JP2000314377A - 可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ - Google Patents

可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ

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JP2000314377A
JP2000314377A JP11126695A JP12669599A JP2000314377A JP 2000314377 A JP2000314377 A JP 2000314377A JP 11126695 A JP11126695 A JP 11126695A JP 12669599 A JP12669599 A JP 12669599A JP 2000314377 A JP2000314377 A JP 2000314377A
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chamber
discharge
valve
swash plate
passage
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JP11126695A
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English (en)
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Yukio Kazahaya
幸生 風早
Masanori Amemori
雅典 雨森
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Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Automotive Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気に対するシール管理を容易にするととも
に騒音を抑制し、更には信頼性の向上を図ることができ
る可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサを提供す
る。 【解決手段】 吐出口1aに吐出室12の冷媒ガスを導
く吐出通路39の途中にチェック弁30を設け、クラン
ク室8との差圧が所定値以下になったときにチェック弁
30で吐出通路39を遮断する。この結果吐出口1aか
らコンデンサ84への冷媒ガスの流出が阻止され、冷媒
ガスが内部循環する。冷媒ガスを内部循環させるための
機構をシャフト5に装着する必要がなく、これにより上
記課題が達成される。また、チェック弁を用いたので、
回転数の上昇による開弁を有効に防ぐことができる。更
に、シート部が収容孔の側面ではなく端面なので、収容
孔のバリが弁にひっかかることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの駆動
力が常時伝達される可変容量型斜板式クラッチレスコン
プレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクラッチレスコンプレッサとして
可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサがある。こ
のクラッチレスコンプレッサでは、吸入圧に応じて斜板
の傾斜角度が変化してピストンのストロークが変わり、
吐出量が増減する。
【0003】したがって、例えば、車両用空気調和装置
のクラッチレスコンプレッサとして最小吐出容量がゼロ
にならない上述の如き可変容量型斜板式クラッチレスコ
ンプレッサを採用した場合、熱負荷が低下すると(クラ
ッチ付コンプレッサのクラッチオフ相当時)、冷媒によ
りエバポレータが冷却され、エバポレータの表面に着霜
が起こり、エバポレータが凍結して通風が困難になり、
冷却機能が損なわれることがある。
【0004】これを防止する技術として、熱負荷が低下
したとき、冷媒をコンプレッサ内部で循環させ、コンプ
レッサ外部への吐出量をゼロにする構成が公知である
(特開平7−253080号公報)。
【0005】この公知のクラッチレスコンプレッサで
は、熱負荷の低下にともない斜板の傾斜角が減少し、斜
板が伝達筒をリヤ側へ押し、伝達筒が遮断体をリヤ側へ
押す構成となっている。斜板が最も傾いたとき遮断体に
よって吸入通路が閉鎖され、エバポレータからの低圧の
冷媒ガスの流入が阻止される。一方、コントロールバル
ブによって吐出室とクランク室とが連通し、吐出室の高
圧の冷媒ガスがクランク室へ流れ、冷媒ガスはコンデン
サ側へほとんど流れない。このようにして斜板の傾斜角
度が最小のとき(最小ピストンストローク時)、大部分
の冷媒ガスがコンプレッサ内部を循環し、冷凍能力をゼ
ロにすることができる。また、冷媒ガスが内部循環する
ため、摺動部が十分に潤滑、冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、吸入通路を
閉鎖するための伝達筒や遮断体を回転軸に装着する構造
が採用されているので、シリンダヘッド内において吐出
室(高圧室)を吸入室(低圧室)の外側に配置しなけれ
ばならず、外気とのシール管理が厳しくなる。例えばよ
り高い加工精度やボルト(シリンダブロックとヘッドと
を結合するためのボルト)の適正な締込み量などが要求
されることになる。
【0007】また、伝達筒、軸受及び遮断体を介してば
ねで回転軸にプリロードを掛ける構造が採用されている
ので、その構造上回転軸に十分なプリロードを掛けられ
ない。その結果、回転軸並びに回転支持体が軸方向に安
定せず、振動による騒音が大きくなる。特に高負荷時で
容量の大きいとき、遮断体を付勢するばねが伸びてしま
い、騒音がより大きくなる。
【0008】さらに、遮断体としては回転軸の回転につ
れてつれ回りするため、遮断体を付勢するばねが遮断体
とともに回転してねじ切れ、吸入通路の開閉が不可能と
なるおそれがあった。
【0009】この発明の目的は、従来技術における上述
の問題点を解決することができるようにした可変容量型
斜板式クラッチレスコンプレッサを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によれば、回転軸に摺動かつ傾斜可能に装
着され、前記回転軸と一体に回転する斜板と、この斜板
を収容するクランク室と、圧縮室に送る冷媒ガスを収容
する吸入室と、前記クランク室と前記吸入室とを連通さ
せる第1の通路と、前記圧縮室から吐出された冷媒ガス
を収容する吐出室と、この吐出室からの冷媒ガスをコン
デンサ側へ送り出す吐出口と、この吐出口に前記吐出室
の冷媒ガスを導く吐出通路と、前記吐出室と前記クラン
ク室とを連通させる第2の通路と、この第2の通路の途
中に設けられ、熱負荷が大きくなったときに前記第2の
通路を遮断する圧力制御弁とを備えた可変容量型斜板式
クラッチレスコンプレッサにおいて、前記吐出通路の途
中に前記クランク室と前記吐出室との差圧が所定値以下
になったときに前記吐出通路を閉じるチェック弁を設
け、該チェック弁のシート部の径を該チェック弁の胴部
の径よりも小さくした可変容量型斜板式クラッチレスコ
ンプレッサが提案される。
【0011】この発明によれば、前記クランク室と前記
吐出室との差圧が所定値以下になったときに前記吐出通
路を閉じるようにするため、前記チェック弁の弁体の一
方の面に前記クランク室の圧力と付勢部材の付勢力とが
作用し、前記弁体の他方の面に前記吐出室の圧力が作用
するようにすることもできる。
【0012】圧縮機から吐出された冷媒ガスを収容する
吐出室から冷媒ガスをコンデンサ側へ送り出す吐出口に
導くための吐出通路中に、この吐出通路を開閉するため
のチェック弁を設けることにより、クランク室と吐出室
との差圧が所定値以下になったときにチェック弁が閉じ
て吐出通路を閉じ、一方、差圧が大きくなるとチェック
弁が開いて吐出通路を開き、これにより熱負荷が低下し
たとき、冷媒をコンプレッサ内部で循環させ、コンプレ
ッサ外部への吐出量をゼロにすることができる。
【0013】一旦チェック弁が閉弁すると、システム側
の高圧圧力が低下するので、チェック弁に対して開弁方
向に作用する力が小さくなり、安定した閉弁状態が得ら
れる。
【0014】また、チェック弁の弁体のシート部の径を
該弁体の胴部の径よりも小さくしたので、チェック弁は
一旦閉じると弁体の受圧面積が小さくなり、開きにくく
なる。この結果、チェック弁を回転数の上昇による吐出
圧力の増加に対しては応答しにくくし、熱負荷が小さい
にも拘らず高回転時において吐出通路が開いてしまうの
を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0016】図1はこの発明の一実施形態に係る可変容
量型斜板式クラッチレスコンプレッサを示す縦断面図、
図2は図1のII−II線に沿う矢視図である。
【0017】この可変容量型斜板式クラッチレスコンプ
レッサのシリンダブロック1の一端面にはバルブプレー
ト2を介してリヤヘッド3が、他端面にはフロントヘッ
ド4がそれぞれ固定されている。シリンダブロック1に
は、シャフト(回転軸)5を中心にして周方向に所定間
隔おきに複数のシリンダボア6が配設されている。図1
では、シリンダボア6が1つだけ見えている。これらの
シリンダボア6内にはそれぞれピストン7が摺動可能に
収容されている。シリンダブロック1にはコンデンサ8
4の入口へ通じる吐出口1aが設けられている。
【0018】前記フロントヘッド4内にはクランク室8
が形成され、このクランク室8内には斜板10が収容さ
れている。斜板10の摺動面10aには、コネクティン
グロッド11の球体状の一端部11aを相対転動可能に
支持するシュー50が、リテーナ53で保持されてい
る。斜板10のボス部10bには軸受55が装着され、
リテーナ53は軸受55を介して斜板10のボス部10
bに装着され、リテーナ53は斜板10に対して相対回
転可能である。軸受55は、ボス部10bに固定された
ストッパ54によって抜け止めされている。コネクティ
ングロッド11の他端部11bはピストン7に固定され
ている。
【0019】シュー50は、コネクティングロッド11
の一端部11aの先端面を相対転動可能に支持するシュ
ー本体51と、コネクティングロッド11の一端部11
aの後端面を相対転動可能に支持するワッシャ52とで
構成されている。
【0020】前記リヤヘッド3には、吐出室12と吸入
室13とが形成されている。吸入室13は吐出室12を
包囲するように配置されている(図2参照)。リヤヘッ
ド3には蒸発器(図示せず)の出口へ通じる吸入口3a
が設けられている。リヤヘッド3及びバルブプレート2
には吐出口1aと吐出室12との間を連通する吐出通路
39が設けられている。
【0021】図3は吐出通路39が開いた状態を示す拡
大縦断面図、図4は吐出通路39が閉じた状態を示す拡
大縦断面図である。
【0022】吐出通路39の途中には、吐出通路39を
開閉して吐出室12内の冷媒ガスを吐出口1aからコン
デンサ84へ供給するのを制御するための吐出制御弁と
して働くチェック弁30が設けられている。
【0023】チェック弁30は、弁体31と、ばね32
と、ストッパ56とを備えている。弁体31は中空体と
して形成され、太径の胴部31Aと、これより細径の先
端部31Bとを備えている。
【0024】胴部31Aは吐出通路39の途中に設けら
れた弁収容室39A内に摺動自在に収容されている。ス
トッパ56はキャップ付でリヤヘッド3に固定され、ば
ね32は弁体31内に収容されて弁体31とストッパ5
6との間に弾発力を与え、弁体31の先端部31Bの先
端シート面31Baを吐出通路39の吐出室12側の第
1通路部分39Bに形成した弁座39Baに着座させる
ことができるようになっている。そして、弁体31の先
端シート面31Baが弁座39Baに着座している場合
においても、吐出通路39の吐出口1a側の第2通路部
分39Cの弁収容室39A側の開口39Caは、弁体3
1の胴部31Aによって塞がれることがないようになっ
ている。
【0025】弁体31の内部空間33は、キャップ59
及びリヤヘッド3に設けられた通路83を介しクランク
室8に連通している。
【0026】この結果、弁体31の一方(内部空間33
側)には、ばね32の付勢力とクランク室8の圧力とが
閉弁方向(弁開度が小さくなる方向)へ作用する。一
方、弁体31の他方(弁体31の外側)には、吐出室1
2の圧力が開弁方向(弁開度が大きくなる方向)へ作用
する。
【0027】上記説明から判るように、チェック弁30
は、閉弁状態にあっては、吐出室12の圧力は第1通路
部分39Bから覗ける先端シート面31Baにのみ印加
されるが、チェック弁30が一旦開弁すると、吐出室1
2の圧力は先端シート面31Baと胴部31Aの下端面
31Aaにも印加される。すなわち、チェック弁30
は、開弁時と閉弁時とで弁体31の吐出室12の圧力を
受ける受圧面積が異なる。このため、チェック弁30
は、開弁しにくいが、一旦開弁してしまうとその受圧面
積が大きくなるため、その開弁状態を安定に保持するこ
とができる。
【0028】また、弁体31は、第2通路部分39Cの
開口39Caと接触せずに、弁収納室39A内で運動す
ることができるので、第2通路部分39Cの形成時に開
口39Caの開口縁にバリが出来ても、これにより弁体
31の円滑な運動を阻害されることがない。したがって
バリ取り加工の必要がなく、コストの低減に寄与するこ
とができる。
【0029】図3は吐出通路39が開いた状態を示す拡
大縦断面図である。
【0030】吐出室12とクランク室8とは図示しない
通路(第2の通路)を介して連通しており、その通路の
途中にはコントロールバルブ(圧力制御弁)81が設け
られている(図2参照)。コントロールバルブ81は図
示しないコントロールユニットからの信号により制御さ
れ、熱負荷が大きいときだけ閉じる。
【0031】吸入室13とクランク室8とは通路(第1
の通路)58を介して連通している。通路58は、バル
ブプレート2に形成されたオリフィス58aと、シリン
ダブロック1に形成された通路58bとで構成されてい
る。
【0032】前記バルブプレート2には、圧縮室82と
吐出室12とを連通させる吐出ポート16と、シリンダ
ボア6と吸入室13とを連通させる吸入ポート15と
が、それぞれ周方向に所定間隔おきに設けられている。
吐出ポート16は吐出弁17により開閉され、吐出弁1
7はバルブプレート2のリヤヘッド側端面に弁押さえ1
8とともにボルト19、ナット20により固定されてい
る。また、吸入ポート15は吸入弁21により開閉され
る。吸入弁21はバルブプレート2とシリンダブロック
1との間に配設されている。
【0033】ラジアル軸受24及びスラスト軸受25は
シャフト5のリヤ側を支持し、シャフト5のフロント側
はラジアル軸受26によって回転可能に支持されてい
る。シリンダブロック1の中央部にはめねじ1bが設け
られ、このめねじ1bにはアジャストナット93が螺合
されている。このアジャストナット93を締め込むこと
により、スラスト軸受25を介してシャフト5にプリロ
ードを掛ける。また、シャフト5のフロント側端部には
プーリ90がボルト92で固定され、プーリ90にはベ
ルト91が掛けられている。
【0034】シャフト5にはシャフト5の回転を斜板1
0に伝達するためのスラストフランジ40が固定され、
このスラストフランジ40はスラスト軸受33を介して
フロントヘッド4の内壁面に支持されている。スラスト
フランジ40と斜板10とはヒンジ機構41を介して連
結され、斜板10はシャフト5と直角な面に対して傾斜
可能である。
【0035】斜板10はシャフト5に摺動かつ傾斜可能
に装着されている。
【0036】ヒンジ機構41は、斜板10のフロント面
10cに設けられたブラケット10eと、ブラケット1
0eに設けられた直線的なガイド溝10fと、スラスト
フランジ40の斜板側端面40aに螺着されたロッド4
3とで構成されている。ガイド溝10fの長手軸は斜板
10のフロント面10cに対して所定角度傾いている。
ロッド43の球状部43aはガイド溝10fに相対摺動
可能に嵌合されている。
【0037】次に、この可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサの作動を説明する。
【0038】図示しない車載エンジンの回転動力はベル
ト91を介してプーリ90、シャフト5に常時伝達さ
れ、シャフト5の回転力はスラストフランジ40、ヒン
ジ機構41を経て斜板10に伝達され、斜板10が回転
する。
【0039】斜板10の回転によりシュー50が斜板1
0の摺動面10a上を相対回転するので、斜板10から
の回転力はピストン7の直線往復運動に変換される。ピ
ストン7はシリンダボア6内を往復運動し、その結果シ
リンダボア6内の圧縮室82の容積が変化し、この容積
変化によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順次行な
われ、斜板10の傾斜角度に応じた容量の冷媒ガスが吐
出される。吸入時、吸入弁21が開き、吸入室13から
シリンダボア6内の圧縮室82へ低圧の冷媒が吸入さ
れ、吐出時、吐出弁17が開き、圧縮室82から吐出室
12へ高圧の冷媒ガスが吐出される。
【0040】熱負荷が小さくなると(クラッチ付コンプ
レッサのクラッチオフ相当時)、コントロールバルブ8
1が開き、吐出室12からクランク室8へ高圧の冷媒ガ
スが流出し、クランク室8の圧力が高くなる。圧縮行程
中のピストン7のフロント面にかかる力が大きくなり、
ピストン7のフロント面にかかる力の総和がピストン7
のリヤ面にかかる力の総和を上回る結果、斜板10の傾
斜角度が小さくなり、ピストン7のストロークが小さく
なる。
【0041】このため、クラッチレスコンプレッサの容
量が小さくなって冷媒ガスの吐出量が減少する。そし
て、クランク室8と吐出室12との差圧が所定値P1以
下になると、チェック弁30の弁体31に作用する吸入
室13の圧力とばね32の付勢力との合力が、弁体31
に作用する吐出室12の圧力に打ち勝つと、弁体31が
閉弁方向へ移動して吐出通路39が閉じる(図3参
照)。その結果、吐出口1aからコンデンサ84への冷
媒ガスの流出は阻止される。
【0042】斜板10の傾斜角度が最小の状態のとき
は、冷媒ガスが吸入室13、圧縮室82、吐出室12、
コントロールバルブ81、クランク室8、通路58を順
次経て再び吸入室13に戻る。
【0043】これに対し、熱負荷が大きくなると、図示
しないコントロールユニットからの制御信号にコントロ
ールバルブ81が閉じられ、吐出室12からクランク室
8への高圧の冷媒ガスの流出が阻止される一方、クラン
ク室8内の冷媒ガスは通路58を介して吸入室13内に
逃がされるので、クランク室8の圧力は低くなる。そし
て、圧縮行程中のピストン7のフロント面にかかる力は
小さくなり、ピストン7のフロント面にかかる力の総和
はピストン7のリヤ面にかかる力の総和を下回る結果、
斜板10の傾斜角度が大きくなり、ピストン7のストロ
ークが増大する。
【0044】クランク室8の圧力が低くなって、クラン
ク室8と吐出室12との差圧が所定値P2(>P1)を
上回ると、弁体31に作用する吐出室12の圧力が弁体
31に作用するクランク室8の圧力とばね32の付勢力
との合力に打ち勝ち、弁体31が開弁方向へ移動して吐
出通路39は開く。その結果、吐出室12の冷媒ガスは
吐出口1aからコンデンサ84の入口へ送り出される。
なお、上記説明から判るように、チェック弁30の弁体
31の内部空間33を通路83を介してクランク室8に
連通させる構成に代えて、チェック弁30の弁体31の
内部空間33を通路83を介してコントロールバルブ8
1のクランク室8側に連通させる構成であってもよい。
この場合も、弁体31の動作は上記と同様となる。
【0045】既に説明したように、チェック弁30は、
その閉弁状態にあっては、吐出室12の圧力が作用する
弁体31の受圧面積は先端シート面31Baのみであり
小さいので、開弁しにくいが、一旦先端シート面31B
aが弁座39Aaから離れてしまえば弁体31の胴部3
1Aの底面部にも吐出室12の圧力が作用するので、弁
体31は一気に弁座39Aaから離れてチェック弁30
が速やかに開弁状態となる。
【0046】この特性を利用して、コンプレッサの駆動
回転数が上昇しただけの理由による吐出室12の圧力上
昇によっては開弁することがないよう、チェック弁30
のばね32のセット力を調節することにより、熱負荷の
変化に応答して吐出通路39の開閉を正確に行うように
することができる。
【0047】また、チェック弁30は、上述の如く開弁
のために必要な弁体31のストロークが短くてよいの
で、ばね32の応力の設定が簡単となり、確実な開弁、
閉弁動作を行わせることができる。
【0048】チェック弁30を用いることの利点を要約
して述べると次の通りである。 (1)吐出室12の圧力とクランク室8の圧力との圧力
差が所定の値以下になると、ばね32の力が弁体31に
かかる圧力に打ち勝ってチェック弁30が閉じられ、吐
出通路39を遮断しコンプレッサからシステムへのガス
の流出がなくなる。一旦チェック弁30が閉弁するとシ
ステム側の高圧圧力が低下するため、弁体31に開弁方
向に作用する力が小さくなり、チェック弁30の安定し
た閉弁状態が得られる。 (2)シート部が収容孔の側面ではなく端面なので、収
容孔のバリが弁にひっかかることがない。 (3)端面シートなので、弁のストロークを小さくで
き、ばねの応力を押えることができる。
【0049】図1に示した可変容量型斜板式クラッチレ
スコンプレッサによれば、チェック弁30を用いたこと
による上述の利点に加え、シャフト5に吸入通路を開閉
する機構(従来例の伝達筒や遮断体等)を装着する必要
がないので、リヤヘッド3内において吸入室13を吐出
室12の外側に配置することができ、外気とのシール管
理が容易になる。更に、シャフト5にプリロードを掛け
るためのばねがシャフト5の回転につれ回りしてねじ切
れ、吸入通路の開閉ができなくなることもないので、圧
縮機の信頼性が向上するという利点も得ることができ
る。
【0050】また、アジャストナット93を締め込んで
十分なプリロードをシャフト5に掛けることができるの
で、シャフト5並びにスラストフランジ40が軸方向に
安定し、振動による騒音を抑制することができる。
【0051】更に、シリンダブロック1等の構造が複雑
ではないのでクラッチ付可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサとの部品の共通化が可能である。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、圧縮機から吐出され
た冷媒ガスを収容する吐出室から冷媒ガスをコンデンサ
側へ送り出す吐出口に導くための吐出通路中に、この吐
出通路を開閉するためのチェック弁を設けたので、吸入
室と吐出室との差圧が所定値以下になったときにチェッ
ク弁が閉じて吐出通路を閉じ、一方、差圧が大きくなる
とチェック弁が開いて吐出通路を開き、これにより熱負
荷が低下したとき、冷媒をコンプレッサ内部で循環さ
せ、コンプレッサ外部への吐出量をゼロにすることがで
きる。
【0053】このように、吐出制御弁としてチェック弁
を採用することによって吸入通路を開閉する機構を回転
軸に装着する必要がなくなり、ハウジング内において吸
入室を吐出室の外側に配置することができるので、外気
とのシール管理が容易になる。また、回転軸にプリロー
ドを掛けるためのばねが回転軸の回転につれ回りしてね
じ切れ、吸入通路の開閉ができなくなることもないの
で、圧縮機の信頼性が向上する。 更に、十分なプリロ
ードを回転軸に掛けることができるので、回転軸が軸方
向に安定し、振動による騒音を抑制することができる。
【0054】また、チェック弁の弁体のシート部の径を
該弁体の胴部の径よりも小さくしたので、チェック弁は
一旦閉じると弁体の受圧面積が小さくなり、開きにくく
なる。この結果、チェック弁を回転数の上昇による吐出
圧力の増加に対しては応答しにくくし、熱負荷が小さい
にも拘らず高回転時において吐出通路が開いてしまうの
を防止することができる。
【0055】また、チェック弁はシート部が弁体を収容
する室の側面ではなく端面なので収容孔のバリが弁体に
ひっかかることがない。したがってバリ取り加工の必要
がなく、コストの低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る可変容量型
斜板式クラッチレスコンプレッサを示す縦断面図であ
る。
【図2】図2は図1のII−IIに沿う線矢視図である。
【図3】図3は吐出通路が開いた状態を示す拡大縦断面
図である。
【図4】図4は吐出通路が閉じた状態を示す拡大縦断面
図である。
【符号の説明】
1a 吐出口 5 シャフト 8 クランク室 10 斜板 12 吐出室 13 吸入室 39 吐出通路 58 通路 81 コントロールバルブ 82 圧縮室 84 コンデンサ 30 チェック弁 31 弁体 31A 胴部 31B 先端部 32 ばね 33 内部空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に摺動かつ傾斜可能に装着され、
    前記回転軸と一体に回転する斜板と、この斜板を収容す
    るクランク室と、圧縮室に送る冷媒ガスを収容する吸入
    室と、前記クランク室と前記吸入室とを連通させる第1
    の通路と、前記圧縮室から吐出された冷媒ガスを収容す
    る吐出室と、この吐出室からの冷媒ガスをコンデンサ側
    へ送り出す吐出口と、この吐出口に前記吐出室の冷媒ガ
    スを導く吐出通路と、前記吐出室と前記クランク室とを
    連通させる第2の通路と、この第2の通路の途中に設け
    られ、熱負荷が大きくなったときに前記第2の通路を遮
    断する圧力制御弁とを備えた可変容量型斜板式クラッチ
    レスコンプレッサにおいて、 前記吐出通路の途中に前記クランク室と前記吐出室との
    差圧が所定値以下になったときに前記吐出通路を閉じる
    チェック弁を設け、該チェック弁のシート部の径を該チ
    ェック弁の胴部の径よりも小さくしたことを特徴とする
    可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ。
  2. 【請求項2】 前記チェック弁の弁体の一方の面に前記
    クランク室の圧力と付勢部材の付勢力とが作用し、前記
    弁体の他方の面に前記吐出室の圧力が作用するようにし
    た請求項1記載の可変容量型斜板式クラッチレスコンプ
    レッサ。
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