JP2000321173A - 歯車ピッチ誤差取得方法 - Google Patents

歯車ピッチ誤差取得方法

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JP2000321173A
JP2000321173A JP11134314A JP13431499A JP2000321173A JP 2000321173 A JP2000321173 A JP 2000321173A JP 11134314 A JP11134314 A JP 11134314A JP 13431499 A JP13431499 A JP 13431499A JP 2000321173 A JP2000321173 A JP 2000321173A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歯車対の少なくとも一方の歯車のピッチ誤差を
取得する方法において、かみ合い伝達誤差の測定結果を
利用することにより、かみ合い回転状態における各歯車
のピッチ誤差を取得する。 【解決手段】ギヤとピニオンとがかみ合って回転する際
の複数のかみ合い伝達誤差θE のうちギヤの各かみ合い
歯面ごとに最大となる複数の誤差最大時かみ合い伝達誤
差に対応するギヤの複数の相対回転角(=i)の平均値
(=imean)を計算し、上記複数のかみ合い伝達誤差の
うち、それに対応するギヤの相対回転角が上記平均値と
一致する複数の代表かみ合い伝達誤差をギヤの複数の個
別誤差aとし、それら複数の個別誤差aに基づき、ギヤ
の単一ピッチ誤差fpt,隣接ピッチ誤差fpuおよび累積
ピッチ誤差FP を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いにかみ合って
回転する歯車対の少なくとも一方の歯車のピッチ誤差を
取得する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯車について測定される誤差としてかみ
合い伝達誤差とピッチ誤差とが知られている。かみ合い
伝達誤差は、歯車対がかみ合って回転することによって
一方の歯車から他方の歯車に回転が伝達される際にそれ
ら歯車対に生じる回転角の誤差である。一方、ピッチ誤
差は、歯車のピッチの実際値と理論値との差である。こ
のピッチ誤差を測定する方法には、ピッチ円上において
長さとして測定する直線ピッチ測定法と、回転角として
測定する回転角測定法とがある。
【0003】そして、従来の歯車ピッチ誤差測定方法
は、測定すべき歯車単体について無負荷状態でピッチ誤
差を測定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および発
明の効果】そのため、この従来方法には、歯車のピッチ
誤差を、その歯車がそれとかみ合う別の歯車から負荷を
受けて回転する実際の使用状態(負荷回転状態)を再現
しつつ測定することができないという問題があった。さ
らに、この従来方法には、かみ合い伝達誤差の測定結果
が存在する場合に、その測定結果を有効に利用してピッ
チ誤差を測定することができないという問題もあった。
【0005】このような事情を背景として、本発明は、
歯車対のかみ合い伝達誤差の測定結果を利用することに
より、かみ合い回転状態における歯車対の少なくとも一
方の歯車のピッチ誤差を取得することを課題としてなさ
れたものであり、本発明によって下記各態様が得られ
る。各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番
号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で
記載する。これは、本明細書に記載の技術的特徴および
それらの組合せのいくつかの理解を容易にするためであ
り、本明細書に記載の技術的特徴やそれらの組合せが以
下の態様に限定されると解釈されるべきではない。
【0006】(1) 互いにかみ合って回転する歯車対の少
なくとも一方の歯車のピッチ誤差を取得する方法であっ
て、前記歯車対を一方向にかみ合い回転させることによ
り、一方の歯車である第1歯車の絶対回転角に関連付け
て、他方の歯車である第2歯車の絶対回転角の実際値と
理論値との差として測定された複数のかみ合い伝達誤差
のうち、第1歯車の各かみ合い歯面ごとに実質的に最大
となる複数の誤差最大時かみ合い伝達誤差に基づき、前
記第1歯車と第2歯車との少なくとも一方のピッチ誤差
を計算するピッチ誤差計算工程とを含む歯車ピッチ誤差
取得方法〔請求項1〕。歯車対が一方向にかみ合い回転
させられる際の複数のかみ合い伝達誤差から、第1歯車
の各かみ合い歯面ごとに実質的に最大となる複数の誤差
最大時かみ合い伝達誤差を抽出することは、複数のかみ
合い伝達誤差から、歯車対の複数のピッチ点における仮
想的な複数のかみ合い伝達誤差である複数の仮想かみ合
い伝達誤差に近似するものを抽出することを意味する。
一方、複数の仮想かみ合い伝達誤差に近似するものが分
かれば、その幾何学的性質を利用することにより、歯車
対の少なくとも一方の歯車のピッチ誤差を計算により取
得することができる。このような知見に基づいて本項に
記載の歯車ピッチ誤差取得方法がなされたのであり、し
たがって、この方法によれば、歯車のピッチ誤差を、そ
の歯車がそれとかみ合う別の歯車から負荷を受けて回転
する実際の使用状態(負荷回転状態)を再現しつつ測定
することができる。さらに、この方法によれば、かみ合
い伝達誤差の測定結果が存在する場合に、その測定結果
を有効に利用して歯車対の少なくとも一方の歯車のピッ
チ誤差を測定することができる。この方法において「絶
対回転角」は、各歯車が一方向に回転するにつれて、か
み合い歯面の更新とは無関係に、一方向に変化し続ける
回転角である。これに対して、「相対回転角」は、各歯
車が一方向に回転するにつれて、同じかみ合い歯面内に
おいては一方向に変化し続けるが、かみ合い歯面が更新
されるごとに初期値にリセットされる回転角である。ま
た、この方法において「かみ合い歯面」とは、歯車対を
一方向にかみ合い回転させたときに各歯車に存在する複
数の歯面のうち他方の歯車の歯面とのかみ合いに寄与す
る歯面のみを意味する。 (2) 前記ピッチ誤差計算工程が、前記複数の誤差最大時
かみ合い伝達誤差に対応する前記第1歯車の複数の、各
かみ合い歯面ごとの相対回転角を複数の誤差最大時相対
回転角として取得する誤差最大時相対回転角取得工程
と、取得された複数の誤差最大時相対回転角の平均値を
平均相対回転角として計算する平均相対回転角計算工程
とを含み、かつ、前記複数のかみ合い伝達誤差のうち、
それに対応する前記第1歯車の相対回転角が前記計算さ
れた平均相対回転角と実質的に一致する複数の代表かみ
合い伝達誤差に基づき、前記第1歯車と第2歯車との少
なくとも一方のピッチ誤差を計算するものである(1) 項
に記載の歯車ピッチ誤差取得方法〔請求項2〕。複数の
かみ合い伝達誤差から、それに対応する第1歯車の相対
回転角が、複数の誤差最大時かみ合い伝達誤差に対応す
る第1歯車の複数の相対回転角の平均値と実質的に一致
する複数の代表かみ合い伝達誤差を抽出することは、複
数のかみ合い伝達誤差から、前記複数の仮想かみ合い伝
達誤差に一層近似するものを抽出することを意味する。
したがって、この方法によれば、かみ合い伝達誤差から
ピッチ誤差を一層高い精度で取得することができる。 (3) 前記歯車対が、歯数が2以上である小歯車と、その
小歯車より歯数が大きい大歯車とがかみ合って回転する
ものであり、前記複数のかみ合い伝達誤差が、前記歯車
対を一方向にかみ合い回転させることにより、前記大歯
車の絶対回転角に関連付けて、前記小歯車の絶対回転角
の実際値と理論値との差として測定されたものであり、
前記誤差最大時相対回転角取得工程が、前記大歯車の各
かみ合い歯面ごとに、前記かみ合い伝達誤差が実質的に
最大となるときの大歯車の相対回転角を誤差最大時相対
回転角として取得するものであり、前記ピッチ誤差計算
工程が、さらに、前記大歯車の各かみ合い歯面ごとに、
大歯車の相対回転角が前記計算された平均相対回転角と
実質的に一致するときの前記代表かみ合い伝達誤差を大
歯車の暫定個別誤差として取得する第1工程と、前記小
歯車の各かみ合い歯面ごとに、前記歯車対をかみ合い回
転させた場合に前記大歯車の複数のかみ合い歯面のうち
小歯車の各かみ合い歯面が互いに異なる時期に接触する
複数のかみ合い歯面について取得された前記暫定個別誤
差の平均値を小歯車の各かみ合い歯面の個別誤差として
取得する第2工程と、前記大歯車の各かみ合い歯面ごと
に、前記歯車対をかみ合い回転させた場合に前記小歯車
の複数のかみ合い歯面のうち大歯車の各かみ合い歯面が
接触する一歯面について取得された前記個別誤差と、小
歯車の複数のかみ合い歯面について取得された複数の前
記個別誤差の平均値である平均個別誤差との差に基づ
き、大歯車の各かみ合い歯面について取得された前記暫
定個別誤差を補正して最終個別誤差を取得する第3工程
と、前記大歯車の互いに連続した複数のかみ合い歯面に
ついて取得された複数の前記最終個別誤差の少なくとも
2つの差に基づいて大歯車のピッチ誤差を計算する第4
工程と、前記小歯車の互いに連続した複数のかみ合い歯
面について取得された複数の前記個別誤差の少なくとも
2つの差に基づいて小歯車のピッチ誤差を計算する第5
工程とを含む(2) 項に記載の歯車ピッチ誤差取得方法
〔請求項3〕。この方法においては、一方の歯車につい
てピッチ誤差を取得する際に、他方の歯車の複数のかみ
合い歯面についての複数の代表かみ合い伝達誤差の平均
値がその他方の歯車の個別誤差であると仮定されること
により、歯車対の総合的なかみ合い伝達誤差から各歯車
の個別的なピッチ誤差が取得される。したがって、この
方法によれば、歯車対のいずれの歯車についてもピッチ
誤差を取得することができる。 (4) 前記第3工程が、前記大歯車の各かみ合い歯面ごと
に、前記歯車対をかみ合い回転させた場合に前記小歯車
の複数のかみ合い歯面のうち大歯車の各かみ合い歯面が
接触する一歯面について取得された前記個別誤差と小歯
車の前記平均個別誤差との差と、大歯車の各かみ合い歯
面について取得された前記暫定個別誤差との差として大
歯車の前記最終個別誤差を取得するものである(3) 項に
記載の歯車ピッチ誤差取得方法。 (5) 前記ピッチ誤差計算工程が、前記第1歯車の各かみ
合い歯面ごとに、前記複数のかみ合い伝達誤差のうち、
それに対応する第1歯車の相対回転角が前記計算された
平均相対回転角を中心にして設定された設定範囲に属す
る複数の近傍かみ合い伝達誤差の平均値を前記代表かみ
合い伝達誤差として計算する工程を含む(1) ないし(4)
項のいずれかに記載の歯車ピッチ誤差取得方法。前記
(1) ないし(4) 項のいずれかに記載の方法は、前記ピッ
チ誤差計算工程が、第1歯車の各かみ合い歯面ごとに、
複数のかみ合い伝達誤差のうち、それに対応する第1歯
車の相対回転角が平均相対回転角と実質的に一致する対
応かみ合い伝達誤差をそのまま代表かみ合い伝達誤差と
して取得する態様で実施することができる。しかし、対
応かみ合い伝達誤差に測定誤差が存在する場合には、そ
の測定誤差がそのまま代表かみ合い伝達誤差の誤差とな
ってしまう。これに対して、本項に記載の方法によれ
ば、対応かみ合い伝達誤差に測定誤差が存在する場合に
その測定誤差が縮減された状態で代表かみ合い伝達誤差
を取得することができる。 (6) 前記ピッチ誤差計算工程が、前記第1歯車と第2歯
車との少なくとも一方の単一ピッチ誤差を、その歯車
の、互いに隣接した2つのかみ合い歯面について取得さ
れた2つの前記代表かみ合い伝達誤差の差として計算す
る工程と、各歯車の隣接ピッチ誤差を、その歯車の、互
いに隣接した2つのかみ合い歯面について取得された2
つの前記単一ピッチ誤差の差として計算する工程と、各
歯車の累積ピッチ誤差を、その歯車の複数のかみ合い歯
面について取得された前記複数の代表かみ合い伝達誤差
の最大値と最小値との差として計算する工程との少なく
とも一つを含むものである(2) ないし(5) 項のいずれか
に記載の歯車ピッチ誤差取得方法。 (7) 前記ピッチ誤差計算工程が、プロセッサとメモリと
を含むコンピュータを用いて実施され、かつ、前記複数
のかみ合い伝達誤差を表す離散的な複数のデータが前記
メモリに記憶されて前記プロセッサにより処理される
(1) ないし(6) 項のいずれかに記載の歯車ピッチ誤差取
得方法。 (8) (1) ないし(7) 項のいずれかに記載の歯車ピッチ誤
差取得方法を実施するためにコンピュータにより実行さ
れるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体〔請求項4〕。ここにおける「記録媒体」には
例えば、フロッピーディスク,磁気テープ,磁気ディス
ク,磁気ドラム,磁気カード,光ディスク,光磁気ディ
スク,ROM,CD−ROM,ICカード,穿孔テープ
等がある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な一
実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】本発明の一実施形態は歯車ピッチ誤差取得
方法である。概略的に説明すれば、ピッチ誤差の測定対
象である歯車対についてのかみ合い伝達誤差の測定結果
に基づき、個々の歯車についてピッチ誤差を、各歯車の
ピッチ円上における回転角に近似すると仮定された回転
角として取得する方法である。
【0009】図1には、その歯車ピッチ誤差取得方法を
実施するのに好適な歯車ピッチ誤差取得装置(以下、単
に「取得装置」という)が示されている。
【0010】取得装置は、入力装置10とコンピュータ
12と出力装置14と外部記憶装置16とを備えてい
る。入力装置10はマウス,キーボード等を含むように
構成される。コンピュータ12はCPU等、プロセッサ
20と、ROM,RAM,ハードディスク等、メモリ2
2と、それらプロセッサ20とメモリ22とを接続する
バス24とを含むように構成される。出力装置14はデ
ィスプレイ,プリンタ,プロッタ等を含むように構成さ
れる。外部記憶装置16は、記録媒体26が装填可能と
なっていて、装填状態においては、記録媒体26に対す
るデータの読み取りおよび書き込みが必要に応じて行わ
れる。
【0011】取得装置は、さらに、かみ合い伝達誤差測
定装置(以下、単に「測定装置」という)30を備えて
いる。この測定装置30はよく知られたものであるた
め、簡単に説明する。
【0012】図2には、ギヤ50とピニオン52とがか
み合った歯車対(例えば、傘歯車,ハイポイドギヤ,ウ
ォームギヤ等)のかみ合い伝達誤差がその測定装置30
により測定される様子が示されている。ギヤ50とピニ
オン52とにはそれぞれセンサ60,62が同軸にかつ
一体的に回転可能に取り付けられている。センサ60,
62はそれぞれ、ギヤ50の回転角θG とピニオン52
の回転角θP とを検出する。ピニオン52は図示しない
駆動モータにより駆動され、これにより、ピニオン52
が駆動歯車とされる。一方、ギヤ50は図示しない制動
モータにより制動され、これにより、ギヤ50が被動歯
車とされる。それらギヤ50とピニオン52とは、かみ
合い伝達誤差の測定中、実際の使用状態が実質的に再現
されるように負荷および回転状態が駆動モータと制動モ
ータとによって制御される。測定装置30は、さらに、
ピニオン52を一定速度で一方向に回転させつつ、ギヤ
50の回転角θG とピニオン52の回転角θP とを微小
周期で繰返し測定する。測定装置30は、ピニオン52
の回転角θP を表す離散的な複数のピニオン回転角デー
タとギヤ50の回転角θG を表す離散的な複数のギヤ回
転角データとを互いに関連付けて図示しないメモリにお
いて記憶する。
【0013】測定装置30は、さらに、図示しないコン
ピュータを備えている。そのコンピュータは、上記ピニ
オン回転角データおよびギヤ回転角データに基づいてか
み合い伝達誤差計算プログラムを実行する。
【0014】ところで、複数のギヤ回転角テータには、
図3に示すように、それが表す回転角θG が一定量増加
するごとに1ずつ増加する相対番号i(i=0,1,・
・・)が付されている。回転角θG と相対番号iとの間
には比例関係が成立しているのである。ただし、相対番
号iは、新たなかみ合い歯面(以下、単に「歯面」とい
う)に移行するごとに、すなわち、新たな歯面接触サイ
クルに移行するごとに0に初期化される。
【0015】さらに、それら複数のギヤ回転角テータに
は、図示しないが、それが表す回転角θG が増加する方
向に0から1ずつ増加する絶対番号Iも付されている。
絶対番号Iは、相対番号iとは異なり、新たな歯面接触
サイクルに移行するごとに0に初期化されることはな
く、増加し続ける。
【0016】ここで、歯面接触サイクルの意味について
説明する。図4の(a) には、ギヤ50の一部が正面図で
示されている。ギヤ50のj(j=0,1,・・・,Z
G −1)番目の歯面は、ピニオン52の歯面と点PS/j
において接触し始め、やがてピッチ点に近似する点P
P/j を通過し、点PE/j において接触し終わる。このこ
とは、(j+1)番目の歯面についても同様である。そ
して、j番目の歯面の接触開始から接触終了までがj番
目の歯面接触サイクルと定義され、(j+1)番目の歯
面の接触開始から接触終了までが(j+1)番目の歯面
接触サイクルと定義されている。j番目の歯面接触サイ
クルの間、かみ合い伝達誤差θE が、同図の(b) に示す
ように、一つの山を成すように変化する。同図の(b) に
は、同図の(a) との対応関係も示されている。
【0017】なお、j番目の歯面接触サイクルの終了時
におけるかみ合い伝達誤差θE と、後続する(j+1)
番目の歯面接触サイクルの開始時におけるかみ合い伝達
誤差θE とが互いに一致するとは限らない。
【0018】そして、かみ合い伝達誤差計算プログラム
は、回転角θG の各値ごとに、すなわち、各番号i,I
ごとに、回転角θP の実際値と理論値との差をかみ合い
伝達誤差θE として計算する。具体的には、 θE =(ZG /ZP )θP −θG なる式を用いて計算される。ここに、「ZG 」はギヤ5
0の歯数、「ZP 」はピニオン52の歯数をそれぞれ表
している。このようにして計算されたかみ合い伝達誤差
θE を表すかみ合い伝達誤差データも前記メモリに記憶
され、さらに、前記記録媒体26に転送される。
【0019】その記録媒体26にはピッチ誤差計算プロ
グラムが記憶されている。そして、ピッチ誤差の計算時
には、記録媒体26から必要なプログラムおよびデータ
が読み出されてコンピュータ12のメモリ22に転送さ
れ、その後、プロセッサ20によりそのプログラムが実
行される。
【0020】図5には、上記ピッチ誤差計算プログラム
がフローチャートで表されている。本プログラムが実行
されると、まず、ステップS1(以下、単に「S1」で
表す。他のステップについても同じとする)において、
歯数ZP ,ZG (>ZP )が入力される。次に、S2に
おいて、かみ合い伝達誤差データが記録媒体26からメ
モリ22に取り込まれる。
【0021】その後、S3において、ギヤ50の複数の
歯面のうちピッチ誤差の計算を開始する計算開始歯面
(m=0)からm(m≦ZG −1)番目の歯面までにつ
き、ギヤ50の各歯面接触サイクルごとに、測定された
かみ合い伝達誤差θE が最大となるときの相対番号i
が、誤差最大時相対番号imax とされる。ここに「m」
は、 m=nZp −1 ・・・(1) なる式を用いて計算される。ただし、「n」は0でない
任意の整数を表す。
【0022】図3の例においては、ギヤ50の(j−
1)番目の歯面接触サイクルについては、imax/j-1
誤差最大時相対番号imax として取得され、j番目の歯
面接触サイクルについては、imax/j が誤差最大時相対
番号imax として取得され、(j+1)番目の歯面接触
サイクルについては、imax/j+1 が誤差最大時相対番号
max として取得されることになる。
【0023】なお付言すれば、誤差最大時相対番号i
max を取得する数を、(m+1)個、すなわち、歯数Z
P の倍数としたのは、ギヤ50のすべての歯面の数が必
ずしも歯数ZP の倍数と等しくなるとは限らず、それに
もかかわらず、ギヤ50のすべての歯面と同数、誤差最
大時相対番号imax を取得することとすると、取得すべ
き複数の誤差最大時相対番号imax を取得するために用
いられる複数のかみ合い伝達誤差に、ピニオン52の歯
面誤差がそのピニオン52の複数の歯面に関して互いに
均等に含まれないことになるからである。
【0024】さらに付言すれば、誤差最大時相対番号i
max は、かみ合い伝達誤差θE が最大となるときの相対
回転角である誤差最大時相対回転角に対応するため、誤
差最大時相対番号imax を取得することは、誤差最大時
相対回転角を取得することを意味する。
【0025】続いて、S4において、計算開始歯面から
m番目の歯面までについて取得された(m+1)個の誤
差最大時相対番号imax の平均値(ただし、整数に丸め
られる)である平均相対番号imeanが計算される。
【0026】歯数ZP が1である場合には、前記整数n
を2以上とすることが望ましい。整数nを1としたので
は、1個の誤差最大時相対番号imax がそのまま平均相
対番号imeanとされてしまい、大きな誤差が生じる可能
性があるからである。また、歯数ZP が1ではない場合
には、整数nは1以上であればよく、歯数ZG を歯数Z
P で割り算した値の整数部と等しくすることは不可欠で
はない。
【0027】そして、すべての絶対番号Iのうち、相対
番号iが上記計算された平均相対番号imeanと一致する
複数の絶対番号Iである対応絶対番号Icor が付された
かみ合い伝達誤差データが、ピッチ誤差の計算に用いら
れる。以下、j番目の歯面接触サイクルの対応絶対番号
cor (j)に対応する各歯面上の位置をピッチ誤差計
算位置という。
【0028】そのピッチ誤差計算位置に対応するかみ合
い伝達誤差θE (以下、単に「対応かみ合い伝達誤差θ
E cor 」という)が誤差を有する場合がある。そこで、
本実施形態においては、S5において、各歯面接触サイ
クルごとに、対応かみ合い伝達誤差θE cor と、複数の
かみ合い伝達誤差θE のうち、回転角θG に関して対応
かみ合い伝達誤差θE cor の前後に位置する複数の近傍
かみ合い伝達誤差θEとの和の平均値が計算される。そ
の計算された平均値が、j番目の歯面接触サイクルのピ
ッチ誤差計算位置に対応する代表かみ合い伝達誤差θ
E rep/j とされる。この代表かみ合い伝達誤差θ
E rep/j は、具体的には、 θE rep/j =(ΣθEI)/(2h+1) ・・・(2) なる式を用いて計算される。ただし、「h」は任意の整
数を表し、また、「Σθ EI」は、絶対番号Iが(rj
h)から(rj +h)までにおけるかみ合い伝達誤差θ
E の和を表している。ただし、「rj 」は、 rj =jψ+Icor (j) ・・・(3) なる式で計算される。ただし、「ψ」は、1歯面接触サ
イクルに属する絶対番号Iの数を表す。
【0029】ここで、代表かみ合い伝達誤差θE rep/j
の物理的な意味を図6に基づいて観念的に説明する。
【0030】同図には、ピニオン52は誤差のない理論
歯車であるが、ギヤ50は誤差のある実歯車であると仮
定した上で、ギヤ50が、それのピッチ半径が無限大で
あると仮定して示されている。すなわち、ピニオン52
の実際の誤差がギヤ50の実際の誤差に上乗せされ、そ
れがかみ合い伝達誤差θE とされているのである。さら
に、同図には、ギヤ50の実歯面が実線、理論歯面が破
線でそれぞれ示されている。さらにまた、ピッチ円が一
点鎖線で示されている。
【0031】そして、例えば、(j−1)番目の歯面接
触サイクルにおける代表かみ合い伝達誤差θE rep/j-1
は、ギヤ50の(j−1)番目の実歯面と理論歯面と
の、ピッチ円上における、ギヤ50の回転角に関する誤
差として把握することができる。この誤差はまた、ギヤ
50の実歯面上の、実ピッチ点に近似する点である近似
実ピッチ点と、ギヤ50の理論歯面上の、理論ピッチ点
に近似する点である近似理論ピッチ点との、ギヤ50の
回転角に関する誤差として把握することもできる。
【0032】以上のようにして複数の代表かみ合い伝達
誤差θE rep が計算された後、S6において、歯数ZP
が1であるか否かが判定される。今回は、1であると仮
定すれば、判定がYESとなり、S7において、各歯面
接触サイクルごとに、計算された代表かみ合い伝達誤差
θE rep/j がそのままギヤ50の個別誤差aj とされ
る。歯数ZP が1である場合には、ピニオン52の個別
誤差bj は0であると考えることが可能であり、よっ
て、本来総合誤差である代表かみ合い伝達誤差θE
rep/j がそのままギヤ50の個別誤差aj とされるので
ある。
【0033】その後、S8において、ギヤ50の複数の
個別誤差aj (j=0,1,・・・,ZG −1)に基づ
いて、j番目の歯面、すなわち、j番目の歯面接触サイ
クルにつき、ギヤ50の単一ピッチ誤差fptj が計算さ
れる。単一ピッチ誤差fptjは、 fptj =aj+1 −aj ・・・(4) なる式を用いて計算される。さらに、j番目の歯面につ
き、隣接ピッチ誤差fpu j が計算される。隣接ピッチ誤
差fpuj は、 fpuj =fptj+1 −fptj =aj+2 −2aj+1 +aj ・・・(5) なる式を用いて計算される。さらに、j番目の歯面につ
き、累積ピッチ誤差Fpが計算される。累積ピッチ誤差
p は、ギヤ50の複数の個別誤差aj (j=0,1,
・・・,ZG −1)の最大値をamax 、最小値をamin
とした場合に、 Fp =amax −amin ・・・(6) なる式を用いて計算される。図7には、互いに隣接した
2個の個別誤差aj+1 ,aj から単一ピッチ誤差fptj
が計算される様子と、互いに隣接した2個の個別誤差a
j+2 ,aj+1 から単一ピッチ誤差fptj+1 が計算される
様子と、互いに隣接した2個の単一ピッチ誤差
ptj+1 ,fptj から隣接ピッチ誤差fpuj が計算され
る様子と、最大値amax と最小値amin とから累積ピッ
チ誤差Fp が計算される様子とがグラフを用いて示され
ている。以上で本プログラムの一回の実行が終了する。
【0034】以上、歯数ZP が1である場合を説明した
が、以下、1ではない場合を説明する。この場合、図5
のS6の判定がNOとなり、S9以下のステップに移行
する。
【0035】S9においては、各歯面接触サイクルごと
に、前記計算された代表かみ合い伝達誤差θE rep/j
ギヤ50の暫定個別誤差aj とされる。最初から最終的
なものとされない点、歯数ZP が1である場合とは異な
る。なぜなら、歯数ZP が1ではない場合には、ピニオ
ン52の個別誤差bj が0であると考えることは適当で
はないからである。
【0036】その後、S10において、ピニオン52の
個別誤差bx (x=0,1,・・・,ZP −1)が計算
される。個別誤差bx は、ピニオン52の各歯面ごと
に、歯車対をかみ合い回転させた場合にギヤ50の複数
の歯面のうちピニオン52の各歯面が互いに異なる時期
に接触する複数の歯面(以下、「接触歯面群」という)
について取得された暫定個別誤差ay の平均値として計
算される。すなわち、ピニオン52の個別誤差bx は、 bx =(Σay )/s ・・・(7) なる式を用いて計算される。ただし、「Σay 」は、上
記接触歯面群を構成する複数の歯面についての複数の個
別誤差ay の和を意味し、「s」は、その和を構成する
個別誤差ay の数を意味する。また、「ay 」の「y」
は、 y=kZP +x ・・・(8) なる式を用いて計算される。ただし、 k=0,1,・・・ y≦ZG −1
【0037】例えば、ギヤ50の歯数ZG が10、ピニ
オン52の歯数ZP が3である場合には、ピニオン52
の0番目(x=0)の歯面については、ギヤ50の0番
目の歯面と3番目の歯面と6番目の歯面と9番目の歯面
とが上記接触歯面群を構成する。そして、ピニオン52
の0番目の歯面については、ギヤ50の0番目,3番
目,6番目および9番目の歯面についての4個の個別誤
差a0 ,a3 ,a6 ,a 9 の平均値が個別誤差b0 とし
て計算されることになる。また、同様にして、ピニオン
52の1番目(x=1)の歯面については、ギヤ50の
1番目の歯面と4番目の歯面と7番目の歯面とが上記接
触歯面群を構成する。そして、ピニオン52の1番目の
歯面については、ギヤ50の1番目,4番目および7番
目の歯面についての3個の個別誤差a1 ,a4 ,a7
平均値が個別誤差b1 として計算されることになる。
【0038】続いて、S11において、ギヤ50の暫定
個別誤差aj (j=0,1,・・・,ZG −1)が補正
されて最終個別誤差a’j が取得される。ギヤ50の各
歯面ごとに、歯車対をかみ合い回転させた場合にピニオ
ン52の複数の歯面のうちギヤ50の各歯面が接触する
一歯面(以下、「接触歯面」という)について取得され
た個別誤差bz と、ピニオン52のすべての歯面につい
て取得された複数の個別誤差bx の平均値との差と、ギ
ヤ50の各歯面について取得された暫定個別誤差aj
の差として最終個別誤差a’j が取得される。具体的に
は、最終個別誤差a’j は、 a’j =aj −{bz −(Σbx )/ZP } ・・・(9) なる式を用いて計算される。ただし、「Σbx 」は、ピ
ニオン52のすべての歯面について取得された複数の個
別誤差bx の和を意味する。また、「bz 」の「z」
は、 z=j−int(j/ZP )ZP ・・・(10) なる式を用いて計算される。ただし、「int(j/Z
P )」は、jをZP で割り算した値の整数部を表す。
【0039】例えば、ギヤ50の歯数ZG が10、ピニ
オン52の歯数ZP が3である場合には、ギヤ50の0
番目(j=0)の歯面については、ピニオン52の0番
目(z=0)の歯面が上記接触歯面となる。また、ギヤ
50の1番目(j=1)の歯面については、ピニオン5
2の1番目(z=1)の歯面が上記接触歯面となる。ま
た、ギヤ50の2番目(j=2)の歯面については、ピ
ニオン52の2番目(z=2)の歯面が上記接触歯面と
なる。また、ギヤ50の3番目(j=3)の歯面につい
ては、ピニオン52の3番目(z=3)の歯面が上記接
触歯面となる。また、ギヤ50の4番目(j=4)の歯
面については、ピニオン52の0番目(z=0)の歯面
が上記接触歯面となる。
【0040】その後、S12において、ギヤ50の最終
個別誤差a’j (j=0,1,・・・,ZG −1)が前
記式(4) ないし式(6) の「aj 」に代入されることによ
り、ギヤ50の単一ピッチ誤差と隣接ピッチ誤差と累積
ピッチ誤差とが計算される。
【0041】続いて、S13において、ピニオン52の
個別誤差bx (x=0,1,・・・,ZP −1)が前記
式(4) ないし式(6) の「aj 」に代入されることによ
り、ピニオン52の単一ピッチ誤差と隣接ピッチ誤差と
累積ピッチ誤差とが計算される。
【0042】以上で本プログラムの一回の実行が終了す
る。
【0043】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、図5のS2ないしS13が互いに共同し
て「ピッチ誤差計算工程」を構成し、そのうち、同図の
S3が「誤差最大時相対回転角取得工程」を構成し、同
図のS4が「平均相対角度計算工程」を構成しているの
である。
【0044】なお付言すれば、上記実施形態において
は、かみ合い伝達誤差の測定とピッチ誤差の計算とが互
いに独立した2つの装置および2つのコンピュータによ
りそれぞれ実行されるようになっているが、1つの装置
および1つのコンピュータにより実行することができ
る。
【0045】以上、本発明の一実施形態を図面に基づい
て詳細に説明したが、これは例示であり、前記〔発明が
解決しようとする課題,課題解決手段および発明の効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変形,改良を施した形態で本発明を実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様である歯車ピッチ誤差取得
方法を実施するのに好適な歯車ピッチ誤差取得装置を示
す系統図である。
【図2】上記歯車ピッチ誤差取得方法によりピッチ誤差
が測定される歯車対を示す斜視図である。
【図3】上記歯車ピッチ誤差取得方法においてかみ合い
伝達誤差θE がギヤの回転角θ G に応じて変化する様子
を説明するためのグラフである。
【図4】上記歯車ピッチ誤差取得方法における歯面接触
サイクルの意味を説明するためのギヤの正面図およびか
み合い伝達誤差θE のグラフである。
【図5】上記歯車ピッチ誤差取得方法を実施するために
上記歯車ピッチ誤差取得装置のコンピュータにより実行
されるピッチ誤差計算プログラムを示すフローチャート
である。
【図6】図5における代表かみ合い伝達誤差θE rep/j
の物理的な意味を説明するためのギヤの正面図である。
【図7】上記歯車ピッチ誤差取得方法においてギヤの単
一ピッチ誤差fpt,隣接ピッチ誤差fpuおよび累積ピッ
チ誤差FP がギヤの個別誤差aから計算される様子を説
明するためのグラフである。
【符号の説明】
12 コンピュータ 26 記録媒体 30 かみ合い伝達誤差測定装置 50 ギヤ 52 ピニオン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにかみ合って回転する歯車対の少な
    くとも一方の歯車のピッチ誤差を取得する方法であっ
    て、 前記歯車対を一方向にかみ合い回転させることにより、
    一方の歯車である第1歯車の絶対回転角に関連付けて、
    他方の歯車である第2歯車の絶対回転角の実際値と理論
    値との差として測定された複数のかみ合い伝達誤差のう
    ち、第1歯車の各かみ合い歯面ごとに実質的に最大とな
    る複数の誤差最大時かみ合い伝達誤差に基づき、前記第
    1歯車と第2歯車との少なくとも一方のピッチ誤差を計
    算するピッチ誤差計算工程を含む歯車ピッチ誤差取得方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ピッチ誤差計算工程が、 前記複数の誤差最大時かみ合い伝達誤差に対応する前記
    第1歯車の複数の、各かみ合い歯面ごとの相対回転角を
    複数の誤差最大時相対回転角として取得する誤差最大時
    相対回転角取得工程と、 取得された複数の誤差最大時相対回転角の平均値を平均
    相対回転角として計算する平均相対回転角計算工程とを
    含み、かつ、 前記複数のかみ合い伝達誤差のうち、それに対応する前
    記第1歯車の相対回転角が前記計算された平均相対回転
    角と実質的に一致する複数の代表かみ合い伝達誤差に基
    づき、前記第1歯車と第2歯車との少なくとも一方のピ
    ッチ誤差を計算するものである請求項1に記載の歯車ピ
    ッチ誤差取得方法。
  3. 【請求項3】 前記歯車対が、歯数が2以上である小歯
    車と、その小歯車より歯数が大きい大歯車とがかみ合っ
    て回転するものであり、 前記複数のかみ合い伝達誤差が、前記歯車対を一方向に
    かみ合い回転させることにより、前記大歯車の絶対回転
    角に関連付けて、前記小歯車の絶対回転角の実際値と理
    論値との差として測定されたものであり、 前記誤差最大時相対回転角取得工程が、前記大歯車の各
    かみ合い歯面ごとに、前記かみ合い伝達誤差が実質的に
    最大となるときの大歯車の相対回転角を誤差最大時相対
    回転角として取得するものであり、 前記ピッチ誤差計算工程が、さらに、 前記大歯車の各かみ合い歯面ごとに、大歯車の相対回転
    角が前記計算された平均相対回転角と実質的に一致する
    ときの前記代表かみ合い伝達誤差を大歯車の暫定個別誤
    差として取得する第1工程と、 前記小歯車の各かみ合い歯面ごとに、前記歯車対をかみ
    合い回転させた場合に前記大歯車の複数のかみ合い歯面
    のうち小歯車の各かみ合い歯面が互いに異なる時期に接
    触する複数のかみ合い歯面について取得された前記暫定
    個別誤差の平均値を小歯車の各かみ合い歯面の個別誤差
    として取得する第2工程と、 前記大歯車の各かみ合い歯面ごとに、前記歯車対をかみ
    合い回転させた場合に前記小歯車の複数のかみ合い歯面
    のうち大歯車の各かみ合い歯面が接触する一歯面につい
    て取得された前記個別誤差と、小歯車の複数のかみ合い
    歯面について取得された複数の前記個別誤差の平均値で
    ある平均個別誤差との差に基づき、大歯車の各かみ合い
    歯面について取得された前記暫定個別誤差を補正して最
    終個別誤差を取得する第3工程と、 前記大歯車の互いに連続した複数のかみ合い歯面につい
    て取得された複数の前記最終個別誤差の少なくとも2つ
    の差に基づいて大歯車のピッチ誤差を計算する第4工程
    と、 前記小歯車の互いに連続した複数のかみ合い歯面につい
    て取得された複数の前記個別誤差の少なくとも2つの差
    に基づいて小歯車のピッチ誤差を計算する第5工程とを
    含む請求項2に記載の歯車ピッチ誤差取得方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の歯
    車ピッチ誤差取得方法を実施するためにコンピュータに
    より実行されるプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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