JP2000309738A - 水性消去性マーキングペンインキ組成物 - Google Patents

水性消去性マーキングペンインキ組成物

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JP2000309738A
JP2000309738A JP12070199A JP12070199A JP2000309738A JP 2000309738 A JP2000309738 A JP 2000309738A JP 12070199 A JP12070199 A JP 12070199A JP 12070199 A JP12070199 A JP 12070199A JP 2000309738 A JP2000309738 A JP 2000309738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】剥離剤として、常温で難揮発性の油状物質のエ
マルジョンを含む水性消去性マーキングペンインキ組成
物において、そのエマルジョンの貯蔵安定性を高めて、
長期間にわたる放置の後にも、筆跡がすぐれた消去性を
有すると共に、ペン先を、例えば、上下のいずれの向き
として長期間にわたって放置した後にも、筆跡の濃度が
安定して変わらぬ水性消去性マーキングペンインキ組成
物を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明による水性消去性マーキングペンイ
ンキ組成物は、(a) 溶剤としての水、(b) 着色剤、(c)
常温で難揮発性であり、比重が0.9以上である油状物質
のエマルジョン、及び(d) 樹脂を含有することを特徴と
し、好ましくは、シクロデキストリン又はその誘導体を
含む。また、着色剤は、好ましくは、着色した樹脂粒子
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性消去性マーキ
ングペンインキ組成物に関し、詳しくは、水性であると
共に、非吸収性乃至非浸透性の筆記面、代表的には所謂
白板と呼ばれる筆記面に筆記した筆跡が消去性であるマ
ーキングペンインキ組成物において、所謂剥離剤として
インキ組成物に含まれる常温で難揮発性の油状物質のエ
マルジョンを安定化して、消去性が長期間にわたって安
定に保持されると共に、ペン先を、例えば、上下のいず
れの向きにして長期間にわたって放置しても、筆跡の濃
度が安定して変わらないようにしたマーキングペンイン
キ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非吸収性乃至非浸透性の筆記面に
筆記した筆跡を柔らかい布帛からなるイレーザー(白板
拭き)にて軽く擦過することによって、筆記面から拭い
去って、筆跡を消去するようにした水性の消去性マーキ
ングペンインキ組成物が種々知られている。このような
従来の水性消去性マーキングペンインキ組成物は、一般
に、溶剤としての水、着色剤、造膜性樹脂と共に、剥離
剤といわれる添加剤を含有しており、例えば、特開平1
−252681号公報に記載されているように、脂肪族
カルボン酸エステル等のような常温で難揮発性の油状物
質がエマルジョンとしてインキ組成物中に配合されて、
剥離剤として用いられている。
【0003】このように、従来の水性消去性マーキング
ペンインキ組成物においては、剥離剤がインキ組成物に
おいてO/W型のエマルジョン、即ち、微細な粒子とし
て、存在するために、必ずしも安定ではなく、凝集し、
分離することがあり、このように、長期間にわたる貯蔵
安定性に劣る問題がある。そして、このように、剥離剤
がインキ組成物中で凝集し、分離浮上すれば、例えば、
ペン先を下向きにして放置した場合には、筆跡が消去さ
れ難くなることは勿論、筆記自体、困難となることもあ
る。他方、剥離剤を偏って多く含むこととなったインキ
組成物は、筆跡の濃度が薄い等の問題も生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来の水
性消去性マーキングペンインキ組成物における上述した
問題を解決するために鋭意研究した結果、上記剥離剤と
して、常温で難揮発性であるのみならず、比重が0.9以
上であるものを選択して用いることによって、インキ組
成物中に上記油状物質のエマルジョンからなる剥離剤を
安定に保持することができ、更に、このような油状物質
と共に、シクロデキストリン又はその誘導体を配合する
ことによって、上記エマルジョンの安定性を一層高める
ことができ、かくして、水性消去性マーキングペンイン
キ組成物の貯蔵安定性を高め、延いては、長期間にわた
る放置の後にも、筆跡にすぐれた消去性を有せしめるこ
とができ、更に、ペン先の向きにかかわらず、長期間に
わたって放置しても、筆跡の濃度が安定していて、変わ
らないようにすることができることを見出して、本発明
に至ったものである。
【0005】従って、本発明は、剥離剤として、常温で
難揮発性の油状物質のエマルジョンを含む水性消去性マ
ーキングペンインキ組成物において、そのエマルジョン
の貯蔵安定性を高め、延いては、長期間にわたる放置の
後にも、筆跡にすぐれた消去性を有せしめることがで
き、更に、ペン先をいずれの向きとして長期間にわたっ
て放置しても、筆跡の濃度が安定していて、変わらない
ようにした水性消去性マーキングペンインキ組成物を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による水性消去性
マーキングペンインキ組成物は、(a) 溶剤としての水、
(b) 着色剤、(c) 常温で難揮発性であり、比重が0.9以
上である油状物質のエマルジョン、及び(d) 樹脂を含有
することを特徴とする。
【0007】本発明によるより好ましい水性消去性マー
キングペンインキ組成物は、(a) 溶剤としての水、(b)
着色剤としての顔料、(c) 常温で難揮発性であり、比重
が0.9以上である油状物質のエマルジョン、及び(d) シ
クロデキストリン又はその誘導体、及び(e) 樹脂を含有
することを特徴とする。
【0008】本発明による特に好ましい水性消去性マー
キングペンインキ組成物は、上記インキ組成物におい
て、顔料として、着色した樹脂粒子を用いてなるもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、マーキングペン
とは、第1には、フェルトペンともいわれる筆記具であ
って、フェルト、繊維束、筒状の本体の先端にプラスチ
ツク成形物等からなるペン先を備えると共に、本体内に
フェルト、繊維束等にインキを含浸させてなるインキ貯
蔵手段を備え、このようなインキ貯蔵手段からペン先に
毛細管現象を利用してインキを供給し、筆記を可能とす
る筆記具、所謂中芯式マーキングペンをいい、第2に
は、筒状の本体内にインキをそのまま、直接に貯蔵し、
このインキをペン先に供給するようにした非中芯式又は
所謂フリー・インキ型マーキングペンをいい、本発明に
よる水性消去性マーキングペンインキ組成物は、このよ
うな筆記具に好適に用いることができる。
【0010】本発明によるマーキングペンインキ組成物
においては、溶剤として、水が用いられる。インキ組成
物における水の量は、通常、50〜90重量%、好まし
くは60〜80重量%の範囲である。
【0011】本発明による水性消去性マーキングペンイ
ンキ組成物において、着色剤として、好ましくは、顔料
が用いられる。顔料としては、カーボンブラック、銅フ
タロシアニンブルー等のフタロシアニン系、スレン系、
アゾ系、キナクリドン系、アンスラキノン系、ジオキサ
ン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリノン系、ペリ
レン系、インドレノン系、アゾ−アゾメチン系等、任意
のものが用いられる。また、蛍光顔料も用いられる。既
に、種々の顔料を水に分散させてなる分散体が市販され
ており、本発明においても、かかる市販品を好ましく用
いることができる。上記顔料分散体には、顔料の分散剤
として、種々の樹脂分散剤や界面活性剤等が配合されて
いることがあるので、本発明によるインキ組成物におい
ても、かかる樹脂、界面活性剤等が含有されていてもよ
い。顔料分散剤は、それ自体、公知であって、通常、顔
料1重量部に対して、固形分にて0.05〜20重量部、
好ましくは0.1〜5重量部の範囲で用いられる。
【0012】また、本発明においては、着色剤として、
染料も用いられる。染料は、特に限定されるものではな
いが、例えば、塩基性染料、分散染料、酸性染料、直接
染料等が適宜に用いられる。
【0013】しかしながら、本発明によれば、着色剤と
して、特に、着色した樹脂粒子が好ましく用いられる。
この着色した樹脂粒子は、樹脂粒子中に顔料や染料が包
含されているもの、樹脂粒子の表面層に顔料が吸着され
ているもの、樹脂粒子が染料にて染色されたもの等を含
むものとする。樹脂粒子の大きさは、平均粒子径が0.0
5〜10μmの範囲にあることが好ましい。
【0014】このような着色した樹脂粒子を構成するポ
リマーとしては、例えば、ポリスチレン、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリ塩化ビニル、ベンゾグアナミン樹脂、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、アクリル−
ウレタン共重合体、フェノール樹脂、ポリエチレン、ポ
リアクリロニトリル、スチレン−アクリル共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体、メチルメタクリレート−メタクリル酸
−アクリロニトリル共重合体等を挙げることができる。
【0015】このような樹脂粒子を着色するための顔料
としては、例えば、カーボンブラック、酸化鉄等の無機
顔料、アゾ系、アンスラキノン系、縮合ポリアゾ系、チ
オインジゴ系、フタロシアニン系、金属錯塩系、ペリノ
ン系、ペリレン系、ジオキサジン系、キナクリドン系等
の有機顔料等が適宜に用いられる。また、樹脂粒子を着
色するための染料としては、例えば、塩基性染料、分散
染料、ソルベント染料、酸性染料等が適宜に用いられ
る。
【0016】このような着色した樹脂粒子は、市販品を
用いることができる。そのような市販品としては、例え
ば、日本蛍光化学(株)製のNKW−3002、NKW
−3003、NKW−3007、NKW−3008、N
KW−2102、NKW−2103、NKW−210
4、NKW−2107、NKW−2108、NKW−6
203、NKW−S−2、NKW−S−3、NKW−S
−4、NKW−S−7、シンロイヒ(株)製のSP−1
3、SP−14、SP−17、SW−18、日本触媒化
学(株)製のエポカラーFP−10、FP−20、FP
−40、FP−1007、FP−300、FP−11
2、FP−113、FP−116、FP−117、スタ
ーリング(株)製のフレアー210レッド3、フレアー
210オレンジ5、フレアー210ピンク1、積水化成
品(株)製のテクポリマーMBX−5等を挙げることが
できる。
【0017】このような着色剤は、本発明によるインキ
組成物において、通常、0.1〜40重量%の範囲で含有
され、好ましくは、1〜30重量%の範囲で含有され
る。着色剤を過多に含有させるときは、インキ組成物の
粘度が高すぎるために、筆記性に劣ると共に、消去性も
低下する。他方、着色剤の含量が少なすぎるときは、筆
跡の濃度が薄く、実用的ではない。
【0018】本発明による水性消去性マーキングペンイ
ンキ組成物において、筆跡の剥離剤として、常温(25
℃)で難揮発性であり、比重が0.9以上である油状物質
がエマルジョンの形態にてインキ組成物に配合されてい
る。本発明によれば、そのような常温で難揮発性の油状
物質としては、単独で常温で比重が0.9以上であるもの
や、また、混合物として常温で比重が0.9以上であるも
のが用いられる。
【0019】即ち、本発明によれば、そのような油状物
質は、常温で比重が0.9以上であれば、単一の物質でも
よく、また、2種以上の混合物であってもよい。従っ
て、単独では常温で比重が0.9よりも小さい油状物質で
あっても、常温で比重が0.9よりも大きい油状物質との
混合物とした場合に、その混合物の比重が0.9以上であ
れば、常温で比重が0.9よりも小さい油状物質も、その
ような混合物として用いることができる。
【0020】上記油状物質の常温での比重の上限は、通
常、1.1である。特に、本発明においては、油状物質は
常温で0.90〜1.05の範囲の比重を有することが好ま
しい。
【0021】本発明においては、このように、常温で難
揮発性の油状物質としては、脂肪族カルボン酸エステ
ル、高級炭化水素又は高級アルコールが好ましく用いら
れる。
【0022】上記脂肪族カルボン酸エステルとしては、
エステルが一塩基酸エステル、二塩基酸ジエステル、二
価アルコールのモノ若しくはジエステル、三価アルコー
ルのモノ、ジ若しくはトリエステル(特に、天然又は合
成の脂肪酸トリグリセリド)、ポリグリセリンエステル
等が好ましく用いられる。好ましい具体例としては、例
えば、セバシン酸ジエチル(比重0.958〜0.96
8)、デカオレイン酸デカグリセリル(比重0.94
8)、トリ(カプリル酸カプリン酸)グリセリル(比重
0.95)等を挙げることができる。
【0023】上述したように、本発明によれば、単独で
は、常温での比重が0.9より小さい油状物質であって
も、常温での比重が0.9以上のものとの混合物が0.9以
上の比重を有すれば、そのような混合物として用いるこ
とができる。例えば、イソオクタン酸セチルは、常温で
の比重が0.85であるが、例えば、上記デカオレイン酸
デカグリセリルとの混合物とすれば、比重を0.9以上と
することができ、また、流動パラフィンも、常温での比
重が0.86であるが、例えば、上記セバシン酸ジエチル
との混合物とすれば、比重を0.9以上とすることができ
る。
【0024】限定されるものではないが、本発明におい
て用いることができる油状物質の更なる具体例として、
例えば、ホホバ油(0.859〜0.869)、アボカド油
(0.905〜0.923)、オリーブ油(0.910〜0.9
16)、杏仁油(0.910〜0.918)、グレープシー
ド油(0.915〜0.920)、サザンカ油(0.911〜
0.919)、サフラワー油(0.922〜0.927)、ス
イートアーモンド油(0.911〜0.918)、トウモロ
コシ胚芽油(0.915〜0.921)、ヒマワリ油(0.9
22〜0.926)、アカデミアンナッツ油(0.914)
等の植物油、ラウリン酸ヘキシル(0.850〜0.87
0)、ミリスチン酸イソプロピル(0.850〜0.86
0)、パルミチン酸イソプロピル(0.850〜0.86
9)、イソステアリン酸イソプロピル(0.860〜0.8
80)、ステアリン酸ブチル(0.851〜0.861)、
オリーブオレイン酸エチル(0.866〜0.874)、ミ
リスチン酸イソセチル(0.853〜0.857)、ミリス
チン酸オクチルドデシル(0.850〜0.860)、イソ
オクタン酸セチル(0.845〜0.865)、パルミチン
酸イソステアリル(0.849〜0.859)、ミリスチン
酸オクチルドデシル(0.850〜0.860)、イソステ
アリン酸イソセチル(0.840〜0.880)、イソステ
アリン酸ヘキシルデシル(0.840〜0.880)、オレ
イン酸デシル(0.860〜0.870)、ジメチルオクタ
ン酸ヘキシルデシル(0.856〜0.866)、リシノー
ル酸プロピル(0.9079)等の一塩基酸脂肪酸エステ
ル、セバシン酸ジイソプロピル(0.930〜0.94
5)、アジピン酸ジイソプロピル(0.950〜0.96
2)、フタル酸ジエチル(1.118〜1.125)等の二
塩基酸脂肪酸エステル、ジデカン酸プロピレングリコー
ル(0.910〜0.920)等の二価アルコール脂肪酸ジ
エステル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル(0.
945〜0.950)、トリ−2−エチルヘキサン酸トリ
メチロールプロパン(0.940〜0.945)、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン(0.910〜0.9
19)等の三価アルコール脂肪酸トリエステル、デカイ
ソステアリン酸デカグリセリル(0.956)等のポリグ
リセリン脂肪酸エステル、スクアラン(0.807〜0.8
15)、α−オレフィンオリゴマー(0.810〜0.83
0)等の高級炭化水素、ヘキサノール(0.819)、オ
クタノール(0.825)等の高級アルコールを挙げるこ
とができる。
【0025】ここに、比重が0.9よりも小さい油状物質
の具体例は、比重が0.9よりも大きい油状物質との混合
物として用いることができるものの例であり、括弧内は
常温での比重を示す。
【0026】このような常温で難揮発性の油状物質の水
性エマルジョンは、通常の乳化方法によって調製するこ
とができる。また、市販品も用いることができる。
【0027】本発明によるインキ組成物には、剥離剤と
しての常温で難揮発性の油状物質が、通常、それ自体の
重量にて、1〜50重量%の範囲で含有され、好ましく
は2〜20重量%の範囲で含有される。インキ組成物に
おいて、このような剥離剤が1重量%よりも少ないとき
は、十分な筆跡の消去性を得ることができず、他方、5
0重量%を越えて過多に配合しても、筆跡が伸びて、筆
記面を汚すほか、却って筆跡の消去性の低下を招く。
【0028】本発明によれば、このように、剥離剤とし
て、常温で難揮発性で比重が0.9以上の油状物質をエマ
ルジョンとしてインキ組成物に配合することによって、
インキ組成物中において剥離剤が凝集したり、分離した
りすのを有効に防止することができ、かくして、インキ
組成物中に上記油状物質のエマルジョンからなる剥離剤
を安定に保持することができ、かくして、水性消去性マ
ーキングペンインキ組成物の貯蔵安定性を高め、延いて
は、長期間にわたる放置の後にも、すぐれた消去性を保
持せしめることができると共に、ペン先の向きにかわら
ず、長期間にわたる放置の後にも、筆跡の濃度が変わら
ないようにすることができる。
【0029】特に、本発明によれば、このように、常温
で比重が0.9以上の油状物質のエマルジョンと共に、着
色剤として、前記着色した樹脂粒子を用いることによっ
て、水性マーキングペンインキ組成物を長期間にわたっ
て放置した場合にも、その筆跡にすぐれた消去性と安定
した濃度を有せしめることができる。即ち、本発明によ
る水性消去性マーキングペンインキ組成物によれば、ペ
ン先を上下のいずれに向けて長期間放置した場合であっ
ても、その筆跡は、すぐれた消去性を有し、容易に消去
することができ、また、筆跡の濃度も変わらない。
【0030】更に、本発明によれば、上記エマルジョン
の安定化剤として、シクロデキストリン又はその誘導体
(以下、これらを総称して、シクロデキストリン類とい
うことがある。)をインキ組成物に配合することができ
る。シクロデキストリンは、6乃至10のD−グルコピ
ラノース基がα−(1,4)グルコシド結合によって環状
に結合してなる糖オリゴマーであって、重合度がそれぞ
れ6、7及び8であるα−、β−及びγ−シクロデキス
トリンがよく知られている。
【0031】本発明においては、このようなα−、β−
又はγ−シクロデキストリンのほか、それらの種々のメ
チル誘導体、例えば、2,6−ジメチル−β−シクロデキ
ストリン、2,3,6−トリメチル−β−シクロデキストリ
ン、部分メチル化β−シクロデキストリンや、マルトシ
ルシクロデキストリン、グリコシルシクロデキストリン
等も有効に用いられる。これらシクロデキストリン類
は、いずれも、程度の差はあるが、水溶性である。
【0032】これらシクロデキストリン類は、本発明に
よるインキ組成物において、0.1〜20重量%の範囲で
用いられる。シクロデキストリン類のインキ組成物への
配合量が0.1重量%よりも少ないときは、エマルジョン
の安定化の効果に乏しく、他方、20重量%を越えて過
多に配合するときは、得られるインキ組成物が増粘し
て、筆記性に劣ることとなるほか、筆跡の筆記面への接
着力が過度に強くなって、消去性にも劣ることとなる。
本発明によれば、シクロデキストリン類のインキ組成物
への配合量は、好ましくは、0.5〜10重量%の範囲で
あり、最も好ましくは、1〜5重量%の範囲である。
【0033】更に、本発明によるインキ組成物は、非吸
収面上に筆記し、水が揮散した後に、筆跡が前記着色剤
を含む樹脂からなる被膜又は層を有し、且つ、この樹脂
被膜又は層が前述した剥離剤の層と分離し得るように、
常温で造膜性を有する水不溶性樹脂のエマルジョン若し
くはヒドロゾル、又は、本来、水不溶性であるが、塩基
による造塩によって水可溶化された樹脂か、又は水溶性
樹脂(以下、これらの樹脂を常温造膜性樹脂ということ
がある。)を含有する。
【0034】本発明において、このような常温造膜性樹
脂としては、好ましくは、(1) ポリ酢酸ビニル、酢酸ビ
ニル共重合体、アルキド樹脂若しくはウレタン樹脂のエ
マルジョン又はヒドロゾル、(2) 水可溶化された酢酸ビ
ニル共重合体、アルキド樹脂又はウレタン樹脂、又は
(3) 水溶性樹脂、又は(4) これらの任意の組合わせが用
いられる。
【0035】上記エマルジョン若しくはヒドロゾル又は
水可溶化された酢酸ビニル共重合体における共単量体と
しては、酢酸ビニル以外のビニルエステル化合物、例え
ばプロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等、不飽
和カルボン酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、シトラコン酸等、或いはビニル炭化水素、例
えば、エチレン、プロピレン、スチレン、α−メチルス
チレン等を挙げることができる。これらは混合して共単
量体として用いられてもよい。更に、上記に加えて、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、マレイン酸ジメチル等の前記不飽和カルボン酸のエ
ステル類も共単量体として用いることができる。また、
酢酸ビニル共重合体は、ポリ酢酸ビニルへのグラフト共
重合体であってもよい。
【0036】特に、好ましい酢酸ビニル共重合体の具体
例として、例えば、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、
酢酸ビニル−メタクリル酸共重合体、酢酸ビニル−スチ
レン−アクリル酸共重合体、酢酸ビニル−スチレン−無
水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸−アク
リル酸メチル共重合体、酢酸ビニル−メタクリル酸−ア
クリル酸メチル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸−ア
クリル酸エチル共重合体、酢酸ビニル−メタクリル酸−
メタクリル酸メチル共重合体、酢酸ビニル−無水マレイ
ン酸共重合体等を挙げることができる。ポリ酢酸ビニル
や、上記したような酢酸ビニル共重合体のエマルジョン
及びヒドロゾルは、容易に市販品として入手することが
できる。
【0037】また、水可溶化された酢酸ビニル共重合体
とは、上記したような酢酸ビニル共重合体を無機又は有
機塩基によって造塩させて水可溶化したものであって、
ナトリウムやカリウムのようなアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩や有機アミン塩のような有機塩を挙げることが
できる。このような水可溶化された酢酸ビニル共重合体
も、市販品として入手することができる。
【0038】同様に、水可溶化されたアルキド樹脂も、
過剰量の多塩基酸と多価アルコールとから得られる遊離
カルボキシル基を有するアルキド樹脂をアルカリ金属塩
基、アンモニウム塩基、有機アミン等にて中和造塩させ
て、水可溶化してなるもので、これらも市販品として入
手することができる。
【0039】また、水可溶化されたウレタン樹脂も、例
えば、重合体主鎖にカルボキシル基を有せしめ、このカ
ルボキシル基をアルカリ金属塩基、アンモニウム塩基、
有機アミン等にて中和造塩させて、水可溶化してなるも
ので、これらも市販品として入手することができる。更
に、アルキド樹脂やウレタン樹脂のエマルジョンやヒド
ロゾルも市販品として入手することができる。
【0040】水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニル
アルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニ
ルピロリドン樹脂等の合成樹脂が好ましく用いられる。
また、アラビアゴム、セラック等の天然の水溶性樹脂も
用いることができる。これらのなかでは、特に、ポリビ
ニルアルコール樹脂が好ましく用いられる。
【0041】このような常温造膜性樹脂は、本発明によ
るインキ組成物において、固形分として、0.1〜20重
量%、好ましくは、0.3〜15重量%の範囲で含有され
る。樹脂を過多に含有させるときは、インキ組成物の粘
度が高すぎるために、筆記性に劣ると共に、消去性も低
下する。他方、樹脂の含量が過少にすぎるときは、筆跡
が延びて、筆記面を汚すほか、筆跡の消去性が劣る。
【0042】特に、本発明においては、常温造膜性樹脂
として、上述したような水溶性樹脂、なかでも、ポリビ
ニルアルコール樹脂を用いるとき、その保護コロイド作
用によって、前記シクロデキストリン類と共同して、イ
ンキ組成物の一層の安定化を図ることができる。
【0043】即ち、本発明によれば、このような水溶性
樹脂をインキ組成物に樹脂成分として配合することによ
って、インキ組成物中の種々の粒子、即ち、エマルジョ
ン粒子や顔料粒子を前記シクロデキストリン類が安定化
し、更に、水溶性樹脂がその保護コロイドによって、上
記粒子を安定化するので、インキ組成物を一層安定化す
ることができる。
【0044】更に、本発明によるインキ組成物において
は、前記剥離剤の効果を高めるために、剥離助剤とし
て、水溶性の多価アルコールを配合してもよい。かかる
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
プロピレングリコール、分子量約200〜600のポリ
エチレングリコール、分子量1000〜3000のポリ
プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン等を挙げることができる。このような多価アルコ
ールは、インキ組成物において、20重量%以下、好ま
しくは10重量%以下の範囲で配合される。インキ組成
物において20重量%を越えて過度に配合するときは、
インキ組成物の粘度を過多に高くし、筆記性を低下させ
るので好ましくない。
【0045】本発明によるインキ組成物は、好ましく
は、別の剥離助剤又は筆記面への濡れ剤として、種々の
界面活性剤を含有してもよい。また、界面活性剤は、前
述したシクロデキストリン類との共同作用によって、イ
ンキ組成物中の粒子を安定化し、インキ組成物を安定化
するのに有用である。このような界面活性剤として、ア
ニオン、カチオン、ノニオン、両性のいずれでも用いる
ことができるが、特に、アニオン、ノニオン又はフッ素
系界面活性剤が好ましく用いられる。
【0046】アニオン界面活性剤としては、例えば、ジ
オクチルスルホコハク酸ナトリウム等のようなスルホ脂
肪酸エステル塩、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル
塩、アルキルアリールスルホン酸塩、オレフィンスルホ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリ
エタノールアミン塩等を挙げることができる。また、ノ
ニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルやポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル等のようなポリオキシエチレンエーテル型
ノニオン界面活性剤、多価アルコール脂肪酸エステル、
多価アルコール脂肪酸エステルのポリオキシエチレンエ
ーテル等を挙げることができる。
【0047】本発明によるインキ組成物は、筆跡の乾燥
性を高める乾燥促進剤として、インキ組成物に含まれる
前記エマルジョンを破壊しない程度において、通常、イ
ンキ組成物に基づいて15重量%以下、好ましくは1〜
10重量%の範囲で低級脂肪族アルコールを含有してい
てもよい。特に、エタノール、プロパノール又はブタノ
ールが好ましく用いられる。
【0048】また、インキ組成物は、上記以外に、必要
に応じて、通常、水性インキ組成物に配合される任意の
pH調整剤や防腐剤、防かび剤等を含有していてもよ
い。
【0049】非吸収性乃至非浸透性筆記面上の本発明に
よるインキ組成物による筆跡は、これから水が蒸発した
ときは、即ち、筆跡が乾燥したときは、前記樹脂が着色
剤を含有しつつ、造膜し、他方、前記剥離剤としての常
温で難揮発性の油状物質のエマルジョンが破壊されて、
前述した油状層が非吸収性筆記面と上記樹脂膜との間に
介在して形成されるので、筆跡が消去性を有する。
【0050】剥離助剤としての界面活性剤は、筆記に際
して、筆跡における上記油状層と顔料を含む樹脂膜との
分離を助ける効果を有する。しかし、界面活性剤はま
た、筆記時のレベリング性を高めると共に、筆記面上で
の乾燥前の筆跡における剥離剤エマルジョンの偏在をな
くして、筆跡の乾燥後に一様な消去性を付与する効果も
有する。特に、これらの効果は、フッ素系界面活性剤又
はスルホ脂肪酸エステル塩を用いるとき、顕著である。
【0051】本発明によるインキ組成物は、その製造方
法において、特に限定されるものではないが、例えば、
溶剤としての水に界面活性剤を加え、これに顔料を加え
た後、シクロデキストリン類を加え、次いで、油状物質
のエマルジョンを加え、最後に樹脂を加えることによっ
て、安定な組成物としてのインキ組成物を得ることがで
きる。
【0052】
【発明の効果】本発明による水性消去性マーキングペン
インキ組成物は、溶剤を水とし、これに常温で造膜性を
有する樹脂と、剥離剤として、常温で難揮発性であり、
比重が0.9以上である油状物質を水性エマルジョンとし
て分散させて配合してなるものであるので、インキ組成
物中に上記油状物質のエマルジョンからなる剥離剤を安
定に保持することができ、更に、これに着色剤として、
着色した樹脂粒子を配合することによって、水性マーキ
ングペンインキ組成物を長期間にわたって放置した場合
にも、その筆跡にすぐれた消去性を有せしめることがで
きると共に、ペン先を、例えば、上下のいずれの向きと
して長期間放置した後にも、筆跡の濃度を変わらないも
のとすることができ、また、シクロデキストリン又はそ
の誘導体を配合することによって、上記エマルジョンの
安定性を一層高めることができ、かくして、本発明によ
るマーキングペンインキ組成物によれば、貯蔵安定性が
高く、長期間にわたる放置の後にも、筆跡について、す
ぐれた消去性と変わらぬ安定した濃度を保持している。
【0053】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。以下の実施例及び比較例において、成分量は重量%
にて示されており、残部は水である。
【0054】 実施例1 着色剤 黒色顔料分散体(固形分20%)1) 15 剥離剤 デカイソステアリン酸デカグリセリル乳化物(油分 40%、油成分比重0.96) 10 樹脂 ポリビニルアルコール水溶液(固形分20%) 10 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.5 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.5 防腐防黴剤 (有効量)
【0055】 実施例2 着色剤 青色顔料分散体2) 15 剥離剤 トリ(カプリル酸カプリン酸)グリセリル乳化物 (油分40%、油成分比重0.95) 15 樹脂 酢酸ビニル−アクリル共重合体エマルジョン(固形 分30%) 20 シクロデキストリン類 β−シクロデキストリン 1.5 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1 ポリオキシエチレン硫酸トリエタノールアミン 0.5 フッ素系界面活性剤 0.1 防腐防黴剤 (有効量)
【0056】 実施例3 着色剤 蛍光緑色樹脂粒子分散体(固形分50%)3) 20 剥離剤 セバシン酸ジエチル乳化物(油分40%、油成分比 重0.96) 15 樹脂 ポリビニルピロリドン樹脂水溶液(固形分20%) 10 シクロデキストリン類 マルトシルシクロデキストリン 2 界面活性剤 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.5 フッ素系界面活性剤 0.2 防腐防黴剤 (有効量)
【0057】 実施例4 着色剤 赤色樹脂粒子分散体(固形分50%)4) 20 剥離剤 デカオレイン酸デカグリセリル(比重0.95)/イ ソオクタン酸セチル(比重0.85)(重量比51/ 49)混合物の乳化物(油分40%、比重0.90) 12 樹脂 ポリビニルアルコール水溶液(固形分20%) 10 シクロデキストリン類 α,β,γ−シクロデキストリン混合物 3 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1 フッ素系界面活性剤 0.1 防腐防黴剤 (有効量)
【0058】 実施例5 着色剤 黒色顔料分散体(固形分20%)1) 15 剥離剤 セバシン酸ジエチル(比重0.96)/流動パラフィ ン(比重0.86)(重量比70/30)混合物の乳 化物(油分40%、比重0.93) 12 樹脂 酢酸ビニル−アクリル共重合体エマルジョン(固形 分30%) 15 シクロデキストリン類 ジメチル−β−シクロデキストリン 2 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタ ノールアミン塩 1 防腐防黴剤 (有効量)
【0059】以上の実施例1〜4に対応して、剥離剤を
変えた以外は、同じ組成を有する比較例1〜4のインキ
組成物を調製した。
【0060】 比較例1 着色剤 黒色顔料分散体(固形分20%)1) 15 剥離剤 イソオクタン酸セチル乳化物(油分40%、油成分 比重0.85) 15 樹脂 ポリビニルアルコール水溶液(固形分20%) 10 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.5 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.5 防腐防黴剤 (有効量)
【0061】 比較例2 着色剤 青色顔料分散体(固形分20%)2) 15 剥離剤 流動パラフィン乳化物(油分40%、油成分比重 0.86) 15 樹脂 酢酸ビニル−アクリル共重合体エマルジョン(固形 分30%) 20 シクロデキストリン類 β−シクロデキストリン 1.5 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタ ノールアミン塩 0.5 フッ素系界面活性剤 0.1 防腐防黴剤 (有効量)
【0062】 比較例3 着色剤 蛍光緑色樹脂粒子分散体(固形分50%)3) 20 剥離剤 イソオクタン酸セチル乳化物(油分40%、油成分 比重0.85) 15 樹脂 ポリビニルピロリドン樹脂水溶液(固形分20%) 10 シクロデキストリン類 マルトシルシクロデキストリン 2 界面活性剤 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.5 フッ素系界面活性剤 0.2 防腐防黴剤 (有効量)
【0063】 比較例4 着色剤 赤色樹脂粒子分散体(固形分50%)4) 20 剥離剤 流動パラフィン乳化物(油分40%、油成分比重 0.86) 15 樹脂 ポリビニルアルコール水溶液(固形分20%) 10 シクロデキストリン類 α,β,γ−シクロデキストリン混合物 3 界面活性剤 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 1 フッ素系界面活性剤 0.1 防腐防黴剤 (有効量) (注)1)カーボンブラックをスチレン−アクリル樹脂で分散した分散体 2)スレンブルーをスチレン−無水マレイン酸樹脂で分散した分散体 3)日本蛍光化学(株)製NKW2102 4)日本蛍光化学(株)製NKW6203
【0064】以上のインキ組成物をそれぞれ中芯式マー
キングペンに充填し、温度40℃において、そのペン先
を上又は下に向けた状態で30日間放置した後、温度2
3℃、相対湿度50%の条件下で琺瑯板又は樹脂塗装板
上にマークを描き、1時間後にイレーザー(白板拭き)
に荷重を加えながら、上記マークを擦って、インキ組成
物(筆跡)の消去性を調べた。荷重200gを加えたイ
レーザーでマークを5往復擦って完全に消去できたとき
を◎、荷重400gで5往復で完全に消去できたときを
○、荷重1kgで5往復で完全に消去できたときを△、
荷重1kgで5往復で消去できないときを×で示す。
【0065】また、筆跡の濃淡差は、ペン先を上に向け
て、マーキングペンを上記のように放置した後に描いた
マークとペン先を下に向けて放置した後に描いたマーク
の濃度を目視にて観察し、2つの筆跡の濃度が殆ど同じ
ときを◎、2つの筆跡の間に濃度差が僅かに認められる
ときを○とし、著しいときを×とし、これらの中間であ
って、濃度差が明らかであるときを△とした。
【0066】
【表1】
フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AB01 AB04 AD01 AD03 AD05 AD10 AD11 AD15 AE02 AE03 AE04 AE05 AE06 AE08 BA04 BC01 BC07 BC17 BC20 BC39 BC55 BC61 BE01 BE03 BE04 BE05 BE08 BE33 CA06 EA29 EA43 EA44 GA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 溶剤としての水、 (b) 着色剤、 (c) 常温で難揮発性であり、比重が0.9以上である油状
    物質のエマルジョン、及び (d) 樹脂 を含有する水性消去性マーキングペンインキ組成物。
  2. 【請求項2】(a) 溶剤としての水、 (b) 着色剤、 (c) 常温で難揮発性であり、比重が0.9以上である油状
    物質のエマルジョン、及び (d) シクロデキストリン又はその誘導体、及び (e) 樹脂 を含有する水性消去性マーキングペンインキ組成物。
  3. 【請求項3】油状物質が脂肪族カルボン酸エステル、高
    級炭化水素及び高級アルコールから選ばれる少なくとも
    1種である請求項1又は2に記載の水性消去性マーキン
    グペンインキ組成物。
  4. 【請求項4】着色剤が顔料である請求項1又は2に記載
    の水性消去性マーキングペンインキ組成物。
  5. 【請求項5】着色剤が着色した樹脂粒子からなる請求項
    1又は2に記載の水性消去性マーキングペンインキ組成
    物。
  6. 【請求項6】着色した樹脂粒子が0.05〜10μmの範
    囲の平均粒子径を有する請求項5に記載の水性消去性マ
    ーキングペンインキ組成物。
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