JP2000320290A - 長尺フェース注入工法 - Google Patents
長尺フェース注入工法Info
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Abstract
定させる。 【解決手段】 トンネル切羽面2から、切羽以奥に向け
てほぼ水平方向をなして、単位長さのインナロッドとア
ウタケーシングロッドとからなる2重管構造ボルト15
を、所定長さの埋設ごとに接続して打設していき、設計
ロッド長分の埋設を完了した後にインナロッドのみを抜
管し、地山内に残置されたアウタケーシングロッド20
内に注入材を注入してアウタケーシングロッド20周囲
を補強し、切羽2の安定を図るようにした長尺フェース
注入工法であって、アウタケーシングロッド20のう
ち、先頭管22に後続する中間管23及び端末管24に
樹脂管を用いた。
Description
法に係り、山岳トンネル工事において、自立が困難な切
羽の安定を図るために、切羽に長尺の注入フェースボル
トを施工するようにした長尺フェース注入工法に関す
る。
破砕帯等に遭遇した場合等、切羽が自立せず、切羽の押
し出しや流れ目に沿った滑りの発生により崩壊してしま
い、掘進が困難な状況となることがある。このような場
合には切羽面と切羽以奥の地山の安定のために種々の補
強工法がとられている。たとえば従来の鏡ボルト工法で
は、鋼製ボルトあるいは掘削機械による破砕が容易なガ
ラス繊維補強(GRP)ボルトを切羽の全面に対して水
平方向に所定ピッチで打設し、切羽面での崩壊を防止す
るようになっている。また、切羽からの湧水のおそれが
ない場合には切羽面に薄層の吹付コンクリートを施工し
て切羽の崩壊を防止している。
よる地山補強効果を期待した鏡注入ボルト工法がある
(図6参照)。たとえばこの工法では、トンネル50の
天端51及び上半の地盤安定のためにフォアパイリング
52を先行打設するとともに、ロックボルトジャンボ5
6を用いて、長さ3mのφ20〜25mmの鋼管有孔パ
イプボルト55を切羽面に打設する。この有孔パイプボ
ルト55の打設後に各パイプ55内に注入材57として
のシリカレジンフームを注入し、切羽以奥の地山安定を
図っている。そして支保工建て込み間隔(本例では1m
ピッチ)の掘削が進行するたびに、次のサイクルで別の
ボルトパターンによる同数本のボルト打設を行い、切羽
全面の注入改良を図っている。
入ボルト工法を採用した場合には、切羽より3m以奥の
先行ゆるみを防止することを期待できないため、地質条
件によっては切羽背面の地山から切羽面にかけて崩落が
起こるおそれがあり、十分なボルトとしての補強効果が
得られない。また、掘削の進行に伴い、掘削サイクルご
とに切羽面から露出した分の鋼管を溶断する必要があ
る。このため、切羽のボルト打設本数が多くなると、鋼
管の切断作業工程が作業工程のうち大きな割合を占め、
掘削作業の進行が十分確保できないという問題がある。
術が有する問題点を解消し、切羽後方における地山状況
にも確実に対処でき、切羽の掘削作業の進行の低下を招
かないようにした長尺フェース注入工法を提供すること
にある。
に、本発明はトンネル切羽面から、切羽以奥に向けてほ
ぼ水平方向をなして、単位長さのインナロッドとアウタ
ケーシングロッドとからなる2重管構造ボルトを、所定
長さの埋設ごとに接続して打設していき、設計ロッド長
分の埋設を完了した後に前記インナロッドのみを抜管
し、地山内に残置された前記アウタケーシングロッド内
に注入材を注入して該アウタケーシングロッド周囲を補
強し、前記切羽の安定を図るようにした長尺フェース注
入工法であって、前記アウタケーシングロッドのうち、
先頭管に後続する中間管及び端末管に樹脂管を用いたこ
とを特徴とする。
先頭管と同様に注入材吐出孔が管周面に所定ピッチで形
成されたものである。
工法の一実施の形態について、添付図面を参照して説明
する。図1は本発明の長尺フェース注入工法によって、
トンネル1の切羽2の安定のために複数本の長尺フェー
スボルト10が切羽面にほぼ水平をなして打設された状
態を示したトンネル切羽近傍におけるトンネル縦断面図
である。これらの長尺フェースボルト10は、同図に示
した複数のブームを搭載したホイールタイプのドリルジ
ャンボ3によって所定のピッチをあけて切羽面2に打設
されたものである。なお、このトンネル1ではトンネル
天端4及び上半側壁上部の地山5の安定を図るために、
支保工6の建て込みピッチに合わせて所定本数のフォア
パイリング7が打設されている。
強パターンの1例として、1本約3mの単位管を接続し
て全長約12mとした中空管状の継ぎボルト構造となっ
ている。この中空間管構造の部分は後述するように、2
重管の外管(以下、アウタケーシング20と記す。)に
相当し、地山5内に残置される。このアウタケーシング
ロッド20は、先端にリングビット21が装着されてお
り、地山掘削時に油圧ドリフタ(図示せず)によって付
与された所定の押圧、回転力により地山5を削孔可能な
自穿能力を備えている。本実施の形態では先頭管22と
して外径φ=114.3mm(100A)、肉厚t=6
mmの鋼管パイプ(たとえばJIS STK400)が
使用されており、この先頭管22の先端にリングビット
21が装着されている(図2参照)。
ーシングロッド20は図1に示した全体構成にあるよう
に本実施の形態では、先頭管22が長さ3mの鋼管であ
るのに対して、先頭管22の後端に接続される中間管2
3には、先頭管22と同径、同長の2本の塩化ビニル管
(VP100)が用いられている。さらに中間管23の
後端には終端部24aが切羽面1からトンネル側に突出
する端末管24が接続されている。なお、中間管23、
端末管24の材質としては塩化ビニル樹脂に限られず、
削孔時の耐摩耗性、注入材に対しての耐薬品性が得られ
る樹脂管であれば、種々の管状体が採用可能である。
ウタケーシングロッド20のうち、先頭管22、中間管
23の表面には図2に示したように、その周面全面にわ
たり所定間隔で注入材吐出孔25、25…が形成されて
いる。この注入材吐出孔25は、図2に示したように、
端末管24の口元から管内に注入された注入材を、さら
に地山内に浸透させるための注入材の排出孔であり、端
末管24には設けられていない。このため、切羽面2の
口元から注入された注入材は、先頭管22、中間管23
の範囲で、図2に模式的に示したようにコラム状に地山
内に浸透し、切羽の安定性を向上させることができる。
プのセメントミルク、シリカレジンフォーム、ウレタン
系薬液等が好適であり、図示しない注入設備に関しても
従来の2重管構造ボルトのアウタケーシングに注入する
タイプのものであれば、パッカー方式、リターン方式
等、種々の注入設備が使用できる。
を地山5に埋設する際に組み立てられる2重管構造ボル
ト15の断面構成を模式的に示した断面図である。この
2重管構造ボルト15は前述したアウタケーシングロッ
ド20と、インナロッド30とから構成されている。ア
ウタケーシングロッド20は図4に示した単位管を接続
して所定長さに組み立てられている。同様にインナロッ
ド30は図5に示した単位ロッドを接続してアウタケー
シングロッド20とほぼ同等の長さになるように接続し
て組み立てられている。
たように、先端のリングビット21と、リングビット2
1と先頭管22とを接続させるケーシングシュー26
と、先頭管22と、本数を調整することで全体長さを規
定する中間管23と、切羽位置にくる端末管24とを接
続して構成されている。これらのうち中間管23はリン
グビット21及び先頭管22が地山内に埋設されるのに
合わせて切羽位置で埋設される管の後端に継がれる。ま
た、端末管24の油圧ドリフタ側にはくり粉及び循環水
を管外に排出するためのディスチャージヘッド27が連
結されている。各接続部にはテーパ形状のはめ合い構造
が採用されている。
ビット21と同一削孔面を構成するインナビット31
と、このインナビット31を、ウイングカップリング3
2を介して中継ぎロッド33の先端に取り付けるエクス
テンションロッド34と、各中間ロッド33を連結する
カップリング35とから構成されている。中継ぎロッド
33は中心軸に沿って水孔が形成された公知の中空鋼材
形状ロッドで、単位長3mを基本としている。中継ぎロ
ッド33の油圧ドリフタ側端には異径スリーブ36が装
着されている。この異径スリーブ36を介してドリフタ
のシャンク8(図3参照)に中継ぎロッド33端を接続
することができる。各接続部にはネジ構造が採用されて
いる。
5(図3)は、図1に示したドリルジャンボ3上でほぼ
水平方向をなし、その先端が切羽の所定の削孔位置に位
置決めされたガイドシェル上にセットされ、油圧ドリフ
タの運転により順次切羽面2に埋設されていく。アウタ
ケーシングロッド20及びインナロッド30は所定単位
長分の埋設を行った段階でガイドシェル上で接続され、
端末管24分までの埋設を完了した段階で、インナロッ
ド30全体が引き抜かれる。そしてアウタケーシング内
部の洗浄を行った後に注入材40がアウタケーシングロ
ッド20内に注入される。アウタケーシングロッド20
内に注入された注入材40はパイプ表面に形成された吐
出孔25を介して地山5に浸透していく(図2参照)。
削機械により行う。このとき1間(1〜1.5m)の掘
削範囲の地山内にはアウタケーシングロッド20の一部
が露出するが、材質が塩化ビニル管であるため、掘削機
械による地山掘削と同時に容易に切断破砕できる。この
ため、従来のようにパイプ切断作業の工程を省略するこ
とができる。
ース注入工法によれば、確実に切羽の安定を図ることが
できるとともに、掘削作業の進行においても、注入作業
回数が大幅に減少し、またボルト除去等の付帯作業を伴
ないため、効率的なトンネル掘削を行うことができる。
切羽補強工への適用の一実施の形態を示したトンネル縦
断面図。
大図。
ド、アウタケーシングロッドの構成を模式的に示したボ
ルト断面図。
体構成図。
強工の施工状態を示したトンネル縦断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】トンネル切羽面から、切羽以奥に向けてほ
ぼ水平方向をなして、単位長さのインナロッドとアウタ
ケーシングロッドとからなる2重管構造ボルトを、所定
長さの埋設ごとに接続して打設していき、設計ロッド長
分の埋設を完了した後に前記インナロッドのみを抜管
し、地山内に残置された前記アウタケーシングロッド内
に注入材を注入して該アウタケーシングロッド周囲を補
強し、前記切羽の安定を図るようにした長尺フェース注
入工法であって、前記アウタケーシングロッドのうち、
先頭管に後続する中間管及び端末管に樹脂管を用いたこ
とを特徴とする長尺フェース注入工法。 - 【請求項2】前記中間管は塩化ビニル管からなり、前記
先頭管とともに注入材吐出孔が管周面に所定ピッチで形
成されたことを特徴とする請求項1記載の長尺フェース
注入工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129450A JP2000320290A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 長尺フェース注入工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129450A JP2000320290A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 長尺フェース注入工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320290A true JP2000320290A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15009791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11129450A Pending JP2000320290A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 長尺フェース注入工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000320290A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1217167A3 (en) * | 2000-12-22 | 2004-12-08 | Shulin Xu | Multi-purpose anchor bolt assembly |
| CN110284902A (zh) * | 2019-05-09 | 2019-09-27 | 中国铁路总公司 | 掌子面注浆参数设计方法 |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11129450A patent/JP2000320290A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1217167A3 (en) * | 2000-12-22 | 2004-12-08 | Shulin Xu | Multi-purpose anchor bolt assembly |
| CN110284902A (zh) * | 2019-05-09 | 2019-09-27 | 中国铁路总公司 | 掌子面注浆参数设计方法 |
| CN110284902B (zh) * | 2019-05-09 | 2021-05-11 | 中国铁路总公司 | 掌子面注浆参数设计方法 |
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Legal Events
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| A521 | Written amendment |
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