JP2000320529A - プロペラシャフト - Google Patents

プロペラシャフト

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JP2000320529A
JP2000320529A JP11133190A JP13319099A JP2000320529A JP 2000320529 A JP2000320529 A JP 2000320529A JP 11133190 A JP11133190 A JP 11133190A JP 13319099 A JP13319099 A JP 13319099A JP 2000320529 A JP2000320529 A JP 2000320529A
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JP
Japan
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rubber elastic
outer member
elastic body
propeller shaft
thermosetting adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP11133190A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohito Kuwayama
直仁 桑山
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rubber Industries Ltd filed Critical Tokai Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴム弾性体の捩じり剛性や特性に影響を与える
ことなく、滑りトルクの向上を図ることができるプロペ
ラシャフトを提供する。 【解決手段】プロペラシャフトは、駆動系に連結される
筒状の外側部材1と、外側部材1の内側に距離を隔てて
同軸状に配置され従動系に連結される筒状の内側部材2
と、内側部材2の外周面と外側部材1の内周面との間に
径方向に圧縮された状態で介在する複数のリング状のゴ
ム弾性体3とを備え、ゴム弾性体3と外側部材1との接
触面に、使用雰囲気中の熱により硬化が徐々に進行する
未硬化状態の熱硬化性接着剤4が塗布されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等においてト
ルク伝達に使用される防振性のプロペラシャフトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、FR車においては、エンジン
の駆動力をリヤ側のデファレンシャルに伝達するトルク
伝達部材としてプロペラシャフトが使用されている。こ
のプロペラシャフトは、筒状の外側部材と、該外側部材
の内側に距離を隔てて同軸状に配置された筒状の内側部
材と、該内側部材の外周面と前記外側部材の内周面との
間に径方向に圧縮された状態で介在し軸方向に沿って配
列された複数のリング状のゴム弾性体とから構成されて
いる。
【0003】このプロペラシャフトは、通常、内側部材
の外周面に複数のゴム弾性体を加硫接着により固着し、
その内側部材を外側部材の内部に圧入することにより組
付けられる。そして、外側部材の一端をエンジン(駆動
系)側及びデファレンシャル(従動系)側のいずれか一
方に連結するとともに、内側部材の一端をエンジン側及
びデファレンシャル側のいずれか他方に連結することに
より実車に取付けられる。これにより、外側部材と内側
部材との間に設けられたゴム弾性体を介して、エンジン
からデファレンシャルへと回転トルクの伝達が行われ
る。なお、外側部材と内側部材との間に介装されたゴム
弾性体は、ノイズ振動を低減させるために捩じり剛性の
低減を目的として設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、エンジントルクの上昇や駆動系全体の雰囲気温度
の上昇が進んでおり、これに伴い、プロペラシャフトの
滑りトルクの向上も必要となっている。この場合、初期
の滑りトルクのみではなく、使用時の雰囲気温度の上昇
に起因するゴム弾性体の老化へたり後の滑りトルクの向
上も要求されるため、より厳しい条件となる。
【0005】この要求に対して、従来では、軸方向に配
列されるゴム弾性体の個数を増やし、ゴム弾性体と内側
部材及び外側部材との接触面積を増大させることにより
滑りトルクの向上に対処していた。例えば、エンジント
ルクが20%上昇した場合には、5個であったゴム弾性
体を6個に増やすことにより対処するものである。しか
し、この場合には、重量やコストの上昇を伴うという不
具合が生じるばかりでなく、捩じり剛性も高くなってし
まうため、ノイズ振動の低減を図るように構成されるプ
ロペラシャフトにとって問題となる場合が多い。
【0006】また、ゴム弾性体と内側部材或いは外側部
材との接触面を後加温接着剤により接着することによっ
て、滑りトルクの向上を図ることも可能である。しか
し、この場合には、捩じり剛性の上昇はないものの、後
加温接着処理を施すために大掛かりな設備等が必要とな
るためコスト上昇を招くこととなり、しかも、加硫済み
ゴム弾性体に熱負荷が加えられるためゴム弾性体の物性
が変化しやすいという問題もある。
【0007】本発明は上記問題に鑑み案出されたもので
あり、捩じり剛性やゴム弾性体の特性に影響を与えるこ
となく、滑りトルクの向上を図ることができるプロペラ
シャフトを提供することを解決すべき課題とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明に係るプロペラシャフトは、駆動系及び
従動系のいずれか一方に連結される筒状の外側部材と、
該外側部材の内側に距離を隔てて同軸状に配置され前記
駆動系及び前記従動系のいずれか他方に連結される筒状
の内側部材と、該内側部材の外周面と前記外側部材の内
周面との間に径方向に圧縮された状態で介在するリング
状のゴム弾性体と、を備え、該ゴム弾性体と前記外側部
材との接触面に、使用雰囲気中の熱により硬化が徐々に
進行する未硬化状態の熱硬化性接着剤が塗布されている
という手段を採用している。
【0009】この手段によれば、プロペラシャフトが実
車に取付けられ、高温となる使用雰囲気中に晒される
と、ゴム弾性体と外側部材との接触面に塗布された未硬
化状態の熱硬化性接着剤は、使用雰囲気中の熱に加熱さ
れることにより長期にわたって硬化が徐々に進行し、そ
の接着力が徐々に増強される。これにより、使用雰囲気
での熱負荷によるゴム弾性体の老化へたりに伴う滑りト
ルクの低下が補われ、初期段階の高レベルの滑りトルク
が長期にわたって維持される。
【0010】また、本発明の熱硬化性接着剤は、使用雰
囲気中の熱を利用して硬化が徐々に進行するようにして
いるため、塗布された後の少なくとも車両等に組付けら
れて使用されるまでは未硬化状態のままとされ、加熱処
理等を施す必要がない。そのため、ゴム弾性体の特性に
影響を与えることはない。したがって、本発明のプロペ
ラシャフトによれば、捩じり剛性やゴム弾性体の特性に
影響を与えることなく、滑りトルクの向上を図ることが
できる。
【0011】なお、本発明における熱硬化性接着剤は、
ゴム弾性体と外側部材との接触面に塗布され、加熱処理
等が施されずに未硬化状態のままにされる。この熱硬化
性接着剤は、そのプロペラシャフトが実車で使用される
際に、ゴム弾性体の老化へたりの進行に応じて、使用雰
囲気中の熱により硬化が徐々に進行し、その接着力が長
期にわたって徐々に増強されるものが選択される。ま
た、硬化速度がより遅い熱硬化性接着剤を用いることも
有効となる。このような熱硬化性接着剤としては、その
熱硬化性接着剤が塗布されるべきゴム弾性体や外側部材
との相性等をも考慮すれば、例えば、塩化ゴム系接着剤
を好適に採用することができる。
【0012】また、本発明において、内側部材と外側部
材との間に介在するゴム弾性体は、径方向に圧縮された
状態にされている。このゴム弾性体の圧縮は、例えば、
ゴム弾性体が固着された内側部材を外側部材の内部に圧
入して組付けたり、或いは、ゴム弾性体が固着された内
側部材2を外側部材1の内周面との間に空隙が形成され
るように嵌挿し、外側部材1を求心方向に絞るか又は内
側部材2を遠心方向に膨出させて組付けたりする方法を
採用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。図1は本実施形態に係るプロペラシャ
フトの一部を断面で示す正面図である。本実施形態のプ
ロペラシャフトは、図1に示すように、筒状の外側部材
1と、外側部材1の内側に距離を隔てて同軸状に配置さ
れた内側部材2と、内側部材2の外周面と外側部材1の
内周面との間に径方向に圧縮された状態で介在するリン
グ状の5個のゴム弾性体3と、ゴム弾性体3と外側部材
1との接触面に塗布された未硬化状態の熱硬化性接着剤
4と、から構成されている。
【0014】外側部材1は、金属により一端が開口する
円筒状に形成されている。この外側部材1の閉口側に
は、軸方向外方に二股状に延出する連結部11が設けら
れており、この連結部11が駆動系及び従動系のいずれ
か一方に固定される連結部材13に連結されている。内
側部材2は、金属により一端が開口する円筒チューブ状
に形成されている。この内側部材2は、外側部材1の内
径よりも所定寸法小さい外径を有し、外側部材1の内側
に距離を隔てて同軸状に配置されている。この内側部材
2の閉口側には、軸方向外方に二股状に延出する連結部
21が設けられており、この連結部21が駆動系及び従
動系のいずれか他方に固定される連結部材23に連結さ
れている。
【0015】ゴム弾性体3は、ゴム材料を加硫成形する
ことによりリング状に形成されている。このゴム弾性体
3は、その内周面が内側部材2の外周面に加硫接着さ
れ、5個のゴム弾性体3が軸方向に沿って所定の間隔で
配置されている。これらゴム弾性体3が加硫接着された
内側部材2を外側部材1の内部に圧入して組付けること
により、内側部材2の外周面と外側部材1の内周面との
間に径方向に圧縮された状態で介在されている。これら
ゴム弾性体3が所定量圧縮されていることにより、適度
な捩じり剛性及び滑りトルクが付与されている。
【0016】熱硬化性接着剤4は、ゴム弾性体3と外側
部材1との接触面に塗布されており未硬化状態のもので
ある。この熱硬化性接着剤4は、各ゴム弾性体3が加硫
接着された内側部材2を外側部材1の内部に圧入して組
付ける前に、各ゴム弾性体3の外周面に塗布されてい
る。本実施形態では、熱硬化性接着剤4として、塩化ゴ
ム系接着剤(商品名「ケムロック220」「ケムロック
252」(ロードコーポレーション社製))が用いられ
ている。なお、熱硬化性接着剤4が塗布された各ゴム弾
性体3の外周面には、外側部材1への内側部材2の圧入
が円滑になるように、必要に応じて圧入液(例えば、石
鹸水やオイル等)が塗布される。
【0017】以上のように構成された本実施形態のプロ
ペラシャフトは、外側部材1の連結部11が連結部材1
3を介してエンジン側に連結されるとともに、内側部材
2の連結部21が連結部材23を介してデファレンシャ
ル側に連結されることにより実車に取付けられる。これ
により、外側部材1と内側部材2との間に設けられたゴ
ム弾性体3を介して、エンジンからデファレンシャルへ
と回転トルクの伝達が行われる。
【0018】そして、このプロペラシャフトが高温とな
る使用雰囲気中に晒されると、熱負荷によるゴム弾性体
3の老化へたりによって滑りトルクが徐々に低下する。
しかし、ゴム弾性体3と外側部材1との接触面に塗布さ
れた未硬化状態の熱硬化性接着剤4は、使用雰囲気中の
熱に繰り返し加熱されることにより、硬化が急激に進行
することなく長期にわたって徐々に進行し、その接着力
が徐々に増強される。これにより、ゴム弾性体3の老化
へたりに伴う滑りトルクの低下が補われ、初期段階の高
レベルの滑りトルクが長期にわたって維持される。
【0019】以上のように、本実施形態のプロペラシャ
フトによれば、ゴム弾性体3と外側部材1との接触面
に、使用雰囲気中の熱により硬化が徐々に進行する未硬
化状態の熱硬化性接着剤4が塗布されているため、滑り
トルクの向上を図ることができる。また、この熱硬化性
接着剤4は、塗布された後には未硬化状態のままとさ
れ、加熱処理等を施す必要がないため、ゴム弾性体3の
特性に影響を与えることがなく、プロペラシャフトの機
能品質の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプロペラシャフトの一
部を断面で示す正面図である。
【符号の説明】 1…外側部材 2…内側部材 3…ゴム弾性体 4…熱硬化性接着剤 11、21…連結部 13、23…連結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動系及び従動系のいずれか一方に連結
    される筒状の外側部材と、 該外側部材の内側に距離を隔てて同軸状に配置され前記
    駆動系及び前記従動系のいずれか他方に連結される筒状
    の内側部材と、 該内側部材の外周面と前記外側部材の内周面との間に径
    方向に圧縮された状態で介在するリング状のゴム弾性体
    と、を備え、 該ゴム弾性体と前記外側部材との接触面に、使用雰囲気
    中の熱により硬化が徐々に進行する未硬化状態の熱硬化
    性接着剤が塗布されていることを特徴とするプロペラシ
    ャフト。
  2. 【請求項2】 前記熱硬化性接着剤は、塩化ゴム系接着
    剤であることを特徴とする請求項1記載のプロペラシャ
    フト。
JP11133190A 1999-05-13 1999-05-13 プロペラシャフト Pending JP2000320529A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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