JP2000312562A - 粉末状大豆蛋白及びその製造法 - Google Patents

粉末状大豆蛋白及びその製造法

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JP2000312562A
JP2000312562A JP11122681A JP12268199A JP2000312562A JP 2000312562 A JP2000312562 A JP 2000312562A JP 11122681 A JP11122681 A JP 11122681A JP 12268199 A JP12268199 A JP 12268199A JP 2000312562 A JP2000312562 A JP 2000312562A
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soybean protein
powdery
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Hiroyuki Tanno
裕之 丹野
Norihisa Nagao
憲尚 長尾
Kazuko Ito
和子 伊藤
Haruo Tanaka
晴生 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】穀物臭(青豆臭)が低減されており、畜肉加工
用として適する粉末状植物性蛋白とその製造方法を提供
する。 【解決手段】(a) 大豆蛋白、(b) 還元糖及び(c) アミノ
基含有化合物からなる各成分を含有する水溶液を、pH
4〜9で、70℃〜140℃の温度で200秒以下の時
間、加熱殺菌し、冷却した後、噴霧乾燥して粉末状大豆
蛋白を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畜肉加工用に適し
た植物性蛋白(大豆、小麦等)に関する。特に本発明
は、植物性蛋白に特有の穀物臭が低減されていて、畜肉
加工用として適する粉末状植物性蛋白に関する。また、
本発明は、簡便に、低コストで製造することができる畜
肉加工用に適した粉末状植物性蛋白の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、大豆蛋白の穀物臭を低減させるた
めには、有機溶媒処理による洗浄などの特殊な処理が一
般的である(特公平3−31415号公報、特許第16
65368号)。また、穀物臭が少ない大豆蛋白は、原
料を厳選するか、品種を限定することによっても得るこ
とはできるが、原料を厳選する工程は極めて熟練した作
業を要する工程であるし、また穀物臭の少ない蛋白を得
ることができる大豆品種は高価であって、いずれもコス
ト高となることは免れない。他に、乳臭をもった油脂を
添加することによってその穀物臭を低減する手法もある
(特開平5−268880号公報)。この方法によれ
ば、穀物臭に対するマスキング効果が期待できるが、大
豆蛋白が本来もつ異風味の原因物質の除去はなされてい
ないため、保存状態などによっては酸化反応による風味
の劣化が懸念されるものであり、根本的な解決策とはい
い難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粉末状大豆
蛋白を製造する際に、特殊な有機溶媒による処理を必要
とせずに、異風味の主要因とされている原因物質を低減
させて大豆蛋白の風味を改善することができる、効率的
で安価な製造方法を提供することを目的とするものであ
る。また、本発明は、植物性蛋白に特有の穀物臭が低減
されていて、畜肉加工用として適する粉末状植物性蛋白
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、大豆蛋白製造時に
還元糖とアミノ基含有化合物(アミノ酸又はペプチド)
を混合することによって、大豆蛋白特有の穀物臭(青豆
臭)を低減でき、風味が改善された大豆蛋白を得ること
ができることを見出し、本発明を完成した。本発明は、
以下の各発明を包含する。
【0005】(1) (a) 大豆蛋白、(b) 還元糖及び(c) ア
ミノ基含有化合物からなる各成分を含有することを特徴
とする、粉末状大豆蛋白。
【0006】(2) 前記還元糖は、単糖類及び少糖類から
選ばれる少なくとも1種を含有する糖質類からなること
を特徴とする、(1) 項記載の粉末状大豆蛋白。 (3) 前記還元糖は、L−アラビノース、D−キシロー
ス、D−グルコース、D−リボース、D−フルクトー
ス、スクロース、ラクトース及びマルトースから選ばれ
る少なくとも1種であることを特徴とする、(1) 又は
(2) 記載の粉末状大豆蛋白。
【0007】(4) 前記アミノ基含有化合物は、アミノ
酸、アミノ酸塩及びペプチド化合物から選ばれる少なく
とも1種であることを特徴とする、(1) 〜(3) のいずれ
か1項記載の粉末状大豆蛋白。 (5) 前記アミノ基含有化合物は、グリシン、シスチン、
グルタミン、ヒスチジン等の遊離アミノ酸類、カゼイン
ペプチド及び大豆ペプチドから選ばれる少なくとも1種
であることを特徴とする、(1) 〜(3) のいずれか1項記
載の粉末状大豆蛋白。
【0008】(6) 前記アミノ基含有化合物は、アルカリ
で加水分解された動植物性蛋白由来のアミノ酸及び/又
はその塩であることを特徴とする、(1) 〜(5) のいずれ
か1項記載の粉末状大豆蛋白。 (7) 前記アミノ基含有化合物は、プロテアーゼに代表さ
れる酵素によって加水分解された動植物性蛋白由来のア
ミノ酸及び/又はその塩であることを特徴とする、(1)
〜(5) のいずれか1項記載の粉末状大豆蛋白。
【0009】(8)(a)大豆蛋白、(b) 還元糖及び(c) アミ
ノ基含有化合物からなる各成分を含有する水溶液を、p
H4〜9で、70℃〜140℃の温度で200秒以下の
時間、加熱殺菌し、冷却した後、噴霧乾燥することを特
徴とする、粉末状大豆蛋白の製造方法。
【0010】(9)(1)〜(7) に記載された粉末状蛋白質か
ら選ばれる少なくとも1種の粉末状大豆蛋白からなる、
畜肉加工食品用粉末状大豆蛋白。 (10)(1) 〜(7) に記載された粉末状蛋白から選ばれる少
なくとも1種の粉末状大豆蛋白を含有する畜肉加工食
品。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の粉末状大豆蛋白に使用さ
れている還元糖とアミノ酸は、通常メイラード反応を起
こすが、この反応は高温又はアルカリ領域のpHで進行
しやすいことがわかっている。本発明の大豆蛋白製造工
程の場合加熱殺菌処理が必須であり、好ましくは高温瞬
間殺菌処理(例えばUHT処理)であり、数秒から20
0秒という極めて短時間で反応が完結する。この場合、
メイラード反応で褐変反応が起こっても、短時間加熱処
理であるためその褐変反応(着色)は抑えることができ
る。さらに、この反応は還元糖とアミノ酸を選択するこ
とにより、加熱肉臭に近い臭気をも付与することができ
る。
【0012】本発明の方法を用いれば、従来の大豆蛋白
における青豆臭を低減出来るばかりでなく、畜肉加工用
蛋白としてより好ましい臭気を有する粉末状蛋白が提供
される。本発明の粉末状大豆蛋白が有する特性、すなわ
ち、青豆臭が少なくかつ加熱肉臭が付与されているとい
う特性は、従来、試みられてきている通常のマスキング
による青豆臭の消臭によって得られる特性とは、その特
性を備えるに至るメカニズムを異にしており、本発明の
粉末状大豆蛋白の臭気の力価は高いものである。
【0013】
【実施例】以下に、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。なお、各実施例及び比較例における(%)
は、特に断らない限り、(重量%)を意味している。
【0014】実施例1 IOM(イリノイ・オハイオ・ミネソタ)産精選大豆を
脱脂後、粉砕、抽出、脱溶剤して未変性脱脂大豆を得
た。この脱脂大豆に10倍量の50℃に加温した水を加
え、蛋白画分を抽出した。次に、この抽出液を遠心分離
してオカラを除去した後、硫酸を加えてpH4.5とし
て酸沈殿蛋白カードを得た。このカードに水及び水酸化
ナトリウムを加えてpH7.0の14%溶液を調製し
た。この溶液に固形分当たり1%のD−キシロース及び
1%のグリシン〔味の素(株)製〕を加え、直接蒸気吹
き込み装置である加熱殺菌装置により125℃で45秒
間加熱した後、フラッシングチャンバーにて冷却し、ホ
モミキサーにより均質化後、噴霧乾燥して、大豆蛋白粉
末を得た。得られた粉末大豆蛋白について、臭いの強
さ、青豆臭の強さを官能評価にて実施し評価した。結果
を表1に示す。
【0015】臭いの評価は専門パネラー10名によっ
て、臭いの強さ、青豆臭の強さを官能評価にて実施し評
価した。結果を表1に示す。なお、評点は以下の定義で
ある。 0〜3点 : 臭いが弱い 4〜6点 : 臭いが普通 7〜10点: 臭いが強い
【0016】比較例1 実施例1において、D−キシロース及びグリシンを使用
しない以外は、実施例1と同様の方法で大豆蛋白を製造
し、実施例1と同様に、臭いの強さ、青豆臭の強さを官
能評価した。結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】実施例2 IOM(イリノイ・オハイオ・ミネソタ)産精選大豆を
脱脂後、粉砕、抽出、脱溶剤して未変性脱脂大豆を得
た。この脱脂大豆に10倍量の50℃に加温した水を加
えて蛋白画分を抽出した。次に、この抽出液を遠心分離
しオカラを除去した後、硫酸を加えてpH4.5として
酸沈殿蛋白カードを得た。このカードに水及び水酸化ナ
トリウムを加えてpH7.0の14%溶液とした。この
溶液に固形分当たり2%のD−キシロース含有糖質〔商
品名:「キシラップ」岡村製油(株)製〕及び1%グリ
シン〔味の素(株)製〕を加え、直接蒸気吹き込み装置
である加熱殺菌装置により130℃で、10秒間加熱し
た後、フラッシングチャンバーにて冷却し、ホモミキサ
ーにより均質化後、噴霧乾燥して大豆蛋白粉末を得た。
得られた粉末大豆蛋白について、臭いの強さ、青豆臭の
強さを官能評価にて実施し評価した。結果を表2に示
す。
【0019】比較例2 実施例2において、「キシラップ」及びグリシンを使用
しない以外は、実施例2と同様の方法で大豆蛋白を製造
し、実施例2と同様に、臭いの強さ、青豆臭の強さを官
能評価した。結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】実施例3 IOM(イリノイ・オハイオ・ミネソタ)産精選大豆を
脱脂後、粉砕、抽出、脱溶剤して未変性脱脂大豆を得
た。この脱脂大豆に10倍量の50℃に加温した水を加
えて蛋白画分を抽出した。次に、この抽出液を遠心分離
してオカラを除去した後、硫酸を加えてpH4.5とし
て酸沈殿蛋白カードを得た。このカードに水及び水酸化
ナトリウムを加えてpH7.0の14%溶液とした。こ
の溶液に固形分当たり2%のD−キシロース含有糖質
〔商品名:「キシラップ」岡村製油(株)製〕及び2%
のカゼインペプチド〔商品名:「C3000」森永乳業
(株)製〕を加え、直接蒸気吹き込み装置である加熱殺
菌装置により125℃で90秒間加熱した後、フラッシ
ングチャンバーにて冷却し、ホモミキサーにより均質化
後、噴霧乾燥して大豆蛋白粉末を得た。得られた粉末大
豆蛋白について、臭いの強さ、青豆臭の強さを官能評価
にて実施し評価した。結果を表3に示す。
【0022】比較例3 実施例3において、「キシラップ」及び「C3000」
を使用しない以外は、実施例3と同様の方法で大豆蛋白
を製造し、実施例3と同様に、臭いの強さ、青豆臭の強
さを官能評価した。結果を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】実施例4 IOM(イリノイ・オハイオ・ミネソタ)産精選大豆を
脱脂後、粉砕、抽出、脱溶剤して未変性脱脂大豆を得
た。この脱脂大豆に10倍量の50℃に加温した水を加
えて蛋白画分を抽出した。次に、この抽出液を遠心分離
してオカラを除去した後、硫酸を加えてpH4.5とし
て酸沈殿蛋白カードを得た。このカードに水及び水酸化
ナトリウムを加えてpH7.0の14%溶液とした。こ
の溶液に固形分当たり2%のD−キシロース含有糖質
〔商品名:「キシラップ」岡村製油(株)製〕及び2%
の大豆ペプチド蛋白〔商品名:「アジプロン−CX」味
の素(株)製〕を加え、直接蒸気吹き込み装置である加
熱殺菌装置により、125℃で90秒間加熱した後、フ
ラッシングチャンバーにて冷却し、ホモミキサーにより
均質化後、噴霧乾燥して大豆蛋白粉末を得た。得られた
粉末大豆蛋白について、臭いの強さ、青豆臭の強さを官
能評価にて実施し評価した。結果を表4に示す。
【0025】比較例4 実施例4において、「キシラップ」及び「アジプロン−
CX]を使用しない以外は、実施例4と同様の方法で大
豆蛋白を製造し、実施例4と同様に、臭いの強さ、青豆
臭の強さを官能評価した。結果を表4に示す。
【0026】
【表4】
【0027】実施例5 IOM(イリノイ・オハイオ・ミネソタ)産精選大豆を
脱脂後、粉砕、抽出、脱溶剤して未変性脱脂大豆を得
た。この脱脂大豆に10倍量の50℃に加温した水を加
えて蛋白画分を抽出した。次に、この抽出液を遠心分離
してオカラを除去した後、硫酸を加えてpH4.5とし
て酸沈殿蛋白カードを得た。このカードに水及び水酸化
ナトリウムを加えてpH7.0の14%溶液とした。こ
の溶液に固形分当たり1%のD−グルコース〔商品名:
「ゴールドシュガー」(株)林原商事製〕及び1%のグ
リシン〔味の素(株)製〕を加え、直接蒸気吹き込み装
置である加熱殺菌装置により、130℃で10秒間加熱
した後、フラッシングチャンバーにて冷却し、ホモミキ
サーにより均質化後、噴霧乾燥して大豆蛋白粉末を得
た。得られた粉末大豆蛋白について、臭いの強さ、青豆
臭の強さを官能評価にて実施し評価した。結果を表5に
示す。
【0028】比較例5 実施例5において、D−グルコース及びグリシンを使用
しない以外は、実施例5と同様の方法で大豆蛋白を製造
し、実施例5と同様に、臭いの強さ、青豆臭の強さを官
能評価した。結果を表5に示す。
【0029】
【表5】
【0030】実施例6 IOM(イリノイ・オハイオ・ミネソタ)産精選大豆を
脱脂後、粉砕、抽出、脱溶剤して未変性脱脂大豆を得
た。この脱脂大豆に10倍量の50℃に加温した水を加
えて蛋白画分を抽出した。次に、この抽出液を遠心分離
しオカラを除去した後、硫酸を加えてpH4.5として
酸沈殿蛋白カードを得た。このカードに水及び水酸化ナ
トリウムを加えてpH7.0の14%溶液とした。この
溶液に固形分当たり2%のD−キシロース含有糖質〔商
品名:「キシラップ」岡村製油(株)製〕及び1%のL
−シスチン〔味の素(株)製〕を加え、直接蒸気吹き込
み装置である加熱殺菌装置により、125℃で45秒間
加熱した後、フラッシングチャンバーにて冷却し、ホモ
ミキサーにより均質化後、噴霧乾燥して大豆蛋白粉末を
得た。得られた粉末大豆蛋白について、臭いの強さ、青
豆臭の強さを官能評価にて実施し評価した。結果を表6
に示す。
【0031】比較例6 実施例6において、「キシラップ」及びL−シスチンを
使用しない以外は、実施例6と同様の方法で大豆蛋白を
製造し、実施例6と同様に、臭いの強さ、青豆臭の強さ
を官能評価した。結果を表6に示す。 比較例7 実施例6において、L−シスチンをL−システインとし
て、実施例6と同様に大豆蛋白粉末を製造し、実施例6
と同様に、臭いの強さ、青豆臭の強さを官能評価した。
結果を表6に示す。
【0032】比較例8 実施例6において、「キシラップ」を使用しない以外
は、実施例6と同様の方法で大豆蛋白を製造し、実施例
6と同様に、臭いの強さ、青豆臭の強さを官能評価し
た。結果を表6に示す。
【0033】比較例9 実施例6において、L−シスチンを使用しない以外は、
実施例6と同様の方法で大豆蛋白を製造し、実施例6と
同様に、臭いの強さ、青豆臭の強さを官能評価した。結
果を表6に示す。
【0034】
【表6】
【0035】実施例7 IOM(イリノイ・オハイオ・ミネソタ)産精選大豆を
脱脂後、粉砕、抽出、脱溶剤して未変性脱脂大豆を得
た。この脱脂大豆に10倍量の50℃に加温した水を加
えて蛋白画分を抽出した。次に、この抽出液を遠心分離
してオカラを除去した後、硫酸を加えてpH4.5とし
て酸沈殿蛋白カードを得た。このカードに水及び水酸化
ナトリウムを加えてpH7.0の12%溶液とし、プロ
テアーゼ処理を行った。この溶液に固形分当たり0.5
%に当たるD−キシロース含有糖質〔商品名:「キシラ
ップ」岡村製油(株)製〕及び0.25%のグリシン
〔味の素(株)製〕を加え、直接蒸気吹き込み装置であ
る加熱殺菌装置により、130℃で10秒間加熱した
後、フラッシングチャンバーにて冷却し、ホモミキサー
により均質化後、噴霧乾燥して大豆蛋白粉末を得た。得
られた粉末大豆蛋白について、臭いの強さ、青豆臭の強
さを官能評価にて実施し評価した。結果を表7に示す。
【0036】実施例8 実施例7において、加熱殺菌処理の温度条件を120℃
で45秒間とし、実施例7と同様に大豆蛋白粉末を製造
した。得られた粉末大豆蛋白について、臭いの強さ、青
豆臭の強さを官能評価にて実施し評価した。結果を表7
に示す。
【0037】比較例10 実施例7において、「キシラップ」及びグリシンを使用
しない以外は、実施例7と同様の方法で大豆蛋白を製造
した。得られた粉末大豆蛋白について、臭いの強さ、青
豆臭の強さを官能評価にて実施し評価した。結果を表7
に示す。
【0038】
【表7】
【0039】
【発明の効果】本発明によって、通常の大豆蛋白製造工
程において大豆蛋白特有の穀物臭(青豆臭)が低減され
た粉末状大豆蛋白白を簡便かつ安価に製造することが可
能になった。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 和子 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社食品総合研究所内 (72)発明者 田中 晴生 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社食品総合研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 大豆蛋白、(b) 還元糖及び(c) アミ
    ノ基含有化合物からなる各成分を含有することを特徴と
    する、粉末状大豆蛋白。
  2. 【請求項2】 前記還元糖は、単糖類及び少糖類から選
    ばれる少なくとも1種を含有する糖質類からなることを
    特徴とする、請求項1記載の粉末状大豆蛋白。
  3. 【請求項3】 前記還元糖は、L−アラビノース、D−
    キシロース、D−グルコース、D−リボース、D−フル
    クトース、スクロース、ラクトース及びマルトースから
    選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求
    項1又は2記載の粉末状大豆蛋白。
  4. 【請求項4】 前記アミノ基含有化合物は、アミノ酸、
    アミノ酸塩及びペプチド化合物から選ばれる少なくとも
    1種であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    1項記載の粉末状大豆蛋白。
  5. 【請求項5】 前記アミノ基含有化合物は、グリシン、
    シスチン、グルタミン、ヒスチジン等の遊離アミノ酸
    類、カゼインペプチド及び大豆ペプチドから選ばれる少
    なくとも1種であることを特徴とする、請求項1〜3の
    いずれか1項記載の粉末状大豆蛋白。
  6. 【請求項6】 前記アミノ基含有化合物は、アルカリで
    加水分解された動植物性蛋白由来のアミノ酸及び/又は
    その塩であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれ
    か1項記載の粉末状大豆蛋白。
  7. 【請求項7】 前記アミノ基含有化合物は、プロテアー
    ゼに代表される酵素によって加水分解された動植物性蛋
    白由来のアミノ酸及び/又はその塩であることを特徴と
    する、請求項1〜5のいずれか1項記載の粉末状大豆蛋
    白。
  8. 【請求項8】 (a) 大豆蛋白、(b) 還元糖及び(c) アミ
    ノ基含有化合物からなる各成分を含有する水溶液を、p
    H4〜9で、70℃〜140℃の温度で200秒以下の
    時間、加熱殺菌し、冷却した後、噴霧乾燥することを特
    徴とする、粉末状大豆蛋白の製造方法。
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