JP2000309210A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2000309210A JP2000309210A JP11117787A JP11778799A JP2000309210A JP 2000309210 A JP2000309210 A JP 2000309210A JP 11117787 A JP11117787 A JP 11117787A JP 11778799 A JP11778799 A JP 11778799A JP 2000309210 A JP2000309210 A JP 2000309210A
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Abstract
ン及びプライコードの引抜けと、ビード部のへたりを防
止する。 【解決手段】 カーカスプライ5の各巻返し部分5bに、
ビードコア4の周面に沿ってそれに巻付く巻込み部7を
設け、カーカスプライ5の巻返し部分5bとリムRとの間
に位置するビード部3のゴム部分12は、その少なくとも
一部13が硬質ゴム6であることを特徴とする空気入りタ
イヤ。
Description
ヤ、とくには、プライコードの引抜け、カーカスプライ
の巻返し部分でのセパレーション、及びリムフランジか
らの突き上げによって生じるビード部のへたりを有効に
防止して、耐久性を向上させたビード部構造に関するも
のである。
ヤでは、タイヤ負荷転動の際のプライコードの引抜けを
防止すべく、カーカスプライを、ビード部のビードコア
の周りで、タイヤ径方向の内側から外側へ大きく巻返
し、その巻返し部分をゴム質中に埋込み固定することと
している。
部の略線横断面図である。図12(a)に示すものは、カー
カスプライ31の巻返し部分36の外端31aを、ワイ
ヤチェーファ32の同様の外端32aよりタイヤ径方向
外側に位置させたものであり、同図(b) に示すものは、
カーカスプライ巻返し部分36の外端31aより、ワイ
ヤチェーファ32の巻返し外端32aをタイヤ径方向外
側に位置させたものである。
従来のビード部構造にあっては、前述した、カーカスプ
ライ31の巻返し外端位置31aまたは、ワイヤチェー
ファ32の外端位置32aを境として、タイヤ径方向の
内外側に剛性段差を生じることになるので、タイヤ負荷
転動の際のビード部からサイドウォール部にかけての繰
返しの変形によって、前記各外端31a,32aおよび
その近傍に応力が集中することになり、これがため、そ
の外端の、ゴム質からのセパレーションが発生し易く、
このセパレーションが、図13(a),(b) に示すようなビー
ド部クラックcrの原因になるという問題があった。
36の外端31aもしくは、ワイヤチェーファ32の外
端32aおよびその近傍に生じる応力を緩和し、併せ
て、ビード部の剛性を高めて、そのビード部の変形を抑
制するため、ビードコア33の周りで、図示しない複数
枚の有機繊維コード層をワイヤチェーファ32に外接さ
せて配置して、これらの有機繊維コード層で、前述し
た、カーカスプライ31の巻返し外端31aまたは、ワ
イヤチェーファ32の外端32aを覆ったり、ビードコ
ア33の径方向外側で、カーカスプライ31の本体部分
35と、巻返し部分36との間に配置するゴムスティフ
ナ34、なかでも硬質ゴムスティフナの量を増やしたり
することが提案されている。
荷転動の際のビード部の発熱温度が一層高くなることに
より、前述したセパレーションの発生に加えて、有機繊
維コード層の外端にもセパレーションが発生するという
新たな問題が生じる他、タイヤ重量が増加し、タイヤの
生産性が低下するという他の問題もあった。
産性の低下を伴わずに、ビード部耐久性を向上させるた
めの手段として、カーカスプライの各巻返し部分にビー
ドコアの周面に沿ってそれに巻付く巻込み部を設けるこ
とが有用であることを、本願人は既に出願した特願平11
−19847 号の明細書等において提案した。
タイヤについて、ビード部耐久性をさらに向上させるべ
く詳細な検討を行なったところ、以下の知見を得た。す
なわち、上記構成を有するタイヤは、プライ端でのセパ
レーションの発生については顕著に抑制されるものの、
ビードコアのタイヤ径方向外方に位置するビード部の部
分におけるせん断剛性が、図12(a),(b) に示すようにビ
ードフィラ34をカーカスプライ31の本体部35と折
り返し部36とで挟み込んだ構造になる従来タイヤに比
べて劣ることから、タイヤ内圧適用時や負荷転動時のビ
ード部の動きが相対的に大きくなって、リムフランジと
の接触圧が高まることになり、この結果、リムフランジ
からの突き上げによってビード部にへたりが発生しやす
いことを見出した。
特に更生時にビード部外側にクラックが生じたり、チェ
ーファ部でのセパレーションが発生する場合があり、か
かる場合には、ビード部耐久性を十分に向上させること
ができなかった。
返し部分の配設形状と、カーカスプライの巻返し部分と
リムとの間に位置するビード部のゴム部分とを適正に設
定することにより、タイヤ重量の増加及びタイヤの生産
性の低下等を来すことなく、プライコードの引抜け、カ
ーカスプライの巻返し部分でのセパレーション、及びリ
ムフランジからの突き上げによって生じるビード部のへ
たりを有効に防止して、耐久性を向上させた空気入りタ
イヤを提供することにある。
ヤは、一般的には、タイヤ赤道面に対して70〜90°
の角度で延在するスチールコードからなる少なくとも一
枚のカーカスプライを、トレッド部からサイドウォール
部を経てビード部までトロイダルに延在させるととも
に、各ビード部に埋設したビードコアの周りで、タイヤ
径方向の内側から外側へ巻返したものである。
各巻返し部分に、ビードコアの周面に沿ってそれに巻付
く巻込み部を設けることを必須の発明特定事項とする。
ら外側に向けて巻返すことによって形成される場合の
他、タイヤ幅方向の外側から内側に向けて巻返すことに
よって形成される場合もある。
が切断された多数本のスチールコードを実質的にラジア
ル配置したもののみならず、一本のスチールコードを、
カーカスプライの巻返し部分で折り返して、タイヤ周方
向へ迂曲させて延在させたものをも含むものとする。
の巻返し部分に、ビードコアの周面に沿ってそれに巻付
く巻込み部を設けることで、その巻返し部分を、タイヤ
径方向外側へ長く延在させる必要なしにプライコードを
有効に抜止めすることができ、また、その巻込み部は、
剛性の高いビードコアに十分近接して位置することにな
り、タイヤの負荷転動の際の、巻込み部近傍部分の変形
は、そのビードコアや、ビード部を保持するリム等によ
って有効に拘束されるので、巻込み部およびその近傍部
分に、上記変形に伴う応力集中のおそれがなく、これが
ため、巻込み部、ひいては、巻返し部分のセパレーショ
ンが効果的に防止されることになる。
記巻込み部の1箇所以上に、塑性変形部を設ける。この
塑性変形部はたとえば、巻込み部に、ビードコアの横断
面輪郭形状に適合する、少なくとも一の角形状、曲線状
等の折曲げ部もしくはくせ付け部を形成することによっ
て実現することができ、かかる塑性変形により、巻込み
部は、ビードコアの周面により近接して、かつ、より正
確に倣って位置することになるので、ビードコアをもっ
て、その巻込み部を一層有効に拘束して、プライコード
の抜け出しおよび、巻返し部分のセパレーションをさら
に効果的に防止することができる。
カスプライをビードコアの周りに巻返すに先だって、巻
込み部に相当する部分に予め形成することが好ましく、
これによれば、所期した通りの塑性変形部を常に正確に
形成することができ、上記効果をより一層高めることが
できる。
くとも巻込み部を、ビードコアとビードフィラとの間に
挟み込む。このことによれば、巻込み部を、ビードフィ
ラをもってビードコアにより密着させることができるの
で、プライコードの引抜けおよび巻込み部のセパレーシ
ョンが、ともに一層有利に防止されることになる。
アの断面輪郭の半周を越えてビードコア周面に沿わせ
る。ビードコアの一般的な横断面輪郭形状としては、多
角形、円形等があるが、それらのいずれにあっても、巻
込み部を、断面輪郭の半周を越えてビードコアに沿わせ
ることで、上記効果をより一層高めることができる。
ビード部の、リムフランジとの接触域の外周縁よりタイ
ヤ径方向内側に位置させる。ここで、「ビード部のリム
フランジとの接触域」とは、最高空気圧及び最大負荷能
力を適用した条件下で、それが最も広範となる最大接触
領域を意味するものとする。
らさらにタイヤ径方向外側へ延びる突出先端部を有する
場合には、それの先端縁を、タイヤ負荷転動の際の変形
の極めて少ない領域内に位置させることができ、これに
より、上記先端縁およびその近傍への応力の集中を有効
に防止することができるので、巻返し部分の突出先端部
をセパレーションに対して十分に保護することができ
る。
高空気圧を適用した条件下で、ビード部に埋設されたビ
ードコアの外周縁位置を越えて、それのタイヤ幅方向の
内側まで巻込んで位置させて、巻込み部の、ビードコア
に沿う長さをより長くした場合にとくに顕著である。
した空気入りタイヤにおいてはとくに有効である。すな
わち、偏平率の小さいタイヤでは、巻返し部分へのセパ
レーションの発生原因として、タイヤ負荷転動時の、サ
イドウォール部の撓み変形に伴う内部応力の発生によっ
て、カーカスプライ巻込み部の先端に生じる圧縮歪より
もむしろ、周方向の歪が大きなウエイトを占めることに
なるところ、この発明に係るタイヤでは、巻返し部分を
巻き込むことによって、その端縁を、変形の少ないビー
ドコア近傍に配置することにより、巻返し端縁が、カー
カスプライ本体側と連動することになるので、路面に対
する周方向の歪を有利に低減させることができる。
コードの強力は、80〜300kgfとすること、なか
でも、100〜180kgfとすることが好ましい。す
なわち、80kgf未満の場合は、プライコードを塑性
変形させることで、10〜20%程度の強力低下が生じ
たときに、所要の強力を確保することが難しくなり、一
方、300kgfを越えると、コード径が太くなりすぎ
て、塑性変形が困難になる他、その塑性変形によってコ
ードに傷が生じ易いからである。
イの巻返し部分に巻込み部を設けることを必須の発明特
定事項とするが、これだけでは十分ではない。
合には、上述したように、ビード部のへたりが発生しや
すく、これは、特に更生時にビード部外側にクラックが
生じたり、チェーファ等でセパレーションが発生する場
合があり、かかる場合には、ビード部耐久性を十分に向
上させることができなかった。
カニズムについて鋭意検討を行なったところ、以下の知
見を得た。すなわち、カーカスプライの巻返し部分に巻
込み部を設ける構成のタイヤでは、ビード部のせん断剛
性が小さいことから負荷転動時に大きく変形するため、
図9(a) に示すようにビード部は、その部分A(斜線部
分)にリムからの突上げ力Fによって突き上げられ、カ
ーカスプライの巻返し部分とリムとの間に位置するビー
ド部のゴム部分37(図9(b) )が、タイヤ走行による
発熱及びリムとの接触圧によってタイヤ径方向外側に押
し上げられることによって、図9(c) に示すゴム部分3
7´のように変形しやすく、その結果、ビード部にへた
りが生じることを見出した。
巻返し部分に巻込み部を設ける構成を採用したタイヤに
おいて、さらにカーカスプライの巻返し部分とリムとの
間に位置するビード部のゴム部分の少なくとも一部を硬
質ゴムにすれば、前記ゴム部分の動きが抑制され、これ
によって、ビード部のへたりを顕著に低減できることを
見出し、この発明を完成するに至ったのである。
との間に位置するビード部のゴム部分は、前記巻返し部
分側に位置する第1ゴム層とリム側に位置する第2ゴム
層の2層で構成され、第1ゴム層に硬質ゴムを配設する
ことが好ましい。
コア中心位置を通りタイヤ幅方向と平行に引いた直線上
で測定した前記硬質ゴムの厚さは、同様に測定した前記
巻返し部外面とリムフランジ内面との間の距離の0.2 〜
0.6 倍であることが好ましい。前記硬質ゴムの厚さが、
前記距離の0.2 倍未満だと前記ゴム部分の動きを有効に
抑制できなくなるからであり、また、前記距離の0.6 倍
よりも大きいと、発熱性が悪くなり、熱による故障懸念
があるからである。
ジュラスは 5〜20MPa であることがより好適である。硬
質ゴムの前記モジュラスが、5MPa 未満だと通常のゴム
を使用したのと同様、前記ゴム部分の動きを有効に抑制
できなくなるからであり、また、20MPa よりも大きい
と、硬くなりすぎてもろくなってしまい、割れたり折れ
たりするからである。
面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明に
従う空気入りタイヤの実施の形態を示す要部横断面図で
あり、図中1はトレッド部を、2はトレッド部1に連続
するサイドウォール部を、そして3はサイドウォール部
2のタイヤ径方向内側に連なるビード部をそれぞれ示
し、また4はビード部3に埋設した、横断面形状が六角
形をなすビードコアを示す。
90°の角度で延在させた、強力が80〜300kgf
の範囲、より好ましくは、100〜180kgfの範囲
のスチールコードをプライコードとし、このプライコー
ドからなる一枚のカーカスプライ5を、トレッド部1か
らサイドウォール部2を経てビード部3までトロイダル
に延在させるとともに、ビードコア4の周りで、タイヤ
径方向の内側から外側へ巻返す。
1に示すように、タイヤ幅方向の内側から外側へ巻返す
場合の他、図3に示すように、タイヤ幅方向の外側から
内側へ巻返す場合があり、これらのいずれにあっても、
カーカスプライの巻返し部分5bは、ビードコア4の周面
に沿ってそれに巻付く巻込み部7を有する。
はともに、カーカスプライ5をビードコア4の周りに巻
返すに先だって、その巻込み部7に相当する部分に、ビ
ードコア4の横断面輪郭形状と対応させて予め設けた3
箇所の塑性変形部p1 ,p2,p3 の作用に基づき、と
くには先端側部分で、ビードコア4の周面に十分近接
し、かつ正確に倣ってビードコア4に巻付くことにな
る。
も、ビードコア4の断面輪郭の半周、たとえば、そのビ
ードコア4の、ビードベース3a側の半周を越えてビー
ドコア周面に沿って延び、なかでも図1に示す巻込み部
7の先端7aは、これに加えて、最高空気圧を適用した条
件下で、ビードコア4の外周縁位置Qを越えて、それよ
りタイヤ幅方向内側に位置する。
し部分5bに巻込み部7を設けたことにより、先にも述べ
たように、プライコードの引抜けを有効に防止して、併
せて、ビードコア4およびリムRの作用の下で、その巻
返し部分5bのセパレーションを有効に防止することがで
きる。
を担保するためには、図4に拡大して示す、図1のビー
ドコア4の断面図において、巻込み部7の先端7aを、ビ
ードベース3aから離れた側に位置する三辺a,b,c
のいずれかの上に位置させることが好ましく、より好ま
しくは、その配設範囲を、辺aと辺bとの交点位置Qを
含み、これから、それらの各辺a,bの長さL1 ,L2
の2/3倍の長さの範囲内とする。
巻込み部7を、ビードコア4とビードフィラ9との間に
挟み込むことで、その巻込み部7に対する拘束力を高め
ており、これによれば、前記効果を一層高めることがで
きる。
むに当たって、巻返し部分5bが、その巻込み部7の先端
7a側に、図5に示すように、カーカスプライ5の本体部
分5aに沿ってタイヤ径方向外側へ延びてビードコア4か
ら離隔する突出先端部10を有する場合には、その突出
先端部10を前記挟み込みから解放することもできる。
出先端部10を有する場合には、タイヤに最高空気圧及
び最大負荷能力を適用した条件下で、その先端7aを、ビ
ード部3のリムフランジRfとの接触域Ctの外周縁よ
りタイヤ径方向内側に位置させることが好ましく、これ
によれば、タイヤ負荷転動の際の、前記先端7aおよびそ
の近傍の変形を、リムフランジRfによって有効に拘束
することができる。
1 ,p2 ,p3 を設ける場合について説明したが、この
ような塑性変形部は、図6(a),(b) のそれぞれに示すよ
うに、1箇所または2箇所に配設することもでき、ま
た、図7(a),(b) に示すように4箇所に配設することも
でき、塑性変形部の配設個数は必要に応じて適宜変更す
ることができる。
3 ,p4 を設ける場合において、図7(a) に示すよう
に、巻込み部7の先端7a をカーカスプライ本体部分5a
とビードコア4との間に挟み込むときには、巻込み部7
に対する拘束をとくに強めることができ、また、図7
(b) に示すように、巻込み部7の先端7aに、タイヤ幅方
向外側に向けて折返した折返し部11を付設したときに
は、プライ端部に引っ張り歪が発生しないため、より引
抜けにくく、また亀裂も発生しにくい。
カスプライ5の巻返し部分5bに、ビードコア4の周面に
沿ってそれに巻付く巻込み部7を設けることで、その巻
込み部7、ひいては、巻返し部分5bのセパレーションを
防止するとともに、プライコードの引抜けを防止するこ
とができ、また、ビード部3の補強層数を有利に低減さ
せて、ビード部3の発熱を抑制するとともに、タイヤ重
量を軽減させることができ、併せて、タイヤの生産性を
高めることができる。
イの巻返し部分5bとリムRとの間に位置するビード部3
のゴム部分12が、前記巻返し部分5b側に位置する第1ゴ
ム層13とリムR側に位置する第2ゴム層14の2層で構成
され、第1ゴム層13に硬質ゴム6を配設してあるので、
これによってリムの突き上げによるゴム部分12の動きが
少なくなってビード部のへたりを抑制することができ
る。
巻返し部5bの外面とリムフランジRfの内面との間の距離
dの0.2 〜0.6 倍とし、加えて、前記硬質ゴム6の100
%伸長時のモジュラスを 5〜20MPa にすれば、リムの突
き上げによるゴム部分12の動きがより一層少なくなって
ビード部のへたりを顕著に低減させることができる。
図2(c)に示すように、巻返し部分5bと第1ゴム層13との
間にワイヤチェーファ8やナイロンチェーファ15a,15b
のうちの少なくとも一方を必要に応じて配設することが
できる。
にして有効に防止されることの当然の帰結として、ワイ
ヤチェーファ8等を必須の構成部材とする場合にあって
も、それの径方向外端を、十分内周側に位置させること
ができ、しかも、プライコードの引抜けの心配がないこ
とに基づき、ワイヤチェーファの高さを低く設定するこ
とができることから、これらにより、その外端およびそ
の近傍での変形量が少なくなるので、ワイヤチェーファ
等の外端のセパレーションのおそれもまた効果的に除去
されることになる。
る必要がある場合には、図2(b)に示すように、硬質ゴム
6を配設する第1ゴム層13を、カーカスプライ5の巻返
し部分5bとリムRとの間だけでなく、ビードコア4の直
上位置にある巻込み部7を包囲する領域にわたって配設
するか、または図2(e)に示すように、スティフナ9をビ
ードコア側部分9aとサイドウォール側部分9bの2分割構
成にし、ビードコア側部分9aに硬質ゴムを配設すること
が好ましい。
図2(d)に示すように、巻返し部分5bと第1ゴム層13との
間に、第2ゴム層14に配設する通常のゴム(100 %伸長
時のモジュラス:3MPa 以上5MPa 未満の範囲)と同様
な物性を有するゴムからなる第3ゴム層16を配設するこ
とが好ましい。
に六角ビードに巻込み部7を巻き付けたものだけには限
定されず、例えば、図8(a) に示すように硬質ゴム17に
プレートビード4を埋め込んだものに巻込み部7を巻き
付けた構造、及び図8(b) に示すように丸ビード4に巻
込み部7を巻き付けた構造などにすることもできる。
態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の
変更を加えることができる。
ドの引抜け、ドラム耐久性、ビード部発熱温度、タイヤ
重量及びビード部のへたり量に関する実施例について説
明する。
TBR 285/60R22.5であり、ビード部構
造、カーカスプライ数、プライコード構造、ビードコア
断面形状、塑性変形部の配設数、第1ゴム層13に配設す
る硬質ゴム6の厚さtと100 %伸長時のモジュラス、及
び前記距離dについては表1に示す。
を設けないこと以外は実施例1のタイヤと同様な構成を
有する比較タイヤと、ビード部構造が図12(a) である従
来例のタイヤについても試作した。
9.00×22.5のリムに装着し、以下に示す各試験
を行なった。
ときの引抜けの有無を検査し、その結果を表1に示す。
るとともに、最大負荷能力の2倍に相当する荷重を負荷
したドラム上走行試験において、ビード部故障(プライ
端またはワイヤチェーファ端のセパレーション)もしく
はゴムチェーファクラック等によって走行不能になるま
での走行距離を測定し、この測定値によって評価した結
果を表1に示す。尚、表1には、従来例のタイヤを100
とした指数比で示してあり、この数値は大きいほど優れ
ている。
プライ端付近の温度を、あらかじめ埋め込んでいる熱電
対にて測定し、この測定値によって評価した結果を表1
に示す。尚、表1には、従来例のタイヤを100 とした指
数比で示してあり、この数値は小さいほど優れている。
負荷能力の1.2 倍に相当する荷重を負荷し、60km/h
に相当する回転速度でドラム上を走行させ、図11に示す
ように、新品時のタイヤビード部の外面形状(2点鎖
線)と、10万km走行後のビード部の外面形状(実
線)のリムフランジ部に対応する部分で最大となる変位
量をへたり量(mm)として測定して性能評価した結果を表
1に示す。尚、表1の数値は小さいほど優れている。
した数値を表1に示し、この数値は小さいほど優れてい
る。
は、いずれも従来例に比べて、プライコードの引抜け、
ドラム耐久性、ビード部発熱温度、及びビード部のへた
り量のいずれもが同等以上であり、しかも、タイヤ重量
が大幅に低減された。また、比較タイヤは、上記性能の
うち、ビード部のへたり量が従来例に比べて劣ってい
た。
け、カーカスプライ巻返し部分のセパレーション、及び
ビード部のへたりを有効に防止して、ビード部の耐久性
を大きく向上させることができ、併せて、ビード部の発
熱温度およびタイヤの重量を有利に低減させることがで
きる。加えて、ワイヤチェーファ等の外端のセパレーシ
ョンをもまた有効に防止することができる。
面図である。
横断面図である。
ための図である。
る。
であり、それぞれ新品時(2点鎖)とタイヤ走行後 (実
線)のビード部の横断面形状の一例を示す。
横断面図である。
示す横断面図である。
3のゴム部分 13 第1ゴム層 14 第2ゴム層 15a,15b ナイロンチェーファ 16 第3ゴム層 17 硬質ゴム R リム Q ビードコアの外周縁位置 Rf リムフランジ ct 接触域
Claims (12)
- 【請求項1】 スチールコードからなる少なくとも一枚
のカーカスプライを、トレッド部からサイドウォール部
を経てビード部までトロイダルに延在させるとともに、
各ビード部に埋設したビードコアの周りで、タイヤ径方
向の内側から外側へ巻返してなる空気入りタイヤにおい
て、 カーカスプライの各巻返し部分に、ビードコアの周面に
沿ってそれに巻付く巻込み部を設け、 カーカスプライの巻返し部分とリムとの間に位置するビ
ード部のゴム部分は、その少なくとも一部が硬質ゴムで
あることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記巻込み部の1箇所以上に、塑性変形
部を設けてなる請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 カーカスプライをビードコアの周りに巻
返すに先だって、前記巻込み部に相当する部分に塑性変
形部を設けてなる請求項2に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 少なくとも前記巻込み部を、ビードコア
とビードフィラとの間に挟み込んでなる請求項1〜3の
いずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記巻込み部を、ビードコアの断面輪郭
の半周を越えてビードコア周面に沿わせてなる請求項1
〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 最高空気圧及び最大負荷能力を適用した
条件下で、前記巻込み部の先端を、ビード部のリムフラ
ンジとの接触域の外周縁よりタイヤ径方向内側に位置さ
せてなる請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項7】 前記巻込み部の先端を、最高空気圧を適
用した条件下で、ビードコアの外周縁位置(Q)よりタ
イヤ幅方向内側まで巻込んで位置させてなる請求項1〜
6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項8】 偏平率を60%以下としてなる請求項1
〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項9】 前記スチールコードの強力を80〜30
0kgfとしてなる請求項1〜8のいずれかに記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項10】 カーカスプライの巻返し部分とリムと
の間に位置するビード部のゴム部分は、前記巻返し部分
側に位置する第1ゴム層とリム側に位置する第2ゴム層
の2層で構成され、第1ゴム層に硬質ゴムを配設する請
求項1〜9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項11】 タイヤ幅方向断面内にて、ビードコア
中心位置(O)を通りタイヤ幅方向と平行に引いた直線
(m)上で測定した前記硬質ゴムの厚さ(t)は、同様
に測定した前記巻返し部外面とリムフランジ内面との間
の距離(d)の0.2 〜0.6 倍である請求項1〜10のい
ずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項12】 前記硬質ゴムの100 %伸長時のモジュ
ラスは 5〜20MPa である請求項1〜11のいずれかに記
載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11778799A JP4502419B2 (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
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