JP2000309639A - 着色スチレン系樹脂成形体 - Google Patents
着色スチレン系樹脂成形体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザーマーキング性、成形品外観がともに
バランス良く優れた着色スチレン系樹脂成形品を提供す
る。 【解決手段】 スチレン系樹脂及び着色剤を含有する成
形体であって、該成形体中に0.1〜10μmの二次粒
子径で存在する着色剤の個数(厚み50μmの成形体薄
膜で測定)が100〜20000個/mm2である着色
スチレン系樹脂成形体である。スチレン系樹脂と液状飽
和炭化水素を混合し、その後に着色剤を混合して成形す
ることにより製造する。
バランス良く優れた着色スチレン系樹脂成形品を提供す
る。 【解決手段】 スチレン系樹脂及び着色剤を含有する成
形体であって、該成形体中に0.1〜10μmの二次粒
子径で存在する着色剤の個数(厚み50μmの成形体薄
膜で測定)が100〜20000個/mm2である着色
スチレン系樹脂成形体である。スチレン系樹脂と液状飽
和炭化水素を混合し、その後に着色剤を混合して成形す
ることにより製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーマーキン
グ用途に好適な着色スチレン系樹脂成形体及びその製造
方法に関する。
グ用途に好適な着色スチレン系樹脂成形体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂は、成形加工性、二次加
工性に優れることから、OA機器や家電製品さらには自
動車用途に幅広く利用されている。このような用途は、
一般に人の目に付きやすいことから、文字や図形等の表
示がなされており、最近になって、生産性の向上、リサ
イクル性の観点から、レーザーマーキングによる印字が
行われている。また、このレーザーマーキングによる印
字は、機械的読取りのためのバーコードや製造番号の印
字にも使用されてきている。
工性に優れることから、OA機器や家電製品さらには自
動車用途に幅広く利用されている。このような用途は、
一般に人の目に付きやすいことから、文字や図形等の表
示がなされており、最近になって、生産性の向上、リサ
イクル性の観点から、レーザーマーキングによる印字が
行われている。また、このレーザーマーキングによる印
字は、機械的読取りのためのバーコードや製造番号の印
字にも使用されてきている。
【0003】これらレーザーマーキング用の樹脂組成の
技術的方法として、カーボンブラックまたはグラファイ
トを材料にブレンドする方法(特開昭57−11662
0号公報)が提案されている。
技術的方法として、カーボンブラックまたはグラファイ
トを材料にブレンドする方法(特開昭57−11662
0号公報)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カーボ
ンブラックやグラファイトといった着色剤を単にブレン
ドするだけでは、分散状態によっては、得られた成形体
の外観が悪くレーザーマーキング性に劣るという問題が
あった。
ンブラックやグラファイトといった着色剤を単にブレン
ドするだけでは、分散状態によっては、得られた成形体
の外観が悪くレーザーマーキング性に劣るという問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するために、スチレン系樹脂及び着色剤を含有す
る成形体の中に存在する着色剤の分散状態を観察した結
果、着色剤を特定範囲内の二次粒子径の状態で特定数存
在させることにより、表面外観およびレーザーマーキン
グ性を大きく改良できることを見出し、本発明を完成す
るに至ったものである。
を解決するために、スチレン系樹脂及び着色剤を含有す
る成形体の中に存在する着色剤の分散状態を観察した結
果、着色剤を特定範囲内の二次粒子径の状態で特定数存
在させることにより、表面外観およびレーザーマーキン
グ性を大きく改良できることを見出し、本発明を完成す
るに至ったものである。
【0006】すなわち本発明の着色スチレン系樹脂成形
体は、スチレン系樹脂及び着色剤を含有する成形体にお
いて、該成形体中に0.1〜10μmの二次粒子径で存
在する着色剤の個数が100〜20000個/mm2で
あることを特徴とする。
体は、スチレン系樹脂及び着色剤を含有する成形体にお
いて、該成形体中に0.1〜10μmの二次粒子径で存
在する着色剤の個数が100〜20000個/mm2で
あることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0008】本発明に用いるスチレン系樹脂は、共重合
成分として芳香族ビニル系単量体(a)を用いてなる共重
合体であり、具体時には、芳香族ビニル系単量体(a)を
共重合成分とするゴム含有グラフト共重合体(A)や共
重合体(B)が挙げられる。
成分として芳香族ビニル系単量体(a)を用いてなる共重
合体であり、具体時には、芳香族ビニル系単量体(a)を
共重合成分とするゴム含有グラフト共重合体(A)や共
重合体(B)が挙げられる。
【0009】ゴム含有グラフト共重合体(A)は、芳香
族ビニル系単量体(a)および/またはα,β−不飽和カ
ルボン酸エステル系単量体(c)で構成され、シアン化ビ
ニル系単量体(b)および共重合可能な他のビニル系単量
体(d)からなる群より選ばれた1種以上の単量体を重合
して得られる(共)重合体を、ゴム質重合体により変性し
た共重合体であり、(1)芳香族ビニル系単量体(a)およ
び/またはα,β−不飽和カルボン酸エステル系単量体
(c):100〜20重量%、(2)シアン化ビニル系単量
体(b):0〜40重量%、(3)共重合可能な他のビニル
系単量体(d):0〜60重量%の割合で用いられるもの
が好ましい。
族ビニル系単量体(a)および/またはα,β−不飽和カ
ルボン酸エステル系単量体(c)で構成され、シアン化ビ
ニル系単量体(b)および共重合可能な他のビニル系単量
体(d)からなる群より選ばれた1種以上の単量体を重合
して得られる(共)重合体を、ゴム質重合体により変性し
た共重合体であり、(1)芳香族ビニル系単量体(a)およ
び/またはα,β−不飽和カルボン酸エステル系単量体
(c):100〜20重量%、(2)シアン化ビニル系単量
体(b):0〜40重量%、(3)共重合可能な他のビニル
系単量体(d):0〜60重量%の割合で用いられるもの
が好ましい。
【0010】また、共重合体(B)は、芳香族ビニル系
単量体(a)および/またはα,β−不飽和カルボン酸エ
ステル系単量体(c)で構成され、シアン化ビニル系単量
体(b)および共重合可能な他のビニル系単量体(d)から
なる群より選ばれた1種以上の単量体を重合して得られ
る(共)重合体であり、(1)芳香族ビニル系単量体(a)お
よび/またはα,β−不飽和カルボン酸エステル系単量
体(c):100〜20重量%、(2)シアン化ビニル系単
量体(b):0〜40重量%、(3)共重合可能な他のビニ
ル系単量体(d):0〜60重量%の割合で用いられるも
のが好ましい。
単量体(a)および/またはα,β−不飽和カルボン酸エ
ステル系単量体(c)で構成され、シアン化ビニル系単量
体(b)および共重合可能な他のビニル系単量体(d)から
なる群より選ばれた1種以上の単量体を重合して得られ
る(共)重合体であり、(1)芳香族ビニル系単量体(a)お
よび/またはα,β−不飽和カルボン酸エステル系単量
体(c):100〜20重量%、(2)シアン化ビニル系単
量体(b):0〜40重量%、(3)共重合可能な他のビニ
ル系単量体(d):0〜60重量%の割合で用いられるも
のが好ましい。
【0011】ゴム含有グラフト共重合体成分に用いられ
るゴム質重合体としては、ジエン系ゴム、アクリル系ゴ
ム、エチレン系ゴムなどであり、具体例としては、ポリ
ブタジエン、ポリ(ブタジエン−スチレン)、ポリ(ブ
タジエン−アクリロニトリル)、ポリイソプレン、ポリ
(ブタジエン−アクリル酸ブチル)、ポリ(ブタジエン
−アクリル酸メチル)、ポリ(ブタジエン−メタクリル
酸メチル)、ポリ(アクリル酸ブチル−メタクリル酸メ
チル)、ポリ(ブタジエン−アクリル酸エチル)、エチ
レン−プロピレンラバー、エチレン−プロピレン−ジエ
ンラバー、ポリ(エチレン−イソブチレン)、ポリ(エ
チレン−アクリル酸メチル)などが挙げられる。これら
のゴム質重合体は、1種または2種以上の混合物で使用
される。
るゴム質重合体としては、ジエン系ゴム、アクリル系ゴ
ム、エチレン系ゴムなどであり、具体例としては、ポリ
ブタジエン、ポリ(ブタジエン−スチレン)、ポリ(ブ
タジエン−アクリロニトリル)、ポリイソプレン、ポリ
(ブタジエン−アクリル酸ブチル)、ポリ(ブタジエン
−アクリル酸メチル)、ポリ(ブタジエン−メタクリル
酸メチル)、ポリ(アクリル酸ブチル−メタクリル酸メ
チル)、ポリ(ブタジエン−アクリル酸エチル)、エチ
レン−プロピレンラバー、エチレン−プロピレン−ジエ
ンラバー、ポリ(エチレン−イソブチレン)、ポリ(エ
チレン−アクリル酸メチル)などが挙げられる。これら
のゴム質重合体は、1種または2種以上の混合物で使用
される。
【0012】これらのゴム質重合体のうち、ポリブタジ
エン、ポリ(ブタジエン−スチレン)、ポリ(ブタジエ
ン−アクリロニトリル)、エチレン−プロピレンラバー
が好ましく用いられる。
エン、ポリ(ブタジエン−スチレン)、ポリ(ブタジエ
ン−アクリロニトリル)、エチレン−プロピレンラバー
が好ましく用いられる。
【0013】以下、ゴム含有グラフト共重合体(A)、
共重合体(B)で用いられる、芳香族ビニル系単量体
(a)、シアン化ビニル系単量体(b)、α,β−不飽
和カルボン酸エステル系単量体(c)および共重合可能
な他のビニル系単量体(d)について具体的に説明す
る。
共重合体(B)で用いられる、芳香族ビニル系単量体
(a)、シアン化ビニル系単量体(b)、α,β−不飽
和カルボン酸エステル系単量体(c)および共重合可能
な他のビニル系単量体(d)について具体的に説明す
る。
【0014】芳香族ビニル系単量体(a)としては、ス
チレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ジメチルスチレン、o−エチルスチ
レン、o−クロロスチレン、o,p−ジクロロスチレ
ン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−ブ
チルスチレン、α−クロロスチレン、α−ブロモスチレ
ン等が挙げられるが、なかでもα−メチルスチレン、ス
チレンが好ましい。
チレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ジメチルスチレン、o−エチルスチ
レン、o−クロロスチレン、o,p−ジクロロスチレ
ン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−ブ
チルスチレン、α−クロロスチレン、α−ブロモスチレ
ン等が挙げられるが、なかでもα−メチルスチレン、ス
チレンが好ましい。
【0015】シアン化ビニル系単量体(b)としては、
アクリロニトリルおよびメタクリロニトリル等が挙げら
れ、なかでもアクリロニトリルが好ましい。
アクリロニトリルおよびメタクリロニトリル等が挙げら
れ、なかでもアクリロニトリルが好ましい。
【0016】α,β−不飽和カルボン酸エステル系単量
体(c)としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピ
ル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ク
ロロメチルおよび(メタ)アクリル酸2−クロロエチル
等が挙げられるが、なかでもメタクリル酸メチルが好ま
しく使用できる。
体(c)としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピ
ル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ク
ロロメチルおよび(メタ)アクリル酸2−クロロエチル
等が挙げられるが、なかでもメタクリル酸メチルが好ま
しく使用できる。
【0017】(d)共重合可能な他のビニル系単量体と
しては、N−メチルマレイミド、N−シクロヘキシルマ
レイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド化合
物、マレイン酸等の不飽和ジカルボン酸、無水マレイン
酸等の不飽和ジカルボン酸無水物およびアクリルアミド
等の不飽和アミド化合物に代表される共重合可能なビニ
ル化合物などを挙げることができる。また、これらは単
独ないし2種以上を用いることができる。
しては、N−メチルマレイミド、N−シクロヘキシルマ
レイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド化合
物、マレイン酸等の不飽和ジカルボン酸、無水マレイン
酸等の不飽和ジカルボン酸無水物およびアクリルアミド
等の不飽和アミド化合物に代表される共重合可能なビニ
ル化合物などを挙げることができる。また、これらは単
独ないし2種以上を用いることができる。
【0018】本発明のゴム含有グラフト共重合体(A)
のゴム質重合体による変性手段としては、主としてゴム
質の存在下で樹脂相を形成する単量体を乳化重合法、乳
化−懸濁重合法、塊状重合法などでグラフト重合する方
法が採用される。この際、機械的特性の観点からグラフ
ト率は15〜100%であることが好ましく、より好ま
しくは20〜70%である。
のゴム質重合体による変性手段としては、主としてゴム
質の存在下で樹脂相を形成する単量体を乳化重合法、乳
化−懸濁重合法、塊状重合法などでグラフト重合する方
法が採用される。この際、機械的特性の観点からグラフ
ト率は15〜100%であることが好ましく、より好ま
しくは20〜70%である。
【0019】ゴム含有グラフト共重合体(A)における
ゴム質重合体の含有率は、20〜80重量部が必要であ
る。20重量部未満だと衝撃強度が低く、80重量部を
越えると成形加工性が悪く好ましくない。中でも30〜
60重量部が好ましい。
ゴム質重合体の含有率は、20〜80重量部が必要であ
る。20重量部未満だと衝撃強度が低く、80重量部を
越えると成形加工性が悪く好ましくない。中でも30〜
60重量部が好ましい。
【0020】本発明のスチレン系樹脂におけるゴム含有
グラフト共重合体(A)と重合体(B)は各々単独でも
用いられるが、好ましい組み合わせは、(A):(B)
=0:100〜90:10(重量比)であり、0:10
0〜80:20が好ましく、0:100〜70:30が
より好ましい。
グラフト共重合体(A)と重合体(B)は各々単独でも
用いられるが、好ましい組み合わせは、(A):(B)
=0:100〜90:10(重量比)であり、0:10
0〜80:20が好ましく、0:100〜70:30が
より好ましい。
【0021】本発明に用いる着色剤はスチレン系樹脂に
混合できるものであれば特に限定されないが、例えば、
無機顔料、有機顔料などが用いられる。
混合できるものであれば特に限定されないが、例えば、
無機顔料、有機顔料などが用いられる。
【0022】このうち、無機顔料の例としては、カーボ
ンブラック、雲母状酸化鉄、鉛白、鉛丹、黄鉛、銀朱、
群青、紺青、酸化コバルト、二酸化チタン、二酸化チタ
ン被覆雲母、チタンイエロー、チタンブラック、鉄黒、
モリブデン赤、モリブデン白、リトポンなどが挙げられ
る。また、有機顔料の例としては、不溶性アゾ顔料系、
縮合アゾ顔料系、溶性アゾ顔料系、フタロシアニン系、
イソインドリノン系、キナクドリン系、ジオキサジンバ
イオレット系、ペリノン系、ペリレン系などが挙げられ
る。これらは、多様な色彩に対応するために1種または
2種以上の混合物で使用される。これらの着色剤のう
ち、カーボンブラック、二酸化チタン、群青、チタンブ
ラック、鉄黒が好ましく用いられ、より好ましくはカー
ボンブラック、鉄黒、二酸化チタンである。
ンブラック、雲母状酸化鉄、鉛白、鉛丹、黄鉛、銀朱、
群青、紺青、酸化コバルト、二酸化チタン、二酸化チタ
ン被覆雲母、チタンイエロー、チタンブラック、鉄黒、
モリブデン赤、モリブデン白、リトポンなどが挙げられ
る。また、有機顔料の例としては、不溶性アゾ顔料系、
縮合アゾ顔料系、溶性アゾ顔料系、フタロシアニン系、
イソインドリノン系、キナクドリン系、ジオキサジンバ
イオレット系、ペリノン系、ペリレン系などが挙げられ
る。これらは、多様な色彩に対応するために1種または
2種以上の混合物で使用される。これらの着色剤のう
ち、カーボンブラック、二酸化チタン、群青、チタンブ
ラック、鉄黒が好ましく用いられ、より好ましくはカー
ボンブラック、鉄黒、二酸化チタンである。
【0023】また、着色剤には分散性の観点から、脂肪
酸アミド化合物、高級脂肪酸金属塩等が併用添加される
ことが好ましい。
酸アミド化合物、高級脂肪酸金属塩等が併用添加される
ことが好ましい。
【0024】脂肪酸アミド化合物としては、脂肪酸由来
の構造部分の炭素数が6〜22のものが好ましく用いら
れる。なかでもエチレンビスステアリン酸アミド、エチ
レンビスオレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレ
イン酸アミドが好ましく用いられ、エチレンビスステア
リン酸アミドがより好ましい。
の構造部分の炭素数が6〜22のものが好ましく用いら
れる。なかでもエチレンビスステアリン酸アミド、エチ
レンビスオレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレ
イン酸アミドが好ましく用いられ、エチレンビスステア
リン酸アミドがより好ましい。
【0025】高級脂肪酸金属塩としては、脂肪酸由来の
構造部分の炭素数が6〜22のものが好ましく用いられ
る。なかでもステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸アルミニウムが好ましく用い
られ、ステアリン酸マグネシウムがより好ましい。
構造部分の炭素数が6〜22のものが好ましく用いられ
る。なかでもステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸アルミニウムが好ましく用い
られ、ステアリン酸マグネシウムがより好ましい。
【0026】本発明で用いられる着色剤は目的とする成
形体の色およびマーキング部分の色を損なわない限り、
2種以上用いることが可能である。
形体の色およびマーキング部分の色を損なわない限り、
2種以上用いることが可能である。
【0027】なお、着色剤は、スチレン系樹脂100重
量部に対し、好ましくは0.0001〜10重量部、さ
らに好ましくは0.001〜8重量部が用いられる。
量部に対し、好ましくは0.0001〜10重量部、さ
らに好ましくは0.001〜8重量部が用いられる。
【0028】本発明に用いる液状飽和炭化水素として
は、流動パラフィン、パラフィンワックス等を用いるこ
とができ、20〜60℃で液体であるものが好ましいこ
とから、流動パラフィンがより好ましい。また液状飽和
炭化水素はスチレン系樹脂100重量部に対して、好ま
しくは0.001〜5重量部、より好ましくは0.00
5〜3重量部用いられる。
は、流動パラフィン、パラフィンワックス等を用いるこ
とができ、20〜60℃で液体であるものが好ましいこ
とから、流動パラフィンがより好ましい。また液状飽和
炭化水素はスチレン系樹脂100重量部に対して、好ま
しくは0.001〜5重量部、より好ましくは0.00
5〜3重量部用いられる。
【0029】本発明の着色スチレン系樹脂成形体は、上
記したスチレン系樹脂と液状飽和炭化水素を混合し、そ
の後着色剤を混合し、通常の方法で加熱溶融混練し任意
の形状に成形することにより得ることができる。
記したスチレン系樹脂と液状飽和炭化水素を混合し、そ
の後着色剤を混合し、通常の方法で加熱溶融混練し任意
の形状に成形することにより得ることができる。
【0030】本発明の成形体中における着色剤は、二次
粒子径が0.1〜10μmであるという特定大きさの二
次凝集粒子で存在する着色剤の個数が、厚み50μmの
成形体薄膜で測定して、100〜20000個/m
m2、好ましくは500〜10000個/mm2、より好
ましくは1000〜5000個/mm2である。該着色
剤の個数が100個/mm2未満であると、レーザー光
の吸収効果が少なくレーザーマーキング性に劣り、20
000個/mm2を越えると成形体表面の光沢が劣り好
ましくない。
粒子径が0.1〜10μmであるという特定大きさの二
次凝集粒子で存在する着色剤の個数が、厚み50μmの
成形体薄膜で測定して、100〜20000個/m
m2、好ましくは500〜10000個/mm2、より好
ましくは1000〜5000個/mm2である。該着色
剤の個数が100個/mm2未満であると、レーザー光
の吸収効果が少なくレーザーマーキング性に劣り、20
000個/mm2を越えると成形体表面の光沢が劣り好
ましくない。
【0031】さらに、成形体中に二次粒子径が1〜5μ
mの大きさで存在する着色剤の個数(厚み50μmの成
形体薄膜片で測定)が、0.1〜10μmの二次粒子径
を有する着色剤の個数の50%以上であることが好まし
く、また、二次粒子径が1〜5μmの大きさで存在する
着色剤の個数が1000〜10000個/mm2、二次
粒子径が0.1〜1μm未満の大きさで存在する着色剤
の個数が0〜1000個/mm2、二次粒子径が5μm
を超え10μm以下の大きさで存在する着色剤の個数が
0〜1000個/mm2であることがさらに好ましい。
mの大きさで存在する着色剤の個数(厚み50μmの成
形体薄膜片で測定)が、0.1〜10μmの二次粒子径
を有する着色剤の個数の50%以上であることが好まし
く、また、二次粒子径が1〜5μmの大きさで存在する
着色剤の個数が1000〜10000個/mm2、二次
粒子径が0.1〜1μm未満の大きさで存在する着色剤
の個数が0〜1000個/mm2、二次粒子径が5μm
を超え10μm以下の大きさで存在する着色剤の個数が
0〜1000個/mm2であることがさらに好ましい。
【0032】なお、着色剤の二次凝集粒子の大きさ及び
個数は、スチレン系樹脂と着色剤を混合する際の条件に
決定され、その後の加熱溶融混練、またはそれを成形す
る条件には影響されない。また、本発明の成形体中に存
在する着色剤の二次粒子径の平均値は0.1〜10μ
m、より好ましくは1〜5μmである。
個数は、スチレン系樹脂と着色剤を混合する際の条件に
決定され、その後の加熱溶融混練、またはそれを成形す
る条件には影響されない。また、本発明の成形体中に存
在する着色剤の二次粒子径の平均値は0.1〜10μ
m、より好ましくは1〜5μmである。
【0033】なお、本発明における着色剤の二次凝集粒
子とは、本発明の着色スチレン系樹脂成形体より厚み5
0μmの成形体薄膜を試料として作成し、この薄膜の試
料を光学顕微鏡にて1000倍の倍率で観察し、観察可
能な着色剤粒子のことであり、二次粒子径とは該方法に
より観察可能な着色剤粒子の長径の長さをいう。また、
二次粒子径の平均値とは二次粒子径(長径長さ)の値を
算術平均した数値をいう。
子とは、本発明の着色スチレン系樹脂成形体より厚み5
0μmの成形体薄膜を試料として作成し、この薄膜の試
料を光学顕微鏡にて1000倍の倍率で観察し、観察可
能な着色剤粒子のことであり、二次粒子径とは該方法に
より観察可能な着色剤粒子の長径の長さをいう。また、
二次粒子径の平均値とは二次粒子径(長径長さ)の値を
算術平均した数値をいう。
【0034】本発明のスチレン系着色樹脂を得るために
スチレン系樹脂と着色剤を混合するが、ヘンシェルミキ
サ、タンブラー、バンバリーミキサ等の混合機が用いら
れる。混合方法としては、特に限定されないが、成形体
中において着色剤を上記した二次粒子径の条件を満足す
る分散状態で存在させるようにすることが必要であり、
そのためには、スチレン系樹脂と液状飽和炭化水素をヘ
ンシェルミキサで混合し、次いで着色剤を追加して再度
混合する混合方法が好ましい。
スチレン系樹脂と着色剤を混合するが、ヘンシェルミキ
サ、タンブラー、バンバリーミキサ等の混合機が用いら
れる。混合方法としては、特に限定されないが、成形体
中において着色剤を上記した二次粒子径の条件を満足す
る分散状態で存在させるようにすることが必要であり、
そのためには、スチレン系樹脂と液状飽和炭化水素をヘ
ンシェルミキサで混合し、次いで着色剤を追加して再度
混合する混合方法が好ましい。
【0035】さらに本発明の着色スチレン系樹脂成形体
には本発明の目的を損なわない範囲内で、ヒンダードフ
ェノール系、含硫黄有機化合物系、含リン有機化合物系
等の酸化防止剤、フェノール系、アクリレート系等の熱
安定剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サ
リシレート系等の紫外線吸収剤、有機ニッケル系、ヒン
ダードアミン系等の光安定剤等の各種安定剤、高級脂肪
酸の金属塩類、高級脂肪酸アミド類等の滑剤、フタル酸
エステル類、リン酸エステル類等の可塑剤、ポリブロモ
ジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノール−
A、臭素化エポキシオリゴマー、臭素化ポリカーボネー
トオリゴマー等の含ハロゲン系化合物、リン系化合物、
三酸化アンチモン等の難燃剤・難燃助剤を添加すること
ができる。更に、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラス
ビーズ、炭素繊維、金属繊維等の補強剤や充填剤および
抗菌剤などを添加することもできる。
には本発明の目的を損なわない範囲内で、ヒンダードフ
ェノール系、含硫黄有機化合物系、含リン有機化合物系
等の酸化防止剤、フェノール系、アクリレート系等の熱
安定剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サ
リシレート系等の紫外線吸収剤、有機ニッケル系、ヒン
ダードアミン系等の光安定剤等の各種安定剤、高級脂肪
酸の金属塩類、高級脂肪酸アミド類等の滑剤、フタル酸
エステル類、リン酸エステル類等の可塑剤、ポリブロモ
ジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノール−
A、臭素化エポキシオリゴマー、臭素化ポリカーボネー
トオリゴマー等の含ハロゲン系化合物、リン系化合物、
三酸化アンチモン等の難燃剤・難燃助剤を添加すること
ができる。更に、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラス
ビーズ、炭素繊維、金属繊維等の補強剤や充填剤および
抗菌剤などを添加することもできる。
【0036】本発明の成形体とは、樹脂を加熱溶融後に
所定形状に固形化して得られる物であって、ガットやペ
レット、さらに射出成形や押出成形などの手段により成
形して得られる成形品やシートなどが挙げられ、その用
途については、電気、電子、自動車、機械、雑貨など特
に制限はないが、本発明の成形体の有する特長からし
て、人の目により又は機械的読取り手段により認知、識
別されるための文字や図形やバーコード等が表示される
部位への適用に有効である。なかでもOA機器・電気・
電子製品のハウジングおよび冷蔵庫の構造体部品、パチ
ンコの受け皿等の雑貨用途、トイレ・台所等のサニタリ
ー用途、自動車用内外装材に有効に用いられる。
所定形状に固形化して得られる物であって、ガットやペ
レット、さらに射出成形や押出成形などの手段により成
形して得られる成形品やシートなどが挙げられ、その用
途については、電気、電子、自動車、機械、雑貨など特
に制限はないが、本発明の成形体の有する特長からし
て、人の目により又は機械的読取り手段により認知、識
別されるための文字や図形やバーコード等が表示される
部位への適用に有効である。なかでもOA機器・電気・
電子製品のハウジングおよび冷蔵庫の構造体部品、パチ
ンコの受け皿等の雑貨用途、トイレ・台所等のサニタリ
ー用途、自動車用内外装材に有効に用いられる。
【0037】[物性の測定法]本発明のスチレン系着色
樹脂に関する特性の測定方法を下記する。
樹脂に関する特性の測定方法を下記する。
【0038】(1)成形体中の着色剤の二次粒子径 成形体よりカミソリ等の刃物により切削した薄膜片、ま
たは成形体を250℃に加熱しプレス機により圧力をか
けて薄膜とした試料(いずれも平均厚みは50μm)を
作成する。その薄膜状の試料を光学顕微鏡(キーエンス
社製“VH−Z450”、倍率:1000倍)による着
色剤の写真を撮り、この写真で目視により観察可能な粒
子を二次凝集粒子とした。また、該写真から測定される
二次凝集粒子の長径を二次粒子径とした。1000個以
上の二次凝集粒子について二次粒子径(長径)を測定
し、算術平均した値を二次粒子径の平均値とした。
たは成形体を250℃に加熱しプレス機により圧力をか
けて薄膜とした試料(いずれも平均厚みは50μm)を
作成する。その薄膜状の試料を光学顕微鏡(キーエンス
社製“VH−Z450”、倍率:1000倍)による着
色剤の写真を撮り、この写真で目視により観察可能な粒
子を二次凝集粒子とした。また、該写真から測定される
二次凝集粒子の長径を二次粒子径とした。1000個以
上の二次凝集粒子について二次粒子径(長径)を測定
し、算術平均した値を二次粒子径の平均値とした。
【0039】また、二次粒子径(長径)が0.1〜10
μmである二次凝集粒子が一定面積(0.04mm平
方)中に存在する個数を数え、1mm平方中の個数に換
算することにより、0.1〜10μmの二次粒子径で存
在する着色剤の個数とした。1〜5μmの二次粒子径で
存在する着色剤の個数も、同様の手順で測定した。
μmである二次凝集粒子が一定面積(0.04mm平
方)中に存在する個数を数え、1mm平方中の個数に換
算することにより、0.1〜10μmの二次粒子径で存
在する着色剤の個数とした。1〜5μmの二次粒子径で
存在する着色剤の個数も、同様の手順で測定した。
【0040】さらに、これら二次粒子径の測定を成形体
の任意の3点で実施し、その算術平均値を該成形体の二
次粒子径の平均値、0.1〜10μmの個数、1〜5μ
mの個数とした。
の任意の3点で実施し、その算術平均値を該成形体の二
次粒子径の平均値、0.1〜10μmの個数、1〜5μ
mの個数とした。
【0041】(2)レーザーマーキング性 測定サンプルをNd:YAGレーザー(electro
x社製“Scriba2”)により、波長1064nm
でマーキングを行い測定した。
x社製“Scriba2”)により、波長1064nm
でマーキングを行い測定した。
【0042】マンセル明度: レーザーマーク部分のマ
ンセル明度は大日精化工業社製カラーコンピューター
(“カラコムシステム”)を用いて測定した。マンセル
値が10に近いものほど白色度が高く、1に近いものほ
ど黒色度が高い。
ンセル明度は大日精化工業社製カラーコンピューター
(“カラコムシステム”)を用いて測定した。マンセル
値が10に近いものほど白色度が高く、1に近いものほ
ど黒色度が高い。
【0043】鮮明度: レーザーによりマーキングした
部分を目視により判定し、細い線がはっきりとマーキン
グされ、ベース色とマーキング文字色のコントラストが
良好なものを(○)、不良なものを(×)とした。
部分を目視により判定し、細い線がはっきりとマーキン
グされ、ベース色とマーキング文字色のコントラストが
良好なものを(○)、不良なものを(×)とした。
【0044】(3)表面光沢・成形品外観性 射出成形(成形温度:230℃)により得た成形品の外
観の良否について、表面の光沢およびくもりの程度から
目視により判定し、良好なものを(○)、不良なものを
(×)とした。
観の良否について、表面の光沢およびくもりの程度から
目視により判定し、良好なものを(○)、不良なものを
(×)とした。
【0045】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれら実施例に制限されるものではない。
本発明はこれら実施例に制限されるものではない。
【0046】[参考例1] ゴム含有グラフト共重合体
(A1)の調整 ポリブタジエンラテックス50部(固形分換算)の存在
下でスチレン75%、アクリロニトリル25%からなる
単量体混合物50部を乳化重合した。得られたグラフト
共重合体ラテックスを硫酸で凝固し、苛性ソーダで中和
後、洗浄、濾過、乾燥してパウダー状のゴム含有グラフ
ト共重合体(A1)を得た。
(A1)の調整 ポリブタジエンラテックス50部(固形分換算)の存在
下でスチレン75%、アクリロニトリル25%からなる
単量体混合物50部を乳化重合した。得られたグラフト
共重合体ラテックスを硫酸で凝固し、苛性ソーダで中和
後、洗浄、濾過、乾燥してパウダー状のゴム含有グラフ
ト共重合体(A1)を得た。
【0047】[参考例2] ゴム含有グラフト共重合体
(A2)の調整 参考例1のポリブタジエンラテックスの量を40部(固
形分換算)に換え、単量体混合物をメタクリル酸メチル
70%、スチレン25%、アクリロニトリル5%に変え
た以外は参考例1と同様に行い、ゴム含有グラフト共重
合体(A2)を得た。
(A2)の調整 参考例1のポリブタジエンラテックスの量を40部(固
形分換算)に換え、単量体混合物をメタクリル酸メチル
70%、スチレン25%、アクリロニトリル5%に変え
た以外は参考例1と同様に行い、ゴム含有グラフト共重
合体(A2)を得た。
【0048】[参考例3] 共重合体(B1)の調整 スチレン75部、アクリロニトリル25部からなる単量
体混合物を懸濁重合し、ビーズ状の共重合体(B1)を
得た。
体混合物を懸濁重合し、ビーズ状の共重合体(B1)を
得た。
【0049】[参考例4] 共重合体(B2)の調整 メタクリル酸メチル70部、スチレン25部、アクリロ
ニトリル5部からなる単量体混合物を懸濁重合し、ビー
ズ状の共重合体(B2)を得た。
ニトリル5部からなる単量体混合物を懸濁重合し、ビー
ズ状の共重合体(B2)を得た。
【0050】[参考例5] 共重合体(B3)の調整 スチレン40部、アクリロニトリル30部、α−メチル
スチレン30部からなる単量体混合物を懸濁重合し、ビ
ーズ状の共重合体(B3)を得た。
スチレン30部からなる単量体混合物を懸濁重合し、ビ
ーズ状の共重合体(B3)を得た。
【0051】[参考例6] 共重合体(B4)の調整 スチレン40部、アクリロニトリル30部、N−フェニ
ルマレイミド30部からなる単量体混合物を乳化重合
し、共重合体(B4)を得た。
ルマレイミド30部からなる単量体混合物を乳化重合
し、共重合体(B4)を得た。
【0052】[参考例7] 共重合体(B5)の調整 メタクリル酸メチル70部、N−フェニルマレイミド3
0部からなる単量体混合物を乳化重合し、共重合体(B
5)を得た。
0部からなる単量体混合物を乳化重合し、共重合体(B
5)を得た。
【0053】[参考例8] 着色剤(C)の調整 カーボンブラック(三菱化学社製“三菱カーボン#10
00”)とエチレンビスステアリン酸アミドを1:1の
割合で混合した。
00”)とエチレンビスステアリン酸アミドを1:1の
割合で混合した。
【0054】実施例1〜11 参考例1〜7で得られた各共重合体を表1に示す割合に
て溶融混合した後、40mmφ押出機(日本プラコン社
製)により溶融押出し、スチレン系樹脂を得た。得られ
たスチレン系樹脂5kgと流動パラフィン2ミリリット
ルを容量20Lヘンシェルミキサに投入し、毎分800
回転で1分間攪拌し、その後、参考例8で得られた着色
剤を表1に示す量(スチレン系樹脂100部に対する
量)添加してさらに2分間攪拌したのち、着色樹脂組成
物を得た。さらにこの着色樹脂組成物を40mmφ押出
機(日本プラコン社製)により溶融押出し成形し、さら
に、成形機(東芝IS80G)で通常の方法により射出
成形して成形品を得た。
て溶融混合した後、40mmφ押出機(日本プラコン社
製)により溶融押出し、スチレン系樹脂を得た。得られ
たスチレン系樹脂5kgと流動パラフィン2ミリリット
ルを容量20Lヘンシェルミキサに投入し、毎分800
回転で1分間攪拌し、その後、参考例8で得られた着色
剤を表1に示す量(スチレン系樹脂100部に対する
量)添加してさらに2分間攪拌したのち、着色樹脂組成
物を得た。さらにこの着色樹脂組成物を40mmφ押出
機(日本プラコン社製)により溶融押出し成形し、さら
に、成形機(東芝IS80G)で通常の方法により射出
成形して成形品を得た。
【0055】得られた成形品から刃物による切削により
平均厚み50μmの薄膜片の試料を作成して着色剤の二
次粒子径を測定した結果所定大きさの二次粒子径の個数
は表1のとおりであった。また、実施例1における二次
粒子径の平均値は1.25μmであった。
平均厚み50μmの薄膜片の試料を作成して着色剤の二
次粒子径を測定した結果所定大きさの二次粒子径の個数
は表1のとおりであった。また、実施例1における二次
粒子径の平均値は1.25μmであった。
【0056】さらに、得られた成形品の評価結果は表1
に示すとおり、いずれも、マーキング性も表面外観性も
良好であった。
に示すとおり、いずれも、マーキング性も表面外観性も
良好であった。
【0057】
【表1】 比較例1〜2 参考例8で得られた着色剤の添加量を表2のとおりに変
更した以外は実施例1と同様にして、着色樹脂組成物、
さらに成形品を得た。
更した以外は実施例1と同様にして、着色樹脂組成物、
さらに成形品を得た。
【0058】得られた成形品の評価結果は表2に示すと
おり、比較例1の場合、二次粒子の個数が多過ぎて、成
形品外観およびマーキング鮮明性が劣っていた。また、
比較例2の場合、二次粒子の個数が少な過ぎて、レーザ
ーマーキング性が劣っていた。
おり、比較例1の場合、二次粒子の個数が多過ぎて、成
形品外観およびマーキング鮮明性が劣っていた。また、
比較例2の場合、二次粒子の個数が少な過ぎて、レーザ
ーマーキング性が劣っていた。
【0059】比較例3〜4 流動パラフィンと着色剤との添加順序を逆にした以外は
実施例1、2と同様にして、着色樹脂組成物、さらに成
形品を得た。
実施例1、2と同様にして、着色樹脂組成物、さらに成
形品を得た。
【0060】得られた成形品は表2に示すとおり二次粒
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
【0061】比較例5〜6 流動パラフィンを添加しなかった以外は実施例1、2と
同様にして、着色樹脂組成物、さらに成形品を得た。
同様にして、着色樹脂組成物、さらに成形品を得た。
【0062】得られた成形品は表2に示すとおり二次粒
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
【0063】比較例7〜8 着色剤を所定量添加した後の攪拌時間を30秒に変更し
た以外は実施例1、2と同様にして、着色樹脂組成物、
さらに成形品を得た。
た以外は実施例1、2と同様にして、着色樹脂組成物、
さらに成形品を得た。
【0064】得られた成形品は表2に示すとおり二次粒
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
【0065】比較例9〜10 混合機をタンブラーに変更した以外は実施例1、2と同
様にして、着色樹脂組成物、さらに成形品を得た。
様にして、着色樹脂組成物、さらに成形品を得た。
【0066】得られた成形品は表2に示すとおり二次粒
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
子の個数が少な過ぎて、レーザーマーキング性が劣って
いた。
【0067】
【表2】
【0068】
【発明の効果】本発明の着色スチレン系樹脂成形体は、
レーザーマーキング性、成形品外観がともにバランス良
く優れているので、レーザーマーキングにより認知・識
別用の文字、図形、バーコード等を印字して表示する成
形品(部分)用として特に有効である。
レーザーマーキング性、成形品外観がともにバランス良
く優れているので、レーザーマーキングにより認知・識
別用の文字、図形、バーコード等を印字して表示する成
形品(部分)用として特に有効である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 55/02 C08L 55/02 (72)発明者 北野 幸三 千葉県市原市千種海岸2番1 東レ株式会 社千葉工場内 (72)発明者 大村 昭洋 千葉県市原市千種海岸2番1 東レ株式会 社千葉工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 スチレン系樹脂及び着色剤を含有する成
形体において、該成形体中に0.1〜10μmの二次粒
子径で存在する着色剤の個数が100〜20000個/
mm2であることを特徴とする着色スチレン系樹脂成形
体。 - 【請求項2】 さらに液状飽和炭化水素を含有すること
を特徴とする請求項1記載の着色スチレン系樹脂成形
体。 - 【請求項3】 着色剤がカーボンブラックであることを
特徴とする請求項1または2記載の着色スチレン系樹脂
成形体。 - 【請求項4】 成形体中に1〜5μmの二次粒子径で存
在する着色剤の個数が、0.1〜10μmの二次粒子径
を有する着色剤の個数の50%以上であることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか記載の着色スチレン系樹脂
成形体。 - 【請求項5】 スチレン系樹脂、着色剤及び液状飽和炭
化水素を含有する着色スチレン系樹脂成形体を製造する
際、スチレン系樹脂と液状飽和炭化水素を混合し、その
後に着色剤を混合して成形することを特徴とする着色ス
チレン系樹脂成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000039219A JP2000309639A (ja) | 1999-02-23 | 2000-02-17 | 着色スチレン系樹脂成形体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-44212 | 1999-02-23 | ||
| JP4421299 | 1999-02-23 | ||
| JP2000039219A JP2000309639A (ja) | 1999-02-23 | 2000-02-17 | 着色スチレン系樹脂成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000309639A true JP2000309639A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=26384064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000039219A Pending JP2000309639A (ja) | 1999-02-23 | 2000-02-17 | 着色スチレン系樹脂成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000309639A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003097372A1 (en) | 2002-05-14 | 2003-11-27 | 3M Innovative Properties Company | Imageable multi-wall elastic sleeves |
| JP2017179074A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | ユーエムジー・エービーエス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物およびそれを用いた成形品 |
| US10669416B2 (en) | 2016-03-29 | 2020-06-02 | Techno-Umg Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition and molded article in which same is used |
-
2000
- 2000-02-17 JP JP2000039219A patent/JP2000309639A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003097372A1 (en) | 2002-05-14 | 2003-11-27 | 3M Innovative Properties Company | Imageable multi-wall elastic sleeves |
| JP2017179074A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | ユーエムジー・エービーエス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物およびそれを用いた成形品 |
| US10669416B2 (en) | 2016-03-29 | 2020-06-02 | Techno-Umg Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition and molded article in which same is used |
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