JP2000320310A - 吸排気弁の電磁駆動装置 - Google Patents
吸排気弁の電磁駆動装置Info
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Abstract
打音や摩耗音の発生を防止すると共に、機関への搭載性
を向上する。 【解決手段】 吸気弁23を摺動自在に保持したシリン
ダヘッド21の上面に、固定されたケーシング29の内
部にアーマチュア30、開閉弁用電磁石31,32及び
開弁側スプリング33とが収納されている。閉弁側スプ
リング28は、保持孔27底面との間に弾装されてい
る。また、前記アーマチュアの中央にガイドロッド38
を介して固定されたほぼ正方形の矩形枠状のフォロア部
材45の内部に、第1,第2フォロア面45a,45b
に当接する第1,第2カム面52,53をそれぞれ有す
る2つの揺動カム46、47を揺動自在に収容した。
Description
燃機関の吸排気弁を主として電磁力で開閉駆動する電磁
駆動装置に関する。
例えば特開平8−21220号公報等に記載されている
ものが知られている。
のシリンダヘッド1に摺動自在に設けられた吸気弁2
と、吸気弁2を開閉駆動する電磁駆動機構3とを備えて
いる。
開閉する傘部2aと、該傘部2aの上端部に一体に設け
られたバルブステム2bとを有している。
上に固定されたケーシング5内に挿通されたバルブステ
ム2bの上端部に円板状のアーマチュア6が固定されて
いると共に、ケーシング5の内部上下位置に前記アーマ
チュア6を吸引して吸気弁2を開閉作動させる閉弁用電
磁石7及び開弁用電磁石8が配置されている。
6の上面との間には、吸気弁2を開方向へ付勢する開弁
側スプリング9が弾持され、一方、シリンダヘッド1上
面のシート溝底面とアーマチュア6の下面との間には、
吸気弁2を閉方向へ付勢する閉弁側スプリング10が弾
持されている。さらに、前記各電磁石7,8は、夫々の
コイルに増幅器11を介して電子制御ユニット12から
の制御電流が出力されるようになっている。
センサ13や閉弁用電磁石7の温度検出センサ14から
の検出信号に基づいて両電磁石7,8の通電量を制御す
るようになっている。なお、図中15は電源である。
ばね力と2つの電磁石7,8による吸引力とによって、
各スプリング9,10に蓄力して位置エネルギーとして
保持し、電磁力の開放,吸引を交互に繰り返すことによ
って吸気弁2を開閉駆動させるようになっている。
来の電磁駆動装置にあっては、吸気弁2の開閉時に各電
磁石7,8の電磁吸引力が、該吸引力に対抗する各スプ
リング9,10のばね力よりも増大してしまうため、閉
弁時には傘部2aがバルブシート4aに激しく衝突し、
また開弁時にはアーマチュア6が開弁用電磁石8に衝突
してしまうおそれがある。
石7,8の吸引力増加原理を説明すれば、図13Bは、
吸気弁2開閉時の電磁吸引力特性とスプリング9,10
のばね力特性を示しており、まず、閉弁時に閉弁用電磁
石7の吸引力にアーマチュア6が上方に吸引される。よ
って、吸気弁2が上方へ摺動すると、閉弁側スプリング
10が伸長される一方、開弁側スプリング9が圧縮され
てばね力が増大し、ばね力が蓄えられる。
F信号(非通電信号)が出力される一方、開弁用電磁石
8にON信号(通電信号)が出力されて、アーマチュア
6が下方へ吸引される。これによって、吸気弁2が下方
へ摺動すると、開弁側スプリング9が伸長される一方、
閉弁側スプリング10が圧縮されてばね力が増大しばね
力が蓄えられる。
側,閉弁側の各コイルスプリング9,10の増大したば
ね力で吸気弁2の摺動速度が減速させられるが、かかる
開,閉切換時には圧縮及び伸長したばね反力に加えて吸
引側の電磁石7,8の吸引力が急激に増加する。つま
り、各電磁石7,8の電磁吸引力は、アーマチュア6と
電磁石7,8の各固定コア7a,8aとの間の距離のほ
ぼ2乗に反比例して増大する。したがって、かかる増大
した吸引力が各スプリング9,10の圧縮,伸長側の合
成ばね力に打ち勝ってアーマチュア6を十分に減速させ
ることなく、上方あるいは下方向へ急激に移動させる。
ように、最大開時と閉時に急激なリフト,ダウン変化
し、この結果、閉時には傘部2aがバルブシート4aに
衝突し、開時にはアーマチュア6が開弁用電磁石8に衝
突して、夫々大きな打音を発生させると共に、アーマチ
ュア6やバルブシート4a等の摩耗や破損を惹起するお
それがある。
aをバルブシート4aに対して適切な面圧で当接させる
ために、閉弁用電磁石7の吸引力と開弁側スプリング9
のばね力とを適度にバランスさせる必要がある。しか
し、各スプリング9,10の経時変化によるへたりやバ
ルブステム2bの熱膨張、及びバルブシート4aの摩耗
等に起因してアーマチュア6と電磁石7の固定コア7a
のギャップ変化が生じて電磁力が大きく変化してしま
う。
傘部2aとバルブシート4aとの間にクリアランスが発
生してシール性が失われたり、またはシート部に異物が
堆積しやすくなって、バルブの放熱性が悪化してバルブ
の溶損などを招くおそれがある。
ダヘッド1上に組み付けるには、まず吸気弁2をシリン
ダヘッド1下方から挿入して、バルブステム2b上端部
に、開弁用電磁石8を取り付けた後、該バルブステム2
bにアーマチュア6を固定しなければならない。つま
り、シリンダヘッド1上で電磁駆動機構3を組み付けな
ければならないため、その組み付け作業が煩雑となる。
特に、かかる組み付け中に前記のように適正な閉弁保持
力を得るためにアーマチュア6の上限,下限位置の正確
な調整が要求されるので、さらに組み付け作業能率が低
下するおそれがある。
の課題に鑑みて案出されたもので、請求項1記載の発明
は、機関の吸排気弁に連係するアーマチュアと、該アー
マチュアを吸引して前記吸排気弁を開作動及び閉作動さ
せる開弁用,閉弁用の電磁石とを備えた吸排気弁の電磁
駆動装置において、前記アーマチュアの往復動に連動し
かつ一対のフォロア面を有するフォロア部材と、アーマ
チュアの上下動に伴いフォロア部材の各フォロア面に転
接して吸排気弁の開閉作動の終端域における開閉速度を
制動するカム面をそれぞれ有する一対の揺動カムと、該
各揺動カムを、それぞれ対応する前記各フォロア面方向
に付勢する付勢部材とを備えた制動機構を設けたことを
特徴としている。
にアーマチュアが開弁用電磁石によって吸引され、かつ
例えば開弁側ばね部材のばね力により下降してフォロア
部材が一方の揺動カムを下方へ押圧すると、この揺動カ
ムのカム面のランプ部が一方のフォロア面に転接し、や
がてベース部に達してフォロア部材の下降を停止させ
る。同時にフォロア部材は、例えば吸気弁のバルブステ
ムを押圧して下降、つまり開弁停止させる。
非通電され、閉弁用電磁石に通電されてアーマチュアが
該閉弁用電磁石に吸引されると共に、例えば閉弁側ばね
部材によって吸気弁も閉弁方向へ上昇する。
フォロア部材の上下動に伴って各揺動カムのそれぞれの
カム面が対向する各フォロア面上を転接して、吸気弁の
開閉作動の終端域では、一方のフォロア面に対する一方
のカム面の当接位置がベース部側からランプ部を経てリ
フト部側へ転接すると、他方のフォロア面に対する他方
のカム面の当接位置がリフト部側からランプ部を経てベ
ース部側へ転移する。
がフォロア部材を介して各揺動カムに伝達されることに
よって生じる該各揺動カムの回転中心まわりのモーメン
トは零に近づく。したがって各揺動カムは、徐々に回転
速度が小さくなって停止する。これに伴ってアーマチュ
アは、そのストロークエンドでその速度が可及的に小さ
くなると共に、吸排気弁は、同じくそのストロークエン
ドで大きな衝突音の発生を防止できる。
アのほぼ中央位置に、矩形枠状に形成された前記フォロ
ア部材を連結すると共に、該フォロア部材の上下端壁の
対向する内面をそれぞれフォロア面に形成し、かつ該フ
ォロア部材の内部に、それぞれのカム面が前記各フォロ
ア面に転接する前記2つの揺動カムを収容したことを特
徴としている。
ベース部と各フォロア面との当接位置で、前記アーマチ
ュアの上下面と対向する前記各電磁石との間に微小隙間
を形成するようにしたことを特徴としている。
両揺動カムの間に設けられた1つの捩りコイルばねによ
って構成したことを特徴としている。
カムを、一本のカム支軸に同軸上に支持したことを特徴
としている。
アとフォロア部材の上端部とをガイドロッドを介して連
結すると共に、前記フォロア部材の下端部に吸排気弁の
バルブステム上端部を連繋し、かつ前記カム支軸の軸心
を、前記ガイドロッドの軸線上とバルブステムの軸線上
の少なくともいずれか一方に交差する位置に配置したこ
とを特徴としている。
動装置を吸気側に適用した第1の実施形態を示し、シリ
ンダヘッド21内に形成された吸気ポート22の開口端
を開閉する吸気弁23と、該吸気弁23を開閉作動させ
る電磁駆動機構24と、吸気弁23と電磁駆動機構24
との間に介装された制動機構25とを備えている。
ト22開口端の環状バルブシート22aに離着座して該
開口端を開閉する傘部23aと、該傘部23aの上面中
央に一体に設けられてバルブガイド26を介してシリン
ダヘッド21内を摺動する弁軸であるバルブステム23
bとを備えている。また、この吸気弁23は、バルブス
テム23bのステムエンド23cにコッタを介して固定
されたリテーナ23dと、シリンダヘッド21内に形成
された保持孔27底面との間に弾装された閉弁用ばね部
材である閉弁側スプリング28のばね力で閉方向に付勢
されている。
21上に設けられたケーシング29と、該ケーシング2
9内に上下動自在に収納された円板状のアーマチュア3
0と、ケーシング29内のアーマチュア30を挟んだ上
下位置に固定された上側の閉弁用電磁石31及び下側の
開弁用電磁石32と、アーマチュア30などを介して吸
気弁23を開方向に付勢するばね部材である開弁側スプ
リング33とを備えている。
に、シリンダヘッド21上に4本のボルト34で固定さ
れた金属製の本体29aと、該本体29aの上端部にビ
ス35で固定された非磁性材のカバー29bとからな
り、該カバー29側の内周面に非磁性材の筒状ホルダー
36が配置されている。また、この筒状ホルダー36
は、開口上端に閉弁用電磁石31を保持した段差径状の
非磁性材の蓋部37が固定されていると共に、下端部に
開弁用電磁石32を保持した底壁36aを一体に有して
いる。尚、前記蓋部37の中央には、エア抜き孔37a
が貫通形成されている。
石31,32に対向配置され、中央には下方へ延出した
支軸であるガイドロッド38の上端部38aがナット固
定されていると共に、このガイドロッド38の下端部に
制動機構25の後述するフォロア部材45が一体に設け
られている。前記ガイドロッド38は、底壁36aの中
央に有する筒壁36b内に嵌挿固定された筒状ガイド部
39を介して上下摺動自在に支持されていると共に、そ
の軸心Xが吸気弁23のバルブステム23bの軸心Yと
同軸心上に配置されている。
コア31a,32aが横断面略U字形に形成され、互い
にアーマチュア30を介して所定の比較的小さな隙間を
もって対向配置され、固定コア31a,32aの内部に
電磁コイル31b,32bが巻装されている。この電磁
コイル31b,32bには、後述する電子制御ユニット
40からの通電−非通電信号が出力されて、アーマチュ
ア30を上方あるいは下方へ吸引あるいは吸引を解除す
るようになっている。
ア30の上面中央と蓋部37の下面との間に弾装され
て、そのばね力が各電磁石31,32の消磁時には、前
記閉弁側スプリング28のばね力とバランスしてアーマ
チュア30を両電磁石31,32のほぼ平衝中立位置に
保持するようになっており、その状態で吸気弁23は閉
弁位置及び開弁位置のほぼ中間位置に保持される。
ンク角センサ41,機関回転数センサ42,閉弁用電磁
石31の温度を検出する温度センサ43及び機関負荷を
検出するエアフローメータ44からの夫々の検出値に基
づいて、閉弁用,開弁用電磁石31,32に通電−非通
電を相対的に繰り返し出力している。ここで、前記クラ
ンク角センサ42からの回転角検出値は、吸気弁23の
開閉タイミングをクランクシャフトの回転と同期制御す
るためのものであり、機関回転数検出センサ43からの
検出値つまりクランクシャフトの回転数の検出値は、該
回転数によって変化する各電磁石31,32の吸引許容
時間に対処するために利用され、さらに、温度センサ4
3の検出値は、温度上昇による閉弁用電磁石31の電磁
コイル31bの通電抵抗増大に対処するためのものであ
る。また、エアフローメータ44による機関負荷検出値
は、機関回転数検出値とともに吸気弁23の開閉タイミ
ングを最適に制御するために利用するものである。
2に示すように前記ガイドロッド38の下端部38bに
一体に設けられたフォロア部材45と、このフォロア部
材45の内部に回動自在に保持された2つの揺動カム4
6、47と、該各揺動カム46、47をフォロア部材4
5の後述するフォロア面45a,45b方向へ付勢する
付勢部材である2つの捩りコイルばね48、49とから
主として構成されている。
形枠状に形成され、対向する上端壁の下面と下端壁の平
坦な上面が夫々第1フォロア面45aと第2フォロア面
45bとして構成されており、上端壁の上面中央に前記
ガイドロッド38の下端部が一体に連結されていると共
に、下端壁の下面中央に有する突起部45cの先端がバ
ルブステム23bのステムエンド23cに当接してい
る。
ように本体29aの内面に突出した対向ボス部52a,
52b間に貫通固定されたカム支軸51に中央孔46
a,47aを介して回転自在に支持されている。つま
り、両揺動カム46、47は、カム支軸51に同軸上に
設けられて、互いに摺接状態に隣接配置されている。ま
た、前記カム支軸51は、その軸線Qが前記ガイドロッ
ド38の軸線X及びバルブステム23bの軸線Yと交差
する位置に配置されている。さらに、各揺動カム46、
47は、図3A,Bにも示すように正面ほぼ雨滴状に形
成されて、第1揺動カム46の上半分の上面全体が前記
第1フォロア面45aに転接する弁開き側の第1カム面
52として構成され、第2揺動カム47の下半分の下面
全体が第2フォロア面45bに転接する弁閉じ側の第2
カム面53として構成されている。
は、それぞれ所定のプロフィールに形成され、それぞれ
ベース部である第1,第2基円部52a,53a側の第
1,第2ランプ部52b,53bが緩やかな凸面に形成
されていると共に、先端側の第1,第2リフト部52
c,53cが第1,第2ランプ部52b,53bの曲率
より小さな曲率の凸面に形成され、さらに第1、第2リ
フト部52c,53cより先端側に曲率の大きな凸面の
第3,第4ランプ部52d.53dが形成されている。
角θに対するフォロア部材45のリフト曲線は、図4に
示すようなS字曲線特性となるように設定されており、
前記第3,第4ランプ部52d.53dの存在によって
第1,第2カム面52,53と第1,第2フォロア面4
5a,45bの接触点移動長さが小さくなるため、フォ
ロア部材45も小型化できると共に、アーマチュア30
の上下動の切り換え時における各カム面52,53の摺
動方向切換を滑らかに行うことができる。
図6に示すように各カム面52,53の基円部52a,
53aが各フォロア面45a,45bに当接した位置
で、前記アーマチュア30の上下面と対向する各電磁石
31,32の上下面との間に微小隙間Go,Gcを形成
するように基円部52a,53aの外径が設定されてい
る。
は、図2に示すようにカム支軸51の外周に巻装され
て、各一端部48a、49aが両ボス部50a,50b
内に挿通係止されている一方、他端部48b,49bが
各揺動カム46、47の先端側カムノーズ部の中央位置
に挿通係止されている。したがって、各揺動カム46、
47は、該各捩りコイルばね48、49のばね力によっ
て各カム面52、53が対応する各フォロア面45a,
45bに弾接するように付勢されている。
ず機関停止時には、両電磁石31,32の各電磁コイル
31b,32bに電子制御ユニット40から通電信号が
出力せず、非通電状態となっている。このため、アーマ
チュア30は、図1に示すように、両スプリング28,
33の相対的なばね力によって隙間S内のほぼ平衝中立
位置に保持され、したがって、吸気弁23もバルブシー
ト22aから若干離れた中立位置になっている。この時
点での各揺動カム46、47は、捩りコイルばね48、
49のばね力で両カム面52,53が各フォロア面45
a,45bに弾接している。
から開弁用電磁石32の電磁コイル32bに通電信号が
出力されると、図5に示すようにアーマチュア30が該
電磁石32に吸引され、かつ開弁側スプリング33のば
ね力によって下降する。このため、フォロア部材45も
ガイドロッド38を介して下降して下端部38bでステ
ムエンド23dを下方へ押圧する。これによって、吸気
弁23は、閉弁側スプリング28のばね力に抗して下降
ストローク、つまり開弁方向へストロークする。
石32への通電が遮断され、閉弁用電磁石31の電磁コ
イル31bに通電されるため、アーマチュア30は、図
6に示すように電磁石31の吸引力と閉弁側スプリング
28とのばね力によって開弁側スプリング33のばね力
に抗してフォロア部材45を上昇させる。これによって
吸気弁23は、閉弁側スプリング28のばね力によって
上昇して傘部23dがバルブシート22aに着座して閉
弁する。
第1、第2揺動カム46、47は、前記フォロア部材4
5の上昇あるいは下降に伴って捩りコイルばね48、4
9のばね力に抗して各カム面52,53が各フォロア面
45a,45bに転接しつつカム支軸51を中心に時計
方向あるいは反時計方向へ回動するため、図7に示すよ
うに吸気弁23の開閉作動の終端域(破線丸域)で効果
的な緩衝制動作用が得られる。
磁吸引力と閉弁側スプリング28のばね力とによってバ
ルブステム23bが上昇するに連れて第2揺動カム47
との当接点Pは、図5及び図6に示すように第2ランプ
部53dから基円部53a側に転移する。このため、図
7に示すように、捩りコイルばね49が、揺動カム47
とフォロア面45bを介してフォロア部材45を押し下
げようとする力が増大する。この押し下げ力がアーマチ
ュア30と吸気弁23の閉ストロークの終端域で制動力
となり、アーマチュア30と吸気弁23を緩やかに減速
し、やがて基円部53aにフォロア面45bが当たって
停止する。したがって、アーマチュア30と吸気弁23
は閉ストロークの終端域で効果的に制動される。
じる。したがって、基本的に揺動カム46の第3ランプ
部52dから基円部52aで機械的にアーマチュア30
の急激な動きを抑制することが可能になり、この結果、
吸気弁23は、開ストロークの終端域でなだらかな作動
特性が得られる。要するに、各揺動カム46、47が開
閉側スプリング33,28と各電磁石31,32の吸引
力によって揺動し、回転モーメントが作用することによ
って制動力が大きくなり、緩衝作用が得られるのであ
る。
33及び各捩りコイルばね48、49のアーマチュア3
0に作用するばね合力は、図7Bに示すようにアーマチ
ュア30の上限,下限付近からそれぞれ急激に増大する
特性となり、この増大特性がそれぞれ吸気弁23の開時
及び閉時の終端域の制動力として有効に作用する。
丸破線)に示すように開閉作動時に安定した緩衝作用が
得られる。この結果、傘部23aとバルブシート22a
及びアーマチュア30と開弁電磁石32との激しい衝突
が回避され、打音や摩耗あるいは破損等の発生が防止さ
れる。
すようにアーマチュア30の最大上昇,下降時におい
て、各揺動カム46、47によってアーマチュア30の
上下面と各電磁石31,32の対向面とに間に積極的な
微小隙間Go,Gcを形成したため、アーマチュア30
と各電磁石31,32との衝突を一層確実に回避するこ
とができる。
と吸気弁23とは別体に設けられ、フォロア部材45が
吸気弁23を押し下げていない時(閉弁時)、すなわち
ガイドロッド下端部38bとステムエンド23dの当接
点に極微小な隙間を有する状態では、吸気弁23は閉弁
用スプリング28のばね力によって安定かつ確実に閉弁
方向に付勢することができるため、常に傘部23aとバ
ルブシート22aとの確実な密着性が得られる。
8の配置構成は、従来から採用されているカムシャフト
式の動弁構造と同じであるから、これらのシリンダヘッ
ド21への組み付けが容易になると共に、電磁駆動機構
24と制動機構25がケーシング29内に一体的に取り
付けられ、これらを予めユニット化した上で、シリンダ
ヘッド21上に組み付けることができるため、従来のよ
うにシリンダヘッド上での細かな組み付け作業が不要と
なり、装置全体の機関への搭載性(組付作業性)が良好
になる。
動カム46、47を設けて、各カム面52、53が捩り
コイルばね48、49のばね力によって各フォロア面4
5a,45bに常時弾接させるようにしたため、該各カ
ム面52、53と各フォロア面45a,45b間の隙間
管理が不要になる。この結果、該各摺動面の高い加工精
度が要求されないので、加工作業が容易になり、加工コ
ストの高騰を抑制できる。
ロフィールを個々に設定することができるため、アーマ
チュア30の上昇時と下降時にそれぞれ最適な制動特性
を得ることができる。
ロア面45a,45bとの間に、経時的に摩耗が発生し
ても、両者は常時弾接されているため、前記優れた制動
機能が損なわれることはない。
前記ガイドロッド38の軸線X及びバルブステム23b
の軸線Yと交差する位置に配置されているため、揺動カ
ム46、47の摺動時におけるガイドロッド38の倒れ
が防止される。
ストローク時の終端域において第1カム面53に大きな
荷重が作用するが、この作用点は、揺動カム46の揺動
に伴い第2ランプ部53bから移動して第2基円部53
aに達した点であり、軸線Qの真下に位置する。そし
て、この作用点が、ガイドロッド38の軸線Xから外れ
た場合、あるいはバルブステム23bの軸線Yから外れ
た場合のいずれにおいても、フォロア部材45にモーメ
ントが発生してガイドロッド38が倒れるため、該ガイ
ドロッド38が筒状ガイド39の内周面に片当たりして
両者間に大きなフリクションや摩耗が発生するおそれが
ある。
X及び軸線Yと交差するように配置されていることか
ら、ガイドロッド38の倒れ現象が回避されるため、前
述した大きなフリクションや摩耗の発生が防止される。
が、軸線Xあるいは軸線Yのいずれか一方に交差するよ
うに配置されれば有効に発揮される。
は軸線Yに対して、例えば、図1に示す配置で若干左方
向にずらせてフォロア部材45を、軸線Xを中心として
ほぼ対称形状に形成することも可能である。この場合、
ガイドロッド38の倒れが若干生じるものの、該フォロ
ア部材38のコンパクト化が図れると共に、フォロア部
材38の組み付け時に横方向の向きを特定する必要がな
くなるため、組付性が良好になる。
示し、制動機構25の両揺動カム46、47を各フォロ
ア面45a,45b方向へ付勢する付勢部材を1つの捩
りコイルばね54によって構成したものである。
カム46、47の間に配置されて、螺旋状の中央部54
aがカム支軸51の外側に配置されていると共に、一端
部54bが第1揺動カム46の係止孔46aに横方向か
ら係止されている一方、他端部54cが第2揺動カム4
7の同じく係止孔47aに横方向から係止されている。
これによって、両揺動カム46、47を互いに上下反対
方向に付勢して、各カム面52,53を各フォロア面4
5a,45bに弾接させるようになっている。
ばね54で構成したため、第1実施形態のように2つ設
ける場合に比較して、省設置スペース化が図れると共
に、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
態を示し、開弁用、閉弁用スプリング28、33を廃止
すると共に、フォロア部材45の下端突起部45cがバ
ルブステム23bのステムエンド23cに連結されてい
る。すなわち、前記突起部45cは、図11に示すよう
に横方向溝60aを有するフック部60になっている一
方、ステムエンド23cは、縦方向から切欠された切割
溝61aを有する二股部61間にピン62が挿通されて
おり、前記フック部60を、横方向溝60aを介して切
割溝61aの横方向からピン62に係止させて連結する
ようになっている。また、前記各捩りコイルばね48、
49は、その軸径が第1、第2実施形態のものよりも大
きく形成されてばね力が同じく大きく設定されており、
この大きなばね力によって各揺動カム46、47を介し
て吸気弁23を開弁用、閉弁用スプリング28、33と
同じくストローク中央位置に保持するようになってい
る。
開弁用及び閉弁用のスプリング28、33が不要になる
ため、構造が簡素化されると共に、部品点数の削減によ
り製造作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
みに適用することも可能であり、排気弁側に適用した場
合は、排気弁の開時の急激な動きを規制できることによ
って燃焼ガスの急激な排出が抑制され、この結果、排気
音を低減させることが可能になる。
係る吸排気弁の電磁駆動装置によれば、特に揺動カムに
よって吸排気弁の開閉終端域における急激な開閉作動を
十分に制動できるため、傘部とバルブシート、並びにア
ーマチュアと開閉弁用電磁石との激しい衝突が緩和され
る。この結果、激しい衝突打音の発生や摩耗あるいは破
損等の発生が防止される。
磁駆動機構とは別体とし、かつ電磁駆動機構と制動機構
とをケーシング内に一体に収納してユニット化できるた
め、装置のシリンダヘッドへの組み付け作業性が向上
し、搭載性が良好になる。
ムを設けて、互いのカム面が付勢部材の付勢力によって
各フォロア面に常時弾接させるようにしたため、該各カ
ム面と各フォロア面との間の隙間管理が不要になる。こ
の結果、該各摺動面の高い加工精度が要求されないの
で、加工作業が容易になり、加工コストの高騰を抑制で
きる。
間に、経時的に摩耗が発生しても、両者は常時弾接され
ているため、前記優れた制動機能が損なわれることはな
い。
アとフォロア部材とを連結しかつ該フォロア部材内に2
つの揺動カムを収容配置したため、制動機構全体のコン
パクト化が図れると共に、アーマチュアのストロークの
位置精度が出し易くなる。
アの最大上昇、下降時において、各揺動カムによりアー
マチュアの上下面と各電磁石との対向面との間に、積極
的に微小隙間を形成したため、アーマチュアと各電磁石
との衝突を一層確実に回避することができる。
コイルばねとして部品点数を少なくしたことにより、省
設置スペース化が図れ、装置を小型化できると共に、製
造作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
カムをカム支軸に同軸上に設けたため、別個の支軸にそ
れぞれ設けた場合に比較して制動機構全体のコンパクト
化が図れると共に、各揺動カムとアーマチュアとの相対
的な位置決めが容易になるので、該アーマチュアのスト
ローク位置精度が向上する。
その軸線をガイドロッドなどとの軸線と交差する位置に
配置したため、吸排気弁の開閉ストローク時におけるガ
イドロッド等の倒れが防止される。この結果、大きなフ
リクションや摩耗の発生が効果的に抑制できる。
拡大図、Bは同第2揺動カムを示す拡大図。
ムの回転角を示す特性図
吸引力と各スプリングのばね力特性図。
の吸引力と各スプリングのばね力特性図。
Claims (6)
- 【請求項1】 機関の吸排気弁に連係するアーマチュア
と、該アーマチュアを吸引して前記吸排気弁を開作動及
び閉作動させる開弁用,閉弁用の電磁石とを備えた吸排
気弁の電磁駆動装置において、 前記アーマチュアの往復動に連動しかつ一対のフォロア
面を有するフォロア部材と、アーマチュアの上下動に伴
いフォロア部材の各フォロア面に転接して吸排気弁の開
閉作動の終端域における開閉速度を制動するカム面をそ
れぞれ有する一対の揺動カムと、該各揺動カムを、それ
ぞれ対応する前記各フォロア面方向に付勢する付勢部材
とを備えた制動機構を設けたことを特徴とする吸排気弁
の電磁駆動装置。 - 【請求項2】 前記アーマチュアのほぼ中央位置に、矩
形枠状に形成された前記フォロア部材を連結すると共
に、該フォロア部材の上下端壁の対向する内面をそれぞ
れフォロア面に形成し、かつ該フォロア部材の内部に、
それぞれのカム面が前記各フォロア面に転接する前記2
つの揺動カムを収容したことを特徴とする請求項1記載
の吸排気弁の電磁駆動装置。 - 【請求項3】 前記各カム面のベース部と各フォロア面
との当接位置で、前記アーマチュアの上下面と対向する
前記各電磁石との間に微小隙間を形成するようにしたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の吸排気弁の電
磁駆動装置。 - 【請求項4】 前記付勢部材を両揺動カムの間に設けら
れた1つの捩りコイルばねによって構成したことを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸排気弁の電磁
駆動装置。 - 【請求項5】 前記一対の揺動カムを、一本のカム支軸
に同軸上に支持したことを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載の吸排気弁の電磁駆動装置。 - 【請求項6】 前記アーマチュアとフォロア部材の上端
部とをガイドロッドを介して連結すると共に、前記フォ
ロア部材の下端部に吸排気弁のバルブステム上端部を連
繋し、かつ前記カム支軸の軸心を、前記ガイドロッドの
軸線上とバルブステムの軸線上の少なくともいずれか一
方に交差する位置に配置したことを特徴とする請求項5
に記載の吸排気弁の電磁駆動装置。
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