JP2000313905A - 複合材料及び各種用途 - Google Patents
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- Powder Metallurgy (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は高熱伝導率と低熱膨張係数で高
い塑性加工性を有する複合材料及びそれを用いた半導体
装置等の各種用途を提供する。 【解決手段】本発明の複合材料は、特に、第一酸化銅粒
子を5〜80体積%含むCu合金よりなり、等方加圧焼
結体からなるものである。室温から300℃における熱
膨張係数が5×10-6〜17×10-6/℃,熱伝導率が
30〜375W/m・Kであり、また導電率が10〜8
5%IACSが得られる。半導体装置の放熱板及び静電
吸着装置の電極板等に適用される。
い塑性加工性を有する複合材料及びそれを用いた半導体
装置等の各種用途を提供する。 【解決手段】本発明の複合材料は、特に、第一酸化銅粒
子を5〜80体積%含むCu合金よりなり、等方加圧焼
結体からなるものである。室温から300℃における熱
膨張係数が5×10-6〜17×10-6/℃,熱伝導率が
30〜375W/m・Kであり、また導電率が10〜8
5%IACSが得られる。半導体装置の放熱板及び静電
吸着装置の電極板等に適用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な低熱膨張性
と高熱伝導性を有する複合材料及びその製造方法とそれ
を用いた半導体装置等の各種用途に関する。
と高熱伝導性を有する複合材料及びその製造方法とそれ
を用いた半導体装置等の各種用途に関する。
【0002】
【従来の技術】電子デバイスによる電力やエネルギーの
変換,制御に関連した技術、特にオン,オフモードで用
いられる電力用電子デバイスとその応用技術としての電
力変換システムがパワーエレクトロニクスである。
変換,制御に関連した技術、特にオン,オフモードで用
いられる電力用電子デバイスとその応用技術としての電
力変換システムがパワーエレクトロニクスである。
【0003】電力変換のため、各種のオン,オフ機能を
持つ電力用半導体素子が用いられている。この半導体素
子としては、pn接合体を内蔵し、一方向のみの導電性
をもつ整流ダイオードをはじめ、種々のpn接合の組合
せ構造により、サイリスタ,バイポーラトランジスタ,
MOSFET等が実用化され、更には絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ(IGBT)やゲート信号によりタ
ーンオフ機能を併せもつゲートターンオフサイリスタ
(GTO)も開発されている。
持つ電力用半導体素子が用いられている。この半導体素
子としては、pn接合体を内蔵し、一方向のみの導電性
をもつ整流ダイオードをはじめ、種々のpn接合の組合
せ構造により、サイリスタ,バイポーラトランジスタ,
MOSFET等が実用化され、更には絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ(IGBT)やゲート信号によりタ
ーンオフ機能を併せもつゲートターンオフサイリスタ
(GTO)も開発されている。
【0004】これらの電力用半導体素子は、通電により
発熱し、その高容量化,高速化に伴い発熱量も増大する
傾向にある。発熱に起因する半導体素子の特性劣化,短
寿命化を防止するためには、放熱部を設け、半導体素子
及びその近傍での温度上昇を抑制する必要がある。銅
は、熱伝導率が393W/m・Kと大きく、かつ低価格
であるため、放熱部材として一般に用いられている。し
かし、電力用半導体素子を備える半導体装置の放熱部材
は、熱膨張率が4.2×10-6/℃ のSiと接合される
ため、熱膨張率がこれに近い放熱部材が望まれる。銅は
熱膨張率が17×10-6/℃と大きいため、半導体素子
との半田接合性は好ましくなく、MoやWといった熱膨
張率がSiと近い材料を放熱部材として用いたり、半導
体素子と放熱部材の間に設けたりしている。
発熱し、その高容量化,高速化に伴い発熱量も増大する
傾向にある。発熱に起因する半導体素子の特性劣化,短
寿命化を防止するためには、放熱部を設け、半導体素子
及びその近傍での温度上昇を抑制する必要がある。銅
は、熱伝導率が393W/m・Kと大きく、かつ低価格
であるため、放熱部材として一般に用いられている。し
かし、電力用半導体素子を備える半導体装置の放熱部材
は、熱膨張率が4.2×10-6/℃ のSiと接合される
ため、熱膨張率がこれに近い放熱部材が望まれる。銅は
熱膨張率が17×10-6/℃と大きいため、半導体素子
との半田接合性は好ましくなく、MoやWといった熱膨
張率がSiと近い材料を放熱部材として用いたり、半導
体素子と放熱部材の間に設けたりしている。
【0005】一方、電子回路を一つの半導体チップ上に
集積させた集積回路(IC)は、その機能に応じたメモ
リー,ロジック,マイクロプロセッサ等に分類される。
ここでは電力用半導体素子に対し、電子用半導体素子と
呼ぶ。これらの半導体素子は、年々集積度や演算速度が
増加し、それに伴い発熱量も増大している。ところで、
一般に電子用半導体素子は、外気から遮断して故障や劣
化を防止する目的で、パッケージ内に収納されている。
この多くは、半導体素子がセラミックスにダイボンディ
ングされ、密封されているセラミックスパッケージ及び
樹脂で封止されているプラスチックパッケージである。
また、高信頼性,高速化に対応するために、複数個の半
導体装置を一つの基板上に搭載したマルチチップモジュ
ール(MCM)も製造されている。
集積させた集積回路(IC)は、その機能に応じたメモ
リー,ロジック,マイクロプロセッサ等に分類される。
ここでは電力用半導体素子に対し、電子用半導体素子と
呼ぶ。これらの半導体素子は、年々集積度や演算速度が
増加し、それに伴い発熱量も増大している。ところで、
一般に電子用半導体素子は、外気から遮断して故障や劣
化を防止する目的で、パッケージ内に収納されている。
この多くは、半導体素子がセラミックスにダイボンディ
ングされ、密封されているセラミックスパッケージ及び
樹脂で封止されているプラスチックパッケージである。
また、高信頼性,高速化に対応するために、複数個の半
導体装置を一つの基板上に搭載したマルチチップモジュ
ール(MCM)も製造されている。
【0006】プラスチックパッケージは、リードフレー
ムと半導体素子の端子がボンディングワイヤにより接続
され、これを樹脂で封止する構造になっている。近年
は、半導体素子の発熱量の増大に伴い、リードフレーム
に熱放散性を持たせたパッケージや熱放散のための放熱
板を搭載するパッケージも出現している。熱放散のため
には、熱伝導率の大きい銅系のリードフレームや放熱板
が多用されているが、チップあるいは封止樹脂等のパッ
ケージ構成材料との熱膨張差による不具合が懸念されて
いる。
ムと半導体素子の端子がボンディングワイヤにより接続
され、これを樹脂で封止する構造になっている。近年
は、半導体素子の発熱量の増大に伴い、リードフレーム
に熱放散性を持たせたパッケージや熱放散のための放熱
板を搭載するパッケージも出現している。熱放散のため
には、熱伝導率の大きい銅系のリードフレームや放熱板
が多用されているが、チップあるいは封止樹脂等のパッ
ケージ構成材料との熱膨張差による不具合が懸念されて
いる。
【0007】一方、セラミックスパッケージは、配線が
プリントされたセラミックス基板上に半導体素子が搭載
され、金属やセラミックスのキャップで密封する構造を
持つ。さらに、セラミックス基板にはCu−MoやCu
−Wの複合材料あるいはコバール合金などが接合され、
放熱板として用いられているが、それぞれの材料におい
て低熱膨張化あるいは高熱伝導化と共に加工性の向上,
低コストが要求されている。
プリントされたセラミックス基板上に半導体素子が搭載
され、金属やセラミックスのキャップで密封する構造を
持つ。さらに、セラミックス基板にはCu−MoやCu
−Wの複合材料あるいはコバール合金などが接合され、
放熱板として用いられているが、それぞれの材料におい
て低熱膨張化あるいは高熱伝導化と共に加工性の向上,
低コストが要求されている。
【0008】MCMはSi,金属、あるいはセラミック
スの基板上に形成された薄膜配線に複数個の半導体素子
をベアチップで搭載し、これをセラミックスパッケージ
に入れ、リッドで封止する構造を持つ。放熱性が要求さ
れる場合には、パッケージに放熱板や放熱フィンを設置
する。金属製の基板材料として、銅やアルミニウムが使
用されており、これらは熱伝導度が高いという長所を持
つが、熱膨張係数が大きく半導体素子との整合性が悪
い。このため、高信頼性MCMの基板にはSiや窒化ア
ルミニウム(AlN)が用いられている。また、放熱板
はセラミックスパッケージと接合されるため、熱膨張率
の点でパッケージ材料と整合性が良く、熱伝導率が大き
な材料が望まれている。
スの基板上に形成された薄膜配線に複数個の半導体素子
をベアチップで搭載し、これをセラミックスパッケージ
に入れ、リッドで封止する構造を持つ。放熱性が要求さ
れる場合には、パッケージに放熱板や放熱フィンを設置
する。金属製の基板材料として、銅やアルミニウムが使
用されており、これらは熱伝導度が高いという長所を持
つが、熱膨張係数が大きく半導体素子との整合性が悪
い。このため、高信頼性MCMの基板にはSiや窒化ア
ルミニウム(AlN)が用いられている。また、放熱板
はセラミックスパッケージと接合されるため、熱膨張率
の点でパッケージ材料と整合性が良く、熱伝導率が大き
な材料が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、半導体
素子を搭載した半導体装置は、いずれもその動作におい
て熱を発生し、蓄熱されると半導体素子の機能を損ねる
恐れがある。このため、発生する熱を外部に放散するた
めの熱伝導性に優れた放熱板が必要となる。放熱板は、
直接あるいは絶縁層を介して半導体素子と接合されるた
め、熱伝導性だけでなく、熱膨張の点でも半導体素子と
の整合性が要求される。
素子を搭載した半導体装置は、いずれもその動作におい
て熱を発生し、蓄熱されると半導体素子の機能を損ねる
恐れがある。このため、発生する熱を外部に放散するた
めの熱伝導性に優れた放熱板が必要となる。放熱板は、
直接あるいは絶縁層を介して半導体素子と接合されるた
め、熱伝導性だけでなく、熱膨張の点でも半導体素子と
の整合性が要求される。
【0010】現在用いられている半導体素子は、主にS
i及びGaAsである。これらの熱膨張係数は、それぞ
れ2.6×10-6〜3.6×10-6/℃,5.7×10-6
〜6.9×10-6/℃である。これらに近い熱膨張係数を
もつ放熱板材料には、従来よりAlN,SiC,Mo,
W,Cu−W等が知られているが、これらは単一材料で
あるため、熱伝達係数と熱伝導率を任意にコントロール
することは困難であるとともに、加工性に乏しくコスト
が高いという問題がある。特開平8−78578号公報にはC
u−Mo焼結合金,特開平9−181220号公報にはCu−
W−Ni焼結合金,特開平9−209058号公報にはCu−S
iC焼結合金,特開平9−15773号公報にはAl−SiC
が提案されている。これらの従来公知の複合材は、両成
分の比率を変えることによって熱伝達係数及び熱伝導率
を広範囲にコントロールできるが、塑性加工性が低く、
薄板の製造が困難であり、更に製造工程が多くなるもの
である。
i及びGaAsである。これらの熱膨張係数は、それぞ
れ2.6×10-6〜3.6×10-6/℃,5.7×10-6
〜6.9×10-6/℃である。これらに近い熱膨張係数を
もつ放熱板材料には、従来よりAlN,SiC,Mo,
W,Cu−W等が知られているが、これらは単一材料で
あるため、熱伝達係数と熱伝導率を任意にコントロール
することは困難であるとともに、加工性に乏しくコスト
が高いという問題がある。特開平8−78578号公報にはC
u−Mo焼結合金,特開平9−181220号公報にはCu−
W−Ni焼結合金,特開平9−209058号公報にはCu−S
iC焼結合金,特開平9−15773号公報にはAl−SiC
が提案されている。これらの従来公知の複合材は、両成
分の比率を変えることによって熱伝達係数及び熱伝導率
を広範囲にコントロールできるが、塑性加工性が低く、
薄板の製造が困難であり、更に製造工程が多くなるもの
である。
【0011】本発明の目的は、低熱膨張・高熱伝導性
で、かつ塑性加工性に優れた複合材料とそれを用いた半
導体装置とその放熱板並びに静電吸着装置とその電極板
を提供することを目的とする。
で、かつ塑性加工性に優れた複合材料とそれを用いた半
導体装置とその放熱板並びに静電吸着装置とその電極板
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、等方加圧焼結
体にあり、好ましくは第一酸化銅(Cu2O )を5〜8
0体積%含み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物から
なり、前記Cu2O 相及びCu相が分散した組織を有
し、室温から300℃における熱膨張係数が5×10-6
〜17×10-6/℃、熱伝導率が30〜375W/m・
Kであり、また導電率が10〜85%IACSであるこ
とを特徴とする銅複合材料にある。
体にあり、好ましくは第一酸化銅(Cu2O )を5〜8
0体積%含み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物から
なり、前記Cu2O 相及びCu相が分散した組織を有
し、室温から300℃における熱膨張係数が5×10-6
〜17×10-6/℃、熱伝導率が30〜375W/m・
Kであり、また導電率が10〜85%IACSであるこ
とを特徴とする銅複合材料にある。
【0013】また、この複合材料は、第一酸化銅(Cu
2O )を5〜80体積%含み、粒径が50μm以下、好
ましくは10μm以下、より好ましくはその50体積%
以下が粒径50〜200μm、残りが50μm以下であ
り、残部が銅(Cu)と不可避的不純物からなり、前記
Cu2O 相及びCu相が配向した組織を有し、室温から
300℃における熱膨張係数が5×10-6〜17×10
-6/℃,熱伝導率が30〜375W/m・Kであり、ま
た導電率が10〜85%IACSで、かつ熱伝導率及び
導電率の異方性を有し、配向方向の熱伝導率及び導電率
が配向方向に対して直角な方向のそれらよりも高いこと
が好ましい。
2O )を5〜80体積%含み、粒径が50μm以下、好
ましくは10μm以下、より好ましくはその50体積%
以下が粒径50〜200μm、残りが50μm以下であ
り、残部が銅(Cu)と不可避的不純物からなり、前記
Cu2O 相及びCu相が配向した組織を有し、室温から
300℃における熱膨張係数が5×10-6〜17×10
-6/℃,熱伝導率が30〜375W/m・Kであり、ま
た導電率が10〜85%IACSで、かつ熱伝導率及び
導電率の異方性を有し、配向方向の熱伝導率及び導電率
が配向方向に対して直角な方向のそれらよりも高いこと
が好ましい。
【0014】本発明に係る複合材料は金属として電気導
電性の高いAu,Ag,Cu,Alが用いられ、特にC
uは高融点で高強度を有する点で最も優れている。ま
た、無機化合物として前述のベースの金属に対して極端
に硬さの違う従来のSiC,Al2O3等の化合物ではな
く比較的軟かい粒子で焼結後に安定で、20〜150℃
の範囲での平均熱膨張係数が好ましくは5.0×10-6
/℃ 以下、より好ましくは3.5×10-6/℃ 以下
で、ヴィッカース硬さが300以下のものが好ましい。
このように無機化合物粒子として軟らかいものを用いる
ことによって焼結後の熱間,冷間による高い塑性加工性
が得られ、特にこれらの圧延が可能になることから、製
造時間が短縮されるとともに比較的薄い板を得ることが
できる。無機化合物粒子として酸化銅,酸化錫,酸化
鉛,酸化ニッケル等が考えられる。しかし、特に熱膨張
係数が最も小さく軟らかい酸化銅、特に第一酸化銅(C
u2O )が好ましい。得られた焼結体は理論密度の95
%以上が好ましい。
電性の高いAu,Ag,Cu,Alが用いられ、特にC
uは高融点で高強度を有する点で最も優れている。ま
た、無機化合物として前述のベースの金属に対して極端
に硬さの違う従来のSiC,Al2O3等の化合物ではな
く比較的軟かい粒子で焼結後に安定で、20〜150℃
の範囲での平均熱膨張係数が好ましくは5.0×10-6
/℃ 以下、より好ましくは3.5×10-6/℃ 以下
で、ヴィッカース硬さが300以下のものが好ましい。
このように無機化合物粒子として軟らかいものを用いる
ことによって焼結後の熱間,冷間による高い塑性加工性
が得られ、特にこれらの圧延が可能になることから、製
造時間が短縮されるとともに比較的薄い板を得ることが
できる。無機化合物粒子として酸化銅,酸化錫,酸化
鉛,酸化ニッケル等が考えられる。しかし、特に熱膨張
係数が最も小さく軟らかい酸化銅、特に第一酸化銅(C
u2O )が好ましい。得られた焼結体は理論密度の95
%以上が好ましい。
【0015】更に、本発明の複合材料はSiC,Al2
O3等のよりヴィッカース硬さが1000以上の硬い平均粒
径3μm以下の微細なセラミックス粒子を5体積%以下
含有させてより強化させるのが好ましい。
O3等のよりヴィッカース硬さが1000以上の硬い平均粒
径3μm以下の微細なセラミックス粒子を5体積%以下
含有させてより強化させるのが好ましい。
【0016】本発明に係る複合材料の製造方法は、第一
酸化銅(Cu2O )及び銅(Cu)を含む混合粉末を金
属容器に充填脱気・密封後、700℃〜1050℃で熱
間静水圧圧縮プレス(HIP)による等方加圧焼結工程
を有し、又は更に冷間もしくは熱間の少なくともいずれ
か一方で塑性加工する工程と、その後の焼鈍工程と、を
含むことを特徴とする。
酸化銅(Cu2O )及び銅(Cu)を含む混合粉末を金
属容器に充填脱気・密封後、700℃〜1050℃で熱
間静水圧圧縮プレス(HIP)による等方加圧焼結工程
を有し、又は更に冷間もしくは熱間の少なくともいずれ
か一方で塑性加工する工程と、その後の焼鈍工程と、を
含むことを特徴とする。
【0017】また、本発明に係る複合材料の製造方法
は、第二酸化銅(CuO)を2.7〜48.8体積%含
み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物からなる混合粉
末を金属容器に充填脱気・密封後、700℃〜1050
℃で熱間静水圧圧縮プレス(HIP)による焼結工程と、冷
間もしくは熱間の少なくともいずれか一方で塑性加工す
る工程と、その後の焼鈍工程と、を含むことを特徴とす
る。
は、第二酸化銅(CuO)を2.7〜48.8体積%含
み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物からなる混合粉
末を金属容器に充填脱気・密封後、700℃〜1050
℃で熱間静水圧圧縮プレス(HIP)による焼結工程と、冷
間もしくは熱間の少なくともいずれか一方で塑性加工す
る工程と、その後の焼鈍工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0018】本発明は、前述に記載の複合材料よりなる
ことを特徴とする半導体装置用放熱板にある。また、そ
の表面にNiめっき層を有することを特徴とする半導体
装置用放熱板にある。
ことを特徴とする半導体装置用放熱板にある。また、そ
の表面にNiめっき層を有することを特徴とする半導体
装置用放熱板にある。
【0019】本発明は、放熱板上に搭載した複数個の絶
縁基板と、該絶縁基板の各々に搭載された複数個の半導
体素子とを備え、前記絶縁基板は上下面に導体層が設け
られ、該導体層を介して前記放熱板に直接接合されてい
ることを特徴とする。
縁基板と、該絶縁基板の各々に搭載された複数個の半導
体素子とを備え、前記絶縁基板は上下面に導体層が設け
られ、該導体層を介して前記放熱板に直接接合されてい
ることを特徴とする。
【0020】本発明は、放熱板上に搭載した絶縁基板及
び該絶縁基板上に搭載された半導体素子を有する半導体
装置において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりな
ることを特徴とする。
び該絶縁基板上に搭載された半導体素子を有する半導体
装置において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりな
ることを特徴とする。
【0021】本発明は、放熱板上に搭載した半導体素子
と、前記放熱板に接続されたリードフレームと、該リー
ドフレームと半導体素子とを電気的に接続する金属ワイ
ヤとを備え、前記半導体素子を樹脂封止した半導体装置
において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりなるこ
とを特徴とする。
と、前記放熱板に接続されたリードフレームと、該リー
ドフレームと半導体素子とを電気的に接続する金属ワイ
ヤとを備え、前記半導体素子を樹脂封止した半導体装置
において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりなるこ
とを特徴とする。
【0022】本発明は、放熱板上に搭載された半導体素
子と、前記放熱板に接続されたリードフレームと、該リ
ードフレームと半導体素子とを電気的に接続する金属ワ
イヤとを備え、前記半導体素子を樹脂封止するととも
に、前記放熱板の少なくとも前記素子の接合面に対して
反対の面側が開放されている半導体装置において、前記
放熱板は前述に記載の放熱板よりなることを特徴とす
る。
子と、前記放熱板に接続されたリードフレームと、該リ
ードフレームと半導体素子とを電気的に接続する金属ワ
イヤとを備え、前記半導体素子を樹脂封止するととも
に、前記放熱板の少なくとも前記素子の接合面に対して
反対の面側が開放されている半導体装置において、前記
放熱板は前述に記載の放熱板よりなることを特徴とす
る。
【0023】本発明は、放熱板上に搭載した半導体素子
と、外部配線接続用ピンを有し、中央部に前記素子に収
納する開放空間を有するセラミックス多層配線基板と、
前記素子と基板の端子とを電気的に接続する金属ワイヤ
とを備え、前記素子を前記空間に設置するように前記放
熱板と前記基板とを接合するとともに前記基板をリッド
によって接合し前記素子を大気より遮断する半導体装置
において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりなるこ
とを特徴とする。
と、外部配線接続用ピンを有し、中央部に前記素子に収
納する開放空間を有するセラミックス多層配線基板と、
前記素子と基板の端子とを電気的に接続する金属ワイヤ
とを備え、前記素子を前記空間に設置するように前記放
熱板と前記基板とを接合するとともに前記基板をリッド
によって接合し前記素子を大気より遮断する半導体装置
において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりなるこ
とを特徴とする。
【0024】本発明は、放熱板上に搭載された半導体素
子と、外部配線接続用端子を有し、中央部に前記素子を
収納する凹部を有するセラミックス多層配線基板と、前
記素子と基板の端子とを電気的に接続する金属ワイヤと
を備え、前記素子を前記凹部に設置するように前記放熱
板と前記基板の凹部とを接合するとともに前記基板をリ
ッドによって接合し前記素子を大気より遮断する半導体
装置において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりな
ることを特徴とする。
子と、外部配線接続用端子を有し、中央部に前記素子を
収納する凹部を有するセラミックス多層配線基板と、前
記素子と基板の端子とを電気的に接続する金属ワイヤと
を備え、前記素子を前記凹部に設置するように前記放熱
板と前記基板の凹部とを接合するとともに前記基板をリ
ッドによって接合し前記素子を大気より遮断する半導体
装置において、前記放熱板は前述に記載の放熱板よりな
ることを特徴とする。
【0025】本発明は、放熱板上に熱伝導性樹脂によっ
て接合された半導体素子と、セラミックス絶縁基板に接
合されたリードフレームと、前記素子とリードフレーム
とを電気的に接続するTABとを備え、前記放熱板と絶
縁基板とを接合し前記素子を大気より遮断するとともに
前記素子と絶縁基板との間に熱伝導性樹脂弾性体を介在
させた半導体装置において、前記放熱板は前述に記載の
放熱板よりなることを特徴とする。
て接合された半導体素子と、セラミックス絶縁基板に接
合されたリードフレームと、前記素子とリードフレーム
とを電気的に接続するTABとを備え、前記放熱板と絶
縁基板とを接合し前記素子を大気より遮断するとともに
前記素子と絶縁基板との間に熱伝導性樹脂弾性体を介在
させた半導体装置において、前記放熱板は前述に記載の
放熱板よりなることを特徴とする。
【0026】本発明は、第1の放熱板上に金属によって
接合された半導体素子と、接地板が接合された第2の放
熱板の前記接地板上に前記第1の放熱板を搭載し、前記
素子の端子に電気的に接続したTABとを備え、前記素
子を樹脂封止した半導体装置において、前記放熱板は前
述に記載の放熱板よりなることを特徴とする。
接合された半導体素子と、接地板が接合された第2の放
熱板の前記接地板上に前記第1の放熱板を搭載し、前記
素子の端子に電気的に接続したTABとを備え、前記素
子を樹脂封止した半導体装置において、前記放熱板は前
述に記載の放熱板よりなることを特徴とする。
【0027】本発明は、前述に記載の複合材料よりなる
ことを特徴とする静電吸着装置用電極板にある。
ことを特徴とする静電吸着装置用電極板にある。
【0028】本発明は、電極板に電圧を印加することに
より前記電極板上に接合された誘電体板と物体との間に
静電吸引力を生じさせて前記誘電体板の表面に前記物体
を固定する静電吸着装置において、前記電極板は前述に
記載の銅複合材よりなることを特徴とする。
より前記電極板上に接合された誘電体板と物体との間に
静電吸引力を生じさせて前記誘電体板の表面に前記物体
を固定する静電吸着装置において、前記電極板は前述に
記載の銅複合材よりなることを特徴とする。
【0029】本発明における放熱板,電極板は焼結後又
はその後の圧延等による加工後にプレスによる塑性加工
によって最終形状に形成することができる。
はその後の圧延等による加工後にプレスによる塑性加工
によって最終形状に形成することができる。
【0030】本発明に係る銅複合材料は、17.6×1
0-6/℃の熱膨張係数と391W/m・Kの高い熱伝導
率を有するCuと12W/m・Kの熱伝導率と2.7×1
0-6/℃の低熱膨張率を有するCu2O を複合化させた
材料であり、半導体装置の放熱板に適用される焼結体組
成として、Cu−5〜80体積%Cu2O の組成範囲で
選択され、室温から300℃における熱膨張係数が5×
10-6〜17×10-6/℃,熱伝導率が30〜375W
/m・Kであり、また導電率が10〜85%IACSを
有することができる。Cu2O 含有量は、5%以上で放
熱板に要求される熱膨張係数が得られ、80体積%以下
で十分な熱伝導性や構造体としての強度が得られるため
である。
0-6/℃の熱膨張係数と391W/m・Kの高い熱伝導
率を有するCuと12W/m・Kの熱伝導率と2.7×1
0-6/℃の低熱膨張率を有するCu2O を複合化させた
材料であり、半導体装置の放熱板に適用される焼結体組
成として、Cu−5〜80体積%Cu2O の組成範囲で
選択され、室温から300℃における熱膨張係数が5×
10-6〜17×10-6/℃,熱伝導率が30〜375W
/m・Kであり、また導電率が10〜85%IACSを
有することができる。Cu2O 含有量は、5%以上で放
熱板に要求される熱膨張係数が得られ、80体積%以下
で十分な熱伝導性や構造体としての強度が得られるため
である。
【0031】本発明において、複合材料は基本的に粉末
冶金法によって得られるが、本発明の銅複合材料におい
ては、Cu粉末とCu2O 粉末もしくはCuO粉末を原
料粉として所定比率で混合し、HIP焼結して作製す
る。焼結時の等方加圧力によって、CuとCu2O の粒
子間に存在する空孔がつぶされ、理論密度の95%以上
の密度を有する焼結体が得られる。高密度化は熱伝導率
及び導電率の向上,塑性加工性の改善に有効である。
冶金法によって得られるが、本発明の銅複合材料におい
ては、Cu粉末とCu2O 粉末もしくはCuO粉末を原
料粉として所定比率で混合し、HIP焼結して作製す
る。焼結時の等方加圧力によって、CuとCu2O の粒
子間に存在する空孔がつぶされ、理論密度の95%以上
の密度を有する焼結体が得られる。高密度化は熱伝導率
及び導電率の向上,塑性加工性の改善に有効である。
【0032】構成するCu及びCu2O の硬さが低く、
延性に富むため、圧延,鍛造などの冷間あるいは熱間加
工が可能であり、必要に応じて少なくとも冷間あるいは
熱間のいずれかで塑性加工が施される。加工を付与する
ことによって、材料に熱伝導及び電気伝導の異方性が発
現するが、強度向上や一定方向への伝熱,導電が必要な
用途に対して有効である。
延性に富むため、圧延,鍛造などの冷間あるいは熱間加
工が可能であり、必要に応じて少なくとも冷間あるいは
熱間のいずれかで塑性加工が施される。加工を付与する
ことによって、材料に熱伝導及び電気伝導の異方性が発
現するが、強度向上や一定方向への伝熱,導電が必要な
用途に対して有効である。
【0033】原料粉の混合は、Vミキサー,ポットミル
あるいはメカニカルアロイング等によって行われるが、
原料粉末の粒径は混合時やHIP焼結後のCu2O の分
散性に影響を及ぼすので、Cu粉末は100μm以下、
Cu2O 及びCuO粉末の粒径は10μm以下、特に1
〜2μmが好ましい。
あるいはメカニカルアロイング等によって行われるが、
原料粉末の粒径は混合時やHIP焼結後のCu2O の分
散性に影響を及ぼすので、Cu粉末は100μm以下、
Cu2O 及びCuO粉末の粒径は10μm以下、特に1
〜2μmが好ましい。
【0034】HIP焼結は、加圧力は1000〜200
0気圧程度で、700℃〜1050℃で3時間程度が好
ましく、Cu2O 含有量の増加につれて温度が高められ
る。焼結温度はベース金属によって異なるが、特にCu
においては700℃以下では、密度の高い焼結体が得ら
れず、1050℃以上ではCuとCu2O の共晶反応に
より部分溶解する危険性があるために好ましくなく、8
00℃〜1000℃が好適である。
0気圧程度で、700℃〜1050℃で3時間程度が好
ましく、Cu2O 含有量の増加につれて温度が高められ
る。焼結温度はベース金属によって異なるが、特にCu
においては700℃以下では、密度の高い焼結体が得ら
れず、1050℃以上ではCuとCu2O の共晶反応に
より部分溶解する危険性があるために好ましくなく、8
00℃〜1000℃が好適である。
【0035】本発明においては、原料粉にCuOを用
い、Cu粉末を混合・充填脱気・密封後に焼結過程でC
uを内部酸化させて、最終的にCu相とCu2O 相が分
散した組織を有する焼結体とすることができる。すなわ
ち、CuOはCuと共存する場合、高温においては
(1)式によりCu2O に変態する方が熱的に安定であ
ることを利用している。
い、Cu粉末を混合・充填脱気・密封後に焼結過程でC
uを内部酸化させて、最終的にCu相とCu2O 相が分
散した組織を有する焼結体とすることができる。すなわ
ち、CuOはCuと共存する場合、高温においては
(1)式によりCu2O に変態する方が熱的に安定であ
ることを利用している。
【0036】 2Cu+CuO → Cu+Cu2O …(1) (1)式が平衡に到達するためには所定の時間を要する
が、例えば焼結温度が900℃の場合には、3時間程度
で十分である。
が、例えば焼結温度が900℃の場合には、3時間程度
で十分である。
【0037】焼結体のCu2O の粒径は密度,強度ある
いは塑性加工性に影響するので微細であることが好まし
い。しかしながら、粒径は粉末の混合方法に強く影響さ
れ、混合エネルギーが大きい方が粉同士の凝集が少な
く、焼結後に微細なCu2O 相が得られる。
いは塑性加工性に影響するので微細であることが好まし
い。しかしながら、粒径は粉末の混合方法に強く影響さ
れ、混合エネルギーが大きい方が粉同士の凝集が少な
く、焼結後に微細なCu2O 相が得られる。
【0038】本発明において、混合エネルギーの小さい
VミキサーではCu2O相はCu2O相の50体積%以下
が粒径50〜200μmで、残部が50μm以下とし、
スチールボールを入れたポットミルでは50μm以下、
そして、最も混合エネルギーの大きいメカニカルアロイ
ングでは10μm以下と規定される。粒径が200μm
以上では、気孔率が大きく増加し、塑性加工が困難にな
り、その量がCu2O相の50体積%以上になると、熱伝
導率の減少と特性のばらつきの増加を招き、半導体装置
の放熱板に不適となる。より好ましい組織は、50μm
以下のCu2O相がCu相と均一に分散した組織である。
焼結後のCu2O 粒子は不規則な形状であるが、焼結前
の粒子が連なっているので、より高倍率で見ることによ
り、焼結前の粒子径を見ることができる。Cu2O 相は
10μm以下が好ましい。
VミキサーではCu2O相はCu2O相の50体積%以下
が粒径50〜200μmで、残部が50μm以下とし、
スチールボールを入れたポットミルでは50μm以下、
そして、最も混合エネルギーの大きいメカニカルアロイ
ングでは10μm以下と規定される。粒径が200μm
以上では、気孔率が大きく増加し、塑性加工が困難にな
り、その量がCu2O相の50体積%以上になると、熱伝
導率の減少と特性のばらつきの増加を招き、半導体装置
の放熱板に不適となる。より好ましい組織は、50μm
以下のCu2O相がCu相と均一に分散した組織である。
焼結後のCu2O 粒子は不規則な形状であるが、焼結前
の粒子が連なっているので、より高倍率で見ることによ
り、焼結前の粒子径を見ることができる。Cu2O 相は
10μm以下が好ましい。
【0039】本発明は、前述に記載の半導体装置がエポ
キシ樹脂,球形石英粉及びシリコン重合体を含む又はシ
リコン重合体を含まない組成物により封止されたことを
特徴とする面付実装型又は非面実装型樹脂封止半導体装
置にある。球形石英粉は組成物全体の70重量%以上、
より好ましくは80〜95重量%である。特に、本発明
は、ロジック又はメモリ半導体装置として、厚さ1.5m
m 以下の薄形に対して石英粉が82〜90重量%を有
し、シリコン重合体を含まず、石英粉の90%以上が溶
融球形石英粉からなり、3〜10%が非球形(角形)の
石英粉が用いられる。
キシ樹脂,球形石英粉及びシリコン重合体を含む又はシ
リコン重合体を含まない組成物により封止されたことを
特徴とする面付実装型又は非面実装型樹脂封止半導体装
置にある。球形石英粉は組成物全体の70重量%以上、
より好ましくは80〜95重量%である。特に、本発明
は、ロジック又はメモリ半導体装置として、厚さ1.5m
m 以下の薄形に対して石英粉が82〜90重量%を有
し、シリコン重合体を含まず、石英粉の90%以上が溶
融球形石英粉からなり、3〜10%が非球形(角形)の
石英粉が用いられる。
【0040】また、本発明は、ロジック又はメモリ半導
体装置として、厚さ1.5mm 以上のロジックにおいては
普通の面実装型のQFP,非面実装型のDILP,メモ
リにおいてはSOJ,TSOPの面実装型,非面実装型
のDILPに対して充填剤、好ましくは石英粉が75〜
81%及びシリコンを有するエポキシ樹脂組成物によっ
て封止されるものである。充填剤のうち粒径5μm〜1
00μmのものの60〜80%が溶融球形石英粉が用い
られ、残りが粒径5μm未満、好ましくは3μm以下の
角形石英粉(粉砕石英粉)を用いるのが好ましい。球形
石英粉は65〜75%とするのが好ましい。
体装置として、厚さ1.5mm 以上のロジックにおいては
普通の面実装型のQFP,非面実装型のDILP,メモ
リにおいてはSOJ,TSOPの面実装型,非面実装型
のDILPに対して充填剤、好ましくは石英粉が75〜
81%及びシリコンを有するエポキシ樹脂組成物によっ
て封止されるものである。充填剤のうち粒径5μm〜1
00μmのものの60〜80%が溶融球形石英粉が用い
られ、残りが粒径5μm未満、好ましくは3μm以下の
角形石英粉(粉砕石英粉)を用いるのが好ましい。球形
石英粉は65〜75%とするのが好ましい。
【0041】本発明に係る樹脂封止半導体装置として、
SOP,PLCC,MSP等の構造に対しても用いられ
る。
SOP,PLCC,MSP等の構造に対しても用いられ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施例1)原料粉として、75
μm以下の電解Cu粉末と純度3N,粒径1〜2μmの
Cu2O 粉末を用いた。Cu粉末とCu2O 粉末を表2
に示す比率で150g調合した後、スチールボールを入
れた乾式のポットミル中で10時間以上混合した。混合
粉末を直径30mm,高さ50mmの鉄製容器に注入し、4
00℃で真空脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。な
お、HIPは加圧力を1000気圧とし、Cu2O 含有
量に応じて800℃〜1000℃の間で変化させ、各温
度で3時間保持した。その後、組織観察,密度、熱膨張
係数,熱伝導率、導電率及びヴィッカース硬さの測定に
供した。熱膨張係数は室温から300℃の温度範囲でT
MA(Thermal Mechanical Analysis)装置を用いて行
い、熱伝導率はレーザーフラッシュ法、導電率はシグマ
テスターを用い測定した。その結果を表1に併記した。
また、得られた試料No.5HIP焼結体のミクロ組織を
図1に示す。
μm以下の電解Cu粉末と純度3N,粒径1〜2μmの
Cu2O 粉末を用いた。Cu粉末とCu2O 粉末を表2
に示す比率で150g調合した後、スチールボールを入
れた乾式のポットミル中で10時間以上混合した。混合
粉末を直径30mm,高さ50mmの鉄製容器に注入し、4
00℃で真空脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。な
お、HIPは加圧力を1000気圧とし、Cu2O 含有
量に応じて800℃〜1000℃の間で変化させ、各温
度で3時間保持した。その後、組織観察,密度、熱膨張
係数,熱伝導率、導電率及びヴィッカース硬さの測定に
供した。熱膨張係数は室温から300℃の温度範囲でT
MA(Thermal Mechanical Analysis)装置を用いて行
い、熱伝導率はレーザーフラッシュ法、導電率はシグマ
テスターを用い測定した。その結果を表1に併記した。
また、得られた試料No.5HIP焼結体のミクロ組織を
図1に示す。
【0043】熱膨張係数,熱伝導率及び導電率は、表1
より明らかなように、CuとCu2Oの組成比を調整する
ことによって、広範囲に亘って変化しており、放熱板に
求められる熱的特性にコントロールできることがわかっ
た。
より明らかなように、CuとCu2Oの組成比を調整する
ことによって、広範囲に亘って変化しており、放熱板に
求められる熱的特性にコントロールできることがわかっ
た。
【0044】一方、ミクロ組織は図1(200倍)より
明らかなように、Cu2O は混合工程において凝集,焼
結工程において肥大成長するが、粒径は50μm以下で
あり、粒子が複数個連なった複雑な形状をしたCu2O
相が均一に分散した緻密な組織となっている。なお、写
真中の白い部分がCu相、黒い部分がCu2O 相であ
る。Cu2O 粒子が30%以上のものは、複数個の粒子
が連なった塊のものが大部分であり、また、20%以下
のものはその塊が100μm平方当り10個以下で、残
りは粒子となっていた。
明らかなように、Cu2O は混合工程において凝集,焼
結工程において肥大成長するが、粒径は50μm以下で
あり、粒子が複数個連なった複雑な形状をしたCu2O
相が均一に分散した緻密な組織となっている。なお、写
真中の白い部分がCu相、黒い部分がCu2O 相であ
る。Cu2O 粒子が30%以上のものは、複数個の粒子
が連なった塊のものが大部分であり、また、20%以下
のものはその塊が100μm平方当り10個以下で、残
りは粒子となっていた。
【0045】硬さ測定の結果、Cu相はHv75〜8
0、Cu2O がHv210〜230の硬さであった。
0、Cu2O がHv210〜230の硬さであった。
【0046】
【表1】
【0047】また、密度はいずれの焼結体とも理論密度
の95%以上であり、常圧焼結の場合に比べて高密度が
得られた。特に、HIPの効果はCu2O 量が多いほど
顕著であった。
の95%以上であり、常圧焼結の場合に比べて高密度が
得られた。特に、HIPの効果はCu2O 量が多いほど
顕著であった。
【0048】(実施例2)粉末の混合をVミキサーで行
った以外は、実施例1と同一の条件でCu−55体積%
Cu2O 焼結体を作製した後に900℃に加熱して20
0トンプレスで1/2厚さまで鍛造し、500℃で軟化
焼鈍した後に、実施例1と同様にミクロ組織,熱伝導率
及び導電率の測定に供した。
った以外は、実施例1と同一の条件でCu−55体積%
Cu2O 焼結体を作製した後に900℃に加熱して20
0トンプレスで1/2厚さまで鍛造し、500℃で軟化
焼鈍した後に、実施例1と同様にミクロ組織,熱伝導率
及び導電率の測定に供した。
【0049】鍛造材は、側面に多少の耳割れが観察され
たが、それ以外の部分は健全であり、本発明の銅複合材
料は、塑性加工性に優れることが判明した。
たが、それ以外の部分は健全であり、本発明の銅複合材
料は、塑性加工性に優れることが判明した。
【0050】熱伝導率及び導電率を表2に示すが、鍛造
することによって異方性が生じ、Cu相及びCu2O 相
の配向方向(鍛伸方向)に対して平行なL方向の熱伝導
率及び導電率は、それに直角なC方向(鍛造方向)より
も大きな値を示した。
することによって異方性が生じ、Cu相及びCu2O 相
の配向方向(鍛伸方向)に対して平行なL方向の熱伝導
率及び導電率は、それに直角なC方向(鍛造方向)より
も大きな値を示した。
【0051】
【表2】
【0052】ミクロ組織は、サイズが大きく異なるCu
2O が混在した組織となっており、Vミキサーによる混
合中にCu2O 粒子同士が凝集して生成した50〜20
0μmサイズのものと50μm以下のものの混合組織で
あった。
2O が混在した組織となっており、Vミキサーによる混
合中にCu2O 粒子同士が凝集して生成した50〜20
0μmサイズのものと50μm以下のものの混合組織で
あった。
【0053】(実施例3)原料粉として、74μm以下
の電解Cu粉末と純度3N,粒径1〜2μmのCuO粉
末を用い、Cu粉末とCuO粉末をCu−22.4体積
%CuOの組成比で300g調合した後、直径8mmの鋼
球を入れた直径120mmの遊星ボールミル容器中で25
時間メカニカルアロイング(MA)した。その後、混合
粉末を直径30mm,高さ50mmの鉄製容器に注入し、4
00℃で真空脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。H
IPは加圧力を1000気圧とし、800℃×3時間で
行った。その後、組織観察,熱膨張係数及び熱伝導率の
測定,酸化物X線回折に供した。
の電解Cu粉末と純度3N,粒径1〜2μmのCuO粉
末を用い、Cu粉末とCuO粉末をCu−22.4体積
%CuOの組成比で300g調合した後、直径8mmの鋼
球を入れた直径120mmの遊星ボールミル容器中で25
時間メカニカルアロイング(MA)した。その後、混合
粉末を直径30mm,高さ50mmの鉄製容器に注入し、4
00℃で真空脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。H
IPは加圧力を1000気圧とし、800℃×3時間で
行った。その後、組織観察,熱膨張係数及び熱伝導率の
測定,酸化物X線回折に供した。
【0054】図2にミクロ組織(200倍)を示す。写
真から明らかなように、実施例1の図1に比べて、Cu
2O は微細であり、粒径10μm以下のCu2O が均一
分散している。組織の微細化は、焼結体強度の向上や冷
間圧延性の改善に好適である。また、得られた焼結体の
密度は理論密度の96%であり、同一組成のMA粉を8
00℃×3時間で常圧焼結した場合の83%に比べて大
きく高密度化された。焼結体について、X線回折により
酸化物の同定を行った結果、検出された回折ピークはC
u2O のみであり、焼結中にCuOがCu2O に完全に
変態したことを確認した。また、化学分析の結果、焼結
体組成は、設定通りにCu−40体積%Cu2O であっ
た。
真から明らかなように、実施例1の図1に比べて、Cu
2O は微細であり、粒径10μm以下のCu2O が均一
分散している。組織の微細化は、焼結体強度の向上や冷
間圧延性の改善に好適である。また、得られた焼結体の
密度は理論密度の96%であり、同一組成のMA粉を8
00℃×3時間で常圧焼結した場合の83%に比べて大
きく高密度化された。焼結体について、X線回折により
酸化物の同定を行った結果、検出された回折ピークはC
u2O のみであり、焼結中にCuOがCu2O に完全に
変態したことを確認した。また、化学分析の結果、焼結
体組成は、設定通りにCu−40体積%Cu2O であっ
た。
【0055】一方、熱膨張係数及び熱伝導率は、実施例
1の同一組成のものと同等の値であった。
1の同一組成のものと同等の値であった。
【0056】(実施例4)原料粉として、74μm以下
の電解Cu粉末と純度3N,粒径1〜2μmのCuO粉
末を用い、Cu−30体積%Cu2O の組成比で150
0g調合した後、スチールボールを入れた乾式のポット
ミル中で10時間以上混合した。そして混合粉末を直径
60mm,高さ100mmの鉄製容器に注入し、400℃で
真空脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。HIPは加
圧力を1500気圧とし、900℃×3時間で行った。
その後、組織観察,圧延性の検討を行った。圧延は得ら
れた焼結体を900℃で3mmの厚さに熱間圧延及び酸洗
後、200μmの厚さまで冷間圧延した。
の電解Cu粉末と純度3N,粒径1〜2μmのCuO粉
末を用い、Cu−30体積%Cu2O の組成比で150
0g調合した後、スチールボールを入れた乾式のポット
ミル中で10時間以上混合した。そして混合粉末を直径
60mm,高さ100mmの鉄製容器に注入し、400℃で
真空脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。HIPは加
圧力を1500気圧とし、900℃×3時間で行った。
その後、組織観察,圧延性の検討を行った。圧延は得ら
れた焼結体を900℃で3mmの厚さに熱間圧延及び酸洗
後、200μmの厚さまで冷間圧延した。
【0057】図3に得られた焼結体のミクロ組織(20
0倍)を示すが、Cu2O 相はCuとCuOの酸化反応
により生成したCu2OとCuOが分解して生成したC
u2Oからなっており、凝集及び成長肥大化して不規則
な形状を呈しているが、圧延材のミクロ組織は、図4に
示すように、Cu2O 相は塑性変形して圧延方向に配向
し、形状も粒状でかつ微細になっている。
0倍)を示すが、Cu2O 相はCuとCuOの酸化反応
により生成したCu2OとCuOが分解して生成したC
u2Oからなっており、凝集及び成長肥大化して不規則
な形状を呈しているが、圧延材のミクロ組織は、図4に
示すように、Cu2O 相は塑性変形して圧延方向に配向
し、形状も粒状でかつ微細になっている。
【0058】(実施例5)原料粉として、74μm以下
の電解Cu粉末と粒径1〜2μmのCu2O 粉末を用
い、Cu−15体積%Cu2O の組成比で1500g調
合した後、スチールボールを入れた乾式のポットミル中
で10時間以上混合した。そして混合粉末を直径60m
m,高さ100mmの鉄製容器に注入し、400℃で真空
脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。HIPは加圧力
を1500気圧とし、900℃×3時間で行った。
の電解Cu粉末と粒径1〜2μmのCu2O 粉末を用
い、Cu−15体積%Cu2O の組成比で1500g調
合した後、スチールボールを入れた乾式のポットミル中
で10時間以上混合した。そして混合粉末を直径60m
m,高さ100mmの鉄製容器に注入し、400℃で真空
脱気・溶接密封後に、HIP焼結した。HIPは加圧力
を1500気圧とし、900℃×3時間で行った。
【0059】図5に得られた焼結体のミクロ組織(20
0倍)を示すが、30μm以下の粒状のCu2O 相が均
一に分布した組織となっている。
0倍)を示すが、30μm以下の粒状のCu2O 相が均
一に分布した組織となっている。
【0060】次いで、得られた焼結体を400μmの厚
さまで冷間圧延して塑性加工性を検討した。Cu相中に
それよりも硬さの高いCu2O 相が分散しているため
に、純Cuに比べて変形抵抗が大きくなり、圧延性が劣
る傾向が認められたが、図6に示すように、Cu2O 相
は圧延方向に配向する傾向が認められ、またCu相,C
u2O 相内及びそれらの境界にはクラック等の欠陥は認
められず、本発明の銅複合材料は、塑性加工性により薄
板化が可能であることが判明した。
さまで冷間圧延して塑性加工性を検討した。Cu相中に
それよりも硬さの高いCu2O 相が分散しているため
に、純Cuに比べて変形抵抗が大きくなり、圧延性が劣
る傾向が認められたが、図6に示すように、Cu2O 相
は圧延方向に配向する傾向が認められ、またCu相,C
u2O 相内及びそれらの境界にはクラック等の欠陥は認
められず、本発明の銅複合材料は、塑性加工性により薄
板化が可能であることが判明した。
【0061】(実施例6)本発明の銅複合材料を、パワ
ー半導体素子の内、IGBT(Insulated GateBipolar
Transistor;以下IGBTと略す)モジュールの放熱板
(ベース板)に適用した実施例を述べる。
ー半導体素子の内、IGBT(Insulated GateBipolar
Transistor;以下IGBTと略す)モジュールの放熱板
(ベース板)に適用した実施例を述べる。
【0062】図7はIGBT素子24個の場合のモジュ
ール内部の平面図、図8はIGBT1個の場合のモジュ
ールの断面図を示す。IGBT素子101を4個とダイ
オード素子102を2個は銅箔202,203を図示し
ていない銀ろう材でAlN板204に接合したAlN基
板103に半田201により接続される。AlN基板1
03上にはエミッタ配線104とコレクタ配線105,
ゲート配線106の領域が形成されており、IGBT素
子101とダイオード素子102は、コレクタ配線10
5領域に半田付けされる。各素子からは、金属ワイヤ1
07によってエミッタ配線104に接続される。また、
ゲート配線106領域上には抵抗素子108が配置さ
れ、半導体素子であるIGBT素子101のゲートパッ
ドから金属ワイヤ107によって抵抗素子108に接続
される。半導体素子を搭載した6個のAlN基板103
が半田205によって実施例1〜5に記載の本発明に係
る全表面にNiめっきされたCu−Cu2O 複合材から
なる放熱板109に接続される。各絶縁基板間は、端子
206と樹脂性のケース207が一体になったケースブ
ロック208の端子206とAlN基板103を半田2
09によって配線する。また、ケース207と放熱板1
09はシリコンゴム系接着剤210によって接続され
る。ケースブロック208からの端子は、主端子が各A
lN基板103上でエミッタ端子接続位置110,エミ
ッタセンス端子接続位置111,コレクタ接続端子位置
112が各々2箇所,ゲート端子接続位置113が1箇
所で接続される。次に、樹脂注入口を持ったケース蓋2
11から端子全面が被覆されるようシリコンゲル212
を注入し、その後熱硬化型エポキシ樹脂213を全面に
注入してモジュールを完成させる。
ール内部の平面図、図8はIGBT1個の場合のモジュ
ールの断面図を示す。IGBT素子101を4個とダイ
オード素子102を2個は銅箔202,203を図示し
ていない銀ろう材でAlN板204に接合したAlN基
板103に半田201により接続される。AlN基板1
03上にはエミッタ配線104とコレクタ配線105,
ゲート配線106の領域が形成されており、IGBT素
子101とダイオード素子102は、コレクタ配線10
5領域に半田付けされる。各素子からは、金属ワイヤ1
07によってエミッタ配線104に接続される。また、
ゲート配線106領域上には抵抗素子108が配置さ
れ、半導体素子であるIGBT素子101のゲートパッ
ドから金属ワイヤ107によって抵抗素子108に接続
される。半導体素子を搭載した6個のAlN基板103
が半田205によって実施例1〜5に記載の本発明に係
る全表面にNiめっきされたCu−Cu2O 複合材から
なる放熱板109に接続される。各絶縁基板間は、端子
206と樹脂性のケース207が一体になったケースブ
ロック208の端子206とAlN基板103を半田2
09によって配線する。また、ケース207と放熱板1
09はシリコンゴム系接着剤210によって接続され
る。ケースブロック208からの端子は、主端子が各A
lN基板103上でエミッタ端子接続位置110,エミ
ッタセンス端子接続位置111,コレクタ接続端子位置
112が各々2箇所,ゲート端子接続位置113が1箇
所で接続される。次に、樹脂注入口を持ったケース蓋2
11から端子全面が被覆されるようシリコンゲル212
を注入し、その後熱硬化型エポキシ樹脂213を全面に
注入してモジュールを完成させる。
【0063】放熱板109はAl製支持板にボルトによ
って8ケのボルト穴114を通して支持される。ボルト
穴114は機械加工によってあけられる。更に、ケース
207は接着剤210によって結合される他8ケのボルト
によってボルト穴115を通して結合される。
って8ケのボルト穴114を通して支持される。ボルト
穴114は機械加工によってあけられる。更に、ケース
207は接着剤210によって結合される他8ケのボルト
によってボルト穴115を通して結合される。
【0064】表3に一般的に使用されるベース材と、本
発明のCu−Cu2O 合金材でCu−30体積%Cu2
O の熱膨張係数と熱伝導率を示す。Cu−Cu2O ベ
ース材料を用いた半導体素子は、一般的に使用されるC
uベースのモジュールに比べて熱膨張係数が小さく、A
lN基板103とベースとなる放熱板109を接続する
半田209の信頼性を向上させることができる。その一
方で、過酷な使用環境下で半田106の信頼性を向上さ
せるために使用されるMoやAl−SiCベースは、C
u−Cu2O ベースを用いた半導体素子に比べて熱膨張
係数は小さいが、熱伝導率も小さく、モジュールの熱抵
抗が大きくなる問題が生じる。本実施例のCu−Cu2
O ベースを搭載したモジュールでは、信頼性(熱疲労
試験寿命)はCuベースに比べ5倍以上、熱抵抗は同じ
ベース厚さのモジュールで、Moベースに比べて0.8
倍以下にすることができる。
発明のCu−Cu2O 合金材でCu−30体積%Cu2
O の熱膨張係数と熱伝導率を示す。Cu−Cu2O ベ
ース材料を用いた半導体素子は、一般的に使用されるC
uベースのモジュールに比べて熱膨張係数が小さく、A
lN基板103とベースとなる放熱板109を接続する
半田209の信頼性を向上させることができる。その一
方で、過酷な使用環境下で半田106の信頼性を向上さ
せるために使用されるMoやAl−SiCベースは、C
u−Cu2O ベースを用いた半導体素子に比べて熱膨張
係数は小さいが、熱伝導率も小さく、モジュールの熱抵
抗が大きくなる問題が生じる。本実施例のCu−Cu2
O ベースを搭載したモジュールでは、信頼性(熱疲労
試験寿命)はCuベースに比べ5倍以上、熱抵抗は同じ
ベース厚さのモジュールで、Moベースに比べて0.8
倍以下にすることができる。
【0065】
【表3】
【0066】これらの効果により、モジュールの構造や
他の部材の選択の幅を拡げることが可能となる。例え
ば、図7の実施例では、Cu−Cu2O 合金ベース材は
Moベース材に比べて熱伝導率が大きい、言い換えれば
熱拡がり性が向上するため、動作時の半導体素子端部と
中央部の温度差を小さく抑えられる効果があり、半導体
素子を従来モジュールに比べ約1.2 倍に大きくしてい
る。これにより、従来素子では同じ電流量を確保するた
めに、IGBTで30個使用していた構造を24で設計
が可能になり、モジュールサイズを小型化することがで
きた。さらに、AlNより熱伝導率が約20%小さいア
ルミナ基板を絶縁基板に使用することが可能になる。ア
ルミナはAlNに比ベ抗折強度が強く、基板サイズを大
きくすることができる。また、アルミナ板は熱膨張係数
がAlN板に比べ大きく、ベース材料との熱膨張差を小
さくできるので、モジュール自身の反り量も小さくする
ことができる。アルミナ基板の使用により、基板の許容
サイズを大きくできるので、1枚当りの搭載できる半導
体素子数を多くすることができる。つまり、各絶縁板毎
に必須な絶縁確保用の面積や基板間の面積を減らすこと
ができ、モジュールサイズを小さくすることが可能であ
る。
他の部材の選択の幅を拡げることが可能となる。例え
ば、図7の実施例では、Cu−Cu2O 合金ベース材は
Moベース材に比べて熱伝導率が大きい、言い換えれば
熱拡がり性が向上するため、動作時の半導体素子端部と
中央部の温度差を小さく抑えられる効果があり、半導体
素子を従来モジュールに比べ約1.2 倍に大きくしてい
る。これにより、従来素子では同じ電流量を確保するた
めに、IGBTで30個使用していた構造を24で設計
が可能になり、モジュールサイズを小型化することがで
きた。さらに、AlNより熱伝導率が約20%小さいア
ルミナ基板を絶縁基板に使用することが可能になる。ア
ルミナはAlNに比ベ抗折強度が強く、基板サイズを大
きくすることができる。また、アルミナ板は熱膨張係数
がAlN板に比べ大きく、ベース材料との熱膨張差を小
さくできるので、モジュール自身の反り量も小さくする
ことができる。アルミナ基板の使用により、基板の許容
サイズを大きくできるので、1枚当りの搭載できる半導
体素子数を多くすることができる。つまり、各絶縁板毎
に必須な絶縁確保用の面積や基板間の面積を減らすこと
ができ、モジュールサイズを小さくすることが可能であ
る。
【0067】図9は、本実施例のモジュール製造過程の
模式図を示す。(a)Cu−Cu2O放熱板109は、表
面がNiめっきされ、ほぼ平坦な状態で入荷される。
(b)は半導体素子101を半田102により接合した
AlN基板103を半田205により接合する。この時
放熱板109の熱膨張係数が半導体素子とAlN基板の
複合体より大きいので、半田の冷却過程でモジュール裏
面が凹の形状で反る。(c)ケースブロック208を熱
硬化型の接着剤で組立てる工程で、半田接合完了の複合
体301に比べケースの熱膨張係数が大きいため、接着
剤の冷却過程でモジュール裏面がほぼ平坦になる。(d)
モジュール内部にシリコンゲル212,熱硬化型エポキ
シ樹脂213を充填すると、樹脂の熱膨張係数が大きい
ためモジュール裏面が凸の形状で反る。
模式図を示す。(a)Cu−Cu2O放熱板109は、表
面がNiめっきされ、ほぼ平坦な状態で入荷される。
(b)は半導体素子101を半田102により接合した
AlN基板103を半田205により接合する。この時
放熱板109の熱膨張係数が半導体素子とAlN基板の
複合体より大きいので、半田の冷却過程でモジュール裏
面が凹の形状で反る。(c)ケースブロック208を熱
硬化型の接着剤で組立てる工程で、半田接合完了の複合
体301に比べケースの熱膨張係数が大きいため、接着
剤の冷却過程でモジュール裏面がほぼ平坦になる。(d)
モジュール内部にシリコンゲル212,熱硬化型エポキ
シ樹脂213を充填すると、樹脂の熱膨張係数が大きい
ためモジュール裏面が凸の形状で反る。
【0068】図10に、各工程での裏面反り量の実測結
果を示す。変形量がプラスは裏面が凹、マイナスは裏面
凸となるものである。本発明のCu−Cu2O ベースを
使用すると、反り量は従来のMoベースを使用したモジ
ュールに比べると、約1/3に抑えることができる。ま
た、Cuベースの結果は図示していないが、AlN基板
との膨張係数差が大きく(b)の工程で裏面が凹の方向
で反り量が大きく、モジュール完成後でも裏面が凹で1
00μm以上の反りが発生する。本発明のCu−Cu2
O ベースではモジュールの反り量を小さくすることが
できるのでモジュールの大型化が可能になる。また、組
立工程での反り量と同じく、モジュール実働時の温度変
化による反りの変化量も小さいので、モジュールと冷却
フィンの間に塗布するグリースの流失を抑えることがで
きる。
果を示す。変形量がプラスは裏面が凹、マイナスは裏面
凸となるものである。本発明のCu−Cu2O ベースを
使用すると、反り量は従来のMoベースを使用したモジ
ュールに比べると、約1/3に抑えることができる。ま
た、Cuベースの結果は図示していないが、AlN基板
との膨張係数差が大きく(b)の工程で裏面が凹の方向
で反り量が大きく、モジュール完成後でも裏面が凹で1
00μm以上の反りが発生する。本発明のCu−Cu2
O ベースではモジュールの反り量を小さくすることが
できるのでモジュールの大型化が可能になる。また、組
立工程での反り量と同じく、モジュール実働時の温度変
化による反りの変化量も小さいので、モジュールと冷却
フィンの間に塗布するグリースの流失を抑えることがで
きる。
【0069】図11に、本発明のモジュールを適用した
電力変換装置の一実施例を示す。パワー半導体装置50
1は、Al製ヒートシンク511上に放熱性グリース5
10をはさんで締め付けボルト512により実装され、
2レベルインバータを構成した例を示す。一般的にモジ
ュール501は、中間点(B点)を一本の中間点配線5
03で配線できるように左右を反転させて実装する。コ
レクタ側配線502とエミッタ側配線504は各々U,
V,W相を配線して電源電圧509を供給する。信号線
は各IGBTモジュール501〜ゲート配線505,エ
ミッタ補助配線506,コレクタ補助配線507によっ
て構成する。508は負荷である。
電力変換装置の一実施例を示す。パワー半導体装置50
1は、Al製ヒートシンク511上に放熱性グリース5
10をはさんで締め付けボルト512により実装され、
2レベルインバータを構成した例を示す。一般的にモジ
ュール501は、中間点(B点)を一本の中間点配線5
03で配線できるように左右を反転させて実装する。コ
レクタ側配線502とエミッタ側配線504は各々U,
V,W相を配線して電源電圧509を供給する。信号線
は各IGBTモジュール501〜ゲート配線505,エ
ミッタ補助配線506,コレクタ補助配線507によっ
て構成する。508は負荷である。
【0070】図12に、モジュールの反り量及び図13
にモジュールを実装した場合の締め付け前後のモジュー
ル裏面の反り量(グリース厚さ)を示し、(a)が本発
明、(b)が従来法のものである。従来知られているA
l−SiCベースのモジュールの場合、裏面の凸量が約
100μmであるが、モジュールをグリースを塗布して
締め付けると、締め付け時にグリースに押されて変形
し、逆にモジュールの裏面が凹の状態に変形して中央部
でのグリース厚さが厚くなり、接触抵抗が大きくなる。
これに対して、本発明のCu−Cu2O ベースの場合、
初期の裏面の反り量が約50μmであるが、ベース材の
剛性が大きいので、グリースを塗布して締め付けた後の
モジュール中央部のグリース厚さを約50μmに抑えら
れ、従来のAl−SiCベースに比べて半減させること
ができた。さらにモジュール内でのグリース厚さのばら
つきも小さくすることができる。実装時のグリースに押
されて変形する問題は、Cu−Cu2O 合金よりも剛性
の小さなCuベースモジュールの実装時にも当然発生す
る問題となり、本発明のCu−Cu2O 合金で対策でき
る。
にモジュールを実装した場合の締め付け前後のモジュー
ル裏面の反り量(グリース厚さ)を示し、(a)が本発
明、(b)が従来法のものである。従来知られているA
l−SiCベースのモジュールの場合、裏面の凸量が約
100μmであるが、モジュールをグリースを塗布して
締め付けると、締め付け時にグリースに押されて変形
し、逆にモジュールの裏面が凹の状態に変形して中央部
でのグリース厚さが厚くなり、接触抵抗が大きくなる。
これに対して、本発明のCu−Cu2O ベースの場合、
初期の裏面の反り量が約50μmであるが、ベース材の
剛性が大きいので、グリースを塗布して締め付けた後の
モジュール中央部のグリース厚さを約50μmに抑えら
れ、従来のAl−SiCベースに比べて半減させること
ができた。さらにモジュール内でのグリース厚さのばら
つきも小さくすることができる。実装時のグリースに押
されて変形する問題は、Cu−Cu2O 合金よりも剛性
の小さなCuベースモジュールの実装時にも当然発生す
る問題となり、本発明のCu−Cu2O 合金で対策でき
る。
【0071】図に示すように、本発明のCu−Cu2O
合金ベースは従来の高信頼性モジュールで適用されてい
たMoあるいはAl−SiC等のベース材に比べ熱抵
抗,接触熱抵抗を小さくすることができることを説明し
た。それにより、図11に示すようにモジュールを細密
の状態で実装できた。さらに、冷却フィンの冷却効率を
下げることができるので電力変換装置の実装面積,体積
を小さくすることができる。また、グリース厚さを薄く
できることから、冷却フィンの平坦度の許容範囲を大き
く設定できるので、大型フィンでの電力変換装置の組立
ても可能になる。また、強制空冷等の補助冷却機能をな
くすこともでき、この点でも小型化,低騒音化を図るこ
とができる。
合金ベースは従来の高信頼性モジュールで適用されてい
たMoあるいはAl−SiC等のベース材に比べ熱抵
抗,接触熱抵抗を小さくすることができることを説明し
た。それにより、図11に示すようにモジュールを細密
の状態で実装できた。さらに、冷却フィンの冷却効率を
下げることができるので電力変換装置の実装面積,体積
を小さくすることができる。また、グリース厚さを薄く
できることから、冷却フィンの平坦度の許容範囲を大き
く設定できるので、大型フィンでの電力変換装置の組立
ても可能になる。また、強制空冷等の補助冷却機能をな
くすこともでき、この点でも小型化,低騒音化を図るこ
とができる。
【0072】(実施例7)実施例1〜5に記載の本発明
の銅複合材料を放熱板33として図14及び図15に示
すICを搭載したプラスチックパッケージに適用した。
図14は放熱板内蔵型であり、図15は放熱板露出型で
ある。
の銅複合材料を放熱板33として図14及び図15に示
すICを搭載したプラスチックパッケージに適用した。
図14は放熱板内蔵型であり、図15は放熱板露出型で
ある。
【0073】放熱板は、モールド樹脂の熱膨張係数を考
慮して、室温から300℃における熱膨張係数が9×1
0-6〜14×10-6/℃の範囲となるように、Cu−2
0〜55体積%Cu2O の範囲内で組成を変えて作製
し、機械加工及びNiめっき処理を施して供した。
慮して、室温から300℃における熱膨張係数が9×1
0-6〜14×10-6/℃の範囲となるように、Cu−2
0〜55体積%Cu2O の範囲内で組成を変えて作製
し、機械加工及びNiめっき処理を施して供した。
【0074】図14でパッケージ構造を説明する。リー
ドフレーム31は、絶縁性ホリイミドテープ32を介し
て本発明の銅複合材料からなるNiめっきされた放熱板
33と接着されている。IC34は放熱板33と半田に
て接合されている。また、Auワイヤ35でIC上のA
l電極とリードフレームが接続されている。これらは、
リードフレームの一部を除き、エポキシ樹脂,シリカ製
フィラー、および硬化剤を主成分とするモールド樹脂3
6で封止されている。図15に示した放熱板露出型のパ
ッケージは、放熱板33がモールド樹脂の外部に露出し
ている点が図14と異なる。
ドフレーム31は、絶縁性ホリイミドテープ32を介し
て本発明の銅複合材料からなるNiめっきされた放熱板
33と接着されている。IC34は放熱板33と半田に
て接合されている。また、Auワイヤ35でIC上のA
l電極とリードフレームが接続されている。これらは、
リードフレームの一部を除き、エポキシ樹脂,シリカ製
フィラー、および硬化剤を主成分とするモールド樹脂3
6で封止されている。図15に示した放熱板露出型のパ
ッケージは、放熱板33がモールド樹脂の外部に露出し
ている点が図14と異なる。
【0075】上記のようにして実装されたパッケージに
ついて、反りや放熱板とモールド樹脂との接合部分での
クラックの有無を観察した。その結果、モールド樹脂と
放熱板との熱膨張差が0.5×10-6/℃ 以下であれば
問題がなく、組成的にはCu−20〜35体積%Cu2
O が熱伝導率も200W/m・Kと高く、好適であっ
た。
ついて、反りや放熱板とモールド樹脂との接合部分での
クラックの有無を観察した。その結果、モールド樹脂と
放熱板との熱膨張差が0.5×10-6/℃ 以下であれば
問題がなく、組成的にはCu−20〜35体積%Cu2
O が熱伝導率も200W/m・Kと高く、好適であっ
た。
【0076】(実施例8)図16及び図17は、実施例
1〜5に記載の本発明の銅複合材料を放熱板42,48
として用い、ICを搭載したセラミックスパッケージの
断面図を示す。まず、図16について説明する。IC4
1はポリイミド系樹脂にてNiめっきされた放熱板42
に接合されている。さらに、放熱板42とAl2O3製の
パッケージ43は半田により接合されている。パッケー
ジにはCuによる配線がなされ、かつ配線基板との接続
用にピン44が設けられている。IC上のAl電極とパ
ッケージの配線とは、Alワイヤ45で接続されてい
る。これらを封止するために、コバール製のウエルドリ
ング46をパッケージにAgろうで接合し、さらにウエ
ルドリングとコバール製のリッド47をローラー電極を
用いて溶接した。図17は、図16のセラミックスパッ
ケージに放熱フィン48を接続したパッケージである。
1〜5に記載の本発明の銅複合材料を放熱板42,48
として用い、ICを搭載したセラミックスパッケージの
断面図を示す。まず、図16について説明する。IC4
1はポリイミド系樹脂にてNiめっきされた放熱板42
に接合されている。さらに、放熱板42とAl2O3製の
パッケージ43は半田により接合されている。パッケー
ジにはCuによる配線がなされ、かつ配線基板との接続
用にピン44が設けられている。IC上のAl電極とパ
ッケージの配線とは、Alワイヤ45で接続されてい
る。これらを封止するために、コバール製のウエルドリ
ング46をパッケージにAgろうで接合し、さらにウエ
ルドリングとコバール製のリッド47をローラー電極を
用いて溶接した。図17は、図16のセラミックスパッ
ケージに放熱フィン48を接続したパッケージである。
【0077】(実施例9)図18及び図19は、TAB
(Tape Automated Bonding)技術を適用し、かつ実施例
1〜5に記載の本発明の銅複合材料を放熱板に使用した
パッケージについて説明する。
(Tape Automated Bonding)技術を適用し、かつ実施例
1〜5に記載の本発明の銅複合材料を放熱板に使用した
パッケージについて説明する。
【0078】まず、図18のパッケージについて説明す
る。IC51は熱伝導性樹脂52を介してNiめっきさ
れた本発明に係る放熱板53を接合されている。ICの
端子にはAuバンプ54が形成され、TAB55と接続
されており、さらにTABは薄膜配線56を経由してリ
ードフレーム57と接続されている。ICはシリコンゴ
ム58を挿んで、Al2O3製のセラミックス基板59,
フレーム60、およびシーリングガラス61で密封され
ている。
る。IC51は熱伝導性樹脂52を介してNiめっきさ
れた本発明に係る放熱板53を接合されている。ICの
端子にはAuバンプ54が形成され、TAB55と接続
されており、さらにTABは薄膜配線56を経由してリ
ードフレーム57と接続されている。ICはシリコンゴ
ム58を挿んで、Al2O3製のセラミックス基板59,
フレーム60、およびシーリングガラス61で密封され
ている。
【0079】図19は、樹脂で封止したパッケージであ
る。IC65は、Au−Si合金66により、Niめっ
きされた本発明に係る放熱板67と接合されており、さ
らに、熱伝導性樹脂68により銅接地板69及びNiめ
っきされた本発明に係る放熱板70と接続されている。
一方、ICの端子は、Auバンプ71でTAB72と接
続され、樹脂73にて封止されている。ここで、リード
フレーム57及び放熱板の一部は、封止樹脂の外部に露
出している。また、TABはエポキシ系Agペースト7
4で銅接地板に固定されている。
る。IC65は、Au−Si合金66により、Niめっ
きされた本発明に係る放熱板67と接合されており、さ
らに、熱伝導性樹脂68により銅接地板69及びNiめ
っきされた本発明に係る放熱板70と接続されている。
一方、ICの端子は、Auバンプ71でTAB72と接
続され、樹脂73にて封止されている。ここで、リード
フレーム57及び放熱板の一部は、封止樹脂の外部に露
出している。また、TABはエポキシ系Agペースト7
4で銅接地板に固定されている。
【0080】(実施例10)図20は、実施例1〜5に
記載の本発明の銅複合材料を放熱板に適用したMCMの実
施例を示す。放熱板83は焼結体又はそれを圧延した後
に所定の形状にプレス加工したものである。
記載の本発明の銅複合材料を放熱板に適用したMCMの実
施例を示す。放熱板83は焼結体又はそれを圧延した後
に所定の形状にプレス加工したものである。
【0081】IC81はAuワイヤ82を用いて、Ni
めっきされた本発明に係る放熱板83の上に形成された
薄膜配線84に接続され、さらに、AuワイヤでAlN
製のパッケージ85上に形成されている配線に接続さ
れ、外部端子86として取り出されている。IC部は、
42合金製のリッド87とパッケージのWメタライズ層
の間にAu−Sn製のプリフォーム88を挿んで接合
し、密封されている。
めっきされた本発明に係る放熱板83の上に形成された
薄膜配線84に接続され、さらに、AuワイヤでAlN
製のパッケージ85上に形成されている配線に接続さ
れ、外部端子86として取り出されている。IC部は、
42合金製のリッド87とパッケージのWメタライズ層
の間にAu−Sn製のプリフォーム88を挿んで接合
し、密封されている。
【0082】(実施例11)実施例1〜5に記載の本発
明の銅複合材料を放熱板として、半導体素子が樹脂封止
される半導体装置に適用した実施例を述べる。
明の銅複合材料を放熱板として、半導体素子が樹脂封止
される半導体装置に適用した実施例を述べる。
【0083】一例として、IGBT(Insulated Gate B
ipolar Transistor)などのパワー半導体素子を複数個
搭載し、樹脂封止した半導体装置への適用例を示す。図
21は本発明による半導体装置の断面構成図を示す。パ
ワー半導体素子11,12がはんだ接着層14を介して
Cu製のリードフレームの電極板部13の一方の主面上
に固着され搭載される。電極板部13の他方の主面すな
わち上記部品が搭載された主面の裏面は、絶縁層2を介
して実施例1〜4に記載の本発明に係る全表面にNiめ
っきされたCu−Cu2O 複合材からなる放熱板6に接
着される。次いで、パワー半導体素子11,12は、ア
ルミニウムのワイヤボンデイング部15によりリード電
極部4,5と電気的に接続され、リード電極部4,5の
一部が端子として外部に導出され、主回路を構成する。
さらに主回路はエポキシ系樹脂からなる樹脂層1によっ
て被覆され構造体をなし、リード電極部4,5の端子
部、並びに放熱板6の裏面を露出する形で構造体全体が
エポキシ系樹脂からなる樹脂層3により一体モールド封
止される。
ipolar Transistor)などのパワー半導体素子を複数個
搭載し、樹脂封止した半導体装置への適用例を示す。図
21は本発明による半導体装置の断面構成図を示す。パ
ワー半導体素子11,12がはんだ接着層14を介して
Cu製のリードフレームの電極板部13の一方の主面上
に固着され搭載される。電極板部13の他方の主面すな
わち上記部品が搭載された主面の裏面は、絶縁層2を介
して実施例1〜4に記載の本発明に係る全表面にNiめ
っきされたCu−Cu2O 複合材からなる放熱板6に接
着される。次いで、パワー半導体素子11,12は、ア
ルミニウムのワイヤボンデイング部15によりリード電
極部4,5と電気的に接続され、リード電極部4,5の
一部が端子として外部に導出され、主回路を構成する。
さらに主回路はエポキシ系樹脂からなる樹脂層1によっ
て被覆され構造体をなし、リード電極部4,5の端子
部、並びに放熱板6の裏面を露出する形で構造体全体が
エポキシ系樹脂からなる樹脂層3により一体モールド封
止される。
【0084】本実施例では、樹脂層3の材料としてエポ
キシ系樹脂材料を用いたが、例えばポリフェニレン系樹
脂など熱可塑性樹脂であってもよい。また、樹脂層2に
は良好な熱伝導性を得るために、アルミナ,マグネシ
ア,シリカなどの無機材料フィラーが含まれることが望
ましい。
キシ系樹脂材料を用いたが、例えばポリフェニレン系樹
脂など熱可塑性樹脂であってもよい。また、樹脂層2に
は良好な熱伝導性を得るために、アルミナ,マグネシ
ア,シリカなどの無機材料フィラーが含まれることが望
ましい。
【0085】放熱板は、モールド樹脂の熱膨張係数を考
慮して、室温から300℃における熱膨張係数が14×
10-6〜17×10-6/℃の範囲となるように、Cu−
5〜20体積%Cu2O の範囲内で組成を変えて作製
し、機械加工及びNiめっき処理を施して供した。
慮して、室温から300℃における熱膨張係数が14×
10-6〜17×10-6/℃の範囲となるように、Cu−
5〜20体積%Cu2O の範囲内で組成を変えて作製
し、機械加工及びNiめっき処理を施して供した。
【0086】上記のようにして実装された半導体装置に
ついて、反りやモールド樹脂あるいは素子のクラックの
有無を観察した。その結果、モールド樹脂と放熱板との
熱膨張差が0.5 ×10-6/℃以下となるように、放熱
板のCu2O 量を調節することで、問題がなく実装でき
ることがわかった。
ついて、反りやモールド樹脂あるいは素子のクラックの
有無を観察した。その結果、モールド樹脂と放熱板との
熱膨張差が0.5 ×10-6/℃以下となるように、放熱
板のCu2O 量を調節することで、問題がなく実装でき
ることがわかった。
【0087】本実施例ではパワー半導体素子11とし
て、IGBT素子を用いた半導体装置の例について示し
たが、例えばMOS系トランジスタ,ダイオードなど他
の種類の半導体素子であってもよい。さらに、これら複
数素子の組み合わせによる特定の回路、例えばインバー
タ用パワーモジュールなどであっても良い。また回路中
に抵抗やコンデンサなどの受動素子が含まれていても良
い。これら、電気素子または電子素子はプリント基板の
ような回路基板上に搭載されていても良い。
て、IGBT素子を用いた半導体装置の例について示し
たが、例えばMOS系トランジスタ,ダイオードなど他
の種類の半導体素子であってもよい。さらに、これら複
数素子の組み合わせによる特定の回路、例えばインバー
タ用パワーモジュールなどであっても良い。また回路中
に抵抗やコンデンサなどの受動素子が含まれていても良
い。これら、電気素子または電子素子はプリント基板の
ような回路基板上に搭載されていても良い。
【0088】本実施例では、放熱板がモールド樹脂の外
部に露出したタイプについて述べたが、放熱板内蔵型の
パッケージであっても良い。
部に露出したタイプについて述べたが、放熱板内蔵型の
パッケージであっても良い。
【0089】(実施例12)図22は、本発明の複合材
料を電極板に使用した静電吸着装置の断面図である。
料を電極板に使用した静電吸着装置の断面図である。
【0090】本静電吸着装置は、図21に示すように、
真空処理室95内部の減圧雰囲気中で導体または半導体
からなる加工物90に加工を施すスパッタリング装置の
チャックとして使用可能である。本静電吸着装置の電極
94に直流電源装置91からの電圧(500V程度)を
印加すると、誘電体板92と加工物90との間に静電吸
引力が発生するため、誘電体板92の表面に加工物90
を吸着させることができる。本実施例に用いた誘電体板
は実施例1〜5に記載の複合材料を用いた。
真空処理室95内部の減圧雰囲気中で導体または半導体
からなる加工物90に加工を施すスパッタリング装置の
チャックとして使用可能である。本静電吸着装置の電極
94に直流電源装置91からの電圧(500V程度)を
印加すると、誘電体板92と加工物90との間に静電吸
引力が発生するため、誘電体板92の表面に加工物90
を吸着させることができる。本実施例に用いた誘電体板
は実施例1〜5に記載の複合材料を用いた。
【0091】さて、実際のスパッタリングに際しては、
本静電吸着装置に加工物90を装着した後、ガス排気口
97に連結された排気ポンプを駆動することによって、
真空処理室95の内部圧力が1×10-3Pa程度になる
まで真空排気する。その後、ガス導入口96に取り付け
られたバルブを開放することによって、真空処理室95
の内部に反応ガス(アルゴンガス等)を10SCCM程
度導入する。このときの真空処理室95の内部圧力は2
×10-2Pa程度である。
本静電吸着装置に加工物90を装着した後、ガス排気口
97に連結された排気ポンプを駆動することによって、
真空処理室95の内部圧力が1×10-3Pa程度になる
まで真空排気する。その後、ガス導入口96に取り付け
られたバルブを開放することによって、真空処理室95
の内部に反応ガス(アルゴンガス等)を10SCCM程
度導入する。このときの真空処理室95の内部圧力は2
×10-2Pa程度である。
【0092】その後、本静電吸着装置の電極94の高周
波電源13から、約4kWの高周波電力(13.56MH
z)を供給することによって、本静電吸着装置の電極9
4と他の電極(不図示)との間にプラズマを生成させ
る。この場合の高周波印加電圧のVDC及びVPPは、
2kV及び4kVである。尚、本静電吸着装置の電極9
4と高周波電源93との間に挿入されているマッチング
ボックス98は、高周波電力がプラズマに効率的に供給
されるように真空処理室95側とのインピーダンス整合
をとるためのものである。
波電源13から、約4kWの高周波電力(13.56MH
z)を供給することによって、本静電吸着装置の電極9
4と他の電極(不図示)との間にプラズマを生成させ
る。この場合の高周波印加電圧のVDC及びVPPは、
2kV及び4kVである。尚、本静電吸着装置の電極9
4と高周波電源93との間に挿入されているマッチング
ボックス98は、高周波電力がプラズマに効率的に供給
されるように真空処理室95側とのインピーダンス整合
をとるためのものである。
【0093】このスパッタリング装置を実際に使用した
結果、加工中に加工物90の温度は450℃程度にまで
達したが、本静電吸着装置の誘電体板92には、異物発
生の発生原因となる割れ等の発生は認められなかった。
このことは、本静電吸着装置の使用が、加工の信頼性の
向上に有用であることを意味する。
結果、加工中に加工物90の温度は450℃程度にまで
達したが、本静電吸着装置の誘電体板92には、異物発
生の発生原因となる割れ等の発生は認められなかった。
このことは、本静電吸着装置の使用が、加工の信頼性の
向上に有用であることを意味する。
【0094】尚、スパッタリング装置の他、減圧雰囲気
で導体または半導体(例えば、シリコン基板)からなる
加工物に加工を施す加工装置(いわゆる、減圧中加工装
置)、例えば、化学的気相蒸着装置,物理的蒸着装置,
ミリング装置,エッチング装置,イオン注入装置等のチ
ャックとして本静電吸着装置を使用しても、加工の信頼
性の向上という同様な効果が達成されることはいうまで
もない。
で導体または半導体(例えば、シリコン基板)からなる
加工物に加工を施す加工装置(いわゆる、減圧中加工装
置)、例えば、化学的気相蒸着装置,物理的蒸着装置,
ミリング装置,エッチング装置,イオン注入装置等のチ
ャックとして本静電吸着装置を使用しても、加工の信頼
性の向上という同様な効果が達成されることはいうまで
もない。
【0095】本実施例によれば、誘電体板と電極の熱膨
張を調節することが可能であり、その耐熱性を向上させ
ることができる。従って、本発明に係る静電吸着装置を
減圧中加工装置のチャックとして利用すれば、誘電体板
の割れ等に起因する異物の発生率を低減させることでき
る。
張を調節することが可能であり、その耐熱性を向上させ
ることができる。従って、本発明に係る静電吸着装置を
減圧中加工装置のチャックとして利用すれば、誘電体板
の割れ等に起因する異物の発生率を低減させることでき
る。
【0096】また、電極板あるいは電極板の下部に加熱
用のヒーターを組み込んだ場合でも、熱膨張率を調節す
ることで加工の信頼性向上という同様な効果が達成され
る。 (実施例13)実施例1〜5によって得られた焼結材を
用いて塑性加工を施した後、所望の厚さまで冷間圧延に
よってリードフレーム用のテープを製造した。更に、引
き続いてプレス加工によって複数の半導体素子搭載分の
リードフレームを得た。本実施例ではリードフレーム1
00はCuとCu2O の複合材から構成されている。
用のヒーターを組み込んだ場合でも、熱膨張率を調節す
ることで加工の信頼性向上という同様な効果が達成され
る。 (実施例13)実施例1〜5によって得られた焼結材を
用いて塑性加工を施した後、所望の厚さまで冷間圧延に
よってリードフレーム用のテープを製造した。更に、引
き続いてプレス加工によって複数の半導体素子搭載分の
リードフレームを得た。本実施例ではリードフレーム1
00はCuとCu2O の複合材から構成されている。
【0097】CuとCu2O の複合材は加工性が優れて
いるためこのような形状のリードフレームを薄板の打抜
き法により作成できる。この表面にNiめっきを施し
た。
いるためこのような形状のリードフレームを薄板の打抜
き法により作成できる。この表面にNiめっきを施し
た。
【0098】本発明の他の実施例のリードフレーム形状
として、リードフレーム100のチップ搭載部はリード
フレーム100の他の部分よりCu2O の含有率が高く
なっている。このため半導体チップとの熱膨張係数差が
小さくなり熱疲労や熱応力がさらに低減できる。また、
他の部分のCu2O の含有率が低いかあるいはほぼCu
から構成されるため高い導電率であるためパワートラン
ジスタの低オン抵抗化やIC等の高容量化に有効であ
る。
として、リードフレーム100のチップ搭載部はリード
フレーム100の他の部分よりCu2O の含有率が高く
なっている。このため半導体チップとの熱膨張係数差が
小さくなり熱疲労や熱応力がさらに低減できる。また、
他の部分のCu2O の含有率が低いかあるいはほぼCu
から構成されるため高い導電率であるためパワートラン
ジスタの低オン抵抗化やIC等の高容量化に有効であ
る。
【0099】(実施例14)図23は、実施例13で得
られたリードフレームにLSIシリコン素子300を搭
載し、エポキシ樹脂によって樹脂封止した面実装型樹脂
封止半導体装置の斜視図である。エポキシ樹脂309は
以下に説明する充填材を有する樹脂を用いたものであ
る。305はAu線、306はそのダイボンディング、
307はアウターリード、308はサポートバーであ
る。
られたリードフレームにLSIシリコン素子300を搭
載し、エポキシ樹脂によって樹脂封止した面実装型樹脂
封止半導体装置の斜視図である。エポキシ樹脂309は
以下に説明する充填材を有する樹脂を用いたものであ
る。305はAu線、306はそのダイボンディング、
307はアウターリード、308はサポートバーであ
る。
【0100】表4に示す各種充填剤及びエポキシ樹脂組
成物を80℃に加熱した二軸ロールで10分間混練し
た。
成物を80℃に加熱した二軸ロールで10分間混練し
た。
【0101】得られた球状充填材を用いた組成物は、角
状の充填材を用いた組成物とゲル化時間はほとんど同じ
でも、溶融粘度が極めて低く、また、流動性も大きい。
さらに、RRS粒度線図で表示した勾配nが小さな値の
充填材を配合した組成物ほど溶融粘度が低く流動性が大
きいものである。n値が0.6 以下では、溶融粘度(1
80℃)がやや上昇するので好ましくない。
状の充填材を用いた組成物とゲル化時間はほとんど同じ
でも、溶融粘度が極めて低く、また、流動性も大きい。
さらに、RRS粒度線図で表示した勾配nが小さな値の
充填材を配合した組成物ほど溶融粘度が低く流動性が大
きいものである。n値が0.6 以下では、溶融粘度(1
80℃)がやや上昇するので好ましくない。
【0102】
【表4】
【0103】また、充填材として球状充填材(球−1)
を用い、その添加量として70,75,80及び85重
量%の樹脂組成物をそれぞれ作成した。
を用い、その添加量として70,75,80及び85重
量%の樹脂組成物をそれぞれ作成した。
【0104】これらの樹脂組成物を用いてトランスファ
成形し、180℃/6時間の後硬化を行って室温の線膨
張係数,曲げ弾性率,熱応力を測定した。
成形し、180℃/6時間の後硬化を行って室温の線膨
張係数,曲げ弾性率,熱応力を測定した。
【0105】さらにまた、表面にアルミニウムのジグザ
グ配線を形成した半導体素子をトランスファプレス封止
し、−55℃/30分⇔+150℃/30分の2000
サイクルの冷熱サイクル試験を行い、封止樹脂層の耐ク
ラック性,リード・金ワイヤボンディング,アルミニウ
ム配線の接続信頼性(抵抗値が50%以上変化した場合
を不良と判定)を評価した。これらの結果を表5に示
す。
グ配線を形成した半導体素子をトランスファプレス封止
し、−55℃/30分⇔+150℃/30分の2000
サイクルの冷熱サイクル試験を行い、封止樹脂層の耐ク
ラック性,リード・金ワイヤボンディング,アルミニウ
ム配線の接続信頼性(抵抗値が50%以上変化した場合
を不良と判定)を評価した。これらの結果を表5に示
す。
【0106】表5より、シリコン重合体を含み充填剤が
80重量%以上の組成物は、線膨張係数が1.3×10
-5/℃ 以下と小さく、弾性率の増加も少ない。従って
インサートに生じる熱応力も小さいことが分かる。
80重量%以上の組成物は、線膨張係数が1.3×10
-5/℃ 以下と小さく、弾性率の増加も少ない。従って
インサートに生じる熱応力も小さいことが分かる。
【0107】本実施例のような樹脂組成物を用いた樹脂
封止型半導体装置は、冷熱サイクル試験のような熱衝撃
が加えられても耐クラック性や配線の接続信頼性が極め
て優れている。
封止型半導体装置は、冷熱サイクル試験のような熱衝撃
が加えられても耐クラック性や配線の接続信頼性が極め
て優れている。
【0108】本実施例においては、シロキサンを含まな
い樹脂組成物に対して粒径100μm以下の球形石英粉
を充填剤の95%とし、残りを粒径10μm以下の角形
石英粉を用い、全体で85重量%とした。また、シロキ
サンを含む樹脂組成物に対して粒径100μm以下の球
形石英粉を充填剤の70%とし、残りを粒径5μm以下
の角形石英粉を用い、全体で80.5重量%とした。
い樹脂組成物に対して粒径100μm以下の球形石英粉
を充填剤の95%とし、残りを粒径10μm以下の角形
石英粉を用い、全体で85重量%とした。また、シロキ
サンを含む樹脂組成物に対して粒径100μm以下の球
形石英粉を充填剤の70%とし、残りを粒径5μm以下
の角形石英粉を用い、全体で80.5重量%とした。
【0109】
【表5】
【0110】RRS粒度線図とは、Rosin−Rammlerの
式に従う粒度分布を表わす粒度線図(日本粉体工業協会
頒布:粉体工学ハンドブック51〜53頁)のことであ
る。 R(Dp)=100exp(−b・Dpn) …(1) 〔但し、R(Dp):最大粒径から粒径Dpまでの累積重
量%,Dp:粒径,bおよびn:定数〕 RRS粒度線図における勾配とは、RRS粒度線図の最
大粒径からの累積重量%が、25%と75%の二点を結
んだ直線で代表されるRosin−Rammlerの式のnの値の
ことを言う。
式に従う粒度分布を表わす粒度線図(日本粉体工業協会
頒布:粉体工学ハンドブック51〜53頁)のことであ
る。 R(Dp)=100exp(−b・Dpn) …(1) 〔但し、R(Dp):最大粒径から粒径Dpまでの累積重
量%,Dp:粒径,bおよびn:定数〕 RRS粒度線図における勾配とは、RRS粒度線図の最
大粒径からの累積重量%が、25%と75%の二点を結
んだ直線で代表されるRosin−Rammlerの式のnの値の
ことを言う。
【0111】充填材の原石を微粉砕した場合の粒度分布
は、Rosin−Rammlerの式と一致し、この式に基づく粒
度分布を表わすRRS粒度線図では、ほぼ直線を示すと
されている。
は、Rosin−Rammlerの式と一致し、この式に基づく粒
度分布を表わすRRS粒度線図では、ほぼ直線を示すと
されている。
【0112】本発明者らは、各種充填材の粒度分布を測
定したところ、特別のふるい分けをしない限り、いずれ
の充填材もその90重量%以上がRRS粒度線図で、ほ
ぼ、直線性を示し、上式によく適合することを確認して
いる。
定したところ、特別のふるい分けをしない限り、いずれ
の充填材もその90重量%以上がRRS粒度線図で、ほ
ぼ、直線性を示し、上式によく適合することを確認して
いる。
【0113】本発明で用いる球状の溶融石英粉は、予め
所定の粒度分布に粉砕した溶融石英粉を、プロパン,ブ
タン,アセチレン,水素などの可燃性ガスを燃料とする
溶射装置から発生させた高温火炎中に一定量ずつ供給し
て溶融後冷却した球形のものが最も好ましい。上記の溶
融石英はそれ自身の線膨張係数が比較的小さく、イオン
性不純物も極めて少ないので、半導体素子封止用樹脂組
成物材料として適している。
所定の粒度分布に粉砕した溶融石英粉を、プロパン,ブ
タン,アセチレン,水素などの可燃性ガスを燃料とする
溶射装置から発生させた高温火炎中に一定量ずつ供給し
て溶融後冷却した球形のものが最も好ましい。上記の溶
融石英はそれ自身の線膨張係数が比較的小さく、イオン
性不純物も極めて少ないので、半導体素子封止用樹脂組
成物材料として適している。
【0114】充填材の90重量%以上が粒径0.5〜1
00μm の範囲とするのが好ましい。0.5μm 未満
の微粒子が多くなると、樹脂組成物のチクサトロピック
性が大きくなり、粘度上昇や流動性が低下する。また、
100μmを超える粒子が多くなると封止する際に、半
導体素子のAu線を変形,切断したり、粗い粒子が金型
中で目詰りを起こして、樹脂の充填不良等が発生し易く
なるためである。
00μm の範囲とするのが好ましい。0.5μm 未満
の微粒子が多くなると、樹脂組成物のチクサトロピック
性が大きくなり、粘度上昇や流動性が低下する。また、
100μmを超える粒子が多くなると封止する際に、半
導体素子のAu線を変形,切断したり、粗い粒子が金型
中で目詰りを起こして、樹脂の充填不良等が発生し易く
なるためである。
【0115】次に、RRS粒度線図で示す勾配nを0.
6〜0.95とするのが最も好ましく、nが0.95 よ
り大きくなると充填材の嵩張り、樹脂組成物の粒度上昇
や流動性の低下が起こる。そこで、nはできるだけ小さ
い値が望ましいが、本発明において充填材の90%以上
が0.5〜100μm の粒径範囲にあることが望まし
く、n値0.6 と言うのは、この条件内でとり得る最小
の値である。
6〜0.95とするのが最も好ましく、nが0.95 よ
り大きくなると充填材の嵩張り、樹脂組成物の粒度上昇
や流動性の低下が起こる。そこで、nはできるだけ小さ
い値が望ましいが、本発明において充填材の90%以上
が0.5〜100μm の粒径範囲にあることが望まし
く、n値0.6 と言うのは、この条件内でとり得る最小
の値である。
【0116】本発明で用いるシリコン重合体は、アミノ
基,カルボキシル基,エポキシ基,水酸基,ピリミジン
基等の官能基を末端あるいは側鎖に持つポリジメチルシ
ロキサンである。
基,カルボキシル基,エポキシ基,水酸基,ピリミジン
基等の官能基を末端あるいは側鎖に持つポリジメチルシ
ロキサンである。
【0117】常温で固体のエポキシ樹脂は、半導体封止
材料としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂,フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂,ビスフェノールA型
エポキシ樹脂等を指し、硬化剤としてフェノールノボラ
ックやクレゾールノボラック等のノボラック樹脂,無水
ピロメリット酸や無水ベンゾフェノン等の酸無水物等を
用い、さらに硬化促進剤,可撓化剤,カップリング剤,
着色剤,難燃化剤,離型剤等を必要に応じて配合するこ
とができる。
材料としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂,フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂,ビスフェノールA型
エポキシ樹脂等を指し、硬化剤としてフェノールノボラ
ックやクレゾールノボラック等のノボラック樹脂,無水
ピロメリット酸や無水ベンゾフェノン等の酸無水物等を
用い、さらに硬化促進剤,可撓化剤,カップリング剤,
着色剤,難燃化剤,離型剤等を必要に応じて配合するこ
とができる。
【0118】このエポキシ樹脂組成物は、各素材を70
〜100℃に加熱した二軸ロールや押出機で混練し、ト
ランスファプレスで金型温度160〜190℃,成形圧
力30〜100kg/cm2 ,硬化時間1〜3分で成形する
ことができる。
〜100℃に加熱した二軸ロールや押出機で混練し、ト
ランスファプレスで金型温度160〜190℃,成形圧
力30〜100kg/cm2 ,硬化時間1〜3分で成形する
ことができる。
【0119】硬化物の線膨張係数は前述の如く1.3×
10-5/℃ 以下と小さくすることにより、弾性率も小
さくできる。従って、封止時の半導体素子のAuボンデ
ィングワイヤの変形,断線が少なく、線膨張係数の差に
基づく熱応力が小さいために、耐温度サイクル性,耐熱
性,耐湿性等が良好である。
10-5/℃ 以下と小さくすることにより、弾性率も小
さくできる。従って、封止時の半導体素子のAuボンデ
ィングワイヤの変形,断線が少なく、線膨張係数の差に
基づく熱応力が小さいために、耐温度サイクル性,耐熱
性,耐湿性等が良好である。
【0120】充填材として石英粉を溶融し球形化するこ
とにより、かさばりが小さくなり高充填化し易い。さら
に、半導体素子の封止の際、充填材の角部が素子を損傷
して素子特性に悪影響を及ぼすのを防ぐことができる。
さらに、シリコン重合体を配合したことにより弾性率を
小さくすることができ、線膨張係数の違いによって生じ
る熱応力をより小さくすることができる。
とにより、かさばりが小さくなり高充填化し易い。さら
に、半導体素子の封止の際、充填材の角部が素子を損傷
して素子特性に悪影響を及ぼすのを防ぐことができる。
さらに、シリコン重合体を配合したことにより弾性率を
小さくすることができ、線膨張係数の違いによって生じ
る熱応力をより小さくすることができる。
【0121】
【発明の効果】本発明の複合材料は、低熱膨張で高熱伝
導性を有するとともに高い塑性加工性を有することから
製造工程が短縮され多量生産が可能となる顕著な効果を
有する。
導性を有するとともに高い塑性加工性を有することから
製造工程が短縮され多量生産が可能となる顕著な効果を
有する。
【0122】また、本発明の複合材料は、特に高熱伝導
性を有するCu相と低熱膨張性のCu2O 相からなる混
合組織を有するために、両方の特性を兼ね備えている。
また、本発明の複合材料は、Cu及びCu2O 両者の含
有量を調整することにより、低熱膨張係数で高熱伝導率
を得ることができる。本発明の用途として、半導体装置
に搭載される放熱板や静電吸着装置の電極板に適用でき
る。
性を有するCu相と低熱膨張性のCu2O 相からなる混
合組織を有するために、両方の特性を兼ね備えている。
また、本発明の複合材料は、Cu及びCu2O 両者の含
有量を調整することにより、低熱膨張係数で高熱伝導率
を得ることができる。本発明の用途として、半導体装置
に搭載される放熱板や静電吸着装置の電極板に適用でき
る。
【図1】本発明の実施例1に係る試料No.5(Cu−4
0体積%Cu2O )焼結体のミクロ組織を示す光学顕微
鏡写真。
0体積%Cu2O )焼結体のミクロ組織を示す光学顕微
鏡写真。
【図2】本発明の実施例3に係るCu−22.4 体積%
CuO焼結体のミクロ組織を示す光学顕微鏡写真。
CuO焼結体のミクロ組織を示す光学顕微鏡写真。
【図3】本発明の実施例4に係るCu−30体積%Cu
2O 焼結体のミクロ組織を示す光学顕微鏡写真。
2O 焼結体のミクロ組織を示す光学顕微鏡写真。
【図4】本発明の実施例4に係るCu−30体積%Cu
2O の圧延材の鍛伸方向に平行な面のミクロ組織を示す
光学顕微鏡写真。
2O の圧延材の鍛伸方向に平行な面のミクロ組織を示す
光学顕微鏡写真。
【図5】本発明の実施例5に係るCu−15体積%Cu
2O 焼結体のミクロ組織を示す光学顕微鏡写真。
2O 焼結体のミクロ組織を示す光学顕微鏡写真。
【図6】本発明の実施例5に係るCu−15体積%Cu
2O の圧延材の鍛伸方向に平行な面のミクロ組織を示す
光学顕微鏡写真。
2O の圧延材の鍛伸方向に平行な面のミクロ組織を示す
光学顕微鏡写真。
【図7】本発明の実施例6に係るIGBTモジュールの
平面図。
平面図。
【図8】本発明の実施例6に係るIGBTモジュールの
断面図。
断面図。
【図9】本発明の実施例6に係るIGBTモジュールの
製造工程の模式図。
製造工程の模式図。
【図10】本発明の実施例6に係るIGBTモジュール
の各工程でのベース反り量を示す線図。
の各工程でのベース反り量を示す線図。
【図11】本発明の実施例6に係るIGBTモジュール
を実装した電力変換装置の平面図及びその断面図。
を実装した電力変換装置の平面図及びその断面図。
【図12】本発明の実施例6に係るIGBTモジュール
を実装した電力変換装置のモジュールの実装前の反り
量。
を実装した電力変換装置のモジュールの実装前の反り
量。
【図13】実装後における反り量を示す線図。
【図14】本発明の実施例7に係る放熱板内蔵型プラス
チックパッケージの断面図。
チックパッケージの断面図。
【図15】本発明の実施例7に係る放熱板露出型プラス
チックパッケージの断面図。
チックパッケージの断面図。
【図16】本発明の実施例8に係るセラミックスパッケ
ージの断面図。
ージの断面図。
【図17】本発明の実施例8に係る放熱フィン付きセラ
ミックスパッケージの断面図。
ミックスパッケージの断面図。
【図18】本発明の実施例9に係る半導体装置の断面
図。
図。
【図19】本発明の実施例9に係る半導体装置の断面
図。
図。
【図20】本発明の実施例10に係るMCMの断面図。
【図21】本発明の実施例11に係る放熱板露出型プラ
スチックパッケージの断面図。
スチックパッケージの断面図。
【図22】本発明の実施例12に係る静電吸着装置の断
面図。
面図。
【図23】樹脂封止型半導体装置の斜視図。
31,100…リードフレーム、33,42,59,1
09…放熱板、48…放熱フィン、300…LSIシリ
コン素子。
09…放熱板、48…放熱フィン、300…LSIシリ
コン素子。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/373 B22F 3/14 H // C22C 1/04 H01L 23/36 M (72)発明者 阿部 輝宜 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 金田 潤也 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 青野 泰久 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 斉藤 隆一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小池 義彦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 4K018 AA04 AB01 AC01 AD09 EA11 FA05 FA08 JA01 KA33 KA37 4K020 AA22 AB01 AC04 BB09 BC02 5F031 CA02 FA01 FA07 HA02 HA03 HA16 HA37 MA28 MA29 MA31 MA32 NA04 NA05 PA11 5F036 AA01 BB01 BD01 BD11
Claims (22)
- 【請求項1】金属と該金属よりも熱膨張係数が小さい無
機化合物粒子とを有し、前記化合物粒子は該粒子全体の
95%以上又は50%以下が互いに連なった複雑形状の
塊となって分散した等方加圧焼結体からなることを特徴
とする複合材料。 - 【請求項2】金属と該金属よりも熱膨張係数が小さい無
機化合物粒子とを有し、前記化合物粒子は単独で存在す
る粒子の数が断面で100μm平方内に100個以下で
あり、残りの前記化合物粒子は複数個が互いに連なった
複雑形状の塊となって分散又は前記化合物粒子は複数個
が互いに連なった塊が100μm平方当り10個以下分
散した等方加圧焼結体よりなることを特徴とする複合材
料。 - 【請求項3】金属と該金属よりも熱膨張係数が小さい無
機化合物粒子を有し、前記化合物粒子はヴィッカース硬
さが300以下であり、等方加圧焼結体よりなることを
特徴とする複合材料。 - 【請求項4】金属と該金属よりも熱膨張係数が小さい無
機化合物粒子とを有し、20℃での熱伝導率1w/m・
K当りの20〜150℃の平均熱膨張係数の増加率が0.
025〜0.035ppm/℃であり、等方加圧焼結体よりな
ることを特徴とする複合材料。 - 【請求項5】金属と該金属よりも熱膨張係数が小さい無
機化合物粒子とを有し、前記化合物粒子は互いに連なっ
た塊が塑性加工によって伸ばされた方向に延びて分散し
た等方加圧焼結体よりなることを特徴とする複合材料。 - 【請求項6】銅と酸化銅粒子とを有し、前記酸化銅粒子
は断面の面積率で前記粒子の全体の95%以上又は50
%以下が互いに連なった複雑形状の塊となって分散した
等方加圧焼結体よりなることを特徴とする複合材料。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の複合材料
よりなることを特徴とする半導体装置用放熱板。 - 【請求項8】請求項7において、表面にNiめっき層を
有することを特徴とする半導体装置用放熱板。 - 【請求項9】放熱板上に搭載された絶縁基板及び該絶縁
基板上に搭載された半導体素子を有する半導体装置にお
いて、前記放熱板は請求項7又は8に記載の放熱板より
なることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項10】放熱板上に搭載された半導体素子と、前
記放熱板に接続されたリードフレームと、該リードフレ
ームと半導体素子とを電気的に接続する金属ワイヤとを
備え、前記半導体素子を樹脂封止した半導体装置におい
て、前記放熱板は請求項7又は8に記載の放熱板よりな
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項11】放熱板上に搭載された半導体素子と、前
記放熱板に接続されたリードフレームと、該リードフレ
ームと半導体素子とを電気的に接続する金属ワイヤとを
備え、前記半導体素子を樹脂封止するとともに、前記放
熱板の少なくとも前記素子の接合面に対して反対の面側
が開放されている半導体装置において、前記放熱板は請
求項7又は8に記載の放熱板よりなることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項12】放熱板上に搭載された半導体素子と、外
部配線接続用ピンを有し、中央部に前記素子を収納する
開放空間を有するセラミックス多層配線基板と、前記素
子と基板の端子とを電気的に接続する金属ワイヤとを備
え、前記素子を前記空間に設置するように前記放熱板と
前記基板とを接合するとともに前記基板をリッドによっ
て接合し前記素子を大気より遮断する半導体装置におい
て、前記放熱板は請求項7又は8に記載の放熱板よりな
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項13】放熱板上に搭載された半導体素子と、外
部配線接続用端子を有し、中央部に前記素子を収納する
凹部を有するセラミックス多層配線基板と、前記素子と
基板の端子とを電気的に接続する金属ワイヤとを備え、
前記素子を前記凹部に設置するように前記放熱板と前記
基板の凹部とを接合するとともに前記基板をリッドによ
って接合し前記素子を大気より遮断する半導体装置にお
いて、前記放熱板は請求項7又は8に記載の放熱板より
なることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項14】放熱板上に熱伝導性樹脂によって接合さ
れた半導体素子と、セラミックス絶縁基板に接合された
リードフレームと、前記素子とリードフレームとを電気
的に接続するTABとを備え、前記放熱板と絶縁基板と
を接合し前記素子を大気より遮断するとともに前記素子
と絶縁基板との間に熱伝導性樹脂弾性体を介在させた半
導体装置において、前記放熱板は請求項7又は8に記載
の放熱板よりなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項15】第1の放熱板上に金属によって接合され
た半導体素子と、接地板が接合された第2の放熱板の前
記接地板上に前記第1の放熱板を搭載し、前記素子の端
子に電気的に接続したTABとを備え、前記素子を樹脂
封止した半導体装置において、前記放熱板は請求項7又
は8に記載の放熱板よりなることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項16】請求項1〜6のいずれかに記載の複合材
料よりなることを特徴とする静電吸着装置用電極板。 - 【請求項17】電極層に電圧を印加することにより前記
電極層上に接合された誘電体板と物体との間に静電吸引
力を生じさせて前記誘電体板の表面に前記物体を固定す
る静電吸着装置において、前記誘電体板は請求項16に
記載の電極板よりなることを特徴とする静電吸着装置。 - 【請求項18】請求項1〜6のいずれかにおいて、表面
にNiめっき層を有することを特徴とするリードフレー
ム。 - 【請求項19】半導体素子と、該半導体素子を搭載した
リードフレームと、該リードフレームと半導体素子とを
電気的に接続する金属ワイヤとを備え、前記半導体素子
が樹脂組成物によって封止されている半導体装置におい
て、前記リードフレームは請求項1〜6のいずれか又は
18に記載のリードフレームよりなることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項20】前記樹脂組成物はエポキシ樹脂及び無機
充填剤又はエポキシ樹脂,無機充填剤及びシリコン重合
体を含む組成物からなる請求項19に記載の半導体装
置。 - 【請求項21】前記無機充填剤は球形石英粉からなり、
その90重量%以上が0.5 〜100μmの粒径を有す
ることを特徴とする請求項20に記載の半導体装置。 - 【請求項22】前記球形石英粉が石英粉を溶融して球形
化した溶融球形石英粉であることを特徴とする請求項2
0又は21に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12128599A JP2000313905A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 複合材料及び各種用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12128599A JP2000313905A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 複合材料及び各種用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000313905A true JP2000313905A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14807482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12128599A Pending JP2000313905A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 複合材料及び各種用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000313905A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002343935A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-29 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 電力用半導体モジュール |
| WO2003049180A1 (fr) * | 2001-12-04 | 2003-06-12 | Toto Ltd. | Module de maintien electrostatique sans pince et systeme de refroidissement |
| JP2016086081A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 住友大阪セメント株式会社 | 静電チャック装置およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12128599A patent/JP2000313905A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002343935A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-29 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 電力用半導体モジュール |
| WO2003049180A1 (fr) * | 2001-12-04 | 2003-06-12 | Toto Ltd. | Module de maintien electrostatique sans pince et systeme de refroidissement |
| CN1299345C (zh) * | 2001-12-04 | 2007-02-07 | 东陶机器株式会社 | 静电吸盘组件和冷却系统 |
| US7615133B2 (en) | 2001-12-04 | 2009-11-10 | Toto Ltd. | Electrostatic chuck module and cooling system |
| JP2016086081A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 住友大阪セメント株式会社 | 静電チャック装置およびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |