JP2000319166A - 腸溶製剤 - Google Patents
腸溶製剤Info
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- JP2000319166A JP2000319166A JP2000057380A JP2000057380A JP2000319166A JP 2000319166 A JP2000319166 A JP 2000319166A JP 2000057380 A JP2000057380 A JP 2000057380A JP 2000057380 A JP2000057380 A JP 2000057380A JP 2000319166 A JP2000319166 A JP 2000319166A
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PDE−IV阻害剤をはじめとする嘔吐誘発
作用を有する薬物の嘔吐誘発作用を防御し、より有用な
医薬組成物を提供すること。 【解決手段】 嘔吐誘発作用を有する薬物を有効成分と
する腸溶製剤を提供する。
作用を有する薬物の嘔吐誘発作用を防御し、より有用な
医薬組成物を提供すること。 【解決手段】 嘔吐誘発作用を有する薬物を有効成分と
する腸溶製剤を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDE−IV阻害
剤をはじめとする嘔吐誘発作用を有する薬物を有効成分
とする腸溶製剤に関する。
剤をはじめとする嘔吐誘発作用を有する薬物を有効成分
とする腸溶製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】PDE−IV阻害剤は、気管支拡張作
用、炎症性細胞活性化阻害作用、サイトカイン産生抑制
作用などを有することが知られている[C. Burnouf, M.
−P. Pruniaux, and C. M. Szilagyi, Annual Report i
n Medicinal Chemistry, ed. Doherty, 33, 91−109 (1
998), Academic Press]。従って、PDE−IV阻害剤
は、喘息、閉塞性肺疾患、慢性気管支炎、リウマチ、多
発性硬化症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、腎
炎などの多くの呼吸器系、炎症性あるいは自己免疫疾患
の治療薬として期待されている。しかしながら、PDE
−IV阻害剤は、一般に嘔吐誘発作用を伴い、患者の服
用を困難にするかあるいは投与量の制限を必要とするこ
とが知られている[Nature Medicine, 1, 211−214 and
244−248 (1995)]。
用、炎症性細胞活性化阻害作用、サイトカイン産生抑制
作用などを有することが知られている[C. Burnouf, M.
−P. Pruniaux, and C. M. Szilagyi, Annual Report i
n Medicinal Chemistry, ed. Doherty, 33, 91−109 (1
998), Academic Press]。従って、PDE−IV阻害剤
は、喘息、閉塞性肺疾患、慢性気管支炎、リウマチ、多
発性硬化症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、腎
炎などの多くの呼吸器系、炎症性あるいは自己免疫疾患
の治療薬として期待されている。しかしながら、PDE
−IV阻害剤は、一般に嘔吐誘発作用を伴い、患者の服
用を困難にするかあるいは投与量の制限を必要とするこ
とが知られている[Nature Medicine, 1, 211−214 and
244−248 (1995)]。
【0003】PDE−IV阻害剤の嘔吐誘発の機序とし
ては、消化管に対する直接的な作用、嘔吐中枢を介した
作用などの関与が提案されているが、未だにその実態は
解明されておらず、具体的な解決法は見い出されていな
い。PDE−IV阻害剤が、胃酸の分泌に影響を与える
ことが報告されている[theJournal of Pharmacology an
d Experimental Therapeutics, 287, 705−711(1998)]
が、胃酸分泌と嘔吐誘発の因果関係は明らかにされてい
ない。
ては、消化管に対する直接的な作用、嘔吐中枢を介した
作用などの関与が提案されているが、未だにその実態は
解明されておらず、具体的な解決法は見い出されていな
い。PDE−IV阻害剤が、胃酸の分泌に影響を与える
ことが報告されている[theJournal of Pharmacology an
d Experimental Therapeutics, 287, 705−711(1998)]
が、胃酸分泌と嘔吐誘発の因果関係は明らかにされてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製剤
的な工夫により、上記のPDE−IV阻害剤あるいは嘔
吐誘発作用を有する薬物の嘔吐誘発作用を防御し、より
有用な医薬組成物を提供することである。
的な工夫により、上記のPDE−IV阻害剤あるいは嘔
吐誘発作用を有する薬物の嘔吐誘発作用を防御し、より
有用な医薬組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、PDE−IV
阻害剤をはじめとする嘔吐誘発作用を有する薬物を有効
成分とする腸溶製剤に関する。該腸溶製剤により、薬剤
の胃粘膜への直接的な刺激を除去することができる。ま
た、必要に応じ、急激な血中濃度の上昇を抑制すること
を目的として、該腸溶製剤を徐放性製剤とすることもで
きる。また、本発明により、嘔吐誘発作用を有する薬物
の嘔吐誘発作用を抑制した嘔吐誘発作用を有する薬物を
有効成分とする腸溶製剤が提供される。
阻害剤をはじめとする嘔吐誘発作用を有する薬物を有効
成分とする腸溶製剤に関する。該腸溶製剤により、薬剤
の胃粘膜への直接的な刺激を除去することができる。ま
た、必要に応じ、急激な血中濃度の上昇を抑制すること
を目的として、該腸溶製剤を徐放性製剤とすることもで
きる。また、本発明により、嘔吐誘発作用を有する薬物
の嘔吐誘発作用を抑制した嘔吐誘発作用を有する薬物を
有効成分とする腸溶製剤が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】嘔吐誘発作用を有する薬物の一例
としては、PDE−IV阻害剤をあげることができる。
としては、PDE−IV阻害剤をあげることができる。
【0007】本発明に係わるPDE−IV阻害剤は、細
胞内セカンドメッセンジャーであるサイクリックAMP
(cAMP)の分解酵素PDE−IVを選択的あるいは
非選択的に阻害し、結果として細胞内cAMP濃度を上
昇させる薬物をいう。具体的には、JP147585/98, WO98/
22455, WO98/22452, WO98/50367, WO98/45268, WO98/35
683, JP158267/98, WO98/32734, WO98/31674, WO98/282
76, EP0848000, WO98/22453, WO98/22464, WO98/22460,
WO98/23620, WO98/20007, WO98/18796, WO98/21290, W
O98/21207, JP072415/98, EP0832886, EP0831090, WO98
/13348, WO98/14448, WO98/14432, EP0834508, WO98/08
828, WO98/08830, WO98/08844, WO98/08841, WO98/0996
1, US5710160, US5710170, US5703098, EP0819688, EP0
819689,WO98/02440, WO97/46561, WO97/47604, WO97/48
697, WO97/49702, EP0816357, WO97/44036, WO97/4432
2, WO97/44337, WO97/43288, WO97/42174, WO97/36905,
WO97/34893, WO97/30999, WO97/31000, JP169665/97,
US5646158, WO97/20833, WO97/24117, WO97/24355, GB2
308366, WO97/23460, WO97/23461, WO97/22586, WO97/2
2585, WO97/04775, WO97/04779, WO97/05105, WO97/039
45, WO97/03967, EP0748805, WO96/39408, WO96/40636,
WO96/38150, WO96/36624, WO96/36626, WO96/36625, W
O96/36611, WO96/36596, WO96/36595, WO96/36638, EP0
738715, EP0736532, WO96/31476, WO96/31485, WO96/31
486, WO96/31487, WO96/27384, WO96/21435, WO96/2015
3, WO96/20163, WO96/20161, WO96/20157, WO96/20159,
WO96/19977, WO96/19979, WO96/19983, WO96/19986, W
O96/19990, WO96/19992, WO96/20175, WO96/19994, WO9
6/20156, WO96/20174, WO96/20162, WO96/20158, WO96/
20160, WO96/19978, WO96/19980, WO96/19985, WO96/19
988, WO96/19993, WO96/19995, EP0731099, EP0723962,
EP0706795, WO96/11690, WO96/11917, WO96/06843, WO
96/03399, US5475003, WO96/00218, WO96/00215, WO95/
35285, WO95/35284, WO95/35283, WO95/35281, WO95/28
926, WO95/27692, WO95/24381, WO95/22520, WO95/2057
8, WO95/17399, WO95/17392, WO95/14681, WO95/14680,
WO95/14667, WO95/09837, WO95/09836, WO95/09627, W
O95/09624, WO95/09623, WO95/08534, WO95/04046, WO9
5/04045, WO95/03794, WO95/01338, WO95/00516, WO95/
00139, US5461056, EP0685479, EP0685475, EP0685474,
EP0671389, WO93/25517, WO94/25437, EP0623607, WO9
4/20446, WO94/20455, WO94/14800, WO94/14742, WO94/
12461, WO94/10118, WO94/02465, WO93/19751, WO93/19
750, WO93/19749, WO93/19748, WO93/19747, WO93/1802
4, WO93/15048, WO93/07141, JP117239/93, WO92/1959
4, EP0497564などに開示された化合物が例示される。
胞内セカンドメッセンジャーであるサイクリックAMP
(cAMP)の分解酵素PDE−IVを選択的あるいは
非選択的に阻害し、結果として細胞内cAMP濃度を上
昇させる薬物をいう。具体的には、JP147585/98, WO98/
22455, WO98/22452, WO98/50367, WO98/45268, WO98/35
683, JP158267/98, WO98/32734, WO98/31674, WO98/282
76, EP0848000, WO98/22453, WO98/22464, WO98/22460,
WO98/23620, WO98/20007, WO98/18796, WO98/21290, W
O98/21207, JP072415/98, EP0832886, EP0831090, WO98
/13348, WO98/14448, WO98/14432, EP0834508, WO98/08
828, WO98/08830, WO98/08844, WO98/08841, WO98/0996
1, US5710160, US5710170, US5703098, EP0819688, EP0
819689,WO98/02440, WO97/46561, WO97/47604, WO97/48
697, WO97/49702, EP0816357, WO97/44036, WO97/4432
2, WO97/44337, WO97/43288, WO97/42174, WO97/36905,
WO97/34893, WO97/30999, WO97/31000, JP169665/97,
US5646158, WO97/20833, WO97/24117, WO97/24355, GB2
308366, WO97/23460, WO97/23461, WO97/22586, WO97/2
2585, WO97/04775, WO97/04779, WO97/05105, WO97/039
45, WO97/03967, EP0748805, WO96/39408, WO96/40636,
WO96/38150, WO96/36624, WO96/36626, WO96/36625, W
O96/36611, WO96/36596, WO96/36595, WO96/36638, EP0
738715, EP0736532, WO96/31476, WO96/31485, WO96/31
486, WO96/31487, WO96/27384, WO96/21435, WO96/2015
3, WO96/20163, WO96/20161, WO96/20157, WO96/20159,
WO96/19977, WO96/19979, WO96/19983, WO96/19986, W
O96/19990, WO96/19992, WO96/20175, WO96/19994, WO9
6/20156, WO96/20174, WO96/20162, WO96/20158, WO96/
20160, WO96/19978, WO96/19980, WO96/19985, WO96/19
988, WO96/19993, WO96/19995, EP0731099, EP0723962,
EP0706795, WO96/11690, WO96/11917, WO96/06843, WO
96/03399, US5475003, WO96/00218, WO96/00215, WO95/
35285, WO95/35284, WO95/35283, WO95/35281, WO95/28
926, WO95/27692, WO95/24381, WO95/22520, WO95/2057
8, WO95/17399, WO95/17392, WO95/14681, WO95/14680,
WO95/14667, WO95/09837, WO95/09836, WO95/09627, W
O95/09624, WO95/09623, WO95/08534, WO95/04046, WO9
5/04045, WO95/03794, WO95/01338, WO95/00516, WO95/
00139, US5461056, EP0685479, EP0685475, EP0685474,
EP0671389, WO93/25517, WO94/25437, EP0623607, WO9
4/20446, WO94/20455, WO94/14800, WO94/14742, WO94/
12461, WO94/10118, WO94/02465, WO93/19751, WO93/19
750, WO93/19749, WO93/19748, WO93/19747, WO93/1802
4, WO93/15048, WO93/07141, JP117239/93, WO92/1959
4, EP0497564などに開示された化合物が例示される。
【0008】また、PDE−IV阻害剤としては、一般
式(I)
式(I)
【0009】
【化6】
【0010】{式中、mは0〜4の整数を表し、R1、
R2、R3およびR4は同一または異なって、水素、置換
もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の
シクロアルキル、ポリシクロアルキル、置換もしくは非
置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換
の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級アルカ
ノイルオキシ、シアノ、ヒドロキシ、置換もしくは非置
換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルケ
ニル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換も
しくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族
複素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す
か、R1、R2、R3およびR4の中で同一炭素原子上に存
在する2つの基がその炭素原子と一緒になってスピロ飽
和炭素環を形成するか、R1、R2、R3およびR4の中で
隣接する炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する2
つの炭素原子と一緒になって飽和炭素環を形成するか、
R1、R2、R3およびR4の中で隣接する炭素原子上に存
在する2つの基が一緒になって結合を表すか、−CON
R7R8(式中、R7およびR8は同一または異なって、水
素、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは
非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換の低級ア
ルカノイル、置換もしくは非置換のアリール、置換もし
くは非置換の芳香族複素環基または置換もしくは非置換
のアラルキルを表すか、R7とR8が隣接する窒素原子と
一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成す
る)を表し、R5はヒドロキシまたは置換もしくは非置
換の低級アルコキシを表し、R6は水素またはハロゲン
を表し、Yは式(II)
R2、R3およびR4は同一または異なって、水素、置換
もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の
シクロアルキル、ポリシクロアルキル、置換もしくは非
置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換
の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級アルカ
ノイルオキシ、シアノ、ヒドロキシ、置換もしくは非置
換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルケ
ニル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換も
しくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族
複素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す
か、R1、R2、R3およびR4の中で同一炭素原子上に存
在する2つの基がその炭素原子と一緒になってスピロ飽
和炭素環を形成するか、R1、R2、R3およびR4の中で
隣接する炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する2
つの炭素原子と一緒になって飽和炭素環を形成するか、
R1、R2、R3およびR4の中で隣接する炭素原子上に存
在する2つの基が一緒になって結合を表すか、−CON
R7R8(式中、R7およびR8は同一または異なって、水
素、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは
非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換の低級ア
ルカノイル、置換もしくは非置換のアリール、置換もし
くは非置換の芳香族複素環基または置換もしくは非置換
のアラルキルを表すか、R7とR8が隣接する窒素原子と
一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成す
る)を表し、R5はヒドロキシまたは置換もしくは非置
換の低級アルコキシを表し、R6は水素またはハロゲン
を表し、Yは式(II)
【0011】
【化7】
【0012】[式中、R9はシアノ、エチニルまたはカル
バモイルを表し、R10は水素を表すか、R9とR10が一
緒になって結合を表し、R11はヒドロキシ、ホルミル、
置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非
置換のテトラゾリル、−NR13R14(式中、R13および
R14は同一または異なって、水素、置換もしくは非置換
の低級アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もし
くは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族複
素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す
か、R13とR14が隣接する窒素原子と一緒になって置換
もしくは非置換の複素環基を形成する)、−COOR15
(式中、R15は水素または置換もしくは非置換の低級ア
ルキルを表す)、−CONR16R17(式中、R16および
R17は同一または異なって、水素、置換もしくは非置換
の低級アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もし
くは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族複
素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す
か、R 16とR17が隣接する窒素原子と一緒になって置換
もしくは非置換の複素環基を形成する)または−CH2
COOR18(式中、R18は水素または置換もしくは非置
換の低級アルキルを表す)を表し、R12は水素または置
換もしくは非置換の低級アルコキシを表すか、R11とR
12が一緒になって、−OCH2(CH2)pO−(式中、
pは1〜3の整数を表す)、−CR19R20O−(式中、
R19およびR20は同一または異なって、水素またはシア
ノを表す)、=CHOR21(式中、R21は置換もしくは
非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アル
ケニルまたは置換もしくは非置換のアラルキルを表
す)、=CHCOOR22(式中、R22は水素または置換
もしくは非置換の低級アルキルを表す)または=Oを表
す]、式(III)
バモイルを表し、R10は水素を表すか、R9とR10が一
緒になって結合を表し、R11はヒドロキシ、ホルミル、
置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非
置換のテトラゾリル、−NR13R14(式中、R13および
R14は同一または異なって、水素、置換もしくは非置換
の低級アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もし
くは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族複
素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す
か、R13とR14が隣接する窒素原子と一緒になって置換
もしくは非置換の複素環基を形成する)、−COOR15
(式中、R15は水素または置換もしくは非置換の低級ア
ルキルを表す)、−CONR16R17(式中、R16および
R17は同一または異なって、水素、置換もしくは非置換
の低級アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もし
くは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族複
素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す
か、R 16とR17が隣接する窒素原子と一緒になって置換
もしくは非置換の複素環基を形成する)または−CH2
COOR18(式中、R18は水素または置換もしくは非置
換の低級アルキルを表す)を表し、R12は水素または置
換もしくは非置換の低級アルコキシを表すか、R11とR
12が一緒になって、−OCH2(CH2)pO−(式中、
pは1〜3の整数を表す)、−CR19R20O−(式中、
R19およびR20は同一または異なって、水素またはシア
ノを表す)、=CHOR21(式中、R21は置換もしくは
非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アル
ケニルまたは置換もしくは非置換のアラルキルを表
す)、=CHCOOR22(式中、R22は水素または置換
もしくは非置換の低級アルキルを表す)または=Oを表
す]、式(III)
【0013】
【化8】
【0014】[式中、nは0〜4の整数を表し、XはC
H2、NR23(式中、R23は水素、置換もしくは非置換
の低級アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もし
くは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族複
素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す)
またはOを表す]、式(IV)
H2、NR23(式中、R23は水素、置換もしくは非置換
の低級アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もし
くは非置換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族複
素環基または置換もしくは非置換のアラルキルを表す)
またはOを表す]、式(IV)
【0015】
【化9】
【0016】[式中、Z1−Z2−Z3はO−N=CH、
S−N=CH、O−CH=CH、S−CH=CH、N=
CH−S、N=CH−O、C(=O)−NH−NH、C
(=O)−N=N、C(=O)−CH2−C(=O)、
C(=O)−NRa−C(=O)(式中、Raは水素、置
換もしくは非置換の低級アルキルまたは置換もしくは非
置換のアラルキルを表す)またはCH2−NRb−C(=
O)(式中、Rbは水素、置換もしくは非置換の低級ア
ルキルまたは置換もしくは非置換のアリールを表す)を
表す]、2,1,3−ベンゾチアジアゾリルまたは2,1,
3−ベンゾフラザニルを表す}で表される含酸素複素環
化合物[以下、一般式(I)で表される化合物を化合物
(I)という。他の式番号の化合物についても同様であ
る]またはその薬理学的に許容される塩、一般式(V)
S−N=CH、O−CH=CH、S−CH=CH、N=
CH−S、N=CH−O、C(=O)−NH−NH、C
(=O)−N=N、C(=O)−CH2−C(=O)、
C(=O)−NRa−C(=O)(式中、Raは水素、置
換もしくは非置換の低級アルキルまたは置換もしくは非
置換のアラルキルを表す)またはCH2−NRb−C(=
O)(式中、Rbは水素、置換もしくは非置換の低級ア
ルキルまたは置換もしくは非置換のアリールを表す)を
表す]、2,1,3−ベンゾチアジアゾリルまたは2,1,
3−ベンゾフラザニルを表す}で表される含酸素複素環
化合物[以下、一般式(I)で表される化合物を化合物
(I)という。他の式番号の化合物についても同様であ
る]またはその薬理学的に許容される塩、一般式(V)
【0017】
【化10】
【0018】(式中、R24は低級アルキルを表し、R25
は水素または置換もしくは非置換の低級アルキルを表
し、R26、R27、R28およびR29は同一または異なって
水素または低級アルキルを表し、X’はCH2またはC
=Oを表し、Y’はCH2またはNHを表す)で表され
るベンゾフラン誘導体またはその薬理学的に許容される
塩、などもあげられる。
は水素または置換もしくは非置換の低級アルキルを表
し、R26、R27、R28およびR29は同一または異なって
水素または低級アルキルを表し、X’はCH2またはC
=Oを表し、Y’はCH2またはNHを表す)で表され
るベンゾフラン誘導体またはその薬理学的に許容される
塩、などもあげられる。
【0019】より具体的には、4−(3,5−ジクロロ
ピリジン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシ
−2−(4−メチルピペラジン−1−イルカルボニル)
ベンゾフラン(化合物1)またはその薬理学的に許容さ
れる塩、(シス)−4−シアノ−4−(3−シクロペン
チルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサンカ
ルボン酸(化合物2)またはその薬理学的に許容される
塩、(シス)−4−シアノ−4−(8−メトキシ−1,
4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキサンカル
ボン酸(化合物3)またはその薬理学的に許容される塩
などが例示される。なお、化合物1はWO99/16768に記載
の既知化合物(参考例参照)であり、化合物2はJourna
l of Medicinal Chemistry, 41, 821-835 (1998)および
WO93/19749に記載の既知化合物であり、化合物3は参考
例記載の方法により得ることができる。
ピリジン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシ
−2−(4−メチルピペラジン−1−イルカルボニル)
ベンゾフラン(化合物1)またはその薬理学的に許容さ
れる塩、(シス)−4−シアノ−4−(3−シクロペン
チルオキシ−4−メトキシフェニル)シクロヘキサンカ
ルボン酸(化合物2)またはその薬理学的に許容される
塩、(シス)−4−シアノ−4−(8−メトキシ−1,
4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキサンカル
ボン酸(化合物3)またはその薬理学的に許容される塩
などが例示される。なお、化合物1はWO99/16768に記載
の既知化合物(参考例参照)であり、化合物2はJourna
l of Medicinal Chemistry, 41, 821-835 (1998)および
WO93/19749に記載の既知化合物であり、化合物3は参考
例記載の方法により得ることができる。
【0020】一般式(I)および一般式(V)の各基の
定義において、低級アルキル、および低級アルコキシ、
低級アルカノイル、低級アルカノイルオキシ、低級アル
コキシカルボニルの低級アルキル部分は、直鎖または分
岐状の炭素数1〜8の、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチルなどを包含し、シクロアルキルは、炭素数
3〜10の、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチル、シクロノニル、シクロデシルなどを、ポリ
シクロアルキルは、炭素数5〜12の、例えばビシクロ
[3.2.1]オクチル、ビシクロ[4.3.2]ウンデシル、アダマ
ンチル、ノルアダマンチルなどを包含する。低級アルケ
ニルは、直鎖または分岐状の炭素数2〜8の、例えばビ
ニル、1−プロペニル、アリル、メタクリル、1−ブテ
ニル、クロチル、ペンテニル、イソプレニル、ヘキセニ
ル、ヘプテニル、オクテニルなどを、シクロアルケニル
は、炭素数4〜10の、例えばシクロブテニル、シクロ
ペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シ
クロオクテニル、シクロノネニル、シクロデセニルなど
を包含する。アリールは、例えばフェニル、ナフチルな
どを包含し、アラルキルは、炭素数7〜15の、例えば
ベンジル、フェネチル、ベンズヒドリル、ナフチルメチ
ルなどを包含する。
定義において、低級アルキル、および低級アルコキシ、
低級アルカノイル、低級アルカノイルオキシ、低級アル
コキシカルボニルの低級アルキル部分は、直鎖または分
岐状の炭素数1〜8の、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチルなどを包含し、シクロアルキルは、炭素数
3〜10の、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチル、シクロノニル、シクロデシルなどを、ポリ
シクロアルキルは、炭素数5〜12の、例えばビシクロ
[3.2.1]オクチル、ビシクロ[4.3.2]ウンデシル、アダマ
ンチル、ノルアダマンチルなどを包含する。低級アルケ
ニルは、直鎖または分岐状の炭素数2〜8の、例えばビ
ニル、1−プロペニル、アリル、メタクリル、1−ブテ
ニル、クロチル、ペンテニル、イソプレニル、ヘキセニ
ル、ヘプテニル、オクテニルなどを、シクロアルケニル
は、炭素数4〜10の、例えばシクロブテニル、シクロ
ペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シ
クロオクテニル、シクロノネニル、シクロデセニルなど
を包含する。アリールは、例えばフェニル、ナフチルな
どを包含し、アラルキルは、炭素数7〜15の、例えば
ベンジル、フェネチル、ベンズヒドリル、ナフチルメチ
ルなどを包含する。
【0021】芳香族複素環基としては、例えば酸素数1
〜2の5員または6員の単環性芳香族複素環基、硫黄数
1〜2の5員または6員の単環性芳香族複素環基、窒素
数1〜4の5員または6員の単環性芳香族複素環基、5
員と6員とからなる縮合2環性芳香族複素環基、6員と
6員とからなる縮合2環性芳香族複素環基などがあげら
れ、具体的には、フリル、チエニル、ピリジル、ピラジ
ニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キノリル、イソキ
ノリル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニ
ル、ナフチリジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾ
リル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、オキ
サゾリル、インドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾ
リル、ベンゾトリアゾリル、プリニルなどが包含され
る。
〜2の5員または6員の単環性芳香族複素環基、硫黄数
1〜2の5員または6員の単環性芳香族複素環基、窒素
数1〜4の5員または6員の単環性芳香族複素環基、5
員と6員とからなる縮合2環性芳香族複素環基、6員と
6員とからなる縮合2環性芳香族複素環基などがあげら
れ、具体的には、フリル、チエニル、ピリジル、ピラジ
ニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キノリル、イソキ
ノリル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニ
ル、ナフチリジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾ
リル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、オキ
サゾリル、インドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾ
リル、ベンゾトリアゾリル、プリニルなどが包含され
る。
【0022】隣接する窒素原子と一緒になって形成され
る複素環基としては、例えば5員、6員、7員の単環性
複素環基、6員と6員とからなる縮合複素環基などがあ
げられ、具体的には、ピロリジニル、ピペリジノ、ピペ
ラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペリジ
ノ、ホモピペラジニル、テトラヒドロピリジル、テトラ
ヒドロキノリル、テトラヒドロイソキノリルなどが包含
される。
る複素環基としては、例えば5員、6員、7員の単環性
複素環基、6員と6員とからなる縮合複素環基などがあ
げられ、具体的には、ピロリジニル、ピペリジノ、ピペ
ラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペリジ
ノ、ホモピペラジニル、テトラヒドロピリジル、テトラ
ヒドロキノリル、テトラヒドロイソキノリルなどが包含
される。
【0023】同一炭素原子上に存在する2つの基がその
炭素原子と一緒になって形成するスピロ飽和炭素環およ
び隣接する炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する
2つの炭素原子と一緒になって形成する飽和炭素環は、
炭素数3〜10の、例えばシクロプロパン、シクロブタ
ン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタ
ン、シクロオクタン、シクロノナン、シクロデカンなど
を包含する。ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
の各原子を包含する。
炭素原子と一緒になって形成するスピロ飽和炭素環およ
び隣接する炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する
2つの炭素原子と一緒になって形成する飽和炭素環は、
炭素数3〜10の、例えばシクロプロパン、シクロブタ
ン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタ
ン、シクロオクタン、シクロノナン、シクロデカンなど
を包含する。ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
の各原子を包含する。
【0024】置換低級アルキル、置換低級アルコキシ、
置換低級アルコキシカルボニル、置換低級アルカノイ
ル、置換低級アルカノイルオキシ、置換低級アルケニ
ル、置換シクロアルキルおよび置換シクロアルケニルに
おける置換基としては、同一または異なって、置換数1
〜3の、例えば低級アルキル、低級アルケニル、シア
ノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヒドロキシ、
低級アルコキシ、カルボキシ、ハロゲンなどが包含さ
れ、低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、
シクロアルケニル、低級アルコキシおよびハロゲンは、
それぞれ前記と同義である。
置換低級アルコキシカルボニル、置換低級アルカノイ
ル、置換低級アルカノイルオキシ、置換低級アルケニ
ル、置換シクロアルキルおよび置換シクロアルケニルに
おける置換基としては、同一または異なって、置換数1
〜3の、例えば低級アルキル、低級アルケニル、シア
ノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヒドロキシ、
低級アルコキシ、カルボキシ、ハロゲンなどが包含さ
れ、低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、
シクロアルケニル、低級アルコキシおよびハロゲンは、
それぞれ前記と同義である。
【0025】置換アリール、置換テトラゾリル、置換芳
香族複素環基、隣接する窒素原子と一緒になって形成さ
れる置換複素環基および置換アラルキルにおける置換基
としては、同一または異なって、置換数1〜3の、例え
ば置換もしくは非置換の低級アルキル、ヒドロキシ、低
級アルコキシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカル
ボニル、カルボキシ、カルバモイル、トリフルオロメチ
ル、アミノ、モノまたはジ低級アルキル置換アミノ、シ
アノ、ニトロ、ハロゲンなどが包含される。低級アルキ
ルおよび低級アルコキシ、低級アルカノイル、低級アル
コキシカルボニル、モノまたはジ低級アルキル置換アミ
ノの低級アルキル部分、ハロゲンはそれぞれ前記と同義
であり、置換低級アルキルにおける置換基は前記と同義
である。
香族複素環基、隣接する窒素原子と一緒になって形成さ
れる置換複素環基および置換アラルキルにおける置換基
としては、同一または異なって、置換数1〜3の、例え
ば置換もしくは非置換の低級アルキル、ヒドロキシ、低
級アルコキシ、低級アルカノイル、低級アルコキシカル
ボニル、カルボキシ、カルバモイル、トリフルオロメチ
ル、アミノ、モノまたはジ低級アルキル置換アミノ、シ
アノ、ニトロ、ハロゲンなどが包含される。低級アルキ
ルおよび低級アルコキシ、低級アルカノイル、低級アル
コキシカルボニル、モノまたはジ低級アルキル置換アミ
ノの低級アルキル部分、ハロゲンはそれぞれ前記と同義
であり、置換低級アルキルにおける置換基は前記と同義
である。
【0026】化合物(I)、化合物(V)などの薬理学
的に許容される塩は、薬理学的に許容される酸付加塩、
金属塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩などを包含
する。化合物(I)、化合物(V)などの薬理学的に許
容される酸付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、
リン酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマ
ル酸塩、クエン酸塩などの有機酸塩があげられ、薬理学
的に許容される金属塩としては、ナトリウム塩、カリウ
ム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛
塩などがあげられ、薬理学的に許容されるアンモニウム
塩としては、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム
などの塩があげられ、薬理学的に許容される有機アミン
付加塩としては、モルホリン、ピペリジンなどの付加塩
があげられる。
的に許容される塩は、薬理学的に許容される酸付加塩、
金属塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩などを包含
する。化合物(I)、化合物(V)などの薬理学的に許
容される酸付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、
リン酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマ
ル酸塩、クエン酸塩などの有機酸塩があげられ、薬理学
的に許容される金属塩としては、ナトリウム塩、カリウ
ム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛
塩などがあげられ、薬理学的に許容されるアンモニウム
塩としては、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム
などの塩があげられ、薬理学的に許容される有機アミン
付加塩としては、モルホリン、ピペリジンなどの付加塩
があげられる。
【0027】次に、化合物(I)の製造法について説明
する。製造法:化合物(I)は、以下に示す製法により
製造することができる。 工程1
する。製造法:化合物(I)は、以下に示す製法により
製造することができる。 工程1
【0028】
【化11】
【0029】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 原料化合物(A)は、公知の方法[Khimiya Geterotsikl
icheskikh Soedinenii, 12, 1614 (1982)]あるいはそれ
に準じて得ることができる。化合物(VI)は、化合物
(A)を直接対応するハロゲン化メチル体に変換した
後、または化合物(A)を還元して得られるヒドロキシ
メチル体を対応するハロゲン体もしくはスルホネート体
に変換した後、シアン化金属と反応させることにより得
ることができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 原料化合物(A)は、公知の方法[Khimiya Geterotsikl
icheskikh Soedinenii, 12, 1614 (1982)]あるいはそれ
に準じて得ることができる。化合物(VI)は、化合物
(A)を直接対応するハロゲン化メチル体に変換した
後、または化合物(A)を還元して得られるヒドロキシ
メチル体を対応するハロゲン体もしくはスルホネート体
に変換した後、シアン化金属と反応させることにより得
ることができる。
【0030】対応するハロゲン体は、化合物(A)を、
不活性溶媒中、1当量から大過剰のハロゲン化トリアル
キルシランもしくはハロゲン化トリアリールシラン、ま
たは1当量から大過剰のハロゲン化塩および1当量から
大過剰のトリメチルシリルクロリドと、−50℃〜用い
た溶媒の沸点間の温度で5分間〜5時間反応させた後、
1当量から大過剰の還元剤で、−50℃〜用いた溶媒の
沸点間の温度で5分間〜48時間処理することにより得
ることができる。また、対応するハロゲン体は、化合物
(A)を、不活性溶媒中、1当量から大過剰の還元剤
で、−50℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜4
8時間処理することにより対応するヒドロキシメチル体
とし、得られたヒドロキシメチル体を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰のハロゲン化剤と、−30℃〜用いた
溶媒の沸点間の温度で5分間〜120時間反応させるこ
とにより得ることもできる。
不活性溶媒中、1当量から大過剰のハロゲン化トリアル
キルシランもしくはハロゲン化トリアリールシラン、ま
たは1当量から大過剰のハロゲン化塩および1当量から
大過剰のトリメチルシリルクロリドと、−50℃〜用い
た溶媒の沸点間の温度で5分間〜5時間反応させた後、
1当量から大過剰の還元剤で、−50℃〜用いた溶媒の
沸点間の温度で5分間〜48時間処理することにより得
ることができる。また、対応するハロゲン体は、化合物
(A)を、不活性溶媒中、1当量から大過剰の還元剤
で、−50℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜4
8時間処理することにより対応するヒドロキシメチル体
とし、得られたヒドロキシメチル体を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰のハロゲン化剤と、−30℃〜用いた
溶媒の沸点間の温度で5分間〜120時間反応させるこ
とにより得ることもできる。
【0031】対応するスルホネート体は、上記で得られ
たヒドロキシメチル体を、不活性溶媒中、1当量から大
過剰の塩基存在下、1当量から大過剰のアルキルスルホ
ニルクロリドもしくはアリールスルホニルクロリドと、
−30℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜120
時間反応させることにより得ることができる。
たヒドロキシメチル体を、不活性溶媒中、1当量から大
過剰の塩基存在下、1当量から大過剰のアルキルスルホ
ニルクロリドもしくはアリールスルホニルクロリドと、
−30℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜120
時間反応させることにより得ることができる。
【0032】化合物(VI)は、得られたハロゲン体も
しくはスルホネート体を、不活性溶媒中、1当量から大
過剰のシアン化金属と、−30℃〜用いた溶媒の沸点間
の温度で5分間〜120時間反応させることにより得る
ことができる。
しくはスルホネート体を、不活性溶媒中、1当量から大
過剰のシアン化金属と、−30℃〜用いた溶媒の沸点間
の温度で5分間〜120時間反応させることにより得る
ことができる。
【0033】ハロゲン化トリアルキルシランもしくはハ
ロゲン化トリアリールシランとしては、トリメチルシリ
ルクロリド、トリメチルシリルブロミド、トリメチルシ
リルヨージド、トリエチルシリルクロリド、ジメチルエ
チルシリルクロリド、トリフェニルシリルクロリドなど
が例示される。ハロゲン化塩としては、臭化リチウム、
臭化ナトリウム、臭化カリウム、塩化リチウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナト
リウム、ヨウ化カリウムなどが例示される。
ロゲン化トリアリールシランとしては、トリメチルシリ
ルクロリド、トリメチルシリルブロミド、トリメチルシ
リルヨージド、トリエチルシリルクロリド、ジメチルエ
チルシリルクロリド、トリフェニルシリルクロリドなど
が例示される。ハロゲン化塩としては、臭化リチウム、
臭化ナトリウム、臭化カリウム、塩化リチウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナト
リウム、ヨウ化カリウムなどが例示される。
【0034】還元剤としては、1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン、トリエチルシラン、水素化ホウ素
ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセ
トキシボロハイドライド、水素化アルミニウムリチウム
などが例示される。ハロゲン化剤としては、塩酸、臭化
水素、ヨウ化水素、塩化チオニル、オキシ塩化リン、三
臭化リンなどが例示される。塩基としては、トリエチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(以後、DB
Uと略記する)、炭酸カリウム、水素化ナトリウムなど
が例示される。
メチルジシロキサン、トリエチルシラン、水素化ホウ素
ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセ
トキシボロハイドライド、水素化アルミニウムリチウム
などが例示される。ハロゲン化剤としては、塩酸、臭化
水素、ヨウ化水素、塩化チオニル、オキシ塩化リン、三
臭化リンなどが例示される。塩基としては、トリエチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(以後、DB
Uと略記する)、炭酸カリウム、水素化ナトリウムなど
が例示される。
【0035】アルキルスルホニルクロリドもしくはアリ
ールスルホニルクロリドとしては、メタンスルホニルク
ロリド、p−トルエンスルホニルクロリド、ベンゼンス
ルホニルクロリドなどが例示される。シアン化金属とし
ては、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン
化銅などが例示される。
ールスルホニルクロリドとしては、メタンスルホニルク
ロリド、p−トルエンスルホニルクロリド、ベンゼンス
ルホニルクロリドなどが例示される。シアン化金属とし
ては、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン
化銅などが例示される。
【0036】不活性溶媒としては、テトラヒドロフラン
(以後、THFと略記する)、ジオキサン、1,2−ジ
メトキシエタン、ジエチルエーテル、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド(以後、DMFと略記する)、ジ
メチルスルホキシド(以後、DMSOと略記する)、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、ピリジン、酢
酸エチルなどが例示される。 工程2
(以後、THFと略記する)、ジオキサン、1,2−ジ
メトキシエタン、ジエチルエーテル、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド(以後、DMFと略記する)、ジ
メチルスルホキシド(以後、DMSOと略記する)、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、ピリジン、酢
酸エチルなどが例示される。 工程2
【0037】
【化12】
【0038】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義であり、R30は、前記
と同義の低級アルキルを表す) 化合物(VIII)は、化合物(VI)を、不活性溶媒
中、触媒量から大過剰の塩基存在下、化合物(VII)
と、0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時
間反応させることにより得ることができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義であり、R30は、前記
と同義の低級アルキルを表す) 化合物(VIII)は、化合物(VI)を、不活性溶媒
中、触媒量から大過剰の塩基存在下、化合物(VII)
と、0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時
間反応させることにより得ることができる。
【0039】塩基としては、ベンジルトリメチルアンモ
ニウムヒドロキシド(トリトン−B)、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、ナトリウムメトキシド、リチウムジイソプロピルア
ミド(以後、LDAと略記する)、ピリジン、カリウム
tert−ブトキシド、DBU、トルエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミンなどが例示される。
ニウムヒドロキシド(トリトン−B)、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、ナトリウムメトキシド、リチウムジイソプロピルア
ミド(以後、LDAと略記する)、ピリジン、カリウム
tert−ブトキシド、DBU、トルエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミンなどが例示される。
【0040】不活性溶媒としては、THF、ジオキサ
ン、ジエチルエーテル、メタノール、エタノール、プロ
パノール、2−プロパノール、ブタノール、tert−
ブチルアルコール、ピリジン、アセトニトリル、DM
F、DMSO、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレン
グリコールメチルエーテル、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、ベンゼン、トルエンなどが例示される。 工程3
ン、ジエチルエーテル、メタノール、エタノール、プロ
パノール、2−プロパノール、ブタノール、tert−
ブチルアルコール、ピリジン、アセトニトリル、DM
F、DMSO、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレン
グリコールメチルエーテル、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、ベンゼン、トルエンなどが例示される。 工程3
【0041】
【化13】
【0042】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5、
R6およびR30は、それぞれ前記と同義である) 化合物(IX)は、化合物(VIII)を、不活性溶媒
中、1当量から大過剰の塩基存在下、0℃〜用いた溶媒
の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することにより
得ることができる。
R6およびR30は、それぞれ前記と同義である) 化合物(IX)は、化合物(VIII)を、不活性溶媒
中、1当量から大過剰の塩基存在下、0℃〜用いた溶媒
の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することにより
得ることができる。
【0043】塩基としては、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、LDA、ピリ
ジン、カリウムtert−ブトキシド、DBU、トルエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが例示さ
れる。
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、LDA、ピリ
ジン、カリウムtert−ブトキシド、DBU、トルエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが例示さ
れる。
【0044】不活性溶媒としては、THF、ジオキサ
ン、ピリジン、ジエチルエーテル、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、
tert−ブチルアルコール、アセトニトリル、DM
F、DMSO、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレン
グリコールメチルエーテル、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、ベンゼン、トルエンなどが例示される。 工程4
ン、ピリジン、ジエチルエーテル、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、
tert−ブチルアルコール、アセトニトリル、DM
F、DMSO、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレン
グリコールメチルエーテル、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、ベンゼン、トルエンなどが例示される。 工程4
【0045】
【化14】
【0046】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5、
R6およびR30は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ia)は、化合物(IX)を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰の水存在下、60℃〜用いた溶媒の沸
点間の温度で5分間〜120時間処理することにより得
ることができる。なお、必要に応じ、触媒量から過剰量
の塩化ナトリウム、塩化リチウム、ヨウ化ナトリウム、
ヨウ化リチウム、シアン化ナトリウムなどの塩類を添加
してもよい。
R6およびR30は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ia)は、化合物(IX)を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰の水存在下、60℃〜用いた溶媒の沸
点間の温度で5分間〜120時間処理することにより得
ることができる。なお、必要に応じ、触媒量から過剰量
の塩化ナトリウム、塩化リチウム、ヨウ化ナトリウム、
ヨウ化リチウム、シアン化ナトリウムなどの塩類を添加
してもよい。
【0047】不活性溶媒としては、ジオキサン、トルエ
ン、DMF、DMSO、tert−ブチルアルコール、
アセトニトリル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールメチルエーテル、エチレングリコール、ト
リエチレングリコール、水などが例示される。 工程5
ン、DMF、DMSO、tert−ブチルアルコール、
アセトニトリル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールメチルエーテル、エチレングリコール、ト
リエチレングリコール、水などが例示される。 工程5
【0048】
【化15】
【0049】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(X)は、2−トリメチルシリル−1,3−ジチ
アンを、不活性溶媒中、−100℃〜0℃の間の温度
で、塩基で処理した後、化合物(Ia)と、−100℃
〜30℃の間の温度で1分間〜12時間反応させること
により得ることができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(X)は、2−トリメチルシリル−1,3−ジチ
アンを、不活性溶媒中、−100℃〜0℃の間の温度
で、塩基で処理した後、化合物(Ia)と、−100℃
〜30℃の間の温度で1分間〜12時間反応させること
により得ることができる。
【0050】塩基としては、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ブチルリチウム、LDA、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチル
シリルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、
カリウムtert−ブトキシド、DBU、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、エチルマグネシウ
ムブロミドなどが例示される。
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ブチルリチウム、LDA、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチル
シリルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、
カリウムtert−ブトキシド、DBU、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、エチルマグネシウ
ムブロミドなどが例示される。
【0051】不活性溶媒としては、THF、ジオキサ
ン、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジ
イソプロピルエーテルなどが例示される。 工程6
ン、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジ
イソプロピルエーテルなどが例示される。 工程6
【0052】
【化16】
【0053】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義であり、R31は、前記
と同義の低級アルキルを表す) 化合物(Ib)は、化合物(X)を、低級アルコールを
含有する溶媒中(該低級アルコールは、反応で生成する
カルボキシル基をエステル化する試薬としても作用す
る)、1当量から過剰量の2価の水銀塩および酸存在
下、0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時
間処理することにより得ることができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義であり、R31は、前記
と同義の低級アルキルを表す) 化合物(Ib)は、化合物(X)を、低級アルコールを
含有する溶媒中(該低級アルコールは、反応で生成する
カルボキシル基をエステル化する試薬としても作用す
る)、1当量から過剰量の2価の水銀塩および酸存在
下、0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時
間処理することにより得ることができる。
【0054】2価の水銀塩としては、塩化水銀(HgC
l2)、酢酸水銀[Hg(OCOCH3)2]などが例示
される。酸としては、過塩素酸、硫酸、塩酸、トリフル
オロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、三フッ化ホウ素などが例示される。
l2)、酢酸水銀[Hg(OCOCH3)2]などが例示
される。酸としては、過塩素酸、硫酸、塩酸、トリフル
オロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、三フッ化ホウ素などが例示される。
【0055】低級アルコールを含有する溶媒としては、
低級アルコール(メタノール、エタノール、プロパノー
ル、2−プロパノール、ブタノール、2−メチル−1−
プロパノール、2−ブタノール、tert−ブチルアルコー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オク
タノールなど)の単独溶媒、ジオキサン/低級アルコー
ル(該低級アルコールは前記と同様である)の混合溶
媒、THF/低級アルコール(該低級アルコールは前記
と同様である)の混合溶媒などが例示される。 工程7
低級アルコール(メタノール、エタノール、プロパノー
ル、2−プロパノール、ブタノール、2−メチル−1−
プロパノール、2−ブタノール、tert−ブチルアルコー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オク
タノールなど)の単独溶媒、ジオキサン/低級アルコー
ル(該低級アルコールは前記と同様である)の混合溶
媒、THF/低級アルコール(該低級アルコールは前記
と同様である)の混合溶媒などが例示される。 工程7
【0056】
【化17】
【0057】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5、
R6およびR31は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ic)は、化合物(Ib)を、不活性溶媒中、
アルカリ水溶液で、0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で
5分間〜48時間処理することにより得ることができ
る。
R6およびR31は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ic)は、化合物(Ib)を、不活性溶媒中、
アルカリ水溶液で、0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で
5分間〜48時間処理することにより得ることができ
る。
【0058】アルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどの水溶液が例
示され、不活性溶媒としては、エタノール、ジオキサ
ン、メタノール、THF、エタノール/THFの混合溶
媒、メタノール/THFの混合溶媒、DMSOなどが例
示される。 工程8
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどの水溶液が例
示され、不活性溶媒としては、エタノール、ジオキサ
ン、メタノール、THF、エタノール/THFの混合溶
媒、メタノール/THFの混合溶媒、DMSOなどが例
示される。 工程8
【0059】
【化18】
【0060】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Id)は、1当量から過剰量のメトキシメチル
トリフェニルホスホニウムクロライドを、不活性溶媒
中、−100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で、1当量
から過剰量の塩基で処理した後、化合物(Ia)と、−
100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜12時
間反応させることにより得ることができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Id)は、1当量から過剰量のメトキシメチル
トリフェニルホスホニウムクロライドを、不活性溶媒
中、−100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で、1当量
から過剰量の塩基で処理した後、化合物(Ia)と、−
100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜12時
間反応させることにより得ることができる。
【0061】塩基としては、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ブチルリチウム、LDA、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチル
シリルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、
カリウムtert−ブトキシド、DBU、ナトリウムア
ミド、ナトリウムエトキシドなどが例示される。不活性
溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、1,2−ジメトキシエタン、DMF、ジイソプロピ
ルエーテルなどが例示される。 工程9
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ブチルリチウム、LDA、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチル
シリルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、
カリウムtert−ブトキシド、DBU、ナトリウムア
ミド、ナトリウムエトキシドなどが例示される。不活性
溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、1,2−ジメトキシエタン、DMF、ジイソプロピ
ルエーテルなどが例示される。 工程9
【0062】
【化19】
【0063】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ie)は、化合物(Id)を、無溶媒または不
活性溶媒中、触媒量から過剰量の酸で、0℃〜用いた溶
媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することによ
り得ることができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ie)は、化合物(Id)を、無溶媒または不
活性溶媒中、触媒量から過剰量の酸で、0℃〜用いた溶
媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することによ
り得ることができる。
【0064】酸としては、塩酸、硫酸、酢酸、トリフル
オロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、10−カンファースルホン酸、三フッ化ホウ素、塩
化アルミニウムなどが例示される。不活性溶媒として
は、THF、アセトン、アセトニトリル、メタノール、
エタノール、ジオキサン、これら不活性溶媒と水との混
合溶媒などが例示される。 工程10
オロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、10−カンファースルホン酸、三フッ化ホウ素、塩
化アルミニウムなどが例示される。不活性溶媒として
は、THF、アセトン、アセトニトリル、メタノール、
エタノール、ジオキサン、これら不活性溶媒と水との混
合溶媒などが例示される。 工程10
【0065】
【化20】
【0066】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(If)は、化合物(Ia)を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰の塩基存在下、1当量から大過剰のト
リメチルスルホキソニウムヨージドまたはトリメチルス
ルホニウムヨージドと、−30℃〜用いた溶媒の沸点間
の温度で5分間〜48時間反応させることにより得るこ
とができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(If)は、化合物(Ia)を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰の塩基存在下、1当量から大過剰のト
リメチルスルホキソニウムヨージドまたはトリメチルス
ルホニウムヨージドと、−30℃〜用いた溶媒の沸点間
の温度で5分間〜48時間反応させることにより得るこ
とができる。
【0067】塩基としては、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ブチルリチウム、LDA、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチル
シリルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、
カリウムtert−ブトキシド、DBU、ナトリウムア
ミド、ナトリウムエトキシドなどが例示される。不活性
溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、1,2−ジメトキシエタン、DMF、ジイソプロピ
ルエーテルなどが例示される。 工程11
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメトキシド、ブチルリチウム、LDA、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチル
シリルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、
カリウムtert−ブトキシド、DBU、ナトリウムア
ミド、ナトリウムエトキシドなどが例示される。不活性
溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、1,2−ジメトキシエタン、DMF、ジイソプロピ
ルエーテルなどが例示される。 工程11
【0068】
【化21】
【0069】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ie)は、化合物(If)を、無溶媒または不
活性溶媒中、1当量から過剰量の酸で、0℃〜用いた溶
媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することによ
り得ることもできる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ie)は、化合物(If)を、無溶媒または不
活性溶媒中、1当量から過剰量の酸で、0℃〜用いた溶
媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することによ
り得ることもできる。
【0070】酸としては、塩酸、硫酸、臭化水素、塩化
マグネシウム、臭化マグネシウム、臭化リチウム、トリ
フルオロ酢酸、過塩素酸リチウム、p−トルエンスルホ
ン酸、メタンスルホン酸、10−カンファースルホン
酸、三フッ化ホウ素、塩化アルミニウム、シリカゲルな
どが例示される。不活性溶媒としては、THF、アセト
ン、アセトニトリル、メタノール、エタノール、ジオキ
サンなどが例示される。 工程12
マグネシウム、臭化マグネシウム、臭化リチウム、トリ
フルオロ酢酸、過塩素酸リチウム、p−トルエンスルホ
ン酸、メタンスルホン酸、10−カンファースルホン
酸、三フッ化ホウ素、塩化アルミニウム、シリカゲルな
どが例示される。不活性溶媒としては、THF、アセト
ン、アセトニトリル、メタノール、エタノール、ジオキ
サンなどが例示される。 工程12
【0071】
【化22】
【0072】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ic)は、化合物(Ie)を、不活性溶媒中、
1当量から過剰量の酸化剤で、0℃〜用いた溶媒の沸点
間の温度で5分間〜48時間処理することにより得るこ
ともできる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ic)は、化合物(Ie)を、不活性溶媒中、
1当量から過剰量の酸化剤で、0℃〜用いた溶媒の沸点
間の温度で5分間〜48時間処理することにより得るこ
ともできる。
【0073】酸化剤としては、亜塩素酸、過マンガン酸
カリウム、過酸化水素水などが例示される。酸化剤とし
て亜塩素酸を用いる場合には、必要に応じ、1当量から
過剰量の2−メチル-2−ブテン、スルファミン酸、D
MSO、過酸化水素水などを添加してもよく、さらに1
当量から過剰量のリン酸二水素ナトリウムを添加しても
よい。不活性溶媒としては、tert−ブチルアルコー
ル、酢酸、DMSO、アセトン、アセトニトリルなどが
例示される。 工程13
カリウム、過酸化水素水などが例示される。酸化剤とし
て亜塩素酸を用いる場合には、必要に応じ、1当量から
過剰量の2−メチル-2−ブテン、スルファミン酸、D
MSO、過酸化水素水などを添加してもよく、さらに1
当量から過剰量のリン酸二水素ナトリウムを添加しても
よい。不活性溶媒としては、tert−ブチルアルコー
ル、酢酸、DMSO、アセトン、アセトニトリルなどが
例示される。 工程13
【0074】
【化23】
【0075】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ig)は、化合物(Ia)を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰の塩基存在下、1当量から大過剰のク
ロロアセトニトリルと、−10℃〜用いた溶媒の沸点間
の温度で5分間〜48時間反応させることにより得るこ
とができる。必要に応じ、触媒量から過剰量のベンジル
トリエチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリエチル
アンモニウムブロミド、ベンジルトリメチルアンモニウ
ムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミ
ド、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチル
アンモニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムクロ
リド、トリエチルメチルアンモニウムブロミドなどの塩
類を添加してもよい。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ig)は、化合物(Ia)を、不活性溶媒中、
1当量から大過剰の塩基存在下、1当量から大過剰のク
ロロアセトニトリルと、−10℃〜用いた溶媒の沸点間
の温度で5分間〜48時間反応させることにより得るこ
とができる。必要に応じ、触媒量から過剰量のベンジル
トリエチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリエチル
アンモニウムブロミド、ベンジルトリメチルアンモニウ
ムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミ
ド、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチル
アンモニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムクロ
リド、トリエチルメチルアンモニウムブロミドなどの塩
類を添加してもよい。
【0076】塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、ナトリウムメトキシド、ブチルリチウム、カリ
ウムtert−ブトキシド、DBU、ナトリウムエトキ
シドなどが例示される。不活性溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、t
ert−ブチルアルコール、酢酸エチル、トルエン、T
HF、1,2−ジメトキシエタン、DMF、DMSO、
ジイソプロピルエーテルなどが例示される。 工程14
ウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、ナトリウムメトキシド、ブチルリチウム、カリ
ウムtert−ブトキシド、DBU、ナトリウムエトキ
シドなどが例示される。不活性溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、t
ert−ブチルアルコール、酢酸エチル、トルエン、T
HF、1,2−ジメトキシエタン、DMF、DMSO、
ジイソプロピルエーテルなどが例示される。 工程14
【0077】
【化24】
【0078】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ic)は、化合物(Ig)を、無溶媒または不
活性溶媒中、1当量から過剰量の水存在下、1当量から
過剰量の臭化マグネシウムもしくは臭化リチウムで、0
℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理
することにより得ることもできる。不活性溶媒として
は、THF、DMF、アセトン、アセトニトリル、メタ
ノール、エタノール、ジオキサン、DMF/アセトニト
リルの混合溶媒などが例示される。 工程15
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ic)は、化合物(Ig)を、無溶媒または不
活性溶媒中、1当量から過剰量の水存在下、1当量から
過剰量の臭化マグネシウムもしくは臭化リチウムで、0
℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理
することにより得ることもできる。不活性溶媒として
は、THF、DMF、アセトン、アセトニトリル、メタ
ノール、エタノール、ジオキサン、DMF/アセトニト
リルの混合溶媒などが例示される。 工程15
【0079】
【化25】
【0080】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5、
R6、R11およびR12は、それぞれ前記と同義であり、
L1は、塩素、臭素またはヨウ素を表す) 原料化合物(XI)は、公知の方法(WO98/22455)ある
いはそれに準じて得ることができる。化合物(XII)
としては、市販の化合物を用いることができる。
R6、R11およびR12は、それぞれ前記と同義であり、
L1は、塩素、臭素またはヨウ素を表す) 原料化合物(XI)は、公知の方法(WO98/22455)ある
いはそれに準じて得ることができる。化合物(XII)
としては、市販の化合物を用いることができる。
【0081】化合物(XIII)は、化合物(XI)
を、不活性溶媒中、−100℃〜室温の間の温度で5分
間〜10時間、1当量から過剰量の塩基で処理した後、
1当量から過剰量の化合物(XII)と、−100℃〜
室温の間の温度で5分間〜30時間反応させることによ
り得ることができる。なお、必要に応じ、テトラメチル
エチレンジアミン、塩化セリウムなどを添加してもよ
い。
を、不活性溶媒中、−100℃〜室温の間の温度で5分
間〜10時間、1当量から過剰量の塩基で処理した後、
1当量から過剰量の化合物(XII)と、−100℃〜
室温の間の温度で5分間〜30時間反応させることによ
り得ることができる。なお、必要に応じ、テトラメチル
エチレンジアミン、塩化セリウムなどを添加してもよ
い。
【0082】塩基としては、リチウム、マグネシウム、
メチルリチウム、メチルマグネシウムブロミド、エチル
マグネシウムブロミド、ブチルリチウムなどが例示され
る。不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチ
ルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、ベンゼン、トルエン、ヘキ
サンなどが例示される。 工程16
メチルリチウム、メチルマグネシウムブロミド、エチル
マグネシウムブロミド、ブチルリチウムなどが例示され
る。不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチ
ルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、ベンゼン、トルエン、ヘキ
サンなどが例示される。 工程16
【0083】
【化26】
【0084】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5、
R6、R11およびR12は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ih)は、化合物(XIII)を、無溶媒また
は不活性溶媒中、1当量から過剰量の酸で、0℃〜用い
た溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理すること
により得ることができる。なお、必要に応じ、水を添加
してもよい。
R6、R11およびR12は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ih)は、化合物(XIII)を、無溶媒また
は不活性溶媒中、1当量から過剰量の酸で、0℃〜用い
た溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時間処理すること
により得ることができる。なお、必要に応じ、水を添加
してもよい。
【0085】酸としては、塩酸、硫酸、10−カンファ
ースルホン酸、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、三フッ化ホウ
素、塩化アルミニウムなどが例示される。不活性溶媒と
しては、THF、アセトン、アセトニトリル、トルエ
ン、キシレン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、2−プロパノール、ブタノール、2−ブタノール、
tert−ブチルアルコール、ペンタノール、ヘキサノ
ール、ヘプタノール、オクタノール、ジオキサンなどが
例示される。 工程17
ースルホン酸、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、三フッ化ホウ
素、塩化アルミニウムなどが例示される。不活性溶媒と
しては、THF、アセトン、アセトニトリル、トルエ
ン、キシレン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、2−プロパノール、ブタノール、2−ブタノール、
tert−ブチルアルコール、ペンタノール、ヘキサノ
ール、ヘプタノール、オクタノール、ジオキサンなどが
例示される。 工程17
【0086】
【化27】
【0087】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5、
R6、R11およびR12は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ii)は、化合物(XIII)を、不活性溶媒
中、1当量から過剰量の酸存在下、−100℃〜用いた
溶媒の沸点間の温度で、1当量から過剰量のシアン化物
と、5分間〜48時間反応させることにより得ることが
できる。
R6、R11およびR12は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ii)は、化合物(XIII)を、不活性溶媒
中、1当量から過剰量の酸存在下、−100℃〜用いた
溶媒の沸点間の温度で、1当量から過剰量のシアン化物
と、5分間〜48時間反応させることにより得ることが
できる。
【0088】酸としては、塩酸、硫酸、10−カンファ
ースルホン酸、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、四塩化チタン、
三フッ化ホウ素、塩化アルミニウムなどが例示される。
シアン化物としては、トリメチルシリルシアニド、シア
ン化ナトリウム、シアン化カリウムなどが例示される。
不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、1,2−ジメトキシエタン、メタノール、エタ
ノール、アセトニトリル、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、クロロホルム、トルエンなどが例示され
る。 工程18
ースルホン酸、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、四塩化チタン、
三フッ化ホウ素、塩化アルミニウムなどが例示される。
シアン化物としては、トリメチルシリルシアニド、シア
ン化ナトリウム、シアン化カリウムなどが例示される。
不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、1,2−ジメトキシエタン、メタノール、エタ
ノール、アセトニトリル、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、クロロホルム、トルエンなどが例示され
る。 工程18
【0089】
【化28】
【0090】(式中、m、p、R1、R2、R3、R4、R
5およびR6は、それぞれ前記と同義である) 原料化合物(Iia)は、工程15においてR11とR12
が隣接する炭素原子と一緒になってケタール構造を形成
している化合物(XII)を原料して用い、R 11とR12
が隣接する炭素原子と一緒になってケタール構造を形成
している化合物(XIII)を得た後に、該化合物(X
III)を原料として用い、工程17に記載した方法を
用いることにより得ることができる。
5およびR6は、それぞれ前記と同義である) 原料化合物(Iia)は、工程15においてR11とR12
が隣接する炭素原子と一緒になってケタール構造を形成
している化合物(XII)を原料して用い、R 11とR12
が隣接する炭素原子と一緒になってケタール構造を形成
している化合物(XIII)を得た後に、該化合物(X
III)を原料として用い、工程17に記載した方法を
用いることにより得ることができる。
【0091】化合物(Ia)は、化合物(Iia)を、
無溶媒または不活性溶媒中、1当量から過剰量の酸と、
0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時間反
応させることにより得ることができる。
無溶媒または不活性溶媒中、1当量から過剰量の酸と、
0℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜48時間反
応させることにより得ることができる。
【0092】酸としては、塩酸、硫酸、10−カンファ
ースルホン酸、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、三フッ化ホウ
素、塩化アルミニウムなどが例示される。不活性溶媒と
しては、THF、アセトン、アセトニトリル、トルエ
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロ
パノール、ブタノール、2−ブタノール、tert−ブ
チルアルコール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタ
ノール、オクタノール、ジオキサン、これら不活性溶媒
と水との混合溶媒などが例示される。 工程19
ースルホン酸、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、三フッ化ホウ
素、塩化アルミニウムなどが例示される。不活性溶媒と
しては、THF、アセトン、アセトニトリル、トルエ
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロ
パノール、ブタノール、2−ブタノール、tert−ブ
チルアルコール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタ
ノール、オクタノール、ジオキサン、これら不活性溶媒
と水との混合溶媒などが例示される。 工程19
【0093】
【化29】
【0094】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5お
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ij)は、化合物(Ia)を、不活性溶媒中、
1当量から過剰量の還元剤で、−100℃〜用いた溶媒
の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することにより
得ることができる。
よびR6は、それぞれ前記と同義である) 化合物(Ij)は、化合物(Ia)を、不活性溶媒中、
1当量から過剰量の還元剤で、−100℃〜用いた溶媒
の沸点間の温度で5分間〜48時間処理することにより
得ることができる。
【0095】還元剤としては、1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン、トリエチルシラン、水素化ホウ素
ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセ
トキシボロハイドライド、水素化アルミニウムリチウム
などが例示される。不活性溶媒としては、メタノール、
エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノ
ール、2−ブタノール、tert−ブチルアルコール、
ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノ
ール、ジオキサンなどが例示される。 工程20
メチルジシロキサン、トリエチルシラン、水素化ホウ素
ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセ
トキシボロハイドライド、水素化アルミニウムリチウム
などが例示される。不活性溶媒としては、メタノール、
エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノ
ール、2−ブタノール、tert−ブチルアルコール、
ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノ
ール、ジオキサンなどが例示される。 工程20
【0096】
【化30】
【0097】(式中、m、n、R1、R2、R3、R4、
R5、R6、L1およびXは、それぞれ前記と同義であ
り、L2は、塩素、臭素、ヨウ素またはトリフルオロメ
タンスルホネート基を表す) 原料化合物(XIV)は、市販品として得られるか、公
知の方法[TetrahedronLett., 30, 5499 (1992)]に準じ
て得ることができる。
R5、R6、L1およびXは、それぞれ前記と同義であ
り、L2は、塩素、臭素、ヨウ素またはトリフルオロメ
タンスルホネート基を表す) 原料化合物(XIV)は、市販品として得られるか、公
知の方法[TetrahedronLett., 30, 5499 (1992)]に準じ
て得ることができる。
【0098】化合物(Ik)は、化合物(XI)を、不
活性溶媒中、−100℃〜室温の間の温度で5分間〜1
0時間塩基で処理した後、ハロゲン化金属またはホウ素
化合物と、−100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5
分間〜30時間反応させ、さらに化合物(XIV)と、
不活性溶媒中、触媒量から過剰量のパラジウム錯体存在
下、室温〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜30時
間反応させることにより得ることができる。なお、上記
の触媒量から過剰量のパラジウム錯体存在下に行う反応
では、必要に応じ、塩化リチウムや酸化銀などの塩類を
添加してもよい。
活性溶媒中、−100℃〜室温の間の温度で5分間〜1
0時間塩基で処理した後、ハロゲン化金属またはホウ素
化合物と、−100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5
分間〜30時間反応させ、さらに化合物(XIV)と、
不活性溶媒中、触媒量から過剰量のパラジウム錯体存在
下、室温〜用いた溶媒の沸点間の温度で5分間〜30時
間反応させることにより得ることができる。なお、上記
の触媒量から過剰量のパラジウム錯体存在下に行う反応
では、必要に応じ、塩化リチウムや酸化銀などの塩類を
添加してもよい。
【0099】塩基としては、リチウム、マグネシウム、
メチルリチウム、メチルマグネシウムブロミド、エチル
マグネシウムブロミド、ブチルリチウムなどが例示され
る。ハロゲン化金属としては、クロロトリブチルスズ、
クロロトリメチルスズなどのハロゲン化アルキルスズ化
合物類、塩化亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛などのハロゲ
ン化亜鉛類などが例示され、ホウ素化合物としては、ト
リメトキシホウ素、フェニルホウ酸、ホウ酸などが例示
される。
メチルリチウム、メチルマグネシウムブロミド、エチル
マグネシウムブロミド、ブチルリチウムなどが例示され
る。ハロゲン化金属としては、クロロトリブチルスズ、
クロロトリメチルスズなどのハロゲン化アルキルスズ化
合物類、塩化亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛などのハロゲ
ン化亜鉛類などが例示され、ホウ素化合物としては、ト
リメトキシホウ素、フェニルホウ酸、ホウ酸などが例示
される。
【0100】パラジウム錯体としては、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ア
セトニトリル)パラジウム、[1,1’−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム、酢
酸パラジウムなどが例示される。
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ア
セトニトリル)パラジウム、[1,1’−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム、酢
酸パラジウムなどが例示される。
【0101】ハロゲン化金属またはホウ素化合物との反
応で用いる不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、
ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ベンゼン、トルエ
ン、ヘキサンなどが例示される。
応で用いる不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、
ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ベンゼン、トルエ
ン、ヘキサンなどが例示される。
【0102】パラジウム錯体存在下での反応の際に用い
る不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチル
エーテル、エチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、メタノール、エタノール、ブタノー
ル、2−プロパノール、ジクロロメタン、クロロホル
ム、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン、ジメチルア
セトアミド、DMF、DMSOなどが例示される。 工程21
る不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、ジエチル
エーテル、エチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、メタノール、エタノール、ブタノー
ル、2−プロパノール、ジクロロメタン、クロロホル
ム、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン、ジメチルア
セトアミド、DMF、DMSOなどが例示される。 工程21
【0103】
【化31】
【0104】(式中、m、R1、R2、R3、R4、R5、
R6、L1およびZ1−Z2−Z3は、それぞれ前記と同義
であり、Z4は、酸素原子または硫黄原子を表し、L3お
よびL4は、塩素、臭素、ヨウ素またはトリフルオロメ
タンスルホネート基を表す) 原料化合物(XV)および化合物(XVI)は、市販品
として得られるか、公知の方法[J. Chem. Soc., Perkin
Trans.1, 1954 (1973)]に準じて得ることができる。
R6、L1およびZ1−Z2−Z3は、それぞれ前記と同義
であり、Z4は、酸素原子または硫黄原子を表し、L3お
よびL4は、塩素、臭素、ヨウ素またはトリフルオロメ
タンスルホネート基を表す) 原料化合物(XV)および化合物(XVI)は、市販品
として得られるか、公知の方法[J. Chem. Soc., Perkin
Trans.1, 1954 (1973)]に準じて得ることができる。
【0105】化合物(Im)は、化合物(XI)を、不
活性溶媒中、−100℃〜室温の間の温度で5分間〜1
0時間塩基で処理した後、ハロゲン化金属またはホウ素
化合物と、−100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5
分間〜30時間反応させ、さらに化合物(XV)と、不
活性溶媒中、触媒量から過剰量のパラジウム錯体もしく
はニッケル錯体存在下、室温〜用いた溶媒の沸点間の温
度で5分間〜30時間反応させることにより得ることが
できる。また、化合物(In)は、化合物(XV)の代
わりに化合物(XVI)を用い、化合物(XV)の場合
と同様の反応を行うことにより得ることができる。上記
の触媒量から過剰量のパラジウム錯体もしくはニッケル
錯体存在下に行う反応では、必要に応じ、塩化リチウム
や酸化銀などの塩類を添加してもよい。
活性溶媒中、−100℃〜室温の間の温度で5分間〜1
0時間塩基で処理した後、ハロゲン化金属またはホウ素
化合物と、−100℃〜用いた溶媒の沸点間の温度で5
分間〜30時間反応させ、さらに化合物(XV)と、不
活性溶媒中、触媒量から過剰量のパラジウム錯体もしく
はニッケル錯体存在下、室温〜用いた溶媒の沸点間の温
度で5分間〜30時間反応させることにより得ることが
できる。また、化合物(In)は、化合物(XV)の代
わりに化合物(XVI)を用い、化合物(XV)の場合
と同様の反応を行うことにより得ることができる。上記
の触媒量から過剰量のパラジウム錯体もしくはニッケル
錯体存在下に行う反応では、必要に応じ、塩化リチウム
や酸化銀などの塩類を添加してもよい。
【0106】塩基としては、リチウム、マグネシウム、
メチルリチウム、メチルマグネシウムブロミド、エチル
マグネシウムブロミド、ブチルリチウムなどが例示され
る。ハロゲン化金属としては、クロロトリブチルスズ、
クロロトリメチルスズなどのハロゲン化アルキルスズ化
合物類、塩化亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛などのハロゲ
ン化亜鉛類などが例示され、ホウ素化合物としては、ト
リメトキシホウ素、フェニルホウ酸、ホウ酸などが例示
される。
メチルリチウム、メチルマグネシウムブロミド、エチル
マグネシウムブロミド、ブチルリチウムなどが例示され
る。ハロゲン化金属としては、クロロトリブチルスズ、
クロロトリメチルスズなどのハロゲン化アルキルスズ化
合物類、塩化亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛などのハロゲ
ン化亜鉛類などが例示され、ホウ素化合物としては、ト
リメトキシホウ素、フェニルホウ酸、ホウ酸などが例示
される。
【0107】パラジウム錯体としては、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ア
セトニトリル)パラジウム、[1,1’−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム、酢
酸パラジウムなどが例示される。ニッケル錯体として
は、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロ
セン]ジクロロニッケル、ジクロロビス(トリフェニル
ホスフィン)ニッケルなどが例示される。
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(ア
セトニトリル)パラジウム、[1,1’−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム、酢
酸パラジウムなどが例示される。ニッケル錯体として
は、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロ
セン]ジクロロニッケル、ジクロロビス(トリフェニル
ホスフィン)ニッケルなどが例示される。
【0108】ハロゲン化金属またはホウ素化合物との反
応で用いる不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、
ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ベンゼン、トルエ
ン、ヘキサンなどが例示される。
応で用いる不活性溶媒としては、THF、ジオキサン、
ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ベンゼン、トルエ
ン、ヘキサンなどが例示される。
【0109】パラジウム錯体もしくはニッケル錯体の存
在下での反応の際に用いる不活性溶媒としては、TH
F、ジオキサン、ジエチルエーテル、エチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、メタノー
ル、エタノール、ブタノール、2−プロパノール、ジク
ロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、ベンゼ
ン、トルエン、ジメチルアセトアミド、DMF、DMS
Oなどが例示される。
在下での反応の際に用いる不活性溶媒としては、TH
F、ジオキサン、ジエチルエーテル、エチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、メタノー
ル、エタノール、ブタノール、2−プロパノール、ジク
ロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、ベンゼ
ン、トルエン、ジメチルアセトアミド、DMF、DMS
Oなどが例示される。
【0110】上記各製造法における中間体および目的化
合物は、有機合成化学で常用される分離精製法、例えば
濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマト
グラフィーなどに付して単離精製することができる。ま
た、中間体においては特に精製することなく次の反応に
供することも可能である。化合物(I)の塩を取得した
いとき、化合物(I)を適当な溶媒に溶解または懸濁
し、酸または塩基を加えて単離、精製すればよい。
合物は、有機合成化学で常用される分離精製法、例えば
濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマト
グラフィーなどに付して単離精製することができる。ま
た、中間体においては特に精製することなく次の反応に
供することも可能である。化合物(I)の塩を取得した
いとき、化合物(I)を適当な溶媒に溶解または懸濁
し、酸または塩基を加えて単離、精製すればよい。
【0111】また、化合物(I)およびその薬理学的に
許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で
存在することもあるが、これらの付加物も本発明に包含
される。化合物(V)は、WO99/16768に記載の方法また
はそれに準じて製造することができる。
許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で
存在することもあるが、これらの付加物も本発明に包含
される。化合物(V)は、WO99/16768に記載の方法また
はそれに準じて製造することができる。
【0112】本発明の腸溶製剤としては、例えば、通常
の腸溶性基剤でコーティングを施された製剤、通常の腸
溶性基剤を用いたマトリックス製剤、その殻が腸溶性基
剤から作られているカプセル剤などがあげられる。本発
明においては、腸溶性基剤、腸溶性コーティングおよび
腸溶性マトリックスという用語は、それぞれ、本質的に
完全なままで胃を通過するが、小腸で速やかに溶解また
は崩壊して活性薬剤物質を放出する基剤、コーティング
およびマトリックスを表す。腸溶性基剤としては、メタ
クリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースアセテート、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カル
ボキシメチルエチルセルロースなどがあげられる。これ
らの腸溶性基剤は、可塑剤(例えば、マクロゴール60
00、クエン酸トリエチル、トリアセチン、プロピレン
グリコールなど)および/または着色剤(例えば、酸化
チタン、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄など)を含むこと
もできる。
の腸溶性基剤でコーティングを施された製剤、通常の腸
溶性基剤を用いたマトリックス製剤、その殻が腸溶性基
剤から作られているカプセル剤などがあげられる。本発
明においては、腸溶性基剤、腸溶性コーティングおよび
腸溶性マトリックスという用語は、それぞれ、本質的に
完全なままで胃を通過するが、小腸で速やかに溶解また
は崩壊して活性薬剤物質を放出する基剤、コーティング
およびマトリックスを表す。腸溶性基剤としては、メタ
クリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースアセテート、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カル
ボキシメチルエチルセルロースなどがあげられる。これ
らの腸溶性基剤は、可塑剤(例えば、マクロゴール60
00、クエン酸トリエチル、トリアセチン、プロピレン
グリコールなど)および/または着色剤(例えば、酸化
チタン、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄など)を含むこと
もできる。
【0113】本発明による徐放性腸溶製剤は、通常の徐
放性基剤でコーティングを施された製剤あるいは通常の
徐放性基剤を用いたマトリックス製剤に腸溶性機能を付
加した製剤である。徐放性コーティングの場合は、徐放
性コーティング基剤として、アミノアルキルメタアクリ
レートコポリマーRS、アクリル酸エチルメタアクリル酸
メチルコポリマー、エチルセルロースなどが挙げられ
る。徐放性マトリックスの場合は、徐放性マトリックス
基剤として、アミノアルキルメタアクリレートコポリマ
ーRS、アクリル酸エチルメタアクリル酸メチルコポリマ
ー、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビ
ニルポリマーなどが挙げられる。これらのコーティング
基剤あるいはマトリックス基剤は、可塑剤(例えば、マ
クロゴール6000、クエン酸トリエチル、トリアセチ
ン、プロピレングリコールなど)および/または着色剤
(例えば、酸化チタン、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄な
ど)を含むこともできる。
放性基剤でコーティングを施された製剤あるいは通常の
徐放性基剤を用いたマトリックス製剤に腸溶性機能を付
加した製剤である。徐放性コーティングの場合は、徐放
性コーティング基剤として、アミノアルキルメタアクリ
レートコポリマーRS、アクリル酸エチルメタアクリル酸
メチルコポリマー、エチルセルロースなどが挙げられ
る。徐放性マトリックスの場合は、徐放性マトリックス
基剤として、アミノアルキルメタアクリレートコポリマ
ーRS、アクリル酸エチルメタアクリル酸メチルコポリマ
ー、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビ
ニルポリマーなどが挙げられる。これらのコーティング
基剤あるいはマトリックス基剤は、可塑剤(例えば、マ
クロゴール6000、クエン酸トリエチル、トリアセチ
ン、プロピレングリコールなど)および/または着色剤
(例えば、酸化チタン、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄な
ど)を含むこともできる。
【0114】本発明による腸溶製剤の剤形は、特に制限
されるものではなく、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カ
プセル剤などがあげられる。また、通常の腸溶性基剤で
コーティングを施された製剤あるいは通常の腸溶性基剤
を用いたマトリックス製剤である錠剤、顆粒剤および散
剤は、通常のハードカプセルなどに充填してカプセル剤
として用いることもできる。また、徐放性腸溶製剤は、
例えば、通常の徐放性基剤でコーティングを施された製
剤あるいは通常の徐放性基剤を用いたマトリックス製剤
である錠剤、顆粒剤および散剤を、殻が腸溶性基剤から
なるカプセルに充填してカプセル剤として用いることも
できる。
されるものではなく、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カ
プセル剤などがあげられる。また、通常の腸溶性基剤で
コーティングを施された製剤あるいは通常の腸溶性基剤
を用いたマトリックス製剤である錠剤、顆粒剤および散
剤は、通常のハードカプセルなどに充填してカプセル剤
として用いることもできる。また、徐放性腸溶製剤は、
例えば、通常の徐放性基剤でコーティングを施された製
剤あるいは通常の徐放性基剤を用いたマトリックス製剤
である錠剤、顆粒剤および散剤を、殻が腸溶性基剤から
なるカプセルに充填してカプセル剤として用いることも
できる。
【0115】腸溶性コーティング、腸溶性マトリック
ス、徐放性コーティングまたは徐放性マトリックスは、
当該技術分野で周知の方法に従って錠剤および/または
顆粒剤および/または散剤および/またはカプセル剤に
適用することができる。
ス、徐放性コーティングまたは徐放性マトリックスは、
当該技術分野で周知の方法に従って錠剤および/または
顆粒剤および/または散剤および/またはカプセル剤に
適用することができる。
【0116】経口投与用の錠剤、顆粒剤、散剤およびカ
プセル剤は、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、プルラン、アラビアゴム、ゼラチン、
ソルビトール、トラガカントゴム、デンプンの粘液、ポ
リビニルピロリドンなど)、賦形剤(例えば、乳糖、シ
ョ糖、マンニトール、ソルビトール、結晶セルロース、
トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、部分アル
ファ化デンプン、リン酸カルシウムなど)、滑沢剤(例
えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タル
ク、ポリエチレングリコール、シリカなど)、崩壊剤
(例えば、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリ
ウム、デンプングリコール酸ナトリウム、カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ムなど)、湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウムな
ど)などを含むこともできる。
プセル剤は、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、プルラン、アラビアゴム、ゼラチン、
ソルビトール、トラガカントゴム、デンプンの粘液、ポ
リビニルピロリドンなど)、賦形剤(例えば、乳糖、シ
ョ糖、マンニトール、ソルビトール、結晶セルロース、
トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、部分アル
ファ化デンプン、リン酸カルシウムなど)、滑沢剤(例
えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タル
ク、ポリエチレングリコール、シリカなど)、崩壊剤
(例えば、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリ
ウム、デンプングリコール酸ナトリウム、カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ムなど)、湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウムな
ど)などを含むこともできる。
【0117】本発明の腸溶製剤中の嘔吐誘発作用を有す
る薬物の使用量としては、1日当たりの投与量が0.0
1mg〜1gとなるのが好ましく、0.05〜100m
g/人となるのがより好ましく、5〜50mg/人とな
るのがさらに好ましい。
る薬物の使用量としては、1日当たりの投与量が0.0
1mg〜1gとなるのが好ましく、0.05〜100m
g/人となるのがより好ましく、5〜50mg/人とな
るのがさらに好ましい。
【0118】次に、本発明の腸溶製剤の効果について実
験例により説明する。実験例1 :組み換えヒトPDE−IV阻害試験 ヒトホスホジエステラーゼcDNA(HSPDE4A)は、精巣よ
り単離した。予想されるアミノ酸配列は、Bolger, G.ら
[Mol. Cell. Biol., 6558 (1993)]の報告した配列(H
SPDE4A5)から、N末端側が223アミノ酸削除されたもの
である。この組み換えタンパク質を、大腸菌発現プラス
ミドを用いて発現、精製した。被験化合物 :化合物1および化合物3
験例により説明する。実験例1 :組み換えヒトPDE−IV阻害試験 ヒトホスホジエステラーゼcDNA(HSPDE4A)は、精巣よ
り単離した。予想されるアミノ酸配列は、Bolger, G.ら
[Mol. Cell. Biol., 6558 (1993)]の報告した配列(H
SPDE4A5)から、N末端側が223アミノ酸削除されたもの
である。この組み換えタンパク質を、大腸菌発現プラス
ミドを用いて発現、精製した。被験化合物 :化合物1および化合物3
【0119】PDE−IV阻害活性測定 PDE活性は、Kincaid, R.およびManganiello, V.の方
法[Method. Enzymol., 159, 457(1988)]に従い、次
の二段階過程により測定した。基質には[3H] cAMP(最
終濃度1 mmol/L)を用い、反応は、N, N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸 (50 m
mol/L, pH 7.2)、MgCl2 (1 mmol/L)および大豆トリプシ
ンインヒビター(soybean trypsin inhibitor)(0.1 mg
/mL)を含む標準混合液中で行った。反応は、酵素の添加
により開始し、30℃で10〜30分間インキュベーションし
た。塩酸により反応を停止し、生成した5'-AMPを5'-ヌ
クレオシダーゼによって完全に分解した。DEAE-Sephade
x A-25でクロマトグラフィーを行い、溶出した[3H]アデ
ノシンをシンチレーションカウンターでカウントした。
薬物はジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解して(濃度
1.7%)添加した。その結果、化合物1は0.1μmol/Lで75
%、0.01μmol/Lで25%の阻害率を示し、化合物3は1μm
ol/Lで87%の阻害率を示した。
法[Method. Enzymol., 159, 457(1988)]に従い、次
の二段階過程により測定した。基質には[3H] cAMP(最
終濃度1 mmol/L)を用い、反応は、N, N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸 (50 m
mol/L, pH 7.2)、MgCl2 (1 mmol/L)および大豆トリプシ
ンインヒビター(soybean trypsin inhibitor)(0.1 mg
/mL)を含む標準混合液中で行った。反応は、酵素の添加
により開始し、30℃で10〜30分間インキュベーションし
た。塩酸により反応を停止し、生成した5'-AMPを5'-ヌ
クレオシダーゼによって完全に分解した。DEAE-Sephade
x A-25でクロマトグラフィーを行い、溶出した[3H]アデ
ノシンをシンチレーションカウンターでカウントした。
薬物はジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解して(濃度
1.7%)添加した。その結果、化合物1は0.1μmol/Lで75
%、0.01μmol/Lで25%の阻害率を示し、化合物3は1μm
ol/Lで87%の阻害率を示した。
【0120】実験例2:嘔吐誘発作用およびTNFα産
生抑制作用 PDE−IV阻害剤の嘔吐誘発作用を検定するために、
イヌに対する経口投与を行った。PDE−IV阻害剤
は、イヌにおいて腫瘍壊死因子(TNF)α産生阻害作
用を示すことが知られている[Laboratory Animal Scien
ce, 45, 647-651(1995)]。被験化合物を経口投与後、血
液を採取し、リポポリサッカライド(LPS)刺激によ
り遊離されるTNFα量を測定し、化合物のTNFα産
生抑制作用を調べた(ex vivo実験)。実験は、実験用
腸溶製剤(腸溶カプセル)と比較用製剤(ゼラチンカプ
セル)を用いて行い、それぞれ、嘔吐とTNFα産生抑
制作用の発現用量を調べることにより、本発明の効果を
調べた。
生抑制作用 PDE−IV阻害剤の嘔吐誘発作用を検定するために、
イヌに対する経口投与を行った。PDE−IV阻害剤
は、イヌにおいて腫瘍壊死因子(TNF)α産生阻害作
用を示すことが知られている[Laboratory Animal Scien
ce, 45, 647-651(1995)]。被験化合物を経口投与後、血
液を採取し、リポポリサッカライド(LPS)刺激によ
り遊離されるTNFα量を測定し、化合物のTNFα産
生抑制作用を調べた(ex vivo実験)。実験は、実験用
腸溶製剤(腸溶カプセル)と比較用製剤(ゼラチンカプ
セル)を用いて行い、それぞれ、嘔吐とTNFα産生抑
制作用の発現用量を調べることにより、本発明の効果を
調べた。
【0121】被験化合物:化合物1、化合物2および化
合物3実験動物 :雄性ビーグル犬(体重は10 kg前後)を使用ゼラチンカプセル :ゼラチンカプセルとしては、日本薬
局方ゼラチンカプセル[type No.11、加商(株)]を使
用した。なお、あらかじめゼラチンカプセルのみを投与
し、嘔吐のない個体のみを実際の実験に使用した。比較用製剤の調製 :薬物は、0.5% メチルセルロースに
て懸濁させたが、ゼラチンカプセルを用いて投与する場
合、体重 1kg 当たり1〜2 mLの投与量となるように調製
した。経口投与直前に上記の割合で調製した懸濁液を、
ゼラチンカプセルに入れて経口投与した。
合物3実験動物 :雄性ビーグル犬(体重は10 kg前後)を使用ゼラチンカプセル :ゼラチンカプセルとしては、日本薬
局方ゼラチンカプセル[type No.11、加商(株)]を使
用した。なお、あらかじめゼラチンカプセルのみを投与
し、嘔吐のない個体のみを実際の実験に使用した。比較用製剤の調製 :薬物は、0.5% メチルセルロースに
て懸濁させたが、ゼラチンカプセルを用いて投与する場
合、体重 1kg 当たり1〜2 mLの投与量となるように調製
した。経口投与直前に上記の割合で調製した懸濁液を、
ゼラチンカプセルに入れて経口投与した。
【0122】腸溶性カプセル:腸溶性カプセルとして
は、AS−Mタイプ(フロイント産業、腸溶性基剤:ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースアセテート)の大きさ
#0のものを使用した。なお、あらかじめ腸溶性カプセ
ルにラクトースを充填したものを投与し、嘔吐のない個
体のみを実際の実験に使用した。実験用腸溶製剤の調製 :薬物を秤量後、腸溶性カプセル
(AS−Mタイプ)に充填した。付属の説明書に従って、同
じタイプのヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテ
ートをアセトン・エタノール混液(1:1)に溶解した溶液
を、カプセル嵌合部に均一に塗布した。溶液を塗ったカ
プセルは、ただちにハンドドライヤーの冷風で乾燥し、
試料を作成した。
は、AS−Mタイプ(フロイント産業、腸溶性基剤:ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースアセテート)の大きさ
#0のものを使用した。なお、あらかじめ腸溶性カプセ
ルにラクトースを充填したものを投与し、嘔吐のない個
体のみを実際の実験に使用した。実験用腸溶製剤の調製 :薬物を秤量後、腸溶性カプセル
(AS−Mタイプ)に充填した。付属の説明書に従って、同
じタイプのヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテ
ートをアセトン・エタノール混液(1:1)に溶解した溶液
を、カプセル嵌合部に均一に塗布した。溶液を塗ったカ
プセルは、ただちにハンドドライヤーの冷風で乾燥し、
試料を作成した。
【0123】イヌ経口投与嘔吐誘発実験 作成した試料をイヌに経口投与した。投与前と投与3,
8, 24時間後に前腕静脈より経時的にヘパリン下採血し
た。試料投与後1時間までは嘔吐を中心に症状観察し、
以後採血時に嘔吐物の有無を確認した。実験は、イヌ2
例を用いて行い、少なくとも1例で嘔吐が観察された最
小投与量を最小嘔吐発現用量(MED)とした。
8, 24時間後に前腕静脈より経時的にヘパリン下採血し
た。試料投与後1時間までは嘔吐を中心に症状観察し、
以後採血時に嘔吐物の有無を確認した。実験は、イヌ2
例を用いて行い、少なくとも1例で嘔吐が観察された最
小投与量を最小嘔吐発現用量(MED)とした。
【0124】イヌex vivo, TNFα産生抑制試験 採血した血液は、一旦氷冷下に保存し、ex vivo, TN
Fα産生抑制試験に使用した。採取した血液を96 well
平底プレートに180 μL/well添加した後、LPSを添加し
て刺激した(LPSの最終濃度:0.1, 1 μg/mL)。4時
間、CO2インキュベーターにてインキュベートした後、
4℃、1500 回転/分、10分間の遠心操作により上清を
得た。得られた上清中のTNFα量の測定は、human TN
Fα ELISAキット(DuoSet, Genzyme社)にて行った。30
%以上のTNFα産生抑制効果が認められた最小用量を
最小有効用量(MED)として表した。
Fα産生抑制試験に使用した。採取した血液を96 well
平底プレートに180 μL/well添加した後、LPSを添加し
て刺激した(LPSの最終濃度:0.1, 1 μg/mL)。4時
間、CO2インキュベーターにてインキュベートした後、
4℃、1500 回転/分、10分間の遠心操作により上清を
得た。得られた上清中のTNFα量の測定は、human TN
Fα ELISAキット(DuoSet, Genzyme社)にて行った。30
%以上のTNFα産生抑制効果が認められた最小用量を
最小有効用量(MED)として表した。
【0125】
【表1】
【0126】
【表2】
【0127】第1表および第2表より明らかなように、
腸溶カプセルを用いることにより、TNF−α産生抑制
作用を減じることなく、被験化合物の嘔吐誘発作用が軽
減された。このように、PDE−IV阻害剤の嘔吐誘発
作用は、腸溶製剤を用いることで胃への直接作用を除去
することにより軽減されることが示され、腸溶製剤の有
用性が明らかとなった。
腸溶カプセルを用いることにより、TNF−α産生抑制
作用を減じることなく、被験化合物の嘔吐誘発作用が軽
減された。このように、PDE−IV阻害剤の嘔吐誘発
作用は、腸溶製剤を用いることで胃への直接作用を除去
することにより軽減されることが示され、腸溶製剤の有
用性が明らかとなった。
【0128】次に、本発明の実施例および参考例を示
す。
す。
【0129】
【実施例】実施例1:腸溶錠剤 流動層造粒機を用いて、素錠重量,100部に対し化合物
1,10部、乳糖,58部、トウモロコシデンプン,25部お
よびクロスポビドン,3部を混合後、ヒドロキシプロピ
ルセルロース水溶液をスプレーして造粒を行った。得ら
れた顆粒にステアリン酸マグネシウム,1部を加えて混
合後、打錠を行い、素錠を得た。コーティング剤皮,10
0部に対し、メタアクリル酸コポリマーL,65部、クエン
酸トリエチル,6部、タルク,18部、酸化チタン,11部
を素錠にコーティングし、腸溶錠剤を得た。
1,10部、乳糖,58部、トウモロコシデンプン,25部お
よびクロスポビドン,3部を混合後、ヒドロキシプロピ
ルセルロース水溶液をスプレーして造粒を行った。得ら
れた顆粒にステアリン酸マグネシウム,1部を加えて混
合後、打錠を行い、素錠を得た。コーティング剤皮,10
0部に対し、メタアクリル酸コポリマーL,65部、クエン
酸トリエチル,6部、タルク,18部、酸化チタン,11部
を素錠にコーティングし、腸溶錠剤を得た。
【0130】実施例2:腸溶顆粒製剤 1)遠心流動式造粒・コーティング装置を用いて、素顆
粒重量,100部に対し化合物1,20部を結晶セルロース
粒,78部にヒドロキシプロピルセルロースを結合剤とし
て被覆した。得られた素顆粒に、コーティング剤皮,10
0部に対し、メタアクリル酸コポリマーL,65部、クエン
酸トリエチル,6部、タルク,18部、酸化チタン,11部
をコーティングし、腸溶顆粒を得た。2)1)で調製し
た腸溶顆粒をハードカプセル[日本薬局方ゼラチンカプ
セル(#3、ワーナーランバート(株)]に充填し、腸溶
顆粒充填カプセル剤を得た。
粒重量,100部に対し化合物1,20部を結晶セルロース
粒,78部にヒドロキシプロピルセルロースを結合剤とし
て被覆した。得られた素顆粒に、コーティング剤皮,10
0部に対し、メタアクリル酸コポリマーL,65部、クエン
酸トリエチル,6部、タルク,18部、酸化チタン,11部
をコーティングし、腸溶顆粒を得た。2)1)で調製し
た腸溶顆粒をハードカプセル[日本薬局方ゼラチンカプ
セル(#3、ワーナーランバート(株)]に充填し、腸溶
顆粒充填カプセル剤を得た。
【0131】実施例3:腸溶カプセル剤 流動層造粒機を用いて、素顆粒重量,100部に対し化合
物1,10部、乳糖,58部、トウモロコシデンプン,25部
およびクロスポビドン,3部を混合後、ヒドロキシプロ
ピルセルロース水溶液をスプレーして造粒を行った。得
られた顆粒を、殻が腸溶性基剤(ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースアセテートサクシネート)からなるカプ
セルに充填し、腸溶カプセル剤を得た。
物1,10部、乳糖,58部、トウモロコシデンプン,25部
およびクロスポビドン,3部を混合後、ヒドロキシプロ
ピルセルロース水溶液をスプレーして造粒を行った。得
られた顆粒を、殻が腸溶性基剤(ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースアセテートサクシネート)からなるカプ
セルに充填し、腸溶カプセル剤を得た。
【0132】実施例4:徐放性腸溶製剤 遠心流動式造粒・コーティング装置を用いて、素顆粒重
量,100部に対し化合物1,20部を結晶セルロース粒,7
8部にヒドロキシプロピルセルロースを結合剤として被
覆した。得られた素顆粒にコーティング剤皮,100部に
対し、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーRS,
70部、クエン酸トリエチル,12部、タルク,18部をコー
ティングし、徐放性顆粒を得た。得られた徐放性顆粒
を、殻が腸溶性基剤(ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースアセテートサクシネート)からなるカプセルに充填
し、徐放性腸溶製剤を得た。
量,100部に対し化合物1,20部を結晶セルロース粒,7
8部にヒドロキシプロピルセルロースを結合剤として被
覆した。得られた素顆粒にコーティング剤皮,100部に
対し、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーRS,
70部、クエン酸トリエチル,12部、タルク,18部をコー
ティングし、徐放性顆粒を得た。得られた徐放性顆粒
を、殻が腸溶性基剤(ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースアセテートサクシネート)からなるカプセルに充填
し、徐放性腸溶製剤を得た。
【0133】参考例1:化合物1の合成 (工程1)7−メトキシベンゾフラン−2−カルボン酸
(化合物a) o-バニリン(42.0 g)をジメチルホルムアミド(DMF)
(500 mL)に溶解し、クロロ酢酸エチルエステル(37.0
mL)および炭酸カリウム(75.0 g)を加え、5.5時間還
流した。氷冷下、濃塩酸を滴下して酸性とし、室温で一
晩放置した。析出した結晶を濾取、水洗、乾燥して、化
合物a(36.6 g, 69%)を黄色結晶として得た。1 H-NMR(DMSO-d6,δ, ppm): 3.95 (s, 3H), 7.08 (dd, J
=1.3 Hz, 7.6 Hz, 1H),7.10-7.34 (m, 2H), 7.64 (s, 1
H). MASS (m/z): 380(M+).
(化合物a) o-バニリン(42.0 g)をジメチルホルムアミド(DMF)
(500 mL)に溶解し、クロロ酢酸エチルエステル(37.0
mL)および炭酸カリウム(75.0 g)を加え、5.5時間還
流した。氷冷下、濃塩酸を滴下して酸性とし、室温で一
晩放置した。析出した結晶を濾取、水洗、乾燥して、化
合物a(36.6 g, 69%)を黄色結晶として得た。1 H-NMR(DMSO-d6,δ, ppm): 3.95 (s, 3H), 7.08 (dd, J
=1.3 Hz, 7.6 Hz, 1H),7.10-7.34 (m, 2H), 7.64 (s, 1
H). MASS (m/z): 380(M+).
【0134】(工程2)7−メトキシベンゾフラン−2
−カルボン酸エチルエステル(化合物b) 工程1で得られた化合物a(30.0 g)を乾燥エタノール
(250 mL)に懸濁し、濃硫酸(25 mL)を加えて3時間還
流した。水(200 mL)を加えて氷冷下攪拌し、析出した
結晶を濾取、水洗した。エタノールから再結晶して、化
合物b(28.4 g, 83%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.42(d, J=7Hz, 3H), 4.02(s,
3H), 4.44(q, J=7Hz, 2H), 6.92(dd, J=1.5 Hz, 7Hz,
1H), 7.21-7.26(m, 2H), 7.52(s, 1H).
−カルボン酸エチルエステル(化合物b) 工程1で得られた化合物a(30.0 g)を乾燥エタノール
(250 mL)に懸濁し、濃硫酸(25 mL)を加えて3時間還
流した。水(200 mL)を加えて氷冷下攪拌し、析出した
結晶を濾取、水洗した。エタノールから再結晶して、化
合物b(28.4 g, 83%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.42(d, J=7Hz, 3H), 4.02(s,
3H), 4.44(q, J=7Hz, 2H), 6.92(dd, J=1.5 Hz, 7Hz,
1H), 7.21-7.26(m, 2H), 7.52(s, 1H).
【0135】(工程3)4−ホルミル−7−メトキシベ
ンゾフラン−2−カルボン酸エチルエステル (化合物
c) 工程2で得られた化合物b(30.0 g)を乾燥ジクロロメ
タン(500 mL)に溶解し、氷冷下、ジクロロメチルメチ
ルエーテル(18.5 mL)および四塩化チタン(44.7 mL)
を滴下して、室温で20分間攪拌した。反応液を氷を含む
塩酸(500 mL)に注入し、クロロホルムで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒留去した。残渣をエーテルに懸濁させて濾過す
ることにより、化合物c(29.0 g, 86%)を無色結晶と
して得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.43(t, J=7Hz, 3H), 4.12(s,
3H), 4.46(q, J=7Hz, 2H), 7.01(d, J=8Hz, 1H), 7.75
(d, J=8Hz, 1H), 8.22(s,1H), 10.0(s, 1H). MASS (m/z): 248(M+).
ンゾフラン−2−カルボン酸エチルエステル (化合物
c) 工程2で得られた化合物b(30.0 g)を乾燥ジクロロメ
タン(500 mL)に溶解し、氷冷下、ジクロロメチルメチ
ルエーテル(18.5 mL)および四塩化チタン(44.7 mL)
を滴下して、室温で20分間攪拌した。反応液を氷を含む
塩酸(500 mL)に注入し、クロロホルムで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒留去した。残渣をエーテルに懸濁させて濾過す
ることにより、化合物c(29.0 g, 86%)を無色結晶と
して得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.43(t, J=7Hz, 3H), 4.12(s,
3H), 4.46(q, J=7Hz, 2H), 7.01(d, J=8Hz, 1H), 7.75
(d, J=8Hz, 1H), 8.22(s,1H), 10.0(s, 1H). MASS (m/z): 248(M+).
【0136】(工程4)2−エトキシカルボニル−7−
メトキシベンゾフラン−4−カルボン酸(化合物d) 工程3で得られた化合物c(31.9 g)をtert-ブタノー
ル(1.0 L)に懸濁し、スルファミン酸(25.0 g)/水
(210 mL)および亜塩素酸ナトリウム(17.4 g)/水
(210 mL)を加え、40℃で1時間攪拌した。スルファミ
ン酸(5.0 g)および亜塩素酸ナトリウム(3.5 g)/水
(40 mL)を加え、さらに1.5時間攪拌した後、水(600
mL)を加え、析出した結晶を濾取し、水洗後、乾燥し
た。得られた結晶を酢酸エチルに懸濁し、再度濾取し
て、化合物d(28.4 g、 84%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(DMSO-d6,δ, ppm): 1.36(t, J=7Hz, 3H), 4.05
(s, 3H), 4.38(q, J=7Hz,2H), 7.23(d, J=9Hz, 1H), 7.
93(s, 1H), 7.95(d, J=9Hz, 1H). MASS (m/z): 264(M+).
メトキシベンゾフラン−4−カルボン酸(化合物d) 工程3で得られた化合物c(31.9 g)をtert-ブタノー
ル(1.0 L)に懸濁し、スルファミン酸(25.0 g)/水
(210 mL)および亜塩素酸ナトリウム(17.4 g)/水
(210 mL)を加え、40℃で1時間攪拌した。スルファミ
ン酸(5.0 g)および亜塩素酸ナトリウム(3.5 g)/水
(40 mL)を加え、さらに1.5時間攪拌した後、水(600
mL)を加え、析出した結晶を濾取し、水洗後、乾燥し
た。得られた結晶を酢酸エチルに懸濁し、再度濾取し
て、化合物d(28.4 g、 84%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(DMSO-d6,δ, ppm): 1.36(t, J=7Hz, 3H), 4.05
(s, 3H), 4.38(q, J=7Hz,2H), 7.23(d, J=9Hz, 1H), 7.
93(s, 1H), 7.95(d, J=9Hz, 1H). MASS (m/z): 264(M+).
【0137】(工程5)4−(3,5−ジクロロピリジ
ン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシベンゾフ
ラン−2−カルボン酸エチルエステル(化合物e) 工程4で得られた化合物d(15.0 g)を乾燥ジクロロメ
タン(100 mL)に懸濁し、塩化チオニル(100 mL)を加
え、18時間還流した。減圧濃縮して得られた酸クロリド
を、乾燥してそのまま次の反応に用いた。
ン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシベンゾフ
ラン−2−カルボン酸エチルエステル(化合物e) 工程4で得られた化合物d(15.0 g)を乾燥ジクロロメ
タン(100 mL)に懸濁し、塩化チオニル(100 mL)を加
え、18時間還流した。減圧濃縮して得られた酸クロリド
を、乾燥してそのまま次の反応に用いた。
【0138】4−アミノ−3,5−ジクロロピリジン
(18.5 g)を乾燥テトラヒドロフラン(THF)(600 m
L)に溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(60%オイルサ
スペンション、5.68 g)を添加し、30分間攪拌した。先
に調製した酸クロリドの乾燥ジクロロメタン(200 mL)
溶液を15分かけて滴下し、そのまま30分間攪拌した後、
1mol/L HClを滴下して反応を停止させ、クロロホルムで
抽出した。有機層を1 mol/L HClおよび飽和食塩水で洗
浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
した。残渣をエーテルに懸濁し、濾取して、化合物e
(21.2g、91%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.41(t, J=7Hz, 3H), 4.12(s,
3H), 4.44(q, J=7Hz, 2H), 7.00(d, J=8Hz, 1H), 7.82
(d, J=9Hz, 1H), 8.09(s, 1H), 8.59(s, 2H). MASS (m/z): 409(M++1).
(18.5 g)を乾燥テトラヒドロフラン(THF)(600 m
L)に溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(60%オイルサ
スペンション、5.68 g)を添加し、30分間攪拌した。先
に調製した酸クロリドの乾燥ジクロロメタン(200 mL)
溶液を15分かけて滴下し、そのまま30分間攪拌した後、
1mol/L HClを滴下して反応を停止させ、クロロホルムで
抽出した。有機層を1 mol/L HClおよび飽和食塩水で洗
浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
した。残渣をエーテルに懸濁し、濾取して、化合物e
(21.2g、91%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.41(t, J=7Hz, 3H), 4.12(s,
3H), 4.44(q, J=7Hz, 2H), 7.00(d, J=8Hz, 1H), 7.82
(d, J=9Hz, 1H), 8.09(s, 1H), 8.59(s, 2H). MASS (m/z): 409(M++1).
【0139】(工程6)4−(3,5−ジクロロピリジ
ン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシベンゾフ
ラン−2−カルボン酸(化合物f) 工程5で得られた化合物e(35.7 g)をジオキサン(35
0 mL)に懸濁し、室温で5 mol/L NaOH水溶液 (70 mL)を
加え、そのまま1時間攪拌した。氷冷下、5 mol/L HClを
滴下して反応液を酸性とした後、析出した結晶を濾取し
た。水、エタノールで順次洗浄した後、乾燥して、化合
物f(31.7 g, 95%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(DMSO-d6,δ, ppm): 4.07(s, 3H), 7.29(d, J=8.
5Hz, 1H), 7.90(s, 1H),8.08(d, J=8.5Hz, 1H), 8.77
(s, 2H), 10.6(s, 1H), 13.8(brs, 1H). MASS (m/z): 380(M+).
ン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシベンゾフ
ラン−2−カルボン酸(化合物f) 工程5で得られた化合物e(35.7 g)をジオキサン(35
0 mL)に懸濁し、室温で5 mol/L NaOH水溶液 (70 mL)を
加え、そのまま1時間攪拌した。氷冷下、5 mol/L HClを
滴下して反応液を酸性とした後、析出した結晶を濾取し
た。水、エタノールで順次洗浄した後、乾燥して、化合
物f(31.7 g, 95%)を無色結晶として得た。1 H-NMR(DMSO-d6,δ, ppm): 4.07(s, 3H), 7.29(d, J=8.
5Hz, 1H), 7.90(s, 1H),8.08(d, J=8.5Hz, 1H), 8.77
(s, 2H), 10.6(s, 1H), 13.8(brs, 1H). MASS (m/z): 380(M+).
【0140】(工程7)4−(3,5−ジクロロピリジ
ン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシ−2−
(4−メチルピペラジン−1−イルカルボニル)ベンゾ
フラン(化合物1) 工程6で得られた化合物f(37.2 g)をDMF(1.0 L)に
溶解し、1−ハイドロキシベンゾトリアゾール (HOBt) 1
水和物 (26.4 g)、N−エチル−N’−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド(WSC)1塩酸塩(37.4
g)および1−メチルピペラジン(21.7 mL)を加え、室
温で2時間攪拌した。減圧濃縮し、残渣をクロロホルム
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホル
ム/メタノール=9/1で溶出) で精製し、濃縮残渣を
エタノールから結晶化し、化合物1(37.9 g, 84%)を
無色結晶として得た。
ン−4−イルアミノカルボニル)−7−メトキシ−2−
(4−メチルピペラジン−1−イルカルボニル)ベンゾ
フラン(化合物1) 工程6で得られた化合物f(37.2 g)をDMF(1.0 L)に
溶解し、1−ハイドロキシベンゾトリアゾール (HOBt) 1
水和物 (26.4 g)、N−エチル−N’−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド(WSC)1塩酸塩(37.4
g)および1−メチルピペラジン(21.7 mL)を加え、室
温で2時間攪拌した。減圧濃縮し、残渣をクロロホルム
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホル
ム/メタノール=9/1で溶出) で精製し、濃縮残渣を
エタノールから結晶化し、化合物1(37.9 g, 84%)を
無色結晶として得た。
【0141】融点: 224〜225℃1 H-NMR(DMSO-d6,δ, ppm): 2.12(s, 3H), 2.20-2.37(m.
4H), 3.57-3.70(m, 4H), 4.07(s, 3H), 7.25(d, J=8H
z, 1H), 7.63(s, 1H), 8.07(d, J=8Hz, 1H), 8.77(s, 2
H), 10.6(s, 1H). MASS (m/z): 462(M+)IR (KBr, cm-1): 1294, 1486, 162
5, 1652, 3178. 元素分析C21H20N4O4Cl2として 実測値 (%) C:54.53, H:4.47, N:12.08 計算値 (%) C:54.44, H:4.35, N:12.09
4H), 3.57-3.70(m, 4H), 4.07(s, 3H), 7.25(d, J=8H
z, 1H), 7.63(s, 1H), 8.07(d, J=8Hz, 1H), 8.77(s, 2
H), 10.6(s, 1H). MASS (m/z): 462(M+)IR (KBr, cm-1): 1294, 1486, 162
5, 1652, 3178. 元素分析C21H20N4O4Cl2として 実測値 (%) C:54.53, H:4.47, N:12.08 計算値 (%) C:54.44, H:4.35, N:12.09
【0142】参考例2:化合物3の合成 (工程1)4−ヒドロキシ−4−(8−メトキシ−1,
4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキサノンエ
チレンケタール(化合物g) 5−ブロモ−8−メトキシ−1,4−ベンゾジオキサン
(10 g, 41 mmol)をTHF(65 mL)に溶解し、-78℃で1.
59 mol/Lのn-ブチルリチウムヘキサン溶液(28mL, 45 m
mol)を滴下した。15分後、1,4−シクロヘキサジオ
ンモノエチレンケタール(9.6 g, 61 mmol)のTHF(50
mL)溶液を滴下し、1時間攪拌後、室温で20分間攪拌し
た。水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
/酢酸エチル=1/1で溶出)で精製し、化合物g(9.
0g, 68%)を白色固体として得た。
4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキサノンエ
チレンケタール(化合物g) 5−ブロモ−8−メトキシ−1,4−ベンゾジオキサン
(10 g, 41 mmol)をTHF(65 mL)に溶解し、-78℃で1.
59 mol/Lのn-ブチルリチウムヘキサン溶液(28mL, 45 m
mol)を滴下した。15分後、1,4−シクロヘキサジオ
ンモノエチレンケタール(9.6 g, 61 mmol)のTHF(50
mL)溶液を滴下し、1時間攪拌後、室温で20分間攪拌し
た。水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
/酢酸エチル=1/1で溶出)で精製し、化合物g(9.
0g, 68%)を白色固体として得た。
【0143】融点: 94〜96℃1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.58-1.72 (m, 2H), 1.88-2.2
8 (m, 6H), 3.57 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.90-4.07
(m, 4H), 4.35 (s, 4H), 6.46 (d, J = 9 Hz, 1H), 6.8
2 (d, J = 9 Hz, 1H). MASS (m/z): 322 (M+).
8 (m, 6H), 3.57 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.90-4.07
(m, 4H), 4.35 (s, 4H), 6.46 (d, J = 9 Hz, 1H), 6.8
2 (d, J = 9 Hz, 1H). MASS (m/z): 322 (M+).
【0144】(工程2)4−シアノ−4−(8−メトキ
シ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキ
サノンエチレンケタール(化合物h) 工程1で得られた化合物g(0.49 g, 1.5 mmol)を塩化
メチレン(4.9 mL)に溶解し、-78℃でトリメチルシリ
ルシアニド(0.26 mL, 1.9 mmol)を加え、次いで三フ
ッ化ホウ素エチルエーテル錯体(0.20 mL, 1.6 mmol)
を滴下し、10分間攪拌後、さらに室温で10分間攪拌し
た。飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=2/1で溶出)で精製し、化
合物h(0.30 g, 61%)を無色油状物として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.79-1.95 (m, 2H), 2.06-2.2
0 (m, 4H), 2.30-2.46 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.90-
4.07 (m, 4H), 4.36 (s, 4H), 6.48 (d, J = 9 Hz, 1
H), 6.82 (d, J = 9 Hz, 1H). MASS (m/z): 331 (M+).
シ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキ
サノンエチレンケタール(化合物h) 工程1で得られた化合物g(0.49 g, 1.5 mmol)を塩化
メチレン(4.9 mL)に溶解し、-78℃でトリメチルシリ
ルシアニド(0.26 mL, 1.9 mmol)を加え、次いで三フ
ッ化ホウ素エチルエーテル錯体(0.20 mL, 1.6 mmol)
を滴下し、10分間攪拌後、さらに室温で10分間攪拌し
た。飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=2/1で溶出)で精製し、化
合物h(0.30 g, 61%)を無色油状物として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.79-1.95 (m, 2H), 2.06-2.2
0 (m, 4H), 2.30-2.46 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.90-
4.07 (m, 4H), 4.36 (s, 4H), 6.48 (d, J = 9 Hz, 1
H), 6.82 (d, J = 9 Hz, 1H). MASS (m/z): 331 (M+).
【0145】(工程3)4−シアノ−4−(8−メトキ
シ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキ
サノン(化合物i) 工程2で得られた化合物i(0.29 g, 0.87 mmol)をア
セトン(2.9 mL)に溶解し、6 mol/Lの塩酸水(1.2 mL,
7.2 mmol)を加え、3時間加熱還流した。放冷後、飽
和重曹水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去
し、化合物i(0.23 g, 92%)を白色固体として得た。
シ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イル)シクロヘキ
サノン(化合物i) 工程2で得られた化合物i(0.29 g, 0.87 mmol)をア
セトン(2.9 mL)に溶解し、6 mol/Lの塩酸水(1.2 mL,
7.2 mmol)を加え、3時間加熱還流した。放冷後、飽
和重曹水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去
し、化合物i(0.23 g, 92%)を白色固体として得た。
【0146】融点: 157〜161℃1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 2.21-2.41 (m, 2H), 2.45-2.7
2 (m, 4H), 2.81-3.00 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 4.37
(s, 4H), 6.51 (d, J = 9 Hz, 1H), 6.88 (d, J =9 Hz,
1H). MASS (m/z): 287 (M+).
2 (m, 4H), 2.81-3.00 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 4.37
(s, 4H), 6.51 (d, J = 9 Hz, 1H), 6.88 (d, J =9 Hz,
1H). MASS (m/z): 287 (M+).
【0147】(工程4)1−(8−メトキシ−1,4−
ベンゾジオキサン−5−イル)−4−メトキシメチレン
シクロヘキサンカルボニトリル(化合物j) メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロライド
(34 g, 99 mmol)をTHF(320 mL)に懸濁し、tert-ブ
トキシカリウム(11 g, 99 mmol)を加えた。室温で15
分間攪拌後、工程3で得られた化合物i(15 g, 52 mmo
l)のTHF(150 mL)溶液を滴下し、室温で45分間攪拌し
た。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1で溶出)で精製
し、化合物j(14 g, 82%)を白色固体として得た。
ベンゾジオキサン−5−イル)−4−メトキシメチレン
シクロヘキサンカルボニトリル(化合物j) メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロライド
(34 g, 99 mmol)をTHF(320 mL)に懸濁し、tert-ブ
トキシカリウム(11 g, 99 mmol)を加えた。室温で15
分間攪拌後、工程3で得られた化合物i(15 g, 52 mmo
l)のTHF(150 mL)溶液を滴下し、室温で45分間攪拌し
た。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1で溶出)で精製
し、化合物j(14 g, 82%)を白色固体として得た。
【0148】融点: 112〜113℃1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.67-1.82 (m, 2H), 2.08-2.6
0 (m, 5H), 2.82-2.98 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 3.87
(s, 3H), 4.36 (s, 4H), 5.84 (s, 1H), 6.47 (d,J = 9
Hz, 1H), 6.80 (d, J = 9 Hz, 1H). MASS (m/z): 315 (M+).
0 (m, 5H), 2.82-2.98 (m, 1H), 3.57 (s, 3H), 3.87
(s, 3H), 4.36 (s, 4H), 5.84 (s, 1H), 6.47 (d,J = 9
Hz, 1H), 6.80 (d, J = 9 Hz, 1H). MASS (m/z): 315 (M+).
【0149】(工程5)(シス)−4−シアノ−4−
(8−メトキシ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イ
ル)シクロヘキサンカルボアルデヒド(化合物k) 工程4で得られた化合物j(10 g, 32 mmol)をアセト
ン(100 mL)に溶解し、6 mol/Lの塩酸水(210 mL)を
滴下し、室温で2時間攪拌後、5 mol/L水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄した。硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
=2/1で溶出)で精製し、化合物k(7.7 g, 80%)を
無色油状物として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.80-2.35 (m, 7H), 2.38-2.5
7 (m, 2H), 3.88 (s, 3H), 4.36 (s, 4H), 6.49 (d, J
= 9 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9 Hz, 1H), 9.68 (s, 1H). MASS (m/z): 301 (M+).
(8−メトキシ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イ
ル)シクロヘキサンカルボアルデヒド(化合物k) 工程4で得られた化合物j(10 g, 32 mmol)をアセト
ン(100 mL)に溶解し、6 mol/Lの塩酸水(210 mL)を
滴下し、室温で2時間攪拌後、5 mol/L水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄した。硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
=2/1で溶出)で精製し、化合物k(7.7 g, 80%)を
無色油状物として得た。1 H-NMR(CDCl3,δ, ppm): 1.80-2.35 (m, 7H), 2.38-2.5
7 (m, 2H), 3.88 (s, 3H), 4.36 (s, 4H), 6.49 (d, J
= 9 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9 Hz, 1H), 9.68 (s, 1H). MASS (m/z): 301 (M+).
【0150】(工程6)(シス)−4−シアノ−4−
(8−メトキシ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イ
ル)シクロヘキサンカルボン酸(化合物3) 工程5で得られた化合物j(7.7 g, 26 mmol)、りん酸
二水素ナトリウム(3.1 g, 26 mmol)および2−メチル
−2−ブテン(12 mL, 120 mmol)をtert-ブチルアルコ
ール(155 mL)に溶解し、氷冷下、80%亜塩素酸(3.2
g, 28 mmol)の水(46 mL)溶液を滴下し、室温で1時
間攪拌した。亜硫酸水素ナトリウム(5.3g, 51 mmol)
を加えて15分間攪拌後、2 mol/mL NaOH水溶液を加え、
酢酸エチルで洗浄した。6 mol/L HClでpH 3.5に調整
し、析出した固体を濾取後、エタノールで再結晶し、化
合物3(5.5 g, 67%)を白色結晶として得た。
(8−メトキシ−1,4−ベンゾジオキサン−5−イ
ル)シクロヘキサンカルボン酸(化合物3) 工程5で得られた化合物j(7.7 g, 26 mmol)、りん酸
二水素ナトリウム(3.1 g, 26 mmol)および2−メチル
−2−ブテン(12 mL, 120 mmol)をtert-ブチルアルコ
ール(155 mL)に溶解し、氷冷下、80%亜塩素酸(3.2
g, 28 mmol)の水(46 mL)溶液を滴下し、室温で1時
間攪拌した。亜硫酸水素ナトリウム(5.3g, 51 mmol)
を加えて15分間攪拌後、2 mol/mL NaOH水溶液を加え、
酢酸エチルで洗浄した。6 mol/L HClでpH 3.5に調整
し、析出した固体を濾取後、エタノールで再結晶し、化
合物3(5.5 g, 67%)を白色結晶として得た。
【0151】融点: 243〜244℃1 H-NMR (DMSO-d6, δ, ppm): 1.59-1.90 (m, 4H), 1.94
-2.10 (m, 2H), 2.20-2.45 (m, 3H), 3.75 (s, 3H), 4.
27 (dd, J = 5 Hz, 12 Hz, 4H), 6.60 (d, J = 9Hz, 1
H), 6.79 (d, J = 9 Hz, 1H), 12.2 (br s, 1H). MASS (m/z): 317 (M+). 元素分析C17H19NO5として 実測値 (%) C:64.09, H:6.01, N:4.51 計算値 (%) C:64.34, H:6.03, N:4.41
-2.10 (m, 2H), 2.20-2.45 (m, 3H), 3.75 (s, 3H), 4.
27 (dd, J = 5 Hz, 12 Hz, 4H), 6.60 (d, J = 9Hz, 1
H), 6.79 (d, J = 9 Hz, 1H), 12.2 (br s, 1H). MASS (m/z): 317 (M+). 元素分析C17H19NO5として 実測値 (%) C:64.09, H:6.01, N:4.51 計算値 (%) C:64.34, H:6.03, N:4.41
【0152】
【発明の効果】本発明により、PDE−IV阻害剤をはじめ
とする嘔吐誘発作用を有する薬物の副作用である嘔吐作
用を軽減し、本来望まれる薬理効果をより安全に発揮し
得る腸溶製剤が提供される。
とする嘔吐誘発作用を有する薬物の副作用である嘔吐作
用を軽減し、本来望まれる薬理効果をより安全に発揮し
得る腸溶製剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/30 A61K 9/30 9/48 9/48 31/275 31/275 31/357 31/357 31/496 31/496 45/00 45/00 A61P 1/08 A61P 1/08 43/00 111 43/00 111 (72)発明者 上野 靖彦 静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵 工業株式会社医薬総合研究所内 Fターム(参考) 4C076 AA30 AA38 AA45 AA54 AA61 BB01 CC29 CC50 DD28J DD29J DD41A DD47J DD67 EE12A EE16A EE31 EE32A EE33 EE38A EE42 FF25 FF31 4C084 AA17 MA35 MA41 MA43 MA52 NA06 NA12 ZA661 ZA662 ZC421 ZC422 4C086 AA01 AA02 BA15 BC50 GA02 GA08 MA01 MA02 MA04 MA05 MA35 MA41 MA43 MA52 NA06 NA12 ZA66 ZC42 4C206 AA01 AA02 HA12 KA01 MA01 MA02 MA04 MA05 MA55 MA57 MA61 MA63 MA72 NA06 NA13 ZA66 ZC42
Claims (12)
- 【請求項1】 嘔吐誘発作用を有する薬物を有効成分と
する腸溶製剤。 - 【請求項2】 嘔吐誘発作用を有する薬物がIV型ホス
ホジエステラーゼ(PDE−IV)阻害剤である請求項
1記載の腸溶製剤。 - 【請求項3】 徐放性である請求項1または2に記載の
腸溶製剤。 - 【請求項4】 錠剤、顆粒剤、散剤またはカプセル剤の
形態である請求項1〜3のいずれかに記載の腸溶製剤。 - 【請求項5】 腸溶性基剤でコーティングを施された製
剤あるいは腸溶性基剤を用いたマトリックス製剤である
錠剤、顆粒剤または散剤を充填したカプセル剤の形態で
ある請求項1〜3のいずれかに記載の腸溶製剤。 - 【請求項6】 PDE−IV阻害剤が一般式(I) 【化1】 {式中、mは0〜4の整数を表し、R1、R2、R3およ
びR4は同一または異なって、水素、置換もしくは非置
換の低級アルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル、ポリシクロアルキル、置換もしくは非置換の低級ア
ルコキシカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルカ
ノイル、置換もしくは非置換の低級アルカノイルオキ
シ、シアノ、ヒドロキシ、置換もしくは非置換の低級ア
ルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルケニル、置換
もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置
換のアリール、置換もしくは非置換の芳香族複素環基ま
たは置換もしくは非置換のアラルキルを表すか、R1、
R2、R3およびR4の中で同一炭素原子上に存在する2
つの基がその炭素原子と一緒になってスピロ飽和炭素環
を形成するか、R1、R2、R3およびR4の中で隣接する
炭素原子上に存在する2つの基が該隣接する2つの炭素
原子と一緒になって飽和炭素環を形成するか、R1、
R2、R3およびR4の中で隣接する炭素原子上に存在す
る2つの基が一緒になって結合を表すか、−CONR7
R8(式中、R7およびR8は同一または異なって、水
素、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは
非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換の低級ア
ルカノイル、置換もしくは非置換のアリール、置換もし
くは非置換の芳香族複素環基または置換もしくは非置換
のアラルキルを表すか、R7とR8が隣接する窒素原子と
一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成す
る)を表し、R5はヒドロキシまたは置換もしくは非置
換の低級アルコキシを表し、R6は水素またはハロゲン
を表し、Yは式(II) 【化2】 [式中、R9はシアノ、エチニルまたはカルバモイルを表
し、R10は水素を表すか、R9とR10が一緒になって結
合を表し、R11はヒドロキシ、ホルミル、置換もしくは
非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換のテトラ
ゾリル、−NR13R14(式中、R13およびR14は同一ま
たは異なって、水素、置換もしくは非置換の低級アルキ
ル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしく
は非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のア
リール、置換もしくは非置換の芳香族複素環基または置
換もしくは非置換のアラルキルを表すか、R13とR14が
隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の
複素環基を形成する)、−COOR15(式中、R15は水
素または置換もしくは非置換の低級アルキルを表す)、
−CONR16R17(式中、R16およびR17は同一または
異なって、水素、置換もしくは非置換の低級アルキル、
置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非
置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のアリー
ル、置換もしくは非置換の芳香族複素環基または置換も
しくは非置換のアラルキルを表すか、R 16とR17が隣接
する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素
環基を形成する)または−CH2COOR18(式中、R
18は水素または置換もしくは非置換の低級アルキルを表
す)を表し、R12は水素または置換もしくは非置換の低
級アルコキシを表すか、R11とR12が一緒になって、−
OCH2(CH2)pO−(式中、pは1〜3の整数を表
す)、−CR19R20O−(式中、R19およびR20は同一
または異なって、水素またはシアノを表す)、=CHO
R21(式中、R21は置換もしくは非置換の低級アルキ
ル、置換もしくは非置換の低級アルケニルまたは置換も
しくは非置換のアラルキルを表す)、=CHCOOR22
(式中、R22は水素または置換もしくは非置換の低級ア
ルキルを表す)または=Oを表す]、式(III) 【化3】 [式中、nは0〜4の整数を表し、XはCH2、NR23
(式中、R23は水素、置換もしくは非置換の低級アルキ
ル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしく
は非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のア
リール、置換もしくは非置換の芳香族複素環基または置
換もしくは非置換のアラルキルを表す)またはOを表
す]、式(IV) 【化4】 [式中、Z1−Z2−Z3はO−N=CH、S−N=C
H、O−CH=CH、S−CH=CH、N=CH−S、
N=CH−O、C(=O)−NH−NH、C(=O)−
N=N、C(=O)−CH2−C(=O)、C(=O)
−NRa−C(=O)(式中、Raは水素、置換もしくは
非置換の低級アルキルまたは置換もしくは非置換のアラ
ルキルを表す)またはCH2−NRb−C(=O)(式
中、Rbは水素、置換もしくは非置換の低級アルキルま
たは置換もしくは非置換のアリールを表す)を表す]、
2,1,3−ベンゾチアジアゾリルまたは2,1,3−ベン
ゾフラザニルを表す}で表される含酸素複素環化合物ま
たはその薬理学的に許容される塩である請求項2〜5の
いずれかに記載の腸溶製剤。 - 【請求項7】 PDE−IV阻害剤が(シス)−4−シ
アノ−4−(8−メトキシ−1,4−ベンゾジオキサン
−5−イル)シクロヘキサンカルボン酸またはその薬理
学的に許容される塩である請求項2〜5のいずれかに記
載の腸溶製剤。 - 【請求項8】 PDE−IV阻害剤が一般式(V) 【化5】 (式中、R24は低級アルキルを表し、R25は水素または
置換もしくは非置換の低級アルキルを表し、R26、
R27、R28およびR29は同一または異なって水素または
低級アルキルを表し、X’はCH2またはC=Oを表
し、Y’はCH2またはNHを表す)で表されるベンゾ
フラン誘導体またはその薬理学的に許容される塩である
請求項2〜5のいずれかに記載の腸溶製剤。 - 【請求項9】 PDE−IV阻害剤が4−(3,5−ジ
クロロピリジン−4−イルアミノカルボニル)−7−メ
トキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イルカルボ
ニル)ベンゾフランまたはその薬理学的に許容される塩
である請求項2〜5のいずれかに記載の腸溶製剤。 - 【請求項10】 PDE−IV阻害剤が(シス)−4−
シアノ−4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキ
シフェニル)シクロヘキサンカルボン酸またはその薬理
学的に許容される塩である請求項2〜5のいずれかに記
載の腸溶製剤。 - 【請求項11】 嘔吐誘発作用を有する薬物の嘔吐誘発
作用を抑制した請求項1記載の腸溶製剤。 - 【請求項12】 嘔吐誘発作用を有する薬物がPDE−
IV阻害剤である請求項11記載の腸溶製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000057380A JP2000319166A (ja) | 1999-03-10 | 2000-03-02 | 腸溶製剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-64100 | 1999-03-10 | ||
| JP6410099 | 1999-03-10 | ||
| JP2000057380A JP2000319166A (ja) | 1999-03-10 | 2000-03-02 | 腸溶製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000319166A true JP2000319166A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=26405236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000057380A Withdrawn JP2000319166A (ja) | 1999-03-10 | 2000-03-02 | 腸溶製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000319166A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001064666A1 (en) * | 2000-03-02 | 2001-09-07 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Oxygen-containing heterocyclic compounds |
| WO2002059105A1 (en) * | 2001-01-26 | 2002-08-01 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Styrene derivatives and process for production thereof |
| WO2005056009A1 (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | 肺疾患治療剤 |
| JP2007518674A (ja) * | 2003-07-03 | 2007-07-12 | スキャンポ・アーゲー | クロライドチャンネルオープナーとしてプロスタグランジンアナログを含む腸溶性組成物 |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000057380A patent/JP2000319166A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001064666A1 (en) * | 2000-03-02 | 2001-09-07 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Oxygen-containing heterocyclic compounds |
| WO2002059105A1 (en) * | 2001-01-26 | 2002-08-01 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Styrene derivatives and process for production thereof |
| JP2007518674A (ja) * | 2003-07-03 | 2007-07-12 | スキャンポ・アーゲー | クロライドチャンネルオープナーとしてプロスタグランジンアナログを含む腸溶性組成物 |
| US8337891B2 (en) | 2003-07-03 | 2012-12-25 | Sucampo Ag | Enteric coated composition comprising prostaglandin analogs as chloride channel opener |
| WO2005056009A1 (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | 肺疾患治療剤 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |