JP2000307819A - 多波長光源を用いた画像読取装置及びその制御方法 - Google Patents

多波長光源を用いた画像読取装置及びその制御方法

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JP2000307819A
JP2000307819A JP11117748A JP11774899A JP2000307819A JP 2000307819 A JP2000307819 A JP 2000307819A JP 11117748 A JP11117748 A JP 11117748A JP 11774899 A JP11774899 A JP 11774899A JP 2000307819 A JP2000307819 A JP 2000307819A
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wavelength led
array
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Hideyuki Koretsune
秀行 是常
Masaaki Hayashi
正明 林
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    • G07D7/06Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency using wave or particle radiation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラインセンサによる読取動作等の制御回路の動
作状態を、機差ばらつきがあるにも拘らず常に同一とな
るようにし、制御回路の簡略化を図り、機差を吸収する
ためのソフト処理上の各種パラメータの設定を行うとい
った複雑な処理を回避する。 【解決手段】ライン状の透過用2波長LEDアレイと、
受光素子アレイ及び反射用2波長LEDアレイで成るラ
イン状の受発光部とが対向して配設されると共に、前記
透過用2波長LEDアレイと前記受発光部との間を被識
別媒体が搬送されるようになっており、前記透過用2波
長LEDアレイ及び反射用2波長LEDアレイがそれぞ
れ異なった波長の光を照射する。前記受光素子アレイの
信号処理回路内に設けられた蓄積時間制御回路と、前記
透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波長LEDアレ
イの発光制御、前記受光素子の読取制御及び前記蓄積時
間制御回路を制御する制御手段とを設け、前記被識別媒
体に対する波長による感度差及び光量のばらつきを前記
蓄積時間制御回路における蓄積時間で調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多波長光源を用い
た画像読取装置において、多波長光源のそれぞれに応じ
て紙幣識別等の読取手段の蓄積時間を制御する画像読取
装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特公平8−12709
号公報に開示されているような蓄積時間制御回路を用い
た紙幣判別装置がある。この紙幣判別装置では、2色
(2波長)の光を発光する発光手段と、この発光手段か
らの光の発光比率を検出する検出回路と、紙幣からの反
射光を受ける4つの受光回路とを具備して、絶対光量が
常に一定になるように制御し、2波長の光の発光比率に
より紙幣からの受光量を補正して紙幣を判別するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、発光側の光量のばらつきだけでなく受光素
子や受光信号処理回路のばらつきも含まれてしまい、精
度良く紙幣を識別できない欠点がある。即ち、受光器は
受光しようとする2波長を混合して受光していると共
に、受光側ではフイルタを用いて分離しており、受光器
は実際の媒体からの反射光を受ける受光器ではなく、別
の受光器の受光量を用いて実際の受光量を補正するよう
になっているからである。
【0004】上述装置のように紙幣識別装置において
は、従来汚損券の紙幣すかし部の微妙な汚れや皺を検出
するために、異なる複数波長の光源を用いて透過光或は
反射光を読取る技術が一般化している。この場合、光源
の波長によって受光センサの感度が異なり、この感度差
に基づいて誤差が発生してしまう問題があった。また、
透過光量検出の場合は被識別紙幣がセンサ上に有るか無
いかによって、その受光量が著しく異なり、紙幣読取り
時には高いゲインが必要となり、また、ゲインの切り換
えも必要となり、その増幅度に伴う誤差が生じてしまう
問題があった。
【0005】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、画像読取装置の動作状態
(ラインセンサによる読取動作、センサ系のばらつきも
含む)を機差ばらつきがあるにも拘らず常に同一となる
ようにし、制御回路の簡略化を図り、機差を吸収するた
めのソフト処理上の各種パラメータの設定を行うといっ
た複雑な処理を回避するための多波長光源を用いた画像
読取装置及びその制御方法を提供することにある。ま
た、光源の波長によって受光センサの感度が異なること
になっても、この感度差に伴う誤差の発生を無くすこと
も本発明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は多波長光源を用
いた画像読取装置に関し、本発明の上記目的は、ライン
状の透過用2波長LEDアレイと、受光素子アレイ及び
反射用2波長LEDアレイで成るライン状の受発光部と
が対向して配設されると共に、前記透過用2波長LED
アレイと前記受発光部との間を被識別媒体が搬送される
ようになっており、前記透過用2波長LEDアレイ及び
反射用2波長LEDアレイがそれぞれ異なった波長の光
を照射するようになっており、前記受光素子アレイの信
号処理回路内に設けられた蓄積時間制御回路と、前記透
過用2波長LEDアレイ及び反射用2波長LEDアレイ
の発光制御、前記受光素子の読取制御及び前記蓄積時間
制御回路を制御する制御手段とを設け、前記被識別媒体
に対する波長による感度差及び光量のばらつきを前記蓄
積時間制御回路における蓄積時間で調整することによっ
て達成される。また、本発明の上記目的は、ライン状の
透過用2波長LEDアレイと、受光素子アレイ及び反射
用2波長LEDアレイで成るライン状の受発光部とを対
向して配設すると共に、前記透過用2波長LEDアレイ
と前記受発光部との間を被識別媒体が搬送されるように
し、前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波長L
EDアレイがそれぞれ異なった波長の光を照射し、前記
受光素子アレイの蓄積時間を制御できる信号処理回路を
一体的に設けることによって達成される。
【0007】更に、本発明は、透過用2波長LEDアレ
イと、受光素子アレイ及び反射用2波長LEDアレイで
成る受発光部とが対向して配設されると共に、前記透過
用2波長LEDアレイと前記受発光部との間の媒体通路
を被識別媒体が搬送されるようになっており、前記透過
用2波長LEDアレイ及び反射用2波長LEDアレイが
それぞれ異なった波長の光を照射し、前記受光素子アレ
イの蓄積時間を制御できる信号処理回路が設けられてい
る画像読取装置の制御方法に関し、本発明の上記目的
は、前記透過用2波長LEDアレイの発光効率の分類を
示すランク値を補正する自動調整を行った後に、前記被
識別媒体無し時の蓄積時間を決定し、基準白媒体を前記
媒体通路に配置し、前記反射用2波長LEDアレイの発
光効率の分類を示すランク値の自動調整を行って後に、
媒体有り時の透過/反射蓄積時間を決定すると共に、補
正係数を算出することによって、媒体無し時の蓄積時間
を設定し前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波
長LEDアレイを消灯し、媒体無し時の暗出力補正レベ
ルを決定すると共に、暗出力補正値を決定し、その後に
前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波長LED
アレイを点灯して発光レベルを決定し、媒体有り蓄積時
間を設定して前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用
2波長LEDアレイを消灯し、媒体有り時の暗出力補正
レベルを決定すると共に、暗出力補正値を決定して補正
係数を算出することによって、達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、画像読取装置の機差
ばらつきがあるにも拘らず、制御回路の簡略化を図ると
共に、制御回路の動作状態(ラインセンサによる読取動
作、センサ系のばらつきも含む)が同一となるように
し、機差を吸収するためのソフト処理上の各種パラメー
タの設定を行うといった複雑な処理を回避するようにす
る。光源に波長の異なる複数の光源(例えば緑と赤外)
を用いた場合、受光素子を共通に用いて装置を小型にす
ることが一般的である。このように複数波長の異なる光
源に対して同一の受光素子を用いる場合には、受光波長
によって受光素子の感度が異なることになるが、本発明
では受光素子の受光時の蓄積時間を制御することによっ
て、感度による誤差が生じないようにしている。また、
光源として通常LED(発光ダイオード)アレイが用い
られるが、このLEDアレイは多数のLED素子を並列
に並べたものであり、LED数素子を直列にして素子電
流制限用抵抗が付加されている。LED素子の照度は製
造時にばらつきが発生するので、所定の照度規格を有す
るもののみを使用するようにすると歩留まりの関係で高
価になってしまう。そこで、1本のLEDアレイを構成
する場合には、所定のばらつき内に収まったもののみを
集めてランク付けを行い、ランク値に従って製造又は使
用することにより、受光側での受光ばらつきを小さくす
ることができる。1本のLEDアレイの照度ばらつきは
個々のLED素子を選別することにより抑えられ、本発
明ではLEDアレイ間のばらつきを無くすようにしてい
る。
【0009】以下に本発明の詳細を、紙幣識別について
図面を参照して説明する。
【0010】図1は本発明に係るラインセンサ100の
構成例を示しており、紙幣識別装置(画像読取装置)の
紙幣識別部に設けられ、ラインセンサ100は長形状の
対向した発光部110及び受発光部120で成ってお
り、被識別媒体としての紙幣は、発光部110及び受発
光部120の間の紙幣通路を搬送されるようになってい
る。発光部110は、ライン状の透過用2波長LEDア
レイ(交互配列されたLED1,LED2)111と紙
幣照射用のロッドレンズ112とで一体的に構成され、
通過する紙幣を均一に照射するようになっている。ま
た、受発光部120は、ライン状の反射用2波長LED
アレイ(交互配列されたLED3,LED4)121
と、受光用のフォトダイオードアレイ123と、フォト
ダイオードアレイ123の受光角を制限し、指向性を高
めて分解能を向上させるセルフォックレンズアレイ(S
LA)122と、フォトダイオードアレイ123の各素
子の蓄積時間が制御可能なマルチプレクサ回路124と
で一体的に構成されている。透過用2波長LEDアレイ
111及び反射用LEDアレイ121は電流制御の駆動
回路で制御され、フォトダイオードアレイ123の感知
出力はマルチプレクサ回路124で発光波長に応じた適
宜の蓄積時間で制御されて出力される。LEDアレイ
は、赤外光を発光するLED素子と他の可視光との組み
合わせが一般的で、赤色、緑色、オレンジ色の組み合わ
せも一般的であるが、紙幣等に用いる場合には、黄緑色
が紙幣の配色との関係から両波長の光を当てた場合の透
過光及び反射光の吸収パターンが異なり、その紙幣の汚
損及び真偽判定に有利となる。このため、本発明では透
過光及び反射光共に赤外光(940nm)及び黄緑光
(570nm)としている。また、透過用2波長LED
アレイ111及び反射用LEDアレイ121は受光側を
共通に用いることを考慮すれば、同一直線上に交互に並
べることが望ましいが、2列にする場合は千鳥に入れ替
わるような構成が望ましい。
【0011】図2はフォトダイオードアレイ123及び
マルチプレクサ回路124の回路構成例を示しており、
フォトダイオードアレイ123は64個のフォトダイオ
ードPD(1)〜PD(64)が一列に整列されてい
る。紙幣通路には2個並べて設け、計128チャネルを
構成している。また、マルチプレクサ回路124は、各
フォトダイオードPD(1)〜PD(64)の各出力信
号をそれぞれ積分する積分アンプと、各積分アンプの出
力値をそれぞれホールドするホールド回路と、各ホール
ド回路のホールド値をバッファを経て入力し、シフトレ
ジスタによって順次切り換えてVideo信号として出
力するアドレススイッチとで構成されている。積分アン
プはφresetがHレベル(非アクティブ)となって
いる時に電荷を積分し、φresetがLレベル(アク
ティブ)となった時に電荷が放電されて積分値はゼロと
なる。また、ホールド回路は、φholdの入力によっ
て積分アンプの積分値をホールドするようになってい
る。
【0012】このような構成において、発光部110及
び受発光部120の間の紙幣通路を搬送される紙幣は、
ロッドレンンズ112を介して透過用2波長LEDアレ
イ111で垂直的に光照射されると共に、発受光部12
0の反射用2波長LEDアレイ121で傾斜して光照射
され、紙幣からの透過光及び反射光はセルフォックレン
ズアレイ123を通してフォトダイオードアレイ123
(PD(1)〜PD(64))に導かれる。フォトダイ
オードアレイPD(1)〜PD(64)の各出力はマル
チプレクサ回路124の積分アンプに入力され、φre
setがHレベルの時(蓄積時間)だけ積分する。各積
分アンプの積分値はホールド回路、バッファ及びアドレ
ススイッチを経て順次Video信号として出力され
る。
【0013】図3は本発明の回路構成例をブロック図で
示しており、ラインセンサ100のフォトダイオードア
レイ123はCPU20及び専用コントローラ30によ
り、時分割で透過光の赤外光及び黄緑光、反射光の赤外
光及び黄緑光を順次切り換えて繰り返し受光するように
制御される。透過用2波長LEDアレイ111及び反射
用2波長LEDアレイ121は、紙幣通路を隔てて分離
されて対向して配置されており、V/I変換で動作する
可変定電流回路10は透過用2波長LEDアレイ(LE
D1,LED2)111及び反射用2波長LEDアレイ
(LED3,LED4)121を電流制御し、可変定電
流回路10にはCPU20からの電流指令値をD/Aコ
ンバータ11で変換した多段階(本例では256×25
6段階)の発光レベルと、専用コントローラ30からの
タイミング信号とが入力されている。CPU20にはF
LASHメモリ23が接続されている。専用コントロー
ラ30は、内蔵したシーケンサ31及びセンサA/D制
御部32によりどのLEDに電流を流すかを指定するタ
イミング信号を出力する。シーケンサ31及びA/D制
御部32は、LED1〜4の発光制御とLED1〜4に
協働するフォトダイオードアレイ123の制御を司るタ
イミング信号を発生するタイミング発生器である。D/
Aコンバータ11は、LED1〜4の発光レベルが数段
階(本例では256×256段階)あるので、それを適
宜選択するために用いられる。
【0014】専用コントローラ30は、更にA/Dコン
バータ13を制御するためのセンサA/D制御部32
と、動作条件設定部36に設定された蓄積時間よりシス
テムクロック(例えば32MHz)を計数して蓄積時間
(φreset)を制御する蓄積時間カウンタ33と、
A/Dコンバータより変換された生データとSRAM2
2にセットしている補正係数との補正演算等をする算術
演算部34と、内部及び外部のバスラインの制御を行う
バス制御部35と、動作条件設定部36とを内蔵してい
る。また、専用コントローラ30にはシステムクロック
が入力されると共に、紙幣検知センサ1からの検知信号
とメカクロック発生回路2からのメカクロックMCLK
が入力されている。
【0015】フォトダイオードアレイ123は専用コン
トローラ30からの読出制御信号によって制御される
が、この読出制御信号により64個のフォトダイオード
PD(1)〜PD(64)の個別チャネルが読出され
る。読出制御信号には読出クロック、読出開始(φs
t)、ホールド信号(φhold)が含まれており、読
出クロック(1MHz)はシステムクロックを分周して
得られる。フォトダイオードPD(1)〜PD(64)
から読出された読出信号は、マルチプレクサ回路124
のφresetがHレベルとなっておらず、つまり専用
コントローラ30から蓄積時間制御信号が出力され、φ
holdがLレベル(アクティブ)の期間のみ蓄積され
た電荷がホールド回路に出力され、安定した電圧で順次
読出されるようになっている。フォトダイオードPD
(1)〜PD(64)からの読出信号は、マルチプレク
サ回路124内のアドレススイッチで順次選択されて1
チャネルずつ出力され、その出力信号Videoが差動
アンプ12に入力される。差動アンプ12では、フォト
ダイオードアレイ123からの出力信号Videoか
ら、CPU20で制御されるD/Aコンバータ14によ
ってオフセット分を差し引いた差動信号の増幅を行い、
その差動増幅信号VdをA/Dコンバータ13に入力す
る。A/Dコンバータ13は専用コントローラ30内の
センサA/D制御部32で制御され、A/D変換された
デジタル値が専用コントローラ30に入力される。D/
Aコンバータ14が出力するオフセット量は1ライン最
小値が負にならないように、かつ規定範囲内になるよう
にCPU20から送られる。D/Aコンバータ14でD
/A変換されたアナログ値は差動アンプ12に入力さ
れ、その出力VdがA/Dコンバータ13に入力されて
A/D変換されるが、A/Dコンバータ13での変換タ
イミングはセンサA/D制御部32から送られて来るA
D制御信号で制御され、各チャネル毎に1回のサンプリ
ングを行うようになっている。LED1〜4の同一電流
での発光量には(いわゆる照度ランクの違いによる)ば
らつきがあるので、これを補償するためにD/Aコンバ
ータ11−1の基準電圧をD/Aコンバータ11−2の
制御によって(D/Aコンバータ11−2出力がD/A
コンバータ11−1の基準電圧)、LEDアレイ1〜4
のD/Aコンバータ11−1による同一電流値設定値に
対する発光照度の差、即ち発光感度を補償することがで
きる。これにより、1DA値変化させたときのLEDア
レイにおける照度変化量を一定とする。
【0016】A/Dコンバータ13でA/D変換された
フォトダイオードアレイPD(1)〜PD(64)の各
チャネルのデジタル値は専用コントローラ30に入力さ
れ、専用コントローラ30を介してFIFOメモリ21
に書込まれ、外部のCPU20が読出すことになる。専
用コントローラ30のワークRAMとしてSRAM22
が設けられており、CPU20がアクセスできるのは専
用コントローラ30が動作していない時のみであり、こ
の時専用コントローラ30をスルーしてアクセスする。
FIFOメモリ21とSRAM22を設ける理由は、主
にゲートアレイが演算する時に使用するデータを格納す
るのがSRAM22であり、CPU20が結果として読
出すことを必要とするデータを格納するのがFIFOメ
モリ21である。FIFOメモリ21は4波長(透過2
波長及び反射2波長)の暗出力及びシェーディング補正
を行ったデータ、透過及び反射の各波長の画素比率演算
したデータ、紙幣のエッジ情報等を格納し、SRAM2
2は暗出力補正値用データ、シェーディング補正用デー
タ、紙幣のエッジ検出のスレッショルド、暗出力及びシ
ェーディング補正後データ等を格納する。
【0017】図4は本発明の動作例を示すタイムチャー
トであり、同図(A)は搬送速度同期のメカクロックM
CLKを示し、1ラインが1.5mm搬送される度にス
キャンされることを示し、同図(B)、(C)、
(D)、(E)はそれぞれ波長4(反射570nm)、
波長3(反射940nm)、波長2(透過570n
m)、波長1(透過940nm)でのLED4,LED
3,LED2,LED1の点灯の様子を示している。ま
た、図4(F)は蓄積時間(φreset)のタイミン
グを示し、同図(G)は電荷ホールド(φhold)の
様子を、同図(H)はフォトダイオードアレイ123の
読出開始(φst)のタイミングを示している。図4
(I)は1MHzの読出クロックを示し、同図(J)は
ラインセンサ100からの1ライン分のチャネルの出力
Videoを示している。即ち、1ラインの間にメカク
ロックMCLKは3パルス入力され、3パルスが入力さ
れる毎に1ラインのスキャンが行われる。LED1〜4
が異なる波長で時分割に点灯されると共に、LED1〜
4の点灯に対応してそれぞれ蓄積時間が割り当てられ積
分アンプで電荷が蓄積される。蓄積されたLED1〜4
の電荷はホールド回路でホールドされ、読出開始(φs
t)のタイミングで読出クロックに同期して順次読出さ
れ、マルチプレクサ回路から出力される信号Video
は図4(J)のようになる。
【0018】図5はラインセンサ100の調整(蓄積時
間の設定)の様子を示しており、先ず透過2波長LED
アレイ111の発光効率の分類を示すランク値、つまり
D/Aコンバータ11−2から出力されるD/Aコンバ
ータ11−1の基準電圧の自動調整を行う(ステップS
1)。この場合、蓄積時間とD/Aコンバータ11−1
の制御値(D/A値)が一定で、紙幣無し時の(明―
暗)レベルを一定にすることによって行う。次に、透過
紙幣無し蓄積時間の決定を、LEDアレイの電流を一定
にして紙幣無し時の(明―暗)レベルを一定にするよう
に調整される(ステップS2)。その後、基準白媒体の
紙幣をラインセンサ100の紙幣搬送部に挿入する(ス
テップS3)。基準白媒体の紙幣を挿入するのは、反射
センサは通常待機中はLEDを点灯しても反射体がない
ため、反射光は反ってこず、汚れのない基準媒体で反射
光を得るためである。多国籍紙幣の受光量は、16進表
示で下記表1に示すようになっている。
【0019】
【表1】 そして、各チャネル(1〜128)について、表1の受
光量レベルを図示すると図6の実線のようになり、各国
紙幣の紙質等の差により透過光量、反射光量の差異が発
生するの。このため、基準白媒体で調整値を各国毎に設
定し、センサのダイナミックレンジを共通化する。図6
の破線R1〜R6が調整基準値である。
【0020】次に、反射2波長LEDアレイ121のの
発光効率の分類を示すランク値、つまりD/Aコンバー
タ11−2から出力されるD/Aコンバータ11−2か
ら出力されるD/Aコンバータ11−1の基準電圧の自
動調整を行う(ステップS4)。この場合、蓄積時間と
D/Aコンバータ11−1の制御値(D/A値)が一定
で、紙幣有り時の(明―暗)レベルを一定にすることに
よって行う。次に、透過/反射(各2波長)紙幣有り蓄
積時間の決定を行うが(ステップS5)、この場合の条
件は、LEDアレイの電流値(上記で決定したランク値
に基づくLEDアレイの電流値)を一定にして、紙幣有
り時の(明―暗)レベルを一定にすることである。
【0021】その後、紙幣有りにおける4波長×128
チャネル分の白紙基準紙を用いた出力が一様となるよう
に算出して、チャネル毎に用意された基準補正係数、紙
幣無しにおける4波長×128チャネル分の調整補正基
準値、紙幣有りの透過/反射の運用比率係数等の補正係
数を算出し(ステップS6)、これらの調整値(紙幣有
り時の蓄積時間、紙幣無し時の蓄積時間、LEDアレイ
のランク値)、補正値(基準補正値、調整補正基準値、
運用比率係数)をFLASHメモリ23に格納する(ス
テップS7)。
【0022】一方、図7はラインセンサ100の制御動
作(読取動作)の一例を示しており、先ずFLASHメ
モリ23から格納されている紙幣無し蓄積時間を読出し
て、その設定を専用コントローラ30の内部の動作条件
設定部36に行い(ステップS10)、LED1〜4を
消灯(OFF)し(ステップS11)、紙幣無しの状態
で暗出力補正レベル(D/Aコンバータ14の制御値)
を決定した後、暗出力補正係数の4波長×128チャネ
ルをSRAM22にセットし(ステップS12)、その
後にLED1〜4を点灯(ON)する(ステップS1
4)。次に、明―暗を一定にすることによってLED発
光レベル(256段階:D/Aコンバータ11−1出
力)の決定を行い(ステップS15)、FLASHメモ
リから紙幣有り蓄積時間を読出してその設定を行い(ス
テップS16)、その後にLED1〜4を消灯(OF
F)する(ステップS17)。次に、紙幣有りの状態で
暗出力補正レベル(D/Aコンバータ14の制御値)を
決定した後(ステップS20)、暗出力補正4波長×1
28チャネルをSRAM22にセットする(ステップS
21)。その後通常の紙幣識別動作に入る。
【0023】上述では紙幣について説明したが、小切手
等の媒体についても同様に適用可能である。また、発光
素子としてLEDを用いているが、他の素子でも可能で
ある。更に、上述では透過2波長、反射2波長としたが
透過、反射に関係なく、自由に複数波長を処理すること
が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、異なる
波長で発光効率の異なる2種類の光源を、波長によって
感度が異なる1本の受光器で受光するに際し、受光器と
発光器とからの効率の違いをセンサの蓄積時間で吸収す
るようにしているので、制御対象が蓄積時間の1つでよ
く回路構成が簡単になると共に、受光回路のばらつきに
よる受光器間の影響がない。また、透過光量及び反射光
量の異なる種々の被識別媒体(多国籍紙幣)にも対応で
きる。識別動作の開始時に設定処理を実行することによ
り、ばらつきの補正値設定や識別処理時のパラメータ等
の設定が完了することになり、読取精度が向上して安定
する。また、波長による感度差/光量の多少を蓄積時間
で調整しているので、信号処理はアナログ/デジタル処
理を使用でき、信号処理系を共通にすることでコストダ
ウンが図れる。蓄積時間の調整、設定は初期調整時(製
品出荷時)に行っているが、温度、経年変化等の環境の
変化があっても発光器の発光レベルで制御しているの
で、いつも良好な状態で媒体識別をすることができる。
光源と受光器の間に媒体が有る場合と無い場合とでは、
蓄積時間の制御をしない場合には、受光増幅器のゲイン
を例えば1対10、また、被識別媒体に対する波長によ
る感度差も考えると、1対100といった大きさに変化
させなくてはならないが、本発明では蓄積時間を制御す
ることにより、受光回路の増幅ゲインを一定にすること
ができるので、回路のオフセットやA/D変換のビット
重みも共通になる。ゲインを上げると前段の回路のオフ
セットも同時に増幅されてしまうが、同一の回路なので
影響はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラインセンサの構成例を模式的に
示す図である。
【図2】本発明に係るラインセンサの読取系回路の構成
例を示す図である。
【図3】本発明の回路構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の動作例を示すタイムチャートである。
【図5】ラインセンサの調整動作(蓄積時間の設定)の
処理例を示すフローチャートである。
【図6】多国籍紙幣の特性例を示す図である。
【図7】ラインセンサの制御動作(読取動作)の処理例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 紙幣検知センサ 2 メカクロック発生回路 10 可変定電流回路 12 差動アンプ 20 CPU 21 FIFOメモリ 22 SRAM 23 FLASHメモリ 30 専用コントローラ 100 ラインセンサ 110 発光部 120 受発光部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン状の透過用2波長LEDアレイと、
    受光素子アレイ及び反射用2波長LEDアレイで成るラ
    イン状の受発光部とが対向して配設されると共に、前記
    透過用2波長LEDアレイと前記受発光部との間を被識
    別媒体が搬送されるようになっており、前記透過用2波
    長LEDアレイ及び反射用2波長LEDアレイがそれぞ
    れ異なった波長の光を照射するようになっており、前記
    受光素子アレイの信号処理回路内に設けられた蓄積時間
    制御回路と、前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用
    2波長LEDアレイの発光制御、前記受光素子の読取制
    御及び前記蓄積時間制御回路を制御する制御手段とを具
    備し、前記被識別媒体に対する波長による感度差及び光
    量のばらつきを前記蓄積時間制御回路における蓄積時間
    で調整するようにしたことを特徴とする多波長光源を用
    いた画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記蓄積時間の調整を自動的に行うように
    した請求項1に記載の多波長光源を用いた画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】ライン状の透過用2波長LEDアレイと、
    受光素子アレイ及び反射用2波長LEDアレイで成るラ
    イン状の受発光部とが対向して配設されると共に、前記
    透過用2波長LEDアレイと前記受発光部との間を被識
    別媒体が搬送されるようになっており、前記透過用2波
    長LEDアレイ及び反射用2波長LEDアレイがそれぞ
    れ異なった波長の光を照射し、前記受光素子アレイの蓄
    積時間を制御できる信号処理回路が一体的に設けられて
    いることを特徴とする多波長光源を用いた画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】透過用2波長LEDアレイと、受光素子ア
    レイ及び反射用2波長LEDアレイで成る受発光部とが
    対向して配設されると共に、前記透過用2波長LEDア
    レイと前記受発光部との間の媒体通路を被識別媒体が搬
    送されるようになっており、前記透過用2波長LEDア
    レイ及び反射用2波長LEDアレイがそれぞれ異なった
    波長の光を照射し、前記受光素子アレイの蓄積時間を制
    御できる信号処理回路が設けられている画像読取装置の
    制御方法において、前記透過用2波長LEDアレイの発
    光照度ランク値を補正する自動調整を行った後に、前記
    被識別媒体無し時の蓄積時間を決定し、基準白媒体を前
    記媒体通路に配置し、前記反射用2波長LEDアレイの
    発光照度ランク値を補正する自動調整を行った後に、媒
    体有り時の透過/反射蓄積時間を決定すると共に、補正
    係数を算出するようにしたことを特徴とする画像読取装
    置の制御方法。
  5. 【請求項5】透過用2波長LEDアレイと、受光素子ア
    レイ及び反射用2波長LEDアレイで成る受発光部とが
    対向して配設されると共に、前記透過用2波長LEDア
    レイと前記受発光部との間の媒体通路を被識別媒体が搬
    送されるようになっており、前記透過用2波長LEDア
    レイ及び反射用2波長LEDアレイがそれぞれ異なった
    波長の光を照射し、前記受光素子アレイの蓄積時間を制
    御できる信号処理回路が設けられている画像読取装置の
    制御方法において、媒体無し時の蓄積時間を設定して前
    記透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波長LEDア
    レイを消灯し、媒体無し時の暗出力補正レベルを決定す
    ると共に、暗出力補正値を決定し、その後に前記透過用
    2波長LEDアレイ及び反射用2波長LEDアレイを点
    灯して発光レベルを決定し、媒体有り蓄積時間を設定し
    て前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波長LE
    Dアレイを消灯し、媒体有り時の暗出力補正レベルを決
    定すると共に、暗出力補正値を決定して補正係数を算出
    するようにしたことを特徴とする画像読取装置の制御方
    法。
  6. 【請求項6】ライン状の透過用2波長LEDアレイと、
    受光素子アレイ及び反射用2波長LEDアレイで成るラ
    イン状の受発光部との間に被識別媒体を搬送させる搬送
    手段と、前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波
    長LEDアレイがそれぞれ異なった波長の光を照射する
    発光手段と、前記受光素子アレイの信号処理回路内に設
    けられた所定時間の光電荷を積分する蓄積時間制御回路
    と、前記透過用2波長LEDアレイ及び反射用2波長L
    EDアレイの発光制御、前記受光素子の読取制御及び前
    記蓄積時間制御回路を制御する制御手段とを具備し、前
    記制御手段は前記被識別媒体によって異なる前記波長毎
    の反射率及び透過率に応じた前記蓄積時間を設定するた
    めの目標出力値テーブルを備え、前記目標出力値テーブ
    ルの値に従って、所定の出力値が得られる前記蓄積時間
    を設定するようにしたことを特徴とする多波長光源を用
    いた画像読取装置。
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