JP2000312322A - テレビ - Google Patents

テレビ

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JP2000312322A
JP2000312322A JP2000074659A JP2000074659A JP2000312322A JP 2000312322 A JP2000312322 A JP 2000312322A JP 2000074659 A JP2000074659 A JP 2000074659A JP 2000074659 A JP2000074659 A JP 2000074659A JP 2000312322 A JP2000312322 A JP 2000312322A
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JP
Japan
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substrate
thin film
film transistor
pixel circuit
electrically connected
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Application number
JP2000074659A
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English (en)
Inventor
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Akira Mase
晃 間瀬
正明 ▲ひろ▼木
Masaaki Hiroki
Yasuhiko Takemura
保彦 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビを提供する。 【解決手段】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
と、前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを
有する画素回路と、前記画素回路に電気的に接続された
リードと、前記第1の基板上に形成された保護回路と、
前記画素回路上に形成された平坦化膜と、前記第2の基
板上に形成されたITOと、前記第1および第2の基板
の間に狭持された液晶組成物と、前記リードに電気的に
接続されたTAB形状の駆動ICと、 を有するテレビ
であって、前記保護回路は、ITOを有することを特徴
とするテレビ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、駆動用スイッチング素子
として薄膜トランジスタ(以下TFTという)を使用し
た液晶電気光学装置における画像表示方法において、特
に中間的な色調や濃淡の表現を得るための階調表示方法
に関するものである。本発明は、特に、外部からいかな
るアナログ信号をもアクティブ素子に印加することな
く、階調表示をおこなう、いわゆる完全デジタル階調表
示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶組成物はその物質特性から、分子軸
に対して水平方向と垂直方向に誘電率が異なるため、外
部の電界に対して水平方向に配列したり、垂直方向に配
列したりさせることが容易にできる。液晶電気光学装置
は、この誘電率の異方性を利用して、光の透過光量また
は散乱量を制御することでON/OFF、すなわち明暗
の表示をおこなっている。液晶材料としては、TN(ツ
イステッド・ネマティック)液晶、STN(スーパー・
ツイステッド・ネマティック)液晶、強誘電性液晶、ポ
リマー液晶あるいは分散型液晶とよばれる材料が知られ
ている。液晶は外部電圧に対して、無限に短い時間に反
応するのではなく、応答するまでにある一定の時間がか
かることが知られている。その値はそれぞれの液晶材料
に固有で、TN液晶の場合には、数10msec、ST
N液晶の場合には数100msec、強誘電性液晶の場
合には数100μsec、分散型あるいはポリマー液晶
の場合には数10msecである。
【0003】液晶を利用した電気光学装置のうちでもっ
とも優れた画質が得られるものは、アクティブマトリク
ス方式を用いたものであった。従来のアクティブマトリ
クス型の液晶電気光学装置では、アクティブ素子として
薄膜トランジスタ(TFT)を用い、TFTにはアモル
ファスまたは多結晶型の半導体を用い、1つの画素にP
型またはN型のいずれか一方のみのタイプのTFTを用
いたものであった。即ち、一般にはNチャネル型TFT
(NTFTという)を画素に直列に連結している。そし
て、マトリクスの信号線に信号電圧を流し、それぞれの
信号線の直交する箇所に設けられたTFTに双方から信
号が印加されるとTFTがON状態となることを利用し
て液晶画素のON/OFFを個別に制御するものであっ
た。このような方法によって画素の制御をおこなうこと
によって、コントラストの大きい液晶電気光学装置を実
現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアクティブマトリクス方式では、明暗や色調といっ
た、階調表示をおこなうことは極めて難しかった。従
来、階調表示は液晶の光透過性が、印加される電圧の大
きさによって変わることを利用する方式が検討されてい
た。これは、例えば、マトリクス中のTFTのソース・
ドレイン間に、適切な電圧を周辺回路から供給し、その
状態でゲイト電極に信号電圧を印加することによって、
液晶画素にその大きさの電圧をかけようとするものであ
った。
【0005】しかしながら、このような方法では、例え
ば、TFTの不均質性やマトリクス配線の不均質性のた
めに、実際には液晶画素にかかる電圧は、各画素によっ
て、最低でも数%も異なってしまった。これに対し、例
えば、液晶の光透過度の電圧依存性は、極めて非線型性
が強く、ある特定の電圧で急激に光透過性が変化するた
め、たとえ数%の違いでも、光透過性が著しく異なって
しまうことがあった。そのため、実際には16階調を達
成することが限界であった。
【0006】このように階調表示が困難であるというこ
とは、液晶ディスプレー装置が従来の一般的な表示装置
であるCRT(陰極線管)と競争してゆく上で極めて不
利であった。
【0007】本発明は従来、困難であった階調表示を実
現させるための全く新しい方法を提案することを目的と
するものである。
【0008】
【問題を解決するための手段】さて、液晶にかける電圧
をアナログ的に制御することによって、その光透過性を
制御することが可能であることを先に述べたが、本発明
人らは、液晶に電圧のかかっている時間を制御すること
によって、視覚的に階調を得ることができることを見出
した。
【0009】例えば、代表的な液晶材料であるTN(ツ
イステッド・ネマチック)液晶を用いた場合において、
例えば、図1に示されている各種のパルスを液晶画素に
印加することによって、明るさを変化させることが可能
であることを見出した。すなわち、図1の“1”、
“2”、・・・“15”という順に段階的に明るくする
ことができる。すなわち、図1の例では16階調の表示
が可能である。このとき、“1”では、1単位の長さの
パルスが印加される。また、“2”では、2単位の長さ
のパルスが印加される。“3”では、1単位のパルスと
2単位のパルスが印加され、結果として3単位の長さの
パルスが印加される。“4”では、4単位の長さのパル
スが印加され、“5”では、1単位のパルスと4単位の
パルス、“6”では、2単位のパルスと4単位のパルス
が、それぞれ印加される。さらに、8単位の長さのパル
スを用意することによって、最大で15単位の長さのパ
ルスまで得ることができる。
【0010】すなわち、1単位、2単位、4単位、8単
位という4種類のパルスを適切に組み合わせることによ
って、24 =16階調の表示が可能となる。さらに、1
6単位、32単位、64単位、128単位というよう
に、多くのパルスを用意することによって、それぞれ、
32階調、64階調、128階調、256階調という高
階調表示が可能となる。例えば、256階調を得るため
には、8種類のパルスを用意すればよい。
【0011】また、図1の例では、画素に印加される電
圧の持続時間は、最初T1 、次が2T1 、その次が4T
1 というように等比数列的に増大するように配列した例
を示したが、これは例えば、図3のように、最初T1
次に8T1 、その次に2T1、最後に4T1 としてもよ
い。このように配列せしめることによって、表示装置に
データを伝送する装置の負担を減らすことができる。
【0012】本発明を実施せんとすれば、液晶材料とし
ては、TN液晶やSTN液晶、強誘電性液晶、分散型
(ポリマー)液晶が適している。また、1単位のパルス
幅は、どの液晶材料を選択するかによって微妙に異なる
が、TN液晶材料の場合には、10nsec以上が適し
ていた。
【0013】さらに本発明を実施するには、例えば、図
4に示すようなTFTを用いたマトリクス回路を組めば
よい。図4に示した回路は従来のアクティブマトリクス
で用いられていたものとは異なり、CMOSバッファー
回路を変形して、そのスイッチング素子に用いたもので
ある。
【0014】図4には、4つの変形バッファー回路が描
かれている。各変形バッファー回路は少なくとも2つの
NTFTと少なくとも2つのPTFTから構成される。
TFTの数は、不良が存在した場合に備えて、さらに増
やしても構わない。この回路ではまず、中央部の1組の
NTFTとPTFTのゲイト電極が接続され、さらに信
号線Xn に接続され、また、このNTFTとPTFTの
ソースあるいはドレインの一方は互いに接続され、これ
は画素Zn,m の電極に接続される。この状態は通常の相
補型電界効果素子(CMOS)と同じである。このNT
FTおよびPTFTの他方のソースあるいはドレイン
は、それぞれ、第2のPTFT、NTFTのソースある
いはドレインに接続されている。また、この第2のPT
FT、NTFTの他方のソースあるいはドレインは、そ
れぞれ、信号線Ym とYm+1 に接続されている。さら
に、第2のPTFT、NTFTのゲイト電極は、それぞ
れ、信号線Ym+1 とYm に接続されている。以下では、
信号線X1,2,..N を、集合的に、あるいは個別にX
線とよび、信号線Y1,2,..M を、集合的に、あるい
は個別にY線とよぶ。
【0015】また、図では画素のキャパシタと並列に人
為的にキャパシタが挿入されている。このとき挿入され
たキャパシタは、画素が自然放電によって、画素の電圧
が降下することを抑制する作用を有する。画素の電圧の
降下速度は画素のばらつきによって決定されるから、特
に本発明のように、画素に印加される電圧が一定のもの
として階調表示をおこなおうとする発明においては、画
質の低下を招くものである。しかしながら、このように
画素に並列にキャパシタを挿入することにより、画素の
ばらつきによる電圧効果は著しく抑えることができ、高
画質を得ることができる。
【0016】また、液晶セル等の画素に、例えば、テト
ラフルオロエチレンやポリビニリデンフルオライドの有
機強誘電性材料を含有せしめることにより、画素の静電
容量を増大せしめ、よって画素の放電の時定数を増大せ
しめることにより、このような人為的なキャパシタをも
うけることなく、高画質を得ることも可能である。
【0017】もちろん、画素の放電が充分に小さけれ
ば、このような人為的なキャパシタは不要である。特
に、過大な静電容量の存在は、充電・放電の動作に時間
がかかり、本発明を実施するにおいて望ましいものでな
い。画素の放電を小さくするには、例えば、TFTのO
FF抵抗を大きくし、リーク電流を減らすことと、液晶
等の画素自身の電極間抵抗を充分大きくすることが必要
である。特に後者の目的には、画素電極を窒化珪素、酸
化珪素、酸化タンタル、酸化アルミニウム等の絶縁性材
料で被覆してしまうことが有効である。
【0018】このような回路において、各TFTのゲイ
ト電圧やソース・ドッレイン電圧をコントロールするこ
とによって、画素に印加される電圧のON/OFFを制
御することができる。図4の例ではマトリクスは480
×640ドットであるが、煩雑さをさけるため、そのう
ちのn行m列近傍のみを示した。これと同じものを上下
左右に展開すれば完全なものが得られる。この回路の動
作例を図2に示す。Y線には、図2に示すように、順番
に矩形パルス信号が印加されてゆく。一方、X線にも、
複数のパルスからなる信号が印加されてゆく。このパル
ス列には、1単位の時間T1 中に、480個の情報が含
まれている。
【0019】以下では、4つの画素Zn,m 、Zn,m+1
n+1,m 、Zn+1,m+1 に注目する。これらの画素には、
例えばZn,m を例にとれば、Xn が正の電位、あるいは
もっと一般的な表現を使用すれば、高電位状態(VH
であり、かつ、Ym もVH であれば、画素電極はVH
なる。一方、Ym がVL であれば、Xn の状態の如何に
関わらず、画素には何ら変化は生じない。したがって、
この4つの画素に関しては、信号線Xn とXn+1 、およ
びYm とYm+1 に注目すればよい。
【0020】図に示すように、矩形パルスがYm に印加
され、VH 状態になった場合を考える。今、4つの画素
に注目しているので、Xn およびXn+1 のそのときの状
態に注目すればよい。このとき、Xn はVH 、Xn+1
L であるので、結局、画素Zn,m はVH 、画素Z
n+1,m はVL となる。そして、X線に次の信号を加える
より早く、Y線をVL とすれば、画素の電圧状態は、画
素のキャパシタによって維持されるので、画素Zn,m
H を保つ。以後、次にYm がVH となるまで、基本的
には、それぞれの画素の状態が持続する。ついで、Y
m+1 にパルスが印加される。図に示されているように、
そのときにはXn はVL 、Xn+1 はVH であるので、画
素Zn,m+1 はVL 、画素Zn+1,m+1 はVH となる。そし
て、先に述べたのと同様に、それぞれの状態は維持され
る。
【0021】次に、先にYm にパルスが印加されてか
ら、時間T1 後に、再び、Ym にパルスが印加されたと
きには、Xn はVL 、Xn+1 はVH であるので、画素Z
n,m はVL に、画素Zn+1,m はVH に、それぞれ状態が
変化する。さらに、Ym+1 にパルスが印加される。この
とき、図に示されているように、Xn もXn+1 もVH
あるので、画素Zn,m+1 も画素Zn+1,m+1 もVH とな
る。このとき、画素Zn+1, m+1 はVH を継続することと
なる。
【0022】その後、時間2T1 後に、3回目のパルス
がYm に印加される。そのときには、Xn もXn+1 もV
H であるので、画素Zn,m はVL からVH に変化し、画
素Z n+1,m はVH を継続することとなる。さらに、Y
m+1 にパルスが印加される。そのときには、Xn もX
n+1 もVL であるので、画素Zn,m+1 も画素Zn+1,m+1
もVL となる。
【0023】その後、時間4T1 後に、4回目のパルス
がYm に印加される。そのときには、Xn もXn+1 もV
L であるので、画素Zn,m も画素Zn+1,m もVL とな
る。さらに、Ym+1 にパルスが印加されるが、やはり、
n もXn+1 もVL であるので、画素Zn,m+1 も画素Z
n+1,m+1 もVL のままである。
【0024】このようにして、1周期が完了する。この
間、各Y線には、4個のパルスが印加され、各X線には
3×640=1920の情報信号が印加される。また、
この1周期の時間は8T1 であり、T1 としては、例え
ば、10nsec〜10msecが適当である。そし
て、各画素に注目してみれば、画素Zn,m には、時間T
1 のパルスと4T1 のパルスが印加され、視覚的には5
1 のパルスが印加されたのと同じ効果が得られる。す
なわち、“5”の明るさが得られる。同様に、画素Z
n+1,m 、画素Zn,m+1 、画素Zn+1,m+1 には、結局、
“2”、“6”、“3”の明るさが得られる。
【0025】以上の例では、8階調の表示が可能である
が、さらに、多くのパルス信号を加えることによって、
より高階調が可能である。例えば、1周期中に、さら
に、Y線に5回のパルスを加え、各X線には8×640
=5120の情報信号を印加すれば、256階調もの高
階調表示を達成することができる。
【0026】高階調表示をおこなわんとすれば、図2か
ら明らかなように、極めて高速のスイッチングが必要と
される。例えば、256階調を実現するには、動画は毎
秒30枚以上繰り出される必要があるので、256T1
<30msec。したがって、T1 <100μsecで
ある。したがって、Y線には、Y線の数が640本の場
合には、幅150nsec以下のパルスが印加される必
要がある。このような動作性能が要求されることから
も、従来とは異なり、CMOSバッファー回路を用いる
必要がある。
【0027】以上の説明では、理解を容易にするため
に、画素の対向電極についてはなんら記述しなかった
が、画素の対向電極に適切なバイアス電圧を印加するこ
とにより、画素材料にかかる実質的な電圧を変化させる
ことが可能である。例えば、画素の対向電極に、適切な
電圧を印加することにより、画素材料に印加される電圧
の向きをVL とVH で変化させ、正負両方取りうるよう
にすることもできる。このような操作は、例えば、強誘
電性液晶においては必要である。
【0028】さらに、説明をわかりやすくするために、
信号のゼロレベルと電圧レベルを明確にしたが、これ
は、液晶あるいはTFTのしきい値電圧以下であるか、
以上であるかという問題だけであるので、絶対にゼロで
ある必要はない。また、電圧とは任意の点の電位を基準
とした相対的な物理量であるので、以上の例において、
パルスは逆の極性を持つものであっても、構わないこと
は明らかであろう。
【0029】また、以上の例では、1行づつ走査する方
式を示したが、例えば、最初にY1,3,5,..というよ
うに走査して、その後、Y2,4,6,..というように走
査する、いわゆる飛び越し走査という方法も可能である
ことはいうまでもない。
【0030】
【実施例】『実施例1』 本実施例では図4に示すよう
な回路構成を用いた液晶表示装置を用いて、壁掛けテレ
ビを作製したので、その説明を行う。またその際のTF
Tは、レーザーアニールを用いた多結晶シリコンとし
た。
【0031】この回路構成に対応する実際の電極等の配
置構成を1つの画素について、図5に示している。ま
ず、本実施例で使用する液晶パネルの作製方法を図6を
使用して説明する。本発明を実施するためには、1つの
画素にNTFTとPTFTが2つづつ必要であるので、
計4つのTFTを図に示すが、簡略化のために、番号は
NTFTとPTFTの一方にのみ付して説明する。図6
(A)において、石英ガラス等の高価でない700℃以
下、例えば約600℃の熱処理に耐え得るガラス50上
にマグネトロンRF(高周波) スパッタ法を用いてブロ
ッキング層51としての酸化珪素膜を1000〜300
0Åの厚さに作製する。プロセス条件は酸素100%雰
囲気、成膜温度15℃、出力400〜800W、圧力
0.5Paとした。タ−ゲットに石英または単結晶シリ
コンを用いた成膜速度は30〜100Å/分であった。
【0032】この上にシリコン膜をプラズマCVD法に
より珪素膜52を作製した。成膜温度は250℃〜35
0℃で行い本実施例では320℃とし、モノシラン(SiH
4)を用いた。モノシラン(SiH4)に限らず、ジシラン(Si2
H6) またトリシラン(Si3H8)を用いてもよい。これらを
PCVD装置内に3Paの圧力で導入し、13.56M
Hzの高周波電力を加えて成膜した。この際、高周波電
力は0.02〜0.10W/cm2 が適当であり、本実
施例では0.055W/cm2 を用いた。また、モノシ
ラン(SiH4)の流量は20SCCMとし、その時の成膜速
度は約120Å/ 分であった。PTFTとNTFTとの
スレッシュホ−ルド電圧(Vth)を概略同一に制御する
ため、ホウ素をジボランを用いて1×1015〜1×1018cm
-3の濃度として成膜中に添加してもよい。またTFTの
チャネル領域となるシリコン層の成膜にはこのプラズマ
CVDだけでなく、スパッタ法、減圧CVD法を用いて
も良く、以下にその方法を簡単に述べる。
【0033】スパッタ法で行う場合、スパッタ前の背圧
を1×10-5Pa以下とし、単結晶シリコンをタ−ゲット
として、アルゴンに水素を20〜80%混入した雰囲気
で行った。例えばアルゴン20%、水素80%とした。
成膜温度は150℃、周波数は13.56MHz、スパ
ッタ出力は400〜800W、圧力は0.5Paであっ
た。
【0034】減圧気相法で形成する場合、結晶化温度よ
りも100〜200℃低い450〜550℃、例えば5
30℃でジシラン(Si2H6) またはトリシラン(Si3H8) を
CVD装置に供給して成膜した。反応炉内圧力は30〜
300Paとした。成膜速度は50〜250Å/ 分であ
った。PTFTとNTFTとのスレッシュホ−ルド電圧
(Vth)を概略同一に制御するため、ホウ素をジボラン
を用いて1×1015〜1×1018cm-3の濃度として成膜中に
添加してもよい。
【0035】これらの方法によって形成された被膜は、
酸素が5×1021cm-3以下であることが好ましい。結晶化
を助長させるためには、酸素濃度を7×1019cm-3以下、
好ましくは1×1019cm-3以下とすることが望ましいが、
少なすぎると、バックライトによりオフ状態のリ−ク電
流が増加してしまうため、この濃度を選択した。この酸
素濃度が高いと、結晶化させにくく、レーザーアニ−ル
温度を高くまたはレーザーアニ−ル時間を長くしなけれ
ばならない。水素は4×1020cm-3であり、珪素4×1022
cm-3として比較すると1原子%であった。
【0036】また、ソ−ス、ドレインに対してより結晶
化を助長させるため、酸素濃度を7×1019cm-3以下、好
ましくは1×1019cm-3以下とし、ピクセル構成するTF
Tのチャネル形成領域のみに酸素をイオン注入法により
5×1020〜5×1021cm-3となるように添加してもよい。
上記方法によって、アモルファス状態の珪素膜を500
〜5000Å、本実施例では1000Åの厚さに成膜し
た。
【0037】その後、フォトレジスト53をマスクP1
を用いてソース・ドレイン領域のみ開孔したパターンを
形成した。その上に、プラズマCVD法によりn型の活
性層となる珪素膜54を作製した。成膜温度は250℃
〜350℃でおこない、本実施例では320℃とし、モ
ノシラン(SiH4)とモノシランベースのフォスフィン(P
H3) 3%濃度のものを用いた。これらをPCVD装置内
5Paの圧力でに導入し、13.56MHzの高周波電
力を加えて成膜した。この際、高周波電力は0.05〜
0.20W/cm2 が適当であり、本実施例では0.1
20W/cm2 を用いた。
【0038】この方法によって出来上がったn型シリコ
ン層の比導電率は2×10-1〔Ωcm-1〕程度となっ
た。膜厚は50Åとした。その後リフトオフ法を用い
て、レジスト53を除去し、n型不純物領域55を形成
した。
【0039】同様のプロセスを用いて、p型の活性層を
形成した。その際の導入ガスは、モノシラン(SiH4)とモ
ノシランベースのジボラン(B2H6)5%濃度のものを用い
た。これらをPCVD装置内に4Paの圧力でに導入
し、13.56MHzの高周波電力を加えて成膜した。
この際、高周波電力は0.05〜0.20W/cm2
適当であり、本実施例では0.120W/cm2 を用い
た。この方法によって出来上がったp型シリコン層の比
導電率は5×10-2〔Ωcm-1〕程度となった。膜厚は
50Åとした。その後N型領域と同様にリフトオフ法を
用いて、p画不純物領域59を形成した。その後、マス
クP3を用いて珪素膜52をエッチング除去し、Nチャ
ネル型薄膜トランジスタ用アイランド領域63とPチャ
ネル型薄膜トランジスタ用アイランド領域64を形成し
た。
【0040】その後XeClエキシマレーザーを用い
て、ソース・ドレイン・チャネル領域をレーザーアニー
ルすると同時に、活性層にレーザードーピングを行なっ
た。この時のレーザーエネルギーは、閾値エネルギーが
130mJ/cm2 で、膜厚全体が溶融するには220
mJ/cm2 が必要となる。しかし、最初から220m
J/cm2 以上のエネルギーを照射すると、膜中に含ま
れる水素が急激に放出されるために、膜の破壊が起き
る。そのために低エネルギーで最初に水素を追い出した
後に溶融させる必要がある。本実施例では最初150m
J/cm2 で水素の追い出しを行なった後、230mJ
/cm2 で結晶化をおこなった。
【0041】この上に酸化珪素膜をゲイト絶縁膜として
500〜2000Å例えば1000Åの厚さに形成し
た。これはブロッキング層としての酸化珪素膜の作製と
同一条件とした。この成膜中に弗素を少量添加し、ナト
リウムイオンの固定化をさせてもよい。
【0042】この後、この上側にリンが1〜5×1021cm
-3の濃度に入ったシリコン膜またはこのシリコン膜とそ
の上にモリブデン(Mo)、タングステン(W),MoSi2 または
WSi2との多層膜を形成した。これを第4のフォトマスク
P4にてパタ−ニングして図6(D) を得た。NTFT用
のゲイト電極66、PTFT用のゲイト電極67を形成
した。例えばチャネル長7μm、ゲイト電極としてリン
ド−プ珪素を0.2μm、その上にモリブデンを0.3
μmの厚さに形成した。同時に、図7(A)に示すよう
に、ゲイト配線とそれに並行して配置された配線68も
パターニングした。
【0043】また、ゲート電極材料としてアルミニウム
(Al)を用いた場合、これを第4のフォトマスクP4に
てパタ−ニング後、その表面を陽極酸化することで、セ
ルファライン工法が適用可能なため、ソース・ドレイン
のコンタクトホールをよりゲートに近い位置に形成する
ことが出来るため、移動度、スレッシュホールド電圧の
低減からさらにTFTの特性を上げることができる。
【0044】かくすると、400℃以上にすべての工程
で温度を加えることがなくC/TFTを作ることができ
る。そのため、基板材料として、石英等の高価な基板を
用いなくてもよく、本発明の大画面の液晶表示装置にき
わめて適したプロセスであるといえる。
【0045】図6(E)において、層間絶縁物69を前
記したスパッタ法により酸化珪素膜の形成として行っ
た。この酸化珪素膜の形成はLPCVD法、光CVD
法、常圧CVD法を用いてもよい。例えば0.2〜0.
6μmの厚さに形成し、その後、第5のフォトマスクP
5を用いて電極用の窓79を形成した。その後、さら
に、これら全体にアルミニウムを0.3μmの厚みにス
パッタ法により形成し第6のフォトマスクP6を用いて
リ−ド74およびコンタクト73、75を作製した。こ
うして、図6(E)と図7(B)を得た。その後、表面
を平坦化用有機樹脂77例えば透光性ポリイミド樹脂を
塗布形成し、再度の電極穴あけを第7のフォトマスクP
7にて行った。さらに、これら全体にITO(インジウ
ム酸化錫)を0.1μmの厚みにスパッタ法により形成
し第8のフォトマスクP8を用いて画素電極71を形成
した。このITOは室温〜150℃で成膜し、200〜
400℃の酸素または大気中のアニ−ルにより成就し
た。
【0046】こうして、図6(F)と図7(C)を得
た。図7(C)のA−A’の断面図を図7(D)に示
す。実際には、この上に液晶材料をはさんで、対向電極
が設けられ、図に示すように対向電極と電極71の間に
静電容量が生じる。それと同時に配線68と電極71と
の間にも静電容量が生じる。そして、配線68を対向電
極と同電位に保つことによって、図4に示されたよう
に、液晶画素に並列に容量が挿入された回路を構成する
こととなる。特に本実施例のように配置することによっ
て、配線68はゲイト配線65と平行であるので、2配
線間の寄生容量が少なく、したがって、ゲイト配線を伝
わる信号の減衰や遅延を減らす効果がある。
【0047】また、このようにして形成された配線68
は、接地して使用される場合には、各マトリクスの終端
に設けられる保護回路の接地線として使用できる。保護
回路は、図10に示されるように、周辺の駆動回路と画
素のあいだに設けられ、図11および図12で示される
ような回路をいう。いずれも画素の配線に過大な電圧が
かかるとON状態となり、電圧を取り去る作用を有す
る。これらの保護回路は、シリコンのようなドーピング
された、あるいはドーピングされていない半導体材料
や、ITOのような透明導電性材料、あるいは通常の配
線材料を用いて構成される。したがって、画素の回路を
形成するときに同時に形成することが可能である。。
【0048】このことは、例えば、図11の各保護回路
が、NTFTやPTFT、あるいはそれらをあわせたC
/TFTで構成されていることから明らかであろう。ま
た、図12の保護回路ではTFTは使用されていない
が、ダイオードは、例えばPIN接合によって構成さ
れ、また、特にツェナー特性を重視するダイオードはN
IN、PIP、NPNあるいはPNPといった構造を有
し、いちいち説明するまでもなく、本実施例で示した作
製方法を援用することによって作製されうることは自明
である。
【0049】さて、このようにして得られたTFTの電
気的な特性はPTFTで移動度は40(cm2/Vs)、Vth
は−5.9(V)で、NTFTで移動度は80(cm2/V
s)、Vthは5.0(V)であった。
【0050】上記の様な方法に従って作製された液晶電
気光学装置用の一方の基板を得ることが出来た。この液
晶表示装置の電極等の配置の様子を図5に示している。
本発明による変形バッファーを構成する相補型TFT
(C/TFT)が信号線Y1 とY2 の間、およびY2
3 の間に、信号線X1 、X2 に平行に設けられてい
る。このようなC/TFTを用いたマトリクス構成を有
せしめた。かかる構造を左右、上下に繰り返すことによ
り、640×480、1280×960といった大画素
の液晶表示装置とすることができる。本実施例では19
20×400とした。この様にして第1の基板を得た。
【0051】他方の基板の作製方法を図8に示す。ガラ
ス基板上にポリイミドに黒色顔料を混合したポリイミド
樹脂をスピンコート法を用いて1μmの厚みに成膜し、
第9のフォトマスクP9を用いてブラックストライプ8
1を作製した。その後、赤色顔料を混合したポリイミド
樹脂をスピンコート法を用いて1μmの厚みに成膜し、
第10のフォトマスクP10を用いて赤色フィルター8
3を作製した。同様にしてマスクP11、P12を使用
し、緑色フィルター85および青色フィルター86を作
製した。これらの作製中各フィルターは350℃にて窒
素中で60分の焼成を行なった。その後、やはりスピン
コート法を用いて、レベリング層89を透明ポリイミド
を用いて作製した。
【0052】その後、これら全体にITO(インジュー
ム酸化錫)を0.1μmの厚みにスパッタ法により形成
し第13のフォトマスクP13を用いて共通電極90を
形成した。このITOは室温〜150℃で成膜し、20
0〜300℃の酸素または大気中のアニ−ルにより成就
し、第2の基板を得た。
【0053】前記基板上に、オフセット法を用いて、ポ
リイミド前駆体を印刷し、非酸化性雰囲気たとえば窒素
中にて350℃1時間焼成を行った。その後、公知のラ
ビング法を用いて、ポリイミド表面を改質し、少なくと
も初期において、液晶分子を一定方向に配向させる手段
を設けた。
【0054】その後、前記第一の基板と第二の基板によ
って、ネマチック液晶組成物を挟持し、周囲をエポキシ
性接着剤にて固定した。基板上のリードにTAB形状の
駆動ICと共通信号、電位配線を有するPCBを接続
し、外側に偏光板を貼り、透過型の液晶電気光学装置を
得た。これと冷陰極管を3本配置した後部照明装置、テ
レビ電波を受信するチューナーを接続し、壁掛けテレビ
として完成させた。従来のCRT方式のテレビと比べ
て、平面形状の装置となったために、壁等に設置するこ
とも出来るようになった。この液晶テレビの動作は図
1、図2に示したものと、実質的に同等な信号を液晶画
素に印加することにより確認された。
【0055】『実施例2』 本実施例では図4に示すよ
うな回路構成を用いた液晶表示装置を用いて、壁掛けテ
レビを作製したので、その説明を行う。またその際のT
FTは、レーザーアニールを用いた多結晶シリコンとし
た。
【0056】以下では、TFT部分の作製方法について
図9にしたがって記述する。図9(A)において、石英
ガラス等の高価でない700℃以下、例えば約600℃
の熱処理に耐え得るガラス100上にマグネトロンRF
(高周波) スパッタ法を用いてブロッキング層101と
しての酸化珪素膜を1000〜3000Åの厚さに作製
する。プロセス条件は酸素100%雰囲気、成膜温度1
5℃、出力400〜800W、圧力0.5Paとした。
タ−ゲットに石英または単結晶シリコンを用いた成膜速
度は30〜100Å/分であった。
【0057】この上にシリコン膜をプラズマCVD法に
より珪素膜102を作製した。成膜温度は250℃〜3
50℃で行い本実施例では320℃とし、モノシラン(S
iH4)を用いた。モノシラン(SiH4)に限らず、ジシラン(S
i2H6) またトリシラン(Si3H8) を用いてもよい。これら
をPCVD装置内に3Paの圧力で導入し、13.56
MHzの高周波電力を加えて成膜した。この際、高周波
電力は0.02〜0.10W/cm2 が適当であり、本
実施例では0.055W/cm2 を用いた。また、モノ
シラン(SiH4)の流量は20SCCMとし、その時の成膜
速度は約120Å/ 分であった。PTFTとNTFTと
のスレッシュホ−ルド電圧(Vth)を概略同一に制御す
るため、ホウ素をジボランを用いて1×1015〜1×1018
cm-3の濃度として成膜中に添加してもよい。またTFT
のチャネル領域となるシリコン層の成膜にはこのプラズ
マCVDだけでなく、スパッタ法、減圧CVD法を用い
ても良く、以下にその方法を簡単に述べる。
【0058】スパッタ法で行う場合、スパッタ前の背圧
を1×10-5Pa以下とし、単結晶シリコンをタ−ゲット
として、アルゴンに水素を20〜80%混入した雰囲気
で行った。例えばアルゴン20%、水素80%とした。
成膜温度は150℃、周波数は13.56MHz、スパ
ッタ出力は400〜800W、圧力は0.5Paであっ
た。
【0059】減圧気相法で形成する場合、結晶化温度よ
りも100〜200℃低い450〜550℃、例えば5
30℃でジシラン(Si2H6) またはトリシラン(Si3H8) を
CVD装置に供給して成膜した。反応炉内圧力は30〜
300Paとした。成膜速度は50〜250Å/ 分であ
った。PTFTとNTFTとのスレッシュホ−ルド電圧
(Vth)を概略同一に制御するため、ホウ素をジボラン
を用いて1×1015〜1×1018cm-3の濃度として成膜中に
添加してもよい。
【0060】これらの方法によって形成された被膜は、
酸素が5×1021cm-3以下であることが好ましい。結晶化
を助長させるためには、酸素濃度を7×1019cm-3以下、
好ましくは1×1019cm-3以下とすることが望ましいが、
少なすぎると、バックライトによりオフ状態のリ−ク電
流が増加してしまうため、この濃度を選択した。この酸
素濃度が高いと、結晶化させにくく、レーザーアニ−ル
温度を高くまたはレーザーアニ−ル時間を長くしなけれ
ばならない。水素は4×1020cm-3であり、珪素4×1022
cm-3として比較すると1原子%であった。
【0061】また、ソ−ス、ドレインに対してより結晶
化を助長させるため、酸素濃度を7×1019cm-3以下、好
ましくは1×1019cm-3以下とし、ピクセル構成するTF
Tのチャネル形成領域のみに酸素をイオン注入法により
5×1020〜5×1021cm-3となるように添加してもよい。
上記方法によって、アモルファス状態の珪素膜を500
〜5000Å、本実施例では1000Åの厚さに成膜し
た。
【0062】その後、フォトレジスト103をマスクP
1を用いてNTFTのソース・ドレイン領域となるべき
領域のみ開孔したパターンを形成した。そして、レジス
ト103をマスクとして、リンイオンをイオン注入法に
より、2×1014〜5×10 16cm-2、好ましくは2×
1016cm-2だけ、注入し、n型不純物領域104を形
成した。その後、レジスト103は除去された。
【0063】同様に、レジスト105を塗布し、マスク
P2を用いて、PTFTのソース・ドレイン領域となる
べき領域のみ開孔したパターンを形成した。そして、レ
ジスト105をマスクとして、p型の不純物領域106
を形成した。不純物としては、ホウソを用い、やはりイ
オン注入法を用いて、2×1014〜5×1016cm-2
好ましくは2×1016cm-2だけ、不純物を導入した。
このようにして。図9(B)を得た。
【0064】その後、珪素膜102上に、厚さ50〜3
00nm、例えば、100nmの酸化珪素被膜107
を、上記のRFスパッタ法によって形成した。そして、
XeClエキシマレーザーを用いて、ソース・ドレイン
・チャネル領域をレーザーアニールによって、結晶化・
活性化した。この時のレーザーエネルギーは、閾値エネ
ルギーが130mJ/cm2 で、膜厚全体が溶融するに
は220mJ/cm2 が必要となる。しかし、最初から
220mJ/cm2 以上のエネルギーを照射すると、膜
中に含まれる水素が急激に放出されるために、膜の破壊
が起きる。そのために低エネルギーで最初に水素を追い
出した後に溶融させる必要がある。本実施例では最初1
50mJ/cm2 で水素の追い出しを行なった後、23
0mJ/cm2 で結晶化をおこなった。さらに、レーザ
ーアニール終了後は酸化珪素膜107は取り去った。
【0065】その後、フォトマスクP3によって、アイ
ランド状のNTFT領域111とPTFT領域112を
形成した。この上に酸化珪素膜108をゲイト絶縁膜と
して500〜2000Å例えば1000Åの厚さに形成
した。これはブロッキング層としての酸化珪素膜の作製
と同一条件とした。この成膜中に弗素を少量添加し、ナ
トリウムイオンの固定化をさせてもよい。
【0066】この後、この上側にリンが1〜5×1021cm
-3の濃度に入ったシリコン膜またはこのシリコン膜とそ
の上にモリブデン(Mo)、タングステン(W),MoSi2 または
WSi2との多層膜を形成した。これを第4のフォトマスク
P4にてパタ−ニングして図9(D) を得た。NTFT用
のゲイト電極109、PTFT用のゲイト電極110を
形成した。例えばチャネル長7μm、ゲイト電極として
リンド−プ珪素を0.2μm、その上にモリブデンを
0.3μmの厚さに形成した。図には示されていない
が、実施例1の場合と同様にゲイト配線とそれに平行な
配線も形成した。
【0067】この配線の材料としては、上記の材料以外
にも、例えばアルミニウム(Al)を用いることも可能
である。アルミニウムを用いた場合、これを第4のフォ
トマスクP4にてパタ−ニング後、その表面を陽極酸化
することで、セルファライン工法が適用可能なため、ソ
ース・ドレインのコンタクトホールをよりゲートに近い
位置に形成することが出来るため、移動度、スレッシュ
ホールド電圧の低減からさらにTFTの特性を上げるこ
とができる。
【0068】図9(E)において、層間絶縁物113を
前記したスパッタ法により酸化珪素膜の形成として行っ
た。この酸化珪素膜の形成はLPCVD法、光CVD
法、常圧CVD法を用いてもよい。例えば0.2〜0.
6μmの厚さに形成し、その後、第5のフォトマスクP
5を用いて電極用の窓117を形成した。
【0069】その後、さらに、これら全体にアルミニウ
ムを0.3μmの厚みにスパッタ法により形成し第6の
フォトマスクP6を用いてリ−ド116およびコンタク
ト114、115を作製した後、表面を平坦化用有機樹
脂119、例えば透光性ポリイミド樹脂を塗布形成し、
再度の電極穴あけを第7のフォトマスクP7にて行っ
た。さらに、これら全体にITO(インジウム酸化錫)
を0.1μmの厚みにスパッタ法により形成し第8のフ
ォトマスクP8を用いて画素電極118を形成した。こ
のITOは室温〜150℃で成膜し、200〜400℃
の酸素または大気中のアニ−ルにより成就した。
【0070】得られたTFTの電気的な特性はPTFT
で移動度は35(cm2/Vs)、Vthは−5.9(V)で、
NTFTで移動度は90(cm2/Vs)、Vthは4.8
(V)であった。
【0071】上記の様な方法に従って作製された液晶電
気光学装置用の一方の基板を得ることが出来た。他方の
基板の作製方法は実施例1と同じであるので省略する。
その後、前記第一の基板と第二の基板によって、ネマチ
ック液晶組成物を挟持し、周囲をエポキシ性接着剤にて
固定した。基板上のリードにTAB形状の駆動ICと共
通信号、電位配線を有するPCBを接続し、外側に偏光
板を貼り、透過型の液晶電気光学装置を得た。これと冷
陰極管を3本配置した後部照明装置、テレビ電波を受信
するチューナーを接続し、壁掛けテレビとして完成させ
た。従来のCRT方式のテレビと比べて、平面形状の装
置となったために、壁等に設置することも出来るように
なった。この液晶テレビの動作は図1、図2に示したも
のと、実質的に同等な信号を液晶画素に印加することに
より、128階調の表示が可能であることが確認され
た。
【0072】
【発明の効果】本発明では、従来のアナログ方式の階調
表示に対し、デジタル方式の階調表示を行うことを特徴
としている。その効果として、例えば640×400ド
ットの画素数を有する液晶電気光学装置を想定したばあ
い、合計256,000個のTFTすべての特性をばら
つき無く作製することは、非常に困難を有し、現実的に
は量産性、歩留りを考慮すると、16階調表示が限界と
考えられているのに対し、本発明のように、全くアナロ
グ的な信号を加えることなく純粋にデジタル制御のみで
階調表示することにより、256階調表示以上の階調表
示が可能となった。完全なデジタル表示であるので、T
FTの特性ばらつきによる階調の曖昧さは全くなくな
り、したがって、TFTのばらつきが少々あっても、極
めて均質な階調表示が可能であった。したがって、従来
はばらつきの少ないTFTを得るために極めて歩留りが
悪かったのに対し、本発明によって、TFTの歩留りが
さほど問題とされなくなったため、液晶装置の歩留りは
向上し、作製コストも著しく抑えることができた。
【0073】例えば640×400ドットの256,0
00組のTFTを300mm角に作成した液晶電気光学
装置に対し通常のアナログ的な階調表示を行った場合、
TFTの特性ばらつきが約±10%存在するために、1
6階調表示が限界であった。しかしながら、本発明によ
るデジタル階調表示をおこなった場合、TFT素子の特
性ばらつきの影響を受けにくいために、256階調表示
まで可能になりカラー表示ではなんと16,777,2
16色の多彩であり微妙な色彩の表示が実現できてい
る。テレビ映像の様なソフトを映す場合、例えば同一色
からなる『岩』でもその微細な窪み等から微妙に色合い
が異なる。自然の色彩に近い表示を行おうとした場合、
16階調では困難を要する。本発明による階調表示によ
って、これらの微細な色調の変化を付けることが可能に
なった。
【0074】本発明の実施例では、シリコンを用いたT
FTを中心に説明を加えたが、ゲルマニウムを用いたT
FTも同様に使用できる。とくに、単結晶ゲルマニウム
の電子移動度は3600cm2 /Vs、ホール移動度は
1800cm2 /Vsと、単結晶シリコンの値(電子移
動度で1350cm2 /Vs、ホール移動度で480c
2 /Vs)の特性を上回っているため、高速動作が要
求される本発明を実行する上で極めて優れた材料であ
る。また、ゲルマニウムは非晶質状態から結晶状態へ遷
移する温度がシリコンに比べて低く、低温プロセスに向
いている。また、結晶成長の際の核発生率が小さく、し
たがって、一般に、多結晶成長させた場合には大きな結
晶が得られる。このようにゲルマニウムはシリコンと比
べても遜色のない特性を有している。
【0075】本発明の技術思想を説明するために、主と
して液晶を用いた電気光学装置、特に表示装置を例とし
て説明を加えたが、本発明の思想を適用するには、なに
も表示装置である必要はなく、いわゆるプロジェクショ
ン型テレビやその他の光スイッチ、光シャッターであっ
てもよい。さらに、電気光学材料も液晶に限らず、電
界、電圧等の電気的な影響を受けて光学的な特性の変わ
るものであれば、本発明を適用できることは明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による駆動波形の例を示す。
【図2】 本発明による駆動波形の例を示す。
【図3】 本発明による駆動波形の例を示す。
【図4】 本発明によるマトリクス構成の例を示す。
【図5】 実施例による素子の平面構造を示す。
【図6】 実施例によるTFTのプロセスを示す。
【図7】 実施例によるTFTのプロセスを示す。
【図8】 実施例によるカラーフィルターの工程を示
す。
【図9】 実施例によるTFTのプロセスを示す。
【図10】実施例における保護回路の接続例を示す。
【図11】実施例における保護回路の例を示す。
【図12】実施例における保護回路の例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G02F 1/136 500 (72)発明者 竹村 保彦 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された平坦化膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、 を有するテレビであって、 前記保護回路は、ITOを有することを特徴とするテレ
    ビ。
  2. 【請求項2】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された平坦化膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、 を有するテレビであって、 前記保護回路は、シリコンを有することを特徴とするテ
    レビ。
  3. 【請求項3】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された平坦化膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、 を有するテレビであって、 前記保護回路は、ドーピングされたシリコンを有するこ
    とを特徴とするテレビ。
  4. 【請求項4】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された平坦化膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、を有するテレビであって、 前記保護回路は、薄膜トランジスタおよびITOを有し
    ており、 前記薄膜トランジスタのソースまたはドレインの一方
    は、前記薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続され
    ていることを特徴とするテレビ。
  5. 【請求項5】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された平坦化膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、 を有するテレビであって、 前記保護回路は、Nチャネル型薄膜トランジスタ、Pチ
    ャネル型薄膜トランジスタおよびITOを有しており、 前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースまたはドレ
    インの一方およびゲートは、前記Pチャネル型薄膜トラ
    ンジスタのソースまたはドレインの一方およびゲートに
    電気的に接続されており、 前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースまたはドレ
    インの他方は、前記Pチャネル型薄膜トランジスタのソ
    ースまたはドレインの他方に電気的に接続されているこ
    とを特徴とするテレビ。
  6. 【請求項6】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された有機樹脂膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、 を有するテレビであって、 前記保護回路は、ITOを有することを特徴とするテレ
    ビ。
  7. 【請求項7】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された有機樹脂膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、 を有するテレビであって、 前記保護回路は、シリコンを有することを特徴とするテ
    レビ。
  8. 【請求項8】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された有機樹脂膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、を有するテレビであって、 前記保護回路は、ドーピングされたシリコンを有するこ
    とを特徴とするテレビ。
  9. 【請求項9】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された有機樹脂膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、を有するテレビであって、 前記保護回路は、薄膜トランジスタおよびITOを有し
    ており、 前記薄膜トランジスタのソースまたはドレインの一方
    は、前記薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続され
    ていることを特徴とするテレビ。
  10. 【請求項10】絶縁表面を有する第1および第2の基板上
    と、 前記第1の基板上に形成された薄膜トランジスタを有す
    る画素回路と、 前記画素回路に電気的に接続されたリードと、 前記第1の基板上に形成された保護回路と、 前記画素回路上に形成された有機樹脂膜と、 前記第2の基板上に形成されたITOと、 前記第1および第2の基板の間に狭持された液晶組成物
    と、 前記リードに電気的に接続されたTAB形状の駆動IC
    と、を有するテレビであって、 前記保護回路は、Nチャネル型薄膜トランジスタ、Pチ
    ャネル型薄膜トランジスタおよびITOを有しており、 前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースまたはドレ
    インの一方およびゲートは、前記Pチャネル型薄膜トラ
    ンジスタのソースまたはドレインの一方およびゲートに
    電気的に接続されており、 前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースまたはドレ
    インの他方は、前記Pチャネル型薄膜トランジスタのソ
    ースまたはドレインの他方に電気的に接続されているこ
    とを特徴とするテレビ。
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