JP2000320573A - 流体式変速機のクラッチピストン - Google Patents
流体式変速機のクラッチピストンInfo
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】流体式変速機のクラッチピストンにおいて、軽
量化を図ったうえで、十分な剛性および耐久性を確保で
きる構造とすること。 【解決手段】クラッチシリンダ3の環状空間に軸方向ス
ライド可能に収納される流体式変速機のクラッチピスト
ン11であって、クラッチシリンダ3の環状内壁面で案
内される外筒部20を大小2段の段付形状とし、この外
筒部20における小径筒部21と大径筒部22との段差
寸法について、段付き外筒部20に存在する2つの連接
角部A,Bに作用する各応力が許容レベル未満となるよ
うに、特定している。これにより、クラッチピストン1
1を薄肉板材を用いて軽量化を図ったうえで十分な剛性
ならびに耐久性を確保できるようになった。
量化を図ったうえで、十分な剛性および耐久性を確保で
きる構造とすること。 【解決手段】クラッチシリンダ3の環状空間に軸方向ス
ライド可能に収納される流体式変速機のクラッチピスト
ン11であって、クラッチシリンダ3の環状内壁面で案
内される外筒部20を大小2段の段付形状とし、この外
筒部20における小径筒部21と大径筒部22との段差
寸法について、段付き外筒部20に存在する2つの連接
角部A,Bに作用する各応力が許容レベル未満となるよ
うに、特定している。これにより、クラッチピストン1
1を薄肉板材を用いて軽量化を図ったうえで十分な剛性
ならびに耐久性を確保できるようになった。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車など
に装備される流体式変速機のクラッチピストンに関す
る。
に装備される流体式変速機のクラッチピストンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の流体式変速機では、簡単に言え
ば、クラッチピストンの一側面側の油圧室に操作油が供
給されると、クラッチピストンがクラッチシリンダの案
内面に沿って移動させられ、駆動軸側のドライブプレー
トと従動軸側のドリブンプレートとを圧接させるように
なっている。
ば、クラッチピストンの一側面側の油圧室に操作油が供
給されると、クラッチピストンがクラッチシリンダの案
内面に沿って移動させられ、駆動軸側のドライブプレー
トと従動軸側のドリブンプレートとを圧接させるように
なっている。
【0003】このようなクラッチピストンについては、
油圧が印加されたときにクラッチピストンが撓まないだ
けの剛性を確保する必要がある。この剛性確保を図るに
は、クラッチピストンの板厚を厚くすればよいが、軽量
化の要求に反する。
油圧が印加されたときにクラッチピストンが撓まないだ
けの剛性を確保する必要がある。この剛性確保を図るに
は、クラッチピストンの板厚を厚くすればよいが、軽量
化の要求に反する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、本願出願
人は、クラッチピストンを階段状に屈曲させることによ
り剛性を高めることを考えた。具体的に、クラッチピス
トンにおいて、クラッチシリンダの環状内壁面で案内さ
れる筒部を大小2段に形成し、小径筒部の軸端に径方向
に沿う環状板部を一体に連接させた形状としている。な
お、段差を多くすると、加工コストが嵩むので、多くは
できない。
人は、クラッチピストンを階段状に屈曲させることによ
り剛性を高めることを考えた。具体的に、クラッチピス
トンにおいて、クラッチシリンダの環状内壁面で案内さ
れる筒部を大小2段に形成し、小径筒部の軸端に径方向
に沿う環状板部を一体に連接させた形状としている。な
お、段差を多くすると、加工コストが嵩むので、多くは
できない。
【0005】このような形状のクラッチピストンでは、
剛性を高めることができるものの、段差寸法を適正に管
理しなければ、耐久性が低下することを知見した。すな
わち、油圧印加に伴い前記小径筒部と環状板部との連接
角部および大径筒部と環状段壁面部との連接角部に作用
する各応力に差が生じるような場合に、応力大となる側
の連接角部が早期段階で疲労破損しやすくなる。
剛性を高めることができるものの、段差寸法を適正に管
理しなければ、耐久性が低下することを知見した。すな
わち、油圧印加に伴い前記小径筒部と環状板部との連接
角部および大径筒部と環状段壁面部との連接角部に作用
する各応力に差が生じるような場合に、応力大となる側
の連接角部が早期段階で疲労破損しやすくなる。
【0006】このような事情に鑑み、本発明は、流体式
変速機のクラッチピストンにおいて、軽量化を図ったう
えで、十分な剛性および耐久性を確保できる構造とする
ことを目的としている。
変速機のクラッチピストンにおいて、軽量化を図ったう
えで、十分な剛性および耐久性を確保できる構造とする
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
流体式変速機のクラッチピストンは、クラッチシリンダ
の環状空間に軸方向スライド可能に収納されかつクラッ
チシリンダの内壁面との間に形成する油圧室の油圧を制
御することにより多板クラッチを動力伝達状態と動力伝
達遮断状態とに切り替え操作する流体式変速機のクラッ
チピストンであって、クラッチシリンダの環状内壁面で
案内される筒部が、大小2段に形成され、その小径筒部
の軸端に径方向に沿う環状板部が一体に連接された形状
であり、前記小径筒部の径方向での位置が、油圧印加に
伴い前記小径筒部と環状板部との連接角部および大径筒
部と環状段壁面部との連接角部に作用する各応力を許容
レベル未満にさせる条件を満たす位置に特定されてい
る。
流体式変速機のクラッチピストンは、クラッチシリンダ
の環状空間に軸方向スライド可能に収納されかつクラッ
チシリンダの内壁面との間に形成する油圧室の油圧を制
御することにより多板クラッチを動力伝達状態と動力伝
達遮断状態とに切り替え操作する流体式変速機のクラッ
チピストンであって、クラッチシリンダの環状内壁面で
案内される筒部が、大小2段に形成され、その小径筒部
の軸端に径方向に沿う環状板部が一体に連接された形状
であり、前記小径筒部の径方向での位置が、油圧印加に
伴い前記小径筒部と環状板部との連接角部および大径筒
部と環状段壁面部との連接角部に作用する各応力を許容
レベル未満にさせる条件を満たす位置に特定されてい
る。
【0008】請求項2の発明にかかる流体式変速機のク
ラッチピストンは、上記請求項1において、前記小径筒
部の径方向での位置が、前記環状板部の面積と前記環状
段壁面部の面積との比をほぼ2対1とする位置に特定さ
れる。
ラッチピストンは、上記請求項1において、前記小径筒
部の径方向での位置が、前記環状板部の面積と前記環状
段壁面部の面積との比をほぼ2対1とする位置に特定さ
れる。
【0009】以上、本発明では、クラッチピストンにつ
いて、薄肉板材を用いて軽量化を図った上で十分な剛性
を確保するために、クラッチシリンダの環状内壁面で案
内される筒部を大小2段の段付形状とし、しかも、段付
形状の筒部の耐久性を確保するために、この筒部の小径
筒部と大径筒部との段差寸法を適正化するようにしてい
る。
いて、薄肉板材を用いて軽量化を図った上で十分な剛性
を確保するために、クラッチシリンダの環状内壁面で案
内される筒部を大小2段の段付形状とし、しかも、段付
形状の筒部の耐久性を確保するために、この筒部の小径
筒部と大径筒部との段差寸法を適正化するようにしてい
る。
【0010】つまり、上述したようにクラッチピストン
における段付き筒部の段差寸法を特定することにより、
段付き筒部に存在する2つの連接角部に作用する各応力
を許容レベル未満に抑えることができるので、軽量化の
ために薄肉板材を用いながらも、十分な剛性ならびに耐
久性を確保できるようになる。
における段付き筒部の段差寸法を特定することにより、
段付き筒部に存在する2つの連接角部に作用する各応力
を許容レベル未満に抑えることができるので、軽量化の
ために薄肉板材を用いながらも、十分な剛性ならびに耐
久性を確保できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の詳細について図面に示す
実施形態を用いて説明する。
実施形態を用いて説明する。
【0012】図1ないし図3に本発明の一実施形態を示
している。図1は、流体式変速機の要部を示す断面図、
図2は、クラッチピストン単体の上半分の断面図、図3
は、クラッチピストンにおける小径筒部の半径寸法と各
連接角部に作用する応力との関係を示すグラフである。
している。図1は、流体式変速機の要部を示す断面図、
図2は、クラッチピストン単体の上半分の断面図、図3
は、クラッチピストンにおける小径筒部の半径寸法と各
連接角部に作用する応力との関係を示すグラフである。
【0013】図中、1は駆動軸、2は従動軸である。駆
動軸1にはクラッチシリンダ3が、従動軸2にはクラッ
チハブ4がそれぞれ連結されており、クラッチシリンダ
3の内周面には複数枚のドリブンプレート5および1枚
のリテーナプレート6が、クラッチハブ4の外周面には
複数枚のドライブプレート7がそれぞれ取り付けられて
いる。これらのプレート5〜7により多板クラッチが構
成される。
動軸1にはクラッチシリンダ3が、従動軸2にはクラッ
チハブ4がそれぞれ連結されており、クラッチシリンダ
3の内周面には複数枚のドリブンプレート5および1枚
のリテーナプレート6が、クラッチハブ4の外周面には
複数枚のドライブプレート7がそれぞれ取り付けられて
いる。これらのプレート5〜7により多板クラッチが構
成される。
【0014】また、クラッチシリンダ3は、径方向に沿
う環状板部8の内外周に同心状の内筒部9と外筒部10
とを設けたものであり、この内筒部9と外筒部10との
間に形成される環状空間に、クラッチピストン11が軸
方向スライド可能に収納されている。このクラッチピス
トン11と、クラッチシリンダ3の内筒部9に係止して
あるスナップリング12により抜け止めされたスプリン
グ受け板13との間には、コイルスプリング14が圧縮
状態で介装されており、このコイルスプリング14によ
りクラッチピストン11が環状板部8側へ弾発付勢され
るようになっている。
う環状板部8の内外周に同心状の内筒部9と外筒部10
とを設けたものであり、この内筒部9と外筒部10との
間に形成される環状空間に、クラッチピストン11が軸
方向スライド可能に収納されている。このクラッチピス
トン11と、クラッチシリンダ3の内筒部9に係止して
あるスナップリング12により抜け止めされたスプリン
グ受け板13との間には、コイルスプリング14が圧縮
状態で介装されており、このコイルスプリング14によ
りクラッチピストン11が環状板部8側へ弾発付勢され
るようになっている。
【0015】そして、クラッチピストン11の一側面と
クラッチシリンダ3の内面との間には環状空間からなる
油圧室15が形成されており、この油圧室15には、ク
ラッチシリンダ3の内筒部9に設けられている通孔16
を介して駆動軸1に設けられている給油路17に連通連
結されている。つまり、油圧室15に対する操作油の供
給あるいは回収を制御することにより、クラッチピスト
ン11を図1の右側あるいは左側へスライドさせて、ド
リブンプレート5とドライブプレート7とを圧接状態あ
るいは分離状態とし、駆動軸1から従動軸2へ動力を伝
達する状態あるいは動力伝達を遮断する状態とするよう
になっている。
クラッチシリンダ3の内面との間には環状空間からなる
油圧室15が形成されており、この油圧室15には、ク
ラッチシリンダ3の内筒部9に設けられている通孔16
を介して駆動軸1に設けられている給油路17に連通連
結されている。つまり、油圧室15に対する操作油の供
給あるいは回収を制御することにより、クラッチピスト
ン11を図1の右側あるいは左側へスライドさせて、ド
リブンプレート5とドライブプレート7とを圧接状態あ
るいは分離状態とし、駆動軸1から従動軸2へ動力を伝
達する状態あるいは動力伝達を遮断する状態とするよう
になっている。
【0016】次に、上記クラッチピストン11について
詳細に説明する。クラッチピストン11は、径方向に沿
う環状板部18の内外周に内筒部19と外筒部20とを
同心状に設けた形状になっている。
詳細に説明する。クラッチピストン11は、径方向に沿
う環状板部18の内外周に内筒部19と外筒部20とを
同心状に設けた形状になっている。
【0017】そして、外筒部20は、小径部21と大径
部22との大小2段に形成されており、小径部21が環
状板部18側に位置している。このように外筒部20を
大小2段にしているのは、板厚を厚くせずに剛性を高め
るためであるが、この外筒部20における小径筒部21
の径方向での位置については、油圧印加に伴い小径筒部
21と環状板部18との連接角部Aおよび大径筒部22
と環状段壁面部23との連接角部Bに集中する各応力を
ほぼ同一にさせる条件を満たす位置に特定するのが好ま
しい。というのは、小径筒部21の径方向での位置によ
っては、前記2つの連接角部A,Bの一方に集中する応
力が過大になり、そこが疲労破損しやすくなるからであ
る。そこで、小径筒部21の径方向の位置をいろいろ変
えて、2つの連接角部A,Bに作用する応力を調べたの
で、図3のグラフに示して説明する。
部22との大小2段に形成されており、小径部21が環
状板部18側に位置している。このように外筒部20を
大小2段にしているのは、板厚を厚くせずに剛性を高め
るためであるが、この外筒部20における小径筒部21
の径方向での位置については、油圧印加に伴い小径筒部
21と環状板部18との連接角部Aおよび大径筒部22
と環状段壁面部23との連接角部Bに集中する各応力を
ほぼ同一にさせる条件を満たす位置に特定するのが好ま
しい。というのは、小径筒部21の径方向での位置によ
っては、前記2つの連接角部A,Bの一方に集中する応
力が過大になり、そこが疲労破損しやすくなるからであ
る。そこで、小径筒部21の径方向の位置をいろいろ変
えて、2つの連接角部A,Bに作用する応力を調べたの
で、図3のグラフに示して説明する。
【0018】つまり、小径筒部21の径方向での位置、
つまり小径筒部21の半径寸法r3を大きくするにつれ
て、連接角部Aに作用する応力が漸次増加する一方、連
接角部Bに作用する応力が漸次減少するようになる。
つまり小径筒部21の半径寸法r3を大きくするにつれ
て、連接角部Aに作用する応力が漸次増加する一方、連
接角部Bに作用する応力が漸次減少するようになる。
【0019】ここで、図3のグラフより明らかなよう
に、両連接角部A,Bに作用する応力がほぼ同一となる
ところを目安とすれば、小径筒部21の径方向での最適
位置を特定することができる。
に、両連接角部A,Bに作用する応力がほぼ同一となる
ところを目安とすれば、小径筒部21の径方向での最適
位置を特定することができる。
【0020】この小径筒部21の径方向での最適位置
は、内筒部19から小径筒部21までの径方向幅H1を
有する環状板部のドーナツ状の正面投影面積と、小径筒
部21から大径筒部22までの径方向幅H2(段差寸
法)を有する環状段壁面部のドーナツ状の正面投影面積
との比をほぼ2対1とする位置であると言える。
は、内筒部19から小径筒部21までの径方向幅H1を
有する環状板部のドーナツ状の正面投影面積と、小径筒
部21から大径筒部22までの径方向幅H2(段差寸
法)を有する環状段壁面部のドーナツ状の正面投影面積
との比をほぼ2対1とする位置であると言える。
【0021】ちなみに、2つの連接角部A,Bに作用す
る応力が同一となる条件を満たすための小径筒部21の
半径寸法r3は、下記計算式で求めることができる。
る応力が同一となる条件を満たすための小径筒部21の
半径寸法r3は、下記計算式で求めることができる。
【0022】r3=√{(r12+2r22)/3} 上記計算式において、r1は内筒部19の半径寸法、r
2は大径筒部22の半径寸法である。
2は大径筒部22の半径寸法である。
【0023】図3に、r1=20mm、r2=35mm
のサンプルにおいて、r3を種々変えた場合に、連接角
部A,Bに作用する応力を測定した結果を示す。この場
合、両連接角部A,Bに作用する応力値が同一となるの
は、r3=26mmの場合であり、上記計算式の結果と
ほぼ同一となった。このときに両連接角部A,Bにかか
る応力は、約500MPa程度である。
のサンプルにおいて、r3を種々変えた場合に、連接角
部A,Bに作用する応力を測定した結果を示す。この場
合、両連接角部A,Bに作用する応力値が同一となるの
は、r3=26mmの場合であり、上記計算式の結果と
ほぼ同一となった。このときに両連接角部A,Bにかか
る応力は、約500MPa程度である。
【0024】但し、両連接角部A,Bに作用する各応力
は、同一となるように管理するのが最も好ましいが、実
用上は両連接角部A,Bに作用する応力について、疲労
破損との関係で許容レベルを規定してやれば、前記両連
接角部A,Bに作用する応力について多少の偏差を持た
せても問題ないと言える。仮に、図3のグラフにおい
て、各応力の許容レベルを一点鎖線で示すように規定す
ると、小径筒部21の径方向での位置すなわち半径寸法
r3はx1(24mm)〜x2(27mm)の範囲内に
設定できることになり、設計自由度が増やせるようにな
る。
は、同一となるように管理するのが最も好ましいが、実
用上は両連接角部A,Bに作用する応力について、疲労
破損との関係で許容レベルを規定してやれば、前記両連
接角部A,Bに作用する応力について多少の偏差を持た
せても問題ないと言える。仮に、図3のグラフにおい
て、各応力の許容レベルを一点鎖線で示すように規定す
ると、小径筒部21の径方向での位置すなわち半径寸法
r3はx1(24mm)〜x2(27mm)の範囲内に
設定できることになり、設計自由度が増やせるようにな
る。
【0025】ところで、上記クラッチピストン11の内
筒部19および外筒部20には、それぞれシールリップ
30,31が被着されており、クラッチピストン11を
動作させるための油圧を確保するようになっている。
筒部19および外筒部20には、それぞれシールリップ
30,31が被着されており、クラッチピストン11を
動作させるための油圧を確保するようになっている。
【0026】各シールリップ30,31は、それぞれ、
リップ先端がクラッチシリンダ3の内筒部9の外周面お
よび外筒部10の内周面に対して線接触あるいはそれに
近い面接触となるように締めしろが管理される。
リップ先端がクラッチシリンダ3の内筒部9の外周面お
よび外筒部10の内周面に対して線接触あるいはそれに
近い面接触となるように締めしろが管理される。
【0027】以上説明したように、クラッチピストン1
1について、クラッチシリンダ3の環状内壁面で案内さ
れる外筒部20を大小2段の段付形状とし、この外筒部
20における小径筒部21と大径筒部22との段差寸法
を適正化するようにしているから、薄肉板材を用いて軽
量化を図ったうえで十分な剛性ならびに耐久性を確保す
ることができるようになった。
1について、クラッチシリンダ3の環状内壁面で案内さ
れる外筒部20を大小2段の段付形状とし、この外筒部
20における小径筒部21と大径筒部22との段差寸法
を適正化するようにしているから、薄肉板材を用いて軽
量化を図ったうえで十分な剛性ならびに耐久性を確保す
ることができるようになった。
【0028】
【発明の効果】請求項1および2の発明では、クラッチ
ピストンについて薄肉板材を用いて軽量化を図ったうえ
で十分な剛性ならびに耐久性を確保することができる。
したがって、流体式変速機のクラッチ操作時のクラッチ
ピストンの撓みを防止できるので、クラッチピストンの
動作を安定化できて、寿命の向上にも貢献できるように
なる。
ピストンについて薄肉板材を用いて軽量化を図ったうえ
で十分な剛性ならびに耐久性を確保することができる。
したがって、流体式変速機のクラッチ操作時のクラッチ
ピストンの撓みを防止できるので、クラッチピストンの
動作を安定化できて、寿命の向上にも貢献できるように
なる。
【図1】本発明の一実施形態の流体式変速機の要部を示
す断面図
す断面図
【図2】図1のクラッチピストン単体の上半分の断面図
【図3】クラッチピストンにおける小径筒部の半径寸法
と各連接角部に作用する応力との関係を示すグラフ
と各連接角部に作用する応力との関係を示すグラフ
3 クラッチシリンダ 4 クラッチハブ 5 ドリブンプレート 7 ドライブプレート 8 クラッチシリンダの環状板部 9 クラッチシリンダの内筒部 10 クラッチシリンダの外筒部 11 クラッチピストン 15 油圧室 18 クラッチピストンの環状板部 20 クラッチピストンの外筒部 21 外筒部の小径筒部 22 外筒部の大径筒部 23 環状段壁面部
Claims (2)
- 【請求項1】クラッチシリンダの環状空間に軸方向スラ
イド可能に収納されかつクラッチシリンダの内壁面との
間に形成する油圧室の油圧を制御することにより多板ク
ラッチを動力伝達状態と動力伝達遮断状態とに切り替え
操作する流体式変速機のクラッチピストンであって、 クラッチシリンダの環状内壁面で案内される筒部が、大
小2段に形成され、その小径筒部の軸端に径方向に沿う
環状板部が一体に連接された形状であり、 前記小径筒部の径方向での位置が、油圧印加に伴い前記
小径筒部と環状板部との連接角部および大径筒部と環状
段壁面部との連接角部に作用する各応力を許容レベル未
満にさせる条件を満たす位置に特定されている、ことを
特徴とする流体式変速機のクラッチピストン。 - 【請求項2】請求項1の流体式変速機のクラッチピスト
ンにおいて、 前記小径筒部の径方向での位置が、前記環状板部の面積
と前記環状段壁面部の面積との比をほぼ2対1とする位
置に特定される、ことを特徴とする流体式変速機のクラ
ッチピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125905A JP2000320573A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 流体式変速機のクラッチピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125905A JP2000320573A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 流体式変速機のクラッチピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320573A true JP2000320573A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=14921823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11125905A Withdrawn JP2000320573A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | 流体式変速機のクラッチピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000320573A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007132447A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Nok Corp | オイルシール |
| CN100436895C (zh) * | 2003-12-10 | 2008-11-26 | Nok株式会社 | 密封装置 |
| CN110118228A (zh) * | 2018-02-06 | 2019-08-13 | 本田技研工业株式会社 | 离合器机构以及活塞 |
-
1999
- 1999-05-06 JP JP11125905A patent/JP2000320573A/ja not_active Withdrawn
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