表している。
ば、超音波が伝播する吸入空気中に含まれるブタン以外
のガス成分の種類及びその混合比を仮定すれば、伝播時
間T及び吸入空気温度Tgに基づいて、ブタンのガス濃
度Xkを測定することができる。この場合、吸入空気温
度Tgが一定であれば、音速Cに対応したセンサ出力と
ブタンのガス濃度Xkとの間には、上記したように図5
に示す様な比例関係があり、これをマップとして用いる
ことができる。 従って、この音速Cに対応した値をセ
ンサ出力(電圧)として取り出すことにより、前記図5
に示す様なマップから、ガス濃度を求めることができる
のである。
に凹部34aが設けられているため、容易に行うことが
できる。図7は、反射面34に凹部34aがある場合、
及び反射面34が平面の場合の超音波素子33における
受信反射波の違いを示したものである。
から送信される超音波のうち、音圧(感度)が最も高
く、伝播時間が短い成分(つまり、超音波素子と反射面
との間の最短経路を辿る成分であり、以下直波と記す)
の経路である。また、経路2は、超音波素子33から送
信される超音波のうち、音圧(感度)が比較的低く、伝
播時間が長い成分(つまり、異経路を伝播する成分であ
り、以下異経路波と記す)の経路である。
異なる物質に斜めに入射すると、その境界面(気体−固
体間の境界面、この場合は、測定室32の側壁を指す)
を伝播する成分があることが一般的に知られており、経
路2は、その様な成分が辿る経路を示している。
る成分、即ち直波の伝播時間である。反射面が平面であ
る従来のガス濃度センサの場合(図7(b))には、直
波より若干遅れて伝播する異経路波(特に、超音波素子
33からの送信後、反射面34近傍にて測定室32の側
壁に入射し、測定室32の側壁に沿って反射面34まで
伝播した後、反射面34に反射され、再度測定室32の
側壁に沿って超音波素子33に到達する成分)が、直波
の変調点付近で合成されるため、直波の変調点の検出が
困難になり、伝播時間Tの測定を正確に行うことができ
ない。
(図7(a))には、反射面34が平面の場合に比べ、
異経路波は直波よりさらに遅れて伝播する。即ち、この
場合の異経路波は、反射面34の中央部より超音波素子
33との距離が長い凹部34aの底面に反射されて伝播
するため、反射面34が平面の場合の異経路波に比べ、
2L’だけ長い距離を伝播する。従って、この場合の異
経路波が直波の変調点付近で合成されることはなく、直
波の変調点の検出を正確に行うことができるので、正確
な伝播時間Tの測定をすることができる。つまり、前記
式(1)により、正確な音速Cが得られるので、蒸発燃
料の濃度を高精度に測定することができる。
をさらに向上するため下記のように行われる。図8
(b)は、超音波素子33における送受信波形を示す図
である。なお、ここでは、検出方法の説明のために検出
対象の直波の波形のみを示している。
送信波を送信すると、その送信波は、反射面34で反射
して、超音波素子33にて、反射波(第1反射波)とし
て検出される。この第1反射波は、超音波素子33の表
面で反射して、再度反射面34にて反射し、再度超音波
素子33にて、反射波の反射波(第2反射波)として検
出される。以下、同様な反射が繰り返されるが、伝播距
離が長くなるに従い、反射波は徐々に減衰してゆく。
定時間経過すると、次の送信波を送信するために送受信
切り換えスイッチ52a,52bが切り替えられ、図8
(a)に示すように、次の送信波が送信され、以後、同
様な処理が繰り返される。このとき、マイコン入力波形
(即ちコンパレータ出力)は、図8(c)に示す状態と
なるので、その周波数の変調点間の時間を測定する。つ
まり、受信波を、コンパレータで所定のスレッショルド
レベルに基づいて、デジタル信号(ハイまたはローの2
値信号)に変換した後、マイコンに入力し、内部タイマ
等でデジタル信号の立ち上がり及び立ち下がり時間を測
定することにより、その変調点が判るので、各変調点間
の時間を求めることができる。
1反射波の変調点までの第1到達時間(従って第1伝播
時間)T1を測定するとともに、送信波の変調点から第
2反射波の変調点までの第2到達時間T3を測定する。
そして、第2到達時間T3から第1到達時間T1を差し
引いて、第2反射波の伝播時間(第2伝播時間T2)を
求める。
めた第2伝播時間T2を用いて、ガス濃度を検出するの
であるが、これは、下記の理由による。例えば、超音波
素子33のモールド材42の経時劣化等により、第1伝
播時間T1は変動する。つまり、第1伝播時間T1のズ
レ発生要因としては、モールド材42が硬化したり、吸
水し重くなると圧電素子38の慣性が変化することによ
り、結果として受信波形の振幅(感度)に影響を与える
のみならず、変調点のズレを伴うことが考えられる。
のあるセンサ(OLD)と新品のセンサ(NEW)とを
比べると、OLDのセンサでは、第1反射波において、
山数が増加したり振幅が減少するという変化がある。そ
れによりOLDの第1伝播時間T1’は、NEWのセン
サの第1伝播時間T1より長くなってしまう。ところ
が、第2反射波は、同様の傾向で単に素子33表面で反
射した反射波が反射面34で反射するだけであるので、
経時劣化の影響を受けず、よって、NEWのセンサの第
2伝播時間T2とOLDのセンサの第2伝播時間T2’
とは同じとなる。
伝播時間として、この第2伝播時間を用いれば、経時劣
化の影響を受けないので、常に正しい音速Cを測定する
ことができる。これは、経時劣化がある場合でも、第2
伝播時間を測定すれば、第1反射波及び第2反射波の変
調点も共にズレることにより、前記経時変化による変調
点のズレはキャンセルできることになり、経時変化にか
かわらず正しく伝播時間が測定できることになるからで
ある。
時間を用いて音速Cを算出し、この音速Cに対応したセ
ンサ出力を求め、このセンサ出力を図5の様なマップに
当てはめて、ガス濃度を検出するのである。以上説明し
たように、本実施例のガス濃度センサ25においては、
反射面34の縁部に凹部34aが形成されているので、
反射面34が平面の場合に比べて、直波の変調点の検出
を正確に行なうことができ、正確な伝播時間Tの測定を
することができる。
間を用いているため、経時劣化の影響を受けないで、常
に正しい音速Cを測定することができる。尚、上記実施
例では、第2到達時間T3から第1到達時間T1を差し
引いて、第2反射波の伝播時間(第2伝播時間T2)を
求めることとして説明したが、第n+1到達時間Tn+
2から第n到達時間Tn+1を差し引いて、第n+1反
射波の伝播時間(第n+1伝播時間Tn+1)を求める
こととしても良い(nは2以上の整数)。但し、伝播距
離が長くなるに従い、反射波は徐々に減衰してゆくの
で、反射回数が増すごとに、測定精度は下がる。
点を検出するまでの時間(例えば、第1反射波の変調点
から第2反射波の変調点までの時間)を直接に計測して
も良く、この場合も上記実施例と同様の結果が得られ
る。また、変調点での波形は、コンパレータ54のスレ
ッショルドレベルの設定によっては、再現性が欠ける場
合があるので、その変調点を基準に前何山目かの波形を
検出する等、変調点を目安として使用しても良い。
F1からF2に1回だけ周波数変調したが、2回以上の
周波数変調を伴なった送信波としても良いのはいうまで
もない。また、上記実施例では、反射面34の縁部に反
射面34と略平行な底面を有する凹部34aを設けた
が、反射面34の縁部と超音波素子33との距離が、反
射面34の中央部と超音波素子33との距離より長くな
るように、反射面34を構成するものであれば、上記実
施例と同様の効果が得られることはいうまでもない。
に示した凹部34aと形状が異なる凹部34bが反射面
34の縁部に形成されたものを示す。図10に示す様
に、この凹部34bは、反射面34の縁部近傍の表面か
ら曲面を伴って形成されたもので、この凹部34bにお
ける測定室32の側壁と接する箇所では、超音波素子3
3との距離が最も長くなっている。そして、この場合
も、上記実施例と同様に、経路2を辿る異経路波が、経
路1を辿る直波より十分に遅れて伝播するため、直波の
変調点の検出を正確に行なうことができ、正確な伝播時
間Tの測定をすることができる。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
省略又は簡略化する。本実施例は、図11(a)に示す
ように、反射面34の面積を、超音波素子33の開口面
の面積(詳しくは、超音波を送受信する部分の面積)よ
り大きくしたことを特徴とする。
4の面積が、超音波素子33の開口面の面積より小さい
場合は、経路1を辿る直波と平行に送信された超音波成
分中に、反射面34近傍で測定室32の側壁に入射する
異経路波も存在する。この異経路波中には、測定室32
の側壁に入射した後、この側壁に沿って反射面34まで
伝播し、反射面34にて反射された後、直波と平行な経
路を辿って超音波素子33に到達する成分(つまり、経
路3を辿る成分)も含まれている。この様な成分の伝播
時間は直波の伝播時間に極めて近い。従って、この異経
路波成分は直波の変調点付近で合成され、直波の変調点
の検出が困難になることから、伝播時間Tを正確に測定
することができなくなる。
3の開口面の面積と等しくすれば、直波と平行に送信さ
れた超音波成分中に、測定室32の側壁に入射する成分
はない。つまり、上記の経路3を辿る異経路波のよう
に、直波の伝播時間に極めて近い時間で伝播する成分は
なくなるため、直波の変調点の検出を正確に行なうこと
ができ、正確な伝播時間Tの測定をすることができる。
近傍にて測定室32の側壁に入射する異経路波が、直波
の変調点近傍で合成される可能性がある。つまり、この
異経路波は、反射面34近傍にて測定室32の側壁に入
射した後、この側壁に沿って反射面34まで伝播する。
そして、反射面34にて反射された後、測定室32の側
壁に沿った、直波と平行な経路を辿って超音波素子33
に向かって伝播するため、直波の伝播時間に比較的近い
時間で伝播するのである。
積を、超音波素子33の開口面の面積より大きくすれば
良い。この場合、図11(a)に示すように、測定室3
2の側壁に入射する異経路波は、経路2を辿る。即ち、
測定室32の側壁に入射し、この側壁に沿って反射面3
4まで伝播し、反射面34にて反射された後、超音波素
子33に到達するまで、再度測定室32の側壁に沿って
伝播するのである。つまり、この様な異経路波に比べ、
直波の伝播時間は十分に短くなるため、直波の変調点の
検出を一層正確に行なうことができ、伝播時間Tの測定
を正しく行うことができる。
例1で示した凹部34a(34b)を形成すれば、前記
の異経路波の伝播時間はさらに長くなり、直波の変調点
の検出精度をさらに向上することができる。 (実施例3)次に、実施例3について説明する。
省略又は簡略化する。本実施例は、例えば水素ガスのよ
うな分子量が小さいガス成分の濃度を、超音波センサに
より測定する場合を想定している。つまり、ガス濃度の
測定の際に音速が極めて大きくなるような場合において
も、当該ガス濃度を有効に検出することができるよう
に、第1実施例において図6及び図7にて示した、超音
波素子33の外表面と反射面34との距離Lに相当する
距離と、反射面34に形成した凹部34aの底面と超音
波素子33の外表面との距離L’に相当する距離とを規
定したことを特徴とする。
325の構造について説明する。本実施例のガス濃度セ
ンサ325は、第1実施例と同様の超音波送受信素子
(素子ASSY)を用いており、具体的には図13に示
すような構造を有している。
ケース331は、金属あるいは樹脂による一体構造とな
っている。センサケース331は、駆動・演算用回路3
32が設置されている回路基板封入部333と、直径
(φ)12mmの長尺状に形成され、長手方向に沿った
側壁に水素ガスを含む吸入空気を流入出させる流入孔3
34a及び流出孔334bを備えた測定室334と、測
定室334内で、測定室334の長手方向に沿って互い
に対向する2箇所の壁面の一方に設けられた超音波送受
信素子(以下単に「超音波素子」とも称す)335と、
測定室334内における超音波素子335が設けられた
壁面に対向する他方の壁面であり、超音波素子335か
ら所定の距離L3だけ離れ、超音波素子335から送信
される超音波を反射させる反射面336と、流入孔33
4aに連結され、吸入空気をセンサケース331外から
測定室334内に流入させる流入通路337と、流出孔
334bに連結され、吸入空気を測定室334内からセ
ンサケース331外に流出させる流出通路338と、を
有している。そして、ガス濃度センサ325を実際に配
置した状態では、測定室334の長手方向は、水平方向
と略平行となり、流入孔334a及び流出孔334b
は、測定室334内で下方となる状態(つまり、図13
において、g方向が略下方となる状態)となっている。
なお、反射面336における測定室334の側壁と接す
る縁部には、底面が反射面336と略平行となるよう凹
部336aが形成され、超音波素子335より発信され
た超音波の反射波のうち異経路波が、この凹部336a
の底面で反射されるように構成されている。
ような特に分子量が小さいガス成分の濃度を、超音波セ
ンサにより測定する場合、つまり、ガス濃度の測定の際
に音速が極めて大きくなるような場合においても、当該
ガス濃度を有効に検出することができるように、超音波
素子335の外表面と反射面336の中央部との距離L
3(以下、単に「距離L3」とも称す)を60mm以上
に構成し、反射面336に形成した凹部336aの底面
と超音波素子335の外表面との距離L3’(以下、単
に「距離L3’」とも称す)を18mm以上に構成して
いる(つまり、凹部336aの底面と超音波素子335
との距離が、反射面336の中央部と前記超音波素子3
35との距離より18mm以上長くなるように構成して
いる)。
4aと流出孔334bとの間の側壁には、凹部341が
設けられている。凹部341は、直径9mmの真円状に
形成されており、その中央部には、測定室334内の吸
入空気の温度を測定するため、サーミスタ等の感温素子
342が設けられている。このように、感温素子342
が測定室334内の側壁に設けられた凹部341内に配
置されているため、感温素子342が測定室334内の
超音波の伝播を妨げることはなく、超音波の伝播時間T
の測定において測定誤差が生じることはない。
算用回路332の設置後に回路蓋343がなされてい
る。次に、駆動・演算用回路332の構成を説明する。
図14のブロック図に示すように、ガス濃度センサ32
5の駆動及び演算には、マイクロプロセッサ351を用
いる。
2を用いて超音波素子335へ電圧を印加し、超音波の
送信を行なう。また、超音波の受信時には、超音波素子
335にて得られた受信波形は、アンプ(増幅器)35
3で所定の増幅が施され、コンパレータ354を通して
整形された波形の信号は、マイクロプロセッサ351内
部に導入される。そして、マイクロプロセッサ351で
は、タイマー355を用いて超音波の送信から受信まで
の伝播時間を測定する。一方、感温素子342にて検出
された測定室334内における吸入空気の温度情報は、
感温素子342から、温度検出回路356を介して、マ
イクロプロセッサ351内部に導入される。そして、マ
イクロプロセッサ351では、上記伝播時間及び吸入空
気温度から、上記第1実施例で示したようなマップを参
照して演算処理を行ない、水素ガスのガス濃度に変換し
た上、D/Aコンバータ357を介して、ガス濃度の検
出値出力を行なう。
335の外表面と反射面336の中央部との距離L3、
及び反射面336に形成した凹部336aの底面と超音
波素子335の外表面との距離L3’をそれぞれ変化さ
せた場合における、ガス濃度センサの精度への影響を確
認した実験例について説明する。
置を用いた。そして、ガス濃度センサ325の測定室3
34内に水素ガスの濃度を予め設定した被測定ガスを供
給し、ガス濃度センサ325にて、この水素ガスの濃度
を測定した。この実験装置では、まず、図15に示すよ
うに、窒素ガスタンク61に充填された窒素ガス
(N2)、水素ガスタンク62に充填された水素ガス
(H2)、及び水蒸気タンク63に充填された水蒸気
(H2O)を、各々第1配管71、第2配管72、及び
第3配管73を介して、ガス流量コントロール装置65
内に流入させた。ガス流量コントロール装置65では、
3つのタンク71、72及び73からの窒素ガス、水素
ガス、及び水蒸気の供給量が所定の混合比となるように
制御される。そして、このように混合された混合ガス
を、第4配管74によりガス流量コントロール装置65
から流出させ、この混合ガスを、流入通路337を介し
てガス濃度センサ325の測定室334内に流入させ、
流出通路338を介して測定室334外に流出させた。
に流入する上記混合ガスを被測定ガスとし、ガス濃度セ
ンサ325にて、超音波の伝播時間及び混合ガスの温度
を測定することにより、水素ガスの濃度(Xk)を検出
し、レコーダ68を用いてこれらの測定結果を記録し
た。
波形の一例を示す。図16(a)は距離L3を45m
m、距離L3’を2mmに設定した、従来型のガス濃度
センサによる受信波形を示し、図16(b)は距離L3
を60mm、距離L3’を18mmとした本実施例のガ
ス濃度センサによる受信波形を示す。尚、測定条件は、
ガス温が100℃、ガスの混合比は、水素ガスを58
%、水蒸気を24%とし、残りを窒素ガスで調整した。
を45mm、距離L3’を2mmとした場合には、超音
波素子335から送信された超音波の残響成分が反射波
(直波)の前半部に重なっている様子が分かる。このこ
とは、反射波の到達を当該反射波の先頭で検知する場合
に、その先頭の検知が困難となることを示している。
異経路波が重なっている様子がわかる。このことは、反
射波の到達を、直波の変調点で検知する場合に、その変
調点の検知が困難となることを示している。このような
問題は、被測定ガスとして分子量の小さい水素ガスを対
象としているため、音速が大きいことが原因していると
考えられ、この状態は、図21(b)にて模式的に示し
た状態に相当する。
しまうのは、超音波の音速が大きく、超音波の伝播時間
(超音波が超音波素子335から送信されてから反射面
336で反射し、超音波素子335にて受信されるまで
の時間)を十分にとることができないためであり、超音
波素子335から送信された超音波の残響成分が収束す
る前に、反射波が超音波素子335に到達してしまうた
めであると考えられる。
音波の音速が大きい上、距離L3’(凹部336aの深
さ)が十分にとられていないため、直波と異経路波との
時間的間隔を十分に開けることができず、直波が超音波
素子335に到達し終わる前に、異経路波が到達してし
まうためであると考えられる。
距離L3を60mm、距離L3’を18mmとした場合
には上記問題は生じていない。図17には、この状態が
模式的に分かりやすく示されている。すなわち、残響成
分と反射波(直波)、反射波のうち直波と異経路波は、
それぞれ一定の時間間隔をもって検出されている。
離L3を60mmとしたため反射波の伝播距離が長くな
り、残響成分が収束した後に反射波が到達するようにな
ったためである。この結果、残響成分が反射波に重なる
ことがなく、特に反射波の到達を反射波の先頭で検知す
る場合に、反射波の到達を正確に検知することができ
る。
は、距離L3’を18mmとしたため、直波の伝播距離
と異経路波の伝播距離との差が大きくなり、直波が到達
した後に異経路波が到達するようになったためである。
この結果、異経路波が直波に重なることがなく、特に反
射波の到達を直波の変調点で検知する場合に、その到達
を正確に検知することができる。
L3’をそれぞれ変化させた場合における、ガス濃度セ
ンサの出力を測定した結果を示す。図18は、距離L3
を45mm、50mm、及び60mmの3種類に変化さ
せた場合における、水素投入量(設定濃度)に対するセ
ンサ出力(測定濃度)を示す。
水蒸気を24%とし、水素ガスを0〜70%の範囲で変
化させ、残りを窒素ガスで調整した。なお、このときの
距離L3’は2mmに設定され、この場合の伝播時間の
測定は、送信波及び受信波(反射波)の先頭を基準にし
て行った。
の場合には、ガス濃度センサ325が、水素ガス
(H2)投入量に対して正確な値を出力している。すな
わち、水素ガス濃度を増加させることにより音速が大き
くなっても、ガス濃度センサ325は、水素ガス濃度を
正確に出力している。これに対し、距離L3が45mm
及び50mmの場合には、水素ガス投入量が40%を越
えるとガス濃度センサ325の精度が悪くなり、水素ガ
ス濃度を正確に検出できないことが分かる。
きくなるにしたがって音速が大きくなるため、距離L3
が45mm及び50mmの場合には、超音波の伝播時間
を十分にとることができず、超音波の送信時に発生した
残響やコントローラのスイッチングノイズが、反射面か
ら返ってきた反射波に重なり、正確な受波が妨げられる
ことが原因していると考えられる。
超音波の伝播時間を十分にとることができるため、こう
した問題が生じないものと考えられる。なお、本実験に
おいて、距離L3’を2mm(18mm未満)に設定し
たにもかかわらず、H2の高濃度域においても正確な検
出値が得られたのは、伝播時間の測定を変調点を基準に
して行わず、先頭を基準にして行ったため、直波の後半
部に異経路波が重なっても測定上の問題が生じないから
である。
し、距離L3’を2mm、9mm、18mm、及び25
mmの4種類に変化させた場合における、水素ガス投入
量に対するセンサ出力についての測定結果を示す。な
お、この実験におけるガスの混合比は、上記と同様、水
蒸気を24%とし、水素ガスを0〜70%の範囲で変化
させ、残りを窒素ガスで調整した。また、この場合の伝
播時間の測定は、送信波及び受信波(反射波)の変調点
を基準として行った。
m及び25mmの場合には、ガス濃度センサ325が、
水素ガス投入量に対して正確な値を出力していることが
分かる。これに対し、距離L3’が2mm及び9mmの
場合には、水素ガス投入量が約60%を越えるとガス濃
度センサ325の精度が悪くなり、水素ガス濃度を正確
に検出できないことが分かる。
大きくなるにしたがって音速が大きくなるため、距離L
3’が2mm,9mmと小さい場合には直波と異経路波
の伝播時間の差を十分にとることができないため、異経
路波が直波の変調点に重なってしまい、正確な受波が妨
げられるためであると考えられる。これに対し、距離L
3’が18mm,25mmの場合には、直波と異経路波
の伝播時間の差を十分にとることができるため、こうし
た問題が生じないものと考えられる。
る測定室334の伝播距離を十分に長く取ることにより
超音波の伝播時間を延ばし、受信に対して送信の影響を
受けないように配慮することで、超音波の伝播時間を正
確に測定している。この結果、例えば水素ガス等の分子
量の小さいガス濃度の測定に、本実施例のガス濃度セン
サを有効に適用させることができる。
距離L3を60mmで一定とし、距離L3’を2mm、
9mm、18mm、及び25mmの4種類に変化させた
場合における、ブタン(C4H10)投入量に対するセン
サ出力についての測定結果を示す。なお、本実験条件
は、水素ガスをブタンに置換したこと以外は上記実験条
件と同様である。
いため、その濃度が大きくなっても音速がそれほど大き
くなることはない。このため、図20に示すように、距
離L3’が2mmと最小の場合においても、ブタンの高
濃度域において異経路波が直波に重なることはなく、そ
の濃度が正確に検出されている。
度の場合には、距離L3’が2mmのものについて、測
定値に若干の誤差が見られる。これは、上記水素ガスの
場合とは逆に、音速が小さいため超音波の進行速度が遅
く、反射面において直波の後半部が反射し終わる前に異
経路波が反射し、直波に重なってしまうためであると考
えられる。
っても、距離L3’をある程度とることが好ましい。以
上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上
記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採る
ことができる。
変調を伴なった超音波を送信したが、逆位相成分を入れ
た超音波を送信してもよい。例えば、図12(a)に示
す様に、逆位相成分(180度)を導入した超音波を送
信すれば、送信波の逆位相ポイントには、信号波形が表
れない。
である反射波にも、逆位相ポイントに対応して信号波形
がない箇所が表れる。従って、逆位相成分が導入された
点(変調点)を、上記実施例の周波数変調点と同様に、
測定基準とすることで、伝播時間を測定し、ガス濃度を
測定することができる。
ポイントが表れる時間から、第1反射波の逆位相ポイン
トが表れる時間を差し引いて、第2反射波の伝播時間
(第2伝播時間)を正確に求めることができるので、こ
の第2伝播時間に基づいて、ガス濃度を測定することが
できる。
対象とし、図13の形態のガス濃度センサについて、距
離L3を60mm以上とし、距離L3’を18mm以上
とする構成とした。しかしながら、これらの距離の数値
限定は、図13に示した形態のガス濃度センサに限ら
ず、水素ガス濃度を検出対象する場合には、他の形態の
ガス濃度センサに適用することも可能である。例えば、
実施例1及び実施例2に適用した図6及び図7に示す態
様のガス濃度センサについて、距離Lを60mm以上と
し、距離L’を18mm以上とする構成としてもよい。
素ガスを例に挙げたが、本実施例の構成は、水素ガス以
外にも分子量の小さい気体であれば、その効果を有効に
発揮することができる。さらに、水素ガスほど分子量が
小さくないガスについても、L3,L3’,L、L’の
最適値がそれぞれ存在すると考えられるため、これらを
実験により求めてガス濃度センサの形状を規定してもよ
いことはもちろんである。
に限らず適用が可能であることはいうまでもない。例え
ば、燃料電池の改質ガス中の水素ガス濃度の測定等に、
本実施例のガス濃度センサを効果的に適用することがで
きる。
システム全体を示すシステム構成図である。
を示す説明図、(b)は超音波送受信素子を示す説明図
である。
図である。
る。
フである。
を示した図、(b)は超音波素子と反射面との距離を示
す説明図である。
の送受信波の状態を示した図、(b)は反射面34が平
面である従来のガス濃度センサの場合の送受信波の状態
を示した図である。
を示すタイミングチャート、(b)は送受信波形を示す
タイミングチャート、(c)はコンパレータ出力を示す
タイミングチャートである。
信波形を示すタイミングチャートである。
ある場合の送受信波の状態を示した図である。
3の反射面34側の面の面積より大きくした場合の送受
信波の状態を示した図、(b)は反射面34の面積を超
音波素子33の反射面34側の面の面積より小さくした
場合の送受信波の状態を示した図である。
波形を示した図、(b)は送受信波形を示すタイミング
チャートである。
図である。
ク図である。
図である。
た場合の送受信波の状態を示した図、(b)は距離L3
を60mm以上、かつ、距離L3’を18mm以上に構
成した場合の送受信波の状態を示した図である。
3’を18mm以上に構成した場合の送受信波の状態を
模式的に示した図である。
投入量(設定濃度)とセンサ出力(測定濃度)との関係
に関する実験結果を示したグラフである。
素投入量(設定濃度)とセンサ出力(測定濃度)との関
係に関する実験結果を示したグラフである。
タン投入量(設定濃度)とセンサ出力(測定濃度)との
関係に関する実験結果を示したグラフである。
3’を18mm未満に構成した場合の送受信波の状態を
模式的に示した図であり、(a)は音速が小さい場合の
送受信波を、(b)は音速が大きい場合の送受信波を、
それぞれ示す。
3’を18mm未満に構成した場合の送受信波の状態を
模式的に示した図であり、(a)は音速が小さい場合の
送受信波を、(b)は音速が大きい場合の送受信波を、
それぞれ示す。
サ、 31、332…駆動・演算用回路(ガス濃度検出手
段)、 32、334…測定室、 33、335…超音波送受信素子(超音波素子)、 34、336…反射面、 36、337…流入孔(入口)、 37、338…流出孔(出口)
Claims (9)
- 【請求項1】 被測定ガスを流入出させる流入孔及び流
出孔を備えた測定室と、 該測定室内で互いに対向する2カ所の壁面の内の一方に
設けられ、他方の壁面に向けて超音波を送信すると共
に、該壁面を反射面として反射してくる超音波の反射波
を受信可能な超音波素子と、 該超音波素子に対して、少なくとも一つの変調点を有す
る超音波を送信させると共に前記反射波を受信させ、前
記超音波の送信時から前記反射波の受信までの伝播時間
を前記変調点を利用して計測し、該伝播時間に基づい
て、前記被測定ガス中の特定ガスのガス濃度を検出する
ガス濃度検出手段と、 を備えるガス濃度センサにおいて、 前記測定室を、前記反射面の縁部と前記超音波素子との
距離が、前記反射面の中央部と前記超音波素子との距離
より長くなるよう形成したことを特徴とするガス濃度セ
ンサ。 - 【請求項2】 被測定ガスを流入出させる流入孔及び流
出孔を備えた測定室と、 該測定室内で互いに対向する2カ所の壁面の内の一方に
設けられ、他方の壁面に向けて超音波を送信すると共
に、該壁面を反射面として反射してくる超音波の反射波
を受信可能な超音波素子と、 該超音波素子に対して、少なくとも一つの変調点を有す
る超音波を送信させると共に前記反射波を受信させ、前
記超音波の送信時から前記反射波の受信までの伝播時間
を前記変調点を利用して計測し、該伝播時間に基づい
て、前記被測定ガス中の特定ガスのガス濃度を検出する
ガス濃度検出手段と、 を備えるガス濃度センサにおいて、 前記測定室の前記反射面の面積を、前記超音波素子の開
口面の面積以上にしたことを特徴とするガス濃度セン
サ。 - 【請求項3】 前記ガス濃度検出手段は、 前記超音波素子に、少なくとも1回の周波数変調を伴っ
た超音波を送受信させ、 前記超音波の変調点を利用して求めた伝播時間に基づい
て、前記特定ガスのガス濃度を検出するものであること
を特徴とする請求項1または2に記載のガス濃度セン
サ。 - 【請求項4】 前記ガス濃度検出手段は、 前記超音波素子に、少なくとも1点の逆位相成分を入れ
た超音波を送受信させ、 前記超音波の変調点を利用して求めた伝播時間に基づい
て、前記特定ガスのガス濃度を検出するものであること
を特徴とする請求項1または2に記載のガス濃度セン
サ。 - 【請求項5】 前記ガス濃度検出手段は、 前記超音波素子より超音波を送信させ、該超音波を前記
反射面にて反射させた後、前記超音波素子側にて反射さ
せて再度反射面にて反射させ、最初の反射波より後の反
射波の受信までの伝播時間を計測し、該伝播時間に基づ
いて、前記特定ガスのガス濃度を検出するものであるこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガス濃
度センサ。 - 【請求項6】 前記特定ガスが、内燃機関用エンジンの
蒸発燃料であることを特徴とする請求項1〜5いずれか
に記載のガス濃度センサ。 - 【請求項7】 被測定ガスを流入出させる流入孔及び流
出孔を備えた測定室と、 該測定室内で互いに対向する2カ所の壁面の内の一方に
設けられ、他方の壁面に向けて超音波を送信すると共
に、該他方の壁面を反射面として反射してくる超音波の
反射波を受信可能な超音波素子と、 該超音波素子に対して、超音波を送信させると共に前記
反射波を受信させ、前記超音波の送信時から前記反射波
の受信までの伝播時間を、前記超音波の波形の特定位置
を検出することにより計測し、該伝播時間に基づいて、
前記被測定ガス中の特定ガスのガス濃度を検出するガス
濃度検出手段と、 を備えるガス濃度センサにおいて、 前記測定室を、前記反射面の中央部と前記超音波素子と
の距離が60mm以上となるように形成したことを特徴
とするガス濃度センサ。 - 【請求項8】 前記測定室は、 前記反射面の縁部に、該反射面に平行な底面を有する凹
部が設けられ、 該凹部の底面と前記超音波素子との距離が、前記反射面
の中央部と前記超音波素子との距離より18mm以上長
くなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜7
のいずれかに記載のガス濃度センサ。 - 【請求項9】 前記特定ガスが、水素ガスであることを
特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のガス濃度セ
ンサ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11198028A JP2000304732A (ja) | 1999-02-15 | 1999-07-12 | ガス濃度センサ |
| EP00301141A EP1030176A3 (en) | 1999-02-15 | 2000-02-15 | Gas concentration sensor |
| US09/504,118 US6308572B1 (en) | 1999-02-15 | 2000-02-15 | Gas concentration sensor |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-36425 | 1999-02-15 | ||
| JP3642599 | 1999-02-15 | ||
| JP11198028A JP2000304732A (ja) | 1999-02-15 | 1999-07-12 | ガス濃度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000304732A true JP2000304732A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=26375479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11198028A Pending JP2000304732A (ja) | 1999-02-15 | 1999-07-12 | ガス濃度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000304732A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004325297A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Nissan Motor Co Ltd | ガス濃度計測装置及び方法 |
| WO2023085153A1 (ja) * | 2021-11-12 | 2023-05-19 | 日清紡ホールディングス株式会社 | 波形整形装置および気体濃度測定装置 |
| WO2025100115A1 (ja) * | 2023-11-06 | 2025-05-15 | 株式会社堀場製作所 | 水素検出装置及び水素検出方法 |
| EP4431934A4 (en) * | 2021-11-12 | 2025-06-04 | Nisshinbo Holdings Inc. | GAS CONCENTRATION MEASURING DEVICE |
| CN121027294A (zh) * | 2025-10-30 | 2025-11-28 | 上海车仪田科技有限公司 | 用于检测二元气体浓度的气体浓度检测装置 |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP11198028A patent/JP2000304732A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004325297A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Nissan Motor Co Ltd | ガス濃度計測装置及び方法 |
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| JP2023072292A (ja) * | 2021-11-12 | 2023-05-24 | 日清紡ホールディングス株式会社 | 波形整形装置および気体濃度測定装置 |
| EP4431934A4 (en) * | 2021-11-12 | 2025-06-04 | Nisshinbo Holdings Inc. | GAS CONCENTRATION MEASURING DEVICE |
| EP4431936A4 (en) * | 2021-11-12 | 2025-06-11 | Nisshinbo Holdings Inc. | Waveform shaping device and gas concentration measuring device |
| JP7712852B2 (ja) | 2021-11-12 | 2025-07-24 | 日清紡ホールディングス株式会社 | 波形整形装置および気体濃度測定装置 |
| WO2025100115A1 (ja) * | 2023-11-06 | 2025-05-15 | 株式会社堀場製作所 | 水素検出装置及び水素検出方法 |
| CN121027294A (zh) * | 2025-10-30 | 2025-11-28 | 上海车仪田科技有限公司 | 用于检测二元气体浓度的气体浓度检测装置 |
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