JP2000312484A - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

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JP2000312484A
JP2000312484A JP11116455A JP11645599A JP2000312484A JP 2000312484 A JP2000312484 A JP 2000312484A JP 11116455 A JP11116455 A JP 11116455A JP 11645599 A JP11645599 A JP 11645599A JP 2000312484 A JP2000312484 A JP 2000312484A
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Hirotada Higashihama
弘忠 東浜
Hisami Usui
久視 臼井
Akira Yoshitake
晃 吉武
Shinichiro Okamoto
信一郎 岡本
Chukichi Mukai
忠吉 向井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用されるリアクトルのコストアップと形状の
肥大化を抑えた太陽光発電装置を提供する。 【解決手段】太陽電池からの直流電圧を入力し、その直
流電圧を昇圧部にて昇圧し、さらに変換部にて交流出力
に変換して系統へ交流電力を発生する太陽光発電装置が
ケース1に搭載されている。昇圧部に用いられる昇圧用
リアクトル6を変換部に用いられるフィルタ用リアクト
ル7の上側、すなわち風下側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池等からの
直流電力をもとに交流電力を発生する太陽光発電装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽光発電装置は、特開平8−2238
16号に記載されているように、太陽電池の電圧を次段
のDC−DCコンバータにより昇圧、安定化を行い、さ
らに次段のDC−ACインバータにて正弦波交流電流に
変換して出力する。このDC−DCコンバータには特開
平10−23686号に記載されている昇圧チョッパ方
式が回路構成の簡単なことから一般的に用いられてい
る。
【0003】図7にその回路構成を示す。太陽電池PV
1の両端に入力コンデンサC1が接続され、その両端に
昇圧リアクトルL1とスイッチ素子Q1の直列回路が接
続されている。そして、スイッチ素子Q1の昇圧リアク
トルL1が接続される一端にダイオードD1のアノード
が接続され、スイッチ素子Q1の他端とダイオードD1
のカソード間に出力コンデンサC2が接続される。ここ
で、昇圧リアクトルL1、スイッチ素子Q1、ダイオー
ドD1、入力コンデンサC1、出力コンデンサC2より
昇圧チョッパ回路10が構成される。
【0004】この昇圧チョッパ回路10では、スイッチ
素子Q1を周期的にオン、オフし、スイッチ素子Q1の
オン時に昇圧リアクトルL1に蓄えた電気エネルギーを
スイッチ素子Q1のオフ時に太陽電池PV1に加えて出
力コンデンサC2へ供給する。このとき、スイッチ素子
Q1のオン、オフ時間比を変化させることで、昇圧チョ
ッパ回路10の出力電圧を調整する。
【0005】また、上記したDC−ACインバータは、
特開平10−207559号に記載されているようなス
イッチ素子を4個組み合わせたブリッジ構成をなし、そ
の主回路を図8に示す。図7に示した出力コンデンサC
2の両端にスイッチ素子Q2,Q4の直列回路とスイッ
チ素子Q3,Q5の直列回路が並列に接続される。そし
て、スイッチ素子Q2,Q4の接続点とスイッチ素子Q
3,Q5の接続点間にフィルタ用リアクトルL2、出力
フィルタ用コンデンサC3、フィルタ用リアクトルL3
の直列回路が接続され、出力フィルタ用コンデンサC3
の両端に系統U1が接続されている。このとき、スイッ
チ素子Q2〜Q5によりスイッチング回路11が構成さ
れ、フィルタ用リアクトルL2,L3と出力フィルタ用
コンデンサC3により出力フィルタ12が構成される。
【0006】ここで、上記したスイッチ素子Q2〜Q5
のうち、対角のスイッチ素子Q2,Q5とスイッチ素子
Q3,Q4がそれぞれ同時にオン、オフ動作を行い、直
列に接続されたスイッチ素子Q2,Q4は互いに反転動
作を行い、スイッチ素子Q3、Q5も互いに反転動作を
行う。
【0007】ここで、スイッチ素子Q2〜Q5のオンオ
フ時間比が1:1の時は出力電流が零となり、このオン
オフ時間比を変化させることで、出力電流の電流値と電
流方向を変化させることができる。このとき、オンオフ
時間比を正弦波状の割合に変化させると、フィルタ用リ
アクトルL2,L3の平滑効果により正弦波状の出力電
流が出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した昇
圧チョッパ回路10、スイッチング回路11、出力フィ
ルタ12を備え、太陽電池PV1等の直流電源からの直
流電圧を入力し、交流電力を系統に出力する一般的な太
陽光発電装置では、装置の動作中に主たる損失を発生す
る部分は、スイッチ素子Q1〜Q5と昇圧リアクトルL
1とフィルタ用リアクトルL2,L3である。
【0009】このうち、スイッチ素子Q1〜Q5は、そ
の損失による温度上昇を低減させるための付属させる放
熱板の形状やサイズを太陽光発電装置の機器形状に合わ
せてある程度選択できる自由度をもっている。一方、昇
圧リアクトルL1、フィルタ用リアクトルL2,L3
は、出力電力、スイッチング周波数、温度上昇によりほ
ぼ一義的に形状が決まってしまうため、機器形状に合わ
せて特に薄型化するなどの自由度に欠け、機器内におけ
る昇圧リアクトルL1とフィルタ用リアクトルL2,L
3の配置が制約を受け、機器の上下方向に2階建て構造
に設置されることが多い。
【0010】このように構成された太陽光発電装置の機
器を壁面に取り付けると、昇圧リアクトルL1とフィル
タ用リアクトルL2,L3は両者とも損失に基づく発熱
を起こし、空気の対流作用により上部のリアクトルが下
部のリアクトルによってさらに加熱される。このため、
上部のリアクトルの線種の耐熱ランクやコア材のキュリ
ー点を上げたり、リアクトルの形状を大きくしたりして
自己発熱分を抑える必要があるが、リアクトル自体のコ
ストアップや形状の肥大化という問題が生じてしまう。
【0011】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は使用されるリアクトルのコストアップ
と形状の肥大化を抑えた太陽光発電装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、太陽電池等の直流電源からの直
流電圧を昇圧する昇圧部と、前記昇圧部により昇圧され
た直流電圧による直流電力を交流電力に変換する変換部
とを備え、太陽光をもとに交流電力を発生する太陽光発
電装置において、前記昇圧部に用いる昇圧用リアクトル
の配置位置を前記変換部に用いるフィルタ用リアクトル
の配置位置に対して、周辺の空気の流れの風下側とした
ことを特徴とする。よって、他方のリアクトルの発熱に
より加熱されるのは発熱の小さい方の昇圧用リアクトル
となり、その線種の耐熱ランクやコア材のキュリー点を
上げたり、リアクトルの形状を大きくしたりして自己発
熱分を抑える必要もなく、コストアップや形状の肥大化
を防止できる。
【0013】また、請求項2の発明では、請求項1記載
の発明において、少なくとも前記昇圧用リアクトルの前
記フィルタ用リアクトルに対向する側の形状を略円形状
又は流線形としたことを特徴とする。よって、フィルタ
用リアクトルにより熱せられた空気が各リアクトルの隙
間に停滞することなく円滑に流れ、風下側の昇圧用リア
クトルへの加熱効果を低減できる。
【0014】また、請求項3の発明では、請求項1記載
の発明において、少なくとも前記昇圧用リアクトルが周
辺の空気の流れ方向に対して斜めとなるように配置され
ることを特徴とする。よって、フィルタ用リアクトルに
より熱せられた空気が各リアクトルの隙間に停滞するこ
となく円滑に流れ、風下側の昇圧用リアクトルへの加熱
効果を低減できる。
【0015】また、請求項4の発明では、請求項1から
3に記載の発明において、前記昇圧用リアクトルの温度
を検出するセンサを設け、前記フィルタ用リアクトルの
温度上昇を推定可能としたことを特徴とする。よって、
フィルタ用リアクトルの温度を検出するセンサを設ける
ことなくその温度上昇を推定でき、コストを抑えること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する。図
3は本発明の太陽光発電装置の回路構成を示しており、
その主な部品を搭載した状態を図1、図2に示してい
る。図1は太陽光発電装置を壁面に設置したものを正面
からみた正面図であり、図2は太陽光発電装置の分解組
立図である。尚、図3において従来例を示す図7、図8
と同じものには同じ符号を付している。
【0017】図3において、太陽光発電装置20は直流
電源である太陽電池PV1から入力される直流電圧をう
けて系統U1へ交流電力を供給するものであり、次に示
すように構成される。太陽電池PV1にノイズフィルタ
22を介して入力コンデンサC1が接続され、この入力
コンデンサC1の両端には電圧センサSV1が接続され
ている。また、入力コンデンサC1の両端には電流セン
サSI1、温度センサTH1が熱結合された昇圧用リア
クトルL1、スイッチ素子Q1の直列回路が接続され、
昇圧用リアクトルL1とスイッチ素子Q1の接続点には
ダイオードD1のアノードが接続される。
【0018】そして、スイッチ素子Q1の昇圧用リアク
トルL1と接続されない側とダイオードD1のカソード
の間に出力コンデンサC2が接続される。ここで、従来
と同様、入力コンデンサC1、昇圧用リアクトルL1、
スイッチ素子Q1、ダイオードD1、出力コンデンサC
2により昇圧部である昇圧チョッパ回路10が構成され
る。この昇圧チョッパ回路10は従来例で説明したのと
同様に太陽電池PV1からの直流電圧を昇圧する。
【0019】また、出力コンデンサC2の両端には電圧
センサSV2が接続されるとともに、スイッチ素子Q
2,Q4の直列回路とスイッチ素子Q3,Q5の直列回
路が並列に接続される。そして、スイッチ素子Q2,Q
4の接続点とスイッチ素子Q3,Q5の接続点間にフィ
ルタ用リアクトルL2、電流センサSI2、出力フィル
タ用コンデンサC3、フィルタ用リアクトルL3の直列
回路が接続されている。また、出力フィルタ用コンデン
サC3の両端に、ノイズフィルタ22、解列器23を介
して系統U1が接続されている。このとき、スイッチ素
子Q2〜Q5によりスイッチング回路11が構成され、
フィルタ用リアクトルL2,L3と出力フィルタ用コン
デンサC3により出力フィルタ12が構成される。ま
た、スイッチング回路11と出力フィルタ12により変
換部が構成される。
【0020】そしてまた、電圧センサSV1、電流セン
サSI1、温度センサTH1、電流センサSI2から信
号が入力されるとともに、スイッチング回路11へ制御
信号を出力する制御回路FB2と、電圧センサSV2か
らの入力信号をもとにスイッチ素子Q1を制御する制御
回路FB1とに入力コンデンサC1に接続された電源回
路部21より電力が供給される。
【0021】次に、図3に示された太陽光発電装置20
の動作を説明する。直流電源である太陽電池PV1から
の直流電圧が昇圧チョッパ回路10にて昇圧され、昇圧
された直流電圧がスイッチング回路11によるスイッチ
ング制御および、フィルタ用リアクトルL2,L3の平
滑効果により正弦波状の交流出力に変換され、ノイズフ
ィルタ22、解列器23を介して交流電力を系統U1に
逆潮流する。
【0022】また、制御回路FB1は、上記した電圧セ
ンサSV2で検出された昇圧チョッパ回路10からの出
力電圧が所定値になるようスイッチ素子Q1に与えるパ
ルス制御信号のオン幅を調整する。そしてまた、制御回
路FB2は、電圧センサSV1と電流センサSI1の検
出値よりその互いの積が最大になるように、スイッチン
グ回路11を介して出力される出力交流電流の振幅を設
定し、設定した振幅の正弦波出力となるように電流セン
サSI2の検出値をもとに電流フィードバックを行い、
計算されたオン幅をもつパルス制御信号を各スイッチ素
子Q2〜Q5に与える。
【0023】次に、図1、図2を用いて太陽光発電装置
の構造を説明する。図1、図2において太陽光発電装置
は、壁面に取り付けたときに上部と下部となる面にスリ
ット1aが設けられたケース1の内部にスイッチ素子3
と、太陽電池PV1、系統U1等の外部との入出力端子
4を設置した放熱板2が配置され、その放熱板2の側方
(図1中左側)には、本装置を壁面に取り付けたときの
上部(図1中上側)に昇圧用リアクトル6が、下部(図
1中下側)にフィルタ用リアクトル7が配置される。
【0024】このとき、スイッチ素子3は図3における
スイッチ素子Q1〜Q5に対応し、昇圧用リアクトル
6、フィルタ用リアクトル7は、図3における昇圧用リ
アクトルL1、フィルタ用リアクトルL2,L3に対応
している。
【0025】そして、放熱板2の前部(図1中紙面上
方)には、図3の昇圧回路用の入力コンデンサC1、出
力コンデンサC2、電源回路部21、ノイズフィルタ2
2、出力フィルタ用コンデンサC3、系統U1との接
続、遮断を行う解列器23が搭載された回路基板5が設
置され、スイッチ素子3や入出力端子4と結線される。
また、回路基板5には制御用マイコン等を搭載した制御
基板9が接続され、その信号の一部はゲート駆動回路部
8を介してスイッチ素子3に接続される。このとき、図
3で示した制御回路FB1、FB2は回路基板5、ゲー
ト駆動回路部8、制御基板9に搭載される。
【0026】ここで、図1の昇圧用リアクトル6、フィ
ルタ用リアクトル7の周辺の空気は、各リアクトルの発
熱により暖められて上昇気流となり、図1に矢印で示し
たように、下部にスリット1aより流入し、上部のスリ
ット1aより流出していく。
【0027】ところで、昇圧用リアクトル6に流れる電
流波形は図4(b)に示す直流波形であり、フィルタ用
リアクトル7に流れる電流波形は図4(a)に示す交流
波形であり、それぞれに流れる電流が実効値レベルで同
等(I1)であっても、図4(a)に示すように実効値
より大きな電流部分が周期的に存在する結果として、図
4(b)に示す電流を流したものより発熱が大きくな
る。これは、リアクトルに流す電流と温度上昇の関係
は、図4(c)に示す通りであり、銅損、鉄損を兼ね合
わせると、リアクトルに流す電流Iに対してその温度T
が指数関数的に上昇するからである。
【0028】よって、昇圧用リアクトル6よりもフィル
タ用リアクトル7の方が発熱が大きくなるため、昇圧用
リアクトル6をフィルタ用リアクトル7よりも上方、す
なわち周辺の空気の流れの風下側に設置している。これ
により、発熱の小さい方の昇圧用リアクトル6が上記し
た上昇気流により加熱されるようになり、昇圧用リアク
トル6、フィルタ用リアクトル7の両リアクトルの温度
上昇の均質化が図れる。すなわち、上記した上昇気流に
より加熱されるのは発熱の小さい方の昇圧用リアクトル
6であるため、その線種の耐熱ランクやコア材のキュリ
ー点を上げたり、リアクトルの形状を大きくしたりして
自己発熱分を抑える必要もなく、コストアップや形状の
肥大化を防止できる。
【0029】尚、ここでは自然対流について述べたが、
空冷用ファンにより強制空冷する場合は、昇圧用リアク
トル6を空冷用ファンより流れる空気の風下側に設置す
るようにすれば、上記と同様の効果が得られる。
【0030】ここで、上記した昇圧用リアクトル6、フ
ィルタ用リアクトル7の他の例を図5に示す。図5
(a)は他の例である昇圧用リアクトル6A、フィルタ
用リアクトル7Aを図1に示すようにケース1に配置し
たときの正面からみたところを示し、図5(b)は昇圧
用リアクトル6Aの側面からみたところを示している。
図5(a)において、上側に昇圧用リアクトル6Aが下
側にフィルタ用リアクトル7Aが配置される構成であ
り、矢印で示すように下から上へ上昇気流が流れる。
【0031】この昇圧リアクトル6Aは、正面からみた
形状が空気の流れるXY方向の両方の端部6a,6bの
それぞれが略円形状である略楕円形状となっており、そ
のコア6cは2つのコア部位6d,6eを備えそれぞれ
の周囲にコイル16d,16eが巻回されるよう構成さ
れている。
【0032】また、フィルタ用リアクトル7Aも、正面
からみた形状が空気の流れるXY方向の両方の端部7
a,7bのそれぞれが略円形状である略楕円形状となっ
ており、そのコア7cはコア6cと同様に2つのコア部
位を備えそれぞれの周囲にコイル17d,17eが巻回
されるよう構成されている。
【0033】昇圧用リアクトル6A、フィルタ用リアク
トル7Aが上記形状のため、空気の流れがその略円形状
の各端部6a,6b,7a,7bに沿って円滑に流れて
各リアクトルの温度上昇を抑えることができる。また、
昇圧用リアクトル6Aの両方の端部6a,6bを略円形
状にし、フィルタ用リアクトル7Aの両方の端部7a,
7bを略円形状にして、各リアクトルを同一形状として
いるので、代用が可能となりその製造も容易になる。
【0034】また、特に上側、すなわち風下側に設けら
れた昇圧用リアクトル6Aのフィルタ用リアクトル7A
に対向する側の端部6bが空気の向かう上方向に向かっ
て広がるように略円形状になっているため、下側にある
フィルタ用リアクトル7Aにより熱せられた空気が各リ
アクトルの隙間に停滞することなく円滑に流れ、風下側
の昇圧用リアクトル6Aへの加熱効果を低減できる。
【0035】尚、図5(a)では、各リアクトルの端部
6a,6b,7a,7bを略円形状としたが、空気の流
れを円滑にする流線形であっても同様の効果が得られ
る。
【0036】次に、上記した昇圧用リアクトル6、フィ
ルタ用リアクトル7のさらに他の例を図6に示す。図6
(a)はさらに他の例である昇圧用リアクトル6B、フ
ィルタ用リアクトル7Bを図1と同様にケース1に配置
し壁面等に取り付けたときの正面からみたところを示
し、図6(b)はその昇圧用リアクトル6Bの側面から
みたところを示している。図6(a)において、上側に
昇圧用リアクトル6Bが下側にフィルタ用リアクトル7
Bが配置される構成であり、矢印で示すように下から上
へ上昇気流が流れる。
【0037】この昇圧用リアクトル6Bは、正面からみ
た形状が略長方形状となっており、そのコア6hは2つ
のコア部位6i,6jを備えそれぞれの周囲にコイル1
6i,16jが巻回されるよう構成されている。そし
て、略長方形状の昇圧用リアクトル6Bは空気の流れる
XY方向に対して斜めとなるように配置されている。
【0038】また、フィルタ用リアクトル7Bも、正面
からみた形状が略長方形状となっており、そのコア7h
はコア6hと同様に、2つのコア部位を備えそれぞれの
周囲にコイル17i,17jが巻回されるよう構成され
ている。そして、略長方形状のフィルタ用リアクトル7
Bは空気の流れるXY方向に対して斜めとなるように配
置されている。
【0039】図6に示すようにこのように昇圧用リアク
トル6B、フィルタ用リアクトル7Bが空気の流れるX
Y方向に対して斜めとなるように配置されているため、
空気の流れが下部から上部に向かって広がり、空気の流
れが円滑になり、各リアクトルの温度上昇を抑えること
ができる。特に、少なくとも昇圧用リアクトル6Bが空
気の流れるXY方向に対して斜めであると、下側にある
フィルタ用リアクトル7Bにより熱せられた空気が各リ
アクトルの隙間に停滞することなく円滑に流れ、上側す
なわち風下側の昇圧用リアクトル6Bへの加熱効果を低
減できる。
【0040】ここで、図3で説明した昇圧用リアクトル
L1に熱結合した温度センサTH1の出力値に応じた動
作を説明する。温度センサTH1の出力値が、あらかじ
め設定された規定値をこえたとき、昇圧リアクトルL1
またはフィルタ用リアクトルL2,L3の異常過熱であ
るとして、制御回路FB2はスイッチング回路11の動
作をオフし、太陽光発電装置20の出力電力を停止さ
せ、各リアクトルの過昇温保護を行う。上記したように
昇圧用リアクトルL1はフィルタ用リアクトルL2、L
3の風下側に配置されているので、昇圧用リアクトルL
1の温度上昇には、フィルタ用リアクトルL2、L3の
もらい熱による温度上昇が含まれるため、温度センサT
H1の出力値よりフィルタ用リアクトルL2,L3の温
度上昇が推定できる。
【0041】このとき、電流センサSI1により検出さ
れる昇圧用リアクトルL1の電流値があらかじめ規定さ
れた規定範囲内であれば、フィルタ用リアクトルL2、
L3の異常過熱とし、規定範囲外であれば昇圧用リアク
トルL1の異常過熱として判断する。よって、昇圧用リ
アクトルL1の温度を検出し、昇圧用リアクトルL1の
電流などを同時に監視することで、フィルタ用リアクト
ルL2,L3の温度上昇が推定でき、フィルタ用リアク
トルL2,L3の温度を検出するセンサを設ける必要が
なくなる。尚、上記した規定値、規定範囲は所定の条件
毎に複数設定されている。
【0042】
【発明の効果】上記したように、請求項1の発明は、太
陽電池等の直流電源からの直流電圧を昇圧する昇圧部
と、前記昇圧部により昇圧された直流電圧による直流電
力を交流電力に変換する変換部とを備え、太陽光をもと
に交流電力を発生する太陽光発電装置において、前記昇
圧部に用いる昇圧用リアクトルの配置位置を前記変換部
に用いるフィルタ用リアクトルの配置位置に対して、周
辺の空気の流れの風下側としたため、他方のリアクトル
の発熱により加熱されるのは発熱の小さい方の昇圧用リ
アクトルとなり、その線種の耐熱ランクやコア材のキュ
リー点を上げたり、リアクトルの形状を大きくしたりし
て自己発熱分を抑える必要もなく、コストアップや形状
の肥大化を防止できる。
【0043】また、請求項2の発明では、請求項1記載
の発明において、少なくとも前記昇圧用リアクトルの前
記フィルタ用リアクトルに対向する側の形状を略円形状
又は流線形としたため、フィルタ用リアクトルにより熱
せられた空気が各リアクトルの隙間に停滞することなく
円滑に流れ、風下側の昇圧用リアクトルへの加熱効果を
低減できる。
【0044】また、請求項3の発明では、請求項1記載
の発明において、少なくとも前記昇圧用リアクトルが周
辺の空気の流れ方向に対して斜めとなるように配置され
るため、フィルタ用リアクトルにより熱せられた空気が
各リアクトルの隙間に停滞することなく円滑に流れ、風
下側の昇圧用リアクトルへの加熱効果を低減できる。
【0045】また、請求項4の発明では、請求項1から
3に記載の発明において、前記昇圧用リアクトルの温度
を検出するセンサを設け、前記フィルタ用リアクトルの
温度上昇を推定可能としたため、フィルタ用リアクトル
の温度を検出するセンサを設けることなくその温度上昇
を推定でき、コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽光発電装置の構造を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の太陽光発電装置の構造を示す分解組立
図である。
【図3】本発明の太陽光発電装置の構成を示す回路図で
ある。
【図4】(a)(b)は本発明の太陽光発電装置に用い
る各リアクトルの電流波形を示す波形図であり、(c)
はリアクトルに流れる電流値とその温度の関係を示す関
係図である。
【図5】本発明の太陽光発電装置に用いる各リアクトル
の他の構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)
は側面図である。
【図6】本発明の太陽光発電装置に用いる各リアクトル
のさらに他の構造を示す図であって、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図7】従来の太陽光発電装置に用いる昇圧チョッパ回
路の構成を示す回路図である。
【図8】従来の太陽光発電装置に用いるインバータ回路
の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a スリット 2 放熱板 3 スイッチ素子 4 入出力端子 5 回路基板 6 昇圧用リアクトル 7 フィルタ用リアクトル 8 ゲート駆動回路部 9 制御基板 21 電源回路部 22 ノイズフィルタ C1 入力コンデンサ C2 出力コンデンサ C3 出力フィルタ用コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 臼井 久視 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉武 晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岡本 信一郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 向井 忠吉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5H007 AA01 AA06 AA08 BB07 CA01 CB05 CC09 CC12 DC02 DC05 DC08 HA03 HA05 5H420 CC03 CC10 DD03 DD10 EA10 EA34 EA39 EA45 EA47 EB04 EB19 EB39 FF03 FF04 FF14 FF24 FF25 KK06 LL07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池等の直流電源からの直流電圧を
    昇圧する昇圧部と、前記昇圧部により昇圧された直流電
    圧による直流電力を交流電力に変換する変換部とを備
    え、太陽光をもとに交流電力を発生する太陽光発電装置
    において、 前記昇圧部に用いる昇圧用リアクトルの配置位置を前記
    変換部に用いるフィルタ用リアクトルの配置位置に対し
    て、周辺の空気の流れの風下側としたことを特徴とする
    太陽光発電装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記昇圧用リアクトルの前記
    フィルタ用リアクトルに対向する側の形状を略円形状又
    は流線形としたことを特徴とする請求項1記載の太陽光
    発電装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記昇圧用リアクトルが周辺
    の空気の流れ方向に対して斜めとなるように配置される
    ことを特徴とする請求項1,2のいずれかに記載の太陽
    光発電装置。
  4. 【請求項4】 前記昇圧用リアクトルの温度を検出する
    センサを設け、前記フィルタ用リアクトルの温度上昇を
    推定可能としたことを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載の太陽光発電装置。
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