JP2000312793A - ミシンの下糸切断装置 - Google Patents

ミシンの下糸切断装置

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JP2000312793A
JP2000312793A JP11124304A JP12430499A JP2000312793A JP 2000312793 A JP2000312793 A JP 2000312793A JP 11124304 A JP11124304 A JP 11124304A JP 12430499 A JP12430499 A JP 12430499A JP 2000312793 A JP2000312793 A JP 2000312793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下糸が切断される位置を安定化して加工布の
裏側に残される下糸の端部を良好に短くすると共に、次
の縫製のために下糸を確実に保持することのできるミシ
ンの下糸切断装置の提供。 【解決手段】 縫製終了時、レバー77が時計回り方向
に揺動され、これに伴って、図示しない下糸捌きが揺動
する。下糸捌きの先端がピン79bを押すことにより、
下糸掴み79が(A)の位置へ揺動し、フック79cと
下糸掴みバネ91の切欠91aとの間に下糸が保持され
る。また、このとき、下糸可動刃87の突出部87bが
カム面75dに当接することにより、ハサミ83が閉じ
始め、(B)の位置までレバー77が揺動すると、ハサ
ミ83が完全に閉じて下糸を切り終える。下糸を確実に
保持した後でハサミ83による切断を行っているので、
下糸を安定した位置で短く切断し、次の縫製時にも下糸
の捕捉が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンに設けら
れ、加工布への縫い目の形成後に下糸を切断するミシン
の下糸切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の下糸切断装置とし
て、ミシンの針板の下方に配設されて加工布への縫い目
の形成後に下糸を切断するハサミ等の下糸切断手段を、
備えたものが知られている。また、この下糸切断装置で
は、上記縫い目の形成後に上記下糸切断手段による下糸
の切断箇所より下方の所定位置で下糸を保持する下糸保
持手段を設け、下糸の切断が安定して実行できるように
することも考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、上
記下糸保持手段に相当する構成を上記下糸切断手段とは
全く独立した構成として設けることが考えられていな
い。このため、上記下糸切断手段及び上記下糸保持手段
にリンク機構等を介して動力を伝達する場合、下糸の保
持と下糸の切断とが並行して実行されることになる。す
ると、下糸が完全に保持される前に下糸の切断が開始さ
れ、下糸の切断中にも下糸保持手段の動作が継続するこ
とになる。従って、従来は、実際に下糸が切断される位
置が安定せず、加工布の裏側に残される下糸の端部も長
くなったり短くなったりしていた。これに対して、縫い
目の形成後に下糸を切断する場合、加工布の裏側に残さ
れる下糸の端部をできるだけ短くすることが、加工布の
美観を損なわない目的で要請される。また、このように
下糸の保持と下糸の切断とを並行して実行する場合、一
旦保持した下糸が切断動作によって引き抜かれる場合が
ある。このため、従来は、安定して下糸を保持すること
ができず、次に縫製を開始したときに下糸の捕捉に失敗
して縫い目が形成できない場合があった。
【0004】そこで、本発明は、下糸が切断される位置
を安定化して加工布の裏側に残される下糸の端部を良好
に短くすると共に、次の縫製のために下糸を確実に保持
することのできるミシンの下糸切断装置を提供すること
を目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、ミシン
の針板の下方に配設され、加工布への縫い目の形成後に
下糸を切断する下糸切断手段と、上記縫い目の形成後
に、上記下糸切断手段による下糸の切断箇所より下方の
所定位置で下糸を保持する下糸保持手段と、上記下糸切
断手段及び上記下糸保持手段に動力を伝達するリンク機
構と、を備えたミシンの下糸切断装置であって、上記リ
ンク機構が、上記下糸切断手段による下糸の切断に先立
って上記下糸保持手段を駆動して下糸を保持した後、上
記下糸保持手段を停止した上で上記下糸切断手段を駆動
して下糸を切断することを特徴としている。
【0006】このように構成された本発明は、ミシンの
針板の下方に配設されて加工布への縫い目の形成後に下
糸を切断する下糸切断手段と、上記縫い目の形成後に上
記下糸切断手段による下糸の切断箇所より下方の所定位
置で下糸を保持する下糸保持手段と、を備えている。そ
して、下糸切断手段及び下糸保持手段に動力を伝達する
リンク機構は、下糸切断手段による下糸の切断に先立っ
て下糸保持手段を駆動して下糸を保持した後、下糸保持
手段を停止した上で下糸切断手段を駆動して下糸を切断
する。このように、本発明では、下糸切断手段による下
糸の切断に先立って下糸保持手段を駆動して下糸を保持
するので、下糸を確実に保持することができる。また、
下糸切断手段による下糸の切断は、下糸保持手段が停止
した後に実行されるので、下糸を安定した位置で確実に
切断することができる。
【0007】このため、本発明では、下糸が切断される
位置を安定化して加工布の裏側に残される下糸の端部を
良好に短くすることができ、延いては、加工布の美観を
良好に確保することも可能となる。また、本発明では、
前述のように下糸を確実に保持することができるので、
次に縫製を開始したときには下糸を良好に捕捉して確実
に縫い目を形成することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記加工布の上方に配設され、上記縫い目の
形成後に上糸を切断する上糸切断手段と、上記針板の下
方に配設され、上記上糸切断手段による上糸の切断後
に、該切断された上糸の端部をその上糸に絡められた下
糸と共に加工布の下方へ引き抜く下糸捌きと、該下糸捌
きによる下糸の捌き量を変更する捌き量変更手段と、を
更に備え、上記リンク機構が、下糸を保持するときの上
記下糸保持手段の駆動量を、上記捌き量変更手段による
上記捌き量の変更に関わらず一定とすることを特徴とし
ている。
【0009】本発明では、加工布の上方に配設された上
糸切断手段が、縫い目の形成後に上糸を切断する。ま
た、針板の下方に配設された下糸捌きは、上記上糸切断
手段による上糸の切断後に、その切断された上糸の端部
をその上糸に絡められた下糸と共に加工布の下方へ引き
抜く。このため、加工布の表面に上糸の端部が残らず、
加工布の美観を一層良好に確保することができる。しか
も、下糸捌きによる下糸の捌き量は、捌き量変更手段に
よって変更することができる。このため、加工布の厚さ
や下糸の太さ等が変化した場合にも、良好に上糸を加工
布の下方へ引き抜き、加工布の美観を確保することがで
きる。
【0010】また、本発明では、上記リンク機構が、下
糸を保持するときの下糸保持手段の駆動量を、捌き量変
更手段による上記捌き量の変更に関わらず一定としてい
る。このため、上記捌き量を変更した場合にも下糸保持
手段による下糸の保持は同様に行われ、下糸切断手段に
よる下糸の切断中にも下糸保持手段の動作が継続する等
の事態の発生を良好に防止することができる。よって、
捌き量変更手段による上記捌き量の変更の有無に関わら
ず、請求項1記載の発明の効果は確保される。
【0011】従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果に加えて、加工布の表面に上糸の端部が残るのを
確実に防止して、加工布の美観を一層良好に確保するこ
とができるといった効果が生じる。請求項3記載の発明
は、請求項1または2記載の構成に加え、上記下糸保持
手段が上記下糸を保持する位置が、上記針板近傍の所定
位置に固定されたことを特徴としている。
【0012】本発明では、下糸保持手段が下糸を保持す
る位置が針板近傍の所定位置に固定されており、その位
置は下糸切断装置の動作中にも変化しない。このため、
下糸が切断される位置を一層安定化して、加工布の裏側
に残される下糸の端部を更に短くすることができる。ま
た、上記所定位置は針板近傍に固定されているので、次
に縫製を開始したときには下糸を極めて良好に捕捉する
ことができる。
【0013】従って、本発明では、請求項1または2記
載の発明の効果に加えて、加工布の裏側に残される下糸
の端部を一層良好に短くして加工布の美観を一層良好に
確保すると共に、次に縫製を開始したときには下糸を一
層良好に捕捉して一層確実に縫い目を形成することがで
きるといった効果が生じる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明が適用された穴かがり
縫いミシンMの外観を表す斜視図である。なお、この穴
かがり縫いミシンMは、加工布W(図13参照)に穴か
がり縫い目100(図12参照)を形成し、その穴かが
り縫い目100の千鳥縫い目101,102の間を切断
してボタン穴110を形成するいわゆるボタン穴用の穴
かがり縫いミシンである。
【0015】図1に示すように、穴かがり縫いミシンM
には、ミシンテーブル1に、ミシンモータ2,そのミシ
ンモータ2を起動または停止するためのペダル3,穴か
がり縫い目100及びボタン穴110を形成するための
種々のデータを入力するための操作パネル4,及び後述
の各部の駆動制御を行う制御装置5等が設けられてい
る。
【0016】穴かがり縫いミシンMは、ベッド部6と脚
柱部7とアーム部8とを有し、図2に示すように、加工
布Wに穴かがり縫い目100を形成する縫製機構10
と、加工布Wを布送りする送り台11と、送り台11を
布送り方向へ駆動する送り台駆動機構12(図3参照)
と、加工布Wの穴かがり縫い目100の千鳥縫い目10
1,102間を切断してボタン穴110を形成するカッ
タ13と、カッタ13を上下に駆動するカッタ駆動機構
(図示略)とを備えている。
【0017】図2に示すように、縫製機構10は、アー
ム部8の頭部8aに設けられた針棒15及び針棒15の
下端部に着脱自在に装着された縫い針16と、針棒15
を上下に往復駆動し左右に揺動駆動する針棒駆動機構1
7(図5参照)と、ベッド部6に設けられ縫い針16と
共働して穴かがり縫い目を形成する釜(図示略)とを備
えている。そして、送り台11で加工布Wを布送りしな
がらこの縫製機構10を駆動することにより、図12に
示す穴かがり縫い目100を形成することができる。図
12に示すように、穴かがり縫い目100は、左千鳥縫
い目101と右千鳥縫い目102とを有し、更に、その
前端部には前閂止め縫い目103を、後端部には奥閂止
め縫い目104を、それぞれ有している。なお、通常の
縫製時には、前閂止め縫い目103の一部、左千鳥縫い
目101、奥閂止め縫い目104、右千鳥縫い目10
2、前閂止め縫い目103の残りの部分の順で縫い目が
形成される。
【0018】次に、前述の送り台11と送り台駆動機構
12について説明する。図2,図3に示すように、送り
台11は前後に長い板状に形成され、その前端部には、
穴かがり縫い目100及びボタン穴110を形成するた
めの長孔11aが形成されている。ベッド部6の上面に
は左右一対の案内板20がはめ込まれており、それらの
案内板20の間に、送り台11が前後に移動可能にガイ
ド支持されている。
【0019】送り台駆動機構12は、送り台11の後端
部下面側に固定された可動部材21と、前後に長い連結
ロッド23により可動部材21に固定的に連結された可
動部材22と、可動部材22を次に述べる機構によって
前後に駆動するステッピングモータ24とを備えてい
る。
【0020】連結ロッド23は、可動部材21,22の
左端部(図3の奥手側)を挿通して延び、可動部材2
1,22の前後両側において一対の軸受25を介してミ
シン機枠に前後に移動可能にガイド支持されている。ま
た、連結ロッド23の右側には、前後に長いロッド26
が固定的に設けられ、このロッド26に可動部材22の
右端部が軸受22aを介して前後に移動自在にガイド支
持されている。
【0021】ステッピングモータ24の出力軸には駆動
プーリ27が固着され、駆動プーリ27の後方には図示
しない従動プーリがミシン機枠に固定的に設けられ、こ
れら両プーリに無端状のベルト28が掛け渡されてい
る。このベルト28の一部に前述の可動部材22が固定
され、ステッピングモータ24が駆動されると、可動部
材22,21と共に送り台11が前後に駆動される。
【0022】ところで、可動部材22には、前端部に布
押え31を取り付けた押え腕30の後端部が、左右方向
向きの軸心回りに回動可能に連結されている。この布押
え31は、押え腕30の前上面に形成された溝30aと
転動ローラ32との係合によって、後述の布押え駆動機
構33(図4参照)によって上下に駆動される押え棒3
5に接続されている。このため、布押え31は、上下方
向には押え棒35と一体に上下動し、前後方向には溝3
0aの範囲内で移動可能となる。また、前述のカッタ駆
動機構はカッタ駆動用ソレノイド39(図11参照)を
中心に構成されており、カッタ13は、そのカッタ駆動
機構により上下動されるカッタ取付軸40下端のカッタ
ホルダ41に、ビス41aを介して取り付けられてい
る。
【0023】次に、図4に示すように、布押え駆動機構
33は、左右方向の軸を中心に揺動可能なL型リンク片
43,44をアーム部8の前後に備えると共に、押え棒
35と前側のL型リンク片43の一端との間にピン結合
された上下方向に伸びるリンク部材45と、後ろ側のL
型リンク片44の一端と後述のリンク部材65(図6参
照)との間にピン結合された上下に長いリンク部材46
と、L型リンク片43,44の他端同士の間にピン結合
された前後に長いリンク部材47とを備えている。リン
ク部材46にはピン46aが突設され、このピン46a
には左右方向の軸を中心に揺動するカム48の一端48
aが係合している。また、カム48の他端48bは、ス
テッピングモータ49によって鉛直面内を円運動される
ピン49aに係合しており、このカム48によって、ス
テッピングモータ49の回転をリンク部材46の上下動
に変換することができる。
【0024】すると、このリンク部材46の上下動がL
型リンク片44,リンク部材47,L型リンク片43,
リンク部材45を順次経由して押え棒35に伝達され
る。このため、布押え駆動機構33では、布押え31
を、その布押え31によって加工布Wを押さえる布押え
位置と、その布押え31を最大に上昇させた最大上昇位
置との間の任意の高さに、ステッピングモータ49の回
転角に応じて移動させることができる。
【0025】次に、図5は、針棒駆動機構17の構成を
表す斜視図である。図5に示すように、この針棒駆動機
構17では、前述の針棒15は、アーム部8に揺動自在
に設けられた針棒台51に上下方向に摺動可能に支持さ
れている。また、この針棒15には、所定の位置に針棒
抱き52が固定されている。
【0026】一方、一端53aが鉛直面内の円Cに沿っ
て円運動する針棒連竿53の他端53bは、角コマ54
を介して針棒抱き52に接続されている。なお、針棒抱
き52の角コマ54側には、左右方向に断面矩形に形成
された案内溝52aが形成され、角コマ54はこの案内
溝52aに左右方向に移動自在に係合する。また、針棒
連竿53の他端53bの角コマ54を設けた側と反対側
には、角コマ55が設けられている。この角コマ55が
針棒連竿案内56の垂直溝56aに係合することによっ
て、針棒連竿53の他端53bは垂直方向にのみ移動可
能に案内される。更に、針棒台51の側面には平板状の
針棒案内57が固定されている。この針棒案内57に
は、針棒15に沿って伸びる長穴57aが形成され、こ
の長穴57aには、針棒抱き52の側面から突出した突
起52bが係合している。また、針棒台51の下端に
は、ステッピングモータ61の回転が無端状のベルト6
1aを介して伝達されることによって揺動する揺動レバ
ー62の先端が、角コマ63を介して接続されている。
【0027】このように構成された針棒駆動機構17で
は、ミシンモータ2によって回転駆動される上軸64か
ら針棒連竿53に加わる力を、角コマ54を介して針棒
15に伝達し、それによって針棒15を上下動させるこ
とができる。また、ステッピングモータ61から揺動レ
バー62に加わる力を、角コマ63を介して針棒台51
に伝達し、それによって針棒15を左右に揺動させるこ
とができる。そして、針棒15の上下動に応じてその針
棒15を左右に揺動させ、かつ、送り台11を介して布
送りをすることにより、前述の穴かがり縫い目100等
の形成が可能となる。
【0028】図6は、リンク部材46の下端46b近傍
の構成を、図4の裏側方向から表す左側面図である。図
6に示すように、リンク部材46の下端46bはベッド
部6内にまで伸びており、その下端46bは、左右方向
の軸65aを中心に揺動可能なリンク部材65の一端6
5bにピン結合されている。リンク部材65の他端には
ピン65cが立設され、そのピン65cは、左右方向の
軸67aを中心に揺動可能なカム板67のカム穴67b
に係合している。
【0029】カム穴67bは、下端から角度αの区間は
軸65aを中心とする円弧状に形成され、続く角度βの
区間は軸65aからの距離が徐々に拡大するように形成
され、更に、それよりも上方は軸65aを中心とする円
弧状に形成されている。このため、リンク部材46が最
も上昇して布押え31が布押え位置に存在する状態(図
6に実線で示す)から、リンク部材46が少し下降して
リンク部材65が角度αの区間を揺動する間は、カム板
67は何等揺動しない。続いて、リンク部材46が更に
下降して、リンク部材65が角度βの区間を揺動する
と、その間、カム板67は徐々に図6における反時計回
り方向に揺動する。また、リンク部材65が角度βの区
間を超えて更に揺動しても、カム板67は何等揺動しな
い。
【0030】カム板67の上端には、リンク部材69の
後端69aがピン結合されている。このリンク部材69
は、ベッド部6の表面と平行に前方に向かって伸び、そ
の先端69bは、図7に示すようにリンク部材71,7
3を介して下糸切断機構70に接続されている。従っ
て、リンク部材65が角度βの区間を揺動する期間にの
みリンク部材69が前後に移動し、これによって、ステ
ッピングモータ49の駆動力が以下に説明する下糸切断
機構70に伝達される。
【0031】図7は、下糸切断機構70の構成を表す下
面図である。図7に示すように、下糸切断機構70は、
針板75の下面に垂直に設けられた軸77a,78a,
及び79aを中心に揺動するレバー77,下糸捌き7
8,及び下糸掴み79を備えている。なお、下糸捌き7
8は、先端にピン80aが立設された支持部80と、先
端に切欠81aを有する下糸捌き本体81とによって構
成され、図示しない長穴を介してビス82が螺合するこ
とにより、下糸捌き本体81と支持部80とは取付角度
を上記揺動方向に微調整可能に接続されている。ピン8
0aは、レバー77の先端に設けられたカム穴77bに
係合しており、レバー77は前述のリンク部材73にピ
ン結合されている。このため、前述のようにリンク部材
69が前後に揺動すると、レバー77及び下糸捌き78
が軸77a,78aを中心に揺動する。更に、下糸捌き
本体81先端の切欠81aに隣接する外周面は、カム面
81bとなっており、下糸掴み79に立設されたピン7
9bにこのカム面81bが当接することによって下糸掴
み79が図7における時計回り方向に揺動する。
【0032】針板75には、周知の穴かがり縫いミシン
と同様に、左右方向(針棒台51の揺動方向)に細長い
針穴75aと、ボタン穴形成時にカッタ13の先端が挿
入されるカッタ穴75bとが形成されている。また、針
板75の下面には、針穴75a及びカッタ穴75bの周
囲を包含し、かつ、次に述べるハサミ83の移動空間を
構成する凹部75cが形成されている。ハサミ83は、
レバー77に固定された下糸固定刃85と、その下糸固
定刃85に立設されたピン85aを中心に揺動する下糸
可動刃87とを備えており、下糸固定刃85と下糸可動
刃87とは、留め金89と図示しない皿バネとによって
圧接状態に保持されている。下糸可動刃87の前方側
(図7における左側)端縁には、左右に突出部87a,
87bが形成されており、後述のように、凹部75cの
前方側内壁面は、この突出部87a,87bに当接して
下糸可動刃87を揺動させるカム面75dとなってい
る。
【0033】更に、下糸掴み79の先端にはフック79
cが形成され、針板75の下面には下糸掴みバネ91が
下糸掴み79の下面に圧接するように固定されている。
下糸掴みバネ91は、前方側に切欠91aを有する板バ
ネによって構成され、後述のように、フック79cと共
働して下糸S(図13参照)をつかむものである。
【0034】また、布押え31近傍には、図8(A)の
斜視図及び図8(B)の上面図に示すように、上糸可動
刃95によって上糸T(図13参照)を切断する上糸切
断機構99が設けらている。上糸可動刃95には、前述
のリンク部材47(図4)から図示しないリンク機構を
介して動力が伝達され、図8(B)に示すように、この
上糸可動刃95は、布押え31に形成された穴部31a
を通って加工布Wと縫い針16とを結ぶ上糸Tを切断す
る。上糸可動刃95は、リンク部材65が前述の角度α
(図6)の区間を移動する間に動作を終了し、この間に
上糸Tを切断する。
【0035】後述のように、穴かがり縫いミシンMが穴
かがり縫い目100を形成し、その穴かがり縫いミシン
Mが停止されるときには、ステッピングモータ49はリ
ンク部材46を押し下げる方向に回転する。すると、こ
れに応じてリンク部材65は角度αの区間を図6におけ
る反時計回り方向に揺動し、この間に上糸Tが切断され
る。続いて、リンク部材65は、角度βの区間を図6に
おける反時計回り方向に揺動し、この間に次に述べるよ
うに下糸Sが切断される。そして、リンク部材46が更
に押し下げられ、リンク部材65が図6における反時計
回り方向に更に揺動すると、この間には糸切り動作等は
実行されず、リンク部材46の下降に応じた布押え31
の上昇のみが実行される。
【0036】ここで、リンク部材65が角度βの区間を
反時計回り方向に揺動し、これに応じてリンク部材69
が後退するときの下糸切断機構70の動作を説明する。
先ず、穴かがり縫い目100の縫製中には、リンク部材
69は最も前進した位置に配設され、下糸切断機構70
の各部材は図7に示す位置に配設される。
【0037】リンク部材65が角度βの区間を揺動し、
リンク部材69が後退するに伴って、レバー77は図7
における時計回り方向に揺動する。レバー77のカム穴
77bは、この揺動の初期にはピン80aを前方に押し
出すように構成されているので、このとき、下糸捌き7
8も図7における時計回り方向に揺動する。すると、下
糸捌き本体81の切欠81aは、針穴75aを通って加
工布Wと釜(図示略)とを結ぶ下糸Sを捕捉して、上記
揺動方向に引っ張る。これによって後述のように、上糸
切断機構99にて切断された上糸Tの端部Taは、その
上糸Tに絡められた下糸Sと共に加工布Wの下方へ引き
抜かれる。また、この下糸捌き78の動作によって、下
糸Sは、下糸掴み79のフック79cに引っかけられ
る。
【0038】レバー77が更に揺動し、これに伴って下
糸捌き78が更に揺動すると、図9(A)に示すよう
に、下糸捌き本体81のカム面81bが下糸掴み79の
ピン79bに当接する。下糸捌き78が更に揺動する
と、図9(B)に示すように、カム面81bがピン79
bを後方に押すことにより、下糸掴み79は図9におけ
る時計回り方向に揺動する。また、下糸捌き78が図9
(B)に示す位置まで揺動すると、ピン80aはカム穴
77bの内、軸77aを中心とする円弧状に形成された
部分に係合する。このため、レバー77がこれ以上揺動
しても、下糸捌き78は揺動しない。なお、下糸捌き本
体81のカム面81bに続く面81cは、軸78aを中
心とする円弧状に形成されている。このため、下糸掴み
79が図9(B)に示す位置まで揺動した後は、仮に下
糸捌き78がそれ以上揺動することがあったとしても下
糸掴み79の位置は変化しない。従って、ビス82によ
り支持部80と下糸捌き本体81との取付角度を調整
し、下糸捌き78による下糸Sの捌き量を変更しても、
下糸掴み79の駆動量及び動作タイミングは変化しな
い。
【0039】このように、下糸掴み79が図9(B)に
示す位置まで揺動すると、図10(A)に下糸捌き78
を省略して示すように、フック79cは、下糸掴みバネ
91の切欠91aの上面に沿って所定量食い込んだ位置
に配設される。このため、下糸Sは、フック79cと切
欠91aとの間に確実に保持される。
【0040】また、このとき、下糸可動刃87の突出部
87bがカム面75dに当接することにより、ハサミ8
3が閉じ始める。そして、ピン80aがカム穴77bの
端部に達してレバー77の揺動が止まる頃(リンク部材
65が角度βの区間を揺動しきってリンク部材69の後
退が停止する時期と一致)には、図10(B)に示すよ
うに、下糸可動刃87と下糸固定刃85との先端が完全
に重なり合い、加工布Wとフック79cとの間に張設さ
れた下糸Sをハサミ83が切り終える。
【0041】一方、布押え31を下げて再び穴かがり縫
い目100の縫製が開始されるときは、リンク部材69
が前進してレバー77は図7に示した位置に戻る。この
とき、下糸可動刃87の突出部87aがカム面75dに
当接することにより、ハサミ83も、図7に示したよう
に開いた状態に戻る。
【0042】また、下糸掴み79は、実際に縫製が開始
されて送り台11が移動を開始したときに、後方に突設
されたピン79dに図示しないリンク機構を介して送り
台11の動作を伝達され、これによって図7に示した位
置に戻る。このため、次の縫製開始時には下糸Sがフッ
ク79cと切欠91aとの間に保持されているので、縫
製開始時おける縫い目の形成を良好に行うことができ
る。しかも、フック79cと切欠91aとの間に下糸S
を保持する時点では、図10(A)に示すようにハサミ
83は、針穴75aからフック79cに至る経路を遮っ
ておらず、下糸Sに何等力を加えていない。このため、
下糸掴み79と下糸掴みバネ91とによる下糸Sの保持
を極めて確実に行うことができる。従って、次の縫製開
始時には下糸Sを極めて良好に捕捉して、確実に縫い目
を形成することができる。また、穴かがり縫いミシンM
では、このように下糸Sを確実に保持した後でハサミ8
3による切断を行っているので、下糸Sを安定した位置
で確実に切断し、後述のように加工布Wの美観を確保す
ることができる。
【0043】次に、この穴かがり縫いミシンMの制御系
の構成について説明する。図11に示すように、制御装
置5はCPU5a,ROM5b,RAM5cを主要部と
するマイクロコンピュータによって構成され、更に、ペ
ダル3の操作状態に応じた信号及び操作パネル4からの
信号が入力される入力インタフェース5dと、ミシンモ
ータ2,ステッピングモータ24,ステッピングモータ
49,ステッピングモータ61,及びカッタ駆動用ソレ
ノイド39に図示しない駆動回路を介して駆動信号を出
力すると共に操作パネル4へも表示状態等の制御信号を
出力する出力インタフェース5eとを備え、それらをバ
ス5fにて接続して構成されている。
【0044】このように構成された穴かがり縫いミシン
Mでは、穴かがり縫い目100に関わる幅,ピッチ等の
各種データが操作パネル4にて設定された後、ペダル3
が踏み込まれると、制御装置5はROM5bに記憶され
たプログラムを実行して加工布Wに穴かがり縫い目10
0を形成する。すなわち、操作パネル4から入力された
データに基づいて穴かがり縫い目100を構成する針落
ち点のデータを作成し、その針落ち点に縫い目を形成す
べくミシンモータ2,ステッピングモータ24及び61
を駆動するのである。
【0045】図12は、穴かがり縫いミシンMが使用す
る針落ち点のデータを表す説明図である。このデータ
は、針落ち点P1 からP113 に至る113針の針落ち点
からなるデータである。このデータに基づいて制御装置
5がミシンモータ2,ステッピングモータ24及び61
を駆動すると、針落ち点P1 ,P2 ,……の順で縫い目
が形成され、前閂止め縫い目103の一部、左千鳥縫い
目101、奥閂止め縫い目104、右千鳥縫い目10
2、前閂止め縫い目103の残りの部分の順で縫製が行
われる。また、右千鳥縫い目102の縫製中の所定時期
または右千鳥縫い目102の縫製終了時には、制御装置
5はカッタ駆動用ソレノイド39を駆動して、カッタ1
3によりボタン穴110を形成する。そして、穴かがり
縫い目100の形成終了後には、制御装置5は、前述の
ようにステッピングモータ49を駆動してリンク部材4
6を下降させ、上糸切断機構99の駆動,下糸切断機構
70の駆動,及び布押え31の上昇を順次実行する。
【0046】ここで、図12に示すように、穴かがり縫
いミシンMで使用される針落ち点のデータでは、最後か
ら2番目の針落ち点P112 が穴かがり縫い目100の左
端に配設され、最後の針落ち点P113 はその近傍に配設
されている。このため、穴かがり縫いミシンMでは、次
のように、加工布Wの裏側に残される下糸Sの端部の長
さを短くすることができる。
【0047】前述のように、穴かがり縫いミシンMで
は、上糸切断機構99による上糸Tの切断後に、下糸捌
き78によってその切断された上糸Tの端部Taを下糸
Sと共に加工布Wの下方へ引き抜いている。このため、
図13(A)に模式的に示すように、上糸Tの切断時に
は端部Taが針落ち点P113 から加工布Wの表面に突出
しているが、下糸捌き78の動作によって、図13
(B)に模式的に示すように、端部Taは下糸Sと共に
加工布Wの下方へ引き抜かれる。従って、針落ち点P11
3 には最終的には縫い目が形成されず、最後の縫い目は
最後から2番目の針落ち点P112となる。そして、この
針落ち点P112 とフック79cとの間に張設された下糸
Sを、ハサミ83が切断する。
【0048】穴かがり縫いミシンMでは、この針落ち点
P112 を穴かがり縫い目100の左端に配設しているの
で、加工布Wとフック79cとの間に張設される下糸S
の長さが短くなり、延いては、切断後に加工布Wの裏側
に残される下糸Sの端部の長さも短くなる。しかも、前
述のように、上糸Tの端部Taも加工布Wの表面には残
らない。よって、穴かがり縫いミシンMでは、穴かがり
縫い目100を形成した加工布Wの美観を良好に確保す
ることができる。更に、穴かがり縫いミシンMでは、ビ
ス82により支持部80と下糸捌き本体81との取付角
度を調整し、下糸捌き78による下糸Sの捌き量を変更
することができる。このため、加工布Wの厚さや下糸S
の太さ等が変化した場合にも、良好に上糸Tを加工布W
の下方へ引き抜き、加工布Wの美観を確保することがで
きる。
【0049】また、穴かがり縫いミシンMでは、前述の
ように、ハサミ83による下糸Sの切断に先立ってその
下糸Sを下糸掴み79で保持し、その下糸掴み79を停
止させてからハサミ83による切断を行っているので、
その下糸Sの切断を安定した位置で確実に実行すること
ができる。しかも、前述のように、下糸Sの捌き量を変
更しても下糸掴み79の駆動量は変化せず、下糸Sの保
持を同様に行うことができる。更に、その下糸掴み79
は、ハサミ83による下糸Sの切断中は動かず、下糸S
の保持位置は針板75近傍の所定位置に固定される。従
って、上記保持を確実に行うことができ、これによって
加工布Wの裏側に残される下糸Sの端部を一層良好に短
くし、加工布Wの美観を一層良好に確保することができ
る。
【0050】また、上記保持位置は針板75近傍の縫い
始め側に固定されているので、次に縫製を開始したとき
には下糸Sを一層良好に捕捉することができ、一層確実
に縫い目を形成することができる。更に、図9(B)及
び図10(A)に示すように、下糸掴み79が下糸Sを
保持した後は、カム穴77bの形状によって下糸捌き7
8の揺動が停止する。このため、下糸捌き78が上記保
持された下糸Sを下糸掴み79から引き抜くこともな
く、上記保持を一層確実に行うことができる。
【0051】なお、下糸掴み79のフック79cを設け
た部分に、図14に示す溝79eを設ければ、下糸Sを
一層良好に保持し、その下糸Sの切断を一層安定化する
と共に次の縫製開始時における下糸Sの捕捉を一層確実
にすることができる。すなわち、この溝79eがない
と、図15(A)に示すように、下糸掴み79と下糸掴
みバネ91との間から下糸Sが外れてしまう可能性があ
るが、溝79eを設けた場合、図15(B)に示すよう
に、溝79eと下糸掴みバネ91との間に下糸Sが確実
に保持される。従って、下糸Sの切断時等に下糸Sが引
き抜かれることもなく、次に縫製を開始したときには下
糸Sを確実に捕捉して縫い目を形成することができる。
【0052】以上説明した実施の形態において、ハサミ
83が下糸切断手段に、下糸掴み79及び下糸掴みバネ
91が下糸保持手段に、リンク部材65から下糸捌き7
8に至る機構がリンク機構に、ビス82が捌き量変更手
段に、それぞれ相当する。また、本発明は上記実施の形
態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の形態で実施することができる。例え
ば、ハサミ83,下糸掴み79,及び下糸捌き78を駆
動するリンク機構は、それぞれ別個のステッピングモー
タから個々に動力を伝達するものであってもよい。但
し、上記実施の形態では、ハサミ83,下糸掴み79,
及び下糸捌き78を共通のリンク機構によって駆動し、
しかも、下糸捌き78はカム面81bを設けることによ
りリンク機構の一部とされているので、極めて構成が簡
略化されると共に同期制御等が不要となり、製造コスト
を良好に低減することができる。また、本発明は、穴か
がり縫いミシン以外の各種ミシンにも同様に適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した穴かがり縫いミシンの外観
を表す斜視図である。
【図2】 そのミシンの縫製機構の要部構成を表す右側
面図である。
【図3】 上記ミシンの送り台駆動機構の構成を表す斜
視図である。
【図4】 上記ミシンの布押え駆動機構の構成を表す右
側面図である。
【図5】 上記ミシンの針棒駆動機構の構成を表す斜視
図である。
【図6】 上記ミシンの下糸切断機構と上記布押え駆動
機構との連結部の構成を表す左側面図である。
【図7】 上記下糸切断機構の構成を表す下面図であ
る。
【図8】 上記ミシンの上糸切断機構の構成を表す斜視
図及び上面図である。
【図9】 上記下糸切断機構の下糸保持に関わる動作を
表す説明図である。
【図10】 上記下糸切断機構の下糸切断に関わる動作
を表す説明図である。
【図11】 上記ミシンの制御系の構成を表すブロック
図である。
【図12】 上記ミシンが使用する針落ち点のデータを
表す説明図である。
【図13】 上記ミシンの下糸捌きの効果を模式的に表
す説明図である。
【図14】 上記ミシンの下糸掴みの一層望ましい形態
を表す下面図及び矢印A視図である。
【図15】 その下糸掴みの効果を現す説明図である。
【符号の説明】
2…ミシンモータ 3…ペダル 4…操作パネル
5…制御装置 10…縫製機構 15…針棒 16…縫い針 1
7…針棒駆動機構 24,49,61…ステッピングモータ 33…布
押え駆動機構 45,46,47,65,69,71,73…リンク部
材 67…カム板 70…下糸切断機構 75…針板 75a…針
穴 77…レバー 78…下糸捌き 79…下糸掴み 82…ビス
83…ハサミ 91…下糸掴みバネ 99…上糸切断機構 1
00…穴かがり縫い目 M…穴かがり縫いミシン S…下糸 T…上糸
W…加工布
フロントページの続き (72)発明者 柴田 到 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 近藤 隆 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 蒲野 淳 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 西田 幸夫 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA24 BA06 CB03 CD07 CD10 CE01 CE04 CE27 DB02 DB03 EE03 EE08 FH02 FH03 FH06 FH09 FH15 GF02 GF03 GG10 JA02 JA07 JA11 JA19 JA28 JA33 LA05 LB02 MA02 MA05 NA05 NC06 NC11 PA01 QA01 QA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンの針板の下方に配設され、加工布
    への縫い目の形成後に下糸を切断する下糸切断手段と、 上記縫い目の形成後に、上記下糸切断手段による下糸の
    切断箇所より下方の所定位置で下糸を保持する下糸保持
    手段と、 上記下糸切断手段及び上記下糸保持手段に動力を伝達す
    るリンク機構と、 を備えたミシンの下糸切断装置であって、 上記リンク機構が、上記下糸切断手段による下糸の切断
    に先立って上記下糸保持手段を駆動して下糸を保持した
    後、上記下糸保持手段を停止した上で上記下糸切断手段
    を駆動して下糸を切断することを特徴とするミシンの下
    糸切断装置。
  2. 【請求項2】 上記加工布の上方に配設され、上記縫い
    目の形成後に上糸を切断する上糸切断手段と、 上記針板の下方に配設され、上記上糸切断手段による上
    糸の切断後に、該切断された上糸の端部をその上糸に絡
    められた下糸と共に加工布の下方へ引き抜く下糸捌き
    と、 該下糸捌きによる下糸の捌き量を変更する捌き量変更手
    段と、 を更に備え、 上記リンク機構が、下糸を保持するときの上記下糸保持
    手段の駆動量を、上記捌き量変更手段による上記捌き量
    の変更に関わらず一定とすることを特徴とする請求項1
    記載のミシンの下糸切断装置。
  3. 【請求項3】 上記下糸保持手段が上記下糸を保持する
    位置が、上記針板近傍の所定位置に固定されたことを特
    徴とする請求項1または2記載のミシンの下糸切断装
    置。
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