JP2000320823A - 流動層異常燃焼診断方法及び流動層異常燃焼診断装置 - Google Patents
流動層異常燃焼診断方法及び流動層異常燃焼診断装置Info
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Abstract
う異常燃焼を早期に検知し、炉内の損耗などの発生が未
然に防止できるようにした流動層異常燃焼診断方法及び
装置を提供すること。 【解決手段】 流動層ボイラ2に差圧検出器27〜30
と温度検出器31〜35を設け、これらによる差圧信号
と温度信号を、信号取込部36を介して信号処理部37
に取り込み、差圧の振動波形の平均値、頻度分布、ピー
ク値、スペクトルを算出し、これらを信号判定部38で
予め登録してある正常時での平均値、頻度分布、ピーク
値、スペクトルと比較し、両者に所定以上の差があると
き、異常燃焼と判定し、モニタ39に表示すると共に、
スピーカ40から警告音を発生させて異常発生が報知さ
れるようにしたもの。 【効果】 流動層内での粗大粒子の発生が早期に検知で
きるので、炉に損耗が発生するのを容易に抑制できる。
Description
異常燃焼診断方法及び装置に係り、特に、流動媒体とし
て石灰石を用いた流動床石炭燃焼装置に好適な異常燃焼
診断方法及び装置に関する。
し、容器の下部から空気を送り込んで燃焼させるように
した流動層燃焼装置は、燃焼層内の温度分布を容易に一
様に保つことができるので、石炭、ごみなどの固体燃料
の燃焼に適した燃焼装置として知られている。
石炭燃焼装置は、燃焼温度が800〜900℃と、灰の
溶融温度以下にでき、この結果、以下の特徴をもつ。 (a) 微粉炭焚ボイラで問題となる灰の溶融がおこらず、
炭種による制約が少なくなる。 (b) 石灰石流動媒体が燃焼と同時に脱硫を促進するの
で、排煙脱硫装置が不要になり、発電所敷地面積を低減
することができる。
には、大気圧式と加圧式の2種の方式がある。そして、
加圧式の流動層燃焼装置の一種に石炭焚加圧流動層複合
発電システムがあるが、この加圧流動層複合発電システ
ムは、燃焼が加圧状態で行われ、燃焼排ガスによりガス
タービンが駆動できることから、蒸気タービンによる発
電と複合することにより、大気圧式の流動層燃焼発電シ
ステムに比して高効率であるという特長がある。
テムの一例を示したもので、図示のように、このシステ
ムは、圧力容器1内に設置した流動層ボイラ2と、ここ
で発生する蒸気3により駆動される蒸気タービン4、流
動層ボイラ2で発生した燃焼ガス5をクリーン化するサ
イクロン11及びセラミックフィルタ12からなる脱塵
装置、それにクリーン化した燃焼ガス15により駆動さ
れるガスタービン6を主要部としている。
合物からなる燃料7が導入され、流動層ボイラ2内に形
成されている流動層8の中に供給される。また、これと
平行して、流動層ボイラ2内には、ガスタービン6によ
り駆動されるコンプレッサ9から高圧空気が供給され、
これにより、流動層ボイラ2内に形成されている流動層
8内で約860℃の温度で流動層燃焼が維持される。
上下に仕切られ、上部に流動媒体16を供給充填して流
動層8を形成し、下部を空気室とする。そして、流動層
8内に燃料を供給すると共に、空気室に高圧空気を供給
して燃焼させる。
が発生するが、流動層8を形成する流動媒体16(ベッ
ド剤とも呼ばれる)として石灰石粒子を用いることによ
り、石灰石によるSO2 の吸収が起こり、この結果、排
煙脱硫装置が不要になるという特長が得られ、更にこの
とき、流動床による燃焼温度が、通常の火炎燃焼に比し
て低いことから、NOx (窒化物)の発生も抑制され、こ
のため、一般に環境に調和した発電システムであるとい
われている。
内に設置されている伝熱管10を加熱し、この伝熱管1
0内に供給した水が蒸気3として取り出され、蒸気ター
ビン4が駆動される。一方、流動層ボイラ2から取り出
された燃焼ガス5は、サイクロン11と高温フィルタと
して使用されるセラミックフィルタ12からなる脱塵装
置により脱塵され、燃焼灰18とクリーン化された燃焼
ガス15に分離される。
ビン6が駆動され、この後、燃焼ガス15は脱硝装置1
9、脱塵装置20を通過してスタック13から排ガス1
7として大気中に排出される。このときガスタービン6
で発生された動力により発電機14が駆動されるが、更
にコンプレッサ9もこのガスタービン6により駆動さ
れ、このコンプレッサ9により作られた高圧空気が、上
記したように、流動層ボイラ2に供給されることにな
る。
床内での流動媒体の粗大粒子の検出について配慮がされ
ておらず、異常燃焼の虞れが生じてしまうという問題が
あった。流動層燃焼装置では、燃料の供給に偏在が生じ
ると異常高温部が発生し、このため、例えば、石炭のズ
リ分と石灰石とが反応して粒子同士の固着現象が発生す
る。
大粒子が発生し、その大きさは10mmから20mmに
もなり、更にこれらが結合して大きくなり、この結果、
空気流の分散が妨げられ、これが流動不良につながり、
異常燃焼を更に進行させるという悪循環となる。
通過部の一部が閉塞され、空気の上昇流が増加する領域
が発生して、伝熱管やダミーチューブの摩耗が著しく進
行するようになり、伝熱管が噴破してしまう虞れを生じ
る。
子の発生は、流動不良、異常燃焼を引き起こし、炉内の
損耗が進行してしまう。しかるに、従来技術では、流動
床内での流動媒体の粗大粒子の発生が検知できないの
で、上記した問題が生じてしまうのである。
粗大粒子の発生に伴う異常燃焼を早期に検知し、炉内の
損耗などの発生が未然に防止できるようにした流動層異
常燃焼診断方法及び装置を提供することにある。
装置の流動層異常燃焼診断方法において、流動層燃焼装
置内に現われる圧力差と各部の温度から、それらの何れ
か一方の平均値、頻度分布、振幅ピーク値、スペクトル
を算出し、これらの何れかを予め設定してある基準値と
比較して、異常燃焼を判定するようにして達成される。
子の発生が早期に検知でき、この結果、本発明は以下の
通り働く。流動層燃焼装置の所定の高さの温度を検出す
ることにより、流動層内の温度変化が検知できるが、こ
れは検出点近傍の温度変化であり、この近傍での異常は
検知できても、離れた場所で異常が発生した場合には、
必ずしも検知できるとは限らない。
大粒子の周辺での気泡の停滞によって、流動床のみかけ
の密度の減少となって現われ、この密度の減少は、粗大
粒子の存在する区間での差圧の変化として現れる。ま
た、粗大粒子の周辺では、気泡の運動、流れも変化する
ので、差圧の時系列信号に変化が生じ、これは、差圧振
動波形の平均値、頻度分布、振動波形のスペクトル(周
波数分布)の変化を詳細に解析することにより、検知で
きる。
る平均値、頻度分布、周波数分布の基準値と比較をする
ことにより、異常が早期に判定できる。このとき、特に
気泡チャネリングは、差圧絶対値、振動波形振幅の減少
として現われるので、これらの現象も、差圧振動波形の
解析により特定することができる。
層状態での差圧にも影響する。このとき、生成された粗
大粒子は、分散板からの空気流に対して障害物として作
用するので、異常は差圧の上昇として現われ、従って、
差圧の変化を起動時に追跡してやれば、炉内の異常を早
期に検知することができる。
ーク値を解析することにより検知でき、これは、基準と
なる閾値を予め異常燃焼判定部に設定しておき、それ以
上の場合に警報報知につながるようにして異常に備える
ことができる。
ことにより、正常、異常流動の識別を図っているので、
本発明によれば、流動燃焼状態の変化から異常を発見す
ることができる。
焼診断方法及び装置について、図示の実施の形態により
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態で、この
実施形態は、圧力容器1(図8参照)の高さが7.0mの
流動層ボイラ2を対象としたもので、図において、22
〜25は圧力導入弁、26〜30は差圧検出器、31〜
35は温度検出器、36は信号取り込み部、37は信号
処理部、38は信号判定部、39はモニタ装置、そして
40はスピーカである。
内の圧力に対して充分な耐圧を備えたコックなどで構成
され、流動層ボイラ2の炉底部L(図8において空気分
散板21があるところ)から順次、高さが0.7m、1.
9m、3.0m、4.0mの位置の合計5箇所に設置さ
れ、夫々の位置における流動層ボイラ2の内部の圧力を
取り出す働きをする。
入部を備え、これらの圧力導入部間に現れる圧力差を検
出し、検出した圧力差に応じた電気信号を発生する働き
をするもので、図示のように、流動層ボイラ2の炉底部
に設置してある圧力導入弁22と圧力導入部23〜26
の間に夫々圧力導入部が結合されている。
の炉底部Lと0.7mの高さの間を差圧計測区間とし
て、この区間での圧力差を検出し、差圧検出器28は流
動層ボイラ2の炉底部Lと1.9mの高さの間を、差圧
検出器29は流動層ボイラ2の炉底部Lと3.0mの高
さの間を、そして差圧検出器30は流動層ボイラ2の炉
底部Lと4.0mの高さの間を夫々差圧計測区間とし
て、それらの区間での圧力差を夫々検出し、これらの圧
力差に対応する電気信号(圧力信号)を発生することにな
る。
ンサなどで構成され、流動層ボイラ2の炉底部から高さ
0.05mの流動床内と、差圧計測区間の中間位置であ
る高さが0.4m、1.3m、2.4m、3.6mの位置に
夫々取り付けてあり、流動層ボイラ2内の雰囲気温度を
検出して電気信号(温度信号)を発生する働きをする。
〜30から時系列的に供給される圧力信号と、5個の温
度検出器31〜35から時系列的に供給される温度信号
を入力し、所定の時間毎に取り込む(サンプリング)働き
をするが、このとき、サンプリング期間については、流
動層ボイラ2の運転状況などに応じて任意に変更できる
ようにし、これにより、流動状態の変化を瞬時値として
解析するか、又は所定の期間の平均値として解析するか
が選択できるように構成してある。
力されてくる4系統の圧力信号と、5系統の温度信号を
夫々波形分析し、波形の平均値、頻度分布、ピーク値、
スペクトルを算出する働きをする。信号判定部38は、
信号処理部37から供給される波形分析結果を、予め登
録してある所定の判定基準値と比較し、異常燃焼か否か
を判定する働きをする。
が異常燃焼であるとなったとき、所定の異常信号を発生
し、モニタ39とスピーカ40により異常が報知される
ようにする。ここで、この信号判定部38で判定に使用
される基準値は、流動層ボイラ2の運転中で、正常な運
転状態が保たれていると判断されたとき、信号処理部3
7から与えられる波形分析結果を登録して使用する。
って次々と新たな基準値を得ることができるので、これ
らを、例えば流動媒体の粒度分布の違いなどの運転条件
に応じて複数種用意しておき、実際の運転条件に合わせ
て選択し判定を行うようにしてもよく、或いは追加、更
新できるようにしてもよい。
作について説明する。まず、信号処理部37は、差圧計
測区間毎の差圧変化から、頻度分布を解析する。図2
は、この頻度分布解析結果の一例で、3個の差圧検出器
27〜29から60秒間取り込まれた差圧の解析結果
を、横軸に差圧をとって、縦軸に頻度を示したものであ
り、ここで実線が正常時の波形で、破線が異常時の波形
である。
mと、0〜4.0mで実線の波形と破線の波形にずれが
現れており、破線の頻度分布が正常時に比して差圧が低
い方に変位していることが判る。これは、石炭のズリ分
と石灰石とが反応して、粒子同士の固着現象により塊状
の粗大粒子が発生した結果、粗大粒子周辺での気泡の停
滞が起こり、これによって、流動層の密度が見掛け上減
少したことに起因する。
7mでは波形にずれがほとんどみられないことから、そ
の上段の差圧計測区間である0.7〜1.9mで粗大粒子
が発生したと推定できる。このように、正常時の差圧の
頻度分布と比較することで、正常値からのずれにより異
常を検知し、ずれが現れた差圧計測区間から、粗大粒子
が存在する位置を推定することができる。
す波形をモニタ39に表示させ、更に波形のずれが所定
量に達したときはスピーカ40から警告音が発生される
ように構成してあり、この結果、この実施形態によれ
ば、運転中の流動床に異常燃焼が生じたときにはスピー
カ40から音響による報知が得られ、且つ、モニタ39
の表示により異常発生の内容も容易に知ることができ
る。従って、この実施形態によれば、流動床に現われた
燃焼異常の的確な把握が容易に得られることになり、こ
の結果、適切な対処を可能にし、炉の損耗を充分に抑え
ることができる。
分布解析結果の別の一例で、このときは、差圧計測区間
0〜0.7m、0〜1.9m、0〜4.0mの全ての計測
区間で、破線の頻度分布が、実線から差圧の低い方に変
位しており、且つ、夫々の波形で差圧の変動幅が正常時
に比して狭くなっている。
が生じて、層内から層上に向けて空気が貫通することが
できる経路が形成されたことを示しており、この場合に
は、気泡の破裂が少なくなるので差圧の変動成分が抑え
られ、このことが差圧変動幅の減少として表れているこ
とを示す。
々と解析し、正常時の差圧の頻度分布と比較することに
より、正常値からの波形のずれや差圧変動幅の変化から
流動異常の一形態である流動層チャネリング現象を推定
することができ、異常燃焼を確実に報知させることがで
きる。
法の他の例について、以下に説明する。図1から明らか
なように、信号処理部37は、温度検出器31〜35で
検出した温度信号も解析するように構成してあり、以下
に説明する診断方法では、この温度信号の解析を適用し
たものである。
おける温度の変化、つまり温度検出器32の温度信号に
よる解析結果を示したものであるが、この場合、計測高
さが0.4mなので流動層内の温度が検出される。そし
て、この場合、正常時には、実線で示すように、ほぼ一
定の温度を示し、ここでは約850℃付近で小幅な変化
が見られるだけである。
的に温度が変化する。例えば、図4では、破線で示すよ
うに、測定開始後、1時間から2時間の間に一時的に温
度が920℃まで上昇しており、従って、この場合は、
温度検出器32の近傍に石炭が偏在したことを示してい
る。そして、このときの920℃という温度は、正常時
での温度に対して閾値以上になるように、この閾値が設
定してある。
囲に戻っているが、この場合、この過程で高温時に石炭
のズリ分と石灰石とが反応し、粒子同士の固着現象が発
生して粗大粒子が形成されてしまう虞れがある。そこ
で、信号処理部37は、温度検出器31〜35による温
度信号を監視し、このような異常高温現象が生じた場合
には、その後、図2で説明した差圧振動波形の解析によ
る異常判定を実行するように構成されている。
一連の処理により、粗大粒子が形成され、粒子停滞によ
る流動不良の虞れが生じたときは、それが早期に発見で
きるので、流動床の異常燃焼を抑え、炉の損耗を確実に
抑制することができる。
2で説明した差圧波形の頻度分布による判定方法では、
特に異常が診断できない場合がある。しかし、この場合
でも、以下に図5により説明するスペクトル解析によれ
ば、異常が判定できる場合があり、従って、これらを併
用することにより、診断精度の向上が得られる。
きでも、このときの差圧信号では、図2に示した差圧振
動波形の頻度分布による診断では、正常時と異常時で頻
度分布に顕著な差が現れなかったものであるが、しか
し、この図5では、実線と破線で示すように、正常時と
異常時で顕著な差がみられ、容易に診断が得られる。
ペクトル(周波数分布)解析結果の一例として、差圧計測
区間0〜1.9mでの差圧の振動波形をスペクトル解析
し、その結果を、横軸に周波数をとり、縦軸には差圧の
強度をとって示したものであるが、この図によれば、ス
ペクトル中で正常時に0.1Hz以下にある周波数のピー
クが、異常時には約0.6Hz付近に移動していることが
明瞭に示されている。
流動床内で上昇する気泡が分割されて小さくなったこと
を示すものである。つまり、粗大粒子が形成されると、
その周辺では気泡径が変動し、これにより差圧の振動に
よる周波数成分に変化が現れ、気泡が分割され小さくな
った結果、差圧振動の周波数が高くなったものである。
るまでに至らなくても、気泡径が変化するだけで振動波
形のスペクトルに変化が現われるので、図5の実線で示
すように、正常時のスペクトルを登録しておき、これと
比較することにより流動不良を早期に検知することがで
き、従って、この実施形態によれば、流動床の異常燃焼
を抑え、炉の損耗を確実に抑制することができる。
波数分布)解析は信号処理部37により行われるように
構成してあるが、このとき、時系列の変化を精密に解析
できるウエーブレット解析を採用することにより、容易
に実施することができる。
中での異常燃焼診断方法であるが、ここで、次に、流動
床による燃焼運転が停止されていて、流動床が固定層状
態にあるときでの異常診断方法について説明すると、こ
の方法は、流動層ボイラ2の起動時、炉内に点火される
前に、炉内に計測用の所定流量の空気を送り込んで流動
床が固定層の状態にあるとき、差圧検出器27〜29か
ら差圧信号を取り込んで診断を行うようにしたものであ
る。
て、0〜0.7m、0〜1.9m、0〜4.0mの各区間
で計測された差圧、つまり差圧検出器27、28、30
から供給される差圧信号により、信号処理部37が解析
した結果の一例で、横軸に空塔速度をとったときの差圧
を縦軸にした特性図である。
動層ボイラ2)内での空気の上昇速度のことで、空気流
量A〔m3/秒〕と、炉の断面積B〔m2〕により、A/
Bとして与えられる数値であり、このため、信号取込部
36には、図1に示すように、空気流量Aを表わす信号
が入力されている。なお、この空気流量Aを表わす信号
は、図示してない空気流量検出器から供給されるように
なっている。
常時の差圧特性と、破線で示されている差圧特性には、
明らかな差が見られる。すなわち、差圧計測区間0〜
1.9mでの特性と、差圧計測区間0〜4.0mにおい
て、破線の異常時での差圧の方が、実線の正常時の差圧
に比して高くなっていることが判る。
わち、固定層状態では、粗大粒子は空気流に対して障害
物として作用し、流動床は流動不良になる。そして、こ
の流動不良が差圧の上昇をもたらすのである。
されている正常時の差圧特性を登録しておき、固定層状
態で取り込んだ差圧特性と比較し、これらの差が、これ
も予め設定してある所定の閾値を越えたとき、スピーカ
40を動作させ、これにより異常燃焼の虞れがあること
を報知させるように動作する。
動時直前など、流動層ボイラ2が運転されていないと
き、予め流動床の状態を診断し、流動媒体中に粗大粒子
が形成されていないことを確認することができ、この結
果、炉内の異常を早期に検知して適切な対処を取ること
ができ、流動床の異常燃焼を抑え、炉の損耗を確実に抑
制することができる。
断処理をフローチャートにより示したものである。差圧
検出器27〜30と、温度検出器31〜35により、流
動層ボイラ2内でモニタリングされた差圧振動波形(差
圧信号)と熱電対温度(温度信号)は、信号取込部36に
おいてA/D変換され、次いで、信号処理部37におい
て、夫々平均値、頻度分布、ピーク値、スペクトルなど
が算出される。
ーク値が予め設定してある許容閾値を越えたとき警告が
発せられるようにする。ピーク値が許容される範囲にあ
る場合は、次に平均値、頻度分布、スペクトルが、夫々
の正常時のデータとの比較により偏差が算出され、これ
が許容値以上であると自動的に警告が発せられるのであ
る。
り粗大粒子の検知などの炉内の異常流動を早期に発見で
き、この結果、炉の損耗につながる現象を避けるための
的確な対処を容易にとることができる。
法を、例えば図8に示された流動床発電システムに適用
した場合を示したもので、図において、41はパソコン
(パーソナルコンピュータ)で、42はインターフェース
用のA/D変換器で、その他の構成は、図1の実施形態
と同じであり、従って、パソコン41は、図1の信号処
理部37と信号判定部38に相当するもので、A/D変
換器42は同じく信号取込部36に相当するものとな
る。
て、図2〜図6で説明した方法の何れかにより、又はそ
れらの方法の併用により、燃焼異常を診断する処理の実
行に必要な手順(プログラム)を格納したパソコンを用
い、これに、A/D変換器42を介して、差圧検出器2
7〜30と、温度検出器31〜35から、夫々差圧信号
と温度信号を取り込み、図1の実施形態と同じく、燃焼
異常診断結果をパソコン25のモニタに表示させ、スピ
ーカ40により異常発生を報知させるようにしたもので
ある。
では、4個の差圧検出器27〜30の全てと、5個の温
度検出器31〜35の全てについて、それらによる信号
を使用した場合については説明しなかったが、何れにつ
いても任意に選択して使用することができることはいう
までもなく、よりよい診断結果が得られるものを選んで
診断を行うようにしてやれば良い。
流動媒体中での粗大粒子の発生を検知し、異常燃焼を判
定するようにしたので、異常燃焼の的確な診断を早期
に、しかも容易に得ることができる。従って、本発明に
よれば、流動床に現われた燃焼異常がいち早く的確に把
握でき、この結果、適切な対処を早期に図ることがで
き、炉の損耗を充分に抑えることができる。
形態を示す構成図である。
第1の例を説明するための特性図である。
第2の例を説明するための特性図である。
第3の例を説明するための特性図である。
第4の例を説明するための特性図である。
第5の例を説明するための特性図である。
処理手順を説明するためのフローチャートである。
図である。
形態を示す構成図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 流動層燃焼装置の流動層異常燃焼診断方
法において、 流動層燃焼装置内に現われる圧力差と各部の温度から、
それらの何れか一方の平均値、頻度分布、振幅ピーク
値、スペクトルを算出し、これらの何れかを予め設定し
てある基準値と比較して、異常燃焼を判定することを特
徴とする流動層異常燃焼診断方法。 - 【請求項2】 流動層燃焼装置の流動層異常燃焼診断装
置であって、 流動層燃焼装置内に現われる差圧、温度を取り込む信号
取込部と、 該信号取込部で取り込んだ時系列信号を処理する信号処
理部と、 該信号処理部で得られた差圧波形の平均値、頻度分布、
振幅ピーク値、及びスペクトルの何れか1つを基準値と
比較する信号判定部とを有することを特徴とする流動層
異常燃焼診断装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 前記信号取込部が、その信号の取込時間の変更により、
前記信号処理部に転送されるデータ量が任意に変更でき
るように構成されていることを特徴とする流動層異常燃
焼診断方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載の装置において、 前記信号判定部における基準値が、必要に応じて更新、
追加可能に構成されていることを特徴とする流動層異常
燃焼診断装置。 - 【請求項5】 請求項2に記載の装置において、 表示手段と報知手段の少なくとも一方を備え、 異常燃焼と判定されたとき、異常燃焼の内容と、異常燃
焼発生の報知の少なくとも一方が得られるように構成し
たことを特徴とする流動層異常燃焼診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13029599A JP4150127B2 (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 流動層異常燃焼診断方法及び流動層異常燃焼診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13029599A JP4150127B2 (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 流動層異常燃焼診断方法及び流動層異常燃焼診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320823A true JP2000320823A (ja) | 2000-11-24 |
| JP4150127B2 JP4150127B2 (ja) | 2008-09-17 |
Family
ID=15030907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13029599A Expired - Lifetime JP4150127B2 (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 流動層異常燃焼診断方法及び流動層異常燃焼診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP4150127B2 (ja) |
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