JP2000314565A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
による自然循環運転とを併用した空気調和機において、
冷媒回路を簡単化する。また、自然循環運転前に強制循
環運転で余剰となった冷媒をスムーズに回収できる空気
調和機を得る。また、自然循環で安定した冷房能力が得
られる空気調和機を得る。 【解決手段】 圧縮機1をスクロール圧縮機とし、開度
の制御が可能な電子式膨張弁4で減圧機能と膨張弁のバ
イパス機能とを兼ね、開閉弁を減らす。
Description
く年間を通して運転される空気調和機に関するものであ
り、特に圧縮機運転による強制循環運転と圧縮機停止に
よる自然循環運転とを備えた空気調和機に関する。
信の普及によって、電算機室や移動体通信の中継電子機
器を納めた基地局(シェルタ)に代表されるような電子
機器の発熱を除去する分野が急速に広がっており、これ
らの場所では年間を通しての冷房運転が必要となってい
る。
気温度が低い場合には、換気によって冷房することも可
能であるが、霧,雨,雪,塵埃などの侵入を防ぐ装置が
必要となり、しかも外気温度の変動によって室内温度も
変動するため、安定した冷房が行えない。この様な条件
では、室内温度と外気温度との温度差を利用して、室内
から室外へ冷媒により熱を運ぶ自然循環を利用した空気
調和機を用いることができる。この自然循環を利用した
空気調和機は、圧縮機を用いる強制循環による空気調和
機よりも年間消費電力を大幅に低減することができる。
理について図19を用いて説明する。図19は自然循環
を利用した空気調和機として冷房装置を示す構成図であ
り、図において、2は凝縮器、3は室外ファン、5は室
外機、6は液配管、7は蒸発器、8は室内ファン、9は
空調対象空間に配置される室内機、10はガス配管であ
る。凝縮器2を蒸発器7より相対的に高位置に配置する
と、凝縮器2で凝縮した液冷媒は、液配管6内を重力に
より下降して蒸発器7に流入する。蒸発器7に流入した
液冷媒は空調対象空間例えば室内の熱負荷を受けて蒸発
した後、ガス配管10を上昇して凝縮器2へ戻ることで
サイクルが形成される。
冷媒を循環させる駆動力として室内機9と室外機5との
位置的な高低差における液冷媒とガス冷媒の密度差を利
用するものであり、凝縮器2,蒸発器7,液配管6,ガ
ス配管10,および冷媒回路内の開閉弁部などの冷媒流
路における圧力損失の和が液配管6内の液柱高さによる
圧力上昇と等しい場合に成立する。
る冷房運転のサイクルにおける圧力−エンタルピー線図
を図20に示す。図20において、横軸はエンタルピ
ー、縦軸は圧力である。これと比較して圧縮機を用いな
い自然循環運転のサイクルにおける圧力−エンタルピー
線図を図21に示す。図21においても横軸はエンタル
ピー、縦軸は圧力であり、強制循環運転による冷房運転
のサイクルとしては、圧縮機、凝縮器、膨張弁、および
蒸発器を順次配管で接続した構成である。図20におい
て、34は凝縮器内のエンタルピー減少と圧力降下、3
5は膨張弁による圧力降下、36は蒸発器内のエンタル
ピー増加と圧力降下、37は圧縮機によるエンタルピー
増加と圧力上昇を表しており、38は室内温度相当の冷
媒圧力、39は外気温度相当の冷媒圧力である。図中の
矢印は冷媒の流れ方向を示している。また、図21にお
いて、40が蒸発器内のエンタルピー増加と圧力降下、
41がガス配管内の圧力降下、42が凝縮器内のエンタ
ルピー減少と圧力降下、43が液配管での高低差による
圧力上昇から液配管内の圧力降下を差し引いた圧力上昇
を表している。図20と図21とを比較すると、自然循
環による冷房運転のサイクルでは、圧縮機を用いた強制
循環による冷房運転のサイクルに比べて蒸発器内のエン
タルピー変化量と凝縮器内のエンタルピー変化量がほぼ
等しく、冷媒の流れが反対になるという特徴を有してい
る。
の例としては、特開平9−250779号公報に掲載さ
れたように圧縮機を用いる強制循環による冷房運転(以
下、強制循環運転と略す)に自然循環による冷房運転
(以下、自然循環運転と略す)を併用したものがある。
図22は従来の強制循環運転と自然循環運転とを有する
空気調和機を示す構成図である。図において、1は圧縮
機、2は凝縮器、3は室外ファン、5は室外機、6は液
配管、7は蒸発器、9は室内機、10はガス配管、12
は圧縮機1をバイパスする圧縮機バイパス配管、14は
アキュムレータ、13、22、44、45はそれぞれ開
閉弁、46は膨張弁、23は膨張弁46と開閉弁45を
バイパスするバイパス配管である。
弁46のバイパスのために4つの開閉弁13、44、2
2、45を備えている。凝縮器2は蒸発器7よりも相対
的に高い位置に配置されており、室内温度より外気温度
が低い場合には開閉弁44、22を開、開閉弁13、4
5を閉として自然循環運転のサイクルを構成する。即
ち、凝縮器2で凝縮した液冷媒は、液配管6内を重力に
より下降して膨張弁バイパス配管23の開閉弁22を通
って蒸発器7に流入する。蒸発器7に流入した液冷媒は
室内の熱負荷を受けて蒸発した後、ガス配管10を上昇
し圧縮機バイパス配管12の開閉弁44を通って凝縮器
2へ戻ることでサイクルが形成される。
は、開閉弁13、45を開、開閉弁44、22を閉と
し、圧縮機1運転による強制循環のサイクルで運転を行
う。即ち、この配管内の冷媒ガスが圧縮機1で断熱的に
圧縮されて過熱状態となり、凝縮器2で外気へ放熱・液
化して冷媒液となる。この後、高圧の冷媒液は液配管6
内を下降して開閉弁45を通り、膨張弁46で減圧され
て気液混合状態の低温低圧の湿り蒸気となる。さらに、
冷媒は蒸発器7で気化熱を吸収して冷媒ガスとなり、ガ
ス配管10、アキュムレータ14を通って圧縮機1へ戻
る。この時アキュムレータ14内には、強制循環運転で
余剰となる冷媒が蓄積される。
転と自然循環運転を備え、外気温度と室内温度に応じて
切換える構成であり、自然循環運転の運転動力としては
室外ファン3の入力のみとなるため、年間消費電力の大
幅削減が可能となる。また、ここでは図示されていない
が、室内機9側にも室内ファンが設けられることも多い
が、室外ファンと室内ファンを有する装置でも、年間消
費電力が大幅に削減される。
いから、自然循環運転の必要冷媒量は強制循環運転に比
べて多くなる。そこで、従来の空気調和機では凝縮器2
の出口近くに設けられていた膨張弁46を室内機側へ配
置するなどして自然循環運転と強制循環運転の冷媒量差
を吸収する工夫がなされていた。しかし、実際には強制
循環運転から自然循環運転への運転切換えの際には、強
制循環運転時にアキュムレータ14内に蓄積された余剰
冷媒を、自然循環運転をする前に凝縮器2側へ回収する
冷媒回収運転を行う必要があった。従って、従来の強制
循環運転に自然循環運転を併用した空気調和機では、両
運転の冷媒回路の切換えや運転切換え時の冷媒回収用と
して4つの開閉弁44、13、22、45およびそれら
を接続する配管を備えていた。
電子機器が納められた基地局(シェルタ)内の温度は2
5〜35℃程度の範囲で制御されるが、冬季など外気温
度が低い場合には、自然循環運転によって得られる冷房
能力が増加するため圧縮機1は長時間停止状態となり、
時間の経過に伴って圧縮機1の温度は低下する。圧縮機
1の温度が低下してくると、自然循環運転のサイクルか
ら圧縮機1へ冷媒ガスが徐々に凝縮するため、自然循環
運転に必要な冷媒量が確保されないだけでなく、圧縮機
1起動時に液圧縮が発生して破損に至るといった現象を
生じる可能性があった。
自然循環運転を併用した空気調和機では、両運転の冷媒
回路の切換えや運転切換え時の冷媒回収用として4つの
開閉弁44、13、22、45およびそれらを接続する
配管を備えていた。これらの開閉弁のうち自然循環運転
の冷媒流路となる開閉弁22,44は、圧力損失を低減
するために大口径の高価な開閉弁が用いられるため、強
制循環運転のみの空気調和機に比べてシステムが高価に
なるという問題があった。さらに、開閉弁が多数存在す
ることにより冷媒回路が複雑となり、室外機5内のスペ
ースの制約から室外機5内への収納が困難であるという
問題があった。
14内に余剰冷媒が蓄積されるため、自然循環運転への
切換え時には、この余剰冷媒を凝縮器2側へ回収する冷
媒回収運転を行う必要がある。しかし、膨張弁46を完
全に閉止して冷媒回収運転を行うと、圧縮機1の吸入圧
力が急激に低下するため、圧縮機1内に吸入された冷媒
液が発泡して冷凍機油が吐出ガスとともに冷媒回路内へ
流出し、圧縮機内部の冷凍機油量が減少して潤滑不良に
より焼損に至る可能性があった。また冷媒回収運転にお
いて、特に外気温が低い時など吐出された過熱ガス温度
が低い場合には、アキュムレータ14内の冷媒液を蒸発
させるのに多くの時間を必要とするため、不必要な強制
循環運転が長くなり消費電力削減効果が小さくなるとい
う課題があった。また、冷媒回路内に流出した冷凍機油
が圧力損失の増大をもたらし、自然循環運転の冷房能力
を低下させるという問題があった。
は、自然循環運転によって得られる冷房能力が増加する
ため、圧縮機1は長時間停止状態となり、時間の経過に
伴って圧縮機1の温度は低下する。このような場合、自
然循環回路から圧縮機1へ冷媒ガスが徐々に凝縮するた
め、自然循環運転に必要な冷媒量が確保されないだけで
なく、圧縮機1の起動時に液圧縮が生じて破損に至る可
能性があった。
から上に構成されている場合や、凝縮器2出口部と液配
管6との間の接続配管部に下から上の立ち上がり配管が
存在する場合には、凝縮した冷媒液が凝縮器2内の伝熱
管や接続配管の途中で滞留し、自然循環運転が不安定と
なり安定した冷房能力が得られないといった問題があっ
た。
るためになされたもので、強制循環運転と自然循環運転
とを備え、それぞれのサイクルの冷媒回路への切換えに
必要な開閉弁の数を低減して簡単な構成の冷媒回路を有
する空気調和機を得ることを目的とするものである。ま
た、冷媒を回収する際に、圧縮機1の吸入圧力を急激に
低下させることなく運転切換えをスムーズに行うことが
できる空気調和機を得ることを目的とするものである。
また、強制循環運転と自然循環運転とを備え、圧縮機1
が長時間停止状態の場合にも冷媒ガスの圧縮機1への流
入を防止し、安定して適切な冷房能力が得られる空気調
和機を得ることを目的とするものである。また、凝縮し
た冷媒液が凝縮器2内の伝熱管や接続配管の途中で滞留
するのを防止できる空気調和機を得ることを目的とする
ものである。
は、上記のような従来の課題を解決するためになされた
もので、圧縮機、凝縮器、弁の開度を制御し得る電子式
膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してなる冷凍サイ
クルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の入口部とを
第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス配管とを備
え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、凝縮器、電
子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機
を運転状態とした強制循環運転と、前記第1開閉弁を開
とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮器、電子式膨
張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機を停止
状態とした自然循環運転とを切換え可能とすると共に、
前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を制御し、前記
自然循環運転時には圧力損失を低減するよう前記強制循
環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を大きくするよ
う制御し、前記圧縮機をスクロール圧縮機としたもので
ある。
切り換わり時、圧縮機にて冷媒回収運転を行なうと共
に、前記圧縮機が停止するまで電子式膨張弁を開とする
ものである。
得る電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してな
る冷凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の
入口部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス
配管とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、
凝縮器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、
前記圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1
開閉弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能と
すると共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を
制御し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよ
う前記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を
大きくするよう制御し、さらに冷媒をR410Aとする
と共に前記凝縮器の冷媒配管の出口部の高さを、蒸発器
の冷媒配管の出口部の高さよりも0.5m以上でかつ2
m以下の上方としたものである。
得る電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してな
る冷凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の
入口部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス
配管とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、
凝縮器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、
前記圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1
開閉弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能と
すると共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を
制御し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよ
う前記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を
大きくするよう制御し、さらに冷媒をR22としたもの
である。
得る電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してな
る冷凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の
入口部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス
配管とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、
凝縮器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、
前記圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1
開閉弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能と
すると共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を
制御し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよ
う前記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を
大きくするよう制御し、さらに冷媒をR407Cとした
ものである。
得る電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してな
る冷凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の
入口部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス
配管とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、
凝縮器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、
前記圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1
開閉弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能と
すると共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を
制御し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよ
う前記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を
大きくするよう制御し、冷凍機油としてエステル油を用
いたものである。
得る電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してな
る冷凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の
入口部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス
配管とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、
凝縮器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、
前記圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1
開閉弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能と
すると共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を
制御し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよ
う前記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を
大きくするよう制御し、冷凍機油として冷媒に対する溶
解度が小さい非相溶油を用いたものである。
施の形態1による空気調和機として例えば冷房装置につ
いて説明する。図1は本実施の形態に係る空気調和機を
示す構成図である。図において、1は圧縮機、2は凝縮
器、3は室外ファン、4は膨張弁で例えば電子式膨張
弁、5は室外機、6は液配管、7は蒸発器、8は室内フ
ァン、9は室内機、10はガス配管、11は開閉弁(第
1開閉弁)で例えば逆止弁、12は圧縮機バイパス配管
である。図中、矢印は冷媒の流れ方向を示している。
の開度を設定できるというように外部から制御が可能な
膨張弁であり、本実施の形態では強制循環運転と自然循
環運転で異なる開度を設定して切換える。また、ガス配
管10は蒸発器7出口から凝縮器2入口までの配管と
し、液配管6は凝縮器2出口から蒸発器7入口までの配
管とする。そして、ガス配管10の径を液配管6の径の
1.5〜2倍程度とし、液配管6に比べてガス配管10
が太くなるように構成している。また、本実施の形態で
は、冷媒として例えばR22やR−407Cなどのフロ
ン系の冷媒を用い、圧縮機としては例えばスクロール圧
縮機、冷凍機油としては例えばアルキルベンゼン油やエ
ステル油などを用いているが、これに限るものではな
く、他の冷媒、他の圧縮機、他の冷凍機油を用いてもよ
い。
5と室内機9およびそれらを接続するための液配管6と
ガス配管10から構成されている。室外機5は、冷媒ガ
スを圧縮するための圧縮機1、この冷媒ガスを冷却液化
させるための凝縮器2、外気を強制的に凝縮器2の外表
面に送風するための室外ファン3、凝縮器2を出た高温
高圧の冷媒液を減圧して二相状態の湿り蒸気とする電子
式膨張弁4、自然循環運転時に圧縮機1をバイパスする
ための逆止弁11を介した圧縮機バイパス配管12より
構成されている。また、室内機9は、液配管6から流入
した湿り蒸気を空調対象空間である室内の空調負荷によ
って蒸発させて冷媒ガスとする蒸発器7、室内空気を強
制的に蒸発器7の外表面に送風するための室内ファン8
より構成されている。この室外機5の凝縮器2は室内機
9の蒸発器7よりも高い位置に配置されており、ここで
は例えば1.2m程度の高低差をつけて配置している。
が必要な場所に利用され、室内温度が外気温度よりも低
いときには、圧縮機1を運転状態とした強制循環運転を
行い、室内温度が外気温度よりも高い時には、圧縮機1
を停止状態として外気の冷熱を利用した自然循環運転を
行う。ここではまず、強制循環運転について説明する。
電子式膨張弁4の開度を、凝縮器2から流出した冷媒液
を減圧して二相状態の湿り蒸気とするための適切な開
度、例えば全開が2000pulseの電子式膨張弁4
を用いた場合には、15%程度の開度、例えば300p
ulseに設定し、圧縮機1を運転すると逆止弁11は
圧縮機1の吐出圧力と吸入圧力との圧力差で閉止されて
強制循環運転のサイクルが形成される。即ち、この配管
内の冷媒ガスが圧縮機1で断熱的に圧縮されて過熱状態
となり、凝縮器2で外気へ放熱して液化し冷媒液とな
る。この後、高圧の冷媒液は電子式膨張弁4を通り、こ
の電子式膨張弁4で減圧されて気液混合状態の低温低圧
の湿り蒸気となる。さらに冷媒は液配管6を通って蒸発
器7で気化熱を吸収して冷媒ガスとなり、ガス配管10
を通って圧縮機1へ戻る。
自然循環運転について説明する。電子式膨張弁4の開度
を、冷媒回路内の圧力損失を低減するために全開にする
と、逆止弁11は冷媒の流れにより開放され、自然循環
運転のサイクルが形成される。そして、凝縮器2で凝縮
した液冷媒は、液配管6内を重力により下降して蒸発器
7に流入する。蒸発器7に流入した液冷媒は室内の熱負
荷を受けて蒸発した後、ガス配管10を上昇し圧縮機バ
イパス配管12の逆止弁11を通って凝縮器2へ戻る。
ここで、冷媒は圧縮機1を通る流路にも流れようとする
が、圧縮機1内部の流動抵抗が圧縮機バイパス配管12
の流動抵抗に比べて非常に大きいため、圧縮機1を通る
冷媒流量は圧縮機バイパス配管12を通る冷媒流量に対
して無視できるほど小さくなる。
転と自然循環運転とを備え、外気温度と室内温度に応じ
て切換える構成であり、自然循環運転の必要動力として
は室外ファン3と室内ファン8の入力だけとなるため、
年間消費電力の大幅削減が可能となる。また、この空気
調和機では図22の従来例において膨張弁46が有して
いた減圧機能と開閉弁22が有していた膨張弁46のバ
イパス機能という2つの機能を、開度を外部から制御可
能な1つの電子式膨張弁4で実現しており、従来装置で
の3つの開閉弁13、22、45が不要となるため安価
で簡単な装置を構成することができる。さらに、自然循
環運転と強制循環運転との切換えに必要となる開閉弁の
個数を減少できるため、冷媒回路の構成部品をすべて室
外機5内へ容易に収納することができる。
止弁11は、電磁式の開閉弁などを用い、自然循環運転
の時に開、強制循環運転の時に閉として動作させても上
記と同様の効果を奏する。ただし、上記実施の形態のよ
うに、蒸発器7の出口部から凝縮器2の入口部への冷媒
の流れを開とし逆方向の流れを閉とする逆止弁11を用
いると、自然循環運転と強制循環運転に応じて開閉を行
う必要がなく、容易に冷媒回路の変更を行うことができ
る。即ち、強制循環運転では、圧縮機1の吐出圧力と吸
入圧力との圧力差によって逆止弁11は自動的に閉止さ
れ、また、自然循環運転に切換える際には電子式膨張弁
4の開度を全開、および圧縮機1を停止することによっ
て冷媒は冷媒回路内を自然循環し、逆止弁11の両側に
かかっていた圧力が逆になり、逆止弁11は自動的に開
となる。
量ではガス流速が液流速に比べて大きくなるため、液配
管6の圧力損失に比べてガス配管10の圧力損失は大き
くなる。自然循環運転では、高低差による圧力上昇と冷
媒回路内の圧力損失が等しくなるように冷媒流量が決定
されるため、冷媒回路内の圧力損失の増加が直接、冷房
能力の低下に影響を及ぼす。従って、冷媒回路内の圧力
損失を低減し、冷媒流量を増加させることが冷房能力の
増加を促進する。本実施の形態による空気調和機は、蒸
発器7の出口から凝縮器2の入口までの配管であるガス
配管10の配管径を、凝縮器2の出口から蒸発器7の入
口までの配管である液配管6の配管径よりも、例えば
1.5〜2倍程度大きくなるように構成したので、冷媒
回路内の圧力損失を低減することができ、冷媒流量を増
加させることができる。従って、自然循環運転の冷房能
力が圧力損失の増加によって低下するのを抑制すること
ができる。なお、上記では液配管6に比べてガス配管1
0の配管径が、例えば1.5〜2倍程度に大きくなるよ
うに構成したが、大きさの程度はこれに限るものではな
い。ガス配管10を液配管6よりも太くすれば、その効
果に程度の差はあるが自然循環運転での冷房能力の低下
を防止できる。
2による空気調和機として例えば冷房装置について説明
する。図2は本実施の形態による空気調和機を示す構成
図である。図において、14は過渡的現象や冷媒の過充
填などの場合に圧縮機1への液戻りを防止するためのア
キュムレータで、圧縮機バイパス配管12の入口部と圧
縮機1の入口部との間の配管に設けたものである。13
は圧縮機バイパス配管12の入口部とアキュムレータ1
4の入口部との間の配管に設けられ、アキュムレータ1
4への冷媒の流入を防止する開閉弁(第2開閉弁)、1
6は圧縮機1の出口部と圧縮機バイパス配管12の出口
部との間の配管に設けた開閉弁(第3開閉弁)で、例え
ば圧縮機1の出口部から圧縮機バイパス配管12の出口
部への冷媒の流れを開とし逆方向の流れを閉とする逆止
弁である。また、図1と同一符号は同一、または相当部
分を示しており、図中の矢印は冷媒の流れ方向を示して
いる。実施の形態1と同様、室外機5と室内機9および
それらを接続するための液配管6とガス配管10から構
成されている。室外機5は、冷媒ガスを圧縮するための
圧縮機1、この冷媒ガスを冷却液化させるための凝縮器
2、外気を強制的に凝縮器2の外表面に送風するための
室外ファン3、凝縮器2を出た高温高圧の冷媒液を減圧
して二相状態の湿り蒸気とする電子式膨張弁4、過渡的
現象や冷媒の過充填などの場合に圧縮機1への液戻りを
防止するためのアキュムレータ14、自然循環運転時に
圧縮機1およびアキュムレータ14をバイパスするため
の開閉弁13、逆止弁11を介した圧縮機バイパス配管
12、自然循環運転時に圧縮機バイパス配管12を流れ
てきた冷媒が圧縮機1へ流入するのを防止する逆止弁1
6より構成されている。また、室内機5は、液配管6か
ら流入した湿り蒸気を空調対象空間である室内の空調負
荷によって蒸発させて冷媒ガスとする蒸発器7、室内空
気を強制的に蒸発器7の外表面に送風するための室内フ
ァン8より構成されている。
場合、開閉弁13を開とし、電子式膨張弁4の開度を、
凝縮器2から流出した冷媒液を減圧して二相状態の湿り
蒸気とするための適切な開度、例えば全開の15%程度
の開度に設定して圧縮機1を運転する。このような運転
状態では、逆止弁11は圧縮機1の吐出圧力と吸入圧力
との圧力差で自動的に閉止され、また逆止弁16は自動
的に開となって強制循環運転のサイクルが形成される。
を停止するとほぼ同時に開閉弁13を閉とし、さらに電
子式膨張弁4の開度を全開にすると、逆止弁11は冷媒
の流れにより開放され、自然循環運転のサイクルが形成
される。なお、再び強制循環運転を行う際には、まず開
閉弁13を開とし、電子式膨張弁4の開度を絞るとほぼ
同時に圧縮機1を運転する。
て膨張弁46が有していた減圧機能と開閉弁22が有し
ていた膨張弁46のバイパス機能という2つの機能を、
開度を外部から制御可能な1つの電子式膨張弁4で実現
しており、従来装置での2つの弁22、45が不要とな
るため安価で簡単な装置を構成することができる。さら
に、自然循環運転と強制循環運転との切換えに必要とな
る開閉弁の個数を減少できるため、冷媒回路の構成部品
をすべて室外機5内へ容易に収納することができる。
止弁11は、電磁式の開閉弁などでもよいが、蒸発器7
の出口部から凝縮器2の入口部への冷媒の流れを開とし
逆方向の流れを閉とする逆止弁にすると自然循環運転と
強制循環運転に応じて開閉を行う必要がなく、容易に冷
媒回路の変更を行うことができる。
ら、自然循環運転では強制循環運転に比べて必要冷媒量
が多くなる。本実施の形態では圧縮機バイパス配管12
の入口部と圧縮機1の入口部との間の配管にアキュムレ
ータ14を設けたので、強制循環運転時に発生する余剰
冷媒を吸収できる。さらに、自然循環運転時は冷媒回路
内に冷媒が滞留するのを極力防止する必要があるが、こ
の空気調和機のように室外機5にアキュムレータ14が
設置されている場合、強制循環運転時にはアキュムレー
タ14内が低温低圧となっているため、自然循環運転へ
の運転切換え後にアキュムレータ14へ冷媒が流入しよ
うとする。そこで本実施の形態の空気調和機では、圧縮
機バイパス配管12の入口部とアキュムレータ14の入
口部との間の配管に開閉弁13を設けている。このた
め、強制循環運転から自然循環運転の切換え時に開閉弁
13を閉とすれば、アキュムレータ14へ冷媒が流入す
るのを防止でき、自然循環運転に必要な冷媒量を確保す
ることができるため、常に安定した冷房能力が得られ
る。
と圧縮機バイパス配管12の出口部との間の配管に逆止
弁16を設けている。通常は、強制循環運転から自然循
環運転への運転切換え直後では、圧縮機1の温度が圧縮
機1自身の熱容量により自然循環運転時の冷媒飽和温度
よりも高く維持され、圧縮機バイパス配管12の出口部
から圧縮機1の出口部へ冷媒が流入することはない。し
かし、冬季など外気温度が低い場合には、自然循環運転
によって得られる冷却能力が増加するため、圧縮機1は
長時間停止状態となり、時間の経過に伴って圧縮機1の
温度は低下する。このような場合、自然循環の冷媒回路
から圧縮機1へ徐々に冷媒が凝縮するため、自然循環運
転に必要な冷媒量が確保されないだけでなく、圧縮機1
の起動時に液圧縮が発生して破損する可能性がある。本
実施の形態の空気調和機では、圧縮機1出口と圧縮機バ
イパス配管12出口との間に逆止弁16を設けている。
自然循環運転では冷媒のほとんどが圧縮機バイパス配管
12を流れるので、逆止弁16の両端には圧力差が生
じ、自動的に閉止される。このため、圧縮機1が長時間
停止状態となった場合でも圧縮機1内へ冷媒が流入して
凝縮するのを防止し、自然循環運転に必要な冷媒量を確
保できるとともに圧縮機1の信頼性を向上することがで
きる。
を用い、強制循環運転で開とし自然循環運転で閉とする
ように動作させても、上記と同様の効果を奏する。ただ
し上記実施の形態のように、圧縮機1の出口部から圧縮
機バイパス配管12の出口部への冷媒の流れを開とし逆
方向の流れを閉とする逆止弁を用いると、両側の圧力差
によって自動的に開閉するので、自然循環運転と強制循
環運転に応じて開閉を行う必要がなく、自然循環運転時
に確実に圧縮機1への冷媒の凝縮を閉止できる。
構成の空気調和機において、圧縮機1の出口部と圧縮機
バイパス配管12の出口部との間の配管に設けてもよ
い。この構成においても上記と同様、圧縮機1内へ冷媒
が流入して凝縮するのを防止し、自然循環運転に必要な
冷媒量を確保できるとともに圧縮機1の信頼性を向上す
ることができる。
3による空気調和機として例えば冷房装置について説明
する。図3は本実施の形態による空気調和機を示す構成
図である。図において、15はアキュムレータ内の冷媒
を加熱する加熱手段で例えばヒーターであり、図1と同
一符号は同一、または相当部分を示している。図中、矢
印は冷媒の流れ方向を示している。実施の形態1と同
様、室外機5と室内機9およびそれらを接続するための
液配管6とガス配管10から構成されている。室外機5
は冷媒ガスを圧縮するための圧縮機1、この冷媒ガスを
冷却液化させるための凝縮器2、外気を強制的に凝縮器
2の外表面に送風するための室外ファン3、凝縮器2を
出た高温高圧の冷媒液を減圧して二相状態の湿り蒸気と
する電子式膨張弁4、過渡的現象や冷媒の過充填などの
場合に圧縮機1への液戻りを防止するためのアキュムレ
ータ14、自然循環運転時に圧縮機1およびアキュムレ
ータ14をバイパスするための逆止弁11を介した圧縮
機バイパス配管12、アキュムレータ14内の余剰冷媒
を加熱蒸発させるためのヒーター15より構成されてい
る。また、室内機5は、液配管6から流入した湿り蒸気
を空調対象空間である室内の空調負荷によって蒸発させ
て冷媒ガスとする蒸発器7、室内空気を強制的に蒸発器
7の外表面に送風するための室内ファン8より構成され
ている。
場合、電子式膨張弁4の開度を、凝縮器2を出た冷媒液
を減圧して二相状態の湿り蒸気とするための適切な開
度、例えば全開の15%程度の開度に設定して圧縮機1
を運転すると、逆止弁11は圧縮機1の吐出圧力と吸入
圧力との圧力差で閉止されて強制循環運転のサイクルが
形成される。また、自然循環運転を行う場合、圧縮機1
を停止して電子式膨張弁4の開度を全開にすると、逆止
弁11は冷媒の流れにより開放され、自然循環運転のサ
イクルが形成される。
転では、強制循環運転に比べて必要冷媒量が多くなるた
め、自然循環運転時は冷媒回路内に冷媒が滞留するのを
極力防止する必要がある。しかし、室外機5にアキュム
レータ14が設置されている場合には、強制循環から自
然循環運転への運転切換え後にアキュムレータ14へ冷
媒が流入する。そこで、本実施の形態では、圧縮機1を
停止すると同時にヒーター15への通電を開始し、アキ
ュムレータ14の温度低下を抑制する。この場合、切換
え直後では冷媒がアキュムレータ14内に流入するが、
ヒーター15でアキュムレータ14内に滞留している冷
媒液を加熱すると、冷媒液は蒸発して冷媒ガスとなり、
主にアキュムレータ14の入口配管を通って自然循環運
転の冷媒回路へ戻される。
ータ14内の冷媒液を加熱蒸発させるヒーター15を備
えており、自然循環運転時にガス配管10からアキュム
レータ14への冷媒の流入を防止できるため、自然循環
運転に必要な冷媒量を確保することができる。また、図
2に示したアキュムレータ14への冷媒滞留防止用の開
閉弁13が不要となり、安価で簡単な装置を構成するこ
とができる。
ムレータ14の温度を自然循環運転時の冷媒飽和温度以
上に維持する程度で十分であり、冷媒回収運転に要する
圧縮機1の入力電力量に比べて小さくなるため、年間消
費電力が削減できる。
1の停止と同時に一定量を与えるものであっても、アキ
ュムレータ14出入口の配管部に温度センサーや圧力セ
ンサーを設け、その検知値に基づいて入力電力や通電時
間を演算するものであってもよい。また、アキュムレー
タ14内の冷媒液の量を検知してヒーター15への通電
のON/OFFを行ってもよい。また、常にヒーター1
5に通電し、アキュムレータ14の温度を高く維持して
もよい。この場合にはヒーター15による消費電力はあ
る程度増加するが、冷媒液がアキュムレータ14内に滞
留することなく冷媒回収運転が必要なくなるので、冷媒
回収運転に要する圧縮機の消費電力を減らすことができ
るため、全体として年間消費電力を削減できる。
4による空気調和機として例えば冷房装置について説明
する。図4は本実施の形態による空気調和機を示す構成
図である。図において、17は圧縮機1の出口部の高圧
配管とアキュムレータ14の入口部の低圧配管とを接続
する開閉弁(第4開閉弁)18を介したバイパス配管で
あり、図1と同一符号は同一、または相当部分を示して
いる。図中、矢印は冷媒の流れ方向を示す。実施の形態
1と同様、本実施の形態による空気調和機は、室外機5
と室内機9およびそれらを接続するための液配管6とガ
ス配管10から構成されている。室外機5は冷媒ガスを
圧縮するための圧縮機1、この冷媒ガスを冷却液化させ
るための凝縮器2、外気を強制的に凝縮器2の外表面に
送風するための室外ファン3、凝縮器2を出た高温高圧
の冷媒液を減圧して二相状態の湿り蒸気とする電子式膨
張弁4、過渡的現象や冷媒の過充填などの場合に圧縮機
1への液戻りを防止するためのアキュムレータ14、自
然循環運転時に圧縮機1およびアキュムレータ14をバ
イパスするための開閉弁13、逆止弁11を介した圧縮
機バイパス配管12、自然循環運転時に圧縮機1への冷
媒の流入を防止する逆止弁16、圧縮機1出口部の高圧
配管とアキュムレータ14入口部の低圧配管とを接続す
る開閉弁18を介したバイパス配管17より構成されて
いる。また、室内機9は液配管6から流入した湿り蒸気
を空調負荷によって蒸発させる蒸発器7、室内ファン8
より構成されている。
を変化させた場合の冷房能力の変化を示す実験結果であ
り、横軸は強制循環運転の適正冷媒量に対する自然循環
運転の冷媒量の比、縦軸は冷房能力である。図5より、
自然循環運転の冷房能力を最大とするためには強制循環
運転時の2倍程度の冷媒量を充填する必要があることが
わかる。従って、自然循環運転の冷房能力が最大となる
ような冷媒量を充填した場合、前述したように強制循環
運転時にはアキュムレータ14内に余剰冷媒が蓄積さ
れ、運転切換え時にはこの余剰冷媒を自然循環運転の冷
媒回路へ戻す冷媒回収運転を行う必要がある。
開度を全閉にして強制循環運転を行う方法もあるが、こ
の方法では圧縮機1の吸入圧力が急激に低下するため、
圧縮機1内に吸入された冷媒液が発泡して冷凍機油が吐
出ガスとともに冷媒回路内へ流出し、圧縮機1内部の冷
凍機油量が減少して潤滑不良により焼損に至る可能性が
ある。特に、スクロール圧縮機の場合、吸入圧力の低下
や圧縮機1内部の冷媒液の発泡によって、摺動部への給
油量が低下し、摺動部が温度上昇により熱変形して破損
に至るといった問題が生じる。また、冷媒回路内に流出
した冷凍機油が圧力損失の増大をもたらし、自然循環運
転の冷房能力を低下させるといった現象を生じる。本実
施の形態は、上記のような冷媒回収運転時の信頼性の向
上や自然循環運転時の冷房能力の向上を図ったものであ
る。
る、強制循環運転から自然循環運転への運転切換え手順
を示すフローチャートである。ST1では強制循環運転
を行っており、開閉弁13は開、開閉弁18は閉、電子
式膨張弁4の開度は、凝縮器2を出た冷媒液を減圧して
二相状態の湿り蒸気とするための適切な開度、例えば全
開の15%程度の開度に設定された状態である。ST2
で運転切換え指令を受け、ST3で開閉弁18を開放
し、ST4で電子式膨張弁4の開度を蒸発器7の出口が
過熱状態となるような開度、例えば全開の10%程度の
開度に変更して、例えば一定時間、冷媒回収運転を行う
(ST5)。冷媒回収運転(ST5)において、アキュ
ムレータ14内の冷媒液は蒸発器7からの過熱ガスと開
閉弁18を介したバイパス配管17を通って流入する圧
縮機1から吐出された過熱ガスによって蒸発する。そし
て圧縮機1,逆止弁16を介して凝縮器2側に回収され
る。
で開閉弁13を閉止してアキュムレータ14への冷媒の
流入を防止する。そして、ST8で開閉弁18を閉止し
て、電子式膨張弁4の開度を、冷媒回路内の圧力損失を
低減するために全開にし(ST9)、自然循環運転へ移
行する(ST10)。
ら吐出された高温高圧の過熱ガスの一部をバイパス配管
17の開閉弁18を介して吸入側へバイパスするため、
圧縮機1の吸入圧力を低下させることなくアキュムレー
タ14内に蓄積された冷媒を自然循環回路に回収するこ
とができる。また、ST5では冷媒回収運転を一定時間
行う例を示したが、圧縮機1の吸入・吐出温度や吸入・
吐出加熱度を検知し、検知した吸入・吐出温度や吸入・
吐出加熱度が設定値になるまで冷媒回収運転を行うよう
にしてもよい。
を接続するバイパス配管17を設け、図6に示す手順で
運転切換えを行うことにより、圧縮機1の吸入圧力を低
下させることなくアキュムレータ14内に蓄積された冷
媒を自然循環運転のサイクルに回収でき、圧縮機1の信
頼性を向上させることができるという効果がある。
に述べた位置に限るものではなく、圧縮機1の出口部か
ら凝縮器2の入口までの高圧配管と膨張弁4の出口部か
ら圧縮機1の入口部までの低圧配管とを接続していれ
ば、上記と同様の効果を奏する。
5による空気調和機として例えば冷房装置について説明
する。図7は本実施の形態による空気調和機を示す構成
図である。図において、21は受液器で、凝縮器2の出
口部と電子式膨張弁4の入口部との間の配管に設けら
れ、凝縮器2から流出する冷媒液を貯留する。また、図
1と同一符号は同一、または相当部分を示し、図中の矢
印は冷媒の流れ方向を示す。実施の形態1と同様、本実
施の形態による空気調和機は、室外機5と室内機9およ
びそれらを接続するための液配管6とガス配管10から
構成されている。室外機5は冷媒ガスを圧縮するための
圧縮機1、この冷媒ガスを冷却液化させるための凝縮器
2、外気を強制的に凝縮器2の外表面に送風するための
室外ファン3、凝縮器2を出た高温高圧の冷媒液を減圧
して二相状態の湿り蒸気とする電子式膨張弁4、過渡的
現象や冷媒の過充填などの場合に圧縮機1への液戻りを
防止するためのアキュムレータ14、圧縮機1およびア
キュムレータ14をバイパスするための開閉弁13、逆
止弁11を介した圧縮機バイパス配管12、自然循環運
転時に圧縮機1への冷媒の流入を防止する逆止弁16、
凝縮器2の出口部から流出した冷媒液を溜める受液器2
1より構成されている。また、室内機9は液配管6から
流入した湿り蒸気を空調負荷によって蒸発させる蒸発器
7、室内ファン8より構成されている。
凝縮器2から冷媒が流入する配管と電子式膨張弁4へ流
出する配管は受液器21の下部に接続されている。ま
た、受液器21の内容積は強制循環運転と自然循環運転
との適正冷媒量差に相当する冷媒液を収納できる容積と
する。
場合、電子式膨張弁4の開度を凝縮器2から流出した冷
媒液が減圧されて二相状態の湿り蒸気となる適切な開
度、例えば全開の15%程度の開度に設定し、圧縮機1
を運転する。すると、逆止弁11は圧縮機1の吐出圧力
と吸入圧力との圧力差で閉止されて強制循環運転のサイ
クルが形成される。この時、受液器21には強制循環運
転と自然循環運転の適正冷媒量差に相当する冷媒液が貯
留される。また、自然循環運転を行う場合、開閉弁13
を閉止し、電子式膨張弁4の開度を全開にすると、逆止
弁11は冷媒の流れにより開放され、自然循環運転のサ
イクルが形成される。
転の冷房能力が最大となる付近の冷媒量を充填した場
合、強制循環運転時にはアキュムレータ14内に余剰冷
媒が蓄積され、運転切換え時にこの余剰冷媒を自然循環
運転時の冷媒回路へ戻す冷媒回収運転が必要となる。本
実施の形態による空気調和機は、凝縮器2の出口部付近
に受液器21を設けたため、強制循環運転時に凝縮器2
内に余剰冷媒が貯留して凝縮に有効な伝熱面積が減少す
るのを防止できる。また、余剰冷媒を受液器21内に滞
留させるため、アキュムレータ14内へ余剰冷媒が滞留
するのを防止でき、アキュムレータ14を小型化あるい
は省略することができる。また、アキュムレータ14内
へ余剰冷媒が滞留しないため、冷媒回収運転が不要とな
り、実施の形態4で示した電磁弁18を介したバイパス
配管17を省略することができる。
6による空気調和機として例えば冷房装置について説明
する。図8は本実施の形態による空気調和機を示す構成
図である。図において、19は圧縮機1から冷媒ガスと
ともに吐出された冷凍機油を分離して圧縮機1へ戻す油
分離器で、圧縮機1の出口部と凝縮器2の入口部との間
の配管に設けている。20は油分離器19によって分離
された冷凍機油を圧縮機1に戻すための毛細管である。
また、図1と同一符号は同一、または相当部分を示し、
矢印は冷媒の流れ方向を示す。実施の形態1と同様、室
外機5と室内機9およびそれらを接続するための液配管
6とガス配管10から構成されている。室外機5は冷媒
ガスを圧縮するための圧縮機1、この冷媒ガスを冷却液
化させるための凝縮器2、外気を強制的に凝縮器2の外
表面に送風するための室外ファン3、凝縮器2を出た高
温高圧の冷媒液を減圧して二相状態の湿り蒸気とする電
子式膨張弁4、過渡的現象や冷媒の過充填などの場合に
圧縮機1への液戻りを防止するためのアキュムレータ1
4、圧縮機1およびアキュムレータ14をバイパスする
ための開閉弁13、逆止弁11を介した圧縮機バイパス
配管12、自然循環運転時に圧縮機1への冷媒の流入を
防止する逆止弁16、圧縮機1から冷媒ガスとともに吐
出された冷凍機油を分離して圧縮機1へ戻す油分離器1
9、前記油分離器19によって分離された冷凍機油を圧
縮機1に戻すための毛細管20より構成されている。ま
た、室内機9は液配管6から流入した湿り蒸気を空調負
荷によって蒸発させる蒸発器7、室内ファン8より構成
されている。
場合、電子式膨張弁4の開度を凝縮器2から流出した冷
媒液が減圧されて二相状態の湿り蒸気となる適切な開
度、例えば全開の15%程度の開度に設定し、圧縮機1
を運転する。すると、逆止弁11は圧縮機1の吐出圧力
と吸入圧力との圧力差で閉止されて強制循環運転のサイ
クルが形成される。この時、圧縮機1から吐出された冷
媒ガスは、油分離器19を通って冷媒ガス中の冷凍機油
が分離された後、凝縮器2へ流入する。油分離器19で
分離された冷凍機油は毛細管20で減圧されて圧縮機1
に戻される。また、自然循環運転を行う場合、開閉弁1
3を閉止し、電子式膨張弁4の開度を全開にすると、逆
止弁11は冷媒の流れにより開放され、自然循環運転の
サイクルが形成される。
出ガスとともに流出した冷凍機油は、自然循環運転時に
は圧縮機1が開閉弁13と逆止弁16によってバイパス
されるため圧縮機1へ戻ることができず、冷媒回路内を
循環することになる。冷媒回路内を冷媒とともに循環す
る冷凍機油は、熱伝達率の低下や圧力損失の増大といっ
た悪影響をもたらす。特に自然循環運転の場合、冷媒流
量が強制循環運転に比べて小さくなるため上昇管となる
ガス配管10で壁面に付着する油膜の厚みが厚くなり、
冷媒回路の圧力損失を増加させ冷房能力の低下をもたら
す。
機1の出口部に油分離器19を設置し、冷媒ガスととも
に吐出された冷凍機油を分離して圧縮機1へ戻すことが
できる構成としたため、自然循環運転時に冷媒回路内を
循環する冷凍機油がもたらす冷房能力の低下を抑制する
ことができる。また、圧縮機1の冷凍機油が冷媒回路へ
流出して圧縮機1内部の冷凍機油量が減少し、潤滑不良
により焼損に至るといった現象を抑制することができる
ため、圧縮機1の信頼性が向上するという効果がある。
特に、冷媒に対する溶解度が小さいアルキルベンゼンな
どの非相溶油では凝縮器2、蒸発器7、液配管6内でも
冷媒と分離し、熱伝達率の低下や圧力損失の増大といっ
た悪影響をもたらす場合がある。このような場合、本実
施の形態による空気調和機では、冷媒に相溶する鉱油な
どの冷凍機油を用いる場合に比べてさらにその効果が大
きくなる。
7による空気調和機として例えば冷房装置について説明
する。図9は本実施の形態による空気調和機を示す構成
図である。図において、23は電子式膨張弁4をバイパ
スする開閉弁(第5開閉弁)22を介した膨張弁バイパ
ス配管であり、凝縮器2の出口部と蒸発器7の入口部と
を接続している。また、図1と同一符号は同一、または
相当部分を示し、図中の矢印は冷媒の流れ方向を示して
いる。実施の形態1と同様、本実施の形態による空気調
和機は、室外機5と室内機9およびそれらを接続するた
めの液配管6とガス配管10から構成されている。室外
機5は冷媒ガスを圧縮するための圧縮機1、この冷媒ガ
スを冷却液化させるための凝縮器2、外気を強制的に凝
縮器2の外表面に送風するための室外ファン3、凝縮器
2を出た高温高圧の冷媒液を減圧して二相状態の湿り蒸
気とする電子式膨張弁4、過渡的現象や冷媒の過充填な
どの場合に圧縮機1への液戻りを防止するためのアキュ
ムレータ14、圧縮機1およびアキュムレータ14をバ
イパスするための開閉弁13、逆止弁11を介した圧縮
機バイパス配管12、自然循環運転時に圧縮機1への冷
媒の流入を防止する逆止弁16、電子式膨張弁4をバイ
パスするための開閉弁22を介した膨張弁バイパス配管
23より構成されている。また、室内機9は液配管6か
ら流入した湿り蒸気を空調負荷によって蒸発させる蒸発
器7、室内ファン8より構成されている。
循環運転を行う場合、開閉弁22を閉、開閉弁13を開
とし、電子式膨張弁4の開度を凝縮器2から流出した冷
媒液が減圧されて二相状態の湿り蒸気となる適切な開
度、例えば全開の15%程度の開度に設定し、圧縮機1
を運転する。すると、逆止弁11は圧縮機1の吐出圧力
と吸入圧力との圧力差で閉止されて強制循環運転のサイ
クルが形成される。また、自然循環運転を行う場合、開
閉弁13を閉、開閉弁22を開とし、電子式膨張弁4の
開度を全開にすると、逆止弁11は冷媒の流れにより開
放され、自然循環運転のサイクルが形成される。自然循
環運転時には、凝縮器2から流出する冷媒は電子式膨張
弁4側と膨張弁バイパス配管23側に分岐されて流れる
ことになる。通常、開度を全開にした電子式膨張弁4を
流れる冷媒の圧力損失と、開閉弁22を介し電子式膨張
弁4をバイパスする膨張弁バイパス配管23を流れる冷
媒の圧力損失を比較すると、膨張弁バイパス配管23の
圧力損失の方が小さくなる場合が多い。このため、実際
には、自然循環運転における冷媒のほとんどが膨張弁バ
イパス配管23を流れることになる。
循環運転時に冷媒を膨張弁バイパス配管23に流すこと
により、液管での冷媒の圧力損失を大幅に低減すること
ができ、液配管6やガス配管10が長い場合など冷媒回
路内の圧力損失の増加によって生じる自然循環運転の冷
房能力の低下を防止することができる。また、開閉弁2
2を介したバイパス回路23によって電子式膨張弁4を
バイパスできる構成としたため、強制循環運転時に電子
式膨張弁4がある開度で固定され故障した場合にも、開
閉弁22を開放することによって自然循環運転を行うこ
とができ、システムの信頼性を向上することができる。
おいて電子式膨張弁4を全開にしても、冷媒のほとんど
が膨張弁バイパス配管23を流れることになるので、電
子式膨張弁4の開度を強制循環運転時の開度にした状態
で自然循環運転に切換えてもよい。この場合にも冷房能
力はほとんど変わらない。
8による空気調和機として例えば冷房装置に用いられる
凝縮器について説明する。図10は本実施の形態による
空気調和機に係わる凝縮器を示す構成図である。図にお
いて、24は入口配管、25は伝熱管、26は伝熱管2
5と直交するフィン、27は凝縮器内の下部に設けた過
冷却部、28は出口配管である。複数のフィン26が互
いにほぼ平行に設けられ、伝熱管25がフィン26のそ
れぞれを貫通し、端部のフィン26ですぐ下に貫通され
ている伝熱管25と接続されて冷媒流路を形成してい
る。また、凝縮器内の伝熱管を上下方向に分割して、複
数、例えば2つの冷媒流路を構成している。凝縮器に流
入した冷媒ガスは、入口配管24で上下の2流路に分岐
し、それぞれ下方の伝熱管25へ流れる間に外気に熱を
放出して凝縮する。そして出口配管28のA部(点線丸
印で表示した部分)で合流して1つの流路を形成し、過
冷却部27に流入する。A点で合流した後の冷媒は流速
が速くなり過冷却部27である程度過冷却され、凝縮器
の冷媒の出口部(D1)から液配管に流入する。
の構成において、冷媒が上方から下方に流れるように構
成している。例えば凝縮器内で冷媒が下方から上方に流
れるように構成されている場合、凝縮した冷媒が重力に
よって伝熱管25内に滞留したり伝熱管25内を逆流
し、凝縮器の冷媒の出口部に冷媒液が確実に供給されず
自然循環運転が成立しないという現象が生じる場合があ
る。本実施の形態による凝縮器では、冷媒流路のそれぞ
れの冷媒の流れ方向を上方から下方となるように構成し
たため、特に自然循環運転において、凝縮した冷媒液が
伝熱管25の途中で滞留あるいは逆流するいった現象を
防止でき、安定して適切な冷房能力が得られる。なお、
冷媒流路が凝縮器内で2つに分岐した構成に限るもので
はなく、1つの冷媒流路のものや3つ以上に分岐した構
成のものにおいて、冷媒の流れが上方から下方へ流れる
ようにすれば、凝縮した冷媒液が伝熱管25の途中で滞
留あるいは逆流するいった現象を防止でき、特に自然循
環運転において安定した冷房能力が得られる。
冷媒流路を構成する伝熱管25の本数を下側よりも上側
の冷媒流路で多くして、分岐した上側の冷媒流路が下側
の冷媒流路より長くなるように構成している。入口配管
24から流入した冷媒の流量は、上下の圧力損失が等し
くなるように分配されるため、上側の冷媒流量は下側の
冷媒流量よりも少なくなる。一般に、図10のように縦
方向に設置され、2つの流路に分岐される構成の凝縮器
では、上下流路が等しい長さの場合、出口配管28内に
液柱が形成されて高低差による圧力差が生じ、C点で示
す下側の出口圧力はB点で示す上側の出口圧力より高く
なる。従って、冷媒は下側の流路ほど流れにくくなり、
入口配管24から流入した冷媒の流量分配は上下で不均
一な状態となる。これに対し、本実施の形態による凝縮
器では、冷媒が通る伝熱管25の本数を上側で多くなる
ように構成したので、上側の冷媒流路ほど冷媒の圧力損
失が大きくなり、下側の冷媒流路よりも冷媒の流量が低
下する。従って、凝縮器が縦置されている場合に高低差
によって生じる圧力差を伝熱管25の本数を調節するこ
とによって吸収することができ、冷媒の流量分配を均一
化することができるという効果がある。
クルを構成する液配管との接続配管に、下から上へ向か
う立ち上がり配管が設けられている場合、凝縮した冷媒
液がその立ち上がり配管を上昇することができず、自然
循環運転が成立しない場合がある。このような現象は、
凝縮器で十分な過冷却度が得られず、凝縮した冷媒液中
に気泡が含まれる場合などに多く見られる。ところが配
管の都合上、どうしても立上り配管を必要とする場合も
あり自然循環運転における課題となっていた。本実施の
形態による凝縮器では下部に過冷却部27を設けたた
め、確実に過冷却度が得られるとともに、凝縮器の冷媒
の出口部と液配管との接続配管にある程度の立ち上がり
配管が存在する場合でも冷媒の滞留を防止でき、安定し
て適切な冷房能力が得られる空気調和機が得られる。
に分岐した例について記載したが、上下方向に3以上に
分岐して構成した場合でも同様であり、上側の冷媒流路
の圧力損失が下側の冷媒流路の圧力損失よりも大きくな
るように構成すれば、安定して適切な冷房能力が得られ
る自然循環運転を行うことができる。この上側の冷媒流
路の圧力損失が下側の冷媒流路の圧力損失よりも大きく
なるように構成するには、上記に述べたように上側の伝
熱管25の本数を多くする他、上側の伝熱管25の管内
径を小さくして下側の冷媒流路に冷媒が流れやすくして
も、同様の効果がある。
9による空気調和機として例えば冷房装置に用いられる
蒸発器について説明する。図11は本実施の形態による
空気調和機に係わる蒸発器を示す構成図である。図にお
いて、24は入口配管、25は伝熱管、26は伝熱管2
5と直交するフィン、28は出口配管である。凝縮器の
構成と同様、複数のフィン26が互いにほぼ平行に設け
られ、伝熱管25がフィン26のそれぞれを貫通し、端
部のフィン26ですぐ上に貫通されている伝熱管25と
接続されて冷媒流路を形成している。蒸発器に流入した
冷媒は、入口配管24で上下の4流路に分岐し、それぞ
れ下方から上方の伝熱管25へ流れる間に室内の空調負
荷を受けて蒸発する。そして、出口配管28で合流し、
冷媒の出口部(D2)からガス配管に流入する。本実施
の形態では、各分岐流路において冷媒が通る伝熱管25
の本数を等しく構成しており、分岐した冷媒流路の長さ
は互いにほぼ等しい。
ら下方に構成されている場合、蒸発した冷媒ガスが伝熱
管25内で滞留または上昇し、伝熱管25内に逆流が生
じて自然循環運転が成立しない場合がある。本実施の形
態による蒸発器では、冷媒の流れ方向を下方から上方と
なるように構成したため、蒸発した冷媒ガスが伝熱管2
5内で滞留または逆流するいった現象を防止でき、安定
して適切な冷房能力が得られる自然循環運転を行うこと
ができる。
媒流路を4つに分岐して構成したが、3流路に限るもの
ではなく、2つ以下の流路や4以上の流路に分岐する構
成でもよい。これらの冷媒流路がそれぞれ下方から上方
へ流れるように構成すれば、上記と同様の効果を奏す
る。
態10による空気調和機として例えば冷房装置について
説明する。図12は、電算機室や移動体通信の中継電子
機器を納めた基地局(シェルタ)に設置された本実施の
形態による空気調和機を示す構成図である。空気調和機
の室外機5は基地局外壁面に固定された架台上に設置さ
れ、室内機9は基地局内の壁面に固定される。室外機5
と室内機9は液配管6とガス配管10とで接続されてい
る。室内機9は床からフィルター交換などの作業スペー
スを残した最低高さに設置される。その他、図1と同一
符号は同一、または相当部分を示している。
伝熱面積を、室外機5内の凝縮器の伝熱面積よりも大き
く構成した。ここで、伝熱面積とは、凝縮器や蒸発器を
構成するフィンの表面積と、冷媒流路を構成するすべて
の伝熱管外側の表面積を加えたものである。具体的に
は、蒸発器と凝縮器とで、フィンの間隔を変えたり、こ
のフィンを備えた熱交換器の段数,列数を変えたり、伝
熱管の外径を変えれば、伝熱面積を変えることができ
る。
外機5の下部に設け、室外機5と室内機9の高低差29
は0.5m以上でかつ2.0m以下の範囲内に設定し
た。ここで高低差29とは、凝縮器における冷媒の出口
部の高さと蒸発器における冷媒の出口部の高さの差のこ
とである。具体的には図10に示した凝縮器における分
岐した冷媒が合流した後の冷媒の出口部D1の高さと、
図11に示した蒸発器における分岐した冷媒が合流した
後の冷媒の出口部D2の高さの間の距離である。
20に示したように凝縮器のエンタルピー差は蒸発器の
エンタルピー差よりも圧縮機の入力分だけ大きくなる。
従って、一般に凝縮圧力の上昇を抑制するため凝縮器の
伝熱面積は蒸発器のそれよりも大きく設定されている。
また、一般に伝熱面積の拡大に伴って、凝縮器への風量
も蒸発器への風量に比べて大きく設定されている。これ
に対して、自然循環運転の場合には、図21に示したよ
うに凝縮器と蒸発器とのエンタルピー差および圧力がほ
ぼ等しいため、強制循環運転の場合のように凝縮器の伝
熱面積を蒸発器よりも大きく設定する必要がなくなる。
即ち、強制循環運転に比べて自然循環運転では、凝縮器
内のエンタルピー差が小さくなるため凝縮器の伝熱面積
を小さくし、蒸発器内のエンタルピー差が大きくなるた
め蒸発器の伝熱面積を大きくすることによって、自然循
環運転に適した冷媒回路を構成することができる。本実
施の形態による空気調和機では、蒸発器の伝熱面積を凝
縮器の伝熱面積よりも大きくなるように構成したため、
自然循環運転に適した冷媒回路を提供することができ
る。
する自然循環運転の冷房能力を示す特性図である。実線
30は室外機5と室内機9との高低差が大きい場合、例
えば2m程度の場合の特性、破線31は高低差が小さい
場合、例えば0.5m程度の場合の特性を示している。
高低差が大きい(実線30)場合、外気温度がA点にな
るまでは外気温度の低下とともに冷媒の流量が増加する
ため、冷房能力は増加する。しかし、外気温度がA点以
下になると、冷媒を流す推進力である高低差の制約か
ら、冷房能力の増加割合は急激に減少する。一方、高低
差が小さい(破線31)場合、冷房能力の増加割合が急
激に減少するポイントは、C点まで上昇するため、負荷
に対して有効な冷房能力が得られる範囲が小さくなる。
冷房能力の関係を示す特性図である。実線32は外気温
度と室内温度との温度差が大きい場合、例えばΔT=2
0℃程度の場合の能力線図、実線33は温度差が小さい
場合、例えばΔT=10℃程度の能力線図を示してい
る。また、この能力線図は冷媒として圧力損失の高いR
22を用いた場合のものである。外気温度と室内温度と
の温度差が大きい場合、冷媒回路内を流れる流量が高低
差の増加に伴って増加するため、冷房能力も高低差に増
加に伴って増加する。ここで、高低差が0.5mより小
さい場合、実線32のように負荷に対して有効な冷房能
力が得られる範囲は小さくなる。このため、凝縮器と蒸
発器との高低差29を、0.5m以上とすることが望ま
しい。
温度と室内温度との温度差が小さい場合に、高低差の増
大に伴って液配管6やガス配管10の長さが長くなり、
冷媒回路内の圧力損失が増大して図14の実線33に示
すように冷房能力が低下したり、自然循環運転が成立し
ないという現象が生じる。また、高低差が2mより大き
い場合、強制循環運転時に圧縮機1から冷媒ガスととも
に吐出された冷凍機油が上昇配管となるガス管6を上昇
することができず、圧縮機1の潤滑不良による焼損や自
然循環運転の能力低下といった現象を引き起こす可能性
がある。特に、高低差が2mより大きい場合、基地局
(シェルタ)全体の高さが高くなってしまう。また、通
常は調整に手間がかからないように工場で組み立てられ
たものをトラックなどで運搬するのであるが、長さが2
mより大きくなる場合には搬送を困難にしたり、設置作
業性を低下させたり、設置場所が制限されるという問題
を生じる。これらの理由から、凝縮器と蒸発器の高低差
29を2m以下とすることが望ましい。
5と室内機9の高低差29を0.5〜2mの範囲内に設
定したので、以上のような問題を生じることなく、外気
温度と室内温度との温度差に関わらず安定して適切な冷
房能力が得られる空気調和機を得ることができる。ただ
し、ここで設定した高低差29の範囲で得られる冷房能
力は、冷媒の種類や冷媒配管の圧力損失などによって多
少変化する。即ち、圧力損失の少ない冷媒、例えばR4
10Aを用いた場合には、図14に示す能力線図は冷房
能力が高くなる方向に変化するので、上記範囲内の高低
差に構成しておけば十分な冷房能力が得られる。
は、凝縮器2の冷媒の出口部(D1)からさらに冷媒配
管を下方に伸ばして、冷凍サイクルを構成する液配管6
との接続部を、凝縮器2の収納容器である室外機5の底
部よりも下に配設している。このため、高所に設置され
た室外機5への液配管6の接続作業が容易になるという
効果がある。またさらに、ガス配管10に関しても同様
であり、凝縮器2の冷媒の入口部と冷凍サイクルを構成
するガス配管10との接続部を、凝縮器2の収納容器で
ある室外機5の底部よりも下に配設すれば、高所に設置
された室外機5へのガス配管10の接続作業を容易にす
ることができる。
態11による空気調和機として例えば冷房装置について
説明する。図15は本実施の形態による空気調和機を示
す構成図である。図において、17は圧縮機1の出口部
の高圧配管とアキュムレータ14とを接続する第4開閉
弁18を介したバイパス配管であり、図1と同一符号は
同一、または相当部分を示している。図中、矢印は冷媒
の流れを示す。実施の形態1と同様、本実施の形態によ
る空気調和機は、室外機5と室内機9およびそれらを接
続するための液配管6、ガス配管10から構成されてい
る。室外機5は、冷媒ガスを圧縮するための圧縮機1、
この冷媒ガスを冷却液化させるための凝縮器2、外気を
強制的に凝縮器2の外表面に送風するための室外ファン
3、凝縮器2を出た高温高圧の冷媒液を減圧して二相状
態の湿り蒸気とする電子式膨張弁4、過渡的現象や冷媒
の過充填などの場合に圧縮機1への液戻りを防止するた
めのアキュムレータ14、自然循環運転時に圧縮機1お
よびアキュムレータ14をバイパスするための第1開閉
弁11たとえば逆止弁を介したバイパス配管12、自然
循環運転時にアキュムレータ14への冷媒の流入を防止
する第2開閉弁13、自然循環運転時に圧縮機1への冷
媒の流入を防止する第3開閉弁16たとえば逆止弁、圧
縮機1出口部の高圧配管とアキュムレータ14の液冷媒
中とを接続する第4開閉弁18を介したバイパス配管1
7より構成されている。また、室内機9は、液配管6か
ら流入した湿り蒸気を空調対象空間の空調負荷によって
蒸発させて冷媒ガスとする蒸発器7、室内空気を強制的
に蒸発器7の外表面に送風するための室内ファン8より
構成されている。室外機5の凝縮器2は室内機9の蒸発
器7よりも高い位置に配置されており、ここでは例えば
1.4m程度の高低差をつけて配置している。
が必要な場所に利用され、室内温度が外気温度よりも低
いときには強制循環運転により室内の冷房を行い、室内
温度が外気温度よりも高い時には外気の冷熱を利用した
自然循環運転により室内の冷房を行う。ここでまず、強
制循環運転について説明する。電子式膨張弁4の開度
を、凝縮器2を出た冷媒液を減圧して二相状態の湿り蒸
気とするための適切な開度に設定し、アキュムレータ1
4前の第2開閉弁13を開放して圧縮機1を運転する
と、第1開閉弁11たとえば逆止弁は圧縮機1の吐出圧
力と吸入圧力との圧力差で閉止されて強制循環のサイク
ルが形成される。
自然循環運転について説明する。電子式膨張弁4の開度
を、冷媒回路内の圧力損失を低減するために全開し、ア
キュムレータ14前の第2開閉弁13を閉止すると、第
1開閉弁11たとえば逆止弁は冷媒の流れにより開放さ
れ、自然循環のサイクルが形成される。図16は、図1
5の構成を基に試作した実験機における自然循環運転時
の冷媒充填量に対する冷房能力、蒸発器出口過熱度、凝
縮器出口過冷却度の変化を示す実験結果である。図16
の上図は、冷房能力の測定結果、下図は蒸発器出口過熱
度(●)、凝縮器出口過冷却度(○)の測定結果を示してい
る。また、実験条件は室内温度と外気温度との温度差Δ
Tが33℃一定の場合であり、横軸の冷媒充填量は自然循
環サイクルの冷媒回路内充填量を示している。図16の
上図からわかるように、冷房能力は冷媒充填量が4kg付
近で極大値を示している。冷媒充填量の増加に伴い冷房
能力が増加するのは、冷媒充填量の増加に伴って有効な
液柱高さが増加し、冷媒流量が増加するためである。ま
た、更なる冷媒充填量の増加に伴い冷房能力が減少する
のは、蒸発器出口の冷媒が二相状態となるため蒸発器内
のエンタルピー差が減少するとともに、蒸発器出口から
凝縮器入口までのガス配管の圧力損失が増加し冷媒流量
が減少するためである。また、図16の下図からわかる
ように、冷房能力が極大となる冷媒充填量(図16上図
では4kg付近)では蒸発器出口は飽和ガスの状態(蒸発器
出口過熱度0℃)となる。従って、この場合の室内外温度
差では冷媒充填量を4kg付近の値に設定することにより
自然循環運転の冷房能力を最大限利用することができ、
最大の消費電力削減効果を得ることができる。また、4k
g以下に比べて4kg以上の方が冷媒量に対する能力の低下
割合が大きいため、充填する冷媒量は冷房能力が極大と
なる時の充填量以下(例えば3.5kg〜4.0kg)に設定してお
けば、最大に近い冷房能力が得られる。
運転の適正冷媒量は約2kgであるため、自然循環運転の
冷房能力を最大とするためには強制循環運転時の2倍(4
/2)程度の冷媒量を充填すれば良いことがわかる。この
場合、強制循環運転時にはアキュムレータ14内に余剰
冷媒が蓄積され、運転切換え時にはこの余剰冷媒を自然
循環サイクルの冷媒回路へ戻す冷媒回収運転を行う必要
がある。冷媒回収運転の方法としては、電子式膨張弁4
の開度を通常の強制循環運転時よりも小さく(または全
閉)して一定時間強制循環運転を行い、蒸発器出口から
流入する過熱ガスによってアキュムレータ14内の液冷
媒を蒸発させる。それと同時に開閉弁18を開としバイ
パス管17を通って流入する圧縮機1からの吐出過熱ガ
スをアキュムレータ14内の液冷媒内に流入させること
により、液冷媒を発泡させガス中に飛沫状の冷媒を形成
させる。ガスと共にガスより比重の大きい飛沫状の冷媒
を圧縮機1内部へ流入させるため、ガスのみで冷媒回収
運転を行う方法より、短時間でアキュムレータ14内の
余剰冷媒を自然循環サイクルの冷媒回路に戻すことが可
能である。
態12による空気調和機として例えば冷房装置について
説明する。図17は本実施の形態による空気調和機のア
キュムレータを示す構成図である。図において30は、
アキュムレータ14内の圧縮機1へ接続される吸入配管
31と液冷媒中の低圧配管を貫通するアキュムレータ1
4内に設けたバッフル板で、32はバッフル板30の開
口部34に貼り付けた網である。実施の形態11と同
様、冷媒回収運転の方法としては、電子式膨張弁4の開
度を通常の強制循環運転時よりも小さく(または全閉)し
て一定時間強制循環運転を行い、蒸発器出口から流入す
る過熱ガスによってアキュムレータ14内の液冷媒を蒸
発させる。それと同時に開閉弁18を開としバイパス管
17を通って流入する圧縮機1からの吐出過熱ガスをア
キュムレータ14内の液冷媒内に流入させることによ
り、液冷媒を発泡させガス中に飛沫状の冷媒を形成させ
る。圧縮機1内に飛沫状の冷媒が多量に流入された場
合、冷凍機油が吐出ガスとともに冷媒回路内へ流出し、
圧縮機1内部の冷凍機油量が減少して潤滑不良により焼
損に至る危険性がある。特に、スクロール圧縮機の場
合、吸入圧力の低下や圧縮機1内部の冷媒液の発泡によ
って、摺動部への給油量が低下し、摺動部が温度上昇に
より熱変形して破損に至るといった問題が生じる。この
空気調和機では、冷媒回収運転を行う場合、バッフル板
30に貼り付けた網32で一定以上の大きさの飛沫を網
32に付着させたり、網32を通過させることにより、
飛沫を微細化し飛沫状の冷媒を気化しやすくすることに
より、圧縮機1内部に飛沫状の冷媒が多量に流入するこ
とを抑制する。尚、ここでは、バッフル板30に貼り付
けた網32のような飛沫量を調整するものを設けたが、
その調整するものはバッフル板30の開口部34により
構成しても良い。実施の形態11で示したように、ガス
と共にガスより比重の大きい飛沫状の冷媒で圧縮機1へ
流入させるため、ガスのみで冷媒回収運転を行う方法よ
り、短時間でアキュムレータ14内の余剰冷媒を自然循
環サイクルの冷媒回路に戻すことが可能であるととも
に、圧縮機1内部に飛沫状の冷媒が多量に流入すること
を抑制するため、圧縮機1の破損を防ぐことが可能であ
る。
態13による空気調和機として例えば冷房装置について
説明する。図18は、本実施の形態の空気調和機におけ
る、強制循環運転から自然循環運転への運転切換え時の
フローチャートを示している。ST1(ステップ1)で
は強制循環運転を行っており、開閉弁13は開、開閉弁
18は閉、電子式膨張弁4の開度は、凝縮器2を出た冷
媒液を減圧して二相状態の湿り蒸気とするための適切な
開度に設定された状態である。ST2で運転切換え指令
を受け、ST3で電子式膨張弁4の開度を蒸発器出口が
過熱状態となるような開度あるいは全閉に変更して、S
T4で圧縮機1が許容可能な吸入圧力(たとえば1.5
kgf/cm2G)以上で一定時間冷媒回収を行う。こ
れによりアキュムレータ14内の液冷媒33の液面があ
る程度低下する。その後ST5で開閉弁18を開とし、
ST6で開閉弁18を介したバイパス管17を通って流
入する圧縮機1からの吐出過熱ガスをアキュムレータ1
4内の液冷媒33内に流入させることにより、液冷媒3
3を発泡させガス中に飛沫状の冷媒を形成させながら一
定時間冷媒回収を行う。次に、ST7で圧縮機1を停止
し、ST8で開閉弁13を閉としてアキュムレータ14
への冷媒の流入を防止する。そして、ST9で開閉弁1
8を閉として、電子式膨張弁4の開度を、冷媒回路内の
圧力損失を低減するために全開し(ST10)、自然循
環運転へ移行する(ST11)。ST4の一定時間冷媒
回収にて、アキュムレータ14内の液冷媒33を自然循
環サイクルの冷媒回路へ戻すことにより、液冷媒33が
減少しアキュムレータ14内の液面が低下する。その後
ST5で開閉弁18を開とするため、ST6における冷
媒回収では、ST4による液冷媒33の減少により発泡
量が減少し飛沫状の冷媒発生量が減少する。それと共
に、液面が低下することにより、アキュムレータ14内
の圧縮機1へ接続される吸入配管31入口から発泡状態
の冷媒までの距離が長くなるので、飛沫状の冷媒の吸入
量を抑制できる。圧縮機1内部に飛沫状の冷媒が多量に
流入することを抑制するため、圧縮機1の破損を防ぐこ
とが可能である。
減圧機能と自然循環運転に必要な膨張弁のバイパス機能
という2つの機能を、1つの電子式膨張弁で実現して構
成を簡単にできる空気調和機が得られる効果がある。
す構成図である。
す構成図である。
す構成図である。
す構成図である。
量の比に対する冷房能力を示す特性図である。
運転から自然循環運転への運転切換え手順を示すフロー
チャートである。
す構成図である。
す構成図である。
す構成図である。
構成図である。
構成図である。
付けられた空気調和機の配置を示す構成図である。
温度に対する冷房能力の変化を示す特性図である。
機と室外機の高低差に対する冷房能力の変化を示す特性
図である。
を示す構成図である。
の実験結果を示す図である。
ータを示す構成図である。
転から自然循環運転への運転切換え手順を示すフローチ
ャートである。
するための空気調和機を示す構成図である。
係を示す特性図である。
係を示す特性図である。
えた空気調和機を示す構成図である。
膨張弁、5 室外機、6 液配管、7 蒸発器、8 室
内ファン、9 室内機、10 ガス配管、11第1開閉
弁、12 圧縮機バイパス配管、13 第2開閉弁、1
4 アキュムレータ、15 加熱手段、16 第3開閉
弁、17 バイパス配管、18 第4開閉弁、19 油
分離器、20 毛細管、21 受液器、22 第5開閉
弁、23 膨張弁バイパス配管、24 入口配管、25
伝熱管、26 フィン、27過冷却部、28 出口配
管、29 高低差、30 バッフル板、31 吸入配
管、32 網、33 液冷媒、34 開口部。
Claims (7)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、弁の開度を制御し得る
電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してなる冷
凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の入口
部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス配管
とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1開閉
弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮器、電
子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機
を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能とすると
共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を制御
し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよう前
記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を大き
くするよう制御し、前記圧縮機をスクロール圧縮機とし
たことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 強制循環運転から自然循環運転へに切り
換わり時、圧縮機にて冷媒回収運転を行なうと共に、前
記圧縮機が停止するまで電子式膨張弁を開とすることを
特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、弁の開度を制御し得る
電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してなる冷
凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の入口
部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス配管
とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1開閉
弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮器、電
子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機
を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能とすると
共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を制御
し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよう前
記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を大き
くするよう制御し、さらに冷媒をR410Aとすると共
に前記凝縮器の冷媒配管の出口部の高さを、蒸発器の冷
媒配管の出口部の高さよりも0.5m以上でかつ2m以
下の上方としたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、弁の開度を制御し得る
電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してなる冷
凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の入口
部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス配管
とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1開閉
弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮器、電
子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機
を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能とすると
共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を制御
し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよう前
記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を大き
くするよう制御し、さらに冷媒をR22としたことを特
徴とする空気調和機。 - 【請求項5】 圧縮機、凝縮器、弁の開度を制御し得る
電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してなる冷
凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の入口
部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス配管
とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1開閉
弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮器、電
子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機
を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能とすると
共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を制御
し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよう前
記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を大き
くするよう制御し、さらに冷媒をR407Cとしたこと
を特徴とする空気調和機。 - 【請求項6】 圧縮機、凝縮器、弁の開度を制御し得る
電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してなる冷
凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の入口
部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス配管
とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1開閉
弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮器、電
子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機
を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能とすると
共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を制御
し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよう前
記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を大き
くするよう制御し、冷凍機油としてエステル油を用いた
ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項7】 圧縮機、凝縮器、弁の開度を制御し得る
電子式膨張弁および蒸発器を順次配管で接続してなる冷
凍サイクルと、前記蒸発器の出口部と前記凝縮器の入口
部とを第1開閉弁を介して接続する圧縮機バイパス配管
とを備え、前記第1開閉弁を閉とし、前記圧縮機、凝縮
器、電子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記
圧縮機を運転状態とした強制循環運転と、前記第1開閉
弁を開とし、前記圧縮機をバイパスして前記凝縮器、電
子式膨張弁および蒸発器が順次接続されて、前記圧縮機
を停止状態とした自然循環運転とを切換え可能とすると
共に、前記強制循環運転時には冷媒の圧力状態を制御
し、前記自然循環運転時には圧力損失を低減するよう前
記強制循環運転時よりも前記電子式膨張弁の開度を大き
くするよう制御し、冷凍機油として冷媒に対する溶解度
が小さい非相溶油を用いたことを特徴とする空気調和
機。
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