JP2000314534A - 浴室暖房機 - Google Patents

浴室暖房機

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憲一 中島
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Hiroyoshi Kasahara
啓良 笠原
Susumu Sato
佐藤  進
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば浴室にのみ浴室暖房機を設けた場合で
あっても、脱衣室の換気が行え、かつ、1本の排気ダク
トで排気できるようにする。 【解決手段】 浴室の天井に該浴室を暖房する浴室暖房
乾燥機本体を設ける。この本体ケース内には浴室及び脱
衣室の空気を換気するための換気部を設けておく。そし
て、脱衣室の空気は吸気ダクトにより本体ケース内に吸
気し、排気ダクトにより浴室と脱衣室との空気を一緒に
排気する。この際、吸気ダクトと排気ダクトとはダクト
統合管12により統合されて本体ケースに接続するよう
にし、このダクト統合管12を排気ダクトが接続される
排気ダクト接続部42と吸気ダクトが接続される吸気ダ
クト接続部44により形成して、相互の空気の流路を確
保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室又は脱衣室の
天井に設けられた1つの浴室暖房機で浴室と脱衣室との
換気を同時に行うようにした浴室暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅事情の変化により浴室や脱衣
室の換気を十分に行うことができない場合があり、浴室
等の壁や天井にカビが発生し易いことが問題となってい
る。
【0003】また、住宅事情の変化により、洗濯物を乾
かすための物干場を確保することが困難な場合も少なく
なく、浴室等を物干場として使用することが提案されて
いる。
【0004】かかる要求に対して、例えば特開平9−6
6199号公報におけるような浴室暖房機が提案されて
いる。
【0005】上記公報にかかる浴室暖房機10は、図9
に示すように、浴室の天井に取付けられて、内部に設け
られた図示しない熱交換器で温水と浴室の空気とを熱交
換して当該空気を加熱する浴室暖房機本体111、該浴
室暖房機本体111に温水を供給する熱源機112、換
気する空気を屋外に吐出す排気ダクト113等を有して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では脱衣室の換気を行うには、脱衣室にも専用の換気
装置を設けるか浴室暖房機を設ける必要があり、コスト
アップの要因になると共に、複数の排気ダクトが天井裏
に配設されることになるため作業性及びメンテナンス性
が悪いと言った問題があった。
【0007】即ち、浴室と脱衣室とに浴室暖房機を設け
る場合や浴室に浴室暖房機を設けて脱衣室に換気装置を
設けるような場合には、脱衣室に設ける浴室暖房機や換
気装置のコストが別途必要になる。
【0008】また浴室の換気を行うための排気ダクトと
脱衣室の換気を行うための排気ダクトとの2本の排気ダ
クトが天井裏に配設され、かつ、それらが屋外まで配管
されるようになるため、排気ダクトの部材コストがかさ
むと共に、配管作業が2倍になり、かつ、メンテナンス
においても何れの排気ダクトをメンテナンスするか注意
しなければならなくなる面倒が生じる。
【0009】そこで、本発明は浴室にのみ浴室暖房機を
設けた場合であっても、脱衣室の換気が行え、かつ、1
本の排気ダクトで排気できるようにした浴室暖房機を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、浴室及び脱衣室の天井も
しくは天井付近に設けられて、少なくともいずれか一方
の室の暖房を可能に構成すると共に、これら両室の換気
を単一の電動機で可能に構成する浴室暖房機において、
一方の開口が屋外へつながる排気ダクトの他方を少なく
とも2つの第1の開口と第2の開口とに分割し、浴室又
は脱衣室のいずれか一方に設けた開口から排気空気を電
動機で駆動されるファンを介して第1の開口へ導く風路
と、浴室又は脱衣室の他方に設けた開口から排気空気を
排気ダクトの一部及び第2の開口を介してファンへ導く
風路とを備え、例えば浴室にのみ浴室暖房機を設けた場
合であっても、脱衣室の換気が行え、かつ、1本の排気
ダクトで排気できるようにしたことを特徴とする浴室暖
房機。
【0011】請求項2にかかる発明は、排気ダクトの他
方側は内部が少なくとも2分割されてそれぞれ第1の開
口と第2の開口とにつながると共に、第2の開口につな
がる風路は第1の開口につながる風路と独立して構成さ
れ浴室又は脱衣室の他方に設けられた開口につながる風
路につながっており、例えば浴室にのみ浴室暖房機を設
けた場合であっても、脱衣室の換気が行え、かつ、1本
の排気ダクトで排気できるようにしたことを特徴とする
浴室暖房機。
【0012】請求項3にかかる発明は、ファンの吸い込
み側を浴室又は脱衣室のいずれか一方の開口につながる
区間と第2の開口につながる区間とに分割する区画壁を
設け単一の排気ダクトを吸排気に用いて、1本の排気ダ
クトで排気できるようにしたことを特徴とする浴室暖房
機。
【0013】請求項4にかかる発明は、第2の開口につ
ながる区間の前記ファンに面した断面積は浴室又は脱衣
室のいずれか一方の開口につながる区間の前記ファンに
面する断面積より小さくしてファンに吸い込まれる空気
のバランスをとり浴室、脱衣室の両方からバランスよく
排気ができるようになるものである。
【0014】請求項5にかかる発明は、ファンが遠心送
風型のファンであり、当該遠心送風型のファンから吐出
される空気が排気ダクトの第1の開口に流入するように
設けられると共に、当該排気ダクトの第2の開口を介し
て空気が当該遠心型のファンに吸気されるように設定さ
れてなるので、例えば浴室にのみ浴室暖房機を設けた場
合であっても、脱衣室の換気が行え、かつ、1本の排気
ダクトで排気できるようにしたことを特徴とする浴室暖
房機。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明にかかる浴室暖房機10を据
付けたときの様子を示す図である。
【0016】浴室暖房機10は浴室暖房機本体11を有
し、本体11が浴室の天井に据付けられ、ダクト統合管
12となる部分を含む1本の排気ダクト13がその一方
の開口を屋外につなげて配設されると共に、本体11と
脱衣室とが1本の吸気ダクト(風路)14により連結さ
れている。15は熱源機であり暖房用の温水を供給する
ものである。
【0017】図2は、かかる本体11の外観斜視図であ
り、図3及び図4はその内部構成を示す斜視図である。
なお、図3は図2の状態から後述するグリル20を取除
いた斜視図で、図4はさらに内部カバー21を取除いた
ときの斜視図である。
【0018】図2において20はグリルであり本体11
の本体ケース34の浴室側に向いた開口を閉じるように
設けられている。このグリル20は4方の周辺部に第1
〜第4吹出口26〜29が構成されていると共に、これ
ら吹出口の開閉と吐出空気の方向を変えるように第1〜
第4ルーバ22〜25が設けられている。
【0019】また、グリル20の中央部には、脱着自在
に吸気パネル30が設けられ、この吸気パネル30の裏
面にはエアーフィルタが脱着自在に設けられている。
【0020】本体11は浴室の空気を吸気パネル30を
介して吸気して、これを加熱した後、吹出口26〜29
から浴室に送風する加熱部31が内部に構成されてい
る。
【0021】また、本体11には吸気パネル30を介し
て浴室の空気を換気する換気部32及び制御部33等が
内部に収納されている。
【0022】図3はグリル20を外した状態を示す斜視
図であり、内部カバー21によって循環用送風機37の
ファンケーシングが構成され、吸気パネル30から吸い
込んだ空気を吹出口26〜29から吐出させる風路が形
成される。この風路中には後記する熱交換器37が配置
されている。
【0023】また、38は内部カバー21に構成された
浴室換気吸気口(開口)であり、この浴室換気吸気口3
8の半分近くを覆うように構成された区画壁39が設け
られている。
【0024】この区画壁39によって、吸気パネル30
から浴室換気吸気口38から吸い込まれる空気の量を制
限し、区画壁39経由の脱衣室の空気を確実に浴室換気
吸気口38に導けるように構成している(詳細は後記す
る)。
【0025】図4は図3に示す状態から内部カバー21
を外した状態を示す斜視図である。本体ケース34内
は、仕切板35により加熱部31等が収納される加熱室
と換気部32や制御部33等が収納される制御室とに区
画されて、少なくとも制御室には浴室等の湿度の高い空
気が侵入しないようになっている。
【0026】加熱部31は、3辺からなる概略「コ」字
状に形成された熱交換器36、循環用送風機37及び本
体ケースと内部カバー21とによるファンケーシングで
構成され、熱源機15から熱交換器36へ循環してきた
温水で空気を加熱することにより温風を浴室に供給する
ものである。
【0027】換気部32は、内部カバー21に設けられ
て浴室の換気用空気が吸入される浴室換気吸気口38、
浴室及び脱衣室の空気を吸気して排気ダクト13のに吐
出する換気用送風機47、排気ダクト13及び吸気ダク
ト14が接続されるダクト統合管12、本体ケース34
と内部カバー21とによるファンケーシング等により構
成されている。
【0028】また、この本体ケース34にはダクト結合
管12の第2の開口から空気を区画壁39内へ導く風路
39Aが構成されている。
【0029】図5、図6はダクト統合管12の説明図で
あり、本体ケース34に装着されるダクト接続部41、
該ダクト接続部41に固着された半円筒状の排気ダクト
接続部42、一端が閉塞板43により閉塞された半円T
字状の吸気ダクト接続部44等を有している。
【0030】そして、吸気ダクト接続部44の平面部4
5を排気ダクト接続部42の平面部46に合わせて、当
該吸気ダクト接続部44をダクト接続部41に挿入する
ことによりダクト統合管12が形成されている。
【0031】なお、吸気ダクト接続部44及び排気ダク
ト接続部42は共に断面が半円状に形成されているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、吸気ダクト接
続部44及び排気ダクト接続部42の断面を四角形に形
成してもよいことは付言するまでもない。
【0032】但し、上述したように吸気ダクト接続部4
4と排気ダクト接続部42とは相互に合わされ、その後
テーピング等の手段により一体化されるためには共に平
面部を有することが好ましい。
【0033】また、吸気ダクト接続部44は、T字状を
なす場合について説明したが本発明はこれに限定される
ものではなく、L字状であってもよい。しかし、このよ
うに、T字状にすることにより両端部をテーピング等に
より固定することが可能になるので、吸気ダクト接続部
44と排気ダクト接続部42との結合を強固にすること
ができる利点がある。
【0034】また、本実施例では吸気ダクト接続部44
と排気ダクト接続部42とを併せることによってダクト
結合管12を構成したが、この構成に限るものではな
く、例えば合成樹脂で一体に成形しても良く、図5の実
線矢印で示す風路及び点線矢印で示す風路が構成されれ
ばよい。
【0035】ダクト結合管(排気ダクト)12の一方
(本体ケース34側)の開口で実線矢印で示される風路
を形成する開口が第1の開口に相当し、ダクト結合管
(排気ダクト)12の一方(本体ケース34側)の開口
で点線矢印で示される風路を形成する開口が第2の開口
に相当する。
【0036】この第2の開口は風路39A、区画壁39
を介して浴室換気吸気口38へつながるものである。
【0037】図7はダクト統合管12を本体ケース34
に取付ける際の手順を示す図である。
【0038】この図において、本体ケース34にダクト
統合管12を取付ける手順は、先ず取付けられた浴室暖
房機10の本体ケース34内部から外に手を出し、ダク
ト統合管12を把持して本体ケース34の内側に引込
む。その後、爪板40を差込んでダクト統合管12を本
体ケース34に固定することにより行われる。
【0039】なお、換気用送風機は、循環用送風機37
と同じ複数のエンペラが周囲に設けられた遠心型ファン
47であるため、空気は軸方向から吸気され周方向に吐
出される。
【0040】このため、吸気ダクト接続部44の開口が
遠心型ファン47の周面に位置していると、浴室の空気
がこの吸気ダクト接続部44を介して脱衣室に吹出され
る不都合が生じる。
【0041】そこで、前記したような風路39Aが本体
ケーシング34に形成されている。
【0042】これにより遠心型ファン(排気用送風機)
47には、浴室の空気及び脱衣室の空気が図8に示す点
線のように流動し、また当該遠心型ファン47から吐出
される空気は排気ダクト接続部42を介して流動するよ
うになる。
【0043】このように、脱衣室の空気を吸気ダクト1
4で浴室暖房機の本体11に吸気し、浴室の空気と共に
排気ダクト13を介して排気するようにしたので、浴室
にのみ浴室暖房機10を設けた場合であっても、脱衣室
の換気が行え、かつ、1本の排気ダクト13で排気でき
るようになって、脱衣室に専用の換気装置や浴室暖房機
10を設ける必要がなくなり、コストアップを抑制する
ことができると共に、複数の排気ダクト13が天井裏に
配設されることがなくなるため作業性及びメンテナンス
性の低下を防止することが可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、排
気ダクトの一部を成すダクト統合管により排気ダクトと
風路を成す吸気ダクトとをつなげて本体ケースに接続す
るようにしたので、例えば浴室にのみ浴室暖房機を設け
た場合であっても、脱衣室の換気が行え、かつ、1本の
排気ダクトで排気できるようになる。
【0045】また、区画壁をもちいて排気用のファンに
吸い込まれる空気の量を浴室と脱衣室とで適に配分する
ことができ両室の排気を確実に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される浴室暖
房機の据付図である。
【図2】浴室暖房機の本体の斜視図である。
【図3】浴室暖房機の分解斜視図である。
【図4】浴室暖房機の分解斜視図である。
【図5】ダクト統合管の分解斜視図である。
【図6】ダクト統合管に接続される排気ダクト、吸気ダ
クト及び本体ケースの位置関係を示す説明図である。
【図7】ダクト統合管を本体ケースに取付ける際の手順
を示す図である。
【図8】換気用送風機の遠心型ファンとダクト統合管と
の位置関係を示す図である。
【図9】従来の技術の説明に適用される浴室暖房機を浴
室に取付けたときの模式図である。
【符号の説明】
10 浴室暖房機 11 浴室暖房機本体 12 ダクト統合管 13 排気ダクト 14 吸気ダクト 34 本体ケース 39 区画壁 40 爪板 41 ダクト接続部 42 排気ダクト接続部 43 閉塞板 44 吸気ダクト接続部 45 平面部 46 平面部 47 遠心型ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 富士雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 笠原 啓良 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 進 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L071 AA01 AB03 AC01 AD02 AE05 AG01 3L072 AA05 AB06 AB07 AC01 AD07 AE06 AG01 AG05 3L113 AC03 AC45 AC46 AC48 AC51 AC54 AC56 AC63 AC65 AC72 AC73 AC76 AC83 BA01 DA01 DA06 DA07 DA13 DA15 DA22 4L019 BA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室及び脱衣室の天井もしくは天井付近
    に設けられて、少なくともいずれか一方の室の暖房を可
    能に構成すると共に、これら両室の換気を単一の電動機
    で可能に構成する浴室暖房機において、一方の開口が屋
    外へつながる排気ダクトの他方を少なくとも2つの第1
    の開口と第2の開口とに分割し、浴室又は脱衣室のいず
    れか一方に設けた開口から排気空気を前記電動機で駆動
    されるファンを介して第1の開口へ導く風路と、浴室又
    は脱衣室の他方に設けた開口から排気空気を前記排気ダ
    クトの一部及び第2の開口を介して前記ファンへ導く風
    路とを備えることを特徴とする浴室暖房機。
  2. 【請求項2】 前記排気ダクトの他方側は内部が少なく
    とも2分割されてそれぞれ第1の開口と第2の開口とに
    つながると共に、第2の開口につながる風路は第1の開
    口につながる風路と独立して構成され浴室又は脱衣室の
    他方に設けられた開口につながる風路につながっている
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室暖房機。
  3. 【請求項3】 前記ファンの吸い込み側を浴室又は脱衣
    室のいずれか一方の開口につながる区間と第2の開口に
    つながる区間とに分割する区画壁を備えることを特徴と
    する請求項2記載の浴室暖房機。
  4. 【請求項4】 第2の開口につながる区間の前記ファン
    に面した断面積は浴室又は脱衣室のいずれか一方の開口
    につながる区間の前記ファンに面する断面積より小さい
    ことを特徴とする請求項3に記載の浴室暖房機。
  5. 【請求項5】 前記ファンは遠心送風型のファンであ
    り、当該遠心送風型のファンから吐出される空気が前記
    排気ダクトの第1の開口に流入するように設けられると
    共に、当該排気ダクトの第2の開口を介して空気が当該
    遠心型のファンに吸気されるように設定されてなること
    を特徴とする請求項3又は請求項4のいずれか1項記載
    の浴室暖房機。
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