JP2000304734A - 空気中の汚染物質の検出方法 - Google Patents

空気中の汚染物質の検出方法

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JP2000304734A
JP2000304734A JP11114241A JP11424199A JP2000304734A JP 2000304734 A JP2000304734 A JP 2000304734A JP 11114241 A JP11114241 A JP 11114241A JP 11424199 A JP11424199 A JP 11424199A JP 2000304734 A JP2000304734 A JP 2000304734A
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silicon wafer
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air
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Akira Yatsuyanagi
晃 八柳
Tomoaki Kajima
智明 梶間
Yoshinobu Suzuki
良延 鈴木
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーンルーム等における空気中の微量な汚
染物質の検出を簡便かつ精度良くしかも短時間で行う。 【解決手段】 総表面積が既知の多数の検出片10を充
填した捕集管12を用い、その捕集管に対象空気14を
強制吸引することで対象空気中の汚染物質を検出片の表
面に吸着せしめ、検出片に吸着された汚染物質を検出片
から脱離せしめて分析することで汚染物質の特定と定量
を行う。検出片10としては表面積が既知のシリコンウ
エハ小片を用い、そのシリコンウエハ小片としてはシリ
コンウエハをへき開面で破砕して同一寸法に形成したも
のを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気中の微量な汚染
物質を検出するための方法、特にクリーンルームを対象
としてシリコンウエハ表面や液晶ガラス基板表面に吸着
する有機系ガス状汚染物質を検出する際に適用して好適
な汚染物質の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体や液晶製造工場等
における最先端の工業用クリーンルームでは、デバイス
の微細化、高集積化に伴い、微粒子のみならず酸性ガ
ス、アルカリ性ガス、有機系ガス等のガス状物質も制御
対象物質として注目されている。特に、半導体製造工程
においてシリコンウエハの表面に吸着する有機系ガス状
汚染物質が問題となっており、クリーンルームにおける
有機系ガス状汚染物質の評価が必要とされている。
【0003】クリーンルームにおける有機系ガス状汚染
物質の評価方法としては、試料としてのシリコンウエハ
をクリーンルームの空気中に暴露してその表面に汚染物
質を吸着せしめ、その吸着物質を試料から脱離せしめて
分析することで汚染物質の特定と定量を行うことが従来
一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
試料をクリーンルームの空気中に単に暴露して汚染物質
をその表面に吸着させるためには、検出対象の汚染物質
が特に微量であるような場合には十分な暴露時間が必要
であるし、試料を取り扱ったり持ち運ぶ際に汚染が生じ
る余地があるので、簡易に行い得るようなものではな
い。
【0005】また、試料に吸着された汚染物質の分析を
行うには、図4に示すように、試料1であるシリコンウ
エハを加熱装置2内に収納してヒータ3により加熱する
ことで試料1表面の汚染物質を気化せしめて脱離せし
め、それを窒素ガスやヘリウムガス等のキャリアガス4
により冷却捕集器5に導いて吸着剤6に吸着せしめ、そ
の吸着剤6をガスクロマトグラフやガスクロマトグラフ
−質量分析計等により分析して汚染物質の特定と定量を
行う、という加熱脱離法が一般的に採用されている。し
かし、そのような従来の加熱脱離法では特殊かつ高価な
専用の加熱装置2を必要とするし、試料1が加熱装置2
には収納できない大型のものである場合には適用できな
いといった問題もある。
【0006】上記事情に鑑み、本発明は、クリーンルー
ム等における空気中の微量な汚染物質の検出をより簡易
にかつ短時間でしかも精度良く行い得る有効な検出方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、空気
中の汚染物質を検出する方法であって、捕集管内に多数
の検出片を充填しておくとともにそれら検出片の総表面
積を予め求めておき、該捕集管に対象空気を強制吸引す
ることで対象空気中の汚染物質を前記検出片の表面に吸
着せしめ、該検出片に吸着された汚染物質を検出片から
脱離せしめて分析することで汚染物質の特定と定量を行
うものである。
【0008】請求項2の発明は、前記検出片として、表
面積が既知のシリコンウエハ小片を用いるものである。
【0009】請求項3の発明は、シリコンウエハをへき
開面で破砕して同一寸法に形成した多数のシリコンウエ
ハ小片を用いるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2を参照して本発明
の実施形態を説明する。本実施形態は、半導体製造工程
においてシリコンウエハに吸着する有機系ガス状汚染物
質の評価を行うべく、クリーンルームの空気中の汚染物
質を検出する場合に適用するものである。本実施形態で
は、図1に示すように多数の検出片10をガラス管11
に充填してなる捕集管12を用いるものであり、その検
出片10としては図2に示すようなシリコンウエハ小片
を用いるとともに、捕集管11内の多数の検出片10の
総表面積を予め求めておくものである。
【0011】検出片10は図3に示す手順で形成する。
すなわち、シリコンウエハ13の表面にダイヤモンドカ
ッター等により(a)に示すように等間隔で平行にキズ
を付け、ビニールシート等の薄いシートを被せて表面全
体に圧力を加えることで、シリコンウエハ13をへき開
面で割って(b)に示すように短冊状にする。次いで、
短冊状のシリコンウエハに対して同様にキズを付けて同
様に圧力を加えることでさらにへき開面で割り、(c)
に示すような同一寸法の正方形状のシリコンウエハ小片
を多数形成し、それを検出片10として用いる。
【0012】上記のように、シリコンウエハ13をへき
開面で割ることで形成される検出片10は、その破砕面
である側面は十分に平滑になり、したがって側面も含む
表面積を厳密に求めることができる。そして、本実施形
態では精度良く形成されたシリコンウエハ小片を一定個
数選別して検出片10として用いることとし、それら検
出片10の総表面積を予め求めておく。
【0013】たとえば、厚みが0.6mmのシリコンウ
エハ13を用いる場合において、各検出片10の寸法を
厳密に3mm×3mmとすれば、個々の検出片10の表
面積は25.2mm2となり、それを180個充填する
場合にはそれらの総表面積は4,536mm2(45.
36cm2)となる。
【0014】上記のように、総表面積が既知の検出片1
0を充填した捕集管12は、従来一般の他の捕集管たと
えばTenax捕集管と同様に取り扱うことができ、空気中
の汚染物質を精度良く検出することができる。
【0015】すなわち、上記の捕集管12により汚染物
質の検出を行うには、まず清浄度の保証されたもの(ブ
ランク捕集管)を密閉容器に保管して作業現場に持ち込
む。ブランク捕集管は、ガラス管11内に検出片10を
充填した後、ヘリウムガス等の不活性ガスを通気しなが
ら約300゜Cに加熱することで、ガラス管11の内面
や検出片10表面に吸着している各種物質を完全に脱離
せしめることで得ることができる。
【0016】作業現場において密閉容器から捕集管12
を取り出し、図1に示すように吸引ポンプを用いて捕集
管12に対象空気14を一定流量で一定時間(たとえば
0.5リットル/分×20時間)強制的に通気すること
でサンプリングを行う。これにより、対象空気14中の
汚染物質が各検出片10の表面に吸着される。なお、検
出片10の側面(シリコンウエハ13の破砕面)も汚染
物質の吸着に関してはシリコンウエハ13の表面と同等
である。
【0017】サンプリング終了後、捕集管12を完全密
封して密閉容器に保管し、分析室あるいは研究室に持ち
込み、そこで分析を行う。すなわち、捕集管12にヘリ
ウムガス等の不活性ガスを通気しながら約300゜Cに
加熱することで、サンプリングにより検出片10に吸着
された汚染物質を検出片10から脱離せしめ、それをキ
ャリアガスとともに直接的に分析機器(たとえばガスク
ロマトグラフやガスクロマトグラフ−質量分析計)に導
入し、それにより定性分析および定量分析を行う。
【0018】以上により、サンプリングによって検出片
10に吸着した対象空気14中の汚染物質の特定と総量
を求めることができ、しかも、汚染物質の総量のみなら
ず検出片10の総表面積からその単位表面積当たり(つ
まりシリコンウエハの単位面積当たり)の汚染物質の吸
着量(ng/cm2)も容易にかつ精度良く求めること
ができる。
【0019】上記の捕集管12を用いる検出方法によれ
ば、試料としてのシリコンウエハを直接的に空気中に暴
露して加熱脱離法により分析を行う場合に比較して試料
の取り扱いが格段に容易になり、したがって汚染の懸念
も少ない。また、従来の各種捕集管を用いる場合に使用
する分析装置やサンプリング装置をそのまま使用可能で
あって何等特別な装置、機器を必要としないので、従来
法に比べ格段に簡易にしかも精度良く汚染物質の検出を
行うことができる。勿論、上記の捕集管12におけるガ
ラス管11は従来の各種捕集管におけるガラス管をその
まま使用できる。
【0020】また、捕集管12に対して対象空気14を
強制的に吸引することで汚染物質を検出片10に吸着さ
せるため、試料を単に空気中に暴露する場合に比較する
と単位時間当たり4倍程度の吸着量が得られることが判
明しており、したがって短時間のサンプリングであって
も微量な汚染物質の検出を有効に行うことが可能とな
る。
【0021】そして、シリコンウエハ13をへき開面で
破砕して形成した小片を検出片10として用いたので、
破砕面である検出片10の側面が自ずと平滑になり、そ
の表面積を精度良く求めることができる。しかも、同一
形状、同一寸法(したがって同一表面積)の検出片10
を一定個数用いることとしたので、個々の検出片10の
表面積と捕集管12に充填する検出片10の数とにより
検出片10の総表面積を容易に求めることができる。た
だし、検出片10は必ずしも同一形状、同一寸法にする
必要はなく、個々の検出片10の表面積をそれぞれ求め
てそれを加算することで総表面積を求めても良く、その
場合には個々の検出片10の形状や寸法にばらつきがあ
っても支障はない。勿論、検出片10としては正方形状
に限るものではなく、たとえば図3(b)に示した短冊
形状のものをそのまま検出片としても良い。
【0022】なお、上記実施形態は半導体製造工程にお
いてシリコンウエハに吸着する有機系ガス状汚染物質の
検出を目的とするものであるので、検出片10としてシ
リコンウエハ小片を用いたが、検出片10としては検出
対象の汚染物質が吸着するものであれば良く、たとえば
液晶製造工程においてガラス基板に吸着する汚染物質の
検出を行う場合には検出片10としてガラス基板の小片
を用いることも考えられる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、多数の検出片を充填
した捕集管に対象空気を強制吸引することで対象空気中
の汚染物質を検出片の表面に吸着せしめ、それら検出片
に吸着された汚染物質を検出片から脱離せしめて分析す
ることによって汚染物質の特定と定量を行うので、試料
を単に空気中に暴露する場合に比較して取り扱いが格段
に容易になり、したがって汚染の懸念も少なく、また従
来の各種捕集管を用いる場合に使用する分析装置やサン
プリング装置をそのまま使用可能であって何等特別な装
置、機器を必要とせず、したがって従来法に比べ格段に
簡易にしかも精度良く汚染物質の検出を行うことができ
る。特に、捕集管内に充填する多数の検出片の総表面積
を予め求めておくので、検出片に吸着した汚染物質の総
量のみならず、検出片の総表面積から検出片単位表面積
当たりの汚染物質の吸着量も容易にかつ精度良く求める
ことができる。
【0024】請求項2の発明は、検出片として表面積が
既知のシリコンウエハ小片を用いるので、半導体製造工
程において実際にシリコンウエハに吸着する汚染物質の
特定と定量を精度良く行うことができる。
【0025】請求項3の発明は、シリコンウエハをへき
開面で破砕して同一寸法に形成した多数のシリコンウエ
ハ小片を用いるので、検出片の表面積を容易にかつ精度
良く求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である検出方法において用
いる捕集管の概要図である。
【図2】 同、検出片の概要図である。
【図3】 同、検出片の形成工程を示す図である。
【図4】 従来の加熱脱離法の概要を示す図である。
【符号の説明】
10 検出片(シリコンウエハ小片) 12 捕集管 14 対象空気

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中の汚染物質を検出する方法であっ
    て、捕集管内に多数の検出片を充填しておくとともにそ
    れら検出片の総表面積を予め求めておき、該捕集管に対
    象空気を強制吸引することで対象空気中の汚染物質を前
    記検出片の表面に吸着せしめ、該検出片に吸着された汚
    染物質を検出片から脱離せしめて分析することで汚染物
    質の特定と定量を行うことを特徴とする空気中の汚染物
    質の検出方法。
  2. 【請求項2】 前記検出片として、表面積が既知のシリ
    コンウエハ小片を用いることを特徴とする請求項1記載
    の空気中の汚染物質の検出方法。
  3. 【請求項3】 シリコンウエハをへき開面で破砕して同
    一寸法に形成した多数のシリコンウエハ小片を用いるこ
    とを特徴とする請求項2記載の空気中の汚染物質の検出
    方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004184253A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 有機材料の有機揮発物測定方法
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US8664004B2 (en) 2003-02-21 2014-03-04 Entegris, Inc. Method for analysis of contaminants in a process fluid stream

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