JP2000319656A - 土壌改良材 - Google Patents
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- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05F—ORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C, e.g. FERTILISERS FROM WASTE OR REFUSE
- C05F9/00—Fertilisers from household or town refuse
- C05F9/04—Biological compost
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C05F11/00—Other organic fertilisers
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P20/141—Feedstock
- Y02P20/145—Feedstock the feedstock being materials of biological origin
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マット状の蘚類植物を植栽する場合におい
て、植栽後の蘚類の衰退、裸地化を防止する効果を奏す
る土壌改良材を提供する。 【解決手段】 バーク堆肥、ベントナイト及びピートモ
スからなる電気伝導度が1dSm-1以下である土壌改良
材は、蘚類植物を植栽する場合において、植栽後の蘚類
の衰退、裸地化を防止するための土壌改良材として極め
て優れたものである。
て、植栽後の蘚類の衰退、裸地化を防止する効果を奏す
る土壌改良材を提供する。 【解決手段】 バーク堆肥、ベントナイト及びピートモ
スからなる電気伝導度が1dSm-1以下である土壌改良
材は、蘚類植物を植栽する場合において、植栽後の蘚類
の衰退、裸地化を防止するための土壌改良材として極め
て優れたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蘚類の植栽に適し
た土壌改良材及び該土壌改良材を用いた蘚類の植栽に適
した土壌改良方法に関する。
た土壌改良材及び該土壌改良材を用いた蘚類の植栽に適
した土壌改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】わが国では庭の地表面を蘚類で覆う造園
的手法が古来より用いられており、とくに日本庭園にお
いて蘚類は切り離すことのできない重要な植物となって
いる。自然状態では蘚類の種類は非常に多く、局所的な
環境に適応した種類が複数混在して成育しており、種類
によっては広い面積を占有する大きな群落を形成するも
のもある。日本庭園においては、とくにスギゴケ、シラ
ガゴケ等の一部の種類の蘚類によって大部分が占められ
ている。庭園に用いられる蘚類の植栽方法としては、細
かく崩した蘚類の植物体を土壌表面に散布する方法、天
然あるいは栽培された蘚類群落からその一部をマット状
に切り取り、植栽する土壌表面に張りつける方法等があ
るが、日本庭園の造成に際しては、材料の蘚類の入手が
容易であることからマット状のスギゴケ、シラガゴケ等
を張りつける方法が最も一般的である。
的手法が古来より用いられており、とくに日本庭園にお
いて蘚類は切り離すことのできない重要な植物となって
いる。自然状態では蘚類の種類は非常に多く、局所的な
環境に適応した種類が複数混在して成育しており、種類
によっては広い面積を占有する大きな群落を形成するも
のもある。日本庭園においては、とくにスギゴケ、シラ
ガゴケ等の一部の種類の蘚類によって大部分が占められ
ている。庭園に用いられる蘚類の植栽方法としては、細
かく崩した蘚類の植物体を土壌表面に散布する方法、天
然あるいは栽培された蘚類群落からその一部をマット状
に切り取り、植栽する土壌表面に張りつける方法等があ
るが、日本庭園の造成に際しては、材料の蘚類の入手が
容易であることからマット状のスギゴケ、シラガゴケ等
を張りつける方法が最も一般的である。
【0003】蘚類の成育に対しては系統的な研究がなら
れておらず、成育に適当な温度や湿度、日射量等の地上
部条件、土質、肥料成分などの土壌条件に代表される地
下部条件ついて不明な点が多い。そのため植栽時の留意
点として極めて経験的な条件が設定されている。例え
ば、土壌については、透水性がよく且つ適度な保水力を
有する土壌が好ましく、肥料分はほとんど必要ないとさ
れている。日本庭園に多く見られるスギゴケやシラガゴ
ケ等の代表的な蘚類についても最適な土壌改良の方法は
確立されておらず、実際には土壌改良せずにそのまま植
栽地土壌に蘚類を植栽するか、土壌改良資材として通常
市販されているバーク堆肥、パーライト、ゼオライト等
を表層土壌10〜30cm程度に10容量%程度混合し
て植栽されている。
れておらず、成育に適当な温度や湿度、日射量等の地上
部条件、土質、肥料成分などの土壌条件に代表される地
下部条件ついて不明な点が多い。そのため植栽時の留意
点として極めて経験的な条件が設定されている。例え
ば、土壌については、透水性がよく且つ適度な保水力を
有する土壌が好ましく、肥料分はほとんど必要ないとさ
れている。日本庭園に多く見られるスギゴケやシラガゴ
ケ等の代表的な蘚類についても最適な土壌改良の方法は
確立されておらず、実際には土壌改良せずにそのまま植
栽地土壌に蘚類を植栽するか、土壌改良資材として通常
市販されているバーク堆肥、パーライト、ゼオライト等
を表層土壌10〜30cm程度に10容量%程度混合し
て植栽されている。
【0004】しかし、これらの通常緑地の土壌改良や農
地の土壌改良に用いられる方法は必ずしも蘚類の成育に
適したものではなく、植栽した蘚類がうまく定着せずに
徐々に衰退し植栽後0.5〜1年後には完全に枯死し、
植栽場所が裸地化する問題が発生している。とくに、マ
ット状の蘚類を植栽した場合、植栽後ある期間は通常の
蘚類群落が維持されるが、とくに夏季において高温、乾
燥が続くと植栽した蘚類が徐々に衰退し裸地に至る現象
がみられる。蘚類が衰退する直接的な原因は明らかでな
く、気象的条件、土壌的条件等が複雑に関与しているも
のと思われる。これを防止するために夏季の高温乾燥時
に灌水をすると、蘚類の植物体に付着した水が高温とな
り、蘚類の成育に決定的な悪影響を及ぼす場合があるの
で安易に灌水できず、このため蘚類の衰退を防止する有
効な管理手法についても確立されていない。
地の土壌改良に用いられる方法は必ずしも蘚類の成育に
適したものではなく、植栽した蘚類がうまく定着せずに
徐々に衰退し植栽後0.5〜1年後には完全に枯死し、
植栽場所が裸地化する問題が発生している。とくに、マ
ット状の蘚類を植栽した場合、植栽後ある期間は通常の
蘚類群落が維持されるが、とくに夏季において高温、乾
燥が続くと植栽した蘚類が徐々に衰退し裸地に至る現象
がみられる。蘚類が衰退する直接的な原因は明らかでな
く、気象的条件、土壌的条件等が複雑に関与しているも
のと思われる。これを防止するために夏季の高温乾燥時
に灌水をすると、蘚類の植物体に付着した水が高温とな
り、蘚類の成育に決定的な悪影響を及ぼす場合があるの
で安易に灌水できず、このため蘚類の衰退を防止する有
効な管理手法についても確立されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な実情を鑑みて行われたものである。従って、本発明の
目的は、蘚類植物を植栽する場合において、植栽後の蘚
類の衰退、裸地化を防止するための土壌改良材及び土壌
改良方法を提供することにある。
な実情を鑑みて行われたものである。従って、本発明の
目的は、蘚類植物を植栽する場合において、植栽後の蘚
類の衰退、裸地化を防止するための土壌改良材及び土壌
改良方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、バーク堆肥を
主成分とする電気伝導度が1dSm-1以下である土壌改
良材である。かかる土壌改良材は、マット状に蘚類植物
を植栽する場合において、植栽後の蘚類の衰退、裸地化
を防止する効果を奏する。更に本発明は、電気伝導度が
1dSm-1以下のバーク堆肥を用いる土壌改良材であ
る。更に本発明は、該土壌改良材中におけるバーク堆肥
の含有量が40容量%以上80容量%以下である土壌改
良材である。更に本発明は、バーク堆肥が、解砕したバ
ーク1tあたり鶏糞(乾燥物)を20kg以下、窒素肥
料を窒素成分で1.5kg以下添加して堆積発酵するこ
とによって得られるバーク堆肥である土壌改良材であ
る。更に本発明は、バーク堆肥に加えて更にベントナイ
ト及び/又はピートモスを含有する土壌改良材である。
更に本発明は、土壌改良材中におけるベントナイトの含
有量が0.1容量%以上5容量%以下及び/又はピート
モスの含有量が10容量%以上30容量%以下である土
壌改良材である。更に本発明は、上記の土壌改良材を、
土壌に対して15容量%以上40容量%以下混合するこ
とを特徴とする蘚類植栽用土壌の土壌改良方法である。
主成分とする電気伝導度が1dSm-1以下である土壌改
良材である。かかる土壌改良材は、マット状に蘚類植物
を植栽する場合において、植栽後の蘚類の衰退、裸地化
を防止する効果を奏する。更に本発明は、電気伝導度が
1dSm-1以下のバーク堆肥を用いる土壌改良材であ
る。更に本発明は、該土壌改良材中におけるバーク堆肥
の含有量が40容量%以上80容量%以下である土壌改
良材である。更に本発明は、バーク堆肥が、解砕したバ
ーク1tあたり鶏糞(乾燥物)を20kg以下、窒素肥
料を窒素成分で1.5kg以下添加して堆積発酵するこ
とによって得られるバーク堆肥である土壌改良材であ
る。更に本発明は、バーク堆肥に加えて更にベントナイ
ト及び/又はピートモスを含有する土壌改良材である。
更に本発明は、土壌改良材中におけるベントナイトの含
有量が0.1容量%以上5容量%以下及び/又はピート
モスの含有量が10容量%以上30容量%以下である土
壌改良材である。更に本発明は、上記の土壌改良材を、
土壌に対して15容量%以上40容量%以下混合するこ
とを特徴とする蘚類植栽用土壌の土壌改良方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の土壌改良材は、バーク堆肥を主成分とする
電気伝導度(以下ECと記すことがある)が1dSm-1
以下の土壌改良材であり、本発明ではECが1dSm-1
以下に調整されたバーク堆肥を用いるのが好ましい。特
に0.5dSm-1以下であることがさらに望ましい。こ
こで電気伝導度とは、“土壌環境分析法”(土壌環境分
析法編集委員会編 博友社)p202〜204に記載さ
れた方法によって得られる土壌の水浸出液の電気伝導度
を指し、より具体的には、1cm2の2枚の電極を1c
m間隔で溶液中に置いたときの極間の電気抵抗値の逆数
を意味する。“バーク(樹皮)堆肥”(博友社 河田
弘)p62〜76によると、通常バーク堆肥は解砕した
バーク(樹皮)1tあたり鶏糞(乾燥物)50kg程
度、窒素肥料を窒素成分で4kg程度を添加し、切返し
を適宜行いながら堆積発酵する方法によって製造され
る。こうして得られたバーク堆肥は全窒素が1.2%以
上と高栄養であり、“バーク堆肥の特性−その製法と施
用法−”(日本バーク堆肥協会)バーク堆肥協会の基準
において高品質とされる。しかし、このようなバーク堆
肥は、ECが1dSm-1を超える値となり蘚類の植栽土
壌の改良にとっては好ましくない。ECが1dSm-1以
下のバーク堆肥を用いることによって、水浸出性の無機
成分過剰による蘚類の成育阻害を起こすことなく、蘚類
を植栽する土壌の保水力を高め、土壌を膨軟化すること
ができる。土壌の保水力が高まり、さらに土壌が膨軟化
されることによって蘚類が成育する地表面付近の空中湿
度が適度に保たれ、蘚類植物の生育に適した微気象環境
を得ることができる。また、ECが1dSm-1以下のバ
ーク堆肥を用いることによって、バーク堆肥中に含まれ
る微量成分や活性の高い微生物群を、水浸出性の無機成
分過剰による蘚類の成育阻害を起こすことなく供給する
ことができ、蘚類の成育を促進することができる。
る。本発明の土壌改良材は、バーク堆肥を主成分とする
電気伝導度(以下ECと記すことがある)が1dSm-1
以下の土壌改良材であり、本発明ではECが1dSm-1
以下に調整されたバーク堆肥を用いるのが好ましい。特
に0.5dSm-1以下であることがさらに望ましい。こ
こで電気伝導度とは、“土壌環境分析法”(土壌環境分
析法編集委員会編 博友社)p202〜204に記載さ
れた方法によって得られる土壌の水浸出液の電気伝導度
を指し、より具体的には、1cm2の2枚の電極を1c
m間隔で溶液中に置いたときの極間の電気抵抗値の逆数
を意味する。“バーク(樹皮)堆肥”(博友社 河田
弘)p62〜76によると、通常バーク堆肥は解砕した
バーク(樹皮)1tあたり鶏糞(乾燥物)50kg程
度、窒素肥料を窒素成分で4kg程度を添加し、切返し
を適宜行いながら堆積発酵する方法によって製造され
る。こうして得られたバーク堆肥は全窒素が1.2%以
上と高栄養であり、“バーク堆肥の特性−その製法と施
用法−”(日本バーク堆肥協会)バーク堆肥協会の基準
において高品質とされる。しかし、このようなバーク堆
肥は、ECが1dSm-1を超える値となり蘚類の植栽土
壌の改良にとっては好ましくない。ECが1dSm-1以
下のバーク堆肥を用いることによって、水浸出性の無機
成分過剰による蘚類の成育阻害を起こすことなく、蘚類
を植栽する土壌の保水力を高め、土壌を膨軟化すること
ができる。土壌の保水力が高まり、さらに土壌が膨軟化
されることによって蘚類が成育する地表面付近の空中湿
度が適度に保たれ、蘚類植物の生育に適した微気象環境
を得ることができる。また、ECが1dSm-1以下のバ
ーク堆肥を用いることによって、バーク堆肥中に含まれ
る微量成分や活性の高い微生物群を、水浸出性の無機成
分過剰による蘚類の成育阻害を起こすことなく供給する
ことができ、蘚類の成育を促進することができる。
【0008】本発明のバーク堆肥は、解砕したバーク1
tあたり鶏糞(乾燥物)を20kg以下、窒素肥料を窒
素成分で1.5kg以下添加して堆積発酵することによ
って得られるものが望ましい。これらの添加物は少ない
ほど好ましいが、添加量が少ないほど発酵が促進され
ず、製造期間が長期間になる。これらの添加物の添加量
が著しく少ないが長期間堆積醗酵したバーク堆肥につい
ては、C/N比が100以下であれば有害成分が分解し
たと考えられ、蘚類植栽土壌の土壌改良材に使用でき
る。ここでC/N比とは、“土壌環境分析法”(土壌環
境分析法編集委員会編 博友社)p222〜241記載
の方法によって測定した全窒素に対する全炭素の比を指
す。この比が小さいほど分解が進行したこと示し、通常
市販されているバーク堆肥の品質基準は35以下であ
る。また全窒素は1.2%以上が一般に高品質のバーク
堆肥とされている。本発明に用いるバーク堆肥のC/N
比は、40以上100以下が望ましい。かつ全窒素は1
%以下が望ましい。
tあたり鶏糞(乾燥物)を20kg以下、窒素肥料を窒
素成分で1.5kg以下添加して堆積発酵することによ
って得られるものが望ましい。これらの添加物は少ない
ほど好ましいが、添加量が少ないほど発酵が促進され
ず、製造期間が長期間になる。これらの添加物の添加量
が著しく少ないが長期間堆積醗酵したバーク堆肥につい
ては、C/N比が100以下であれば有害成分が分解し
たと考えられ、蘚類植栽土壌の土壌改良材に使用でき
る。ここでC/N比とは、“土壌環境分析法”(土壌環
境分析法編集委員会編 博友社)p222〜241記載
の方法によって測定した全窒素に対する全炭素の比を指
す。この比が小さいほど分解が進行したこと示し、通常
市販されているバーク堆肥の品質基準は35以下であ
る。また全窒素は1.2%以上が一般に高品質のバーク
堆肥とされている。本発明に用いるバーク堆肥のC/N
比は、40以上100以下が望ましい。かつ全窒素は1
%以下が望ましい。
【0009】本発明では、針葉樹の樹皮を原料としたバ
ーク堆肥と広葉樹の樹皮を原料としたバーク堆肥を混合
して用いるのが望ましい。混合割合は、針葉樹の樹皮を
原料としたバーク堆肥の混合物中の含有量が40容量%
以上80容量%以下、好ましくは50容量%以上70容
量%以下が望ましい。針葉樹バーク堆肥は分解が遅く、
土壌改良効果が長期間持続する。広葉樹バーク堆肥は比
較的長い繊維質部分が絡み合った構造を有しており、土
壌をより膨軟化し、土壌の気相率を向上し、保水力を高
める。本発明では、性質の異なる2種類のバーク堆肥を
混合することによって、蘚類の成育に適した土壌条件を
長期間に渡って維持することが可能となる。また本発明
では、落ち葉を堆肥化した腐葉土をバーク堆肥の代用と
して用いることもできる。しかし腐葉土は易分解性で土
壌改良効果が長続きしないためバーク堆肥をすべて腐葉
土に置き換えることは望ましくない。
ーク堆肥と広葉樹の樹皮を原料としたバーク堆肥を混合
して用いるのが望ましい。混合割合は、針葉樹の樹皮を
原料としたバーク堆肥の混合物中の含有量が40容量%
以上80容量%以下、好ましくは50容量%以上70容
量%以下が望ましい。針葉樹バーク堆肥は分解が遅く、
土壌改良効果が長期間持続する。広葉樹バーク堆肥は比
較的長い繊維質部分が絡み合った構造を有しており、土
壌をより膨軟化し、土壌の気相率を向上し、保水力を高
める。本発明では、性質の異なる2種類のバーク堆肥を
混合することによって、蘚類の成育に適した土壌条件を
長期間に渡って維持することが可能となる。また本発明
では、落ち葉を堆肥化した腐葉土をバーク堆肥の代用と
して用いることもできる。しかし腐葉土は易分解性で土
壌改良効果が長続きしないためバーク堆肥をすべて腐葉
土に置き換えることは望ましくない。
【0010】本発明では、バーク堆肥単独で土壌改良材
として用いることもできる。特にバーク堆肥と共に更に
ベントナイトを用いるのが望ましい。ベントナイトのE
Cは通常0.1dSm-1以下であるため、ベントナイト
をバーク堆肥と共に混合しても、本発明の土壌改良材の
ECを上昇させることがない。ベントナイトは水分を吸
収して膨張する性質を有し、水田等の漏水防止に用いら
れる。本発明で用いるベントナイトは、土壌改良材とし
て政令指定され、一般に市販されているものであればい
ずれのものでもよい。ベントナイトの使用量は、本発明
の土壌改良材中の含有量が0.1容量%以上5容量%以
下、好ましくは1容量%以上3容量%以下となる量であ
る。5容量%を超えると土壌の透水が不良となるので望
ましくない。
として用いることもできる。特にバーク堆肥と共に更に
ベントナイトを用いるのが望ましい。ベントナイトのE
Cは通常0.1dSm-1以下であるため、ベントナイト
をバーク堆肥と共に混合しても、本発明の土壌改良材の
ECを上昇させることがない。ベントナイトは水分を吸
収して膨張する性質を有し、水田等の漏水防止に用いら
れる。本発明で用いるベントナイトは、土壌改良材とし
て政令指定され、一般に市販されているものであればい
ずれのものでもよい。ベントナイトの使用量は、本発明
の土壌改良材中の含有量が0.1容量%以上5容量%以
下、好ましくは1容量%以上3容量%以下となる量であ
る。5容量%を超えると土壌の透水が不良となるので望
ましくない。
【0011】本発明では、バーク堆肥と共に更にピート
モスを混合するのが望ましい。ピートモスのECは通常
0.2dSm-1以下であるため、ピートモスをバーク堆
肥と共に混合しても、本発明の土壌改良材のECを上昇
させることがない。ピートモスは土壌改良材として政令
指定され、一般に市販されているものであればいずれの
ものでもよい。ピートモスは保水性が高いため、土壌中
の水分保持量を高める。また、分解が極めて遅いため、
高い保水性が長期間維持される。ピートモスの使用量
は、本発明の土壌改良材中の含有量が10容量%以上3
0容量%以下、好ましくは15容量%以上25容量%以
下となる量である。
モスを混合するのが望ましい。ピートモスのECは通常
0.2dSm-1以下であるため、ピートモスをバーク堆
肥と共に混合しても、本発明の土壌改良材のECを上昇
させることがない。ピートモスは土壌改良材として政令
指定され、一般に市販されているものであればいずれの
ものでもよい。ピートモスは保水性が高いため、土壌中
の水分保持量を高める。また、分解が極めて遅いため、
高い保水性が長期間維持される。ピートモスの使用量
は、本発明の土壌改良材中の含有量が10容量%以上3
0容量%以下、好ましくは15容量%以上25容量%以
下となる量である。
【0012】本発明の土壌改良材中には、更に必要に応
じて、通常用いられる資材を添加してもよい。このよう
な資材としては、地力増進法において土壌改良材として
政令指定されたものが挙げられ、木炭、けい藻土焼成
粒、ゼオライト、バーミキュライト、バーライトが例示
される。これらの資材は土壌の物理性改善を目的とした
もので、資材中に水浸出性の無機成分を多く含むことが
ないため、本発明の土壌改良材のECを高めることがな
い。これらの資材のうち、蘚類を植栽する土壌が粘質土
である場合などとくに透水性の改善を十分に行いたい場
合、木炭、けい藻土焼成粒、ゼオライトの添加が有効で
ある。また、粒径組成の荒い砂質土などとくに保水性の
改善を十分に行いたい場合、バーミキュライト、バーラ
イトが有効である。これらの資材の使用量は本発明の土
壌改良材中の含有量が50容量%以下が望ましい。
じて、通常用いられる資材を添加してもよい。このよう
な資材としては、地力増進法において土壌改良材として
政令指定されたものが挙げられ、木炭、けい藻土焼成
粒、ゼオライト、バーミキュライト、バーライトが例示
される。これらの資材は土壌の物理性改善を目的とした
もので、資材中に水浸出性の無機成分を多く含むことが
ないため、本発明の土壌改良材のECを高めることがな
い。これらの資材のうち、蘚類を植栽する土壌が粘質土
である場合などとくに透水性の改善を十分に行いたい場
合、木炭、けい藻土焼成粒、ゼオライトの添加が有効で
ある。また、粒径組成の荒い砂質土などとくに保水性の
改善を十分に行いたい場合、バーミキュライト、バーラ
イトが有効である。これらの資材の使用量は本発明の土
壌改良材中の含有量が50容量%以下が望ましい。
【0013】本発明では、上記した本発明の土壌改良材
を植栽土壌に混合して蘚類を植栽する。本発明の土壌改
良材の混合量は、土壌に対して15容量%以上40容量
%以下、好ましくは20容量%以上30容量%以下であ
る。通常、蘚類の植栽に関わる深さ30cm以下の表面
土壌に対して本発明の土壌改良材を混合する。また、本
発明の土壌改良材を土壌に混合して得られる改良土壌
を、通常の植栽方法に適用してもよい。植栽対象となる
蘚類は、ウマスギゴケ、オオスギゴケ等のスギゴケ科;
ホソバオキナゴケ、オオシラガゴケ、アラハシラガゴケ
等のシラガゴケ科;スナゴケ、ハイスナゴケ、シモフリ
ゴケ等のギボウシゴケ科;キンシゴケ、ヒメキンシゴケ
等のキンシゴケ科;シッポゴケ、オオシッポゴケ等のシ
ッポゴケ科;ハイゴケ、ヒメハイゴケ等のハイゴケ科;
ヒメシノブゴケ、オオシノブゴケ等のシノブゴケ科;ホ
ンシノブゴケ、モミシノブゴケ等のシノブゴケ科;アツ
ブサゴケ等のアオギヌゴケ科;オオサナダゴケモドキ、
キャラハゴケ等のサナダゴケ科;オオフサゴケ等のフサ
ゴケ科、イワダレゴケ等のヒヨクゴケ科;コウヤノマン
ネングサ等のコウヤノマンネングサ科;ヒノキゴケ、ヒ
ロハヒノキゴケ等のヒノキゴケ科;ギンゴケ、ホソエヘ
チマゴケ等のカサゴケ科;コバノチョウチンゴケ、コツ
ボゴケ等のチョウチンゴケ科;タマゴケ等のタマゴケ
科;ハマキゴケ、ホンモンジゴケ等のセンボンゴケ科な
どに属する蘚類植物に適用できる。植栽方法はとくに制
限はないが、細かくした蘚類の植物体を、本発明の土壌
改良材を混合した表面土壌に散布する方法、蘚類群落か
ら切り取ったマットを表面土壌に貼り付ける方法が好ま
しい。
を植栽土壌に混合して蘚類を植栽する。本発明の土壌改
良材の混合量は、土壌に対して15容量%以上40容量
%以下、好ましくは20容量%以上30容量%以下であ
る。通常、蘚類の植栽に関わる深さ30cm以下の表面
土壌に対して本発明の土壌改良材を混合する。また、本
発明の土壌改良材を土壌に混合して得られる改良土壌
を、通常の植栽方法に適用してもよい。植栽対象となる
蘚類は、ウマスギゴケ、オオスギゴケ等のスギゴケ科;
ホソバオキナゴケ、オオシラガゴケ、アラハシラガゴケ
等のシラガゴケ科;スナゴケ、ハイスナゴケ、シモフリ
ゴケ等のギボウシゴケ科;キンシゴケ、ヒメキンシゴケ
等のキンシゴケ科;シッポゴケ、オオシッポゴケ等のシ
ッポゴケ科;ハイゴケ、ヒメハイゴケ等のハイゴケ科;
ヒメシノブゴケ、オオシノブゴケ等のシノブゴケ科;ホ
ンシノブゴケ、モミシノブゴケ等のシノブゴケ科;アツ
ブサゴケ等のアオギヌゴケ科;オオサナダゴケモドキ、
キャラハゴケ等のサナダゴケ科;オオフサゴケ等のフサ
ゴケ科、イワダレゴケ等のヒヨクゴケ科;コウヤノマン
ネングサ等のコウヤノマンネングサ科;ヒノキゴケ、ヒ
ロハヒノキゴケ等のヒノキゴケ科;ギンゴケ、ホソエヘ
チマゴケ等のカサゴケ科;コバノチョウチンゴケ、コツ
ボゴケ等のチョウチンゴケ科;タマゴケ等のタマゴケ
科;ハマキゴケ、ホンモンジゴケ等のセンボンゴケ科な
どに属する蘚類植物に適用できる。植栽方法はとくに制
限はないが、細かくした蘚類の植物体を、本発明の土壌
改良材を混合した表面土壌に散布する方法、蘚類群落か
ら切り取ったマットを表面土壌に貼り付ける方法が好ま
しい。
【0014】本発明の土壌改良材を用いて改良する土壌
は通常緑化するのに適した土壌であればいずれの土壌で
もよく、砂質土壌、火山灰土壌では黒ボク土、赤土など
が例示できる。例えば、強度の還元土壌である土丹や硫
酸酸性土壌等はこの範囲内の土壌ではないので望ましく
ない。本発明の土壌改良材は、砂質土壌、例えば真砂土
等において顕著な効果を発揮する。真砂土に代表される
砂質土壌は一般に保水性に著しく劣り、また固結しやす
い特徴を有し、この砂質土壌の改良に本発明の土壌改良
材が適している。とくに日本庭園が多い京都を含む近畿
地方は、真砂土の産地でもあり、本発明の土壌改良材は
京都地方の多くの庭園の蘚類植栽に適用可能である。
は通常緑化するのに適した土壌であればいずれの土壌で
もよく、砂質土壌、火山灰土壌では黒ボク土、赤土など
が例示できる。例えば、強度の還元土壌である土丹や硫
酸酸性土壌等はこの範囲内の土壌ではないので望ましく
ない。本発明の土壌改良材は、砂質土壌、例えば真砂土
等において顕著な効果を発揮する。真砂土に代表される
砂質土壌は一般に保水性に著しく劣り、また固結しやす
い特徴を有し、この砂質土壌の改良に本発明の土壌改良
材が適している。とくに日本庭園が多い京都を含む近畿
地方は、真砂土の産地でもあり、本発明の土壌改良材は
京都地方の多くの庭園の蘚類植栽に適用可能である。
【0015】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって何等制限さ
れるものではない。
明するが、本発明はこれらの実施例によって何等制限さ
れるものではない。
【0016】実施例1バーク堆肥のECと蘚類の定着の関係 (1)方法 表1に示したように、真砂土(京都府産)にECの異な
るバーク堆肥を混合して試験を行った。試験に供したバ
ーク堆肥はいずれも針葉樹の樹皮を材料としたバーク堆
肥である。20cm×40cm×10cmのプラスチッ
クトレイに仕切りを設けて6分割し、各仕切りの中に供
試土壌を土壌の厚さが5cmとなるように充填した。マ
ット状になったウマスギゴケ(Polytrichum
commune)及びホソバオキナゴケ(Leuco
bryum neilgherrense)の群落をば
らして根から葉までの植物体が完全な株を採取し、土壌
を落とした後、各仕切り20株ずつ移植した。移植の際
は根が傷まないように十分注意し、移植前に土壌に十分
な灌水を行った。移植後は3日に一度霧吹きで十分に灌
水を行い、ガラス温室内にて遮光率25%の寒冷紗で被
覆して管理した。1月経過後の植物体の様子を観察し、
葉が十分展開し、良好な成育を示したものと、生存はし
ているが成育が良好でないもの、茶褐色を呈し、枯死し
ているものに分けて計数した。その後屋外に放置した。
るバーク堆肥を混合して試験を行った。試験に供したバ
ーク堆肥はいずれも針葉樹の樹皮を材料としたバーク堆
肥である。20cm×40cm×10cmのプラスチッ
クトレイに仕切りを設けて6分割し、各仕切りの中に供
試土壌を土壌の厚さが5cmとなるように充填した。マ
ット状になったウマスギゴケ(Polytrichum
commune)及びホソバオキナゴケ(Leuco
bryum neilgherrense)の群落をば
らして根から葉までの植物体が完全な株を採取し、土壌
を落とした後、各仕切り20株ずつ移植した。移植の際
は根が傷まないように十分注意し、移植前に土壌に十分
な灌水を行った。移植後は3日に一度霧吹きで十分に灌
水を行い、ガラス温室内にて遮光率25%の寒冷紗で被
覆して管理した。1月経過後の植物体の様子を観察し、
葉が十分展開し、良好な成育を示したものと、生存はし
ているが成育が良好でないもの、茶褐色を呈し、枯死し
ているものに分けて計数した。その後屋外に放置した。
【0017】
【表1】
【0018】(2)結果 得られた結果を表2に示した。
【0019】
【表2】
【0020】表2に示した結果から明らかなように、蘚
類植栽地の代表種であるウマスギゴケとホソバオキナゴ
ケについて、ECが0.5dSm-1以下のバーク堆肥で
は添加量が多いほど成育良好株あるいは生存株の割合が
多くなり、ほとんど枯死株はみられなかった。ECが
1.1dSm-1以上では添加量が多いほど成育良好株あ
るいは生存株の割合が小さくなり、1.8dSm-1の2
0%以上では枯死株率が著しく高くなった。
類植栽地の代表種であるウマスギゴケとホソバオキナゴ
ケについて、ECが0.5dSm-1以下のバーク堆肥で
は添加量が多いほど成育良好株あるいは生存株の割合が
多くなり、ほとんど枯死株はみられなかった。ECが
1.1dSm-1以上では添加量が多いほど成育良好株あ
るいは生存株の割合が小さくなり、1.8dSm-1の2
0%以上では枯死株率が著しく高くなった。
【0021】実施例2 (1)土壌改良材 下記の材料を混合し、蘚類植栽用土壌改良材を作成し
た。用いたバーク堆肥のECはいずれも0.4dSm-1
以下であり、以下の資材を混合して得られた土壌改良材
のECは0.30dSm-1であった。 1.バーク堆肥(針葉樹バークを2年間野外で堆積し、解砕後、含水率が50 %の鶏ふんを10kg/tの量で該バークに添加して更に1年間野外で切返しを 行いながら堆積したもの。EC0.27dSm-1、pH6.7、C/N比 65 .3) 50容量% 2.バーク堆肥(広葉樹バークを解砕後、含水率が50%の鶏ふんを10kg /tの量で該バークに添加して1年間野外で切返しを行いながら堆積したもの。 EC0.39dSm-1、pH6.2 、C/N比 45.6) 28容量% 3.ピートモス(EC 0.15dSm-1) 20容量% 4.ベントナイト(EC 0.02dSm-1) 2容量%
た。用いたバーク堆肥のECはいずれも0.4dSm-1
以下であり、以下の資材を混合して得られた土壌改良材
のECは0.30dSm-1であった。 1.バーク堆肥(針葉樹バークを2年間野外で堆積し、解砕後、含水率が50 %の鶏ふんを10kg/tの量で該バークに添加して更に1年間野外で切返しを 行いながら堆積したもの。EC0.27dSm-1、pH6.7、C/N比 65 .3) 50容量% 2.バーク堆肥(広葉樹バークを解砕後、含水率が50%の鶏ふんを10kg /tの量で該バークに添加して1年間野外で切返しを行いながら堆積したもの。 EC0.39dSm-1、pH6.2 、C/N比 45.6) 28容量% 3.ピートモス(EC 0.15dSm-1) 20容量% 4.ベントナイト(EC 0.02dSm-1) 2容量%
【0022】(2)試験方法 真砂土(京都産)に対して、試作した土壌改良材を表3
に示した割合で混合したものを30cm×60cm×1
0cmのプラスチックトレイに厚さ5cmに充填し、マ
ットを形成した蘚類(福島産 ウマスギゴケ Poly
trichumcommune)を植栽した。植栽は1
998年6月20日に行い、その後適宜灌水しながら蘚
類を栽培した。栽培は遮光率255%の寒冷紗で被覆し
た高さ2mの栽培施設内で行ない、地面に不織布を敷い
た上にプラスチックトレイを設置した。1998年7月
30日以降は灌水をやめ、自然の降雨に任せた。
に示した割合で混合したものを30cm×60cm×1
0cmのプラスチックトレイに厚さ5cmに充填し、マ
ットを形成した蘚類(福島産 ウマスギゴケ Poly
trichumcommune)を植栽した。植栽は1
998年6月20日に行い、その後適宜灌水しながら蘚
類を栽培した。栽培は遮光率255%の寒冷紗で被覆し
た高さ2mの栽培施設内で行ない、地面に不織布を敷い
た上にプラスチックトレイを設置した。1998年7月
30日以降は灌水をやめ、自然の降雨に任せた。
【0023】
【表3】
【0024】(3)結果 得られた結果を表4に示した。
【0025】
【表4】
【0026】表4に示した結果から明らかなように、ス
ギゴケは植物体に十分な水分が供給されていると葉が開
き、群落の上方からみると鮮緑色を呈する。逆に乾燥が
進むと葉を閉じて乾燥に耐える体勢をとり、このときは
薄緑や茶色を呈する。さらに過度の乾燥が長期間継続す
ると枯死に至る。試験開始3週間後の8月17日の結果で
は、土壌改良材の添加量が多いほど蘚類の葉が展開して
おり、30%添加では全体的に鮮やかな緑色であった。
試験開始してからこの間は曇りがちであったが、気温は
高く3mm/日以上の降雨はなかった。翌日(8月18
日)4.5mm/日の降雨があったが、降雨後はいずれ
もすべての葉が展開していた。試験開始約2.5月後に
あたる10月12日の様子では、8月17日の傾向と同
様に土壌改良材の添加量が多いほど蘚類の葉が展開して
おり、何も添加していない区と10容量%添加区ではほ
とんど葉が閉じ茶褐色であったが、20容量%及び30
容量%添加では全体的に鮮やかな緑色であった。直前の
天気については、10月1日に42.5mm/日のまと
まった降雨があってから、10月6日の10.5mm/
日を除いて調査日までほとんど降雨がなく晴天が続いて
いた。また、比較的気温が高く、概ね20℃以上、25
℃以上が直前11日中6日間あった。
ギゴケは植物体に十分な水分が供給されていると葉が開
き、群落の上方からみると鮮緑色を呈する。逆に乾燥が
進むと葉を閉じて乾燥に耐える体勢をとり、このときは
薄緑や茶色を呈する。さらに過度の乾燥が長期間継続す
ると枯死に至る。試験開始3週間後の8月17日の結果で
は、土壌改良材の添加量が多いほど蘚類の葉が展開して
おり、30%添加では全体的に鮮やかな緑色であった。
試験開始してからこの間は曇りがちであったが、気温は
高く3mm/日以上の降雨はなかった。翌日(8月18
日)4.5mm/日の降雨があったが、降雨後はいずれ
もすべての葉が展開していた。試験開始約2.5月後に
あたる10月12日の様子では、8月17日の傾向と同
様に土壌改良材の添加量が多いほど蘚類の葉が展開して
おり、何も添加していない区と10容量%添加区ではほ
とんど葉が閉じ茶褐色であったが、20容量%及び30
容量%添加では全体的に鮮やかな緑色であった。直前の
天気については、10月1日に42.5mm/日のまと
まった降雨があってから、10月6日の10.5mm/
日を除いて調査日までほとんど降雨がなく晴天が続いて
いた。また、比較的気温が高く、概ね20℃以上、25
℃以上が直前11日中6日間あった。
【0027】以上の結果から今回試作した土壌改良材が
真砂土(京都産)において、蘚類の葉が閉じるのを抑制
することが明らかとなった。土壌の観察から土壌改良材
の添加量が多いほど水分状態を良好に保たれており、ま
た、土壌表面が柔らかい傾向がみられ、土壌中の水分状
態が適度に保たれるだけでなく、地表表面付近の空中湿
度が高まり、蘚類に好適な微気象が得られることが示唆
された。このことから本発明の土壌改良材を現地土壌に
対して15容量〜40容量%、好ましくは20容量%〜
30容量%混合して蘚類を植栽すれば、夏季の乾燥等に
よる蘚類の衰退を抑制することができる。
真砂土(京都産)において、蘚類の葉が閉じるのを抑制
することが明らかとなった。土壌の観察から土壌改良材
の添加量が多いほど水分状態を良好に保たれており、ま
た、土壌表面が柔らかい傾向がみられ、土壌中の水分状
態が適度に保たれるだけでなく、地表表面付近の空中湿
度が高まり、蘚類に好適な微気象が得られることが示唆
された。このことから本発明の土壌改良材を現地土壌に
対して15容量〜40容量%、好ましくは20容量%〜
30容量%混合して蘚類を植栽すれば、夏季の乾燥等に
よる蘚類の衰退を抑制することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のバーク堆肥を主成分とする電気
伝導度が1dSm-1以下である土壌改良材は、マット状
の蘚類植物を植栽する場合において、植栽後の蘚類の衰
退、裸地化を防止する効果を奏する。
伝導度が1dSm-1以下である土壌改良材は、マット状
の蘚類植物を植栽する場合において、植栽後の蘚類の衰
退、裸地化を防止する効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05G 3/04 C05G 3/04 C09K 17/08 C09K 17/08 H 17/42 17/42 H // C09K 101:00
Claims (7)
- 【請求項1】 バーク堆肥を主成分とする電気伝導度が
1dSm-1以下である土壌改良材。 - 【請求項2】 電気伝導度が1dSm-1以下のバーク堆
肥を用いる請求項1記載の土壌改良材。 - 【請求項3】 土壌改良材中におけるバーク堆肥の含有
量が40容量%以上80容量%以下である請求項1又は
2記載の土壌改良材。 - 【請求項4】 バーク堆肥が、解砕したバーク1tあた
り鶏糞(乾燥物)を20kg以下、窒素肥料を窒素成分
で1.5kg以下添加して堆積発酵することによって得
られるバーク堆肥である請求項1から3のいずれかに記
載の土壌改良材。 - 【請求項5】 更にベントナイト及び/又はピートモス
を含有する請求項1から4のいずれかに記載の土壌改良
材。 - 【請求項6】 土壌改良材中におけるベントナイトの含
有量が0.1容量%以上5容量%以下及び/又はピート
モスの含有量が10容量%以上30容量%以下である請
求項5記載の土壌改良材。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の土壌
改良材を、土壌に対して15容量%以上40容量%以下
混合することを特徴とする蘚類植栽用土壌の土壌改良方
法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11127191A JP2000319656A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 土壌改良材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11127191A JP2000319656A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 土壌改良材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000319656A true JP2000319656A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14953951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11127191A Pending JP2000319656A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 土壌改良材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000319656A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003212680A (ja) * | 2002-01-22 | 2003-07-30 | Shinko Engineering Co Ltd | 有機土壌改良資材又は有機肥料の製造方法及び施肥方法 |
| JP2005060346A (ja) * | 2003-08-20 | 2005-03-10 | Noevir Co Ltd | 細胞賦活剤、美白剤、ヒアルロン酸産生促進剤、コラーゲン産生促進剤、抗酸化剤、及び皮膚外用剤 |
| CZ297644B6 (cs) * | 2004-11-09 | 2007-02-21 | Ekobioprogres, V. D. | Zpusob prumyslového zpracování fermentovaných bioodpadu |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP11127191A patent/JP2000319656A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003212680A (ja) * | 2002-01-22 | 2003-07-30 | Shinko Engineering Co Ltd | 有機土壌改良資材又は有機肥料の製造方法及び施肥方法 |
| JP2005060346A (ja) * | 2003-08-20 | 2005-03-10 | Noevir Co Ltd | 細胞賦活剤、美白剤、ヒアルロン酸産生促進剤、コラーゲン産生促進剤、抗酸化剤、及び皮膚外用剤 |
| CZ297644B6 (cs) * | 2004-11-09 | 2007-02-21 | Ekobioprogres, V. D. | Zpusob prumyslového zpracování fermentovaných bioodpadu |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050523 |
|
| A977 | Report on retrieval |
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
| A02 | Decision of refusal |
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