JP2000313311A - シートベルトプリテンショナー - Google Patents
シートベルトプリテンショナーInfo
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
不定のピニオンギアとラックギアとを確実に噛合させ、
ウエビングの弛みを確実に取除くことができるシートベ
ルトプリテンショナーを提供する。 【解決手段】 ピニオンギア80とラックギア90を収
納するケース70に巻取軸3と略同心状の孔75が形成
され、その孔75に合成樹脂製のリング部材85が内嵌
され、このリング部材85にピニオンギア80の右軸部
83が遊嵌されている。また、ラックギア90の複数の
ラック歯91のうち移動方向側先頭の第1ラック歯91
aがその他のラック歯91よりも低く形成され、次の第
2ラック歯91bが第1ラック歯91aよりも高く且つ
その他のラック歯91よりも低く形成され、第1ラック
歯91aがピニオン歯81と衝突した場合には、ピニオ
ンギア80がラックギア90の移動面から離反する方向
へ変位する。
Description
ガス発生器から発生するガス圧により、ラックギアをピ
ニオンギアと噛合しない初期位置からピニオンギアと噛
合する方向へ移動させて、巻取軸を巻取り方向へ回動さ
せるシートベルトプリテンショナーに関する。
は、乗員拘束用のウエビングを巻取る巻取軸と、この巻
取軸を回転可能に支持するハウジングと、巻取軸を巻取
り方向へ弾性付勢する付勢部材とを備えたシートベルト
巻取り装置(シートベルトリトラクター)に付設され、
車両衝突時、巻取軸を巻取り方向に強制的に回動させて
ウエビングを巻取り、ウエビングの弛みを取除く。
衝突時に巻取軸の引出し方向の回転をロックする緊急ロ
ック機構が設けられ、車両衝突時、シートベルトプリテ
ンショナーによりウエビングの弛みを取除くことで、緊
急ロック機構が効果的に機能し、ウエビングで乗員を拘
束する機能を高めることができる。
は、基本的に、車両衝突時にガスを発生させるガス発生
器と、そのガス圧により駆動されるアクチュエータが設
けられ、通常時には、ウエビングの引出し/巻取りを自
由に行えるように、アクチュエータと巻取軸とは連結さ
れていないが、車両衝突時、ガス発生器から発生したガ
ス圧でアクチュエータが駆動されると、アクチュエータ
と巻取軸とが連結されて駆動力が伝達され、巻取軸が巻
取り方向に回動される。
シートベルトプリテンショナーには、巻取軸の一端部に
取付けられたラチェットギアと、このラチェットギアと
噛合可能なラックギアが設けられている。ラックギアは
通常時にはラチェットギアから離隔した初期位置に保持
され、車両衝突時、ガス発生器から発生したガス圧によ
り、ラックギアが初期位置からラチェットギアと噛合す
る方向へ直線的に移動駆動され、その駆動力がラチェッ
トギアに伝達されて、ラチェットギアとともに巻取軸が
巻取り方向へ回動駆動される。
ベルトプリテンショナーにおいては、通常時でもラック
ギアとピニオンギアとが噛合しており、ピニオンギアと
巻取軸との間には、車両衝突時のみ駆動伝達可能に連結
するクラッチ機構が設けられている。このクラッチ機構
は、巻取軸に固着されたクラッチリングと、クラッチリ
ングに外嵌されたクラッチ外輪と、ピニオンギアと一体
的に回転する回転円板に固着された複数のローラピン
と、クラッチ外輪に形成され複数のローラピンに対応す
る複数のカム面等で構成されている。
06号公報のシートベルトプリテンショナーでは、ラチ
ェットギアは巻取軸と一体的に回転することから、車両
衝突時のラチェットギアの回転停止位置は不定であり、
そのため、ラチェットギアの歯とラックギアの移動方向
先頭の第1ラック歯とが確実に噛合するとは限らず、こ
れら歯先同士が衝突する可能性がある。そして、それら
歯先同士が衝突すると、それら歯先同士が突っ張り合っ
て、ラチェットギアとラックギアがロックすることがあ
る。その場合、巻取軸を巻取り方向に強制的に回動させ
てウエビングを巻取ることができず、ウエビングの弛み
を取除くという機能を達成できなくなる。
ットギアやラックギアの歯が欠けることもある。その場
合、ラチェットギアとラックギアとの作動が継続するも
のの、その後、ラチェットギアとラックギアとが確実に
噛合する保証はなく、次の歯先同士も衝突する可能性が
高い。これにより、ラチェットギアに駆動力を十分に伝
達できなくなり、ウエビングの巻取り量が初期の巻取り
量に対して数10%少なくなってしまう等の問題があ
り、結局、シートベルトプリテンショナーの本来の機能
を達成できなくなる。
衝突した場合でも、ウエビングを初期の巻取り量だけ確
実に巻取れるように、ガス発生器から発生させるガス量
を増大させることが考えられる。しかし、ガス発生器が
大型化するし、ラチェットギアとラックギアとが円滑に
噛合した場合、ウエビングを巻取る力が必要以上に大き
くなり、乗員に悪影響を及ぼす可能性がある。
ベルトプリテンショナーでは、通常時でもラックギアと
ピニオンギアとが噛合しているため、ピニオンギアとラ
ックギアの歯先同士が衝突するという問題はないが、ク
ラッチリング、クラッチ外輪、複数のローラピン、複数
のカム面等を有するクラッチ機構を設けなければならな
いため、構造が非常に複雑になり製作コストが高価にな
る。
時、回転停止位置が不定のピニオンギアとラックギアと
を確実に噛合させ、ウエビングの弛みを確実に取除くこ
とができるシートベルトプリテンショナーを提供するこ
とである。
トプリテンショナーは、乗員拘束用のウエビングを巻取
る巻取軸と、この巻取軸を回転可能に支持するハウジン
グと、巻取軸を巻取り方向へ弾性付勢する付勢部材とを
備えたシートベルト巻取り装置のシートベルトプリテン
ショナーにおいて、前記巻取軸の一端部に取付けられた
ピニオンギアと、このピニオンギアの歯と噛合可能なラ
ック歯を有するとともに通常時にはピニオンギアから離
隔した初期位置に位置するラックギアと、車両の衝突時
にガスを発生させるガス発生器とを備え、前記ガス発生
器から発生したガス圧をラックギアの受圧部に作用させ
てラックギアを前記初期位置からピニオンギアと噛合す
る方向へ移動させて、巻取軸を巻取り方向へ回動させる
ように構成し、前記ラックギアの複数のラック歯のうち
の少なくとも移動方向先頭の第1ラック歯を、その他の
ラック歯よりも低く形成するとともに、ピニオンギアが
ラックギアの移動面から離反する方向へ変位可能に構成
したことを特徴とするものである。
アは初期位置に位置しピニオンギアから離隔しているた
め、ウエビングの引出し/巻取りを自由に行うことがで
きる。一方、車両衝突時には、ガス発生器からガスが発
生し、そのガス圧がラックギアの受圧部に作用して、ラ
ックギアが前記初期位置からピニオンギアと噛合する方
向へ移動し、ラックギアからピニオンギアに駆動力が伝
達されて、ピニオンギアとともに巻取軸が巻取り方向へ
回動される。
ことから、車両衝突時のピニオンギアの回転停止位置は
不定である。先ず、ラックギアの第1ラック歯とピニオ
ンギアの歯(以下、ピニオン歯という)が円滑に噛合す
る場合、その後順次ラック歯とピニオン歯とが円滑に噛
合していく。
から離反する方向へ変位可能に構成してあるため、第1
ラック歯とピニオン歯が衝突した場合でも、その衝突の
瞬間だけそれら歯先同士が突っ張り合うが、その反力を
受けてピニオンギアがラックギアの移動面から離反する
方向へ変位するため、それら歯先同士の突っ張り合いを
直ちに解除でき、ラックギアとピニオンギアとがロック
するのを確実に防止できる。前記衝突の後、ラックギア
とピニオンギアの作動は継続されるが、ラックギアの第
1ラック歯はその他のラック歯よりも低いため、ラック
ギアの第1ラック歯の次の歯(第2ラック歯)とピニオ
ン歯とを衝突させずに噛合させることができ、その後順
次ラック歯とピニオン歯とが噛合していく。ラックギア
の第1ラック歯がその他のラック歯よりも低いため、ピ
ニオンギアの変位量をあまり大きく設定する必要がな
い。
(噛合又は衝突)しない場合には、最初に第2ラック歯
がピニオン歯に接触する。このとき、第1ラック歯が第
2ラック歯よりも低いため、ピニオン歯と第2ラック歯
とを衝突させずに確実に噛合させることができる。即
ち、第2ラック歯がピニオン歯と衝突する位置関係の場
合、第1ラック歯をピニオン歯に接触させることができ
るため、ピニオン歯と第2ラック歯とを衝突させずに噛
合させることができ、その後順次ラック歯とピニオン歯
とが噛合していく。
は、請求項1の発明において、前記ハウジング又はハウ
ジングに固定されピニオンギアとラックギアを収納する
ケースに巻取軸と略同心状の孔を形成するとともに、そ
の孔に合成樹脂製のリング部材が内嵌され、このリング
部材にピニオンギアの軸部が遊嵌されたことを特徴とす
るものである。
ギアの軸部のうち前記移動面と反対側部分とリング部材
との間に隙間ができるように、リング部材とピニオンギ
アの軸部が配設される。勿論、リング部材とピニオンギ
アの軸部をその軸心が同心状になるように配設してもよ
い。尚、リング部材を変形させないでピニオンギアの軸
部を変位させることができ、更に、リング部材の変形を
介してピニオンギアを大きく変位させるようにしてもよ
い。
反する方向へ確実に変位可能に構成できるとともに、変
位するピニオンギアの軸部をリング部材で緩衝して受止
めることができるため、ピニオンギアの変位動作を円滑
且つ確実に行うことができる。その他請求項1と同様の
作用を奏する。
は、乗員拘束用のウエビングを巻取る巻取軸と、この巻
取軸を回転可能に支持するハウジングと、巻取軸を巻取
り方向へ弾性付勢する付勢部材とを備えたシートベルト
巻取り装置のシートベルトプリテンショナーにおいて、
前記巻取軸の一端部に取付けられたピニオンギアと、こ
のピニオンギアの歯と噛合可能なラック歯を有するとと
もに通常時にはピニオンギアから離隔した初期位置に位
置するラックギアと、車両の衝突時にガスを発生させる
ガス発生器とを備え、前記ガス発生器から発生したガス
圧をラックギアの受圧部に作用させてラックギアを前記
初期位置からピニオンギアと噛合する方向へ移動させ
て、巻取軸を巻取り方向へ回動させるように構成し、前
記ラックギアの複数のラック歯のうちの少なくとも移動
方向先頭の第1ラック歯を、その他のラック歯よりも低
く形成するとともに、前記ハウジングのピニオンギア側
の側壁に巻取軸と略同心状の孔を形成し、その孔に内嵌
され巻取軸を回転自在に支持する変形部材を設け、その
変形部材を変形させてピニオンギアがラックギアの移動
面から離反する方向へ変位可能に構成したことを特徴と
するものである。
軸と略同心状の孔が形成され、その孔に内嵌された変形
部材を介して巻取軸が回転自在に支持されるため、ラッ
クギアからピニオンギアへ駆動力を確実に伝達できると
ともに、第1ラック歯とピニオン歯が衝突した場合、変
形部材を変形させて、巻取軸の一端部とともにピニオン
ギアをラックギアの移動面から離反する方向へ確実に変
位させることができる。尚、ピニオンギアを介して巻取
軸を変形部材で回転自在に支持するようにしてもよい。
尚、変形部材としては、例えば、合成樹脂製のリング状
部材や板バネ等の弾性部材を適用してもよい。その他の
作用は請求項1の作用と同様である。
は、乗員拘束用のウエビングを巻取る巻取軸と、この巻
取軸を回転可能に支持するハウジングと、巻取軸を巻取
り方向へ弾性付勢する付勢部材とを備えたシートベルト
巻取り装置のシートベルトプリテンショナーにおいて、
前記巻取軸の一端部に取付けられたピニオンギアと、こ
のピニオンギアの歯と噛合可能なラック歯を有するとと
もに通常時にはピニオンギアから離隔した初期位置に位
置するラックギアと、ハウジングに固定されピニオンギ
アとラックギアを収納するケースと、車両の衝突時にガ
スを発生させるガス発生器とを備え、前記ガス発生器か
ら発生したガス圧をラックギアの受圧部に作用させてラ
ックギアを前記初期位置からピニオンギアと噛合する方
向へ移動させて、巻取軸を巻取り方向へ回動させるよう
に構成し、前記ラックギアの複数のラック歯のうちの少
なくとも移動方向先頭の第1ラック歯を、その他のラッ
ク歯よりも低く形成するとともに、前記ケースに巻取軸
と略同心状の孔を形成し、その孔に内嵌されピニオンギ
アを回転自在に支持する変形部材を設け、その変形部材
を変形させてピニオンギアがラックギアの移動面から離
反する方向へ変位可能に構成したことを特徴とするもの
である。
クギアを収納するケースに巻取軸と略同心状の孔が形成
され、その孔に内嵌された変形部材を介して巻取軸が回
転自在に支持されるため、ラックギアからピニオンギア
へ駆動力を確実に伝達できるとともに、第1ラック歯と
ピニオン歯が衝突した場合、変形部材を変形させて、ピ
ニオンギアをラックギアの移動面から離反する方向へ確
実に変位させることができる。尚、変形部材としては、
例えば、合成樹脂製のリング状部材や板バネ等の弾性部
材を適用してもよい。その他の作用は請求項1の作用と
同様である。
は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記ピ
ニオンギアの変位量は、ピニオンギアの歯とラックギア
の第1ラック歯の最大オーバーラップ量よりも僅かに大
きく設定されたことを特徴とするものである。従って、
第1ラック歯とピニオン歯とが衝突した場合に、ピニオ
ンギアを変位させて、それら歯先同士の突っ張り合いを
確実に解除することができる。その他請求項1〜4と同
様の作用を奏する。
は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、前記ラ
ックギアの複数のラック歯のうち第1ラック歯の次の第
2ラック歯を、第1ラック歯よりも高く且つその他のラ
ック歯よりも低く形成したことを特徴とするものであ
る。つまり、第2ラック歯が第1ラック歯よりも高く且
つその他のラック歯よりも低いため、第1ラック歯とピ
ニオン歯とが衝突した場合に、第2ラック歯とピニオン
歯とを衝突させずに確実に噛合させることができる。そ
の他請求項1〜5と同様の作用を奏する。
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、車両衝
突等の車両緊急時に、トーションバーとして機能する巻
取軸の捩じり変形を介してエネルギーを吸収するシート
ベルト巻取り装置(シートベルトリトラクター)に、本
発明を適用した場合の一例である。尚、図1における前
後左右を前後左右として説明する。
置1は、車体に固定される金属製のハウジング2と、ハ
ウジング2に回転可能に支持され乗員拘束用のウエビン
グW(図2参照)を巻取る巻取軸3と、巻取軸3が挿通
されウエビングWが巻付けられる巻取りドラム4と、巻
取軸3と巻取りドラム4を矢印で示す巻取り方向へ弾性
付勢するゼンマイバネ5(付勢部材)と、車両緊急時に
巻取軸3を回転不能にロックする緊急ロック機構6と、
車両衝突時に巻取軸3と巻取りドラム4を巻取り方向へ
強制的に回動させてウエビングWを巻取る本願特有のシ
ートベルトプリテンショナー7等で構成されている。
示すように、左側壁10と、右側壁11と、上部後壁1
2と、下部後壁13とを一体形成してなり、左側壁10
と右側壁11の前上端部が左右方向向きのバー部材14
により連結されている。上部後壁12に上方へ延びる取
付板12aが固着され、下部後壁13に下方へ延びる取
付板13aが固着され、これら取付板12a,13aが
ボルト等で車体に夫々固定される。
ム4よりも小径の円形開口15,16が同心状に形成さ
れている。右側壁11の右面下部には、緊急ロック機構
6のパウル60とホルダ67とが装着されている。上部
後壁12と下部後壁13の間には矩形状の開口17が形
成され、巻取りドラム4にウエビングWが殆ど巻取られ
ると、径が大きくなるウエビングWの後端部分が開口1
7内に達し、後壁12,13と相互干渉しないようにな
っている。
に、所定以上の捩じりトルクが作用すると捩じり変形す
るトーションバー部20と、トーションバー部20の左
端側のローレット軸部21と、トーションバー部20の
右端側のスプライン軸部22と、スプライン軸部22の
右端側の連結軸部23とを一体形成したものである。ロ
ーレット軸部21が、キャップ部材25を介して巻取り
ドラム4の左端部に相対回転不能に連結されている。ス
プライン軸部22に緊急ロック機構6のラチェットホイ
ール50が相対回転不能に連結され、ラチェットホイー
ル50のガイド部55が、リング状の合成樹脂製のベヤ
リング57を介して、右側壁11の円形開口16の周面
部に回転自在に支持されている。
グWが巻付けられる胴部30と、左鍔部31と、右鍔状
部32とを有し、その軸心部分に巻取軸3が挿通する左
右方向向きの挿通孔33が形成されている。更に、この
巻取りドラム4には、左鍔部31の内側にスプライン穴
34が形成され、このスプライン穴34と挿通穴33と
に連通し且つ挿通孔33よりも大径の挿入穴35が形成
されている。
と、筒部26から張出すスプライン状の係合部27と、
筒部26の内部に形成されたローレット穴部28とを有
し、筒部26が巻取りドラム4の挿入穴35に挿入され
るとともに係合部27がスプライン穴34に係合され、
この状態で、ローレット穴部28に巻取軸3のローレッ
ト軸部21が係合されている。
に形成され、その中央部分に、挿通孔33に連通し且つ
挿通孔33よりも大径のスプライン状の嵌合穴36が形
成されている。尚、巻取軸3のトーションバー部20
に、ウエビングWの基端部の筒状部が外嵌され、ウエビ
ングWはトーションバー部20から、巻取りドラム4の
ウエビング挿通開口37を貫通して延びて胴部30に巻
付けられている。
部に対する左端部の捩じり変形回転量が所定値になるま
で巻取軸3の捩じり変形を許し、且つ前記捩じり変形回
転量が所定値に達したとき巻取軸3の右端近傍部と巻取
りドラム4とを相対回転不能に締結する締結機構8が設
けられている。この締結機構8においては、ラチェット
ホイール50のガイド部55よりも小径で外周部にネジ
が形成された筒部56が、嵌合穴36の内側においてト
ーションバー部20に外装され、この筒部56に螺合さ
れるとともに嵌合穴36に左右方向へは相対移動可能に
且つ相対回転不能に係合されるリング部材40が設けら
れている。
がロックされた状態で、巻取りドラム4に大きな回転ト
ルクが作用すると、その回転トルクがキャップ部材25
を介して巻取軸3の左端部に入力され、巻取軸3が捩じ
り変形してエネルギー吸収しつつ、巻取りドラム4が引
出し方向へ回動する。このとき、巻取りドラム4ととも
にリング部材40が筒部56に対して図4の矢印A方向
へ回動するため、リング部材40が図2の矢印B方向へ
移動する。そして、図5に示すように、リング部材40
の右端面がガイド部55の左端面に当接すると、リング
部材40と筒部56とが一体化され相対回転不能にな
り、巻取りドラム4が回動できなくなるため、ウエビン
グWが略完全に引出されなくなる。
に、巻取軸3のスプライン軸部22に相対回転不能に連
結されたラチェットホイール50と、ウエビングWの急
激な引出しに感応してラチェットホイール50の回転を
ロックする第1ロック機構と、車両緊急時の急減速に感
応してラチェットホイール50の回転をロックする第2
ロック機構からなる。尚、緊急ロック機構6は、ハウジ
ング2の右側壁11に固定されるカバー部材6aでカバ
ーされる。
ェットギア54が形成されたギア部53と、ギア部53
よりも小径に且つギア部53の左側に設けられた前記ガ
イド部55と、ガイド部55よりも小径で且つガイド部
55から左方へ延びる前記筒部56とを一体形成したも
のである。
11に固着された軸部19に回動可能に枢支され且つラ
チェットギア54に係合可能なパウル60と、巻取軸3
の連結軸部23に枢支されパウル60をラチェットギア
54に対して係合・係合解除方向に案内するガイド部6
2aを有するクラッチ部材62と、連結軸部23に連結
されクラッチ部材62の筒部62bに収容されたロック
アームベース66と、このロックアームベース66に揺
動可能に支持されクラッチ部材62の筒部62bの内部
に形成された内歯62cに係合する突起64aを有し且
つ通常時はこの突起64aが内歯62cに係合しない方
にバネ66aで付勢されたロックアーム64と、連結軸
部23に枢支されリベット61で抜け止めされたロッキ
ングギア65と、ロックアーム64に当接しロッキング
ギア65に摩擦結合されたロックアームガイド63等で
構成されている。
バネ63aによりラチェットギア54に係合しない非係
合位置に回動付勢され、急激にウエビングWが引出され
連結軸部23が回動すると、ロックアームベース66に
対してロッキングギア65の回転遅れが生じ、ロックア
ームガイド63も回転遅れが生じ、その結果、ロックア
ーム64はバネ66aの付勢力に抗して回転し、その突
起64aが内歯62cに係合する。すると、クラッチ部
材62が回動し、クラッチ部材62のガイド部62aに
ガイドされパウル60が捩じりバネ63aの付勢力に抗
して回動してラチェットギア54に係合し、ラチェット
ホイール50とともに巻取軸3のスプライン軸部22の
回転がロックされる。尚、パウル60を初期位置に付勢
するリターンバネ60aも設けられている。
のパウル60及びクラッチ部材62及びロックアームベ
ース66及びロックアーム64及びロッキングギア65
と、ハウジング2の右側壁10に固定されたホルダ67
と、ホルダ67に収容された球状の慣性質量体68と、
ホルダ67に揺動可能に連結され且つロッキングギア6
5に係合可能な揺動レバー69を有する。
摩擦力を介して巻取軸3の連結軸部23と一体的に回動
し、車両が急減速すると、ホルダー67に収容されてい
る慣性質量体68が移動し、揺動レバー69が揺動して
ロッキングギア65に係合し、ロッキングギア65の回
転がロックされる。すると、ロッキングギア65のロッ
クアームガイド63に対するロックアーム64の相対回
転によりその突起64aが内歯62cに係合してクラッ
チ部材62が回動し、前記同様、ラチェットホイール5
0とともに巻取軸3のスプライン軸部22の回転がロッ
クされる。
ついて詳細に説明する。図1、図6〜図9に示すよう
に、シートベルトプリテンショナー7は、巻取軸3の左
端部に連動連結されたピニオンギア80と、ピニオンギ
ア80の複数の歯81(以下、ピニオン歯81という)
と噛合可能な複数のラック歯91を有するとともに通常
時にはピニオンギア80から離隔した初期位置に位置す
るラックギア90と、ピニオンギア80とラックギア9
0を収納するケース70と、車両の衝突時にガスを発生
させるガス発生器95等で構成されている。
ース70は、左右の第1,第2ケース部材71,72を
組合わせてなり、ハウジング2の左側壁10に面接触状
に複数のビス70aで固定されている。ケース70の内
部の中央部分に、ピニオンギア80を回転可能に収納す
るピニオン収納部73が形成され、そのピニオン収納部
73の左右両側のケース部材71,72には、巻取軸3
と略同心状の孔74,75が夫々形成されている。
90を上下移動可能に収納する上下に長いラック収納部
76が形成され、このラック収納部76の上下方向中央
部分がピニオン収納部73に連通されている。ケース7
0にはその下端部から右方へ延びるガスシリンダ部77
が設けられ、その右部にガス発生器95が内嵌状に気密
に装着されるとともに、ガスシリンダ部77の内部とラ
ック収納部76とは気密に連通されている。
部83と、左軸部82から左方へ延びる連結軸部84と
を有し、左軸部82と右軸部83の間の部位に複数のピ
ニオン歯81が形成されている。第2ケース部材72の
孔75に合成樹脂製のリング部材85が内嵌され、この
リング部材85に右軸部83が略同心状に遊嵌され、リ
ング部材85と右軸部83の間に隙間85aが形成され
ている。また、第1ケース部材71の孔74にも左軸部
82が略同心状に遊嵌されている。尚、リング部材85
の内径は、第1ケース部材71の孔74よりも小径に構
成される。
方へ延びる角状ロッド29が形成され、その角状ロッド
29がハウジング2の左側壁10の円形開口15から左
方へ突出し、右軸部83に形成された角孔83aに係合
されている。このように、ピニオンギア80はキャップ
部材25を介して巻取軸3の左端部に取付けられてい
る。巻取軸3の左端部は径方向へ移動可能であり、ま
た、上記のように、ピニオンギア80の軸部82,83
が孔74とリング部材85に略同心状に遊嵌されている
ことから、巻取軸3の左端部とともにピニオンギア80
は少なくとも後方へは変位可能である。
2と、この本体部92の後端部に形成された複数(例え
ば、9つ)のラック歯91と、本体部92の下端部に固
着された受圧部としてのラバー部材93とを有する。ラ
ックギア90は、ラック収納部76の約1/2の上下長
を有し、通常時において、ラバー部材93がラック収納
部76の下端部の段部76aに支持され(図7参照)、
この状態で、ラックギア90がピニオンギア80から離
隔した初期位置に位置している。そして、通常時、振動
等でラックギア90が初期位置から上方へ移動してピニ
オンギア80と噛合しないように、ラックギア90の上
端部は、ケース70に破断可能に固着されたストッパー
94により係止されている。
明すると、図11〜図14に示すように、ラックギア9
0の複数のラック歯91のうちの少なくとも移動方向先
頭(上端)の第1ラック歯91aは、その他のラック歯
91(91b)よりも低く形成され、第1ラック歯91
aの次の第2ラック歯91bが、第1ラック歯91aよ
りも高く且つその他のラック歯91よりも低く形成され
ている。
5が同心状に位置する初期状態(図11参照)からの、
ピニオンギア80の変位量は、ピニオン歯81と第1ラ
ック歯91aの最大オーバーラップ量Lよりも僅かに大
きくなるように設定されている。尚、本実施形態の場
合、第1ラック歯91aの高さはその他のラック歯91
の約1/2高さに、また、第2ラック歯91bの高さ
は、第1ラック歯91aとその他のラック歯91の中間
高さに設定されている。
ネクタ96(図6に鎖線で示す)を介して電気に接続さ
れ、制御装置に衝突検出センサ(図示略)から衝突信号
が入力されると、制御装置の駆動部からガス発生器95
に通電されて、例えば、ガス発生剤が化学反応を起こし
てガスが発生するようになっている。発生したガスはガ
スシリンダ部77内を通ってラック収納部76に下方か
ら流入し、そのガス圧がラバー部材93に作用する。す
ると、ラックギア90が、ストッパー94を破断し、ラ
ック収納部76を形成する壁面に案内され、前記初期位
置からピニオンギア80と噛合する上方へ移動し、その
後係止ピン94aに係止されて停止する(図7に鎖線で
示す)。
イバネ5はスプリングシート5aを介してケース70の
左側に配設され、ケース70の左部にビス5cで取付け
られるバネケース5bに収納され、ゼンマイバネ5の基
端部がピニオンギア80の連結軸部84に固着されると
ともに、ゼンマイバネ5の先端部がバネケース5bに固
着されている。
効果について説明する。車両が衝突しない通常状態で
は、ラックギア90は初期位置に位置しピニオンギア8
0から離隔しているため、ウエビングWの引出し/巻取
りを自由に行うことができ、ウエビングWをシートに着
座している乗員の腰部や胸部等にセットすることができ
る。
らガスが発生し、そのガス圧がラックギア90のラバー
部材93に作用して、ラックギア90が前記初期位置か
らピニオンギア80と噛合する上方へ移動し、ラックギ
ア90からピニオンギア80に駆動力が伝達されて、ピ
ニオンギア80とともに巻取軸3が巻取り方向へ回動さ
れ、これにより、緊急ロック機構6が効果的に機能し、
ウエビングWで乗員を拘束する機能を高めることができ
る。
体的に回転することから、車両衝突時のピニオンギア8
0の回転停止位置は不定である。図11に示すように、
先ず、第1ラック歯91aとピニオン歯81が円滑に噛
合する場合、その後順次ラック歯91とピニオン歯81
とが円滑に噛合していく。
1が衝突した場合でも、その衝突の瞬間だけそれら歯先
同士が突っ張り合うが、図12に示すように、その反力
を受けてピニオンギア80がラックギア90の移動面
(ラックギア90が移動する前後方向向きの鉛直面)か
ら離反する後方へ変位し、その変位量も、ピニオン歯8
1と第1ラック歯91aの最大オーバーラップ量Lより
も僅かに大きく設定されているので、ピニオンギア80
の後方変位により、それら歯先同士の突っ張り合いを直
ちに解除でき、ラックギア90とピニオンギア80とが
ロックするのを確実に防止できる。第1ラック歯91a
がその他のラック歯91よりも低いため、ピニオンギア
80の変位量をあまり大きく設定する必要がない。
心状の孔75を形成するとともに、その孔75に合成樹
脂製のリング部材85が内嵌され、このリング部材85
にピニオンギア80の右軸部83が遊嵌されているた
め、ピニオンギア80を後方へ確実に変位可能に構成で
きるとともに、変位するピニオンギア80の右軸部83
をリング部材85で緩衝して受止めることができるた
め、ピニオンギア80の変位動作を円滑且つ確実に行う
ことができる。
ギア80の作動は継続されるが、第1ラック歯91aは
第2ラック歯91bよりも低いため、また、第2ラック
歯91bがその他のラック歯91よりも低いため、図1
3に示すように、第2ラック歯91bとピニオン歯81
とを衝突させずに噛合させることができ、その後順次ラ
ック歯91とピニオン歯81とが噛合していく。
1とが接触(噛合又は衝突)しない場合には、最初に第
2ラック歯91bがピニオン歯81に接触する。このと
き、第2ラック歯91bがその他のラック歯91よりも
低いため、ピニオン歯81と第2ラック歯91bとを衝
突させずに確実に噛合させることができる。即ち、図1
4に示すように、第2ラック歯91bがピニオン歯81
と衝突する位置関係の場合には、第1ラック歯91aが
ピニオン歯81に接触するため、ピニオン歯81と第2
ラック歯91bとを衝突させず噛合させることができ、
その後順次ラック歯91とピニオン歯81とが噛合して
いく。
ョナー7によれば、車両衝突時のピニオンギア80の回
転停止位置は不定であっても、ラックギア90とピニオ
ンギア80とを確実に噛合させることができ、ラックギ
ア90からピニオンギア80へ駆動力を効率よく伝達で
き、ガス発生器85を必要以上に大型化することなく、
乗員にセットされたウエビングWを適切な力で確実に巻
取ってウエビングWの弛みを迅速且つ十分に取除くこと
ができる。しかも、ラックギア90の第1ラック歯91
aをその他のラック歯91よりも低く形成するととも
に、ピニオンギア80がラックギア90の移動面から離
反する方向へ変位可能にするという簡単な構成で以て、
シートベルトプリテンショナー7の機能を発揮できるた
め製作コスト的に非常に有利になる。
ック歯91と同じ高さにしてもよい。 2〕ピニオンギア80やラックギア90の構造等によっ
て、ピニオンギア80を大きく変位させたい場合、リン
グ部材85の変形を介してピニオンギア80を大きく変
位させるようにしてもよい。
ング部材85を省略して、ケース70の左ケース部材7
1に形成された孔74に別のリング部材を内嵌し、その
リング部材にピニオンギア80の左軸部82を遊嵌して
もよい。 4〕ピニオンギア80の右軸部83をハウジング2の左
側壁に形成された孔(円形開口15)を挿通させるとと
もに、リング部材とは別に、或いは、リング部材を省略
して、この円形開口15に別のリング部材を内嵌し、そ
のリング部材にピニオンギア80の左軸部82を遊嵌し
てもよい。
部材97に、ピニオンギア80の軸部が内嵌状に回転自
在に支持され、つまり、軸部を介して巻取軸3が回転自
在に支持され、ピニオン歯80と第1ラック歯91aと
が衝突した場合、図16に示すように、その変形部材9
7を変形させてピニオンギア80がラックギア90の移
動面から離反する後方へ変位可能に構成してもよい。
尚、変形部材97は、ケース70の孔74,75の少な
くとも1つに内嵌される。
左側壁10に形成された円形開口15に内嵌され巻取軸
3又はキャップ部材25を回転自在に支持する変形部材
を設け、その変形部材を変形させてピニオンギア80が
ラックギア90の移動面から離反する後向へ変位可能に
構成してもよい。尚、本発明に係るシートベルトプリテ
ンショナーは、前記実施形態で説明したものに限らず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加し
て、種々の形式のシートベルト巻取り装置に適用するこ
とができる。
ナーによれば、ラックギアの複数のラック歯のうちの少
なくとも移動方向先頭の第1ラック歯を、その他のラッ
ク歯よりも低く形成するとともに、ピニオンギアがラッ
クギアの移動面から離反する方向へ変位可能に構成した
ので、第1ラック歯とピニオン歯が衝突した場合でも、
ピニオンギアをラックギアの移動面から離反する方向へ
変位させて、ピニオンギアとラックギアとがロックする
のを防止し、また、第1ラック歯とピニオン歯が接触
(噛合又は衝突)しない場合には、ピニオン歯と第2ラ
ック歯とを衝突させずに噛合させることができる。
回転停止位置は不定であっても、車両衝突時、ラックギ
アとピニオンギアの歯を確実に噛合させることができ
る。(b) ラックギアからピニオンギアへ駆動力を効率よ
く伝達できる。(c) ガス発生器を必要以上に大型化する
ことなく、乗員にセットされたウエビングを適切な力で
確実に巻取ってウエビングの弛みを迅速且つ十分に取除
くことができる。(d) ラックギアの第1ラック歯をその
他のラック歯よりも低く形成するとともに、ピニオンギ
アがラックギアの移動面から離反する方向へ変位可能に
するという簡単な構成で以て、シートベルトプリテンシ
ョナーの機能を発揮できるため製作コスト的に非常に有
利になる。
によれば、ハウジング又はハウジングに固定されピニオ
ンギアとラックギアを収納するケースに巻取軸と略同心
状の孔を形成するとともに、その孔に内嵌された合成樹
脂製のリング部材に、ピニオンギアの軸部が遊嵌されて
いるので、ピニオンギアを前記移動面から離反する方向
へ確実に変位可能に構成できるとともに、変位するピニ
オンギアの軸部をリング部材で緩衝して受止めることが
できるため、ピニオンギアの変位動作を円滑且つ確実に
行うことができる。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
によれば、ハウジングのピニオンギア側の側壁に巻取軸
と略同心状の孔を形成し、その孔に内嵌された変形部材
を介して巻取軸が回転自在に支持されるため、ラックギ
アからピニオンギアに駆動力を確実に伝達できるととも
に、第1ラック歯とピニオン歯が衝突した場合、変形部
材を変形させて、巻取軸の一端部とともにピニオンギア
をラックギアの移動面から離反する方向へ確実に変位さ
せることができる。従って、請求項1と同様に、前記
(a) 〜(d) と同様の効果を奏する。
によれば、ハウジングに固定されピニオンギアとラック
ギアを収納するケースに巻取軸と略同心状の孔を形成
し、その孔に内嵌された変形部材を介してピニオンギア
が回転自在に支持されるため、ラックギアからピニオン
ギアに駆動力を確実に伝達できるとともに、第1ラック
歯とピニオン歯が衝突した場合、変形部材を変形させ
て、ピニオンギアをラックギアの移動面から離反する方
向へ確実に変位させることができる。従って、請求項1
と同様に、前記(a) 〜(d) と同様の効果を奏する。
によれば、ピニオンギアの変位量を、ピニオンギアの歯
とラックギアの第1ラック歯の最大オーバーラップ量よ
りも僅かに大きく設定したので、第1ラック歯とピニオ
ン歯とが衝突した場合に、ピニオンギアを変位させて、
それら歯先同士の突っ張り合いを確実に解除することが
できる。その他請求項1〜4と同様の効果を奏する。
によれば、ラックギアの複数のラック歯のうち第1ラッ
ク歯の次の第2ラック歯を、第1ラック歯よりも高く且
つその他のラック歯よりも低く形成したので、第1ラッ
ク歯とピニオン歯とが衝突した場合に、第2ラック歯と
ピニオン歯とを衝突させずに確実に噛合させることがで
きる。その他請求項1〜5と同様の効果を奏する。
の分解斜視図である。
る。
る。
斜視図である。
き左側面図である。
面図である。
の側面図である。
面図である。
面図である。
である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 乗員拘束用のウエビングを巻取る巻取軸
と、この巻取軸を回転可能に支持するハウジングと、巻
取軸を巻取り方向へ弾性付勢する付勢部材とを備えたシ
ートベルト巻取り装置のシートベルトプリテンショナー
において、 前記巻取軸の一端部に取付けられたピニオンギアと、こ
のピニオンギアの歯と噛合可能なラック歯を有するとと
もに通常時にはピニオンギアから離隔した初期位置に位
置するラックギアと、車両の衝突時にガスを発生させる
ガス発生器とを備え、 前記ガス発生器から発生したガス圧をラックギアの受圧
部に作用させてラックギアを前記初期位置からピニオン
ギアと噛合する方向へ移動させて、巻取軸を巻取り方向
へ回動させるように構成し、 前記ラックギアの複数のラック歯のうちの少なくとも移
動方向先頭の第1ラック歯を、その他のラック歯よりも
低く形成するとともに、ピニオンギアがラックギアの移
動面から離反する方向へ変位可能に構成したことを特徴
とするシートベルトプリテンショナー。 - 【請求項2】 前記ハウジング又はハウジングに固定さ
れピニオンギアとラックギアを収納するケースに巻取軸
と略同心状の孔を形成するとともに、その孔に合成樹脂
製のリング部材が内嵌され、このリング部材にピニオン
ギアの軸部が遊嵌されたことを特徴とする請求項1に記
載のシートベルトプリテンショナー。 - 【請求項3】 乗員拘束用のウエビングを巻取る巻取軸
と、この巻取軸を回転可能に支持するハウジングと、巻
取軸を巻取り方向へ弾性付勢する付勢部材とを備えたシ
ートベルト巻取り装置のシートベルトプリテンショナー
において、 前記巻取軸の一端部に取付けられたピニオンギアと、こ
のピニオンギアの歯と噛合可能なラック歯を有するとと
もに通常時にはピニオンギアから離隔した初期位置に位
置するラックギアと、車両の衝突時にガスを発生させる
ガス発生器とを備え、 前記ガス発生器から発生したガス圧をラックギアの受圧
部に作用させてラックギアを前記初期位置からピニオン
ギアと噛合する方向へ移動させて、巻取軸を巻取り方向
へ回動させるように構成し、 前記ラックギアの複数のラック歯のうちの少なくとも移
動方向先頭の第1ラック歯を、その他のラック歯よりも
低く形成するとともに、前記ハウジングのピニオンギア
側の側壁に巻取軸と略同心状の孔を形成し、その孔に内
嵌され巻取軸を回転自在に支持する変形部材を設け、そ
の変形部材を変形させてピニオンギアがラックギアの移
動面から離反する方向へ変位可能に構成したことを特徴
とするシートベルトプリテンショナー。 - 【請求項4】 乗員拘束用のウエビングを巻取る巻取軸
と、この巻取軸を回転可能に支持するハウジングと、巻
取軸を巻取り方向へ弾性付勢する付勢部材とを備えたシ
ートベルト巻取り装置のシートベルトプリテンショナー
において、 前記巻取軸の一端部に取付けられたピニオンギアと、こ
のピニオンギアの歯と噛合可能なラック歯を有するとと
もに通常時にはピニオンギアから離隔した初期位置に位
置するラックギアと、ハウジングに固定されピニオンギ
アとラックギアを収納するケースと、車両の衝突時にガ
スを発生させるガス発生器とを備え、 前記ガス発生器から発生したガス圧をラックギアの受圧
部に作用させてラックギアを前記初期位置からピニオン
ギアと噛合する方向へ移動させて、巻取軸を巻取り方向
へ回動させるように構成し、 前記ラックギアの複数のラック歯のうちの少なくとも移
動方向先頭の第1ラック歯を、その他のラック歯よりも
低く形成するとともに、前記ケースに巻取軸と略同心状
の孔を形成し、その孔に内嵌されピニオンギアを回転自
在に支持する変形部材を設け、その変形部材を変形させ
てピニオンギアがラックギアの移動面から離反する方向
へ変位可能に構成したことを特徴とするシートベルトプ
リテンショナー。 - 【請求項5】 前記ピニオンギアの変位量は、ピニオン
ギアの歯とラックギアの第1ラック歯の最大オーバーラ
ップ量よりも僅かに大きく設定されたことを特徴とする
請求項1〜4の何れか1項に記載のシートベルトプリテ
ンショナー。 - 【請求項6】 前記ラックギアの複数のラック歯のうち
第1ラック歯の次の第2ラック歯を、第1ラック歯より
も高く且つその他のラック歯よりも低く形成したことを
特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のシートベ
ルトプリテンショナー。
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