JP2000305572A - 音信号発生装置 - Google Patents

音信号発生装置

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JP2000305572A
JP2000305572A JP11116900A JP11690099A JP2000305572A JP 2000305572 A JP2000305572 A JP 2000305572A JP 11116900 A JP11116900 A JP 11116900A JP 11690099 A JP11690099 A JP 11690099A JP 2000305572 A JP2000305572 A JP 2000305572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最初の発音単位波形が最後まで読み出されて
いない状態で、次の押鍵が行われても、発音単位波形の
後半部を必ず発音させる。 【解決手段】 メモリ2に記憶された複数の発音単位波
形からなるフレーズを読み出して、楽音信号を発生する
もので、鍵盤4により発音開始の指示がされた際に、発
音単位波形を読み出し中でない場合、制御部8は、メモ
リ2に記憶したフレーズのうち1つの発音単位波形を読
み出し、鍵盤4により発音開始の指示がされた際に、発
音単位波形を既に読み出し中の場合、該読み出し中の発
音単位波形の読み出しの終了後に、次の発音単位波形を
読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間が歌ったり喋
ったりした一連の音声信号、または人が演奏した一連の
楽音信号等をサンプリングした波形データを読み出し
て、音信号を発生する音信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子楽器の技術が進歩し、音信号
(人の音声信号や楽器演奏の楽音信号等)をサンプリン
グして、フレーズデータとしてメモリに記憶させてお
き、鍵盤などで発音する音高を指定することによって、
指定された音高でフレーズデータを発音するいわゆるサ
ンプラーが開発されている。
【0003】フレーズは、イントネーション、歌詞の歌
唱の仕方、演奏の仕方などの関係で複数に区切って発音
することができる。例えば、言葉のフレーズ「happ
ybirthday to you」であれば、「ha
ppy birthday」と「to you」との2
つに区切って発音することができる。以下の説明では、
上記のように例えば1つのフレーズを区切って発音され
る複数の区間の1つ(「happy birthda
y」や「to you」)を「発音単位」と定義し、そ
の区切られている波形の1つを「発音単位波形」と定義
して、説明を進めることにする。
【0004】従来、サンプラーで発音させる場合には、
複数の発音単位の各々をそれぞれ鍵に割り当てておき、
押鍵されると、押鍵された鍵に割り当てられている発音
単位を発音するようになっている。従って、上記のよう
に発音単位ごとに区切って発音させようとした場合に
は、或る鍵に「happy birthday」という
発音単位を割り当て、もう1つの鍵に「to you」
という発音単位を割り当てる。そして、前記或る鍵を押
鍵することで、「happy birthday」を発
音し、もう1つの鍵を押鍵することで「to you」
を発音させることが可能であるので、一応、発音単位毎
にそれぞれを区切って発音させることは可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サンプラーでは、モノモード(同時に一音しか発音しな
いモード)においては、或る発音単位を再生中に、次の
押鍵があった場合、今まで発音していた発音単位の再生
を中断し、次の押鍵に割り当てられている発音単位の発
音が開始されるようになっている。従って、前述の例で
いえば、「happy birthday」という発音
単位の発音途中、例えば「happy」まで発音した際
に、「to you」に対応する鍵が押鍵されると、
「happybirthday」の発音単位の発音を中
断し、「to you」の発音単位の発音が開始される
ので、「birthday」が読み飛ばされてしまう。
また、従来のサンプラーにおけるポリモード(複数音同
時に発音可能なモード)においては、或る発音単位を再
生中に、次の押鍵があった場合、今まで発音していた発
音単位がまだ途中までしか発音していない状態であって
も、次の押鍵に割り当てられている発音単位の発音が開
始され、複数の発音単位の発音が同時に重なって発音さ
れるようになっている。従って、前述の例でいえば、
「happy birthday」という発音単位の発
音途中、「happy」まで発音したときに、「to
you」に対応する鍵が押鍵されると、「birthd
ay」の発音単位の発音と「to you」の発音単位
の発音が同時に重なって再生されるので、聴取者には、
なんと発音されたのかが全く分からなくなる。また、従
来のサンプラーでは、或る発音単位を再生中に、その鍵
が離鍵されてしまった場合、直ちに発音を中止する。従
って、前述の例で言えば、「happy birthd
ay」という発音単位の発音途中、「happy」まで
発音した際に、離鍵されてしまうと、「birthda
y」が発音されない。
【0006】上記したように、発音されるものが言語で
ある場合、或る発音単位を読み出している最中に他の発
音単位の発音を中断し、他の発音単位を読み出すと、言
葉の意味がおかしくなってしまうし、時系列的に連続し
て再生させたい複数の発音単位が、同時に重なって発音
されると、何を言っているのか分からなくなってしま
う。このような問題は、上記の例のような言葉のフレー
ズだけに存在するのではなく、楽器の演奏のフレーズが
発音された場合にも当てはまる。世間一般には、「この
演奏の後に続くのは、このような演奏である。」と幅広
く認識されている定型フレーズ、いわゆる「お決まりの
フレーズ」というフレーズが存在する。即ち、そういっ
た定型フレーズは、或る演奏の後に続く演奏が大体決ま
っている。従って、定型フレーズを従来のサンプラーで
各発音単位毎に区切って発音させようとした場合には、
先ほど「happy birthday to yo
u」を例にして説明した問題と同様な問題が生じる。
【0007】さらに、複数の発音単位に区切って発音さ
せる場合には、特に発音単位の後半の部分に言語学上や
演奏上、重要な意味を持っていることが多い。上記の例
では、「birthday」という部分が非常に重要
で、この部分が発音されなかったり、「to you」
の発音と重なって発音されてしまったりすると、全く意
味が通じない。それにも拘わらず、上述したような従来
のものでは、最初の発音単位が最後まで読み出されてい
ない状態で、次の押鍵が行われた場合や、発音単位の発
音中に離鍵されてしまった場合には、発音単位の最後の
言語学上、演奏上非常に重要な意味を持つ部分を発音さ
せることができなかったり、他の発音単位と重なって発
音されて、聴取できない。
【0008】本願は、前述の問題を解決するためになさ
れたもので、予め発音単位の波形データの中に、発音の
中断を禁止する部分(有意な部分:中断すると変になっ
てしまう部分)と、発音の中断を許容する部分(有意で
はない部分:中断しても差し支えない部分)とを定義し
ておいて、先に発音中の発音単位波形が最後まで読み出
されていない状態で、次の発音開始指示がされたり、発
音停止指示されてしまった場合であっても、中断を禁止
している部分においては最後まで発音し、中断を許容す
る部分においてのみ、発音を中断し、次の波形の発音を
開始することにより、発音単位波形の大切な部分(有意
の部分)を必ず発音させるようにした音信号発生装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様の音信号
発生装置は、音信号を表現する少なくとも、第1の波形
データと、第2の波形データと、第3の波形データとを
記憶するメモリ手段を有している。音信号は、一連の音
信号、例えばフレーズとすることができる。第1の波形
データと第2の波形データは、1つの組に含まれるもの
に、第3の波形データは、別の1つの組に含まれるもの
にできる。第1の波形データと第2の波形データは、原
則として、先に第1の波形データが再生され、これに続
いて第2の波形データが再生されるものとできる。それ
ぞれの組は、例えば発音単位波形データとすることがで
きる。発音単位波形データは、或るフレーズを複数の区
間に区切った各区間にそれぞれ相当するデータである。
第1の波形データは、例えば後述する実施の形態で言え
ば区間1に相当し、第2の波形データは、同じく区間2
及び区間3に相当し、第3の波形データは、同じく次の
発音単位データに相当する。なお、第3の波形データ
は、次の発音単位波形データに限らず、同一フレーズ或
いは他のフレーズの別の発音単位波形データとすること
もできる。
【0010】この音信号発生装置は、更に、第1乃至第
3の波形データを読み出して、音信号を発生する音信号
発生手段と、発音開始指示を行う発音開始指示手段とを
有している。音信号発生手段は、同時に一音しか発生し
ないモノモードのもの又は同時に複数音発音可能なポリ
モードのものが使用できる。発音開始指示手段として
は、発音開始指示信号を後述する制御手段に供給するこ
とができるものであればよく、例えば、この音信号発生
装置が備える鍵盤等の操作子や、外部に設けられたシー
ケンサが発生する発音開始指示信号を受信して、制御手
段に供給する発音開始指示信号入力手段等を使用するこ
とができる。この音信号発生装置は、更に音信号発生手
段を制御する制御手段を備えている。
【0011】制御手段が行う音信号発生手段の制御で
は、前記発音開始指示手段により第3の波形データに対
する発音開始指示がされた際に、前記音信号発生手段が
いずれの波形データに基づいても音信号を発生中でない
場合には、前記メモリ手段に記憶している第3の波形デ
ータに基づく音信号を発生させる。
【0012】さらに、前記発音開始指示がされた際に、
第1の波形データに基づく音信号を発生中である場合に
は、少なくとも該第1の波形データに基づく音信号を発
生し終わってから、第3の波形データに基づく音信号を
発生させる。
【0013】また、前記発音指示がされた際に、第1の
波形データに続いて第2の波形データに基づく音信号を
発生中には、第2の波形データに基づく音信号の発生を
中断して、第3の波形データに基づく音信号を発生させ
る。
【0014】ここで言う、「中断」には、直ちに読み出
しを中止するものや、急速減衰させるもの、或いは緩や
かなエンベロープを音信号に付与して音信号のレベルを
低下させるものや、第2の波形データの読み出しは継続
しているが、第2の波形データに対応する音信号の出力
だけを低下させたり、カットしたりするものも含まれ
る。要するに、第2の波形データを「最後まで発音させ
ない」ものが「中断」である。
【0015】この音信号発生装置では、第1の波形デー
タに対応する音信号が発生中であれば、たとえ第3の波
形データに対応する発音開始指示が与えられたとして
も、必ず第1の波形データに対応する音信号が発生し、
その後に第3の波形データに基づく音信号が発生する。
即ち、第1の波形データは、中断が禁止された波形デー
タであり、言語上または演奏上、有意な部分を第1の波
形データとすることによって、必ずこの部分に対応する
音信号を発音させることができる。逆に、第2の波形デ
ータは中断が許容された波形データであり、状況に応じ
ては一部しか発音されないことがある。
【0016】本発明の他の態様の音信号発生装置も、メ
モリ手段を有している。このメモリ手段には、音信号を
表現する少なくとも、第1の波形データと、第2の波形
データと、第3の波形データと、第4の波形データとが
記憶されている。音信号は、一連の音信号、例えばフレ
ーズとすることができる。第1の波形データ、第2の波
形データ及び第3の波形データは、1つの組、例えば上
述した1つの発音単位データに含まれ、原則として第1
の波形データ、第2の波形データ、第3の波形データの
順に読み出されるものとできる。第4の波形データは、
他の組、例えば同じフレーズまたは他のフレーズの別の
1つの発音単位データに含まれる。第1の波形データ
は、後述する実施の形態で言えば区間1に相当し、第2
の波形データは、同じく区間2、3に相当し、第3の波
形データは、同じく区間4に相当し、第4の波形データ
は、同じく次の発音単位に相当する。
【0017】この音信号発生装置も、第1乃至第4の波
形データを読み出して音信号を発生する音信号発生手段
と、発音開始指示を行う発音開始指示手段と、音信号発
生手段を制御する制御手段とを有している。音信号発生
手段及び発音開始指示手段は、上述した態様の音信号発
生装置の発音開始指示手段及び発音開始指示手段と同様
である。
【0018】制御手段における音信号発生手段の制御で
は、前記発音開始指示手段により第4の波形データに対
応する発音開始指示がされた際に、前記音信号発生手段
がいずれの波形データに基づいても音信号を発生中でな
い場合、前記メモリ手段に記憶している第4の波形デー
タに基づく音信号を発生させる。
【0019】更に、前記発音開始指示がされた際に、第
1の波形データに基づく音信号が発生中である場合、少
なくとも該第1の波形データに基づく音信号を発生し終
えてから、第3の波形データに基づく音信号を発生さ
せ、更に第3の波形データに基づく音信号を発生し終わ
ってから、第4の波形データに基づく音信号を発生させ
る。
【0020】また、前記発音開始指示がされた際に、第
2の波形データに基づく音信号を発生中である場合、第
2の波形データに基づく音信号の発生を中断して、第3
の波形データに基づく音信号を発生させ、更に第3の波
形データに基づく音信号を発生し終わってから、第4の
波形データに基づく音信号を発生させる。「中断」につ
いては、上述した態様の音信号発生装置における「中
断」と同様である。なお、第3の波形データに対応する
音信号を発生中に、発音開始指示がされた場合、第3の
波形データに対応する音信号を発生させ終わった後に、
第4の波形データに対応する音信号を発生させることが
できる。
【0021】この音信号発生装置では、いずれかの波形
データを発音中である場合に、第4の波形データの発音
開始指示が与えられたとしても、最低限度、第1の波形
データ及び第3の波形データに基づく音信号が発生し、
その後に、第4の波形データに基づく音信号が発生す
る。即ち、第1及び第3の波形データは、中断が禁止さ
れた波形データであり、これら波形データを有意の部分
とすることによって、発音開始指示が与えられた限り、
この有意な部分に対応する音信号が必ず発生し、その後
に第4の波形データに基づく音信号が発生する。第2の
波形データは、中断の許容された波形データであり、発
音開始指示の与えられた状況に応じては一部しか発音さ
れないことがある。
【0022】上記2つの態様の音信号発生装置におい
て、前記第2の波形データは、繰り返し読み出される波
形データとすることができる。この場合、前記制御手段
は、前記第1の波形データに対応する音信号を発生させ
る契機となった前記発音開始指示とは異なる発音開始指
示がされない間、第2の波形データに対応する音信号を
繰り返し発生させる。これによって、前記異なる発音開
始指示が与えられない限り、第2の波形データに対応す
る音信号が発生される。即ち、第2の波形データは、ル
ープデータである。
【0023】本発明の他の態様の音信号発生装置も、メ
モリ手段を有している。このメモリ手段には、音信号を
表現する少なくとも、第1乃至第3の波形データが記憶
されている。音信号は、一連の音信号、例えばフレーズ
とすることができ、第1乃至第3の波形データは、1つ
のグループ、例えば上述した1つの発音単位波形データ
に含まれるものとすることができる。第1の波形データ
は、後述する実施の態様で言えば区間1に相当し、第2
の波形データは、同じく区間2、3に相当し、第3の波
形データは、同じく区間4に相当する。
【0024】この音信号発生装置は、更に、第1乃至第
3の波形データを読み出して、音信号を発生する音信号
発生手段と、発音開始指示を行う発音開始指示手段と、
発音停止指示を行う発音停止指示手段とを有している。
音信号発生手段は、上述した2つの態様の音信号発生手
段と同様である。
【0025】発音開始及び発音停止指示手段は、発音開
始指示信号または発音停止指示信号を後述する制御手段
に供給するものであればよく、例えば鍵盤等の操作子
や、外部のシーケンサ等から供給された発音開始指示信
号や発音停止指示信号を受信して、制御手段に供給する
発音開始指示信号入力手段や発音停止指示信号入力手段
を使用することができる。
【0026】更に、この音信号発生装置は、音信号発生
手段を制御する制御手段を有している。制御手段による
制御としては、発音開始指示手段により第1の波形デー
タに対する発音開始指示がされた際に、第1の波形デー
タに基づく音信号を発生させるものがある。前記発音停
止指示がされた際に、第1の波形データに基づく音信号
が発生中である場合には、少なくとも該第1の波形デー
タに基づく音信号を発生し終えてから、第3の波形デー
タに基づく音信号を発生させるものがある。なお、第3
の波形データに基づく音信号の終了後に、発音停止させ
ることができる。
【0027】更に、制御手段による制御としては、前記
発音停止指示がされた際に、第1の波形データに続いて
第2の波形データに基づく音信号が発生中である場合に
は、第2の波形データに基づく音信号の発生を中断し
て、第3の波形データに基づく音信号を発生させるもの
がある。第3の波形データに基づく音信号の発生終了後
に、発音停止させることができる。「中断」は、上述し
た「中断」と同様なものである。
【0028】この音信号発生装置によれば、発音停止指
示が与えられると、少なくとも第1の波形データ及び第
3の波形データに基づく音信号が発生する。即ち、第1
及び第3の波形データを、有意の部分とでき、例えば発
音停止する場合にでも、必ずこれらに基づく音信号を発
生することができる。一方、第2の波形データは、状況
に応じては一部しか発音されずに消音されることがあ
る。
【0029】この音信号発生装置において、前記第2の
波形データを、繰り返して音信号を発生する波形データ
とすることができる。この場合、前記制御手段は、前記
発音停止指示されない間、前記第2の波形データを繰り
返し読み出す。これによって、発音停止指示が与えられ
るまで、繰り返して第2の波形データに基づく音信号が
発生する。
【0030】本発明の別の態様の音信号発生装置も、メ
モリ手段を有している。このメモリ手段には、音信号を
表現する少なくとも第1乃至第3の波形データが記憶さ
れている。音信号は、一連の音信号、例えばフレーズと
することができる。第1及び第2の波形データは、1つ
の組、例えば上述した1つの発音単位波形データに含ま
れるものとすることができる。第3の波形データは、他
の1つの組に含まれるものとできる。第1の波形データ
は、後述する実施の態様で言えば、区間2及び3に相当
し、第2の波形データは、同じく区間4に相当し、第3
の波形データは同じく次の波形単位に相当する。
【0031】この音信号発生装置は、更に、第1乃至第
3の波形データを読み出して、音信号を発生する音信号
発生手段と、発音開始指示手段とを有している。これら
は、上述した各態様において使用されているものと同様
である。
【0032】さらに、この音信号発生装置は、音信号発
生手段を制御する制御手段を有している。この制御手段
による制御では、発音開始指示手段によって第3の波形
データに対する発音指示がされた際に、音信号の発生中
でない場合には、メモリ手段に記憶している第3の波形
データに基づいて音信号を発生させる。
【0033】更に、この制御では、第3の波形データに
対する発音指示がされた際に、第1の波形データに基づ
く音信号が発生中である場合には、第1の波形データに
基づく音信号の発生を中断し、第2の波形データに基づ
く音信号を発生させ、更に第2の波形データに基づく音
信号を発生し終わってから、第3の波形データに基づく
音信号を発生する。「中断」は、上述した実施の態様に
おいて述べた「中断」と同様なものである。
【0034】この音信号発生装置によれば、第3の波形
データの発音指示が与えられると、最低限度、第2の波
形データに基づく音信号を全て発生した後に、第3の波
形データに基づく音信号が発生する。即ち、第2の波形
データは中断が禁止された波形データであり、これを有
意の部分とすることによって、第3の波形データの発音
指示が与えられても、この有意な部分に対応する音信号
が発生し終わった後でなければ、第3の波形データに基
づく音信号は発生しない。第1の波形データは、中断の
許された波形データであり、発音指示の与えられた状況
に応じては一部しか発音されないことがある。
【0035】第1の波形データは、繰り返し読み出され
る波形データとすることができる。この場合、制御手段
は第3の波形データに対する発音指示が与えられない
間、第1の波形データに対応する音信号を繰り返し発生
する。また、第1の波形データは、後述する実施の態様
における区間1の波形データのみとして区間2、3の波
形データを省略したもの、区間1、区間2のみとして区
間3を省略したもの、区間1、2、3としたもの、区間
1を省略して、区間2、3のみとしたもの、区間1、2
を省略して区間3のみとしたものとできる。いずれの場
合でも、区間4に対する発音指示が与えられると、直ち
に現在発音中の音信号を中断して、区間4の音信号を発
生し、これが終了した後に、次の発音単位波形データに
基づいて音信号が発生する。
【0036】なお、コンピュータを上記各態様の音信号
発生信号発生装置の各手段として機能させるためのプロ
グラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶
させることもできる。
【0037】上記の各態様において、第1及び第2の波
形データまたは第1乃至第3の波形データをまとめて1
つの発音単位波形データとし、これらの発音単位波形デ
ータが複数まとめられて、1つのフレーズデータとする
ことができるとした。しかし、各発音単位波形データ
は、1つのフレーズデータとして物理的、論理的に一連
に構成されている必要はない。また、各発音単位波形デ
ータをそれぞれ構成する第1及び第2の波形データ又は
第1乃至第3の波形データも、物理的、論理的に一連に
構成されている必要はない。従って、1つのフレーズデ
ータが、それぞれ異なる複数のフレーズデータのうちか
ら選択された発音単位波形データによって構成されてい
てもよいし、1つの発音単位波形データが、様々な波形
データの中から選択されたものによって構成されていて
もよいし、1つの発音単位波形データが、別々のフレー
ズデータ中のバラバラの波形データから選択されたもの
で構成されていてもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態の電子楽器
は、図1に示すように、メモリ手段、例えばメモリ2を
有している。メモリ2には、図2に示すように、複数、
例えば8つのフレーズデータが記憶されている。フレー
ズデータは、図3に示すような、複数の発音単位からな
るフレーズを所定の周波数でサンプリングして、各サン
プリング値をディジタル化した波形データである。な
お、メモリ2には、後述するレジスタも設けられてい
る。メモリ2としては、RAMやROMを使用すること
ができる他、ハードディスクやMD等も使用することが
できる。
【0039】この電子楽器は、操作子、例えば鍵盤4を
有している。この鍵盤4の鍵が押鍵されるごとに、これ
を制御部8が検出し、発音開始指示を生成する。これに
応じて、メモリ2の所定のフレーズから発音単位で波形
データが読み出される。また、鍵盤4の鍵を離鍵する
と、制御部8がこれを検出し、発音停止指示を生成す
る。なお、本実施の形態では、説明を簡略化するため
に、発音開始の指示が与えられると、メモリ2から読み
出される発音単位は、元の音高で発音するとして説明す
る。しかし、押鍵された鍵に対応した音高に変換して発
音単位を発音させることもできる。
【0040】このメモリ2からの発音単位の読み出し
は、鍵盤4からの指示及びパネル6の各ボタンの操作状
態に応じて、発音開始指示手段、発音停止指示手段、音
信号発生手段及び制御手段、例えば制御部8が行う。制
御部8としては、例えばCPUまたはDSPまたは両者
を使用することができる。制御部8が実行するプログラ
ムは、メモリ2に記憶されている。メモリ2へのプログ
ラムの記憶は、記録媒体、例えばフロッピィディスク、
ハードディスク又はCD−ROM等からプログラムを読
みとることによって行われる。メモリ2から読み出され
た波形データは、D/A変換器10によってアナログ信
号に変換され、サウンドシステム(図示せず)に供給さ
れる。
【0041】パネル6は、フレーズ選択ボタン12a乃
至12hを有している。これらフレーズ選択ボタン12
a乃至12hは、メモリ2に記憶されている8つのフレ
ーズにそれぞれ対応して設けられている。フレーズ選択
ボタン12a乃至12hのうち任意のものを選択する
と、操作されたボタンに対応するフレーズが読み出し可
能となるように、制御部8がメモリ2を制御する。
【0042】これらフレーズ選択ボタン12a乃至12
hの他に、パネル6は、発音単位選択ボタン14a乃至
14jを有している。フレーズ選択ボタン12a乃至1
2hのいずれかの操作によって1つのフレーズが選択さ
れたとき、この選択されたフレーズの複数の発音単位
を、発音単位選択ボタン14aから発音単位選択ボタン
12j側に向かって順に制御部8が割り当てる。これら
発音単位選択ボタン14aから14jのうち任意のもの
を操作すると、制御部8内にメモリ2から波形データを
読み出すために設けられている読み出しポインタが、操
作された発音単位選択ボタンに割り当てられている発音
単位の1つ前の発音単位の開始位置に設定される。鍵盤
4の鍵を押鍵すると、選択された発音単位から波形デー
タの読み出しが行われる。即ち、フレーズの途中からの
読み出しが行われる。
【0043】パネル6には、表示器16も設けられてい
る。このパネル6には、フレーズ選択ボタン12a乃至
12hの操作によって選択されたフレーズが表示され、
かつ発音単位選択ボタン14a乃至14jに、どのよう
な発音単位が割り当てられているかを表示する。
【0044】メモリ2内に設けられているレジスタは、
各フレーズごとにフレーズレジスタを有している。1つ
のフレーズレジスタは、図4に示すように、1つのフレ
ーズを構成している各発音単位ごとに、前半開始位置F
S、ループ開始位置LS、ループ終了位置LE、後半開
始位置SS、基準音高P、急速減衰限界位置RL、リリ
ース開始位置RSの各領域を有している。なお、図4に
おいて、FS、LS、LE、SS、P、RL、RSの末
尾の数字は、何番目の発音単位のものであるかを示して
いる。
【0045】前半開始位置FSは、発音単位の前半部の
スタートアドレスを記憶している。ループ開始位置LS
は、ループ開始のアドレスを記憶している。従って、前
半開始位置FSからループ開始位置LSまでが、前半部
である。
【0046】ループ終了位置LEは、ループ区間の終了
アドレスを記憶している。従って、ループ開始位置LS
からループ終了位置LEまでがループ区間である。後半
開始位置SSは、後半部のスタートアドレスであるアド
レスを記憶しており、後半開始位置SSから次の発音開
始位置FSまでが後半部である。
【0047】基準音高Pは、その発音単位の基準音高
(オリジナルキー)を記憶している。これは、当該発音
単位を発音させる際に、音高を変化させる場合に使用す
る。本実施の形態では、この点の説明を省略する。
【0048】急速減衰限界位置RLは、或るアドレスを
記憶しているもので、現在読み出している発音単位の波
形データのアドレスが、このアドレスよりも前であれ
ば、急速減衰させるが、このアドレスよりも後である
と、急速減衰させないと言う急速減衰させるか否かの限
界のアドレスを表している。即ち、急速減衰限界位置R
Lは、この位置よりも後で急速減衰を行っても、実質的
に意味のある急速減衰が行えない位置を表している。こ
の急速減衰限界値RLは、ループ区間内における後半開
始位置SSに非常に近い位置に例えば設定されている。
【0049】リリース開始位置RSは、離鍵された場合
に、リリースを開始する位置を記憶している。このリリ
ース開始位置RSは、後半部内に設定されている。
【0050】フレーズレジスタは、上記の各データの他
に、フレーズの終了アドレスを記憶している終了位置
と、フレーズを構成している発音単位数を記憶している
発音単位数、フレーズの名前を記憶しているフレーズ名
の領域も有している。
【0051】なお、発音単位によっては、後半部のない
発音単位も存在するので、後半部を持たない発音単位の
場合、後半開始位置SSには、最大値9999が記憶さ
れている。これを利用して、後述するように、発音単位
が後半部を有するか否かを判断している。
【0052】図3に示すように、発音単位の前半部と後
半部との間に、ループ区間が設定されている。このルー
プ区間は、ループ開始位置LSとループ終了位置LEと
において、波形の振幅レベルが同じになるように設定さ
れており、しかも、時間をのばして発音させても、違和
感の無いように、フレーズが音声の場合、母音を発音し
ている区間に設定されている。
【0053】以下、制御部8が行う制御について説明す
る。その前に、図5及び図6を参照して、制御部8が行
う制御の概略を説明する。図5(a)及び図6(a)に
示すように、1つの発音単位には、次の4つの区間が定
義されている。区間1は、前半開始位置FSとループ開
始位置LSとの間であり、発音単位の前半部を示してい
る。区間2は、ループ開始位置LSから急速減衰限界位
置RLとの間の区間であり、ループ区間の前半部であ
る。区間3は、急速減衰限界位置RLとループ終了位置
LEとの間の区間であり、ループ区間の後半部である。
区間4は、後半開始位置SSから次の発音単位の開始位
置FSまでの区間であり、発音単位の後半部を示してい
る。なお、発音単位波形によっては、ループ終了位置L
Eから後半開始位置SSまでの区間が長いものも存在す
る。そういった発音単位波形においては前記区間3はな
く、ループ開始位置LSからループ終了位置LEまで
が、区間2ということになる。なお、区間1及び区間4
は、発音を中止させることが禁止されている部分として
予め定義されており、一方、ループ区間(区間2及び区
間3)は、発音を中断させることが許容されている部分
として定義されているものである。
【0054】全く発音が行われていない状態において、
発音開始指示、例えば鍵盤4の或る鍵が押鍵されたこと
によるノートオンによって、制御部8は、発音単位の区
間1を読み出す。区間1を読み出している間に、別の発
音開始指示や発音停止指示がされなければ、区間1の読
み出し終了後に、区間2の読み出しを開始する。区間2
を読み出している間に別の発音開始指示や発音停止指示
がされなければ、区間2の読み出し終了後に、区間3の
読み出しを開始する。更に区間3を読み出している間に
別の発音開始指示や発音停止指示がされなければ、区間
3の読み出し終了後に、区間2の読み出しを開始する。
即ち、ループ区間(区間2及び区間3)は、別の発音開
始指示や発音停止指示がされない限り、繰り返し読み出
されるようになっている。
【0055】鍵盤4の或る鍵が押鍵されたことによるノ
ートオンによって、或る発音単位が読み出されている最
中に、次の発音単位の発音開始の指示、即ち、次の押鍵
(ノートオン)がある場合として、図5(b)乃至
(e)に示す4つの場合がある。即ち、区間1の読み出
し中、区間2の読み出し中、区間3の読み出し中、区間
4の読み出し中の場合である。
【0056】図5(b)に示すように、区間1の読み出
し中にノートオンがあると、区間1を最後まで読み出し
た後、区間2においてレベルを急速減衰させ、その後に
区間4を読み出し、さらに次の発音単位を読み出す。従
って、発音単位における有意な区間である区間1が読み
出された後、区間2が急速減衰され、更に、有意な区間
である区間4が読み出される。
【0057】図5(c)に示すように、区間2の読み出
し中にノートオンがあると、直ちに区間2においてレベ
ルを急速減衰し、その後に区間4を読み出し、さらに次
の発音単位を読み出す。
【0058】図5(d)に示すように、区間3の読み出
し中にノートオンがあると、そのまま区間3、4の読み
出しを行い、その後に、次の発音単位を読み出す。
【0059】図5(c)、(d)は、区間2または3に
おいて次のノートオンがあった場合の説明であるが、ル
ープ終了位置LE間までの間に、次のノートオンが無
く、先のノートオンに対応するノートオフもない場合
(先のノートオンに対応する鍵が押鍵され続けている場
合)には、押鍵され続けている間、ループ開始位置LS
からループ終了位置LEを繰り返し読み出すようになっ
ている。
【0060】図5(e)に示すように、区間4の読み出
し中にノートオンがあると、そのまま区間4の読み出し
を継続し、その後に、次の発音単位を読み出す。
【0061】このように、或る発音単位の読み出しを行
っている際に、次の押鍵があっても、直ちに次の発音単
位の読み出しを行うのではなく、現在発音中の発音単位
を読み出した後、具体的には、次のノートオンの指示が
現在発音中の発音単位のいずれの区間で与えられても、
区間4、即ち発音単位の後半部を読み出した後に、次の
発音単位を読み出している。従って、現在読み出されて
いる発音単位において区間1及び区間4として予め設定
してある区間(有意な部分)は、確実に読み出される。
【0062】しかも、図5(b)、(c)に示すよう
に、区間1において或いは区間2において、ノートオン
の指示があると、急速減衰を行って、区間4が読み出さ
れるまでの時間を短縮している。また、図5(d)に示
すように、区間3にノートオンの指示があると、急速減
衰するまでもなく、まもなく区間4の読み出しが可能と
なるので、そのまま区間3の読み出しを行い、その後に
区間4の読み出しを行っている。区間4の読み出し中に
ノートオンの指示があると、区間4の読み出しをそのま
ま継続している。
【0063】鍵盤4の或る鍵の押鍵によるノートオンの
指示によって、或る発音単位が読み出されている最中
に、発音停止指示、即ち離鍵(ノートオフ)の指示があ
る場合も、区間1の最中、区間2の最中、区間3の最
中、区間4の最中の4つの場合がある。
【0064】図6(b)に示すように、或る発音単位の
区間1を読み出している最中に、離鍵指示があると、区
間1を読み出してから、区間2を読み出し、区間2を読
み出し始めた直後に急速減衰を行い、その後に区間4を
読み出す。
【0065】図6(c)に示すように、或る発音単位の
区間2を読み出している最中に、ノートオフの指示があ
ると、直ちに急速減衰を行い、その後に区間4を読み出
す。
【0066】図6(d)に示すように、或る発音単位の
区間3を読み出している最中に、ノートオフの指示があ
ると、区間3をそのまま読み出し、その後に、区間4を
読み出す。
【0067】特殊な場合であるが、図6(e)に示すよ
うに、次のノートオンにより区間4を読み出した後に、
次の発音単位を読み出そうとした場合に、区間4を実際
に読み出す前に、次のノートオンに対応するノートオフ
の指示があった場合、区間4を読み出し終えてから終了
する。つまり、この場合、図6(b)または(c)のよ
うな形で終了し、次の発音単位波形の読み出しは行わな
い。
【0068】いずれの場合も、区間4を読み出している
とき、リリース開始位置まで読み出すと、リリースが開
始される。
【0069】このように、或る発音単位の読み出しを行
っている際に離鍵されても、直ちに消音するのではな
く、区間1及び区間4(予め有意な部分として設定して
ある区間)を確実に読み出した後、消音を行っている。
【0070】しかも、図6(b)、(c)に示すよう
に、区間1において或いは区間2においてノートオフの
指示があると、急速減衰を行って、区間4が読み出され
るまでの時間を短縮している。また、図6(d)に示す
ように、区間3にノートオフの指示があると、急速減衰
するまでもなく、まもなく区間4の読み出しが可能とな
るので、そのまま区間3の後半部の読み出しを行い、そ
の後に区間4の読み出しを行っている。区間4の読み出
し中にノートオフの指示があると、発音単位の重要な要
素である区間4の読み出しをそのまま行っている。以上
説明してきたように、図5及び図6に示すいずれの場合
であっても、予め有意な部分として設定してある区間
(区間1と区間4)が確実に読み出されるので、その発
音単位が言語を表す場合でも、その意味が聴者に理解で
きる。
【0071】以下、制御部8がメモリ2に記憶されてい
るプログラムに従って行う処理をフローチャートに基づ
いて詳細に説明する。まず、図7を参照して、制御部8
が行うメインルーチンを説明する。メインルーチンで
は、この電子楽器に電源が投入されたときに初期化処理
を行う(ステップS2)。初期化処理は、電源が投入さ
れた際に、予め定められたフレーズを選択し、そのフレ
ーズに対応するフレーズレジスタの所定の発音単位波形
(最後の発音単位波形の前半開始位置FS)に、制御部
8に設けられている読み出しポインタを移動する処理で
ある。
【0072】次に、パネル6のフレーズ選択ボタン12
a乃至12hのうち、いずれが操作されたか判断し(ス
テップS4)、操作されている場合、選択されたフレー
ズに対応するフレーズレジスタの最後の発音単位の前半
開始位置FSに、読み出しポインタを移動し、かつ選択
されたフレーズの各発音単位を発音単位選択ボタン14
a乃至14jに割り当てる(ステップS6)。次に、フ
レーズ名をフレーズレジスタから読み出して、表示器1
6に表示すると共に、各発音単位選択ボタン14a乃至
14jと、これらに割り当てられている発音単位とを、
表示器16に表示する(ステップS8)。なお、読み出
しポインタを最後の発音単位の前半開始位置に移動させ
るのは、後述する読み出しルーチンの都合上である。
【0073】ステップS8の処理が終了した後、或いは
ステップS4においてフレーズ選択ボタンが操作されて
いないと判断されたとき、発音単位選択ボタン14a乃
至14hのいずれかが操作されたか否かを判断する(ス
テップS10)。発音単位選択ボタン14a乃至14h
のいずれかが操作された場合、選択された発音単位の1
つ前の発音単位の前半開始位置FSに、読み出しポイン
タを移動する(ステップS12)。そして、選択された
発音単位からフレーズが読み出し可能であることを、表
示する(ステップS14)。なお、読み出しポインタ
を、選択された発音単位の1つ前の発音単位の前半開始
位置FSに移動させるのも、読み出しルーチンの都合上
である。
【0074】ステップS14に続いて、或いはステップ
S10において発音単位選択ボタンのいずれもが操作さ
れていないと判断されると、ステップS4に再び移行
し、以下、電源が投入されている間、上記した図7のメ
インルーチンが繰り返される。
【0075】鍵盤4の鍵が押鍵されると、制御部8は、
パネル6で選択したフレーズ或いはデフォルトで設定さ
れているフレーズをサンプリング周期ごとに、読み出し
ポインタの値に従って読み出す読み出しルーチンを実行
する。この読み出しルーチンでは、波形データの読み出
しと共に、区間1を読み出し終えたか、区間4を読み出
し終えたかの判断を行い、区間1を読み出し終えたと
き、後述する区間1終了ルーチンを実行し、区間4を読
み出し終えたとき、リリース開始位置ルーチンを実行す
る。また、鍵盤4の鍵が離鍵された場合には、後述する
ノートオフ終了ルーチンを実行する。なお、この読み出
しルーチンの図示は省略する。
【0076】鍵盤4の操作に従って、制御部8は、発音
の開始、停止の制御を行う。この制御を行うために、制
御部8が有するワーキングエリアには、前半押鍵フラ
グ、前半離鍵フラグ、後半終了フラグの3つのフラグが
設けられている。前半押鍵フラグは、区間1の読み出し
中に発音開始(ノートオン)の指示があると、オンとな
り、区間1の読み出し中に発音停止(ノートオフ)の指
示があると、オフになる。前半離鍵フラグは区間1を読
み出し中に発音停止(ノートオフ)の指示があると、オ
ンとなり、区間1の読み出し中に発音開始(ノートオ
ン)の指示があると、オフとなる。後半終了フラグは、
区間1乃至4までのいずれかの区間の読み出し中に、発
音開始の指示が与えられると、オンとなる。このフラグ
がオンの場合、区間4を読み出し終えた後、次の発音単
位の前半が読み出される。
【0077】図8は、鍵盤4の鍵が押鍵されたときに、
起動されるノートオンルーチンを示したもので、押鍵さ
れたとき、現在発音単位の読み出しが行われているか否
かを判断する(ステップS16)。読み出しが行われて
いないと、読み出しポインタの値を次の発音単位の前半
開始位置に進め、次の発音単位の読み出しの開始を指示
する(ステップS18)。これによって、次にサンプリ
ング周期のタイミングが到来したときから、読み出しル
ーチンによって次の発音単位の読み出しが開始される。
そして、このノートオンルーチンを終了する。
【0078】ステップS16において、発音単位の読み
出し中であると判断されると、即ち、既に別の鍵が押鍵
されていたと判断されると、現在、この押鍵された鍵に
対応する発音単位のいずれの区間を読み出し中であるか
を判断する(ステップS20)。これは、ノートオンの
指示が、現在読み出されている発音単位の図5(b)乃
至(e)のいずれに該当する位置で発生しているかを判
断する。この判断は、例えば、読み出しポインタの値
と、フレーズレジスタの各値とを比較することによって
行える。
【0079】ここで区間1が読み出し中であると判断さ
れると、上述した前半押鍵フラグがオンとされ(ステッ
プS22)、前半離鍵フラグがオフとされ(ステップS
23)、更に後半終了フラグがオンとされ(ステップS
24)、このノートオンルーチンが終了する。
【0080】以下、読み出しルーチンによって区間1の
波形データの読み出しが行われ、区間1の読み出しが終
了すると、図9に示す区間1終了ルーチンが実行され
る。
【0081】この区間1終了ルーチンでは、前半押鍵フ
ラグがオンであるか判断され(ステップS26)、前半
押鍵フラグがオンでなければ、前半離鍵フラグがオンで
あるか判断され(ステップS58)、オンでなければ、
このルーチンを終了する。例えば、区間1を読み出して
いる最中に、発音指示が与えられていないと、区間1が
終了した時点では、前半押鍵フラグはオンではなく、前
半離鍵フラグもオンではない。従って、このルーチンを
終了する。
【0082】前半押鍵フラグがオンの場合(区間1にお
いて次のノートオンの指示があった場合)、前半押鍵フ
ラグをオフとし(ステップS28)、レベルの急速減衰
を行う(ステップS30)。そして、現在読み出してい
る発音単位に後半部が存在しているか否かを判断する
(ステップS32)。これは、現在読み出している発音
単位に対応するフレーズレジスタの後半開始位置の値が
9999であるか否かを判断することによって行う。
【0083】後半部が存在していると、後半読み出しの
指示を読み出しルーチンに与え(ステップS34)、こ
のルーチンを終了する。具体的には、読み出しポインタ
の値を後半開始位置に変更し、このルーチンを終了す
る。後半が存在しないと判断されると、次の発音単位の
読み出しを指示する(ステップS36)。具体的には、
読み出しポインタの値を次の発音単位の前半開始位置に
変更する。
【0084】後半部が存在すると、以下、読み出しルー
チンによって、後半部(区間4)が読み出され、区間4
のリリース開始位置まで読み出しが終了したとき、図1
0に示すリリース開始位置ルーチンが実行される。この
ルーチンでは、後半終了フラグがオフであるか判断さ
れ、後半終了フラグがオフであると、リリース処理を行
い(ステップS39)、このルーチンを終了する。この
ルーチンは、後述するノートオフの場合にも、実行され
るので、そのとき、次の発音単位を読み出さずにリリー
ス処理をするために、ステップS38、S39が設けら
れている。
【0085】ステップS38において、後半終了フラグ
がオフでないと判断されると、後半終了フラグをオフと
し(ステップS40)、区間4の終了までを読み出し
(ステップS41)、次の発音単位の読み出しの開始を
指示する(ステップS42)。このような一連の処理に
よって、図5(b)に示すように区間1でノートオンの
指示があった場合には、区間1を全て読み出した後に急
速減衰させ、それから後半部(区間4)をリリース処理
を行わずに読み出し、その後に次の発音単位を読み出す
ことが行われる。なお、後半部が存在しないと、急速減
衰の後、直ちに次の発音単位が読み出される。
【0086】図8のステップS20において区間2を読
み出し中であると判断されると、急速減衰が行われる
(ステップS44)。この急速減衰は、非常に短期間で
行われるので、このステップS44において行われてい
る。この急速減衰後に、上述したステップS32と同様
に後半部があるか否かの判断が行われ(ステップS4
6)、後半部がある場合には、ステップS34と同様に
後半部の読み出し開始の指示が与えられ(ステップS4
8)、更にステップS24が実行されて、このルーチン
が終了する。また、ステップS46において、後半部が
ないと判断されると、ステップS18が実行されて、次
の発音単位の読み出しの指示が与えられ、このルーチン
が終了する。
【0087】そして、後半部のある場合、後半部の読み
出しが開始され、上述した図10に示すリリース開始位
置ルーチンが実行され、その後、次の発音単位の読み出
しが開始される。これによって、図5(c)に示すよう
に、区間2の読み出し中にノートオンの指示が与えられ
ると、急速減衰が行われ、後半部が存在する場合には、
後半部(区間4)がリリース処理されずに読み出された
後、次の発音単位が読み出される。なお、後半部が存在
しない場合には、急速減衰した後、直ちに次の発音単位
が読み出される。
【0088】図8のステップS20において、区間3が
読み出し中であると判断されると、区間3を全部読み出
す(ステップS50)。区間3は、図5(a)に示すよ
うに非常に短い期間であるので、読み出しルーチンで読
み出さずに、ステップS50において区間3の読み出し
を行っている。区間3の読み出しが終了した後、ステッ
プS48の後半の読み出しの開始の指示が与えられ、ス
テップS24の後半終了フラグをオンとする処理が実行
される。なお、区間3は、区間4を持っている発音単位
波形には全て設けるものであり、スムーズに区間4の読
み出しを開始できるようにしたものであるので、前記説
明のように区間4があるかないかを判断しても良いが、
区間3があるかないかを判断することによって、区間4
があるかないかを判断するようにしても良い。
【0089】区間4の読み出しが実行されて、区間4の
リリース開始位置までの読み出しが終了すると、上述し
た図10に示すリリース開始位置ルーチンが実行され、
その後、次の発音単位の読み出しが開始される。これに
よって、図5(d)に示すように、区間3の読み出し中
にノートオンの指示が与えられると、区間3を読み続
け、区間3の読み出しが終了すると、後半部(区間4)
が存在する場合には、後半部をリリース処理せずに読み
出した後、次の発音単位が読み出される。なお、後半部
が存在しない場合には、急速減衰した後、直ちに次の発
音単位が読み出される。
【0090】図8のステップS20において、読み出し
中の区間が区間4であると判断されると、ステップS2
4において後半終了フラグがオンされて、このルーチン
が終了する。従って、区間4がそのまま読み出され、区
間4のリリース開始位置まで読み終わると、上述した図
10のリリース開始位置ルーチンが実行され、その後
に、次の発音単位の読み出しが開始される。これによっ
て、図5(e)に示すように、区間4の読み出し中にノ
ートオンの指示が与えられると、区間4をリリース処理
せずに読み続け、区間4の読み出しが終了すると、次の
発音単位が読み出される。
【0091】図11は、今まで押鍵されていた鍵が離鍵
されたときに実行されるノートオフ処理を示したもので
ある。この処理では、まず、現在読み出されている発音
単位が、ノートオフの指示があった鍵に対応する発音単
位であるか判断する(ステップS52)。読み出し中の
発音単位がノートオフの指示があった鍵に対応する発音
単位でなければ、この処理を終了する。
【0092】読み出し中の発音単位がノートオフの指示
があった鍵に対応する発音単位であると、この読み出し
中の発音単位のいずれの区間に該当するか判断する。即
ち、ノートオフの指示が、図6(b)乃至(d)に示す
ノートオフの指示のいずれに該当するか判断する(ステ
ップS54)。
【0093】区間1に該当すると判断されると、前半離
鍵フラグをオンにして(ステップS56)、前半押鍵フ
ラグをオフにして(ステップS57)、この処理を終了
する。従って、読み出しルーチンに従って、区間1の読
み出しが継続される。
【0094】区間1の読み出しが終了したとき、再び図
9の区間1終了ルーチンが実行され、ステップS26に
おいて前半押鍵フラグがオンと判断されるが、ステップ
S57においてオフにされているので、ステップS58
を実行する。ステップS58では、前半離鍵フラグがオ
ンであるか判断される。前半離鍵フラグがオンでないと
判断されると、このルーチンを終了する。なお、このル
ーチンの起動時には、図示しない読み出しルーチンによ
り、すでに区間2の読み出しが開始されている。
【0095】区間1において次のノートオフの指示があ
ると、ステップS56において前半離鍵フラグがオンと
されているので、ステップS58に続いて、前半離鍵フ
ラグをオフとし(ステップS60)、次に急速減衰を行
う(ステップS62)。続いて、現在読み出し中の発音
単位に後半部(区間4)が存在しているか判断する(ス
テップS64)。後半部が存在していると、後半の読み
出し開始の指示を与え(ステップS66)、このルーチ
ンを終了する。後半部が存在していないと、直ちに、こ
のルーチンを終了する。
【0096】後半部が存在しない場合、このルーチンが
終了することによって、前半部が読み出された後、急速
減衰して、消音することになる。一方、後半部が存在す
る場合、図6(b)に示すように、前半部が読み出され
た後、急速減衰してから後半部が読み出され、リリース
開始位置ルーチンのステップS38、S39が実行され
ることによってリリース処理が行われて、消音すること
になる。
【0097】図11のステップS54において、区間2
を現在読み出していると判断されると、急速減衰が行わ
れ(ステップS68)、後半部(区間4)が存在するか
判断される(ステップS70)。後半部が存在しない場
合、直ちに、このルーチンを終了する。後半部が存在す
る場合、後半部の読み出し開始の指示が読み出しルーチ
ンに与えられ(ステップS72)、このルーチンを終了
する。
【0098】従って、区間2においてノートオフの指示
が与えられると、直ちに急速減衰が行われ、後半部が存
在しない場合には、そのまま消音され、後半部が存在す
る場合、図6(c)に示すように、後半部が読み出され
た後、リリース開始位置ルーチンのステップS38、S
39が実行され、リリース処理がなされて、消音され
る。
【0099】ステップS54において、区間3を現在読
み出していると判断されると、区間3を全部読み出し
(ステップS74)、その後、後半読み出し開始の指示
を読み出しルーチンに与え、このルーチンを終了する。
【0100】従って、区間3においてノートオフの指示
が与えられると、図6(d)に示すように、区間3を全
部読み出し、直ちに後半部が読み出され、リリース開始
位置まで読み出された後、リリース開始位置ルーチンの
ステップS38、S39が実行されて、リリース処理が
なされ、消音される。
【0101】なお、ノートオフの指示が区間4において
与えられた場合には、現在区間4を読み出しているの
で、そのまま、読み出しルーチンが区間4の読み出しを
継続し、リリース開始位置まで読み出された後、リリー
ス開始位置ルーチンのステップS38、S39が実行さ
れ、リリース処理が実行された後、消音される。そのた
め、区間4のための特別な処理は、このルーチン中には
用意されていない。
【0102】なお、図8のステップS20において区間
2であると判断された場合、ステップS44、ステップ
S46、ステップS48、ステップS24を実行し、区
間3であると判断された場合、ステップS50、ステッ
プS46、ステップS48、ステップS24を実行した
が、区間2であると判断されたとき、ステップS44に
代えて、急速減衰指示のフラグをオンとした後に、ステ
ップS24のみを実行して、この処理を終了するよう
に、区間3であると判断されたとき、ステップS24の
みを実行するように、このルーチンを構成し、別に急速
減衰指示のフラグがオンとなったときに急速減衰の指示
を読み出しルーチンに与えると共に、後半終了フラグを
オンとするルーチンと、区間4の読み出しの直前に実行
されるルーチンであって、後半終了フラグがオンである
とき、ステップS46、ステップS48、ステップS1
8を実行するルーチンとを、別に構成しても良い。
【0103】同様に、図11のステップS54におい
て、区間2であると判断された場合、ステップS68、
ステップS70、ステップS72を実行したが、ステッ
プS68に代えて、急速減衰指示のフラグをオンとし
て、このルーチンを終了するように、かつ、区間3と判
断されたとき、前半離鍵フラグをオンとするステップを
実行して、このルーチンを終了するように構成し、急速
減衰指示のフラグがオンであるときに、急速減衰の指示
を読み出しルーチンに与える処理と、前半離鍵フラグを
オンとするステップとを実行するルーチンと、区間4の
開始直前に実行されるルーチンであって、前半離鍵フラ
グがオンであるときに、ステップS46、ステップS4
8、ステップS18を実行するルーチンとを、別に構成
しても良い。なお、この発明の実施の形態では、図10
に示すリリース処理をしている最中に、次の発音開始指
示がなされた場合、その発音開始指示が無視されてしま
うが、図示しない従来技術を用いて、リリース処理中に
おける発音開始指示に備えてもよい。
【0104】また、発音単位波形データは、区間1、区
間2、区間3及び区間4を備えるものとしたが、例えば
前半部である区間1と後半部である区間4とのみを備え
るものとすることもできる。
【0105】なお、上記の実施の形態では、区間1を読
み出している最中に、発音開始指示又は発音停止指示が
あった際には、区間1の読み出しを終了してから区間4
を読み出すと共に、区間2及び区間3を読み出している
最中に発音開始指示又は発音停止指示があった際には、
即座に発音レベルを急速減衰させて区間4を読み出すよ
うに構成したが、これに代えて、発音開始指示又は発音
停止指示があった際に区間1乃至3のいずれを読み出し
ている最中であっても、即座に発音レベルを急速減衰さ
せて、区間4を読み出すようにしてもよい。
【0106】また、上記の実施の形態では、1つの発音
単位を4つの区間に定義したが、1つの発音単位は、い
くつの区間に定義してもよく、それぞれの区間に対して
読み出し中断を許容するか否かを定義しておいてもよ
い。この場合には、発音開始指示がされた際に読み出し
中断を許容しない部分のみを全て読み出して発音させ、
その後に、指示された発音単位(例えば次の発音単位)
を読み出して発音するようにすればよい。
【0107】上記の実施の形態では、区間1乃至区間4
をまとめて1つの発音単位と定義し、これらの発音単位
が複数まとめられて、1つのフレーズデータを定義して
いるが、発音単位は、1つのフレーズデータとして物理
的、論理的に一連に構成されている必要はなく、また、
1つの発音単位を構成する区間1、2、3、4も同様に
物理的、論理的に一連に構成されている必要はない。従
って、1つのフレーズデータを、様々なフレーズデータ
中から選択した複数の発音単位から構成することもでき
るし、また、各発音単位が1つのフレーズデータ中の様
々な発音単位を構成している区間から選択されたもので
構成されていてもよいし、1つの発音単位波形データ
が、異なるフレーズデータの各発音単位を構成している
区間の中から任意に選択されたものによって構成されて
いてもよい。
【0108】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、例えば
第1及び第2の波形データを含むような或る発音単位を
読み出している状態で、次の発音単位、例えば請求項1
記載の第3の波形データまたは請求項2記載の第4の波
形データの読み出し開始指示がなされた場合や、発音中
の発音単位、例えば請求項4記載の第1または第2の波
形データの発音停止指示がなされた際に、直ちに次の発
音単位の読み出しを開始してしまったり、読み出しを停
止してしまうと、意味が分からなくなる区間を読み出し
中である場合には、少なくともそういった有意な部分と
して予め設定されている部分は、必ず読み出してから、
次の部分の読み出しを開始したり、停止したりするよう
になっている。反対に、次の発音単位の読み出し開始指
示がなされた場合や、この発音単位の発音停止指示がな
された際に、直ちに別の部分の読み出しを開始しても構
わない部分(有意でない部分)を読み出している場合に
は、他の部分の読み出しを開始するようになっている。
従って、本願によれば、有意な意味を持つ部分の発音が
中断されたり、時系列的に連続して再生すべき発音単位
が同時に重なって発音されるようなことがなく、複数の
発音単位で構成されるフレーズの持つ意味を保証しつ
つ、素早く次の発音単位の発音を開始したり、発音単位
の後半部を発音させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の電子楽器のブロック図
である。
【図2】図1の電子楽器において使用されるメモリの一
部の構成を示す図である。
【図3】図1の電子楽器において使用されるメモリに記
憶されるフレーズの一部を示す波形図である。
【図4】図1の電子楽器において使用されるメモリに構
成されるフレーズレジスタを示す図である。
【図5】図1の電子楽器において或る発音単位を読み出
し中に他の発音単位の読み出しが指示された場合の読み
出し状態を示す図である。
【図6】図1の電子楽器においてある発音単位を読み出
し中に発音停止指示が与えられた場合の読み出し状態を
示す図である。
【図7】図1の電子楽器のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図8】図1の電子楽器において押鍵されたときに実行
されるノートオン処理のフローチャートである。
【図9】図1の電子楽器における区間1終了ルーチンの
フローチャートである。
【図10】図1の電子楽器におけるリリース開始位置ル
ーチンのフローチャートである。
【図11】図1の電子楽器におけるノートオフ処理ルー
チンのフローチャートである。
【符号の説明】
2 メモリ 4 鍵盤(指示手段) 8 制御部(音信号発生手段、制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音信号を表現する少なくとも、第1の波
    形データと、第2の波形データと、第3の波形データと
    を記憶するメモリ手段と、 前記波形データを読み出して、音信号を発生する音信号
    発生手段と、 発音開始指示を行う発音開始指示手段と、 前記発音開始指示手段により前記第3の波形データに対
    する発音開始指示がされた際に、前記音信号発生手段が
    音信号を発生中でない場合には、前記メモリ手段に記憶
    している前記第3の波形データに基づく音信号を発生さ
    せるように、 前記発音開始指示がされた際に、第1の波形データに基
    づく音信号が発生中である場合には、少なくとも該第1
    の波形データに基づく音信号を発生し終わってから、前
    記第3の波形データに基づく音信号を発生させるよう
    に、 前記発音指示がされた際に、前記第2の波形データに基
    づく音信号が発生中である場合には、前記第2の波形デ
    ータに基づく音信号の発生を中断して、前記第3の波形
    データに基づく音信号を発生させるように、前記音信号
    発生手段を制御する制御手段とを、具備する音信号発生
    装置。
  2. 【請求項2】 音信号を表現する少なくとも、第1の波
    形データと、第2の波形データと、第3の波形データ
    と、第4の波形データとを、記憶するメモリ手段と、 前記波形データを読み出して音信号を発生する音信号発
    生手段と、 発音開始指示を行う発音開始指示手段と、 前記発音開始指示手段により前記第4の波形データに対
    する発音開始指示がされた際に、前記音信号発生手段が
    音信号を発生中でない場合、前記メモリ手段に記憶して
    いる第4の波形データに基づく音信号を発生させるよう
    に、 前記発音開始指示がされた際に、前記第1の波形データ
    に基づく音信号が発生中である場合には、少なくとも該
    第1の波形データに基づく音信号を発生し終えてから、
    前記第3の波形データに基づく音信号を発生させ、更に
    第3の波形データに基づく音信号を発生し終わってから
    前記第4の波形データに基づく音信号を発生するよう
    に、 前記発音指示がされた際に、前記第2の波形データに基
    づく音信号が発生中である場合には、第2の波形データ
    に基づく音信号の発生を中断して、前記第3の波形デー
    タに基づく音信号を発生させ、更に第3の波形データに
    基づく音信号を発生し終わってから、前記第4の波形デ
    ータに基づく音信号を発生させるように、前記音信号発
    生手段を制御する制御手段とを、具備する音信号発生装
    置。
  3. 【請求項3】 音信号を表現する少なくとも、第1の波
    形データと、第2の波形データと、第3の波形データ
    と、第4の波形データとを、記憶するメモリ手段と、 前記波形データを読み出して音信号を発生する音信号発
    生手段と、 発音開始指示を行う発音開始指示手段と、 発音停止指示を行う発音停止指示手段と、 前記発音開始指示手段により前記第1の波形データに対
    する発音開始指示がされた際に、前記メモリ手段に記憶
    している前記第1の波形データに基づく音信号を発生さ
    せるように、 前記発音停止指示手段により発音停止指示がされた際
    に、前記第1の波形データに基づく音信号が発生中であ
    る場合には、少なくとも該第1の波形データに基づく音
    信号を発生し終えてから、前記第3の波形データに基づ
    く音信号を発生させるように、 前記発音停止指示がされた際に、前記第2の波形データ
    に基づく音信号が発生中である場合には、前記第2の波
    形データに基づく音信号の発生を中断して、前記第3の
    波形データに基づく音信号を発生させるように、前記音
    信号発生手段を制御する制御手段とを、具備する音信号
    発生装置。
  4. 【請求項4】 音信号を表現する少なくとも第1の波形
    データと、第2の波形データと、第3の波形データと
    を、記憶するメモリ手段と、 当該波形データを読み出して、音信号を発生する音信号
    発生手段と、 発音開始指示を行う発音開始指示手段と、 前記発音開始指示手段により前記第3の波形データに対
    する発音開始指示がされた際に、前記音信号発生手段が
    音信号を発生中でない場合には、前記メモリ手段に記憶
    している前記第3の波形データに基づく音信号を発生す
    るように、 前記発音開始指示がされた際に、前記第1の波形データ
    に基づく音信号が発生中である場合には、前記第1の波
    形データに基づく音信号の発生を中断して前記第2の波
    形データに基づく音信号を発生させ、更に前記第2の波
    形データに基づく音信号を発生し終わってから、前記第
    3の波形データに基づく音信号を発生するように、前記
    音信号発生手段を制御する制御手段とを、具備する音信
    号発生装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータを請求項1乃至4いずれか
    記載の音信号発生装置の各手段として動作させるプログ
    ラムを、記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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