JP2000312184A - 2進信号を表す振幅変調された光信号を生成する方法、送信機および伝送システム - Google Patents

2進信号を表す振幅変調された光信号を生成する方法、送信機および伝送システム

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JP2000312184A
JP2000312184A JP2000079804A JP2000079804A JP2000312184A JP 2000312184 A JP2000312184 A JP 2000312184A JP 2000079804 A JP2000079804 A JP 2000079804A JP 2000079804 A JP2000079804 A JP 2000079804A JP 2000312184 A JP2000312184 A JP 2000312184A
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optical signal
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optical
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Kim B Roberts
キム・ビー・ロバーツ
Maurice S O'sullivan
モーリス・エス・オサリバン
Richard R Habel
リチャード・アール・へイベル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】技術的な複雑さが小さく、低コストで、伝送パ
フォーマンスを劣化させない高速長距離光伝送を実現す
る。 【解決手段】2進信号は符号化され、低減された帯域
幅、小さい低周波数およびd.c.成分を持つ3レベルの符
号化信号を生成する。符号化信号は、半導体レーザを直
接変調し、周波数変調された光信号を生成する。周波数
変調された光信号は、3状態の周波数変調から2状態の
振幅変調を提供する干渉フィルタを通過し、光受信機に
よる2進信号の直接的な復元を可能にする。干渉フィル
タは、2進の1およびゼロビットにそれぞれ対応する周
波数について、強め合いおよび弱め合いの干渉を提供す
る。アレイ導波路を1つの干渉フィルタと共に使用し
て、複数の周波数変調された信号と、複数の2進信号に
対するそれぞれの中心周波数および符号器と組み合わせ
ることで、アレイ伝送システムを提供することができ
る。アレイ導波路はチャネル周波数フィルタとして動作
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光信号を伝送す
る方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許出願第09/048,402号のK. B. Ro
berts他の「Multiplexed Transmission Of Optical Sig
nals(光信号の多重伝送)」(1998年2月11日に出願の
英国特許出願第9802913.5号に対応する)は、大容量の
光伝送システムに関するものであり、光信号は、比較的
多数の伝送チャネルを提供するために、導波路アレイ(w
aveguide array)を使用して多重化され、それによって
1Tb/s(1秒あたり1テラビットすなわち1012
ビット)という非常に大きい伝送容量を提供する。ここ
で、この米国特許出願の開示全体を参照により取り入れ
る。
【0003】上記参照した出願に記述されているよう
に、アレイ伝送システムにおいて、レーザ光源からの光
パルスは、導波路アレイによって多数のチャネルに分け
られ、チャネルの光信号は、それぞれの変調器によって
変調されて他の導波路アレイによって結合され、光ファ
イバの経路上に伝えられる。このようなシステムは、高
いスペクトル密度を提供することができるが、比較的多
数の変調器を必要とする。
【0004】光ファイバの色分散(chromatic dispersio
n)が、高速光通信システムの伝送距離に対する制限因子
であるということが知られている。アレイ伝送システム
における他の重要な基準は、上記に示したように、特に
変調器に関連するコスト、技術的な複雑さおよびリスク
に関してのシステムの実現である。
【0005】半導体レーザの直接変調を提供することに
よって、外部変調器の必要性を回避することが望まし
い。レーザによって生成された光信号の強度の振幅変調
(AM)により、光受信機における直接検出が本来の2
進信号を復元することが、可能になる。しかし、半導体
レーザの直接AMは、ファイバの色分散のために、長距
離伝送にとっては許容することのできないスペクトル占
有または周波数チャープを持つ光信号を生じさせる。
【0006】たとえば、1998年の光通信ヨーロッパ会議
における、R. S. Vodhanel他の「5Gbit/s Optical FSK
Modulation Of A 1530-nm DFB Laser(1530nmのDF
Bレーザの5ギガビット/秒光FSK変調)」に記述さ
れているように、半導体レーザの直接周波数変調(F
M)を実行して、結果として生じるFM光信号を、帯域
通過光学フィルタを使用してAM光信号に変換すること
により、この困難さに対処することができる。ここで記
述されているように、DFB分布帰還型(Distributed
Feed-Back)レーザは、疑似乱数のNRZ(非ゼロ復帰
方式)の2進信号で変調され、結果として生じるFSK
(周波数偏移変調、すなわちFM)光信号は、エタロン
および光ファイバを介して、PIN(ピン)フォトダイ
オード検出器に導かれる。ここで、エタロンは、FSK
復調を実行するよう動作する。
【0007】このことは、直接AMと比較して改善され
たパフォーマンスを提供するが、なお長距離伝送には不
適当である。特に、上記の論文は、光FSK信号を歪ま
せ、伝えられた信号の中にエラーを生じさせることがあ
る非均一な低周波のFM応答を、レーザが持つことを認
めている。この非均一性は、レーザの熱による周波数偏
移の結果であると考えられ、特に、約20MHzの周波
数未満で伝送されている信号のスペクトルの一部に影響
を与える。
【0008】1998年10月の「Journal of Lightwave Tec
hnology」のVol.6、No.10のページ1549〜1553における
R. S. Vodhanel他の「Bipolar Optical FSK Transmissi
on Experiments at 150 Mbit/s and 1 Gbit/s(150
メガビット/秒および1ギガビット/秒におけるバイポ
ーラ光FSK伝送実験)」は、マンチェスター符号化
(位相符号化方式)のような、半導体レーザの不所望な
熱周波数変調を除去するよう提案された様々な変調技術
に言及しており、この目的のため、バイポーラ(bipola
r)信号の形式を使用することを提案している。バイポー
ラ信号は、ゼロ周波数に向かう低周波信号成分に対して
は、ゼロに向かって減少する信号パワーすなわちエネル
ギーを持つので、低周波におけるレーザの不所望な熱の
周波数変調が低減される。しかし、光受信機はずっと複
雑になる。この場合、復調のための周波数弁別器を必要
とし、さらにシュミットトリガを使用して、バイポーラ
形式から復調された信号を、その本来のNRZ形式に変
換しなおす。それに加えて、マンチェスター符号化また
はこのバイポーラ形式は、結果として生じる光信号のス
ペクトル占有を増やし、このことは、前述したように、
色分散のために長距離伝送のパフォーマンスが低減す
る。
【0009】たとえば、1997年8月の「Journal of Ligh
twave Technology」のVol. 15, No.8のページ1530〜153
7に記載されたYonenaga他の「Dispersion-Tolerant Opt
ical Transmission System Using Duobinary Transmitt
er and Binary Receiver(デュオバイナリおよびバイナ
リ受信機を使用した、分散に対する耐性を持った光伝送
システム)」、およびYonenaga他の1996年8月6日に発行
された米国特許第5,543,952号の「Optical Transmissio
n System(光伝送システム)」から、光通信システムに
おける二重ドライブのマッハ−ツェンダー(MZ:Mach
-Zehnder)タイプの光強度変調器にプッシュプル方法で
供給される変調信号についてデュオバイナリ符号を使う
ことが知られている。この方法におけるデュオバイナリ
符号の使用は、所与の信号伝送レートに必要な信号帯域
幅を減らし、直接検出が、光受信機において元の2進信
号を復元することを可能にする。このような構成は、再
び外部変調器を必要とし、それに関連するコストおよび
リスクを、特にアレイ伝送システムに含むこととなる。
たとえば、密に配置された電気回路における高電圧、高
周波信号のクロストークは、重要な問題を提示し、Yone
naga他によって開示されたデュオバイナリ符号化信号を
使用する変調は、変調器に供給される信号の電圧振幅を
倍にし、それによってこの問題を悪化させる。
【0010】代替のデュオバイナリ(duobinary)符号
化技術が、ノーテル・ネットワークス・コーポレーショ
ンによる国際特許出願PCT/CA98/00275に記述されてお
り、これは、WO98/44635の「Duobinary Coding And Mod
ulation Technique For Optical Communication System
s(光通信システム用デュオバイナリ符号化および変調
技術)」として1998年10月8日に公表されている。
【0011】また、上記に参照したYonenaga他による論
文は、1994年10月の「Journal of Lightwave Technolog
y」のVol. 12, No. 10のページ1720〜1727に記載された
B.Wedding他の「10-Gb/s optical transmission up to
253 km Via Standard Single-Mode Fiber Using the Me
thod of Dispersion-Supported Transmission(分散サ
ポート伝送方法を使用した、標準シングルモード・ファ
イバを介する253kmに達した10ギガビット/秒光伝
送)」によって開示される、分散サポート伝送(disper
sion-supported transmission:DST)技術をも参照す
る。DST技術は、NRZの2進信号によるレーザダイ
オードの直接変調を使用してFSK光信号を生成し、分
散光ファイバにおけるFM−AM変換を使用して、光受
信機でAM成分を直接検出する。従って、DST技術
は、ファイバの色分散に依存して、FSK成分間の群遅
延をビット持続時間に適合させるようFSK光信号の周
波数偏移が調整されることを必要とする。それに加え
て、変換された光信号の検出されたAM成分からのNR
Z2進信号の復元は、たとえば積分器および決定回路に
よって、追加の処理を必要とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、比較的技
術的な複雑さが低く、比較的コストのかからない、アレ
イ伝送に適切または有利でありえる方法で、長距離にわ
たる高速信号の光信号伝送を容易にすることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの側面
は、2進信号を表す振幅変調された光信号を生成する方
法を提供する。この方法は、2進信号を符号化して、2
進信号の第1の状態を表す2つの外側のレベルおよび2
進信号の第2の状態を表す中間レベルを持つ3レベルの
符号化信号を生成するステップと、3レベルの符号化信
号に従って周波数変調された光信号を生成するステップ
と、その周波数に従って周波数変調された光信号を光学
的に変換し、2進信号の第1および第2の状態を表す第
1および第2の振幅を持つ振幅変調された光信号を生成
するステップとを含む。
【0014】周波数変調された光信号を生成するステッ
プは、符号化信号によって半導体レーザを直接的に変調
するステップを含むのが好ましい。
【0015】符号化するステップは、係数(1−D)お
よび(1+D)を持つ多項式に従って2進信号を符号化
するのが好ましく(ここで、Dは、2進信号の遅延演算
子である)、2進信号の変形デュオバイナリ符号化(モ
ディファイド・デュオバイナリ符号化という)およびプ
リコード化を備えるのが良い。したがって、符号化信号
は、2進信号と比較して(半分に)低減された帯域幅を
持ち、実質的にゼロのd.c.(直流)成分を持ち、かつ相
対的に低周波エネルギーをほとんど持たない。これによ
り、低減されたスペクトル占有を持ち、かつ実質的な搬
送周波数成分を持たない光信号の生成が可能になり、直
接変調されたレーザの低周波の非均一性の問題を実質的
に低減する。
【0016】周波数変調された光信号を光学的に変換す
るステップは、2進信号の2つの状態を表す異なる光信
号周波数について干渉の強め合いおよび弱め合いを生成
する2つの経路を持つ干渉フィルタを介して、光信号を
伝えるステップを含むのが好ましい。2進信号の1およ
びゼロビットを、周波数変調された光信号のそれぞれの
周波数によって表すことができ、干渉フィルタは、その
それぞれの周波数について、干渉の強め合いおよび弱め
合いをそれぞれ提供する。こうして、光受信機で受け取
られるとき、光信号からの2進信号の直接的な復元を容
易にする。この方法は、2進信号のゼロビットに対する
干渉フィルタの最大の弱め合いの干渉について、周波数
変調された光信号の中心周波数を制御するステップを含
むのが望ましい。
【0017】したがって、干渉フィルタの2つの経路
は、2進信号のビット周期と同じオーダーの、光信号の
時間遅延差を提供するのが良い。
【0018】この発明の他の側面は、複数の2進信号を
伝送する方法を提供する。この方法は、複数の光学的に
多重化された、振幅変調された光信号を生成するステッ
プを含む。それぞれの光信号は、上記の方法によって、
複数の2進信号のそれぞれ1つを表す。2進信号を符号
化するステップおよび周波数変調された光信号を生成す
るステップは、それぞれの2進信号について個々に実行
され、異なる中心周波数を持つそれぞれの周波数変調さ
れた光信号を生成する。また、この方法は、周波数変調
された光信号を光学的に結合するステップを含む。周波
数変調された光信号を光学的に変換するステップは、1
つの干渉フィルタを使用し、結合された、周波数変調さ
れた光信号について実行される。
【0019】周波数変調された光信号を光学的に結合す
るステップは、それぞれの周波数チャネルに従って、周
波数変調された光信号を光学的にフィルタリングするス
テップを含むのが好ましい。
【0020】さらに、この発明の他の側面は、2進信号
を表す振幅変調された光信号を生成する方法を提供す
る。この方法は、2進信号を符号化して、2進信号の第
1の状態を表す2つの外側のレベルおよび2進信号の第
2の状態を表す中間レベルを持つ3レベルの符号化信号
を生成するステップと、3レベルの符号化信号に従って
変調された偏光で光信号を生成するステップと、その偏
光に従って光信号をフィルタリングし、2進信号の第1
および第2の状態を表す第1および第2の振幅を持つ振
幅変調された光信号を生成するステップとを含む。
【0021】こうして、偏光変調および偏光フィルタ
を、周波数変調および干渉フィルタの代わりに使用する
ことができる。この場合、2進信号の1およびゼロビッ
トは、変調された光信号の直交偏光によって表され、フ
ィルタリングのステップは、直交偏光によって表された
光信号に対して、相対的な伝送および減衰をそれぞれ提
供する。
【0022】また、この発明は、光信号送信機を提供す
る。この送信機は、2進信号を符号化して、2進信号の
第1の状態を表す2つの外側のレベルおよび2進信号の
第2の状態を表す中間レベルを持つ3レベルの符号化信
号を生成する符号器と、符号化信号によって直接変調し
て、周波数変調された光信号を生成する半導体レーザ
と、周波数変調された光信号が供給され、周波数変調さ
れた光信号の異なる周波数において、干渉の強め合いお
よび弱め合いによって振幅変調された光信号を生成する
干渉フィルタと、を備える。
【0023】さらに、この発明は、光伝送システムを提
供する。このシステムは、それぞれの2進信号を符号化
して、それぞれの3レベルの符号化信号を生成する複数
のN個の符号器を備える。それぞれの3レベルの符号化
信号は、それぞれの2進信号と比較して、低減された帯
域幅およびd.c.成分を持つ。また、システムは、それぞ
れの符号化信号によってそれぞれ直接変調されるN個の
半導体レーザを備え、異なる周波数領域を持つN個の周
波数変調された光信号のそれぞれを生成する。また、こ
のシステムは、周波数変調された光信号のそれぞれの周
波数領域において、周波数変調された光信号を結合する
よう構成された光コンバイナを備える。また、システム
は、結合された、周波数変調された光信号が供給される
光干渉フィルタを備える。干渉フィルタは、それぞれの
周波数変調された光信号の異なる周波数における干渉の
強め合いおよび弱め合いによって、前記それぞれの周波
数領域のそれぞれにおいて、光信号の振幅変調を生成す
る。振幅変調は、それぞれの2進信号の2進状態を表す
2つの状態を提供する。
【0024】さらに、この発明は、光信号送信機を提供
する。この送信機は、2進信号を符号化して、3レベル
の符号化信号を生成するよう構成された符号器を備え
る。3レベルの符号化信号は、2進信号と比較して、低
減された帯域幅およびd.c.成分を持つ。また、送信機
は、3レベルの符号化信号に従って、光信号の偏光を変
調するよう構成された変調器と、その偏光に依存して光
信号をフィルタリングし、2進信号の第1および第2の
状態を表す第1および第2の振幅を持つ振幅変調された
光信号を生成するよう構成された偏光フィルタとを備え
る。
【0025】また、この発明は、ここで開示され、個々
におよび/または集合的に特許請求の範囲で開示された
様々な特徴のすべての有用な、新規な、そして発明的な
組み合わせおよび副次的な組み合わせにまで及ぶ。
【0026】
【発明の実施の形態】図面を参照すると、図1は、この
発明の実施形態に従う光信号送信機、すなわち光伝送シ
ステムのブロック図を示す。図1の光送信機には、入力
ライン12を介して2進の電気信号が供給され、符号化
された電気信号をライン14上に生成する符号器10を
備える。また、送信機は、ライン14上の符号化された
電気信号によって直接変調され、光路18上に光信号を
生成する半導体レーザと、経路18上の光信号が供給さ
れ、光路22上に結果としての光信号を生成する光学干
渉フィルタ20を備える。光路22は、たとえば長距離
信号モードの光ファイバであることができ、光信号を遠
方の光受信機に伝える。また、光送信機は、示されるよ
うに光路22、または光路18において、オプションで
あることを示す点線で示されているように、光学フィル
タ24をオプションとして備えることができる。
【0027】符号器10は、ライン12上の2進入力信
号を、3レベルすなわち3値の信号に変換し、この信号
は、ライン14上の符号化された電気信号を構成する。
符号器10は、既知の方法において、および以下に記述
されるように、プリコーダを取り入れて、エラー伝搬を
避けるのが望ましい。ライン12上の2進入力信号は、
たとえば2.5Gb/sまたはそれ以上の、高ビットレ
ートの2進NRZ信号である。ライン14上の3レベル
の符号化された電気信号は、2つの外側のレベル(例え
ば、等しい大きさの正および負の電圧)と、1つの中間
すなわち内側のレベル(たとえば、ゼロの電圧)を持
つ。前者の2つは、2進入力信号の第1の状態(たとえ
ば、2進の1)を表し、後者は、2進入力信号の第2の
状態(たとえば、2進のゼロ)を表す。
【0028】符号器10によって実行される符号化機能
は、前述したように、ライン14上に符号化された3レ
ベルの信号を生成して、光受信機による最終的な光信号
の受信を容易にするだけでなく、以下の特性の最適な組
合せを提供するよう選ばれる。 (a)符号化された信号の帯域幅が、2進入力信号の帯
域幅より実質的に少ない(たとえば、半分)。 (b)符号化された信号のエネルギーが、ゼロ周波数
(d.c.)において実質的にゼロ。 (c)符号化された信号の低周波エネルギーが、相対的
にほとんど無い。
【0029】特性(a)は、符号化された信号の低減さ
れた帯域幅により光信号の色分散が低減されるので望ま
しく、前述したように、このことは、高速で長距離の光
通信に対する重要な制限因子である。この特性を、従来
技術で言及したように、従来技術のデュオバイナリ符号
化によって満たすことができるが、AMI(alternate
mark inversion;交互マーク反転)すなわちバイポーラ
符号化によって、またはマンチェスター符号化によって
は満たされない点に注意すべきである。
【0030】特性(b)は、結果としての光信号から任
意の搬送周波数成分を除去し、これは、スペースが密に
配置された光の波長を持つアレイ伝送システムの重要な
問題である、いわゆる四波混合を減らすのに望ましい。
【0031】レーザ16を直接変調する電気信号におい
て、特性(c)は、低周波(例えば、およそ20MHz
以下)のエネルギー成分を実質的に削減し、それによ
り、そのような周波数におけるレーザーの非均一なFM
の不所望な熱の影響を実質的に低減する。この特性は、
先行技術のAMI符号化によって満たされるが、デュオ
バイナリ符号化によっては満たされないことに注意すべ
きである。
【0032】図2および図3は、パーシャル・レスポン
ス・シグナリング(partial response signaling ; P
RS)として一般的に知られている範疇にあるいくつか
の符号化機能についての、2進信号のゼロから半分のシ
ンボルレートまたはビットレートの相対周波数に対する
相対振幅スペクトルを示す。この点に関して、例えばP.
Kabal他による1975年9月の「IEEE Transactions on Co
mmunications」のVolume COM-23, No. 9におけるページ
921〜934の「Partial-Response Signaling(パーシャル
・レスポンス・シグナリング)」を参照する。この論部
では、(1+D)および/または(1−D)の組み合わ
せ(ここで、Dは遅延演算子である)である多項式によ
って、これらのPRS関数が記述されている。
【0033】図2において、曲線30は、PRS多項式
(1−D)の振幅スペクトルを表し、これは、前述した
AMI符号化に対応する。これは、d.cにおいてゼロ振
幅を持ち、低周波数において比較的小さい振幅を持つけ
れども(特性(b)および(c))、0.5の相対周波
数に向かって振幅が増加し、よって特性(a)は満たさ
れない、ということがわかる。また、図2における曲線
32は、PRS多項式(1+D)の振幅スペクトルを表
し、これは、従来のデュオバイナリ符号化を構成し、P
RSのクラス1と呼ばれる。これは、0.5の相対周波
数においてゼロ振幅を持ち、特性(a)を満たすけれど
も、d.c.および低周波数において振幅が実質的にあり、
特性(b)および(c)は満たされない、ということが
わかる。
【0034】図3において、曲線34は、PRS多項式
(1+D)(1−D)=1−D2の振幅スペクトルを表
し、これは、モディファイド・デュオバイナリ(modifi
ed duobinary;MDB)符号化と一般に呼ばれ、またP
RSのクラス4と呼ばれる。これは、d.c.および0.5
の相対周波数においてゼロの振幅を持ち、低周波数にお
いて比較的小さい振幅を持つので、特性(a)、(b)
および(c)のすべてを満たすということがわかる。
【0035】さらに、図3における曲線36は、PRS
多項式(1+D)2(1−D)=1+D−D2−D3の振
幅スペクトルを表し、曲線38は、PRS多項式(1+
D)(1−D)2=1+D−D2+D3の振幅スペクトル
を表す。これらはまた、ポリバイポーラ(polybipola
r)符号化、すなわち一般化または変形モディファイド
・デュオバイナリ符号化とも呼ばれる。これらは、d.c.
および0.5の相対周波数においてゼロの振幅を持ち、
低周波数において比較的小さい振幅を持つので、特性
(a)、(b)および(c)のすべてを満たす、という
ことがわかる。この発明の現在の好ましい実施形態にお
いては、図1の符号器10は、モディファイド・デュオ
バイナリ符号器およびプリコーダ(precoder)によって
構成される。モディファイド・デュオバイナリ符号器お
よびプリコーダの適切な形態は、それら自体知られてい
るが、そのようなモディファイド・デュオバイナリ符号
器およびプリコーダの詳細な形態について、図4を参照
して以下に説明する。図4を参照すると、MDB符号器
およびプリコーダは、モジュロ2加算器(これは、モジ
ュロ2減算器と同じである)すなわち排他的論理和(X
OR)ゲート40、加算器42および遅延素子44から
構成される。加算器42は、正(+)および負(−)の入
力を持ち、減算を実行する。遅延素子44は、2tの遅
延を提供する。ここで、tは、符号化されるべき入力信
号の2進数字xkの周期である。それぞれの入力ビット
kが、XORゲート40の一方の入力に供給され、X
ORゲート40の出力が、プリコード化されたビットa
kである。それぞれのビットakは、加算器42の正入力
に供給される。また、それぞれのビットakは、遅延ユ
ニット44によって2ビット周期だけ遅延され、遅延さ
れプリコード化されたビットak-2を生成する。この遅
延されプリコード化されたビットは、XORゲート40
の他方の入力に供給され、さらに加算器42の負入力に
も供給される。加算器42の出力は、符号化されたシン
ボルykを生成する。こうして、以下の式(1)が導か
れる。
【0036】
【数1】 例として、以下の表1は、2つの任意の初期プリコード
化ビットakがあるときの、ビットxkの任意のシーケン
スに対するk、akおよびykの値を表す。
【0037】
【表1】
【0038】上記の例からわかるように、モディファイ
ド・デュオバイナリのプリコード化および符号化の組み
合わせは、それぞれのゼロビットのxkに対してゼロ値
のykを生成し、2進の1値のビットxkに対して±1値
のykを生成する。したがって、それぞれのシンボルyk
の大きさは、それぞれのビットxkの値を直接的に表
し、いかなるエラー伝搬も無い(すなわち、シンボルy
kがエラーを含む場合、それは1ビットにしか影響しな
い)。したがって、光受信機における元の2進信号の直
接検出および復元を容易にすることができる。
【0039】ここでの記述は、上記の理由により、モデ
ィファイド・2進符号化およびプリコード化に関するけ
れども、プリコード化の有無にかかわらず、符号化の他
の形式を代替的に使用して、上記の特性を持つ3レベル
の符号化信号を提供することができるのは、明らかであ
る。特に、ポリバイポーラ符号化を、図3の曲線36お
よび38を参照して記述したように、プリコード化と共
にエラー伝搬を回避するのに使用することができる。M
DBおよびポリバイポーラ符号化の両方が、(1−D)
および(1+D)を係数として持つPRS多項式を使用
し、前者の(1−D)は、ゼロ周波数においてゼロ振幅
を提供し、後者の(1+D)は、0.5の相対周波数に
おいてゼロ振幅を提供するという点に注意されたい。
【0040】図1のライン14上の符号器10の出力に
おいて前述したように生成された3レベルのシンボルy
kは、当該分野で既知の適切な振幅およびバイアスで、
変調信号として半導体レーザ16に供給され、レーザに
よって生成される光信号の所望の周波数変調を提供す
る。たとえば、レーザ16は、約1557nmの光信号
波長を持つDFB半導体レーザであることができ、その
バイアス電流は、ライン14上の符号化信号によって直
接変調される。従って、半導体のキャリアおよびフォト
ンの密度の変化のために、経路18上の光信号は、小さ
い(たとえば、約1〜2%)振幅変調、および周波数変
調(FM)で生成される。振幅変調は、この発明におい
てはほとんどまたは全く重要でないと考えられるので、
ここでそれ以上の議論はしない。FMは、符号化信号の
中間値であるゼロ値に対応する光学信号の中心周波数
(たとえば、f0)の上下において、所望の周波数偏移
(すなわち周波数シフト)、たとえばライン14上の符
号化信号の±1の値に対して量±Δfの偏移を生成す
る。
【0041】周波数f0の両側においてFMによって提
供される周波数偏移Δfの正確な量は、この発明には重
大でないと考えられ、この量を広く変更することができ
る。また、最適な偏移を、特定の環境における試行錯誤
またはシミュレーションによって求めることができる。
しかし、高ビットレートのシステムについて、適切に見
える適当な選択は、光信号の周波数偏移Δfを、送信さ
れている信号のビットレートの約半分に対応させること
である。すなわち、2.5Gb/sのビットレートに対
して1.25GHzにする。こうして、シンボルyk
外部の値、すなわち±1に対応する周波数の間におい
て、経路18上の光信号の総周波数偏移2Δfが、ビッ
ト(またはシンボル)レートに対応するようにする。す
なわち、2.5Gb/sのビットレートに対して2.5
GHzとなる。以下の記述ではこのような選択を仮定す
るが、周波数偏移の他の選択を行うことも可能である。
【0042】上記の記述から、特性(a)、(b)およ
び(c)のすべてが、符号器10の符号化によって提供
されるので、経路18上のFM光信号を生成するための
レーザ16の直接変調は、前述したように、高ビットレ
ート信号の長距離光伝送について、いくつかの重要な制
限因子を実質的に低減する。
【0043】上記に記述され、図1に示されるように、
光路18上のFM光信号は、光学干渉フィルタ20に供
給され、光学干渉フィルタ20からの出力光信号は、オ
プションの光学フィルタ24および光路22を介して、
最終的には光信号受信機(図1には図示せず)に供給さ
れる。以下の記述では、フィルタ24が存在して図1に
示される光路22上に位置すると仮定するが、前述した
ように、代替的にはこのフィルタ24を省略してもよ
く、または光路18上に提供するようにしてもよい。よ
り一般的には、図1の光信号送信機において、フィルタ
20および24と、光路18および22は、すべて直列
に光路上に存在するので、これらを、所望の順番または
方法で提供することができる。このように、フィルタ2
0および24(存在するならば)は、図1に示されるよ
うに、光信号送信機の一部として提供されるのが好まし
い。代替的に、それらのいずれかまたは両方を、光路2
2の受信端に設けることもできる。この明細書では、用
語「光送信機」を、これらのことを含むものとして使用
する。
【0044】図5に概略的に示されるように、干渉フィ
ルタ20は、経路18上の光信号が供給される光スプリ
ッタ50を備えるマッハ−ツェンダー(MZ)干渉計の
形態であるのが望ましい。光コンバイナ52は、光信号
を光路22に提供する。また、光スプリッタ50および
光コンバイナ52の間に、経路54および56が提供さ
れ、その間に、相対光信号遅延すなわち差分光信号遅延
58がある。既知であるように、そのような干渉フィル
タは、光信号遅延58が光信号の波長の整数倍であり、
結合される信号間にゼロの位相差を生成するときは最大
の強め合いの干渉を、光信号遅延58が光信号の[波長
の整数倍+半波長](すなわち、半波長の奇数倍)であ
り、結合される信号間に±πの位相差を生成するときは
最大の弱め合いの干渉を、経路54および56の光信号
から、経路22に供給される光信号のためのコンバイナ
52に提供する。これらの強め合いおよび弱め合いの干
渉は、これらの限界と限界の間で光信号伝送における正
弦波の変動を伴う。
【0045】図6は、光信号の周波数を変化させて、所
与の光信号遅延58に対する、干渉フィルタ20によっ
て伝送される光信号の振幅におけるこの正弦波の変動を
示す。光信号遅延58は、最適には、経路18上の光信
号の総周波数偏移2Δfの逆数である遅延Tを提供する
ので、図6に示されるように、この正弦波変動の周期
は、(図6の周波数スケールについて)2Δf=1/T
である。上記の例では、2Δf=2.5GHzであり、
よって光信号遅延T=400psである(前述した選択
を考慮すると、これは、伝送される電気信号のビットま
たはシンボル周期でもある)。
【0046】また、光信号遅延Tは、中心周波数f0に
おいて、光信号の[波長の整数倍+半波長]にちょうど
等しいよう決定されるので、最大の弱め合いの干渉があ
り、図6の点Cに示されるように、この周波数におい
て、経路22に伝送される光信号の最小振幅を生成す
る。したがって、シンボルykの±1値の周波数に対応
する光信号周波数f0±Δfにおいて、干渉フィルタ2
0は最大の強め合いの干渉を提供し、よって、図6の点
AおよびBに示されるように最大の光信号伝送を提供す
る。結果として、干渉フィルタに供給される光信号のF
Mは、経路22に接続された干渉フィルタ20の出力に
おいて生成された光信号の振幅変調(AM)に変換さ
れ、点Cにおける最小振幅は、シンボルykのゼロ値お
よびビットxkのゼロ値に対応し、点AおよびBにおけ
る最大振幅は、シンボルykの±1値およびビットxk
1値に対応する。したがって、干渉フィルタ20の出力
において生成され、光路22を介して伝送される光信号
を、光受信機において直接的に振幅検出し、さらなる処
理も復号化も行うことなく、2進入力信号を直接的に復
元することができるのがわかる。
【0047】オプションの光学フィルタ24は、周波数
f0に中心が置かれた、たとえばガウス形の通過帯域を
持ち、たとえば4Δf(5GHz)のFWHM(半波高
全幅値)帯域幅を持つインライン型の光学フィルタであ
り、図6に示されるように、干渉フィルタ20によって
伝送される光信号の振幅における正弦波変動の2つの周
期を含む。こうして、このオプションの光学フィルタ2
4は、経路22を介して伝送される光信号の周波数を、
約f0±2Δfの所望の周波数領域に制限するよう動作
する。
【0048】代わりに、中心周波数f0を、干渉フィル
タ20の正弦波変動の最大の強め合い干渉点に対応させ
て、干渉フィルタ20によって生成される光信号を反転
することができるのは、明らかである(最大光信号の振
幅が0ビットを表し、最小光信号の振幅が1ビットを表
す)。また、上記の形態は、FMからAMに変換するの
に(より正確にいうと、FMからAMを生成する。なぜ
なら、干渉フィルタ20の出力信号は、振幅および周波
数の両方で変調されるからである)、理想的かつ最適な
干渉フィルタの動作を表すことがわかる。なぜなら、F
M光信号は、瞬時には変化しないが、ビットまたはシン
ボル周期tのできる限りの重要な部分にわたって徐々
に、すなわち周波数f0、f0−Δfおよびf0+Δf
の間で徐々に変化することができるので、理想的であ
る。また、干渉フィルタ応答の正弦波変動の最大および
最小に対するこれらの周波数f0、f0−Δfおよびf
0+Δfの変動、および異なる応答が、経路22上にな
お有用なAM光信号を提供しながら存在することができ
るので、最適である。この異なる応答は、中心周波数f
0に関して非対称であることができ、異なる種類の干渉
フィルタ20で発生してもよい。
【0049】上記のような最適な動作は、レーザ16の
中心周波数f0の維持、および干渉フィルタ20の遅延
Tに依存するので、中心周波数f0が、干渉フィルタに
おける最大の弱め合いの干渉すなわちπの位相変化に対
応して、最小の光信号の振幅を生成するようにする(す
なわち、代替の反転した場合には、最大の強め合いの干
渉すなわちゼロの位相変化に対応し、最大の光信号の振
幅を生成する)。これを、任意の所望な方法で行うこと
がてき、典型的には、熱安定性のためのレーザ16およ
び干渉フィルタ20の温度制御、およびフィードバック
ループを介したレーザ16のバイアス電流の制御を行
い、中心周波数f0の精密な制御を提供する。
【0050】例として図7を参照すると、図7は、この
目的のために提供された追加の制御ループを備える図1
の光送信機を示す。図7に示されるように、低周波(L
F)ディザソース(dither source)70は、付加的な非
常に小さい(たとえば、0.05%)振幅変調をレーザ
16に供給し、同期式光検波器72は、これを検出する
よう動作する。検波器72の光入力は、干渉フィルタ2
0の出力に結合され、より具体的には、図5に接続され
ないで示されている光信号コンバイナ52の第2の出力
分岐に結合される。制御ユニット74は、同期式検波器
72の出力に応答して、バイアス電流を制御し、よって
レーザ16の中心周波数を制御して、検出されるディザ
の強度を最大にする。このことは、中心周波数f0にお
ける、この第2の出力分岐への光信号の最大結合に対応
し、よって、この周波数における、干渉フィルタ20か
ら経路22への光信号の最小結合に対応する。このよう
な制御ループを、それぞれのレーザについて直交ディザ
を使用して、以下に記述するようなアレイ伝送システム
におけるそれぞれのレーザの中心周波数に適用すること
ができる。他のおよび代替的な制御ループ構成を、同様
の目的および効果のために設けることができる。
【0051】上記の光送信機は、図8によって示される
ように、たとえばアレイ伝送システムで使用するよう特
に適合される。
【0052】図8に示されるように、たとえば2.5G
b/sの高ビットレートのN個の2進信号のそれぞれ
は、N個のMDB符号器80に供給され、簡略化のため
そのうちの2つのみが示されている。たとえば、N=4
0の場合、図8のシステムは、合計して100Gb/s
の伝送容量を提供し、これは1バンドルと呼ばれる。こ
のような10バンドルを、波長分割多重(WDM)を使
用して多重化し、1Tb/sの総伝送容量を提供するこ
とができる。それぞれの符号器80の出力は、上記の方
法で、N個のDFB半導体レーザ81のそれぞれを直接
的に変調するのに使用され、それによって、N個の光路
82上にそれぞれの光信号を生成する。N個のレーザ8
1は、たとえば5GHz刻みに互いに異なる中心周波数
を持ち、たとえば200GHzの周波数帯域にわたって
N個の光チャネルを提供する。
【0053】これらの光チャネルは、アレイ導波路(ar
ray waveguide;array WG)マルチプレクサまたはコン
バイナ83によって1つの光路84に結合され、この光
路84は、前述したようにMZ干渉計によって構成され
る1つの干渉フィルタ85につながっている。フィルタ
85は、上記の光チャネルのAMを生成し、それらを光
路86に供給する。光路86を、(図8では、はっきり
と示されていない)WDMを使用して、他のバンドルを
同時に運ぶ長距離シングルモードの光ファイバによって
構成することができる。
【0054】制御ユニット87は、干渉フィルタ85の
第2の出力分岐から導き出された光信号に依存して、N
個のレーザ81の中心周波数の直交制御を提供する。こ
の直交制御を、たとえば図7を参照して記述した方法で
提供することができ、または干渉フィルタ85のこの第
2の出力分岐を、デマルチプレクサを形成する他のアレ
イ導波路(図示せず)を介して、それぞれの制御ループ
光検波器(図示せず)に結合することにより、N個のレ
ーザのそれぞれについて別個に提供することもできる。
【0055】光路86の受信端において、他のアレイ導
波路コンバイナ88は、デマルチプレクサを形成し、光
チャネルを分離してそれぞれの光信号振幅検出器89に
供給し、この光信号振幅検出器89から、N個の2進信
号が直接的に復元される。
【0056】光チャネルを結合または分離するよう動作
するアレイ導波路83および88のそれぞれは、たとえ
ば、1991年9月の「IEEE Photonics Technology Letter
s」のVol. 3, No. 9のページ812〜815に記載されたC. D
ragoneの「An N x N OpticalMultiplexer Using a Plan
ar Arrangement of Two Star Couplers(2つのスター
カプラーのプラーナ構成を使用したN×Nの光マルチプ
レクサ)」のような、当該技術分野で既知の原理を使用
して、伝送カプラーによって構成されるのが良い。ま
た、本質的にそのようなカプラーは、それぞれの光チャ
ネルについて、前述した図1のフィルタ24の機能に対
応する光チャネルのフィルタリング機能を提供する。し
たがって別個の光フィルタ24は、図8のシステムでは
必要とされない。
【0057】図8の光伝送システムは、単一光チャネル
について図1から図7を参照して前述した有利さを取り
入れて(特に、直接変調を使用して)、外部変調器のコ
ストおよびリスクを回避するだけでなく、チャネル・フ
ィルタリングを実行する既知の導波路アレイコンバイナ
83および88を使用して、N個のチャネルに対して単
一の干渉フィルタ85を用い、受信機において直接検出
およびバイナリ信号の復元を行うことができるというこ
とも、特に有利な点である。このように、図8のシステ
ムは、既知のアレイ伝送システムと比較して、実質的な
有利さを提供する。
【0058】前述したように、レーザは直接的に周波数
変調され、FMは変換されて光信号のAMを生成するけ
れども、この発明の原理を、光学的に2レベルのAMに
変換することのできる光信号の他のパラメータの3レベ
ル変調にも適用することができ、また、変調されていな
いソースによって光信号を生成し、そのそれぞれのパラ
メータを外部的に変調する光伝送システムにも適用する
ことができる。たとえば、光信号の偏光を、3レベルの
符号化信号によって直接変調または外部変調することが
でき、変調された信号を、偏光フィルタを使用して光学
的にフィルタリングすることにより、AM光信号に変換
することができる。
【0059】例として、図9は、変調されていない半導
体レーザのような、光ソース90からの光信号が、偏光
変調器92および偏光フィルタ94を介して経路22に
結合される光送信機を示す。ライン12上の2進入力信
号は、上記と同じ方法で3レベル符号器10によって符
号化され、符号器10の出力は、偏光変調器92に供給
されて、3レベルに従って光信号の偏光を制御する。た
とえば、変調器92の出力において、符号化された3レ
ベル信号のゼロ値は、光信号の水平偏光を生成し、1値
は光信号の垂直偏光を生成する。この場合、垂直偏光で
光信号を通過させ、水平偏光で抑制するよう、偏光フィ
ルタ94を方向づけることができ、これによって、偏光
変調を、経路22に供給される光信号の振幅変調に変換
する。図9には1つのチャネルについて示されているけ
れども、そのような代替の構成を、アレイ伝送システム
のために多重化することができる。
【0060】こうして、この発明の特定の実施形態を詳
細に説明したけれども、上記のものの代替および他の非
常に多くの修正、変更および適応を、特許請求の範囲か
ら逸脱することなく実施することができる。
【0061】
【発明の効果】比較的技術的複雑さが低く、比較的コス
トがかからない、アレイ伝送に適切または有利な方法
で、長距離にわたる高速信号の光信号伝送を容易にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に従う、光信号送信機の概
略的なブロック図。
【図2】様々な符号化機能について既知の振幅スペクト
ルを示す図。
【図3】様々な符号化機能について既知の振幅スペクト
ルを示す図。
【図4】既知のモディファイド・デュオバイナリのプリ
コーダおよび符号器を概略的に示す図。
【図5】図1の送信機の干渉フィルタの形態を概略的に
示す図。
【図6】図5の干渉フィルタの動作を説明するのに参照
される振幅変調の図。
【図7】この発明の実施形態に従う、追加の制御ループ
を備える図1の光信号送信機を概略的に示す図。
【図8】この発明の実施形態に従うアレイ伝送システム
を概略的に示す図。
【図9】この発明の代替の実施形態に従う、アレイ伝送
システムを概略的に示す図。
【符号の説明】
10 符号器 16 レーザ 20 干渉フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/00 H04L 27/02 27/10 (72)発明者 キム・ビー・ロバーツ カナダ、ケー2アール、1シー6、オンタ リオ、ネピアン、ミッション・イン・グロ ーブ 10 (72)発明者 モーリス・エス・オサリバン カナダ、ケー1ワイ、0エス5、オンタリ オ、オタワ、ジュリアン・アベニュー 24 (72)発明者 リチャード・アール・へイベル カナダ、ケー2ケー、2エヌ5、オンタリ オ、カナタ、ラングフォード・クレセント 40

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2進信号を表す、振幅変調された光信号を
    生成する方法であって、 2進信号を符号化して、該2進信号の第1の状態を表す
    2つの外側のレベルおよび該2進信号の第2の状態を表
    す中間レベルを持つ3レベルの符号化信号を生成するス
    テップと、 前記3レベルの符号化信号に従って、周波数変調された
    光信号を生成するステップと、 前記周波数変調された光信号を、該信号の周波数に従っ
    て光学的に変換し、前記2進信号の第1の状態および第
    2の状態を表す振幅変調された光信号を生成するステッ
    プと、 を含む振幅変調された光信号を生成する方法。
  2. 【請求項2】前記周波数変調された光信号を生成するス
    テップが、前記符号化信号によって半導体レーザを直接
    変調するステップを含む請求項1に記載の光信号を生成
    する方法。
  3. 【請求項3】前記周波数変調された光信号を光学的に変
    換するステップが、前記2進信号の2つの状態を表す異
    なる光信号の周波数に対して強め合いおよび弱め合いの
    干渉を生成する2つの経路を持つ干渉フィルタを介し
    て、前記光信号を伝達するステップを含む請求項2に記
    載の光信号を生成する方法。
  4. 【請求項4】前記2進信号の1およびゼロビットが、前
    記周波数変調された光信号のそれぞれの周波数によって
    表され、前記干渉フィルタが、前記それぞれの周波数に
    ついて、強め合いおよび弱め合いの干渉をそれぞれ提供
    するようにした請求項3に記載の光信号を生成する方
    法。
  5. 【請求項5】前記2進信号のゼロビットに対する前記干
    渉フィルタの最大の弱め合いの干渉について、前記周波
    数変調された光信号の中心周波数を制御するステップを
    含む請求項4に記載の光信号を生成する方法。
  6. 【請求項6】前記干渉フィルタの2つの経路が、前記2
    進信号のビット周期と同じオーダーの、光信号の時間遅
    延差を提供するようにした請求項3に記載の光信号を生
    成する方法。
  7. 【請求項7】前記符号化するステップが、係数(1−
    D)および(1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算
    子)に従って、前記2進信号を符号化するようにした請
    求項3に記載の光信号を生成する方法。
  8. 【請求項8】前記符号化するステップが、前記2進信号
    のモディファイド・デュオバイナリ符号化およびプリコ
    ード化を含むようにした請求項3に記載の光信号を生成
    する方法。
  9. 【請求項9】前記符号化するステップが、係数(1−
    D)および(1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算
    子)に従って、前記2進信号を符号化するようにした請
    求項2に記載の光信号を生成する方法。
  10. 【請求項10】前記符号化するステップが、前記2進信
    号のモディファイド・デュオバイナリ符号化およびプリ
    コード化を含むようにした請求項2に記載の光信号を生
    成する方法。
  11. 【請求項11】前記符号化するステップが、係数(1−
    D)および(1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算
    子)に従って、前記2進信号を符号化するようにした請
    求項1に記載の光信号を生成する方法。
  12. 【請求項12】前記符号化するステップが、前記2進信
    号のモディファイド・デュオバイナリ符号化およびプリ
    コード化を含むようにした請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】複数の光学的に多重化された、振幅変調
    された光信号を生成するステップを含む、複数の2進信
    号を伝送する方法であって、 前記振幅変調された光信号のそれぞれは、請求項3の方
    法によって生成され、前記複数の2進信号のそれぞれを
    表しており、 前記2進信号を符号化するステップおよび前記周波数変
    調された光信号を生成するステップが、それぞれの2進
    信号について個々に実行され、異なる中心周波数を持つ
    それぞれの周波数変調された光信号を生成し、 該方法は、前記周波数変調された光信号を光学的に結合
    するステップを含み、該周波数変調された光信号を光学
    的に変換するステップが、1つの干渉フィルタを使用し
    て、前記結合された、周波数変調された光信号に対して
    実行されるようにした方法。
  14. 【請求項14】前記周波数変調された光信号を光学的に
    結合するステップが、それぞれの周波数チャネルに従っ
    て、前記周波数変調された光信号を光学的にフィルタリ
    ングするステップを含む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】それぞれの2進信号の1およびゼロビッ
    トが、それぞれの周波数変調された光信号のそれぞれの
    周波数によって表され、干渉フィルタが、該それぞれの
    周波数について、強め合いおよび弱め合いの干渉をそれ
    ぞれ提供するようにした請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】それぞれの2進信号のゼロビットに対す
    る前記干渉フィルタの最大の弱め合いの干渉について、
    前記それぞれの周波数変調された光信号の中心周波数を
    制御するステップを含む請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記符号化するステップが、係数(1−
    D)および(1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算
    子)に従って、前記それぞれの2進信号を符号化するよ
    うにした請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】前記符号化するステップが、それぞれの
    2進信号のモディファイド・デュオバイナリ符号化およ
    びプリコード化を含むようにした請求項14に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】2進信号を表す、振幅変調された光信号
    を生成する方法であって、 前記2進信号を符号化して、該2進信号の第1の状態を
    表す2つの外側のレベルおよび該2進信号の第2の状態
    を表す1つの中間レベルを持つ3レベルの符号化信号を
    生成するステップと、 前記3レベルの符号化信号に従って変調された偏光で光
    信号を生成するステップと、 該偏光に従って前記光信号をフィルタリングし、前記2
    進信号の第1および第2の状態を表す第1および第2の
    振幅を持つ振幅変調された光信号を生成するステップ
    と、 を含む光信号を生成する方法。
  20. 【請求項20】前記2進信号の1およびゼロビットが、
    前記変調された光信号の直交偏光によって表され、前記
    光信号をフィルタリングするステップが、該直交偏光に
    よって表された変調された光信号に対して、相対的な伝
    送および減衰をそれぞれ提供するようにした請求項19
    に記載の方法。
  21. 【請求項21】前記符号化するステップが、係数(1−
    D)および(1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算
    子)に従って、前記2進信号を符号化する請求項19に
    記載の方法。
  22. 【請求項22】前記符号化するステップが、前記2進信
    号のモディファイド・デュオバイナリ符号化およびプリ
    コード化を含むようにした請求項19に記載の方法。
  23. 【請求項23】2進信号を符号化して、該2進信号の第
    1の状態を表す2つの外側のレベルおよび該2進信号の
    第2の状態を表す1つの中間レベルを持つ3レベルの符
    号化信号を生成する符号器と、 前記符号化信号によって直接変調され、周波数変調され
    た光信号を生成する半導体レーザと、 前記周波数変調された光信号が供給され、前記周波数変
    調された光信号の異なる周波数における強め合いおよび
    弱め合いの干渉によって振幅変調された光信号を生成す
    る光学干渉フィルタと、 を備える光信号送信機。
  24. 【請求項24】前記干渉フィルタが、前記2進信号の1
    およびゼロビットをそれぞれ表す周波数変調された光信
    号のそれぞれの周波数について、強め合いおよび弱め合
    いの干渉を提供するようにした請求項23に記載の光信
    号送信機。
  25. 【請求項25】前記2進信号のゼロビットに対する前記
    干渉フィルタの最大の弱め合いの干渉について、前記周
    波数変調された光信号の中心周波数を制御する制御ルー
    プを備える請求項24に記載の光信号送信機。
  26. 【請求項26】前記干渉フィルタが、前記2進信号のビ
    ット周期と同じオーダーの遅延差を提供する2つの光信
    号経路を持つようにした請求項23に記載の光信号送信
    機。
  27. 【請求項27】前記符号器が、係数(1−D)および
    (1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算子)に従っ
    て、前記2進信号を符号化するようにした請求項23に
    記載の光送信機。
  28. 【請求項28】前記符号器が、モディファイド・デュオ
    バイナリ符号器およびプリコーダを備えるようにした請
    求項23に記載の方法。
  29. 【請求項29】それぞれの2進信号を符号化して、該そ
    れぞれの2進信号と比較して低減された帯域幅およびd.
    c.成分を持つ、それぞれの3レベルの符号化信号を生成
    する複数のN個の符号器と、 それぞれの符号化信号によってそれぞれ直接的に変調さ
    れ、異なる周波数領域を持つN個の周波数変調された光
    信号のそれぞれを生成するN個の半導体レーザと、 前記周波数変調された光信号を、該光信号のそれぞれの
    周波数領域において結合するよう構成された光コンバイ
    ナと、 前記結合された、周波数変調された光信号が供給され、
    該それぞれの周波数変調された光信号の異なる周波数に
    おける強め合いおよび弱め合い干渉によって、光信号の
    振幅変調を、前記それぞれの周波数領域のそれぞれにお
    いて生成する光学干渉フィルタとを備え、 前記振幅変調が、前記それぞれの2進信号の2進状態を
    表す2つの状態を提供するようにした光伝送システム。
  30. 【請求項30】それぞれの2進信号の1およびゼロビッ
    トが、それぞれの周波数変調された光信号のそれぞれの
    周波数によって表され、前記干渉フィルタが、それぞれ
    の光信号について強め合いおよび弱め合いの干渉をそれ
    ぞれ提供するようにした請求項29に記載の光伝送シス
    テム。
  31. 【請求項31】前記それぞれの2進信号のゼロビットに
    対する前記干渉フィルタの最大の弱め合い干渉につい
    て、前記それぞれの周波数変調された光信号の中心周波
    数を制御する制御手段を備える請求項30に記載の光伝
    送システム。
  32. 【請求項32】前記それぞれの符号器が、係数(1−
    D)および(1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算
    子)に従って、前記それぞれの2進信号を符号化するよ
    うにした請求項29に記載の光伝送システム。
  33. 【請求項33】それぞれの符号器が、モディファイド・
    デュオバイナリ符号器およびプリコーダを備えるように
    した請求項29に記載の光伝送システム。
  34. 【請求項34】2進信号を符号化して、該2進信号と比
    較して低減された帯域幅およびd.c.成分を持つ3レベル
    の符号化信号を生成する符号器と、 前記3レベルの符号化信号に従って、光信号の偏光を変
    調するよう構成された変調器と、 前記偏光に従って前記光信号をフィルタリングし、前記
    2進信号の第1および第2の状態を表す第1および第2
    の振幅を持つ振幅変調された光信号を生成するよう構成
    された偏光フィルタと、 を備える光信号送信機。
  35. 【請求項35】前記2進信号の1およびゼロビットが、
    前記変調された光信号の直交偏光によって表され、前記
    フィルタが、前記直交偏光によって表された光信号に対
    して、相対的な伝送および減衰をそれぞれ提供するよう
    にした請求項34に記載の光信号送信機。
  36. 【請求項36】前記符号器が、係数(1−D)および
    (1+D)を持つ多項式(Dは、遅延演算子)に従っ
    て、前記それぞれの2進信号を符号化するようにした請
    求項34に記載の光伝送システム。
  37. 【請求項37】前記符号器が、モディファイド・デュオ
    バイナリ符号器およびプリコーダを備えるようにした請
    求項19に記載の光信号送信機。
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