JP2000315227A - インターネット通販システム - Google Patents

インターネット通販システム

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JP2000315227A
JP2000315227A JP12396899A JP12396899A JP2000315227A JP 2000315227 A JP2000315227 A JP 2000315227A JP 12396899 A JP12396899 A JP 12396899A JP 12396899 A JP12396899 A JP 12396899A JP 2000315227 A JP2000315227 A JP 2000315227A
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Kichinosuke Nagashio
吉之助 長塩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子的な情報の流れである通信ネットワークと
実体的な物の流れである物流ネットワークとの間を注文
情報が効率よく流れるインターネット通販システムを提
供すること。 【解決手段】発注クライアント11と受注サーバ21を
結ぶ通信ネットワーク8と、この通信ネットワークを通
じて発生した注文情報に応じて商品を発注者に配送する
物流ネットワーク9とからなるインターネット通販シス
テムにおいて、前記注文情報は読取可能なコードイメー
ジに変換され、前記コードイメージは通信ネットワーク
上ではイメージデータ90の形態で伝送されるとともに
物流ネットワーク上ではハードコピーされた記録コード
44aとして配送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発注クライアント
と受注サーバを結ぶ通信ネットワークと、この通信ネッ
トワークを通じて発生した注文情報に応じて商品を発注
者に配送する物流ネットワークとからなるインターネッ
ト通販システムに関する。
【0002】
【従来の技術】カタログ雑誌を見ながら決定された注文
を電話やはがきで通販業者に知らせ、その結果配送され
てくる商品を受け取ることで成立していた従来の通信販
売に代わり、インターネットなどの通信ネットワーク上
に構築された仮想店舗で商品を注文することで商品が宅
配される新しい形の通信販売が増加している。このよう
なインターネット通販システムでは、通信ネットワーク
上で成立した注文情報は、会計部門で代金回収ための処
理に用いられるとともに、出荷部門で商品発送のための
処理に用いられる。
【0003】最近では、会社内においても、社内LAN
が張り巡らされており、通信ネットワークから送り込ま
れた注文情報も、そのまま、社内での各処理に用いるこ
とができるが、実際の商品の物流ネットワーク上では、
電子的な注文情報との共存を図るには、ICカード等記
録メディアに電子的な注文情報を転送し、その記録メデ
ィアを商品に添付する必要がある。
【0004】また、社内LANから外れた部門での処理
や、通信ネットワークから孤立した協力会社での処理が
生じると、電子的な注文情報を紙の伝票の形に書き換
え、郵便やファクシミリなどを介して送り届ける必要が
あるし、さらに送り先での業務処理後何らかの情報が付
加されて郵送されてきた処理伝票の内容を再入力して電
子化する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】注文から商品配達まで
を、無理矢理に電子化された情報が付随するようにする
と、前述したように各商品に記録メディアを取り付ける
必要があり、物流コストを押し上げることになる。ま
た、電子的な伝票の流れから隔離された部署や協力会社
がある場合、電子伝票と古典的な紙伝票との間の書き換
えが事務効率を大きく低下させることになる。上記実状
に鑑み、本発明の課題は、電子的な情報の流れである通
信ネットワークと実体的な物の流れである物流ネットワ
ークとの間を注文情報が効率よく流れるインターネット
通販システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、発注クライアントと受注サーバを結ぶ通信ネットワ
ークと、この通信ネットワークを通じて発生した注文情
報に応じて商品を発注者に配送する物流ネットワークと
からなるインターネット通販システムにおいて、本発明
では、前記注文情報は読取可能なコードイメージに変換
され、前記コードイメージは通信ネットワーク上ではイ
メージデータの形態で伝送されるとともに物流ネットワ
ーク上ではハードコピーされた記録コードとして流れる
ことを特徴とする。
【0007】この構成では、通信ネットワークを通じて
発生した注文情報は受注サーバで読取可能なコードイメ
ージに変換された後この受注サーバを中継点として社内
LANによってつながっている各部署のサーバに電子的
に送られ、必要に応じて復号化されて利用される。これ
に対して通信ネットワークに断絶している部署や協力会
社には、この通信ネットワークに接続している端末から
ハードコピーされたコードイメージ、つまり紙に印刷さ
れた記録コードといった形態で該当部署や会社に送られ
る。この記録コードは、バーコードのように読取可能な
コードイメージであるので、この記録コードから文字な
ど人間によって認識可能な形態に変換することができ
る。また、注文された実際の品物にもこの記録コードを
付随させることにより、物流ネットワーク上で必要に応
じてこの記録コードを読み取ってその注文情報を取得す
ることができる。なお、本発明での物流ネットワークと
は、通信ネットワークに対比する意味で、注文情報が公
衆回線や社内LANなどの通信回線にのって電子的に運
ばれるものでなく、紙などの記録紙に印刷された形で、
実体をもって運ばれるネットワークを意味している。よ
って、注文情報が商品配送において商品に添付されて送
られる形態だけではなく、注文情報だけが印刷された伝
票の形で送られる形態も物流ネットワークに含まれる。
【0008】本発明では、読取可能なコードイメージに
変換された注文情報が、通信ネットワーク上ではイメー
ジデータとして伝送され、物流ネットワーク上では記録
媒体にハードコピーされた記録コードとして運ばれてい
くので、注文情報自体は、電子的な情報の流れである通
信ネットワークと実体的な物の流れである物流ネットワ
ークとの間を効率よく流れることになる。
【0009】本発明の好適な実施形態の1つでは、通信
ネットワーク上をイメージデータとして流れている注文
情報は通信ネットワークにつながれたプリンターを通じ
て紙などの記録媒体に形成された記録コードの形にする
ことができるし、この記録コードはスキャナーによって
再び電子的なイメージデータに変換可能である。これに
より、セキュリティに関して問題のあるインターネット
などの通信ネットワークを避けて、部分的に記録コード
の形にして安全性の高いFAX回線を利用したりすると
いったことが容易となる。コードイメージを、シールな
どにプリントアウトしたものを注文商品に貼り付けた
り、直接コードイメージを商品ケースに印刷すること
で、通信ネットワークを流れていた注文情報が、今度は
物流ネットワークでの商品タグとして機能するようにな
る。また、インターネットを経由して通信する場合で
も、暗号化されたコードイメージを通信することで、第
三者による窃視、改ざん等のトラブルを回避することが
できる。
【0010】本発明の好適な実施形態として、前記注文
情報のコードイメージ変換において、同芯状に間隔をあ
けて複数配置された多角形から構成されるボックスコー
ドが用いられることが提案される。このボックスコード
とは、本願出願人である長塩吉之助が1996年10月
21日に出願した日本国特開平10−74246号公報
に詳しく開示された2次元バーコードの一種であり、複
数の多角形、例えば正方形の基本ユニットからなる。各
基本ユニットは複数の、例えば4個の正方形エレメント
を含み、各エレメントは互いにサイズが異なるとともに
同芯状に配置され、各正方形エレメントを構成する各辺
に部分的な切断部を形成するかしないかでビット値を表
すように設定されている。つまり、それぞれ4つの辺か
らなる4つの正方形エレメントから構成された基本ユニ
ットは16ビットの情報を与えることができる。さら
に、現在では一つの基本ユニットに80ビットの情報を
与えることができるタイプも開発され、2次元バーコー
ドと区別して多次元コードと呼ばれている。この基本ユ
ニットを並べていくことで多くの情報を持つことができ
る。基本ユニットの構造パターンが簡単なため、これを
コードイメージ化して通信ネットワーク上に流したり、
記録媒体にプリント出力して、記録コードとして、商品
に付与しておくと従来から物流分野でよく用いられてい
るバーコードのような利用が可能である。しかも、従来
のバーコードに比べて桁違いの情報を含ませることがで
きる。
【0011】注文情報には、顧客名や顧客住所、注文商
品名や注文個数、支払い条件などの項目が含まれてい
る。従って、ボックスコードをそのような情報項目単位
でグループ化し、処理途中で部分的に追加・削除できる
ようにするならば、必要な部署に必要な情報だけを送る
ことができるし、処理の途中で新たに生じた情報、例え
ば商品コードや保証番号などを付加することができる。
従って、受注サーバで受け取った注文情報の内、顧客住
所及び注文商品名や注文個数といった商品出荷に関する
情報だけを直接配送センターのサーバに送り込み、出荷
準備を開始し、支払い条件などの確認後与えられる正式
な出荷命令が到着次第出荷することで、配送時間を短縮
するといったことも可能となる。
【0012】受注情報を表すボックスコードに決済情報
と商品情報が含まれている場合、前記決済情報を表すボ
ックスコードと前記商品情報を表すボックスコードは異
なる暗号鍵で暗号化するならば、直接商品を扱う配送セ
ンターに対しては商品に関する情報だけを扱えるように
し、支払いを管理する会計部に対しては決済に関する情
報だけを扱えるようにして、必要外の情報を他部署ない
しは別会社に開放してしまうといったセキュリティ上の
問題を解決することも可能となる。本発明によるその他
の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施例の説明によ
り明らかになるだろう。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるインターネッ
ト通販システムの一例を示すシステム構成図である。こ
こでは、顧客1、仮想店舗2、通販会社3、配送センタ
ー4、金融機関5、メーカ6がそれぞれインターネット
や専用回線などの形態をとる通信ネットワーク8や商品
の宅配便や書類の郵送の形態をとる物流ネットワーク9
を通じて接続されている。
【0014】顧客1のコンピュータシステムには、イン
ターネットを介してWWWサーバとの間で情報のやり取
りを行う発注クライアントとしてのWWWブラウザー1
1と、身分証明や決済証明に用いられるICカード用リ
ーダ12が備えられている。また、ICカード用リーダ
12の代わりにボックスコードリーダを設置して、IC
カードの代わりにボックスコードカード、すなわちボッ
クスコードを印刷して情報を記録したカードを用いるこ
とも可能である。
【0015】インターネット上で仮想店舗2を構築する
コンピュータシステムには、商品データベース22にア
クセスしながら顧客1のWWWブラウザー11に商品情
報を提示するとともに顧客1による商品注文の窓口とな
るWWWサーバ21と、顧客1から送られてきた注文情
報を格納する受注中継サーバ23が備えられている。
【0016】通販会社3のコンピュータシステムには、
仮想店舗2の受注中継サーバ23から送られてくる注文
情報を受け取る受注サーバ31と、注文情報から顧客に
関する情報を取り出してこれを管理する顧客管理サーバ
32と、受け取った注文の決済方法に応じて金融機関5
等に顧客の信用調査を依頼したりそれぞれの方法での代
金回収の管理を行う決済管理サーバ33と、受注した商
品の在庫管理やメーカ6への仕入れ伝票の発行などを管
理する発注仕入れサーバ34が備えられている。
【0017】配送センター4のコンピュータシステムに
は、受注中継サーバ23から注文情報のうち商品出荷に
関する情報だけを受け取ってその注文商品を仮出荷品目
として出荷計画リストに入力して管理する出荷計画サー
バ41と、商品の決済方法が代引きである場合代引き処
理を管理する代引き管理サーバ42が備えられている。
集荷計画サーバ41に入力された仮出荷品目は後日通販
会社3の受注サーバ31から正式な出荷指示が送られて
くると、該当商品を配送車に載せて顧客1に配達する
が、予め出荷準備が行われているので、注文から配達ま
での時間は短縮される。
【0018】金融機関5のコンピュータシステムには、
通販会社3の決済管理サーバ33からの要求に応じて注
文を行った顧客に関する口座情報やクレジット情報を提
供する顧客信用管理サーバ51が備えられ、これにより
通販会社3は顧客の支払い信用度を確認することができ
る。メーカ6のコンピュータシステムには、通販会社3
の発注仕入れサーバ34から発注情報に基づいて該当製
品の配送手続きを行う製品管理サーバ61が備えられて
いる。
【0019】上述した各コンピュータシステム間の注文
情報等の情報伝達にはボックスコードといった多次元バ
ーコード、つまり数字や文字などを機械的に読み取るこ
とができるイメージコードに変換されたものが利用され
ている。WWWブラウザー11のリクエストによりWW
Wサーバ21から送られる電子カタログ的な商品情報は
HTML文書やPDF文書の形態であるが、欲しい商品
を決定した顧客1が仮想店舗2に出す注文情報にはボッ
クスコード化されたイメージコードが用いられる。ボッ
クスコードについては後で説明するが、注文段階におい
てWWWサーバ21から送られてきたボックスコード変
換機能を有するJAVAアプレットプログラム7aによ
って、顧客1によって作成された注文情報がボックスコ
ード化され、そのボックスコード化された注文情報がW
WWサーバ21に送られる。このボックスコード化され
た注文情報は顧客1のコンピュータシステムにも注文情
報の控えとして残され、例えばハードディスク等の記憶
装置に格納しておく。これにより、顧客1が発注した商
品の発送状態を調べたい場合は、WWWサーバ21に注
文情報の控えを転送することによって、その発送状態を
問い合わせることが可能となる。
【0020】さらに受注中継サーバ23によってその全
ての注文情報が通販会社3の受注サーバ31に送られ、
注文情報のうち商品出荷に関する商品情報のみが配送セ
ンター4の集荷計画サーバ41に送られる。もちろん、
その際ボックスコード化された注文情報に仮想店舗のI
Dコードなどを表すボックスコードを付加することも可
能である。通販会社3や配送センター4のコンピュータ
システムには数字や文字などのいわゆるASCIIコー
ドをボックスコードに変換又は逆変換するイメージコー
ド変換手段7が備えられている。注文情報のボックスコ
ードへの変換・逆変換を模式的に示した図2から明らか
なように、ASCIIコードで表現されている注文情報
80は、顧客名、顧客住所、顧客コードなどの顧客情報
に関するブロック81と、注文した商品名、小片コー
ド、注文個数などの商品情報に関するブロック82と、
クレジットカード番号、有効期限、或いは引き落とし口
座番号などの決済情報に関するブロック83を含んでお
り、コードイメージ変換手段7の符号化機能71によっ
て、ボックスコード化された注文情報90に変換される
が、その際各情報別に区分けされたブロックはそのまま
維持され、顧客情報ボックスコードブロック91と商品
情報ボックスコードブロック92と決済情報ボックスブ
ロック93とになっている。ボックスコードからASC
IIコードへの変換は復号化機能72によって行われ
る。電子的なコードイメージとしてのボックスコード9
0はラベルプリンター44によって実体的な記録コード
としてのボックスコードシール44aの形で打ち出され
る。
【0021】ここで、ボックスコードについて図3、
4、5を用いて説明する。図3は、ボックスコードは通
常基本ユニットのシーケンシャルな並びから構成される
が、典型的なボックスコードの各基本ユニットは、正方
形の大きさの相違する4個のエレメントを同芯配置で備
えている。一番外側の第1エレメントは辺(セグメン
ト)a、b、c、dで、その内側の第2エレメントは辺
(セグメント)a1、b1、c1、d1で、その内側の
第3エレメントは辺(セグメント)a2、b2、c2、
d2で、最内側の第4エレメントは辺(セグメント)a
3、b3、c3、d3によって構成されている。以下に
説明するように、各エレメントの各辺で1ビットの2進
情報を表すとすれば、1つの四辺形(エレメント)で4
ビットの2進情報を表すことができる。したがって、4
つの四辺形を重ねた基本ユニットにより、16ビットの
情報をイメージコード化することができる。
【0022】図4を用いて、ボックスコードの基本ユニ
ットを構成する一番外側の第1エレメントを例にとって
各セグメントa、b、c、dによる2進表示について説
明する。セグメントの直線において途中カットによる欠
落部分Aが存在しない場合が“1”、途中カットによる
欠落部分Aが存在する場合が“0”というように取り決
めることで、図4のエレメントの各セグメントは、セグ
メントa=“1”、セグメントb=“1”、セグメント
c=“1”、セグメントd=“0”ということになり、
結果的に図4に示すエレメントは2進数“1110”を
表示している。
【0023】このボックスコードの2進数表現につい
て、図5(A)〜(D)を用いて更に詳しく説明する。
例えば、10進数14と13と250は2進数ではそれ
ぞれ、“1110”、“1101”、1111101
0”となる。10進法による数を2のn乗で表現する
際、図5(A)のように、セグメントdが2の0乗(=
1)の項を、セグメントcが2の1乗(=2)の項を、
セグメントbが2の2乗(=4)の項を、セグメントa
が2の3乗(=8)を表すように規定する。つまり、2
進数の各桁数nを図5(B)に示すように、セグメント
dが第1桁、セグメントcが第2桁、セグメントbが第
3桁、セグメントaが第4桁、と言うように規定するの
である。各桁つまり各セグメントは上述したように
“1”と“0”のいずれかを表すので、単一のエレメン
トで4桁の2進数を表現できる。
【0024】例えば、図5(C)では、第1桁としての
セグメントdは欠落A存在なので“0”であり、第2桁
としてのセグメントcは欠落A非存在なので“1”であ
り、第3桁としてのセグメントbは欠落A非存在なので
“1であり”、第4桁としてのセグメントaは欠落A非
存在なので“1”であり、桁数の大きい方から並べれば
2進数“1110”を表す。これは10進数の14であ
る。同様に解析すれば、図5(D)のエレメントでは、
セグメントcのみが欠落A存在で“0”となるので、2
進数表示では“1101”、10進数では13となる。
このようにボックスコードの各基本ユニットによって2
進数表示が可能である。また、16進数表示することも
容易である。従って、単一のエレメントで4ビット、図
3に示す4つのエレメントからなる基本ユニットは、1
6ビットのデータをイメージコード化することができ
る。当然、1つのセグメントにおける欠落Aの可能個数
を増やしたり、基本ユニットを構成するエレメントの個
数を増やすことで、表現できる情報量は飛躍的に増大す
る。なお、図示しないがさらに多くの情報を基本ユニッ
トに記録することができる新しい多次元コードも開発さ
れている。
【0025】いずれにしても、多くの種類が知られてい
る二次元バーコードに比べても、このボックスコードは
その簡潔な構成から高密度化も容易であるし、イメージ
データとしての処理する場合でも大きな解像度を要求し
ないという利点がある。さらに、このボックスコードは
基本ユニットを時計回り又は反時計回りで90度単位で
回転させるだけで、異なったデータに変化させることが
できるという特徴を利用するならば、その回転情報を暗
号キーとした暗号化が容易に実現するということも大き
な利点である。
【0026】図1に戻って説明を続けると、受注中継サ
ーバ23から受注サーバ31に送られたボックスコード
化された注文情報90は一旦適当な記憶メディアに格納
されるが、必要に応じてイメージコード変換手段7によ
ってASCIIコードに変換され、そのうち顧客情報は
顧客管理サーバ32に検索抽出可能に格納され、決済情
報は決済管理サーバ33に送られる。格納されているボ
ックスコード化注文情報も、必要に応じて先ほど述べた
グループ単位で削除したり、別な情報を表したボックス
コードを追加して、社内及び社外に電子的に送られたり
プリンターで打ち出して各種伝票に貼り付けられたりす
る。
【0027】決済管理サーバ33は、受け取った決済情
報に基づいて、専用通信回線でつながれている金融機関
5の顧客信用管理サーバ51にアクセスして、クレジッ
ト番号や口座番号から顧客1の信用度をチェックし、そ
の信用が確認されると、その情報を決済管理サーバ33
は受注サーバ31に与える。
【0028】受注サーバ31はその注文の有効性を確認
すると、配送センター4に対してボックスコード化され
たままの顧客情報と先に仮の注文に対する正式な出荷指
示を与える。配送センター4の集荷計画サーバ41に
は、受注中継サーバ23から注文情報のうち商品出荷に
関する情報だけが送られてきており、その注文商品を仮
出荷品目として出荷準備がなされているので、通販会社
3の受注サーバ31から正式な出荷指示が送られてくる
と、該当商品にボックスコード化された顧客情報と商品
情報を組み合わせてシールプリンター44を用いてボッ
クスコードシール44aとして出力し、該当商品に貼り
付ける。このボックスコードシール44aは、流通業界
における従来の手書き伝票と異なり、配達先の情報も含
めた注文情報がコンピュータによって読み取り可能なイ
メージコードで印刷されているので、商品の配送管理全
般にわたって自動化することが可能になる。
【0029】配送センター4の保管倉庫43に常時十分
な商品が保管されているわけでないので、注文が確定す
ると受注サーバ31は発注仕入れ管理サーバ34に対し
てメーカ6への商品発注をする。発注仕入れ管理サーバ
34は、ボックスコード化された注文情報90のうちの
商品情報ブロック92だけをメーカ6の製品管理サーバ
61に通信回線を用いて送ると、製品管理サーバ61は
この商品情報ブロック92をイメージコード変換手段7
によってASCIIコードに変換するとともに、イメー
ジデータ化されたボックスコードそのものをシールプリ
ンター44を用いてボックスコードシール44aとして
出力し、該当製品に貼り付け、配送センター4に出荷す
る。ここでもこのボックスコードシール44aは、流通
業界における物流管理の自動化を可能にする。
【0030】また、メーカ6によっては伝票の流れがコ
ンピュータ化されていないので、そのようなケースで
は、発注仕入れサーバ34は商品情報に関するボックス
コードとこのボックスコードをASCIIコードに変換
して打ち出された文字形態の商品情報を一緒にした仕入
れ伝票をFAX回線を用いて相手のFAX62に送る。
FAXを受け取ったメーカ側では、ボックスコード部分
を切り取って集荷製品に貼り付けることで、それ以後の
出荷製品のコード管理が可能となる。あるいは、FAX
に代えてこの仕入れ伝票を郵便で送ってもよい。さらに
は、郵便やFAXで送られてきたボックスコードを、ス
キャナーで読み取り、再度イメージデータ化し、電子的
な情報とし業務管理に利用することも可能である。
【0031】上記の説明では、セキュリティの問題か
ら、仮想店舗2の受注中継サーバ23から配送センター
4の出荷計画サーバ41へは、商品情報に関するブロッ
ク92だけが送られ、正式に注文が決定した後初めて通
販会社3から顧客情報が送られてきた。これに代えて、
受注中継サーバ23がボックスコード化された注文情報
90の各ブロックをそれぞれ別な暗号鍵で暗号化し、出
荷計画サーバ41へ顧客情報ブロック91と商品情報ブ
ロック92を送っておく。出荷計画サーバ41には、予
め、商品情報ブロック92を復号する解除鍵は渡されて
いるので、直ちに商品情報ブロックを復号して出荷計画
に乗せることができる。さらに、注文が正式に決定する
と、受注サーバ31から顧客情報ブロック91を復号す
る解除鍵が送られてくるので、これを復号して、イメー
ジコード変換手段7によって文字化したり、ボックスコ
ードシール44aに変換したりして、商品配送に利用す
ることも可能である。その際、異なる情報ブロック毎に
暗号鍵を変えて暗号化し、それぞれ必要なところでのみ
暗号を解除できるようにすると、セキュリティ面での信
頼性が向上する。
【0032】図6を参照しながらこのインターネット通
販システムでの典型的な商品購入の流れとこれに付随し
て生じるボックスコードの流れを説明する;顧客1がW
WWブラウザ11を使ってインターネット8上の仮想店
舗2にアクセスするとWWWサーバ21から商品に関す
るHTML文書が送られ、顧客1のモニターに商品が一
覧される。購入したい商品が見つかると、顧客1は注文
コマンドをWWWサーバ21に与える。WWWサーバ2
1は注文フォーマット等を作成するJAVAアプレット
7aを顧客に送り、所定の注文フォーマットに注文明細
を書き込んでもらう。その際、顧客コードなどの顧客情
報やクレジット番号等の決済情報はカードリーダ12を
介してICカードから読み込むことも可能である。顧客
1が注文フォーマットに必要なデータを書き込むことに
よって作成された注文情報ファイル80は図2に示すよ
うに顧客情報データ81と商品情報データ82と決済情
報データ83をグループ分けしている。送られてきたJ
AVAアプレット7aはASCIIコードをボックスコ
ードに変換するコードイメージ機能を果たすプログラム
部分も備えているので、顧客1によって書き込まれた注
文明細はボックスコード化されるが、その際各グループ
毎に異なる暗号鍵によって暗号化される。これらの暗号
キーはICカードに格納されている。また、暗号鍵をイ
メージデータで印刷したボックスコードカードに格納す
ることができる。さらに、暗号鍵をイメージデータの形
で紙に印刷し、FAXや郵送で送ることによって、イン
ターネット以外の経路で暗号鍵を配信することができる
ので、暗号鍵管理の保安性を高くすることができる。
【0033】図2に示すようにボックスコード化された
注文情報90は、WWWサーバ21に送られ、受注中継
サーバ23によって通販会社3と配送センター4にイン
ターネット8を通じて転送されるが、配送センター4に
は決済情報に関するボックスコード93は転送されな
い。配送センター4には、商品情報に関するボックスコ
ード93に掛けられた暗号を復号するための鍵は与えら
れているので転送された商品情報に関するボックスコー
ド93は復号されて出荷登録サーバ41に登録されるこ
とで、その商品の出荷準備が開始される。通販会社3
は、全てのグループの暗号を復号する鍵が備えられてい
るので、ボックスコード化された注文情報90をASC
IIコード化する。注文商品の在庫チェックで、商品発
注の必要性があればメーカ6に発注する。ここでは、メ
ーカ6への発注は商品情報に関するボックスコードと従
来の発注伝票を組み合わせた発注シートをプリンターか
ら打ち出し、この発注シートを郵便やFAXといったネ
ットワークを利用してメーカ6に送る。メーカ6は、こ
の発注シートに基づいて、直ちに該当する製品の配送セ
ンター4への出荷を行うが、その際、発注シートに印刷
されているボックスコードをその製品或いは納品伝票に
貼り付けることで、この製品の物流管理に役立たせる。
【0034】決済のチェックでは、決済情報の中から取
り出されたクレジットカード情報や銀行口座番号を通販
会社−金融機関間を結んでいる専用回線を介して金融機
関5に送ることで、金融機関5による信用度調査が行わ
れる。金融機関5がその信用度を確認すると、その旨を
通販会社に伝える。これにより、通販会社3はこの注文
を正式に受注する。
【0035】正式受注が決まれば、通販会社3は配送セ
ンター4に顧客に対する商品の配送を指示するが、その
際、先に転送されている顧客情報に関するボックスコー
ド92のための復号鍵も送る。配送センター4は、仮の
出荷計画を正式にするとともに、顧客情報に関するボッ
クスコード92を復号して、さらにASCIIコード化
するとともに、顧客情報と商品情報のボックスコードか
らシールプリンター44を使ってボックスコードシール
44aを作成し、これを宅配商品と宅配伝票に貼り付け
ることにより、この商品の宅配管理に役立たせる。
【0036】配送センター4から顧客1への商品の宅配
はトラック便などの従来の物流ネットワーク9を使って
行われ、顧客1による商品の受け取り、受取書への署名
が行われ、注文商品の配送が完了する。後は配送センタ
ー4が顧客1によって署名された受取書に基づいて通販
会社に配送完了を通知すると、通販会社3は金融機関5
に代金引き落としを依頼する。金融機関5は顧客1の口
座から代金を引き落とし、通販会社3の口座に振り込
む。これにより、この商品の通信販売作業が完了する。
【0037】上記実施の形態では、暗号方式として秘密
鍵暗号方式を使用した例で説明されているが、もちろん
公開鍵飯ごう方式を採用してもよい。ボックスコードで
公開鍵を記述することによって、公開鍵の取り扱いが簡
単となり、公開鍵の保管、管理、公開という重要な作業
をインターネット上で簡単に行うことができるようにな
る。
【0038】以上述べたように、本発明によるインター
ネット通販システムでは、コードイメージの一例として
のボックスコードがインターネットや専用回線などの通
信ネットワーク上をイメージデータの形で伝送され、ま
た同じボックスコードがハードコピーされて商品自体や
伝票に貼り付けられた形で物流ネットワーク上を流通す
ることで、通信ネットワークと物流ネットワークの垣根
を越えた情報の伝搬が可能となり、販売・流通コストの
低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインターネット通販システムの1
つの実施形態を示すシステム構成図
【図2】注文情報のボックスコード化及びその逆変換を
説明する模式図
【図3】ボックスコードの基本ユニットを示す説明図
【図4】ボックスコードの基本ユニットを構成する1つ
のエレメントを示す説明図
【図5】ボックスコードの1つのエレメントにおけるビ
ット情報の表現を示す説明図
【図6】図1によるインターネット通販システムにおけ
る典型的な商品購入の流れを示す説明図
【符号の説明】
1 顧客 2 仮想店舗 3 通販会社 4 配送センター 5 金融機関 6 メーカ 7 コードイメージ変換手段 8 通信ネットワーク(インターネット) 9 物流ネットワーク(郵便、トラック便) 11 発注クライアント(WWWブラウザ) 21 受注サーバ 44 シールプリンター 44a 記録コード(ボックスコードシール) 80 ASCIIコードによる注文情報 90 ボックスコード化された注文情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発注クライアントと受注サーバを結ぶ通信
    ネットワークと、この通信ネットワークを通じて発生し
    た注文情報に応じて商品を発注者に配送する物流ネット
    ワークとからなるインターネット通販システムにおい
    て、 前記注文情報は読取可能なコードイメージに変換され、
    前記コードイメージは通信ネットワーク上ではイメージ
    データの形態で伝送されるとともに物流ネットワーク上
    ではハードコピーされた記録コードとして流れることを
    特徴とするインターネット通販システム。
  2. 【請求項2】前記イメージデータはプリント出力によっ
    て記録コードに変換され、前記記録コードはスキャナー
    によってイメージデータに変換されることを特徴とする
    請求項1に記載のインターネット通販システム。
  3. 【請求項3】前記記録コードは配送される商品に付与さ
    れることを特徴とする請求項2に記載のインターネット
    通販システム。
  4. 【請求項4】前記注文情報のコードイメージ変換におい
    て、同芯状に間隔をあけて複数配置された多角形から構
    成されるボックスコードが用いられることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のインターネット通販シ
    ステム。
  5. 【請求項5】前記ボックスコードは情報項目単位でグル
    ープ化されており、処理途中で部分的に追加・削除され
    ることを特徴とする請求項4に記載のインターネット通
    販システム。
  6. 【請求項6】前記ボックスコードには決済情報と商品情
    報が含まれており、前記決済情報を表すボックスコード
    と前記商品情報を表すボックスコードは異なる暗号鍵で
    暗号化されていることを特徴と請求項4に記載のインタ
    ーネット通販システム。
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