JP2000314353A - インジェクタ - Google Patents

インジェクタ

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JP2000314353A
JP2000314353A JP11124767A JP12476799A JP2000314353A JP 2000314353 A JP2000314353 A JP 2000314353A JP 11124767 A JP11124767 A JP 11124767A JP 12476799 A JP12476799 A JP 12476799A JP 2000314353 A JP2000314353 A JP 2000314353A
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valve
spring
pressure
fuel
injector
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JP11124767A
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Terukazu Nishimura
輝一 西村
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期噴射率抑制に際し、部品点数及びコスト
の増加を防止すると共に、弁バネの経時変化による噴射
特性への影響を少なくする。 【解決手段】 本発明は、圧力制御室10のリーク穴1
2を開閉する開閉弁11と、この開閉弁11を閉弁方向
に付勢する弁バネ11aと、この弁バネ11aのバネ力
に抗じて開閉弁11を開弁方向に駆動する電磁ソレノイ
ド85とを有したインジェクタにおいて、弁バネ11a
及び電磁ソレノイド85を互いにオフセットして配置し
たものである。これによれば開閉弁11の初期片開きが
実現され、弁バネ数の増加なく初期噴射率を抑制でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン等に適用される燃料噴射用インジェクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】直噴式ディーゼルエンジンや直噴式ガソ
リンエンジン等においては、高圧噴射が可能で噴霧微粒
化に有利なコモンレール式燃料噴射装置が用いられる。
特に噴霧微粒化には噴孔径縮小という方法もあるが、加
工上限界があるので噴射圧は益々高まる傾向にある。こ
ういった意味でコモンレール方式は近年さらに注目視さ
れている。
【0003】一般にコモンレール式燃料噴射装置では高
圧ポンプで加圧された燃料をコモンレール(蓄圧室)に
一旦貯留し、これをインジェクタから所定タイミングで
所定量ずつ、各気筒内に噴射するようになっている。
【0004】インジェクタは、その下端ないし先端に設
けられた噴孔を、ニードル(針弁)の昇降により開閉
し、燃料噴射を実行する。特にインジェクタのうち圧力
バランス式と称されるものがある。これはニードル後端
側の圧力制御室(バランスチャンバ)の圧力を制御する
ことによりニードルを昇降させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディーゼル
燃焼の場合、燃料噴射開始から所定の着火遅れ期間を経
て初期燃焼が開始する。この初期燃焼の際に急激な燃焼
が行われると、筒内温度が急上昇し、NOx 発生量が増大
する。そこで初期燃焼を比較的緩慢に行いつつ後の主燃
焼に繋げたいという要請がある。
【0006】通常、コモンレール式インジェクタでは、
ニードル上昇と同時にインジェクタ内に待機していた加
圧燃料が一気に大量に噴射される傾向にある。これだと
初期噴射率が増大し、初期燃焼が急激となって先の要請
に合わない。そこで、初期噴射率を抑制し得る圧力バラ
ンス式インジェクタが種々提案されている(特開平11-2
2584号公報等)。
【0007】一般に、圧力バランス式インジェクタで
は、高圧燃料が常時供給される圧力制御室を備え、この
室内燃料を選択的にリークさせることで室内圧を低圧に
し、ニードル上昇を開始させる。このインジェクタでは
圧力制御室のリーク穴を開閉する開閉弁と、開閉弁を閉
弁方向に付勢する弁バネと、当該バネ力に抗じて開閉弁
を開弁方向に駆動する電磁ソレノイドとが備えられる。
【0008】従来、開閉弁を二段階で開放し、初期燃料
リーク速度を遅くしてニードルの二段階上昇を行わせ、
初期噴射率抑制を図ったインジェクタがある。
【0009】しかし、これは弁バネを二つ設ける手法を
採っていた。これだと当然弁バネの数が増え、部品点数
増加によるコスト上昇を招く。また互いの弁バネのバネ
定数の差に基づいて噴射特性が決定されるため、弁バネ
のへたり等、経時変化により噴射特性に影響が及ぶ可能
性がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力制御室の
リーク穴を開閉する開閉弁と、この開閉弁を閉弁方向に
付勢する弁バネと、この弁バネのバネ力に抗じて上記開
閉弁を開弁方向に駆動する電磁ソレノイドとを有したイ
ンジェクタにおいて、上記弁バネ及び上記電磁ソレノイ
ドを互いにオフセットして配置したものである。
【0011】これによれば開閉弁の初期片開きが実現さ
れ、弁バネ数の増加なく初期噴射率を抑制できる。
【0012】ここで、上記弁バネ又は上記電磁ソレノイ
ドの一方の中心が上記リーク穴の中心に一致されるのが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基いて説明する。
【0014】図8は本発明が適用される直噴ディーゼル
エンジンのコモンレール式燃料噴射装置を示す。エンジ
ンの各気筒毎にインジェクタ1が設けられ、各インジェ
クタ1には、高圧管73を通じ、コモンレール72に貯
留されたコモンレール圧(数10〜数100MPa)の高圧燃料
が常時供給されている。コモンレール72への燃料圧送
は主に高圧ポンプ78によって行われる。即ち、燃料タ
ンク74の常圧程度の燃料が燃料フィルタ75を通じて
フィードポンプ76に吸引され、これにより燃料がフィ
ード管77を通じて高圧ポンプ78に送られる。ここで
燃料が高圧に加圧され、高圧管79を通じてコモンレー
ル72に送られる。インジェクタ1は前述の圧力バラン
ス式コモンレールインジェクタである。よってインジェ
クタ1内の圧力制御室からリークされた燃料がリーク管
81を通じて燃料タンク74に戻される。また高圧ポン
プ78は出口圧を制御するための圧力制御部を有してい
るため、高圧ポンプ78から排出された燃料が戻り管8
0を通じて燃料タンク74に戻されるようになってい
る。
【0015】燃料噴射制御を実行する電子制御ユニット
(以下ECUという)82が設けられ、これはエンジン
の運転状態(回転数、負荷等)に応じた所定の駆動電流
をインジェクタ1の電磁ソレノイド85に送り、インジ
ェクタ1を開閉制御する。またECU82はエンジン運
転状態に応じてコモンレール圧をフィードバック制御す
る。即ち、コモンレール2にコモンレール圧センサ83
が設けられ、この値に基づき高圧ポンプ78の出口圧を
制御する。
【0016】次に、ここで用いる圧力バランス式コモン
レールインジェクタの作動原理を説明する。図9に示す
ように、インジェクタ1においては、ノズルボディ51
内の穴52にニードル53が昇降自在に収容され、これ
ら穴52とニードル53との隙間を通じて噴孔55にコ
モンレール圧Pcの高圧燃料が導かれる。燃料入口は5
6で示される。ニードル53後端側に圧力制御室57が
設けられ、これは絞り58を境に噴孔55側の燃料通路
61と連通状態で仕切られる。圧力制御室57にはリー
ク穴59が設けられ、リーク穴59の出口が開閉弁60
により開閉される。開閉弁60は電磁ソレノイドと弁バ
ネとの協同作用により昇降駆動される。ニードル53は
バネ定数の比較的低いバネ(図示せず)でインジェクタ
閉弁方向(下向き)に常時付勢されている。
【0017】図9に示す噴孔閉鎖状態では、リーク穴5
9が閉じられ、ニードル53は下方のシート部62に着
座している。このときニードル53は下向きの燃圧力F
1 と下向きのバネ力F3 と上向きの燃圧力F2 とを受け
ている。下向きを正とするとニードル53が受ける力F
はF1 +F3 −F2 である。ここでコモンレール圧をP
c、ニードル断面積をA1 、シート部断面積をA2 とす
ると、 F1 =Pc×A12 =Pc×(A1 −A2 ) よってF=F1 +F3 −F2 =F3 +Pc×A2 とな
り、一旦噴孔55が閉まってしまえば仮にバネ力F3
なくても理論的には閉弁が維持される。ただしバネ力F
3 があることでニードル53の着座即ち閉弁は完全とな
る。
【0018】A2 は微小であり、Pc×A2 も小さい値
である。よってバネ力F3 がないとすれば、ニードル5
3は燃圧でバランスされたいわば浮いた状態に近い。こ
のバランス状態を崩すことによりニードル53が上昇し
燃料噴射が実行されるのである。
【0019】この燃料噴射実行中ないし噴孔開放状態を
示したのが図10である。このときリーク穴59が開か
れ、圧力制御室57の燃料がリークされる。絞り58が
あるため圧力制御室57への燃料供給がリークに追いつ
かず、圧力制御室57の圧力がコモンレール圧Pcより
低圧のPlとなる。これによって圧力バランスが崩れ、
ニードル53が上昇し燃料噴射が実行される。この実行
中は F1 =Pl×A12 =Pc×A1 F=F1 +F3 −F2 =(Pl−Pc)×A1 +F3 となり、F<0つまりニードル53は上昇される。
【0020】この状態からリーク穴59が閉じられると
圧力制御室57がコモンレール圧Pcに復帰する。する
とニードル53は燃圧によっては完全バランスされてい
るが、バネ力F3 を受けているためこれによって下降す
る。つまりバネ力F3 は主にニードル下降に必要とな
る。ただしその値自体は小さな値で済むのでバネ定数の
低いバネが使用できる。こうしてFが負の値から正の値
に転じた時点でニードル53の下降が開始し、ニードル
53がシート部62に着座すれば燃料噴射が停止する。
【0021】かかる原理に基づくインジェクタの具体的
態様を図7に示す。インジェクタ1は、そのノズルボデ
ィ3内の穴3aにニードル4を昇降自在に収容させる。
またインジェクタ1は、先の高圧管73に通ずる燃料入
口2からコモンレール圧の燃料を導入し、その高圧燃料
を穴3aとニードル4との隙間を通じて下方の噴孔16
に導く。穴3a内では前述の如くニードル4が高圧燃料
に浸漬され、いわば浮いた状態となっている。ニードル
4はバネ8によって下方即ちインジェクタ閉弁方向に常
時付勢される。バネ8はコイルスプリングからなり、ニ
ードル4に固定されたバネ受け5と、穴3aの段差部6
下面との間に圧縮状態で挟まれる。
【0022】ニードル4の頂面9が小容積の圧力制御室
10に臨まされ、圧力制御室10には燃料入口2から分
岐された入口通路7と絞り通路14とを通じて高圧燃料
が常時導かれる。頂面9付近ではニードル4と穴3aの
隙間がほとんどなく、その隙間を通じた圧力制御室10
への燃料供給は行われない。そこで別系統の入口通路7
及び絞り通路14を設け、ここから圧力制御室10に燃
料供給を行うようにしたものである。よってここでは絞
り通路14が前記絞り58をなす。
【0023】圧力制御室10の燃料が開閉弁11の昇降
によりリーク穴12から選択的にリークされる。開閉弁
11は弁バネ11aにより常時下方(閉弁方向)に付勢
され、通常はリーク穴12を閉じている。これにより圧
力制御室10がコモンレール圧となり、ニードル4がシ
ート部に着座して噴孔16を閉じ、噴射停止状態とな
る。電磁ソレノイド85が励磁されると開閉弁11が弁
バネ11aのバネ力に抗じて上方(開弁方向)に駆動さ
れ、リーク穴12を開く。これにより圧力制御室10の
燃料がリークし、圧力制御室10が低圧となり、ニード
ル4が上昇してシート部から離れ、噴孔16が開き、燃
料噴射が実行される。なおリーク燃料はリーク通路17
を通じて先のリーク管81に至る。
【0024】図1に開閉弁11、弁バネ11a及び電磁
ソレノイド85を含む電磁弁20周辺を詳細に示す。開
閉弁11は所謂フラットシートバルブで、円形平板状に
形成されると共に電磁弁20のアーマチュアを兼ねる。
図1には現れてないが、開閉弁11の上方に微小の隙間
があり、開閉弁11が微小ストローク( 0.1〜0.2mm程
度)だけ昇降できるようになっている。リーク穴12
は、穴3aに挿入固定された弁座部材21の中心に穿設
され、その上端の出口12aが絞られる。弁座部材21
は、リーク穴出口12aを区画する中心突起22と、外
周端縁部に位置する外周突起23とを有する。これら突
起22,23の上面が同一高さ位置で同一平面をなし、
フラットに形成される。これにより開閉弁11が突起2
2,23の上面に均一に着座する。こうすることによっ
て開閉弁11が中心突起22のみに押しつけられず、開
閉弁11の湾曲、凹み等が防止される。リーク穴12、
弁座部材21、ニードル4及び穴3aはそれぞれ同軸上
に位置される。
【0025】弁バネ11aはコイルスプリングからな
り、その中心Obがリーク穴12の中心Orと一致さ
れ、開閉弁11の中心部を上方から押圧する。リーク穴
出口12aには最大圧が高圧であるコモンレール圧が作
用されるため、これに抗じるため弁バネ11aのバネ定
数は極めて高く設定される。
【0026】弁バネ11aの外周側にこれを囲繞するコ
イル状の電磁ソレノイド85が設けられる。特に電磁ソ
レノイド85の中心Odは弁バネ中心Ob(リーク穴中
心Or)に対し図示右側にhだけオフセットされてい
る。これにより電磁ソレノイド85はリーク穴中心Or
に対し同軸でなく偏心されることになる。
【0027】図3乃至図5に開閉弁11の作動を示す。
なおこれに対応した噴射状態が図6に経時的に示され
る。図6において、上段はECU82が発生するコマン
ドパルスで、OFF が噴射停止、ONが噴射実行を意味す
る。中段はリーク穴出口12aの実質的な開放面積、下
段は燃料噴射率である。
【0028】図3のように開閉弁11が着座した状態
(図6の)から、ECU82でコマンドパルスが発生
し、電磁ソレノイド85に所定電圧(例えばDC100V)が
印加されたとする。すると電磁ソレノイド85が励磁さ
れ、電磁ソレノイド85から発生される電磁力(開閉弁
吸引力)が次第に上昇していく。この上昇過程におい
て、電磁ソレノイド85が右側にオフセットされている
ため、開閉弁11はまず図4のように右側が持ち上がり
(図6の)、次に図5のように左側が持ち上がるよう
になる(図6の)。
【0029】弁バネ11aのバネ力中心Fbはリーク穴
中心Orに一致し、これに対し電磁ソレノイド85の電
磁力中心Fdは右側に寄る。この力の作用点のズレによ
り、梃子の原理から、励磁初期では開閉弁11が左側の
外周突起23を支点に持ち上がり、リーク穴出口12a
が片開きするようになる。
【0030】この状態では、リーク穴出口12aが半開
状態なので、圧力制御室10からの燃料リーク速度もさ
ほど大きくない。よって圧力制御室10の減圧速度は遅
く、ニードル上昇速度も遅くなる。これによって初期噴
射率が抑制されNOx の低減が図られる。
【0031】もっとも、このすぐ後に電磁ソレノイド8
5の電磁力が十分高まる。これにより開閉弁11の左側
が持ち上がりリーク穴出口12aが全開状態となる。こ
うなるとリーク速度が増大され圧力制御室10の減圧速
度が速くなり、ニードル4は短時間のうちに一気に最大
上昇される。こうして大量の噴射が実行され二段噴射が
達成されるのである。
【0032】なお、リーク穴出口12aから流出した燃
料は弁座部材21のリークポート24を抜けてリーク通
路17に至る。開閉弁11の貫通穴25は弁昇降時に弁
上下間の燃料通過を許容するためのものである。リーク
ポート24及び貫通穴25は複数ずつ設けられる。EC
U82のコマンドパルスがOFF されると、電磁ソレノイ
ド85が消磁され、開閉弁11が閉弁されて図3の状態
に戻る。
【0033】次に、図2を用いて他の実施の形態を説明
する。ここでは弁バネ11aと電磁ソレノイド85との
オフセット関係が逆となっている。即ち、電磁ソレノイ
ド中心Odがリーク穴中心Orに一致される一方、弁バ
ネ中心Obが電磁ソレノイド中心Od(リーク穴中心O
r)に対し図示右側にオフセットされている。これによ
り弁バネ11aがリーク穴中心Orに対し偏心される。
【0034】こうなると、上向きの電磁力中心Fdがリ
ーク穴中心Orに一致する一方、下向きのバネ力中心F
bが右側にズレるため、開閉弁11はまず右側の外周突
起23を支点に左側が持ち上がり、次いで右側が持ち上
がるようになる。これによっても初期片開きが実現され
初期噴射率の抑制が図れる。
【0035】従来は、弁バネ11aと電磁ソレノイド8
5との中心がリーク穴中心に一致されていた。これだと
開閉弁11が最初から両開きし、噴射初期から大量の燃
料リーク、燃料噴射が行われる。本発明では開閉弁11
を意図的に片開きでき、二段噴射の達成及び初期噴射率
抑制に効果を発揮する。しかもこれを弁バネ11a、電
磁ソレノイド85の配置変更のみで行えるため、弁バネ
を二つ用いる従来方法に比べ部品点数、コストの上で有
利である。さらにバネ定数の差という概念がないので、
弁バネの経時変化による噴射特性への影響が少なく、長
期間安定して所望の性能を得られる。
【0036】ところで、本発明は上記以外の実施形態を
採ることもできる。例えば図1の実施形態について弁バ
ネ11aをリーク穴中心Orより左側にオフセットして
もよい。こうするとバネ力中心Fbが支点側によるた
め、より片開き傾向が強まる。この場合リーク穴中心O
rより右側にオフセットすると、電磁ソレノイド85の
オフセット分と相殺されて片開きが実現されない可能性
がある。よってオフセットはしないか、したとしてもそ
の量は最少にとどめるべきである。図2の実施形態につ
いても同様のことがいえ、電磁ソレノイド85をリーク
穴中心Orより左側にオフセットしてもよい。要は、弁
バネ11aと電磁ソレノイド85とを互いにオフセット
すれば、力の作用点がズレ、片開きが達成されるのであ
る。オフセット量hを増加すれば当然に片開き傾向が強
まり、初期噴射時間を延長できる。場合によってはリー
ク穴入口に開閉弁を設け、これを片開きする構成も可能
である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば以下の如き優れた効果が
発揮される。
【0038】(1) 初期噴射率抑制に際し、部品点数及び
コストの増加を防止できる。
【0039】(2) 弁バネの経時変化による噴射特性への
影響を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の要部拡大縦断面図である。
【図2】他の実施形態の要部拡大縦断面図である。
【図3】図1の実施形態の開閉弁の作動を示し、全閉状
態である。
【図4】図1の実施形態の開閉弁の作動を示し、片開き
状態である。
【図5】図1の実施形態の開閉弁の作動を示し、全開状
態である。
【図6】図1の実施形態の噴射特性を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】実施形態に係る圧力バランス式インジェクタの
全体を示す縦断面図である。
【図8】コモンレール式燃料噴射装置のシステム図であ
る。
【図9】実施形態に係る圧力バランス式インジェクタの
作動原理を示し、インジェクタ閉弁状態である。
【図10】同開弁状態である。
【符号の説明】
1 インジェクタ 10,57 圧力制御室 11,60 開閉弁 11a 弁バネ 12,59 リーク穴 85 電磁ソレノイド h オフセット量 Ob 弁バネの中心 Od 電磁ソレノイドの中心 Or リーク穴の中心
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月14日(1999.5.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力制御室のリーク穴を開閉する開閉弁
    と、該開閉弁を閉弁方向に付勢する弁バネと、該弁バネ
    のバネ力に抗じて上記開閉弁を開弁方向に駆動する電磁
    ソレノイドとを有したインジェクタにおいて、上記弁バ
    ネ及び上記電磁ソレノイドを互いにオフセットして配置
    したことを特徴とするインジェクタ。
  2. 【請求項2】 上記弁バネ又は上記電磁ソレノイドの一
    方の中心が上記リーク穴の中心に一致される請求項1記
    載のインジェクタ。
JP11124767A 1999-04-30 1999-04-30 インジェクタ Pending JP2000314353A (ja)

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