JP2000313425A - プラスチック容器 - Google Patents
プラスチック容器Info
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- JP2000313425A JP2000313425A JP12286399A JP12286399A JP2000313425A JP 2000313425 A JP2000313425 A JP 2000313425A JP 12286399 A JP12286399 A JP 12286399A JP 12286399 A JP12286399 A JP 12286399A JP 2000313425 A JP2000313425 A JP 2000313425A
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄肉にしても成形性が損なわれず、耐ESC
強度及び落下強度に優れ、廃棄時に潰し易いプラスチッ
ク容器を提供すること。 【解決手段】 本発明のプラスチック容器は、メルトイ
ンデックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未
満の高密度ポリエチレン70〜50重量%と、メルトイ
ンデックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未
満の直鎖状低密度ポリエチレン30〜50重量%とを含
む樹脂組成物から成形したものである。
強度及び落下強度に優れ、廃棄時に潰し易いプラスチッ
ク容器を提供すること。 【解決手段】 本発明のプラスチック容器は、メルトイ
ンデックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未
満の高密度ポリエチレン70〜50重量%と、メルトイ
ンデックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未
満の直鎖状低密度ポリエチレン30〜50重量%とを含
む樹脂組成物から成形したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄時に潰し易い
プラスチック容器に関する。
プラスチック容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】中空プ
ラスチック容器は、環境応力亀裂抵抗性(以下、耐ES
C強度という)及び落下強度等の強度に優れることが必
要である。従来のプラスチック容器は、これらの強度を
向上させるため、高密度ポリエチレンの単体からなる樹
脂を用いて厚肉で成形されていた。しかし、近年、環境
問題への対応として、プラスチック容器の廃棄性が重要
視されてきている。このため、プラスチック容器は、薄
肉化されること及び廃棄時に潰し易いことが要請されて
いる。
ラスチック容器は、環境応力亀裂抵抗性(以下、耐ES
C強度という)及び落下強度等の強度に優れることが必
要である。従来のプラスチック容器は、これらの強度を
向上させるため、高密度ポリエチレンの単体からなる樹
脂を用いて厚肉で成形されていた。しかし、近年、環境
問題への対応として、プラスチック容器の廃棄性が重要
視されてきている。このため、プラスチック容器は、薄
肉化されること及び廃棄時に潰し易いことが要請されて
いる。
【0003】これらの要請に対応すべく、プラスチック
容器の成形樹脂として、柔らかい樹脂を使用した場合
は、耐ESC強度及び落下強度を損なわない容器を得る
ことができるが、安定した成形性に問題があった。
容器の成形樹脂として、柔らかい樹脂を使用した場合
は、耐ESC強度及び落下強度を損なわない容器を得る
ことができるが、安定した成形性に問題があった。
【0004】ところで、特開平3−115341号公報
では、表面光沢に優れ且つ摩擦係数の低い中空成形品を
提供することを目的として、外表面が、メルトインデッ
クス1.0〜3.0g/10分、密度0.935g/c
m3 以下の直鎖状低密度ポリエチレン25〜75重量%
と、メルトインデックス0.1〜1.5g/10分、密
度0.942g/cm3 以上の高密度ポリエチレン75
〜25重量%との混合物からなる中空成形容器が提案さ
れている。しかし、この中空成形容器は、メルトインデ
ックスが1.0以上のLLDPEを使用しているため、
容器の成形性、特に横断面が異形である大容積の容器の
成形性が悪い。
では、表面光沢に優れ且つ摩擦係数の低い中空成形品を
提供することを目的として、外表面が、メルトインデッ
クス1.0〜3.0g/10分、密度0.935g/c
m3 以下の直鎖状低密度ポリエチレン25〜75重量%
と、メルトインデックス0.1〜1.5g/10分、密
度0.942g/cm3 以上の高密度ポリエチレン75
〜25重量%との混合物からなる中空成形容器が提案さ
れている。しかし、この中空成形容器は、メルトインデ
ックスが1.0以上のLLDPEを使用しているため、
容器の成形性、特に横断面が異形である大容積の容器の
成形性が悪い。
【0005】従って、本発明の目的は、薄肉に成形して
も、安定した成形ができ、耐ESC強度及び落下強度に
優れ、廃棄時に潰し易いプラスチック容器を提供するこ
とにある。
も、安定した成形ができ、耐ESC強度及び落下強度に
優れ、廃棄時に潰し易いプラスチック容器を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、メルトインデ
ックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未満の
高密度ポリエチレン70〜50重量%と、メルトインデ
ックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未満の
直鎖状低密度ポリエチレン30〜50重量%とを含む樹
脂組成物から成形されたプラスチック容器を提供するこ
とにより前記目的を達成したものである。
ックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未満の
高密度ポリエチレン70〜50重量%と、メルトインデ
ックスが0.1g/10分以上1.0g/10分未満の
直鎖状低密度ポリエチレン30〜50重量%とを含む樹
脂組成物から成形されたプラスチック容器を提供するこ
とにより前記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて図1を参照しながら詳細に説明する。図
1は、本発明のプラスチック容器の一実施形態としての
中空容器を示す斜視図である。
形態に基づいて図1を参照しながら詳細に説明する。図
1は、本発明のプラスチック容器の一実施形態としての
中空容器を示す斜視図である。
【0008】本実施形態の中空容器1は、図1に示すよ
うに、横断面が円形でなく異形であり且つ把手2を有す
る大容積の容器である。本実施形態の中空容器1は、特
定の高密度ポリエチレン(以下、HDPEという)と、
特定の直鎖状低密度ポリエチレン(以下、LLDPEと
いう)とを含む樹脂組成物から成形されている。
うに、横断面が円形でなく異形であり且つ把手2を有す
る大容積の容器である。本実施形態の中空容器1は、特
定の高密度ポリエチレン(以下、HDPEという)と、
特定の直鎖状低密度ポリエチレン(以下、LLDPEと
いう)とを含む樹脂組成物から成形されている。
【0009】前記HDPEは、そのメルトインデックス
(以下、MIという)が0.1g/10分以上1.0g
/10分未満、好ましくは0.2〜0.8g/10分、
更に好ましくは0.2〜0.5g/10分未満である。
該HDPEのMIが0.1g/10分未満であると成形
機での樹脂の押出性が悪くなり、1.0g/10分以上
であると容器の成形性が悪くなる。MIは、ASTM
D1238に従い測定されたものである(以下、MIと
いうときにはこの測定条件下でのものをいう)。
(以下、MIという)が0.1g/10分以上1.0g
/10分未満、好ましくは0.2〜0.8g/10分、
更に好ましくは0.2〜0.5g/10分未満である。
該HDPEのMIが0.1g/10分未満であると成形
機での樹脂の押出性が悪くなり、1.0g/10分以上
であると容器の成形性が悪くなる。MIは、ASTM
D1238に従い測定されたものである(以下、MIと
いうときにはこの測定条件下でのものをいう)。
【0010】前記LLDPEは、そのMIが0.1g/
10分以上1.0g/10分未満、好ましくは0.2〜
0.8g/10分、更に好ましくは0.2〜0.5g/
10分である。該LLDPEのMIを、前記範囲とする
ことにより、これらを含む樹脂組成物のMIを調整し、
特にブロー成形時におけるパリソンのドローダウンを抑
え、HDPEを単独で用いた場合と同様の優れた成形性
が得られる。また、特に横断面が円形でなく異形で且つ
把手を有する薄肉の大容積の容器の成形が容易となり、
成形のブローピンを打込む際にブローピンにより容器ノ
ズル部の樹脂を容器内部に余分に持ち込むことにより発
生する肉溜り(ノズル部肉持込み)、パリソンを金型で
挟んだ後にブローする際に把手部付近のパリソンが接触
し把手部をふさぐように形成される膜張り、パリソンの
しわによる底部の肉溜り等の不良現象を防止することが
できる。
10分以上1.0g/10分未満、好ましくは0.2〜
0.8g/10分、更に好ましくは0.2〜0.5g/
10分である。該LLDPEのMIを、前記範囲とする
ことにより、これらを含む樹脂組成物のMIを調整し、
特にブロー成形時におけるパリソンのドローダウンを抑
え、HDPEを単独で用いた場合と同様の優れた成形性
が得られる。また、特に横断面が円形でなく異形で且つ
把手を有する薄肉の大容積の容器の成形が容易となり、
成形のブローピンを打込む際にブローピンにより容器ノ
ズル部の樹脂を容器内部に余分に持ち込むことにより発
生する肉溜り(ノズル部肉持込み)、パリソンを金型で
挟んだ後にブローする際に把手部付近のパリソンが接触
し把手部をふさぐように形成される膜張り、パリソンの
しわによる底部の肉溜り等の不良現象を防止することが
できる。
【0011】前記樹脂組成物における前記HDPEと前
記LLDPEとの混合比は、HDPE70〜50重量%
及びLLDPE30〜50重量%であり、好ましくはH
DPE60〜50重量%及びLLDPE40〜50重量
%である。該混合比を前記範囲に調整することにより、
得られる容器の落下強度、圧縮強度及び耐ESC強度を
コントロールできるため、所望の耐ESC強度及び落下
強度に優れ、所望の潰し易さ及び所望の復元性を有する
容器を得ることができる。前記HDPEが70重量%を
超えるか又は前記LLDPEが30重量%未満である
と、耐ESC強度が低下するか又は潰し易さが得られな
くなり、前記HDPEが50重量%未満であるか又は前
記LLDPEが50重量%を超えると、圧縮強度が低下
するか又はラインプレッシャによる変形が生じる。
記LLDPEとの混合比は、HDPE70〜50重量%
及びLLDPE30〜50重量%であり、好ましくはH
DPE60〜50重量%及びLLDPE40〜50重量
%である。該混合比を前記範囲に調整することにより、
得られる容器の落下強度、圧縮強度及び耐ESC強度を
コントロールできるため、所望の耐ESC強度及び落下
強度に優れ、所望の潰し易さ及び所望の復元性を有する
容器を得ることができる。前記HDPEが70重量%を
超えるか又は前記LLDPEが30重量%未満である
と、耐ESC強度が低下するか又は潰し易さが得られな
くなり、前記HDPEが50重量%未満であるか又は前
記LLDPEが50重量%を超えると、圧縮強度が低下
するか又はラインプレッシャによる変形が生じる。
【0012】前記樹脂組成物には、前記HDPE及び前
記LLDPE以外の樹脂を本発明の効果を損なわない範
囲で添加することもできる。また、顔料、帯電防止剤、
酸化防止剤、分散剤、紫外線吸収剤等の添加物を添加す
ることもできる。この場合、前記HDPE及び前記LL
DPE以外の成分は、前記樹脂組成物中に、好ましくは
10重量%以下、更に好ましくは5重量%以下含有され
る。
記LLDPE以外の樹脂を本発明の効果を損なわない範
囲で添加することもできる。また、顔料、帯電防止剤、
酸化防止剤、分散剤、紫外線吸収剤等の添加物を添加す
ることもできる。この場合、前記HDPE及び前記LL
DPE以外の成分は、前記樹脂組成物中に、好ましくは
10重量%以下、更に好ましくは5重量%以下含有され
る。
【0013】前記樹脂組成物は、その密度(ASTM−
D1505)が好ましくは0.93〜0.95g/cm
3 、更に好ましくは0.935〜0.945g/cm3
である。該密度が前記範囲であると、圧縮強度を満足
し、落下強度及び耐ESC強度等の物性に一層優れ、所
望の潰し易さ及び所望の復元性を有する薄肉の容器が低
コストで得られるため好ましい。
D1505)が好ましくは0.93〜0.95g/cm
3 、更に好ましくは0.935〜0.945g/cm3
である。該密度が前記範囲であると、圧縮強度を満足
し、落下強度及び耐ESC強度等の物性に一層優れ、所
望の潰し易さ及び所望の復元性を有する薄肉の容器が低
コストで得られるため好ましい。
【0014】前記樹脂組成物の剛性(オルゼン剛性及び
曲げ弾性)は、前記樹脂組成物の密度と相関関係があ
る。このため、本実施形態の中空容器は、前記樹脂組成
物の密度を前記範囲に制御することにより、所望の剛性
が得られる。そして、このように所望の剛性を有する
と、圧縮強度を満足し、落下強度及び耐ESC強度等の
物性に一層優れ、所望の潰し易さ及び所望の復元性を有
する中空容器が得られるため好ましい。
曲げ弾性)は、前記樹脂組成物の密度と相関関係があ
る。このため、本実施形態の中空容器は、前記樹脂組成
物の密度を前記範囲に制御することにより、所望の剛性
が得られる。そして、このように所望の剛性を有する
と、圧縮強度を満足し、落下強度及び耐ESC強度等の
物性に一層優れ、所望の潰し易さ及び所望の復元性を有
する中空容器が得られるため好ましい。
【0015】本実施形態の中空容器を成形する際の成形
法としては、ブロー成形法が用いられる。
法としては、ブロー成形法が用いられる。
【0016】本実施形態の中空容器の圧縮強度は、好ま
しくは390N以上である。圧縮強度が低すぎると容器
が収容されたダンボールを段積みにしたときに荷崩れし
易くなる。(ダンボールの段積み強度)=(中空容器の
圧縮強度)+(ダンボールの圧縮強度)という関係があ
ることから、ダンボールの段積み強度を上げるために、
ダンボールの圧縮強度を高くすることも一つの手段では
あるが、中空容器の圧縮強度が低すぎるとダンボールの
経費高となったり、ダンボールが強くなりすぎて折り込
みが困難となる。また、段積み強度を上げるために、ダ
ンボールへの中空容器の入数を少なくすることも一つの
手段ではあるが、その場合には大幅に経費高となってし
まう。圧縮強度の測定法は、実施例において詳述する。
しくは390N以上である。圧縮強度が低すぎると容器
が収容されたダンボールを段積みにしたときに荷崩れし
易くなる。(ダンボールの段積み強度)=(中空容器の
圧縮強度)+(ダンボールの圧縮強度)という関係があ
ることから、ダンボールの段積み強度を上げるために、
ダンボールの圧縮強度を高くすることも一つの手段では
あるが、中空容器の圧縮強度が低すぎるとダンボールの
経費高となったり、ダンボールが強くなりすぎて折り込
みが困難となる。また、段積み強度を上げるために、ダ
ンボールへの中空容器の入数を少なくすることも一つの
手段ではあるが、その場合には大幅に経費高となってし
まう。圧縮強度の測定法は、実施例において詳述する。
【0017】本実施形態の中空容器の耐ESC強度は、
FOが好ましくは500時間以上、更に好ましくは10
00時間以上である。本発明において、耐ESC強度
は、容器の中に、次亜塩素酸ナトリウム(南海化学社
製)6重量%、水酸化ナトリウム0.5重量%、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(商品名
「エマール70C」、花王(株)製)0.5重量%及び
イオン交換水残部からなる溶液を0.6リットル加え、
密封後、この容器を恒温下(50℃)に1000時間以
上)保存したときの容器の割れの発生し難さを示す。な
お、FOとは、容器のサンプル10本に対して1本目が
割れる時間を表す。
FOが好ましくは500時間以上、更に好ましくは10
00時間以上である。本発明において、耐ESC強度
は、容器の中に、次亜塩素酸ナトリウム(南海化学社
製)6重量%、水酸化ナトリウム0.5重量%、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(商品名
「エマール70C」、花王(株)製)0.5重量%及び
イオン交換水残部からなる溶液を0.6リットル加え、
密封後、この容器を恒温下(50℃)に1000時間以
上)保存したときの容器の割れの発生し難さを示す。な
お、FOとは、容器のサンプル10本に対して1本目が
割れる時間を表す。
【0018】本実施形態の中空容器は、図1に示すよう
に、横断面が円形でなく異形であり且つ把手を有する大
容積の容器であり、この容器の容積は、好ましくは1リ
ットル以上、更に好ましくは2〜6リットルである。こ
のような大容積の容器であるにもかかわらず、本実施形
態の中空容器は、その成形性を損なわずに、容器胴部に
おけるラベル貼り付け部3の中央部A(図1参照)の肉
厚を、0.3〜0.8mm、特に0.4〜0.6mmと
いう薄肉のものにすることができる。
に、横断面が円形でなく異形であり且つ把手を有する大
容積の容器であり、この容器の容積は、好ましくは1リ
ットル以上、更に好ましくは2〜6リットルである。こ
のような大容積の容器であるにもかかわらず、本実施形
態の中空容器は、その成形性を損なわずに、容器胴部に
おけるラベル貼り付け部3の中央部A(図1参照)の肉
厚を、0.3〜0.8mm、特に0.4〜0.6mmと
いう薄肉のものにすることができる。
【0019】本実施形態の中空容器は、例えば、住居用
や衣料用等の液体洗剤製品等の容器として用いられる。
や衣料用等の液体洗剤製品等の容器として用いられる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明のプ
ラスチック容器を更に詳細に説明する。
ラスチック容器を更に詳細に説明する。
【0021】〔実施例1〜4及び比較例1〜4〕表1に
示すMIのHDPE及びLLDPEを、表1に示す混合
比で混合し、表1に示す密度の樹脂組成物を得た。該樹
脂組成物を用いてブロー成形法により、入れ目量が5リ
ットルである、図1に示す形状の中空容器を成形した。
得られた容器胴部におけるラベル貼り付け部3の中央部
A(製品としたときに容器胴部における中央部で品質表
示を貼り付け、パーテングラインを含まない部分;図1
参照)の肉厚を表1に示す。各中空容器について、下記
(1)〜(8)の評価・測定を行った。結果を表1に示
す。
示すMIのHDPE及びLLDPEを、表1に示す混合
比で混合し、表1に示す密度の樹脂組成物を得た。該樹
脂組成物を用いてブロー成形法により、入れ目量が5リ
ットルである、図1に示す形状の中空容器を成形した。
得られた容器胴部におけるラベル貼り付け部3の中央部
A(製品としたときに容器胴部における中央部で品質表
示を貼り付け、パーテングラインを含まない部分;図1
参照)の肉厚を表1に示す。各中空容器について、下記
(1)〜(8)の評価・測定を行った。結果を表1に示
す。
【0022】(1)成形性 容器の成形性が良好なものを○、成形性が悪いものを×
とした。成形性が悪いとは、容器ノズル部での樹脂持ち
こみや把手部に膜張りが発生したり、パリソンのドロー
ダウンによりパリソン肉厚制御が困難となることをい
う。 (2)落下強度 10本の空容器にそれぞれ溶液(比重1.1〜1.2の
食塩水)5kgを入れ密封後、各容器を1mの高さから
正立状態で10回落下させたときに、1本も割れが発生
しなかった場合を○、1本でも割れが発生したものを×
とした。 (3)横圧縮係数 空容器を密封せずに、容器胴部におけるラベル貼り付け
部の中央部を圧縮試験機で50mm/minで押したと
きに、(圧縮力)/(ストローク)〔N/mm〕として
測定した。なお、この値が1.5〔N/mm〕以下の場
合を○とし、1.5〔N/mm〕超の場合を×とした。
○の評価のものは潰し易い容器であることを示し、×の
評価のものは潰し難い容器であることを示す。 (4)潰し易さ 10人のパネラーが任意の方法で空容器を潰した場合
に、10人全員が潰し難いと感じたときを××、5〜9
人が潰し難いと感じたときを×、潰し難いと感じた人が
4人以下であるときを○として評価した。
とした。成形性が悪いとは、容器ノズル部での樹脂持ち
こみや把手部に膜張りが発生したり、パリソンのドロー
ダウンによりパリソン肉厚制御が困難となることをい
う。 (2)落下強度 10本の空容器にそれぞれ溶液(比重1.1〜1.2の
食塩水)5kgを入れ密封後、各容器を1mの高さから
正立状態で10回落下させたときに、1本も割れが発生
しなかった場合を○、1本でも割れが発生したものを×
とした。 (3)横圧縮係数 空容器を密封せずに、容器胴部におけるラベル貼り付け
部の中央部を圧縮試験機で50mm/minで押したと
きに、(圧縮力)/(ストローク)〔N/mm〕として
測定した。なお、この値が1.5〔N/mm〕以下の場
合を○とし、1.5〔N/mm〕超の場合を×とした。
○の評価のものは潰し易い容器であることを示し、×の
評価のものは潰し難い容器であることを示す。 (4)潰し易さ 10人のパネラーが任意の方法で空容器を潰した場合
に、10人全員が潰し難いと感じたときを××、5〜9
人が潰し難いと感じたときを×、潰し難いと感じた人が
4人以下であるときを○として評価した。
【0023】(5)耐ESC強度 容器の中に、次亜塩素酸ナトリウム(南海化学社製)6
重量%、水酸化ナトリウム0.5重量%、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(商品名「エマ
ール70C」、花王(株)製)0.5重量%及びイオン
交換水残部からなる溶液を0.6リットル加え、密封
後、この容器を恒温下(50℃)に1000時間以上)
保存したときの容器の割れの発生し難さを示す。なお、
FOとは、容器のサンプル10本に対して1本目が割れ
る時間を表す。500時間保存後に1本も割れていない
場合を○、500時間以内に1本でも割れが発生する場
合を×として評価した。 (6)ラインプレッシャによる変形 空の中空容器を搬送コンベアに流したときに、容器同士
がぶつかりあうことによる容器の変形の有無を目視で確
認し、変形がない場合を○、変改がある場合を×として
評価した。。 (7)圧縮強度 容器に溶液(比重1.1〜1.2の食塩水)5kgを入
れ密封後、容器を正立状態にし、頭頂部を、汎用の圧縮
試験機により20mm/minの速さで押したときの降
伏点での荷重(N)を測定した。この圧縮強度が390
N以上を○とし、390N未満を×として評価した。な
お、圧縮強度が低すぎると、段ボールを段積みにしたと
きに荷崩れし易くなる。 (8)総合評価 各中空容器について、下記の基準により総合評価をし
た。 ○;前記(1)〜(7)のすべてが○の評価の場合。 ×;前記(1)〜(7)のうち1つでも○でない評価の
場合。
重量%、水酸化ナトリウム0.5重量%、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(商品名「エマ
ール70C」、花王(株)製)0.5重量%及びイオン
交換水残部からなる溶液を0.6リットル加え、密封
後、この容器を恒温下(50℃)に1000時間以上)
保存したときの容器の割れの発生し難さを示す。なお、
FOとは、容器のサンプル10本に対して1本目が割れ
る時間を表す。500時間保存後に1本も割れていない
場合を○、500時間以内に1本でも割れが発生する場
合を×として評価した。 (6)ラインプレッシャによる変形 空の中空容器を搬送コンベアに流したときに、容器同士
がぶつかりあうことによる容器の変形の有無を目視で確
認し、変形がない場合を○、変改がある場合を×として
評価した。。 (7)圧縮強度 容器に溶液(比重1.1〜1.2の食塩水)5kgを入
れ密封後、容器を正立状態にし、頭頂部を、汎用の圧縮
試験機により20mm/minの速さで押したときの降
伏点での荷重(N)を測定した。この圧縮強度が390
N以上を○とし、390N未満を×として評価した。な
お、圧縮強度が低すぎると、段ボールを段積みにしたと
きに荷崩れし易くなる。 (8)総合評価 各中空容器について、下記の基準により総合評価をし
た。 ○;前記(1)〜(7)のすべてが○の評価の場合。 ×;前記(1)〜(7)のうち1つでも○でない評価の
場合。
【0024】
【表1】
【0025】表1の結果より明らかなように、HDPE
100重量%からなる樹脂組成物から成形された、ラベ
ル貼り付け部の中央部の肉厚が0.8mmの中空容器
(比較例1)は、手では潰すことができない。また、H
DPE100重量%からなる樹脂組成物から成形され
た、ラベル貼り付け部の中央部の肉厚が0.5mmの中
空容器(比較例2)は、落下強度が悪い。このように、
HDPE100重量%からなる樹脂組成物を用いても、
落下強度を満足し且つ潰し易い中空容器が得られないこ
とが判る。
100重量%からなる樹脂組成物から成形された、ラベ
ル貼り付け部の中央部の肉厚が0.8mmの中空容器
(比較例1)は、手では潰すことができない。また、H
DPE100重量%からなる樹脂組成物から成形され
た、ラベル貼り付け部の中央部の肉厚が0.5mmの中
空容器(比較例2)は、落下強度が悪い。このように、
HDPE100重量%からなる樹脂組成物を用いても、
落下強度を満足し且つ潰し易い中空容器が得られないこ
とが判る。
【0026】HDPEにLLDPEを30〜50重量%
で混合してなる樹脂組成物であっても、該LLDPEの
MIが1.0g/10分以上のものを用いたものを用い
て容器を成形すると、成形性が悪いものとなる。具体的
には、比較例3に示すように、MIが0.3g/10分
のHDPEとMIが2.8g/10分のLLDPEとを
混合してなる樹脂組成物を用いて容器を成形すると、パ
リソンのドローダウンが大きく、容器の肉厚制御が困難
となる。更に、パリソンのしわが大きいものとなり、折
れ曲がり金型で挟まれたところにリブができる。また、
LLDPEを50重量%を超えて混合した樹脂組成物を
用いて容器を成形した場合(比較例4)では、ラインプ
レッシャによる変形が発生し、圧縮強度が極端に低下し
た。このため、この容器では、ライン改造やダンボール
の大幅な強度アップ等のための大幅なコストアップの必
要が生じる。なお、表1には示していないが、MIが
1.0g/10分のLLDPEを混合した樹脂組成物を
用いて容器を成形したところ、連続生産における安定し
た成形性を行うことが困難であった。
で混合してなる樹脂組成物であっても、該LLDPEの
MIが1.0g/10分以上のものを用いたものを用い
て容器を成形すると、成形性が悪いものとなる。具体的
には、比較例3に示すように、MIが0.3g/10分
のHDPEとMIが2.8g/10分のLLDPEとを
混合してなる樹脂組成物を用いて容器を成形すると、パ
リソンのドローダウンが大きく、容器の肉厚制御が困難
となる。更に、パリソンのしわが大きいものとなり、折
れ曲がり金型で挟まれたところにリブができる。また、
LLDPEを50重量%を超えて混合した樹脂組成物を
用いて容器を成形した場合(比較例4)では、ラインプ
レッシャによる変形が発生し、圧縮強度が極端に低下し
た。このため、この容器では、ライン改造やダンボール
の大幅な強度アップ等のための大幅なコストアップの必
要が生じる。なお、表1には示していないが、MIが
1.0g/10分のLLDPEを混合した樹脂組成物を
用いて容器を成形したところ、連続生産における安定し
た成形性を行うことが困難であった。
【0027】これに対し、MIが0.1g/10分以上
1.0g/10分未満のHDPEに、MIが0.1g/
10分以上1.0g/10分未満のLLDPEを30〜
50重量%で混合してなる樹脂組成物から成形してなる
実施例1〜4のブロー成形容器(本発明品)は、ラベル
貼り付け部の中央部の肉厚を0.5mmと薄膜にしても
成形性が損なわれず、落下強度等の物性を満足し且つ潰
し易いものである。例えば、実施例1〜4のブロー成形
容器では、耐ESC強度が比較例1及び2のものの2倍
以上となる。このように、実施例1〜4のブロー成形容
器は、成形性、落下強度、耐ESC強度等の物性を損な
うことなく、薄肉化が可能となった。
1.0g/10分未満のHDPEに、MIが0.1g/
10分以上1.0g/10分未満のLLDPEを30〜
50重量%で混合してなる樹脂組成物から成形してなる
実施例1〜4のブロー成形容器(本発明品)は、ラベル
貼り付け部の中央部の肉厚を0.5mmと薄膜にしても
成形性が損なわれず、落下強度等の物性を満足し且つ潰
し易いものである。例えば、実施例1〜4のブロー成形
容器では、耐ESC強度が比較例1及び2のものの2倍
以上となる。このように、実施例1〜4のブロー成形容
器は、成形性、落下強度、耐ESC強度等の物性を損な
うことなく、薄肉化が可能となった。
【0028】
【発明の効果】本発明のプラスチック容器は、薄肉にし
ても成形性が損なわれず、耐ESC強度及び落下強度に
優れ、廃棄時に潰し易いものである。本発明のプラスチ
ック容器は、特に、横断面が異形であり且つ把手を有す
る大容積の容器であるときに、薄肉にしても成形性が損
なわれず、耐ESC強度及び落下強度に優れ、廃棄時に
潰し易くなるという効果が一層顕著となる。
ても成形性が損なわれず、耐ESC強度及び落下強度に
優れ、廃棄時に潰し易いものである。本発明のプラスチ
ック容器は、特に、横断面が異形であり且つ把手を有す
る大容積の容器であるときに、薄肉にしても成形性が損
なわれず、耐ESC強度及び落下強度に優れ、廃棄時に
潰し易くなるという効果が一層顕著となる。
【図1】図1は、本発明のプラスチック容器の一実施形
態としての中空容器を示す斜視図である。
態としての中空容器を示す斜視図である。
1 中空容器 2 把手 3 ラベル貼り付け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂爪 貴志 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 山野井 満夫 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3E033 AA20 BA15 BB04 CA02 CA17 CA20 DA03 DB03 DD01 DE02 EA04 FA03 GA02 4F208 AA05C AA07C AG07 AG29 AH55 AR15 AR17 AR18 LB01 LG01 4J002 BB031 BB032 GG01
Claims (3)
- 【請求項1】 メルトインデックスが0.1g/10分
以上1.0g/10分未満の高密度ポリエチレン70〜
50重量%と、メルトインデックスが0.1g/10分
以上1.0g/10分未満の直鎖状低密度ポリエチレン
30〜50重量%とを含む樹脂組成物から成形されたプ
ラスチック容器。 - 【請求項2】 前記樹脂組成物の密度が0.93〜0.
95g/cm3 である、請求項1記載のプラスチック容
器。 - 【請求項3】 把手を有する大容積の容器である、請求
項1又は2記載のプラスチック容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12286399A JP2000313425A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | プラスチック容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12286399A JP2000313425A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | プラスチック容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000313425A true JP2000313425A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14846509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12286399A Pending JP2000313425A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | プラスチック容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000313425A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003045790A1 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-05 | Honeywell Specialty Chemicals Seelze Gmbh | Chemical container for high-pure chemicals |
| JP2006193671A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Nippon Polyethylene Kk | ポリエチレン系樹脂材料及びそれを用いた中空成形体 |
| CN101859087A (zh) * | 2009-04-08 | 2010-10-13 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 调色剂容器和图像形成方法 |
| JP2015527260A (ja) * | 2012-06-29 | 2015-09-17 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 外見上わかる前処理機能を有する洗濯洗剤用包装 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12286399A patent/JP2000313425A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003045790A1 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-05 | Honeywell Specialty Chemicals Seelze Gmbh | Chemical container for high-pure chemicals |
| JP2006193671A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Nippon Polyethylene Kk | ポリエチレン系樹脂材料及びそれを用いた中空成形体 |
| CN101859087A (zh) * | 2009-04-08 | 2010-10-13 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 调色剂容器和图像形成方法 |
| JP2015527260A (ja) * | 2012-06-29 | 2015-09-17 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 外見上わかる前処理機能を有する洗濯洗剤用包装 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081111 |