JP2000317389A - 透湿性塗膜の形成方法 - Google Patents

透湿性塗膜の形成方法

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JP2000317389A
JP2000317389A JP11131994A JP13199499A JP2000317389A JP 2000317389 A JP2000317389 A JP 2000317389A JP 11131994 A JP11131994 A JP 11131994A JP 13199499 A JP13199499 A JP 13199499A JP 2000317389 A JP2000317389 A JP 2000317389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透湿性と防水性の相反する効果を有しながら、
塗膜表面の耐汚染性、とりわけ汚染物質の自然除去効果
が非常に優れるため、経時的な透湿効果の低下を生じな
い透湿性塗膜の形成方法を得る。 【解決手段】下記の(A)成分、(B)成分、(C)成
分を含有し、形成塗膜のJIS K 5400 8.1
7による水蒸気透過度が40g/m ・24H以上、
且つJIS A 6909 6.13による透水量が
0.5ml以下である低汚染型水性上塗材を、透湿性基
材の表面に塗装する。 (A)合成樹脂エマルション (B)シラン系浸透性吸水防止材 (C)アルコキシシランの変性縮合物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート、モ
ルタル、サイディングボード、ALC、押出成形板、木
質合板等の、透湿性を有する各種基材の表面仕上げに適
用される透湿塗膜形成方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、建築物、土木構築物等の躯体の保
護、意匠性の付与および、美観性の向上のため塗装仕上
げが行われている。このような塗装仕上げの中で、建築
物、土木構築物等の躯体の保護という観点では、躯体内
部への雨水の浸入を防止する防水性が重要な機能となっ
ている。近年このような防水性の塗膜を施すことによ
り、外部からの雨水の浸入は遮蔽することが可能となっ
た。しかしながら、反対に建築物内部や土木構築物内部
で発生する水蒸気は、躯体の保護を目的に塗装された防
水性塗膜の水分遮蔽性能によって躯体内部に留まり、冬
期には躯体内部での凍結による躯体の破壊を生じたり、
防水性塗膜の裏面への局在化による塗膜の膨れの原因に
なるという新たな問題を生じることになった。これに対
して、防水性塗膜の改良によって、従来の防水性能を維
持し、水蒸気の透過のみを許容する、透湿機能を有した
新たな塗料組成物が開発されるようになってきた。
【0003】一方、躯体の保護の効果も長期にわたって
持続することが求められてきた。このため、近年フッ素
樹脂塗料、アクリルシリコン樹脂塗料、アクリルウレタ
ン樹脂塗料等の高耐久性塗料の出現により、躯体の保護
効果を飛躍的に長期化させることが可能となった。しか
しながら、これらの高耐久性塗料はその耐久性により、
かえって塗膜表面の汚染の問題がクローズアップされる
結果となった。
【0004】すなわち、これらの高耐候性塗料以前の塗
料によって形成される塗膜は、太陽光の紫外線等によっ
て表面が劣化し、汚染物質の付着が生じたとしても、塗
膜表面の劣化部分とともに剥落除去されていたのである
が、塗膜の耐久性が向上したため、塗膜表面の劣化剥落
の機構が機能できなくなったのである。特に最近は、都
心や都市近郊において、自動車等からの排出ガスによ
り、大気中に油性の汚染物質が浮遊している状況で、そ
れら油性の汚染物質が、高耐久性塗料から形成された塗
膜表面に付着した場合には、著しいすす状あるいはすじ
状の汚染(以下、「雨筋汚れ」という)を生じ、都市景
観の向上のため施したはずの塗装仕上げが意味をなさな
い場合があった。防水性塗料においても、このような傾
向は否めず、塗膜表面の汚染により透湿効果の低下を招
く場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする課題は、透湿性と防水性の相反する効
果を有しながら、塗膜表面の耐汚染性、とりわけ汚染物
質の自然除去効果が非常に優れるため、経時的な透湿効
果の低下を生じない透湿性塗膜の形成方法を得ることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明者らは、鋭意検討の結果、特定の組成
で、特定の水蒸気透過度及び透水量を有する低汚染型水
性上塗材を塗装することによって、耐汚染性に優れ、長
期的に防水性、透湿性の両機能を高く持続することがで
きることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、 1.下記の(A)成分、(B)成分、(C)成分を含有
し、形成塗膜のJISK 5400 8.17による水
蒸気透過度が40g/m・24H以上、且つJIS
A 6909 6.13による透水量が0.5ml以下
である低汚染型水性上塗材を、透湿性基材の表面に塗装
することを特徴とする透湿性塗膜の形成方法。 (A)合成樹脂エマルション (B)シラン系浸透性吸水防止材 (C)アルコキシシランの変性縮合物 2.低汚染型水性上塗材における(C)アルコキシシラ
ンの変性縮合物が、少なくとも1つ以上のポリオキシア
ルキレン基をもつことを特徴とする1.に記載の透湿性
塗膜の形成方法。 3.低汚染型水性上塗材における(C)アルコキシシラ
ンの変性縮合物が、少なくとも1つ以上のポリオキシア
ルキレン基およびアルコキシル基を有するアルコキシシ
ランの変性縮合物であり、前記ポリオキシアルキレン基
の繰り返し単位の炭素数が1〜4、前記アルコキシル基
の炭素数が1〜4であることを特徴とする1.または
2.に記載の透湿性塗膜の形成方法。 4.低汚染型水性上塗材における(C)アルコキシシラ
ンの変性縮合物が、少なくとも1つ以上のポリオキシア
ルキレン基およびアルコキシル基を有するアルコキシシ
ランの変性縮合物であり、前記ポリオキシアルキレン基
の繰り返し単位の炭素数が2のポリオキシエチレン基、
前記アルコキシル基の炭素数が2のエトキシ基であるこ
とを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載の透湿性塗
膜の形成方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の透湿性基材は、コンクリ
ート、モルタル、ALC、石膏ボード、石綿スレート
板、合板、木材、発泡フォーム等の水分をその内部に含
有する気孔を有する基材であり、金属板、ガラス板、プ
ラスチック板等の通気性を全く有さないものは除外す
る。
【0009】本発明において形成塗膜の透湿性は、JI
S K 5400 8.17「水蒸気透過度」に基づい
て測定するものである。水蒸気透過度が40g/m ・24H未満の場合、建築物内部や土木構造物内部で発
生する水蒸気は塗膜裏面に局在化し、その結果、塗膜の
膨れの原因となり、一方、冬季には、躯体内部での凍結
による躯体破壊の恐れがある。
【0010】また、形成塗膜の透水量は、JIS A
6909 6.13「透水試験B法」に基づいて測定す
るものである。透水量が、0.5mlを超える場合、建
築物、土木構造物等の躯体内部へ降雨による水分が浸透
し、その結果、例えば、コンクリート下地では、中性化
による強度低下や鉄筋の発錆の原因となり、さらに、過
剰な水分の浸透による塗膜の剥離等の異常が生じ、躯体
の保護が機能しえない。
【0011】本発明は、上塗材として特定の成分を含有
し、且つ特定の物性値を持つものを塗装することによっ
て、透湿性、防水性を発揮するものである。
【0012】本発明においては、(A)合成樹脂エマル
ション(以下(A)成分という)、(B)シラン系浸透
性吸水防止材(以下(B)成分という)、(C)アルコ
キシシランの変性縮合物(以下(C)成分という)を含
有する低汚染型水性上塗材が使用される。(B)成分は
基材内部に浸透して防水性を高め、(C)成分は形成塗
膜に耐汚染性及び汚染物質の染み込み防止性を付与す
る。
【0013】(A)成分としては、特に組成が限定され
るものではないが、該合成樹脂エマルションに(B)成
分及び(C)成分を含有させたときの形成塗膜のJIS
K5400 8.17による水蒸気透過度が40g/
・24H以上、且つJIS A6909 6.13
による透水量が0.5ml以下であることが必須であ
る。
【0014】このような合成樹脂エマルションとして
は、アクリル樹脂系、アクリルシリコン樹脂系、フッ素
樹脂系、ウレタン樹脂系、架橋反応型樹脂系等の何れの
合成樹脂エマルションでもよい。
【0015】〔アクリル樹脂系エマルションについて〕
アクリル樹脂系エマルションとしては、アクリル系単量
体、およびアクリル系単量体と共重合可能な他の単量体
とをラジカル共重合により得られるものが使用できる。
【0016】アクリル系単量体は、特に限定されない
が、例えば、メチル(メタ)アクリレート(メチルアク
リレートまたはメチルメタアクリレートのいずれかであ
ることを示す。以下において同じ。)、エチル(メタ)
アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
トなどのアルキル基含有(メタ)アクリル系単量体;2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの水酸基
含有(メタ)アクリル系単量体;(メタ)アクリル酸な
どのエチレン性不飽和カルボン酸;ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレートなどのアミノ基含有(メタ)アクリル
系単量体;(メタ)アクリルアミド、エチル(メタ)ア
クリルアミドなどのアミド含有(メタ)アクリル系単量
体;アクリロニトリルなどのニトリル基含有(メタ)ア
クリル系単量体;グリシジル(メタ)アクリレートなど
のエポキシ基含有(メタ)アクリル系単量体等を例示で
きる。
【0017】アクリル系単量体と共重合可能な他の単量
体としては、スチレン、メチルスチレン、クロロスチレ
ン、ビニルトルエンなどの芳香族炭化水素系ビニル単量
体;マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、
シトラコン酸などのα,β−エチレン性不飽和カルボン
酸;スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸などのスル
ホン酸含有ビニル単量体;無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸などの酸無水物;塩化ビニル、塩化ビニリデン、ク
ロロプレンなどの塩素含有単量体;ヒドロキシエチルビ
ニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニルエーテルなど
の水酸基含有アルキルビニルエーテル;エチレングリコ
ールモノアリルエーテル、プロピレングリコールモノア
リルエーテルジエチレングリコールモノアリルエーテル
などのアルキレングリコールモノアリルエーテル;エチ
レン、プロピレン、イソブチレンなどのα−オレフィ
ン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピ
バリン酸ビニルなどのビニルエステル;メチルビニルエ
ーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテ
ル、シクロヘキシルビニルエーテルなどのビニルエーテ
ル;エチルアリルエーテル、ブチルアリルエーテルなど
のアリルエーテル等を例示できる。
【0018】合成樹脂エマルションとして、アクリル樹
脂系エマルションを用いた場合は、耐久性、コスト面、
樹脂設計の自由度の高さ、グロスペイントでの光沢の高
さなどが有利である。
【0019】〔アクリルシリコン樹脂系エマルションに
ついて〕アクリルシリコン樹脂系エマルションとして
は、珪素含有アクリル系単量体、および珪素含有アクリ
ル系単量体と共重合可能な他の単量体とをラジカル共重
合により得られるものが使用できる。
【0020】珪素含有アクリル系単量体としては、特に
限定されないが、たとえば、γ−(メタ)アクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロキシプロピルメチルジエトキシシランなどの加水
分解性シリル基含有ビニル系単量体等を例示できる。
【0021】珪素含有アクリル系単量体と共重合可能な
他の単量体としては、たとえば、前述のアクリル樹脂系
エマルションで使用される単量体等を、特に限定されず
使用できる。
【0022】合成樹脂エマルションとして、アクリルシ
リコン樹脂系エマルションを用いた場合は、耐候性、耐
黄変性、耐久性、耐薬品性、耐汚染性などが有利であ
る。
【0023】〔フッ素樹脂系エマルションについて〕フ
ッ素樹脂系エマルションとしては、フッ素含有単量体、
およびフッ素含有単量体と共重合可能な他の単量体とを
ラジカル共重合により得られるものが使用できる。
【0024】フッ素含有単量体としては、たとえば、フ
ッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラフルオ
ロエチレン、ペンタフルオロエチレン、ヘキサフルオロ
プロピレンなどのフルオロオレフィン;トリフルオロエ
チル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル
(メタ)アクリレート、パーフルオロシクロヘキシル
(メタ)アクリレートなどのフッ素含有(メタ)アクリ
レート等が例示される。
【0025】フッ素含有単量体と共重合可能な他の単量
体としては、たとえば、前述のアクリル樹脂系エマルシ
ョンで使用される単量体等を、特に限定されず使用でき
る。
【0026】合成樹脂エマルションとして、フッ素樹脂
系エマルションを用いた場合は、耐候性、耐黄変性、耐
久性、耐薬品性、耐汚染性などが有利である。
【0027】〔ウレタン樹脂系エマルションについて〕
ウレタン樹脂系エマルションとは、塗膜形成後の塗膜中
にウレタン結合を持つようになるエマルションを総称す
る。即ち、塗膜形成前からウレタン結合を有するもので
もよいし、塗膜形成後の反応によりウレタン架橋を形成
するものでもよい。エマルションの形態としては、1液
型でもよいし、2液型であってもよい。1液型として
は、ウレタン結合を有する重合性単量体を他の共重合可
能な単量体と共重合する方法、ウレタン結合を有する水
性樹脂の存在下に重合性不飽和単量体を重合する方法、
反応基を有する水性ウレタン樹脂と、該反応基と反応す
ることのできる基を含むエマルションとを混合する方法
等が挙げられる。2液型としては、水分散性イソシアネ
ートと水酸基含有エマルションとの組み合わせ等が挙げ
られる。
【0028】合成樹脂エマルションとして、ウレタン樹
脂系エマルションを用いた場合は、耐久性、耐溶剤性、
耐薬品性、耐汚染性などが有利である。
【0029】〔その他の架橋反応型エマルションについ
て〕合成樹脂エマルションの中で、前記の水酸基とイソ
シアネート化合物による架橋反応以外に、カルボニル基
とヒドラジド基、カルボン酸と金属イオン、エポキシ基
とアミン、エポキシ基とカルボキシル基、カルボン酸と
アジリジン、カルボン酸とカルボジイミド、カルボン酸
とオキサゾリン、アセトアセテートとケチミンなどを利
用した架橋反応を形成するエマルションを使用すること
も可能である。架橋反応型エマルションは、1液タイプ
であっても、2成分以上の多成分タイプであってもよ
い。
【0030】合成樹脂エマルションとして、架橋反応型
エマルションを用いた場合は、耐久性、耐溶剤性、耐薬
品性、耐汚染性などが有利である。
【0031】(B)シラン系浸透性吸水防止材は、コン
クリート、モルタル等の基材の中に深く浸透して撥水層
を形成し、防水性を高める役割を担うものである。ま
た、外部からの水や炭酸ガス等の浸入を遮断することで
基材の中性化による強度低下を防止し、駆体内部に存在
する鉄骨あるいは鉄筋の腐食を抑制し、さらに基材内部
のカルシウム成分の移行よる基材表層でのエフロレッセ
ンス発生を防止する効果も発揮する。
【0032】(B)成分としては、アルコキシシランを
各種界面活性剤で水性エマルション化したものが使用で
きる。
【0033】アルコキシシランとしては、例えば、メチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メ
チルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラ
ン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリブトキ
シシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリ
エトキシシラン、プロピルトリプロポキシシラン、プロ
ピルトリブトキシシラン、ブチルトリメトキシラン、ブ
チルトリエトキシシラン、ブチルトリプロポキシシラ
ン、ブチルトリブトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポキ
シシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジエチルジメチ
ルシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジプロ
ポキシシラン、ジエチルジブトキシシラン、ヘキシルト
リメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキ
シルトリプロポキシシラン、オクチルトリメトキシシラ
ン、オクチルトリエトキシシラン、オクチルトリプロポ
キシシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシルトリ
メトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、フ
ェニルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン
などが挙げられる。これらは単独もしくは複数の種類を
混合して使用することができる。
【0034】このようなアルコキシシランを水性エマル
ション化するための界面活性剤としては、ノニオン性界
面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤から選ばれる1種、または2種以上
を適宜使用することが可能である。例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ノエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等のノニオン
性界面活性剤;高級アルコール硫酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、アルキ
ルナフタレンスルフォン酸ナトリウム、ジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤;アル
キルアミンアセテート、アルキルアミン塩酸塩、第4級
アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤;アルキルジ
メチルアミンオキサイド、アルキルカルボキシメチルヒ
ドロキシエチルイミダゾリウムベタイン等の両性界面活
性剤があげられる。このうち、ノニオン性界面活性剤が
アルコキシシラン化合物の安定性を向上させることがで
き、好ましい。
【0035】(B)成分の含有量は、(A)成分の固形
分100重量部に対して、固形分換算で30〜400重
量部(好ましくは120〜200重量部)とする。
(B)成分が30重量部より少ない場合は、撥水層が十
分に形成されず、吸水防止性、中性化防止性、腐食防止
性、エフロレッセンス発生防止性等が低下する。400
重量部より多い場合は、十分な塗膜形成能が得られず、
耐久性、防水性等が低下する。
【0036】(C)アルコキシシランの変性縮合物は、
低汚染化剤としてはたらくものであり、本発明における
上塗材に耐汚染性及び汚染物質の染み込み防止性、さら
には透湿性を付与するのに不可欠の成分である。また、
変性されていることにより、(A)成分との相溶性が良
好で、グロスペイントに用いた場合には高い光沢を有す
る塗膜を形成できるという効果を発揮するものである。
変性されていないアルコキシシランを用いた場合は、合
成樹脂エマルションとの相溶性が悪く、塗料に異物を生
じたり、グロスペイントでの塗膜の光沢が低下するとい
った問題を発生する。
【0037】(C)成分としては、アルコキシシランの
アルコキシル基を、ポリオキシアルキレン基含有化合
物、アミノ基含有化合物、フッ素含有化合物等によって
変性されたものが使用される。このうち、合成樹脂エマ
ルションとの相溶性の面から、ポリオキシアルキレン基
含有化合物によって変性されたアルコキシシラン縮合物
が好ましく用いられる。ポリオキシアルキレン基として
は、その繰り返し単位の炭素数が1〜4、さらには炭素
数が2のポリオキシエチレン基であるものを用いると、
上塗塗膜表面における汚染物質の降雨による除去効果が
非常に高まるため、汚染物質付着による透湿効果の低下
を防止する点においてより望ましいものである。
【0038】(C)成分の製造方法としては、以下に記
載する方法により製造することが可能であるが、これに
限定されるものではない。
【0039】(C)成分の具体的な製造方法としては、
たとえばアルコキシシランの縮合物の1種以上を、ポリ
オキシアルキレン基含有物1種以上でエステル交換反応
させる方法や、後述するカップリング剤を用いて付加反
応させる方法が挙げられる。
【0040】i)エステル交換反応 すなわち、一般式 (RO)4−a−SiR a (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、R
はアルキル基、アリール基、アラルキル基、炭素数1〜
4のアルコキシル基を示し、aは0〜2の整数を示す)
で表されるアルコキシシランの縮合物(以下「a成分」
という。また、その縮合前の原料を「a成分のモノマ
ー」という。)を、一般式 R−(OC2n−R (式中、Rは水素原子またはアルキル基、エポキシ
基、アシル基を示し、Rは水酸基、アルキル基、アル
コキシル基、エポキシ基、アシル基、カルボキシル基を
示し、nは1〜4の整数、mは1〜20の整数を示す)
で表されるポリオキシアルキレン鎖含有化合物(以下
「b成分」という。)でエステル交換することにより製
造する。特に、エステル交換反応においては、末端に少
なくとも1つ以上の水酸基を有する必要がある(尚、後
述するカップリング剤による付加反応の場合はこの限り
ではない)ので、末端に水酸基を有するようなb成分を
使用することが大切である。
【0041】具体的には、a成分のモノマーとしては、
例えばテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、
テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−i−プロポキ
シシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラ−i−
ブトキシシラン、テトラ−t−ブトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチ
ルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、
エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラ
ン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリブトキシ
シラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエ
トキシシラン、プロピルトリプロポキシシラン、プロピ
ルトリブトキシシラン、ブチルトリメトキシラン、ブチ
ルトリエトキシシラン、ブチルトリプロポキシシラン、
ブチルトリブトキシシラン、ジメチルジメトキシシラ
ン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポキシ
シラン、ジメチルジブトキシシラン、ジエチルジメチル
シラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジプロポ
キシシラン、ジエチルジブトキシシランの縮合物などが
挙げられる。これらは単独もしくは複数の種類を混合し
て使用することが出来る。
【0042】a成分のアルコキシシリル基の炭素数は1
〜4が好ましい。炭素数が5を超えると、a成分のモノ
マーとb成分とのエステル交換反応において高温での加
温が必要となる。ところが、a成分の熱安定性が劣るた
め、エステル交換反応時に使用不可能なゲルになる傾向
となる。また、a成分の平均縮合度は1〜20が好まし
い。平均縮合度が20を超えると、取り扱いが不便にな
るので好ましくない。
【0043】b成分の具体例として、ポリオキシエチレ
ングリコール、ポリオキシエチレングリコールモノアル
キルエーテル、ポリオキシエチレン−プロピレングリコ
ール、ポリオキシエチレン−テトラメチレングリコー
ル、ポリオキシエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリオキシエチレンジグリコール酸、ポリオキシエチレ
ングリコールビニルエーテル、ポリオキシエチレングリ
コールアリルエーテル、ポリオキシエチレングリコール
ジアリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミンなどが挙げられる。これらの化合物は、
1種もしくは2種以上の組み合わせから選択することが
出来る。
【0044】b成分の平均分子量は150〜2000が
好ましい。平均分子量が150未満の場合は、a成分と
のエステル交換反応によって得られた低汚染化剤を塗料
に混合した際の安定性が劣ってくる傾向にあり、グロス
ペイントでは優れた光沢が得られなくなってくる。逆
に、b成分の平均分子量が2000を超えると、硬化塗
膜の耐水性や硬度が低下する傾向にある。
【0045】以上において、a成分のモノマーを縮合さ
せた後にエステル交換反応を行う例を記載したが、a成
分のモノマーを予めb成分でエステル交換した後に、縮
合させる製造方法も使用可能である。
【0046】エステル交換反応を行う際には、エステル
交換触媒(以下「c成分」という)を添加することがで
きる。
【0047】c成分としては、たとえば、ジブチル錫ジ
ラウレート、ジブチル錫マレート、ジオクチル錫ジラウ
レート、ジオクチル錫マレートなどの有機錫化合物;リ
ン酸、モノメチルホスフェート、モノエチルホフェー
ト、モノオクチルホスフェートなどのリン酸またはリン
酸エステル類;プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド、グリシジルメタクリレート、γ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシラン、エピコート828などのエ
ポキシ化合物とリン酸および/または酸性モノリン酸エ
ステルとの付加物;有機チタネート化合物;有機アルミ
ニウム化合物;有機ジルコニウム化合物;マレイン酸、
アジピン酸、アゼライン酸、これらの酸無水物、パラト
ルエンスルフォン酸などの酸性化合物;ヘキシルアミ
ン、N.N−ジメチルドデシルアミンなどのアミン類;
水酸化ナトリウムなどのアルカリ性化合物等の硬化触媒
類が挙げられる。
【0048】このようなc成分は、単独あるいは2種類
以上を併用して使用することができる。c成分の使用量
は、a成分100重量部に対して、0.0001〜5重
量部が好ましい。c成分の使用量が0.0001重量部
以下では、エステル交換反応への寄与が小さく、逆に5
重量部以上ではa成分自体の縮合反応が速くなり低汚染
化剤の安定性が低下するので好ましくない。
【0049】ii)カップリング剤による付加反応 本発明における低汚染化剤は、b成分をエステル交換に
よりa成分に導入する製造方法以外に、一分子中にa成
分とb成分とを結合する反応性官能基と、1個以上のア
ルコキシシリル基を有するカップリング剤(以下「d成
分」という)を使用して付加反応により製造することも
できる。
【0050】d成分に反応性官能基としては、たとえ
ば、ビニル基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート
基、メルカプト基などが挙げられる。また、該官能基
は、アルコキシシリル基との間にウレタン結合、尿素結
合、シロキサン結合、アミド結合などを介して結合され
たものであってもよい。
【0051】d成分としては、具体的には、γ−グリシ
ドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルトリエトキシシラン、β−(3,4
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルトリ
エトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリエトキシシランなどが挙げられ
る。
【0052】本発明における各成分の混合方法として
は、(A)成分及び(B)成分を予め含む水性塗料に対
し、直接的に(C)成分を添加することも可能である
し、(C)成分をこれと混合可能な溶剤、もしくは架橋
剤等に混合した後に添加することも可能である。
【0053】(C)成分の含有量は、(A)成分の固形
分100重量部に対して、SiO換算で1.0〜4
0.0重量部の添加が望ましい。
【0054】ここで、SiO換算とは、アルコキシシ
ランやシリケートなどのSi−O結合をもつ化合物が完
全に加水分解した後に、900℃で焼成した際にシリカ
(SiO)となって残る重量分にて表したものであ
る。
【0055】一般に、アルコキシシランやシリケート
は、水と反応して加水分解反応が起こりシラノールとな
り、さらにシラノール同士やシラノールとアルコキシに
より縮合反応を起こす性質を持っている。この反応を究
極まで行うと、シリカ(SiO )となる。これらの反
応は
【化1】 という反応式で表されるが、この反応式をもとに残るシ
リカ成分の量を換算したものである。
【0056】実際の計算は、
【数1】 の式により行った。
【0057】本発明において、(C)成分の混合比率
が、1.0重量部未満の場合、低汚染化の効果を発現さ
せることができない。40.0重量部を超える場合、
(A)成分と(C)成分との相溶性が低下してしまう傾
向にあり、グロスペイントでは光沢の低下を引き起こす
おそれがある。
【0058】本発明における上塗材には、必要に応じて
通常塗料に用いられる造膜助剤、無機系着色顔料、有機
系着色顔料、体質顔料などを配合することができる。ま
た、本発明に影響しない程度の可塑剤、防腐剤、防黴
剤、消泡剤、レベリング剤、顔料分散剤、沈降防止剤、
たれ防止剤、pH緩衝剤、艶消し剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、硬化触媒などの添加剤を単独あるいは併用し
て配合することができる。
【0059】また、本発明における上塗材には、先にa
成分のモノマーとして示したようなアルコキシシラン化
合物、あるいはd成分として示したようなカップリング
剤を本発明の効果を阻害しない範囲で添加することもで
きる。
【0060】本発明における上塗材のpHは、5〜8と
することが好ましい。このような範囲とすることによ
り、塗装を行う際の十分な可使時間が確保できるととも
に、耐汚染性や防水性等の塗膜物性を十分に発揮させる
ことができる。
【0061】本発明の透湿性塗膜を形成するに際し、低
汚染型水性上塗材および浸透性吸水防止材の施工手段と
しては特に限定されず、刷毛塗り、スプレー塗装、ロー
ラー塗装、ロールコーター、フローコーター等、公知の
塗装方法を用いることができる。
【0062】低汚染型水性上塗材を塗装する際の塗付量
は、水蒸気透過度および透水量が本発明の範囲になるよ
うに適宜決定すればよい。この範囲において、塗装する
材料や基材の種類等により適宜設定すればよいが、フラ
ットペイント、グロスペイント、クリヤー塗料の場合、
通常、固形分換算で25g/m〜250g/m程度
の塗付量にて塗装を行う。低汚染型水性上塗材をこのよ
うな塗付量で塗装することにより、透湿性や防水性等の
物性バランスが良好な塗膜を得ることができる。
【0063】コンクリートやレンガ等の素材の質感を維
持しようとする場合は、クリヤー性を有する上塗材を塗
装すればよい。本発明の上塗材を用いることにより、塗
装によるむらや濡れ色の発生を防止することもできる。
【0064】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴をより明確にする。
【0065】(合成例1)アルコキシシラン変性縮合物
1合成例 テトラエトキシシランの縮合物である平均分子量750
のエチルシリケート縮合物(平均分子量750、シリカ
残量比率40重量%)100.0重量部と平均分子量2
00のポリオキシエチレングリコール#200(和光純
薬株式会社製)106.7重量部を混合し、さらに触媒
としてジブチル錫ジラウレート0.02重量部を添加
後、75℃で8時間脱エタノール反応を行い、アルコキ
シシラン変性縮合物1を合成した。このアルコキシシラ
ン変性縮合物1の900℃にて焼成して得られたシリカ
残量比率は20.9重量%であった。
【0066】(合成例2)アルコキシシラン変性縮合物
2の合成例 エチルシリケート縮合物を100重量部、平均分子量4
00のポリオキシエチレングリコールモノセチルエーテ
ル(東京化成株式会社製)81.7重量部を混合し、触
媒としてジブチル錫ジラウレート0.02重量部を添加
して、合成例1と同様にしてアルコキシシラン変性縮合
物2を合成した。このアルコキシシラン変性縮合物2の
シリカ残量比率は22.2重量%であった。
【0067】上塗材として表1に示した原料を使用し
て、表2に示した配合にて各上塗材を作製した。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】1.透湿性試験 上塗材を、乾燥膜厚が約40μmとなるようにわ紙にス
プレー塗装し、標準状態で7日間乾燥させた後、直径約
70mmの円形に6枚切り取り試験体とした。3枚は初
期値とし、JIS K 5400 8.17「水蒸気透
過度」に準じて透湿性試験を行った。残りの3枚は、JI
SK 5400 8.10 耐汚染性試験に準じ、塗膜全面に15重
量%カーボンブラック水分散ペーストを均一に噴霧し、
50℃の恒温室中に2時間放置した。その後、ソニケー
ターを用いて、10分間超音波洗浄を行い標準状態で3
日間放置後、前述同様に透湿性試験を行い評価した。評
価基準は以下の通りである。 ○:40g/m ・24h以上 △:20g/m ・24h以上40g/m ・24h未満 ×:20g/m ・24h未満
【0071】2.透水性試験 上塗材を300×300×6mmのスレート板に、乾燥
膜厚が約40μmとなるようにスプレー塗装し、標準状
態で7日間乾燥させたものを試験体とした。その後、J
IS A6909 6.13透水量に準じて試験を行っ
た。
【0072】試験結果を表3に示す。 (実施例1〜実施例4)透湿性試験では初期状態におい
ても透湿性が高く、その後汚染処理を行ったにも関わら
ず、超音波洗浄により汚染物質が剥離したため、透湿度
の値が低下しなかった。また、透湿性の高さに対して透
水性が低く、透湿・防水の両方に優れていた。
【0073】(比較例1〜3)アルコキシシラン変性縮
合物を含有しない上塗材を用いたところ、汚染物質が除
去されず、透湿性が低下してしまった。
【0074】
【表3】
【0075】
【発明の効果】本発明は、透湿性と防水性という相反す
る効果を有しながら、塗膜表面の耐汚染性、とりわけ汚
染物質の自然除去効果が非常に優れるため、経時的な透
湿効果の低下を生じない透湿性塗膜を得ることができ
る。さらに、基材に浸透する成分を含有するため、防水
性、耐エフロレッセンス性等に優れた塗膜を形成するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AA01 AC12 AC22 CA34 CA40 DB12 DB22 DC03 DC05 EA13 EB16 EB22 EB42 4J038 CD091 CD111 CD121 CD131 CG141 CG161 CG171 CH031 CH041 CH071 CH121 CH171 CH201 CJ011 CJ031 CJ041 CJ081 CJ101 CJ131 CL001 DG001 DL052 JC32 KA09 MA10 NA05 NA08 PB02 PB05 PC04 PC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(A)成分、(B)成分、(C)成
    分を含有し、形成塗膜のJIS K5400 8.17
    による水蒸気透過度が40g/m・24H以上、且つ
    JIS A 6909 6.13による透水量が0.5
    ml以下である低汚染型水性上塗材を、透湿性基材の表
    面に塗装することを特徴とする透湿性塗膜の形成方法。 (A)合成樹脂エマルション (B)シラン系浸透性吸水防止材 (C)アルコキシシランの変性縮合物
  2. 【請求項2】低汚染型水性上塗材における(C)アルコ
    キシシランの変性縮合物が、少なくとも1つ以上のポリ
    オキシアルキレン基をもつことを特徴とする請求項1に
    記載の透湿性塗膜の形成方法。
  3. 【請求項3】低汚染型水性上塗材における(C)アルコ
    キシシランの変性縮合物が、少なくとも1つ以上のポリ
    オキシアルキレン基およびアルコキシル基を有するアル
    コキシシランの変性縮合物であり、前記ポリオキシアル
    キレン基の繰り返し単位の炭素数が1〜4、前記アルコ
    キシル基の炭素数が1〜4であることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の透湿性塗膜の形成方法。
  4. 【請求項4】低汚染型水性上塗材における(C)アルコ
    キシシランの変性縮合物が、少なくとも1つ以上のポリ
    オキシアルキレン基およびアルコキシル基を有するアル
    コキシシランの変性縮合物であり、前記ポリオキシアル
    キレン基の繰り返し単位の炭素数が2のポリオキシエチ
    レン基、前記アルコキシル基の炭素数が2のエトキシ基
    であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の透湿性塗膜の形成方法。
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