JP2000304937A - 光ファイバアレイの製造方法 - Google Patents
光ファイバアレイの製造方法Info
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Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着剤層におけるボイドの発生防止や接着剤
の剥離を低減できる光ファイバアレイの製造方法等を提
供する。 【解決手段】 光ファイバ固定用部材1と押さえ部材2
との間に、光ファイバ3の端部の少なくとも一方を挟持
した状態で、これらを接着剤4で固定して光ファイバア
レイ10を製造する方法において、前記光ファイバ固定
用部材1と押さえ部材2との間に広がる光硬化性接着剤
層4において、前記接着剤層4の側面方向又は接着剤層
4の側面方向であって接着剤層を含む平面に対して−4
5〜45°の俯角・仰角を有する方向から、紫外光5な
どの光を照射して前記接着剤層4を硬化させて、光ファ
イバアレイ10を得る。
の剥離を低減できる光ファイバアレイの製造方法等を提
供する。 【解決手段】 光ファイバ固定用部材1と押さえ部材2
との間に、光ファイバ3の端部の少なくとも一方を挟持
した状態で、これらを接着剤4で固定して光ファイバア
レイ10を製造する方法において、前記光ファイバ固定
用部材1と押さえ部材2との間に広がる光硬化性接着剤
層4において、前記接着剤層4の側面方向又は接着剤層
4の側面方向であって接着剤層を含む平面に対して−4
5〜45°の俯角・仰角を有する方向から、紫外光5な
どの光を照射して前記接着剤層4を硬化させて、光ファ
イバアレイ10を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバアレイの
製造方法等に関する。
製造方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6及び図7に示すように、光フ
ァイバ固定用部材1と押さえ部材2との間に、光ファイ
バ3の端部の少なくとも一方を挟持した状態で、これら
を接着剤4で固定して光ファイバアレイ10を製造して
いる。押さえ部材2は必須ではなく押さえ部材2が無い
態様の光ファイバアレイもある。光ファイバアレイ組立
においては、紫外線(UV)硬化性の接着剤を使用し、
紫外線を透過する光ファイバ固定用部材1や押さえ部材
2を通して、接着剤層4を含む平面に対して垂直方向か
ら、UVランプなどにより紫外線5を照射していた。
ァイバ固定用部材1と押さえ部材2との間に、光ファイ
バ3の端部の少なくとも一方を挟持した状態で、これら
を接着剤4で固定して光ファイバアレイ10を製造して
いる。押さえ部材2は必須ではなく押さえ部材2が無い
態様の光ファイバアレイもある。光ファイバアレイ組立
においては、紫外線(UV)硬化性の接着剤を使用し、
紫外線を透過する光ファイバ固定用部材1や押さえ部材
2を通して、接着剤層4を含む平面に対して垂直方向か
ら、UVランプなどにより紫外線5を照射していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、接着剤の重合収縮により接着剤層に
ボイドが発生したり、厳しい環境下や長時間の使用にお
いて接着剤層が剥離し、光ファイバ端部の位置がずれ、
光伝送の損失が増加したり、光ファイバが外れてしまう
ことがあった。このため、光ファイバアレイの環境試験
を行い、合格した製品を出荷する場合、接着剤層の剥離
により不合格になる製品があり、生産性(歩留まり)を
向上させることが難しかった。
た従来の方法では、接着剤の重合収縮により接着剤層に
ボイドが発生したり、厳しい環境下や長時間の使用にお
いて接着剤層が剥離し、光ファイバ端部の位置がずれ、
光伝送の損失が増加したり、光ファイバが外れてしまう
ことがあった。このため、光ファイバアレイの環境試験
を行い、合格した製品を出荷する場合、接着剤層の剥離
により不合格になる製品があり、生産性(歩留まり)を
向上させることが難しかった。
【0004】本発明は上記の問題を解決するためのもの
であり、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着剤の
剥離を低減できる光ファイバアレイの製造方法等を提供
することを目的とする。
であり、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着剤の
剥離を低減できる光ファイバアレイの製造方法等を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の問題を
解決するため鋭意検討した結果、以下のことを見出し
た。まず、従来の接着剤の光硬化では、上述したよう
に、接着剤層を含む平面に対して垂直方向から光照射を
行っていた。したがって、図6及び図7に示すように、
接着剤層を含む平面に対して垂直方向(接着剤層の厚さ
方向)に重合収縮が起こり、接着剤層内部に同方向の内
部応力が発生してしまい、これにより、押さえ部材−接
着剤層間、光ファイバ固定用部材−接着剤層間の剥離を
生じやすいことを第一に見い出した。そして、環境試験
におけるこの剥離の進行により、ファイバの配列精度が
悪化し、高温高湿試験、温度サイクル試験などの環境試
験寿命が短かくなることを見い出した。また、従来は接
着剤層を含む平面に対して垂直方向から光照射を行って
いたので、接着剤層の全体にわたって均一に重合が進行
し、溝に配列・固定したファイバ近傍において重合収縮
によるボイドが発生しやすいことを第二に見い出した。
そして、さらに研究開発を進めた結果、接着剤層の側面
方向(接着剤層を含む平面に対して−45〜45°の俯
角・仰角を有する方向を含む)から、光を照射すること
により、接着剤層に対して垂直な方向に生じる重合収縮
を抑制・低減し、同方向の内部応力を抑制・低減できる
ことがわかった。そして、この応力低減により剥離発生
を抑制・低減し、環境試験寿命を長寿命化できることが
わかった。また、接着剤層の側面方向(ファイバをその
長さ方向に延長した方向を含む)から、光を照射するこ
とにより、接着剤層の側面からその奥行き方向に向かっ
て(照射方向から内部に向かって)光強度が徐々に低下
し、同方向に沿って重合速度(硬化速度)に勾配が生
じ、重合収縮に起因する局所的なボイド発生が抑制・低
減できることがわかった。さらに、光硬化性の接着剤を
使用する場合に限らず、接着剤層における重合収縮の方
向を、接着剤層を含む面に沿った方向とすることによ
り、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着剤の剥離
を低減できることがわかった。
解決するため鋭意検討した結果、以下のことを見出し
た。まず、従来の接着剤の光硬化では、上述したよう
に、接着剤層を含む平面に対して垂直方向から光照射を
行っていた。したがって、図6及び図7に示すように、
接着剤層を含む平面に対して垂直方向(接着剤層の厚さ
方向)に重合収縮が起こり、接着剤層内部に同方向の内
部応力が発生してしまい、これにより、押さえ部材−接
着剤層間、光ファイバ固定用部材−接着剤層間の剥離を
生じやすいことを第一に見い出した。そして、環境試験
におけるこの剥離の進行により、ファイバの配列精度が
悪化し、高温高湿試験、温度サイクル試験などの環境試
験寿命が短かくなることを見い出した。また、従来は接
着剤層を含む平面に対して垂直方向から光照射を行って
いたので、接着剤層の全体にわたって均一に重合が進行
し、溝に配列・固定したファイバ近傍において重合収縮
によるボイドが発生しやすいことを第二に見い出した。
そして、さらに研究開発を進めた結果、接着剤層の側面
方向(接着剤層を含む平面に対して−45〜45°の俯
角・仰角を有する方向を含む)から、光を照射すること
により、接着剤層に対して垂直な方向に生じる重合収縮
を抑制・低減し、同方向の内部応力を抑制・低減できる
ことがわかった。そして、この応力低減により剥離発生
を抑制・低減し、環境試験寿命を長寿命化できることが
わかった。また、接着剤層の側面方向(ファイバをその
長さ方向に延長した方向を含む)から、光を照射するこ
とにより、接着剤層の側面からその奥行き方向に向かっ
て(照射方向から内部に向かって)光強度が徐々に低下
し、同方向に沿って重合速度(硬化速度)に勾配が生
じ、重合収縮に起因する局所的なボイド発生が抑制・低
減できることがわかった。さらに、光硬化性の接着剤を
使用する場合に限らず、接着剤層における重合収縮の方
向を、接着剤層を含む面に沿った方向とすることによ
り、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着剤の剥離
を低減できることがわかった。
【0006】本発明は以下の構成を有する。
【0007】(構成1)光ファイバ固定用部材と押さえ
部材との間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟
持した状態で、これらを接着剤で固定して光ファイバア
レイを製造する方法において、前記光ファイバ固定用部
材と押さえ部材との間に接着剤層を介在させ、前記接着
剤層を含む面に沿って、かつ前記面内の一側から他側に
向かって硬化速度が次第に減少するように前記接着剤を
硬化させて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする
光ファイバアレイの製造方法。
部材との間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟
持した状態で、これらを接着剤で固定して光ファイバア
レイを製造する方法において、前記光ファイバ固定用部
材と押さえ部材との間に接着剤層を介在させ、前記接着
剤層を含む面に沿って、かつ前記面内の一側から他側に
向かって硬化速度が次第に減少するように前記接着剤を
硬化させて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする
光ファイバアレイの製造方法。
【0008】(構成2)光ファイバ固定用部材に複数の
光ファイバの端部を配列した状態で、これらを接着剤で
固定して光ファイバアレイを製造する方法において、前
記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に接着剤
層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿って、かつ前
記面内の一側から他側に向かって硬化速度が次第に減少
するように前記接着剤を硬化させて、光ファイバアレイ
を得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
光ファイバの端部を配列した状態で、これらを接着剤で
固定して光ファイバアレイを製造する方法において、前
記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に接着剤
層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿って、かつ前
記面内の一側から他側に向かって硬化速度が次第に減少
するように前記接着剤を硬化させて、光ファイバアレイ
を得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
【0009】(構成3)光ファイバ固定用部材と押さえ
部材との間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟
持した状態で、これらを接着剤で固定して光ファイバア
レイを製造する方法において、前記光ファイバ固定用部
材と押さえ部材との間に光硬化性接着剤層を介在させ、
前記接着剤層の側面方向又は接着剤層の側面方向であっ
て接着剤層を含む平面に対して−45〜45°の俯角・
仰角を有する方向から、光を照射して前記接着剤層を硬
化させて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする光
ファイバアレイの製造方法。
部材との間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟
持した状態で、これらを接着剤で固定して光ファイバア
レイを製造する方法において、前記光ファイバ固定用部
材と押さえ部材との間に光硬化性接着剤層を介在させ、
前記接着剤層の側面方向又は接着剤層の側面方向であっ
て接着剤層を含む平面に対して−45〜45°の俯角・
仰角を有する方向から、光を照射して前記接着剤層を硬
化させて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする光
ファイバアレイの製造方法。
【0010】(構成4)光ファイバ固定用部材に複数の
光ファイバの端部を配列した状態で、これらを接着剤で
固定して光ファイバアレイを製造する方法において、前
記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に光硬化
性接着剤層を介在させ、前記接着剤層の側面方向又は接
着剤層の側面方向であって接着剤層を含む平面に対して
−45〜45°の俯角・仰角を有する方向から、光を照
射して前記接着剤層を硬化させて、光ファイバアレイを
得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
光ファイバの端部を配列した状態で、これらを接着剤で
固定して光ファイバアレイを製造する方法において、前
記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に光硬化
性接着剤層を介在させ、前記接着剤層の側面方向又は接
着剤層の側面方向であって接着剤層を含む平面に対して
−45〜45°の俯角・仰角を有する方向から、光を照
射して前記接着剤層を硬化させて、光ファイバアレイを
得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
【0011】(構成5)光ファイバ固定用部材と押さえ
部材との間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟
持した状態で、これらを接着剤で固定して光ファイバア
レイを製造する方法において、前記光ファイバ固定用部
材と押さえ部材との間に光硬化性接着剤層を介在させ、
前記接着剤層を含む面に沿って、かつ前記面内の一側か
ら他側に向かって硬化速度が次第に減少するように光を
照射して前記接着剤を硬化させて、光ファイバアレイを
得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
部材との間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟
持した状態で、これらを接着剤で固定して光ファイバア
レイを製造する方法において、前記光ファイバ固定用部
材と押さえ部材との間に光硬化性接着剤層を介在させ、
前記接着剤層を含む面に沿って、かつ前記面内の一側か
ら他側に向かって硬化速度が次第に減少するように光を
照射して前記接着剤を硬化させて、光ファイバアレイを
得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
【0012】(構成6)光ファイバ固定用部材に複数の
光ファイバの端部を配列した状態で、これらを接着剤で
固定して光ファイバアレイを製造する方法において、前
記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に光硬化
性接着剤層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿っ
て、かつ前記面内の一側から他側に向かって硬化速度が
次第に減少するように光を照射して前記接着剤を硬化さ
せて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする光ファ
イバアレイの製造方法。
光ファイバの端部を配列した状態で、これらを接着剤で
固定して光ファイバアレイを製造する方法において、前
記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に光硬化
性接着剤層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿っ
て、かつ前記面内の一側から他側に向かって硬化速度が
次第に減少するように光を照射して前記接着剤を硬化さ
せて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする光ファ
イバアレイの製造方法。
【0013】
【0014】上記構成1によれば、接着剤層における重
合収縮の方向を、接着剤層を含む面に沿った方向とする
ことにより、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着
剤の剥離を低減できる。つまり、接着剤層を含む面に沿
った方向に接着剤を順次硬化させていくことにより、重
合方向をコントロールして、接着剤層を含む平面に対し
て垂直な方向の応力(押さえ部材−接着剤層間、光ファ
イバ固定用部材−接着剤層間の界面に対して垂直な方向
に掛かる重合収縮に起因する応力)を低減させ、剥離や
ボイドの発生を低減する。なお、接着剤は光ファイバ固
定用部材と押さえ部材の間の全域に塗布されていなくて
も良い。また、接着剤層は、面状に分布する場合の他、
線状に分布する場合や、部分的に分布する場合も含む。
接着剤層は、連続的、又は断続的に塗布できる。線状に
分布する接着剤を線に沿って順次硬化させても同様の効
果が得られる。接着剤は光硬化性のものに限定されな
い。例えば、熱硬化性の接着剤を用い、温度勾配によっ
て、接着剤層を含む面に沿った方向に接着剤を順次硬化
させることもできる。本発明では、光ファイバの端部の
両端を挟持した態様も含まれる。接着剤層を含む面内の
一側から他側に向かう方向は、図4に示すように、ファ
イバ3の長さ方向に平行な方向Aの他、この方向に直交
する方向C又は交差する方向(例えば45度で交差する
対角方向B)がある。また、接着剤層を含む面内の一側
から他側に向かう方向には、押さえ部材の中心からその
外周に向かって放射状に広がる方向、あるいは逆に、押
さえ部材の外周からその中心に向かう方向のような態様
も含まれる。
合収縮の方向を、接着剤層を含む面に沿った方向とする
ことにより、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着
剤の剥離を低減できる。つまり、接着剤層を含む面に沿
った方向に接着剤を順次硬化させていくことにより、重
合方向をコントロールして、接着剤層を含む平面に対し
て垂直な方向の応力(押さえ部材−接着剤層間、光ファ
イバ固定用部材−接着剤層間の界面に対して垂直な方向
に掛かる重合収縮に起因する応力)を低減させ、剥離や
ボイドの発生を低減する。なお、接着剤は光ファイバ固
定用部材と押さえ部材の間の全域に塗布されていなくて
も良い。また、接着剤層は、面状に分布する場合の他、
線状に分布する場合や、部分的に分布する場合も含む。
接着剤層は、連続的、又は断続的に塗布できる。線状に
分布する接着剤を線に沿って順次硬化させても同様の効
果が得られる。接着剤は光硬化性のものに限定されな
い。例えば、熱硬化性の接着剤を用い、温度勾配によっ
て、接着剤層を含む面に沿った方向に接着剤を順次硬化
させることもできる。本発明では、光ファイバの端部の
両端を挟持した態様も含まれる。接着剤層を含む面内の
一側から他側に向かう方向は、図4に示すように、ファ
イバ3の長さ方向に平行な方向Aの他、この方向に直交
する方向C又は交差する方向(例えば45度で交差する
対角方向B)がある。また、接着剤層を含む面内の一側
から他側に向かう方向には、押さえ部材の中心からその
外周に向かって放射状に広がる方向、あるいは逆に、押
さえ部材の外周からその中心に向かう方向のような態様
も含まれる。
【0015】上記構成2では、押さえ部材を必須要件と
していない。また、光ファイバが複数あり、配列されて
いる。それ以外は上記構成1と同様の構成を有してお
り、上記構成1と同様の効果が得られる。
していない。また、光ファイバが複数あり、配列されて
いる。それ以外は上記構成1と同様の構成を有してお
り、上記構成1と同様の効果が得られる。
【0016】上記構成3は、上記構成1の一態様であっ
て、接着剤として光硬化性接着剤を使用し、かつ、接着
剤の硬化していく方向を光の照射方向によって制御する
方法である。具体的には、例えば、図1に示すように、
光硬化性接着剤層の側面方向から、光を照射すること
で、接着剤層を含む面に沿った方向に接着剤を順次硬化
させている。なお、光硬化性接着剤層の側面方向であっ
て接着剤層を含む平面に対して−45〜45°の俯角・
仰角を有する方向から、光を照射することによっても、
同等の効果が得られる。この場合は、光源からの距離が
変わるので照度にも勾配が生じ、その結果硬化速度のコ
ントロールが可能となる。光で硬化可能な接着剤として
は、例えば、エポキシ系接着剤、アクリレート系接着剤
などがある。これらのこと以外は上記構成1と同様の構
成を有しており、上記構成1と同様の効果が得られる。
て、接着剤として光硬化性接着剤を使用し、かつ、接着
剤の硬化していく方向を光の照射方向によって制御する
方法である。具体的には、例えば、図1に示すように、
光硬化性接着剤層の側面方向から、光を照射すること
で、接着剤層を含む面に沿った方向に接着剤を順次硬化
させている。なお、光硬化性接着剤層の側面方向であっ
て接着剤層を含む平面に対して−45〜45°の俯角・
仰角を有する方向から、光を照射することによっても、
同等の効果が得られる。この場合は、光源からの距離が
変わるので照度にも勾配が生じ、その結果硬化速度のコ
ントロールが可能となる。光で硬化可能な接着剤として
は、例えば、エポキシ系接着剤、アクリレート系接着剤
などがある。これらのこと以外は上記構成1と同様の構
成を有しており、上記構成1と同様の効果が得られる。
【0017】上記構成4では、押さえ部材を必須要件と
していない。また、光ファイバが複数あり、配列されて
いる。それ以外は上記構成3と同様の構成を有してお
り、上記構成3と同様の効果が得られる。
していない。また、光ファイバが複数あり、配列されて
いる。それ以外は上記構成3と同様の構成を有してお
り、上記構成3と同様の効果が得られる。
【0018】上記構成5は、上記構成1の一態様であっ
て、接着剤として光硬化性接着剤を使用し、かつ、接着
剤の硬化していく方向を制御する方法であるが、構成3
のように光の照射方向を限定していない。具体的には、
例えば、図5に示すように、接着剤層4を含む平面に対
して垂直方向から光6をスリット状に照射し、照射部分
を移動させることで、接着剤層を含む面に沿った方向に
接着剤を順次硬化させている。この方法は、自動化に適
する。照射部分を移動は、光ファイバアレイ10を例え
ばD方向等に移動させたり、あるいはスリット状の照射
光源を移動させたりして行う。これらのこと以外は上記
構成1と同様の構成を有しており、上記構成1と同様の
効果が得られる。
て、接着剤として光硬化性接着剤を使用し、かつ、接着
剤の硬化していく方向を制御する方法であるが、構成3
のように光の照射方向を限定していない。具体的には、
例えば、図5に示すように、接着剤層4を含む平面に対
して垂直方向から光6をスリット状に照射し、照射部分
を移動させることで、接着剤層を含む面に沿った方向に
接着剤を順次硬化させている。この方法は、自動化に適
する。照射部分を移動は、光ファイバアレイ10を例え
ばD方向等に移動させたり、あるいはスリット状の照射
光源を移動させたりして行う。これらのこと以外は上記
構成1と同様の構成を有しており、上記構成1と同様の
効果が得られる。
【0019】上記構成6では、押さえ部材を必須要件と
していない。また、光ファイバが複数あり、配列されて
いる。それ以外は上記構成5と同様の構成を有してお
り、上記構成5と同様の効果が得られる。
していない。また、光ファイバが複数あり、配列されて
いる。それ以外は上記構成5と同様の構成を有してお
り、上記構成5と同様の効果が得られる。
【0020】
【実施例】図2及び図3に示すように、先端から所定長
さ分の1次および2次被覆を除去して洗浄した8芯テー
プファイバ3、ファイバを配列するためのV溝を有する
ファイバ固定用部材1、および配列したファイバを押さ
えつけるための押さえ部材2を、接着部に市販の紫外線
硬化型接着剤4を充填して、治具により仮固定した。
さ分の1次および2次被覆を除去して洗浄した8芯テー
プファイバ3、ファイバを配列するためのV溝を有する
ファイバ固定用部材1、および配列したファイバを押さ
えつけるための押さえ部材2を、接着部に市販の紫外線
硬化型接着剤4を充填して、治具により仮固定した。
【0021】この仮固定されている光ファイバアレイ
に、図1に示すように、ファイバ3を長さ方向に延長し
た方向から、UVを照射し、接着剤を硬化させた(実施
例1)。また、比較例として、上記仮固定されている光
ファイバアレイに、図6及び図7に示すように、接着剤
層4を含む平面に対して垂直方向から、UVを照射し、
接着剤を硬化させた(比較例1)。
に、図1に示すように、ファイバ3を長さ方向に延長し
た方向から、UVを照射し、接着剤を硬化させた(実施
例1)。また、比較例として、上記仮固定されている光
ファイバアレイに、図6及び図7に示すように、接着剤
層4を含む平面に対して垂直方向から、UVを照射し、
接着剤を硬化させた(比較例1)。
【0022】このようにして組立てた光ファイバアレイ
の硬化した接着剤層を、光学顕微鏡により50〜500
倍の倍率で観察した。光ファイバアレイ組立後に観察し
た接着剤層のボイド観察結果を表1に示す。
の硬化した接着剤層を、光学顕微鏡により50〜500
倍の倍率で観察した。光ファイバアレイ組立後に観察し
た接着剤層のボイド観察結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1に示すように、本発明により組立た光
ファイバアレイ(実施例1)ではボイドが発生しなかっ
たが、従来技術により組立た光ファイバアレイ(比較例
1)では20〜40μmサイズのボイドが数えきれない
ほど多数発生した。
ファイバアレイ(実施例1)ではボイドが発生しなかっ
たが、従来技術により組立た光ファイバアレイ(比較例
1)では20〜40μmサイズのボイドが数えきれない
ほど多数発生した。
【0025】次に上記実施例1及び比較例1に係る光フ
ァイバアレイを、環境試験機により、温度:75℃、湿
度:90%RHの高温高湿状態に置き、所定時間ごと
に、接着部の剥離を光学顕微鏡により50〜500倍の
倍率で観察した。光ファイバアレイを高温高湿状態に置
いた場合の剥離観察結果を表2に示す。
ァイバアレイを、環境試験機により、温度:75℃、湿
度:90%RHの高温高湿状態に置き、所定時間ごと
に、接着部の剥離を光学顕微鏡により50〜500倍の
倍率で観察した。光ファイバアレイを高温高湿状態に置
いた場合の剥離観察結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表2に示すように、本発明により組立た光
ファイバアレイ(実施例1)は、従来技術により組立た
光ファイバアレイ(比較例1)と比較して、高温高湿状
態における剥離面積の割合が小さかった。
ファイバアレイ(実施例1)は、従来技術により組立た
光ファイバアレイ(比較例1)と比較して、高温高湿状
態における剥離面積の割合が小さかった。
【0028】次に上記実施例1及び比較例1に係る光フ
ァイバアレイのファイバ配列端面を8°斜めに加工した
後、1×8導波路に接続して1×8ビームスプリッター
とし、温度:75℃、湿度:90%RHの高温高湿試験
を行い所定時間ごとに損失値を比較した。ビームスプリ
ッターによる高温高湿試験結果を表3に示す。
ァイバアレイのファイバ配列端面を8°斜めに加工した
後、1×8導波路に接続して1×8ビームスプリッター
とし、温度:75℃、湿度:90%RHの高温高湿試験
を行い所定時間ごとに損失値を比較した。ビームスプリ
ッターによる高温高湿試験結果を表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】表3に示すように、本発明により組立た光
ファイバアレイ(実施例1)は、従来技術により組立た
光ファイバアレイ(比較例1)と比較して、ビームスプ
リッターにおける高温高湿試験寿命が大幅に長かった。
ファイバアレイ(実施例1)は、従来技術により組立た
光ファイバアレイ(比較例1)と比較して、ビームスプ
リッターにおける高温高湿試験寿命が大幅に長かった。
【0031】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は上記実施例の範囲に限定されるもので
はない。
したが、本発明は上記実施例の範囲に限定されるもので
はない。
【0032】例えば、光ファイバ固定用部材及び押さえ
部材として紫外線に対して透明なガラスからできている
ものを使用できる。また、光ファイバ固定用部材や押さ
え部材は、接着剤を硬化させるための光に対し透明であ
る必要はない。
部材として紫外線に対して透明なガラスからできている
ものを使用できる。また、光ファイバ固定用部材や押さ
え部材は、接着剤を硬化させるための光に対し透明であ
る必要はない。
【0033】なお、光ファイバ固定用部材または押さえ
部材が接着剤を硬化させる光を透過する場合、接着剤の
分布と比較して十分狭い範囲に接着剤を硬化させる光
(例えば紫外線)を前記の光を透過する部材を通して照
射し、照射位置を順次移動して光硬化性接着剤を順次硬
化させることによって、接着剤の重合方向を制御し、本
発明の効果を得ることもできる。このようにすれば、照
射位置の移動を流れ作業の一環として光照射を行うこと
が可能なので、生産性を向上させることもできる。な
お、光ファイバ固定用部材及び押さえ部材がともに光を
通す場合には、光ファイバ固定用部材及び押さえ部材の
両側から光を局所的に接着剤に照射し、硬化を行っても
よい。これらのことは、押さえ部材がないタイプの光フ
ァイバアレイについても同様である。
部材が接着剤を硬化させる光を透過する場合、接着剤の
分布と比較して十分狭い範囲に接着剤を硬化させる光
(例えば紫外線)を前記の光を透過する部材を通して照
射し、照射位置を順次移動して光硬化性接着剤を順次硬
化させることによって、接着剤の重合方向を制御し、本
発明の効果を得ることもできる。このようにすれば、照
射位置の移動を流れ作業の一環として光照射を行うこと
が可能なので、生産性を向上させることもできる。な
お、光ファイバ固定用部材及び押さえ部材がともに光を
通す場合には、光ファイバ固定用部材及び押さえ部材の
両側から光を局所的に接着剤に照射し、硬化を行っても
よい。これらのことは、押さえ部材がないタイプの光フ
ァイバアレイについても同様である。
【0034】また、ファイバを配列するための溝は、V
字型に限らず、U字型やコの字型などの他の断面形状と
することができる。
字型に限らず、U字型やコの字型などの他の断面形状と
することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の光ファイバアレイの製造方法に
よれば、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着剤の
剥離を低減できる。これにより、環境試験で不合格にな
る割合が少なくなり、歩留まりを向上でき、生産性を向
上できる。また、本発明によれば、厳しい環境下や長期
使用において性能を維持でき、長期使用に耐える光ファ
イバアレイを提供できる。
よれば、接着剤層におけるボイドの発生防止や接着剤の
剥離を低減できる。これにより、環境試験で不合格にな
る割合が少なくなり、歩留まりを向上でき、生産性を向
上できる。また、本発明によれば、厳しい環境下や長期
使用において性能を維持でき、長期使用に耐える光ファ
イバアレイを提供できる。
【図1】本発明の一態様に係る光ファイバアレイの製造
方法を説明するための側面図である。
方法を説明するための側面図である。
【図2】光ファイバアレイの概略を示す正面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】光ファイバアレイの概略を示す平面図である。
【図5】本発明の他の態様に係る光ファイバアレイの製
造方法を説明するための側面図である。
造方法を説明するための側面図である。
【図6】従来の光ファイバアレイの製造方法を説明する
ための正面図である。
ための正面図である。
【図7】図6のI−I線断面図である。
1 光ファイバ固定用部材 2 押さえ部材 3 光ファイバ 4 接着剤 5 紫外線 6 光 10 光ファイバアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加々見 薫 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホー ヤ株式会社内 (72)発明者 山中 賢治 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホー ヤ株式会社内 Fターム(参考) 2H036 JA04 LA03 MA04 NA01 PA11 PA14 2H038 AA51 CA52
Claims (6)
- 【請求項1】 光ファイバ固定用部材と押さえ部材との
間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟持した状
態で、これらを接着剤で固定して光ファイバアレイを製
造する方法において、 前記光ファイバ固定用部材と押さえ部材との間に接着剤
層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿って、かつ前
記面内の一側から他側に向かって硬化速度が次第に減少
するように前記接着剤を硬化させて、光ファイバアレイ
を得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。 - 【請求項2】 光ファイバ固定用部材に複数の光ファイ
バの端部を配列した状態で、これらを接着剤で固定して
光ファイバアレイを製造する方法において、 前記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に接着
剤層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿って、かつ
前記面内の一側から他側に向かって硬化速度が次第に減
少するように前記接着剤を硬化させて、光ファイバアレ
イを得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方
法。 - 【請求項3】 光ファイバ固定用部材と押さえ部材との
間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟持した状
態で、これらを接着剤で固定して光ファイバアレイを製
造する方法において、 前記光ファイバ固定用部材と押さえ部材との間に光硬化
性接着剤層を介在させ、前記接着剤層の側面方向又は接
着剤層の側面方向であって接着剤層を含む平面に対して
−45〜45°の俯角・仰角を有する方向から、光を照
射して前記接着剤層を硬化させて、光ファイバアレイを
得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。 - 【請求項4】 光ファイバ固定用部材に複数の光ファイ
バの端部を配列した状態で、これらを接着剤で固定して
光ファイバアレイを製造する方法において、 前記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に光硬
化性接着剤層を介在させ、前記接着剤層の側面方向又は
接着剤層の側面方向であって接着剤層を含む平面に対し
て−45〜45°の俯角・仰角を有する方向から、光を
照射して前記接着剤層を硬化させて、光ファイバアレイ
を得ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。 - 【請求項5】 光ファイバ固定用部材と押さえ部材との
間に、光ファイバの端部の少なくとも一方を挟持した状
態で、これらを接着剤で固定して光ファイバアレイを製
造する方法において、 前記光ファイバ固定用部材と押さえ部材との間に光硬化
性接着剤層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿っ
て、かつ前記面内の一側から他側に向かって硬化速度が
次第に減少するように光を照射して前記接着剤を硬化さ
せて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする光ファ
イバアレイの製造方法。 - 【請求項6】 光ファイバ固定用部材に複数の光ファイ
バの端部を配列した状態で、これらを接着剤で固定して
光ファイバアレイを製造する方法において、 前記光ファイバ固定用部材と光ファイバ端部の間に光硬
化性接着剤層を介在させ、前記接着剤層を含む面に沿っ
て、かつ前記面内の一側から他側に向かって硬化速度が
次第に減少するように光を照射して前記接着剤を硬化さ
せて、光ファイバアレイを得ることを特徴とする光ファ
イバアレイの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11111713A JP2000304937A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 光ファイバアレイの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11111713A JP2000304937A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 光ファイバアレイの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000304937A true JP2000304937A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14568283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11111713A Pending JP2000304937A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 光ファイバアレイの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000304937A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002023239A1 (en) * | 2000-09-04 | 2002-03-21 | Ngk Insulators, Ltd | Optical fiber array and its production method |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11111713A patent/JP2000304937A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002023239A1 (en) * | 2000-09-04 | 2002-03-21 | Ngk Insulators, Ltd | Optical fiber array and its production method |
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