JP2000318004A - 射出成形機の射出装置 - Google Patents
射出成形機の射出装置Info
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Abstract
原料を可塑化して、射出シリンダに溶融樹脂を効率良く
吐出する。 【解決手段】 立設配置され、内部に配設したスクリュ
ー形状の攪拌棒4を回転させて樹脂原料33を可塑化す
る可塑化容器2と、射出プランジャ13を内蔵し、可塑
化容器2から送り込まれた溶融樹脂を射出プランジャ1
3によって金型内へ射出する射出シリンダ12と、下方
に向って内径が徐々に減少する形状を有し、可塑化容器
2に連通する態様で可塑化容器2の上方に配設したフィ
ード室30と、下方に向って外径が徐々に減少する形状
を有し、フィード室30内に回転可能かつ同軸状に配設
したフィードスクリュー31とを備えている。
Description
樹脂や長繊維入り樹脂等を含むあらゆる種類の原料に適
応することができる射出成形機の射出装置に関するもの
である。
射出装置の全体構成を模式的に示した縦断面図である。
この射出装置は、ホッパ102、射出シリンダ103、
可塑化スクリュー104、ヒータ105、ノズル10
6、軸受箱107、モータ108および油圧シリンダ1
09を有している。
供給すべき樹脂原料101を収納するものである。射出
シリンダ103は、その内部に可塑化スクリュー104
を回転可能にかつ前後方向(軸方向、図6の左右方向)に
摺動可能に保持しており、その先端(前端)には、溶融可
塑化された樹脂材料(溶融樹脂)を図示していない金型
へ射出するノズル106が形成されている。
脂原料101を前方へ送り出す螺子部104aを有し、
その基端部を軸受箱107によって軸支してある。この
可塑化スクリュー104aをその基端部に連結されたモ
ータ108によって回転駆動すると、ホッパ102から
流下した樹脂原料101が該スクリュー104aによっ
て可塑化されながら前方(図6の左方向)へ送り出され
る。可塑化スクリュー104における螺子部104aよ
りも先端側に位置した部位には、シート115およびス
クリューチップ117が形成されるとともに、チェック
リング116が設けられている。
程中に溶融樹脂114が可塑化スクリュー104の前方
側に通過していくのを許容するが、射出時には、その通
過が停止される。なぜなら、成形品体積に応じた量の溶
融樹脂114を射出するために、可塑化スクリュー10
4の先端側に逆止弁としての機能を持たせて該溶融樹脂
114の逆流を阻止するからである。
シート115は、この逆止弁の機能を実現するために設
けられている。すなわち、チェックリング116は、ス
クリューチップ117の外周に隙間118を介して摺動
可能に配設されている。そして、射出時には、可塑化ス
クリュー104の外周に形成されたシート115にその
後端が当接して樹脂の逆流を阻止する。
03の内周面に回転可能かつ摺動可能に嵌合している。
また、シート115の外径は、射出シリンダ103の内
径よりも小さく設定され、これによって、該シート11
5の外周と射出シリンダ103の内周面との間には間隙
119が形成されている。このシート115およびチェ
ックリング116は、可塑化スクリュー104の回動に
伴ってスクリューチップ117と共に回転する。なお、
上記隙間118および119は、後述するように、可塑
化工程中、溶融可塑化された樹脂が通過する流路として
の機能を持つ。
の外周に設けられている。このヒータ105は、可塑化
スクリュー104の螺子部104aによって回転される
射出シリンダ193内の樹脂を加熱する。油圧シリンダ
109は、射出シリンダ103に一体形成されている。
この油圧シリンダ109は、射出シリンダ103に対し
て可塑化スクリュー104、軸受箱107、モータ10
8等を該スクリュー104の軸方向(前後方向)に移動さ
せるものであり、前進移動によって溶融樹脂がノズル1
06から射出される。
ストン110は、そのロッド110aの先端が軸受箱1
07に固着されている。したがって、ピストン110の
後方側に位置した油室109aのポート111に図示し
ていない圧油供給系から圧油を供給すれば、可塑化スク
リュー104aが射出シリンダ103に対して前進し、
また、油圧ピストン110の前方側の油室109bのポ
ート112に上記圧油供給系から圧油を供給すれば、可
塑化スクリュー104が射出シリンダ103に対して後
退する。
パ102内の樹脂原料101は、射出シリンダ103内
の可塑化スクリュー104の外周に供給された後、ヒー
タ105による加熱と可塑化スクリュー104の回転と
によって溶融可塑化されて、該可塑化スクリュー104
の前方へ送られる。そして、図6の流線gで示すよう
に、間隙119および118を通過してスクリューチッ
プ117の前方側に溶融樹脂114として貯えられる。
なお、この可塑化工程中では、図6に示したように、チ
ェックリング116とシート115との間が開いてい
る。
104の前進動作に伴ってノズル106から図示してい
ない金型内に射出され、その後、冷却・固化されて製品
となる。すなわち、この射出工程時には、油圧シリンダ
109の油室109aにポート1111を通じて圧油が
供給され、その結果、油圧ピストン110が油圧シリン
ダ109に対して前進して、つまり、可塑化スクリュー
104が射出シリンダ103に対して前進して、溶融樹
脂114がノズル106から射出される。
樹脂114の反力で後方に押されてシート115に密着
当接する。つまり、チェックリング116は、上記隙間
119を閉止して、溶融樹脂114が可塑化スクリュー
104の螺子部104a側に逆流することを阻止する。
この結果、ノズル106からは、各成形品の体積に応じ
た量の溶融樹脂114が射出されることになる。
来の射出装置では、可塑化された樹脂が可塑化スクリュ
ー104の前方に送られる可塑化工程時に、チェックリ
ング116の内側の狭い流路、つまり、前記間隙118
を樹脂が通ることになるので(流線g参照)、その流路
における樹脂の流動抵抗が大きくなる。このため、この
従来の射出装置は、樹脂原料101が木粉、石炭灰など
の粉体を混入した粉体フィラー入り樹脂や、長繊維入り
樹脂の場合に、次のような不都合が生じる。
入り樹脂の場合には、ペレット状の通常樹脂の場合に比
べて可塑化スクリュー104の樹脂送り能力が低下し、
これは、該可塑化スクリュー104の可塑化能力の大幅
な低下をもたらす。また、チェックリング116内の狭
い流路に粉体フィラーが詰まって、成形が不能になるこ
ともある。一方、長繊維入り樹脂が用いられた場合に
は、可塑化スクリュー104の外周に設けられた各螺子
部104a相互間の構によるせん断作用とチェックリン
グ116内の狭い流路の流動抵抗によって繊維折損が生
じ、このため、繊維長が短くなって長繊維による成形品
強度の向上効果が減少する。
(例えば、木粉中の木酸)を合有したする原料を使用し
た場合には、この揮発ガスの影響で成形品に気泡や焼け
(ガス圧縮による)などが発生することがある。なお、こ
のような可塑化工程でのガス発生を防止するために、成
形原料を高温で予備加熱して乾燥させることも考えられ
るが、この手法は、予備乾燥のために余計な時間と費用
が必要となるので実用性に欠ける。
ー104の回転によって樹脂原料101を前方へ送りな
がら可塑化するため、樹脂の種類によっては樹脂原料1
01が十分に溶融しないうちに溶融樹脂114中へ送り
出されることがあり、この場合、未溶融樹脂が射出され
る虞がある。このような理由から、従来装置では、広範
囲の種類の樹脂を同一の可塑化スクリュー104で可塑
化することが困難であり、そのため、汎用樹脂(ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等)、高粘度樹脂、塩化ビニル
樹脂などの種類の異なる樹脂に対して別々の形状のスク
リューを使用しなければならない。
104のスクリューチップ117の部位まで送り出され
る間に該原料101の可塑化を完了させて、可塑化スク
リュー104の前方に所定量の溶融樹脂114を蓄積す
るには、スクリュー104の長さをその径の20倍程度
にする必要があり、このため、射出装置の機械長が長く
なって、該装置の設置スペースが大きくなるという不都
合も生じる。
れた可塑化部と射出部とを連結してなる射出装置も提案
されている。この射出装置は、可塑化容器202、攪拌
棒204、射出シリンダ212、射出プランジャ21
3、連結板217、ロッド218、油圧ピストン21
9、油圧シリンダ220等を有している。可塑化容器2
02は、下端側が縮径された円筒形状を有し、内部に攪
拌棒204を鉛直に配設されるとともに、外周部にヒー
タ207が装着されている。攪拌棒204の外周面に
は、多数の螺旋フィン204aが相互間に切欠き(間
隙)が形成される態様で間欠的に架設されている。
結され、このモータ206によって該攪拌棒204が双
方向(矢印a,b参照)に回転駆動される。可塑化容器
202の上部には、矢印mで示すように樹脂原料を可塑
化容器202ヘバッチ供給するための原料管225と、
矢印vで示すように揮発ガスを外部へ除去・排出するた
めのベント管(ベント穴)226が設けられている。射
出シリンダ212は、射出プランジャ213を前後方向
(軸方向、図の左右方向)に摺動可能に内蔵するととも
に、外周部にヒータ214を装着してある。射出プラン
ジャ213は、射出シリンダ212の内周面に密に接し
ながら、油圧シリンダ220によって前後方向に駆動さ
れる。
射出シリンダ212の軸線に直交する態様で該シリンダ
212に連結されている。可塑化容器202の連結位置
は、射出プランジャ213の移動範囲内である。そし
て、可塑化容器202と射出シリンダ212は、該射出
シリンダ212の上側壁部に形成された連通路212a
を介して連通している。したがって、上記連通路212
aの下縁に位置した樹脂流入口212bは、射出プラン
ジャ213の移動に伴って開閉される。
ンジャ213の前方に形成された空洞部211には、可
塑化容器202から送り込まれた溶融樹脂210が蓄積
される。この溶融樹脂210は、射出プランジャ213
の前進動作によって射出シリンダ212の先端(前端)に
設けられたノズル215から図示していない金型に射出
される。
2に一体的に形成され、そのピストン219のロッド2
18が連結板217を介して射出プランジャ213の後
部軸213aに連結されている。したがって、図示して
いない圧油供給系からポート(油口)221を通じて油
圧ピストン219の後方側の油室220aに圧油が供給
されると、射出プランジャ213が射出シリンダ212
に対して前進し、また、圧油供給系からポート222を
通じて油圧ピストン219の前方の油室222bに圧油
が供給されると、射出プランジャ213が射出シリンダ
212に対して後退する。
は、原料管225から可塑化容器202内へ間欠的に供
給され、可塑化樹脂208として貯えられる。この樹脂
208は、ヒータ207により熱され、かつ、モータ2
06によって回転駆動される攪拌棒204の螺旋フィン
204aで攪拌されながら混合されて溶融する。なお、
このとき、樹脂流入口212bは、射出プランジャ21
3によって閉鎖されている。
上記樹脂流入口212bを開くとともに、攪拌棒204
を樹脂吐出方向bへ回転する。これにより、可塑化容器
202内の可塑化樹脂208は、矢印fで示すように、
射出シリンダ212の連通路212aおよび樹脂流入口
212bを経て射出シリンダ212の空洞部211内に
移送され、射出プランジャ213の前方に溶融樹脂21
0として貯えられる。
脂210は、該射出シリンダ212の外周に設けられた
ヒータ214により、一定温度を保つよう温度調節され
る。そして、この温度調節された溶融樹脂210は、射
出プランジャ213の前進動作によってノズル215か
ら図示していない金型内へ射出され、その後、冷却・固
化されて製品となる。
棒204を内蔵した可塑化容器202を射出シリンダ2
12に連結した構成を有するので、樹脂を射出シリンダ
ー212側へ送ることなく可塑化容器202内で可塑化
・溶融することができる。要するに、上記射出装置によ
れば、可塑化容器202内の樹脂を任意の時間だけ攪拌
棒204で混合して溶融させた後、射出シリンダ212
に送り込むことができるので、図6に示したような可塑
化スクリューが不要となり、しかも、可塑化後の樹脂流
路にチェックリング等の流動抵抗の大きい部分を無くす
ことができる。
入り樹脂を用いた場合でも、その粉体が詰まることがな
いので、木粉や石炭灰などの粉体が多く含有された樹脂
原料を可塑化して成形することができる。また、従来困
難であった高濃度の粉体フィラー入り樹脂原料の使用が
可能であるので、原料コストの低減や成形品の物性を大
幅に向上できる。
も、長繊維にせん断力が作用せず、しかも、流動抵抗が
小さいので、該長繊維の折損を防止でき、その結果、成
形品中の繊維長を増大させて成形品強度を大幅に向上す
ることができる。要するに、図7に示した射出装置は、
高濃度の粉体フィラー入り原料や長繊維入りの原料を用
いた場合でも成形が可能であるので、低コストの原料を
使用して製品コストを削減できる。また、粉体フィラー
入り樹脂の成形に適しているので、樹脂製品を粉砕した
原料も問題なく成形でき、このため、樹脂原料のリサイ
クルも容易である。
内で可塑化を行なうことができるので、樹脂種類が変わ
っても各樹脂に適応した時間の可塑化を行なえ、このた
め、樹脂種類に応じて装置の仕様を部分的にを変更する
ことが不要になる。加えて、従来のような長いスクリュ
ーが不要になるので、機械長を大幅に短縮して設置スペ
ースを削減することが可能である。
攪拌棒204の螺旋フィン204aが間欠的に突設さ
れ、しかも、該螺旋フィン204aの上方から樹脂原料
を押し込む機構がないため、攪拌棒204を樹脂吐出方
向に回転した時、可塑化樹脂208を射出シリンダ21
2内へ吐出する力が不足し、このため、射出シリンダ2
12内を吐出樹脂で満すのに時間がかかりすぎるという
欠点があった。また、可塑化容器202内で溶融された
樹脂が攪拌棒204に巻き付き、該攪拌棒204を樹脂
吐出方向bへ回転させた時に、この攪拌棒204が巻き
付いた樹脂と一緒に空回りする現象、つまり、樹脂と一
緒に可塑化容器202の内面で滑る現象が発生し、この
ため、樹脂が吐出されないという不具合も発生した。本
発明の課題は、このような状況に鑑み、木粉や石炭灰な
どの粉体が多量に含まれた樹脂原料を可塑化して、射出
シリンダに溶融樹脂を効率良く吐出することができる射
出装置を提供することにある。
され、内部に配設したスクリュー形状の攪拌棒を回転さ
せて樹脂原料を可塑化する可塑化容器と、射出プランジ
ャを内蔵し、前記可塑化容器から送り込まれた溶融樹脂
を該射出プランジャによって金型内へ射出する射出シリ
ンダと、下方に向って内径が徐々に減少する形状を有
し、前記可塑化容器に連通する態様で該可塑化容器の上
方に配設したフィード室と、下方に向って外径が徐々に
減少する形状を有し、前記フィード室内に回転可能かつ
同軸状に配設したフィードスクリューとを備え、前記フ
ィード室の上部に前記樹脂原料を供給するようにしてい
る。第2の発明は、第1の発明において、前記可塑化容
器の内面に、該容器の縦方向に沿った溝を形成してい
る。第3の発明は、第2の発明において、前記溝の下方
端の位置を前記可塑化容器の下端よりも所定距離上方に
設定している。
ューの回転による送り力で樹脂原料が可塑化容器内へ押
し込まれ、その押し込み力により可塑化容器内の樹脂が
吐出方向へ送られる。したがって、可塑化容器内に設け
られたスクリュー形状攪拌棒の吐出方向回転による溶融
樹脂の射出シリンダ側ヘの吐出能力が大幅に増加するこ
とになり、その結果、粉体フィラー入り樹脂のような、
かさ密度の小さい樹脂原料を使用した場合でも、該原料
を効率よく可塑化して射出シリンダヘ溶融樹脂を吐出す
ることができる。また、可塑化容器の内面に、該容器の
縦方向に沿った溝を形成した第2の発明によれば、可塑
化容器内壁の摩擦抵抗が大きくなるので、該内壁での樹
脂の滑りが抑制される。したがって、上記攪拌棒のスク
リュー形状部の回転による樹脂送り力が大きくなって、
射出シリンダヘの樹脂吐出能力が大幅に増加する。ま
た、可塑化容器内壁での樹脂摩擦力が増える結果、この
攪拌棒に巻き付いた樹脂がその摩擦力で該攪拌棒から剥
離されて移動することになる。このため、かさ密度の小
さい樹脂原料を使用した場合に、該原料を可塑化して射
出シリンダヘ溶融樹脂を吐出する能力が一層高まると共
に、樹脂が撹枠棒に巻き付いて射出シリンダヘの樹脂の
吐出が困難になるという不具合が解消する。
施の形態について説明する。図1は本発明に係る射出装
置の全体構成を示した縦断面図、図2は図1に示す可塑
化容器部分の拡大縦断面図、図3は図2のA−A拡大断
面図、図4は図3の可塑化容器壁のみを示した横断面
図、図5は3の攪拌棒のみを示した横断面図である。図
1において、可塑化容器2は、内部に攪拌棒4を配設す
るとともに、外部にヒータ7を取り付けてある。攪拌棒
4は、スクリュー形状部4aと、スクリュー形状を一部
切り欠いた形状を有するらせんフィン4bとを備え、そ
の上端に連結したモーター6によって矢印e方向に回転
する。
径が徐々に減少する形状を有したフィード室30を設け
てある。このフィード室30内には、外径が下方に向っ
て徐々に減少するフィードスクリュー31が設けられ、
また、このフィード室30の上部には、原料供給投入口
mおよびベント口vが設けられている。
ド室30に供給され、原料33として該フィード室30
内に貯えられる。そして、この原料33は、フィードス
クリュー31の回転により、可塑化容器2の入口34を
経て該可塑化容器2内に押し込まれ、可塑化樹脂8とし
て貯えられる。可塑化樹脂8は、周囲のヒータ7により
加熱され、かつ、攪拌棒4により攪拌されながら溶融す
る。
5を設けてあり、このセンサー35によってフィード室
30内の原料がなくなったことが検知された時点で、原
料供給投入口mから原料が補給される。また、可塑化容
器2の内壁面には、その入口から下方に向う多条の縦溝
36が設けられている。可塑化容器2は、射出シリンダ
12の樹脂入口12aに連結されている。射出シリンダ
12は、内部に射出プランジャ13を前後方向に摺動可
能に配設するとともに、周囲にヒータ14を取り付け、
かつ、その先端にノズル15を設けてある。前記射出プ
ランジャ13は、後部軸13a、連結板17およびロッ
ド18を介して油圧ピストン19に連結されている。油
圧ピストン19は、油圧シリンダ24に内蔵されてお
り、油口21に圧油を送り込むことによって左方に前進
するとともに、油口22に圧油を送り込むことによって
右方に後退する。
fで示すように、射出シリンダ12の樹脂入口12aを
経て該射出シリンダ12の空洞部11に移送され、射出
プランジャ13の前方に溶融樹脂10として貯えられ
る。射出シリンダ12に蓄積された溶融樹脂10は、射
出シリンダ12の周囲のヒータ14により一定温度を保
つよう温度調節される。そして、この温度調節された溶
融樹脂10は、射出プランジャ13の前進動作に伴って
ノズル15から図示していない金型内に射出され、その
後、冷却・固化されて製品となる。
びフィード室30について更に詳しく説明する。前述し
たように、フィード室30は、下方に向って内径が徐々
に減少するテーパ形状をもち、下方に向って外径が徐々
に減少するフィードスクリュー31を内蔵している。上
記スクリュー31がe方向に回転すると、樹脂原料33
を圧縮して下方へ送る力が発生する。この圧縮送力によ
り、原料が粉体のようなかさ密度の小さいものであって
も、可塑化容器2の入口34から可塑化容器2内に確実
に押し込まれる。
ように、スクリュー形状部4aとらせんフィン4bが設
けられている。図3および図5に示すように、本例で
は、らせんフィン4bを攪拌棒4の1周につき6枚形成
してある。攪拌棒4を上記e方向に回転させると、上記
スクリュー形状部4aとらせんフィン4bの作用によっ
て樹脂8を下方に送る力が発生し、同時に、らせんフィ
ン4bによる樹脂8の攪拌が行なわれる。したがって、
可塑化容器2内で可塑化された樹脂8は、該容器2の上
方に設けられた前記フィードスクリュー31の押し込み
力と撹枠棒4による送り力の総合力によって下方の射出
シリンダ12(図1参照)内に強い力で送り込まれる。
した縦溝36が設けられている。図3および図4に示す
ように、本例では、12本の縦溝36を等ピッチ間隔で
設けてある。これらの縦溝36は、図2に示すよう、可
塑化容器2の上端から下方途中まで延在するようにその
長さLが設定されている。このように縦溝36を可塑化
容器2の下方途中で止めてあるのは、攪拌棒4の先端部
側に位置している樹脂9がその樹脂圧力により縦溝36
を通って上方へ逆流することを防止するためである。
面は、円筒面2aと縦溝36とが周方向に交互に配列す
る凸凹面となるので、該容器2内の樹脂8との間に発生
する摩擦力が増大する。このため、樹脂8が可塑化容器
2の内壁で滑りにくくなって、その分、スクリュー形状
部4aによる樹脂送り力が増加する。すなわち、可塑化
容器2内で可塑化された樹脂8は、攪拌棒4をe方向に
回転することにより、射出シリンダ12(図1参照)内へ
一層大きな送り力で吐出されることになる。また、上記
樹脂8と容器2の内壁間における摩擦力の増大は、次の
ような利点ももたらす。すなわち、攪拌棒4に樹脂が巻
き付いた場合でも、巻き付いた樹脂が上記摩擦力で攪拌
棒から剥離されるので、この樹脂の巻き付きが容易に解
消される。
よれば、可塑化容器2から射出シリンダ12に向う樹脂
の送り力が大幅に増加するので、高濃度の粉体フィラー
入り樹脂を使用した場合でも、樹脂の吐出能力不足や該
樹脂の攪拌棒への巻き付き等の不具合を生じない。
0は、下径が下方に向って徐々に減少するテーパ状内面
を有するが、内径が下方に向って階段状に減少する内面
形状をこのフィード室30に持たせるようにしても良
い。また、上記実施形態においては、フィード室30の
下端開口径を可塑化容器2の上端開口径に合致させてあ
るが、前者を後者よりも小さく設定しても良い。この場
合、フィード室30の下端と可塑化容器2の上端が段状
に連接されることになり、また、フィード室30の下端
開口近傍に位置したフィードスクリュー31の外径が可
塑化容器2の攪拌棒に設けられたスクリュー形状部4a
の外径よりも小さくなる。
体が多量に含まれた樹脂原料を可塑化して、射出シリン
ダヘ溶融樹脂を吐出することができる。したがって、従
来困難であった高濃度の粉体フィラー入り樹脂原料を使
用することが可能となって、原料コストの低減ならびに
成形品物性の向上を図ることができる。また、粉体フィ
ラー入り樹脂の成形に適しているので、樹脂製品を粉砕
した原料も問題なく成形することができ、したがって、
樹脂原料のリサイクルが容易である。さらに、図7に示
した従来例と同様に、長繊維入り樹脂の成形が可能で、
かつ長尺状の可塑化スクリューを排除して装置全長を大
幅に短縮することができるので、実用性が高い。
面図。
面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 立設配置され、内部に配設したスクリュ
ー形状の攪拌棒を回転させて樹脂原料を可塑化する可塑
化容器と、 射出プランジャを内蔵し、前記可塑化容器から送り込ま
れた溶融樹脂を該射出プランジャによって金型内へ射出
する射出シリンダと、 下方に向って内径が徐々に減少する形状を有し、前記可
塑化容器に連通する態様で該可塑化容器の上方に配設し
たフィード室と、 下方に向って外径が徐々に減少する形状を有し、前記フ
ィード室内に回転可能かつ同軸状に配設したフィードス
クリューとを備え、前記フィード室の上部に前記樹脂原
料を供給するようにしたことを特徴とする射出成形機の
射出装置。 - 【請求項2】 前記可塑化容器の内面に、該容器の縦方
向に沿った溝を形成したことを特徴とする請求項1記載
の射出成形機の射出装置。 - 【請求項3】 前記溝の下方端の位置を前記可塑化容器
の下端よりも所定距離上方に設定したことを特徴とする
請求項2記載の射出成形機の射出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128527A JP2000318004A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 射出成形機の射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11128527A JP2000318004A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 射出成形機の射出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000318004A true JP2000318004A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14986963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11128527A Pending JP2000318004A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 射出成形機の射出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000318004A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109203393A (zh) * | 2018-08-23 | 2019-01-15 | 温州崇奥礼品有限公司 | 一种防堵塞无气泡塑料制品加工注射装置 |
| WO2020235533A1 (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 芝浦機械株式会社 | 再生炭素繊維を含有する炭素繊維複合材料、成形体および炭素繊維複合材料の製造方法 |
| WO2023021730A1 (ja) * | 2021-08-20 | 2023-02-23 | 日精樹脂工業株式会社 | 横型射出成形装置 |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP11128527A patent/JP2000318004A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109203393A (zh) * | 2018-08-23 | 2019-01-15 | 温州崇奥礼品有限公司 | 一种防堵塞无气泡塑料制品加工注射装置 |
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| JP2020189916A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 芝浦機械株式会社 | 再生炭素繊維を含有する炭素繊維複合材料、成形体および炭素繊維複合材料の製造方法 |
| JP7294882B2 (ja) | 2019-05-21 | 2023-06-20 | 芝浦機械株式会社 | 再生炭素繊維を含有する成形体および成形体の製造方法 |
| WO2023021730A1 (ja) * | 2021-08-20 | 2023-02-23 | 日精樹脂工業株式会社 | 横型射出成形装置 |
| JP2023028634A (ja) * | 2021-08-20 | 2023-03-03 | 日精樹脂工業株式会社 | 横型射出成形装置 |
| JP7270690B2 (ja) | 2021-08-20 | 2023-05-10 | 日精樹脂工業株式会社 | 横型射出成形装置 |
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