JP2000319712A - 水冷式溶滓樋 - Google Patents
水冷式溶滓樋Info
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- JP2000319712A JP2000319712A JP11123751A JP12375199A JP2000319712A JP 2000319712 A JP2000319712 A JP 2000319712A JP 11123751 A JP11123751 A JP 11123751A JP 12375199 A JP12375199 A JP 12375199A JP 2000319712 A JP2000319712 A JP 2000319712A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で、しかも、熱変形、溶損等が少
なく安全性の高い水冷式溶滓樋を提供する。 【解決手段】 高炉鋳床に形成した凹部内に配置され、
冷却媒体の流通部1を有する金属製主材2a、2bを側
壁部とし、その内周部を樋材3でライニングした溶滓樋
において、溶滓樋の樋底の中央部を除く部分に金属製主
材2a、2bを設け、更に中央部に耐火物4を設けた。
なく安全性の高い水冷式溶滓樋を提供する。 【解決手段】 高炉鋳床に形成した凹部内に配置され、
冷却媒体の流通部1を有する金属製主材2a、2bを側
壁部とし、その内周部を樋材3でライニングした溶滓樋
において、溶滓樋の樋底の中央部を除く部分に金属製主
材2a、2bを設け、更に中央部に耐火物4を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉等で使用され
る水冷式溶滓樋に関する。
る水冷式溶滓樋に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の高炉操業においては、溶銑、溶滓
は高炉の出銑口から定期的に出銑大樋に出銑され、出銑
大樋のスキンマーダンパーで溶銑と溶滓とに分離され
る。溶銑は溶銑樋を介して例えばトーピードカーに受銑
される。一方、溶滓は出銑大樋から分岐された溶滓樋の
内を流れ、流銑鍋を介して例えば水滓設備によって水滓
化されて搬出される。
は高炉の出銑口から定期的に出銑大樋に出銑され、出銑
大樋のスキンマーダンパーで溶銑と溶滓とに分離され
る。溶銑は溶銑樋を介して例えばトーピードカーに受銑
される。一方、溶滓は出銑大樋から分岐された溶滓樋の
内を流れ、流銑鍋を介して例えば水滓設備によって水滓
化されて搬出される。
【0003】この溶滓樋は、例えば特開平9−9570
9号公報に示されるように溶滓樋の樋底及び側壁を厚板
鋼製主材と該主材の内面側に形成した耐火物層と、前記
主材の外側に設けた水冷冷却管を内蔵した冷却層とで一
体的に形成した構造のものであった。
9号公報に示されるように溶滓樋の樋底及び側壁を厚板
鋼製主材と該主材の内面側に形成した耐火物層と、前記
主材の外側に設けた水冷冷却管を内蔵した冷却層とで一
体的に形成した構造のものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平9−957
09号公報の溶滓樋の場合においては、前記厚板鋼製主
材側壁部の耐火物層の稼働面は冷却されているため溶滓
が凝固して付着する、いわゆる溶滓付着物層が形成され
る。しかし、溶滓樋を流れる溶滓中には少量の溶銑が混
入していることもあり、樋底で溶滓付着物層は生成しな
い。この溶滓付着物はセルフライニング効果を発揮し、
断熱材的な役割を果たすため、樋底の受ける熱負荷が樋
側壁の受ける熱負荷より大きくなり、熱膨張の違いから
樋底の厚板鋼製主材が変形してしまうといった問題点が
あった。また、溶滓には少量の溶銑が混入するだけでな
く、スキンマーダンパーの詰まりにより大量の溶銑が混
入する場合があり、この場合には溶損させる能力が溶滓
よりはるかに大きい溶銑が大量に樋底部に集まるため、
樋材及び厚板鋼製主材も直ぐに溶損してしまい、溶滓樋
底の厚板鋼製主材を取り替える必要が生じるばかりか水
蒸気爆発の危険性も考えられる。本発明は、構造が簡単
で、しかも、熱変形、溶損等が少なく安全性の高い水冷
式溶滓樋を提供することを目的とするものである。
09号公報の溶滓樋の場合においては、前記厚板鋼製主
材側壁部の耐火物層の稼働面は冷却されているため溶滓
が凝固して付着する、いわゆる溶滓付着物層が形成され
る。しかし、溶滓樋を流れる溶滓中には少量の溶銑が混
入していることもあり、樋底で溶滓付着物層は生成しな
い。この溶滓付着物はセルフライニング効果を発揮し、
断熱材的な役割を果たすため、樋底の受ける熱負荷が樋
側壁の受ける熱負荷より大きくなり、熱膨張の違いから
樋底の厚板鋼製主材が変形してしまうといった問題点が
あった。また、溶滓には少量の溶銑が混入するだけでな
く、スキンマーダンパーの詰まりにより大量の溶銑が混
入する場合があり、この場合には溶損させる能力が溶滓
よりはるかに大きい溶銑が大量に樋底部に集まるため、
樋材及び厚板鋼製主材も直ぐに溶損してしまい、溶滓樋
底の厚板鋼製主材を取り替える必要が生じるばかりか水
蒸気爆発の危険性も考えられる。本発明は、構造が簡単
で、しかも、熱変形、溶損等が少なく安全性の高い水冷
式溶滓樋を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る水冷式溶滓樋は、高炉鋳床に形成した凹部内に配置
され、冷却媒体の流通部を有する金属製主材を側壁部と
し、その内周部を樋材でライニングした溶滓樋におい
て、前記溶滓樋の樋底の中央部を除く部分に金属製主材
を設け、更に前記中央部に耐火物を設けたものである。
本発明に係る水冷式溶滓樋において、前記溶滓樋の樋底
の少なくとも1/5以上で、多くとも前記内周部の樋材
の側壁側と樋底側のコーナー部の下方までに前記耐火物
を設けることができる。これは、溶滓を下流に流れ易く
するために樋底の側壁側に比べ、樋底の中央部は、高さ
を低くしている。そのため溶滓中に含まれる溶銑は樋の
中央部を流れる。川の流れと同じように溶銑は下流側に
流れるに従い樋の幅方向に拡がるが、通常の場合におい
ても、樋底幅の1/5未満になることはない。一方、ス
キンマーダンパー等の詰まりで大量の溶銑が溶滓樋中に
流れ込んだ場合、樋底の中央部が先に溶損して、溶銑が
側壁に達することがないため、前記範囲に耐火物を設置
したものである。また、本発明に係る水冷式溶滓樋にお
いて、前記内周部の樋材の側壁側と樋底側のコーナー部
の下方に、冷却媒体を流通する金属製主材を配してもよ
い。さらに、本発明に係る水冷式溶滓樋において、前記
高炉鋳床の凹部を構成する耐火物と前記側壁部の金属製
主材の側壁とを連結する倒れ込み防止部材を設けて該側
壁部の金属製主材の倒れ込みを防止することもできる。
なお、樋底の耐火物としては、珪石煉瓦等の耐火性煉瓦
を使用することができる。
係る水冷式溶滓樋は、高炉鋳床に形成した凹部内に配置
され、冷却媒体の流通部を有する金属製主材を側壁部と
し、その内周部を樋材でライニングした溶滓樋におい
て、前記溶滓樋の樋底の中央部を除く部分に金属製主材
を設け、更に前記中央部に耐火物を設けたものである。
本発明に係る水冷式溶滓樋において、前記溶滓樋の樋底
の少なくとも1/5以上で、多くとも前記内周部の樋材
の側壁側と樋底側のコーナー部の下方までに前記耐火物
を設けることができる。これは、溶滓を下流に流れ易く
するために樋底の側壁側に比べ、樋底の中央部は、高さ
を低くしている。そのため溶滓中に含まれる溶銑は樋の
中央部を流れる。川の流れと同じように溶銑は下流側に
流れるに従い樋の幅方向に拡がるが、通常の場合におい
ても、樋底幅の1/5未満になることはない。一方、ス
キンマーダンパー等の詰まりで大量の溶銑が溶滓樋中に
流れ込んだ場合、樋底の中央部が先に溶損して、溶銑が
側壁に達することがないため、前記範囲に耐火物を設置
したものである。また、本発明に係る水冷式溶滓樋にお
いて、前記内周部の樋材の側壁側と樋底側のコーナー部
の下方に、冷却媒体を流通する金属製主材を配してもよ
い。さらに、本発明に係る水冷式溶滓樋において、前記
高炉鋳床の凹部を構成する耐火物と前記側壁部の金属製
主材の側壁とを連結する倒れ込み防止部材を設けて該側
壁部の金属製主材の倒れ込みを防止することもできる。
なお、樋底の耐火物としては、珪石煉瓦等の耐火性煉瓦
を使用することができる。
【0006】本発明においては、前記溶滓樋の側壁部に
溶滓付着物層が生成し、溶滓樋の樋底と側壁部に熱負荷
の差異が生じた場合でも金属製主材に比べればはるかに
熱膨張の少ない耐火物を樋底の幅方向中央部に配した事
により樋底の変形は発生しない。また、樋底の両側にあ
る側壁部に冷却媒体を流通する金属製主材を設置してい
るので、樋底の中央部の耐火物も冷却されその寿命を延
ばす事ができる。また、スキンマーダンパー等の詰まり
で大量に溶銑が樋底部に集まり、一気に樋底の溶損が進
んだ場合でも金属製主材に比較すれば耐熱性の高い耐火
物を樋底の中央部に配したことにより、耐火物は損傷す
るが、金属製主材に大きな損傷はなく、損傷した耐火物
も簡単に取り替えることができると共に、水蒸気爆発の
危険性も皆無となる。
溶滓付着物層が生成し、溶滓樋の樋底と側壁部に熱負荷
の差異が生じた場合でも金属製主材に比べればはるかに
熱膨張の少ない耐火物を樋底の幅方向中央部に配した事
により樋底の変形は発生しない。また、樋底の両側にあ
る側壁部に冷却媒体を流通する金属製主材を設置してい
るので、樋底の中央部の耐火物も冷却されその寿命を延
ばす事ができる。また、スキンマーダンパー等の詰まり
で大量に溶銑が樋底部に集まり、一気に樋底の溶損が進
んだ場合でも金属製主材に比較すれば耐熱性の高い耐火
物を樋底の中央部に配したことにより、耐火物は損傷す
るが、金属製主材に大きな損傷はなく、損傷した耐火物
も簡単に取り替えることができると共に、水蒸気爆発の
危険性も皆無となる。
【0007】また、前記内周部の樋材の側壁側と樋底側
のコーナー部の下方に延びた金属製主材に冷却媒体を流
通したので、前記内周部の樋材の側壁側と樋底側のコー
ナー部に溶滓付着物が生成し、溶滓付着物のセルフライ
ニング効果で樋材の損傷を防ぐことができるばかりでな
く、前記中央部に設けた耐火物を冷却することにより耐
火物の寿命が延長する。
のコーナー部の下方に延びた金属製主材に冷却媒体を流
通したので、前記内周部の樋材の側壁側と樋底側のコー
ナー部に溶滓付着物が生成し、溶滓付着物のセルフライ
ニング効果で樋材の損傷を防ぐことができるばかりでな
く、前記中央部に設けた耐火物を冷却することにより耐
火物の寿命が延長する。
【0008】溶滓が流れているか否かの違いからくる熱
負荷変動やスキンマーダンパーの詰まり等のトラブルで
多量の溶銑から受ける急激かつ過大な熱負荷により金属
製主材の伸縮が生じ、前記高炉鋳床の凹部を構成する耐
火物と前記側壁部の金属製主材の側壁とに隙間が発生す
る。この隙間に樋更新時の樋材屑等の異物が混入し、前
記金属製主材の側壁が溶滓側に倒れ込むといった現象が
発生する。この現象を防止するために前記高炉鋳床の凹
部を構成する耐火物と前記金属製主材の側壁を連結する
倒れ込み防止部材を設置する。
負荷変動やスキンマーダンパーの詰まり等のトラブルで
多量の溶銑から受ける急激かつ過大な熱負荷により金属
製主材の伸縮が生じ、前記高炉鋳床の凹部を構成する耐
火物と前記側壁部の金属製主材の側壁とに隙間が発生す
る。この隙間に樋更新時の樋材屑等の異物が混入し、前
記金属製主材の側壁が溶滓側に倒れ込むといった現象が
発生する。この現象を防止するために前記高炉鋳床の凹
部を構成する耐火物と前記金属製主材の側壁を連結する
倒れ込み防止部材を設置する。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(a)、(b)は、本
発明の一実施の形態に係る水冷式溶滓樋を示す断面図、
斜視図である。本発明の一実施の形態に係る水冷式溶滓
樋は、図1に示す如く、L字形の金属製主材2a 、2b
を、高炉鋳床に形成した凹部内の溶滓樋両側に配置し、
該金属製主材2a 、2b の間の樋底の中央部空間(樋底
幅の1/3)に珪石煉瓦等の耐火物4を設け、その内周
部を樋材3でライニングして形成される。なお、本実施
の形態では、樋底幅の1/3の範囲に耐火物4を設けた
が、樋底幅の1/5から内周部の樋材の側壁側と樋底側
のコーナー部の下方位置までの範囲に耐火物を設けるこ
とができる。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1(a)、(b)は、本
発明の一実施の形態に係る水冷式溶滓樋を示す断面図、
斜視図である。本発明の一実施の形態に係る水冷式溶滓
樋は、図1に示す如く、L字形の金属製主材2a 、2b
を、高炉鋳床に形成した凹部内の溶滓樋両側に配置し、
該金属製主材2a 、2b の間の樋底の中央部空間(樋底
幅の1/3)に珪石煉瓦等の耐火物4を設け、その内周
部を樋材3でライニングして形成される。なお、本実施
の形態では、樋底幅の1/3の範囲に耐火物4を設けた
が、樋底幅の1/5から内周部の樋材の側壁側と樋底側
のコーナー部の下方位置までの範囲に耐火物を設けるこ
とができる。
【0010】金属製主材2a、2bの背面には冷却媒体
の流通部の一例である水冷配管1を配設している。この
配設は、先ず、水冷配管固定用の溝を作成し、この溝に
耐熱高熱伝導性材(λ=30kcal/m・hr・℃以
上の黒鉛質系スタンプ材)5を流し込み、次に水冷配管
1を埋め込み、更に、耐熱高熱伝導性材5を流し込むこ
とにより、水冷配管1の廻りを耐熱高熱伝導性材5で包
み込み、更に、水冷配管押さえ金物6を金属製主材2
a、2bに溶着することで水冷配管1と耐熱高熱伝導性
材5を固定している。このように、水冷配管1を耐熱高
熱伝導性材5で包み込むような構造としたことにより、
水冷配管1の伸縮に自由度が生まれ、水冷配管亀裂のト
ラブルを防止しするばかりでなく、構造を簡素化するこ
とができる。
の流通部の一例である水冷配管1を配設している。この
配設は、先ず、水冷配管固定用の溝を作成し、この溝に
耐熱高熱伝導性材(λ=30kcal/m・hr・℃以
上の黒鉛質系スタンプ材)5を流し込み、次に水冷配管
1を埋め込み、更に、耐熱高熱伝導性材5を流し込むこ
とにより、水冷配管1の廻りを耐熱高熱伝導性材5で包
み込み、更に、水冷配管押さえ金物6を金属製主材2
a、2bに溶着することで水冷配管1と耐熱高熱伝導性
材5を固定している。このように、水冷配管1を耐熱高
熱伝導性材5で包み込むような構造としたことにより、
水冷配管1の伸縮に自由度が生まれ、水冷配管亀裂のト
ラブルを防止しするばかりでなく、構造を簡素化するこ
とができる。
【0011】また、水冷配管1は、側壁部に配された金
属製主材2a、2bの背面側に各3本と前記内周部の樋
材3の側壁側と樋底側のコーナー部の下方に配された金
属製主材2a、2bの底面側に1本ずつ設ける。前記背
面側の3本の中で最も樋底側にある水冷配管1の各1本
と前記内周部の樋材3の側壁側と樋底側のコーナー部の
下方に設ける水冷配管1とで給水し、背面側の上方2本
で排水するような水フローとする。更に、溶滓樋の外部
を構成する凹部の高炉鋳床耐火物7と前記金属製主材2
a、2bの側壁を連結する倒れ込み防止部材8で高炉鋳
床耐火物7と金属製主材2a、2bを密着させ、隙間の
発生を防ぎ、金属製主材2a、2bの倒れ込みを防止す
る。
属製主材2a、2bの背面側に各3本と前記内周部の樋
材3の側壁側と樋底側のコーナー部の下方に配された金
属製主材2a、2bの底面側に1本ずつ設ける。前記背
面側の3本の中で最も樋底側にある水冷配管1の各1本
と前記内周部の樋材3の側壁側と樋底側のコーナー部の
下方に設ける水冷配管1とで給水し、背面側の上方2本
で排水するような水フローとする。更に、溶滓樋の外部
を構成する凹部の高炉鋳床耐火物7と前記金属製主材2
a、2bの側壁を連結する倒れ込み防止部材8で高炉鋳
床耐火物7と金属製主材2a、2bを密着させ、隙間の
発生を防ぎ、金属製主材2a、2bの倒れ込みを防止す
る。
【0012】また、金属製主材2a、2bの側壁部分と
樋材3の側壁側と樋底側のコーナー部の下方となる部分
に水冷配管1を設けた結果、内周部の樋材3の冷却が強
化され、該樋材3の稼働面に冷却され凝固した溶滓付着
物層9が生成し、セルフライニング効果を得る事ができ
る。
樋材3の側壁側と樋底側のコーナー部の下方となる部分
に水冷配管1を設けた結果、内周部の樋材3の冷却が強
化され、該樋材3の稼働面に冷却され凝固した溶滓付着
物層9が生成し、セルフライニング効果を得る事ができ
る。
【0013】前記金属製主材2a、2bを溶滓樋の長手
方向に適当な長さに分割して構成し、水冷配管1は金属
製主材2a、2bの長手方向の各分割位置で金属製主材
2a、2bの外側で連絡管10により連結され、各水冷
配管1に連続的に冷却水が流れる。連絡管10を金属製
主材2a、2bの上部から垂直方向に設置することで金
属製主材2a、2bの背面に水平方向に設置する場合と
比べ、金属製主材2a、2bの側壁背面の配管スペース
を狭くすることができるので、溶滓樋の固定を強化でき
るばかりでなく、連絡管用ピットを作成するコストを削
減している。
方向に適当な長さに分割して構成し、水冷配管1は金属
製主材2a、2bの長手方向の各分割位置で金属製主材
2a、2bの外側で連絡管10により連結され、各水冷
配管1に連続的に冷却水が流れる。連絡管10を金属製
主材2a、2bの上部から垂直方向に設置することで金
属製主材2a、2bの背面に水平方向に設置する場合と
比べ、金属製主材2a、2bの側壁背面の配管スペース
を狭くすることができるので、溶滓樋の固定を強化でき
るばかりでなく、連絡管用ピットを作成するコストを削
減している。
【0014】また、溶滓樋の冷却水の給水側温度計1
1、排水側温度計12及び金属製主材2a、2bの温度
計13がそれぞれ検知した温度を計測する計測器14、
その温度により熱負荷計算をする計算機15、及びその
温度、熱負荷計算結果を監視するモニター16を設けて
いる。一般的に溶滓樋に適した樋材(厚みが50mm)
の場合、樋壁主材の溶滓側表面温度を1218℃から6
25℃に約600℃も低下させる。樋材の厚みと低下温
度は比例関係にあることから、使用開始直後の温度計1
3の温度(溶滓側表面温度)が625℃であり、この温
度が925℃まで上昇した場合、樋材による温度低下は
約300℃であって樋材の厚みが25mmになっている
ことがわかる。仮に樋材の浸食が均一に進行した場合、
溶滓樋の溶滓から受ける熱負荷は2倍になる。溶滓樋全
体の熱負荷を冷却水の給水温度、排水温度から計算し熱
負荷が2倍以上になる場合、局所的に樋の損耗が速い部
分があるので樋点検が必要となる。つまり、金属製主材
2a、2bに埋め込んだ温度計13の温度と給排水の温
度から計算した熱負荷の関係から、樋全体の損耗状態を
傾向的に管理できる。また、溶滓樋の耐火物層の損耗状
況を監視することで溶滓に混入した溶銑により耐火物層
が溶損し、耐火物が薄くなったことを検知できるばかり
なく、溶銑による水蒸気爆発を未然に防ぐことができ
る。
1、排水側温度計12及び金属製主材2a、2bの温度
計13がそれぞれ検知した温度を計測する計測器14、
その温度により熱負荷計算をする計算機15、及びその
温度、熱負荷計算結果を監視するモニター16を設けて
いる。一般的に溶滓樋に適した樋材(厚みが50mm)
の場合、樋壁主材の溶滓側表面温度を1218℃から6
25℃に約600℃も低下させる。樋材の厚みと低下温
度は比例関係にあることから、使用開始直後の温度計1
3の温度(溶滓側表面温度)が625℃であり、この温
度が925℃まで上昇した場合、樋材による温度低下は
約300℃であって樋材の厚みが25mmになっている
ことがわかる。仮に樋材の浸食が均一に進行した場合、
溶滓樋の溶滓から受ける熱負荷は2倍になる。溶滓樋全
体の熱負荷を冷却水の給水温度、排水温度から計算し熱
負荷が2倍以上になる場合、局所的に樋の損耗が速い部
分があるので樋点検が必要となる。つまり、金属製主材
2a、2bに埋め込んだ温度計13の温度と給排水の温
度から計算した熱負荷の関係から、樋全体の損耗状態を
傾向的に管理できる。また、溶滓樋の耐火物層の損耗状
況を監視することで溶滓に混入した溶銑により耐火物層
が溶損し、耐火物が薄くなったことを検知できるばかり
なく、溶銑による水蒸気爆発を未然に防ぐことができ
る。
【0015】
【発明の効果】請求項1〜4記載の水冷式溶滓樋は、構
造が簡単で、しかも、熱変形、溶損等が少なく安全性の
高い溶滓樋となり、樋コストの低減と樋材更新作業の低
減を図ることが可能となり、この分野における効果は大
きい。
造が簡単で、しかも、熱変形、溶損等が少なく安全性の
高い溶滓樋となり、樋コストの低減と樋材更新作業の低
減を図ることが可能となり、この分野における効果は大
きい。
【図1】(a)、(b)はそれぞれ本発明の一実施の形
態に係る水冷式溶滓樋を示す側断面、斜視図である。
態に係る水冷式溶滓樋を示す側断面、斜視図である。
1:水冷配管、2a、2b:金属製主材、3:樋材、
4:耐火物、5:耐熱高熱伝導性材、6:水冷配管押さ
え金物、7:高炉鋳床耐火物、8:倒れ込み防止部材、
9:溶滓付着物層、10:連絡管、11:給水温度計、
12:排水温度計、13:金属製主材用温度計、14:
計測器、15:計算機、16:監視用モニター
4:耐火物、5:耐熱高熱伝導性材、6:水冷配管押さ
え金物、7:高炉鋳床耐火物、8:倒れ込み防止部材、
9:溶滓付着物層、10:連絡管、11:給水温度計、
12:排水温度計、13:金属製主材用温度計、14:
計測器、15:計算機、16:監視用モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 顕 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 Fターム(参考) 4K015 EC02
Claims (4)
- 【請求項1】 高炉鋳床に形成した凹部内に配置され、
冷却媒体の流通部を有する金属製主材を側壁部とし、そ
の内周部を樋材でライニングした溶滓樋において、前記
溶滓樋の樋底の中央部を除く部分に金属製主材を設け、
更に前記中央部に耐火物を設けたことを特徴とする水冷
式溶滓樋。 - 【請求項2】 請求項1記載の水冷式溶滓樋において、
前記溶滓樋の樋底の少なくとも1/5以上で、多くとも
前記内周部の樋材の側壁側と樋底側のコーナー部の下方
までに前記耐火物を設けたことを特徴とする水冷式溶滓
樋。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の水冷式溶滓樋にお
いて、前記内周部の樋材の側壁側と樋底側のコーナー部
の下方に、冷却媒体を流通する金属製主材を配すること
を特徴とする水冷式溶滓樋。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の水
冷式溶滓樋において、前記高炉鋳床の凹部を構成する耐
火物と前記側壁部の金属製主材の側壁とを連結する倒れ
込み防止部材を設けて該側壁部の金属製主材の倒れ込み
を防止することを特徴とする水冷式溶滓樋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123751A JP2000319712A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 水冷式溶滓樋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123751A JP2000319712A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 水冷式溶滓樋 |
Publications (1)
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-
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