JP2000305804A - リモート診断方法およびこの方法を適用するリモート診断システム - Google Patents

リモート診断方法およびこの方法を適用するリモート診断システム

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修治 久原
Teruo Takanashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ミニラボにおける写真処理の異常全般につい
て、特に解析用にデザインされた診断用画像データを用
いて、その解析を行うことを可能としたリモート診断方
法を提供すること。 【解決手段】1つ以上の写真処理拠点を、通信回線を介
してリモート情報管理センタに接続し、前記各写真処理
拠点が備えている写真処理装置において発生した画像ト
ラブルの原因を特定するための各種の診断用画像を、前
記リモート情報管理センタに送信し、該リモート情報管
理センタで、前記診断用画像からトラブルの原因を解析
することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモート診断方法
およびこの方法を適用するリモート診断システムに関
し、より具体的には、写真処理・設備等に関して充分な
知識を有するサービスマン、またはこのサービスマンの
知識を利用した診断処理装置が配置されているサポート
センタ(または、管理センタ)と、その配下にあるミニ
ラボ(比較的小規模な写真処理拠点)との間で通信網を
利用して情報交換を行うことにより、上記サービスマン
または診断処理装置の能力を有効利用するようにしたリ
モート診断方法およびこの方法を適用するリモート診断
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、少量迅速処理用に、写真処理装置
を小型化・自動化したミニラボシステムが普及してい
る。このミニラボシステムは、各部分の自動化を図るこ
とにより、写真処理の知識があまりないオペレータで
も、仕上がりの良好な写真プリントを作製可能としてい
るものである。
【0003】上述のように、ミニラボシステムは、写真
処理の知識があまりないオペレータが操作することを前
提としているため、種々のトラブルの発生に対しては、
複数のミニラボを、通信回線を介して熟練者(つまり、
種々の面で高度な知識、技能を有する技術者)のいるサ
ポートセンタに接続して、この熟練した技術者が、各ミ
ニラボと連絡を取って、対処するように配慮されている
こともある。
【0004】これに関しては、例えば、本出願人の出願
に係る特開平3−241349号公報に開示されている
技術,同じく特開平3−241350号公報に開示され
ている技術などを参照することができる。これらの技術
は、各ミニラボにおける写真処理の状態を、標準のサン
プルの処理データとしてサポートセンタに送信し、サポ
ートセンタにおいてこのデータの解析を行って、各ミニ
ラボにおける写真処理の状態の良否を判定しようとする
ものである。
【0005】ここで、サポートセンタにおけるデータの
解析には、過去の処理データを系統立てて蓄積してお
き、各種の対症判断を行うことを可能にした装置(診断
処理コンピュータ)が用いられている。この装置(診断
処理コンピュータ)は、診断処理のみならず、通常の管
理業務その他に用いられている装置を、共用するもので
ある場合も多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、各ミ
ニラボにおける生産データや、濃度計で測定したチェッ
ク資料の濃度測定データなどをセンタに送って、このデ
ータを解析して日常的な写真処理の品質を診断する、い
わゆる、リモート管理を行うものである。
【0007】しかしながら、このような管理が適正に行
われているからといって、処理される写真プリントに問
題が出ないかというと、必ずしもそうではない。すなわ
ち、写真処理装置を含む設備,これを運転するためのソ
フトウェアなどに、何等かの変化(異常)が発生してい
る場合には、写真プリントの仕上がり状態に、突然大き
な変動が現われることもある。
【0008】すなわち、予め設定されているリモート管
理の対象項目だけでは、写真プリントの仕上がり状態ま
で保証することは難しいということである。また、写真
処理の工程はかなり複雑であるため、原因の解析には高
度の知識、技術を必要とすることが多い。その意味で
は、従来は、このような、非日常的なトラブル解析に関
しては、充分な配慮がなされていなかった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、従来の技術における問題
を解消し、ミニラボにおける写真処理の異常全般につい
て、特に解析用にデザインされた診断用画像データを用
いて、その解析を行うことを可能としたリモート診断方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るリモート診断方法は、1つ以上の写真
処理拠点を、通信回線を介してリモート情報管理センタ
に接続し、前記各写真処理拠点が備えている写真処理装
置において発生した画像トラブルの原因を特定するため
の各種の診断用画像を、前記リモート情報管理センタに
送信し、該リモート情報管理センタで、前記診断用画像
からトラブルの原因を解析することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るリモート診断方法は、
前記診断用画像を、定期的に前記リモート情報管理セン
タに送信し、該リモート情報管理センタで、前記診断用
画像の経時変化からトラブルの原因を解析することを特
徴とする。
【0012】また、本発明に係るリモート診断方法にお
いては、前記診断用画像として、写真処理工程の異なる
複数の画像を用いることにより、異常を切り分けできる
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、上記方法を適用するリモ
ート診断システムとして具体化することが可能である。
【0014】すなわち、本発明は、1つ以上の写真処理
拠点を、通信回線を介してリモート情報管理センタに接
続して構成されるシステムであって、前記各写真処理拠
点は、当該写真処理拠点が備えている写真処理装置にお
いて発生した画像トラブルの原因を特定するための各種
の診断用画像を作製してこれを前記リモート情報管理セ
ンタに送信する手段を有し、前記リモート情報管理前記
センタは、受信した前記診断用画像からトラブルの原因
を解析する手段を有することを特徴とするリモート診断
システムとして具体化することができる。
【0015】また、本発明に係るリモート診断システム
は、前記診断用画像を、定期的に前記リモート情報管理
センタに送信し、該リモート情報管理センタで、前記診
断用画像の経時変化からトラブルの原因を解析すること
を特徴とする。
【0016】また、本発明に係るリモート診断システム
においては、前記診断用画像として、写真処理工程中の
各工程における異常を切り分けできる複数の画像を用い
ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に示す好適実施
例に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るリモート
診断方法を適用したリモート診断システムの概略構成を
示すブロック図である。図1において、10は後述する
各ミニラボ20が備えている写真処理装置(写真プリン
タおよびプロセッサ、以下、ラボ機という)21から、
その処理異常時に出力する画像データを受信する診断処
理装置11を備えたサポートセンタを示している。
【0019】上記サポートセンタ10には、写真処理に
ついて高度の知識を有する熟練した技術者(以下、ベテ
ランサービスマンという)が配置されており、このベテ
ランサービスマンが、後述する診断処理装置11をも用
いて、上述の、処理異常時に各ミニラボ20から送られ
てくる解析用の画像データに基づいた解析を行うもので
ある。
【0020】上記診断処理装置11は、各ミニラボ20
から送信される写真処理装置の処理異常時に出力される
画像データを受信するのみならず、当該サポートセンタ
10に配置されている、ベテランサービスマンおよび他
の技術者の過去の知見などに基づく、処理異常時に有効
に利用可能な対処方法を蓄積しており、画像データ解析
にも利用可能なものである。
【0021】各ミニラボ20には、処理異常時における
解析依頼用のリファレンス画像が予め用意されている。
このリファレンス画像としては、公知の各種の写真処理
解析用のリファレンス画像が使用可能であるが、ここで
は、基準となるテストパターン画像のデータを得られる
ような画像を、解析依頼用のリファレンス画像として選
定・使用するものとする。
【0022】なお、ここにいうテストパターン画像と
は、リファレンスのデータがデジタルデータとして決ま
ったものであって、これをある処理を通すことによっ
て、処理がおかしければある変化が現われるようなもの
である。これに対して、いわゆるリファレンス画像(チ
ャート・フィルムあるいはチャート・ネガ)と呼ばれる
ものは、測定対象ごとの特定の画像を配置したアナログ
式のものである。
【0023】これらの違いは、写真処理装置のどの部分
を診断対象とすることができるかという点で、顕著に現
われる。すなわち、テストパターン画像の場合は、スキ
ャナなどの入力機は対象にすることができないのに対し
て、リファレンス画像の場合は、スキャナも対象にな
る。従って、解析依頼用のリファレンス画像は、診断目
的に応じて、選定する必要がある。
【0024】以下、本実施例に係るリモート診断システ
ムにおける動作を、図2に示すフローチャートに基づい
て説明する。
【0025】いま、ミニラボ(A)20aにおいて、プ
リンタからの出力画像に異常を発見したとする。ミニラ
ボ(A)20aに配置されているオペレータは、異常の
原因が不明である場合、例えば、リファレンスチャート
・フィルムとして、いわゆる「目玉ネガ」を用いて、処
理のパスを複数種類に変更した画像を作製し、作製した
画像のデータをサポートセンタ10に送る。
【0026】サポートセンタ10では、待機している、
前述のベテランサービスマンが、診断処理装置11をも
用いて、受け取った画像データの検討を行い、ベテラン
サービスマンが、場合によっては、新たな処理のパスを
追加する指示を出すなどして、異常の原因解析を進め
る。この過程では、解析の精度を高めるために、リファ
レンス画像そのものを異なったものに変更させる指示を
出してもよい。
【0027】最終的には、ベテランサービスマンが、診
断処理装置11をも用いて、処理のパスを複数種類に変
更した画像のデータを解析することにより、例えば、画
像処理工程のこの部分がおかしいというように、写真処
理装置の点検ないしは補修個所を指摘する。また,この
際には、写真処理装置の具体的な点検ないしは補修の個
所・方法についても、アドバイスを行う。
【0028】図3に、上述の異常の切り分けの概念を示
した。図中、A〜Eは写真処理装置内の処理工程を示し
たものである。ここに示す例では、処理工程Aを通した
もの(画像データ)のみが異常で、処理工程Aを通さ
ず、処理工程B以降を通した場合には異常が発生してい
ないという結果から、処理工程A(例えば、画像のシャ
ープネス強調処理工程)に何か不具合があるという結論
になる例である。
【0029】上記実施例によれば、ミニラボ側から診断
用画像データをサポートセンタに送り、サポートセンタ
において、それをベテランサービスマンが、診断処理装
置11をも用いて、解析するようにしたので、ミニラボ
における写真処理の異常全般について、迅速に解析を行
うことを可能としたリモート診断システムを実現するこ
とができる。
【0030】上記実施例においては、ミニラボ側に複数
種類の診断用画像データを持たせた例を示したが、サポ
ートセンタの処理装置の容量が許せば、ミニラボ側には
ごく一部の診断用画像データのみを持たせるだけにし
て、大部分の診断用画像データはサポートセンタに置
き、ミニラボ側からの要求に応じて、その都度、サポー
トセンタからミニラボ側に送るようにすることも可能で
ある。
【0031】また、写真処理工程を、種々の切り分けで
診断するような、多種類のパターン(診断画像データの
パターン)を用意しておくことにより、異常が発生した
工程の切り分けが確実にできるようになる。さらに、同
じパターンを時間間隔をおいて処理することにより、異
常の経時的な変動を把握することも可能である。
【0032】なお、上記実施例における解析において
は、ベテランサービスマンが、診断処理装置11をも用
いて、受け取った画像データの検討を行っているが、診
断処理装置11の機能を充分に高めておけば、診断処理
装置11による解析をメインにして、ベテランサービス
マンによる確認・検証を行うというシステムを構成する
ことも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、ミニラボにおける写真処理の異常全般につい
て、特に解析用にデザインされた診断用画像データを用
いることにより、ベテランサービスマンまたはその知識
を基に構成した診断処理装置にその解析を行わせるよう
にしたリモート診断方法、および、この方法を適用する
リモート診断システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るリモート診断システ
ムの概略構成を示すブロックを示す図である。
【図2】 実施例に係るリモート診断システムの動作を
示すフローチャートである。
【図3】 ミニラボにおける写真処理装置の異常の切り
分けの概念を示す図である。
【符号の説明】
10 サポートセンタ 11 診断処理装置 20(20a) ミニラボ 21 ラボ機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つ以上の写真処理拠点を、通信回線を介
    してリモート情報管理センタに接続し、前記各写真処理
    拠点が備えている写真処理装置において発生した画像ト
    ラブルの原因を特定するための各種の診断用画像を、前
    記各写真処理拠点から前記リモート情報管理センタに送
    信し、該リモート情報管理センタで、前記診断用画像か
    らトラブルの原因を解析することを特徴とするリモート
    診断方法。
  2. 【請求項2】前記診断用画像を、定期的に前記リモート
    情報管理センタに送信し、該リモート情報管理センタ
    で、前記診断用画像の経時変化からトラブルの原因を解
    析することを特徴とする請求項1に記載のリモート診断
    方法。
  3. 【請求項3】前記診断用画像としては、写真処理工程の
    異なる複数の画像を用いる請求項1または2に記載のリ
    モート診断方法。
  4. 【請求項4】1つ以上の写真処理拠点を、通信回線を介
    してリモート情報管理センタに接続して構成されるシス
    テムであって、前記各写真処理拠点は、当該写真処理拠
    点が備えている写真処理装置において発生した画像トラ
    ブルの原因を特定するための各種の診断用画像を作製し
    てこれを前記リモート情報管理センタに送信する手段を
    有し、前記情報管理前記センタは、受信した前記診断用
    画像からトラブルの原因を解析する手段を有することを
    特徴とするリモート診断システム。
  5. 【請求項5】前記診断用画像を、定期的に前記リモート
    情報管理センタに送信し、該リモート情報管理センタ
    で、前記診断用画像の経時変化からトラブルの原因を解
    析することを特徴とする請求項4に記載のリモート診断
    システム。
  6. 【請求項6】前記診断用画像としては、写真処理工程の
    異なる複数の画像を用いる請求項4または5に記載のリ
    モート診断システム。
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JP2002311517A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置の管理方法、写真処理装置、およびホストコンピュータ
CN114586106A (zh) * 2019-11-05 2022-06-03 美国西门子医学诊断股份有限公司 分析样本的系统、装置和方法

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