JP2000320640A - 送りねじ付き直線運動案内装置 - Google Patents
送りねじ付き直線運動案内装置Info
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Abstract
ク1の本体18の剛性向上を図る。 【解決手段】 移動ブロック1は、下方が開口する有底
四角筒状の本体18と、この本体18の内側に充填され
た合成樹脂部材19と、を備える。上記本体18は、金
属材を折り曲げ形成する等により上記形状とする。これ
により、本体18全体としての剛性が向上する。
Description
め産業用ロボットや精密計測器等の各種分野において、
案内レールに沿う移動自在に設けられた移動ブロックを
案内するのに用いられる直線運動案内装置の改良に関す
る。
いては、移動ブロックを一の方向に亙って往復移動自在
とする技術が不可欠である。例えば、半導体製造装置を
構成するウエハ研削盤においては、研削装置を、水平方
向に亙って設けられた軌道軸に沿って移動自在とし、こ
の軌道軸の所定位置で荒研削を行い、他の所定位置で仕
上げ研削を行うように構成している。このように研削装
置を一の方向に亙って往復移動自在とするための装置と
して、従来から例えば図7に示すような送りねじ付き直
線運動案内装置が広く利用されている。
て、従来の送りねじ付き直線運動案内装置の基本的な構
成並びに作用について説明する。図示の送りねじ付き直
線運動案内装置は、上方が開口する断面略コ字形の案内
レール102を備えている。更に、上記案内レール10
2の内側に設けられた移動ブロック101と、この移動
ブロック101を上記案内レール102に沿う移動自在
に支持する多数のボール(鋼球)103、103と、上
記移動ブロック101の移動に伴って上記多数のボール
103、103が循環するための複数の無限循環路10
8と、上記移動ブロック101の幅方向略中央部に、こ
の移動ブロック101の長さ方向に亙って貫通した状態
で形成された雌ねじ109と、この雌ねじ109に螺合
する雄ねじ110を刻設され、上記移動ブロック101
の移動を案内する送りねじ104と、を備えている。
13の一対の側壁112と上記案内レール102の一対
の側壁106、106との、互いに対向する面には、そ
れぞれ内側転走面112a、112aと外側転走面10
6a、106aとが形成されている。これら互いに対向
する外側、内側各転走面106a、112aによって、
ボール103、103が循環する無限循環路108を構
成する負荷軌道路114が構成される。又、上記本体1
13には貫通孔を形成し、この貫通孔を、上記負荷軌道
路114とともに無限循環路108を構成する戻し通路
としている。更に、上記本体113には、上記内側転走
面112a、112aとこの内側転走面112a、11
2aに対応する戻し通路とを連続する半円状の方向転換
路内周部を形成している。又、上記移動ブロック101
を構成する側蓋105、105は、上記本体113の縦
断面形状と同形状の縦断面形状を有し、その内側面に方
向転換路外周部を形成している。この方向転換路外周部
は、上記方向転換路内周部とともに方向転換路を形成す
る。上記負荷軌道路114、114と戻し通路と方向転
換路とによって、上記ボール103、103が循環する
無限循環路108が構成される。
形成された雌ねじ109には、図示のように送りねじ1
04を螺合させている。従って、この送りねじ104を
適宜回転させることにより、この送りねじ104に螺合
した移動ブロック101が送りねじ104の回転量に応
じた距離だけ移動する。この際、上記ボール103、1
03は、移動ブロック101の移動に伴って無限循環路
108を循環する。これらボール103、103のう
ち、上記負荷軌道路114、114に位置するボール1
03、103が、上記移動ブロック101を案内レール
102に対して移動自在に支持する。他のボール10
3、103は、方向転換路及び戻し通路に位置し、移動
ブロック101の移動に伴って移動し、再び負荷軌道路
114、114に位置して移動ブロック101を支持す
る。上述したように、多数のボール103、103が上
記無限循環路108を循環しつつ移動ブロック101を
支承するため、上記移動ブロック101は上記案内レー
ル102に沿って円滑に移動する。
ない電動機等の駆動源に連結されており、この駆動源を
作動させることにより上記送りねじ104を回動させる
ことができる。従って、上記駆動源を適宜の時間作動さ
せることにより、上記送りねじ104を適宜の量だけ回
動させ、この送りねじ104の回動量に応じた距離だけ
上記移動ブロック101を移動させることができる。実
際の場合、上記駆動源としてサーボモータを採用した
り、この駆動源の回転量や回転方向等を制御する制御器
を設ける等により、所望の距離だけ移動ブロックを適宜
の方向に移動させて停止させるように構成している。
たような従来の送りねじ付き直線運動案内装置において
は、移動ブロック101の円滑で静粛な移動を行う上
で、第一、第二の各解決すべき課題が存在する。先ず、
第一の解決すべき課題は次のとおりである。すなわち、
移動ブロック101を構成する本体113上面には、こ
の上面に設けた螺子孔128、128に、加工装置等の
各種装置を挿通したボルト(図示せず)を螺合し更に緊
締することにより、上記各種装置を固定する。ところ
で、上記移動ブロック101を構成する本体113は、
図8に示すように金属材製で断面矩形状の筒部材の内側
に合成樹脂材19等の成形部材を充填することにより造
っている。このように本体113を筒部材を用いて構成
しているために、本体113の移動方向に対して直角な
向きに回転モーメント荷重が加わった場合には、本体1
13内側部に合成樹脂材を充填したとしても本体113
の剛性が不足し、本体113が、図9(A)に示す状態
から同図(B)に示す状態に折り畳まれるように変形す
る傾向となる。
形成した一対の側壁112、112が変位したり或いは
撓んでしまうため、上記側壁112、112に形成した
内側転走面112a、112a自体が歪んでしまった
り、この内側転走面112a、112aと外側転走面1
06a、106aとの間隔が所望値から外れる結果にな
ってしまう。例えば、負荷軌道路114を構成する内側
転走面112a、112aと外側転走面106a、10
6aとの間隔が狭まってしまう。この結果、ボール10
3、103の転走を良好に行うに足る状態を保持できな
い事態が生じてしまう。このような事態が生じると、ボ
ール103、103の転走を円滑に行うことができなく
なってしまう。
である。すなわち、上記雌ねじ109及び雄ねじ110
は、不可避的な製造誤差により、雌ねじ109と上記送
りねじ104の雄ねじ110とを螺合させた場合に、互
いの歯と歯との間に隙間が生じてしまう。このような隙
間は、上記送りねじ104と上記移動ブロック101と
の相対移動を、この隙間の間隔分、許容してしまう(所
謂、バックラッシ)。言い換えれば、上記移動ブロック
101の停止位置が、上記隙間の間隔分の距離を限度に
ずれてしまう場合がある。このようなバックラッシを極
力僅少に抑えるために、例えば、上記雌ねじ109の切
削加工寸法を極力小さくして多数回に亙って合わせ加工
する(所謂、現物合わせ加工を施す)ことが考えられ
る。ところが、このような現物合わせ加工は、製造効率
が悪く、しかも、雄ねじ110と雌ねじ109との軸方
向隙間を完全に解消することは不可能である。この結
果、従来の送りねじ付き直線運動案内装置を切削装置等
に付設した場合、移動ブロック101に固定の載置台に
載置された被加工物は、切削装置のバイト等によって押
圧力が加えられた際に、上記隙間の距離分ずれてしま
い、所望箇所の加工ができなくなってしまう。又、移動
ブロック101の往路移動の後に復路移動する際には、
送りねじ104が上記距離分往路方向に送られた後に復
路移動を開始する。このため、移動ブロック101の移
動にタイムラグが生じ、上記送りねじ104の駆動制御
に従った移動ができない。
装置は、上述のような事情に鑑みて創案されたもので、
移動ブロックの本体の剛性を向上させるとともに、上記
移動ブロックが停止した位置において、上記雌ねじを形
成した移動ブロックと上記雄ねじを形成した送りねじと
が相対移動しないようにすることで、上記移動ブロック
が円滑に作動し、且つ、所望の位置に正確に停止するこ
とを可能にすることを目的としている。
付き直線運動案内装置は、請求項1に記載したように、
上方が開口する断面略コ字形の案内レールと、上記案内
レールの内側に設けられた移動ブロックと、この移動ブ
ロックを上記案内レールに沿う移動自在に支持する多数
の転動体と、上記移動ブロックの移動に伴って上記多数
の転動体が循環するための複数の無限循環路と、上記移
動ブロックの幅方向略中央部に、この移動ブロックの長
さ方向に亙って貫通した状態で形成された雌ねじ部と、
この雌ねじ部に螺合する雄ねじを刻設され、上記移動ブ
ロックの移動を案内する送りねじと、を備えている。上
記無限循環路は、上記案内レールが有する一対の側壁の
それぞれ内側面に形成された外側転走面と上記移動ブロ
ックが有する一対の側壁のそれぞれ外側面に形成された
内側転走面とから成る負荷軌道路と、上記移動ブロック
の長さ方向に亙って貫通した状態で設けられた戻し通路
と、これら戻し通路と負荷軌道路とを連続する方向転換
路と、を有するものである。
き直線運動案内装置においては、上記移動ブロックを、
下方が開口する有底四角箱状の本体と、この本体の内側
に充填された成形部材と、により構成している。勿論、
上記本体を構成する、互いに対向する二対の側壁のう
ち、送りねじの軸方向に位置する一対の側壁には、上記
送りねじ挿通用の通孔を形成している。又、上記雌ねじ
部は、上記成形部材に刻設された雌ねじと、この雌ねじ
に連続して形成された第一の凹溝部内に設けられた第一
のナット部材と、この第一のナット部材を上記移動ブロ
ックの長さ方向一端側に向けて押圧する弾性部材と、を
備えることで構成している。
の送りねじ付き直線運動案内装置においては、上記移動
ブロックを構成する本体を、下方が開口する有底四角筒
状としているため、本体の剛性が向上する。すなわち、
前述した従来構造においては、本体は内側転走面を形成
する一対の側壁を有するのみであったのに対し、この発
明に係る本体は、下方が開口する有底四角筒状としてい
るため、上記内側転走面を形成する一対の側壁に直角に
連続する一対の側壁を備えている。この側壁の存在に基
づいて、上記本体は前記図8(B)に示すように折り畳
まれるように変形することが防止される。従って、上記
負荷軌道路を形成した一対の側壁が撓んだり変位したり
することが抑制されるため、上記負荷軌道路の歪みや負
荷軌道路を構成する内外両軌道面間の距離の変化も抑制
される。言い換えれば、負荷軌道路がボールの転走に好
ましい状態を保持するため、ボールの転走を円滑に行う
ことが可能になる。
合、送りねじを雌ねじ部に螺合させた際に、この送りね
じは、上記雌ねじと上記第一のナット部材とに螺合す
る。言うなれば、上記送りねじは、2個のナットに螺合
した(所謂、ダブルナットを設けた)のと同様の効果を
有する。しかも、上記弾性部材の存在により、上記第一
のナット部材は、この第一のナット部材の歯と上記雌ね
じの歯とが当接する向きに押圧されるため、上記螺合が
確実に行われる。このため、互いに螺合する上記雌ねじ
と送りねじに形成する雄ねじとの間に、不可避的な製造
誤差による隙間が存在していても、移動ブロックは所望
の停止位置で正確に停止する。すなわち、移動ブロック
の停止位置の精度が向上する。
じ部を構成する雌ねじを刻設するのに代えて、第二の凹
溝部を形成するとともに、この第二の凹溝部内に第二の
ナット部材を設ける構成としても良い。更に、請求項3
に記載したように、上記成形部材を、前記本体にインサ
ート成形し、このインサート成形時に、上記成形部材に
形成する構成各部を形成するようにすれば、製造工程数
を削減でき、製造コスト低減に寄与できる。上記インサ
ート成形とは、一体成形すべき部材と金型との間にキャ
ビティを形成し、このキャビティ内に成形材料を充填す
る成形方法である。又、請求項4に記載したように、上
記多数の転動体が鋼球であり、且つ、保持部材により転
動を自在に連結された、所謂ボール連結体を採用するこ
ともできる。又、請求項5に記載したように、上記案内
レールの底面に、上記雌ねじ部を構成するナット部材
(第一のナット部材、更には第二のナット部材)を着脱
するための透孔を設けることもできる。このような透孔
を設けることにより、上記ナット部材の交換や点検を、
移動ブロックを案内レールに装着した状態のまま行なえ
る。このため、上記ナット部材の点検作業や交換作業を
迅速且つ容易に行なうことが可能になる。
の第一形態例を示している。尚、この発明は、移動ブロ
ック101を構成する本体18自体の剛性の向上を図る
とともに、送りねじ104と雌ねじ部11との間に生じ
る隙間に基づいて移動ブロック101が停止位置からず
れ動くことを防止する構造に特徴を有している。すなわ
ち、移動ブロック101の停止位置精度を向上させるこ
とにある。その他の構成並びに作用は、前述した従来構
造と同様である。従って、上記従来構造と同等部分には
同符号を付し、重複する説明を省略若しくは簡略化し、
以下、この発明の特徴部分を中心に説明する。
装置においては、移動ブロック101を、下方が開口す
る有底四角箱状の本体18と、この本体18の内側に充
填された成形部材19と、により構成している。上記本
体18は、例えば、ステンレス鋼材等の板状金属材によ
り形成する。上記本体18を構成する、互いに対向する
二対の側壁12、17のうち、送りねじ104の軸方向
に位置する一対の側壁17、17には、上記送りねじ4
を挿通するための通孔25、25を形成している。又、
上記成形部材19としては、熱可塑性樹脂、亜鉛合金の
ダイカスト、アルミニウム合金のダイカスト等を採用す
る。上記成形部材19は、上記本体18にインサート成
形し、このインサート成形時に、戻し通路7、7、方向
転換路16、16、雌ねじ109、第一のナット部材2
0を組み込むための第一の凹溝部21を形成する。この
ようにすれば、製造工程数を削減でき、製造コスト低減
に寄与できる。尚、上記インサート成形とは、一体成形
すべき部材と金型との間にキャビティを形成し、このキ
ャビティ内に成形材料を充填する成形方法である。
9に刻設された雌ねじ109と、この雌ねじ109に連
続して形成された第一の凹溝部21内に設けられた第一
のナット部材20と、この第一のナット部材20を上記
移動ブロック1の長さ方向(図2の左右方向、図3及び
図4の表裏方向)一端側(図2の右端側)に向けて押圧
する皿ばね22と、を備えることで構成されている。上
記皿ばね22が、特許請求の範囲に記載した弾性部材で
ある。この弾性部材としては、上記皿ばね22の他、コ
イルばね等、第一のナット部材20を弾性的に押圧し、
第一の凹溝部21内に支持できるものなら採用可能であ
る。尚、上記第一のナット部材20及びこの第一のナッ
ト部20が嵌装される第一の凹溝部21の内周面形状は
矩形状に形成している。これは、この第一のナット部材
20の回り止めを図るためである。
動体としてボール(鋼球)103、103を採用すると
ともに、保持部材23により転動を自在に連結された、
所謂ボール連結体24を採用している。このようなボー
ル連結体24を採用すれば、互いに隣接するボール10
3、103同士の間隔が一定に保持されるため、ボール
103、103の移動が円滑に行われ、その結果、移動
ブロック101の移動が円滑なものとなる。更に、ボー
ル103、103同士の接触等が防止されるため、これ
に起因する疵や騒音の発生を防止でき、上記移動ブロッ
ク101の円滑な移動とともに、装置全体としての寿命
の向上を図れる。尚、図1で符号27は皿ばね22の一
端を当接させるための間座である。
送りねじ付き直線運動案内装置における、移動ブロック
101の移動、停止に係る基本的な作用は、前述した従
来構造と同様である。特に、本形態例に係る送りねじ付
き直線運動案内装置においては、上記移動ブロック1を
構成する本体18を、ステンレス鋼材等の金属材によ
り、下方が開口する有底四角箱状に形成している。この
ため、本体18全体としての剛性が向上し、本体18自
体が撓んでしまう等の不都合が解消される。すなわち、
上記本体18は下方が開口する有底四角箱状に形成して
いるため、この本体18の移動方向に対して直角な向き
に回転モーメント荷重が加わった場合でも、内側転走面
112aを形成した一対の側壁112、112に直角に
連続する側壁17、17の存在に基づき、本体18が、
前記図9(B)に示す状態に折り畳まれるように変形す
ることがなくなる。従って、上記負荷軌道路114を形
成した一対の側壁112、112が変位したり或いは撓
んでしまうことに起因する、内側転走面112a、11
2a自体の歪みや、この内側転走面112a、112a
と外側転走面106a、106aとの間隔が所望値から
外れることが可及的に防止される。この結果、上記負荷
転走路114は、常にボール103、103の転走を良
好に行うに足る状態を保持するため、ボール103、1
03の転走は常に円滑に行われるようになる。
変形した場合、前述したように、この本体18の中間部
の撓みや変形に伴って上記負荷軌道路114を形成した
一対の側壁112、112も撓んだり変形したりしてし
まい、この結果、側壁112、112に形成した内側転
走面112a、112aも歪んでしまう。このため、こ
の内側転走面112a、112aと外側転走面106
a、106aとによって構成される負荷軌道路114が
歪んでしまう。この結果、負荷軌道路114を構成する
内側転走面112a、112aと外側転走面106a、
106aとの間隔が狭まってしまう等、ボール103、
103の転走を良好に行うに足る状態を保持できない事
態が生じてしまう。従って、上述のように本体18の中
間部が撓んだ場合、これに起因して、ボール103、1
03の転走を円滑に行うことができなくなってしまう。
これに対し、本形態例の構造においては、本体18を上
述のように構成することにより、本体18の剛性が向上
するため、この本体18の撓みに伴う負荷軌道路114
の歪が生じることが抑制され、上記ボール103、10
3の円滑な転走が可能になる。
動案内装置においては、送りねじ104を雌ねじ部11
に螺合させた場合に、送りねじ104の雄ねじ110
は、上記雌ねじ109と上記第一のナット部材20に刻
設した雌ねじ9aとに螺合する。言うなれば、上記送り
ねじ104は、所謂、ダブルナットを設けたのと同様の
効果を有する。すなわち、上記雌ねじ109、9aによ
り、送りねじ104の雄ねじ10に対し、互いに逆方向
に予圧を付与するため、上記雄ねじ110は、各雌ねじ
109、9aの、それぞれ反対側の歯面に当接する。こ
の結果、雄ねじ110の上記雌ねじ109、9aに対す
る相対移動(バックラッシ)が僅少に抑制される。
ット部材20を第一の凹溝部21内に支持するのみなら
ず、第一のナット部材20を押圧する。このため、図示
のように皿ばね22を装着した場合には、この皿ばね2
2の存在により、上記雌ねじ9aと雄ねじ110とが確
実に当接し、移動ブロック101の停止位置からのずれ
を抑制する。又、この皿ばね22の存在により、上記第
一のナット部材20の雌ねじ9aと上記送りねじ104
の雄ねじ10との当接圧を強め、移動ブロック101が
ずれ動くことを防止する。これらの結果、上記移動ブロ
ック101は当該停止位置に精度良く停止することが可
能になる。
02の底面に、上記雌ねじ部11を構成する第一のナッ
ト部材20を着脱するための透孔1を設けている。この
ような透孔1を設けることにより、上記第一のナット部
材20の交換や点検を、移動ブロック101を案内レー
ル102に装着した状態のまま行えるようになる。但
し、移動ブロック101と送りねじ104との螺合は完
全に外しておく必要がある。本形態例の構造の場合、上
記交換や点検を、移動ブロック101を案内レール10
2に装着した状態のまま、上記透孔1を介して行えるた
め、従来構造のようにナットを交換する等の際に移動ブ
ロックを案内レール102から取り外すことによってボ
ール103、103が脱落したり、或いはこの脱落を防
止するための手段を講じる必用がなくなる。従って、上
記第一のナット部材20の点検作業や交換作業を迅速且
つ容易に行なうことが可能になる。
例を示している。本形態例の構造は、に 上記第一形態
例に係る雌ねじ部11を構成する雌ねじ109を刻設す
るのに代えて、第二の凹溝部26を形成するとともに、
この第二の凹溝部26内に第二のナット部材27を設け
たものである。上記第二の凹溝部26は、移動ブロック
1を構成する鋼製部材18に合成樹脂部材19をインサ
ート成形する際に上記第一の凹溝部21等とともに形成
する。上記インサート成形とは、上述した第一形態例で
説明したとおり、一体成形すべき部材と金型との間にキ
ャビティを形成し、このキャビティ内に成形材料を充填
する成形方法である。
成並びに作用は、上述した第一形態例と同様である。
尚、本形態例においては、上記第二の凹溝部26内に皿
ばね22等の弾性部材を装着してはいないが、この第二
の凹溝部26内に上記第一凹溝部21内に装着したのと
同様の皿ばね22等の弾性部材を装着しても良い。この
ような皿ばね22は、少なくとも何れか一方の凹溝部2
1、26内に、その一端側と他端側との少なくとも一方
に装着する。
第一、第二のナット部材20、27を上記第一の移動ブ
ロック101に着脱自在である。従って、材質や刻設す
る雌ねじの精度等の異なる第一、第二のナット部材を用
意しておき、送りねじ付き直線運動案内装置の使用目的
等に合わせて適宜の第一、第二のナット部材20、27
を選択して使用することが可能である。その他の構成並
びに作用は、上述した第一形態例と同様である。
内装置は、上述のように構成され作用するため、容易且
つ安価に製造できるにも拘わらず、移動ブロックの本体
の剛性が向上するために、移動ブロックの移動方向と直
角な方向の回転モーメント荷重が加わった場合でも本体
の変形が抑制され、荷軌道路を形成した一対の側壁等が
撓んでしまうことが抑制されて上記負荷軌道路が歪んで
しまうことがなくる。この結果、上記転動体の転走を円
滑に行うことが可能になる。
らず、移動ブロックの停止位置制御を高精度に行うこと
が可能になる。又、すべりねじを採用していることに伴
い、ボールねじを採用した場合に比較して粛清性が向上
する。すなわち、請求項1及び請求項2にそれぞれ記載
した発明においては、送りねじを雌ねじ部に螺合させた
場合に、雌ねじと第一のナット部材とに螺合し、互いに
逆方向の予圧を付与するために、バックラッシを僅少に
抑制する、所謂ダブルナットを設けたのと同様の効果を
有する。しかも、第一のナット部材を押圧する弾性部材
の存在により、上記第一のナット部材の雌ねじと上記送
りねじの雄ねじとを確実に当接させるため、上記移動ブ
ロックは停止位置に精度良く停止することが可能にな
る。この結果、送りねじ付き直線運動案内装置を用いた
各種加工装置等における高精度の加工等に果たす役割は
大きい。更に、すべりねじの採用により、ボールねじを
用いた場合のようにボールの循環に伴う騒音が発生せ
ず、粛静性が向上する。
インサート成形時に、上記成形部材に形成する構成各部
を形成することが可能になるため、製造工程数を削減で
き、製造コスト低減に寄与できる。更に、請求項4に記
載した発明においては、転動体であるボールの円滑な転
走と、組み付け時或いは保守点検時等におけるボールの
脱落防止と、を図れる。更に、請求項5に記載した発明
においては、上記案内レールの底面に設けた透孔を介し
て、上記雌ねじ部を構成するナット部材(第一のナット
部材、更には第二のナット部材)を着脱可能であるた
め、上記ナット部材の交換や点検を、移動ブロックを案
内レールに装着した状態のまま行なえ、上記ナット部材
の点検作業や交換作業を迅速且つ容易に行なうことが可
能になって、実用上の効果が大きい。
る。
示しており、(A)は平面図、(B)は同図(A)のイ
矢視図、(C)は同図(A)のロ矢視図である。
る。
面図である。
面図である。
す斜視図である。
出して示す縦断面図である。
に説明するための、それぞれ縦断正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 上方が開口する断面略コ字形の案内レー
ルと、上記案内レールの内側に設けられた移動ブロック
と、この移動ブロックを上記案内レールに沿う移動自在
に支持する多数の転動体と、上記移動ブロックの移動に
伴って上記多数の転動体が循環するための複数の無限循
環路と、上記移動ブロックの幅方向略中央部に、この移
動ブロックの長さ方向に亙って貫通した状態で形成され
た雌ねじ部と、この雌ねじ部に螺合する雄ねじを刻設さ
れ、上記移動ブロックの移動を案内する送りねじと、を
備え、上記無限循環路は、上記案内レールが有する一対
の側壁のそれぞれ内側面に形成された外側転走面と上記
移動ブロックが有する一対の側壁のそれぞれ外側面に形
成された内側転走面とから成る負荷軌道路と、上記移動
ブロックの長さ方向に亙って貫通した状態で設けられた
戻し通路と、これら戻し通路と負荷軌道路とを連続する
方向転換路と、を有するものである、送りねじ付き直線
運動案内装置であって、 上記移動ブロックは、下方が開口する有底四角箱状の本
体と、この本体の内側に充填された成形部材と、により
構成されており、 上記雌ねじ部は、上記成形部材に刻設された雌ねじと、
この雌ねじに連続して形成された第一の凹溝部内に設け
られた第一のナット部材と、この第一のナット部材を上
記移動ブロックの長さ方向一端側に向けて押圧する弾性
部材と、を備えて成るものであることを特徴とする、送
りねじ付き直線運動案内装置。 - 【請求項2】 前記雌ねじ部を構成する雌ねじを刻設す
るのに代えて、第二の凹溝部を形成するとともに、この
第二の凹溝部内に第二のナット部材を設けたことを特徴
とする、請求項1に記載の送りねじ付き直線運動案内装
置。 - 【請求項3】 前記成形部材は、前記本体にインサート
成形されたものであり、このインサート成形時に、上記
成形部材に形成する構成各部を形成することを特徴とす
る、請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の送りねじ
付き直線運動案内装置。 - 【請求項4】 前記多数の転動体が鋼球であり、且つ、
保持部材により転動を自在に連結されたものであること
を特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の送りねじ付き直線運動案内装置。 - 【請求項5】 前記案内レールの底面に、前記雌ねじ部
を構成するナット部材を着脱するための透孔を設けたこ
とを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の送りねじ付き直線運動案内装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16283999A JP3587087B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 送りねじ付き直線運動案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16283999A JP3587087B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 送りねじ付き直線運動案内装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320640A true JP2000320640A (ja) | 2000-11-24 |
| JP3587087B2 JP3587087B2 (ja) | 2004-11-10 |
Family
ID=15762234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16283999A Expired - Fee Related JP3587087B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | 送りねじ付き直線運動案内装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3587087B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7488110B2 (en) * | 2006-04-11 | 2009-02-10 | Sbc Linear Co., Ltd. | End-plate for linear motion slider and linear motion slider in use with the end-plate |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP16283999A patent/JP3587087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7488110B2 (en) * | 2006-04-11 | 2009-02-10 | Sbc Linear Co., Ltd. | End-plate for linear motion slider and linear motion slider in use with the end-plate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3587087B2 (ja) | 2004-11-10 |
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