JP2000319043A - 貼合わせガラス及びその製造方法 - Google Patents

貼合わせガラス及びその製造方法

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JP2000319043A JP2000002966A JP2000002966A JP2000319043A JP 2000319043 A JP2000319043 A JP 2000319043A JP 2000002966 A JP2000002966 A JP 2000002966A JP 2000002966 A JP2000002966 A JP 2000002966A JP 2000319043 A JP2000319043 A JP 2000319043A
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修 富岡
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稔 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 覗窓ガラスのコストを下げることができる貼
合わせガラス及びその製造方法を提供することにある。 【解決手段】 網入り板ガラス21と、透明板ガラス2
4と、これらの2枚の板ガラス21,24に介在させた
紫外線硬化形接着剤26とからなり、透明板ガラス24
を網入り板ガラス21より一廻り小さく形成して、昇降
機10の開閉扉14に嵌め込むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網入り板ガラスに
透明板ガラスを貼り合わせた貼合わせガラス及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の代表的なエレベータの断
面図であり、昇降機100の開閉扉101に防犯用の覗
窓ガラス102を取り付け、昇降路110の開閉扉11
1に防犯用の覗窓ガラス112を取り付けた状態を示
す。各々の開閉扉101,111に覗窓ガラス102,
112を取り付けることで、昇降機100の室内100
aを外側から見えるようにしたので防犯効果を高めるこ
とができる。なお、各々防犯用の覗窓ガラス102,1
12は同一部材なので、覗窓ガラス102について説明
して、覗窓ガラス112の説明を省略する。
【0003】図8は図7の8部拡大図である。覗窓ガラ
ス102は、網入り板ガラス103に、網入り板ガラス
103より一廻り小さい透明板ガラス104をポリビニ
ルブチラールなどの中間膜105で貼り合わせた合せガ
ラスである。網入りガラス103、透明板ガラス10
4、中間膜105及び開閉扉101の厚さを、各々t1
1、t12、t13及びt14とすれば、t11を6.
8mm、t12を2.0mm、t13を0.38mm、
t14を1.6mmとする例が多い。
【0004】すなわち、開閉扉101は金属板を使用す
るので薄くてよく、透明板ガラス104は製造過程で圧
力を掛ける都合上、比較的厚い2.0mmとしたわけで
ある。透明板ガラス104が開閉扉101より厚いた
め、スペーサ106を入れて透明板ガラス104の位置
を調節することで、開閉扉101の内面(図左側の面)
101bと透明板ガラス104の内面104aとを面一
にするようにしている。
【0005】図9は従来の覗窓ガラスの製造方法を説明
したフローチャートであり、図中ST×××はステップ
番号を示す。 ST100;網入り板ガラス及び透明板ガラスのそれぞ
れの素板を切断した後、切断した網入り板ガラス及び透
明板ガラスを洗浄して乾燥する。 ST101;ポリビニルブチラールなどの中間膜を切断
する。
【0006】ST102;クリーンルームで網入り板ガ
ラスと透明板ガラスとの間に中間層を貼り合わせて3層
板にする。 ST103;3層板を仮接着する。 ST104;仮接着した3層板を、オートクレーブ内に
おいて高温、高圧で本接着(圧着)して覗窓ガラス(す
なわち、合せガラス)を得る。 ST105;覗窓ガラスを洗浄した後、乾燥して覗窓ガ
ラスの製造工程を完了する。
【0007】図10(a),(b)は従来の覗窓ガラス
の製造方法の説明図であり、(a)で図9のステップ1
02を説明し、(b)で図9のステップ104を説明す
る。(a)において、網入り板ガラス103と透明板ガ
ラス104との間に中間層105を配置し、矢印a,a
の如く重ねて網入り板ガラス103、透明板ガラス10
4及び中間層105を貼り合わせる。(b)において、
3層に仮接着したものを120〜150℃に加熱し、こ
の状態で980〜1470KPaの圧力を矢印b,bの
如くかけて網入り板ガラス103と透明板ガラス104
とを圧着して本接着を完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、覗窓ガラス1
02の製造工程は、図9に示すようにST100〜ST
105と工程数が多く、工程が煩雑であり作業に手間が
かかる。このため、生産性を上げ難く、コストアップの
要因となる。また、網入り板ガラス103と透明板ガラ
ス104とを圧着するために、中間層105を必要とす
るので、コストアップの要因となる。
【0009】さらに、透明板ガラス104を高圧で圧着
することで、例えば透明板ガラス104の板厚t12を
2.0mmより薄くすると、透明板ガラス104が破損
する虞がある。このため、透明板ガラス104の板厚t
12を2.0mm以上に設定する必要があるので、コス
トアップの要因となる。また、透明板ガラス104の板
厚t12を2.0mm以上にすると、開閉扉101の板
厚t14(1.6mm)より大きくなる。このため、透
明板ガラス104の表面104aを開閉扉101の内面
101bと面一にするためには、図7に示すようにスペ
ーサ106が必要になり、覗窓ガラス102のコストア
ップの要因となる。
【0010】さらに、網入り板ガラス103と透明板ガ
ラス104とを圧着するために、120〜150℃に加
熱する加熱設備や、980〜1470KPaに加圧する
加圧設備を備える必要がある。このため、設備コストが
嵩む。また、透明板ガラス104を圧着するときに、透
明板ガラス104が網入り板ガラス103からずれて、
不良品ができる虞もある。不良品は廃棄処分となり、そ
のことが覗窓ガラス102のコストアップの要因とな
る。
【0011】そこで、本発明の目的は、覗窓ガラスのコ
ストを下げることができる技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、網入り板ガラスと、透明板ガラ
スと、これらの2枚の板ガラスに介在させた光硬化形接
着剤とから貼合わせガラスを構成する。
【0013】網入り板ガラスと透明板ガラスとを光硬化
形接着剤で貼り合わせたので、従来の合せガラスで必要
であった中間膜(ポリビニルブチラール)を使わなくて
済む。このため、貼合わせガラスのコストを下げること
ができる。また、光硬化形接着剤を使用することで、中
間膜を使用したときのように透明板ガラスに高温、高圧
を掛ける必要はない。このため、透明板ガラスの板厚を
薄くして、貼合わせガラスのコストを下げることができ
る。さらに、網入り板ガラスと透明板ガラスとを光硬化
形接着剤で接着した後、光硬化形接着剤を光で硬化する
だけで網入り板ガラスと透明板ガラスとを十分な接着強
さで貼り合わせることができる。このため、貼合わせガ
ラスの製造工程を簡略化することができる。
【0014】請求項2は、透明板ガラスは網入り板ガラ
スより一廻り小さく、昇降機の開閉扉に嵌め込む覗窓ガ
ラスであることを特徴とする。
【0015】透明板ガラスの厚さを昇降機の開閉扉の板
厚と略同じに設定することができる。このため、網入り
板ガラスを開閉扉に当てるだけで、透明板ガラスを開閉
扉と面一にすることができる。従って、網入り板ガラス
と開閉扉との間にスペーサを配置して、透明板ガラスの
嵌込み量を調整する必要がないので、貼合わせガラスの
取付け作業を簡略化することができる。この結果、貼合
わせガラスのコスト及び貼合わせガラスの取付け費用を
下げることができる。
【0016】請求項3は、網入り板ガラスを水平に置
き、このガラスの中央に液状の光硬化形接着剤を載せ、
次に透明板ガラスを載せて、この透明板ガラスの自重で
前記光硬化形接着剤を薄く広げ、下又は上から光を照射
することで光硬化形接着剤を硬化させることを特徴とす
る。
【0017】透明板ガラスの自重で光硬化形接着剤を薄
く広げることで、従来の合せガラスのように中間膜を加
熱しながら圧縮して、網入り板ガラスに透明板ガラスを
貼り合せる必要がない。従って、加熱装置や加圧装置を
除去することで、設備コストを下げることができる。ま
た、透明板ガラスを圧着する必要がないので、透明板ガ
ラスを貼り合わせるときに網入り板ガラスからずれる心
配もない。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る貼合わせガ
ラスの断面図であり、昇降機10の開閉扉14に防犯用
の貼合わせガラス20を取付けることで、昇降機10の
室内12を外側から見えるようにして防犯効果を高めた
状態を示す。なお、昇降機10及び開閉扉14は、従来
技術の昇降機100及び開閉扉101と同一部材であり
説明を省略する。
【0019】貼合わせガラス20は、矩形状の網入り板
ガラス21と、網入り板ガラス21より一廻り小さい透
明板ガラス24と、網入り板ガラス21及び透明板ガラ
ス24に介在させた光硬化形接着剤としての紫外線硬化
形接着剤26とからなる覗窓ガラスである。網入り板ガ
ラス21と透明板ガラス24とを紫外線硬化形接着剤2
6で貼り合わせたので、合せガラスに必要とする中間膜
(一例として、ポリビニルブチラール)を除去すること
ができる。このため、貼合わせガラス20のコストを下
げることができる。
【0020】ところで、透明板ガラス24であるが、板
ガラスとしては、素材として平坦度、平滑度が高いフロ
ート板ガラスや、フルコール法による板ガラス、或いは
コルバーン法による板ガラス等、任意の製法による板ガ
ラスの何れをも用いることができる。フロート板ガラス
は、上述のように素材として平坦度、平滑度に優れ、品
質も良好であることから好ましい。又透明板ガラスとし
て説明したが、透明板ガラスとしては、表面をコーティ
ングした板ガラスや、グリーン、ブロンズ、グレー等に
着色した板ガラスを含むものである。即ち、透明とは、
透明板ガラスを通して室内外の視認性を充分に確保でき
るものであれば良い。このように、本発明における透明
板ガラスとは、板ガラスを通して室内外の視認性を充分
に確保することが可能な半透明板ガラス、着色した板ガ
ラスを含むものである。
【0021】この貼合わせガラス20は、網入り板ガラ
ス21の周辺22を開閉扉14の外壁16に当てると共
に、透明板ガラス24を開閉扉14の開口15に差込
み、周辺22の上下を取付け部材30,30で押え、取
付け部材30,30をボルト32…及びナット34…で
締め付けて開閉扉14に取付ける。
【0022】網入り板ガラス21は、板厚t1を6.8
mmに設定したものである。透明板ガラス24は、網入
り板ガラス21より一廻り小さく形成することで開閉扉
14の開口15に嵌め込み可能とし、板厚t2を1.6
mmに設定したガラスである。紫外線硬化形接着剤26
は、厚さt3を10〜50μm(0.01〜0.05m
m)に設定したものである。
【0023】透明板ガラス24の板厚t2を1.6mm
とし、紫外線硬化形接着剤26の厚さt3を10〜50
μm(0.01〜0.05mm)に設定することで、開
閉扉14の開口15に差込んだ透明板ガラス24の内面
25を、開閉扉14の内壁17とほぼ面一にすることが
できる。従って、網入り板ガラス21と開閉扉14との
間に、従来技術のスペーサ106(図7に示す)を配置
する必要がないので貼合わせガラス20の取付け作業を
簡略化することができる。このため、貼合わせガラス2
0のコスト及び貼合わせガラス20の取付け費用を下げ
ることができる。なお、36は網入り板ガラス21を受
けるラバー部材である。
【0024】図2は本発明に係る貼合わせガラスの斜視
図であり、矩形状の網入り板ガラス21の中央に、網入
り板ガラス21より一廻り小さい矩形状の透明板ガラス
24を紫外線硬化形接着剤26で貼り合わせ、網入り板
ガラス21の周辺22を段差とし、透明板ガラス24及
び紫外線硬化形接着剤26の厚さ(t2+t3)を1.
61〜1.65mmとして、開閉扉14の板厚t4(図
1に示す)の1.6mmとほぼ同じにした状態を示す。
従って、透明板ガラス24の内面25を、図1に示す開
閉扉14の内壁17とほぼ面一にすることができる。な
お、23は金属網であり、金属網23はガラス内に埋め
込むことで網入り板ガラス21を構成する部材である。
【0025】以上に述べた貼合わせガラスの製造方法を
次に説明する。図3は本発明に係る貼合わせガラスの製
造方法を説明したフローチャートであり、図中ST××
はステップ番号を示す。 ST10;網入り板ガラス及び透明板ガラスのそれぞれ
の素板を切断した後、切断した網入り板ガラス及び透明
板ガラスを洗浄して乾燥する。 ST11;網入り板ガラスに透明板ガラスを紫外線硬化
形接着剤で接着し、はみ出した接着剤を拭き取る。 ST12;紫外線硬化形接着剤に紫外線を照射して紫外
線硬化形接着剤を硬化させることで、網入り板ガラスに
透明板ガラスを十分な接着強さで貼り合わせる。これ
で、貼合わせガラスの製造工程が完了する。
【0026】本発明によれば、網入り板ガラスと透明板
ガラスとを光硬化形接着剤で接着した後、光硬化形接着
剤を光で硬化するだけで網入り板ガラスと透明板ガラス
とを十分な接着強さで貼り合わせることができる。この
ため、貼合わせガラスの製造工程を簡略化することがで
きるので、生産性を高めて貼合わせガラスのコストを抑
えることができる。
【0027】図4(a)〜(c)は本発明に係る貼合わ
せガラスの製造方法の第1説明図であり、(a)〜
(c)で図3のST11の前半を詳しく説明する。
(a)において、載台40に網入り板ガラス21を水平
に置き、網入り板ガラス21に治具42を被せ、供給シ
リンダユニット44で網入り板ガラス21の中央に液状
の紫外線硬化形接着剤26を所定量滴下する。(b)に
おいて、透明板ガラス24を矢印,の如く液状の紫
外線硬化形接着剤26に載せる。このとき、透明板ガラ
ス24を治具42で位置決めする。
【0028】(c)において、透明板ガラス24の自重
で液状の紫外線硬化形接着剤26を矢印,の如く薄
く広げる。紫外線硬化形接着剤26を使用することで、
透明板ガラス24を圧着する必要がない。このため、透
明板ガラス24の厚さt2を、2.0mm以下(例え
ば、1.6mm)に薄く設定することができるので、図
2に示す貼合わせガラス20のコストを下げることがで
きる。また、加熱装置や加圧装置を必要としないので、
設備コストを下げることができる。さらに、透明板ガラ
ス24を圧着しなくてもよいので、透明板ガラス24を
貼り合わせるときに網入り板ガラス21からずれる心配
もない。
【0029】ここで、液状の紫外線硬化形接着剤26の
粘度について説明する。粘度とは流動する物体の内部に
生ずる抵抗をいい、粘度=τ/(dv/dy)表され
る。但し、τは、層流内のある点の流れにより、その流
れと平行な面上に粘性によって作用するせん断応力(1
kgf/m2≒98KPa)であり、(dv/dy)は、
その流れに直角な方向の速度勾配(1/s)である。粘
度の単位にはパスカル・秒(Pa・s)やポアズ(P)を
用いるが、紫外線硬化形接着剤26は低粘度なのでセン
チポアズ(cP)を用いた。
【0030】液状の紫外線硬化形接着剤26は、粘度を
10〜100cPに設定した接着剤である。粘度が10
cP未満になると、網入り板ガラス21の中央に液状の
紫外線硬化形接着剤26を滴下しただけで、紫外線硬化
形接着剤26が薄く広がって流出してしまう。そこで、
粘度を10cP以上に設定することで、網入り板ガラス
26の中央に留るようにした。また、粘度が100cP
を越えると、液状の紫外線硬化形接着剤26に透明板ガ
ラス24の自重で紫外線硬化形接着剤26を薄く広げる
ことができない。そこで、粘度を100cP以下に設定
することで、透明板ガラス24の自重で紫外線硬化形接
着剤26を薄く広げることができるようにした。
【0031】図5(a)〜(c)は本発明に係る貼合わ
せガラスの製造方法の第2説明図であり、(a)〜
(b)で図3のST11の後半を詳しく説明し、(c)
で図3のST12を詳しく説明する。(a)において、
治具42を矢印,の如く網入り板ガラス21から外
す。(b)において、網入り板ガラス21の周辺22に
洩れた液状の紫外線硬化形接着剤26を拭き取る。
【0032】(c)において、網入り板ガラス21を支
持枠46,46に載せて紫外線ランプ(主たる波長が3
65Nmのものが望ましい)48の上方に配置する。こ
の状態で、紫外線ランプ48から紫外線を照射して紫外
線硬化形接着剤26を硬化させて、紫外線硬化形接着剤
26で網入り板ガラス21に透明板ガラス24を十分な
接着強さで貼り合わせる。これで、貼合わせガラス20
の製造工程が完了する。なお、紫外線硬化形接着剤26
の接着強さと硬化時間との関係を次図で説明する。
【0033】図6は本発明に係る貼合わせガラスの紫外
線硬化形接着剤の接着強さと硬化時間との関係を示した
グラフであり、波長365Nmの紫外線ランプ48で照
射した例を示す。縦軸は紫外線硬化形接着剤の接着強さ
を示し、横軸は硬化時間を示す。接着強さは、引張りせ
ん断強さ、圧縮せん断強さ、はく離強さなどで表される
が、ここでは圧縮せん断強さで表した。このグラフから
明らかなように、紫外線硬化形接着剤26は、紫外線ラ
ンプ48を照射してから5分経過後に硬化が開始して、
15分経過後に完全に硬化する。紫外線硬化形接着剤2
6が完全に硬化したときの接着強さは14700KPa
である。
【0034】硬化時間を15分とすることで、貼合わせ
ガラス20の製造工程の途中で、紫外線硬化形接着剤2
6が硬化する心配はない。このため、貼合わせガラス2
0を容易に製造することができる。また、網入り板ガラ
ス21に透明板ガラス24を14700KPaの接着強
さで貼り合わせることができるので、十分に信頼性のあ
る覗窓ガラスを得ることができる。
【0035】なお、紫外線硬化形接着剤を照射する装置
として波長365Nmの紫外線ランプを使用したが、そ
の他に、例えば高圧水銀ランプやメタルハライドランプ
を使用してもよい。高圧水銀ランプの発光波長帯は略2
50〜400Nmであり、メタルハライドランプは有効
な波長に合せて発光波長帯を選択することができる。
【0036】また、光硬化形接着剤として紫外線硬化形
接着剤を使用したが、その他の例として、可視光線硬化
形接着剤を使用してもよい。さらに、貼合わせガラスと
して網入り板ガラスに透明板ガラスを貼り合せたが、そ
の他に、透明板ガラスとして強化ガラスなどを貼り合せ
ることも可能である。また、上述したように、表面をコ
ーティングした板ガラスや、グリーン、ブロンズ、グレ
ー等に着色した板ガラス等の室内外を通して視認性を確
保し得る板ガラスを貼り合せることも可能である。ま
た、エレバータ用の覗窓ガラスを例に説明したが、その
他の貼合わせガラスに適用することも可能である。
【0037】さらに、紫外線硬化形接着剤を網入り板ガ
ラスの下方から照射した例を説明したが、透明板ガラス
の上方から照射させても同様の効果を得ることができ
る。また、網入り板ガラス21の板厚t1を6.8m
m、透明板ガラス24の板厚t2を1.6mm、紫外線
硬化形接着剤26の厚さt3を10〜50μm(0.0
1〜0.05mm)と設定したが、各々の板厚及び厚さ
はこれに限るものではない。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、網入り板ガラスと透明板ガラスとを
光硬化形接着剤で貼り合わせたので、従来の合せガラス
で必要であった中間膜(ポリビニルブチラール)を使わ
なくて済む。このため、貼合わせガラスのコストを下げ
ることができる。また、光硬化形接着剤を使用すること
で、中間膜を使用したときのように透明板ガラスに高
温、高圧を掛ける必要はない。このため、透明板ガラス
の板厚を薄くして、貼合わせガラスのコストを下げるこ
とができる。
【0039】さらに、網入り板ガラスと透明板ガラスと
を光硬化形接着剤で接着した後、光硬化形接着剤を光で
硬化するだけで網入り板ガラスと透明板ガラスとを十分
な接着強さで貼り合わせることができる。この結果、貼
合わせガラスの製造工程を簡略化することができるの
で、生産性を高めて貼合わせガラスのコストを抑えるこ
とができる。
【0040】請求項2は、透明板ガラスの厚さを昇降機
の開閉扉の板厚と略同じに設定することができる。この
ため、網入り板ガラスを開閉扉に当てるだけで、透明板
ガラスを開閉扉と面一にすることができる。従って、網
入り板ガラスと開閉扉との間にスペーサを配置して、透
明板ガラスの嵌込み量を調整する必要がないので、貼合
わせガラスの取付け作業を簡略化することができる。こ
の結果、貼合わせガラスのコスト及び貼合わせガラスの
取付け費用を下げることができる。
【0041】請求項3は、透明板ガラスの自重で光硬化
形接着剤を薄く広げ、この光硬化形接着剤を光で硬化さ
せることで、網入り板ガラスに透明板ガラスを貼り合せ
るようにした。このため、従来の合せガラスのように、
加熱設備や圧縮設備を必要としないので、設備コストを
下げることができる。この結果、貼合わせガラスのコス
トを下げることができる。また、透明板ガラスを圧着し
なくてもよいので、透明板ガラスを貼り合わせるときに
網入り板ガラスからずれる心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼合わせガラスの断面図
【図2】本発明に係る貼合わせガラスの斜視図
【図3】本発明に係る貼合わせガラスの製造方法を説明
したフローチャート
【図4】本発明に係る貼合わせガラスの製造方法の第1
説明図
【図5】本発明に係る貼合わせガラスの製造方法の第2
説明図
【図6】本発明に係る貼合わせガラスの紫外線硬化形接
着剤の接着強さと硬化時間との関係を示したグラフ
【図7】従来の代表的なエレベータの断面図
【図8】図7の8部拡大図
【図9】従来の覗窓ガラスの製造方法を説明したフロー
チャート
【図10】従来の覗窓ガラスの製造方法の説明図
【符号の説明】
10…昇降機、14…開閉扉、15…開口、20…貼合
わせガラス、21…網入り板ガラス、24…透明板ガラ
ス、26…光硬化形接着剤(紫外線硬化形接着剤)、4
8…紫外線ランプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 貴彦 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 富岡 修 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 金子 稔 東京都世田谷区北烏山8丁目1番5号 株 式会社サンクスコーポレーション内 (72)発明者 池上 秀和 東京都台東区松が谷3丁目13番5号 保坂 硝子株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網入り板ガラスと、透明板ガラスと、こ
    れらの2枚の板ガラスに介在させた光硬化形接着剤とか
    らなる貼合わせガラス。
  2. 【請求項2】 前記透明板ガラスは前記網入り板ガラス
    より一廻り小さく、昇降機の開閉扉に嵌め込む覗窓ガラ
    スであることを特徴とする請求項1記載の貼合わせガラ
    ス。
  3. 【請求項3】 網入り板ガラスを水平に置き、このガラ
    スの中央に液状の光硬化形接着剤を載せ、次に透明板ガ
    ラスを載せて、この透明板ガラスの自重で前記光硬化形
    接着剤を薄く広げ、下又は上から光を照射することで光
    硬化形接着剤を硬化させることを特徴とした貼合わせガ
    ラスの製造方法。
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