JP2000321480A - プリズム装置及びプリズム装置の製造方法 - Google Patents

プリズム装置及びプリズム装置の製造方法

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JP2000321480A
JP2000321480A JP11126061A JP12606199A JP2000321480A JP 2000321480 A JP2000321480 A JP 2000321480A JP 11126061 A JP11126061 A JP 11126061A JP 12606199 A JP12606199 A JP 12606199A JP 2000321480 A JP2000321480 A JP 2000321480A
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prism
support
filler
cross
bonding
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JP11126061A
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English (en)
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Seiji Tadachi
誠二 忠地
Nobuhiko Kitahara
信彦 北原
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Chinontec KK
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Chinontec KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスプリズムを支持台に正確に位置決めし
て取り付ける。製造コストを低減する。 【解決手段】 液晶プロジェクタ用のクロスプリズム12
の支持台14側の端面12aについて、第1の直角プリズム2
1の端面21a を他の直角プリズム21,22,24の端面22a
,23a ,24a よりも突出させる。この端面21a を支持
台14の支持面27に当接し、この当接部分を基準としてク
ロスプリズム12を支持台14に支持する。端面22a ,23a
,24a と支持面27との間の空間に、紫外線硬化樹脂3
2,33,33を充填する。各直角プリズム21,22,23,24
の端面21a ,22a ,23a ,24a を正確に同一平面上に形
成しなくとも、クロスプリズム12を傾くことなく所望の
位置に容易に正確に位置決めして固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリズムを支持台
に支持したプリズム装置及びプリズム装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、液晶プロジェクタにおい
て、それぞれ光変調された赤色の色光R、緑色の色光
G、青色の色光Bをクロスプリズムにより1つの光束に
合成して所望の画像を投射面に投射する構成が知られて
いる。
【0003】そして、このクロスプリズムは、4個の直
角プリズムを直角面を互いに向かい合わせて貼り合わせ
た直方体状をなし、直角面が向かい合った十字状の接合
面に、ダイクロイック面が形成されている。そして、ダ
イクロイック面に45度の角度で向かい合うクロスプリ
ズムの3方の側面部から入射した各色光は、ダイクロイ
ック面で合成して1つの光束とされ、他の1方の側面部
から出射される。
【0004】ここで、ダイクロイック面が各色光あるい
は合成された光の光軸に対して直交していない場合は、
ダイクロイック面で透過あるいは反射されて合成された
光の光束に含まれる各色光の光軸が一致せず、投射面で
いわゆる画素ずれを生じ、画像の品質が低下する。
【0005】一方、クロスプリズムは、各側面部と直交
する端面(底面)を支持体で支持して液晶プロジェクタ
の筐体に取り付けられるが、クロスプリズムを構成する
直角プリズム同士を貼り合わせる作業の際の、クロスプ
リズムの位置決め精度などの点で、各直角プリズムの端
面を完全に揃えてクロスプリズムを構成することは困難
で、クロスプリズムの端面は、各直角プリズム毎に凹凸
を生じた状態となる。そこで、このように凹凸を生じた
クロスプリズムの端面を支持台上に支持して筐体に取り
付けると、ダイクロイック面が光軸に対して傾斜し、画
素ずれの原因となる。
【0006】この点、クロスプリズムの端面を研磨処理
して、直角プリズム毎に段差のない平滑な端面を形成し
て、支持台上に垂直に載置する構成が考えられる。しか
しながら、研磨処理を行う構成では、研磨処理の工程が
多くなり、製造コストが上昇するなどの問題を有してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、複数の
プリズム要素を互いに貼り合わせたプリズムを正確に位
置決めして支持体に取り付ける作業は容易ではなく、光
学特性が低下し、あるいは製造コストが上昇する問題を
有している。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、製造コストを低減できるとともに光学特性を良好
にできるプリズム装置及びプリズム装置の製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプリズム
装置は、複数のプリズム要素を互いに貼り合わせたプリ
ズムと、このプリズムが支持される支持部を設けた支持
台とを備え、1個のプリズム要素が支持台に直接的に当
接し、他のプリズム要素は前記支持台に充填剤を介して
接着して支持されたものである。
【0010】そして、この構成では、複数のプリズム要
素を備えたプリズムの支持構造について、1個のプリズ
ム要素を支持台に直接的に当接して位置決めの基準と
し、他のプリズム要素は充填剤を介して支持台に接着す
ることにより、プリズムが正確に位置決めして支持台に
固定され、光学特性が良好になる。また、プリズムの成
形精度を高める必要がなく、製造コストが低減される。
【0011】請求項2記載のプリズム装置は、請求項1
記載のプリズム装置において、支持台の支持部の一部
に、充填剤を介して他のプリズム要素に接着する接着領
域が設けられたものである。
【0012】そして、この構成では、支持台の支持部の
全面ではなく一部に、充填剤を介して他のプリズム要素
に接着する接着領域を設けたので、充填剤の量の削減お
よび調整が容易になり、充填剤の体積変化によるプリズ
ムの位置ずれが抑制され、光学特性が向上する。
【0013】請求項3記載のプリズム装置は、請求項1
または2記載のプリズム装置において、プリズム要素と
支持台との直接的な当接部分は、接着手段により接着さ
れたものである。
【0014】そして、この構成では、プリズムが支持台
により強固に支持される。
【0015】請求項4記載のプリズム装置は、複数のプ
リズム要素を互いに貼り合わせたプリズムと、このプリ
ズムが支持される支持部を設けた支持台とを備え、1個
のプリズム要素が支持台に直接的に当接し、この当接部
分が接着手段により接着され、他のプリズム要素は前記
支持体との間に空間部を介して離間するものである。
【0016】そして、この構成では、複数のプリズム要
素を備えたプリズムの支持構造について、1個のプリズ
ム要素を支持台に直接的に当接して位置決めの基準と
し、かつ、この当接部分を接着してプリズム全体を支持
し、他のプリズムは支持台から離間させたため、プリズ
ムが正確に位置決めして支持台に固定され、光学特性が
良好になる。また、プリズムの成形精度を高める必要が
なく、製造コストが低減される。さらに、この構成で
は、充填剤が不要で構成が簡略化されるとともに、充填
剤の体積変化などによる影響がなく、光学特性の向上が
可能になる。
【0017】請求項5記載のプリズム装置は、請求項1
ないし4いずれか記載のプリズム装置において、1個の
プリズム要素に、他のプリズム要素より支持部側に突出
する当接部が設けられたものである。
【0018】そして、この構成では、1個のプリズム要
素を支持台に直接的に当接して位置決めの基準とする構
成が容易に実現される。
【0019】請求項6記載のプリズム装置は、請求項1
ないし4いずれか記載のプリズム装置において、支持台
に、1個のプリズム要素に当接する当接部が突設された
ものである。
【0020】そして、この構成では、1個のプリズム要
素を支持台に直接的に当接して位置決めの基準とする構
成が容易に実現される。
【0021】請求項7記載のプリズム装置の製造方法
は、複数のプリズム要素を互いに貼り合わせたプリズム
と、このプリズムが支持される支持台とを備えたプリズ
ム装置の製造方法であって、複数のプリズム要素を互い
に貼り合わせてプリズムを形成するプリズム形成工程
と、前記プリズムを構成するプリズム要素の1個を支持
体に直接的に当接して支持するとともに他のプリズム要
素と支持体との間に充填剤を充填して接着するプリズム
本体接着工程とを具備したものである。
【0022】そして、この構成では、複数のプリズム要
素を備えたプリズムについて、1個のプリズム要素を支
持台に直接的に当接して位置決めの基準とし、他のプリ
ズム要素は充填剤を介して支持台に接着することによ
り、プリズムが正確に位置決めして支持台に固定され、
光学特性が良好になる。また、プリズムの成形精度を高
める必要がなく、製造コストが低減される。
【0023】請求項8記載のプリズム装置の製造方法
は、請求項7記載のプリズム装置の製造方法において、
プリズム要素と支持台との直接的な当接部分を接着して
固定し、次いで、他のプリズム要素と支持体との間に充
填剤を充填して固化させるものである。
【0024】そして、この構成では、プリズム要素と支
持台との直接的な当接部分を接着して固定しすることに
より、プリズム要素と支持体との間に充填した充填剤が
固化するまでプリズムを保持し続ける必要がなく、製造
工程が簡略化され、製造コストが低減される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプリズム装置及び
プリズム装置の製造方法の一実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0026】図1ないし図3において、11はプリズム装
置で、このプリズム装置11は、プロジェクタである液晶
プロジェクタの色合成用に用いられ、光学系であるプリ
ズムとしてのクロスプリズム12と、このクロスプリズム
12を支持する支持台14とを備えている。
【0027】そして、クロスプリズム12は、プリズム要
素としての第1ないし第4の4個の直角プリズム21,2
2,23,24の直角面を互いに対向して貼り合わせ、一体
に直方体状に形成されている。
【0028】そして、これら直角プリズム21,22,23,
24同士の貼り合わせ面には、所定の光学特性を有する光
学膜が設けられ、本実施の形態では、光学フィルターで
あるダイクロイックミラーとして、赤色の色光Rを反射
し緑色の色光Gを透過するダイクロイック面Drと、青色
の色光Bを反射し緑色の色光Gを透過するダイクロイッ
ク面Dbとが例えば誘電多層膜を真空蒸着して形成されて
いる。
【0029】また、第1の直角プリズム21は、他の直角
プリズム22,23,24よりもやや長く形成されている。す
なわち、4個の直角プリズム21,22,23,24の端面、例
えば上端面を揃えた状態で互いに貼り合わせてクロスプ
リズム12を構成すると、このクロスプリズム12は、揃え
た端面の反対側の端面である下端面である被接着面12a
において、第1の直角プリズム21の当接部としての端面
21a が他の直角プリズム22,23,24の端面22a ,23a ,
24a よりも突出した状態になっている。
【0030】また、支持台14は、プリズム台あるいはプ
リズム支持台とも呼びうるもので、図示しない液晶プロ
ジェクタの筐体にねじなどの固着具を用いて組み付けら
れる。そして、支持台14は、略平板状をなす本体部26を
備え、この本体部26の一面である上面に、クロスプリズ
ム12が載置される支持部としての平面をなす支持面27が
例えば水平に形成されている。そして、この支持面27
は、クロスプリズム12の被接着面12a とほぼ同じ大きさ
及び形状に形成されている。さらに、本体部26の3方の
縁部からは、それぞれ上側に向かい位置決め部である突
片28が突設されている。
【0031】そして、クロスプリズム12は、第1の直角
プリズム21の端面21a が突出した被接着面12a を支持面
27に向けて、支持台14に固定されている。すなわち、こ
の状態で、第1、第2、および第4の直角プリズム21,
22,24がそれぞれ突片28に係止されて位置決めされ、第
1の直角プリズム21の突出した端面21a が全面で支持面
27に当接するとともに、第2ないし第4の直角プリズム
22,23,24の端面22a,23a ,24a と支持面27との間の
空間部30に、充填剤である紫外線硬化樹脂(UV硬化樹
脂)32,33,34を充填硬化して、接着固定され、プリズ
ム装置11が構成されている。
【0032】なお、第1の直角プリズム21の端面21a
の、直角プリズム22,23,24の端面22a ,23a ,24a か
らの突出寸法は、紫外線硬化樹脂32,33,34の粘度など
の特性に応じて設定されるが、本実施の形態では、紫外
線硬化樹脂32,33,34として、電気化学工業株式会社製
の商品名「ハードロックPC2」を使用し、突出寸法を
0.1mm〜0.3mm程度に設定することにより、紫外線
硬化樹脂の体積変化の影響を抑制しつつ、確実に固定で
きた。
【0033】そして、このように構成されたプリズム装
置11は、第1の直角プリズム21を図示しない投射光学系
(撮影光学系)に向けて、支持台14を液晶プロジェクタ
の筐体の所定位置に固定される。また、液晶プロジェク
タには、光源、白色光を赤色の色光R、緑色の色光G、
青色の色光Bに分離するダイクロイックミラー、及び分
離された色光をそれぞれ変調する変調手段としての3枚
の液晶表示パネルなどが備えられている。
【0034】この状態で、第2の直角プリズム22には変
調された赤色の色光R、第3の直角プリズム23には変調
された緑色の色光G、第4の直角プリズム24には変調さ
れた青色の色光Bがそれぞれ入射し、色光毎にダイクロ
イック面Dr,Dbで反射あるいは透過され、RGBの色光
が合成されて1つの光束とされ、第1の直角プリズム21
から出射し、投射光学系を介して投影面(スクリーン)
に拡大した投射画像を投射する。
【0035】次に、このプリズム装置11の製造工程を説
明する。
【0036】まず、各直角プリズム21,22,23,24は、
棒状の直角プリズムから所望の長さに切断して作製した
もので、各直角プリズム21,22,23,24の切断面となる
下側の端面21a ,22a ,23a ,24a および上側の端面
は、それぞれダイクロイック面Dr,Dbが形成された斜面
および入射面あるいは出射面となる直角面に対して直角
に切断されている。
【0037】また、第1の直角プリズム21は、他の直角
プリズム22,23,24よりも若干長く形成する。
【0038】次いで、第1ないし第4の4個の直角プリ
ズム21,22,23,24の直角面を互いに対向して貼り合わ
せ、クロスプリズム12を形成する。このとき、各直角プ
リズム21,22,23,24の上側の端面は平面状に揃え、第
1の直角プリズム21の端面21a が他の直角プリズム22,
23,24の端面22a ,23a ,24a よりも突出した状態とす
る。
【0039】そして、このクロスプリズム12は、第1の
直角プリズム21の端面21a が突出した被接着面12a を支
持面27に向けて、第1の直角プリズム21の突出した端面
21aの全面が支持面27に当接するように、支持面27上に
載置する。この状態で、第1、第2、および第4の直角
プリズム21,22,24の斜面がそれぞれ突片28に係止され
て位置決めされる。
【0040】そして、このように第1の直角プリズム21
の端面21a を支持面27に当接した状態で、第1の直角プ
リズム21の端面21a が他の直角プリズム22,23,24の端
面22a ,23a ,24a よりも突出しているため、第2ない
し第4の直角プリズム22,23,24の端面22a ,23a ,24
a と支持面27との間に空間部(空隔)30が形成される。
【0041】そして、この空間部30に、充填剤である紫
外線硬化樹脂(UV硬化樹脂)32,33,34を充填し、紫
外線を照射して硬化させ、クロスプリズム12を支持台14
に接着固定する。
【0042】すなわち、この状態で、クロスプリズム12
は、支持台14に対し、第1の直角プリズム21の端面21a
を基準にして支持された状態で、支持台14に固定され
る。
【0043】このように、本実施の形態のクロスプリズ
ム支持構造によれば、クロスプリズム12の支持台14側の
端面12a について、いずれか1個のプリズム要素、本実
施の形態では第1の直角プリズム21の端面21a を他の直
角プリズム22,23,24の端面22a ,23a ,24a よりも突
出させ、支持台14の支持面27に当接し、この当接部分を
基準としてクロスプリズム12を支持台14に支持すること
により、各直角プリズム21,22,23,24の端面21a ,22
a ,23a ,24a が正確に面一に形成されていなくとも、
クロスプリズム12を傾くことなく所望の位置に容易に正
確に位置決めして固定でき、画素ずれなどを防止して、
光学特性を向上できる。
【0044】このため、クロスプリズム12の端面を研磨
して水平にする研磨処理の必要がなく、製造工程を簡略
化し、製造コストを低減できる。
【0045】また、上記の実施の形態では、支持台14の
支持面27は、平面状としたが、必ずしもこの構成に限ら
れず、凹部あるいは突部などを形成することもできる。
【0046】例えば、図4および図5に示す支持台14の
ように、第2ないし第4の直角プリズム22,23,24の端
面22a ,23a ,24a に対向する位置に凹部41を形成し、
それぞれ所定形状の島状などに、紫外線硬化樹脂32,3
3,34の塗布領域である接着領域32a ,33a ,34a を形
成することもできる。
【0047】そして、このように凹部41を形成した構成
では、紫外線硬化樹脂の塗布面積を小さくでき、この結
果、クロスプリズム12と紫外線硬化樹脂との膨張量の違
いに起因する紫外線硬化樹脂とクロスプリズム12との接
着面の剥離などを抑制し、クロスプリズム12を支持台14
に強固に固定できる。
【0048】さらに、凹部41を形成して接着領域32a ,
33a ,34a を形成することにより、紫外線硬化樹脂の塗
布面積を第2ないし第4の直角プリズム22,23,24に対
してそれぞれ容易に同一にすることが可能になり、紫外
線硬化樹脂の体積変化の各直角プリズム22,23,24への
影響を均等にし、クロスプリズム12の支持面27に対する
傾斜の発生を抑制でき、光学特性を向上できる。
【0049】また、上記の実施の形態では、クロスプリ
ズム12の端面12a に、支持台14の支持面27側に突出する
端面21a を設けたが、必ずしもこの構成に限られず、ク
ロスプリズム12の突出面である端面21a に代えて、ある
いは、クロスプリズム12の突出面である端面21a ととも
に、支持台14の支持面27側からクロスプリズム12側に向
かい当接部を突設することもできる。
【0050】例えば、図6ないし図8に示すように、ク
ロスプリズム12の下側の端面12a については、第1の直
角プリズム21の端面21a についても、他の直角プリズム
22,23,24の端面22a ,23a ,24a に対して意図的には
突設させずに略面一とし、代わりに、支持台14の支持面
27から、クロスプリズム12の第1の直角プリズム21の端
面21a に当接するように、凸面部である当接部27a を形
成することもできる。
【0051】そして、この構成では、支持台14の支持面
27から突設した当接部27a をクロスプリズム12の第1の
直角プリズム21の端面21a に当接し、この当接部分を基
準としてクロスプリズム12を支持台14に支持することに
より、上記の図1などに示す実施の形態と同様の作用効
果を奏し、クロスプリズム12を容易に正確に位置決めし
て固定し、光学特性を向上できる。
【0052】なお、上記の各実施の形態において、紫外
線硬化樹脂の充填は、予め支持面27の空間部30に対応す
る部分に所定量の紫外線硬化樹脂を塗布などして供給し
ておいた状態でクロスプリズム12を載置するか、あるい
は、クロスプリズム12を支持面27に載置した状態で、紫
外線硬化樹脂を充填するかのいずれでも良い。
【0053】また、空間部30への紫外線硬化樹脂32,3
3,34の充填は、第2ないし第4の直角プリズム22,2
3,24の端面22a ,23a ,24a と支持面27との間でそれ
ぞれ概ね同量となるように充填することが好ましい。な
ぜなら、この構成により、紫外線硬化樹脂32,33,34が
温度変化などにより体積に変化が生じても、各直角プリ
ズム22,23,24に対し均等に体積変化を及ぼし、紫外線
硬化樹脂32,33,34の体積変化によるクロスプリズム12
の支持面27に対する傾斜の発生を抑制でき、光学特性を
向上できるからである。
【0054】また、紫外線硬化樹脂を硬化させる際に
は、第1の直角プリズム21の突出した端面21a が支持面
27に確実に当接した状態で硬化するように、第1の直角
プリズム21を支持面27側に押圧などして位置決めした状
態で、紫外線硬化樹脂を硬化させることが好ましい。な
ぜなら、紫外線硬化樹脂は硬化する際に収縮など体積が
変化するため、押圧などして位置決めすることにより、
クロスプリズム12の紫外線硬化樹脂側などへの傾斜の発
生を抑制でき、光学特性を向上できるからである。
【0055】さらに、上記の各実施の形態では、第1の
直角プリズム21を支持面27に直接当接させ、紫外線硬化
樹脂32,33,34は空間部30へ充填するのみであったが、
紫外線硬化樹脂は、空間部30へ充填される紫外線硬化樹
脂32,33,34に加え、例えば図1に破線で示すように、
第1の直角プリズム21の端面12a と支持面27との間に接
着手段としての紫外線硬化樹脂Aを塗布などして、端面
12a と支持面27とを接着し、クロスプリズム12の固定を
より確実にすることができる。すなわち、第1の直角プ
リズム21は、支持台14に直接密着して当接させる他、何
らかの部材を介して直接的に当接させることもできる。
【0056】そして、第1の直角プリズム21の端面12a
と支持面27とを紫外線硬化樹脂で接着する場合には、こ
の部分の紫外線硬化樹脂Aを他の位置を固定する紫外線
硬化樹脂32,33,34を硬化させる前に硬化させることが
好ましい。なぜなら、この構成により、空間部30を充填
する他の部分の紫外線硬化樹脂32,33,34の硬化の際
に、第1の直角プリズム21を押圧などして位置決め保持
する作業が省略可能となり、製造コストの低減が可能に
なるからである。
【0057】また、上記の各実施の形態では、空間部30
に充填した紫外線硬化樹脂32,33,34によりクロスプリ
ズム12を支持台14に接着して固定したが、第1の直角プ
リズム21の端面12a と支持面27あるいは当接面27a とを
紫外線硬化樹脂Aなどの接着手段により充分な強度で接
着する場合には、この接着部分でクロスプリズム12の全
体を支持し、空間部30に紫外線硬化樹脂などの充填剤を
充填しない構成とすることもできる。
【0058】そして、このように空間部30に充填剤を充
填しない構成によれば、上記の各実施の形態の構成と同
様に、クロスプリズム12の支持台14側の端面12a につい
て、いずれか1個のプリズム要素、例えば第1の直角プ
リズム21の端面21a を他の直角プリズム22,23,24の端
面22a ,23a ,24a よりも突出させ、支持台14の支持面
27に当接し、この当接部分を基準としてクロスプリズム
12を支持台14に支持することにより、各直角プリズム2
1,22,23,24の端面21a ,22a ,23a ,24a が正確に
面一に形成されていなくとも、クロスプリズム12を傾く
ことなく所望の位置に容易に正確に位置決めして固定で
き、画素ずれなどを防止して、光学特性を向上でき、ク
ロスプリズム12の端面を研磨して水平にする研磨処理の
必要がなく、製造工程を簡略化し、製造コストを低減で
きる。さらに、この構成では、充填剤が不要で構成が簡
略化されるとともに、空間部30に充填した充填剤の体積
変化などによる影響がなく、光学特性の向上が可能にな
る。
【0059】さらに、上記の各実施の形態において、充
填剤は、紫外線硬化樹脂に限られず、種々の樹脂、接着
剤などを用いることもできる。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載のプリズム装置によれば、
複数のプリズム要素を備えたプリズムの支持構造につい
て、1個のプリズム要素を支持台に直接的に当接して位
置決めの基準とし、他のプリズム要素は充填剤を介して
支持台に接着することにより、プリズムを正確に位置決
めして支持台に固定でき、光学特性を良好にできるとと
もに、プリズムの成形精度を高める必要がなく、製造コ
ストを低減できる。
【0061】請求項2記載のプリズム装置によれば、請
求項1記載の効果に加え、支持台の支持部の全面ではな
く一部に、充填剤を介して他のプリズム要素に接着する
接着領域を設けたため、充填剤の量の削減および調整が
容易になり、充填剤の体積変化によるプリズムの位置ず
れを抑制し、光学特性を向上できる。
【0062】請求項3記載のプリズム装置によれば、請
求項1または2記載の効果に加え、プリズム要素と支持
台との直接的な当接部分を接着手段により接着すること
により、プリズムを支持台により強固に支持できる。
【0063】請求項4記載のプリズム装置によれば、複
数のプリズム要素を備えたプリズムの支持構造につい
て、1個のプリズム要素を支持台に直接的に当接して位
置決めの基準とし、かつ、この当接部分を接着してプリ
ズム全体を支持し、他のプリズムは支持台から離間させ
たため、プリズムを正確に位置決めして支持台に固定で
き、光学特性を良好にできる。また、プリズムの成形精
度を高める必要がなく、製造コストを低減できる。さら
に、この構成では、充填剤が不要で構成を簡略化できる
とともに、充填剤の体積変化などによる影響がなく、光
学特性の向上が可能になる。
【0064】請求項5記載のプリズム装置によれば、請
求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、1個のプリ
ズム要素を支持台に直接的に当接して位置決めの基準と
する構成を容易に実現できる。
【0065】請求項6記載のプリズム装置によれば、請
求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、1個のプリ
ズム要素を支持台に直接的に当接して位置決めの基準と
する構成を容易に実現できる。
【0066】請求項7記載のプリズム装置の製造方法に
よれば、複数のプリズム要素を備えたプリズムについ
て、1個のプリズム要素を支持台に直接的に当接して位
置決めの基準とし、他のプリズム要素は充填剤を介して
支持台に接着することにより、プリズムを正確に位置決
めして支持台に固定でき、光学特性を良好にできるとと
もに、プリズムの成形精度を高める必要がなく、製造コ
ストを低減できる。
【0067】請求項8記載のプリズム装置の製造方法に
よれば、請求項7記載の効果に加え、プリズム要素と支
持台との直接的な当接部分を接着して固定し、次いで、
他のプリズム要素と支持体との間に充填剤を充填して固
化させることにより、プリズム要素と支持体との間に充
填した充填剤が固化するまでプリズムを保持し続ける必
要がなく、製造工程が簡略化され、製造コストが低減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリズム装置及びプリズム装置の製造
方法の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上プリズム装置の側面図である。
【図3】同上プリズム装置の平面図である。
【図4】本発明のプリズム装置及びプリズム装置の製造
方法の他の実施の形態を示す支持台の斜視図である。
【図5】同上クロスプリズム装置の支持台の平面図であ
る。
【図6】本発明のプリズム装置及びプリズム装置の製造
方法のさらに他の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図7】同上プリズム装置の側面図である。
【図8】同上プリズム装置の平面図である。
【符号の説明】
11 プリズム装置 12 プリズムとしてのクロスプリズム 14 支持台 21,22,23,24 プリズム要素としての直角プリズム 21a 当接部としての端面 27 支持部としての支持面 27a 当接部 32,33,34 充填剤としての紫外線硬化樹脂 32a ,33a ,34a 接着領域 A 接着手段としての紫外線硬化樹脂

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリズム要素を互いに貼り合わせ
    たプリズムと、 このプリズムが支持される支持部を設けた支持台とを備
    え、 1個のプリズム要素が支持台に直接的に当接し、 他のプリズム要素は前記支持体に充填剤を介して接着し
    て支持されたことを特徴とするプリズム装置。
  2. 【請求項2】 支持台の支持部の一部に、充填剤を介し
    て他のプリズム要素に接着する接着領域が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリズム装置。
  3. 【請求項3】 プリズム要素と支持台との直接的な当接
    部分は、接着手段により接着されたことを特徴とする請
    求項1または2記載のプリズム装置。
  4. 【請求項4】 複数のプリズム要素を互いに貼り合わせ
    たプリズムと、 このプリズムが支持される支持部を設けた支持台とを備
    え、 1個のプリズム要素が支持台に直接的に当接し、この当
    接部分が接着手段により接着され、 他のプリズム要素は前記支持体との間に空間部を介して
    離間することを特徴とするプリズム装置。
  5. 【請求項5】 1個のプリズム要素に、他のプリズム要
    素より支持部側に突出する当接部が設けられたことを特
    徴とする請求項1ないし4いずれか記載のプリズム装
    置。
  6. 【請求項6】 支持台に、1個のプリズム要素に当接す
    る当接部が突設されたことを特徴とする請求項1ないし
    4いずれか記載のプリズム装置。
  7. 【請求項7】 複数のプリズム要素を互いに貼り合わせ
    たプリズムと、このプリズムが支持される支持台とを備
    えたプリズム装置の製造方法であって、 複数のプリズム要素を互いに貼り合わせてプリズムを形
    成するプリズム形成工程と、 前記プリズムを構成するプリズム要素の1個を支持体に
    直接的に当接して支持するとともに他のプリズム要素と
    支持体との間に充填剤を充填して接着するプリズム本体
    接着工程とを具備したことを特徴とするプリズム装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 プリズム要素と支持台との直接的な当接
    部分を接着して固定し、 次いで、他のプリズム要素と支持体との間に充填剤を充
    填して固化させることを特徴とする請求項7記載のプリ
    ズム装置の製造方法。
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